JPWO2013132782A1 - ウェットティッシュ包装体 - Google Patents

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Abstract

収納容器を確実に密閉し、ウェットティッシュ連続体の湿潤状態を維持することが可能なウェットティッシュ包装体を提供する。所定間隔ごとに分離部が形成されたウェットティッシュ連続体を収納可能であって、前記分離部で前記ウェットティッシュ連続体と分離されたウェットティッシュを外方向へ引き出すための開口部が形成された収納容器と、前記収納容器の前記開口部に取り付けられていて、前記ウェットティッシュ連続体が通過する際に抵抗を付与するための取出孔が形成された取出孔形成部と、前記取出孔を通過した前記ウェットティッシュ連続体の先端を収納可能な収納空間とを有する取出孔形成部材と、前記収納空間から外方から閉塞及び開放自在な蓋体とが設けられたウェットティッシュ包装体において、前記取出孔形成部材の前記収納空間と前記収納容器内の空間との間を前記取出孔以外の領域において連通させる連通部、が設けられる。

Description

本発明は、複数のウェットティッシュからなるウェットティッシュ連続体を収納容器の中に収納包装したウェットティッシュ包装体に関する。
従来から、お手拭用、又は乳幼児、病人若しくは老人のお尻拭き用などに使用するウェットティッシュが広く知られている。ウェットティッシュは、基布に薬液等を含浸させたものである。ウェットティッシュは、基布が薬液等で濡れた状態を維持することができるように、密封された収納容器の中に収納されており、必要に応じて収納容器から取り出すことができるように構成されている。
収納容器は、円筒形状をしたボトルタイプのものが従来から広く使用されている。ボトルタイプの収納容器には、ロール状に巻かれたウェットティッシュ連続体が収納されていることが多い。このウェットティッシュ連続体には、所定間隔でミシン目線の切れ目等による分断部(即ち、分離部)が形成されており、分離部でウェットティッシュ連続体の一部を切断する等によりウェットティッシュ連続体を分離部で分離すると、シート状のウェットティッシュとなる。
また、近年は、ボトルタイプのウェットティッシュ包装体に代わり、収納容器が袋状に形成された袋タイプのウェットティッシュ包装体を用いることも多くなっている。袋タイプのウェットティッシュ包装体は、折り重ねたウェットティッシュ連続体を袋体の中に収納しており、袋体に開口形成された開口部から、ウェットティッシュ連続体を構成するウェットティッシュを外部へ取り出せるように構成されている。袋体の開口部は、ウェットティッシュ連続体に形成された分離部において、該ウェットティッシュ連続体からウェットティッシュを分断することができるように構成されている。また、袋体には、通常は開口部を開閉するための蓋体が設けられている。蓋体としては、例えば袋体と同様のフィルム材質を用いたフラップ状のものが多く用いられている(例えば、特許文献1,2)
特開2004−196303号公報 特開2010−173649号公報
このように形成された袋タイプのウェットティッシュ包装体は、使用者がウェットティッシュを取り出さない時は、蓋体が開口部を閉塞するよう袋体の表面付近に貼り付けられている。ウェットティッシュ包装体においては、この蓋体によって、袋体の内部が密閉状態にされ、袋体に収納されているウェットティッシュに含浸された薬液等が揮発するのを防止している。
また、蓋体の奥に位置には、ウェットティッシュ包装体が引き出される際に、そこを通過するウェットティッシュ連続体に摩擦抵抗を付与する取出孔が形成されている。そして、取出しにおいてウェットティッシュ連続体に一定以上の抵抗が作用すると、それにより引き出し端寄りの位置にある分離部でウェットティッシュ連続体が分離される。
しかしながら、袋タイプのウェットティッシュ包装体は、ウェットティッシュを消費していくと、袋体内におけるウェットティッシュ連続体の嵩が低くなり、ウェットティッシュ連続体が通過し易くなって分離部での分離のタイミングに遅れがでる。すると、分離されて残された側のウェットティッシュ連続体の先端部分が蓋体で密封されるべき開口部から余分に引き出されてはみ出して、ウェットティッシュ包装体を確実に密閉することができなくなり、ウェットティッシュの湿潤状態が維持できなくなるという問題があった。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、収納容器をよく密閉することができて収納容器に収納されたウェットティッシュの湿潤状態を維持することができるウェットティッシュ包装体を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)所定間隔ごとに分離部が形成されたウェットティッシュ連続体を収納可能であって、前記分離部で前記ウェットティッシュ連続体と分離されたウェットティッシュを外方向へ引き出すための開口部が形成された収納容器と、
前記収納容器の前記開口部に取り付けられていて、前記ウェットティッシュ連続体が通過する際に抵抗を付与するための取出孔が形成された取出孔形成部と、前記取出孔を通過した前記ウェットティッシュ連続体の先端を収納可能な収納空間とを有する取出孔形成部材と、
前記収納空間から外方から閉塞及び開放自在な蓋体とが設けられたウェットティッシュ包装体において、
前記取出孔形成部材の前記収納空間と前記収納容器内の空間との間を前記取出孔以外の領域において連通させる連通部、が設けられていることを特徴とするウェットティッシュ包装体、
(2)前記連通部が、前記収納空間の底部の周縁領域に形成されている上記(1)記載のウェットティッシュ包装体、
(3)前記取出孔形成部が前記収納容器空間内側に向かって凸に湾曲した湾曲した板状に形成されていて、その凸状に膨らんだ領域により前記連通部が形成されている上記(2)記載のウェットティッシュ包装体、
(4)前記取付孔形成部が、上記取付孔形成部材に片持ち支持されていて、その片持ち支持部を中心に前記取付孔形成部の自由端側が上記収納容器内の空間側に回動することにより、上記連通部が形成され或いは広げられる上記(1)から(3)のいずれかに記載のウェットティッシュ包装体、
(5)前記取出孔形成部材は、該取出孔形成部材の取付面を前記収納容器の内面側に向かい合わせて前記収納容器に取り付けられている上記(1)記載のウェットティッシュ包装体、
を要旨とする。
本発明に係るウェットティッシュ包装体によれば、分離部におけるウェットティッシュ連続体の分離のタイミングが遅れて、ウェットティッシュ連続体の先端部分が余分に引き出されて収納空間内に長くなってしまっても、そのウェットティッシュ連続体の先端部分を、連通部を通じて収納容器の内部に押し込んで逃すことができる。その蓋体を確実に閉じて収納容器を密閉することができ、収納容器の内部に収納されたウェットティッシュ連続体に含浸した薬液等が揮発するのを防止することが可能になる。また、本発明に係るウェットティッシュ包装体によれば、使用者に対して、常に薬液等が含浸した状態のウェットティッシュを提供することも可能になる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の外観構成を表す外観斜視図である。 図2は、図1のA−A線断面を表した断面図である。 図3(a)(b)は、ウェットティッシュ連続体の構成を表した図であり、(a)図は、ウェットティッシュ連続体の分断部の構成を表した部分拡大図、(b)図は、ウェットティッシュ連続体の分断部の位置を説明するための説明図である。 図4(a)(b)は、ウェットティッシュ連続体の別の形態を模式的に表した模式図であり、(a)図は、Z折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体を表した図、(b)図は、WZ折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体を表した図である。 図5(a)(b)は、蓋体を形成した取出孔形成部材の外観構成を表した外観斜視図であり、(a)図は、蓋体を閉じた状態を表した外観斜視図、(b)図は、蓋体を開いた状態を表した外観斜視図である。 図6(a)(b)は、蓋体を形成した取出孔形成部材の外観構成を表した外観斜視図であり、(a)図は、蓋体を開き、仕切り部を取り除いた状態を表した外観斜視図、(b)図は、取出孔形成部材を下面側から見た場合の外観構成を表した外観斜視図である。 図7(a)(b)は、取出孔形成部材の断面図であり、(a)図は、図5(b)のB−B線断面を表した断面図、(b)図は、図6(a)のC−C線断面を表した断面図である。 図8(a)(b)(c)は、仕切り部を取り除く手順を説明するための説明図であり、(a)図は仕切り部を取り除く前の状態を表す説明図、(b)図は仕切り部を取り除いている状態を表す説明図、(c)図は仕切り部を取り除いた状態を表す説明図である。 図9(a)(b)は、ウェットティッシュを取り出す際の手順、及び本発明に係るウェットティッシュ包装体の作用効果を説明するための説明図であり、(a)図は摘み孔に指を入れる時のウェットティッシュ包装体の状態を表す説明図、(b)図はウェットティッシュ連続体の先端を摘んでいる状態を表す説明図である。 図10は、ウェットティッシュ連続体が取出孔等を通過して引き出される様子を表す説明図である。 図11(a)(b)(c)は、ウェットティッシュを取り出す際の手順、及び本発明に係るウェットティッシュ包装体の作用効果を説明するための説明図であり、(a)図は摘み孔からウェットティッシュを取り出している状態を表す説明図、(b)図はウェットティッシュを取り出した状態を表す説明図、(c)図はウェットティッシュを収納空間内に収納した状態を表す説明図である。 図12(a)(b)は、本発明の第2の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の取出孔形成部材の外観構成を表した図であり、(a)図は蓋体を開いた状態を表した外観斜視図、(b)図は閉塞部を取り除いた状態を表した平面図である。 図13(a)(b)は、本発明の第3の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の取出孔形成部材の外観斜視図であり、(a)図は蓋体を閉じた状態を表した外観斜視図、(b)図は蓋体を開いた状態を表した外観斜視図である。 図14(a)(b)は、蓋体を形成した取出孔形成部材の外観構成を表した外観斜視図であり、(a)図は、蓋体を開き、仕切り部を取り除いた状態を表した外観斜視図、(b)図は、取出孔形成部材を下面側から見た場合の外観構成を表した外観斜視図である。 図15(a)(b)(c)は、ウェットティッシュを取り出す際の手順、及び第3の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の作用を説明するための説明図であり、(a)図はウェットティッシュを引き出す前の状態を表す説明図、(b)図はウェットティッシュを引き出している状態を表す説明図、(c)図はウェットティッシュを収納空間に収納している状態を表す説明図である。 図16(a)(b)は、本発明の第4の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の取出孔形成部材の外観斜視図であり、(a)図は、蓋体を開き、仕切り部を取り除いた状態を表した外観斜視図、(b)図は、取出孔形成部材を下面側から見た場合の外観構成を表した外観斜視図である。 図17(a)(b)(c)は、第4の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の作用の説明をするための説明図であり、(a)図はウェットティッシュを引き出す前の状態を表す説明図、(b)図は、ウェットティッシュを引き出している状態を表す説明図、(c)図は、ウェットティッシュを収納空間に収納している状態を表す説明図である。
