JPWO2013114576A1 - 電力伝送装置、電力伝送システム、及び電力伝送方法 - Google Patents

電力伝送装置、電力伝送システム、及び電力伝送方法 Download PDF

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Abstract

電力伝送装置は、送電又は受電回路と、送電又は受電回路に有線で接続される一のコイルと、一のコイルと電磁誘導で選択的に結合される互いに径の異なる複数の共振コイルと、複数の共振コイルの位置を制御する位置制御装置とを含み、位置制御装置は、複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルの軸方向を選択的に前記一のコイルの軸方向に一致させる。

Description

本願開示は、一般に電力供給システムに関し、詳しくは無線で電力を供給する無線電力供給システムに関する。
空間的に離れた2点間で送電ケーブルを用いることなく電力伝送を行なうワイヤレス電力伝送技術の1つとして、磁界共鳴現象を用いて電力伝送を行う磁気共鳴電力伝送技術がある。磁気共鳴電力伝送では、キャパシタ及びインダクタによる共振機能をもつコイル(LC共振コイル)を、送電側と受電側とに設ける。送電側及び受電側のLC共振コイルは、互いに共振周波数が一致しており、この共振周波数の高周波交流磁界を媒介として、送電側から受電側に電力を伝送する。
磁気共鳴電力伝送では、共振を利用しない電磁誘導現象に基づくワイヤレス電力伝送に比べ、送受電コイル間距離(コイル面に直交する方向の距離)や受電側の位置ずれマージン(コイル面に平行な方向のずれ)を大きく設けることができる。またサイズの異なるコイル間でも高効率で電力伝送が可能である。
一般的に、径の小さな共振コイルでは、比較的近い距離での送電効率がよく、比較的遠い距離での送電効率は劣化する。それに対して径の大きな共振コイルでは、比較的遠い距離での送電効率がよく、比較的近い距離での送電効率は劣化する。送電機器と受電機器との距離が一定であるならば、その距離で最適になる共振コイルの設計が可能である。しかし送受信間の距離が固定でない場合には、最適距離からのずれ量に応じて、送電効率が劣化するという問題がある。
特開2008−283791号公報 特開2010−148174号公報
以上を鑑みると、送受信間の距離が変動しても送電効率が劣化しない電力伝送装置、電力伝送システム、及び電力伝送方法が望まれる。
電力伝送装置は、送電又は受電回路と、前記送電又は受電回路に有線で接続される一のコイルと、前記一のコイルと電磁誘導で選択的に結合される互いに径の異なる複数の共振コイルと、前記複数の共振コイルの位置を制御する位置制御装置とを含み、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルの軸方向を選択的に前記一のコイルの軸方向に一致させることを特徴とする。
電力伝送システムは、送電器と、前記送電器から磁気共鳴により電力を受信する受電器とを含み、前記送電器及び前記受電器の少なくとも一方は、送電又は受電回路と、前記送電又は受電回路に有線で接続される一のコイルと、前記一のコイルと電磁誘導で選択的に結合される互いに径の異なる複数の共振コイルと、前記複数の共振コイルの位置を制御する位置制御装置とを含み、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルの軸方向を選択的に前記一のコイルの軸方向に一致させることを特徴とする。
電力伝送方法は、互いに径の異なる複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルを選択し、前記1つの共振コイルの軸方向を選択的に一のコイルの軸方向に一致させ、前記1つの共振コイル以外の共振コイルの軸方向を前記一のコイルの軸方向と直交させ、前記一のコイルに有線接続を介して交流電力を供給し、前記一のコイルから前記1つの共振コイルに電磁誘電により交流電力を供給し、前記1つの共振コイルから受信側の共振コイルに磁気共鳴により電力を伝送する各段階を含むことを特徴とする。
本願開示の少なくとも1つの実施例によれば、送受信間の距離が変動しても送電効率が劣化しない電力伝送装置、電力伝送システム、又は電力伝送方法を提供することができる。
磁気共鳴電力伝送システムの構成の一例を示す図である。 コイル並びに共振コイルの位置制御について説明するための斜視図である。 図2に示すコイル並びに共振コイルの配置を上(Z軸の正方向)から見た平面図である。 コイル並びに共振コイルの別の配置例について説明するための斜視図である。 送電側のコイルと受電側のコイルとを示す図である。 送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。 送電側に3つの共振コイルが設けられた構成の一例を示す図である。 送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。 受電側に複数の共振コイルを設けた場合の送電側のコイルと受電側のコイルとを示す図である。 送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。 