JP2011171834A - 通信システムおよび電子チョーク回路 - Google Patents

通信システムおよび電子チョーク回路 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷変動に対するインピーダンスの変化が少なく、負性抵抗が生じるのを防止して安定した回路動作が可能になる電子チョーク回路を用いた通信システムを提供する。
【解決手段】端末3は、管理装置2から供給された直流電力と通信信号とを分離する電子チョーク回路10を備える。電子チョーク回路10は、端子T1,T3の間にコレクタ−エミッタが挿入されたトランジスタである可変インピーダンス素子11と、可変インピーダンス素子11と直列に接続されたインダクタ12および抵抗13とを備える。端子T1,T2間に抵抗14とコンデンサ15との直列回路が接続され、コンデンサ15の一端が可変インピーダンス素子11のベースに接続される。端子T3,T4の間にはコンデンサ16が接続される。抵抗13は、通信信号の周波数を含む周波数帯域において入力端子と出力端子との間の抵抗特性が負性抵抗になるのを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給と通信信号の伝送とを同じ線路を用いて行う通信システム、およびこの通信システムにおいて電力と通信信号との分離に用いる電子チョーク回路に関するものである。
従来から、有線で通信を行う通信装置では、線路を通信線と電源線とに共用することにより、線路を通信に用いるとともに電源供給も行う技術が種々提案されている。この種の技術としては、電力供給を主目的とする線路を通信信号の伝送にも用いるようにした電力線搬送の技術のほか、通信信号を主目的とする線路において通信信号の電力を通信装置で利用する技術も提案されている。
このように線路を通信と給電とに共用する技術では、通信装置において、通信信号と電力とを分離する回路が必要になる。通信信号と電力との分離を行う回路では、通信信号と電力との周波数帯域の相違を利用しているものが多い。すなわち、通信信号に対して高インピーダンスとなり電力に対しては低インピーダンスとなるローパスフィルタや電子チョーク回路を用いることにより、通信信号と電力とを分離している。
たとえば、特許文献1には、通信装置としての電話機や電話回線用のモデム装置において、線路(電話回線)に印加された直流電圧を交流の通信信号と分離するために、ローパスフィルタを用いる技術が記載されている。ローパスフィルタは、通信装置の内部回路に電源を供給するためのボルテージレギュレータと線路との間に挿入されている。
このローパスフィルタは平衡型であって、2個のトランジスタと、各トランジスタのコレクタ−ベースにそれぞれ接続された2個の抵抗と、両トランジスタのベース間に接続されたコンデンサとを備える。各トランジスタのコレクタ−エミッタは、線路とボルテージレギュレータとの間に挿入されている。
この構成では、交流である通信信号はコンデンサを流れるからトランジスタは通信信号に対して高インピーダンスになる。また、直流はコンデンサを流れないからトランジスタは直流電流に対して低インピーダンスになる。したがって、ローパスフィルタは、直流電力を通信信号と分離することが可能になる。
この構成のローパスフィルタは、インダクタ(チョークコイル)と同様の機能を有しているから、電子チョーク回路ということができる。また、インダクタと同様の機能を有しながらも通信信号との分離性能が同程度のインダクタと比較すると、小型かつ軽量に形成することが可能になる。
特開2000−341181号公報
ところで、特許文献1に記載されたローパスフィルタでは、通信信号の分離性能を高めるために、ローパスフィルタの入力側のインピーダンスを高めようとすれば、ボルテージレギュレータの入力インピーダンスを高める必要がある。これは、入力側のインピーダンスが、トランジスタの特性と、コレクタ−ベースに接続されたバイアス用の抵抗とによって制限されるからである。つまり、この構成のローパスフィルタでは、ボルテージレギュレータの入力側にノイズ対策などの目的でコンデンサを接続することができない。
また、特許文献1に記載の構成では、トランジスタのベースがコンデンサを介して接地されているから、ボルテージレギュレータを含む負荷抵抗が変化しても、ローパスフィルタの入力側のインピーダンスへの影響は小さい。しかしながら、トランジスタのコレクタ−ベースに接続される抵抗の値によって入力側のインピーダンスが制限されるので、さらに高いインピーダンスが必要な用途では使用することができない。
