JPWO2014167799A1 - 通信端末および通信システム - Google Patents
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Abstract
通信端末(2)において、受電回路(21)は、分岐端(P1,P2)を介して2線式の伝送線(3)に接続され、伝送線(3)から供給される電力を受けるように構成される。送信回路(22)は、分岐端(P1,P2)間に接続され、それらの間を短絡することにより伝送線(3)上に電流モードの信号を送信するように構成される。中間回路(23)は、インダクタ(L1)およびコンデンサ(C1)の直列回路を含み、分岐端(P1,P2)間に送信回路(22)と並列に接続され、また分岐端(P1,P2)と受電回路(21)との間に介在する。受電回路(21)は、コンデンサ(C1)の両端間に接続されている。
Description
本発明は、伝送線上に電流モードの信号を送信するように構成される通信端末および通信システムに関する。
従来、伝送ユニットと複数台の通信端末(入力端末器および制御端末器)が信号線に接続され、伝送ユニットと通信端末との間で時分割多重伝送方式の伝送信号によるデータ伝送を行うシステムが知られている(たとえば日本国特許出願公開番号2005−73075(以下「文献1」という)参照)。
文献1に記載のシステムでは、伝送ユニットは、信号線(以下「伝送線」という)に対して(多重)伝送信号を送信する。通信端末は、伝送信号のアドレスデータがそれぞれに設定されているアドレスデータに一致すると、伝送信号の信号返送期間に同期して、伝送線を適当な低インピーダンスを介して短絡することにより電流モードの信号を返送する。
この種のシステムにおいては、通信端末は、伝送線上の伝送信号から内部回路の動作用電源を確保する、つまり伝送線から電力の供給を受けて動作することが知られている。ただし、たとえば液晶ディスプレイを備えた通信端末のように消費電力の比較的大きな通信端末は、伝送線から比較的大きな電力の供給を受けることになり、伝送信号に対するインピーダンスを低下させ、通信環境を劣化させる可能性がある。
そこで、たとえば日本国特許出願公開番号2004−356771(以下「文献2」という)に示すように、インピーダンスを増大させるインピーダンス改善回路を用いることが考えられる。文献2には、入力インピーダンスの特に低い負荷機器が、インピーダンス改善回路を介して、電力線搬送通信の通信路としての電圧線、中性線に対して接続されることが記載されている。
しかし、通信端末は、それ自身が電流モードの信号を送信するので、文献2に記載されているようなインピーダンス改善回路を介して伝送線に接続されると、自身の送信する信号がインピーダンス改善回路で減衰し、通信環境が劣化する可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、伝送線から比較的大きな電力の供給を受けながらも、通信環境の劣化を抑制することができる通信端末および通信システムを提供することを目的とする。
本発明の通信端末(2)は、第1および第2分岐端(P1,P2)と、受電回路(21)と、送信回路(22)と、中間回路(23)とを備える。受電回路(21)は、前記第1および第2分岐端(P1,P2)を介して2線式の伝送線(3)に接続され、前記伝送線(3)から供給される電力を受けるように構成される。送信回路(22)は、前記第1および第2分岐端(P1,P2)間に接続され、前記第1および第2分岐端間を短絡することにより前記伝送線(3)上に電流モードの信号を送信するように構成される。中間回路(23)は、インダクタ(L1)およびコンデンサ(C1)の直列回路を含み、前記第1および第2分岐端(P1,P2)間に前記送信回路(22)と並列に接続され、また前記第1および第2分岐端(P1,P2)と前記受電回路(21)との間に介在する。前記受電回路(21)は、前記コンデンサ(C1)の両端間に接続されている。
一実施形態において、通信端末(2)は、前記伝送線(3)に接続される第1および第2入力端子(T1,T2)と、ダイオードブリッジ(24)とをさらに備えている。ダイオードブリッジ(24)は、前記第1および第2入力端子(T1,T2)と前記第1および第2分岐端(P1,P2)との間に介在する。