送電側に複数の共振コイルが設けられた電力伝送システムにおける送電器と受電器との詳細な構成の一例を示すブロック図である。 図11に示す電力伝送システムの動作の一例を示すフローチャートである。 受電側に複数の共振コイルが設けられた電力伝送システムにおける送電器と受電器との詳細な構成の一例を示すブロック図である。 図13に示す電力伝送システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。なお以下の各図において、同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図1は、磁気共鳴電力伝送システムの構成の一例を示す図である。図1に示す電力伝送システム10は、発振回路11、コイル12、共振コイル13−1及び13−2、容量14−1及び14−2、共振コイル15、容量16、コイル17、整流回路18、並びにバッテリ19を含む。発振回路11、コイル12、共振コイル13−1及び13−2、並びに容量14−1及び14−2が、送電器に相当する。共振コイル15、容量16、コイル17、整流回路18、並びにバッテリ19が受電器に相当する。受電器が送電器から磁気共鳴により電力を受信する電力伝送システム10において、送電器及び受電器の少なくとも一方は、複数の共振コイルを含んでよい。図1に示す電力伝送システム10では、一例として、送電器側に複数の共振コイル13−1及び13−2を設けた構成が示される。電力伝送システム10はこの構成に限定されるものではなく、受電器側に複数の共振コイルが設けられていてもよく、送電器側と受電器側との両方において複数の共振コイルが設けられていてもよい。またこのようにして設けられる複数の共振コイルの数は、2個である必要はなく、3個又はそれ以上の複数の共振コイルが設けられてよい。
発振回路11は、所望の発振周波数で発振する。コイル12は、送電回路である発振回路11に有線で接続されている。発振回路11は、上記発振周波数の交流電力を有線接続を介してコイル12に供給する。コイル12は、径の互いに異なる複数の共振コイル13−1及び共振コイル13−2の1つと電磁誘導で選択的に結合され、結合した共振コイルに電力を供給する。
共振コイル13−1には容量14−1が接続されており、共振コイル13−1と容量14−1とが共振回路として機能する。同様に、共振コイル13−2には容量14−2が接続されており、共振コイル13−2と容量14−2とが共振回路として機能する。更に、共振コイル15には容量16が接続されており、共振コイル15と容量16とが共振回路として機能する。各共振回路は、互いに同一の共振周波数を有してよい。発振回路11は、この共振周波数を有する交流電力をコイル12に供給してよい。なお図1に示す例では、コイルに接続される各容量はコンデンサ(容量素子)として示されるが、この構成に限定されるものではない。各容量は、対応する各コイルが有する浮遊容量でもよい。各コイルの巻数は特定の巻数に限定されない。各コイルの巻数は、一巻きでもよいし、複数回巻きでもよい。また各コイルは、ヘリカルコイルであってもスパイラルコイルであってもよい。但し後述するように、各コイルは実質的に平板状であることが好ましい。即ち、複数回巻きのヘリカルコイルである場合には、コイル径に対してコイルの軸方向の長さが十分に短いことが好ましい。
共振コイル13−1を流れる電流が共振周波数で振動することにより、磁気結合を介して、同一の共振周波数を有する共振コイル15にも共振周波数で振動する電流が流れる。共振コイル13−1を含む共振回路と共振コイル15を含む共振回路とが双方共に共振することにより、それぞれの共振回路に大きな電流が流れ、電力が送電側から受電側に効率的に伝送される。即ち、共振コイル13−1から共振コイル15へと、磁気共鳴により電力が伝送される。
共振コイル15は、コイル17と電磁誘導で結合され、コイル17に交流電力を供給する。コイル17は、受電回路である整流回路18に有線で接続されている。コイル17は、交流電力を有線接続を介して整流回路18に供給する。整流回路18は交流電力を整流して直流電圧を生成し、当該直流電圧をバッテリ19に印加することにより、バッテリ19を充電する。
図2は、コイル12並びに共振コイル13−1及び13−2の位置制御について説明するための斜視図である。コイル12並びに共振コイル13−1及び13−2は、位置制御装置20に固定されている。共振コイル13−1及び13−2に接続される容量は図示を省略してある。位置制御装置20は、制御回路により駆動されるモータ(例えばステッピングモータ)を内蔵してよく、モータの駆動力によりコイル12又は共振コイル13−1及び13−2を同一の回転軸Aの周りに回転させる。図2において、回転軸Aの方向はZ軸の方向に一致している。
位置制御装置20は、複数の共振コイル13−1及び13−2の位置を制御し、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの1つの共振コイル(図2の配置例では共振コイル13−2)の軸方向を、選択的にコイル12の軸方向に一致させる。また位置制御装置20は、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの前記1つの共振コイル(図2の配置例では共振コイル13−2)以外の共振コイル(図2の配置例では共振コイル13−1)の軸方向をコイル12の軸方向と直交するように位置させる。
