JP2005063751A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 操作部を逃がすために相手のコネクタハウジングに設ける切欠部の形成範囲を極力小さくする。
【解決手段】 相手の雄ハウジング10と嵌合可能な雌ハウジング20には、両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能なスライダ40が組み付けられている。スライダ40は、嵌合時には雄ハウジング10によって押し込まれて後退可能とされる。スライダ40と雌ハウジング20との間には、圧縮コイルばねSが組み付けられている。圧縮コイルばねSは、スライダ40が初期位置から後退するのに伴って両ハウジング10,20を離脱させるような付勢力を蓄積しつつ弾縮可能とされる。スライダ40のスライダ本体41からは、後方へ引張り操作可能なスライダ操作部47を有するアーム部46が後方へ延出して形成されている。雄ハウジング10のフード部11には、スライダ操作部47を逃がすための切欠部16が形成されている。
【選択図】 図17
Description
本発明は、半嵌合防止機能を備えたコネクタ関する。
従来、半嵌合防止機能を備えたコネクタの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、図22に示すように、相手の雄ハウジング1のフード部1a内に嵌合可能な雌ハウジング2と、雌ハウジング2に組み付けられるとともに両ハウジング1,2の嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能とされるスライダ3と、スライダ3と雌ハウジング2との間に挟まれた状態で装着される圧縮コイルばね4とから構成されている。両ハウジング1,2を嵌合すると、雄ハウジング1によってスライダ3が押し込まれて後退するとともに、後退するスライダ3によって圧縮コイルばね4が弾縮されて両ハウジング1,2を離脱させるような付勢力が蓄積される。従って、半嵌合状態にも拘わらず嵌合作業を中断した場合には、圧縮コイルばね4に蓄積された付勢力が解放されることで、両ハウジング1,2が強制的に離脱させられるので、両ハウジング1,2が半嵌合状態に留められる事態を防止できるようになっている。
ところで、このスライダ3には、正規嵌合した両ハウジング1,2を取り外す際にスライダ3を強制的に後退させるための操作部5が設けられている。この操作部5は、嵌合状態において外部から操作できるように、スライダ3の上面から立ち上げられており、フード部1aには操作部5を逃がすための切欠部1bが前方へ開放して形成されている。
特開2002−246110公報
ところで、このスライダ3には、正規嵌合した両ハウジング1,2を取り外す際にスライダ3を強制的に後退させるための操作部5が設けられている。この操作部5は、嵌合状態において外部から操作できるように、スライダ3の上面から立ち上げられており、フード部1aには操作部5を逃がすための切欠部1bが前方へ開放して形成されている。
ところが、上記したようにフード部1aに切欠部1bを形成すると、フード部1aの強度が低下するなどの問題が生じるため、切欠部1bの形成範囲を極力小さくすることが求められていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、操作部を逃がすために相手のコネクタハウジングに設ける切欠部の形成範囲を極力小さくすることを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、操作部を逃がすために相手のコネクタハウジングに設ける切欠部の形成範囲を極力小さくすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手のコネクタハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに組み付けられるとともに両コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能とされ、且つ嵌合時には前記相手のコネクタハウジングによって押し込まれて後退されるスライダと、前記スライダと前記コネクタハウジングとの間に組み付けられるとともにスライダが初期位置から後退するのに伴ってスライダとコネクタハウジングとの間で弾縮されることで、相手のコネクタハウジングを離脱させるような付勢力を蓄積可能な付勢手段とを備えたものであって、前記スライダは、スライダ本体を備えるとともに、スライダ本体からは、後方へ引張り操作可能な操作部を有するアーム部が後方へ延出して形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記コネクタハウジングには、前記アーム部を支持可能な支持部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記支持部は、前記嵌合・離脱方向に沿って延出するレール状に形成されるとともに、常に前記アーム部を支持できるようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記スライダには、前記支持部が