一実施形態において、前記中間回路(23)は、前記コンデンサ(C1)の放電電流が前記インダクタ(L1)へ流れることを防止するように、前記インダクタ(L1)と前記コンデンサ(C1)との間に介在するダイオードをさらに備える。
一実施形態において、前記インダクタ(L1)は直列に配置された複数のコイル(L11,L12)からなる。
一実施形態において、前記中間回路(23)は、前記コンデンサ(C1)に印加される電圧を制限するように、前記コンデンサ(C1)と並列に接続された電圧制限素子(ZD1)をさらに備える。
一実施形態において、前記中間回路(23)は、前記インダクタ(L1)と前記コンデンサ(C1)との間に介在する抵抗(R1)をさらに備える。
本発明の通信システムは、上記通信端末(2)と、前記伝送線(3)に接続される伝送ユニット(1)とを備える。
本発明は、インダクタおよびコンデンサの直列回路を含み第1および第2分岐端の間に送信回路と並列に接続された中間回路を備え、受電回路は、コンデンサの両端間に接続されている。そのため、伝送線から比較的大きな電力の供給を受けながらも、通信環境の劣化を抑制することができる、という利点がある。
本発明の好ましい実施形態をさらに詳細に記述する。本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な記述および添付図面に関連して一層良く理解されるものである。
実施形態1に係る通信端末の概略回路図である。
実施形態1に係る通信端末を用いた通信システムの概略ブロック図である。
実施形態1に係る通信端末の具体例を示す概略回路図である。
図2は通信システムを例示する。この通信システムは、2線式の伝送線3に接続される伝送ユニット1と、複数台の通信端末201,202,203,・・・とを備える。以下、これら通信端末を区別しないときには単に「通信端末2」という。複数台の通信端末2の各々は、時分割多重プロトコルに従って伝送線3を伝送される伝送信号を用いて伝送ユニット1と通信を行うように構成されている。つまり、この通信システムは、データ伝送を時分割で行う時分割多重伝送システムである。
図2に示す通信システムは、たとえばオフィスビル等において照明器具や空調設備などの機器を制御するための制御システムとして用いられる。この場合、各通信端末2は、壁スイッチ等のスイッチの監視入力を監視するための監視用の端末と、リレーを有し機器のオンオフ制御等を行うための制御用の端末との2種類に分類される。
伝送ユニット1は、伝送信号を伝送線3に繰り返し送出し、伝送信号を用いて各通信端末2と通信するように構成される。複数台の通信端末2は、伝送ユニット1に対して伝送線3を介して並列接続されており、互いに直接通信するのではなく伝送ユニット1を介して互いに通信する。また、通信端末2は、伝送線3上の伝送信号から内部回路の動作用電源を確保するように構成される、つまり、通信端末2は、伝送線3から電力の供給を受けて動作するのである。
伝送信号は、予備割込帯と、予備帯と、送信帯と、返信帯と、割込帯と、短絡検出帯と、休止帯との7つの区間からなる複極(±24V)の時分割多重信号である。送信帯は、伝送ユニット1が通信端末2にデータを伝送するための期間である。返信帯は、伝送ユニット1が通信端末2からの返送データを受信するためのタイムスロットである。
伝送ユニット1は、常時は、モードデータが通常モードである伝送信号を送信し、この伝送信号の送信帯に含まれるアドレスデータをサイクリックに変化させて通信端末2に順次アクセスする常時ポーリングを行う。
通信端末2は、受信した伝送信号の送信帯に含まれるアドレスデータが自身のアドレスに一致すると、この送信帯に含まれる制御データを受信し、その後の最初の(同一フレームの)返信帯にて返送データを伝送ユニット1に送信する。このとき、通信端末2は、伝送信号の返信帯に同期した電流モードの信号(適当な低インピーダンスを介して伝送線3を短絡することにより送出される信号)により返送データを送信する。
伝送ユニット1は、監視用の通信端末2と制御用の通信端末2とをアドレスによって対応付けた制御テーブルを記憶しており、監視用の通信端末2からの監視入力を受けると、監視用の通信端末2に対応する制御用の通信端末2へ監視入力に対応する制御データを送信する。これにより、通信システムは監視入力に応じた機器の制御等が可能となる。
