JP2017117722A - 燃料電池用ガスケット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池のセル部品30,40間への組み付け時のハンドリング性を一層向上させた燃料電池用ガスケット10を提供する。【解決手段】セル部品30,40間のシール対象領域Cを取り囲む形状の合成樹脂製のフレーム11と、フレーム11に一体的に接合されたゴム状弾性体製のガスケット本体12からなり、ガスケット本体12は、フレーム11のうちシール対象領域C側の端部にこの端部の厚さ方向両面を覆うように接合された被覆部121,122と、被覆部121,122からシール対象領域C側へ延びると共にフレーム11のシール対象領域C側を向いた面に接合されフレーム11より厚肉に形成された連結部123と、連結部123からシール対象領域C側へ延びセル部品30,40に圧縮状態で密接されるシール部124からなる。【選択図】図2

Description

本発明は、補強フレームを一体に有する燃料電池用ガスケット及びその製造方法に関する。
燃料電池は、基本的には電解質膜の両面に一対の電極層を設けたMEA(膜−電極複合体)を備える発電体を、セパレータで挟持して燃料電池セルとし、更にこの燃料電池セルを多数積層したスタック構造となっている。そして、酸化ガス(酸素)が各セパレータの一方の面に形成された酸化ガス流路から一方の触媒電極層(カソード)に供給され、水素が各セパレータの他方の面に形成された燃料ガス流路から他方の触媒電極層(アノード)に供給され、水の電気分解の逆反応である電気化学反応、すなわち水素と酸素から水を生成する反応によって、電力を発生するものである。
燃料電池スタックでは、1つのセル内にカソードガス(酸化ガス)層、アノードガス(燃料ガス)層、冷媒層を有し、燃料電池スタックは、たとえば1台につき400〜500セルが積層され、すなわち1000層を超える流体層を有するものがある。そして、これらの流体層は、層内を流通する流体が漏洩することのないように密封する必要がある。密封の手段としては、発電体における反応面の外周に沿ってシール手段を設け、さらに、必要に応じて流体の供給・排出用のマニホールド穴を囲うようにシール手段を設けることが知られている。そしてこのようなシール手段としては、ゴム又は熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体からなるガスケットや、リジッドな接着剤が使用される。
ゴム状弾性体からなるガスケットの場合、燃料電池セルを構成するセパレータなどの積層部材に一体的に成形することが好ましい。その理由は、燃料電池スタックの組立の際に省力化できるからである。しかしながら燃料電池スタックの構造によっては、ある程度サブアッセンブリされたユニットの間や、ユニットと最も外側の部材(例えば集電板)との間などの密封手段としては、ゴム単体からなるガスケットが使用されることがある。このゴム単体ガスケットは、自動車用燃料電池のセパレータほどの領域をシールするとなると、剛性が小さいためシール溝へ組み付ける際に捩れてしまいやすく、したがって作業性が悪く、機械化も難しいことから、装着作業を手作業によって行わざるを得ず、結果として膨大な作業工数が必要となってしまう。
そこで、ゴム状弾性体からなるガスケットを、合成樹脂や金属からなる薄板状のシートを打ち抜いて形成した補強用フレーム(フレーム体)に一体に成形することによって、組み付け時のハンドリング性を向上させたものが知られている(例えば下記の特許文献1参照)。
特許第5468457号公報
しかしながら、従来の燃料電池用ガスケットによれば、シール部とフレームを連結している連結部は、厚さがフレームの肉厚より小さいゴム状弾性体からなるものであるため、変形しやすく、依然として組み付け時のハンドリング性に懸念が残るものである。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、組み付け時のハンドリング性を一層向上させた燃料電池用ガスケットを提供することにある。
上述した技術的課題を解決するための手段として、請求項1の発明に係る燃料電池用ガスケットは、燃料電池のセル部品間に介装される燃料電池用ガスケットにおいて、前記セル部品間のシール対象領域を取り囲む形状の合成樹脂製のフレームと、前記フレームに一体的に接合されたゴム状弾性体製のガスケット本体からなり、前記ガスケット本体は、前記フレームのうち前記シール対象領域側の端部にこの端部の厚さ方向両面を覆うように接合された被覆部と、前記被覆部から前記シール対象領域側へ延びると共に前記フレームの前記シール対象領域側を向いた面に接合され前記フレームより厚肉に形成された連結部と、前記連結部から前記シール対象領域側へ延び前記セル部品に圧縮状態で密接されるシール部からなることを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る燃料電池用ガスケットは、請求項1に記載された構成において