進入可能な支持部進入溝が設けられるとともに、スライダがスライドする際には支持部が支持部進入溝に摺接することでスライダのスライド動作をガイド可能となっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記支持部は、前記嵌合・離脱方向に沿って延出するレール状に形成されるとともに、常に前記アーム部を支持できるようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記スライダには、前記支持部が進入可能な支持部進入溝が設けられるとともに、スライダがスライドする際には支持部が支持部進入溝に摺接することでスライダのスライド動作をガイド可能となっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングを嵌合すると、相手のコネクタハウジングによってスライダが押し込まれることで後退するとともに付勢手段が付勢力を蓄積しつつ弾縮される。従って、嵌合途中にも拘わらず作業を中断した場合には、付勢手段に蓄積された付勢力が解放されることで、両コネクタハウジングが強制的に離脱させられるので、両コネクタハウジングが半嵌合状態に留め置かれる事態が防がれる。
本発明によれば、スライダ本体に操作部を有するアーム部を後方へ延出して形成するようにしたから、アーム部を延ばした分だけ操作部の配設位置を相手のコネクタハウジングから離間する方向へ移動することができる。これにより、相手のコネクタハウジングに操作部を逃がすための切欠部を設ける場合でも、その切欠部の形成範囲を極力小さくすることができる。
両コネクタハウジングを嵌合すると、相手のコネクタハウジングによってスライダが押し込まれることで後退するとともに付勢手段が付勢力を蓄積しつつ弾縮される。従って、嵌合途中にも拘わらず作業を中断した場合には、付勢手段に蓄積された付勢力が解放されることで、両コネクタハウジングが強制的に離脱させられるので、両コネクタハウジングが半嵌合状態に留め置かれる事態が防がれる。
本発明によれば、スライダ本体に操作部を有するアーム部を後方へ延出して形成するようにしたから、アーム部を延ばした分だけ操作部の配設位置を相手のコネクタハウジングから離間する方向へ移動することができる。これにより、相手のコネクタハウジングに操作部を逃がすための切欠部を設ける場合でも、その切欠部の形成範囲を極力小さくすることができる。
<請求項2の発明>
アーム部を支持部にて支持するようにしたから、両コネクタハウジングを離脱するにあたって操作部を後方へ引張り操作したときでもアーム部が変形し難くなっている。これにより、スライダを円滑に後退させることができるので、スライダの操作性を良好なものとすることができる。
<請求項3の発明>
アーム部を常に支持部にて支持することができるので、スライダの操作性を一層良好なものとすることができる。
<請求項4の発明>
支持部進入溝に支持部を摺接させてスライダのスライド動作をガイドすることで、スライダの操作性を一層良好なものとすることができる。
アーム部を支持部にて支持するようにしたから、両コネクタハウジングを離脱するにあたって操作部を後方へ引張り操作したときでもアーム部が変形し難くなっている。これにより、スライダを円滑に後退させることができるので、スライダの操作性を良好なものとすることができる。
<請求項3の発明>
アーム部を常に支持部にて支持することができるので、スライダの操作性を一層良好なものとすることができる。
<請求項4の発明>
支持部進入溝に支持部を摺接させてスライダのスライド動作をガイドすることで、スライダの操作性を一層良好なものとすることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図21によって説明する。この実施形態では、相手の雄コネクタハウジング10(以下、単に雄ハウジング10という)と嵌合可能な雌コネクタハウジング20(以下、単に雌ハウジング20という)に対してスライダ40及び圧縮コイルばねSを組み付けるようにしたものを示す。なお以下では、両ハウジング10,20における嵌合面側を前方とし、また上下方向については図3などの平面図を除いた各図を基準とする。
雄ハウジング10は、合成樹脂製とされており、図1及び図13に示すように、雌ハウジング20を内側に嵌合可能なフード部11と、電線の端末に接続した雄端子金具(電線共々図示せず)を収容可能な端子収容部12とを前後に繋げた構成とされている。端子収容部12には、雄端子金具を後方から挿入可能なキャビティ13が3室、幅方向に並んで設けられている。また端子収容部12には、収容した各雄端子金具に係止可能な係止部14aを有するリテーナ14が装着可能とされる。リテーナ14は、係止部14aがキャビティ13の側方に退避し雄端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、係止部14aがキャビティ13内に進入し雄端子金具に係止する本係止位置との2位置間を幅方向に沿って移動可能とされる(各図面では本係止位置のみを示す)。
