JP3492480B2 - 難燃性ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
難燃性ポリエステル樹脂組成物Info
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Description
ル樹脂組成物に関し、詳しくは、トランスボビン等の電
気電子部品に適した難燃性ポリエステル樹脂組成物に関
する。
り電気電子分野において広く使用されている。電気電子
分野においては、難燃性が要求されることが多く、一般
に、ハロゲン系難燃剤/アンチモン系難燃剤等に代表さ
れる難燃剤が配合されてきている。最近では、製品の薄
肉化や小型化が要望されることが多く、樹脂の良流動化
が必須となってきているが、一般に流動性が高くなると
共に難燃性が低下しやすくなる。従って、耐ヒートショ
ック性等の電気特性や強度に優れ、且つ流動性に優れた
難燃性樹脂組成物を得ることは困難であった。
撃性、耐ヒートショック性に優れ、且つ流動性に優れた
難燃性ポリエステル樹脂組成物を提供することにある。
解決するためになされたものであり、その要旨は、ポリ
アルキレンオキサイド成分を共重合成分として5〜80
重量%含むポリアルキレンテレフタレート共重合体0〜
50重量%とポリアルキレンテレフタレート100〜5
0重量%とからなるポリエステル樹脂100重量部に、
ハロゲン系難燃剤5〜50重量部、無機系難燃助剤0〜
20重量部、少なくとも片末端がアルキル基またはアリ
ール基で封鎖された重量平均分子量4,000〜20,
000のポリアルキレングリコール1〜10重量部、α
ーオレフィンとα、βーエチレン性不飽和カルボン酸か
らなる共重合体の金属塩1〜20重量部およびアクリレ
ート系耐衝撃性改良剤1〜40重量部を配合してなる難
燃性ポリエステル樹脂組成物に存する。
おけるポリアルキレンテレフタレートとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/
ポリブチレンテレフタレート混合物及びポリエチレンテ
レフタレート/ポリブチレンテレフタレート共重合体と
の混合物等が挙げられ、好ましくはポリエチレンテレフ
タレートが50重量%以上のポリアルキレンテレフタレ
ートであり、特に好ましくはポリエチレンテレフタレー
トである。ポリエチレンテレフタレートの固有粘度は、
好ましくは、0.4dl/g(フェノール/テトラクロ
ルエタン=1/1の混合液中;測定温度23℃)以上で
ある。
ート共重合体としては、共重合成分として、ポリアルキ
レンオキサイド成分を5〜80重量%およびポリアルキ
レンテレフタレート成分を95〜20重量%含むポリア
ルキレンテレフタレート共重合体である。ポリアルキレ
ンテレフタレート共重合体における共重合成分の割合と
しては、好ましくは、ポリアルキレンオキサイド成分2
0〜80重量%およびポリアルキレンテレフタレート成
分80〜20重量%である。ポリアルキレンオキサイド
の分子量は、好ましくは、500〜5,000程度であ
る。ポリアルキレンオキサイドとしては、好ましくはポ
リエチレンオキサイド等が挙げられる。
は、ポリアルキレンテレフタレート100〜50重量%
と前記のポリアルキレンテレフタレート共重合体0〜5
0重量%とからなる。ポリアルキレンテレフタレート共
重合体が、50重量%を越えると、耐熱性や機械強度が
低下しやすい。ポリエステル樹脂としては、好ましく
は、ポリアルキレンテレフタレート100〜60重量%
と前記のポリアルキレンテレフタレート共重合体0〜4
0重量%とからなる。
は、上記ポリエステル樹脂100重量部に、ハロゲン系
難燃剤、少なくとも片末端がアルキル基またはアリール
基で封鎖された重量平均分子量4,000〜20,00
0のポリアルキレングリコール、αーオレフィンとα、
βー不飽和カルボン酸との共重合体の金属塩、アクリレ
ート系耐衝撃性改良剤、および所望により無機系難燃助
剤を、それぞれ特定量配合してなる樹脂組成物である。
は、公知のハロゲン系難燃剤を使用することができる。
ハロゲン系難燃剤の具体例としては、テトラブロモビス
フェノールAエポキシに代表されるビスフェノールA型
ブロム化エポキシ化合物、テトラブロモビスフェノール
Aカーボネートオリゴマー、臭素化エポキシオリゴマ
