JP6286385B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6286385B2
JP6286385B2 JP2015080947A JP2015080947A JP6286385B2 JP 6286385 B2 JP6286385 B2 JP 6286385B2 JP 2015080947 A JP2015080947 A JP 2015080947A JP 2015080947 A JP2015080947 A JP 2015080947A JP 6286385 B2 JP6286385 B2 JP 6286385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
terminal
lock arm
connector
housing body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015080947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016201259A (ja
Inventor
尚一 長坂
尚一 長坂
大成 金
大成 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015080947A priority Critical patent/JP6286385B2/ja
Priority to US15/078,451 priority patent/US9985385B2/en
Priority to CN201610223479.4A priority patent/CN106058547B/zh
Publication of JP2016201259A publication Critical patent/JP2016201259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6286385B2 publication Critical patent/JP6286385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/50Bases; Cases formed as an integral body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、相手側コネクタに接合されるコネクタに関する。
コネクタとして、接合相手側のコネクタのハウジングに係合するロックアームの立ち上がり部に、相手側コネクタとの接合方向と直交する方向に貫通する中空部を形成した樹脂製のハウジングを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。このコネクタでは、中空部によってロックアームの立ち上がり部における曲げ応力が働く位置が分散され、曲げ応力が立ち上がり部の特定箇所に集中することに起因してロックアームが破損することが抑制される。
特開2013−214438号公報
ところで、コネクタのハウジングには、相手側コネクタの端子と導通接続される端子を収容する端子収容室が形成されており、この端子収容室は、相手側コネクタとの接合方向に沿って形成される。
したがって、相手側コネクタとの接合方向に沿う端子収容室と、相手側コネクタとの接合方向と直交する中空部とを有する上記コネクタでは、成形用金型が、端子収容室の成形部と中空部の成形部とが直交する方向へ移動する複雑構造となってしまい、設備費及び製造費が嵩んでしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設備費及び製造費を抑えつつロックアームの耐久性を向上させることが可能なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 相手側コネクタに接合されるコネクタであって、
端子を収容する端子収容室が前記相手側コネクタへの接合方向に沿って形成されたハウジング本体と、
該ハウジング本体に形成されたロックアームと、
該ロックアームに形成された係止突起と、
を有する樹脂製のハウジングを備え、
前記ロックアームは、前記ハウジング本体の上面における前記接合方向の前方側である先端側にて前記上面から一体で上方に隆起する連結部から前記接合方向に沿って後端側へ延在され、前記ハウジング本体を相手側コネクタのハウジングに形成された嵌合凹部に嵌合させて接合させることで、前記係止突起が前記相手側コネクタの前記ハウジングに設けられた係止部に係止され、
前記ハウジング本体には、前記接合方向と直交する幅方向における前記ロックアームの前記連結部に対応する位置にて、前記接合方向と直交する上下方向における前記上面と前記端子収容室との間にその全体が含まれるように、前記接合方向に沿う貫通孔が形成されている
ことを特徴とするコネクタ。
(2) 前記ハウジング本体には、前記幅方向に配列された複数の貫通孔が前記接合方向に沿って形成され、
これらの貫通孔の一つが前記幅方向における前記ロックアームの前記連結部に対応する位置に形成された貫通孔である
ことを特徴とする(1)に記載のコネクタ。
(3) 前記端子収容室に収容される前記端子は、相手側コネクタの端子のタブ部が挿し込まれて導通接続される電気接続部と、前記電気接続部の後端側に連続すると共に電線を圧着固定する圧着部と、を有し、
前記端子収容室において、前記端子の前記電気接続部が収容される接続部収容範囲の上壁の内面が、前記接続部収容範囲の後端側に位置する前記端子の前記圧着部が収容される圧着部収容範囲の上壁の内面より下側に位置し、
