JP2005102411A - 電力変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト、小型、且つ低損失な電力変換器を提供することにある。
【解決手段】スイッチング素子12を低損失なSiCで構成する。入力電圧を所定のスイッチング素子12にて断続的にスイッチングして電圧を変換する電力変換器であって、スイッチング素子12の一端を、複数のバッテリーセルが直列接続されてなるバッテリー11の正側に接続するとともに、スイッチング素子12の他端を、当該バッテリー11の複数のバッテリーセルを途中で区分してなる高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとの間の接続点に接続する。そして、スイッチング素子12の駆動制御信号に必要なロー電圧として、バッテリー11の負側の電圧を適用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に搭載されたバッテリーからの電力を変換する電力変換器に関するものである。
近年、環境問題からハイブリッド自動車や電気自動車のような約300Vの高電圧の自動車が開発されている。
一般に、ハイブリッド自動車や電気自動車における電力については、バッテリーからの直流をインバータで3相交流に変換し、車両を駆動するモータへと供給している。
今後、低燃費で且つ環境問題に配慮した負荷を追求する場合、モータの小型高出力化により、低燃費で高速回転の駆動が必要になる。
ところで、一般に、バッテリー電圧の単純な高電圧化はスペース、コストの面から困難である。したがって、高速回転域においては、バッテリーだけではモータから発生する逆起電力以上の電圧を発生することが不可能であるため、システム構成上、バッテリーとインバータの間に昇圧コンバータ等の電力変換器を搭載し、この昇圧した電圧をインバータ及びモータに供給している。
上記の電力変換器の一例として、昇圧DC/DCコンバータが採用される。この昇圧DC/DCコンバータは、図3の如く、バッテリー1からの直流電力を、スイッチング素子2を用いて交流に変換し、コイル6及びコンデンサ7からなるLCフィルタまたはトランス等を用いて電圧の歪みを抑制しながら昇圧した電圧を出力することで、負荷電圧変換を行っている。
具体的に、図3に示した昇圧DC/DCコンバータは、コイル6及びコンデンサ7によって昇圧動作を行うチョッパ方式の電力変換器であり、スイッチング素子2としてJFET(接合型電界効果トランジスタ)を使用して、駆動回路3によりトランジスタ4をオンオフ制御し、このトランジスタ4のオンオフ動作によりスイッチング素子2がオンオフされる。
ここで、入力電圧は電気自動車を駆動するような300Vにも及ぶ高電圧バッテリーであるのに対して、スイッチング素子2のゲート駆動等に必要な電源は−10V程度のマイナス電源である。このため、専用の極性反転回路であるマイナス電源回路5を設置している。
尚、図3中の符号8は逆流防止用のダイオードを示している。
ハイブリッド自動車または電気自動車に適用される電力変換器の従来例としては、特許文献1がある。
特開平05−300607号公報
上述のように、従来の電力変換器では、図3の如く、半導体素子であるスイッチング素子2によってスイッチング動作を行うことで、負荷に適した電圧を印加するようにしているが、ハイブリッド電気自動車のバッテリーは高電圧(300V程度)であるため、スイッチング素子2を支障なく動作させるためは、専用の極性反転回路としてマイナス電源回路5を付加する必要がある。
特に、複数の電力変換器を用いる場合、個々の電力変換器が大型化してしまい、自動車内のスペースの確保が困難な場合が生じ得るとともに、ガソリン車に比べて全体として高コストとなってしまう。
加えて、ハイブリッド自動車や電気自動車のための電源系としては、高電圧バッテリーの他に14V系の補助電源も搭載する必要があり、益々高コストとなり、スペースの確保が困難となる。