、フレームのうちガスケット本体の被覆部が接合された部分に薄肉部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る燃料電池用ガスケットは、請求項1又は2に記載された構成において、シール部に、ガスケット本体の厚さ方向両側へ隆起した複数対のシールビードが形成されたことを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る燃料電池用ガスケットの製造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載された燃料電池用ガスケットを製造する方法において、フレームを射出成形することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池用ガスケットによれば、ガスケット本体が、フレームのうちシール対象領域側の端部にこの端部の厚さ方向両面を覆うように形成された被覆部及びこの被覆部から延びてフレームより厚肉に形成された連結部によってフレームに接合されているため、フレームとの接合部分の剛性が大きく、このため組み付けの際にシール部が捩れたり倒れたりしにくく、ハンドリング性を一層向上させることができる。
また、本発明に係る燃料電池用ガスケットの製造方法によれば、フレームを射出成形するため、フレームの製作過程で無駄になる材料が少なく、このため材料の歩留まりを向上させ、しかもフレームの厚みが部分的に異なる仕様とするなど、設計の自由度を向上させることができる。
本発明に係る燃料電池用ガスケットの第一の実施の形態を単体で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第一の実施の形態を、複数層の燃料電池セルへの装着状態で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第一の実施の形態を、一方のセパレータ上に配置した状態で示す部分的な断面斜視図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第二の実施の形態を単体で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第二の実施の形態を、複数層の燃料電池セルへの装着状態で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第二の実施の形態を、一方のセパレータ上に配置した状態で示す部分的な断面斜視図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第三の実施の形態を単体で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第三の実施の形態を、複数層の燃料電池セルへの装着状態で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第三の実施の形態を、一方のセパレータ上に配置した状態で示す部分的な断面斜視図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第四の実施の形態を単体で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第四の実施の形態を、複数層の燃料電池セルへの装着状態で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第四の実施の形態を、一方のセパレータ上に配置した状態で示す部分的な断面斜視図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第五の実施の形態を単体で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第五の実施の形態を、複数層の燃料電池セルへの装着状態で示す部分的な断面図である。 本発明に係る燃料電池用ガスケットの第五の実施の形態を、一方のセパレータ上に配置した状態で示す部分的な断面斜視図である。
以下、本発明に係る燃料電池用ガスケットの好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず図1〜図3は、本発明に係る燃料電池用ガスケットの第一の実施の形態を示すものである。この燃料電池用ガスケット10は、図2に示すように燃料電池に組み付けられるものであって、図2において、参照符号20は、電解質膜及びその両面に設けた触媒電極層(アノード及びカソード)からなる膜−電極複合体(MEA)と、その厚さ方向両側に積層したガス拡散層からなる発電体である。そしてこの発電体20の厚さ方向両側に金属板を成形したセパレータ30,40が積層されることによって、燃料電池セル1が構成され、多数の燃料電池セル1が燃料電池用ガスケット10を介して積層されることによって燃料電池スタックを構成している。なお、セパレータ30,40は、請求項1に記載されたセル部品に相当する。
