JPWO2014069489A1 - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

高い難燃性及び優れた機械的特性を有する成形体を得るためのポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供すること。本発明は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物はポリブチレンテレフタレートと、難燃剤としてのタルクと、臭素系難燃剤と、アンチモン系難燃助剤とを含み、上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、上記難燃剤としてのタルクの含有量が、上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して1質量%超〜5質量%未満であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供する。

Description

本発明は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物に関する。
ポリブチレンテレフタレート樹脂は、優れた機械的特性、電気的特性等を有するため、自動車部品、電気・電子部品等の種々の成形体の材料として広く利用されている。
そして、上記の成形体は、一般的に高い難燃性を有することが求められる。そのため、難燃性が高い成形体を得るために、ポリブチレンテレフタレート樹脂を含む組成物の難燃性を改善するための検討がなされてきた。難燃性が改善されたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の例として、例えば、特許文献1乃至6に記載の組成物が挙げられる。
特開平10−114854号公報 国際公開第2003/022925号パンフレット 国際公開第2007/007663号パンフレット 特開2011−195820号公報 特開2011−219553号公報 特開2003−335954号公報
しかし、従来のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られる成形体は、高い難燃性が付与されてはいるものの、機械的特性等のその他の特性が十分でない可能性があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、高い難燃性及び優れた機械的特性を有する成形体を得るためのポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、ポリブチレンテレフタレートと、所定量のタルクと、臭素系難燃剤と、アンチモン系難燃助剤とを含むポリブチレンテレフタレート樹脂組成物によれば上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、
上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物はポリブチレンテレフタレートと、難燃剤としてのタルクと、臭素系難燃剤と、アンチモン系難燃助剤とを含み、
上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、上記難燃剤としてのタルクの含有量が、上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して1質量%超〜5質量%未満であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(2) 上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の上記難燃剤としてのタルクの含有量が、上記難燃剤としてのタルク、上記臭素系難燃剤及び上記アンチモン系難燃助剤の合計量に対して5〜30質量%である(1)に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(3) 上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、上記臭素系難燃剤中の臭素原子及び上記アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量の合計量が、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の有機成分の合計量に対して1〜5mol/kgである(1)又は(2)に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(4) 上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、上記臭素系難燃剤中の臭素原子の質量と、上記アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量との比率(臭素原子/アンチモン原子)が、1/2〜4/1である(1)から(3)のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
本発明によれば、高い難燃性及び優れた機械的特性を有する成形体を得るためのポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が提供される。
ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中のタルク含量と、該樹脂組成物の最大発熱速度との関係を示す図である。 燃焼試験後の試験片の外観を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物(以下、「本発明の樹脂組成物」とも言う)は、ポリブチレンテレフタレートと、所定量の難燃剤としてのタルクと、臭素系難燃剤と、アンチモン系難燃助剤とを含む。以下、本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の各成分について説明する。
<ポリブチレンテレフタレート>