フード部11は、前方へ開口する略角筒状に形成されており、長さ寸法が雌ハウジング20よりも所定長さ分(後記する規制部35の長さ程度)だけ短く設定されている。フード部11の奥面におけるキャビティ13の上方位置で、且つ幅方向略中央位置からは、片持ち状のロックアーム15が前方へ突出して設けられている。このロックアーム15は、ほぼ水平に延出するアーム部15aと、アーム部15aの自由端(前端)から下方へ突出する鉤部15bとから構成されている。アーム部15aは、ほぼ水平な自然状態から基端部を支点として上下(嵌合・離脱方向と交差する方向)に傾動しつつ弾性変形可能とされている(図14参照)。鉤部15bは、その後面15cが後記する雌ハウジング20側のロック部27の後面27aに係止されることで、両ハウジング10,20を嵌合状態に保持できるようになっている。この鉤部15bの後面15cは、前方(図13の右方)へ向けて下り勾配をなす略弧状に形成されている。またロックアーム15の前面15dは、前方へ向けて上り勾配をなすテーパ状に形成され、その勾配は鉤部15bの後面15cよりも急に設定されている。
フード部11の上部における幅方向略中央には、上下方向及び前方へ開口する切欠部16が形成され、ここに後述する雌ハウジング20側のスライダ40に設けたスライダ操作部47が進入可能とされている(図18参照)。切欠部16は、幅寸法がスライダ操作部47とほぼ同じかそれより僅かに大きく設定され、長さ寸法がスライダ40の可動ストロークよりも所定長さ分短く設定されている。なお、上記したロックアーム15は、切欠部16の後端面よりも後側(奥側)に配され、その周りがフード部11の壁面により完全に取り囲まれている。またフード部11の両側部の内面におけるロックアーム15とほぼ同じ高さ位置には、ガイドリブ17が一対、内方へ突出して設けられている。またフード部11の下部の内面における両側端位置には、ガイド凹部18が一対設けられている。
雌ハウジング20は、合成樹脂製とされており、図2ないし図6に示すように、その内部には、電線の端末に接続された雌端子金具(電線共々図示せず)を後方から挿入可能なキャビティ21が幅方向に3室並んで設けられている。雌ハウジング20には、挿入した雌端子金具を抜け止めするためのリテーナ22が装着可能とされる。このリテーナ22は、既述した雄ハウジング10側のリテーナ14と同様のものであり、雌端子金具に係止可能な係止部22aを有するとともに仮係止位置と本係止位置との2位置間を幅方向に沿って移動可能とされる(詳しい説明は割愛する、また各図面では本係止位置のみを示す)。また雌ハウジング20の両外側面には、雄ハウジング10側のガイドリブ17を受け入れることで、両ハウジング10,20の嵌合動作を案内可能なガイド凹部23が一対設けられている。また雌ハウジング20の下面における両側縁からは、雄ハウジング10側のガイド凹部18に進入可能なガイドリブ24が一対、下方へ突出して設けられている。
雌ハウジング20の上面における幅方向略中央には、嵌合時にロックアーム15のアーム部15aを逃がすことが可能なロック逃がし凹部25が形成されている(図19参照)。ロック逃がし凹部25は、前方及び上方へ開放しており、高さ寸法及び幅寸法がアーム部15aとほぼ同じかそれより僅かに大きく設定されている。また雌ハウジング20の上面の高さ位置は、ロックアーム15の上面とほぼ揃えられている。雌ハウジング20には、上記ロック逃がし凹部25に連通するとともにロックアーム15の鉤部15bを逃がすことが可能なロック逃がし孔26が設けられている。ロック逃がし孔26は、ロック逃がし凹部25よりもやや低い位置に配され、型抜きの都合上雌ハウジング20の後面に開口する角孔状に形成されている。
そして、このロック逃がし孔26の前側には、鉤部15bが係止可能なロック部27が残されている。ロック部27の前面27bは、後方へ向かって上り勾配をなすテーパ状に形成されることでロックアーム15が乗り上げる動作を案内できるようになっている。ロック部27の後面27aは、後方(図13の右方)へ向かって下り勾配をなす略弧状に形成され、鉤部15bの後面15cに概ね沿う形状となっている。従って、鉤部15bがロック部27に係止した状態から両ハウジング10,20を離間させるような所定以上の力が作用した場合には、互いにテーパ状をなす鉤部15bの後面15c及びロック部27の後面27aによって案内されることで、ロックアーム15が自動的に係止状態を解除しつつ弾性変形されるようになっている。つまり、ロックアーム15とロック部27との係止構造は、セミロック構造となっている。なお鉤部15bの後面15c及びロック部27の後面27aは、略弧状以外にも例えばテーパ状に形成してもよく、その場合でも上記と同様の効果が得られる。