ー、ポリ(ペンタブロモベンジル)アクリレート、ポリ
トリブロモスチレン等が挙げられる。ハロゲン系難燃剤
としては、好ましくは、臭素系難燃剤であり、中でも臭
素化エポキシ化合物が好ましい。
れるものではないが、難燃剤オリゴマーを用いる場合
は、分子量5000以下のオリゴマーをハロゲン系難燃
剤量の50重量%以下の範囲で用いることが好ましい。
難燃剤オリゴマーの量が50重量%を超えると耐ヒート
ショック性が低下しやすい。ハロゲン系難燃剤の配合量
は、ポリエステル樹脂100重量部に対して、5〜50
重量部である。5重量部未満であると難燃性が低下しや
すく、50重量部を越えると機械的特性や耐ヒートショ
ック性が低下しやすい。ハロゲン系難燃剤の配合量は、
好ましくは、ポリエステル樹脂100重量部に対して8
〜45重量部であり、さらに好ましくは10〜40重量
部である。
好ましくはアンチモン化合物が挙げられ、アンチモン化
合物の具体例としては、三酸化アンチモン、四酸化アン
チモン、五酸化アンチモン、ハロゲン化アンチモン、ア
ンチモン酸ソーダ等のアンチモン化合物が挙げられる
が、中でも三酸化アンチモン、アンチモン酸ソーダ等が
好ましい。
樹脂100重量部に対して0〜20重量部である。無機
系難燃助剤の配合量が20重量部を越えると物性が低下
しやすい。無機系難燃助剤の配合量は、好ましくは、ポ
リエステル樹脂100重量部に対して0〜10重量部で
あり、更に好ましくは1〜10重量部である。
ル基またはアリール基で封鎖されたポリアルキレングリ
コールは、好ましくは、下記式(1)で示されるポリア
ルキレングリコールである。
水素、炭素数1〜30のアルキル基または炭素数6〜3
0のアリール基であり、好ましくは水素、メチル基、エ
チル基およびフェニル基であり、Xは炭素数2〜6の直
鎖若しくは分岐のアルキレン基であり、好ましくはエチ
レン基であり、但し、R1とR2とがともに水素である場
合を除き、nは繰り返し単位の数を示す。
ール基で封鎖されたポリアルキレングリコールの重量平
均分子量は、4,000〜20,000である。分子量
の測定はGPCによって測定することができる。重量平
均分子量が4,000未満では、成形時の揮発ガスの発
生、ヒートショック試験時にクラックが発生しやすく、
平均分子量が20,000を超えると、十分な可塑化効
果が得られず、寸法安定性に問題が生じやすい。ポリア
ルキレングリコールの重量平均分子量は、好ましくは
4,500〜17,000であり、更に好ましくは5,
000〜15,000である。本発明で用いる上述のポ
リアルキレングリコールは、ポリエチレングリコールよ
りも分子鎖の運動性が高く、可塑化効果によりポリエチ
レンテレフタレート等の分子鎖の運動性を向上せしめ結
晶化促進効果を示すものと推定され、金型の薄肉部等で
急冷される部分においても十分な結晶化をもたらし、成
形後の後収縮を抑制し、後収縮等に起因するヒートショ
ック試験時のクラック発生を低減し防止できる。
ール基で封鎖されたポリアルキレングリコールの配合量
は、ポリエステル樹脂100重量部に対し1〜10重量
部である。1重量部未満であると、結晶核剤であるαー
オレフィンとα、βー不飽和カルボン酸との共重合体の
金属塩と相乗的に作用して得られる結晶化促進効果が小
さく、10重量部を越えると機械的強度及び耐ヒートシ
ョック性が低下しやすい。少なくとも片末端がアルキル
基またはアリール基で封鎖されたポリアルキレングリコ
ールの配合量は、ポリエステル樹脂100重量部に対
し、好ましくは、2〜8重量部である。
エチレン性不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩
としては、炭素数2〜5のα−オレフィンと炭素数3〜
5のα、β−エチレン性不飽和カルボン酸との共重合体
の金属塩等が挙げられ、金属塩の金属としては、Naま
たはK等が挙げられる。α−オレフィンとα、β−エチ
レン性不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩の具
体例としては、例えば、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンとアクリル酸またはメタクリル酸の共重合体、オ