本発明に係るウェットティッシュ包装体の第1の実施の形態の構成について、図1から図11に基づいて説明する。なお、本明細書における上下前後左右は、図1に示す上下前後左右方向を言うものとする。また、本明細書においては、収納容器の一形態として袋体を用いた例について説明するが、収納容器としては袋体以外のものを任意に選択して使用してもよい。例えば、収納容器としては、プラスチック等の樹脂材料によって形成されたものを使用してもよい。また、本明細書において、「ウェットティッシュ包装体の未使用品」とは、製造時に収納容器内に収納したウェットティッシュ連続体が収納容器外に取り出されたことがなく、かつ後述する仕切り部や閉塞部が取り除かれていないものを意味する。
図1に示すように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1は、上部に開口部2が開口形成された袋体3(即ち、収納容器)と、この袋体3の内面側にホットメルト等の任意な方法によって取り付けられた取出孔形成部材4と、取出孔形成部材4に取り付けられた蓋体5とを備えている。また、図2に示すように、ウェットティッシュ包装体1は、袋体3の内部にウェットティッシュ連続体6を収納している。
まず、ウェットティッシュ連続体6の構成について説明する。なお、本明細書においては、「ウェットティッシュ連続体」とは、後述する方法によって折り畳み状に積層され、袋体3内に収納されたものを意味し、「ウェットティッシュ」とは、ウェットティッシュ連続体6から分断されたシート状のもの、又はウェットティッシュ連続体6を構成するシート状のものを意味する。本実施の形態、後述する第2の実施の形態、第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、ウェットティッシュ連続体の一例として折り畳み状に積層されたものを用いて説明するが、ウェットティッシュ連続体の構成はこれに限定されるものではない。例えば、ウェットティッシュ連続体として、ロール状に巻かれたものを使用してもよいし、これ以外の構成のものを使用してもよい。
ウェットティッシュ連続体6は、例えば、合成繊維若しくは天然繊維からなる紙、織布又は不織布等を用いて成形された基布に薬液等を含浸させたものである。薬液等としては、例えば、アルコール類、水又はこれらの混合物が挙げられる。また、薬液には、香料、抗菌剤、消臭剤、界面活性剤、防腐剤、色素、消泡剤、酸化防止剤、清澄剤、可溶化剤、pH調整剤等を任意に選択して配合してもよい。なお、ウェットティッシュ連続体6を構成する基布及び薬液等について上記した材質は一例であり、上記した以外のものを任意に選択して用いてもよい。
ウェットティッシュ連続体6には、ウェットティッシュがミシン目等で繋がって構成されているもの、及び、個別独立した枚葉のウェットティッシュが後述するZ折等で折りたたまれるとともに折り畳まれた複数のウェットティッシュが互いに接触して構成されているものの双方が含まれる。また、本明細書においてウェットティッシュがウェットティッシュ連続体6から分断されるとは、例えば、ウェットティッシュがミシン目等で繋がって構成されている場合には、ウェットティッシュ連続体6がミシン目等の位置で引き裂かれてウェットティッシュとされることになる部分がウェットティッシュ連続体6から引き離されることを示し、また、個別に独立した枚葉のウェットティッシュが後述するZ折等を適宜用いて折り畳まれるとともに複数のウェットティッシュが互いに接触した構造を有してウェットティッシュ連続体6が構成されている場合には、複数のウェットティッシュが互いに接触した部分で、先端の一葉のウェットティッシュが剥がされてウェットティッシュ連続体6から引き離されることを示す。なお、ウェットティッシュ連続体6においてウェットティッシュが引き離されることになる部分を分離部と呼ぶ。
ウェットティッシュ連続体6について具体例を挙げて説明すると、図3に示すウェットティッシュ連続体6は、複数の折り返し部としての第1の折り返し部8及び第2の折り返し部9を有しており、連続して折り畳み状に積層されている。このウェットティッシュ連続体6には、所定間隔毎に分断部10(即ち、分離部)が形成されている。分断部10は、ウェットティッシュ連続体6の先端部を引き出した際に作用する引張力によって分断(即ち、分離)するように形成されている。図3(a)には、本実施の形態に係るウェットティッシュ連続体6の分断部10の一例を示す。分断部10は、ウェットティッシュ連続体6の先端部が引き出される際に、該ウェットティッシュ連続体6に付与される引張力により分断することができるように形成されている。図3(a)に示すように、分断部10は、ウェットティッシュ連続体6の幅方向に一定の間隔で複数の空間11が形成されており、この空間11の間に、ウェットティッシュ連続体6を構成するウェットティッシュ7同士を繋ぐ繋ぎ部12が形成されている。本実施の形態では、繋ぎ部12は、ウェットティッシュ連続体6の幅方向に対して3か所に形成されているが、この繋ぎ部12の形状はこれに限定されるものではない。また、分断部10は、引張り力が作用した時に分断されるように構成されていればよく、例えば、空間11と繋ぎ部12との間隔を短くしてミシン目状に形成してもよいし、これ以外の形状であってもよい。
図3(b)は、分断部10がウェットティッシュ連続体6においてどの位置に位置するかを表した説明図である。この図では、黒丸で示した箇所が分断部10の位置を表している。図3(b)に示すように、ウェットティッシュ連続体6は、分断部10が第1の折り返し部8と第2の折り返し部9との間の中央部に位置し、且つ上下方向の関係では、分断部10があるものと分断部10がないものとが交互に位置するように構成されている。
上記の例では、ウェットティッシュ連続体6に分離部として分断部10が形成されている場合について説明したが、ウェットティッシュ連続体6の形態はこれに限定されず、他の形態であってもよい。具体的に、次に例示するように、ウェットティッシュ連続体6は、折り畳まれた独立した2枚のウェットティッシュが重なり合う所定の部分が分断部(即ち、分離部)とされて形成されてもよい。ウェットティッシュ連続体6の他の形態の構成の例を図4に示す。図4(a)は、Z折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体、図4(b)は、WZ折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体の構成を表したものである。なお、ウェットティッシュ連続体6の折り構成は、ウェットティッシュ7が引き上げられた時に次のウェットティッシュ7が順次連続して引き上げられ、ウェットティッシュ7と次のウェットティッシュ7とが分離した後に、次のウェットティッシュ7の端部が後述する取出孔26から飛び出した状態(以下においては、この状態のことを「ポップアップ」と言うこともある。)となるように構成されていればよく、上記したZ折りやWZ折りのみならず、W折りやこれ以外の他の折り構成であってもよい。
図4(a)に示すように、Z折りの折り構成を有するウェットティッシュ連続体6は、Z字状に折られたウェットティッシュを複数積層して構成されている。また、Z折りの折り構成を有するウェットティッシュ連続体6は、ウェットティッシュ7aの終端の上面7cと、次のウェットティッシュ7bの始端の下面7dとが重なり合うように積層されており、ウェットティッシュ7aを引き出すと、このウェットティッシュ7aの終端が次のウェットティッシュ7bの始端を引き上げるように作用する。そして、次のウェットティッシュ7bの始端が後述する取出孔26から該取出孔26の上部へ引き出された時に、ウェットティッシュ7aの終端と次のウェットティッシュ7bの始端とが分離するように構成されている。すなわち、ウェットティッシュ7aの終端と次のウェットティッシュ7bの始端との重なり合う部分が分断部(即ち、分離部)をなし、この分離部でウェットティッシュ7aが次のウェットティッシュ7bを有するウェットティッシュ連続体6から引き離されるのである。
図4(b)に示すように、WZ折りの折り構成を有するウェットティッシュ連続体6は、Z字状に折られたウェットティッシュ7eと、W字状に折られたウェットティッシュ7fとを交互に積層して構成されている。図4(b)の場合には、Z折りされたウェットティッシュ7eの終端の上面7gと、次に位置するW折りされたウェットティッシュ7fの始端の下面7hとが重なり合うように積層されており、Z折りされたウェットティッシュ7eを引き出すと、このウェットティッシュ7eの終端が次のW折りされたウェットティッシュ7fの始端を引き上げるように作用する。そして、このW折りされたウェットティッシュ7fの始端が後述する取出孔26から該取出孔26の上部へ引き出された時に、Z折りされたウェットティッシュ7eの終端とW折りされたウェットティッシュ7fの始端とが分離するように構成されている。なお、W折りされたウェットティッシュ7fを引き出した後にZ折りされたウェットティッシュ7iの始端が引き出される時も、同様の作用によって引き上げられる。すなわち、ウェットティッシュ7eの終端と次のウェットティッシュ7fの始端との重なり合う部分やウェットティッシュ7fの終端と次のウェットティッシュ7iの始端との重なり合う部分が分断部(即ち、分離部)をなし、この分離部でウェットティッシュ7e、7fが次のウェットティッシュ7f、7i有するウェットティッシュ連続体6から引き離されるのである。
なお、ウェットティッシュ連続体6の構成はこれに限定されるものではなく、袋体3に収納可能な構成であればどのような形状にしてもよい。例えば、本実施の形態では、分断部10の位置が第1の折り返し部8と第2の折り返し部9との間の中央部に位置するようにしているが、中央部以外の場所に分断部10を配置してもよい。また、第1の折り返し部8又は第2の折り返し部9が形成される位置に分断部10を配置してもよい。さらには、本実施の形態では、ウェットティッシュ連続体6の上下方向の関係では分断部10があるものと分断部10がないものとが交互に位置するように構成されているが、分断部10のあるものが上下に重なるように折り畳んでもよい。また、分断部10が、第1の折り返し部8が形成される位置と第2の折り返し部9が形成される位置との両方の位置にあってもよい。また、分断部も、上記した以外の構成としてもよい。
次に、袋体3の構成について説明する。袋体3は、ウェットティッシュ連続体6を内部に収納するための収納容器である。袋体3は、気密性を有する可撓性のあるプラスチックフィルム等により、例えばピロー形状の袋状に形成されている。また、図1に示すように、袋体3は、前後方向の両端がヒートシール等によって気密に封止されている。
