JP2005073075A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御端末器に対して多重伝送信号が正常に伝送されたことだけでなく、制御端末器の動作状態も確認し、動作状態が不適切であれば多重伝送信号を再送することによって、制御端末器の不動作を低減させる遠隔監視制御システムを提供する。
【解決手段】伝送ユニットは、入力端末器への監視入力に呼応して制御端末器を制御する第1の多重伝送信号を伝送する第1の期間と、制御端末器の動作状態を監視する第2の多重伝送信号を伝送する第2の期間とを有する。伝送ユニットでは、第1の期間において第1の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される制御応答が伝送エラーを示すときに第1の多重伝送信号を再送し、第2の期間において第2の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される動作状態が伝送ユニットから第1の多重伝送信号により指示した制御内容と異なるときに第1の多重伝送信号を再送する機能を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時分割多重伝送方式の多重伝送信号を用いてスイッチやセンサなどの監視入力に負荷を対応付けて制御する遠隔監視制御システムに関するものである。
従来から、図7に示すように、伝送ユニット21に2線式の信号線Lsを介して入力端末器22と制御端末器23とを接続し、入力端末器22に付設したスイッチやセンサなどからの監視入力に応じて制御端末器23に付設した負荷Lを制御するようにした遠隔監視制御システムが提供されている(たとえば、特許文献1参照)。入力端末器22および制御端末器23にはそれぞれアドレスが設定され、入力端末器22に監視入力が入力されると伝送ユニット21に対して監視入力に対応した監視データが伝送され、伝送ユニット21では監視データを受け取ると、アドレスによって入力端末器22との対応関係が設定された制御端末器23に対して監視データに対応した制御データを伝送し、制御端末器23を介して負荷Lを制御するのである。入力端末器22に監視入力を与える手段としては、スイッチだけではなく、スイッチと等価に扱うことができるセンサであってもよいが、以下ではスイッチの操作によって入力端末器22に監視入力が与えられるものとして説明する。すなわち、監視入力がスイッチの操作に呼応して発生するから、監視入力を操作入力と呼ぶことにする。伝送ユニット21、入力端末器22、制御端末器23はいずれもマイクロプロセッサを主構成としている。
伝送ユニット21は、たとえば図8に示す構成を有し、マイクロプロセッサ(以下、CPUと略称する)10と、システムプログラムを格納したフラッシュメモリ11と、作業用のRAM12と、入力端末器22と制御端末器23との対応付けを行う関係データを格納したフラッシュメモリ13とを備える。また、CPU10と信号線Lsとの間にはドライバ/レシーバ14が設けられ、CPU10からドライバ/レシーバ14を介して信号線Lsに多重伝送信号を送出し、信号線Lsを通して入力端末器22あるいは制御端末器23から返送される返送信号を受信するようになっている。さらに、ドライバ/レシーバ14を介して信号線Lsの線間の短絡を検出する短絡検出回路15もCPU10に接続される。短絡検出回路15は信号線Lsの短絡を検出したときにCPU10に通知するほか、短絡状態を表示する機能も備える。CPU10の電源は商用電源から電源回路16を通して供給され、電源回路16からの電源の供給状態は電源監視回路17により監視されCPU10に通知される。電源監視回路17では、たとえば停電をCPU10に通知し、CPU10ではデータのバックアップの処理などを行う。
伝送ユニット21は、信号線Lsに対して、図9(a)(b)のような形式の多重伝送信号Vsを送出する。すなわち、多重伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスタートパルス信号SY、信号モードを示すモードデータ信号MD、入力端末器22や制御端末器23を各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD、負荷を制御するための制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ信号CS、入力端末器22や制御端末器23からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
