JPWO2014174959A1 - 燃料電池スタックのセル構造 - Google Patents

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Abstract

膜電極接合体1を一対のセパレータ2で挟持した構造を有する単セルCを積層して成る燃料電池スタックFSのセル構造であって、膜電極接合体1は、その周囲に、セパレータ2の周縁部よりも外側に延出する大きさのフレーム3を有し、セル積層方向に隣接するフレーム3同士のシール部11から、膜電極接合体1とセパレータ2とのシール部12に至る間におけるフレーム3に、その表裏に連通する連通穴21,22を設け、内外のシール部11,12の間に形成された空間Qの空気を連通穴21,22から外部に流出させ、シール部11,12を形成する接着剤の破損を防止する。

Description

本発明は、複数の単セルを積層して成る燃料電池スタックのセル構造に関する。
従来において、燃料電池スタックのセル構造としては、燃料電池スタック構造の名称で特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の燃料電池スタック構造は、膜電極接合体(MEA)を一対のセパレータで挟んでセル(単セル)を構成している。膜電極構造体は、その周囲に、電解質膜を挟んだ硬質の樹脂フレームを有し、樹脂フレームの部分を非発電領域としている。そして、燃料電池スタック構造は、上記のセルを積層して多セルモジュールを構成し、その多セルモジュールをセル積層方向に複数且つ直列に配列し、多セルモジュール間をビードガスケットにてシールした構成になっている。
日本国特開2005−190706号公報
上記したような燃料電池スタックでは、単セルの薄型化を図るために、膜電極接合体の周囲を一対の薄いフィルムで挟んで、このフィルムの部分をフレームとしたものが提案されている。このようなフレームを用いた単セルでは、雨水や結露水等の外部の水による単セル間の短絡(液絡)を防ぐために、フレームをセパレータよりも一回り大きいものとし、積層して燃料電池スタックを構成する際に、隣接するフレーム同士を全周にわたって接着し、この接着箇所をシール部としている。
ところが、上記の燃料電池スタックでは、当然、膜電極接合体とセパレータとの間にも全周にわたるシール部があることから、上述したフレーム同士のシール部と合わせて外周部が二重のシール構造になり、内外のシール部の間に閉空間が形成される。このため、燃料電池スタックでは、接着剤の硬化前にセル積層方向の荷重が加わると、閉空間に閉じ込められた空気が、線状に塗布した接着剤を部分的に押し切って放出される虞があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、シール部を形成する接着剤の破損を防止することができる燃料電池スタックのセル構造を提供することを目的としている。
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、膜電極接合体を一対のセパレータで挟持した構造を有する単セルを積層して成る燃料電池スタックのセル構造であって、膜電極接合体は、その周囲に、セパレータの周縁部よりも外側に延出する大きさのフレームを有している。そして、燃料電池スタックのセル構造は、セル積層方向に隣接するフレーム同士のシール部(接着箇所)から、膜電極接合体とセパレータとのシール部に至る間におけるフレームに、その表裏に連通する連通穴を設けた構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、例えば、製造時にセル積層方向に荷重が加わっても、内外のシール部の間に形成された空間の空気を連通穴から外部に流出させるので、空気圧が局所的に高くなることがなく、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、シール部を形成する接着剤の破損を防止することができる。
燃料電池スタックの斜視図(A)、及び斜視分解図(B)である。 本発明の第1実施形態におけるセパレータ及び膜電極接合体を説明する平面図(A)、及び図A中のA−O−A線に基づくセルモジュールの断面図(B)である。 本発明の第2実施形態におけるセパレータ及び膜電極接合体を説明する平面図(A)、エンドプレートの平面図(B)、及びエンドプレートの断面図(C)である。 本発明の第3実施形態におけるセルモジュールを説明する断面図である。 本発明の第4実施形態におけるセルモジュールを説明する断面図である。 本発明の第5実施形態におけるセルモジュールを説明する断面図である。 本発明の第6実施形態におけるセルモジュールを説明する断面図(A)、及び図A中の円B部分の拡大断面図(B)である。 本発明の第7実施形態におけるセルモジュールの連通穴部分の断面及び平面を示す説明図(A)、並びに連通穴の他の形状例を示す平面図(B)である。 本発明の第8実施形態におけるフレームを説明する要部の断面図(A)、及び接着前の状態を示す断面図(B)である。 塗布した接着剤が空気により押し切られた状態を示す平面図(A)、及び塗布した接着剤が空気により変形した状態を示す平面図(B)である。
〈第1実施形態〉
図1に示す燃料電池スタックFSは、とくに図1(B)に示すように、複数の単セルCを互いに積層して一体化した少なくとも二つ以上のセルモジュールMと、セルモジュールM同士の間に介装するシールプレートPとを備えている。図示例の単セルC及びシールプレートPは、ほぼ同等の縦横寸法を有する長方形状を成している。なお、図1(B)には、2つのセルモジュールMと、1つのシールプレートPを示しているが、実際には、それ以上の数のセルモジュールM及びシールプレートPを積層する。