雌ハウジング20の上面における両側縁には、一対の側壁28が上方へ突出して設けられている。両側壁28は、前後方向に沿って延出するとともに雌ハウジング20のほぼ全長にわたって形成されている。雌ハウジング20の上面における後縁には、幅方向に沿って延びる後壁29が上方へ突出して設けられるとともにその両側縁が上記両側壁28の後縁に連結されている。この後壁29は、両側壁28よりも一段低く形成されている。これら両側壁28及び後壁29に囲まれた空間は、上方及び前方へ開口するとともに、前方からスライダ40及び圧縮コイルばねSが組み付け可能とされる収容室30となっている。収容室30に収容されたスライダ40は、両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能とされ、スライド時には両側壁28や雌ハウジング20の上面(収容室30の底壁30a)に摺接可能とされる。圧縮コイルばねSは、後端部が後壁29によって受けられるようになっている。詳しくは、後壁29の幅方向略中央には、圧縮コイルばねSの後端部を嵌合可能なばね嵌合溝29aが凹み形成され、このばね嵌合溝29aの内側には圧縮コイルばねSの後端部内に挿入可能なばね挿入突部29bが前方へ突出して設けられている。両側壁28の下端部(後記する支持部33よりも下側部分)における対向面(内面)には、スライダ40に設けられた前止まり部45を逃がすための逃がし溝31が後方へ開放して設けられており、この逃がし溝31の前側(側壁28の前端位置)に設けられた前止まり受け部32が前止まり部45に係止することで、スライダ40を前止まり状態に保持可能とされている(図8参照)。
雌ハウジング20の後端部からは、外側方へ張り出すハウジング操作部34が一対設けられている。ハウジング操作部34は、後端側に行くほど外側方への張り出し代が大きくなる段付き状に形成されることで、雌ハウジング20を後方へ引張る操作がし易くなっている。ハウジング操作部34は、側壁28よりも上方へ所定高さ分(フード部11の上部の厚み寸法とほぼ同じ程度)突出して形成されている。両ハウジング操作部34における上端部の対向面(内面)からは、内方へ張り出す規制部35が一対設けられている。規制部35は、その下面がスライダ40の上面(雌ハウジング20の上面と摺接する下面とは反対側の面)とほぼ同じに高さ位置に設定されることで、スライダ40(後記するアーム部46)の上面が摺接可能とされる。この規制部35の下面は、雌ハウジング20の上面と対向して配されており、この雌ハウジング20の上面と共にスライダ40が上下(スライド方向と交差する方向)へ変位するのを規制できるようになっている。また両規制部35の対向面(内面)間の距離は、スライダ40のスライダ操作部47の幅寸法とほぼ同じかそれよりもやや大きく、また切欠部16の幅寸法とほぼ同じに設定されている。規制部35は、両ハウジング10,20が嵌合した状態では、フード部11の外側に突出して配されるとともに、フード部11の上部と前後に対向して配されるようになっている(図17参照)。
雌ハウジング20の後壁29のうち幅方向略中央部分は、ばね嵌合溝29aに沿って上方に突出しており、この突出部分からは圧縮コイルばねSを上方(両側壁28及び底壁30aにおける開放側)から覆うことが可能な覆い壁36が前方へ延出して設けられている。詳しくは、覆い壁36は、正面から見て圧縮コイルばねSの外周面に沿う略弧状に形成されており、その内周面が圧縮コイルばねSの外周面に当接または近接した配置とされることで、圧縮コイルばねSがその軸線方向と交差する方向(高さ方向や幅方向)に変形するのを規制できるようになっている(図12参照)。覆い壁36は、幅寸法が圧縮コイルばねSと概ね等しく設定されており、既述した雌ハウジング20の両側壁28及び収容室30の底壁30aと共に圧縮コイルばねSを取り囲むことができるようになっている。これにより、圧縮コイルばねSに対して外部の異物が干渉したり、また外部の塵が圧縮コイルばねSに付着するような事態を極力回避できるようになっている。
スライダ40は、合成樹脂製とされており、略ブロック状をなすスライダ本体41を備えている。スライダ本体41は、その幅寸法が両側壁28の対向面間の距離と同じかそれよりも僅かに小さい程度、長さ寸法が雌ハウジング20の長さの半分よりも大きい程度、高さ寸法が側壁28とほぼ同じ程度に設定されている。スライダ本体41の後面における略中心位置には、後方へ開口するとともに圧縮コイルばねSの前端部を収容可能なばね収容凹部42が設けられている。ばね収容凹部42は、圧縮コイルばねSの外周面に沿って略円形に形成され、その後面(奥面)には、圧縮コイルばねSの前端部内に進入可能なばね挿入突部42aが後方へ突出して設けられている。このように圧縮コイルばねSは、スライダ40のばね収容凹部42の後面と雌ハウジング20の後壁29の前面との間に挟まれるので、スライダ40が後退するのに伴って両者間で弾縮可能とされる。
スライダ40の前端部における幅方向略中央には、ロックアーム15がロック部27に乗り上げて弾性変形するのを許容する撓み許容凹部43が前方及び下方へ開放して形成されている。この撓み許容凹部43の前面43aは、上下方向に沿って真っ直ぐに形成され、弾性変形したロックアーム15の前面15dによって押圧可能な被押圧面とされている(図14参照)。なお両ハウジング10,20が嵌合した状態では、スライダ本体41のうち撓み許容凹部43よりも後側部分がロックアーム15の上方に配されることで、ロックアーム15が弾性変形するのを規制できるようになっている(図17参照)。
