JPWO2014142257A1 - 多ピース基板の作製方法及び作製装置 - Google Patents

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Abstract

フレームと良品ピースを効率的に接合することができ、これによって良品ピースを含む多ピース基板を効率的に作製することができる多ピース基板の作製方法及び装置を提供する。ピース搬送機構が前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して保持し、該ピースと第1の作業領域にある固定テーブル上に配置されているフレームとを結合し、該固定テーブルを第1の作業領域から第2の作業領域に移動させ、前記ディスペンサを用いて、接着剤を前記ピースとフレームの結合部に塗布し両者の位置関係を固定するようになっている。

Description

単一の基板中に複数のピースを含む多ピース基板に関し、さらに詳細には、単一の基板中に複数の良品ピースを係合させて接合した多ピース基板の作製方法および作製装置に関する。
配線基板の中には、単一の基板に複数のピースが含まれる多ピース基板がある。多ピース基板については、該複数のピースが、予め設定された所定の性能を充足する良品ピースからなることが求められる。しかしながら、所定の性能を有しない不良ピースを含んだ多ピース基板が生じることを完全に排除することは困難である。また、1つでも不良ピースが含まれているからといってその基板中の他の良品ピースまで廃棄してしまうのは、製造コスト上の問題が発生するだけでなく、資源の有効利用上問題となる。
このため、多ピース基板を構成するにあたり複数のピースをフレームに取り付けることが行われている。これにより、不良ピースを廃棄し、良品ピースのみをフレームに取り付けることにより資源を有効利用しつつ、全てのピースが良品である多ピース基板を提供できるようにしている。
しかしながら、従来の手法では、基板固定ジグ上のフレームに良品ピースを取り付けて固定し、フレームと良品ピースをテープで固定し、さらに両者を接着剤で接着して多ピース基板を作製し、その後、接着剤を硬化させた後、上記フレーム及び良品ピースとを固定するのに使用したテープを取り除くといった手順を手作業で行うようにしていた。このため、作業効率が悪く、生産性を向上させることが難しいという問題があった。(〔特許文献1〕参照)
また、基板を固定するための治具は一般的には基板の大きさ、形状、穴位置等が基板の種類毎に異なるため基板の種類毎に基板固定するための治具を作製する必要がある。
しかし、基板を固定するための治具を作製するために多大なコストを必要とするという問題がある。さらに、要求される精度に適合する基板を固定するための治具を作製することは容易でないという事情もある。また、そのような治具の保管する場所の確保する必要性がありそのための間接コストも必要となる。
また、〔特許文献6〕には自動でフレームと良品ピースの位置関係を自動補正して多ピース基板を作製する発明が紹介されているが、フレームと良品ピースの固定はテープを用いて手作業で行われているため非効率的である。また、テープでフレームと良品ピースを部分的に固定しているため、フレームと良品ピースの位置合わせが行われても、テープを貼っている最中や後工程で、フレームと良品ピースの位置が相対的にずれることがあるといった問題がある。
特開2000−252605号 特開2002−43702号 特開2002−289985号 特開2003−69190号 特開2011−23657号 特表2005−537684号
そこで、本発明は上記問題点を解決し、自動的にフレームに良品ピースを高精度で係合させることができ、かつその後、フレームと良品ピースを効率的に接合することができ、これによって良品ピースを含む多ピース基板を効率的に作製することができる多ピース基板の作製方法及び装置を提供することを目的とする。
本件発明の1つの特徴によれば、フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板作製装置において、水平に拡がる領域を有する作業テーブルと、該作業テーブルの領域を第1の作業領域と第2の作業領域とに分断するように第1の方向に延びるリニアガイドと、前記第1の作業領域内に配置され、複数の良品ピースを供給可能に保管するピースストッカーと、該リニアガイドの前記第1の作業領域の側に取付けられ、前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して、前記第1の方向に沿って所定位置まで搬送するピース搬送機構と、前記作業テーブル上において前記第1と第2の作業領域を移動可能に配置され、前記フレームと複数のピースとを位置決め固定する作業をおこなう固定テーブルと、該固定テーブルを支持し、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる固定テーブル搬送機構と、前記リニアガイドの第2の作業領域側において、前記第1の方向に沿って移動可能に設けられ、前記固定テーブル上にある前記フレームと前記ピースとを接着する接着剤を供給するディスペンサと、を備え
前記ピース搬送機構が前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して保持し、該ピースと第1の作業領域にある固定テーブル上に配置されているフレームとを結合し、該固定テーブルを第1の作業領域から第2の作業領域に移動させ、前記ディスペンサを用いて、接着剤を前記ピースとフレームの結合部に塗布し両者の位置関係を固定するようになっていることを特徴とする多ピース基板の作製装置が提供される。
好ましい態様では、第1の固定テーブルと該第1の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記第1固定テーブルを移動させる第1の固定テーブル搬送機構と、前記第1の固定テーブルに隣接して配置される第2の固定テーブルと、該第2の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる第2の固定テーブル搬送機構とを備え、前記第1の作業領域において前記第1の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、前記第2の作業領域において前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行ない、第1の作業領域おいて前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、
第2の作業領域において前記第1のフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行なうように構成されている。このように構成することによって、より効率的に多ピース基板を作製することができる。
また、別の態様によれば、フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板の作製方法において、上記の多ピース基板の作製装置を用いて
前記ピース搬送機構より前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して保持し、
