JP2000072956A - 熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物Info
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Abstract
工性を改善する。 【解決手段】 PBT樹脂に、II型無水石膏、テトラブ
ロモビスフェノールA型エポキシ樹脂の末端エポキシ基
封鎖物、三酸化アンチモンを配合。
Description
ー、プラグ類等の2ヶ以上の電極を有し高いトラッキン
グ性を必要とする電気部品用途に有用な、熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物及びこの組成物からなる電気部
品に関する。
ンテレフタレートに代表される熱可塑性ポリエステル樹
脂は、機械的特性、電気的性質、物理的性質、耐薬品
性、寸法安定性に優れており、電気部品、機械部品、自
動車部品など多岐にわたり使用されている。しかし、熱
可塑性ポリエステル樹脂は可燃性であるが故、電気電子
分野、自動車部品分野など難燃化が必要な用途におい
て、各種の難燃剤を添加することが提案されている。
化技術としては、いわゆるハロゲン化物とアンチモン化
合物とを併用する難燃化方法が、その難然効果に優れる
点から最もよく用いられている。ところが、特に電気部
品分野においては、この様な難然化法を用いた場合、電
気部品の表面がホコリ、塩類の付着又は吸着水分により
汚染されると、その表面抵抗が低下することに原因する
短絡焼損、所謂、トラッキングを起し易くなる。
トラッキング性を改善する技術として、例えば特公平4
−3211号公報には熱可塑性ポリエステル樹脂に臭素
化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、アンチモン系化合
物に加え、硫酸金属塩を添加する技術が、また、特開平
8−59969号公報ではポリアルキレンテレフタレー
トに硫酸Caとハロゲン含有難燃剤、アンチモン化合
物、更に芳香族ポリカーボネート、ゴム状弾性体、ポリ
オレフィン等の添加する方法が提案されている。
−3211号公報記載の方法、及び特開平8−5996
9号公報の方法によれば、耐トラッキング性は改善され
るものの、組成物の流動性が著しく低下し、成形加工性
が悪くなるものであった。本発明が解決しようとする課
題は、高い耐トラッキング性を有すると共に、成形加工
性が良好である熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物を
提供することにある。
を解決するため鋭意検討したところ、熱可塑性ポリエス
テル樹脂に、アルカリ土類金属の無機塩、末端封止した
構造のハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ
樹脂、及びアンチモン化合物を配合することにより、流
動性を低下させることなく、耐トラッキング性を改善で
きることを見出し本発明を完成するに至った。
脂(A)、アルカリ土類金属の無機塩(B)、ハロゲン
化ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂の末端エポ
キシ基を封鎖した構造を有する化合物(C)、及びアン
チモン化合物(D)を必須成分とする熱可塑性ポリエス
テル系樹脂組成物に関する。
エステル系樹脂(A)としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、多価カルボン酸、そのエステル及び
/又は多価カルボン酸無水物と、グリコール類とを反応
させて得られるものである。
又はそのカルボン酸無水物であり、二価カルボン酸及び
その無水物としては、特に制限されないが、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
ボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、これらの
アルキルエステル体、無水フタル酸等の芳香族ジカルボ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸およびジシクロヘキシル−
4,4´−ジカルボン酸、これらのアルキルエステル
体、無水マレイン酸等の脂肪族ジカルボン酸が挙げられ
る。なかでも、機械的強度、及び、ハロゲン化ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂との相溶性の点から芳香族ジカ
ルボン酸、特にテレフタル酸が好ましい。
又は多価カルボン酸無水物と反応させるグリコール類と