ところで、この種の通信システムに用いられる通信端末2の例は、たとえば液晶ディスプレイを備えた通信端末2のように消費電力の比較的大きな通信端末2を含む。このような通信端末2は、伝送線3から比較的大きな電力の供給を受けることになり、伝送信号に対するインピーダンスを低下させ、通信環境を劣化させる可能性がある。そのため、消費電力の比較的大きな通信端末2は、伝送線3とは別の電源線から電力の供給を受けることが考えられるが、その場合、伝送線3とは別に電源線を敷設されている必要がある。
(実施形態1)
そこで、本実施形態は、伝送線3から比較的大きな電力の供給を受けながらも、伝送信号に対するインピーダンスの低下を抑制し、通信環境の劣化を抑制することができる通信端末2を提供する。したがって、本実施形態の通信端末2では、伝送線3から電力の供給を受けるので、伝送線3とは別に電源線が敷設されている必要はない。
そこで、本実施形態は、伝送線3から比較的大きな電力の供給を受けながらも、伝送信号に対するインピーダンスの低下を抑制し、通信環境の劣化を抑制することができる通信端末2を提供する。したがって、本実施形態の通信端末2では、伝送線3から電力の供給を受けるので、伝送線3とは別に電源線が敷設されている必要はない。
本実施形態の通信端末2は、伝送線3に接続される端末であって、図1に示すように、第1および第2分岐端P1およびP2、受電回路21、送信回路22および中間回路23を備える。受電回路21は、第1および第2分岐端P1およびP2を介して2線式の伝送線3に接続され、伝送線3から供給される電力を受けるように構成される。図1の例では、受電回路21は、負荷212を含むので、伝送線3から供給される電力を受けてその電力を消費するように構成される。送信回路22は、第1および第2分岐端P1およびP2間に接続され、伝送線3上に電流モードの信号を送信するように構成される。図1の例では、送信回路22は、伝送線3からの通電時に直流電圧が印加される第1および第2分岐端P1およびP2に接続され、第1および第2分岐端P1およびP2間を短絡することにより伝送線3上に電流モードの信号を送信するように構成されている。中間回路23は、インダクタL1およびコンデンサC1の直列回路を含み、第1および第2分岐端P1およびP2間に送信回路22と並列に接続され、また第1および第2分岐端P1およびP2と受電回路21との間に介在する。図1の例では、中間回路23はLC直列回路になっている。受電回路21は、コンデンサC1の両端間に接続されている。
本実施形態においては、受電回路21は、通信端末2の内部回路(送信回路22も含む)の動作用電源を生成する電源回路211と、電源回路211からの電力供給を受ける負荷212とを含んでいる。すなわち、通信端末2は、上述したように伝送線3上の伝送信号から内部回路の動作用電源を確保するので、受電回路21にて、伝送線3から供給される電力を消費することになる。ここで、受電回路21の電源回路211は、汎用のDC/DCコンバータが用いられ、スイッチングレギュレータであってもリニアレギュレータであってもよい。負荷212は、たとえば液晶ディスプレイ(図示せず)などの消費電力が比較的大きな負荷を含む。
本実施形態では、通信端末2は、伝送線3に接続される第1および第2入力端子T1およびT2と、ダイオードブリッジ24とをさらに備えている。ダイオードブリッジ24は、第1および第2入力端子T1およびT2と第1および第2分岐端P1およびP2との間に介在する。ダイオードブリッジ24は、無極性化回路として機能し、通信端末2は、伝送線3に対して無極性化される。つまり、第1および第2入力端子T1およびT2の伝送線3への接続極性に関わらず、第1および第2分岐端P1およびP2には決まった極性の直流電圧が印加されることになる。ここでは、第1および第2分岐端P1およびP2は、第1分岐端P1が高電位、第2分岐端P2が低電位(回路グランド)となるような向きでダイオードブリッジ24に接続されている。つまり、第1および第2分岐端P1およびP2は、それぞれ、ダイオードブリッジ24の正および負出力端子に接続されている。