該ピース搬送機構を前記リニアガイドに沿って第1の方向に移動させて該ピースと第1の作業領域にある固定テーブル上に配置されているフレームとを位置決めして結合させ、
該固定テーブルを第1の作業領域から第2の作業領域に移動させ、
前記ディスペンサを用いて、接着剤を前記ピースとフレームの結合部に供給し両者の位置関係を固定する段階を備えている。
好ましくは、前記多ピース基板製造装置がさらに第1の固定テーブルと該第1の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記第1の固定テーブルを移動させる第1の固定テーブル搬送機構と、前記第1の固定テーブルに隣接して配置される第2の固定テーブルと、該第2の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる第2の固定テーブル搬送機構とを備えており、前記第1の作業領域において前記第1の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、前記第2の作業領域において前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行ない、第1の作業領域おいて前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、第2の作業領域において前記第1のフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行なう段階を備えている多ピース基板の作製方法が提供される。
本発明のさらに別の特徴によれば、フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板の作製方法において、
所定の電子部品を搭載するための単一の基板を構成するピースを形成する段階と、
前記ピースの中で所定の基準を充足する良好な品質を有する良品ピースと該所定の基準を充足しない不良ピースとを選別し、良品ピースのみを選択する段階と、ピースを支持するためのフレームを用意し、ピースの側面に該側面から突出するように設けられたにブリッジを介して複数の前記良品ピースを単一の前記フレームの前記ブリッジを収容するための凹部に係合させる段階と、前記フレームと該フレームに係合された前記良品ピースとを粘着シートに貼り付ける段階と、前記良品ピースのブリッジと前記フレームの凹部とを接着剤によって接合する段階と、を備えた、多ピース基板の作製方法が提供される。
本発明によれば、多ピース基板を支持するための特別の治具等を使うことなく、前記フレーム及び前記良品ピースを容易にかつ正確にしかも効率的に互いを接合して固定することができる。
好ましい態様では、粘着シートが金属板によって支持されている。
また、好ましくは、粘着シートは低温において高い粘着性を有し、高温において粘着性が低下する特性を有する。そして、この場合、低温において前記フレームに一体化された前記良品ピースを有する多ピース基板を粘着シートに貼り付け、高温において、前記粘着シートから前記多ピース基板を分離するようになっている。
この場合上記低温はたとえば10ないし30℃であり、上記高温は60℃程度である。
したがって、本発明に係る多ピース基板の作製方法は、加熱や冷却をすることで良品の多ピース基板を容易に取り外すことができる。
複数の前記良品ピースを単一の前記フレームの前記ブリッジを収容するための凹部に係合させる段階において、好ましくは前記良品ピースと前記フレームのそれぞれの位置情報を取得し、該位置情報に基づいて両者の位置を制御しつつ係合させるようになっている。
また、前記良品ピースと前記フレームのそれぞれの位置情報を取得し、前記フレームの存在すべき位置に前記良品ピースを高精度で挿入することができる。
また、好ましくは、粘着シートに貼り付けられた前記フレーム及び前記複数の良品ピースの所定箇所の位置情報を、撮影用カメラを用いて取得して保存する段階と、をさらに備えている。これによってその後の工程において多ピース基板に所定の電子部品を組み付ける作業において、組み付けの制御性の精度を向上させることができるとともに効率化を促進することができる。
本件発明の別の特徴によれば、所定の電子部品を搭載するための単一の基板を構成するピースであって、前記ピースの中で所定の基準を充足する良好な品質を有する良品ピースと、複数の前記良品ピースを支持するためのフレームと、
前記ピースの側面に設けられ、該側面から突出するように形成されたブリッジと、
前記フレームと前記良品ピースとが係合されるとき、前記ブリッジと係合するように前記フレームに設けられる凹部と、
前記フレームと複数の前記良品ピースとが係合されて一体化された前記フレームと良品ピースとが貼り付けられる粘着シートと、
前記フレームと複数の良品ピースとが前記粘着シート上に貼り付けられて位置決めされた後、前記フレームの凹部と前記良品ピースのブリッジとを接合するための接着剤を供給するディスペンサとを備えたことを特徴とする、多ピース基板の作製装置が提供される。
さらに好ましくは、フレームの所定箇所及び該フレームに支持された前記良品ピースの所定箇所の位置情報を取得する位置情報取得手段が設けられる。
この場合、前記位置情報取得手段が撮影用カメラによって前記フレーム及びこれに支持された前記良品ピースを撮像することにより得られた画像を分析することにより前記位置情報を取得するようになっている。
また、好ましくは、粘着シート上に貼り付けられた多ピース基板を支持した前記金属板を固定した固定テーブル及び、該固定テーブルの位置を制御する位置制御機構が設けられる。
さらに、好ましい態様では、前記良品ピースを把持して搬送するアームと、該アームを移動させて位置を制御するアーム移動機構を備えている。この場合、前記固定テーブルの前記位置制御機構は回転位置を制御する機構を有するのが好ましい。
そして、アーム及び前記固定テーブルの位置を制御して前記良品ピースと前記フレームとを係合させるようになっている。
接着剤を供給する前記ディスペンサは、その位置を制御する制御機構をさらに備えており、位置制御されることによって前記良品ピースと前記フレームとが係合された後において前記良品ピースのブリッジと前記フレームの凹部との接合部に接着剤を供給する。
したがって、本発明では前記良品ピースと前記フレームとを相対的に平面移動(XY移動)して自由に位置決めすることができ、作業効率が良い。
また、本発明に係る多ピース基板の作製装置は、前記固定テーブルは回転機構を備えたことを特徴とする。
したがって、本発明に係る多ピース基板の作製装置は、前記良品ピースと前記フレームとの角度が相対的にずれていた場合でも、前記固定テーブルを回転させることで、前記良品ピースと前記フレームとの角度を相対的に一致させて前記フレームに前記良品ピースを高精度で挿入することができる。
また、本発明に係る多ピース基板の作製装置は、前記フレーム及び前記良品ピースを前記粘度特性が温度によって変化する粘着シートに貼り付けるようになっている。
本発明に係る多ピース基板の作製装置では、粘着シートを加熱や冷却をすることで良品の多ピース基板を容易に取り外すことができる。この場合、金属板によって粘着シートを支持するようにすると、温度制御の精度及び効率を高めることができる。
また、本発明に係る多ピース基板の作製装置では、前記フレームを上方から撮影用カメラで位置情報を取得し、上方からアームによって把持した前記良品ピースを下方から撮影用カメラで位置情報を取得することができる。このようにして前記フレームと前記良品ピースの位置合わせを行うことができる。