しては、特に限定されるものではないが、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオ
ール、オクタンジオール、デカンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、ハイドロキノン、ビスフェノール
A、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)
プロパン、1,4−ジメチロールテトラブロモベンゼ
ン、テトラブロモビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物などのグリコール類とを反応させて得られる熱
可塑性ポリエステルが挙げられる。なかでもポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートが好ま
しい。
ルとしては、溶融時の流動性と機械的強度のバランスが
良好で、ショートショト等の成形不良がなく、成形品の
表面光沢が良好となる点から、通常はフェノールと四塩
化エタンとの6対4なる重量比の混合溶媒中、30℃で
測定した固有粘度[η]が0.3〜1.5dl/gなる
範囲のものが好ましい。
ステル樹脂(A)は、そのポリマー構造内にポリオレフ
ィン構造部位、又はゴム質構造部位を含有させることに
より、耐トラッキング性を一層向上させることができ
る。
位、ゴム質構造部位、又はアクリル系重合体構造部位を
熱可塑性ポリエステル樹脂(A)構造中に導入するに
は、例えば、前記した多価カルボン酸、そのエステル及
び/又は多価カルボン酸無水物と、グリコール類とを反
応させて得られる熱可塑性ポリエステルに、(a)該ポ
リエステル(熱可塑性ポリエステル樹脂)と反応性を有
する官能基を有するオレフィン系ポリマー、又は(b)
該ポリエステル(熱可塑性ポリエステル樹脂)と反応性
を有する官能基を有するゴム質重合体を反応させる方法
が好ましい。
熱可塑性ポリエステルと反応性を有する官能基を有する
α−オレフィン系樹脂であることが好ましく、これを形
成する原料α−オレフィンとしては、エチレン、プロピ
レン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン
−1、デセン−1、オクテン−1等が挙げられ、また、
上記α−オレフィン系樹脂としては、高、中、低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4
−メチルペンテン−1などの単独重合体、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エ
チレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン−
1共重合体等を挙げられる。
レン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1が
好ましい。また、ポリプロピレンとは、プロピレンの単
独重合体の他にプロピレンと、例えばエチレン、ブテン
−1などのα−オレフィンを共重合させたブロックまた
はランダム共重合体であってもよい。
熱可塑性ポリエステル樹脂と反応性を有する官能基は、
特に限定されるものではないが、カルボキシル基又はエ
ポキシ基が好ましく、前記原料単量体と共に、不飽和カ
ルボン酸若しくはその誘導体、又は不飽和グリシジル基
含有単量体を用いて反応させオレフィン系ポリマー
(a)を製造するか、α−オレフィンを重合させてオレ
フィン系ポリマーを製造した後、不飽和カルボン酸若し
くはその誘導体、又は不飽和グリシジル基含有単量体を
反応させることにより、ポリマー(a)中に導入させる
ことができる。
体としては、具体的にはマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、ハロゲン化マレイン酸、シス−4−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸、エンド−シス−ビシクロ
[2.2.1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸
などや、これらジカルボン酸の酸無水物、エステル、ア
ミド、イミドなど、あるいは、アクリル酸、メタアクリ
ル酸等のモノカルボン酸、これらモノカルボン酸類のエ
ステル化物、アミド化物等が挙げられる。これらの中で
も特に無水マレイン酸およびそのイミド化物が好まし
い。
ましく、具体的にはアクリル酸グルシジル、メタアクリ
ル酸グリシジル、イタコン酸モノグリシジルエステル、
ブテントリカルボン酸モノグリシジルエステル、ブテン
トリカルボン酸ジグリシジルエステル、ブテントリカル