ポリブチレンテレフタレートとは、少なくともテレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体(C〜Cのアルキルエステルや酸ハロゲン化物等)を含むジカルボン酸成分と、少なくとも炭素原子数4のアルキレングリコール(1,4−ブタンジオール)又はそのエステル形成性誘導体を含むグリコール成分とを重縮合して得られる化合物である。本発明におけるポリブチレンテレフタレートは、ホモポリブチレンテレフタレートであってもよく、ブチレンテレフタレート単位を60モル%以上(特に75モル%以上95モル%以下)含有する共重合体であってもよい。
ポリブチレンテレフタレートにおいて、テレフタル酸及びそのエステル形成性誘導体以外のジカルボン酸成分(コモノマー成分)としては、例えば、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル等のC〜C14の芳香族ジカルボン酸;コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のC〜C16のアルキルジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等のC〜C10のシクロアルキルジカルボン酸;これらのジカルボン酸成分のエステル形成性誘導体(C〜Cのアルキルエステル誘導体や酸ハロゲン化物等)が挙げられる。これらのジカルボン酸成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
ポリブチレンテレフタレートにおいて、1,4−ブタンジオール以外のグリコール成分(コモノマー成分)としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−オクタンジオール等のC〜C10のアルキレングリコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール;シクロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA等の脂環式ジオール;ビスフェノールA、4,4’−ジヒドロキシビフェニル等の芳香族ジオール;ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加体等の、ビスフェノールAのC〜Cのアルキレンオキサイド付加体;又はこれらのグリコールのエステル形成性誘導体(アセチル化物等)が挙げられる。これらのグリコール成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
以上説明したコモノマー成分を共重合したポリブチレンテレフタレート共重合体は、いずれもポリブチレンテレフタレートとして好適に使用できる。また、ポリブチレンテレフタレートとして、ホモポリブチレンテレフタレート重合体とポリブチレンテレフタレート共重合体とを組み合わせて使用してもよい。
ポリブチレンテレフタレートの末端カルボキシル基量は、本発明の目的を阻害しない限り特に制限されないが、30meq/kg以下が好ましく、25meq以下がより好ましい。かかる範囲の末端カルボキシル基量のポリブチレンテレフタレートを用いると、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られる成形体の機械的特性が特に優れる点で好ましい。
また、ポリブチレンテレフタレートのメルトフローレートは本発明の目的を阻害しない範囲で特に制限されないが、5g/10min以上100g/10min以下であるのが好ましい。さらに好ましくは10g/10min以上80g/10min以下である。かかる範囲のメルトフローレートのポリブチレンテレフタレートを用いると、得られるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の成形性が特に優れている点で好ましい。なお、ポリブチレンテレフタレートのメルトフローレートは、ISO1133に準拠し、例えば温度235℃、荷重2160gの条件で測定する。
本発明の樹脂組成物中のポリブチレンテレフタレートの含有量は特に限定されず、後述するタルク等の含有量と調整して適宜決定でき、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して、30〜80質量%、好ましくは45〜65質量%であってもよい。
<タルク>
本発明の樹脂組成物には、難燃剤としてタルクが含まれる。タルクとは、ケイ酸塩鉱物の一種であり、水酸化マグネシウム及びケイ酸塩等を含む。
従来、タルクは、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中に、強化剤、核剤、電気特性向上剤、高熱伝導剤等として添加されてきた。しかし、本発明者らの検討の結果、後述する臭素系難燃剤及びアンチモン系難燃助剤とともにタルクを含むポリブチレンテレフタレート樹脂組成物においては、タルクは優れた難燃剤として作用することを見出した。通常、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物に難燃剤が配合されていると、該樹脂組成物から得られる成形体に難燃剤が付与されるものの、機械的特性が十分でない可能性があった。しかし、タルクを含む本発明の樹脂組成物によれば、機械的特性を犠牲にすることなく、難燃性の高い成形体が得られる。
従来は、例えば、難燃ポリプロピレン樹脂組成物にタルクを添加すると、該樹脂組成物から得られる成形体の難燃性が低下してしまうことが知られていた(清野充ら、「PPの燃焼特性におよぼす難燃剤及びタルクの分布状態の影響」、成形加工、Vol.22 No.5 2010等を参照されたい)。このような知見からすれば、ポリプロピレン同様に結晶性樹脂であるポリブチレンテレフタレートと、タルクとが配合された樹脂組成物から得られる成形体の難燃性が高いという本発明の効果は予想外であると言える。本発明の樹脂組成物から得られる成形体の難燃性が高い理由は、下記の理由によるものと推察される。すなわち、成形体を構成する樹脂組成物にタルクが含まれていると、成形体の燃焼時に、発泡した炭化層が成形体表面に形成され、この炭化層が断熱層として機能し、いわゆるイントメッセント系難燃形態となると推測される。イントメッセント系難燃形態は難燃性に優れることが知られ、本発明の樹脂組成物から得られる成形体は、燃焼時にこの形態となりやすいために難燃性に優れるものと考えられる。