送信回路22は、低インピーダンスを介して伝送線3を短絡することにより電流モードの信号を送出するように構成されている。具体的には、図1に示すように、送信回路22は、第1および第2分岐端P1およびP2間に直列に接続されるスイッチング素子および低インピーダンス素子と、制御部223とを有している。たとえば、スイッチング素子はトランジスタ221であり、低インピーダンス素子は、適当な低インピーダンスを持つ(第1の)抵抗222である。制御部223は、トランジスタ221を制御するように構成される。スイッチング素子の第1端としてのトランジスタ221のコレクタは、高電位側の第1分岐端P1に接続される一方、スイッチング素子の第2端としてのトランジスタ221のエミッタは抵抗222を介して低電位側の第2分岐端(回路グランド)P2に接続される。スイッチング素子の制御端としてのトランジスタ221のベースは、制御部223に接続されている。トランジスタ221は、そのオフ時には第1および第2分岐端P1およびP2間のインピーダンスを高インピーダンスに変え、オン時に第1および第2分岐端P1およびP2間のインピーダンスを低インピーダンスに変えるインピーダンス可変素子である。
この構成により、送信回路22は、トランジスタ221のオン時に適当な低インピーダンスを介して伝送線3を短絡する。したがって、送信回路22は、制御部223が任意のパターンでトランジスタ221をオンオフ制御することで、任意のパターンの電流モードの信号を送信できる。この信号は、上述の返送データを含む返送信号に対応する。
中間回路23は、図1に示すように、インダクタL1とコンデンサC1との直列回路を含み、この直列回路が、第1および第2分岐端P1およびP2間において送信回路22と並列に接続されている。ここでは、インダクタL1が高電位側の第1分岐端P1に接続され、コンデンサC1はインダクタL1を介して第1分岐端P1に接続されている。言い換えれば、中間回路23は、ダイオードブリッジ24を介して、伝送線3に接続されたインダクタL1とコンデンサC1とを有している。
インダクタL1は、伝送信号および返送信号に対する第1および第2分岐端P1およびP2間のインピーダンスを上昇させるように回路定数が設定されている。つまり、インダクタL1は、伝送線3から見た通信端末2のインピーダンスを上昇(増加)させるインピーダンスアッパとして機能する。しかも、インダクタL1はダイオードブリッジ24の二次側に接続されている。したがって、中間回路23は、インダクタL1に印加される電圧の向きが反転することがなく、インダクタL1に逆起電圧(逆起電力)が生じることによるインピーダンスの低下を抑制できる。
コンデンサC1は、その両端に受電回路21が接続されることにより、受電回路21への電力供給源として機能する。つまり、たとえば返送信号の送信などにより電圧降下が生じて伝送線3の電圧が瞬間的に低下するようなことがあっても、通信端末2は、コンデンサC1にて平滑されることによって安定化された電圧が受電回路21に印加されることになる。
ただし、コンデンサC1の容量が大き過ぎると、電圧降下が生じて伝送線3の電圧が低下した際、コンデンサC1の両端電圧が伝送線3の電圧を瞬間的に上回る場合がある。この場合、通信端末2は、受電回路21の消費電力がコンデンサC1のみで賄われ、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間を生じることになり、結果的に、返送信号の電流値(振幅)が減少する。
要するに、通信端末2は、正常時、受電回路21に流れる電流I1と送信回路22に流れる電流I2との和を伝送線3から引き込むのに対し、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間には、送信回路22に流れる電流I2のみを引き込むことになる。よって、通信端末2は、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間には、受電回路21に流れる電流I1の分だけ伝送線3から引き込む電流値が減少する。そのため、返送信号の送信先(伝送ユニット1)においては、返送信号の電流値が減少して受信感度の下限値を下回ると、通信エラーを生じる可能性がある。