図2に示すように、袋体3は、内層13と外層14の2層で構成されている。内層13には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、塩化ビニル、塩化ビニリデン、セロハン等のプラスチックからなるフィルム若しくはこれら2種以上からなる積層フィルム又はこれらの単体フィルム、積層フィルムにアルミ箔を積層してなる複合フィルム等が用いられる。外層14には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが用いられる。なお、本実施の形態では、内層13及び外層14の2層から構成された袋体3を用いているが、袋体3の構成はこれに限定されるものではない。例えば、袋体3を3層以上の多層にしてもよいし、1層で構成してもよい。また、内層13及び外層14の材質は、上記したものに限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、袋体3には開口部2が形成されている。開口部2は、収納容器としての袋体3の中に収納されたウェットティッシュ連続体6から分断したウェットティッシュ7を外方へ引き出すためのものである。本実施の形態では、開口部2は袋体3の上部に四角形状の開口として形成されているが、開口部2の形状はこれに限定されるものではない。また、開口部2は、ウェットティッシュ7を外方へ引き出すことができればよく、その大きさは任意に調節してよい。
図2に示すように、袋体3の内側には取出孔形成部材4が取り付けられている。取出孔形成部材4は、後述する摘み孔22や取出孔26等の位置と袋体3の開口部2の位置とが一致する位置に取り付けられている。取出孔形成部材4を袋体3に取り付ける方法としては、例えばホットメルト等によるものが挙げられるが、これに限定されるものではなく、任意に選択した種々の方法を用いてよい。また、本明細書では、取出孔形成部材は、摘み孔と取出孔の位置が袋体の開口部の位置と一致する位置に取り付けられている例を用いて説明しているが、摘み孔の位置、取出孔の位置及び開口部の位置が一致していなくてもよい。
図5(a)に示すように、本実施の形態に係る取出孔形成部材4と蓋体5とは、ヒンジ部5aを介して一体成型により形成されている。
取出孔形成部材4は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料で形成されている。本実施の形態では、取出孔形成部材4を射出成形等の方法により一体成型したものを用いて説明するが、取出孔形成部材4の各部を別体で形成して組み合わせてもよい。また、取出孔形成部材4は、上記した以外の方法で形成されていてもよい。
図5(a)、図5(b)及び図6(a)に示すように、取出孔形成部材4は、該取出孔形成部材4を袋体3に取り付けるためのベース部としての基板21、ウェットティッシュ7を袋体3の外方へ取り出すための摘み孔22を通じてウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納可能な収納空間23、及びウェットティッシュ連続体6の分断部10でウェットティッシュ7を分断する取出孔26を開口形成した取出孔形成部27を有している。また、この例に示す取出孔形成部材4は、摘み孔22を閉塞するように設けられ収納空間23を複数に仕切る仕切り部24、仕切り部24の周縁部に形成され所定のせん断力が作用した時に破壊する脆弱部25を備える。
基板21は、四角形状の平板状に形成されており、上側の面が袋体3の内面側に取り付けられる時の取付面となるように形成されている。図5(a)の符号28が取付面である。取出孔形成部材4が袋体3に取り付けられた状態において、基板21に形成された取付面28は袋体3内面側に向かい合わせた状態とされている。また、基板21には、ヒンジ部5aを介して蓋体5が一体成型されている。基板21には、略中央部に取出凹部29が形成されている。取出凹部29は、基板21に対して高さ方向の位置が一段下がった凹状に形成されている。また、この取出凹部29は、取出孔形成部材4を平面視した時の形状が円形状となるように形成されている。
取出凹部29には、縦壁部30が立設するように形成されている。この縦壁部30は、取出孔形成部材4を平面視した時の形状が円形状となるように形成されている。また、縦壁部30は、該縦壁部30の外径が取出凹部29の内径よりも小径となるように形成されている。さらに、縦壁部30は、取出凹部29の内壁29aの中心の位置と縦壁部30の中心の位置とが一致する位置に形成されている。すなわち、縦壁部30は、取出凹部29の内壁29aにより描かれる円と縦壁部30により描かれる円とが同心円となるように形成されている。また、図7に示すように、この縦壁部30は、上面の高さ方向の位置が基板21の上面の高さ方向の位置よりも低くなるように形成されており、蓋体5を閉じた時に、蓋体5の上面と基板21の上面とが略面一となるように形成されている。なお、本明細書では、縦壁部30の中心の位置が内壁29aの中心の位置と一致するように形成した例を用いて説明するが、これらの位置は、一致させずにずれていてもよい。
図6(a)に示すように、摘み孔22は、使用者がウェットティッシュ7を取り出す際に、該ウェットティッシュ7を構成するウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘み、ウェットティッシュ7を袋体3の外方へ引き出すためのものである。この摘み孔22は、縦壁部30の内周側に開口形成されている。この摘み孔22は、使用者が袋体3の中に収納されているウェットティッシュ連続体6の先端部6aを指で摘み、該先端部6aを取り出すことができる大きさに形成されている。本実施の形態では、摘み孔22の孔径は、縦壁部30の内径と略同径となるように形成されている。なお、この摘み孔22の孔径は、使用者がウェットティッシュ連続体6の先端部6aを指で摘み、該先端部6aを取り出すことができればよく、本実施の形態の大きさや形状に限定されるものではなく、その大きさや形状は任意に選択してよい。例えば、摘み孔22を大きく形成すれば、使用者が摘み孔22に指を挿入しやすくなるので、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを引き出す際に引き出しやすくなり、取扱い性が向上する。一方、摘み孔22を小さく形成すれば、取出孔形成部材4を小型化することができ、取出孔形成部材4の製造コストを大幅に低減することができる。また、摘み孔を平面視した時の該摘み孔の形状は円形以外の他の形状であってもよい。
図5(b)に示すように、摘み孔22は、ウェットティッシュ包装体1が未使用品である場合には、後述する仕切り部24により閉塞されており、仕切り部24を取り除くことによって、図6(a)に示すように開口形成される。
収納空間23は、摘み孔22を通じてウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納するためのものであり、図7(b)において点線で示す空間である。この収納空間23は、蓋体5が閉じられると、袋体3の内部の空間とともに密閉される。ウェットティッシュ包装体1は、該ウェットティッシュ包装体1が未使用品である場合には、摘み孔22が仕切り部24によって閉塞されているため、収納空間23は、仕切り部24によって、袋体3の内部に通じる側の空間と、該袋体3の外部に通じる側の空間とに仕切られている。そして、仕切り部24が取り除かれて摘み孔22が開口形成されると、収納空間23は図7(b)において点線で示す空間として形成される。
仕切り部24は、摘み孔22を閉塞し、袋体3の内部と外部とを仕切るためのものである。また、仕切り部24は、収納空間23を袋体3の内部に通じる側の空間と、該袋体3の外部に通じる側の空間とに分断するためのものでもある。図5(b)及び図7(a)に示すように、仕切り部24は、縦壁部30の内周側に形成されている。また、仕切り部24の上部には、タブ31が一体に形成されている。タブ31は、輪状に形成されており、奥側の一部が仕切り部24と繋がるように形成されている。
脆弱部25は、仕切り部24の周縁部に形成されている。図7(a)に示すように、脆弱部25は、仕切り部24の周縁部において該仕切り部24の肉厚よりも薄肉の溝状に形成されており、所定のせん断力が作用した時に、該せん断力によって生じる応力により破壊することができるように形成されている。ここで、「所定のせん断力」とは、仕切り部24の周縁部に形成された脆弱部25をせん断破壊させるために必要な従来から公知の大きさの力である。
取出孔形成部27は、ウェットティッシュ連続体6に形成されている分断部10においてウェットティッシュ7を分断するとともに、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aをポップアップするためのものである。図2及び図6(b)に示すように、取出孔形成部27は、袋体3の内側に向かって凸に湾曲した板状に形成されていて、その湾曲端の両端部に一対の脚部32a,32bを有している。そして、この一対の脚部32a,32bが基板21の下側に該基板21と一体的に形成されていることによって、基板21と一体的に形成されている。この取出孔形成部27は、基板21の下側において、該基板21の取出凹部29が形成されている箇所の下方に取出孔26が位置するように配置されている。また、この取出孔形成部27は湾曲形状をなすように形成されている。
図6(b)に示すように、この取出孔形成部27には、該取出孔形成部27の前後方向の略中央部に取出孔26が開口形成されている。取出孔26は、左右方向に延びる長孔形状に形成されている。この取出孔26は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6a等が通過する際、そこを通過するウェットティッシュ連続体6に摩擦抵抗力を付与することができる大きさに形成されている。また、取出孔形成部27には、取出孔26に対して、該取出孔26の前後方向両端に第1スリット33及び第2スリット34がそれぞれ形成されている。これら第1スリット33及び第2スリット34は、左右方向に延びる長孔形状に形成され、前後方向の幅が取出孔26の前後方向の幅よりも狭くなるように形成されている。また、第1スリット33及び第2スリット34は、これら第1スリット33と第2スリット34のそれぞれの幅が同じとなるように形成されている。これら第1スリット33及び第2スリット34も、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが通過する際、通過するウェットティッシュ連続体6の先端部6aに抵抗力を付与することができるように形成されている。
また、取出孔形成部27には、取出孔26と第1スリット33との間に第1突出片35が形成され、第1スリット33と第2スリット34との間に第2突出片36が形成されている。第1突出片35は、左側から右方向に向けて延びる左側突出片35aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片35bとからなり、これら左側突出片35aと右側突出片35bとの間には第1空隙部37が形成されている。また、第2突出片36は、左側から右方向に向けて延びる左側突出片36aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片36bとからなり、これら左側突出片36aと右側突出片36bとの間には第2空隙部38が形成されている。これら第1空隙部37と第2空隙部38は、左右方向において略同一直線状に位置するように形成されている。