また、燃料電池スタックFSは、セルモジュールMの積層方向の両端部に、エンドプレート56A,56Bを夫々配置し、単セルCの長辺側となる両面(図1中で上下面)に、締結板57A,57Bが設けてあると共に、短辺側となる両面に、補強板58A,58Bが設けてある。各締結板57A,57B及び補強板58A,58Bは、図示しないボルトにより両エンドプレート56A,56Bに連結する。
このようにして、燃料電池スタックFSは、図1(A)に示すようなケース一体型構造となり、各セルモジュールM及びシールプレートPを積層方向に拘束・加圧して個々の単セルCに所定の接触面圧を加え、ガスシール性や導電性等を良好に維持する。
単セルCは、図2に示すように、膜電極接合体1と、膜電極接合体1を挟持する一対のセパレータ2,2を備えると共に、膜電極接合体1と各セパレータ2,2との間にアノードガス及びカソードガスの夫々のガス流路GA,GCを形成している。
膜電極接合体1は、一般に、MEA(Membrane Electrode Assembly)と呼ばれるものであって、詳細な図示は省略するが、固体高分子から成る電解質層をアノード電極層とカソード電極層とで挟持した構造を有している。また、膜電極接合体1は、外周部分を一対の薄い樹脂フィルムで挟んで、その樹脂フィルムの部分をフレーム3としている。この樹脂フィルムの材料としては、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及びポリフッ化ビニリデン(PVDF)などを挙げることができる。
各セパレータ2は、図2に示すように、表裏反転形状を有する金属製の板部材であって、例えばステンレス製であり、プレス加工により適宜の形状に成形することができる。セパレータ2は、少なくとも膜電極接合体1に対応する部分が断面凹凸形状に形成してある。このセパレータ2は、断面凹凸形状を長辺方向に連続的に有しており、膜電極接合体1に波形凸部を接触させると共に、波形凹部と膜電極接合体1との間にアノード及びカソードのガス流路GA,GCを形成する。
上記の単セルCは、図1及び図2に示すように、短辺両側に、各々三個ずつのマニホールド穴H1〜H3,H4〜H6が配列してある。これらのマニホールド穴H1〜H6は、膜電極接合体1のフレーム3や各セパレータ2の同じ位置に夫々形成してあり、単セルCを構成した際に互いに連通する。
図2(A)の左側に示す各マニホールド穴H1〜H3は、上側から、カソードガス供給用(H1)、冷却液排出用(H2)及びアノードガス排出用(H3)であり、積層方向に互いに連通して夫々のマニホールドを形成する。また、図2(A)の右側に示す各マニホールド穴H4〜H6は、上側から、アノードガス供給用(H4)、冷却液供給用(H5)及びカソードガス排出用(H6)であり、積層方向に互いに連通して夫々のマニホールドを形成する。各マニホールド穴H1〜H6の供給及び排出の位置関係は、一部又は全部が逆であっても良い。
なお、図示を省略したが、マニホールド穴H1〜H6の周囲には、シール材が配置してある。これらのシール材は、接着剤としても機能するもので、膜電極接合体(フレーム3を含む)1とセパレータ2とを気密的に接合する。また、マニホールド穴H1〜H6の周囲に配置したシール材は、各マニホールドの気密性を維持する一方で、各層間に応じた流体を供給するために該当する箇所に開口を有している。
上記の単セルCは、所定枚数を積層してセルモジュールMを形成する。このとき、隣接する単セルC同士の間には、冷却液(例えば水)の流路Fを形成し、隣接するセルモジュールM同士の間にも冷却液の流路Fを形成する。したがって、前記シールプレートPは、セルモジュールM同士の間、すなわち冷却液の流路F内に配置されている。
前記シールプレートPは、プレート基板50の両端部に、単セルCと同様のマニホールド穴H1〜H6が形成してある。プレート基板50は、導電性の一枚の金属板を成形したものであり、平面視において上記した単セルCとほぼ同じ形状で同じ大きさに形成してある。このプレート基板50を導電性の金属板で形成することにより、経時的に安定した通電を行うことができる。
シールプレートPは、マニホールド穴H1〜H6の各周囲に、図示しないシール部材を備えると共に、プレート基板50の周縁部分に、外周シール部材52と、内周シール部材53とが、全周にわたって設けてある。これらのシール部材52,53は、互いに所定間隔をおいて互いに平行に配置してある。このシールプレートPは、外周シール部材52により、外部からの雨水等の浸入を防止すると共に、内周シール材53により、セルモジュールM間の流路Fを流通する冷却液の漏出を防止する。
ここで、本発明の燃料電池スタックFSのセル構造は、上記したように、膜電極接合体1を一対のセパレータ2,2で挟持した構造を有する単セルCを積層して成る燃料電池スタックFSのセル構造である。そして、膜電極接合体1は、その周囲に、セパレータ2の周縁部よりも外側に延出する大きさのフレーム3を有している。
すなわち、単セルCは、薄型化を図るために、膜電極接合体1の周囲を一対の薄いフィルムで挟んで、このフィルムの部分をフレーム3としている。このようなフレーム3を備えた単セルCでは、雨水や結露水等の外部の水による単セルC間の短絡(液絡)を防ぐ構造にするために、図2(A)に示すように、フレーム3をセパレータ2よりも一回り大きいものとしている。そして、単セルCは、積層して燃料電池スタックFSを構成する際に、図2(B)に示すように、セル積層方向に隣接するフレーム3同士を全周にわたって接着し、この接着箇所をシール部11としている。このシール部11には、塗布後に硬化して接着機能及びシール機能を発揮する接着剤が使用される。