各入力端末器22および各制御端末器23では、信号線Lsを介して受信した多重伝送信号Vsのアドレスデータがそれぞれに設定されているアドレスデータに一致すると、多重伝送信号Vsから制御データを取り込むとともに、多重伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モードの信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
特許文献1には、アドレスをサイクリックに送出する動作のみが記載されているが、アドレスをサイクリックに変化させるだけでは、入力端末器22からの監視データを伝送ユニット21が受け取るタイミングに遅れが生じることがあるから、以下の動作を採用したものが提案されている。すなわち、伝送ユニット21のCPU10は、常時は特許文献1に記載のものと同様に、多重伝送信号Vsに含まれるアドレスデータをサイクリックに変化させて入力端末器22および制御端末器23を順次アクセスする常時ポーリングを行う。常時ポーリングの際には、多重伝送信号Vsに含まれるアドレスデータが一致した入力端末器22または制御端末器23では多重伝送信号Vsに制御データが含まれていれば制御データを取り込んで動作し、入力端末器22または制御端末器23の動作状態を監視データとして伝送ユニット21に返送する。
一方、伝送ユニット21は、いずれかの入力端末器22において、スイッチからの操作入力に対応して発生した図9(c)のような割込信号Viを受信したときに割込信号を発生した入力端末器22を検出した後、その入力端末器22にアクセスして操作入力に呼応した監視データを返送させる割込ポーリングも行う。
すなわち、伝送ユニット21では、常時は、アドレスデータをサイクリックに変更した多重伝送信号Vsを信号線Lsに送出する常時ポーリングを行い、入力端末器22から発生した割込信号Viを多重伝送信号Vsのスタートパルス信号SYに同期して検出すると、伝送ユニット21からモードデータ信号MDを割込ポーリングモードとした多重伝送信号Vsを送出する。割込信号Viを発生した入力端末器22は、割込ポーリングモードの多重伝送信号Vsのアドレスデータの上位ビットが一致していると、その多重伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して入力端末器22に設定されているアドレスデータの下位ビットを返信データとして返送する。このようにして伝送ユニット21では割込信号Viを発生した入力端末器22のアドレスを獲得する。
このようにして、割込信号Viを発生した入力端末器22のアドレスを伝送ユニット21が獲得すると、伝送ユニット21では入力端末器22に対して監視データの返送を要求する多重伝送信号Vsを送出し、入力端末器22は操作入力に対応した監視データを伝送ユニット21に返送する。伝送ユニット21は監視データを受け取ると、該当する入力端末器22の操作入力をクリアするように指示を与え、入力端末器22では操作入力のクリアを返送する。つまり、伝送ユニット21では、割込信号Viを検出する多重伝送信号Vsを含めて4個の多重伝送信号Vsにより操作入力を受け取ることになる。
監視データを受け取った伝送ユニット21は、アドレスの対応関係によって入力端末器22に予め対応付けられている制御端末器23に対する制御データを生成し、この制御データを含む多重伝送信号Vsを信号線Lsに送出して制御端末器23に付設した負荷Lを制御する。入力端末器22と制御端末器23とのアドレスの対応関係は、伝送ユニット21に設けたフラッシュメモリ13における関係データ記憶領域に設定される。すなわち、施工時において、各入力端末器22および各制御端末器23へのアドレスの設定が終了した後、入力端末器22と制御端末器23との対応関係を関係データ記憶領域に設定することによって、スイッチの操作に対して所望の負荷Lを制御することが可能になる。入力端末器22と制御端末器23との対応関係は、1対1の関係だけではなく1対多の関係も設定可能であって、1個のスイッチを1個の負荷Lに対応付ける場合を個別制御と呼び、1個のスイッチを複数の負荷Lに対応付ける場合を一斉制御と呼ぶ。一斉制御には、1個のスイッチに対応付けた負荷Lを同じ動作状態に制御するグループ制御(つまり、負荷Lを並設接続したことに相当する)と、1個のスイッチに対応付けた負荷Lをそれぞれ個別の動作状態に制御するパターン制御とがある。