そこで、本発明の課題は、低コスト、小型、且つ低損失な電力変換器を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、入力電圧を所定のスイッチング素子にて断続的にスイッチングして電圧を変換する電力変換器であって、一端が、複数のバッテリーセルが直列接続されてなるバッテリの正側に接続され、他端が、複数の前記バッテリーセルからなる前記バッテリの途中が区分されてなる高電圧側電池と低電圧側電池との間の接続点に接続された前記スイッチング素子と、このスイッチング素子の駆動制御信号として、前記バッテリの負側の電圧を出力するスイッチ駆動手段とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力変換器であって、前記スイッチング素子が接合型電界効果トランジスタであり、前記駆動制御信号が、前記接合型電界効果トランジスタのゲートに入力されるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電力変換器であって、前記スイッチング素子が、炭化シリコンを用いた超低損失電力素子であるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力変換器であって、前記高電圧側電池と前記低電圧側電池のそれぞれのプラス側同士を開閉して当該両電池の並列接続の可否を切り換える並列接続用スイッチと、前記高電圧側電池と前記低電圧側電池との間を開閉して直列接続の可否を切り換える直列接続用スイッチとをさらに備えるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電力変換器であって、前記並列接続用スイッチが閉状態で前記直列接続用スイッチが開状態となったときに、前記高電圧側電池または前記低電圧側電池の少なくとも一方に直列に接続され、且つ、前記並列接続用スイッチが開状態で前記直列接続用スイッチが閉状態となったときに、前記高電圧側電池または前記低電圧側電池の他方に並列に接続される電流制限回路をさらに備えるものである。
請求項1に記載の発明の電力変換器は、例えば請求項2のように接合型電界効果トランジスタとして構成されたスイッチング素子のロー側を、バッテリの複数のバッテリーセルを途中で区分してなる高電圧側電池と低電圧側電池との間の接続点に接続した状態で、このスイッチング素子に入力する駆動制御信号のロー電圧を、バッテリの負側の電圧に設定しているので、スイッチング素子の駆動制御信号に必要なマイナス電圧を、従来のように専用の極性反転回路(マイナス電源回路)を付加しなくてもバッテリーだけで容易に生成できる。したがって、低コスト、小型、且つ低損失な電力変換器を実現できる。
請求項3に記載の発明の電力変換器は、スイッチング素子として炭化シリコンを用いた超低損失電力素子を適用しているので、低損失な電力変換器を実現できる。
請求項4に記載の発明の電力変換器は、充電時に、高電圧側電池と低電圧側電池とを、直列接続から並列接続に切り替えることで、各電池の両端電圧が、直列接続のときのバッテリーの両端電圧よりも低下させて容易に充電することが可能となる。
請求項5に記載の発明の電力変換器は、充電時に、電流制限回路が、並列接続用スイッチが閉状態で直列接続用スイッチが開状態となったときに、高電圧側電池に直列に接続されるので、充電時における高電圧側電池の電流制限を容易に行うことができる。また、充電していないときに、並列接続用スイッチを開状態にして直列接続用スイッチを閉状態にしておくと、電流制限回路に要求される耐圧として、これに並列接続される低電圧側電池の両端にかかる電圧だけであるので、安価な電流制限回路を実現できる。
図1は本発明の一実施形態に係る電力変換器を示す図である。この電力変換器は、ハイブリッド自動車または電気自動車においてインバータ(図示省略)を通じて負荷(図示省略)に電力を供給するために、バッテリー11から入力される電圧を半導体素子であるスイッチング素子12にて断続的にスイッチングして昇圧するチョッパ方式の昇圧DC/DCコンバータであって、図1の如く、特に、バッテリー1を構成するために直列接続されている複数のバッテリーセルを高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとに区分し、これらの両電池13a,13b同士の間の接続点P1にグランドライン14を設定し、これにより、スイッチング素子12のゲートに与える駆動制御信号の電圧をバッテリー11の負側からマイナス電圧として生成したものである。
具体的に、この電力変換器は、図1の如く、インバータ(図示省略)に供給される電力をオンオフするスイッチング素子12と、このスイッチング素子12から出力される電圧の歪みを緩和して昇圧するLCフィルタ15と、スイッチング素子12のゲート電圧をオンオフするトランジスタ16と、このトランジスタ16のオンオフ制御を通じてスイッチング素子12のオンオフ制御を行う駆動回路17とを備える。