したがって、本発明によれば、前記良品ピースと前記フレームのそれぞれの位置情報を取得し、前記フレームの存在すべき位置に前記良品ピースを高精度で挿入することができる。
また、本発明によれば、ディスペンサを用いて自動的に接着剤を前記良品ピースと前記フレームとの接合部に塗布するようになっている。
また、本発明によれば、前記ディスペンサと前記固定テーブルは相対的に平面移動(XY移動)することができ、所望の位置に高精度で接着剤を塗布することができる。
以上のように本発明の多ピース基板の作製方法及び装置によれば、良品の多ピース基板を高精度で効率よく作製することができる。
本発明の1実施例にかかる多ピース基板の作製装置の一部を示す斜視図である。 図1を別の角度から見た本発明の1実施例かかる多ピース基板の作製装置の1部を示す斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図2の部分拡大図である。 図1の図3とは多ピース基板の作製装置の固定テーブルの付近の部分拡大図である。 良品ピースの平面図である。 フレームの平面図である。 フレームに良品ピースを挿入した状態を示す平面図である。 本発明の一実施の形態による多ピース基板の作製方法のフローチャートである。 フレームを金属板に貼り付ける状態を概略的に示す斜視図である。 固定テーブルにフレームを貼り付けた金属板を示す斜視図である。 ピースの位置情報を吸着状態で撮影用カメラにより撮影して取得する状態を概略的に示す斜視図である。 ピースの位置制御の状態を示す説明図である。 ピース搬送機構によってピースをフレームに結合させる状況を示す説明図である。 ディスペンサによって接着剤を塗布するための準備状態を示す説明図である。 良品ピースのブリッジとそれと係合するフレームの凹部との接合部分に接着剤を塗布する状況を示す部分拡大図である。 2つのシャトルの作動状態を説明するための概略図である。 フレームの1つの係合スペースに良品ピースが固定され、他方の係合スペースが空き状態となっている多ピース基板の半製品を示す平面図である。 図18の多ピース基板の半製品の空き状態の係合スペースに組み込まれる良品ピースの平面図である。 良品ピースが図18の多ピース基板の半製品の係合スペースに組み込まれた状態を示す平面図である。 良品ピースが図18の多ピース基板の半製品の係合スペースに組み込まれ、固定された状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明するための全て図を通して、同一部材には原則として同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
本件発明の代表的な実施の形態について説明する。図1及び図2には複数のピースをフレームに取付けた多ピース基板6を作製するための多ピース作製装置の全体斜視図が示されている。この多ピース基板6を作製するための多ピース基板作製装置40は、水平にX方向及びY方向に拡がる領域を有する作業テーブル41を備えている。
さらに、多ピース基板作製装置40は、作業テーブルの領域を2つの領域、すなわち第1の作業領域42と第2の作業領域43とに分断するように第1の方向すなわちX方向に延びるリニアガイド13aを備えている。
第1の作業領域42内には、複数のピース1を供給可能に保管するピースストッカー20が配置されている。
図3ないし図5を参照すると多ピース基板作製装置40の部分拡大図が示されている。
図6には本発明の実施例にかかるピース1の平面図が示されている。ピース1とは所定の配線が施されて基板から構成れており、その後所定の電子部品が組み込まれる基板を構成する部品である。本例においては、多ピース基板6に含まれる複数のピース1についてはその後の電子部品の組み付け作業を適正に行うために正確に位置情報が把握されていなければならない。本発明におけるピースは所定の製品としての性能基準を充足したいわゆる良品ピースをいう。本例のピース1は矩形形状をしており、ピース1のそれぞれの4つの角部にはあらかじめ設定された位置に基準マーク101a、101b、101c及び101dが付されている。基準マークはピース1の位置情報を取得し、その位置制御を正確に行うために使用される。さらに、ピース1には、フレーム2の係合するための4つのが周囲の側面から外側に突出するように設けられる。ブリッジはその先端が拡がった突起103a、103b、103c及び103dを有する構造になっている。
また、図7には、本発明の1実施例にかかるフレーム2の平面図が示されている。本発明にかかる多ピース基板6は所定の配線が施された複数のピースを含んでおり、その後の工程において設計された所定の回路部品等の電子部品が組み込まれるようになっている。フレーム2は複数のピース1が多ピース基板6上において、位置決め固定するための機能を持つ構成部品である。図7に示されたフレーム2は、図6に示された2つのピース1を組み込むことができる2つのスペース2a及び2bを備えている。
本例のフレーム2には、それぞれの4つの角部にあらかじめ設定しておいた基準マーク100a、100b、100c及び100dが付されている。さらに、フレーム2には、その内側側面の上記ピース1のブリッジにそれぞれ対応する位置に凹部104a、104b、104c及び104dが設けられており、ピース1と係合する場合には、4つのブリッジ102a、102b、102c及び102dのそれぞれをこの凹部104a、104b、104c及び104dに係合させることによって結合する。フレーム2の基準マーク100a、100b、100c及び100dはフレーム2の位置情報を取得し、その位置制御を正確に行うために使用される。また、ピース1と係合させて多ピース基板6を作製する位置制御の際にも使用される。
図8には、2つのピース1をフレーム2のスペース2a、及び2bに挿入し、ピース1の4つのブリッジ102a、102b、102c及び102dのそれぞれをフレーム2の対応する凹部104a、104b、104c及び104dに係合させることによってピース1とフレーム2とを結合させて作製された多ピース基板6の一例が平面図の形式で示されている。
多ピース基板6を作製する作製装置40のピースストッカー20には、複数のガイドシャフト3が取り付けられており、ガイドシャフト3にピース1を当接させて、位置決めすることにより所定の位置にセットして、多ピース基板6の作製作業のための供給の準備を行う。本件発明の構成ではこのようにすることにより、ピース1をほぼ一定の位置に配置して多ピース基板6の作製のための供給用にセットすることが可能である。
さらに、多ピース基板作製装置40は、上記リニアガイド13aの前記第1の作業領域42の側に取付けられ、ピースストッカー20に積層された状態で保管されているピース1を取り出して、第1の方向(X方向)に沿って所定位置まで搬送する、リニアガイド13a、駆動モータ14a、ボールネジ15aを備えたピース搬送機構21を備えている。
ピース搬送機構21は、上記ピースストッカー20から負圧によりピース1を吸い上げることにより、ピースストッカー20から取り出して固定テーブル10a、10bに向けて搬送する。