スライダ40の両外側面における下部(後記する支持部進入溝44の下側部分)には、雌ハウジング20の前止まり受け部32に対して係止可能な前止まり部45が一対、外方へ突出して設けられている。前止まり部45は、後面がスライダ40の組み付け時に前止まり受け部32を乗り越え易くなるようテーパ状に形成されるのに対し、前面が前止まり受け部32の後面との係止面となるので真直面とされる。スライダ40は、前止まりされた状態では、前端面が雌ハウジング20の前端面とほぼ面一状に揃えられており、この組み付け位置が初期位置とされている(図8や図10などを参照)。スライダ40は、この初期位置から後端面が雌ハウジング20の後端面とほぼ面一状をなす位置(図19ないし図21を参照)まで後退可能とされ、この最後退位置では、撓み許容凹部43の前面43aがロックアーム15の前面15dよりも外方(図19の右方)に離間して配されることでロックアーム15の弾性変形が許容されており、このスライダ40の位置が撓み許容位置となっている。
スライダ40のうちばね収容凹部42の天井面には、覆い壁36を逃がすための覆い壁逃がし凹部48が形成されている。覆い壁逃がし凹部48は、後方へ開放する溝状に形成されており、スライダ本体41や後記するアーム部46の幅方向略中央部分を所定幅切り欠いて形成されている。覆い壁逃がし凹部48は、覆い壁36に沿って略弧状に形成され、幅寸法及び高さ寸法が覆い壁36とほぼ同じかそれより僅かに大きく設定されている。従って、覆い壁逃がし凹部48の天井面には、覆い壁36の外周面が当接または近接して配される。
さて、スライダ本体41の後端上部(後記する支持部進入溝44よりも上側部分)からは、後方へ延出する片持ち状のアーム部46が設けられている。アーム部46は、高さ寸法(厚み寸法)がスライダ本体41よりも小さく(約1/3程度に)、幅寸法がスライダ本体41と同じに、長さ寸法が後壁29とほぼ同じで規制部35よりは少し短く設定されている。このアーム部46の上面幅方向略中央には、スライダ40を後方へ向けて引張り操作可能なスライダ操作部47が上方へ突出して設けられている。スライダ操作部47は、作業者が指などを引っ掛けて操作するための前面が後方へ向かって上り勾配をなす傾斜面とされ、且つこの前面には指などを引っ掛け易くするために幅方向に沿った凹凸部が形成されている。スライダ操作部47の基端部は、長さ寸法がアーム部46よりもやや大きく設定されている。このようにスライダ本体41から延設したアーム部46にスライダ操作部47を設けるようにしているので、アーム部46の長さ分だけスライダ操作部47を後方位置に配することができ、もってフード部11の切欠部16の形成長さを短くできるようになっている。
さらには、雌ハウジング20における両側壁28の高さ方向略中央位置には、上記したアーム部46を支持可能な支持部33が一対、内方へ張り出して設けられている。支持部33は、後述するスライダ40の支持部進入溝44内に進入可能とされている。支持部33は、両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向に沿って前後に延出するレール状に形成されるとともに側壁28のほぼ全長にわたって設けられており、その後端部が後壁29に連結されている。支持部33の上面は、後壁29の上面と略面一状に連続して形成されている。一方、スライダ40の両外側面のうち、高さ方向略中央位置には、上記した支持部33が進入可能な支持部進入溝44が前後及び外側方へ開放して形成されている。スライダ40が前後にスライドする際には、支持部33と支持部進入溝44の周面同士が摺接することで、そのスライド動作をガイドできるようになっている。また支持部33における内端の両角部分には、面取りが施されており、支持部進入溝44の周面にもその面取りに沿った傾斜面が一対形成されている。
支持部進入溝44の周面における上面には、アーム部46の下面が連続して略面一状に形成されているので、アーム部46の下面に対して支持部33の上面が摺接可能とされている(図11参照)。従って、アーム部46は、スライダ40が前後に移動する過程で、常に支持部33によって下側から支持されるようになっている。さらにはアーム部46の上面は、スライダ本体41の上面と面一状とされるとともに規制部35の下面とほぼ同じ高さ位置に設定されているので、スライダ40が後退するときに規制部35の下面が摺接可能とされる。これによりアーム部46は、支持部33と規制部35とで上下から挟まれるようにして支持されることになるから、上下(スライド方向と交差する方向)へ変位するのが規制できるようになっている(図20参照)。また後壁29は、その上面がアーム部46の下面に沿った形状に形成されるとともに高さ位置がほぼ同じか少し低く設定されることで、スライダ40が後退するときにアーム部46を逃がすことができるようになっている(図9及び図19参照)。
