JP6782574B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、相手側コネクタに嵌合されるコネクタに関する。
雄端子に接触する主ばね片が設けられた雌端子を備えたコネクタにおいて、主ばね片の外面側において前方への片持ち梁状をなして延出する補助ばね片が形成され、補助ばね片の基端部に膨出部を設けることで補助ばね片の剛性を向上させ、主ばね片を補強して雄端子に対する接触圧を高めたコネクタが知られている(特許文献1参照)。
特開2006−100233号公報
しかしながら、端子自体に形成する補強片では、主ばね片の補強に限度がある。即ち、コネクタがさらに小型化されて雌端子も小型となると、補強片を設けただけでは主ばね片を十分に補強することが困難となり、雄端子との接触圧の低下によって電気的接続の信頼性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気的接続の信頼性に優れたコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 筒状の電気接続部を有するメス端子と、前記メス端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手側コネクタと嵌合されることで、前記相手側コネクタのオス端子が前記メス端子の前記電気接続部に挿し込まれて導通されるコネクタであって、
前記電気接続部は、挿し込まれた前記オス端子に弾性接触するバネ片を有し、
前記ハウジングは、前記端子収容室に収容される前記メス端子に形成された係止孔に嵌合して前記メス端子を係止する可撓係止片を有し、
前記バネ片は、前記係止孔より前記メス端子の後端側から前記係止孔より前記メス端子の先端側に位置する自由端まで前記係止孔を跨ぐように前記先端側へ延びる片持ち梁状に形成され、前記バネ片の先端部には、前記電気接続部の内方へ膨出すると共に前記オス端子に接触する接点が形成され、
前記可撓係止片は、嵌合方向前方へ延出する片持ち梁状に形成され、前記バネ片に対して前記電気接続部に挿し込まれた前記オス端子と反対側に配置されて前記バネ片における前記接点より前記基端側を前記オス端子側へ押圧する
ことを特徴とするコネクタ。
(2) 前記メス端子は、前記バネ片における前記電気接続部に挿し込まれた前記オス端子の反対側に、前記バネ片側へ突設されて前記バネ片を前記オス端子側へ向けて押圧する押圧部を有する
ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
(3) 前記ハウジングに装着され、前記端子収容室に収容された前記メス端子を係止するリテーナを備える
ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタでは、相手側コネクタに嵌合することでオス端子がメス端子の電気接続部に挿し込まれると、バネ片がオス端子に弾性接触することで、オス端子とメス端子とが電気的に接続される。このとき、バネ片は、メス端子の係止孔に入り込んでメス端子を係止する可撓係止片によってオス端子側へ押圧される。これにより、バネ片は、自己の弾性力に可撓係止片の押圧力が加えられた接触圧によってオス端子に接触することとなり、電気的接続の信頼性が高められる。
上記(2)の構成のコネクタでは、バネ片が押圧部によってオス端子側へ向けて押圧されるので、バネ片のオス端子への接触圧をさらに高めることができる。
上記(3)の構成のコネクタでは、ハウジングの端子収容室に収容されたメス端子が、可撓係止片とリテーナとで二重に係止される。したがって、端子収容室からのメス端子の抜け止めを確実に施すことができる。
更に、例えば、相手側コネクタへコネクタを嵌合させる際にハウジングが相手ハウジングに対して傾いて嵌合されることで、可撓係止片がバネ片を介してオス端子によって係止孔から係止解除方向に押圧されたとしても、メス端子はリテーナによって係止されているので、メス端子のハウジングからの抜けを防止することができる。