ここで、グループ制御またはパターン制御を行う場合を想定して伝送ユニット21が授受するデータについて説明する。図10(a)のように、伝送ユニット21において入力端末器22でのスイッチの操作による割込信号Viを受信すると(P1)、割込信号Viを発生した入力端末器22をサーチし(P2)、入力端末器22のアドレスを獲得する(P3)。このアドレスを用いて伝送ユニット21では、入力端末器22から操作入力を受け取り(P4,P5)、その後、操作入力をクリアする(P6,P7)。次に、伝送ユニット21では、入力端末器22に対して操作入力に対応した表示を指示する(P8)。ここに、入力端末器22には負荷Lの動作状態を示す表示灯が設けられているものとする。
その後、伝送ユニット21からは、パターン制御またはグループ制御の対象となる負荷Lを有した制御端末器23に順に制御データを伝送し(P9)、各制御端末器23から制御応答としての監視データを受け取る(P10)。制御応答としての監視データは、多重伝送信号Vsを受け取った旨の返信であって、制御応答が正常になされなければ制御端末器23に対してノイズなどの混入によって多重伝送信号Vsが正常に伝送されなかったことを意味する。グループ制御またはパターン制御の制御対象であるすべての制御端末器23に順に制御データを伝送するとともに制御応答を順に受け取る第1の期間の後に、伝送ユニット21において各負荷Lの動作状態を獲得する第2の期間に移行し、制御対象である各制御端末器23の動作状態の返送を順に要求し(P11)、動作状態を監視データとして受け取る(P12)。以上の一連の処理によってパターン制御またはグループ制御が行われる。
一方、パターン制御またはグループ制御の対象となる負荷Lを有した制御端末器23に順に制御データを伝送し(P9)、各制御端末器23から制御応答としての監視データを受け取ったときに(P10)、制御応答が正常になされなければ、制御端末器23が多重伝送信号Vsを正常に受信できなかったことを意味するから、このような場合には、図10(b)のように、同じ制御端末器23に対して制御データを再送信し(P13)、制御応答を受け取る(P14)。つまり、制御データの送信をリトライする。
特許文献1には、制御端末器23において負荷制御信号と運転監視信号とにより異常を検出し、異常検出時には負荷制御信号に対応した運転状態となるように制御するための再制御信号を与える動作が記載されている。
なお、図10に示した例では、一斉制御について説明したが、個別制御の場合も同様である。また、上述の説明では説明を簡単にするために、1台の入力端末器22に1個のスイッチを設け、1台の制御端末器23に1個の負荷Lを設けることを想定しているが、現状の製品では1台の入力端末器22に複数のスイッチを設け、1台の制御端末器23に複数の負荷Lを設けて、それぞれを個別の負荷回路とし、伝送ユニット21において負荷回路ごとの対応付けを行うようにしている。
特開昭57−180294号公報
上述のように、伝送ユニット21が制御端末器23からの制御応答に基づいて多重伝送信号Vsが制御端末器23に正常に伝送されたか否かを監視し、伝送エラーが生じたときに同じ制御端末器23に同じ内容の多重伝送信号Vsを再送する技術が現状では採用されており、また制御端末器23において負荷制御信号と運転監視信号との比較によって異常があるときに再制御信号を与える構成は知られているが、負荷Lに指示を与える制御データを含む多重伝送信号Vsが制御端末器23に正常に伝送されたにもかかわらず、制御端末器23が正常に動作しなかったことを伝送ユニット21に通知する機能はない。したがって、伝送ユニット21では負荷Lが正常に動作しているものと認識しているにもかかわらず、実際には負荷Lが正常に動作していないという問題を生じることがある。このような例として、たとえば、制御端末器23においてリレーを用いて負荷Lへの給電をオンオフしている場合であって、リレーの接点溶着によってリレーが正常に動作せず、伝送ユニット21では負荷Lのオフと認識しているにもかかわらず、負荷Lがオンに保たれていることがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、制御端末器に対して多重伝送信号が正常に伝送されたか否かを確認するだけではなく、制御端末器の動作状態についても確認を行い、動作状態が不適切であれば適切な動作状態になるように多重伝送信号を再送することによって、制御端末器の不動作を低減させた遠隔監視制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、それぞれアドレスを備える入力端末器および制御端末器が信号線に接続されるとともに、信号線に接続された伝送ユニットと入力端末器および制御端末器との間で時分割多重伝送