JP5189496B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
また、最近では米国だけでなく、日本も含めたほとんどの国においてもこのUL規格を採用するようになってきている。
第一は、樹脂100質量部に対しハロゲン化合物を10質量部〜20質量部添加し、該ハロゲン化合物を燃焼した炎に対し酸化反応負触媒として働かせることにより、燃焼速度を低下させて、難燃性を付与する手法である。
第二は、樹脂100質量部に対しシリコーン化合物を数質量部〜十数質量部程度添加するか、又はリン酸系化合物を数〜数十質量部添加し、燃焼中に樹脂の表面に該シリコーン化合物をブリードさせたり、該リン酸系化合物を樹脂内で脱水素反応を起こさせたりすることにより、表面にチャー(炭化層)を生成させて、断熱皮膜の形成により燃焼を止める手法である。
第三は、樹脂100質量部に対し水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、などの金属水酸化物を40質量部〜110質量部程度添加し、樹脂の燃焼によってこれらの化合物が分解するときの吸熱反応、及び生成した水の持つ蒸発潜熱により、樹脂全体を冷却させて、燃焼を止める手法である。
また、前記第二の手法の場合、用いる難燃剤が前記シリコーン化合物の場合、樹脂に該難燃剤を大量に添加する必要があるため、例えば、強度が低下するなど、樹脂本来の物性を変化させるおそれがある。また、難燃剤が前記リン酸系化合物の場合、樹脂を有する家電OA製品を廃棄物として燃焼させると、燃焼灰に含まれるリン酸によって、水質汚染などが引き起こされるという問題がある。
また、前記第三の手法の場合、難燃剤である金属水酸化物を、樹脂に多量に添加する必要があるため、樹脂が加水分解したり、機械的物性が低下するという問題がある。
また、特許文献2には、ポリ乳酸100質量部に対して、難燃剤としてのポリ燐酸塩100質量部〜0.5質量部(好ましくは80質量部〜1質量部)、及びポリ乳酸以外の樹脂120質量部〜0.5質量部を含有してなる樹脂組成物が提案されており、実施例では、ポリ乳酸100質量部に対しポリ燐酸アンモニウムを41質量部添加している。
また、特許文献3には、(A)ポリトリメチレンテレフタレート樹脂30質量部〜99質量部、及び(B)リン酸塩又はポリ燐酸塩を主成分とする難燃剤1質量部〜70質量部を含有してなる樹脂組成物が提案されている。
しかし、これらの提案のように、難燃剤としてのポリ燐酸塩を樹脂に多く添加すると、難燃性は向上するが、成形性や混練性が低下してしまい、更に樹脂の基本的な物性を低下させてしまうという問題がある。
しかし、樹脂の燃焼は、該樹脂が分解することによってガスが発生し、このガスが空気中の酸素と連続反応して燃焼が継続することも知られており、前記タンニン化合物の添加による樹脂の安定性の向上だけでは、十分満足できるレベルの難燃性を付与することは困難であるのが現状である。
即ち、熱可塑性ポリエステル系樹脂の燃焼は該樹脂が分解することによりガスが発生し、このガスが空気の酸素と連続反応することによって燃焼が継続する。このとき、樹脂中に、前記(A)及び(B)の少なくともいずれか、好ましくは前記(C)を添加することにより、該樹脂の燃焼時に生じる燃焼性ガスが低減され、熱分解反応により生じる炭化水素が抑制されるため、該樹脂の燃焼が効果的に抑制され、UL94の難燃規格を満たす高い難燃性が得られる。
しかも、前記(A)、(B)、及び(C)は、比較的微量添加によって十分な効果を有するので、成形性等の樹脂の物性変化に悪影響がなく、いずれもハロゲン元素を含まないため安全性に優れており、樹脂に特定量を配合することにより、難燃剤として特に有効であることを知見した。
<1> 熱可塑性ポリエステル系樹脂と、難燃剤とを含有してなり、
前記難燃剤が、(A)ポリエチレングリコール、並びに(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれか、から選択される少なくともいずれかを含有することを特徴とする難燃性樹脂組成物である。
<2> 熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し、ポリエチレングリコールを0.05質量部〜3.0質量部含有することを特徴とする難燃性樹脂組成物である。
<3> 更に(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかを含有する前記<1>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<4> 熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、を含有する前記<1>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<5> 金属塩が、ナトリウム塩及びカリウム塩のいずれかである前記<4>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<6> 熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコールと、
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、を含有する前記<3>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<7> 熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコールと、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、を含有する前記<3>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<8> ポリエチレングリコールの含有量が、熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し0.05質量部〜3.0質量部である前記<1>及び<3>から<7>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
<9> ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかの含有量が熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し0.01質量部〜2.0質量部である前記<1>及び<3>から<8>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
<10> 有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかの含有量が、熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し0.0002質量部〜0.8質量部である前記<3>及び<6>から<9>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
<11> 更に熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し、(D)ポリ燐酸及びその塩の少なくともいずれかを0.02質量部以上0.5質量部未満含有する前記<1>から<10>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
<12> ポリ燐酸の塩が、ポリ燐酸ナトリウム及びポリ燐酸アンモニウムのいずれかである前記<11>に記載の難燃性樹脂組成物である。
<13> 熱可塑性ポリエステル系樹脂が、縮重合系ポリエステル樹脂である前記<1>から<12>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
<14> 熱可塑性ポリエステル系樹脂が、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂、ポリ乳酸、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂、並びにポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂のいずれかである前記<1>から<13>のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物である。
本発明の難燃性樹脂組成物は、第1形態では、熱可塑性ポリエステル系樹脂と、難燃剤とを含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記難燃剤としては、下記(A)及び(B)の少なくともいずれかを含有してなり、更に下記(C)を含有することが好ましく、更に必要に応じて熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し、(D)ポリ燐酸及びその塩の少なくともいずれかを0.02質量部以上0.5質量部未満含有してもよい。
(A)ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれか
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれか
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれか
(1)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
(2)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
(3)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかと、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
(4)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかと、
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
(5)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
(6)熱可塑性ポリエステル系樹脂と、
(A)ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかと、
(B)ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかと、
(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
これらの中でも、(1)、(2)、(4)、(6)が特に好ましい。
以下、前記第1形態から第3形態に係る難燃性樹脂組成物の各成分について、詳細に説明する。
前記熱可塑性ポリエステル系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、縮重合系ポリエステル樹脂が好適であり、高い難燃性を付与できる点、及びフィルム、シート、繊維、などの難燃性を要求される用途が多い点で、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂、ポリ乳酸、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂、並びにポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂のいずれかが特に好ましい。これらの樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ポリ乳酸としては、例えば、ポリ−L−乳酸(PLLA)、ポリ−D−乳酸(PDLA)、L−乳酸とD−乳酸とのランダム共重合体などが挙げられ、更に必要に応じてその他の共重合成分を含んでいてもよい。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、乳酸成分の光学純度が高いポリ乳酸を用いることが好ましく、ポリ乳酸の総乳酸成分のうち、L体が80%以上含まれるか、あるいはD体が80%以上含まれることが好ましい。
このようなポリ乳酸としては、適宜合成されたものでもよいし、市販品を用いることもできる。該市販品としては、例えばテラマック(登録商標)TE−2000(ユニチカ株式会社製)、レイシア(登録商標)H−100J(三井化学株式会社製)、バイロエコール(登録商標)BE−400(東洋紡績株式会社製)などが挙げられる。
前記ポリエチレンテレフタレート樹脂以外の熱可塑性樹脂の含有量は75質量%以下が好ましく、65質量%以下がより好ましい。該ポリエチレンテレフタレート樹脂以外の熱可塑性樹脂の含有量が75質量%を超えると、ポリエチレンテレフタレート樹脂以外の熱可塑性樹脂の種類にもよるが、例えばアクリル樹脂などの場合には、難燃性が得られ難くなることがある。一方、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの場合には、75質量%程度の添加でも難燃性を満足することができる。
前記ポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の含有量は75質量%以下が好ましく、65質量%以下がより好ましい。該ポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の含有量が75質量%を超えると、ポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の種類にもよるが、例えばアクリル樹脂などの場合には、難燃性が得られ難くなることがある。一方、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの場合には、75質量%程度の添加でも難燃性を満足することができる。
前記ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の含有量は75質量%以下が好ましく、65質量%以下がより好ましい。該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の含有量が75質量%を超えると、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸以外の熱可塑性樹脂の種類にもよるが、例えばアクリル樹脂などの場合には、難燃性が得られ難くなることがある。一方、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの場合には、75質量%程度の添加でも難燃性を満足することができる。
−ポリエチレングリコール又はポリビニルアルコール−
前記ポリエチレングリコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、数平均分子量が200〜200万であるものが好ましく、5,000〜50万であるものがより好ましい。
前記ポリエチレングリコールの数平均分子量は、例えば、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。
このようなポリエチレングリコールとしては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、青木油脂工業株式会社製の商品名BLAUNONの各分子量を有するものなどが挙げられる。
前記ポリビニルアルコールの数平均分子量は、例えば、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。
このようなポリビニルアルコールとしては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、株式会社クラレ製のPVA−117、PVA−217などが挙げられる。
なお、前記ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかは無色透明であるが、これらを含む前記難燃性樹脂組成物は、着色剤により所望の色に着色することもできる。
前記ポリエチレングリコール及び前記ポリビニルアルコールは、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの混合物を用いてもよい。
前記ポリエチレングリコール(PEG)と前記ポリビニルアルコール(PVA)との混合物の質量比(PEG:PVA)は、1:9〜9:1が好ましい。
前記ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコールの少なくともいずれかの含有量は、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し0.05質量部〜3.0質量部であり、0.1質量部〜2.0質量部が好ましく、0.5質量部〜2.0質量部がより好ましい。前記含有量が、0.05質量部未満であると、難燃性の効果が得られにくいことがあり、3.0質量部を超えると、樹脂が加水分解を起こしたり、樹脂物性が低下したり、更には、成形加工性が低下してしまうことがある。
前記ピロ硫酸は、二硫酸とも呼ばれ、硫黄のオキソ酸のひとつであり、化学式は、H2S2O7であり、下記構造式で表される。前記ピロ硫酸は、発煙硫酸中に存在するが単離できない。前記ピロ硫酸は優れたスルホン化剤であるが、ピロ硫酸自体の樹脂への添加は取り扱いが難しい。そこで、ピロ硫酸の金属塩として室温で粉末状として取り扱うことが好ましい。
前記硫酸の金属塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、などが挙げられるが、これらの中でも、熱可塑性ポリエステル系樹脂に高い難燃性を付与できる点で、アルカリ金属塩が好ましく、該アルカリ金属塩の中でも、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
前記二亜硫酸は、硫黄のオキソ酸のひとつであり、化学式はH2S2O5であり、下記構造式で表される。前記二亜硫酸の遊離酸は単離できないので、該二亜硫酸の金属塩を用いる。
前記ジチオン酸は、硫黄のオキソ酸のひとつであり、化学式はH2S2Oであり、下記構造式で表される。前記ジチオン酸の遊離酸は単離できないので、該ジチオン酸の金属塩を用いる。
なお、前記ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、又はジチオン酸の金属塩は無色透明であるが、これらを含む前記難燃性樹脂組成物は、着色剤により所望の色に着色することもできる。
また、前記ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、又はジチオン酸の金属塩は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、本発明において、前記ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、又はジチオン酸の金属塩は、熱可塑性ポリエステル系樹脂等のポリマーをスルホン化するものではなく、熱可塑性ポリエステル系樹脂中に混合されている。