スイッチング素子12としてはJFET(接合型電界効果トランジスタ)が使用されており、特に、半導体基板の材料としてSiC(炭化シリコン)が使用されて形成された超低損失電力素子が適用される。このSiCを用いた超低損失電力素子は、Si(シリコン)やGaAs(ガリウムひ素)を用いた半導体素子に比べてバンドギャップ(禁制対幅)が広いため、絶縁破壊電界と熱伝導率が大きく、低損失で高温動作する高耐圧のパワー半導体素子において、スイッチング損失等の電力損失を大幅に低減することができるものである。このスイッチング素子12の一端は、LCフィルタ15のコイル15aとダイオード15cとの間に接続され、他端は駆動回路17を通じて、両電池13a,13b同士の間の接続点P1から引き出されたグランドライン14に接続されている。また、スイッチング素子12のゲートは、抵抗18を通じて駆動回路17に接続されるとともに、後述のトランジスタ16に接続されてそのコレクタ電圧が駆動制御信号として与えられることになる。
LCフィルタ15は、コイル15a及びコンデンサ15bを備え、コイル15aとコンデンサ15bとの間に逆流防止用のダイオード15cが接続されている。
コイル15aは、バッテリー11の正(プラス)側とスイッチング素子12との間に接続されている。
コンデンサ15bは、ダイオード15cとともに直列回路を形成し、この直列回路がスイッチング素子12に並列接続されている。そして、このコンデンサ15bの両端は、図示しないインバータに接続され、このインバータの動作によってモータ等の図示しない負荷が駆動される。
トランジスタ16は、そのコレクタがスイッチング素子12のゲートに接続され、エミッタがバッテリー11の負(マイナス)側に接続され、ベースが駆動回路17に接続されている。そして、駆動回路17からの信号に基づいてトランジスタ16がオンしたときには、スイッチング素子12のゲートをバッテリー11の負(マイナス)側の電位に下げるようになっている。
駆動回路17は、CPU等が内蔵され、所定のソフトウェアプログラムに従って動作する。尚、トランジスタ16及び駆動回路17は、スイッチング素子12のゲートに入力する駆動制御信号として、バッテリー11の負(マイナス)側の電圧を出力するスイッチ駆動手段として機能する。
ここで、バッテリー11の負(マイナス)側の電位は、直列接続された複数のバッテリーセルの途中で区分した両電池13a,13b同士の間の接続点P1から引き出されるグランドライン14よりも電位が低くなっている。したがって、トランジスタ16がオンしたときには、スイッチング素子12のゲート電圧は、他端側のグランドライン14よりも電位が低くなる。このことは、図3に示した付加的な極性反転回路としてのマイナス電源回路5を設置しなくても、スイッチング素子12の他端をマイナス電位とすることが可能となり、結果として低コスト、小型、低損失な電力変換器を実現できるものである。
図2は、図1に示した電力変換器にあって、バッテリー11を充電するための充電回路構成を示す図である。
この充電回路は、第1の電流制限用トランジスタQ1と、この第1の電流制限用トランジスタQ1のベース−エミッタ間に接続された第1の抵抗R1と、第1の電流制限用トランジスタQ1のベースと低電圧側電池13bの負(マイナス)側との間に接続された第2の電流制限用トランジスタQ2と、この第2の電流制限用トランジスタQ2のベース−エミッタ間に接続された第2の抵抗R2と、高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとの並列接続の可否を切り換えるための並列接続用スイッチQ3と、高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとの直列接続の可否を切り換えるための直列接続用スイッチQ4とを備える。
第1の電流制限用トランジスタQ1は例えばnpn型バイポーラトランジスタであり、そのエミッタが、高電圧側電池13aの負(マイナス)側と低電圧側電池13bの正(プラス)側との間の接続点P1と第1の抵抗R1の一端に共に接続され、そのコレクタが、第2の電流制限用トランジスタQ2のベース及び第2の抵抗R2に共に接続され、そのベースが、第1の抵抗R1の他端と第2の電流制限用トランジスタQ2のエミッタに共に接続されている。
第2の電流制限用トランジスタQ2は、第1の電流制限用トランジスタQ1と同等の例えばnpn型バイポーラトランジスタが使用され、そのエミッタが、第1の電流制限用トランジスタQ1のベースと第1の抵抗R1の他端に共に接続され、そのコレクタが、第2の抵抗R2の一端と低電圧側電池13bの負(マイナス)側に共に接続され、そのベースが、第1の電流制限用トランジスタQ1のコレクタと第2の抵抗R2の他端に共に接続されている。