レフィンと無水マレイン酸との共重合体等の金属塩が挙
げられ、好ましくは、エチレン/メタクリル酸共重合体
のNaあるいはK塩(少なくとも約30%以上中和した
塩)が挙げられる。α−オレフィンとα、β−エチレン
性不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩における
α−オレフィンの割合は、共重合体の50〜98重量
%、好ましくは80〜95重量%である。
和カルボン酸からなる共重合体の金属塩の配合量は、ポ
リエステル樹脂100重量部に対して、1〜20重量部
である。1重量部未満であると結晶化速度を向上させる
能力が十分に発揮されず、20重量部を越えると機械的
特性が低下しやすい。α−オレフィンとα、β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩の配合
量は、ポリエステル樹脂100重量部に対して、好まし
くは1〜15重量部であり、さらに好ましくは2〜12
重量部である。α−オレフィンとα、β−エチレン性不
飽和カルボン酸からなる共重合体は、通常の高圧重合技
術により製造できる。
良剤としては、アクリル酸エステルとメタクリル酸エス
テルとの多層複合共重合体が挙げられる。アクリル酸エ
ステルとしては、炭素数1〜5の飽和または不飽和の直
鎖もしくは分岐脂肪族炭化水素を有するアクリル酸エス
テルが挙げられ、メタクリル酸エステルとしては、炭素
数1〜5の飽和または不飽和の直鎖もしくは分岐脂肪族
炭化水素を有するメタクリル酸エステルとの多層複合共
重合体が挙げられる。
しくは分岐脂肪族炭化水素を有するアクリル酸エステル
アクリル酸エステルの具体例としては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、ジアク
リル−1、4−ブチレン、ジアクリル酸−1、3−ブチ
レン等が挙げられる。炭素数1〜5の飽和または不飽和
の直鎖もしくは分岐脂肪族炭化水素を有するメタクリル
酸エステルの具体例としては、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル、ジメタク
リル酸−1、3−ブチレン、メタクリル酸−n−ブチル
等が挙げられる。
は、アクリル酸エステルと重合可能な少量の架橋剤、例
えばアリル系架橋剤を混合してもよい。架橋剤の具体例
としては、ジアリルフタレート、ジアリルマレエート、
アリルアクリレート等が挙げられる。アクリレート系耐
衝撃性改良剤の重合は、一般的には乳化重合または懸濁
重合で容易に行うことができる。
好ましくは、アクリル酸ブチルとメタクリル酸メチルの
多層複合共重合体が挙げられる。多層複合共重合体にお
けるアクリル酸エステルの含有量は、好ましくは50〜
80重量%である。アクリレート系耐衝撃性改良剤の配
合量は、ポリエステル樹脂100重量部に対して1〜4
0重量部である。1重量部未満であると耐ヒートショッ
ク性が低下しやすく、40重量部を越えると機械的特性
が低下しやすい。アクリレート系耐衝撃性改良剤の配合
量は、ポリエステル樹脂100重量部に対して、好まし
くは3〜30重量部であり、さらに好ましくは5〜20
重量部である。
添加剤等を配合することもできる。充填剤としては、無
機質繊維、金属粉末、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫
酸塩、粘土鉱物類、炭素粉、有機質繊維等が挙げられ、
具体的には、ガラス繊維、炭素繊維、金属ウイスカー、
シリカ、アルミナ、シリカーアルミナ、チタニア、マグ
ネシア、亜鉛華、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、
ワラストナイト、ベントナイト、ノバキュライト、硅
砂、石英粉、アスベスト、グラファイト粉、マイカ、板
状ガラス、ガラス粉、カーボンブラック等が挙げられ
る。添加剤としては、染顔料、酸化防止剤、熱安定剤、
離型剤、紫外線吸収剤、触媒失活剤、滑剤、帯電防止
剤、色調改良剤、発泡剤等、可塑剤、核剤等が挙げられ
る。
する場合は、その配合量は、本発明の樹脂組成物全体に
対し、好ましくは70重量%以下、より好ましくは5〜
60重量%、最も好ましくは5〜50重量%である。本
発明の樹脂組成物は、公知の方法により製造することが