本発明によれば、電気的接続の信頼性に優れたコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの斜視図である。 図2は、互いに嵌合された相手側コネクタ及びコネクタの一部破断斜視図である。 図3は、本実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。 図4は、図1におけるコネクタのA−A断面図である。 図5は、コネクタハウジングの縦断面図である。 図6は、図1における相手側コネクタのB−B断面図である。 図7は、本実施形態に係るコネクタの相手側コネクタへの嵌合途中における図2のC−C断面図である。 図8は、本実施形態に係るコネクタの相手側コネクタへの嵌合状態における図2のC−C断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタ10及び相手側コネクタ70の斜視図である。図2は、互いに嵌合された相手側コネクタ70及びコネクタ10の一部破断斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るコネクタ10は、相手側コネクタ70に嵌合される。
コネクタ10は、相手側コネクタ70との嵌合方向前方側である先端側が嵌合部13とされており、相手側コネクタ70は、コネクタ10との嵌合方向前方側である先端側が開口した嵌合凹部73を有している。そして、相手側コネクタ70の嵌合凹部73にコネクタ10の嵌合部13を嵌合させることで、コネクタ10が相手側コネクタ70に接続される。
図3は、本実施形態に係るコネクタ10の分解斜視図である。図4は、図1におけるコネクタ10のA−A断面図である。
図3及び図4に示すように、コネクタ10は、筒状の電気接続部51を有するメス端子50と、メス端子50が収容される端子収容室21を有するハウジングであるメスハウジング20と、端子収容室21に収容されたメス端子50を係止するリテーナ40とを備えている。
メスハウジング20は、電気絶縁性の樹脂から成形されたもので、その先端側が嵌合部13とされている。メスハウジング20は、複数(本実施形態では4つ)の端子収容室21を有している。端子収容室21は、相手側コネクタ70との嵌合方向に沿って形成されており、メスハウジング20の幅方向に一列に配列されている。各端子収容室21は、メスハウジング20の先端側に開口部22を有している。
メスハウジング20のそれぞれの端子収容室21は、一側面から端子収容室21の内方へ突出する可撓係止片であるランス23を有している。ランス23は、前方へ延出する片持ち梁状に形成されており、その先端側が端子収容室21内へ入り込んでいる。また、このランス23は、その先端における端子収容室21側に、係止段部24を有している。メスハウジング20には、その先端側における開口部22のランス23側(図中、下側)に、空間部25が形成されており、ランス23の端子収容室21と反対側には、空間部25の一部からなる可撓空間25aが設けられている。
メスハウジング20には、そのランス23側の下部に、各端子収容室21に達する係合凹部26が形成されている。更に、メスハウジング20には、係合凹部26の両側を含む両側面に、装着凹部27が形成されている。そして、メスハウジング20の装着凹部27の形成箇所には、下方側から順に、仮係止突起28及び本係止突起29が形成されている。
メスハウジング20は、ロックアーム31と、ガイド溝32とを有している。ロックアーム31は、メスハウジング20の係合凹部26が形成された面と反対側の面(図中、上面)における幅方向の中央位置に設けられている。このロックアーム31は、メスハウジング20の先端側に連結されており、相手側コネクタ70との嵌合方向に沿って後端側へ延在されている。このロックアーム31には、その後端近傍に、上方へ突出するロック爪33が形成されている。ロックアーム31には、その後端部に押圧部35が形成されている。ロックアーム31は、押圧部35がメスハウジング20へ向かって押圧されることで、端子収容室21側へ弾性変形される。ガイド溝32は、メスハウジング20の前後方向に沿って、ロックアーム31の両側に形成されている。
リテーナ40は、電気絶縁性の樹脂から成形されたもので、一対の側板41と、これらの側板41の間に設けられた係止ブロック42とを有している。側板41は、その上縁に、互いの対向側へ突出された係止部43を有している。リテーナ40は、メスハウジング20に対して係合凹部26の側方側(図中、下方側)から装着される。リテーナ40は、側板41をメスハウジング20の装着凹部27に嵌め込むように、メスハウジング20に装着される。これにより、リテーナ40の係止ブロック42が係合凹部26に嵌め込まれる。
このように、メスハウジング20に装着されたリテーナ40は、側板41の係止部43が仮係止突起28に係止された仮係止状態に装着される。この仮係止状態では、係合凹部26に嵌め込まれた係止ブロック42が、端子収容室21内に突出しない状態とされる。この仮係止状態からリテーナ40をメスハウジング20側へ押し込むと、側板41の係止部43が本係止突起29に係止された本係止状態に装着される。この本係止状態では、係合凹部26に嵌め込まれた係止ブロック42の一部が、端子収容室21内に突出した状態とされる。