インピーダンスを高めるには、トランジスタのエミッタと直流負荷との間にインダクタを挿入することが考えられる。しかし、ボルテージレギュレータの入力側にコンデンサを設け、かつインダクタを設けるとすると、インダクタとコンデンサとの共振により、ローパスフィルタの入力端子である2端子間の位相角(以下、単に「位相」と記載する)が90°以上になる周波数帯域が生じる。位相が90°以上になる周波数帯ではインピーダンスの実部が負の値を示す負性抵抗を持つことになる。したがって、負性抵抗により回路網が振動したり発振するといった問題が生じる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、大型のインダクタを用いることなくインピーダンスを高めるとともに、負荷変動に対するインピーダンスの変化が少なく、負性抵抗が生じるのを防止して安定した回路動作が可能になる電子チョーク回路を提供し、かつこの電子チョーク回路を用いることにより通信信号と電力との分離性能を高めた通信システムを提供することにある。
本発明の通信システムは、上記目的を達成するために、線路を介して通信する管理装置および端末と、線路を介して端末に給電する給電部とを備え、端末は、給電部から供給された電力と通信信号とを分離する電子チョーク回路と、電子チョーク回路により通信信号と分離された電力を受電する受電部とを備え、電子チョーク回路は、線路に接続される入力端子となる第1および第2の端子と、受電部に接続される出力端子となる第3および第4の端子と、第1の端子と第3の端子との間、第2の端子と第4の端子との間の少なくとも一方に挿入されかつ制御端子に印加される電圧に応じてインピーダンスを変化させる可変インピーダンス素子と、可変インピーダンス素子と出力端子との間に挿入されたインダクタと、第1の端子と第2の端子との間に第1の抵抗を介して接続され端子電圧が可変インピーダンス素子に印加される第1のコンデンサと、第3の端子と第4の端子との間に挿入された第2のコンデンサと、可変インピーダンス素子と出力端子との間に接続され少なくとも通信信号の周波数を含む周波数帯域において入力端子と出力端子との間の抵抗特性が負性抵抗になるのを防止する第2の抵抗とを備えることを特徴とする。
電子チョーク回路は、第1の抵抗と直列に接続された第3の抵抗を備え、第1の抵抗と第3の抵抗との直列回路が可変インピーダンス素子に並列に接続されることが望ましい。
また、電子チョーク回路は、平衡型であってもよい。
端末は、線路に複数台接続されることが望ましい。
本発明の電子チョーク回路は、上記目的を達成するために、入力端子となる第1および第2の端子と、出力端子となる第3および第4の端子と、第1の端子と第3の端子との間、第2の端子と第4の端子との間の少なくとも一方に挿入されかつ制御端子に印加される電圧に応じてインピーダンスを変化させる可変インピーダンス素子と、可変インピーダンス素子と出力端子との間に挿入されたインダクタと、第1の端子と第2の端子との間に第1の抵抗を介して接続され端子電圧が可変インピーダンス素子に印加される第1のコンデンサと、第3の端子と第4の端子との間に挿入された第2のコンデンサと、可変インピーダンス素子と出力端子との間に接続され少なくとも通信信号の周波数を含む周波数帯域において入力端子と出力端子との間の抵抗特性が負性抵抗になるのを防止する第2の抵抗とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記構成を採用したことにより、大型のインダクタを用いることなくインピーダンスを高めることができるのはもちろんのこと、負荷変動に対するインピーダンスの変化が少なく、負性抵抗が生じるのを防止して安定した回路動作が可能になるという効果がある。
実施形態1を示す回路図である。 同上に用いる電子チョーク回路の特性図である。 実施形態2を示す回路図である。 同上に用いる電子チョーク回路の特性図である。 実施形態3を示す回路図である。 実施形態4を示す回路図である。 同上に用いる電子チョーク回路の特性図である。 使用例を示すブロック図である。 使用例における要部のブロック図である。
以下に説明する実施形態の用途を限定する趣旨でないが、理解の助けとなるように、図8に示す構成例を示す。図8は、住宅内に設けた各種機器の監視および制御のために有線通信による通信技術を用いた住宅用配電システムを示している。
機器としては、交流電力により動作するAC機器41、直流電力により動作するDC機器42、AC機器41やDC機器42の動作を指示するスイッチ43、環境(照度や温度など)を計測するセンサ44などが設けられる。センサ44には、防災(火災、ガス漏れなど)や防犯(侵入者、窓破壊など)の目的で用いるものを含む場合もある。
図示例の給電装置45は、商用電源のほか太陽光発電装置、燃料電池、蓄電池など宅内の給電を行う構成であればどのようなものでもよい。ただし、図示する給電装置45は、交流電力を交流給電路PL1に出力し、直流電力を直流給電路PL2に出力する機能を有する。