また、単セルCは、先に述べたように、膜電極接合体1とセパレータ2とを気密的に接合しており、図2に示すように、膜電極接合体1のフレーム3の周縁部と、セパレータ2とを全周にわたって接着している。この接着には、上記のフレーム3の接着と同様に、塗布後に硬化してシール部12となる接着剤が使用される。なお、夫々のシール部11,12は、図2(A)中では、他の構成部材の輪郭と区別するために点線で示しているが、実際には全周にわたって連続している。
これにより、単セルCは、両シール部11,12により、外周部に二重のシール構造を有するものとなり、内外のシール部の間、すなわちセル積層方向に隣接するフレーム3同士のシール部11(接着箇所)から、膜電極接合体1とセパレータ2とのシール部12(接着箇所)に至る間に、環状の空間Qが形成されている。
このような二重のシール構造では、従来技術の項で説明したように、接着剤の硬化前にセル積層方向の荷重が加わると、空間Qに閉じ込められた空気が、線状に塗布した接着剤を部分的に押し切って放出される虞がある。また、空気の放出を生じることなく接着剤が硬化した場合でも、空間Qで圧縮された空気が、余分な積層荷重や各単セルの面圧のばらつきを引き起こす虞がある。
これに対して、本発明の燃料電池スタックFSのセル構造では、セル積層方向に隣接するフレーム3同士のシール部11から、膜電極接合体1とセパレータ2とのシール部12に至る間におけるフレーム3に、その表裏に連通する連通穴21,22を設けた構成としている。
各フレーム3の連通穴21,22は、セル積層方向に隣接するもの同士が、セル積層方向に一致する位置に形成してある。また、各フレーム3には、複数箇所に連通穴21,22が形成してある。この複数の箇所としては、なるべく互いに離れた位置であることが望ましい。
具体的には、この実施形態のフレーム3は、矩形状の四隅すなわち4箇所に、二つの連通穴21,22を夫々有している。両連通穴21,22のうちの一方は、セル積層方向に隣接するフレーム3同士の相対向面3aに形成した外側連通穴21であり、他方は、フレーム3におけるセパレータ2との相対向面3bに形成した内側連通穴22である。そして、各フレーム3において、セル積層方向に隣接する外側連通穴21同士が、セル積層方向に一致する位置にあり、且つ、内側連通穴22同士が、セル積層方向に一致する位置にある。
さらに、この実施形態では、セル積層方向に隣接するフレーム3同士のシール部材11から、膜電極接合体1とセパレータ2とのシール部12に至る間におけるセパレータ2に、その表裏に連通する連通穴23が形成してある。ここで、燃料電池スタックFSでは、単セルCのアノード側のセパレータ2と、隣接する単セルCのカソード側のセパレータ2とが接合してあるので、前記連通穴23は、両セパレータ2,2の同じ位置に形成してある。
この実施形態における各セパレータ2の連通穴23は、セル積層方向に一致する位置に設けてあって、図2(B)に示すように、フレーム3の内側連通穴22に対しても、セル積層方向に一致する位置に設けてある。
上記構成を備えた燃料電池スタックFSのセル構造では、単セルCを積層してセルモジュールM並びに燃料電池スタックFSを製造する際に、単セルCのフレーム3の外周部に接着剤を塗布し、その後、次の単セルCを重ねてフレーム3同士を接着し、それ以降、同様の作業を繰り返し行う。
この際、燃料電池スタックFSのセル構造では、内外のシール部12,11の間の空間Qにおいて、フレーム3に、外部に連通する外側及び内側の連通穴21,22が設けてあるので、全ての単セル1の空間Qが互いに連通している。
このため、燃料電池スタックFSのセル構造では、製造時にセル積層方向に荷重が加わっても、図2(B)中に矢印で示すように、空間Qの空気を連通穴21,22から外部(隣接する単セルCの空間Q)に流出させることができる。このような空気の流出は、各単セルC毎に相互に行われる。これにより、燃料電池スタックFSのセル構造では、空気圧が局所的に高くなることもなく、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックFSにおいて、とくにフレーム3同士の間のシール部11を形成する接着剤の破損を防止することができる。
また、燃料電池スタックFSのセル構造では、塗布した接着剤が硬化してシール部11となった後においても、一つの空間Q内に空気が閉じ込められることがないので、圧縮空気による余分な積層荷重や各単セルの面圧のばらつきが解消される。
さらに、燃料電池スタックFSのセル構造では、セル積層方向に隣接する連通穴21〜23が、セル積層方向に一致する位置に形成してあるので、互いの空間Q同士の空気の流通性が非常に良好になる。
さらに、燃料電池スタックFSのセル構造では、フレーム3の複数箇所に連通穴21,22が形成してあり、この実施形態では、外側及び内側の連通穴21,22が矩形状の四隅(四カ所)に夫々形成してある。これにより、燃料電池スタックFSのセル構造では、図2(A)に符号Rで示すように、塗布した接着剤が内側にはみ出して空間Qの途中を塞いだとしても、空間Qが密閉されることがない。これにより、シール部11を形成する接着剤の破損を防止し、余分な積層荷重や各単セルCの面圧のばらつきを解消する。
さらに、燃料電池スタックFSのセル構造では、セル積層方向に隣接するフレーム3同士の相対向面3aに連通穴(外側連通穴)21を形成することで、隣接する空間Q同士の空気の流通性がより良好になる。また、燃料電池スタックFSのセル構造では、フレーム3におけるセパレータ2との相対向面3bに連通穴(内側連通穴)22を形成することで、隣接する連通穴22同士の間にセパレータ2を介在させた状態にする。これにより、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止することができる。