ボン酸トリグリシジルエステル、及びα−クロロアリ
ル、マレイン酸、クロトン酸、フマル酸などのグルシジ
ルエステル類またはビニルグリシジルエ−テル、アリル
グルシジルエ−テル、グリシジルオキシビニルエ−テ
ル、スチレン−p−グリシジルエ−テル等のグリシジル
エ−テル類、p−グルシジルスチレン等が挙げられる。
これらのなかでも特にメタアクリル酸グリシジル、アリ
ルグリシジルエ−テルが好ましい。
キシル基又はエポキシ基に代表される官能基の含有量
は、ポリマー(a)を構成する全単量体重量に対する不
飽和カルボン酸若しくはその誘導体、又は不飽和グリシ
ジル基含有単量体等の単量体重量の割合で、0.05〜
20重量%、好ましくは0.1〜10重量%の範囲であ
ることが、ポリマー(a)中に均一に官能基を導入で
き、耐トラッキング性、機械的的特性も良好となる点か
ら好ましい。また、オレフィン系ポリマー(a)は、更
に、その幹ポリマーにビニル系重合体をグラフトしたグ
ラフト共重合体であってもよい。
は、具体的にはスチレン、メチルスチレン、ジメチルス
チレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロ
ルスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン
等のビニル芳香族系単量体:アクリル酸もしくはメタク
リル酸の炭素数1〜7のアルキルエステル、例えば(メ
タ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチルエステルなどの(メタ)アクリル酸エステ
ル単量体:(メタ)アクリルニトリル単量体:酢酸ビニ
ル、プロピル酸ビニルなどのビニルエステル単量体:
(メタ)アクリルアミド単量体:無水マレイン酸、マレ
イン酸のモノエステル、ジエステルなどの単量体の1種
または2種以上を重合して得られた(共)重合体が挙げ
られる。
リル酸エステル単量体、(メタ)アクリロニトリル単量
体、及びビニルエステル単量体等の(共)重合体が好ま
しい。特に(メタ)アクリル酸エステル単量体を50%
以上含むビニル系共重合体が耐トラッキング性の改良効
果が優れ、また得られた成形品の引張強度、引張伸び等
の機械的特性も良好となり好ましい。
性を有する官能基を有するオレフィン系ポリマー(a)
のなかでも特に、該官能基としては、カルボキシル基含
有ポリプロピレンが成形加工時の流動性が優れており特
に好ましい。
有する官能基を有するオレフィン系ポリマー(a)を熱
可塑性ポリエステル樹脂に反応させる方法は、特に限定
されないが、組成物調整時において熱可塑性ポリエステ
ル樹脂と共に、他の配合成分と共に前記オレフィン系ポ
リマー(a)を溶融混合させればよい。
ポリエステル樹脂に反応させる際の変性量は特に制限さ
れないが、該オレフィン系ポリマー(a)の使用重量
が、樹脂組成物に対して3〜30重量%、好ましくは3
〜20重量%、更に好ましくは3〜15%となる範囲
が、耐トラッキング性の向上効果、難燃性、機械的強度
の点から好ましい。
脂と反応性を有する官能基を有するゴム質重合体(b)
は、オレフィン系重合体と芳香族ビニル系重合体とのブ
ロック共重合体を主骨格とするものが好ましく、具体的
には、オレフィン化合物の単独重合体または1種以上の
オレフィン化合物からなる共重合体である部分(ブロッ
クA)とビニル芳香族化合物の単独重合体または1種以
上のビニル芳香族化合物からなる共重合体である部分
(ブロックB)とからなり、例えば、A−B、B−A−
B、B−A−B−A、B−A−B−A−B等の構造を有
するブロック共重合体が好ましい。
以上のオレフィン化合物からなる共重合体であるブロッ
クAとは、具体的にはエチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレン等のモノオレフィン、あるいはブタジ
エン、イソプレン、1,3ーペンタジエン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエン等の共役ジオレフィン、
1,4−ヘキサジエン、ノルボルネン、ノルボルネン酸
誘導体等の非共役ジオレフィンのうちから選ばれた1種
またはそれ以上のオレフィン化合物が重合、あるいは共
重合した形態を有する重合体ブロックである。
ジエン化合物からなる重合体、共役ジエン化合物とモノ
オレフィンとの共重合体等が挙げられる。特に好ましく
は、共役ジエン化合物としてブタジエン、イソプレンを
用いたものである。
らなる共重合ブロックの場合、該共役ジエン化合物の全
脂肪族二重結合の70%以上、好ましくは80%以上が
水素添加されていると耐候性、耐熱性に優れた効果が認
められて好ましい。
たは1種以上のビニル芳香族化合物からなる共重合体で