図3は、図2に示すコイル12並びに共振コイル13−1及び13−2の配置を上(Z軸の正方向)から見た平面図である。図3に示すように、この配置例では、コイル12と共振コイル13−2との軸方向が、Y軸方向に一致しており、共振コイル13−1の軸方向が、X軸方向に一致している。
なお前述のように、各コイルの巻数は、一巻きでもよいし、複数回巻きでもよい。またコイルの軸方向とは、複数回巻きのヘリカルコイルの場合であれば、コイル線が巻き付けられる仮想的或いは実体のある円筒形状又は角柱形状の中心軸の延びる方向であり、コイル中を通過する磁束の方向に一致する。またスパイラルコイルの場合であれば、軸方向とは、スパイラルを含む平面に垂直な方向であり、コイルを含む平面におけるコイル中心部を通過する磁束の方向に一致する。一巻きのコイルである場合には、軸方向とは、一巻きのコイルを含む平面に垂直な方向であり、コイルを含む平面におけるコイル中心部を通過する磁束の方向に一致する。ここで、各コイルはヘリカルコイルであってもよいが、軸方向の長さが長いコイルの場合には、図2のようにコイルを回転させた場合に互いに物理的に接触してしまう可能性があるとともに、磁束の流れに干渉することになる。従って、各コイルは実質的に平板状であることが好ましい。即ち、複数回巻きのヘリカルコイルである場合には、コイル径に対してコイルの軸方向の長さが十分に短いことが好ましい。コイル12と複数の共振コイル13−1及び13−2が平板状コイルである場合、位置制御装置20は、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの1つの共振コイル(図2及び3の例では13−2)を選択的にコイル12と同一平面上に位置させてよい。また位置制御装置20は、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの前記1つの共振コイル以外の共振コイル(図2及び3の例では13−1)をコイル12と直交平面上に位置させてよい。
また図2及び図3に示す例では、各コイルは同一回転軸周りを回転するが、各コイルの回転軸は同一でなくともよいが、共振コイルの回転軸はコイル12と平行な方向(図3ではX方向)の中心付近が望ましい。コイル12と垂直な方向(図3ではY方向)はどこでもよい。
図2及び図3に示す配置例のように、コイル12と共振コイル13−2との軸方向が一致することにより、コイル12を通過する磁束が共振コイル13−2を通過し、両コイルが電磁誘導により結合される。即ち、コイル12に交流電力を供給することにより、コイル12から共振コイル13−2に電力を伝送することができる。またコイル12と共振コイル13−1との軸方向が直交することにより、コイル12を通過する磁束が共振コイル13−1を通過せず、両コイルが電磁誘導により結合されない。即ち、コイル12に交流電力を供給しても、コイル12から共振コイル13−1には電力が伝送されない。
図4は、コイル12並びに共振コイル13−1及び13−2の別の配置例について説明するための斜視図である。図4では、位置制御装置20の図示を省略し、回転軸A及び各コイルの位置関係のみを示してある。図4に示す配置例では、複数の共振コイル13−1及び13−2の位置を制御し、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの1つの共振コイル13−1の軸方向を、選択的にコイル12の軸方向に一致させている。また複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの前記1つの共振コイル13−1以外の共振コイル13−2の軸方向をコイル12の軸方向と直交するように位置させている。
図4に示す配置例のように、コイル12と共振コイル13−1との軸方向が一致することにより、コイル12を通過する磁束が共振コイル13−1を通過し、両コイルが電磁誘導により結合される。即ち、コイル12に交流電力を供給することにより、コイル12から共振コイル13−1に電力を伝送することができる。またコイル12と共振コイル13−2との軸方向が直交することにより、コイル12を通過する磁束が共振コイル13−2を通過せず、両コイルが電磁誘導により結合されない。即ち、コイル12に交流電力を供給しても、コイル12から共振コイル13−2には電力が伝送されない。
このようにして、コイル12は、径の互いに異なる複数の共振コイル13−1及び共振コイル13−2のうちの1つと電磁誘導で選択的に結合され、結合した共振コイルに電力を供給する。この選択的に結合された共振コイルを介して、磁気共鳴により、受電側の共振コイルに電力が伝送される。
図5は、送電側のコイルと受電側のコイルとを示す図である。図5に示す例では、コイル12の軸方向が共振コイル13−2の軸方向と一致し、且つ、共振コイル13−1の軸方向と直交するように、送電側の各コイルが配置されている。これらの送電側のコイルから距離をおいて、受電側のコイルである共振コイル15とコイル17とが配置される。共振コイル15とコイル17とは、図示されるように、互いの軸方向が一致してよい。共振コイル15とコイル17とが共に平板状である場合、共振コイル15とコイル17とは、図示されるように、同一平面上に位置されてよい。このような送電側及び受電側のコイル配置により、送電側のコイル12は、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの1つと電磁誘導で選択的に結合され、選択結合された送電側の共振コイルから磁気共鳴により受電側の共振コイル15に電力が伝送される。更に受電側の共振コイル15から受電側のコイル17に電力が伝送され、コイル17から受電回路(図1の整流回路18)に電力が供給される。