なお、上記した凝縮水の流通は、単セルCの向きにもよるので、燃料電池スタックFSの設置姿勢に応じて連通穴21,22の位置を選択すればよい。上記実施形態は、セパレータ2にも連通穴23を形成しているので、凝縮水の流通の阻止よりも空気の流通の向上を優先させた構造である。
さらに、燃料電池スタックFSのセル構造では、上記の如くセパレータ2に連通穴23を形成しているので、この連通穴23を、表面処理時の保持穴や、単セルCの積層時の位置決め穴として使用することができる。表面処理時の保持穴とは、例えば、セパレータ2を電解液槽に浸漬して表面処理行う際に、そのセパレータ2をバスバーに吊下するためのフックを掛止する穴である。
〈第2実施形態〉
図3(A)に示す単セルCは、第1実施形態(図2参照)と同様の基本構成を備えたものである。この実施形態の燃料電池スタックのセル構造は、フレーム3の複数箇所すなわち矩形状の四隅である四カ所に、連通穴21,22が夫々形成してある。また、燃料電池スタックは、図1(B)で説明したように、単セルCの積層体を積層方向に挟持するエンドプレート56A,56Bを備えている。
この実施形態のエンドプレート56A(56B)は、図3(B)及び(C)に示すように、連通穴21,22の位置に対応して配置した圧力吸収用の凹部61と、各凹部61を連通させる均圧用の通路部62を備えている。すなわち、エンドプレート56A(56B)は、単セルCが矩形状の四隅に連通穴21,22を夫々有しているので、同じく四隅に圧力吸収用の凹部61を有し、これらの凹部61が順次に連通するように四本の通路部62を有している。
また、エンドプレート56A(56B)は、その周縁部と、セルモジュールMの積層端部における単セルCのフレームとの間に、フレーム3同士の間と同様に、接着剤から成るシール部11が介装される。なお、このシールは、シールプレートPの防水シールで代替できる。
上記の構成を備えた燃料電池スタックのセル構造は、各単セルCの空間Q同士が連通していると共に、エンドプレート56A(56B)の凹部61にも連通している。これにより、燃料電池スタックのセル構造では、製造時にセル積層方向に荷重が加わっても、各凹部61が圧力吸収用のボリューム空間として機能する。また、燃料電池スタックのセル構造では、各凹部61が通路部62により互いに連通しているので、各凹部61の空気圧が均一になる。
このようにして、燃料電池スタックのセル構造は、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、閉じ込められた空気による接着剤の破損を防止することができると共に、局所的な空気圧による余分な積層荷重や各単セルCの面圧のばらつきを解消することができる。
〈第3実施形態〉
図4に示す燃料電池スタックのセル構造は、第2実施形態(図3参照)と同等の基本構成を備えたものであって、単セルCを所定枚数積層してセルモジュールMとすると共に、セルモジュールM間に介装するシールプレートPを備えている。
このシールプレートPは、その表裏に連通する連通穴24と、連通穴24よりも外周側でセルモジュールMに接触する外周シール部材52を備えている。なお、シールプレートPの連通穴24は、フレーム3の内側連通穴22及びセパレータ2の連通穴23に対応する位置に形成されている。
上記構成を備えた燃料電池スタックFSのセル構造は、セルモジュールMの各単セルCにおいては、先の実施形態と同様に空間Qが互いに連通しており、これに加えて、シールプレートPの連通穴24によりセルモジュールM同士が連通する。つまり、燃料電池スタックFSの全体において、全ての単セルCの空間Q同士が連通した状態になる。
これにより、燃料電池スタックFSのセル構造は、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックFSにおいて、閉じ込められた空気による接着剤の破損を防止することができると共に、局所的な空気圧による余分な積層荷重や各単セルCの面圧のばらつきを解消することができる。
〈第4実施形態〉
図5に示す燃料電池スタックFSのセル構造は、第3実施形態(図4参照)と同等の基本構成を備えると共に、セル積層方向に隣接する連通穴同士のうちの少なくとも一部の連通穴同士が、互いにずれた位置に形成してある。図示のフレーム3には、外側連通穴21のみが形成してある。つまり、この実施形態では、フレーム3の内側連通穴(22)が無く、外側連通穴21とセパレータ2の連通穴23とが互い違いの位置に形成してある。
上記構成を備えた燃料電池スタックFSのセル構造は、先の実施形態と同様に、閉じ込められた空気による接着剤の破損防止、局所的な空気圧による余分な積層荷重や各単セルCの面圧のばらつきを解消する。しかも、燃料電池スタックFSのセル構造は、外側連通穴21とセパレータ2の連通穴23とを互い違いの位置に設けることで、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止することができる。
ここで、先の第1実施形態では、セル積層方向に隣接する連通穴同士が、セル積層方向に一致する位置に形成してある構成を説明し、上記の第4実施形態では、セル積層方向に隣接する連通穴同士のうちの少なくとも一部の連通穴同士が、互いにずれた位置に形成してある構成を説明した。