方式の多重伝送信号によるデータ伝送を行い、伝送ユニットに設定したアドレスの対応関係を用いて入力端末器への監視入力に呼応させて制御端末器により負荷を制御する遠隔監視制御システムにおいて、伝送ユニットは、入力端末器への監視入力に呼応して制御端末器を制御する第1の多重伝送信号を伝送する第1の期間と、制御端末器の動作状態を監視する第2の多重伝送信号を伝送する第2の期間とを有し、第1の期間において第1の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される制御応答が伝送エラーを示すときに第1の多重伝送信号を再送し、第2の期間において第2の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される動作状態が伝送ユニットから第1の多重伝送信号により指示した制御内容と異なるときに第1の多重伝送信号を再送する機能を有することを特徴とする。
この構成によれば、第1の期間において制御端末器に制御の指示を与えて制御を行ったときに、制御端末器がノイズなどによって第1の多重伝送信号を正常に受け取ることができなければ、再送することによって制御端末器に第1の多重伝送信号を確実に受け取らせることができるだけではなく、制御後の第2の期間において制御端末器が正常な動作状態であるか否かを確認するとともに、伝送ユニットから第1の期間に第1の多重伝送信号で指示した動作状態(伝送ユニットが記憶している制御内容)と制御端末器の実際の動作状態とが異なるときにも第1の多重伝送信号を再送するから、ノイズなどによる制御端末器の不動作を第1の期間でのみ第1の多重伝送信号を再送する場合に比較してさらに低減させることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記伝送ユニットは、前記第1および第2の期間のうち少なくとも第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する最大回数と時間との一方を制限する手段を設けていることを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも第2の期間において第1の多重伝送信号を再送する最大回数または時間を制限していることによって、再送を無限回繰り返すことがなく、いわゆるシステムロックを回避することができる。しかも、再送の制限条件は適宜に設定可能であるから、再送による処理速度の低下と制御端末器23の不動作の許容度との比重に応じて所望条件に設定することができる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記伝送ユニットは、前記第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する回数が規定回数に達した場合と再送する時間が規定時間に達した場合との一方を前記制御端末器の異常と判断し、制御端末器ごとに異常の履歴を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の多重伝送信号の再送回数や再送の時間によって異常の有無を判断するから、再送回数や再送の時間を適宜に設定することによって、一過性のノイズなどによる異常を排除して制御端末器の異常の可能性が高いときに異常と判断することができ、異常の有無の検知精度を高めることができる。また、異常の履歴を記憶するから、制御端末器が不動作であるときに、異常の可能性があるか否かを比較的容易に判断することができ、制御端末器の不動作に対する迅速な対処が可能になる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記記憶手段は、前記伝送ユニットに対して着脱可能なメモリからなることを特徴とする。
この構成によれば、異常の履歴を伝送ユニットに対して着脱可能なメモリに格納するから、制御端末器において不動作が生じたような場合に、メモリを伝送ユニットから外し、メンテナンスを行う事業者に異常の履歴のみを引き渡すことができるから、メンテナンスを行う担当者が現場に赴くことなく異常の原因を推定することが可能になる。その結果、メンテナンス作業に伴う人件費の低減が可能になり、作業時間の短縮が期待できる。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、前記伝送ユニットは、前記第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する回数が規定回数に達した場合と再送する時間が規定時間に達した場合との一方を前記制御端末器の異常と判断し、制御端末器ごとに異常の有無を外部装置に出力するインターフェースを備えることを特徴とする。