できる。例えば、ブレンダーやミキサー等を用いてドラ
イブレンドする方法、押出機を用いて溶融混合する方法
等が挙げられるが、通常、スクリュー押出機を用いて溶
融混合してストランドに押し出し、ペレット化する。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
ものを使用した。 (1)ポリアルキレンテレフタレート:固有粘度0.7
のポリエチレンテレフタレート(三菱化学社製)、以下
PETと称する。 (2)ポリアルキレンテレフタレート/ポリエチレンオ
キサイド共重合体:(クラペットKD265E、ポリエ
チレンオキサイド含有量70%、クラレ社製)、以下P
ET/PEO共重合体と称する。 (3)ハロゲン系難燃剤:ビスフェノールA型臭素化エ
ポキシ樹脂(阪本薬品社製) (4)無機難燃助剤:アンチモン酸ソーダ(日産化学社
製)
がフェニル基で封鎖されたポリエチレングリコール、重
量平均分子量6,500(竹本油脂社製) (6)α-オレフィンとα、β-エチレン性不飽和カルボ
ン酸からなる共重合体の金属塩:エチレン/メタクリル
酸共重合体のNa塩(デユポン社製) (7)アクリレート系耐衝撃性改良剤:アクリル酸エス
テル含有共重合体、パラロイド(呉羽化学社製)
スチレン系耐衝撃性改良剤:セプトン(クラレ社製)、以
下SEPS系耐衝撃性改良剤と称する。 (9)エチレン/グリシジルメタクリレート系耐衝撃性
改良剤:ボンドファースト(住友化学社製)、以下エチレ
ン/GMA系耐衝撃性改良剤と称する。 (10)GF:ガラス繊維(日本電気硝子社製)
記の方法に基づいて行った。 (1)燃焼性 1/32インチ厚試験片を用いてULー94垂直試験法
に準拠して測定した。 (2)流動性 キャピログラフを用いて一般的な成形温度である280
℃での溶融粘度を測定し流動性の目安とした。剪断速度
として912secー1を用いた。尚、この場合の溶融
粘度で実用上問題なく成形できる粘度としては2000
poise以下である。
ット衝撃強度を測定し、耐衝撃性の評価とした。 (4)耐ヒートショック性 JIS B 1181の1種M52仕様の六角ナットを
樹脂厚み2mmの均一肉厚でインサート成形した成形品
を、−40℃雰囲気下で1時間、次いで120℃雰囲気
下で1時間処理するヒートショック試験を繰り返し行
い、クラック発生までのサイクルを測定した。クラック
の発生は目視により判断した。尚、耐シートショックで
実用上問題ないのはクラック発生までのサイクルが20
0以上のものである。
ェノールA型臭素化エポキシ樹脂20重量部、アンチモ
ン酸ソーダ5重量部、重量平均分子量6,500の片末
端がフェニル基で封鎖されたポリエチレングリコール4
重量部、エチレン/メタクリル酸共重合体のNa塩4重
量部およびアクリル酸エステル含有共重合体10重量部
を配合し、さらにガラス繊維を樹脂組成物の30重量%
になるように配合しブレンド後、30mmのベント式2
軸押出機(TEX−30C)を用いて260℃にて溶融
混練した後、ストランドに押し出してペレット化した。
このペレットを用い、射出成形機とヒートショック測定
用ナットインサート成形用金型もしくはUL−94燃焼
試験片用金型を使用して、成形温度265℃、金型温度
80℃で射出成形を行った。評価結果を表−1に示す。
PEO共重合体80重量部にビスフェノールA型臭素化
エポキシ樹脂20重量部、アンチモン酸ソーダ5重量
部、重量平均分子量6,500の片末端がフェニル基で
封鎖されたポリエチレングリコール4重量部、エチレン
/メタクリル酸共重合体のNa塩4重量部およびアクリ
ル酸エステル含有共重合体10重量部を配合し、さらに
ガラス繊維を樹脂組成物の30重量%になるように配合
しブレンド後、実施例1と同様にペレット化した。この
ペレットを用い、実施例1と同様に射出成形を行った。
評価結果を表−1に示す。 〔比較例1〜6〕表−1に示す割合で上記成分をブレン
ドする以外は実施例1と同様にペレット化および成形を
行った。評価結果を表−1に示す。
は、流動性、耐衝撃性および難燃性に優れ、且つ、結晶
化速度が大きく成形後の後収縮を抑制でき耐ヒートショ
ック性においても優れている。本発明の難燃性ポリエス
テル樹脂組成物は、薄肉部を有する成形部品を成形する
際、薄肉部分での樹脂の流動性に優れ、また、成形部品