図2及び図6(a)に示すように、取出孔形成部材4には、逃げ部39(即ち、連通部)が形成されている。逃げ部39は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間23に押し込まれた際、該先端部6aのうち収納空間23内に収納しきれなかった部分を袋体3の内部に押し込んで逃がすためのものである。この逃げ部39は、基板21、湾曲した凸状の取出孔形成部27、及び脚部32a,32bで囲まれて形成されており、収納空間23と袋体3の内部の空間とを取出孔26等以外の領域で連通させる連通部をなすように形成されている。逃げ部39は、凸状に湾曲した形状で板状の取付孔形成部の凸状に膨らんだ部分の両側部により形成されている。なお、本実施の形態では、逃げ部39は、左方向と右方向に一つずつ形成されているが、逃げ部を形成する箇所は、例えば前方向や後方向でもよいし、それ以外の場所であってもよい。また、逃げ部39は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間23と袋体3の内部の空間との間を行き来することができれば、大きさは任意に選択して用いてもよい。また、逃げ部39の数も任意に選択してよい。
なお、本実施の形態の取出孔形成部27は、一対の脚部32a,32b及び基板21とともに一体的に形成されているが、基板とは別体として形成してもよいし、これ以外の構成でもよい。
蓋体5は、取出孔形成部材4に開閉自在に設けられており、取出孔形成部材4に形成された収納空間23を閉塞又は開放することが出来るように構成されている。なお、取出孔形成部材4と蓋体5とは別体で形成してもよいし、一体成型により形成する場合には、ヒンジ以外の構成によって一体成型してもよい。蓋体5は、取出孔形成部材4と同様の材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料で形成されている。
図6(a)に示すように、蓋体5は、ヒンジ部5aを介して取出孔形成部材4に一体的に成形されている。蓋体5は、該蓋体5を平面視した時の形状が円形状となるように形成されている。また、蓋体5の周縁部には側壁41が形成されている。側壁41は、蓋体5を平面視した時の周縁部に沿って形成されている。本実施の形態では、側壁41は、円形状となるように形成されている。側壁41は、蓋体5を閉じた時の中心の位置が、摘み孔22や取出孔26と同じ位置になるように形成されている。また、側壁41は、内径が縦壁部30の外径と略同じか、又は縦壁部30の外径よりも大きく形成されており、蓋体5を閉じた時に縦壁部30の外周面と側壁41の内周面とが嵌合し、袋体3の内部を密閉することができるように形成されている。
次に、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1において、仕切り部24を取り除く手順について説明する。本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1は、使用者が使用する前の未使用品である場合には、図8(a)に示すように、取出孔形成部材4の仕切り部24が存在している。この場合には、摘み孔22は仕切り部24によって閉塞されており、収納空間23も仕切り部24によって仕切られている。なお、蓋体5は、通常は閉じているが、図8(a)では蓋体5を開けた状態を示している。
使用者がウェットティッシュ包装体1を最初に使用する時は、まず仕切り部24を取り除く。仕切り部24を取り除く場合には、使用者が指でタブ31を摘み、図8(b)中のA方向へ力を加える。このとき、タブ31が仕切り部24の上方に配置されているため、使用者がA方向に力を加えると、仕切り部24にはB方向の力が作用する。このB方向の力は、脆弱部25においてはせん断力として作用する。
使用者が加えたA方向の力によって脆弱部25にB方向のせん断力が作用すると、脆弱部25は仕切り部24よりも薄肉に形成されているために、脆弱部25に作用する応力は脆弱部25以外の場所に作用する応力よりも大きくなる。そのため、脆弱部25は、せん断破壊を生じやすく、所定の応力が作用するとせん断破壊を生じ、仕切り部24が取出孔形成部材4から取り除かれる。脆弱部25では、所定のせん断力が作用する位置から徐々にせん断破壊され、最終的に脆弱部25の全体においてせん断破壊する。脆弱部25の全体においてせん断破壊が生じると、図8(c)に示すように、仕切り部24が取り除かれて摘み孔22が開口形成される。
図8(c)に示すように、上記した通りに仕切り部24が取り除かれると、摘み孔22が開口形成されるとともに、仕切り部24によって仕切られていた収納空間23も一つの空間として形成される。このように、仕切り部24を取り除くと、袋体3の中に収納されているウェットティッシュ連続体6の先端部6aを取り出せるようになる。
次に、使用者がウェットティッシュ連続体6を引き出す手順について説明する。上記した手順で摘み孔22を開口形成すると、該摘み孔22を通じて袋体3の内部に配置された取り出孔形成部材の取出孔形成部27と取出孔26が袋体3の外部から視認できる。これは、取出孔形成部材4が、摘み孔22の前後左右方向の位置と袋体3の開口部2の前後左右方向の位置と一致する位置に取り付けられているからである。
図9(a)に示すように、ウェットティッシュ包装体1は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが取出孔形成部27の取出孔26よりも上に引き出されていない場合がある。例えば、ウェットティッシュ包装体1が未使用品である場合や、袋体3内のウェットティッシュ連続体6の先端部6aがポップアップされずに取出孔形成部27よりも下方へ落ちている場合などである。
この場合、使用者は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを引き出す。該先端部6aを引き出す際、使用者は、先の手順で開口形成した摘み孔22の中に指を入れ、取出孔形成部27を下側に押すなどして、取出孔形成部材4(袋体3の上部も含む)を図9(a)中のC方向へ移動させ、該取出孔形成部27の下端面の最下端部をウェットティッシュ連続体6の上面に接近させる。なお、図9(a)において、二点鎖線で記載した取出孔形成部材は、該最下端部をウェットティッシュ連続体6の上面に接近させた一例として、取出孔形成部27の下端面の最下端部をウェットティッシュ連続体6の上面と接触させた状態を表している。
次に、図9(b)に示すように、使用者が指先でウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘み、取出孔26を通して引き上げる。このとき、ウェットティッシュ連続体6の先端部6a端部は前後方向に延びるように位置しており、左右方向においては、摘み孔22及び取出孔26の略中央に位置するように配置することが望ましい。取出孔26を通して引き上げられるウェットティッシュ連続体6は、図10に示すように、前後左右方向に広がりながら引き出される。したがって、ウェットティッシュ連続体6は、取出孔26の他、前後方向に広がっている部分は第1空隙部37及び第2空隙部38、並びに第1スリット33及び第2スリット34を通過し、取出孔形成部材4の上方に引き出される。なお、以下において、取出孔26、第1空隙部37、第2空隙部38、第1スリット33及び第2スリット34を「取出孔26等」と言うことがある。また、本発明の概念においては、「取出孔26等」を「取出孔」と称するものとする。
この時、ウェットティッシュ連続体6は、第1突出片35及び第2突出片36との間に生じる抵抗力により、これら第1突出片35及び第2突出片36に対してD方向(図11(a))の力を与えながら引き出される。そのため、ウェットティッシュ連続体6が引き出されている時は、第1突出片35及び第2突出片36にはD方向の力が作用し、これら第1突出片35及び第2突出片36は、D方向の力によって弾性変形する。
図11(b)に示すように、ウェットティッシュ連続体6において分断部10が取出孔26等を通過すると、取出孔26等を通過する際の抵抗力、並びに第1突出片35及び第2突出片36の復元力によって、分断部10よりも下側のウェットティッシュ連続体6の先端部6a(ウェットティッシュ7)に対して図11(b)中E方向に力が作用する。一方、分断部10よりも上側のウェットティッシュ7には、使用者が引き上げることにより加わる図11(b)中のF方向の力が加わっている。そのため、分断部10には、E方向の力及びF方向の力が作用し、分断部10よりも上側のウェットティッシュ7と、分断部10よりも下側のウェットティッシュ7とが分断され、分断部10よりも上側のウェットティッシュ7は、一枚のシート状のウェットティッシュ7として、袋体3の外部に取り出される。そして、分断部10よりも下側のウェットティッシュ7は、分断された後はウェットティッシュ連続体6の先端部6aを構成するウェットティッシュ7となる。
分断後にウェットティッシュ連続体6の先端部6aを構成するウェットティッシュ7は、図11(b)中の使用者によって作用していたF方向の力が作用しなくなるため、図11(c)中のG方向へ移動しようとする。このとき、先端部6aには、取出孔26等を通過する際に抵抗力が作用する。この時の抵抗力は、先端部6aを構成するウェットティッシュ7が移動しようとするG方向とは逆の方向に作用し、また抵抗力の大きさは、ウェットティッシュ7がG方向へ移動しようとする際に作用する力の大きさと釣り合うため、ウェットティッシュ7の先端部6aが取出孔形成部27よりも上側に位置した状態が維持されたポップアップされた状態となる。なお、この時、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間23内に収納しきれなかった場合には、先端部6aの一部が逃げ部39を通じて袋体3の内部の空間へ移動する。
使用者は、ウェットティッシュ7を取り出した後は、蓋体5を閉じて袋体3を密閉し、その後更にウェットティッシュ7を取り出す際は、再度蓋体5を開けて摘み孔22に指を挿入し、既にポップアップされているウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘んで該ウェットティッシュ連続体6を引き出せばよい。そうすると、上記したと同様の作用により分断部10においてウェットティッシュ7が分断され、シート状のウェットティッシュ7が引き出される。
また、ウェットティッシュ7を再度取り出す際、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aがポップアップされていなかった場合にも、上記したのと同じ手順でウェットティッシュ7を引き出せばよい。
本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1は、ウェットティッシュ7を引き出すにつれて、ウェットティッシュ連続体6の嵩が低くなる。しかし、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1は、蓋体5が取出孔形成部材4に対して開閉自在に設けられているので、袋体3に収納されているウェットティッシュ連続体6の嵩が低くなっても、蓋体5を閉じることができ、袋体3を密閉状態にすることができる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1によれば、袋体3の密閉状態が維持されずにウェットティッシュ連続体6(ウェットティッシュ7)に含浸した薬液等が揮発するのを防止し、常に薬液等が含浸した状態のウェットティッシュ7を使用者に対して提供することが可能になる。