また覆い壁36は、長さ寸法が初期位置としたスライダ40の後端よりも前方に突き出て覆い壁逃がし凹部48内に進入するような大きさとなっている。従って、覆い壁36の外側には、常に覆い壁逃がし凹部48の天井面を有するスライダ40の壁(アーム部46を含む)が重なるようにして配されることになる。これによりアーム部46は、支持部33と共に覆い壁36によっても常に下方から支持可能とされる。つまり覆い壁36は、アーム部46に対する補助支持部であると言える。また覆い壁逃がし凹部48は、その後面(奥面)に対してスライダ40が最も後退したとき(撓み許容位置に達したとき)に覆い壁36の前面が当接されるような長さ範囲に形成されている(図19参照)。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。雌コネクタを組み付けるには、図5及び図6に示すように、先に圧縮コイルばねSを収容室30内に前方から収容してその後端部に対しばね挿入突部29bを内側に挿入するとともに後端部をばね嵌合溝29aに嵌合した後、スライダ40を収容室30内に前方から収容する。スライダ40を収容する際には、支持部33を支持部進入溝44内に、圧縮コイルばねSを前端側からばね収容凹部42内に、覆い壁36を覆い壁逃がし凹部48内に進入させるようにする。スライダ40が初期位置に達すると、図8に示すように、前止まり部45が逃がし溝31内に進入して前止まり受け部32に係止されることで、スライダ40が前止まり状態に保持される。この初期位置では、図10に示すように、圧縮コイルばねSが僅かに弾縮されることで、スライダ40は、後方へ向けた所定以上の力が付与されない限りは初期位置から容易に後退しないよう弾性的に保持可能とされている。なお上記した組み付け手順以外にも、例えば圧縮コイルばねSをスライダ40のばね収容凹部42内に組み付けてから、スライダ40及び圧縮コイルばねSを雌ハウジング20の収容室30内に組み付けるようにしてもよい。
続いて両ハウジング10,20を嵌合する作業を説明する。嵌合作業を行うには、図13に示すように、両ハウジング10,20を互いに対面させた状態から、雄ハウジング10のフード部11内に雌ハウジング20を嵌合させる。嵌合時には、両ハウジング10,20の各ガイドリブ17,24が各ガイド凹部18,23に進入してその周面同士が摺接されることで嵌合動作が円滑なものとなっている。所定深さまで嵌合が進行すると、図14に示すように、ロックアーム15は、その前面15dとロック部27の前面27bとの傾斜に案内されてロック部27に乗り上げつつ弾性変形される。なお雄ハウジング10に対して雌ハウジング20を上下逆にした状態で嵌合しようとした場合には、各ガイドリブ17,24が各ガイド凹部18,23と不整合となって嵌合が規制されるようになっている。
傾動姿勢となったロックアーム15は、スライダ40の撓み許容凹部43内に逃がされるとともにその前面15dが撓み許容凹部43の前面43aに当接(係合)される。このときロックアーム15の前面15dは、撓み許容凹部43の前面43aに対してほぼ面当たりしている。この状態から嵌合を進めると、ロックアーム15によってスライダ40が後方へ向けて押し込まれる(押圧される)ことで、図15及び図16に示すように、スライダ40が圧縮コイルばねSを弾縮しつつ後退移動される。この後退時には、スライダ40の下面が雌ハウジング20の上面に、スライダ40の上面がフード部11の天井面に摺接されるのに加えて、支持部33と支持部進入溝44の周面同士が摺接するとともに、アーム部46の下面に対して支持部33及び覆い壁36が摺接されることで、スライダ40のスライド動作がガイドされる。特に正規嵌合直前とされてスライダ40が嵌合過程で最も後退するときには、支持部33及び覆い壁36に加えて、アーム部46の上面に対して規制部35が摺接されるので、アーム部46が上方へ変位する、浮き上がりを規制することができる。
ところで、このような嵌合途中の状態にも拘わらず、作業者が正規嵌合したと勘違いするなどして嵌合作業を中断する場合があり得る。その場合には、それまでに弾縮されて圧縮コイルばねSに蓄積されていた付勢力が解放され、前方へ付勢されたスライダ40がロックアーム15を押圧することで、両ハウジング10,20が強制的に離脱させられるようになっている。これにより、両ハウジング10,20が半嵌合状態に留め置かれる事態が回避されるようになっている。
両ハウジング10,20が正規深さまで嵌合されると、図17に示すように、鉤部15bがロック部27を乗り越えるとともにロックアーム15がほぼ水平な姿勢(自然状態)へと復元し、アーム部15aがロック逃がし凹部25に、鉤部15bがロック逃がし孔26にそれぞれ逃がされる。このとき、鉤部15bの後面15cがロック部27の後面27aに対して係止されるとともに、ロックアーム15による押圧状態が解除されたスライダ40は、圧縮コイルばねSに蓄積された付勢力が解放されることで前進移動し、初期位置に達したところで前止まり部45が前止まり受け部32に突き当たることで前止まりされる(図8)。このとき、スライダ40がロックアーム15の上方の撓み空間内に進入し、ロックアーム15がほぼ全長にわたって覆われることで、ロックアーム15の弾性変形動作が規制される。これにより、両ハウジング10,20が嵌合状態から離脱不能に強固に保持される。スライダ40が前進する際には、図18に示すように、スライダ操作部47がフード部11の切欠部16内に進入しており、その前面が切欠部16の前面と当接または近接する位置に達する。この嵌合状態では、雌ハウジング20の後端部が所定長さだけフード部11の前方に突出しており、規制部35はフード部11との間に殆ど隙間を有さない状態で、ハウジング操作部34はフード部11との間に所定の隙間(操作空間)を残しつつそれぞれ対向して配される。