また、図示する住宅用配電システムは、直流電力を分配するためのDC分電盤46を備え、DC分電盤46は、給電装置45から受電した直流電力を複数系統の直流給電路PL2に分岐させる。また、DC分電盤46には分岐された直流給電路PL2を介して制御ユニット47およびリレーユニット48が接続される。
リレーユニット48は、内蔵したリレーのオンオフを制御することにより、接続されたDC機器42への給電のオンオフを行う。一方、制御ユニット47は、DC機器42に対して動作の指示を与える機能を有し、DC機器42のオンオフの制御だけではなく、DC機器42の動作の選択(動作モードなど)や調節(調光や温度調節など)が可能になっている。
制御ユニット47とリレーユニット48とには、ともにスイッチ43とセンサ44との少なくとも一方が接続され、スイッチ43やセンサ44の状態を通信技術により監視し、取得した状態に応じてDC機器42を制御する。また、制御ユニット47およびリレーユニット48は、スイッチ43やセンサ44だけではなく、DC分電盤8との間でも通信線CLを介して通信可能であり、DC分電盤8からの指示によってもDC機器42の動作を制御することが可能になっている。
さらに、DC分電盤46には、壁コンセントや床コンセントの形態で住宅に取り付けられた直流コンセント48も直流給電路PL2を介して接続される。直流コンセント48に図示しないDC機器のプラグを接続することにより、当該DC機器に直流電力を供給することが可能になる。
DC分電盤46は、通信線CLを介して通信装置49と通信可能であって、通信装置49に対して直流給電路PL2を介して直流電力を供給する。通信装置49は、上述した住宅内の機器と通信することにより、機器の監視および制御を行う機能を有した宅内サーバを備える。宅内サーバは、電力メータなどで計測した情報も取得しており、インターネットなどの広域網NTを通して電力会社などの宅外の管理サーバ50と通信する機能も備える。
宅内サーバを含む通信装置49が取得した情報は、画像表示を行う表示部と各種指示を行うための操作部とを備えた操作パネル51において監視することができ、また、操作パネル51を用いてDC機器42の制御に関する指示を与えることも可能になっている。さらに、操作パネル51は、ドアホン子機や監視カメラのような監視機器52と通信可能であって、ドアホン親機や監視映像の表示器としても機能する。
ところで、DC機器42、スイッチ43、センサ44と制御ユニット47との間の通信には、電力線搬送による通信技術を用いている。すなわち、制御ユニット47とDC機器42、スイッチ43、センサ44との間の直流給電路PL2は、直流電力を供給するだけではなく、高周波の搬送波を用いた通信信号を直流電圧に重畳して伝送する通信路としても兼用されている。
以下では、DC機器42、スイッチ43、センサ44を通信システムにおける端末3とみなし、管理装置2としての制御ユニット47に直流給電路PL2としての線路1を介して端末3が接続されている構成の通信システムについて考察する。すなわち、DC機器42、スイッチ43、センサ44と制御ユニット47との関係は、図9のように、管理装置2と端末3との関係として記述することができる。
図示する管理装置2は、図8に示した給電装置45およびDC分電盤46を含めて外部からの電力を受電して直流定電圧を出力する構成を給電部21として記載している。給電部21は、高インピーダンス回路25を通して線路1に直流電力を出力する。すなわち、給電部21は端末3に対して直流電力を供給する機能を有する。高インピーダンス回路25は、線路1から見て通信信号に対して高インピーダンスであり、直流電力に対しては低インピーダンスになるように構成される。
また、管理装置2は、通信信号を送受信するための送信部22および受信部23を備えており、送信部22および受信部23は線路1に接続される。したがって、線路1には高インピーダンス回路25から出力された直流電圧が印加され、送信部22と受信部23とが送受する高周波の通信信号が直流電圧に重畳される。
さらに、管理装置2は、給電部21からの給電電力と端末3での消費電力とを考慮して端末3の接続を制限する接続可否情報生成部29を有している。送信部22および受信部23は、接続可否情報生成部29において生成した接続可否の情報に基づいて通信信号を生成する。加えて、管理装置2には、給電部21から受電して送信部22、受信部23、接続可否情報生成部29に給電するための電源部26が設けられる。
一方、各端末3は、線路1を通して給電された直流電力を高インピーダンス回路36を介して受電する受電部31を備える。高インピーダンス回路36は、線路1から見て通信信号に対して高インピーダンスであって直流電力に対しては低インピーダンスになっている。したがって、線路1からの直流電力を通信信号から分離して受電部31に供給する。
端末3には、通信信号を送受信するための送信部32および受信部33が設けられる。また、端末3は、送信部32および受信部33が通信信号により授受する情報の処理を行う処理部30を備える。