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中には、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して1質量%超〜5質量%未満のタルクが含まれる。タルクの含有量が樹脂組成物の合計量に対して1質量%以下であると、樹脂組成物の最大発熱速度が大きくなるだけではなく、アンダーライターズ・ラボラトリーズのUL−94規格垂直燃焼試験においてドリッピングによる脱脂綿の着火が発生しやすくなるため、該樹脂組成物から得られる成形体の難燃性は十分ではない。タルクの含有量が樹脂組成物の合計量に対して5質量%以上であると、該樹脂組成物から得られる成形体の機械的特性が低下する可能性がある。タルクの含有量が樹脂組成物の合計量に対して2.0質量%〜4.0質量%、好ましくは2.5質量%〜3.5質量%であると、樹脂組成物の最大発熱速度が特に小さいため、得られる成形体の難燃性が特に高くなる点で好ましい。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中には、タルクと、臭素系難燃剤(後述する)と、アンチモン系難燃助剤(後述する)との合計量に対して5〜30質量%、好ましくは10〜20質量%のタルクが含まれることが好ましい。このような割合で樹脂組成物にタルクが配合されることにより、該樹脂組成物から得られる成形体の物性を損なわずに、臭素系難燃剤及びアンチモン系難燃助剤によって奏される難燃性をさらに向上させることができる。
<臭素系難燃剤>
本発明の樹脂組成物には、難燃剤として臭素系難燃剤が含まれる。本発明において用いる臭素系難燃剤は、臭素を含有する有機化合物であって、ポリブチレンテレフタレート等の高分子材料を難燃化できるものであれば特に限定されず、高分子材料用に市販されている種々の難燃剤を使用することができる。
臭素系難燃剤に含まれる臭素の含有量は、20質量%以上であることが好ましい。臭素の含有量が少ないと、所望の難燃性を得るために多量の難燃剤を使用する必要が生じ、本発明の樹脂組成物から得られる成形体の機械的特性が損なわれる可能性があるため好ましくない。
難燃剤の種類は特に限定されず、例えば、ハロゲン含有難燃剤、リン含有難燃剤、窒素含有難燃剤、イオウ含有難燃剤、ケイ素含有難燃剤、アルコール系難燃剤、無機系難燃剤、芳香族樹脂難燃剤等が挙げられる。本発明においては、ハロゲン含有難燃剤が好ましく、臭素含有難燃剤がより好ましい。臭素含有難燃剤としては、臭素含有アクリル系樹脂、臭素含有スチレン系樹脂、臭素含有ポリカーボネート系樹脂、臭素含有エポキシ系樹脂、臭素化ポリアリールエーテル化合物、臭素化芳香族イミド化合物、臭素化ビスアリール化合物、臭素化トリ(アリールオキシ)トリアジン化合物等が挙げられる。剛性、耐衝撃性、流動性、耐熱性、耐候性をバランスよく向上させられるという理由で臭素含有エポキシ系樹脂が好ましい。
臭素含有エポキシ系樹脂としては、末端が封止されたものを使用してもよい。末端を封止した臭素含有エポキシ系樹脂を使用すれば、成形時の樹脂組成物の流動性が高くなるため好ましい。末端封止された臭素含有エポキシ系樹脂のうちビスフェノールA型エポキシ系樹脂が特に好ましい。また、通常、臭素含有エポキシ系樹脂の末端封止にはブロモフェノールが好ましく使用されるが、ブロモフェノールのうちトリブロモフェノールが特に好ましく使用される。なお、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物には、複数の種類の難燃剤が含まれていてもよい。
本発明の樹脂組成物中の臭素系難燃剤の含有量は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して、5〜50質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。樹脂組成物中の臭素系難燃剤の含有量を上記の範囲とすることで、機械的特性を犠牲にすることなく、良好な難燃性を有する成形体が得られる樹脂組成物を調製できる。
<アンチモン系難燃助剤>
本発明の樹脂組成物には、難燃助剤としてアンチモン系難燃助剤が含まれる。本発明において用いるアンチモン系難燃助剤は、アンチモンを含有し、良好な難燃効果が得られるものであれば、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。本発明において好適に使用されるアンチモン系難燃助剤の具体例としては、三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウム、ハロゲン化アンチモン等が挙げられる。これらのアンチモン系難燃助剤は2種以上を組み合わせて使用できる。アンチモン系難燃助剤を、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硫化亜鉛等の難燃助剤と組み合わせて使用してもよい。
アンチモン系難燃助剤の形態は特に限定されないが、粒子状であるのが好ましく、平均粒子径0.1〜10μmの粒子状であるのがより好ましい。
本発明の樹脂組成物中のアンチモン系難燃助剤の含有量は、臭素系難燃剤の含有量との関係で適宜決定できる。例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、臭素系難燃剤中の臭素原子及びアンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量の合計量が、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の有機成分の合計量に対して1〜5mol/kgであってもよい。また、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、臭素系難燃剤中の臭素原子の質量と、アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量との比率(臭素原子/アンチモン原子)が、1/2〜4/1であってもよい。アンチモン系難燃助剤が上記を満たすように配合されることで、臭素系難燃剤による難燃性付与効果を効果的に高めることができる。
<その他の成分>