あるブロックBに用いられる単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3
−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアント
ラセン等があるが、好ましくはスチレンが挙げられる。
これらは1種のみならず2種以上混合して使用しても差
し支えない。上記ブロック共重合体におけるブロックB
の含有率は、原料単量体重量比率で5〜60重量%、な
かでも10〜50重量%であることが、成形品に層剥離
も見られず、また成形品の耐衝撃性も良好となる点から
好ましい。
共重合体の脂肪族二重結合のうち70%以上が水素添加
されていることが好ましい。
ポリエステル樹脂と反応性を有する官能基は、特に限定
されるものではないが、ポリマー(a)の場合と同様に
カルボキシル基又はエポキシ基が好ましく、前記ブロッ
ク共重合体に、不飽和カルボン酸若しくはその誘導体、
又は不飽和グリシジル基含有単量体を付加反応により結
合させることによりゴム質重合体(b)中に導入するこ
とができる。
体としては、具体的にはマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、ハロゲン化マレイン酸、シス−4−シクロヘキセ
ン−1,2−ジカルボン酸、エンド−シス−ビシクロ
[2.2.1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸
などや、これらジカルボン酸の酸無水物、エステル、ア
ミド、イミドなど、あるいは、アクリル酸、メタアクリ
ル酸等のモノカルボン酸、これらモノカルボン酸類のエ
ステル化物、アミド化物等が挙げられる。これらの中で
も特に無水マレイン酸およびそのイミド化物が好まし
い。
ては、具体的にはアクリル酸グルシジル、メタアクリル
酸グリシジル、イタコン酸モノグリシジルエステル、ブ
テントリカルボン酸モノグリシジルエステル、ブテント
リカルボン酸ジグリシジルエステル、ブテントリカルボ
ン酸トリグリシジルエステル、及びα−クロロアリル、
マレイン酸、クロトン酸、フマル酸などのグルシジルエ
ステル類またはビニルグリシジルエ−テル、アリルグル
シジルエ−テル、グリシジルオキシビニルエ−テル、ス
チレン−p−グリシジルエ−テル等のグリシジルエ−テ
ル類、p−グルシジルスチレン等が挙げられる。これら
のなかでも特にメタアクリル酸グリシジル、アリルグリ
シジルエ−テルが好ましい。
はエポキシ基に代表される官能基の含有量は、ゴム質重
合体(b)重量に対する不飽和カルボン酸若しくはその
誘導体又は不飽和グリシジル基含有単量体等の単量体重
量の割合で、0.05〜20重量%、好ましくは0.1
〜10重量%の範囲であることが、ゴム質重合体(b)
中に均一に官能基を導入でき、耐トラッキング性、ま
た、成形品の引張強度、引張伸び等の機械的特性が優れ
る点から好ましい。
ステル樹脂に反応させる方法は、特に限定されないが、
組成物調整時において熱可塑性ポリエステル樹脂と共
に、他の配合成分と共にゴム質重合体(b)を溶融混合
させればよい。
テル樹脂に反応させる際の変性量は特に制限されない
が、該ゴム質重合体(b)の使用重量が、樹脂組成物に
対して3〜30重量%、好ましくは3〜20重量%、更
に好ましくは3〜15%となる範囲が、耐トラッキング
性の向上効果、難燃性、機械的強度の点から好ましい。
しては、特に限定されるものではないが、例えばアルカ
リ土類金属の硫酸塩、アルカリ土類金属の炭酸塩等が挙
げられる。これらの中でも、特に耐クラッキング性が著
しく良好である点からアルカリ土類金属の硫酸塩が好ま
しく、また、腐食性ガスの発生を良好に抑制でき、金型
の腐食を防止できる点からアルカリ土類金属の硫酸塩の
無水物が好ましい。
善効果が高く成形時の流動性が良好であり、強度低下が
低い点から硫酸カルシウムが好ましい。
膏、半水石膏、III型無水石膏、II型無水石膏等が挙げ
られるが、特に熱安定性に優れると共に、成形加工機及
び金型の腐食防止効果に優れ、しかも耐トラッキング性
も著しく良好となる点からII型無水石膏が好ましい。II
型無水石膏は、β・CaSO4で表される不溶性無水石
膏であり、天然II型無水石膏でもよいが、純度の点か
ら、通常、2水石膏または半水石膏を400℃以上の高
温下焼成する事によって得られるII型無水石膏が好まし
い。
は、特に制限されるものではないが、樹脂組成物に対し
て3〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、更に好
ましくは5〜30%である。3%以下の添加量では耐ト
ラッキング性の向上効果が低く、また30重量%を越え