処理部30には、端末情報生成部39から端末の動作に関する端末情報が入力される。端末情報としては、直流電力を消費する負荷としての端末3の種別のほか、端末3が直流電力の消費を開始する際に予想した消費電力、負荷としての端末3が直流電力を消費している際の動作状態などが含まれる。処理部30では、端末情報生成部39からの端末情報を送信部32に入力し、端末情報を含む通信信号を管理装置2に伝送する。
端末3において直流電力を消費する負荷としての機能は、図9において負荷電源部37として表している。受電部31と負荷電源部37との間には切替部38が挿入され、処理部30が切替部38に指示を与えることにより受電部31から負荷電源部37への給電状態が制御される。切替部38は、基本的には負荷電源部37への給電の入切を制御する。また、端末3が直流電力の消費を開始することを管理装置2に通知し、管理装置2が応答して動作を許可する指示が返送されるまでは、切替部38は受電部31から負荷電源部37への電力供給を行わないようにしている。
なお、端末3において処理部30、送信部32、受信部33への電力供給は、給電部31から受電して直流電圧を出力する電源部35が行っている。電源部35は負荷電源部37とは無関係に給電を行う。
上述のように構成では、端末3が直流電力の消費を開始する際に、端末3から管理装置に対して端末情報を通知することにより、管理装置2では当該端末3による消費電力を予測し、端末3の動作を許可するか否かを決定する。ここで、端末3の動作を許可する場合には、受電部31から負荷電源部37に給電するように切替部38をオンにするように処理部30に指示を与える。また、端末3の動作を許可しない場合には、受電部31から負荷電源部37に給電しないように切替部38をオフに保つように処理部30に指示する。この動作により、管理装置2から端末3への給電不足が生じないように給電を制限することが可能になる。
以下の実施形態では、線路1が2線式であるものとし、線路1の線間に一定の直流電圧を印加する場合を例として示す。また、通信信号には、100〜300kHzの搬送波をデジタル値の信号値で変調した高周波信号を用い、上述のように、線路1に印加された直流電圧に高周波信号である通信信号を重畳して伝送するものとする。
さらに、端末3において、給電部21から給電された直流電力と、送信部22および受信部23との間で伝送される通信信号とを分離するために用いる高インピーダンス回路36として、電子チョーク回路10(図1参照)を用いるものとする。電子チョーク回路10は、2端子の入力端子と2端子の出力端子とを備える。入力端子は線路1の線間に接続され、出力端子は受電部31に接続される。
電子チョーク回路10は、直流電力に対しては損失が少なく、通信信号に対しては高インピーダンスであることが要求されるほか、受電部31を含む負荷変動が生じても負荷変動が通信信号に影響しないように構成することが必要である。すなわち、負荷変動に対する電子チョーク回路10の入力インピーダンスの変動を抑制する必要がある。
さらに、電子チョーク回路10が負性抵抗となって発振するのを防止することも必要である。電子チョーク回路10が負性抵抗となるのを防止するには、電子チョーク回路10の入力端子となる2端子間の位相角(以下、単に「位相」と記載する)を90度未満にすることが要求される。入力インピーダンスや位相の変化について要求される条件は、少なくとも通信信号の周波数帯域において満足する必要がある。
以下の実施形態では、これらの条件を満足する電子チョーク回路10の構成について説明する。すなわち、通信信号の周波数帯域において、入力インピーダンスを高インピーダンスに保つとともに、入力インピーダンスの変動を抑制し、しかも、位相を90度未満に抑制するように構成した電子チョーク回路10について説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、線路1に管理装置2と複数台の端末3とを接続した場合を例として説明する。したがって、基本的には図9に示した構成と同様である。
管理装置2は、給電部21のほか送信部22と受信部23とを一体化した送受信部24を備える。送受信部24は、処理部20から与えられた通信データを通信信号に変換する機能と、線路1を通して受け取った通信信号を通信データに変換して処理部20に引き渡す機能とを備える。送受信部24と線路1との間には、直流成分を阻止するためにコンデンサ5が挿入される。
給電部21は、商用電源などから受電する電灯線4に接続されており、直流定電圧を出力する。給電部21の出力端は、通信信号の周波数に対してインピーダンスが十分に高い高インピーダンス回路25を介して線路1に接続される。また、図9に示した管理装置2の接続可否情報生成部29の機能を処理部20として示している。処理部20はマイコンのような演算装置を備える。