また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1によれば、該ウェットティッシュ包装体1が未使用品の場合には、仕切り部24で摘み孔22を閉塞しており、使用する時は仕切り部24の周縁部に形成された脆弱部25を破壊して仕切り部24を取り除き、摘み孔22を開口形成した後にウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘める構成にしたので、仕切り部24の有無によって、そのウェットティッシュ包装体1が未使用品か否かを極めて容易に判別することが可能になる。したがって、使用者がウェットティッシュ包装体1を使用する際や、ウェットティッシュ包装体1を購入する際に、そのウェットティッシュ包装体1が未使用品か否かを判別した上で使用又は購入することが可能になる。
また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1によれば、蓋体5を設けた取出孔形成部材4が袋体3の内面側に取り付けられているので、製造時に、取出孔形成部材4を袋体3に取り付けた後に蓋体5を取り付けるというような工程を経ることなく、ウェットティッシュ包装体1を製造することが可能になる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1によれば、製造時における工程数を削減することができ、製造コストを大きく削減することも可能になる。また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1は、収納空間23と袋体3の内部の空間とを連通する逃げ部を有しているので、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納空間23に収納する際、該収納空間23だけでは先端部6aを収納しきれなかった場合に、逃げ部を通じて、先端部6aの一部を袋体3の内部に逃がすことができる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1によれば、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aがポップアップされた量によらず、常に蓋体5を閉じて袋体3を密閉することができ、ウェットティッシュ連続体6(ウェットティッシュ7)に含浸した薬液等が揮発するのを防止することが可能になる。
次に、本発明に係るウェットティッシュ包装体の第2の実施の形態について、図12に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態の説明において、第1の実施の形態と同じ構成の箇所については説明を省略し、符号も同一のものを使用する。
本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体は、取出孔形成部材の構成が上記した第1の実施の形態とは相違するので、以下においては、取出孔形成部材の構成について説明する。
本実施の形態に係る取出孔形成部材51は、袋体3の内側において、後述する取出孔54と袋体3の開口部2の位置とが一致する位置に取り付けられている。取出孔形成部材51を袋体3に取り付ける方法としては、例えばホットメルト等によるものが挙げられるが、これに限定されるものではなく、任意に選択した種々の方法を用いてよい。
取出孔形成部材51は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料で形成されている。本実施の形態では、取出孔形成部材51を射出成形等の方法により一体成型したものを用いて説明するが、取出孔形成部材51の各部を別体で形成して組み合わせてもよい。また、取出孔形成部材51は、上記した以外の方法で形成されていてもよい。
図12(a)に示すように、取出孔形成部材51は、該取出孔形成部材51を袋体3に取り付けるためのベース部としての基板52、ウェットティッシュ連続体の先端部を収納可能な収納空間53、ウェットティッシュ連続体の分断部でウェットティッシュ連続体を分断する取出孔54を備えている。また、この例に示す取出孔形成部材51は、この取出孔54を閉塞するように設けられた閉塞部55、この閉塞部55の周縁部に形成され所定のせん断力が作用した時に破壊する脆弱部56を備えている。
基板52は、四角形状の平板状に形成されており、上側の面が袋体の内面側に取り付けられる時の取付面となるように形成されている。図12(a)の符号57が取付面である。取出孔形成部材51が袋体に取り付けられた状態において、基板52に形成された取付面57は袋体内面側に向かい合わせた状態とされている。また、基板52の上面には、ヒンジ部5aを介して蓋体5が一体成型されている。基板52には、略中央部に取出凹部58が形成されている。取出凹部58は、基板52に対して高さ方向の位置が一段下がった凹状に形成されている。また、この取出凹部58は、取出孔形成部材51を平面視した時の形状が円形状となるように形成されている。
取出凹部58には、縦壁部59が立設するように形成されている。縦壁部59は、取出孔形成部材51を平面視した時の形状が円形状となるように形成されている。また、縦壁部59は、該縦壁部59の外径が取出凹部58の内径よりも小径となるように形成されている。さらに、縦壁部59は、取出凹部58の内壁の中心の位置と縦壁部59の中心の位置とが一致する位置に形成されている。すなわち、縦壁部59は、取出凹部58の内壁により描かれる円と縦壁部59により描かれる円とが同心円となるように形成されている。また、縦壁部59は、上面の高さ方向の位置が基板52の上面の高さ方向の位置よりも低くなるように形成されており、蓋体5を閉じた時に、蓋体5の上面と基板52の上面とが略面一となるように形成されている。
収納空間53は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納可能に形成された空間である。この収納空間53は、蓋体5が閉じられると密閉される。この収納空間53は、ウェットティッシュ包装体1が未使用品の場合であって蓋体5が閉じている時は、蓋体5と、閉塞部55と縦壁部59とにより囲まれている。また、収納空間53は、閉塞部55が取り除かれた使用品である場合あって蓋体5が閉じている時は、蓋体5と、縦壁部59とにより囲まれており、取出孔54を通じて袋体3の内部の空間と連通するように形成される。
取出孔54は、ウェットティッシュ連続体6に形成されている分断部10においてウェットティッシュ7を分断するとともに、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aをポップアップするためのものである。図12(b)に示すように、取出孔54は、基板52に開口形成されている。この取出孔54は、使用者がウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘むとともに該先端部6aを引き出し、そしてウェットティッシュ連続体6の先端6aがポップアップされた状態を維持することができるように形成されている。
図12(b)に示すように、取出孔54は、縦壁部59で囲まれた領域の内部に形成されており、脆弱部56を破壊して閉塞部55を取り除くことによって開口形成される。この取出孔54は、収納空間53と袋体3の内部の空間とを連通するように形成されており、袋体3の内部に収納されているウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘み、摘んだ該先端部6aを袋体3の外部へ引き出し、さらに該先端部6aをポップアップした状態に維持するためのものである。図12(b)に示すように、取出孔54は、略中央に開口形成された左右方向へ幅広に形成されるとともに前後方向に広がる長孔形状をした摘み用孔61と、この摘み用孔61から円弧状の曲線を描きながら左方向に延びる第1取出用スリット62と、摘み用孔61から円弧状の曲線を描きながら右方向に延びる第2取出用スリット63とを備えている。第1取出用スリット62と第2取出用スリット63は、摘み用孔61から、該摘み用孔61に対して左方向へ曲線を描きながら延び、その後、右方向へ曲線を描きながら延びるように開口形成されている。なお、本実施の形態では、取出孔の形状を上記した形状にしているが、これに限定されるものではなく、これ以外の形状であってもよい。また、取出孔の形状は左右対称でなくてもよいし、また前後対称でなくてもよい。
閉塞部55は、取出孔54を閉塞し、袋体3の内部と外部とを仕切るためのものである。この閉塞部55は、縦壁部59の内側に形成されている。また、閉塞部55の上部には、タブ60が一体に形成されている。タブ60は、輪状に形成されており、奥側の一部が閉塞部55と繋がるように形成されている。
脆弱部56は、閉塞部55の周縁部に形成されている。図12(a)に示すように、脆弱部56は、閉塞部55の周縁部において、該閉塞部55の肉厚よりも薄肉の溝状に形成されており、所定のせん断力が作用した時に、該せん断力によって生じる応力により破壊することができるように形成されている。ここで、「所定のせん断力」とは、仕切り部24の周縁部に形成された脆弱部25をせん断破壊させるために必要な従来から公知の大きさの力である。
次に、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体において、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを取り出す際の作用効果について説明する。なお、本実施の形態において、閉塞部55を取り除く手順、及び閉塞部55を取り除いた後にウェットティッシュ連続体6の先端部6aを引き出してウェットティッシュ7を取り出す手順は、第1の実施の形態と同様であるから、ここでの説明は省略する。
図12(b)に示すように、本実施の形態に係る取出孔形成部材は、取出孔54が摘み用孔61と第1取出用スリット62と第2取出用スリット63とを有している。使用者は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘む時は、必要に応じて該取出孔形成部材51の最下端部とウェットティッシュ連続体6の上面とを接近させて、摘み用孔61を通じて該先端部6aを摘み、袋体3の中から引き出す。このとき、ウェットティッシュ連続体6は、使用者が該先端部6aを摘みやすい位置に配置されているので、使用者はウェットティッシュ連続体6の先端部6aを容易に摘み、該先端部6aを引き出すことができる。また、引き出されているウェットティッシュ連続体6(ウェットティッシュ7)は、左右方向にも広がりながら引き出されるため、摘み用孔61の他に第1取出用スリット62及び第2取出用スリット63も通過しながら引き出される。
このとき、第1取出用スリット62及び第2取出用スリット63は上記した通り曲線を描くように形成されているので、ウェットティッシュ連続体6がこれら第1取出用スリット62及び第2取出用スリット63を通過する際に、ウェットティッシュ連続体6に対して前後左右方向の抵抗力が作用する。この抵抗力は、使用者がウェットティッシュ連続体6の先端部6aを引き出す力の方向とは逆方向に作用するので、ウェットティッシュ連続体6の分断部10が取出孔54を通過すると、該分断部10において分断されて、シート状のウェットティッシュ7が取り出される。