前記有機スルホン酸化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、該有機スルホン酸化合物におけるスルホン酸基以外の部分としては、脂肪族化合物、芳香族化合物、ヘテロ脂肪族化合物、ヘテロ芳香族化合物、などの骨格を有するものが挙げられる。これらの中でも、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂に高い難燃性を付与できる点で、脂肪族化合物及び芳香族化合物のいずれかの骨格を有するものが好ましい。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、前記有機スルホン酸化合物は、天然植物から抽出されたものでもよいし、合成されたものでもよいし、あるいは天然化合物からの誘導体でもよい。
前記芳香族化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂に高い難燃性を付与できる点で、アルキルベンゼン類が好ましい。該アルキルベンゼン類のアルキル基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オクシル、ノシル、デカシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、などが挙げられる。
なお、前記有機スルホン酸化合物及び前記有機スルホン酸化合物の金属塩は、それぞれの1種又は2種以上を併用してもよい。
前記有機カルボン酸化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、該有機カルボン酸化合物におけるカルボキシル基以外の部分としては、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂に高い難燃性を付与できる点から、脂肪族化合物、芳香族化合物、ヘテロ脂肪族化合物、及びヘテロ芳香族化合物のいずれかの骨格を有するものが好ましい。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、前記有機カルボン酸化合物は、天然植物から抽出されたものでもよいし、合成されたものでもよいし、あるいは天然化合物からの誘導体でもよい。
前記有機カルボン酸化合物の金属塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、などが挙げられる。これらの中でも、前記熱可塑性樹脂に高い難燃性を付与できる点で、アルカリ金属塩が好ましく、該アルカリ金属塩の中でも、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。これらの有機カルボン酸化合物の金属塩は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、本発明の難燃性樹脂組成物に対して、特に好適に用いられる有機カルボン酸化合物又はその金属塩としては、安価で入手が容易な点で、アジピン酸、サリチル酸及びこれらのナトリウム塩又はカリウム塩が好ましい。
なお、前記有機カルボン酸化合物及び前記有機カルボン酸化合物の金属塩は、それぞれの1種又は2種以上を併用してもよい。
なお、前記有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩は無色透明であるが、これらを含む前記難燃性樹脂組成物は、着色剤により所望の色に着色することもできる。
また、前記有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよいが、前記有機スルホン酸化合物と前記有機カルボン酸化合物とを併用することが、それぞれ単独で用いるよりも樹脂に極めて高い難燃性を付与できる点で好ましい。
なお、本発明において、有機スルホン酸化合物及びその金属塩は、熱可塑性ポリエステル系樹脂等のポリマーをスルホン化するものではなく、熱可塑性ポリエステル系樹脂中に混合されている。
前記ポリ燐酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、適宜合成されたものでもよいし、あるいは市販品を用いることができる。
前記ポリ燐酸の塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属塩、脂肪族アミン塩、芳香族アミン塩、アンモニウム塩などが挙げられる。前記金属塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩などが挙げられ、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、鉄(II)塩、鉄(III)塩、アルミニウム塩などが挙げられる。前記脂肪族アミン塩としては、例えばメチルアミン塩、エチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、エチレンジアミン塩、ピペラジン塩などが挙げられる。前記芳香族アミン塩としては、例えばピリジン塩、トリアジン塩、メラミン塩などが挙げられる。
これらの中でも、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂に高い難燃性を付与できる点で、アンモニウム塩、アルカリ金属塩が好ましく、該アルカリ金属塩の中でも、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
例えば、工業的に入手できるポリ燐酸アンモニウムとしては、ポリ燐酸アンモニウムをメラミン樹脂等で処理し、水に難溶性としたタイエンS(太平化学産業株式会社製)、スミセ−フP、スミセ−フPM(いずれも、住友化学工業株式会社製)、Exolit 462(ヘキスト社製)、AMGARD MC(アルブライトアンド ウイルソン社製)などが挙げられる。また、ポリ燐酸アンモニウムに他の補助成分を加えより難燃効果を改良したExolit VP IFR−23(ヘキスト社製)、SPINFLAM MF80/PP、SPINFLAM MF82/PP、SPINFLAM MF82/PS(いずれも、モンテカチーニ社製)なども挙げることができる。
前記ポリ燐酸及びその塩は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、前記ポリ燐酸及びその塩は無色透明であるが、これらを含む前記難燃性樹脂組成物は、着色剤により所望の色に着色することもできる。
なお、本発明において、ポリ燐酸及びその塩は、熱可塑性ポリエステル系樹脂等のポリマーを燐化するものではなく、熱可塑性ポリエステル系樹脂中に混合されている。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、樹脂組成物に使用される公知の添加剤の中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機繊維、有機繊維、無機粒子、などが挙げられる。該無機繊維としては、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、ウィスカー、などが挙げられる。該有機繊維としては、例えば、ケブラー繊維などが挙げられる。該無機粒子としては、例えば、シリカ、タルク、マイカ、ウォラストナイト、クレー、炭酸カルシウム、等の鉱物などが挙げられる。
また、本発明の難燃性樹脂組成物は、更に必要に応じて、前記ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、有機カルボン酸又はその金属塩、有機スルホン酸又はその金属塩、ピロ硫酸の金属塩、硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩、又はジチオン酸の金属塩、ポリ燐酸又はその塩以外の既存の難燃剤、難燃助剤、各種劣化防止剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤等)、抗菌剤、着色剤、などを含有することもできる。
前記難燃性樹脂組成物の成形の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の方
法の中から適宜選択することができ、例えば、インフレーション成形、押出成形、射出成形、ブロー成形、圧縮成形、トランスファ成形、カレンダー成形、スラッシュ成形、などが挙げられる。
本発明の難燃性樹脂組成物は、難燃性及び成形性に優れ、各種形状、構造、大きさの成形体とすることができ、例えば、パソコン、プリンター、テレビ、ステレオ、コピー機、エアコン、冷蔵庫、洗濯機等の各種家電OA製品の部品などとして幅広く用いることができる。また、本発明の難燃性樹脂組成物を紡糸することにより、各種織物製品としても応用できる。
なお、下記において、実施例1〜21は、「実施例」を「参考例」とし、それぞれ参考例101〜121と読み替える。実施例6b〜10b、22b、1a〜40a、51a〜60a、91a〜100a、131a〜140a、171a〜180aについては、「実施例」を「参考例」とし、それぞれ参考例6b〜10b、22b、1a〜40a、51a〜60a、91a〜100a、131a〜140a、171a〜180aと読み替える。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表1−1に示す割合で添加して、ロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物について、以下に示す方法により、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
各難燃性樹脂組成物を、タンブラー(「タンブルミキサーTM−50型」、日水加工株式会社製、8枚羽)を用いて攪拌羽回転速度300rpmで4分間、攪拌し、混合した。これを射出成形機(クロックナー社製、F−85型、型締め圧力:85ton)を用いて、UL94で示される各厚み(1/16in:1.47〜1.59mm)の燃焼試験片が共取りできるように設計された金型を用いて成形し、試験片を作製した。
得られた試験片について、UL94Vの垂直燃焼試験方法に基づき、燃焼試験を行った。なお、燃焼時間は2回着火の和で、試験片5片の平均である。得られた結果を、以下の基準に従って、UL94 V0、V1、V2のいずれかの等級に評価した。なお、これらのいずれも満たさないものは、「不合格」とした。
〔評価基準〕
V0:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が10秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V1:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V2:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ脱脂綿に着火する微粒炎を落下する。
150tonの型締め圧力の射出成形機を用い、厚み1.6mm、幅12.7mm、長さ127mmの試験片を成形した。この時、成形された試験片の長さが60mm以下を×、61〜120mmを△、121〜127mmを○とし、評価した。
−樹脂組成物の調製−
実施例1において、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、ポリエチレングリコールを5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして、ロット番号4の樹脂組成物を調製した。
また、実施例1において、ポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして、ロット番号5の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号4及び5の樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1及び比較例1において、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例1及び比較例1と同様にして、実施例2及び比較例2の樹脂組成物を調製した。
得られた実施例2及び比較例2の樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1及び比較例1において、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1及び比較例1と同様にして、実施例3及び比較例3の樹脂組成物を調製した。
得られた実施例3及び比較例3の樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1及び比較例1において、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1及び比較例1と同様にして、実施例4及び比較例4の樹脂組成物を調製した。
得られた実施例4及び比較例4の樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1及び比較例1において、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1及び比較例1と同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例5及び比較例5の樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1及び比較例1において、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=20万)に変えた以外は、実施例1及び比較例1と同様にして、難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例6及び比較例6の難燃性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−1に示す。
実施例1〜5及び比較例1〜5において、表1−2に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例1〜5及び比較例1〜5と同様にして、実施例7〜11及び比較例7〜11の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例7〜11及び比較例7〜11の難燃性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−2に示す。
実施例7及び比較例7において、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=1,000)に変えた以外は、実施例7及び比較例7と同様にして、実施例12及び比較例12の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例12及び比較例12の難燃性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−2に示す。
実施例1〜5及び比較例1〜5において、表1−3に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)とポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)との混合質量比が1:1の混合物に変えた以外は、実施例1〜5及び比較例1〜5と同様にして、実施例13〜17及び比較例13〜17の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例13〜17及び比較例13〜17の難燃性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−3に示す。
実施例13及び比較例13において、PEGとPVAの混合物を、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=20万)とポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=1,000)との混合質量比が1:1の混合物に変えた以外は、実施例13及び比較例13と同様にして、実施例18及び比較例18の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例18及び比較例18の難燃性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表1−3に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1において、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1と同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を図1に示す。
図1の結果から、ポリエチレングリコールを0.05質量部〜3.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1において、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1と同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を図2に示す。
図2の結果から、ポリビニルアルコールを0.05質量部〜3.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1において、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)とポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)との混合質量比が1:1の混合物を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1と同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を図3に示す。
図3の結果から、ポリエチレングリコールとポリビニルアルコールとの混合質量比が1:1の混合物を0.05質量部〜3.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表2−1に示す割合で添加して、ロット番号1〜4の難燃性樹脂組成物を調製した。
各難燃性樹脂組成物を、タンブラー(「タンブルミキサーTM−50型」、日水加工株式会社製、8枚羽)を用いて攪拌羽回転速度300rpmで4分間、攪拌し、混合した。これを射出成形機(クロックナー社製、F−85型、型締め圧力:85ton)を用いて、UL94で示される各厚み(1/16in:1.47〜1.59mm)の燃焼試験片が共取りできるように設計された金型を用いて成形し、試験片を作製した。