一方、端末3は、線路1から電子チョーク回路10を介して受電する受電部31を備えるとともに、送信部32と受信部33とを兼ねた送受信部34を備える。送受信部34は、処理部30から与えられた通信データを通信信号に変換する機能と、線路1を通して受け取った通信信号を通信データに変換して処理部30に引き渡す機能とを備える。送受信部34と線路1との間には、直流成分を阻止するためのコンデンサ6が挿入される。
受電部31は、線路1から電子チョーク回路10を介して直流電力を受電し直流定電圧を出力する。図9に示した端末3では、負荷電源部37への給電を入切する切替部38を設けているが、本実施形態では、処理部30の機能についてとくに制限を与えない。したがって、負荷電源部37および切替部38は省略している。なお、処理部30はマイコンのような演算装置を備える。
電子チョーク回路10は、線路1と受電部31との間のインピーダンスを制御する可変インピーダンス素子11を備える。可変インピーダンス素子11は、2個の接続端子の間のインピーダンスを、接続端子とは別に設けた制御端子に印加される電圧に応じて変化させる機能を有する。したがって、可変インピーダンス素子11は、3端子または4端子になる。また、可変インピーダンス素子11としては、制御端子に印加される電圧が低いほど接続端子間のインピーダンスが高くなり、制御端子に印加される電圧が上昇すると接続端子間のインピーダンスが低下するものを用いている。
図示例では、可変インピーダンス素子11としてnpn形のバイポーラトランジスタを用いている。したがって、コレクタとエミッタとを接続端子として用い、ベースを制御端子として用いる。能動領域においてベースに印加する電圧が上昇すると、コレクタ−エミッタ間のインピーダンスが低下し、飽和領域に至ると、コレクタ−エミッタ間のインピーダンスは略一定の小さい値になる。なお、可変インピーダンス素子11には、MOSFETやIGBTのような他の能動素子を用いることも可能である。
可変インピーダンス素子11の一端(図示例ではコレクタ)は、線路1を構成する2線のうち高電位側の線(以下、「正極線」という)DL1に接続される。また、可変インピーダンス素子11の他端(図示例ではエミッタ)は、インダクタ12と抵抗13とを介して受電部31の一方の入力端に接続される。受電部31の他方の入力端は、線路1を構成する2線のうち低電位側の線(以下、「負極線」という)DL2に接続される。
電子チョーク回路10において、正極線DL1と負極線DL2とにそれぞれ接続される端子T1,T2の間には、抵抗14とコンデンサ15との直列回路が接続される。端子T1には抵抗14の一端が接続され、端子T2にはコンデンサ15の一端が接続される。抵抗14とコンデンサ15との接続点は、可変インピーダンス素子11の制御端子(図示例ではベース)に接続される。したがって、コンデンサ15の両端間の電圧(すなわち、抵抗14とコンデンサ15との接続点の電位)に応じて可変インピーダンス素子11のインピーダンスが調節される。
一方、電子チョーク回路10において受電部31への出力端子となる2端子T3,T4の間には、コンデンサ16が接続される。言い換えると、電子チョーク回路10の入力端子となる端子T1,T2の間に、可変インピーダンス素子11とインダクタ12と抵抗13とコンデンサ16との直列回路が挿入され、コンデンサ16の両端から受電部31への給電がなされることになる。
電子チョーク回路10の動作を以下に説明する。端子T1,T2に通信信号が入力されると、通信信号である高周波信号は、抵抗14とコンデンサ15との直列回路を通過するから、通信信号に対して可変インピーダンス素子11は高インピーダンスになる。一方、端子T1,T2に直流電圧が印加されると、コンデンサ15の両端に電圧が印加されるから、直流電力に対して可変インピーダンス素子11は低インピーダンスになる。
さらに、端子T1と端子T3との間にインダクタ12が挿入されるとともに、端子T3,T4の間にコンデンサ16が接続されているから、電子チョーク回路10は、直流電力を通過させながらも、通信信号である高周波成分の通過を阻止することになる。インダクタ12とコンデンサ16とは共振回路を構成するから、特定の周波数付近において、電子チョーク回路10の入力インピーダンスが大きく変化し、また位相も大きく変化することが予想される。
入力インピーダンスは、上述したように、通信信号に対しては高インピーダンスであることが要求され、さらには、電子チョーク回路10の負荷インピーダンスの変化を、電子チョーク回路10において吸収することが望ましい。要するに、電子チョーク回路10の負荷となる受電部31から端末3の内部回路に供給する電力に変動が生じても、電子チョーク回路10の入力インピーダンスに影響しないようにするのである。この機能は、図示する電子チョーク回路10では、インダクタ12と抵抗14とコンデンサ15,16とを設けることにより実現されている。