の薄肉部の強度、電気特性に優れており、例えば、トラ
ンスボビン等の薄肉で小型の電気電子分野の封止材等と
して好適に使用される。
Claims (8)
- 【請求項1】 ポリアルキレンオキサイド成分を共重合
成分として5〜80重量%含むポリアルキレンテレフタ
レート共重合体0〜50重量%とポリアルキレンテレフ
タレート100〜50重量%とからなるポリエステル樹
脂100重量部に、ハロゲン系難燃剤5〜50重量部、
無機系難燃助剤0〜20重量部、少なくとも片末端がア
ルキル基またはアリール基で封鎖された重量平均分子量
4,000〜20,000のポリアルキレングリコール
1〜10重量部、αーオレフィンとα、βーエチレン性
不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩1〜20重
量部およびアクリレート系耐衝撃性改良剤1〜40重量
部を配合してなる難燃性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリアルキレンテレフタレートが、ポリ
エチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項
1に記載の難燃性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項3】 ハロゲン系難燃剤が臭素系難燃剤である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の難燃性ポリ
エステル樹脂組成物。 - 【請求項4】 無機系難燃助剤が、アンチモン化合物で
あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
載の難燃性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項5】 ポリアルキレングリコールが、下記式
(1)で示されるポリアルキレングリコールであること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の難燃
性ポリエステル樹脂組成物。 【化1】R1-O−(X−O)n-R2 (1) (式(1)中、R1およびR2は、それぞれ、水素または
炭素数1〜30のアルキル基若しくはアリール基であ
り、Xは炭素数2〜6の直鎖若しくは分岐のアルキレン
基であり、但し、R1とR2とがともに水素である場合を
除く。) - 【請求項6】 ポリアルキレングリコールが、ポリエチ
レングリコールであることを特徴とする請求項1ないし
5のいずれかに記載の難燃性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項7】 αーオレフィンとα、βーエチレン性不
飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩が、炭素数2
〜5のα−オレフィンと炭素数3〜5のα、β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩である
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
難燃性ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項8】 αーオレフィンとα、βーエチレン性不
飽和カルボン酸からなる共重合体の金属塩の金属が、N
aまたはKであることを特徴とする請求項1ないし7の
いずれかに記載の難燃性ポリエステル樹脂組成物。
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JP27356896A JP3492480B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 難燃性ポリエステル樹脂組成物 |
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JPH10120884A JPH10120884A (ja) | 1998-05-12 |
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