これらの構成において、セル積層方向に隣接する連通穴同士は、同一部材の連通穴同士だけではなく、積層構造上で隣接する部材の連通穴同士である。すなわち、セル積層方向に隣接する連通穴同士としては、フレーム3の連通穴同士、フレーム3とセパレータ2の連通穴同士、セパレータ2の連通穴同士、フレーム3とシールプレートPの連通穴同士、並びにセパレータ2とシールプレートPの連通穴同士などが含まれる。
〈第5実施形態〉
図6に示す燃料電池スタックFSのセル構造は、第4実施形態(図5参照)と同等の基本構成を備えると共に、セル積層方向に隣接する連通穴同士のうちの少なくとも一部の連通穴同士が、互いにずれた位置に形成してある。すなわち、セルモジュールMにおいて、隣接する単セルC同士が、外側連通穴21及び内側連通穴22を交互に有し、セパレータ2の連通穴(23)は無い構成である。これにより、燃料電池スタックFSのセル構造は、セル積層方向に隣接する連通穴21,22同士が互い違いの位置に形成してある。
上記構成を備えた燃料電池スタックFSのセル構造は、先の実施形態と同様に、閉じ込められた空気による接着剤の破損防止、局所的な空気圧による余分な積層荷重や各単セルCの面圧のばらつきを解消する。しかも、燃料電池スタックFSのセル構造は、セル積層方向に隣接する外側連通穴21と内側連通穴22とを互い違いに配置することで、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止することができる。
〈第6実施形態〉
図7(A)に示す燃料電池スタックFSのセル構造は、第3実施形態(図4参照)と同等の基本構成を備えると共に、図7(B)に示すように、連通穴23の周縁部に沿って液絡防止用の突部31を設けた構成である。図7(B)は、図(A)中の円B部分の拡大断面図である。この実施形態では、単セルCのアノード側(又はカソード側)のセパレータ2に環状の前記突部31が設けてある。このような突部31は、セパレータ2の製造において、穴開け後に行うバーリングや、打ち抜きに伴う縁出しにより形成し得る。
上記構成を備えた燃料電池スタックのセル構造は、連通穴23の周縁部に突部31を設けているので、先述した各実施形態と同様に、空間Qの空気を外部に流出させる一方で、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水が連通穴23から流出するのを突部31で阻止する。このようにして、燃料電池スタックのセル構造は、凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止する。
〈第7実施形態〉
図8(A)に示す燃料電池スタックのセル構造は、単セルCにおけるアノード側セパレータ2の連通穴23A、カソード側セパレータ2の連通穴23C、及びフレーム3の連通穴22の位置を違いにずらせた構成である。図示例の連通穴22,23A,23Cは、いずれも円形であって、フレーム3の連通穴22に対して、カソード側セパレータ2の連通穴23Cが半径分すれた位置にある。また、カソード側セパレータ2の連通穴23Cに対して、アノード側セパレータ2の連通穴23Aが半径分すれた位置にある。
これにより、隣接する単セルC同士においても、アノード側セパレータ2の連通穴23Aとカソード側セパレータ2の連通穴23Cとが、互いに半径分ずれた位置にある。すなわち、セル積層方向に隣接する連通穴22,23A,23C同士は、いずれも互いにずれた位置に形成されている。
上記構成を備えた燃料電池スタックのセル構造は、先の実施形態と同様に、単セルCの空間Qの空気を外部に流出させる一方で、セル積層方向に隣接する連通穴22,23A,23C同士を互いにずらせて配置したので、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止する。
さらに、本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造では、より好ましい実施形態として、セル積層方向に隣接する連通穴同士の形状及び大きさの少なくとも一方を異ならせた構成にすることができる。例えば、図8(B)に示すように、フレーム3の連通穴22を円形にし、これに対して、アノード側及びカソード側のセパレータ2の連通穴23A,23Cを半円形にして、これらを互いにずらせた配置にする。
このような連通穴22,23A,23Cを有する燃料電池スタックのセル構造にあっても、単セルCの空間Qの空気を外部に流出させる一方で、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止することができる。
〈第8実施形態〉
図9(A)に示す燃料電池スタックのセル構造は、単セルを構成する膜電極構造体のフレーム3が、隣接するフレーム同士のシール部11に対応する位置に、少なくとも片面側に突出状態を成す厚肉部30を有している。この厚肉部30の突出部分は、シール部11の横断面上において同シール部11を内外に膨出状態に形成する尖頭形状を成している
この実施形態におけるフレーム3の厚肉部30は、フレーム3の周縁部で且つ両面側(図中で上下側)に突出状態を成すと共に、両面側の突出部分30A,30Bが、いずれも台形状を成している。とくに、両突出部分30A,30Bは、シール部11の横断面上において少なくともフレーム3の外周側を斜辺とする台形状を成している。なお、図示例の突出部分30A,30Bは、両側を斜辺とする台形状である。
より具体的には、厚肉部30は、図中で下側となる一方の突出部分30Aが、図中で上側となる他方の突出部分30Bの高さH1よりも大きい高さH2を有している(H1<H2)。また、一方の突出部分30Aは、他方の突出部分30Bの頂部幅W1よりも小さい頂部幅W2を有し、シール部11の横断面上において同シール部11を内外に膨出状態に形成する尖頭形状を成している。