得られた試験片について、UL94Vの垂直燃焼試験方法に基づき、燃焼試験を行った。なお、燃焼時間は2回着火の和で、試験片5片の平均である。得られた結果を、以下の基準に従って、UL94 V0、V1、V2のいずれかの等級に評価した。なお、これらのいずれも満たさないものは、「不合格」とした。
〔評価基準〕
V0:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が10秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V1:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V2:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ脱脂綿に着火する微粒炎を落下する。
150tonの型締め圧力の射出成形機を用い、厚み1.6mm、幅12.7mm、長さ127mmの試験片を成形した。この時、成形された試験片の長さが60mm以下を×、61〜120mmを△、121〜127mmを○とし、評価した。
−樹脂組成物の調製−
実施例1bにおいて、ピロ硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例1bと同様にして、ロット番号5の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号5の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−1に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−2に示す割合で添加して、ロット番号6〜9の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号6〜9の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−2に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例2bにおいて、ピロ硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例2bと同様にして、ロット番号10の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号10の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−2に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸100質量部に対し表2−3に示す割合で添加して、ロット番号11〜14の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号11〜14の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−3に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例3bにおいて、ピロ硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例3bと同様にして、ロット番号15の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号15の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−3に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−4に示す割合で添加して、ロット番号16〜19の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号16〜19の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−4に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例4bにおいて、ピロ硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例4bと同様にして、ロット番号20の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号20の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−4に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−5に示す割合で添加して、ロット番号21〜24の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号21〜24の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−5に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例5bにおいて、ピロ硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例5bと同様にして、ロット番号25の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号25の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−5に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表2−6に示す割合で添加して、ロット番号26〜29の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号26〜29の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−6に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例6bにおいて、硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例6bと同様にして、ロット番号30の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号30の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−6に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−7に示す割合で添加して、ロット番号31〜34の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号31〜34の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−7に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例7bにおいて、硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例7bと同様にして、ロット番号35の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号35の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−7に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸100質量部に対し表2−8に示す割合で添加して、ロット番号36〜39の難燃性樹脂組成物を調製した。得られたロット番号36〜39の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−8に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例8bにおいて、硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例8bと同様にして、ロット番号40の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号40の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−8に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−9に示す割合で添加して、ロット番号41〜44の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号41〜44の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−9に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例9bにおいて、硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例9bと同様にして、ロット番号45の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号45の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−9に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−10に示す割合で添加して、ロット番号46〜49の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号46〜49の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−10に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例10bにおいて、硫酸カリウムを添加しなかった以外は、実施例10bと同様にして、ロット番号50の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号50の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−10に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表2−11に示す割合で添加して、ロット番号51〜54の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号51〜54の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−11に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例11bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例11bと同様にして、ロット番号55の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号55の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−11に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−12に示す割合で添加して、ロット番号56〜59の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号56〜59の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−12に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例12bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例12bと同様にして、ロット番号60の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号60の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−12に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリ乳酸100質量部に対し表2−13に示す割合で添加して、ロット番号61〜64の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号61〜64の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−13に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例13bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例13bと同様にして、ロット番号65の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号65の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−13に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−14に示す割合で添加して、ロット番号66〜69の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号66〜69の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−14に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例14bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例14bと同様にして、ロット番号70の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号70の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−14に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−15に示す割合で添加して、ロット番号71〜74の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号71〜74の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−15に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例15bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例15bと同様にして、ロット番号75の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号75の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−15に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表2−16に示す割合で添加して、ロット番号76〜79の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号76〜79の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−16に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例16bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例16bと同様にして、ロット番号80の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号80の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−16に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−17に示す割合で添加して、ロット番号81〜84の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号81〜84の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−17に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例17bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例17bと同様にして、ロット番号85の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号85の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−17に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリ乳酸100質量部に対し表2−18に示す割合で添加して、ロット番号86〜89の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号86〜89の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−18に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例18bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例18bと同様にして、ロット番号90の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号90の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−18に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−19に示す割合で添加して、ロット番号91〜94の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号91〜94の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−19に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例19bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例19bと同様にして、ロット番号95の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号95の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−19に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表2−20に示す割合で添加して、ロット番号96〜99の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号96〜99の難燃性樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−20に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例20bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを添加しなかった以外は、実施例20bと同様にして、ロット番号100の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号100の樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表2−20に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1bにおいて、ピロ硫酸カリウムを、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1bと同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験を行った。結果を図4に示す。