そこで、通信端末2は、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間が生じないか、あるいは生じたとしてもその期間が十分に短くなるように、コンデンサC1の容量が設定されている。たとえば、通信端末2は、コンデンサC1の充電電流とコンデンサC1から受電回路21への放電電流とのバランスにより、コンデンサC1が飽和せず伝送線3からコンデンサC1へ常に電流が流れるように、コンデンサC1の容量が設定される。この場合、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間は生じない。あるいは、返送信号の送信時点から伝送ユニット1の受信回路が返送信号の受信を開始するまでに一定の遅延時間分の遅れがある場合、伝送線3から受電回路21への電力供給が停止する期間が遅延時間よりも短くなるように、コンデンサC1の容量が設定される。
これにより、通信端末2は、コンデンサC1にて受電回路21への印加電圧を安定化しながらも、返送信号の電流値が減少することにより返送信号の送信先(伝送ユニット1)において通信エラーが生じることを回避できる。
また、通信端末2は、返送信号の送信などにより電圧降下が生じて伝送線3の電圧が瞬間的に低下した際に、受電回路21での消費電流が増加することもある。つまり、受電回路21の消費電力が一定であるとすれば、通信端末2は、伝送線3からの入力電圧が低下すると、これに反比例して受電回路21での消費電流が増加することになる。
そのため、通信端末2は、伝送線3から引き込む総電流値(受電回路21に流れる電流I1と送信回路22に流れる電流I2との和)が増加する。そこで、通信端末2は、このように増加した際の返送信号の電流値が、返送信号の送信先(伝送ユニット1)における受信感度の上限値以下に収まるように、送信回路22のインピーダンスが設定されることが望ましい。
以上説明した本実施形態の通信端末2によれば、第1および第2分岐端P1およびP2間に送信回路22と並列に接続された、インダクタL1およびコンデンサC1の直列回路を含む中間回路23が設けられ、受電回路21は、コンデンサC1の両端間に接続されている。したがって、通信端末2は、受電回路21で伝送線3から比較的大きな電力の供給を受けながらも、中間回路23にて伝送信号に対するインピーダンスの低下を抑制し、通信環境の劣化を抑制することができる。しかも、中間回路23は送信回路22と並列に接続されているので、送信回路22は中間回路23を介さずに伝送線3に接続されることとなり、送信回路22から送信される返送信号が中間回路23の影響で減衰されることもない。
さらに、本実施形態では、伝送線3に接続される第1および第2入力端子T1およびT2と、ダイオードブリッジ24とを備え、ダイオードブリッジ24は第1および第2入力端子T1およびT2と第1および第2分岐端P1およびP2との間に介在しているので、中間回路23のインダクタL1はダイオードブリッジ24の二次側に接続されることになる。したがって、中間回路23は、インダクタL1に印加される電圧の向きが反転することがなく、インダクタL1に逆起電圧(逆起電力)が生じることによるインピーダンスの低下を抑制できる。
以下では、本実施形態に係る通信端末2の中間回路23の具体例について図3を参照して説明する。また、図3では、第1および第2入力端子T1およびT2間にサージアブソーバ25が接続されている。なお、ダイオードブリッジ24の各ダイオードと並列に接続されたコンデンサC2〜C5は各ダイオードの浮遊容量である。
図3の例では、インダクタL1は、直列に配置された複数のコイルL11,L12からなる。つまり、第1のコイルL11および第2のコイルL12は、第1および第2分岐端P1およびP2間においてコンデンサC1と直列に接続され、中間回路23のインダクタL1を構成している。第1のコイルL11は高電位側の第1分岐端P1に接続され、第2のコイルL12は低電位側の第2分岐端P2に接続されている。コンデンサC1は第1のコイルL11と第2のコイルL12との間に接続されている。ただし、第1のコイルL11および第2のコイルL12は、図3の例に限らず、たとえば第1および第2分岐端P1およびP2のいずれか一方とコンデンサC1との間に介在していてもよい。なお、インダクタL1は直列に配置された3個以上のコイルで構成されていてもよい。
中間回路23は、このようにインダクタL1が複数のコイルで構成されることにより、比較的大きなインピーダンスを有しながらも、個々の部品のサイズを比較的小さく抑えることができる。その結果、通信端末2は、回路基板(図示せず)に実装される部品の高さ(回路基板の表面からの高さ)を低く抑えることができる。