一方、メンテナンスなどの事情により両ハウジング10,20を離脱させる場合がある。その場合には、フード部11よりも上方に突出したスライダ操作部47を後方へ引張り操作することで、圧縮コイルばねSを弾縮させながらスライダ40を後退移動させるとともに、ハウジング操作部34を持って後方へ引張るようにする。このとき、スライダ操作部47に付与される操作力によってアーム部46が変形し上下に変位することで操作性が悪化する事態が懸念されるものの、アーム部46が支持部33及び覆い壁36によって下方から支持されるとともに、フード部11の天井面及び規制部35によって上方からも支持されるので、アーム部46の変形を規制することができ、スライダ40の操作性が良好に保たれる。特にスライダ40が可動ストロークのうちで最も後退した撓み許容位置に達するときには、圧縮コイルばねSを最も大きく圧縮させるため、スライダ操作部47に付与する操作力が最大となるものの、上記したようにアーム部46の変形を有効に規制してスライダ40の操作性を良好に保つことができる。またこのスライダ40の後退時には、嵌合時と同様にそのスライド動作がガイドされる。そして、図19ないし図21に示すように、スライダ40がロックアーム15の上方から完全に退避する撓み許容位置に達すると、雌ハウジング20やスライダ40に加えていた離脱方向への引張り力によって、ロックアーム15は、互いにテーパ状をなす鉤部15bの後面15cとロック部27の後面27aとによって案内されて自動的に上方へ弾性変形される。そして、雌ハウジング20をさらに離脱方向へ引張ることで、鉤部15bがロック部27に乗り上げてその係止状態が解除されるから、そのまま雌ハウジング20を引き抜くようにする。
また上記した離脱途中においても、何らかの事情により離脱作業が中断されることがあり得る。その場合には、弾縮された圧縮コイルばねSに蓄積された付勢力が解放されることで、スライダ40が前進移動するとともに、弾性変形して傾動したロックアーム15の前面15dに対して突き当たることで、両ハウジング10,20が強制的に離脱される。これにより、離脱時にも両ハウジング10,20が半嵌合状態に留め置かれることが防がれるようになっている。
以上説明したように本実施形態によれば、スライダ本体41にスライダ操作部47を有するアーム部46を後方へ延出して形成するようにしたから、仮にアーム部を設けずスライダ本体にスライダ操作部を設けた場合と比較すると、アーム部46を後方へ延ばした分だけ、スライダ操作部47の配設位置を雄ハウジング10から離間した位置に移動することができる。これにより、雄ハウジング10にスライダ操作部47を逃がすための切欠部16を設けるにあたって、その形成範囲を極力小さくすることができる。もってフード部11の強度を高く保つことができるとともに、フード部11内に配されたロックアーム15や雄端子金具に対して外部の異物などが切欠部16を通って干渉するような事態を極力回避することができる。
しかも、アーム部46を支持部33にて支持するようにしたから、両ハウジング10,20を離脱するにあたってスライダ操作部47を引張り操作したときでもアーム部46が変形し難くなっている。これにより、スライダ40を円滑に後退させることができるので、スライダ40の操作性を良好なものとすることができる。
また支持部33が両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向に沿って延出するレール状に形成されるとともに、常にアーム部46を支持できるようになっているので、スライダ40の操作性を一層良好なものとすることができる。またスライダ40には、支持部33が進入可能な支持部進入溝44が設けられるとともに、スライダ40がスライドする際には、支持部33が支持部進入溝44に摺接することでスライダ40のスライド動作をガイド可能となっているから、スライダ40の操作性を一層良好なものとすることができる。
またアーム部46は、スライダ本体41よりも厚み寸法が小さな片持ち状に形成されているので、スライダ40の後退時にアーム部46を逃がすにあたっては、後壁29を部分的に切り欠くことで対応できる。仮にスライダ本体を単に延長してそこにスライダ操作部を設けた場合には、後壁の配設位置を後方に移動させる必要があるのと比較すると、コネクタを小型に保つことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態よりもアーム部をさらに延長できるのであれば、フード部に形成する切欠部の形成範囲をさらに小さくすることができ、フード部に切欠部を形成しないようにすることも可能である。またアーム部やスライダ操作部の形状などについては任意に変更することが可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態よりもアーム部をさらに延長できるのであれば、フード部に形成する切欠部の形成範囲をさらに小さくすることができ、フード部に切欠部を形成しないようにすることも可能である。またアーム部やスライダ操作部の形状などについては任意に変更することが可能である。
(2)支持部の形状は、前後に延出するレール状のもの以外にも任意に変更することが可能である。例えば、雌ハウジングにおける後側部分にのみ支持部を設けてスライダが所定位置まで後退したときに始めてアーム部を支持するようなものも本発明に含まれる。要はアーム部を常に支持する必要はない。