メス端子50は、例えば、銅または銅合金などの導電性の金属板を所定形状に打ち抜いたものに曲げ加工等を施すことにより、前後方向に細長い形状に作製される。メス端子50の先端側には、角筒状の電気接続部51が形成されており、後端側には、電線60が圧着接続される圧着部61が形成されている。圧着部61は、導体65の周囲を外被66で覆った電線60の端部が圧着されて導通接続されている。圧着部61は、導体加締め部62と、被覆加締め部63とを有している。導体加締め部62は、外被66から露出された導体65に加締められ、被覆加締め部63は、外被66に加締められている。
電気接続部51の底部には、底板部52とバネ片53とが重ね合わされている。底板部52の上部に重ね合わされたバネ片53は、前方への片持ち梁状に形成されている。バネ片53は、前方へ向かって次第に電気接続部51の内方へ延在されており、その先端部には、上方へ膨出する接点54が形成されている。電気接続部51の底板部52には、係止孔55が形成されている。この係止孔55の後方側の縁部は、バネ片53側へ突設された押圧部56とされており、バネ片53は、その基端部が押圧部56によって上方へ押し上げられるように押圧されて支持され、これにより、前方へ向かって次第に上方へ傾けられている。また、電気接続部51の上部を構成する上板部57には、二つの接触突起58が電気接続部51の内方へ向かって突出されている。これらの接触突起58は、前後に間隔をあけて配置されている。バネ片53の接点54は、これら接触突起58の間に配置されている。
図5に示すように、メス端子50をメスハウジング20に装着するには、まず、メスハウジング20に装着したリテーナ40を仮係止状態にしておく。この状態で、メスハウジング20の端子収容室21へ、その後端側からメス端子50を挿し込む。このとき、メス端子50は、リテーナ40に干渉することなく、端子収容室21内に入り込む。
このように、メス端子50を端子収容室21へ挿し込むと、メスハウジング20のランス23がメス端子50の電気接続部51によって下方へ押圧され、可撓空間25a側へ撓むように弾性変形する。
メス端子50をさらに端子収容室21内へ挿し込むことで、電気接続部51の係止孔55がランス23の先端位置に達すると、ランス23への押圧が解除され、弾性変形していたランス23が復元し、ランス23の先端部分が係止孔55内に嵌合する。そして、係止孔55の前方側の縁部にランス23の係止段部24が係止され、メス端子50の端子収容室21からの抜け止めがなされる。これにより、メス端子50は、端子収容室21内に収容された状態に保持される。
メス端子50が端子収容室21に収容されたら、リテーナ40をメスハウジング20側へ押し込んで本係止状態とする。このように、リテーナ40を本係止状態とすると、リテーナ40の係止ブロック42の一部が端子収容室21内に突出されてメス端子50の電気接続部51の後端側に配置される。これにより、メス端子50は、ランス23とともに、リテーナ40の係止ブロック42によって端子収容室21からの抜け止めがなされる。
図6に示すように、相手側コネクタ70は、各種の機器に設けられた機器側コネクタであり、オスハウジング80と、オス端子90とを備えている。オスハウジング80は、電気絶縁性の樹脂から成形されたもので、機器のケースに一体的に形成されている。なお、オスハウジング80は、機器のケースに取り付けられる別体であっても良い。オスハウジング80は、後壁部81と、この後壁部81の周縁から一方側へ延在された周壁部82とを有した断面視凹状に形成されている。周壁部82は、底面を形成する底面部83と、側面を形成する側面部84と、上面を形成する上面部85とを有している。このオスハウジング80は、後壁部81と反対側が開口した嵌合凹部73を構成しており、この嵌合凹部73にメスハウジング20の嵌合部13が嵌合される。
オスハウジング80の上面部85には、その内面側に、一対のガイド突条86が形成されている(図1参照)。ガイド突条86は、幅方向に間隔をあけて形成されており、オスハウジング80の前後方向に沿って延在されている。また、オスハウジング80の上面部85には、開口側の縁部に、内方へ突出するロック用突起87が形成されている。