また、中間回路23は、コンデンサC1の放電電流がインダクタL1(L11)へ流れることを防止するように、インダクタL1(L11)とコンデンサC1との間に介在されるダイオードD1をさらに含む。図3の例では、ダイオードD1は、第1のコイルL11側をアノード、コンデンサC1側をカソードとする向きで、第1のコイルL11とコンデンサC1との間に介在されている。
中間回路23は、このような逆流防止用のダイオードD1を有することにより、伝送線3の電圧が低下した際、コンデンサC1の両端電圧が伝送線3の電圧を瞬間的に上回ったとしても、コンデンサC1からインダクタL1へ電流が流れることを防止できる。これにより、中間回路23は、インダクタL1に逆起電圧(逆起電力)が生じてインピーダンスが低下することを回避できる。
また、中間回路23は、インダクタL1とコンデンサC1との間に介在された(第2の)抵抗R1をさらに含む。図3の例では、抵抗R1は第1のコイルL11とダイオードD1との間に介在されている。この抵抗R1は、通信端末2の電源投入時などにおいて、後段の受電回路21に突入電流や過電圧が生じることを抑制する。
さらに、中間回路23は、コンデンサC1と並列に接続され、コンデンサC1に印加される電圧を制限する電圧制限素子としてツェナダイオードZD1をさらに含む。ツェナダイオードZD1は、ダイオードD1を介してコンデンサC1の両端に接続されている。これにより、コンデンサC1の両端に掛かる最大電圧は、ツェナダイオードZD1の降伏電圧によって制限される。したがって、中間回路23は、第1および第2入力端子T1およびT2に印加される電圧が高くなってもコンデンサC1を過電圧から保護することができ、コンデンサC1の耐圧やインダクタL1の定格最大電流を比較的低く設定できるので、小型化にもつながる。図3の例ではツェナダイオードZD1のアノードは受電回路21のグランドとなる。なお、電圧制限素子は、ツェナダイオードに限らず、たとえばバリスタなどであってもよい。
また、中間回路23は、第1および第2分岐端P1およびP2の間に、送信回路22と並列に接続された、インダクタL1およびコンデンサC1の直列回路を含んでいればよく、図3に示す中間回路23は一例に過ぎない。すなわち、中間回路23は、インダクタL1が1個のコイルで構成されていてもよく、また、ダイオードD1、抵抗R1、ツェナダイオードZD1が適宜省略されていてもよい。
ところで、上記実施形態では、通信端末2が伝送信号の返信帯に同期した電流モードの信号を伝送ユニット1に送信する例を示したが、この例に限らず、通信端末2は、伝送信号に重畳される重畳信号を用いて他の通信端末と通信する重畳端末であってもよい。この場合、通信端末(重畳端末)2は、送信回路22にて伝送信号に同期した電流モードの信号(適当な低インピーダンスを介して伝送線3を短絡することにより送出される信号)を重畳信号として送信する。
重畳信号を用いた通信は、伝送信号を用いた通信とはプロトコルが異なっている。そのため、重畳信号により通信を行う重畳端末は、伝送ユニット1から送信される伝送信号を通信のために用いるのではなく、伝送ユニット1を電源として利用する。つまり、重畳端末は、伝送線3を共用するものの、伝送信号を用いて通信を行う通信端末2や伝送ユニット1と通信する機能はなく、伝送ユニット1を介さずに他の重畳端末と直接通信を行う。また、重畳信号を用いた通信は、伝送信号を用いた通信に比べると伝送速度が速く、データ量の多いデータの送信に適している。たとえば、液晶ディスプレイを備えるような通信端末は、表示データなど、比較的データ量の多いデータを他の通信端末との間で通信により授受することになるので、重畳信号により通信を行う重畳端末であることが望ましい。
本発明は、信号線上に電流モードの信号を送信するように構成される通信端末および通信システムに関する。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、信号線から比較的大きな電力の供給を受けながらも、通信環境の劣化を抑制することができる通信端末および通信システムを提供することを目的とする。