このように、径の異なる複数の共振コイルのうちの1つを選択的に用いて磁気共鳴電力伝送を行うことで、送電器と受電器との距離に応じて適切な径の共振コイルを選択して効率の良い電力伝送を実現することができる。即ち、送電器と受電器との距離に応じて伝送効率の良いコイル径が異なるところ、適切な径の共振コイルを選択することにより、送電器と受電器との距離に関わらず良好な電力伝送効率を実現することができる。
図6は、送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。図6に示す電力伝送効率は、計算機シミュレーションにより得られたものである。計算機シミュレーションの条件は以下の通りである。コイル12は、線径1mmの導線をコイル径26mmになるように1巻きしたものである。共振コイル13−1は、線径2mmの導線をコイル径20mm(最外径)になるようにピッチ3mmの間隔で3巻きしたものである。共振コイル13−2は、線径1mmの導線をコイル径60mmになるように1巻きしたものである。共振コイル15は、線径2mmの導線をコイル径20mm(最外径)になるようにピッチ3mmの間隔で3巻きしたものである。コイル17は、線径1mmの導線をコイル径26mmになるように1巻きしたものである。また共振周波数は2MHzであるとした。なお送電距離は、共振コイル13−1又は13−2の中心と共振コイル15の中心との間の距離である。
図6に示す送電距離と電力伝送効率との間の関係において、径20mmの共振コイル13−1から径20mmの共振コイル15に電力伝送する場合には、特性曲線31に示されるように、比較的短い距離において電力伝送効率が高くなっている。また径60mmの共振コイル13−2から径20mmの共振コイル15に電力伝送する場合には、特性曲線32に示されるように、比較的長い距離において電力伝送効率が高くなっている。従って、送電距離の長さに応じて、複数の共振コイル13−1及び13−2のうちの適切な方を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。即ち、送電距離が比較的短いときには、共振コイル13−1を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。また送電距離が比較的長いときには、共振コイル13−2を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。
図7は、送電側に3つの共振コイルが設けられた構成の一例を示す図である。図7の例では、コイル12並びに共振コイル13−1及び13−2に加え、共振コイル13−2よりも径の大きな共振コイル13−3が設けられている。共振コイル13−1乃至13−3は、回転軸Aの周りにそれぞれ独立に回転可能でよい。
このように、径の異なる複数の共振コイルとして3つの共振コイルを設けた場合であっても、送電器と受電器との距離に応じて1つの共振コイルを選択して磁気共鳴電力伝送を行うことで、効率の良い電力伝送を実現することができる。即ち、送電器と受電器との距離に応じて伝送効率の良いコイル径が異なるところ、適切な径の共振コイルを選択することにより、送電器と受電器との距離に関わらず良好な電力伝送効率を実現することができる。
図8は、送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。図8に示す電力伝送効率は、図6に示す場合と同様の計算機シミュレーションにより得られた電力伝送効率である。計算機シミュレーションの条件としては、図6の場合と同一のシミュレーション条件に加え、共振コイル13−3として、線径2mmの導線をコイル径80mmになるように1巻きしたものを用いている。
図8に示す送電距離と電力伝送効率との間の関係において、径20mmの共振コイル13−1から径20mmの共振コイル15に電力伝送する場合には、特性曲線31に示されるように、比較的短い距離において電力伝送効率が高くなっている。また径60mmの共振コイル13−2から径20mmの共振コイル15に電力伝送する場合には、特性曲線32に示されるように、中程度の距離において電力伝送効率が高くなっている。また径80mmの共振コイル13−3から径20mmの共振コイル15に電力伝送する場合には、特性曲線33に示されるように、比較的長い距離において電力伝送効率が高くなっている。従って、送電距離の長さに応じて、複数の共振コイル13−1乃至13−3のうちの適切な1つを選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。即ち、送電距離が比較的短いときには、共振コイル13−1を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。また送電距離が中程度のときには、共振コイル13−2を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。また送電距離が比較的長いときには、共振コイル13−3を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。