この時、ウェットティッシュ連続体6は、先端部6aが取出孔54の上部に飛び出ており、下方へ移動しようとする。しかし、この場合においても、摘み用孔61、第1取出用スリット62及び第2取出用スリット63によってウェットティッシュ連続体6には抵抗力が作用する。この時の抵抗力は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが下方へ移動しようとする方向とは逆方向に作用しており、力の大きさは該先端部6aが移動しようとする際の力の大きさと釣り合う。そのため、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aは、取出孔54によって下方へ移動せず、取出孔54の上方に飛び出た状態、すなわちポップアップされた状態が維持されることになる。このとき、該先端部6aは、収納空間53内に収納されている。使用者が蓋体5を閉じると、収納空間53は密閉され、該収納空間53及び袋体3内に収納されているウェットティッシュ連続体6の湿潤状態が維持される。
このように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、取出孔形成部材51に形成した取出孔54を形成し、この取出孔51には摘み用孔61、第1取出用スリット62及び第2取出用スリット63を形成したので、取出孔形成部材51の形状を複雑化することなく、ウェットティッシュ7を容易に取り出すことが可能になる。また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、取出孔形成部材51に蓋体5を形成しているので、ウェットティッシュ連続体6の嵩が低くなっても、蓋体5を閉じることのみによって袋体3を密閉することができ、袋体3に収納されたウェットティッシュ連続体6の湿潤状態を維持することが可能になり、常に薬液等が含浸した状態のウェットティッシュ7を使用者に対して提供することが可能になる。
また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、該ウェットティッシュ包装体が未使用品の場合には、閉塞部55で取出孔54を閉塞しており、使用する時は閉塞部55の周縁部に形成された脆弱部56を破壊して閉塞部55を取り除き、取出孔54を開口形成した後にウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘める構成にしたので、取出孔54の有無によって、そのウェットティッシュ包装体が未使用品か否かを極めて容易に判別することが可能になる。したがって、使用者がウェットティッシュ包装体を使用する際や、ウェットティッシュ包装体を購入する際に、そのウェットティッシュ包装体が未使用品か否かを判別した上で使用又は購入することが可能になる。
また、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、蓋体5を設けた取出孔形成部材51が袋体3の内面側に取り付けられているので、製造時に、取出孔形成部材51を袋体3に取り付けた後に蓋体5を取り付けるというような工程を経ることなく、ウェットティッシュ包装体を製造することが可能になる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、製造時における工程数を削減することができ、製造コストを大きく削減することも可能になる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体について、図13〜図15に基づいて説明する。なお、第3の実施の形態の説明において、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同じ構成の箇所については説明を省略し、符号も同一のものを使用する。
本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体は、取出孔形成部材71の構成が上記した第1の実施の形態及び第2の実施の形態とは相違するので、以下においては、取出孔形成部材71の構成について説明する。
本実施の形態に係る取出孔形成部材71は、袋体3の内面側に、後述する取出孔77と袋体3の開口部2の位置とが一致する位置に取り付けられている。取出孔形成部材71を袋体3に取り付ける方法としては、例えばホットメルト等によるものが挙げられるが、これに限定されるものではなく、任意に選択した種々の方法を用いてよい。
図13(a)に示すように、取出孔形成部材71は、取出孔形成部材71を袋体3に取り付けるためのベース部としての基板72、ウェットティッシュ7を袋体3の外方へ取り出すための摘み孔73を通じてウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納可能な収納空間74、及びウェットティッシュ連続体6の分断部10でウェットティッシュ7を分断する取出孔77を開口形成した取出孔形成部78を有している。また、この例に示す取出孔形成部材71は、摘み孔73を閉塞するように設けられ収納空間74を複数に仕切る仕切り部、仕切り部の周縁部に形成され所定のせん断力が作用した時に破壊する脆弱部を備えている。なお、本実施の形態における基板72、摘み孔73、収納空間74、仕切り部及び脆弱部の構成は先に説明した第1の実施の形態と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
図13及び図14に示すように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体は、取出孔形成部78がベース部としての基板72により片持ち支持されていることを特徴とするものである。取出孔形成部78は、ウェットティッシュ連続体6に形成されている分断部10においてウェットティッシュ7を分断するとともに、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aをポップアップするためのものである。取出孔形成部78は、前側の端部に脚部79を有しており、この脚部79が基板72の下側において該基板72と一体的に形成されていることにより、基板72と一体的に形成されている。すなわち、取出孔形成部78は、脚部79を介して基板72により片持ち支持されている。この取出孔形成部78は、基板72の下側において、該基板72の取出凹部が形成されている箇所の下方に取出孔77が位置するように配置されている。また、この取出孔形成部78は湾曲形状をなすように形成されている。
図14(b)に示すように、取出孔形成部78には、該取出孔形成部78の前後方向の略中央部に取出孔77が開口形成されている。取出孔77は、左右方向に延びる長孔形状に形成されている。この取出孔77は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6a等が通過する際、通過するウェットティッシュ連続体6の先端部6aに抵抗力を付与することができる大きさに形成されている。また、取出孔形成部78には、取出孔77に対して、該取出孔77の前後方向両端に第1スリット80及び第2スリット81がそれぞれ形成されている。これら第1スリット80及び第2スリット81は、左右方向に延びる長孔形状に形成され、前後方向の幅が取出孔77よりも狭くなるように形成されている。また、第1スリット80及び第2スリット81は、これら第1スリット80と第2スリット81のそれぞれの幅が同じとなるように形成されている。これら第1スリット80及び第2スリット81も、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが通過する際、通過するウェットティッシュ連続体6の先端部6aに抵抗力を付与することができるように形成されている。
また、取出孔形成部78には、取出孔77と第1スリット80との間に第1突出片82が形成され、第1スリット80と第2スリット81との間に第2突出片83が形成されている。第1突出片82は、左側から右方向に向けて延びる左側突出片82aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片82bとからなり、これら左側突出片82aと右側突出片82bとの間には第1空隙部84が形成されている。また、第2突出片83は、左側から右方向へ延びる左側突出片83aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片83bとからなり、これら左側突出片83aと右側突出片83bとの間には第2空隙部85が形成されている。これら第1空隙部84と第2空隙部85は、左右方向において略同一直線状に位置するように形成されている。
図13及び図14に示すように、取出孔形成部材71には、逃げ部86が形成されている。逃げ部86は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間74に押し込まれた際、該収納空間74内に収納しきれなかった部分を袋体3の内部に逃がすためのものである。この逃げ部86は、基板72、取出孔形成部78、及び脚部79で囲まれて形成されており、収納空間74と袋体3の内部の空間とを連通するように形成されている。なお、本実施の形態では、逃げ部86は、脚部79が形成されていない取出孔形成部78の右側、左側及び後側に形成されているが、逃げ部86を形成する場所は、上記した以外の場所であってもよい。また、逃げ部86は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間74と袋体3の内部の空間との間を行き来することができれば、大きさは任意に選択して用いてよい。また、逃げ部の数も、取出孔形成部78が基板72によって片持ち支持することが出来ていれば、任意に選択してよい。
次に、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の作用について説明する。図15(a)に示すように、本実施の形態に係る取出孔形成部材71は、取出孔形成部78の前側に形成された脚部79が基板72の下側に一体的に形成されており、取出孔形成部78の後側は自由端となるように形成されている。ここで、使用者がウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘み、該先端部を図15(b)に示すH方向へ引き上げると、取出孔形成部78は、ウェットティッシュ連続体6が引き上げられる際に、取出孔77等に付与するH方向の力により、脚部79を支点として自由端側がI方向に弾性変形する。このとき、逃げ部86は狭くなる。次に、使用者がウェットティッシュ7を取り出した後、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納空間74内に収納するために、該先端部を図13(c)に示すJ方向へ押し下げようとすると、該先端部6aがJ方向へ移動する際、取出孔77等に付与する力によって、脚部79を支点として自由端がK方向に弾性変形して袋体2内の空間側に回動する。これにより、逃げ部86が広くなる。