本例の固定テーブル10a、10bは、作業テーブル41の領域においてX方向に関して、上記のピースストッカー20とは反対側に位置しており、複数のピース1とフレーム2とを所定の位置情報に基づいて結合させ多ピース基板6を作製するための平面を有するテーブルである。
上記ピース搬送機構21は、リニアガイド13a、駆動モータ14a及びボールネジ15a等により構成されており、ピースストッカー20と固定テーブル10a、10b間のX方向に直線往復運動するように構成されている。また、ピース1をピースストッカー20から持ち上げて取り出すために、ピース1を積み上げるストッカー方向(上下方向すなわちZ方向)に移動可能な移動機構及びピース1の固定機構を備えている。ピース搬送機構21はピース1を負圧により吸い上げて固定した後搬送するようにしている。本実施例では真空吸着方式を採用しているが、真空吸着方式に限定されるものではない。
この場合、ピース搬送機構21はピース1の位置情報を読み取るために撮影する撮影用カメラ12bを備えたピース撮影部22を備えている。
ピース1を撮影するためのピース撮影部22には、ピース1の位置情報を取得するために前記撮影用カメラ12bが搭載されており、ピース1の画像を下方から撮影するようになっている。また、このピース撮影部22は、必要に応じて撮影部に適合するためにX方向及びY方向に移動可能になっている。すなわち互いに直交する方向に移動できるように2組のリニアガイド13b(X方向移動)、駆動モータ14b(X方向移動)及びボールネジ15b(X方向移動)、15c(Y方向移動)等により構成された移動機構により、撮影用カメラ12bは可動範囲内を自由に移動することができるようになっている。
さらに、本実施例にかかるピース搬送機構21にはフレーム2を撮影するための撮影用カメラ12aが搭載されており、ピース搬送機構21と一体で移動可能になっており固定テーブル10a、10b上にあるピース1及びフレーム2の画像を上方から撮影し、その位置情報を正確に取得できるようになっている。
固定テーブル10a、10bには、多数の孔(図示せず)が形成されており、前記固定テーブル10a、10bに真空ポンプ(図示せず)を連結させることによって、上面に金属板4を吸着固定することが可能である。また、固定テーブル10a、10bは回転移動機構を備えており、ピース1とフレーム2との角度が相対的にずれていた場合、フレーム2を載せた状態で固定テーブル10を所定量だけ回転させることでピース1とフレーム2との角度のずれを補正することが可能である。
固定テーブル搬送機構23a、23bは、リニアガイド13d、13e、駆動モータ14d、14e及びボールネジ15d、15e等により構成されており、ピースセット位置とフレーム接着剤塗布位置間の直線往復運動が可能である。なお、固定テーブル搬送機構23の移動方向はピース搬送機構21の移動方向と直交する位置関係になるように構成されている。
さらに、多ピース基板作製装置40は、ピース搬送機構21のリニアガイド13aの第2の作業領域側において、前記第1の方向(X方向)に沿って移動可能に設けられた、フレーム2とピース1との間に、両者を接着するために接着剤44を供給するディスペンサ11を備えている。
ディスペンサ11は、固定テーブル10a、10b上に配置されて、所定の位置関係で位置決めされたフレーム2とピース1との間の結合部に両者の位置関係を固定するように接着剤44を塗布するようになっている。
接着剤44を供給するためのディスペンサ11、リニアガイド13f、駆動モータ14g及びボールネジ(図示せず)等により構成されており、ディスペンサ11は上下方向に移動できるようになっている。また、ディスペンサ11に支持機構には撮影用カメラ12cが搭載されており、ピース1及びフレーム2の位置情報を取得できるようにその画像を上方から撮影することができるようになっている。さらに、別のリニアガイド13g、駆動モータ14f及びボールネジ15f等により構成されたピース1を直線的に移動させる機構により、固定テーブル搬送機構23の移動方向と直交するようにピース1を移動させることが可能になっている。
さらに、上記したように多ピース基板作製装置40は、作業テーブル41上において第1と第2の作業領域42、43の間を移動可能に配置され、フレーム2と複数のピース1とを位置決め固定する作業をおこなう一対の固定テーブル10a、10bを備えている。そして、固定テーブル10a、10bを支持し、前記第1の方向と直交する第2の方向すなわちY方向に沿って前記第1の作業領域42から第2の作業領域43にわたって前記固定テーブル10a、10bを移動させる、一対の固定テーブル搬送機構23a、23bが設けられている。固定テーブル搬送機構23aはリニアガイド13d、駆動モータ14dとボールネジ15dを有しており、固定テーブル搬送機構23bはリニアガイド13e、駆動モータ14eとボールネジ15eを有している。一対の固定テーブル10a、10b、固定テーブル搬送機構23a及び23bが並んで設けられており、第2の方向(Y方向)に固定テーブル10a、10bをそれぞれ移動させるように平行に延びている。本例においては、固定テーブル10aと固定テーブル搬送機構23aを第1シャトルと呼び、固定テーブル10bと固定テーブル搬送機構23bとを第2シャトルと呼ぶ。本例では、第1シャトルと第2シャトルでの作業は略同じ内容であるがその作業のタイミングは異なっており、交互に動作するように構成さている。
上記したように本実施の形態による多ピース基板作製装置40においては、所定の性能基準を充足するピース1が上記のようにピースストッカー20に積層状態で保管されている。
次に図9のフローチャートを参照しつつ、本発明の装置の動作について説明する。
本発明の多ピース基板6の作製作業において、まずあらかじめ粘着シート30を貼った金属板4を複数準備する。この作業は、多ピース基板作製装置40を作動させる前に行っておく必要がある。
そして、まず、上記のような手順で、あらかじめ粘着シート30を貼った金属板4を用意し、その粘着シート30上に、図10で示すようにフレーム2を取り付ける。この作業は手作業で行う。
そして、図11で示すようにフレーム2を取り付けた金属板4を固定テーブル10上にセットする。(S1)なお、金属板10は後の工程において撮影用カメラ12aによってフレーム2の位置を正確に読み取る作業を効率的に行うため、金属板上のフレーム2の位置は同じ位置関係となるように配置することが望ましい。フレーム2を貼り付けた粘着シート30を有する金属板4を前記固定テーブル10上に配置した後、前記固定テーブル10に連結された真空ポンプを作動させて、粘着シート30の背面から負圧を作用させて金属板4を固定テーブル10に吸着固定する。
この場合、前記粘着シート30は温度変化により粘着と非粘着を繰り返すことができる感温性を有する。本件発明において粘着シートの感温性とは、低温時において高い粘着性を有し、高温において粘着性が低下することをいう。感温性の粘着シート30はニッタ株式会社製のインテリマーテープ等を使用することができる。上記粘着シート30にフレームを貼り付ける際の温度は通常の室温であって、好ましくは10℃ないし30℃である。感温性粘着シート30を使用することによって、後工程で接着剤44を硬化させた直後の比較的温度が高い状態では多ピース基板6を粘着シート30から容易に剥がすことが可能となる。前記ニッタ株式会社製のインテリマーテープの場合、60℃以上の温度では粘着率は90%以上低下する。