オス端子90は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、タブ状に形成されている。オス端子90は、複数設けられており、それぞれオスハウジング80の後壁部81に固定されている。オス端子90は、例えばオスハウジング80に対してコネクタ10のメス端子50と同一ピッチで一列に配列された状態でインサート成形によって一体的に設けられている。なお、オス端子90は、後壁部81に形成した圧入孔に圧入することで後壁部81に固定しても良い。オス端子90は、嵌合凹部73に嵌合されるコネクタ10のメス端子50の電気接続部51に挿し込まれて導通接続される。
次に、コネクタ10を相手側コネクタ70に嵌合する場合について説明する。
図7及び図8は、本実施形態に係るコネクタ10の相手側コネクタへの嵌合過程について説明する図であって、それぞれ図2のC−C断面図である。
コネクタ10を相手側コネクタ70に嵌合すべく、コネクタ10のメスハウジング20の先端を相手側コネクタ70のオスハウジング80の先端に向けて近接させる。そして、メスハウジング20の嵌合部13を、オスハウジング80の嵌合凹部73に挿し込む。すると、オスハウジング80のガイド突条86が、メスハウジング20のガイド溝32に入り込み、相手側コネクタ70に対してコネクタ10が嵌合方向へガイドされる。
図7に示すように、この状態で、メスハウジング20が、オスハウジング80へ挿し込まれると、オスハウジング80のオス端子90がメスハウジング20の先端側の開口部22からメス端子50の電気接続部51に挿し込まれ、バネ片53の接点54と上板部57の前方側の接触突起58との間に入り込む。
図8に示すように、メスハウジング20が、オスハウジング80へさらに挿し込まれると、電気接続部51にオス端子90がさらに挿し込まれることで、バネ片53が押し下げられて下方へ撓むように弾性変形し、バネ片53がオス端子90に弾性接触する。これにより、電気接続部51において、オス端子90が、弾性変形されたバネ片53の弾性力によって、上板部57の前後の接触突起58とバネ片53の接点54とで挟持された状態となり、メス端子50とオス端子90とが電気的に接続される。
このとき、下方へ撓まされたバネ片53は、係止孔55に入り込んでいるランス23に当接される。これにより、メス端子50の電気接続部51では、バネ片53がランス23によってオス端子90側へ押圧されることとなる。そこで、バネ片53が、自己の弾性力にランス23の弾性力からなる押圧力が加えられた接触圧によってオス端子90に対し接触する。
このように、コネクタ10のメスハウジング20が相手側コネクタ70のオスハウジング80に挿し込まれると、メスハウジング20のロックアーム31のロック爪33がオスハウジング80のロック用突起87を係止する。これにより、コネクタ10と相手側コネクタ70との嵌合状態が維持される。
相手側コネクタ70に対するコネクタ10の嵌合を解除するには、ロックアーム31の後端部の押圧部35を押圧する。すると、ロックアーム31の全体が撓むように弾性変形され、ロックアーム31のロック爪33がロック用突起87から外されてロックが解除される。
この状態で、コネクタ10を相手側コネクタ70から引き離すと、メスハウジング20の嵌合部13がオスハウジング80の嵌合凹部73から引き抜かれる。これにより、オス端子90がメス端子50の電気接続部51から引き抜かれ、メス端子50とオス端子90との電気的接続が解除される。
以上、説明したように、本実施形態に係るコネクタ10によれば、相手側コネクタ70に嵌合することでオス端子90がメス端子50の電気接続部51に挿し込まれると、バネ片53がオス端子90に弾性接触することで、オス端子90とメス端子50とが電気的に接続される。このとき、バネ片53は、メス端子50の係止孔55に入り込んでメス端子50を係止するランス23によってオス端子90側へ押圧される。これにより、バネ片53は、自己の弾性力にランス23の押圧力が加えられた接触圧によってオス端子90に接触することとなり、電気的接続の信頼性が高められる。
また、本実施形態のコネクタ10は、バネ片53に対して電気接続部51に挿し込まれたオス端子90の反対側に設けられた押圧部56によって、バネ片53がオス端子90側へ向けて押圧されるので、バネ片53のオス端子90への接触圧をさらに高めることができる。
しかも、本実施形態のコネクタ10は、端子収容室21に収容されたメス端子50を係止するリテーナ40を備えているので、メスハウジング20の端子収容室21に収容されたメス端子50が、ランス23とリテーナ40とで二重に係止される。したがって、端子収容室21からのメス端子50の抜け止めを確実に施すことができる。