図4の結果から、ピロ硫酸カリウムを0.01質量部〜2.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1bにおいて、硫酸カリウムを、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1bと同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験を行った。結果を図5に示す。
図5の結果から、硫酸カリウムを0.01質量部〜2.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1bにおいて、二亜硫酸ナトリウムを、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1bと同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験を行った。結果を図6に示す。
図6の結果から、二亜硫酸ナトリウムを0.01質量部〜2.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
実施例1bにおいて、ジチオン酸ナトリウムを、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂100質量部に対し、0質量部〜10質量部の範囲で選択した割合で添加した以外は、実施例1bと同様にして、各樹脂組成物を調製した。
得られた各樹脂組成物について、実施例1bと同様にして、燃焼試験を行った。結果を図7に示す。
図7の結果から、ジチオン酸ナトリウムを0.01質量部〜2.0質量部の添加により難燃時間が明らかに短縮し、添加効果が顕著に認められた。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−1に示す割合で添加して、ロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物について、以下に示す方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−1に示す。
各難燃性樹脂組成物を、タンブラー(「タンブルミキサーTM−50型」、日水加工株式会社製、8枚羽)を用いて攪拌羽回転速度300rpmで4分間、攪拌及び混合した。これを射出成形機(クロックナー社製、F−85型、型締め圧力:85ton)を用いて、UL94で示される各厚み(1/16in:1.47〜1.59mm)の燃焼試験片が共取りできるように設計された金型を用いて成形し、試験片を作製した。
得られた試験片について、UL94Vの垂直燃焼試験方法に基づき、燃焼試験を行った。なお、燃焼時間は2回着火の和で、試験片5片の平均である。得られた結果を、以下の基準に従って、UL94 V0、V1、V2のいずれかの等級に評価した。なお、これらのいずれも満たさないものは、「不合格」とした。
〔評価基準〕
V0:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が10秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V1:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V2:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ脱脂綿に着火する微粒炎を落下する。
150tonの型締め圧力の射出成形機を用い、厚み1.6mm、幅12.7mm、長さ127mmの試験片を成形した。この時、成形された試験片の長さが60mm以下を×、61〜120mmを△、121〜127mmを○とし、評価した。
−樹脂組成物の調製−
実施例1aにおいて、表3−1に示すようにポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対しAZAを0.02質量部添加し、ポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例1aと同様にして、ロット番号4の樹脂組成物を調製した。
また、実施例1aにおいて、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対しAZA及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例1aと同様にして、ロット番号5の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号4及び5の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−1に示す。
実施例1a及び比較例1aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例1a及び比較例1aと同様にして、実施例2a及び比較例2aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例2a及び比較例2aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−1に示す。
実施例1a及び比較例1aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1a及び比較例1aと同様にして、実施例3a及び比較例3aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例3a及び比較例3aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−1に示す。
実施例1a及び比較例1aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1a及び比較例1aと同様にして、実施例4a及び比較例4aの樹脂組成物を調製した。得られた実施例4a及び比較例4aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−1に示す。
実施例1a及び比較例1aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例1a及び比較例1aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例5a及び比較例5aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−1に示す。
実施例1a〜5a及び比較例1a〜5aにおいて、表3−2に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例1a〜5a及び比較例1a〜5aと同様にして、実施例6a〜10a及び比較例6a〜10aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例6a〜10a及び比較例6a〜10aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−2に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−3に示す割合で添加して、ロット番号51〜53の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号51〜53の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−3に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例11aにおいて、表3−3に示すようにポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対しCPSを0.02質量部添加し、ポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例11aと同様にして、ロット番号54の樹脂組成物を調製した。
また、実施例11aにおいて、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対しCPS及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例11aと同様にして、ロット番号55の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号54及び55の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−3に示す。
実施例11a及び比較例11aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジェラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例11a及び比較例11aと同様にして、実施例12a及び比較例12aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例12a及び比較例12aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−3に示す。
実施例11a及び比較例11aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例11a及び比較例11aと同様にして、実施例13a及び比較例13aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例13a及び比較例13aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−3に示す。
実施例11a及び比較例11aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例11a及び比較例11aと同様にして、実施例14a及び比較例14aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例14a及び比較例14aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−3に示す。
実施例11a及び比較例11aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例11a及び比較例11aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例15a及び比較例15aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−3に示す。
実施例11a〜15a及び比較例11a〜15aにおいて、表3−4に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例11a〜15a及び比較例11a〜15aと同様にして、実施例16a〜20a及び比較例16a〜20aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例16a〜20a及び比較例16a〜20aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−4に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、及びポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−5に示す割合で添加して、ロット番号101〜104の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号101〜104の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−5に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例21aにおいて、AZA、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例21aと同様にして、ロット番号105の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号105の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−5に示す。
実施例21a及び比較例21aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジェラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例21a及び比較例21aと同様にして、実施例22a及び比較例22aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例22a及び比較例22aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−5に示す。
実施例21a及び比較例21aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例21a及び比較例21aと同様にして、実施例23a及び比較例23aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例23a及び比較例23aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−5に示す。
実施例21a及び比較例21aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例21a及び比較例21aと同様にして、実施例24a及び比較例24aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例24a及び比較例24aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−5に示す。
実施例21a及び比較例21aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例21a及び比較例21aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例25a及び比較例25aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−5に示す。
実施例21a〜25a及び比較例21a〜25aにおいて、表3−6に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例21a〜25a及び比較例21a〜25aと同様にして、実施例26a〜30a及び比較例26a〜30aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例26a〜30a及び比較例26a〜30aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−6に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、及びポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−7に示す割合で添加して、ロット番号151〜154の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号151〜154の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例31aにおいて、CPS、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例31aと同様にして、ロット番号155の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号155の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
実施例31a及び比較例31aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例31a及び比較例31aと同様にして、実施例32a及び比較例32aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例32a及び比較例32aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
実施例31a及び比較例31aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例31a及び比較例31aと同様にして、実施例33a及び比較例33aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例33a及び比較例33aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
実施例31a及び比較例31aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例31a及び比較例31aと同様にして、実施例34a及び比較例34aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例34a及び比較例34aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