次に、ピース1の内で所定の製品基準を充足するピース1をピースストッカー20にセットする。(S2)
そして、ピース搬送機構21をストッカー20に向けて移動させる。そして、搬送機構21からの負圧による吸引力をピース1の表面に作用させる吸着アームが下方に移動し、ピース1を検知し、吸着パッド5によりピース1を上方から吸着して、ピース1をストッカー20から取り出す。ピース1を吸着後、ピース搬送機構21は上方に移動し、ピース1の画像処理する位置に移動する。
次に、ストッカー20と固定テーブル10の間のX方向に関する所定の位置においてピース1の位置情報を画像処理によって収集する。(S3)この場合、図12に示すようにピース搬送機構21により吸着されたピース1のあらかじめ設定しておいた複数の基準マーク101a、101b、101c、101dを撮影用カメラ12bで下方から撮影する。それぞれの前記基準マーク101a、101b、101c、101dの中心位置は制御部に記憶され、設定した基準マーク10のX方向及びY方向のそれぞれの位置を比較することによってピース1の位置及び回転角度が計算されて記憶される。
次に、ピース搬送機構21は固定テーブル10上まで移動し、固定テーブル10上のフレーム2のあらかじめ設定しておいた複数の基準マーク100a、100b、100c、100dをピース搬送機構21に搭載された撮影用カメラ12aで上方から撮影する。ピースと同様に、設定した基準マーク100のX方向及びY方向のそれぞれの位置を比較することでフレーム2の位置及び必要に応じて固定テーブル10を図13に示すように回転制御及び/または平行移動制御し、回転角度及び/または移動量を計算して制御部に記憶する。(S4)。ピース1とフレーム2のそれぞれの移動量と回転量から、X方向の移動についてはピース搬送機構21を、Y方向の移動については固定テーブル搬送機構23を、回転角度については固定テーブル10の回転機構を作動させることで、ピース1とフレーム2の位置合わせを高精度に行う。位置合わせ完了後、図14に示すように吸着パッド5で吸着されたピース1を固定テーブル10の高さまで下方に移動させ、固定テーブル10の粘着シート30に取り付けた後、さらにピース1を粘着シート30に押しつけ粘着シート30にしっかり固定する。この場合において、2つのピース1はフレーム2の係合スペース2a及び2bにそれぞれ収容される。そして、この場合、ピース1の4つのブリッジ102a、102b、102c及び102dのそれぞれをフレーム2の対応する凹部104a、104b、104c及び104dに係合し、図8に示すような状態となってピース1とフレーム2とが結合される。(S5)そして、ピース1かピース搬送機構21の吸着パッド5の負圧を解除することによって、ピース1から吸着パッド5を切り離して上方に待避させる。さらに、ピース搬送機構21に搭載された撮影用カメラ12aを用いて得られた位置情報に基づいて設定した位置(例えばピース1とフレーム2の結合部)におけるピース1とフレーム2を撮影することにより、両者のずれ量を撮影し、規定値内(例えば50μm以内)に収まっていることを確認する。(S6)規定値内である場合には次工程に進み、規定値内に収まっていなければ、当該多ピース基板6は不良品として排除されることになる。
次に、固定テーブル搬送機構23により固定テーブル10をY方向に移動させてリニアガイド13の下を潜らせて第1の作業領域42から第2の作業領域43における接着剤44を塗布するための塗布位置に移動させる。
次に、フレーム2もしくはピース1にあらかじめ設定しておいた複数の基準マーク100、101を接着剤塗布部の撮影用カメラ12cでディスペンサ11の近傍において上方から撮影する。それぞれの前記基準マーク100、101の中心位置は制御部に記憶され、設定した基準マーク100、101のX方向及びY方向のそれぞれの位置を比較することでディスペンサ11による塗布のルートの移動を計算して記憶する。(S7)
次に、図15に示すように、ディスペンサ11を塗布位置(多ピース基板6の表面近く)まで下降させる。さらに、あらかじめ準備していた接着剤44を塗布する位置情報等を元に塗布ルートを計算して、塗布部の移動機構と、固定テーブル搬送機構23と、ディスペンサ11の吐出を制御し、決められた位置、すなわち、図16に示すようにピース1の4つのブリッジ102a、102b、102c及び102dの突出部103a、103b、103c及び103dの側部の頂面とそれぞれをフレーム2の対応する凹部104a、104b、104c及び104dの側部の内面との間に接着剤44が塗布されるようにディスペンサ11を相対的に移動させながら充填を行う。(S8)
本願でいうディスペンサは、ニードルアセンブリ、ソレノイドバルブ、ジェットボディ等を備えており、対象物に非接触で接着剤を高速で吐出させることができるとともに、接着剤の供給量も制御可能である。
この接着剤44塗布用のディスペンサ11には、例えばNordson社製のDJ−9500等を使用することができ、接着剤44にはエポキシ等を使用することができる。
塗布が完了すると固定テーブル搬送機構23により固定テーブル10が排出位置まで移動する。固定テーブル10に連結された真空ポンプの作動を切ることで、前記固定テーブル10から前記金属板4の吸着固定を解除する。
金属板4に粘着シート30で固定され、接着剤44が塗布された多ピース基板6が載置された金属板4は乾燥炉等により熱硬化が行われる。熱硬化された多ピース基板6は金属板4から剥がされた後、最終的な外観検査が行われる。(S9)なお、感温性の粘着シートを使用していることにより比較的温度が高い状態(60℃前後)では多ピース基板6を粘着シート30から容易に剥がすことができるとともに粘着シート30から剥がす際に生じる多ピース基板6の反りを最小限に抑えることが可能である。
1つの固定テーブル10上にフレーム2が配置されている場合における作業手順は、前記ピース搬送機構21が前記ピースストッカー20に保管されているピース1を取り出して保持した状態で、リニアガイド13aに沿ってX方向に移動して、上記のように該ピース1の所定の位置情報を取得した上で、第1の作業領域42にある固定テーブル10上に移動する。そして、固定テーブル10上に配置されているフレーム2にピース1の位置の調整を行ないながら結合する。そして該固定テーブル10を第1の作業領域42から第2の作業領域43に移動させ、前記ディスペンサ11を用いて、接着剤44を前記ピース1の結合部すなわちそれぞれのブリッジ102a、102b、102c及び102dのそれぞれをフレーム2の対応する凹部104a、104b、104c及び104dとの間に塗布して両者の位置関係を固定するようになっている。
本件発明の特徴として、図17に平面図によって概略的に示すように、1対の固定テーブル10a及び10b及びこれを第1の作業領域42から第2の作業領域43にそのY方向に移動させる搬送機構23a及び23bを備えていることにより、本発明ではピース1とフレーム2との結合動作と両者の結合部への接着剤44の塗布作業を同時平行的に行わせることができる。
すなわち、第1段階では、固定テーブル10aと固定テーブル搬送機構23aからなる第1シャトルにおいてピース1とフレーム2との結合作業を行っている間、固定テーブル10bと固定テーブル搬送機構23bとからなる第2シャトルは待機状態となる。