前記貫通孔は、前記接合方向において、前記ハウジング本体の先端から、前記接続部収容範囲と前記圧着部収容範囲との間の位置までにわたって形成されている
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタでは、ハウジング本体におけるロックアームの連結箇所に貫通孔が形成されているので、ロックアームの係止突起を相手側コネクタのハウジングに設けられた係止部へ係脱させる際の弾性変形時における特定箇所への曲げ応力の集中が抑制され、曲げ応力が特定箇所に集中することに起因するロックアームの破損が抑制され、ロックアームの耐久性が高められる。
また、ロックアームの特定箇所への曲げ応力の集中を抑制する貫通孔が、接合方向に沿って形成されて端子収容室と同一方向とされているので、ハウジングを成形する成形用金型における貫通孔の成形部と端子収容室の成形部とを同一方向へ移動させることができる。これにより、成形用金型の構造の複雑化による設備費及び製造費の嵩張りを抑えつつ、ロックアームの耐久性を高めることができる。
上記(2)の構成のコネクタでは、ハウジング本体における接合方向と直交する幅方向に配列された複数の貫通孔の一つをロックアームの連結箇所に形成したので、貫通孔をロックアームの連結箇所だけに形成した場合と比較し、ハウジング本体の幅方向における肉厚のばらつきを抑えることができる。これにより、ハウジング本体の成形時のヒケによる歪みを極力抑えることができ、端子収容室の成形精度を高めることができる。したがって、相手側コネクタとの接合時における端子同士の接合精度を高めることができる。また、複数の貫通孔を設けることで、使用する樹脂量を削減でき、製造コストをさらに低減させることができる。
上記(3)の構成のコネクタでは、ハウジング本体の先端から、少なくとも端子収容室における端子の電気接続部が収容される接続部収容範囲にわたって貫通孔が形成されているので、端子収容室において、端子の電気接続部が収容されるために高精度が要求される接続部収容範囲部分の成形精度を確実に高めることができる。
本発明によれば、設備費及び製造費を抑えつつロックアームの耐久性を向上させることが可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの斜視図である。 図2は、本実施形態に係るコネクタの正面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、図3におけるB部拡大図である。 図5は、相手側コネクタの正面図である。 図6は、図5におけるC−C断面図である。 図7は、本実施形態に係るコネクタの相手側コネクタへの接合について説明する接合方向に沿う縦断面図である。 図8は、本実施形態に係るコネクタと相手側コネクタとの接合状態を示す接合方向に沿う縦断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ11は、相手側コネクタ51に接合される。
コネクタ11は、樹脂製のメスハウジング(ハウジング)12を備えており、相手側コネクタ51は、樹脂製のオスハウジング(ハウジング)52を備えている。メスハウジング12は、相手側コネクタ51との接合方向前方側である先端側が嵌合部13とされており、オスハウジング52には、コネクタ11との接合方向前方側である先端側に嵌合凹部53が形成されている。そして、オスハウジング52の嵌合凹部53にメスハウジング12の嵌合部13を嵌合させることで、コネクタ11が相手側コネクタ51に接合される。
図2は、本実施形態に係るコネクタの正面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。図4は、図3におけるB部拡大図である。
図2及び図3に示すように、コネクタ11のメスハウジング12は、複数の端子収容室14が形成されたハウジング本体15を有しており、ハウジング本体15の先端側が嵌合部13とされている。これらの端子収容室14は、相手側コネクタ51との接合方向に沿って形成されている。これらの端子収容室14は、ハウジング本体15の幅方向に配列されており、その配列が上下2段とされている。それぞれの端子収容室14は、下方側から突出するランス部16を有している。また、各端子収容室14は、ハウジング本体15の先端側に、開口部17を有している。
端子収容室14には、接合方向後方側である後端側からメス端子(端子)21が収容される。メス端子21は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、電気接続部22と圧着部23とを有している。圧着部23には、導体の周囲を外被で覆った絶縁電線24が圧着されて導通接続されている。このメス端子21は、端子収容室14に対して、ハウジング本体15の後端側から挿入されることで、電気接続部22がランス部16に係止される。これにより、メス端子21は、端子収容室14内に収容された状態に保持される。
メスハウジング12には、ハウジング本体15の上面15a側に、ロックアーム31及び複数のガイド突条36が形成されている。
ロックアーム31は、ハウジング本体15の上面15aにおける幅方向の中央位置に設けられている。このロックアーム31は、ハウジング本体15の先端側に連結されており、この連結部32から相手側コネクタ51との接合方向に沿って後端側へ延在されている。このロックアーム31には、その後端近傍に、上方へ突出する係止突起33が形成されている。この係止突起33には、ロックアーム31の後端側へ向かって次第に上方へ傾斜する傾斜面からなるガイド面34が形成されている。ロックアーム31には、その後端部に、上方へ突出する押圧部35が形成されている。ロックアーム31は、押圧部35がハウジング本体15へ向かって押圧されることで、ハウジング本体15側へ弾性変形される。