実施例31a及び比較例31aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例31a及び比較例31aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例35a及び比較例35aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−7に示す。
実施例31a〜35a及び比較例31a〜35aにおいて、表3−8に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例31a〜35a及び比較例31a〜35aと同様にして、実施例36a〜40a及び比較例36a〜40aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例36a〜40a及び比較例36a〜40aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−8に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、及びピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−9に示す割合で添加して、ロット番号201〜204の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号201〜204の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−9に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例41aにおいて、AZA、ピロ硫酸カリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例41aと同様にして、ロット番号205の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号205の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−9に示す。
実施例41a及び比較例41aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例41a及び比較例41aと同様にして、実施例42a及び比較例42aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例42a及び比較例42aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−9に示す。
実施例41a及び比較例41aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例41a及び比較例41aと同様にして、実施例43a及び比較例43aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例43a及び比較例43aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−9に示す。
実施例41a及び比較例41aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例41a及び比較例41aと同様にして、実施例44a及び比較例44aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例44a及び比較例44aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−9に示す。
実施例41a及び比較例41aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例41a及び比較例41aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例45a及び比較例45aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−9に示す。
実施例41a〜45a及び比較例41a〜45aにおいて、表3−10に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例41a〜45a及び比較例41a〜45aと同様にして、実施例46a〜50a及び比較例46a〜50aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例46a〜50a及び比較例46a〜50aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−10に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、及び硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−11に示す割合で添加して、ロット番号251〜254の難燃性樹脂組成物を調製した。得られたロット番号251〜254の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例51aにおいて、AZA、硫酸カリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例51aと同様にして、ロット番号255の樹脂組成物を調製した。得られたロット番号255の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
実施例51a及び比較例51aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例51a及び比較例51aと同様にして、実施例52a及び比較例52aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例52a及び比較例52aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
実施例51a及び比較例51aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例51a及び比較例51aと同様にして、実施例53a及び比較例53aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例53a及び比較例53aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
実施例51a及び比較例51aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例51a及び比較例51aと同様にして、実施例54a及び比較例54aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例54a及び比較例54aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
実施例51a及び比較例51aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例51a及び比較例51aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例55a及び比較例55aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−11に示す。
実施例51a〜55a及び比較例51a〜55aにおいて、表3−12に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例51a〜55a及び比較例51a〜55aと同様にして、実施例56a〜60a及び比較例56a〜60aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例56a〜60a及び比較例56a〜60aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−12に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、及び二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−13に示す割合で添加して、ロット番号301〜304の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号301〜304の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−13に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例61aにおいて、AZA、二亜硫酸ナトリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例61aと同様にして、ロット番号305の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号305の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−13に示す。
実施例61a及び比較例61aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例61a及び比較例61aと同様にして、実施例62a及び比較例62aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例62a及び比較例62aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−13に示す。
実施例61a及び比較例61aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例61a及び比較例61aと同様にして、実施例63a及び比較例63aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例63a及び比較例63aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−13に示す。
実施例61a及び比較例61aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例61a及び比較例61aと同様にして、実施例64a及び比較例64aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例64a及び比較例64aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−13に示す。
実施例61a及び比較例61aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例61a及び比較例61aと同様にして、樹脂組成物を調製した。
得られた実施例65a及び比較例65aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−13に示す。
実施例61a〜65a及び比較例61a〜65aにおいて、表3−14に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例61a〜65a及び比較例61a〜65aと同様にして、実施例66a〜70a及び比較例66a〜70aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例66a〜70a及び比較例66a〜70aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−14に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、及びジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−15に示す割合で添加して、ロット番号351〜354の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号351〜354の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−15に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例71aにおいて、AZA、ジチオン酸ナトリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例71aと同様にして、ロット番号355の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号355の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−15に示す。
実施例71a及び比較例71aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例71a及び比較例71aと同様にして、実施例72a及び比較例72aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例72a及び比較例72aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−15に示す。
実施例71a及び比較例71aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例71a及び比較例71aと同様にして、実施例73a及び比較例73aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例73a及び比較例73aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−15に示す。
実施例71a及び比較例71aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例71a及び比較例71aと同様にして、実施例74a及び比較例74aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例74a及び比較例74aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−15に示す。
実施例71a及び比較例71aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例71a及び比較例71aと同様にして、実施例75a及び比較例75aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例75a及び比較例75aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−15に示す。
実施例71a〜75a及び比較例71a〜75aにおいて、表3−16に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例71a〜75a及び比較例71a〜75aと同様にして、実施例76a〜80a及び比較例76a〜80aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例76a〜80a及び比較例76a〜80aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−16に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、及びピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−17に示す割合で添加して、ロット番号401〜404の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号401〜404の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−17に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例81aにおいて、CPS、ピロ硫酸カリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例81aと同様にして、ロット番号405の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号405の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−17に示す。
実施例81a及び比較例81aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例81a及び比較例81aと同様にして、実施例82a及び比較例82aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例82a及び比較例82aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−17に示す。
実施例81a及び比較例81aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例81a及び比較例81aと同様にして、実施例83a及び比較例83aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例83a及び比較例83aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−17に示す。
実施例81a及び比較例81aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例81a及び比較例81aと同様にして、実施例84a及び比較例84aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例84a及び比較例84aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−17に示す。
実施例81a及び比較例81aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例81a及び比較例81aと同様にして、実施例85a及び比較例85aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例85a及び比較例85aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−17に示す。