尚、電流制限用トランジスタQ1,Q2及び抵抗R1,R2は、電流制限回路を構成し、並列接続用スイッチQ3がオン(閉状態)で直列接続用スイッチQ4がオフ(開状態)となって両電池13a,13bが充電状態になったときに、高電圧側電池13aに直列に接続されてその電流を制限し、また、並列接続用スイッチQ3がオフ(開状態)で直列接続用スイッチQ4がオン(閉状態)となってバッテリー11が放電状態になったときに、低電圧側電池13bに並列に接続されて、この電流制限回路の両端にかかる電圧が低電圧側電池13bの両端電圧だけで済むようになっている。
並列接続用スイッチQ3は、駆動回路17の制御を受けて、高電圧側電池13aの正(プラス)側と低電圧側電池13bの正(プラス)側との間を開閉することで、高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとの並列接続を遮断/接続するものである。
直列接続用スイッチQ4は、駆動回路17の制御を受けて、高電圧側電池13aの負(マイナス)側と低電圧側電池13bの正(プラス)側との間を開閉することで、高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとの直列を遮断/接続するものである。
駆動回路17は、例えば、マイクロコンピュータチップが使用され、内蔵されたフラッシュROM等の所定の記憶媒体内に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する機能要素である。
上記構成の電力変換器の動作を説明する。
図1の如く、負荷(図示省略)の駆動時には、バッテリー11の電源電圧がLCフィルタ15に印加され、このLCフィルタ15のコイル15aとダイオード15cとの間からスイッチング素子12に電圧が印加される。
また、駆動回路17は、抵抗18を通じてスイッチング素子12のゲートに電圧を与えている。
ここで、駆動回路17がトランジスタ16をオンオフすることで、スイッチング素子12のゲートはオンオフを繰り返し、発生するコイル15aの逆起電力をコンデンサ15bの両端電圧に加算するようにして昇圧を行い、次段のインバータ(図示省略)を通じて負荷(図示省略)への電力供給が行われる。
この場合、スイッチング素子12をオンオフするためのトランジスタ16のエミッタ側は、バッテリー11の負(マイナス)側の電位となっているのに対して、スイッチング素子12の負(マイナス)側は、直列接続された複数のバッテリーセルの途中で区分した両電池13a,13b同士の間の接続点P1から引き出されるグランドライン14に設定されている。そして、バッテリー11の負(マイナス)側の電位は、直列接続された複数のバッテリーセルの途中で区分した両電池13a,13b同士の間の接続点P1から引き出されるグランドライン14よりも電位が低くなっている。
したがって、トランジスタ16がオンしたときには、スイッチング素子12のゲート電圧は、他端側のグランドライン14よりも電位が低くなるので、図3に示した付加的な極性反転回路としてのマイナス電源回路5を設置しなくても、スイッチング素子12の他端をマイナス電位とすることが可能となり、結果として低コスト、小型、低損失な電力変換器を実現できる。
以上のように、トランジスタ16の負(マイナス)側に必要な電圧を、図3に示した従来のように専用の極性反転回路(マイナス電源回路5)を付加しなくても容易に生成できるため、低コスト且つ小型の電力変換器を実現できる。
また、スイッチング素子12として、SiCを用いているので、低損失な電力変換器を実現できる。
次に、バッテリー11の充電時の動作を説明する。バッテリー11の充電時において、図2の如く、駆動回路17は、直列接続用スイッチQ4をオフにするとともに並列接続用スイッチQ3をオンにして、高電圧側電池13aの正(プラス)側と低電圧側電池13bの正(プラス)側を接続する。
このようにすることで、高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとが、直列接続から並列接続に切り替わり、よって各電池13a,13bの両端電圧が、直列接続のときのバッテリー11の両端電圧よりも低下する。これにより、図示しない発電機側から与えられた電圧が各電池13a,13bのそれぞれの両端に印加されて充電が行われる。