第2段階で、第1シャトルの固定テーブル10aが第2の作業領域43に移動して接着剤44の塗布工程を開始すると、第2のシャトルの固定テーブル10bは第1の作業領域42においてピース1とフレーム2との結合作業を開始する。
第3段階では、第1シャトルは塗布作業が終わり、多ピース基板6と金属板4は固定テーブル10aから取り外され、新たな粘着シート30上に貼り付けられてフレーム2を備えた金属板4が固定テーブル10a上に配置され、第2の作業領域43から第1の作業領域42に、再びピース1とフレーム2の結合作業のために戻される。一方、第2シャトルの固定テーブル10bは結合作業が終了して、塗布作業のために第2の作業領域に移動させられる。
そして、第4段階では、第1シャトルは結合作業を行ない、第2シャトルは塗布作業を行う。
第5段階では、第2段階とは逆に第2シャトルは塗布作業が終わり、多ピース基板6と金属板4は固定テーブル10bから取り外され、新たな粘着シート30上に貼り付けられてフレーム2を備えた金属板4が固定テーブル10b上に配置され、第2の作業領域43から第1の作業領域42に、再びピース1とフレーム2の結合作業のために戻される。一方、第1シャトルの固定テーブル10bは結合作業が終了して、塗布作業のために第2の作業領域に移動させられる。
このように、第1シャトルと第2シャトルとの間で固定テーブル10a、10bを第1の作業領域42及び第2の作業領域43に交代で位置させて、ピース1とフレーム2とのピース搬送機構21による結合作業とディスペンサ11による塗布作業とを平行して行うように動作させることにより、多ピース基板作製の作業効率を飛躍的に向上させることでき、多ピース基板の生産性を改善することができる。
図18ないし図21を参照して本件発明の他の実施例について説明する。
本例の場合、一旦2枚のピースを含む多ピース基板が作成された後、検査の結果、一方のピースは所定の性能基準を充足するが、他方のピースは性能基準を充足していない状況での多ピース基板の作製に関する。
この場合には、図18に示すようにフレーム2の2つのスペース2a及び2bのうち一方のスペース2aには良品ピース1aが固定された状態になっているが、他方のスペース2bに固定されていたピースは、不良品ピースであることが判明したことにより、フレームから取り外された状態になっている。すなわち、スペース2bはブランクの状態になっている。しかし、その後の工程において、1つの良品ピース1aのみを搭載したフレームを対象とすると電子製品製造の作業効率が低下することは明らかである。他方、良品ピース1aを有するフレームを廃棄すると、良品ピースを無駄にすることになる。
本発明の多ピース基板の作製装置では、多ピース基板を構成する1つのピースのみが良品ピースである場合においても有効に機能して、2つの良品ピースを具備した多ピース基板を製造することができる。
この場合に、まず、第1段階として固定テーブル10aと固定テーブル搬送機構23aからなる第1シャトルにおいてピース1aとフレーム2のスペース2aにすでに結合された状態の多ピース基板の半製品が、固定テーブル10a上に提供されて位置決めされ、その位置情報が取得される。すなわち、設定したフレーム2の基準マーク100のX方向及びY方向のそれぞれの位置を比較することによってフレーム2の位置を確定する。また、必要に応じて固定テーブル10を図13に示すように回転制御及び/または平行移動制御し、回転角度及び/または移動量を計算して制御部に記憶させる。
一方、フレーム2の空き状態のスペース2bに係合すべきピース1bについては、ピース搬送機構21がピースストッカー20に向けて移動する。そして、搬送機構21からの負圧による吸引力をピース1bの表面に作用させる吸着アームが下方に移動し、ピース1bを検知し、吸着パッド5によりピース1bを上方から吸着して、ピース1をストッカー20から取り出す。ピース1bを吸着後、ピース搬送機構21は上方に移動し、ピース1の画像処理する位置に移動する。そして、図12に示すようにピース搬送機構21により吸着されたピース1bの複数の基準マーク101a、101b、101c、101dを撮影用カメラ12bで下方から撮影する。これによって、それぞれの前記基準マーク101a、101b、101c、101dの中心位置は制御部に記憶され、設定した基準マーク10のX方向及びY方向のそれぞれの位置を比較することによってピース1bの位置及び回転角度を計算して記憶される。次に、フレーム2とピース1b、両者の位置情報に基づいて、フレーム2の係合スペース2bに対してピース1bとフレーム2のそれぞれの移動量と回転量から、X方向の移動についてはピース搬送機構21を、Y方向の移動については固定テーブル搬送機構23を、回転角度については固定テーブル10aの回転機構を作動させることによって、ピース1bとフレーム2の係合スペース2bとの位置合わせを高精度に行う。位置合わせ完了後、図14に示すように吸着パッド5で吸着されたピース1bを固定テーブル10aの高さまで下方に移動させ、固定テーブル10aの粘着シート30に取り付けた後、さらにピース1bを粘着シート30に押しつけ粘着シート30にしっかり固定する。この場合において、ピース1bはフレーム2の係合スペース2bに収容される。そして、この場合、ピース1bの4つのブリッジ102a、102b、102c及び102dのそれぞれをフレーム2の係合スペース2bの対応する凹部104a、104b、104c及び104dに係合し、ピース1bがフレーム2の係合スペース2bに精密に収容される。
第1段階では、固定テーブル10aと固定テーブル搬送機構23aからなる第1シャトルにおいてピース1bとフレーム2の空きスペース2bとの結合作業を行っている間、固定テーブル10bと固定テーブル搬送機構23bとからなる第2シャトルは、同様に1つの良品ピース1aがフレーム2の係合スペース2aに係合され、フレーム2の空き係合スペース2bを有する多ピース基板の半製品を固定テーブル10b上に搭載した状態で待機状態となっている。
第2段階では、第1シャトル上において、上記第1段階で、上記フレーム2のスペース2bに良品ピース1bが係合された状態になった多ピース基板の半製品を搭載した固定テーブル10aが、第1の作業領域42から第2の作業領域43に移動する。そして、第2の作業領域において、ディスペンサ11による接着剤44の塗布工程が開始される。これと平行して、第2のシャトルの固定テーブル10bは第1の作業領域42において、ピース1bをフレーム2の空き係合スペース2bに係合させて、フレーム2に結合させる結合作業を開始する。
第3段階では、第1シャトルでは接着剤44の塗布作業が終わり、多ピース基板6と金属板4は固定テーブル10aから取り外され、新たな多ピース基板の半製品が固定テーブル10a上に配置され、第2の作業領域43から第1の作業領域42に、再びピース1とフレーム2の結合作業のために戻される。一方、第2シャトルの固定テーブル10bは上記結合作業が終了して、塗布作業のために第2の作業領域に移動させられる。
そして、第4段階では、第1シャトルは結合作業を行ない、第2シャトルは塗布作業を行う。
第5段階では、第2段階とは逆に第2シャトルは塗布作業が終わり、両方の係合スペース2a及び2bがピース1a及び1bによって固定されたフレーム2を有する完成品としての多ピース基板6と金属板4は固定テーブル10bから取り外され、係合スペース2aのみがピース1aで固定され、係合スペース2bが空き状態となっている多ピース基板の半製品が固定テーブル10b上に配置され、第1の作業領域42にピース1bをフレーム2の空き係合スペース2bに結合させるための結合作業のために戻される。一方、第1シャトルの固定テーブル10aは結合作業が終了して、塗布作業のために第2の作業領域43に移動させられる。