図9は、受電側に複数の共振コイルを設けた場合の送電側のコイルと受電側のコイルとを示す図である。この構成例において、送電側には、コイル12及び1つの共振コイル13が設けられる。また受電側には、コイル17及び2つの共振コイル15−1及び15−2が設けられる。コイル12と共振コイル13とは、図示されるように、互いの軸方向が一致してよい。コイル12と共振コイル13とが共に平板状である場合、コイル12と共振コイル13とは、図示されるように、同一平面上に位置されてよい。
コイル17並びに共振コイル15−1及び15−2は、位置制御装置40に固定されている。位置制御装置40は、制御回路により駆動されるモータ(例えばステッピングモータ)を内蔵してよく、モータの駆動力によりコイル17又は共振コイル15−1及び15−2を同一の回転軸Bの周りに回転させる。位置制御装置40は、複数の共振コイル15−1及び15−2の位置を制御し、複数の共振コイル15−1及び15−2のうちの1つの共振コイル(図9の配置例では共振コイル15−2)の軸方向を、選択的にコイル17の軸方向に一致させる。また位置制御装置40は、複数の共振コイル15−1及び15−2のうちの前記1つの共振コイル(図9の配置例では共振コイル15−2)以外の共振コイル(図9の配置例では共振コイル15−1)の軸方向をコイル17の軸方向と直交するように位置させる。
上記のような送電側及び受電側のコイル配置により、送電側のコイル12は、共振コイル13と電磁誘導で結合され、送電側の共振コイル13から磁気共鳴により受電側の複数の共振コイル15−1及び15−2に電力が伝送される。更に受電側の複数の共振コイル15−1及び15−2の一方が選択的にコイル17と電磁誘導で結合され、受電側のコイル17に電力が伝送される。更に、コイル17から受電回路(図1の整流回路18)に電力が供給される。
このように、径の異なる複数の共振コイルのうちの1つを選択的に用いて磁気共鳴電力伝送を行うことで、送電器と受電器との距離に応じて適切な径の共振コイルを選択して効率の良い電力伝送を実現することができる。即ち、送電器と受電器との距離に応じて伝送効率の良いコイル径が異なるところ、適切な径の共振コイルを選択することにより、送電器と受電器との距離に関わらず良好な電力伝送効率を実現することができる。
図10は、送電距離と電力伝送効率との間の関係を示す図である。図6に示す電力伝送効率は、計算機シミュレーションにより得られたものである。計算機シミュレーションの条件は以下の通りである。コイル12は、線径1mmの導線をコイル径26mmになるように1巻きしたものである。共振コイル13は、線径1mmの導線をコイル径60mmになるように1巻きしたものである。共振コイル15−1は、線径2mmの導線をコイル径20mm(最外径)になるようにピッチ3mmの間隔で3巻きしたものである。共振コイル15−2は、線径1mmの導線をコイル径60mm(最外径)になるようにピッチ3mmの間隔で3巻きしたものである。コイル17は、線径1mmの導線をコイル径26mmになるように1巻きしたものである。また共振周波数は2MHzであるとした。なお送電距離は、共振コイル13の中心と共振コイル15−1又は15−2の中心との間の距離である。
図10に示す送電距離と電力伝送効率との間の関係において、径60mmの共振コイル13から径20mmの共振コイル15−1に電力伝送する場合には、特性曲線41に示されるように、比較的短い距離において電力伝送効率が高くなっている。また径60mmの共振コイル13から径60mmの共振コイル15−2に電力伝送する場合には、特性曲線42に示されるように、比較的長い距離において電力伝送効率が高くなっている。従って、送電距離の長さに応じて、複数の共振コイル15−1及び15−2のうちの適切な方を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。即ち、送電距離が比較的短いときには、共振コイル15−1を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。また送電距離が比較的長いときには、共振コイル15−2を選択し、磁気共鳴電力伝送に用いればよい。
図11は、送電側に複数の共振コイルが設けられた電力伝送システムにおける送電器と受電器との詳細な構成の一例を示すブロック図である。図11の電力伝送システムは、送電器50と受電器51とを含む。送電器50は、コイル12、共振コイル13−1及び13−2、電源61、発振器62、増幅器63、無線通信器64、制御部65、モータ駆動部66、及びモータ67を含む。受電器51は、共振コイル15、コイル17、受電回路71、バッテリー72、無線通信器73、及び制御部74を含む。