実施例81a〜85a及び比較例81a〜85aにおいて、表3−18に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例81a〜85a及び比較例81a〜85aと同様にして、実施例86a〜90a及び比較例86a〜90aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例86a〜90a及び比較例86a〜90aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−18に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、及び硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−19に示す割合で添加して、ロット番号451〜454の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号451〜454の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−19に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例91aにおいて、CPS、硫酸カリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例91aと同様にして、ロット番号455の樹脂組成物を調製した。得られたロット番号455の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−19に示す。
実施例91a及び比較例91aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例91a及び比較例91aと同様にして、実施例92a及び比較例92aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例92a及び比較例92aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−19に示す。
実施例91a及び比較例91aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例91a及び比較例91aと同様にして、実施例93a及び比較例93aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例93a及び比較例93aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−19に示す。
実施例91a及び比較例91aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例91a及び比較例91aと同様にして、実施例94a及び比較例94aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例94a及び比較例94aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−19に示す。
実施例91a及び比較例91aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例91a及び比較例91aと同様にして、実施例95a及び比較例95aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例95a及び比較例95aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−19に示す。
実施例91a〜95a及び比較例91a〜95aにおいて、表3−20に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例91a〜95a及び比較例91a〜95aと同様にして、実施例96a〜100a及び比較例96a〜100aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例96a〜100a及び比較例96a〜100aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−20に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、及び二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−21に示す割合で添加して、ロット番号501〜504の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号501〜504の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−21に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例101aにおいて、CPS、二亜硫酸ナトリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例101aと同様にして、ロット番号505の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号505の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−21に示す。
実施例101a及び比較例101aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例101a及び比較例101aと同様にして、実施例102a及び比較例102aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例102a及び比較例102aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−21に示す。
実施例101a及び比較例101aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例101a及び比較例101aと同様にして、実施例103a及び比較例103aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例103a及び比較例103aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−21に示す。
実施例101a及び比較例101aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例101a及び比較例101aと同様にして、実施例104a及び比較例104aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例104a及び比較例104aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−21に示す。
実施例101a及び比較例101aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例101a及び比較例101aと同様にして、実施例105a及び比較例105aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例105a及び比較例105aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−21に示す。
実施例101〜105及び比較例101〜105において、表3−22に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例101a〜105a及び比較例101a〜105aと同様にして、実施例106a〜110a及び比較例106a〜110aの難燃性樹脂組成物を調製した。得られた実施例106a〜110a及び比較例106a〜110aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−22に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、及びジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−23に示す割合で添加して、ロット番号551〜554の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号551〜554の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−23に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例111aにおいて、CPS、ジチオン酸ナトリウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例111aと同様にして、ロット番号555の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号555の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−23に示す。
実施例111a及び比較例111aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例111a及び比較例111aと同様にして、実施例112a及び比較例112aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例112a及び比較例112aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−23に示す。
実施例111a及び比較例111aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例111a及び比較例111aと同様にして、実施例113a及び比較例113aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例113a及び比較例113aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−23に示す。
実施例111a及び比較例111aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例111a及び比較例111aと同様にして、実施例114a及び比較例114aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例114a及び比較例114aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−23に示す。
実施例111a及び比較例111aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例111a及び比較例111aと同様にして、実施例115a及び比較例115aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例115a及び比較例115aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−23に示す。
実施例111a〜115a及び比較例111a〜115aにおいて、表3−24に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例111a〜115a及び比較例111a〜115aと同様にして、実施例116a〜120a及び比較例116a〜120aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例116a〜120a及び比較例116a〜120aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−24に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及びピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−25に示す割合で添加して、ロット番号601〜604の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号601〜604の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−25に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例121aにおいて、AZA、ピロ硫酸カリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例121aと同様にして、ロット番号605の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号605の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−25に示す。
実施例121a及び比較例121aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例121a及び比較例121aと同様にして、実施例122a及び比較例122aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例122a及び比較例122aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−25に示す。
実施例121a及び比較例121aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例121a及び比較例121aと同様にして、実施例123a及び比較例123aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例123a及び比較例123aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−25に示す。
実施例121a及び比較例121aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例121a及び比較例121aと同様にして、実施例124a及び比較例124aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例124a及び比較例124aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−25に示す。
実施例121a及び比較例121aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例121a及び比較例121aと同様にして、実施例125a及び比較例125aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例125a及び比較例125aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−25に示す。
実施例121a〜125a及び比較例121a〜125aにおいて、表3−26に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例121a〜125a及び比較例121a〜125aと同様にして、実施例126a〜130a及び比較例126a〜130aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例126a〜130a及び比較例126a〜130aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−26に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及び硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−27に示す割合で添加して、ロット番号651〜654の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号651〜654の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−27に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例131aにおいて、AZA、硫酸カリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例131aと同様にして、ロット番号655の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号655の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−27に示す。
実施例131a及び比較例131aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例131a及び比較例131aと同様にして、実施例132a及び比較例132aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例132a及び比較例132aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−27に示す。
実施例131a及び比較例131aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例131a及び比較例131aと同様にして、実施例133a及び比較例133aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例133a及び比較例133aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−27に示す。
実施例131a及び比較例131aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例131a及び比較例131aと同様にして、実施例134a及び比較例134aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例134a及び比較例134aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−27に示す。
実施例131a及び比較例131aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例131a及び比較例131aと同様にして、実施例135a及び比較例135aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例135a及び比較例135aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−27に示す。