ると成形加工性が低下し好ましくない。
化ビスフェノール型エポキシ樹脂の末端エポキシ基を封
鎖した構造を有する化合物(C)は、特に構造が限定さ
れるものではないが、ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂の末端エポキシ基の30〜95%が
封鎖された構造であること、即ち、原料エポキシ樹脂の
総末端エポキシ基数に対する封鎖の割合(以下、「封鎖
率」と略記する)率が30〜95%であることが組成物
の流動性改善効果が飛躍的に向上すると共に、熱安定
性、即ち押出機内の溶融混練時や、射出成形機内での滞
留時等における熱履歴による成形品の強度低下を防止で
きる点から好ましい。
でも50〜95%の範囲、特に70〜95%の範囲であ
ることが好ましい。尚、封鎖率は下記式により求めるこ
とができる。
で、エポキシ含有量は過塩素酸−臭化テトラエチルアン
モニウム法によって得られるエポキシ等量の逆数であ
る。)
ラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂、テトラブロ
モビスフェノールF型エポキシ樹脂、テトラブロモビス
フェノールS型エポキシ樹脂等が挙げられ、該原料エポ
キシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖する化合物としては、
単官能のアルコール類、酸類等の単官能性活性水素含有
化合物であればよいが、具体的には、反応性、安定性の
面でフェノール、ターシャリブチルフェノール、トリブ
ロモフェノール、トリクロロフェノール等のフェノール
類が好ましい。特に好ましい封鎖剤としてはハロゲン%
が高くなるトリブロモフェノール、トリクロロフェノー
ル等のハロゲン化フェノールが挙げられる。
は、下記一般式1
造a及び構造b
+構造b)=0.30〜0.95となる範囲であり、X
(構造bにおけるXも同義)はハロゲン原子であり、か
つ、nは平均重合度で2〜30の整数である。)で表さ
れるものが好ましい。この一般式1における主骨格部分
は、例えばテトラハロゲン化ビスフェノールAとテトラ
ハロゲン化ビスフェノールAジグリジルエーテルとを反
応させることにより得られる。
以上においては熱変形温度等の耐熱性が優れたものとな
り、一方、nが30以下においては、該化合物の分散性
が良好となって、特に耐湿性に優れたものとなる。これ
らのバランスが良好となる点からなかでもnが2〜10
の範囲が好ましい。
ポキシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖した構造を有する化
合物(C)の添加量は、特に限定されないが、樹脂組成
物に対して5〜25重量%、なかでも7〜20重量%の
範囲が好ましい。
物(D)としては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ンが挙げられる。好ましくは三酸化アンチモンである。
添加量は、特に制限されるものではないが樹脂組成物に
対して1〜10重量%、好ましくは1.5〜7重量%で
ある。
には目的に応じて各種の無機及び有機の充填材を1種又
は2種以上組合わせて加えることができる。具体的には
シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、γ−アルミナ、γ以外
のアルミナ、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグ
ネシウム、アンチモン酸、酸化アンチモン、バリウムフ
ェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウ
ム、軽石、軽石バルーン、酸化鉛、酸化ビスマス、酸化
ジルコニウムなどの酸化物;水酸化亜鉛、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム
などの水酸化物;炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、ドーソナイトなどの炭酸塩;硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシ
ウムなどの硫酸又は亜硫酸塩;タルク、クレー、マイ
カ、アスベスト、ガラス繊維、ガラスバルーン、ガラス
ビーズ、ケイ酸カルシウム、モンモリロナイト、ベント
ナイトなどのケイ酸塩、ハイドロタルサイト類;その他
カーボンブラック、グラファイト、硫化モリブデン、ボ
ロン繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウム、チタン
酸、ジルコン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、
ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウムなどの無機充填材
の粒子状、繊維状、ウイスカー状、球状、中空状物、更
に芳香族ポリアミド繊維、ポリテトラフルオロエチレ
ン、シリコンゴムなどの有機充填材などが挙げられる。
該充填材の好ましい添加量は本発明組成物中、0.1〜
60重量%である。
わぬ範囲において、他の樹脂を添加することができる。
該樹脂としては、例えばポリフェニレンエーテル、スチ
レングラフトなどの変性ポリフェニレンエーテル類、ポ
リアリレート、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチンテレフタレート、ポリ 1.4−シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、各種液晶ポリマ−類、ポリサルホン、ポリエーテル
サルホン、ポリアリルスルフィッド、ポリアリルサルホ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレン、水添スチレンブタジエンゴム、エチ
レンプロピレンゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレ
ン、ポリブテン、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ユリア樹脂、フェノール樹
脂、DAP樹脂、シリコン樹脂などの熱可塑性あるいは
熱硬化性樹脂が挙げられる。
例えばシラン、チタネート、ジルコネート、ジルコアル
ミネート、アルミニウムキレート化合物系カップリング
剤などの表面処理剤、ハロゲン化物等の難燃剤、アンチ
モン化合物の難燃助剤、酸化防止剤、熱安定剤、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物又は炭
酸塩などの腐食防止剤、滑剤、着色剤、結晶核剤などを
本発明組成物に対して必要に応じて加えることができ
る。
成形機、各種ミキサ−などの公知方法で混練、混合する
ことにより作製することができる。更に射出成形により
電子部品を作製することができるが熱可塑性ポリエステ
ル樹脂及び親水性物質の熱安定性を考慮して熱履歴の少
ない成形条件を採ることが好ましい。従って成形温度条
件は熱可塑性ポリエステル樹脂組成物の場合、230℃
〜300℃の範囲が適切であるが特に230℃〜270
℃が好ましい。
る。尚、本発明は実施例のみに限定されるものではな
い。
い、表−2、表−3に示した配合組成物(但し、配合は
重量部を単位とする)を予め均一に混合した後、250
℃に設定された40mm単軸ベント付押出機によって混
練した後、ストランドとして引き出し冷却し、カッター
にてカッティングしてペレットを得た。このペレットを
用いて、100mm×50mm×2mmのシート及び125mm
×12mm×3mmの角棒、125mm×12mm×0.8mmの
成形品を型締圧60tの射出成形機にて作製した。(樹
脂温度:260℃,金型温度:60℃)また、成形時の
安定性をみるため、同成形条件下、射出成形機内で溶融
常態で15分間滞留させた後射出成形し125mm×12
mm×3mmの角棒を作成した。成形時の腐食性をみるため
100mm×50mm×2mmのシートの金型内に30mm×2
0mm×1mmに切断した鉄板をセットし射出成形し、鉄板
のインサート成形された成形品を作成した。
ub11.2に準じ耐トラッキング性試験を行った。
(電解液:0.1%塩化アンモニゥム水溶液) (2)引張試験 125mm×12mm×3mmの角棒を用い、ASTM D−
790に準じ曲げ試験を行い、曲げ強度、曲げ弾性率、
曲げ伸度を測定した。 (3)MFR(メルトフローレート) 溶融混練したペレットを用いてMFRを測定し、成形時
の流動性を比較した。
12mm×3mmの角棒を作成し、ASTM D−790に
準じ曲げ試験を行い、曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ伸度
を測定した。
観察した。 (6)燃焼性 12.5×125×0.8mmの燃焼試験用テストピース
を用い、UL−94に準じ、V−0の燃焼試験を行っ
た。 (7)成形時の腐食性 鉄板のインサート成形した成形品から鉄板をはぎ取り、
その鉄板を60℃/95%に温調調湿された恒温恒湿層
に3時間放置した後、樹脂と接していた鉄板表面の表面
常態を観察した。腐食性の強いものは鉄板表面が腐食
し、錆が発生している。
ノールA型エポキシ樹脂であり、封鎖タイプのものは末
端のエポキシ基をトリブロモフェノールで封鎖されてい
る。