(3)支持部進入溝は、必ずしもスライド動作をガイドする機能を有する必要はなく、例えば支持部に対して摺接せず、単に支持部を逃がすような形状に形成されたものも本発明に含まれる。
(3)支持部進入溝は、必ずしもスライド動作をガイドする機能を有する必要はなく、例えば支持部に対して摺接せず、単に支持部を逃がすような形状に形成されたものも本発明に含まれる。
(4)支持部や支持部進入溝を省略したものも本発明に含まれる。
(5)圧縮コイルばねを2本以上有するものにも本発明は適用可能である。
(6)付勢手段としては圧縮コイルばね以外にも、例えば引張りコイルばねを用いたものも本発明に含まれる。
(5)圧縮コイルばねを2本以上有するものにも本発明は適用可能である。
(6)付勢手段としては圧縮コイルばね以外にも、例えば引張りコイルばねを用いたものも本発明に含まれる。
(7)上記した実施形態では、雄ハウジングに設けたロックアームによってスライダを押し込む場合を示したが、ロックアーム以外の部位にてスライダを押し込むようにしたものも本発明に含まれる。
(8)上記した実施形態では、電線に接続した雄端子金具を雄ハウジング内に収容する場合を示したが、例えば雄ハウジングが機器に直結されていてタブ状の雄端子金具が内部に埋設されたものも本発明に含まれる。
(9)上記した実施形態とは逆に、雄ハウジング側にスライダや圧縮コイルばねを組み付けるようにしたものも本発明に含まれる。
(8)上記した実施形態では、電線に接続した雄端子金具を雄ハウジング内に収容する場合を示したが、例えば雄ハウジングが機器に直結されていてタブ状の雄端子金具が内部に埋設されたものも本発明に含まれる。
(9)上記した実施形態とは逆に、雄ハウジング側にスライダや圧縮コイルばねを組み付けるようにしたものも本発明に含まれる。
10…雄ハウジング(相手のコネクタハウジング)
20…雌ハウジング(コネクタハウジング)
33…支持部
40…スライダ
41…スライダ本体
44…支持部進入溝
46…アーム部
47…スライダ操作部(操作部)
S…圧縮コイルばね(付勢手段)
20…雌ハウジング(コネクタハウジング)
33…支持部
40…スライダ
41…スライダ本体
44…支持部進入溝
46…アーム部
47…スライダ操作部(操作部)
S…圧縮コイルばね(付勢手段)
Claims (4)
- 相手のコネクタハウジングと嵌合可能なコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングに組み付けられるとともに両コネクタハウジングの嵌合・離脱方向に沿って前後にスライド可能とされ、且つ嵌合時には前記相手のコネクタハウジングによって押し込まれて後退されるスライダと、
前記スライダと前記コネクタハウジングとの間に組み付けられるとともにスライダが初期位置から後退するのに伴ってスライダとコネクタハウジングとの間で弾縮されることで、相手のコネクタハウジングを離脱させるような付勢力を蓄積可能な付勢手段とを備えたものであって、
前記スライダは、スライダ本体を備えるとともに、スライダ本体からは、後方へ引張り操作可能な操作部を有するアーム部が後方へ延出して形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記コネクタハウジングには、前記アーム部を支持可能な支持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記支持部は、前記嵌合・離脱方向に沿って延出するレール状に形成されるとともに、常に前記アーム部を支持できるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
- 前記スライダには、前記支持部が進入可能な支持部進入溝が設けられるとともに、スライダがスライドする際には支持部が支持部進入溝に摺接することでスライダのスライド動作をガイド可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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WO2019131373A1 (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003290393A patent/JP2005063751A/ja not_active Abandoned
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CN103531957B (zh) * | 2012-07-05 | 2016-01-06 | 凡甲电子(苏州)有限公司 | 滑块式插座连接器 |
WO2019131373A1 (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
US11114801B2 (en) | 2017-12-26 | 2021-09-07 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector |
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