発電体20とその一側のセパレータ30の間には、このセパレータ30に屈曲形成された流路溝31によって例えば燃料ガス流路Aが画成されており、発電体20とその他側のセパレータ40の間には、このセパレータ40に屈曲形成された流路溝41によって例えば酸化剤ガス流路Bが画成されている。そしてこれら燃料ガス流路A及び酸化剤ガス流路Bは、発電体20の周囲に一体的に設けた弾性体シート50によってシールされている。すなわちこの燃料電池は、各燃料電池セル1において、燃料ガス流路Aを流通する燃料ガスが、発電体20におけるアノード側に供給され、酸化剤ガス流路Bを流通する酸化剤ガスが、発電体20におけるカソード側に供給され、水素と酸素から水を生成する反応によって電力を発生するものである。
また、セパレータ30,40の間には、発電に伴い発生する反応熱を除去するための冷媒液を流通させる冷媒流路Cが画成されており、燃料電池用ガスケット10は、この冷媒流路Cをシールするものである。燃料電池用ガスケット10は、図1及び図3にも示すように、合成樹脂製のフレーム11と、このフレーム11に一体に設けられたゴム状弾性体製のガスケット本体12からなる。
詳しくは、燃料電池用ガスケット10におけるフレーム11は、ガスケット本体12を形成しているゴム状弾性体よりも剛性の高い合成樹脂からなり、射出成形によって、図2に示すセパレータ30,40間のシール対象領域である冷媒流路Cを取り囲む形状に製作されており、言い換えれば、セパレータ30,40に流路溝31,41の形成領域を取り囲むように形成されたガスケット収容溝32,42間に遊嵌状態に配置可能な形状に製作されている。
また、燃料電池用ガスケット10におけるガスケット本体12は、フレーム11に液状ゴムなどの成形用ゴム材料によって一体成形されたものであって、フレーム11のうち冷媒流路C側の端部にその厚さ方向両面11a,11bを覆うように接合された被覆部121,122と、この被覆部121,122から冷媒流路C側へ延びると共にフレーム11のうち冷媒流路C側を向いた面11cに接合された連結部123と、この連結部123から冷媒流路C側へ延びるシール部124からなる。
ガスケット本体12における連結部123の表面は、被覆部121,122の表面と面一となっており、したがって連結部123はフレーム11より厚肉となっている。また、ガスケット本体12におけるシール部124は、連結部123とほぼ同じ厚さの板状の基部124cと、この基部124cから厚さ方向両側へ隆起形成された1対のシールビード124a,124bとからなる。したがって、シール部124は全体として連結部123よりも厚肉であり、ひいてはフレーム11より厚肉であり、図2に示す組み付け状態において、シールビード124a,124bがセパレータ30,40のガスケット収容溝32,42に適当な圧縮状態で密接されるようになっている。
上記の構成を備える第一の実施の形態の燃料電池用ガスケット10によれば、ゴム状弾性体からなるガスケット本体12が、合成樹脂からなるフレーム11によって補強されているので、燃料電池セル1,1間(セパレータ30,40間)への組み付け時の良好なハンドリング性を確保することができる。
特に、ガスケット本体12は、フレーム11のうち冷媒流路C側の端部の厚さ方向両面を覆うように形成された被覆部121,122と、この被覆部121,122と連続してフレーム11より厚肉に形成された連結部123によってフレーム11に接合されているため、フレーム11とシール部124の間の剛性が大きく、このため組み付けの際にシール部124が捩れたり倒れたりしにくく、組み付け時のハンドリング性を一層向上させることができる。またその結果、シールの信頼性も向上する。
また、フレーム11を例えば従来のように合成樹脂や金属からなるシートを打ち抜いて製作する場合、シートの大部分が無駄になってしまい、しかも全体の厚みが均一な仕様のものしか得られないが、上記構成の燃料電池用ガスケット10によれば、フレーム11は合成樹脂の射出成形によって製作されるため、製作過程で無駄になる材料が少なく、このため材料の歩留まりを向上させることができ、しかもフレーム11の厚みが部分的に異なる仕様とするなど、設計の自由度を向上させることができる。
また、ガスケット本体12におけるシール部124はゴム状弾性体のみからなり、すなわちシールビード124a,124b間にはフレーム11が存在しないため、シール部124(シールビード124a,124b)の圧縮量を大きくして十分なシール面圧及びシール幅を確保することができる。
図4〜図6は、フレーム11の厚みを部分的に異なる仕様とした例として、本発明に係る燃料電池用ガスケットの第二の実施の形態を示すものである。