ガイド突条36は、ハウジング本体15の上面15aに、幅方向へ間隔をあけて設けられている。これらのガイド突条36は、相手側コネクタ51との接合方向に沿って形成されている。
メスハウジング12のハウジング本体15は、複数の貫通孔37を有している。これらの貫通孔37は、ハウジング本体15における上段側の端子収容室14と上面15aとの間に形成されている。これらの貫通孔37のうちのハウジング本体15の幅方向中央の位置に形成された貫通孔37Aは、ハウジング本体15におけるロックアーム31との連結部32に形成されている。
図4に示すように、貫通孔37は、ハウジング本体15の先端から、少なくとも端子収容室14におけるメス端子21の電気接続部22が収容される接続部収容範囲14aにわたって形成されている。
図5は、相手側コネクタの正面図である。図6は、図5におけるC−C断面図である。
図5及び図6に示すように、相手側コネクタ51のオスハウジング52は、複数の端子収容室54が形成されたハウジング本体55を有している。ハウジング本体55の先端側には、フード部50が形成されており、このフード部50の内側が嵌合凹部53とされている。端子収容室54は、コネクタ11との接合方向に沿って形成されている。これらの端子収容室54は、ハウジング本体55の幅方向に配列されており、その配列が上下2段とされている。それぞれの端子収容室54は、下方側から突出するランス部56を有している。また、各端子収容室54は、ハウジング本体55の先端側に、挿通孔57を有している。
端子収容室54には、接合方向後方側である後端側からオス端子(端子)61が収容される。オス端子61は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、電気接続部62と圧着部63とを有している。電気接続部62は、前方へ突出するタブ部62aを有している。圧着部63には、導体の周囲を外被で覆った絶縁電線64が圧着されて導通接続されている。このオス端子61は、端子収容室54に対して、ハウジング本体55の後端側から挿入されることで、電気接続部62がランス部66に係止される。これにより、オス端子61は、端子収容室54内に収容された状態に保持される。そして、この端子収容室54へオス端子61を収容させることで、電気接続部62のタブ部62aが挿通孔57から嵌合凹部53内へ突出される。
オスハウジング52には、フード部50の上部における内面側に、ロック溝部71及びガイド溝部76が形成されている。ロック溝部71は、フード部50の幅方向中央に形成されている。このロック溝部71には、フード部50の先端側に、係止爪(係止部)72が形成されている。係止爪72には、フード部50の後端側へ向かって次第に下方へ傾斜する傾斜面からなるガイド面74が形成されている。
ガイド溝部76は、フード部50の上部における内面に、幅方向へ間隔をあけて設けられている。これらのガイド溝部76は、コネクタ11との接合方向に沿って形成されている。
次に、コネクタ11を相手側コネクタ51に接合する場合について説明する。
図7は、本実施形態に係るコネクタの相手側コネクタへの接合について説明する接合方向に沿う縦断面図である。図8は、本実施形態に係るコネクタと相手側コネクタとの接合状態を示す接合方向に沿う縦断面図である。
図7に示すように、コネクタ11を相手側コネクタ51に接合すべく、コネクタ11のメスハウジング12の先端を相手側コネクタ51のオスハウジング52の先端に向けて近接させる。そして、メスハウジング12のハウジング本体15の嵌合部13を、オスハウジング52のフード部50の嵌合凹部53に挿し込む。すると、メスハウジング12のガイド突条36が、オスハウジング52のフード部50のガイド溝部76に入り込み、相手側コネクタ51に対してコネクタ11が接合方向へガイドされる。また、メスハウジング12のロックアーム31が、オスハウジング52のロック溝部71に入り込む。
メスハウジング12のハウジング本体15の嵌合部13を、オスハウジング52のフード部50の嵌合凹部53へさらに挿し込むと、ロックアーム31の係止突起33のガイド面34が係止爪72のガイド面74に当接して互いに摺動する。これにより、ロックアーム31は、その後端側がハウジング本体15側へ押圧され、全体が撓むように弾性変形される。
ここで、ハウジング本体15には、ロックアーム31との連結部32に貫通孔37Aが形成されている。これにより、ロックアーム31では、連結部32における剛性が低くされ、後端側が押圧された際に、特定箇所に曲げ応力が集中することなく、全体が均一撓むこととなる。これにより、曲げ応力が特定箇所に集中することに起因するロックアーム31の破損が抑制される。
図8に示すように、メスハウジング12のハウジング本体15の嵌合部13を、オスハウジング52のフード部50の嵌合凹部53へさらに挿し込むことで、ロックアーム31の係止突起33が係止爪72を超えてオスハウジング52のハウジング本体55側に達すると、係止爪72から係止突起33が外れ、弾性変形していたロックアーム31が復元する。これにより、ロックアーム31の係止突起33が係止爪72に係止され、オスハウジング52とメスハウジング12とが接合された状態にロックされる。この接合状態で、オス端子61のタブ部62aがメスハウジング12のハウジング本体15の先端側の開口部17からメス端子21の電気接続部22に挿し込まれて保持され、メス端子21とオス端子61とが導通接続され、絶縁電線24,64同士が導通される。