この構成によれば、インターフェースを介してパーソナルコンピュータのような外部装置を接続することによって、制御端末器の異常を実時間で監視することが可能になる。
本発明の構成によれば、第1の期間において制御端末器に制御の指示を与えて制御を行ったときに、制御端末器がノイズなどによって第1の多重伝送信号を正常に受け取ることができなければ、再送することによって制御端末器に第1の多重伝送信号を確実に受け取らせることができるだけではなく、制御後の第2の期間において制御端末器が正常な動作状態であるか否かを確認するとともに、伝送ユニットから第1の期間に第1の多重伝送信号で指示した動作状態と制御端末器の実際の動作状態とが異なるときにも第1の多重伝送信号を再送するから、ノイズなどによる制御端末器の不動作を第1の期間でのみ第1の多重伝送信号を再送する場合に比較してさらに低減させることができるという利点がある。
本実施形態は、図1に示すように、図10に示した従来構成の動作に対して、制御応答を受け取った後に、制御対象である制御端末器23の動作状態の返送を要求して(P11)、動作状態を監視データとして受け取ったときに(P12)、伝送ユニット21において制御端末器23に制御を指示する第1の期間において伝送した制御内容(伝送ユニット21が記憶している制御内容)と制御端末器23の実際の動作状態とが一致していないと、同じ制御端末器23に対して同じ多重伝送信号Vsを再送する機能(P15,P16)を付加したものである。ここに、制御端末器23の動作状態とは、たとえば制御端末器23において監視可能な負荷Lの動作状態を意味しており、負荷Lの動作状態を監視すれば、負荷Lへの電源をオンオフするリレーの接点溶着などによる負荷Lの不動作を検出することができる。
要するに、本実施形態では、制御端末器23に対して多重伝送信号Vsを伝送して負荷Lの制御を指示したときに(P9,P10)、多重伝送信号Vsが正常に伝送されなければ多重伝送信号Vsの再送を行うだけでなく(P13,P14)、制御端末器23の動作を監視するための多重伝送信号Vsを伝送して動作状態を確認したときに(P11,P12)、制御端末器23の動作状態が伝送ユニット21の認識内容と異なっている場合にも多重伝送信号Vsの再送を行うようにしているのである(P15,P16)。ここに、動作状態が不一致の場合に再送する多重伝送信号Vsは、制御端末器23に負荷Lの動作を指示する際(P9,P10)の多重伝送信号Vsと同内容になる。したがって、この多重伝送信号Vsの送信(P15,P16)の後には、制御端末器23の動作状態を再度確認する(P11,P12)。
制御端末器23の動作状態が伝送ユニット21に設定されている制御内容と不一致であるときに、伝送ユニット21に設定されている制御内容の制御データを含む多重伝送信号Vsを再送する処理を行う最大回数は制限されており、無限回の再送が行われることによるシステムロックを防止している。具体的には、図2に示すように、図8に示した従来の伝送ユニット21に対して、再送の最大回数を設定するためのディップスイッチ18を付加している。このディップスイッチ18によって設定された回数以内で再送の処理が行われる。ディップスイッチ18を設ける代わりに、図3のように、関係データを格納するフラッシュメモリ13の一部の領域を再送の最大回数を設定する領域D1とし、専用の設定器を用いてフラッシュメモリ13に最大回数を書き込むようにしてもよい。
上述のように、ディップスイッチ18あるいはフラッシュメモリ13を用いて再送(リトライ)の最大回数を設定する手段に用いるから、無限回の再送を防止することができるだけではなく、設置したシステムに応じて最大回数を設定することが可能であり、再送による処理速度の低下と制御端末器23の不動作の許容度との比重に応じて最大回数を適宜に設定することが可能になる。なお、最大回数は動作状態を確認する第2の期間だけではなく、制御端末器23に制御の指示を与えるための第1の期間についても設定しておくのが望ましい。
ところで、再送の最大回数を設定している場合に、最大回数まで再送しても伝送ユニット21の認識している制御内容と、制御端末器23の実際の動作状態とを一致させることができない場合がある。このような場合には、制御端末器23において何らかの異常を生じている可能性があるから、伝送ユニット21に設けた適宜の報知手段(表示灯やブザー)を用いて制御エラーを報知する。