一方、電子チョーク回路10の位相については、インダクタ12に抵抗13を直列に接続することによって抑制している。すなわち、抵抗13を設けていない場合には、インダクタ12とコンデンサ16とにより強い共振が生じ、共振点付近において上述の位相が90度を超えることがある。これに対して、抵抗13を設けることにより共振を抑制することができ、共振点付近でも上述の位相が90度を超えないように調節することが可能になる。要するに、入力端子と出力端子との間に抵抗13を挿入することにより、電子チョーク回路10が特定の周波数で負性抵抗になるのを防止し、結果的に電子チョーク回路10が発振するのを防止することができる。
以上のことから、インダクタ12とコンデンサ16とからなる共振回路の共振点付近において、位相が90度を超えないようにするには、抵抗13を比較的大きい値に設定すればよいと言える。
ただし、抵抗13は線路1から受電部31への直流電力の供給経路に挿入されるから、抵抗13が大きくなると損失が増加し、受電部31に大きい電力を供給することができなくなる。したがって、通信信号の周波数に応じてインダクタ12およびコンデンサ16を選択するのに加え、受電部31に供給する直流電力の大きさと位相とに応じて抵抗13を設定する必要がある。すなわち、抵抗13は、位相を90度未満にすることができる範囲内において、最小値に設定することが望ましい。
インダクタ12を100μH、抵抗13を10Ω、抵抗14を2.7kΩ、コンデンサ15,16をともに0.1μFと設定した場合について、回路シミュレータを用いて求めた特性例を図2に示す。図2(a)は電子チョーク回路10のインピーダンスの周波数特性を示しており、図2(b)は位相の周波数特性を示している。また、図2において特性A,B,Cは、それぞれ電子チョーク回路10の負荷(直流負荷)の大きさを500Ω、1kΩ、2kΩに設定した場合を示している。
上記条件では、インダクタ12とコンデンサ16とによる共振周波数は約50kHzであって、図2から明らかなように、共振周波数付近では、インピーダンスおよび位相がともに大きく変化している。また、図2によれば、負荷の大きさを変化させてもインピーダンスおよび位相の周波数特性に大きなばらつきが生じないことがわかる。さらに、位相はすべての周波数において90度未満に抑えられており、負性抵抗にならず発振が防止されていることがわかる。
したがって、シミュレーションの結果から、少なくとも通信周波数(100〜300kHz)を含む広い周波数帯域において、負荷の大きさが変化してもインピーダンス特性が変化しないことにより、負荷変動が通信信号に影響せず、安定した通信性能が得られることが確認された。また、広範な周波数帯域において、電子チョーク回路10が負性抵抗を持たないから、負荷変動による線間電圧の変動や定常的に印加されるノイズの周波数に対しても、発振などの不安定な動作を生じないことが確認できた。
なお、現実のインダクタ12は巻線を用いて形成されているから直流抵抗(内部抵抗)を有している。また、抵抗13は比較的小さい値である。したがって、インダクタ12を構成する電線の線径や巻き数を管理すれば、抵抗13に相当する直流抵抗を省略することが可能である。言い換えると、実体物としての抵抗13を設けることなく、インダクタ12の設計条件を管理することによって、別途に抵抗13を追加することなく位相が90度未満になるように設計することが可能である。
(実施形態2)
本実施形態は、図3に示すように、電子チョーク回路10の可変インピーダンス素子11において、一方の接続端子(エミッタ)と制御端子(ベース)との間にバイアス用の抵抗17を追加したものである。他の構成は実施形態1と同様である。
直流電圧に重畳された通信信号の振幅が比較的小さい場合には、実施形態1のように抵抗17を設けていない構成でとくに問題はない。しかしながら、通信信号の振幅が大きい場合には、可変インピーダンス素子11としてのトランジスタのベース電圧がエミッタ電圧よりも低下する可能性がある。この場合、トランジスタが遮断領域で動作することになり、受電部31への入力電圧が低下するという問題が生じる。
本実施形態の構成では、トランジスタのベースには、トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電圧を、抵抗14と抵抗17との抵抗比に応じて分圧した電圧が印加されるから、ベース電圧がエミッタ電圧より低下するのを防止することができる。すなわち、通信信号の振幅が大きく変化する場合でも、インピーダンスの変動が抑制され、結果的に、安定した通信性能が得られる。