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物には、上記の成分以外の成分が配合されていてもよい。具体的には、充填剤(ガラス繊維等)、滴下防止剤(ポリテトラフルオロエチレン等)、酸化防止剤、帯電防止剤、離型剤、着色剤等を挙げることができる。
本発明の樹脂組成物中のその他の含有量は、その合計量が、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して、0〜50質量%、好ましくは10〜40質量%であってもよい。
<ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の調製方法>
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の調製方法の具体的態様は特に限定されるものではなく、一般に樹脂組成物又はその成形体の調製法として公知の設備と方法により、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を調製することができる。例えば、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押出機又はその他の溶融混練装置を使用して混練し、成形用ペレットとして調製することができる。また、押出機又はその他の溶融混練装置は複数使用してもよい。また、樹脂組成物の混練温度(シリンダー温度)は250℃以上280℃以下が好ましく、より好ましくは250℃以上270℃以下である。混練温度が280℃より高いと混練中に樹脂の分解が進行しやすく、250℃より低いと得られるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の各成分の分散状態が優れない場合があり好ましくない。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の溶融粘度は適度に高い。溶融粘度は、樹脂組成物の流動性を示す値である。樹脂組成物の溶融粘度が低い場合は樹脂が分解しやすく、該樹脂組成物から得られる機械的特性の低下を招く可能性がある。本発明の樹脂組成物は、溶融粘度の低下が抑制されているため、該樹脂組成物から得られる成形体には良好な機械的特性が付与されている。樹脂組成物の溶融粘度は、ISO11443に準拠して測定する。
<成形体の製造方法>
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を用いて、従来公知の成形方法(例えば、射出成形、押出成形、圧縮成形、ブロー成形、真空成形、発泡成形、回転成形、ガスインジェクション成形等の方法)で、種々の成形体を成形することができる。
上記のような方法で得られた成形体は、難燃性に優れる。具体的には、該成形体は、アンダーライターズ・ラボラトリーズのUL−94規格垂直燃焼試験におけるV−0の規格を満たす。また、上記のような方法で得られた成形体は、機械的特性に優れる。成形体の機械的特性は、ISO527−1,2に準拠して、引張り特性(引張り強度及び引張り伸び)を評価することで判断できる。
本発明の樹脂組成物を成形して得られる成形体は、上記の性質を有するため、電気・電子部品、OA機器部品、家電機器部品、自動車部品、機械機構部品等として好ましく使用できる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<材料>
ポリブチレンテレフタレート樹脂(表中、「PBT」);ウィンテックポリマー社製、メルトフローレートは41g/10minである。
タルク;日本タルク(株)社製、「タルク3A」
マイカ;西日本貿易(株)社製、「スゾライトマイカ150−S」
炭酸カルシウム(表中、「炭酸Ca」);東洋ファインケミカル(株)社製、「ホワイトンP−30」
酸化亜鉛;三井金属鉱業(株)社製、「酸化亜鉛一種」
酸化マグネシウム(表中、「酸化Mg」);協和化学工業(株)社製、「キョーワマグMF−150」
ベーマイト;Nabaltec社製、「ACTILOX B60」
臭素系難燃剤1(表中、「難燃剤1」);臭素含有エポキシ樹脂(ICL−IP社製、「F3100」、末端封止有り)
臭素系難燃剤2(表中、「難燃剤2」);臭素含有エポキシ樹脂(ICL−IP社製、「F2100」、末端封止無し)
アンチモン系難燃助剤(表中、「難燃助剤」);三酸化アンチモン(日本精鉱(株)社製、「PATOX−M」)
ガラス繊維;日東紡績(株)社製、「平均繊維径φ13μmチョップドストランド」
滴下防止剤;旭硝子(株)社製、「フルオンCD−076」
<ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造>
上記の材料を以下の表1及び2に示す割合(単位は質量%)でドライブレンドし、30mmφのスクリューを有する2軸押出機((株)日本製鋼所製)にホッパーから供給して250℃で溶融混練し、ペレット状のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。
なお、表1及び2中、「Br+Sb」は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の有機成分の合計量に対する、臭素系難燃剤中の臭素原子及びアンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量の割合(単位;mol/kg)を示す。また、「Br/Sb」は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、臭素系難燃剤中の臭素原子と、アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子との比率(臭素原子/アンチモン原子)を示す。「B/(B+C+D)」は、表1及び2中のB欄にされた成分の合計量と、B乃至D欄にされた成分の合計量との比率(単位:%)を示す。
<評価>
実施例及び比較例の樹脂組成物について、各種評価を以下の方法で行った。評価結果を表1及び2ならびに図1に示した。
[溶融粘度(MV)の測定]
ISO11443に準拠し、温度260℃、せん断速度1000s−1で測定した。
[滞留溶融粘度保持率(滞留MV保持率)の測定]
ISO11443に準拠し、温度260℃、シリンダー滞留時間30分、せん断速度1000s−1で測定し、[溶融粘度(MV)の測定]において測定した溶融粘度(MV)で除した。