本例の多ピース基板の作製工程においては、多ピース基板に組み込まれたピースの一方が不良品である場合においても有効に新たな良品ピースをフレーム2の空き係合スペースに組み込むことができ、多ピース基板作製作業を効率的に行うことができるとともに、多ピース基板の構成部品としてのフレーム及びピースの有効活用を図ることができる。
上記で説明したように本件発明は、多ピース基板の作製を効率的に行うことができるので、産業上の利用可能性がある。
1 良品ピース
2 フレーム
3 ガイドシャフト
4 金属板
5 吸着パッド
10a、10b 固定テーブル
11 ディスペンサ
12a、12b、12c 撮影用カメラ
13a、13b、13d、13e、13f、13g リニアガイド
14a、14b、14d、14e、14f、14g 駆動モータ
15a、15b、15c、15d、15e ボールネジ
100a、100b、100c、100d 基準マーク(フレーム)
101a、101b、101c、101d 基準マーク(良品ピース)
102 ブリッジ
103 突起部

Claims (26)

  1. フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板作製装置において、
    水平に拡がる領域を有する作業テーブルと、
    該作業テーブルの領域を第1の作業領域と第2の作業領域とに分断するように第1の方向に延びるリニアガイドと、
    前記第1の作業領域内に配置され、複数の良品ピースを供給可能に保管するピースストッカーと、
    該リニアガイドの前記第1の作業領域の側に取付けられ、前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して、前記第1の方向に沿って所定位置まで搬送するピース搬送機構と、
    前記作業テーブル上において、前記第1と第2の作業領域を移動可能に配置され、前記フレームと複数のピースとを位置決め固定する作業をおこなう固定テーブルと、
    該固定テーブルを支持し、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる固定テーブル搬送機構と、
    前記リニアガイドの第2の作業領域側において、前記第1の方向に沿って移動可能に設けられ、前記固定テーブル上にある前記フレームと前記ピースとを接着する接着剤を供給するディスペンサと、を備え
    前記ピース搬送装置が前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して保持し、該ピースと第1の作業領域にある固定テーブル上に配置されているフレームとを結合し、該固定テーブルを第1の作業領域から第2の作業領域に移動させ、前記ディスペンサを用いて、接着剤を前記ピースとフレームの結合部に塗布し両者の位置関係を固定するようになっていることを特徴とする多ピース基板作製装置。
  2. 第1の固定テーブルと該第1の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記第1固定テーブルを移動させる第1の固定テーブル搬送機構と、
    前記第1の固定テーブルに隣接して配置される第2の固定テーブルと、該第2の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる第2の固定テーブル搬送機構とを備え、
    前記第1の作業領域において前記第1の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、
    前記第2の作業領域において前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行ない、
    第1の作業領域において前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、
    第2の作業領域において前記第1のフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行なうように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多ピース基板作製装置。
  3. フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板の作製方法において、
    多ピース基板の作製装置が、水平に拡がる作業領域を有する作業テーブルと、
    該作業テーブルの作業領域を第1の作業領域と第2の作業領域とに分断するように第1の方向に延びるリニアガイドと、
    前記第1の作業領域内に配置され、複数の良品ピースを供給可能に保管するピースストッカーと、
    該リニアガイドの前記第1の作業領域の側に取付けられ、前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して、前記第1の方向に沿って所定位置まで搬送するピース搬送機構と、
    前記作業テーブル上の前記第1の作業領域において前記第1の方向に関して、前記ピースストッカーとは反対側の位置に配置され、前記フレームと複数のピースとを位置決め固定する作業をおこなう固定テーブルと、
    該固定テーブルを支持し、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる固定テーブル搬送機構と、
    前記リニアガイドの第2の作業領域側において、前記第1の方向に沿って移動可能に設けられ、前記固定テーブル上にある前記フレームと前記ピースとを接着する接着剤を供給するディスペンサと、を備えており、
    前記ピース搬送装置より前記ピースストッカーに保管されているピースを取り出して保持し、
    該ピース搬送装置を前記リニアガイドに沿って第1の方向に移動させて該ピースと第1の作業領域にある固定テーブル上に配置されているフレームとを位置決めして結合させ、
    該固定テーブルを第1の作業領域から第2の作業領域に移動させ、
    前記ディスペンサを用いて、接着剤を前記ピースとフレームの結合部に供給し両者の位置関係を固定する段階を備えた、多ピース基板作製方法。
  4. 前記多ピース基板作製装置がさらに第1の固定テーブルと該第1の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記第1固定テーブルを移動させる第1の固定テーブル搬送機構と、
    前記第1の固定テーブルに隣接して配置される第2の固定テーブルと、該第2の固定テーブルを前記第2の方向に沿って前記第1の作業領域から第2の作業領域にわたって前記固定テーブルを移動させる第2の固定テーブル搬送機構とを備えており、
    前記第1の作業領域において前記第1の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、
    前記第2の作業領域において前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行ない、