インダクタ12を100μH、抵抗13を10Ω、抵抗14を2.7kΩ、コンデンサ15,16をともに0.1μF、抵抗17を1.3kΩと設定した場合について、回路シミュレータを用いて求めた特性例を図4に示す。図4(a)は電子チョーク回路10のインピーダンスの周波数特性を示しており、図4(b)は位相の周波数特性を示している。また、図4において特性A,B,Cは、図2と同様に、それぞれ電子チョーク回路10の負荷(直流負荷)の大きさを500Ω、1kΩ、2kΩに設定した場合を示している。
上記条件は、抵抗17を設けたこと以外は実施形態1で回路シミュレータを用いて検証したときの条件と同じであり、実施形態1の効果が得られる。加えて、インピーダンスを犠牲にすることなく可変インピーダンス素子11であるトランジスタのバイアスを調整することができる。したがって、電子チョーク回路10に入力される通信信号の振幅に応じてトランジスタの動作点を設定することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、図5に示すように、電子チョーク回路10を平衡型として構成したものである。すなわち、実施形態1、2に記載した構成では、可変インピーダンス素子11を1個だけ設け、負極線DL2に接続される端子T2と端子T4とを直結しているが、本実施形態では、端子T2と端子T4との間にも可変インピーダンス素子を挿入している。したがって、2個の可変インピーダンス素子111,112を備え、正極側と負極側とを対称に構成している。この構成では、送受信部34と正極線DL1、負極線DL2との間にもそれぞれコンデンサ61,62を挿入している。
図5に示す構成例は、実施形態2の構成を変形させて平衡型としたものである。したがって、端子T1、T3の間と端子T2,T4の間とにそれぞれ必要である構成要素、すなわち、可変インピーダンス素子111,112と、インタクタ121,122と、抵抗131,132,141,142,171,172とについては2個ずつ設けている。また、正極側と負極側とに跨る構成要素、すなわち、コンデンサ15,16はそれぞれ1個ずつを共用している。コンデンサ15は、可変インピーダンス素子111,112である2個のトランジスタのベース間に接続し、コンデンサ16は出力端子となる2端子T3,T4の間に接続している。可変インピーダンス素子111,112にはトランジスタを用いているから、端子T1,T3間のトランジスタにはnpn形を用い、端子T2,T4間のトランジスタにはpnp形を用いる。
電子チョーク回路10として、図5に示す構成を採用することによって、送受信部34(および送受信部24)を平衡型に構成することができ、線路1も平衡型になる。その結果、コモンモードノイズの影響が軽減される。すなわち、外来ノイズに対するノイズ耐性が改善される。
本実施形態では、実施形態2の構成を平衡型とする例を示したが、実施形態1の構成を平衡型とすることも可能である。また、後述する実施形態4を平衡型に構成することも可能である。他の構成および動作は実施形態1、2と同様である。
(実施形態4)
実施形態1〜3に記載した構成では、インダクタ12に抵抗(第2の抵抗)13を直列に接続することにより、電子チョーク回路10が負性抵抗となるのを防止しているが、本実施形態では、図6に示すように、インダクタ12に抵抗(第2の抵抗)18を並列に接続した例を示す。インダクタ12に並列に接続される抵抗18は、インダクタ12とコンデンサ16とにより構成された共振回路の同調度Qを低下させることが知られている。この抵抗R18は、いわゆるQダンプ抵抗として機能する。また、抵抗18の抵抗値を小さくすることにより、周波数に対する位相の変化範囲を小さくすることができる。
本実施形態についても他の実施形態と同様に、インピーダンスと位相との周波数特性について、回路シミュレータを用いて求めた。設定した条件は、以下の通りである。インダクタ12は100μH、抵抗14は2.7kΩ、コンデンサ15,16はともに0.1μF、抵抗18は50Ωと設定した。すなわち、実施形態2の抵抗13に代えて抵抗18を接続した点を除いて実施形態2と同条件でシミュレーションを行った。
回路シミュレータを用いて求めた特性例を図7に示す。実施形態1、2と同様に、図7(a)は電子チョーク回路10のインピーダンスの周波数特性を示しており、図7(b)は位相の周波数特性を示している。また、図7において特性A,B,Cは、それぞれ電子チョーク回路10の負荷(直流負荷)の大きさを500Ω、1kΩ、2kΩに設定した場合を示している。
本実施形態の構成では、インダクタ12に抵抗18が並列に接続されているから、インダクタ12の内部抵抗が抵抗18に対して実質的に無視できるようにインダクタ12を形成しておけば、直流電流はインダクタ12を流れ、電力損失の発生を防止できる。すなわち、実施形態2に比較して大きい直流電力を受電部31に供給することが可能になる。