F500 ・酸変性PE(ポリエチレン)三井化学製アドマーLF
300 ・酸変性EPR(エチレンプロピレンラバー)三井化学
製NタフマーP−0680 ・酸変性水添SEBS(スチレンエチレンブテンスチレ
ン)旭化成製タフテックM1913 ・EGMA−g−PMMA(エチレン−グリシジルメタ
アクリレートの共重合体とポリメチルメタアクリレート
とのグラフトマー)三菱油化製モディパーA4200 ・PP(ポリプロピレン)昭和電工製ショアロマーMA
210 ・水添SEBS旭化成製タフテックH1052
a (6)ガラス繊維:旭硝子製CS03MA411
熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物は高いトラッキン
グ性を有し、且つ難燃性で、良好な機械特性を有すると
ともに高流動性で成形じの安定性に優れ、成形時の腐食
性もなく、成形品外観が良好であることから、優れた成
形加工性を有していることがわかる。つまり、かかる組
成物は高いトラッキング性を必要とする電気部品用途に
実用的な性能を有している。
組成物は、熱可塑性ポリエステル系樹脂の持つ本来の性
能を低下させることなく難燃性を有し、且つ高トラッキ
ング性であり、良成形加工性を有している。
Claims (9)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)、アル
カリ土類金属の無機塩(B)、ハロゲン化ハロゲン化ビ
スフェノール型エポキシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖し
た構造を有する化合物(C)、及びアンチモン化合物
(D)を必須成分とする熱可塑性ポリエステル系樹脂組
成物。 - 【請求項2】 アルカリ土類金属の無機塩(B)が、ア
ルカリ土類金属の硫酸塩である請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 アルカリ土類金属の無機塩(B)が、ア
ルカリ土類金属の硫酸塩の無水物である請求項2記載の
組成物。 - 【請求項4】 ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール型
エポキシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖した構造を有する
化合物(C)が、ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール
型エポキシ樹脂の末端エポキシ基をハロゲン化フェノー
ルで封鎖した構造を有するものである請求項1記載の組
成物。 - 【請求項5】 ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール型
エポキシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖した構造を有する
化合物(C)が、ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール
型エポキシ樹脂の末端エポキシ基の30〜95%をハロ
ゲン化フェノールで封鎖した構造を有するものである請
求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 ハロゲン化ハロゲン化ビスフェノール型
エポキシ樹脂の末端エポキシ基を封鎖した構造を有する
化合物(C)が、下記一般式1 【化1】 (一般式1中、Y1及びY2は、夫々独立的に、下記構
造a及び構造b 【化2】 【化3】 であり、構造aと構造bとの割合が、構造b/(構造a
+構造b)=0.30〜0.95となる範囲であり、X
(構造bにおけるXも同義)はハロゲン原子であり、か
つ、nは平均重合度で2〜30の整数である。)で表さ
れるものである請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が、そ
のポリマー構造内にポリオレフィン構造部位を有するも
のである請求項1〜6の何れか1つに記載の組成物。 - 【請求項8】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が、そ
のポリマー構造内にゴム質構造部位を有するものである
請求項1〜6の何れか1つに記載の組成物。 - 【請求項9】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が、そ
のポリマー構造内にアクリル系重合体構造部位を有する
ものである請求項1〜6の何れか1つの記載の組成物。
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