コイル12並びに共振コイル13−1及び13−2は、図1に示されるコイル12並びに共振コイル13−1及び13−2に相当する。また発振器62及び増幅器63は、図1に示される発振回路11に相当する。またモータ駆動部66及びモータ67は、図2の位置制御装置20に相当する。図11において、電源61から供給される電源電圧に基づいて発振器62が発振し、発振信号を増幅器63により増幅する。増幅された発振信号が、交流電力として、有線結合を介してコイル12に供給される。図11の例では、モータ駆動部66により駆動されるモータ67によりコイル12の角度位置が調整され、共振コイル13−1及び13−2の位置は固定であってよい。この角度調整により、コイル12は、共振コイル13−1及び13−2の一方と軸方向が一致し、且つ、残りの一方と軸方向が直交するように位置される。なお、モータ67により共振コイル13−1及び13−2の角度位置が調整され、コイル12の位置は固定である構成であってもよい。モータ駆動部66は制御部65により制御される。無線通信器64は、受電器51の無線通信器73との間で、例えばBluetooth(登録商標)等による無線通信を行う。制御部65は、無線通信器64が無線通信により受電器51から得たデータを受け取り、このデータに基づいてモータ駆動部66を制御する。
受電器51において、共振コイル15及びコイル17は、図1に示される共振コイル15及びコイル17に相当する。また受電回路71は、図1に示される整流回路18に相当する。共振コイル15が、送電器50側の共振コイル13−1又は13−2から電力を受信し、電磁誘導を介してこの電力をコイル17に伝送する。受電回路71は、有線結合を介してコイル17から交流電力を受け取り、交流電力を直流電圧に変換してバッテリー72に供給する。これによりバッテリー72が充電される。また受電回路71は、受信した電力の電力受電量を検出し、電力受電量の検出値を制御部74に通知する。制御部74は、無線通信器73を制御し、電力受電量の検出値を示すデータを無線通信器73から送信する。またバッテリー72は、電池の充電状態を監視しており、充電が完了すると、充電完了通知を制御部74に通知する。制御部74は、無線通信器73を制御し、充電完了を示すデータを無線通信器73から送信する。
送電器50側の制御部65は、受電器51の無線通信器73から無線通信器64を介して受け取った電力受電量の検出値を示すデータに応じて、モータ駆動部66を制御する。この制御により、検出された電力受電量に応じて、適切な共振コイルが複数の共振コイル13−1及び13−2から選択される。即ち、送電器50及び受電器51間の距離に応じて、適切な共振コイルが選択される。また制御部65は、受電器51の無線通信器73から無線通信器64を介して受け取った充電完了を示すデータに応答して、発振器62の発振動作を停止させる。この制御により、バッテリの充電が完了すると、交流電力の送信を終了させることができる。
また制御部65は、受電器51の無線通信器73から無線通信器64を介して受け取った電力受電量の検出値を示すデータに応じて、発振器62の発振動作を継続又は停止させる。電力受電量の検出値を示すデータが所定時間以上継続してゼロの電力受電量を示す場合、発振器62の発振動作を停止させ、交流電力の送信を終了させてよい。また制御部65は、受電器51の無線通信器73から所定時間以上継続して何らのデータも受信しない場合、発振器62の発振動作を停止させてよい。これらの制御により、受電器51が電力伝送範囲の外に置かれた場合に、発振器62の発振動作を停止させ、無駄な交流電力の送信を終了させることができる。
図12は、図11に示す電力伝送システムの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS1で、受電器51が送電器50から電力伝送可能な範囲内に置かれたか否かを検出する。例えば、人手による送電器50に対するスイッチ操作等により、受電器51が電力伝送可能範囲に置かれたことを送電器50に知らせてよい。また或いは、受電器51と送電器50との間のBluetooth(登録商標)等の無線通信手段により、受電器51が電力伝送可能範囲に置かれたか否かを検出してよい。受電器51が電力伝送可能範囲内に置かれたことを検出するまではステップS1の判定を繰り返す。受電器51が電力伝送可能範囲内に置かれたことを検出した場合(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。ステップS2で、コイルB(例えば図2の共振コイル13−1)から受電器51に電力伝送し、受電器51により電力受電量を検出し、送電器50の制御部65が無線によるデータ通信を介して電力受電量を確認する。更にステップS3で、コイルA(例えば図2の共振コイル13−2)から受電器51に電力伝送し、受電器51により電力受電量を検出し、送電器50の制御部65が無線によるデータ通信を介して電力受電量を確認する。
ステップS4で、電力受電量を比較し、コイルAの場合の電力受電量がコイルBの場合の電力受電量よりも大きいか否かを判定する。ステップS4での判定結果がYESの場合には、コイルA(例えば図2の共振コイル13−2)を選択して、コイルAから受電器51に電力伝送する。またステップS4での判定結果がNOの場合には、コイルB(例えば図2の共振コイル13−1)を選択し、コイルBから受電器51に電力伝送する。