[引張り強度(TS)及び引張り伸び(TE)の測定]
各樹脂組成物を、成形温度250℃、金型温度80℃で、射出成形して試験片を作製した。得られた試験片について、ISO527−1,2に準拠し、引張り強さ及び引張り伸びの測定を行った。
[難燃性の評価]
各樹脂組成物を、成形温度250℃、金型温度80℃で、射出成形して製造した試験片(0.75mm厚み)について、アンダーライターズ・ラボラトリーズのUL−94規格垂直燃焼試験に準拠して燃焼性を評価した。評価は、各樹脂組成物から製造した試験片5本に対して行い、燃焼中にドリッピングが発生した試験片の本数、及び、ドリッピングにより試験片下部の脱脂綿に火が着いた試験片の本数をそれぞれ数えた。その結果は、表2の「ドリッピング」の項に示した。表2の「ドリッピング」の項において、括弧外の数字は、燃焼中にドリッピングが発生した試験片の本数であり、括弧内の数字は、ドリッピングにより試験片下部の脱脂綿に火が着いた試験片の本数である。
[最大発熱速度の測定]
40mm×13mm×0.75mmの試験片に、マルチカロリメータ(東洋精機製作所社製、MCM−2)によって50kW/mの輻射熱を照射し、燃焼時の発熱速度を測定し、発熱速度の最大値を最大発熱速度(PHRRとも呼ばれる)とした。
Figure 2014069489
Figure 2014069489
表1及び2に示される通り、本発明の樹脂組成物は、溶融粘度の値が高いため、樹脂組成物中の樹脂の分解が抑制され、物性に優れた成形体が得られることが分かる。また、本発明の樹脂組成物から得られる成形体は、難燃性が高いだけではなく、引張り特性に優れることが分かる。つまり、本発明の樹脂組成物によれば、機械的特性を損なわずに高い難燃性を有する成形体が得られることが分かる。
また、図1に示される通り、タルクの含有量が本発明の範囲内である樹脂組成物は、最大発熱速度の値が小さく、難燃性が高い成形体が得られることが分かる。その理由は、下記の機構によるものと推察される。すなわち、図2に示される通り、燃焼試験後の試験片の外観を検討すると、実施例3の樹脂組成物(タルクを含む)から得た試験片は、比較例7の樹脂組成物(タルクを含まない)から得た試験片と比較すると、表面に発泡が認められ、膨らんだ外観を有していた。これは、試験片を構成する樹脂組成物にタルクが含まれていると、試験片の燃焼時に、発泡した炭化層が試験片表面に形成され、この炭化層が断熱層として機能し、いわゆるイントメッセント系難燃形態となることを示すと推測される。したがって、タルクの含有量が本発明の範囲内である樹脂組成物によれば、燃焼時にイントメッセント系難燃形態となりやすくなるので、難燃性が高い成形体が得られるものと考えられる。
<ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造>
上記の材料を以下の表1及び2に示す割合(単位は質量%)でドライブレンドし、30mmφのスクリューを有する2軸押出機((株)日本製鋼所製)にホッパーから供給して250℃で溶融混練し、ペレット状のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。なお、実施例4及び5は、本発明の参考例とする。
<ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造>
上記の材料を以下の表1及び2に示す割合(単位は質量%)でドライブレンドし、30mmφのスクリューを有する2軸押出機((株)日本製鋼所製)にホッパーから供給して250℃で溶融混練し、ペレット状のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。なお、実施例2、4及び5は、本発明の参考例とする。

Claims (4)

  1. ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、
    前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物はポリブチレンテレフタレートと、難燃剤としてのタルクと、臭素系難燃剤と、アンチモン系難燃助剤とを含み、
    前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、前記難燃剤としてのタルクの含有量が、前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の合計量に対して1質量%超〜5質量%未満であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  2. 前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の前記難燃剤としてのタルクの含有量が、前記難燃剤としてのタルク、前記臭素系難燃剤及び前記アンチモン系難燃助剤の合計量に対して5〜30質量%である請求項1に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. 前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、前記臭素系難燃剤中の臭素原子及び前記アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量の合計量が、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中の有機成分の合計量に対して1〜5mol/kgである請求項1又は2に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. 前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物中における、前記臭素系難燃剤中の臭素原子の質量と、前記アンチモン系難燃助剤中のアンチモン原子の質量との比率(臭素原子/アンチモン原子)が、1/2〜4/1である請求項1から3のいずれか1項に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
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