このとき、一方の突出部分30Aの頂部幅W2は、シール部11を内外に膨出状態に形成するための構成として、図9(B)に接着前の状態を示すように、後に硬化してシール部11となる接着剤11Pの幅W3よりも小さいものとなっている。この接着剤11Pの幅W3は、一方の突出部分30Aの頂部幅W2よりも大きいが、他方の突出部分の頂部幅W1よりも小さいものである(W1>W3>W1)。
なお、図9においては、フレーム3の外周側のシール部11のみを示したが、その内側(図中で左側)には、内周側のシール部(例えば図2(B)の符号12参照)が配置されて内外で二重のシール構造を構成し、両シール部の間に環状の空間Qが形成される。これに対して、各フレーム3には、空間Qの範囲において、その表裏に連通する連通穴21が形成してある。
ここで、先の各実施形態でも説明したが、上記のような二重のシール構造では、接着剤11Pの硬化前にセル積層方向の荷重が加わると、図10(A)に示すように、空間Qに閉じ込められた空気(矢印)が、線状に塗布した接着剤11Pを部分的に押し切って放出される虞がある。また、空気の放出を生じることなく接着剤11Pが硬化した場合でも、図10(B)に示すように、空間Qで圧縮された空気(矢印)が接着剤11Pを部分的に変形させ、変形したまま硬化してシール部11を形成することがある。このような場合には、シール部11の変形部分のシール幅Wxが、本来のシール幅Wsに対して著しく小さいものになる可能性が高く、その結果、充分なシール性が損なわれる虞がある。
これに対して、上記の燃料電池スタックのセル構造では、製造時にセル積層方向に荷重が加わっても、図9(A)中に矢印で示すように、空間Qの空気を連通穴21から、外部や隣接する単セルCの空間Qに流出させることができる。これにより、燃料電池スタックのセル構造では、空気圧が局所的に高くなることもなく、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、とくにフレーム3同士の間のシール部11を形成する接着剤の破損を防止することができる。
また、燃料電池スタックのセル構造では、塗布した接着剤11Pが硬化してシール部11となった後においても、一つの空間Q内に空気が閉じ込められることがないので、圧縮空気による余分な積層荷重や各単セルの面圧のばらつきが解消される。
そして、上記実施形態の燃料電池スタックのセル構造では、フレーム3が、少なくとも片面側に突出状態を成す厚肉部30を有し、その突出部分30Aが、シール部11の横断面上において同シール部を内外に膨出状態に形成する尖頭形状を成しているので、接着剤11Pを押し潰すようにしてシール部11を形成することとなり、シール部11のシール幅Wsの均一化や、フレーム3とシール部11との界面の増大を実現し、安定したシール機能を達成する。
また、上記の燃料電池スタックのセル構造では、ディスペンサーによる接着剤11Pの塗布や、スクリーン印刷による接着剤11Pの塗布のいずれにも対応可能である。なお、上記実施形態では、厚肉部30が、フレーム3の両面側に突出状態を成すものとしたが、図9中の下側に示す突出部分30Aだけであっても良い。このような構成では、フレームの上面側が平坦になるので、例えばスクリーン印刷で接着剤11Pを塗布する場合、接着剤11Pの厚さを均一にすることができ、シール部11の品質がより安定する。
さらに、上記の燃料電池スタックのセル構造では、厚肉部30をフレーム3の両面側に突出状態にし、両面側の突出部分が、シール部11の横断面上において少なくともフレーム3の外周側を斜辺とする台形状を成すものとしたので、図1に示すケース一体型構造を構成した場合には、フレーム3の端部(図9中で右側端部)が補強板58A,58Bに接触した際に、突出部分30A,30Bのフレーム外周側を斜辺により、ケース側(補強板側)からの振動等の外力に対する応力集中を回避することができる。また、突出部分30A,30Bを台形状にすることにより、フレーム3を樹脂成形する際の離型性が良好になるという利点もある。
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、その構成が上記した各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の構成を組み合わせたり、構成部材の材料、形状、数、大きさ及び配置などを変更したりすることが可能である。
C 単セル
FS 燃料電池スタック
M セルモジュール
P シールプレート
1 膜電極接合体
2 セパレータ
3 フレーム
11 シール部(フレーム同士のシール部)
12 シール部(膜電極接合体とセパレータとのシール部)
21 外側連通穴
22 内側連通穴
23 セパレータの連通穴
23A アノード側セパレータの連通穴
23C カソード側セパレータの連通穴
24 シールプレートの連通穴
30 厚肉部
30A 一方の突出部分
30B 他方の突出部分
31 突部
52 外周シール部材
56A エンドプレート
56B エンドプレート
61 凹部
62 通路部
【0002】
[0005]
ところが、上記の燃料電池スタックでは、当然、膜電極接合体とセパレータとの間にも全周にわたるシール部があることから、上述したフレーム同士のシール部と合わせて外周部が二重のシール構造になり、内外のシール部の間に閉空間が形成される。このため、燃料電池スタックでは、接着剤の硬化前にセル積層方向の荷重が加わると、閉空間に閉じ込められた空気が、線状に塗布した接着剤を部分的に押し切って放出される虞があり、このような問題点を解決することが課題であった。
[0006]