本発明の通信端末(2)は、第1および第2分岐端(P1,P2)と、受電回路(21)と、送信回路(22)と、中間回路(23)とを備える。受電回路(21)は、前記第1および第2分岐端(P1,P2)を介して2線式の信号線(3)に接続され、前記信号線(3)から供給される電力を受けるように構成される。送信回路(22)は、前記第1および第2分岐端(P1,P2)間に接続され、前記第1および第2分岐端間を短絡することにより前記信号線(3)上に電流モードの信号を送信するように構成される。中間回路(23)は、インダクタ(L1)およびコンデンサ(C1)の直列回路を含み、前記第1および第2分岐端(P1,P2)間に前記送信回路(22)と並列に接続され、また前記第1および第2分岐端(P1,P2)と前記受電回路(21)との間に介在する。前記受電回路(21)は、前記コンデンサ(C1)の両端間に接続されている。
一実施形態において、通信端末(2)は、前記信号線(3)に接続される第1および第2入力端子(T1,T2)と、ダイオードブリッジ(24)とをさらに備えている。ダイオードブリッジ(24)は、前記第1および第2入力端子(T1,T2)と前記第1および第2分岐端(P1,P2)との間に介在する。
本発明の通信システムは、上記通信端末(2)と、前記信号線(3)に接続される伝送ユニット(1)とを備える。
本発明は、インダクタおよびコンデンサの直列回路を含み第1および第2分岐端の間に送信回路と並列に接続された中間回路を備え、受電回路は、コンデンサの両端間に接続されている。そのため、信号線から比較的大きな電力の供給を受けながらも、通信環境の劣化を抑制することができる、という利点がある。
図2は通信システムを例示する。この通信システムは、2線式の伝送線(信号線)3に接続される伝送ユニット1と、複数台の通信端末201,202,203,・・・とを備える。以下、これら通信端末を区別しないときには単に「通信端末2」という。複数台の通信端末2の各々は、時分割多重プロトコルに従って伝送線3を伝送される伝送信号を用いて伝送ユニット1と通信を行うように構成されている。つまり、この通信システムは、データ伝送を時分割で行う時分割多重伝送システムである。
Claims (7)
- 第1および第2分岐端と、
前記第1および第2分岐端を介して2線式の伝送線に接続され、前記伝送線から供給される電力を受けるように構成される受電回路と、
前記第1および第2分岐端間に接続され、前記第1および第2分岐端間を短絡することにより前記伝送線上に電流モードの信号を送信するように構成される送信回路と、
インダクタおよびコンデンサの直列回路を含み、前記第1および第2分岐端間に前記送信回路と並列に接続され、また前記第1および第2分岐端と前記受電回路との間に介在する中間回路とを備え、
前記受電回路は、前記コンデンサの両端間に接続されている
ことを特徴とする通信端末。 - 前記伝送線に接続される第1および第2入力端子と、
前記第1および第2入力端子と前記第1および第2分岐端との間に介在するダイオードブリッジと
をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 前記中間回路は、前記コンデンサの放電電流が前記インダクタへ流れることを防止するように、前記インダクタと前記コンデンサとの間に介在するダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
- 前記インダクタは直列に配置された複数のコイルからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信端末。
- 前記中間回路は、前記コンデンサに印加される電圧を制限するように、前記コンデンサと並列に接続された電圧制限素子をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信端末。
- 前記中間回路は、前記インダクタと前記コンデンサとの間に介在する抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信端末。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の通信端末と、
前記伝送線に接続される伝送ユニットと
を備える通信システム。
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