    第1の作業領域おいて前記第2の固定テーブル上でフレームとピースとの位置決め結合作業がおこなわれているとき、
    第2の作業領域において前記第1のフレームとピースとの結合部に接着剤の塗布を平行して行なう段階を備えている請求項3に記載の多ピース基板作製方法。
  5. フレームに複数のピースが取付けられた多ピース基板の作製方法において、
    所定の電子部品を搭載するための単一の基板を構成するピースを形成する段階と、
    前記ピースの中で所定の基準を充足する良好な品質を有する良品ピースと該所定の基準を充足しない不良ピースとを選別し、良品ピースのみを選択する段階と、
    ピースを支持するためのフレームを用意し、ピースの側面に該側面から突出するように設けられたにブリッジを介して複数の前記良品ピースを単一の前記フレームの前記ブリッジを収容するための凹部に係合させる段階と、
    前記フレームと該フレームに係合された前記良品ピースとを粘着シートに貼り付ける段階と、
    前記良品ピースのブリッジと前記フレームの凹部とを接着剤によって接合する段階と、を備えた、多ピース基板の作製方法。
  6. 前記粘着シートが金属板によって支持されていることを特徴とする請求項5に記載の多ピース基板の作製方法。
  7. 前記粘着シートは低温において高い粘着性を有し、高温において粘着性が低下する特性を有することを特徴とする請求項5に記載の多ピース基板の作製方法。
  8. 前記低温において前記フレームに一体化された前記良品ピースを有する多ピース基板を粘着シートに貼り付ける段階と、
    前記高温において、前記粘着シートから前記多ピース基板を分離する段階と、をさらに含む請求項1に記載の多ピース基板の作製方法。
  9. 前記低温が10ないし30℃であり、前記高温が60℃以上である請求項7または8のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製方法。
  10. 前記複数の前記良品ピースを単一の前記フレームの前記ブリッジを収容するための凹部に係合させる段階において、前記良品ピースと前記フレームのそれぞれの位置情報を取得し、該位置情報に基づいて両者の位置を制御しつつ係合させるようになっていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製方法。
  11. 前記粘着シートに貼り付けられた前記フレーム及び前記複数の良品ピースの所定箇所の位置情報を用いて取得して保存する段階と、をさらに備えたことを特徴すとる請求項5ないし7のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製方法。
  12. 前記係合させる段階において、前記フレームが前記良品ピースを収容するための少なくとも2つの係合スペースを備えており、その係合スペースの少なくとも1つの係合スペースがピースを収容していない空き状態で用意されることを特徴とする請求項5ないし11のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製方法。
  13. 所定の電子部品を搭載するための単一の基板を構成するピースであって、前記ピースの中で所定の基準を充足する良好な品質を有する良品ピースと、
    複数の前記良品ピースを支持するためのフレームと、
    前記ピースの側面に設けられ、該側面から突出するように形成されたブリッジと、
    前記フレームと前記良品ピースとが係合されるとき、前記ブリッジと係合するように前記フレームに設けられる凹部と、
    前記フレームと複数の前記良品ピースとが係合されて一体化された前記フレームと良品ピースとが貼り付けられる粘着シートと、
    前記フレームと複数の良品ピースとが前記粘着シート上に貼り付けられて位置決めされた後、前記フレームの凹部と前記良品ピースのブリッジとを接合するための接着剤を供給するディスペンサとを備えたことを特徴とする、多ピース基板の作製装置。
  14. 前記粘着シートが金属板によって支持されていることを特徴とする請求項12に記載の多ピース基板の作製装置。
  15. さらに前記フレームの所定箇所及び該フレームに支持された前記良品ピースの所定箇所の位置情報を取得する位置情報取得手段を備えたことを特徴とする請求項13または14のいずれかに記載の多ピース基板の作製装置。
  16. 前記位置情報取得手段がCCDカメラによって前記フレーム及びこれに支持された前記良品ピースを撮像することにより得られた画像を分析することにより前記位置情報を取得するようになっていることを特徴とする請求項15に記載の多ピース基板の作製装置。
  17. 前記良品ピースの位置情報を取得するためのCCDカメラと前記フレームの位置情報を取得するためのCCDカメラは異なることを特徴とする請求項16に記載のピース基板の作製装置。
  18. 前記CCDカメラは、前記良品ピースは下方から撮像し、前記フレームは上方から撮像することを特徴とする請求項17に記載のピース基板の作製装置。
  19. 前記粘着シート上に貼り付けられた多ピース基板を支持した前記金属板を固定した固定テーブル及び、該固定テーブルの位置を制御する位置制御機構を備えていることを特徴とする請求項12に記載の多ピース基板の作製装置。
  20. さらに、前記良品ピースを把持して搬送するアームと、該アームを移動させて位置を制御するアーム移動機構を備えたことを特徴とする請求項13ないし19のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製装置。
  21. 前記固定テーブルの前記位置制御機構は回転位置を制御する機構を有することを特徴とする請求項19に記載の多ピース基板の作製装置。
  22. 前記アーム及び前記固定テーブルの位置を制御して前記良品ピースと前記フレームとを結合させるようになっていることを特徴とする請求項13ないし21のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製装置。
  23. 前記ディスペンサの位置を制御する制御機構をさらに備えており、前記良品ピースと前記フレームとが係合された後において前記良品ピースのブリッジと前記フレームの凹部との接合部に接着剤を供給するように位置制御されるようになっていることを特徴とする請求項13から22のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製装置。
  24. 前記粘着シートは低温において高い粘着性を有し、高温において粘着性が低下する特性を有することを特徴とする請求項13から23のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製装置。
  25. 前記低温が10ないし30℃であり、前記高温が60℃以上である請求項22に記載の多ピース基板の作製装置。
  26. 前記フレームが前記良品ピースを収容するための少なくとも2つの係合スペースを備えており、その係合スペースの少なくとも1つの係合スペースがピースを収容していない空き状態であることを特徴とする請求項13ないし25のいずれか1つの請求項に記載の多ピース基板の作製装置。
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