上述した伝送ユニット21の動作をまとめて図4に示す。すなわち、伝送ユニット21では、負荷Lへの制御データを含む多重伝送信号Vsを伝送したときに(S2)、制御端末器23からの制御応答によって伝送エラーが検出されると(S3)、同じ制御端末器23に対して同じ多重伝送信号Vsを再送する(S2)。また、伝送エラーがなければ、制御端末器23の動作状態の監視を行い(S4)、伝送ユニット21に設定されている制御内容と制御端末器23から返送された動作状態とを比較する(S5)。ここで、伝送ユニット21での制御内容と制御端末器23の動作状態とが一致していれば、制御を正常終了する(S6)。また、ステップS5において不一致であるときには、ディップスイッチ18またはフラッシュメモリ13において設定されている再送の最大回数に達しているか否かを判断し(S1)、最大回数に達していなければ、当該制御端末器23に対して伝送ユニット21に設定されている制御内容の制御データを含む多重伝送信号Vsを制御端末器23に再送する(S2)。最大回数に達しているときには、伝送ユニット21において制御エラーを報知する(S7)。ここに、再送の最大回数を制限しているが、再送を行う時間を制限するようにしてもよい。
ところで、制御端末器23が多重伝送信号Vsに呼応して動作しない場合として、多重伝送信号Vsを数回伝送する間に動作可能になる場合(たとえば、周期的なノイズによって不動作であった場合など)と、制御端末器23における故障の発生などであって、多重伝送信号Vsを何回伝送しても動作可能にならない場合とがある。前者の場合は制御端末器23は正常とみなせ、後者の場合には制御端末器23のメンテナンスが必要になることが多い。そこで、両者を区別するために、上述の動作のように、伝送ユニット21における制御内容と制御端末器23の動作状態とを比較したときに、不一致が検出される回数が規定回数になったときに異常と判断し、記憶手段としてのフラッシュメモリ13に制御端末器23ごとの異常の履歴(異常の有無)を格納するようにしてある。ここに、異常と判断する規定回数は上述した再送の最大回数と一致している必要はなく、異常であろうと判断する回数として最大回数とは別に設定することが可能である。また、規定回数は制御端末器23(負荷L)ごとに設定することが可能である。
上述した構成によって、制御端末器23に不動作が生じたときに、フラッシュメモリ13の内容を確認することによって、該当する制御端末器23について異常の履歴があるときには、当該制御端末器23に異常(主として故障)が生じていると判断することができ、異常の履歴がなければ一過性のノイズなどが原因であると判断することができる。つまり、フラッシュメモリ13に格納された履歴によって、制御端末器23の不動作の原因を容易に知ることができる。ここで、異常を判断する規定回数は多いほど一過性のノイズなどによる誤認を防止して異常の有無の判断を確実に行うことが可能になるが、異常の有無の判断までに時間を要することになるから、制御端末器23の重要度などに応じて規定回数を各制御端末器23ごとに個別に設定するのが望ましい。たとえば、安全の確保に必要な負荷Lなどに対しては、異常の判断に誤認があってもよいから規定回数を少なくして失敗なく迅速な検出を行うようにすればよい。なお、上述した規定回数は複数回と想定しているが、場合によっては1回でもよい。また、制御端末器23の異常を判断する条件は再送の回数ではなく、再送を行う時間で規定してもよい。
上述した例では異常の履歴をフラッシュメモリ13に記憶させているが、図5に示すように、伝送ユニット21に着脱可能なメモリカードのようなメモリMEMを設け、メモリMEMに異常の履歴を格納する構成としてもよい。この構成を採用することによって、伝送ユニット21から異常の履歴を直接読み出す必要がなく、メモリMEMのみを伝送ユニット21から分離し、異常の履歴を任意の場所で読み出すことが可能になる。たとえば、設置された遠隔監視制御システムにおいて制御端末器23に不動作が生じたときに、メモリMEMを伝送ユニット21から外すことによって、汎用のパーソナルコンピュータなどを用いてメモリMEMの内容を読み出すことができ、遠隔監視制御システムのメンテナンスを行う事業者に、メモリMEMを送付したり、メモリMEMの内容を電気通信回線によって送信したりすることが可能になる。つまり、事業者は伝送ユニット21の設置場所に担当者を派遣することなく、メモリMEMの内容である異常の履歴を知ることが可能になる。このように異常の履歴を知ることにより、メンテナンスに必要な部材を携行して現場に向かうことができ、1回の作業でメンテナンスを行える可能性が高くなり、メンテナンスに要する時間が短縮されるとともに、低コストでの対応が可能になる。つまり、着脱可能なメモリMEMを用いない場合には、まず伝送ユニット21から異常の履歴を読み出すために現場に担当者を派遣し、異常の履歴を持ち帰って分析した後に、メンテナンスに必要な部材を携行した担当者を再度現場に向かわせることになるが、異常の履歴を持ち帰るための担当者が不要になるら、人件費が軽減され、かつ迅速な対応が可能になる。