更に、例えば、相手側コネクタ70へコネクタ10を嵌合させる際にメスハウジング20がオスハウジング80に対して傾いて嵌合されることで、ランス23がバネ片53を介してオス端子90によって係止孔55から係止解除方向に押圧されたとしても、メス端子50はリテーナ40によって係止されているので、メス端子50のメスハウジング20からの抜けを防止することができる。
従って、上記実施形態のコネクタ10によれば、電気的接続の信頼性に優れたコネクタを提供できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 筒状の電気接続部(51)を有するメス端子(50)と、前記メス端子(50)が収容される端子収容室(21)を有するハウジング(メスハウジング20)と、を備え、相手側コネクタ(70)と嵌合されることで、前記相手側コネクタ(70)のオス端子(90)が前記メス端子(50)の前記電気接続部(51)に挿し込まれて導通されるコネクタであって、
前記電気接続部(51)は、挿し込まれた前記オス端子(90)に弾性接触するバネ片(53)を有し、
前記ハウジング(メスハウジング20)は、前記端子収容室(21)に収容される前記メス端子(50)に形成された係止孔(55)に嵌合して前記メス端子(50)を係止する可撓係止片(ランス23)を有し、
前記可撓係止片(ランス23)は、前記バネ片(53)に対して前記電気接続部(51)に挿し込まれた前記オス端子(90)と反対側に配置されて前記バネ片(53)を前記オス端子(90)側へ押圧する
ことを特徴とするコネクタ(10)。
[2] 前記メス端子(50)は、前記バネ片(53)における前記電気接続部(51)に挿し込まれた前記オス端子(90)の反対側に、前記バネ片(53)側へ突設されて前記バネ片(53)を前記オス端子(90)側へ向けて押圧する押圧部(56)を有する
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ(10)。
[3] 前記ハウジング(メスハウジング20)に装着され、前記端子収容室(21)に収容された前記メス端子(50)を係止するリテーナ(40)を備える
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のコネクタ(10)。
10:コネクタ
20:メスハウジング(ハウジング)
21:端子収容室
23:ランス(可撓係止片)
40:リテーナ
50:メス端子
51:電気接続部
53:バネ片
55:係止孔
56:押圧部
70:相手側コネクタ
90:オス端子

Claims (3)

  1. 筒状の電気接続部を有するメス端子と、前記メス端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手側コネクタと嵌合されることで、前記相手側コネクタのオス端子が前記メス端子の前記電気接続部に挿し込まれて導通されるコネクタであって、
    前記電気接続部は、挿し込まれた前記オス端子に弾性接触するバネ片を有し、
    前記ハウジングは、前記端子収容室に収容される前記メス端子に形成された係止孔に嵌合して前記メス端子を係止する可撓係止片を有し、
    前記バネ片は、前記係止孔より前記メス端子の後端側から前記係止孔より前記メス端子の先端側に位置する自由端まで前記係止孔を跨ぐように前記先端側へ延びる片持ち梁状に形成され、前記バネ片の先端部には、前記電気接続部の内方へ膨出すると共に前記オス端子に接触する接点が形成され、
    前記可撓係止片は、嵌合方向前方へ延出する片持ち梁状に形成され、前記バネ片に対して前記電気接続部に挿し込まれた前記オス端子と反対側に配置されて前記バネ片における前記接点より前記後端側を前記オス端子側へ押圧する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記メス端子は、前記バネ片における前記電気接続部に挿し込まれた前記オス端子の反対側に、前記バネ片側へ突設されて前記バネ片を前記オス端子側へ向けて押圧する押圧部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングに装着され、前記端子収容室に収容された前記メス端子を係止するリテーナを備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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