本実施形態では、実施形態2の構成において抵抗13に代えて抵抗18を用いる例を示したが、実施形態1の構成において抵抗13に代えて抵抗18を用いる構成を採用することも可能である。他の構成および動作は実施形態1、2と同様である。
なお、上述の構成では、管理装置2に設けた給電部21が線路1を介して端末3に直流電力を供給しているが、給電部21は、管理装置2とは別に設けてもよい。
線路1は2線式でなくてもよく、1本の共用線と、共用線との間の電圧が異なる複数本の電圧線とを備える3線以上の線路1を用いたり、それぞれ線間電圧の異なる複数対の線路1を用いたりすることが可能である。
さらに、上述した通信信号の周波数は一例であって限定する趣旨ではない。また、搬送波を変調した通信信号ではなく、通信信号としてベースバンド信号を用いてもよい。ベースバンド信号を用いる場合は、信号値に応じて電圧を変化させる電圧モードの通信信号を基本とするが、信号値に応じて線路1に流れる電流を変化させる電流モードの通信信号を用いることも可能である。
1 線路
2 管理装置
3 端末
10 電子チョーク回路
11 可変インピーダンス素子
111 可変インピーダンス素子
112 可変インピーダンス素子
12 インダクタ
121 インダクタ
122 インダクタ
13 (第2の)抵抗
131 (第2の)抵抗
132 (第2の)抵抗
14 (第1の)抵抗
141 (第1の)抵抗
142 (第1の)抵抗
15 (第1の)コンデンサ
16 (第2の)コンデンサ
17 (第3の)抵抗
171 (第3の)抵抗
172 (第3の)抵抗
18 (第2の)抵抗
21 給電部
31 受電部
T1 (第1の)端子
T2 (第2の)端子
T3 (第3の)端子
T4 (第4の)端子

Claims (5)

  1. 線路を介して通信する管理装置および端末と、前記線路を介して前記端末に給電する給電部とを備え、前記端末は、前記給電部から供給された電力と通信信号とを分離する電子チョーク回路と、前記電子チョーク回路により通信信号と分離された電力を受電する受電部とを備え、前記電子チョーク回路は、前記線路に接続される入力端子となる第1および第2の端子と、前記受電部に接続される出力端子となる第3および第4の端子と、前記第1の端子と前記第3の端子との間、前記第2の端子と前記第4の端子との間の少なくとも一方に挿入されかつ制御端子に印加される電圧に応じてインピーダンスを変化させる可変インピーダンス素子と、前記可変インピーダンス素子と前記出力端子との間に挿入されたインダクタと、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第1の抵抗を介して接続され端子電圧が前記可変インピーダンス素子に印加される第1のコンデンサと、前記第3の端子と前記第4の端子との間に挿入された第2のコンデンサと、前記可変インピーダンス素子と前記出力端子との間に接続され少なくとも通信信号の周波数を含む周波数帯域において前記入力端子と前記出力端子との間の抵抗特性が負性抵抗になるのを防止する第2の抵抗とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記電子チョーク回路は、前記第1の抵抗と直列に接続された第3の抵抗を備え、前記第1の抵抗と前記第3の抵抗との直列回路が前記可変インピーダンス素子に並列に接続されることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記電子チョーク回路は、平衡型であることを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
  4. 前記端末は、前記線路に複数台接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 入力端子となる第1および第2の端子と、出力端子となる第3および第4の端子と、前記第1の端子と前記第3の端子との間、前記第2の端子と前記第4の端子との間の少なくとも一方に挿入されかつ制御端子に印加される電圧に応じてインピーダンスを変化させる可変インピーダンス素子と、前記可変インピーダンス素子と前記出力端子との間に挿入されたインダクタと、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第1の抵抗を介して接続され端子電圧が前記可変インピーダンス素子に印加される第1のコンデンサと、前記第3の端子と前記第4の端子との間に挿入された第2のコンデンサと、前記可変インピーダンス素子と前記出力端子との間に接続され少なくとも通信信号の周波数を含む周波数帯域において前記入力端子と前記出力端子との間の抵抗特性が負性抵抗になるのを防止する第2の抵抗とを備えることを特徴とする電子チョーク回路。
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