ここで、第1の電流制限用トランジスタQ1のベース−コレクタが、第2の電流制限用トランジスタQ2のベース−コレクタ間に接続され、また各電流制限用トランジスタQ1,Q2のベース−エミッタ間の電圧が第1の抵抗R1及び第2の抵抗R2の両端電圧に設定されることから、第1の電流制限用トランジスタQ1のベース−エミッタ間の電圧は0.6Vに固定される。このことから、次の(1)式のように、特に高電圧側電池13aについて定電流Iでの充電が可能になり、故に高電圧側電池13aの充電電流を制御することができる。
I=0.6/R1 …(1)
また充電していないときは、並列接続用スイッチQ3をオフにして直列接続用スイッチQ4をオンにしておく。このとき両電流制限用トランジスタQ1,Q2に要求される耐圧としては、低電圧側電池13bの両端にかかる電圧だけであるので、安価なトランジスタを使用することができる。例えば、高電圧側電池13aの出力電圧が280〜290ボルトであり、低電圧側電池13bの出力電圧が10〜20ボルトである場合、両電流制限用トランジスタQ1,Q2に要求される耐圧としては、低電圧側電池13bに対応した小さな電圧だけで済む。したがって、充電用の電流制限回路として安価な回路を実現できる。
尚、上記実施形態は、チョッパ方式の昇圧DC/DCコンバータについて説明したが、同様に電力変換を半導体素子にて行う降圧DC/DCコンバータや、モータ駆動用のインバータそのものに適用してもよく、また変換方式に関してもチョッパ方式に限らず、フォワード方式、ブリッジ方式またはフライバック方式等、入力電圧を半導体素子にて断続的にスイッチングして電圧を変換する電力変換器であれば、どのようなものに適用しても差し支えない。いずれの場合であっても、複数のバッテリーセルの直列接続によって構成されるバッテリー11を高電圧側電池13aと低電圧側電池13bとに区分し、これら両電池13a,13bの間にグランドラインを設定し、所望の半導体素子の制御電圧を生成すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
あるいは、電流制限のための回路は図2に示した回路に限定されるものではなく、例えばカレントミラー回路等の他の定電流回路を適用しても差し支えない。
本発明の一実施形態に係る電力変換器を示す回路ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力変換器の充電用の回路部を示す回路図である。 従来の電力変換器を示す回路ブロック図である。
符号の説明
11 バッテリー
12 スイッチング素子
13a 高電圧側電池
13b 低電圧側電池
14 グランドライン
16 トランジスタ
17 駆動回路
Q1,Q2 電流制限用トランジスタ
Q3 並列接続用スイッチ
Q4 直列接続用スイッチ
R1,R2 抵抗

Claims (5)

  1. 入力電圧を所定のスイッチング素子にて断続的にスイッチングして電圧を変換する電力変換器であって、
    一端が、複数のバッテリーセルが直列接続されてなるバッテリの正側に接続され、他端が、複数の前記バッテリーセルからなる前記バッテリの途中が区分されてなる高電圧側電池と低電圧側電池との間の接続点に接続された前記スイッチング素子と、
    このスイッチング素子の駆動制御信号として、前記バッテリの負側の電圧を出力するスイッチ駆動手段と
    を備える電力変換器。
  2. 請求項1に記載の電力変換器であって、
    前記スイッチング素子が接合型電界効果トランジスタであり、
    前記駆動制御信号が、前記接合型電界効果トランジスタのゲートに入力される、電力変換器。
  3. 請求項2に記載の電力変換器であって、
    前記スイッチング素子が、炭化シリコンを用いた超低損失電力素子である、電力変換器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力変換器であって、
    前記高電圧側電池と前記低電圧側電池のそれぞれのプラス側同士を開閉して当該両電池の並列接続の可否を切り換える並列接続用スイッチと、
    前記高電圧側電池と前記低電圧側電池との間を開閉して直列接続の可否を切り換える直列接続用スイッチと
    をさらに備える電力変換器。
  5. 請求項4に記載の電力変換器であって、
    前記並列接続用スイッチが閉状態で前記直列接続用スイッチが開状態となったときに、前記高電圧側電池に直列に接続され、且つ、前記並列接続用スイッチが開状態で前記直列接続用スイッチが閉状態となったときに、前記低電圧側電池に並列に接続される電流制限回路をさらに備える電力変換器。
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