このように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、上記した第1の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1の効果に加え、取出孔形成部78が脚部79を支点として弾性変形することにより、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを取り出すときの取り出し易さを大幅に向上させることが可能になるとともに、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納空間74内に収納する際には、取出孔形成部78が脚部79を支点として弾性変形して回動することで、収納空間74を広げることが可能になる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、ウェットティッシュの取り出し易さと収納しやすさを大幅に向上させることが可能になる。また、このとき、収納空間74と共に逃げ部86も広くすることが可能になる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、ウェットティッシュの収納しやすさをさらにより向上させることも可能になる。
次に、本発明に係るウェットティッシュ包装体の第4の実施の形態について、図16及び図17に基づいて説明する。なお、第4の実施の形態の説明について、第1〜第3の実施の形態と同じ構成の箇所については説明を省略し、符号も同一のものを使用する。
本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体は、取出孔形成部材91の構成が上記した第1〜第3の実施の形態とは相違するので、以下においては、取出孔形成部材91の構成について説明する。
本実施の形態に係る取出孔形成部材91は、袋体3の内側において、後述する取出孔111と袋体3の開口部2の位置とが一致する位置に取り付けられている。取出孔形成部材91を袋体3に取り付ける方法としては、例えばホットメルト等によるものが挙げられるが、これに限定されるものではなく、任意に選択した種々の方法を用いてよい。
図16(a)に示すように、取出孔形成部材91は、取出孔形成部材91を袋体3に取り付けるためのベース部としての基板92、ウェットティッシュ7を袋体3の外方へ取り出すための摘み孔93を通じてウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納可能な収納空間94、及びウェットティッシュ連続体6の分断部10でウェットティッシュ7を分断する取出孔111を開口形成した取出孔形成部96を有している。また、この例に示す取出孔形成部材91は、摘み孔93を閉塞するように設けられ収納空間94を複数に仕切る仕切り部、仕切り部の周縁部に形成され所定のせん断力が作用した時に破壊する脆弱部を備えている。なお、本実施の形態における基板92、摘み孔93、収納空間94、仕切り部及び脆弱部の構成は先に説明した第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
図16(b)に示すように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体は、取出孔形成部が複数に分割形成されており(本実施の形態の場合には、取出孔形成部96が第1取出孔形成部97と第2取出孔形成部98から構成されている。)、各取出孔形成部の各自由端が対向するようにベース部としての基板に片持ち支持されていることを特徴とするものである。なお、本実施の形態では、取出孔形成部96は第1取出孔形成部97及び第2取出孔形成部98の二つから形成した態様を用いて説明するが、取出孔形成部96を二つ以上にしてもよい。
取出孔形成部96は、ウェットティッシュ連続体6に形成されている分断部10においてウェットティッシュ7を分断するとともに、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aをポップアップするためのものである。第1取出孔形成部97は、前側の端部に脚部101aを有しており、この脚部101aが基板92の下側において該基板92と一体的に形成されていることにより、基板92と一体的に形成されている。すなわち、第1取出孔形成部97は、脚部101aを介して基板92に片持ち支持されている。また、第2取出孔形成部98は、後側の端部に脚部101bを有しており、この脚部101bが基板92の下側において該基板92と一体的に形成されていることにより、基板92と一体的に形成されている。すなわち、第2取出孔形成部98は、脚部101bを介して基板92に片持ち支持されている。
図16(b)に示すように、第1取出孔形成部97には、該取出孔形成部96の後部に第1取出孔形成部凹部102が形成されている。また、第1取出孔形成部凹部102の前側には、第1スリット103及び第2スリット104が形成されている。これら第1スリット103及び第2スリット104は、左右方向に延びる長孔形状に形成され、前後方向の幅が第1取出孔形成部凹部102の幅と略同一となるように形成されている。また、第1スリット103及び第2スリット104は、これら第1スリット103と第2スリット104のそれぞれの幅が同じとなるように形成されている。これら第1スリット103及び第2スリット104も、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが通過する際、通過するウェットティッシュ連続体6の先端部6aに抵抗力を付与することができるように形成されている。
また、第1取出孔形成部97には、第1取出孔形成部凹部102と第1スリット103との間に第1突出片105が形成され、第1スリット103と第2スリット104との間に第2突出片106が形成されている。第1突出片105は、左側から右方向に向けて延びる左側突出片105aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片105bとからなり、これら左側突出片105aと右側突出片105bとの間には第1空隙部107が形成されている。また、第2突出片106は、左側から右方向に向けて延びる左側突出片106aと、右側から左方向に向けて延びる右側突出片106bとからなり、これら左側突出片106aと右側突出片106bとの間には第2空隙部108が形成されている。これら第1空隙部107と第2空隙部108は、左右方向において略同一直線状に位置するように形成されている。
第2取出孔形成部材91は、該取出孔形成部96の前側に第2取出孔形成凹部109が形成されている。また、第1取出孔形成部凹部102の後側には、第1スリット103及び第2スリット104が形成されている。これら第1スリット103及び第2スリット104、第1突出片105及び第2突出片106、並びに第1空隙部107及び第2空隙部108の構成は第1取出孔形成部97と同じであるから、ここでの説明は省略する。
これら第1取出孔形成部97と第2取出孔形成部98は、基板92の下面に、脚部101a,101bの反対側となる自由端同士が対向するように形成されている。すなわち、第1取出孔形成部97の自由端101cは、脚部101aよりも後側に位置するように形成され、第2取出孔形成部98の自由端101dは、脚部101bよりも前側に位置するように形成されている。これら第1取出孔形成部97の自由端101cと第2取出孔形成部98の自由端101dとの間には第3空隙部110が形成されており、第1取出孔形成部97及び第2取出孔形成部98が弾性変形した時に、第1取出孔形成部97の自由端101cと第2取出孔形成部98の自由端101dとが接触しないように構成されている。また、第1取出孔形成部97及び第2取出孔形成部98は、第1取出孔形成部凹部102と第2取出孔形成部凹部109とがそれぞれ対向するように配置される。このように、第1取出孔形成部凹部102と第2取出孔形成部凹部109とによって形成された空間が取出孔111となる。すなわち、本実施の形態の取出孔111は、左右方向に延びる長孔形状の孔であって、左右両端側に第3空隙部110が形成されているとも言える。なお、本実施の形態では、第3空隙部110を取出孔形成部材91の前後方向の略中央に設けているが、第3空隙部110を設ける位置はこれに限定されるものではない。
図16及び図17に示すように、取出孔形成部材91には、逃げ部112が形成されている。逃げ部112は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間94に押し込まれた際、該収納空間94内に収納しきれなかった部分を袋体3の内部に逃がすためのものである。この逃げ部112は、基板92、脚部101a、第1取出孔形成部97、第2取出孔形成部98及び脚部101bで囲まれて形成されており、収納空間94と袋体3の内部の空間とを連通するように形成されている。なお、本実施の形態では、逃げ部112は、脚部101a,101bが形成されていない第1取出孔形成部97及び第2取出孔形成部98の右側及び左側に形成されているが、逃げ部112を形成する場所は、上記した以外の場所であってもよい。また、逃げ部112は、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aが収納空間94と袋体3の内部の空間との間を行き来することができれば、大きさは任意に選択して用いてもよい。また、逃げ部112の数も、取出孔形成部96が基板92によって片持ち支持することが出来ていれば、任意に選択してよい。
次に、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の作用について説明する。図17(a)に示すように、本実施の形態に係る取出孔形成部96は、第1取出孔形成部97と第2取出孔形成部98とから構成されている。第1取出孔形成部97は、第1取出孔形成部97の前側に形成された脚部101aが基板92の下側に一体的に形成されており、第1取出孔形成部97の後側は自由端101cとなるように形成されている。また、第2取出孔形成部98は、第2取出孔形成部98の後側に形成された脚部101bが基板92の下側に一体的に形成されており、第2取出孔形成部98の前側は自由端101dとなるように形成されている。上記した通り、第1取出孔形成部97の自由端101cと第2取出孔形成部98の自由端101dとの間には第3空隙部110が形成されている。また、第1取出孔形成部97の自由端101cに形成された第1取出孔形成部凹部102と第2取出孔形成部98の自由端101dに形成された第2取出孔形成部凹部109によって、取出孔111が形成されている。
ここで、使用者がウェットティッシュ連続体6の先端部6aを摘み、該先端部6aを図17(b)に示すL方向へ引き上げると、第1取出孔形成部97は、ウェットティッシュ連続体が引き上げられる際に、第1取出孔形成部凹部102に付与するL方向の力により、脚部101aを支点として自由端101cがM方向に弾性変形する。また、第2取出孔形成部98は、ウェットティッシュが引き上げられる際に、第2取出孔形成部凹部109に付与するL方向の力により、脚部101bを支点として自由端101dがM方向に弾性変形する。
また、使用者がウェットティッシュ7を取り出した後、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納空間94内に収納するために、該先端部6aを図17(c)に示すN方向へ押し下げようとすると、第1取出孔形成部97は、該先端部がO方向へ移動する際に第1取出孔形成部凹部102等に付与する力によって、脚部101aを支点として自由端101cがO方向に弾性変形する。同様に、第2取出孔形成部98は、該先端部6aがO方向へ移動する際に第2取出孔形成部凹部109等に付与する力によって、脚部101bを支点として自由端101dがO方向に弾性変形する。