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、シール部を形成する接着剤の破損を防止することができる燃料電池スタックのセル構造を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段
[0007]
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、膜電極接合体を一対のセパレータで挟持した構造を有する単セルを積層して成る燃料電池スタックのセル構造であって、膜電極接合体は、その周囲に、セパレータの周縁部よりも外側に延出する大きさのフレームを有している。そして、燃料電池スタックのセル構造は、フレームの周縁部の全周にわたって連続する外側のシール部と、セパレータの周縁部の全周にわたって連続する内側のシール部とを有し、セル積層方向に隣接するフレーム同士のシール部(接着箇所)から、膜電極接合体とセパレータとのシール部に至る間におけるフレームに、その表裏に連通する連通穴を設けた構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
発明の効果
[0008]
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、例えば、製造時にセル積層方向に荷重が加わっても、内外のシール部の間に形成された空間の空気を連通穴から外部に流出させるので、空気圧が局所的に高くなることがなく、外周部に二重のシール構造を有する燃料電池スタックにおいて、シール部を形成する接着剤の破損を防止することができる。
図面の簡単な説明
[0009]
[図1]燃料電池スタックの斜視図(A)、及び斜視分解図(B)である。
【0014】
た位置にある。また、カソード側セパレータ2の連通穴23Cに対して、アノード側セパレータ2の連通穴23Aが半径分すれた位置にある。
[0059]
これにより、隣接する単セルC同士においても、アノード側セパレータ2の連通穴23Aとカソード側セパレータ2の連通穴23Cとが、互いに半径分ずれた位置にある。すなわち、セル積層方向に隣接する連通穴22,23A,23C同士は、いずれも互いにずれた位置に形成されている。
[0060]
上記構成を備えた燃料電池スタックのセル構造は、先の実施形態と同様に、単セルCの空間Qの空気を外部に流出させる一方で、セル積層方向に隣接する連通穴22,23A,23C同士を互いにずらせて配置したので、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止する。
[0061]
さらに、本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造では、より好ましい実施形態として、セル積層方向に隣接する連通穴同士の形状及び大きさの少なくとも一方を異ならせた構成にすることができる。例えば、図8(B)に示すように、フレーム3の連通穴22を円形にし、これに対して、アノード側及びカソード側のセパレータ2の連通穴23A,23Cを半円形にして、これらを互いにずらせた配置にする。
[0062]
このような連通穴22,23A,23Cを有する燃料電池スタックのセル構造にあっても、単セルCの空間Qの空気を外部に流出させる一方で、膜電極接合体1で発生した水蒸気の凝縮水がセル積層方向に流通し難い状態にして、その水による単セルC同士の短絡(液絡)を防止することができる。
[0063]
〈第8実施形態〉
図9(A)に示す燃料電池スタックのセル構造は、単セルを構成する膜電極構造体のフレーム3が、隣接するフレーム同士のシール部11に対応する位置に、少なくとも片面側に突出状態を成す厚肉部30を有している。この厚肉部30の突出部分は、シール部11の連続方向に交差する横断面上において同シール部11を単セルCの内外(図9中で左右)に膨出状態に形成する尖頭形状を成している。
[0064]
この実施形態におけるフレーム3の厚肉部30は、フレーム3の周縁部で
このとき、一方の突出部分30Aの頂部幅W2は、シール部11を内外に膨出状態に形成するための構成として、図9(B)に接着前の状態を示すように、後に硬化してシール部11となる接着剤11Pの幅W3よりも小さいものとなっている。この接着剤11Pの幅W3は、一方の突出部分30Aの頂部幅W2よりも大きいが、他方の突出部分の頂部幅W1よりも小さいものである(W1>W3>W)。
本発明に係わる燃料電池スタックのセル構造は、膜電極接合体を一対のセパレータで挟持した構造を有する単セルを積層して成る燃料電池スタックのセル構造であって、膜電極接合体は、その周囲に、セパレータの周縁部よりも外側に延出する大きさのフレームを有している。そして、燃料電池スタックのセル構造は、フレームの周縁部の全周にわたって連続する外側のシール部と、セパレータの周縁部の全周にわたって連続する内側のシール部とを有し、前記外側のシール部が、セル積層方向に隣接するフレーム同士を接合し、前記内側のシール部が、セル積層方向に隣接する膜電極接合体とセパレータとを接合し、前記外側のシール部と内側のシール部とによって単セルの外周部に二重のシール構造を形成し、前記外側のシール部から、前記内側のシール部に至る間におけるフレームに、その表裏に連通する連通穴を設けた構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
すなわち、単セルCは、薄型化を図るために、膜電極接合体1の周囲を一対の薄いフィルムで挟んで、このフィルムの部分をフレーム3としている。このようなフレーム3を備えた単セルCでは、雨水や結露水等の外部の水による単セルC間の短絡(液絡)を防ぐ構造にするために、図2(A)に示すように、フレーム3をセパレータ2よりも一回り大きいものとしている。そして、単セルCは、積層して燃料電池スタックFSを構成する際に、図2(B)に示すように、セル積層方向に隣接するフレーム3同士を全周にわたって接着し、この接着箇所をシール部(外側のシール部)11としている。このシール部11には、塗布後に硬化して接着機能及びシール機能を発揮する接着剤が使用される。