このようにして相手側コネクタ51に接合させたコネクタ11を相手側コネクタ51から取り外すには、ロックアーム31の後端部の押圧部35をハウジング本体15側へ向かって押圧する。すると、ロックアーム31の全体が撓むように弾性変形され、ロックアーム31の係止突起33に対する係止爪72の係止によるロックが解除される。
このときも、ハウジング本体15には、ロックアーム31との連結部32に貫通孔37Aが形成されているので、ロックアーム31は、特定箇所に曲げ応力が集中することなく、全体が均一撓むこととなり、曲げ応力が特定箇所に集中することに起因するロックアーム31の破損が抑制される。
次に、ロックアーム31の押圧部35を押圧してロックを解除した状態で、コネクタ11を相手側コネクタ51から引き離す。すると、メスハウジング12のハウジング本体15の嵌合部13がオスハウジング52のフード部50の嵌合凹部53から引き抜かれる。これにより、オス端子61のタブ部62aがメス端子21の電気接続部22から引き抜かれ、メス端子21とオス端子61との導通接続が解除される。
以上、説明したように、本実施形態に係るコネクタ11によれば、ハウジング本体15におけるロックアーム31の連結箇所に貫通孔37Aが形成されているので、ロックアーム31の係止突起33を係止爪72へ係脱させる際の弾性変形時における特定箇所への曲げ応力の集中が抑制され、曲げ応力が特定箇所に集中することに起因するロックアーム31の破損が抑制され、ロックアーム31の耐久性が高められる。
また、ロックアーム31の特定箇所への曲げ応力の集中を抑制する貫通孔37Aが、接合方向に沿って形成されて端子収容室14と同一方向とされているので、メスハウジング12を成形する成形用金型における貫通孔37Aの成形部と端子収容室14の成形部とを同一方向へ移動させることができる。これにより、成形用金型の構造の複雑化による設備費及び製造費の嵩張りを抑えつつ、ロックアーム31の耐久性を高めることができる。
ところで、ハウジング本体15におけるロックアーム31の連結箇所だけに貫通孔37Aを形成すると、ハウジング本体15の幅方向における肉厚にばらつきが生じる。すると、メスハウジング12の成形時のヒケによってハウジング本体15が歪んでしまい、端子収容室14の成形精度が低下し、この端子収容室14に収容したメス端子21の配置の精度も低下する。
しかし、本実施形態に係るコネクタ11では、ハウジング本体15における接合方向と直交する幅方向に配列された複数の貫通孔37の一つの貫通孔37Aをロックアーム31の連結箇所に形成したので、貫通孔37Aをロックアーム31の連結箇所だけに形成した場合と比較し、ハウジング本体15の幅方向における肉厚のばらつきを抑えることができる。これにより、ハウジング本体15の成形時のヒケによる歪みを極力抑えることができ、端子収容室14の成形精度を高めることができる。したがって、相手側コネクタ51との接合時におけるメス端子21とオス端子61との接合精度を高めることができる。また、複数の貫通孔37を設けることで、使用する樹脂量を削減でき、製造コストをさらに低減させることができる。
特に、ハウジング本体15の先端から、少なくとも端子収容室14におけるメス端子21の電気接続部22が収容される接続部収容範囲14aにわたって貫通孔37が形成されているので、端子収容室14において、メス端子21の電気接続部22が収容されるために高精度が要求される接続部収容範囲14a部分の成形精度を確実に高めることができる。
ところで、図4に示すように、端子収容室14は、接続部収容範囲14aの後端側に、絶縁電線24を圧着するメス端子21の圧着部23のカシメ片が収容される範囲であるカシメ片収容範囲14bと、接続部収容範囲14aとカシメ片収容範囲14bとを繋ぐ傾斜部を形成する傾斜部形成範囲14cとを備えており、接続部収容範囲14aは、メス端子21とランス部16との間の係止保持力を高めるため、カシメ片収容範囲14bより、各端子収容室14を形成する底壁14d(図3参照)から高さ方向に低くくされている。
このような端子収容室14を有するメスハウジング12において、貫通孔37をカシメ片収容範囲14bに達するまで形成すると、端子収容室14のカシメ片収容範囲14bにおける上壁14eについて、所定の厚さを確保できなくなる。所定の厚さを確保できない構成では、端子収容室14の長手方向と直交する方向に絶縁電線24が引っ張られた際に、端子収容室14の上壁14eに負荷がかかり、メスハウジング12の損傷を招くおそれがある。
本実施形態では、貫通孔37の奥行は、カシメ片収容範囲14bに至らず、傾斜部形成範囲14cで止めているので、メスハウジング12は、端子収容室14のカシメ片収容範囲14bにおける上壁14eについて所定の厚さを確保することができる。これにより、端子収容室14の長手方向と直交する方向に絶縁電線24が引っ張られたとしても、端子収容室14の上壁14eへの負荷による損傷を抑えることができる。なお、貫通孔37の奥行は、傾斜部形成範囲14cに至らず、接続部収容範囲14aで止めても良い。
なお、本発明は、相手側コネクタ51のオスハウジング52とロックするロックアーム31を有するものであれば、いかなるコネクタであっても良く、例えば、防水構造を有する防水コネクタまたは防水構造のない非防水コネクタのいずれであっても良い。
また、上記実施形態では、ロックアーム31の係止突起33が相手側コネクタ51のオスハウジング52の係止爪72に係止される構造を例にとって説明したが、オスハウジング52の嵌合凹部53に係止穴を形成しており、この係止孔にロックアーム31の係止突起33が係止される構造であっても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 相手側コネクタ(51)に接合されるコネクタ(11)であって、