実施例131a〜135a及び比較例131a〜135aにおいて、表3−28に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例131a〜135a及び比較例131a〜135aと同様にして、実施例136a〜140a及び比較例136a〜140aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例136a〜140a及び比較例136a〜140aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−28に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及び二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−29に示す割合で添加して、ロット番号701〜704の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号701〜704の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−29に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例141aにおいて、AZA、二亜硫酸ナトリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例141aと同様にして、ロット番号705の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号705の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−29に示す。
実施例141a及び比較例141aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例141a及び比較例141aと同様にして、実施例142a及び比較例142aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例142a及び比較例142aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−29に示す。
実施例141a及び比較例141aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例141a及び比較例141aと同様にして、実施例143a及び比較例143aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例143a及び比較例143aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−29に示す。
実施例141a及び比較例141aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例141a及び比較例141aと同様にして、実施例144a及び比較例144aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例144a及び比較例144aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−29に示す。
実施例141a及び比較例141aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例141a及び比較例141aと同様にして、実施例145a及び比較例145aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例145a及び比較例145aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−29に示す。
実施例141a〜145a及び比較例141a〜145aにおいて、表3−30に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例141a〜145a及び比較例141a〜145aと同様にして、実施例146a〜150a及び比較例146a〜150aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例146a〜150a及び比較例146a〜150aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−30に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機カルボン酸化合物として、脂肪族カルボン酸化合物であるアジピン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「AZA」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及びジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−31に示す割合で添加して、ロット番号751〜754の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号751〜754の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−31に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例151aにおいて、AZA、ジチオン酸ナトリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例151aと同様にして、ロット番号755の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号755の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−31に示す。
実施例151a及び比較例151aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例151a及び比較例151aと同様にして、実施例152a及び比較例152aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例152a及び比較例152aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−31に示す。
実施例151a及び比較例151aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例151a及び比較例151aと同様にして、実施例153a及び比較例153aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例153a及び比較例153aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−31に示す。
実施例151a及び比較例151aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例151a及び比較例151aと同様にして、実施例154a及び比較例154aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例154a及び比較例154aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−31に示す。
実施例151a及び比較例151aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例151a及び比較例151aと同様にして、実施例155a及び比較例155aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例155a及び比較例155aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−31に示す。
実施例151a〜155a及び比較例151a〜155aにおいて、表3−32に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例151a〜155a及び比較例151a〜155aと同様にして、実施例156a〜160a及び比較例156a〜160aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例156a〜160a及び比較例156a〜160aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−32に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及びピロ硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−33に示す割合で添加して、ロット番号801〜804の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号801〜804の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−33に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例161aにおいて、CPS、ピロ硫酸カリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例161aと同様にして、ロット番号805の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号805の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−33に示す。
実施例161a及び比較例161aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例161a及び比較例161aと同様にして、実施例162a及び比較例162aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例162a及び比較例162aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−33に示す。
実施例161a及び比較例161aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例161a及び比較例161aと同様にして、実施例163a及び比較例163aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例163a及び比較例163aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−33に示す。
実施例161a及び比較例161aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例161a及び比較例161aと同様にして、実施例164a及び比較例164aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例164a及び比較例164aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−33に示す。
実施例161a及び比較例161aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例161a及び比較例161aと同様にして、実施例165a及び比較例165aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例165a及び比較例165aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−33に示す。
実施例161a〜165a及び比較例161a〜165aにおいて、表3−34に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例161a〜165a及び比較例161a〜165aと同様にして、実施例166a〜170a及び比較例166a〜170aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例166a〜170a及び比較例166a〜170aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−34に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及び硫酸カリウム(関東化学株式会社製、試薬1級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−35に示す割合で添加して、ロット番号851〜854の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号851〜854の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−35に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例171aにおいて、CPS、硫酸カリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例171aと同様にして、ロット番号855の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号855の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−35に示す。
実施例171a及び比較例171aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例171a及び比較例171aと同様にして、実施例172a及び比較例172aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例172a及び比較例172aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−35に示す。
実施例171a及び比較例171aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例171a及び比較例171aと同様にして、実施例173a及び比較例173aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例173a及び比較例173aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−35に示す。
実施例171a及び比較例171aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例171a及び比較例171aと同様にして、実施例174a及び比較例174aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例174a及び比較例174aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−35に示す。
実施例171a及び比較例171aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例171a及び比較例171aと同様にして、実施例175a及び比較例175aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例175a及び比較例175aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−35に示す。
実施例171a〜175a及び比較例171a〜175aにおいて、表3−36に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例171a〜175a及び比較例171a〜175aと同様にして、実施例176a〜180a及び比較例176a〜180aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例176a〜180a及び比較例176a〜180aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−36に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及び二亜硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−37に示す割合で添加して、ロット番号901〜904の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号901〜904の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−37に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例181aにおいて、CPS、二亜硫酸ナトリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例181aと同様にして、ロット番号905の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号905の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−37に示す。
実施例181a及び比較例181aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例181a及び比較例181aと同様にして、実施例182a及び比較例182aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例182a及び比較例182aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−37に示す。
実施例181a及び比較例181aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例181a及び比較例181aと同様にして、実施例183a及び比較例183aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例183a及び比較例183aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−37に示す。
実施例181a及び比較例181aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例181a及び比較例181aと同様にして、実施例184a及び比較例184aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例184a及び比較例184aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−37に示す。