また、単セルCは、先に述べたように、膜電極接合体1とセパレータ2とを気密的に接合しており、図2に示すように、膜電極接合体1のフレーム3の周縁部と、セパレータ2とを全周にわたって接着している。この接着には、上記のフレーム3の接着と同様に、塗布後に硬化してシール部(内側のシール部)12となる接着剤が使用される。なお、夫々のシール部11,12は、図2(A)中では、他の構成部材の輪郭と区別するために点線で示しているが、実際には全周にわたって連続している。
C 単セル
FS 燃料電池スタック
M セルモジュール
P シールプレート
1 膜電極接合体
2 セパレータ
3 フレーム
11 シール部(フレーム同士のシール部・外側のシール部
12 シール部(膜電極接合体とセパレータとのシール部・内側のシール部
21 外側連通穴
22 内側連通穴
23 セパレータの連通穴
23A アノード側セパレータの連通穴
23C カソード側セパレータの連通穴
24 シールプレートの連通穴
30 厚肉部
30A 一方の突出部分
30B 他方の突出部分
31 突部
52 外周シール部材
56A エンドプレート
56B エンドプレート
61 凹部
62 通路部

Claims (13)

  1. 膜電極接合体を一対のセパレータで挟持した構造を有する単セルを積層して成る燃料電池スタックのセル構造であって、
    膜電極接合体は、その周囲に、セパレータの周縁部よりも外側に延出する大きさのフレームを有しており、
    セル積層方向に隣接するフレーム同士のシール部から、膜電極接合体とセパレータとのシール部に至る間におけるフレームに、その表裏に連通する連通穴を設けたことを特徴とする燃料電池スタックのセル構造。
  2. 連通穴は、セル積層方向に隣接するフレーム同士の相対向面に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  3. 連通穴は、フレームにおけるセパレータとの相対向面に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  4. セル積層方向に隣接するフレーム同士のシール部から、膜電極接合体とセパレータとのシール部に至る間におけるセパレータに、その表裏に連通する連通穴が形成してあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  5. フレームの複数箇所に連通穴が形成してあると共に、単セルの積層体を積層方向に挟持するエンドプレートを備えており、
    エンドプレートは、連通穴の位置に対応して配置した圧力吸収用の凹部と、各凹部を連通させる均圧用の通路部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  6. 単セルを所定枚数積層してセルモジュールとすると共に、セルモジュール間に介装するシールプレートを備えており、
    シールプレートは、その表裏に連通する連通穴と、連通穴よりも外周側でセルモジュールに接触する外周シール部材を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  7. セル積層方向に隣接する連通穴同士が、セル積層方向に一致する位置に形成してあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  8. セル積層方向に隣接する連通穴同士のうちの少なくとも一部の連通穴同士が、互いにずれた位置に形成してあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  9. 連通穴の周縁部に沿って液絡防止用の突部を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  10. セル積層方向に隣接する連通穴同士の形状及び大きさの少なくとも一方を異ならせたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  11. セパレータの連通穴は、表面処理時の保持穴、単セルの積層時の位置決め穴として使用されることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  12. 前記フレームが、隣接するフレーム同士のシール部に対応する位置に、少なくとも片面側に突出状態を成す厚肉部を有し、
    前記厚肉部の突出部分が、シール部の横断面上において同シール部を内外に膨出状態に形成する尖頭形状を成していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の燃料電池スタックのセル構造。
  13. 前記フレームの厚肉部が、フレームの周縁部で且つ両面側に突出状態を成すと共に、 両面側の突出部分が、シール部の横断面上において少なくともフレームの外周側を斜辺とする台形状を成しており、
    一方の突出部分が、他方の突出部分の高さよりも大きい高さを有し且つ他方の突出部分の頂部幅よりも小さい頂部幅を有して、シール部の横断面上において同シール部を内外に膨出状態に形成する尖頭形状を成していることを特徴とする請求項12に記載の燃料電池スタックのセル構造。
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