この実施の形態の燃料電池用ガスケット10は、フレーム11のうち、ガスケット本体12の被覆部121,122が接合された部分(冷媒流路C側の端部)に、薄肉部111が形成されたものである。すなわち、フレーム11は合成樹脂の射出成形によって製作されたものであって、ガスケット本体12の被覆部121,122が接合されたフレーム11の端部の厚さ方向両面11a,11bには、薄肉部111とそれ以外の部分との境界となる段差111a,111bが形成されている。薄肉部111の肉厚は、確保すべき剛性を考慮して適切に設定されることはもちろんである。なお、その他の部分は先に説明した図1〜図3に示す第一の実施の形態と同様に構成されている。
上記の構成を備える第二の実施の形態の燃料電池用ガスケット10によれば、第一の実施の形態と同様の効果に加え、フレーム11の端部に薄肉部111が形成されたことによってその分だけ被覆部121,122が厚くなるので、ガスケット本体12をフレーム11と一体成形する際に被覆部121,122のゴム材料の賦形性を高めることができる。またこのため、被覆部121,122の成形不良を防止し、ひいてはフレーム11との所要の接合強度を確保することができる。
次に、図7〜図9は、本発明に係る燃料電池用ガスケットの第三の実施の形態を示すものである。
この実施の形態の燃料電池用ガスケット10は、ガスケット本体12のシール部124に、その厚さ方向両側へ隆起した2対のシールビード124a,124bが形成されたものである。その他の部分は先に説明した図4〜図6に示す第二の実施の形態と同様に構成されており、すなわちフレーム11のうち、ガスケット本体12の被覆部121,122が接合された部分(冷媒流路C側の端部)に、薄肉部111が形成されている。
上記の構成を備える第三の実施の形態の燃料電池用ガスケット10によれば、第二の実施の形態と同様の効果に加え、ガスケット本体12のシール部124が2対のシールビード124a,124bを有するため、セパレータ30,40のガスケット収容溝32,42間における組み付け状態が安定し、したがって図8に示す積層状態において、上下の燃料電池用ガスケット10,10に組み付け精度による僅かなずれがあってもシール性が補償され、ガスケット収容溝32,42間で圧縮したときのシールビード124a,124bの倒れも生じにくくなる。
次に、図10〜図12は、本発明に係る燃料電池用ガスケットの第四の実施の形態を示すものである。
この実施の形態の燃料電池用ガスケット10は、第三の実施の形態よりもさらに多くの列のシールビード124a,124bを設け、すなわちガスケット本体12のシール部124に3対のシールビード124a,124bを形成することによって、組み付け状態の一層の安定化を図ったものである。
この実施の形態では、シールビード124a,124bの列を増やすことによって、図7〜図9に示す第三の実施の形態に比較してフレーム11の幅Wが小さいものとなっているが、それによって組み付け時のハンドリング性が損なわれたり、ガスケット本体12に対する補強機能が損なわれたりする懸念がある場合は、フレーム11の幅Wを大きくすることが望ましい。
図13〜図15は、本発明に係る燃料電池用ガスケットの第五の実施の形態は、上述のような観点から、図10〜図12に示す形態に比較して、フレーム11の幅Wを大きくしたものである。このように構成することによって、組み付け時のハンドリング性及び剛性を確保することができる。
1 燃料電池セル
10 燃料電池用ガスケット
11 フレーム
111 薄肉部
12 ガスケット本体
121,122 被覆部
123 連結部
124 シール部
20 発電体
30,40 セパレータ(セル部品)
C 冷媒流路(シール対象領域)

Claims (4)

  1. 燃料電池のセル部品間に介装される燃料電池用ガスケットにおいて、前記セル部品間のシール対象領域を取り囲む形状の合成樹脂製のフレームと、前記フレームに一体的に接合されたゴム状弾性体製のガスケット本体からなり、前記ガスケット本体は、前記フレームのうち前記シール対象領域側の端部にこの端部の厚さ方向両面を覆うように接合された被覆部と、前記被覆部から前記シール対象領域側へ延びると共に前記フレームの前記シール対象領域側を向いた面に接合され前記フレームより厚肉に形成された連結部と、前記連結部から前記シール対象領域側へ延び前記セル部品に圧縮状態で密接されるシール部からなることを特徴とする燃料電池用ガスケット。
  2. フレームのうちガスケット本体の被覆部が接合された部分に薄肉部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用ガスケット。
  3. シール部に、ガスケット本体の厚さ方向両側へ隆起した複数対のシールビードが形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池用ガスケット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池用ガスケットを製造する方法において、フレームを射出成形することを特徴とする燃料電池用ガスケットの製造方法。
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