ステップS7で、受電器51が送電器50から電力伝送可能な範囲内に存在するか否かを検出する。受電器51が送電器50から電力伝送可能な範囲内に存在する場合(ステップS7でYES)、ステップS8でバッテリが満充電されたか否かを判定する。満充電されていない場合(ステップS8でNO)、ステップS7に戻り以降の処理を繰り返す。
受電器51が送電器50から電力伝送可能な範囲内に存在しない場合(ステップS7でNO)、又は、ステップS8でバッテリが満充電されたと判定された場合(ステップS8でYES)、ステップS9で送電器50からの電力伝送を停止する。
図13は、受電側に複数の共振コイルが設けられた電力伝送システムにおける送電器と受電器との詳細な構成の一例を示すブロック図である。図11の電力伝送システムは、送電器50Aと受電器51Aとを含む。送電器50Aは、コイル12、共振コイル13、電源61、発振器62、増幅器63、無線通信器64、及び制御部65を含む。受電器51Aは、共振コイル15−1及び15−2、コイル17、受電回路71、バッテリー72、無線通信器73、制御部74、モータ駆動部75、及びモータ76を含む。図13において、図11と同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図11の電力伝送システムの構成と異なり、図13の電力伝送システムでは、受電側に複数の共振コイルが設けられており、これに伴い、モータ駆動部75及びモータ76が受電器51Aに設けられている。送電器50Aにモータ駆動部及びモータは設けられていない。図13の例では、モータ駆動部75により駆動されるモータ76によりコイル17の角度位置が調整され、共振コイル15−1及び15−2の位置は固定であってよい。この角度調整により、コイル17は、共振コイル15−1及び15−2の一方と軸方向が一致し、且つ、残りの一方と軸方向が直交するように位置される。なお、モータ76により共振コイル15−1及び15−2の角度位置が調整され、コイル17の位置は固定である構成であってもよい。モータ駆動部75は制御部74により制御される。モータ駆動部75及びモータ76は、図9の位置制御装置40に相当する。
共振コイル15−1又は15−2が、送電器50A側の共振コイル13から電力を受信し、電磁誘導を介してこの電力をコイル17に伝送する。受電回路71は、有線結合を介してコイル17から交流電力を受け取り、交流電力を直流電圧に変換してバッテリー72に供給する。これによりバッテリー72が充電される。また受電回路71は、受信した電力の電力受電量を検出し、電力受電量の検出値を制御部74に通知する。制御部74は、電力受電量の検出値に応じて、モータ駆動部75を制御する。この制御により、検出された電力受電量に応じて、適切な共振コイルが複数の共振コイル15−1及び15−2から選択される。即ち、送電器50A及び受電器51A間の距離に応じて、適切な共振コイルが選択される。
図14は、図13に示す電力伝送システムの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS1で、受電器51Aが送電器50Aから電力伝送可能な範囲内に置かれたか否かを検出する。例えば、人手による送電器50Aに対するスイッチ操作等により、受電器51Aが電力伝送可能範囲に置かれたことを送電器50Aに知らせてよい。また或いは、受電器51Aと送電器50Aとの間のBluetooth(登録商標)等の無線通信手段により、受電器51Aが電力伝送可能範囲に置かれたか否かを検出してよい。受電器51Aが電力伝送可能範囲内に置かれたことを検出するまではステップS1の判定を繰り返す。受電器51Aが電力伝送可能範囲内に置かれたことを検出した場合(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。ステップS2で、コイルAA(例えば図9の共振コイル15−2)により受電器51Aが電力を受電し、電力受電量を検出し、受電器51Aの制御部74が電力受電量を確認する。更にステップS3で、コイルBB(例えば図9の共振コイル15−1)により受電器51Aが電力を受電し、電力受電量を検出し、受電器51Aの制御部74が電力受電量を確認する。
ステップS4で、電力受電量を比較し、コイルAAの場合の電力受電量がコイルBBの場合の電力受電量よりも大きいか否かを判定する。ステップS4での判定結果がYESの場合には、コイルAA(例えば図9の共振コイル15−2)を選択し、コイルAAにより受電器51Aが電力を受け取る。またステップS4での判定結果がNOの場合には、コイルBB(例えば図9の共振コイル15−1)を選択し、コイルBBにより受電器51Aが電力を受け取る。
ステップS7で、受電器51Aが送電器50Aから電力伝送可能な範囲内に存在するか否かを検出する。受電器51Aが送電器50Aから電力伝送可能な範囲内に存在する場合(ステップS7でYES)、ステップS8でバッテリが満充電されたか否かを判定する。満充電されていない場合(ステップS8でNO)、ステップS7に戻り以降の処理を繰り返す。
受電器51Aが送電器50Aから電力伝送可能な範囲内に存在しない場合(ステップS7でNO)、又は、ステップS8でバッテリが満充電されたと判定された場合(ステップS8でYES)、ステップS9で送電器50Aからの電力伝送を停止する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、受電器側が共振コイルのみの場合や、送電器側が共振コイルのみの場合など、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