異常の履歴をフラッシュメモリ13やメモリMEMに記憶させる構成に代えて、図6に示すように、伝送ユニット21にRS232C規格などのシリアル伝送用のインターフェース19を設けておき、インターフェース19を介して外部装置としてのパーソナルコンピュータのようなコンピュータPCを接続する構成を採用してもよい。この場合、コンピュータPCでは異常の情報を実時間で受け取ることができるから、異常の有無を実時間で検出することが可能になる。この構成において、異常の履歴をコンピュータPCに格納するようにしてもよい。
実施形態を示す動作説明図である。 同上に用いる伝送ユニットを示すブロック図である。 同上に用いる伝送ユニットの他例を示すブロック図である。 同上に用いる伝送ユニットの動作説明図である。 同上に用いる伝送ユニットのさらに他例を示すブロック図である。 同上に用いる伝送ユニットの別例を示すブロック図である。 遠隔監視制御システムの構成例を示すブロック図である。 同上に用いる伝送ユニットの構成例を示すブロック図である。 同上に用いる信号を示す動作説明図である。 従来例を示す動作説明図である。
符号の説明
10 CPU
11 フラッシュメモリ
12 RAM
13 フラッシュメモリ
14 ドライバ/レシーバ
15 短絡検出回路
16 電源回路
17 電源監視回路
18 ディップスイッチ
19 インターフェース
21 伝送ユニット
22 入力端末器
23 制御端末器
L 負荷
Ls 信号線
MEM メモリ
PC コンピュータ

Claims (5)

  1. それぞれアドレスを備える入力端末器および制御端末器が信号線に接続されるとともに、信号線に接続された伝送ユニットと入力端末器および制御端末器との間で時分割多重伝送方式の多重伝送信号によるデータ伝送を行い、伝送ユニットに設定したアドレスの対応関係を用いて入力端末器への監視入力に呼応させて制御端末器により負荷を制御する遠隔監視制御システムにおいて、伝送ユニットは、入力端末器への監視入力に呼応して制御端末器を制御する第1の多重伝送信号を伝送する第1の期間と、制御端末器の動作状態を監視する第2の多重伝送信号を伝送する第2の期間とを有し、第1の期間において第1の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される制御応答が伝送エラーを示すときに第1の多重伝送信号を再送し、第2の期間において第2の多重伝送信号に対して制御端末器から返送される動作状態が伝送ユニットから第1の多重伝送信号により指示した制御内容と異なるときに第1の多重伝送信号を再送する機能を有することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 前記伝送ユニットは、前記第1および第2の期間のうち少なくとも第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する最大回数と時間との一方を制限する手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 前記伝送ユニットは、前記第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する回数が規定回数に達した場合と再送する時間が規定時間に達した場合との一方を前記制御端末器の異常と判断し、制御端末器ごとに異常の履歴を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  4. 前記記憶手段は、前記伝送ユニットに対して着脱可能なメモリからなることを特徴とする請求項3記載の遠隔監視制御システム。
  5. 前記伝送ユニットは、前記第2の期間において、第1の多重伝送信号を再送する回数が規定回数に達した場合と再送する時間が規定時間に達した場合との一方を前記制御端末器の異常と判断し、制御端末器ごとに異常の有無を外部装置に出力するインターフェースを備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
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