端子(メス端子21)を収容する端子収容室(14)が前記相手側コネクタへの接合方向に沿って形成されたハウジング本体(15)と、
該ハウジング本体に形成されたロックアーム(31)と、
該ロックアームに形成された係止突起(33)と、
を有する樹脂製のハウジング(メスハウジング12)を備え、
前記ロックアームは、前記ハウジング本体における前記接合方向の前方側である先端側に一体に連結されて前記接合方向に沿って後端側へ延在され、前記ハウジング本体を相手側コネクタのハウジング(オスハウジング52)に形成された嵌合凹部(53)に嵌合させて接合させることで、前記係止突起が前記相手側コネクタの前記ハウジングに設けられた係止部(係止爪72)に係止され、
前記ハウジング本体には、前記ロックアームの連結箇所に、前記接合方向に沿う貫通孔(37A)が形成されている
ことを特徴とするコネクタ。
[2] 前記ハウジング本体には、前記接合方向と直交する幅方向に配列された複数の貫通孔(37)が前記接合方向に沿って形成され、
これらの貫通孔の一つが前記ロックアームの連結箇所に形成された貫通孔(37A)である
ことを特徴とする[1]に記載のコネクタ。
[3] 前記端子収容室に収容される前記端子は、相手側コネクタの端子(オス端子61)のタブ部(62a)が挿し込まれて導通接続される電気接続部(22)を有し、
前記貫通孔は、前記ハウジング本体の先端から、少なくとも前記端子収容室における前記端子の前記電気接続部が収容される接続部収容範囲(14a)にわたって形成されている
ことを特徴とする[2]に記載のコネクタ。
11:コネクタ
12:メスハウジング(ハウジング)
14:端子収容室
14a:接続部収容範囲
15:ハウジング本体
21:メス端子(端子)
22:電気接続部
31:ロックアーム
33:係止突起
37,37A:貫通孔
51:相手側コネクタ
52:オスハウジング(ハウジング)
53:嵌合凹部
61:オス端子(端子)
62a:タブ部
72:係止爪(係止部)

Claims (3)

  1. 相手側コネクタに接合されるコネクタであって、
    端子を収容する端子収容室が前記相手側コネクタへの接合方向に沿って形成されたハウジング本体と、
    該ハウジング本体に形成されたロックアームと、
    該ロックアームに形成された係止突起と、
    を有する樹脂製のハウジングを備え、
    前記ロックアームは、前記ハウジング本体の上面における前記接合方向の前方側である先端側にて前記上面から一体で上方に隆起する連結部から前記接合方向に沿って後端側へ延在され、前記ハウジング本体を相手側コネクタのハウジングに形成された嵌合凹部に嵌合させて接合させることで、前記係止突起が前記相手側コネクタの前記ハウジングに設けられた係止部に係止され、
    前記ハウジング本体には、前記接合方向と直交する幅方向における前記ロックアームの前記連結部に対応する位置にて、前記接合方向と直交する上下方向における前記上面と前記端子収容室との間にその全体が含まれるように、前記接合方向に沿う貫通孔が形成されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジング本体には、前記幅方向に配列された複数の貫通孔が前記接合方向に沿って形成され、
    これらの貫通孔の一つが前記幅方向における前記ロックアームの前記連結部に対応する位置に形成された貫通孔である
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子収容室に収容される前記端子は、相手側コネクタの端子のタブ部が挿し込まれて導通接続される電気接続部と、前記電気接続部の後端側に連続すると共に電線を圧着固定する圧着部と、を有し、
    前記端子収容室において、前記端子の前記電気接続部が収容される接続部収容範囲の上壁の内面が、前記接続部収容範囲の後端側に位置する前記端子の前記圧着部が収容される圧着部収容範囲の上壁の内面より下側に位置し、
    前記貫通孔は、前記接合方向において、前記ハウジング本体の先端から、前記接続部収容範囲と前記圧着部収容範囲との間の位置までにわたって形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
JP2015080947A 2015-04-10 2015-04-10 コネクタ Active JP6286385B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015080947A JP6286385B2 (ja) 2015-04-10 2015-04-10 コネクタ
US15/078,451 US9985385B2 (en) 2015-04-10 2016-03-23 Connector having a housing with a lock arm
CN201610223479.4A CN106058547B (zh) 2015-04-10 2016-04-11 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015080947A JP6286385B2 (ja) 2015-04-10 2015-04-10 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016201259A JP2016201259A (ja) 2016-12-01