実施例181a及び比較例181aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例181a及び比較例181aと同様にして、実施例185a及び比較例185aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例185a及び比較例185aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価の評価を行った。結果を表3−37に示す。
実施例181a〜185a及び比較例181a〜185aにおいて、表3−38に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例181a〜185a及び比較例181a〜185aと同様にして、実施例186a〜190a及び比較例186a〜190aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例186a〜190a及び比較例186a〜190aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−38に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)、有機スルホン酸化合物として、脂肪族スルホン酸化合物であるカンファースルホン酸(関東化学株式会社製、試薬1級、以下「CPS」と略記する)、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)、及びジチオン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、試薬特級)をポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表3−39に示す割合で添加して、ロット番号951〜954の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号951〜954の難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様の方法により、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
−樹脂組成物の調製−
実施例191aにおいて、CPS、ジチオン酸ナトリウム、ポリ燐酸アンモニウム、及びポリエチレングリコールを添加しなかった以外は、実施例191aと同様にして、ロット番号955の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号955の樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
実施例191a及び比較例191aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕に変えた以外は、実施例191a及び比較例191aと同様にして、実施例192a及び比較例192aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例192a及び比較例192aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
実施例191a及び比較例191aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)に変え、該ポリ乳酸を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例191a及び比較例191aと同様にして、実施例193a及び比較例193aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例193a及び比較例193aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
実施例191a及び比較例191aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)に変え、該ポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例191a及び比較例191aと同様にして、実施例194a及び比較例194aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例194a及び比較例194aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
実施例191a及び比較例191aにおいて、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕に変え、該ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した以外は、実施例191a及び比較例191aと同様にして、実施例195a及び比較例195aの樹脂組成物を調製した。
得られた実施例195a及び比較例195aの樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−39に示す。
実施例191a〜195a及び比較例191a〜195aにおいて、表3−40に示すように、ポリエチレングリコール(和光純薬工業株式会社製、試薬1級、数平均分子量=50万)を、ポリビニルアルコール(関東化学株式会社製、試薬1級、数平均分子量=2,000)に変えた以外は、実施例191a〜195a及び比較例191a〜195aと同様にして、実施例196a〜200a及び比較例196a〜200aの難燃性樹脂組成物を調製した。
得られた実施例196a〜200a及び比較例196a〜200aの難燃性樹脂組成物について、実施例1aと同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表3−40に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、該ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表4−1に示す割合で添加して、ロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号1〜3の難燃性樹脂組成物について、以下のようにして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表4−1に示す。
各難燃性樹脂組成物を、タンブラー(「タンブルミキサーTM−50型」、日水加工株式会社製、8枚羽)を用いて攪拌羽回転速度300rpmで4分間、攪拌し、混合した。これを射出成形機(クロックナー社製、F−85型、型締め圧力:85ton)を用いて、UL94で示される各厚み(1/16in:1.47〜1.59mm)の燃焼試験片が共取りできるように設計された金型を用いて成形し、試験片を作製した。
得られた試験片について、UL94Vの垂直燃焼試験方法に基づき、燃焼試験を行った。なお、燃焼時間は2回着火の和で、試験片5片の平均である。得られた結果を、以下の基準に従って、UL94 V0、V1、V2のいずれかの等級に評価した。なお、これらのいずれも満たさないものは、「不合格」とした。
〔評価基準〕
V0:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が10秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V1:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ全試料とも脱脂綿に着火する微粒炎を落下しない。
V2:点火炎を取り除いた後の平均燃焼時間が30秒間以下、かつ脱脂綿に着火する微粒炎を落下する。
150tonの型締め圧力の射出成形機を用い、厚み1.6mm、幅12.7mm、長さ127mmの試験片を成形した。この時、成形された試験片の長さが60mm以下を×、61〜120mmを△、121〜127mmを○とし、評価した。
−樹脂組成物の調製−
参考例1において、ポリ燐酸アンモニウムを添加しなかった以外は、参考例1と同様にして、ロット番号4の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号4の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表4−1に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例1において、ポリ燐酸アンモニウムをポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し25質量部添加した以外は、参考例1と同様にして、ロット番号5の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号5の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験、成形性、及び混練性の評価を行った。結果を表4−1に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)85質量%とポリブチレンテレフタレート(ジュラネックス2000、ポリプラスチック株式会社製)15質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂100質量部に対し表4−2に示す割合で添加して、ロット番号6〜8の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号6〜8の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−2に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例2において、ポリ燐酸アンモニウムを添加しなかった以外は、参考例2と同様にして、ロット番号9の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号9の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−2に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸(PLA)(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−2000)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸100質量部に対し表4−3に示す割合で添加して、ロット番号10〜12の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号10〜12の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−3に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例3において、ポリ燐酸アンモニウムを添加しなかった以外は、参考例3と同様にして、ロット番号13の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号13の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−3に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例3において、ポリ燐酸アンモニウムをポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し40質量部添加した以外は、参考例3と同様にして、ロット番号14の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号14の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験、及び成形性の評価を行った。結果を表4−3に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリ乳酸を含むアロイ樹脂(ユニチカ株式会社製、テラマック(登録商標)TE−1030、高剛性グレード、ポリカーボネートを約50質量%含むアロイ樹脂)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表4−4に示す割合で添加して、ロット番号15〜17の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号15〜17の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−4に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例4において、ポリ燐酸アンモニウムを添加しなかった以外は、参考例4と同様にして、ロット番号18の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号18の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−4に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂〔ポリエチレンテレフタレート(三井PETJ120、三井化学株式会社製)50質量%とポリ乳酸(テラマック(登録商標)TE−2000、ユニチカ株式会社製)50質量%を混合したアロイ樹脂〕を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で80℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸アンモニウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂100質量部に対し表4−5に示す割合で添加して、ロット番号19〜21の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号19〜21の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−5に示す。
−樹脂組成物の調製−
参考例5において、ポリ燐酸アンモニウムを添加しなかった以外は、参考例5と同様にして、ロット番号22の樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号22の樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−5に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表4−6に示す割合で添加して、ロット番号23〜25の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号23〜25の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−6に示す。
−難燃性樹脂組成物の調製−
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂(「三井PETJ120」、三井化学株式会社製)を除湿乾燥機(株式会社松井製作所製、PO−200型)で110℃にて10時間乾燥した後、ポリ燐酸(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100質量部に対し表4−7に示す割合で添加して、ロット番号26〜28の難燃性樹脂組成物を調製した。
得られたロット番号26〜28の難燃性樹脂組成物について、参考例1と同様にして、燃焼試験を行った。結果を表4−7に示す。
Claims (11)
- 熱可塑性ポリエステル系樹脂と、難燃剤とを含有してなり、
前記難燃剤が、(B)ピロ硫酸の金属塩、二亜硫酸の金属塩及びジチオン酸の金属塩の少なくともいずれかを、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対して0.01質量部〜2.0質量部含有することを特徴とする難燃性樹脂組成物。 - 更に(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかを含有する請求項1に記載の難燃性樹脂組成物。
- 金属塩が、ナトリウム塩及びカリウム塩のいずれかである請求項1から2のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- 難燃剤が、更に(A)ポリエチレングリコールを含有する請求項1から3のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- 更に(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかと、難燃剤として、(A)ポリエチレングリコールと、を含有し、
前記(A)ポリエチレングリコールと、前記(C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかとの質量比が、(A):(C)=5:1〜50:1である請求項1に記載の難燃性樹脂組成物。 - (C)有機スルホン酸化合物、有機カルボン酸化合物及びこれらの金属塩の少なくともいずれかの含有量が、熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し0.0002質量部〜0.8質量部である請求項2から5のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- 熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し、(A)ポリエチレングリコールを0.025質量部〜3.0質量部含有する請求項4から6のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- 更に熱可塑性ポリエステル系樹脂100質量部に対し、(D)ポリ燐酸及びその塩の少なくともいずれかを0.02質量部以上0.5質量部未満含有する請求項1から7のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- (D)ポリ燐酸の塩が、ポリ燐酸ナトリウム及びポリ燐酸アンモニウムのいずれかである請求項8に記載の難燃性樹脂組成物。
- 熱可塑性ポリエステル系樹脂が、縮重合系ポリエステル樹脂である請求項1から9のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
- 熱可塑性ポリエステル系樹脂が、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂を含むアロイ樹脂、ポリ乳酸、ポリ乳酸を含むアロイ樹脂、並びにポリエチレンテレフタレート樹脂及びポリ乳酸を含むアロイ樹脂のいずれかである請求項1から10のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
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