このように、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、上記した第1の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体1の効果に加え、第1取出孔形成部97が脚部101aを支点として弾性変形し、第2取出孔形成部98が脚部101bを支点として弾性変形することにより、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを取り出す時の取出し易さを大幅に向上させることが可能になる。また、ウェットティッシュ連続体6の先端部6aを収納空間94内に収納する際には、第1取出孔形成部97が脚部101aを支点として弾性変形し、第2取出孔形成部98が脚部101bを支点として弾性変形することで、収納空間94を広げることが可能になる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によっても、ウェットティッシュの取り出し易さと収納しやすさを大幅に向上させることが可能になる。また、本実施の形態に係るウェットティシュ包装体によれば、収納空間94が広がった際、該収納空間94と共に逃げ部112も広くなる。したがって、本実施の形態に係るウェットティッシュ包装体によれば、ウェットティッシュの収納しやすさをさらにより向上させることも可能になる。
なお、本明細書では、蓋体5は、ヒンジ5aを介して取出孔形成部材4と一体成型されている例を用いて説明したが、取出孔形成部材4とは別体で成型してもよい。また、蓋体5と取出孔形成部材4とを一体成型する場合、これら蓋体5と取出孔形成部材4との間にヒンジ部5a以外の別のものを介するように構成してもよいし、ヒンジ部5aやヒンジ部5a以外のものを介さずに構成してもよい。
また、本明細書では、脆弱部は仕切り部の肉厚よりも薄肉の溝としているが、脆弱部に対して上記した所定のせん断力が作用した時に、該脆弱部に応力集中が生じて該脆弱部が破壊すればよく、本実施の形態の形状以外の形状を任意に選択してよい。また、脆弱部を形成する方法も、従来から公知の方法を任意に選択して適用してよい。例えば、超音波を用いて脆弱部を形成してもよいし、プレスにより圧力を加えて脆弱部を形成してもよい。また、レーザを用いて脆弱部を形成してもよいし、これら以外の方法で脆弱部を形成してよい。また、本実施の形態では、脆弱部を一体成型により形成しているが、一体成型により形成した場合に限定されるものではない。
また、本発明に係る第1の実施の形態、第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、取出孔形成部に第1スリット、第2スリットを形成するとともに、第1突出片及び第2突出片を形成するようにしており、第2の実施の形態では、取出孔形成部に第1取出用スリット及び第2取出用スリットを形成しているが、これらは一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更してもよい。また、第1の実施の形態、第3の実施の形態及び第4の実施の形態において形成されている第1スリット、第2スリット、第1突出片、第2突出片及び取出孔の大きさは、ウェットティッシュ連続体の先端部を取り出すことができ、該先端部をポップアップすることができれば、任意に選択してよい。また、第2の実施の形態において形成されている取出孔、第1取出用スリット及び第2取出用スリットの大きさも、ウェットティッシュ連続体の先端部を取り出すことができ、該先端部をポップアップすることができれば、任意に選択してよい。
また、本明細書においては、取出孔形成部が基板と一体的に成形されている例を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、取出孔形成部と基板とを別体として形成してもよい。また、本明細書では、取出孔形成部材を湾曲するように形成しているが、これに限定されるものではない。
また、以上において詳細に説明したウェットティッシュ包装体は、本発明に係るウェットティッシュ包装体の一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更してもよい。
1 ウェットティッシュ包装体
2 開口部
3 袋体(収納容器)
4,51,71,91 取出孔形成部材
5 蓋体
6 ウェットティッシュ連続体
7 ウェットティッシュ
10 分断部(分離部)
23,53,74,94 収納空間
26,54,111 取出孔
27,78,96 取出孔形成部
39 逃げ部(連通部)
55 閉塞部
97 第1取出孔形成部
98 第2取出孔形成部
【0003】
[0009]
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、収納容器をよく密閉することができて収納容器に収納されたウェットティッシュの湿潤状態を維持することができるウェットティッシュ包装体を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0010]
本発明は、
(1)所定間隔ごとに分離部が形成されたウェットティッシュ連続体を収納可能であって、前記分離部で前記ウェットティッシュ連続体と分離されたウェットティッシュを外方向へ引き出すための開口部が形成された収納容器と、
前記収納容器の前記開口部に取り付けられていて、前記ウェットティッシュ連続体が通過する際に抵抗を付与するための取出孔が形成された取出孔形成部と、前記取出孔を通過した前記ウェットティッシュ連続体の先端を収納可能な収納空間とを有する取出孔形成部材と、
前記収納空間から外方から閉塞及び開放自在な蓋体とが設けられたウェットティッシュ包装体において、
前記蓋体を閉じて前記収納空間を閉塞した場合に、前記蓋体と前記取出孔との間に収納空間が存在するように構成されており、
前記取出孔形成部材の前記収納空間と前記収納容器内の空間との間を前記取出孔以外の領域において連通させる連通部、が設けられており、
連通部は、取出孔を通過してウェットティッシュ連続体から外方向に引き出されるウェットティッシュの先端部を収納空間に押し込んだ場合に該先端部を収納空間から袋体の内部に押し込み逃がすことの可能な大きさに形成されている、ことを特徴とするウェットティッシュ包装体、
(2)前記連通部が、前記収納空間の底部の周縁領域に形成されている上記(1)記載のウェットティッシュ包装体、
(3)前記取出孔形成部が前記収納容器空間内側に向かって凸に湾曲した湾曲した板状に形成されていて、その凸状に膨らんだ領域により前記連通部が形成されている上記(2)記載のウェットティッシュ包装体、
(4)前記取付孔形成部が、上記取付孔形成部材に片持ち支持されていて、その片持ち支持部を中心に前記取付孔形成部の自由端側が上記収納容器内の空間側に回動することにより、上記連通部が形成され或いは広げられる上記(1)から(3)のいずれかに記載のウェットティッシュ包装体、
【0004】
(5)前記取出孔形成部材は、該取出孔形成部材の取付面を前記収納容器の内面側に向かい合わせて前記収納容器に取り付けられている上記(1)から(4)のいずれかに記載のウェットティッシュ包装体、
(6)前記取出孔形成部材には、所定方向にそって取出孔の両側の所定位置且つ取出孔に対して間隔をあけた所定位置にスリットが備えられており、スリットと取出孔との間に突出片が形成されており、突出片の先端側にスリットと取出孔とを繋ぐ空隙部が形成されている、上記(1)から(5)のいずれかに記載のウェットティッシュ包装体、
を要旨とする。
発明の効果
[0011]
本発明に係るウェットティッシュ包装体によれば、分離部におけるウェットティッシュ連続体の分離のタイミングが遅れて、ウェットティッシュ連続体の先端部分が余分に引き出されて収納空間内に長くなってしまっても、そのウェットティッシュ連続体の先端部分を、連通部を通じて収納容器の内部に押し込んで逃すことができる。その蓋体を確実に閉じて収納容器を密閉することができ、収納容器の内部に収納されたウェットティッシュ連続体に含浸した薬液等が揮発するのを防止することが可能になる。また、本発明に係るウェットティッシュ包装体によれば、使用者に対して、常に薬液等が含浸した状態のウェットティッシュを提供することも可能になる。
図面の簡単な説明
[0012]
[図1]図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウェットティッシュ包装体の外観構成を表す外観斜視図である。
[図2]図2は、図1のA−A線断面を表した断面図である。
[図3]図3(a)(b)は、ウェットティッシュ連続体の構成を表した図であり、(a)図は、ウェットティッシュ連続体の分断部の構成を表した部分拡大図、(b)図は、ウェットティッシュ連続体の分断部の位置を説明するための説明図である。
[図4]図4(a)(b)は、ウェットティッシュ連続体の別の形態を模式的に表した模式図であり、(a)図は、Z折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体を表した図、(b)図は、WZ折りと呼ばれる折り方をしたウェットティッシュ連続体を表した図である。
[図5]図5(a)(b)は、蓋体を形成した取出孔形成部材の外観構成を表した外観斜視図であり、(a)図は、蓋体を閉じた状態を表した外観斜視図、

Claims (5)

  1. 所定間隔ごとに分離部が形成されたウェットティッシュ連続体を収納可能であって、前記分離部で前記ウェットティッシュ連続体と分離されたウェットティッシュを外方向へ引き出すための開口部が形成された収納容器と、
    前記収納容器の前記開口部に取り付けられていて、前記ウェットティッシュ連続体が通過する際に抵抗を付与するための取出孔が形成された取出孔形成部と、前記取出孔を通過した前記ウェットティッシュ連続体の先端を収納可能な収納空間とを有する取出孔形成部材と、
    前記収納空間から外方から閉塞及び開放自在な蓋体とが設けられたウェットティッシュ包装体において、
    前記取出孔形成部材の前記収納空間と前記収納容器内の空間との間を前記取出孔以外の領域において連通させる連通部、が設けられていることを特徴とするウェットティッシュ包装体。
  2. 前記連通部が、前記収納空間の底部の周縁領域に形成されている請求項1記載のウェットティッシュ包装体。
  3. 前記取出孔形成部が前記収納容器空間内側に向かって凸に湾曲した湾曲した板状に形成されていて、その凸状に膨らんだ領域により前記連通部が形成されている請求項2記載のウェットティッシュ包装体。
  4. 前記取付孔形成部が、上記取付孔形成部材に片持ち支持されていて、その片持ち支持部を中心に前記取付孔形成部の自由端側が上記収納容器内の空間側に回動することにより、上記連通部が形成され或いは広げられる請求項1から3のいずれかに記載のウェットティッシュ包装体。
  5. 前記取出孔形成部材は、該取出孔形成部材の取付面を前記収納容器の内面側に向かい合わせて前記収納容器に取り付けられている請求項1記載のウェットティッシュ包装体。
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