JP6286385B2 true JP6286385B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=57112868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015080947A Active JP6286385B2 (ja) 2015-04-10 2015-04-10 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9985385B2 (ja)
JP (1) JP6286385B2 (ja)
CN (1) CN106058547B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6963593B2 (ja) * 2019-08-09 2021-11-10 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付き電線
KR20220057757A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 현대자동차주식회사 조인트 커넥터

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3264311B2 (ja) * 1995-09-25 2002-03-11 矢崎総業株式会社 コネクタの結合検知装置
JP3724703B2 (ja) * 2000-06-05 2005-12-07 矢崎総業株式会社 半嵌合防止コネクタ
JP3495000B2 (ja) 2001-01-31 2004-02-09 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP4047731B2 (ja) 2003-01-10 2008-02-13 三菱電線工業株式会社 電気コネクタ
JP4839989B2 (ja) 2006-07-04 2011-12-21 住友電装株式会社 コネクタ
JP5067204B2 (ja) * 2008-03-04 2012-11-07 日産自動車株式会社 コネクタのロック機構及びロック方法
JP2010170967A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Yazaki Corp コネクタのロック構造
JP2010277946A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP5287947B2 (ja) * 2011-07-25 2013-09-11 住友電装株式会社 コネクタ
JP2013214438A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ及び電気接続装置
JP5979526B2 (ja) * 2013-05-08 2016-08-24 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
CN106058547A (zh) 2016-10-26
CN106058547B (zh) 2018-07-13
US9985385B2 (en) 2018-05-29
US20160301158A1 (en) 2016-10-13
JP2016201259A (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9444172B2 (en) Connector
US9627815B2 (en) Receptacle connector for cable
US20180048078A1 (en) Cable connector assembly with wire spacing component
US20180131117A1 (en) Joint connector
JP2018200765A (ja) コネクタ
JP5012072B2 (ja) 基板用コネクタ
JP6334456B2 (ja) コネクタ及びその製造方法
JP2016009527A (ja) コネクタ
JP6286385B2 (ja) コネクタ
JP6295230B2 (ja) コネクタ及びその製造方法
JP6048342B2 (ja) コネクタ
US11349242B2 (en) Male wire terminal and male wire connector
JP6782574B2 (ja) コネクタ
US9537256B2 (en) Connector
JP6166707B2 (ja) コネクタ
JP6556521B2 (ja) コネクタ構造
US11196201B2 (en) Male terminal and connector pair
JP7194332B2 (ja) 端子、コネクタ、およびコネクタ構成体
JP5865425B2 (ja) コネクタ
JP2019036466A (ja) コネクタ
CN111509448B (zh) 接头连接器
JP7100809B2 (ja) 端子、および端子付き電線
JP4908598B2 (ja) 電気コネクタ
JP6404601B2 (ja) 端子金具とコネクタハウジングとの係止構造
JP6371590B2 (ja) 端子金具とコネクタハウジングとの係止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6286385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250