10 電力伝送システム
11 発振回路
12 コイル
13−1及び13−2 共振コイル
14−1及び14−2 容量
15 共振コイル
16 容量
17 コイル
18 整流回路
19 バッテリ
20,40 位置制御装置

Claims (11)

  1. 送電又は受電回路と、
    前記送電又は受電回路に有線で接続される一のコイルと、
    前記一のコイルと電磁誘導で選択的に結合される互いに径の異なる複数の共振コイルと、
    前記複数の共振コイルの位置を制御する位置制御装置と、
    を含み、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルの軸方向を選択的に前記一のコイルの軸方向に一致させることを特徴とする電力伝送装置。
  2. 前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイル以外の共振コイルの軸方向を前記一のコイルの軸方向と直交するように位置させることを特徴とする請求項1記載の電力伝送装置。
  3. 前記一のコイルと前記複数の共振コイルは平板状コイルであり、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイルを選択的に前記一のコイルと同一平面上に位置させ、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイル以外の共振コイルを前記一のコイルと直交平面上に位置させることを特徴とする請求項1又は2記載の電力伝送装置。
  4. 前記一のコイルと前記複数の共振コイルは平板状コイルであり、前記位置制御装置により、同一の回転軸周りに回転するように位置が制御されることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の電力伝送装置。
  5. 送電器と、
    前記送電器から磁気共鳴により電力を受信する受電器と、
    を含み、前記送電器及び前記受電器の少なくとも一方は、
    送電又は受電回路と、
    前記送電又は受電回路に有線で接続される一のコイルと、
    前記一のコイルと電磁誘導で選択的に結合される互いに径の異なる複数の共振コイルと、
    前記複数の共振コイルの位置を制御する位置制御装置と、
    を含み、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルの軸方向を選択的に前記一のコイルの軸方向に一致させることを特徴とする電力伝送システム。
  6. 前記受電回路は電力受電量を検出し、前記1つの共振コイルは前記検出された電力受電量に応じて前記複数の共振コイルのうちから選択されることを特徴とする請求項5記載の電力伝送システム。
  7. 前記送電器及び前記受電器の各々は互いに通信する無線通信装置を更に含み、前記無線通信装置を介して前記検出された電力受電量を示すデータを前記受電器から前記送電器に送信することを特徴とする請求項5又は6記載の電力伝送システム。
  8. 前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイル以外の共振コイルの軸方向を前記一のコイルの軸方向と直交するように位置させることを特徴とする請求項5乃至7何れか一項記載の電力伝送システム。
  9. 前記一のコイルと前記複数の共振コイルは平板状コイルであり、前記位置制御装置は、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイルを選択的に前記一のコイルと同一平面上に位置させ、前記複数の共振コイルのうちの前記1つの共振コイル以外の共振コイルを前記一のコイルと直交平面上に位置させることを特徴とする請求項5乃至8何れか一項記載の電力伝送システム。
  10. 互いに径の異なる複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルを選択し、
    前記1つの共振コイルの軸方向を選択的に一のコイルの軸方向に一致させ、
    前記1つの共振コイル以外の共振コイルの軸方向を前記一のコイルの軸方向と直交させ、
    前記一のコイルに有線接続を介して交流電力を供給し、
    前記一のコイルから前記1つの共振コイルに電磁誘電により交流電力を供給し、
    前記1つの共振コイルから受信側の共振コイルに磁気共鳴により電力を伝送する
    各段階を含むことを特徴とする電力伝送方法。
  11. 互いに径の異なる複数の共振コイルのうちの1つの共振コイルを選択し、
    前記1つの共振コイルの軸方向を選択的に二のコイルの軸方向に一致させ、
    前記1つの共振コイル以外の共振コイルの軸方向を前記二のコイルの軸方向と直交させ、
    前記1つの共振コイルから前記二のコイルに電磁誘電により交流電力を供給し、
    送信側の共振コイルから受信側の共振コイルに磁気共鳴により電力を伝送する
    各段階を含むことを特徴とする電力伝送方法。
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