JPWO2013098924A1 - 着信処理装置及び着信処理方法 - Google Patents

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Abstract

移動通信端末TRAに着信があると、発信元の通信識別子を含む着信報告を、送信部730が受ける。着信報告を受けた送信部730は、走行情報取得部720により取得された走行情報を収集するとともに、着信報告に含まれる通信識別子に基づき、保持部710に保持されている当該通信識別子に付与されている属性情報を読み取る。そして、送信部730は、走行情報に基づき複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の気付き度及び危険度を評価する。そして、送信部730は、気付き度及び危険度、並びに、属性情報に含まれる着信報知の緊急度に基づいて、利用報知部を選択し、着信に関連する情報を選択された利用報知部へ送信する。利用報知部は、報知指令を受けると、着信に関する情報の報知を行う。このため、移動体の運転者に対して、移動通信端末への着信に関連する情報を適切に報知することができる。

Description

本発明は、着信処理装置、着信処理方法、着信処理プログラム、及び、当該着信処理プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、携帯電話機等の移動通信端末が普及し、自動車等の移動体の操作中に、当該移動通信端末を利用する機会が増えている。こうした移動体の操作中における移動通信端末の利用は、移動体の操作の危険をはらむ場合がある。かかる事態の発生は、交通安全上、深刻な問題である。そこで、移動体の操作中に、移動体の操作の危険を低減させた移動通信端末の利用を行うための様々な技術が提案されている。
かかる提案技術の一つとして、移動通信端末への着信に際しての移動体操作の安全性を高める技術がある(特許文献1参照:以下、「従来例1」と呼ぶ)。この従来例1の技術では、携帯電話機の表示窓に表示される着信元情報を含む画像を撮像手段が撮像する。そして、撮像手段で撮影された画像を、運転者の前方視野内に配置されるヘッドアップディスプレイに表示するようになっている。また、移動体操作の安全性を高める提案技術の他の例として、車両停車時にのみ映像を楽しむことを可能にした表示装置が提案されている(特許文献2参照:以下、「従来例2」と呼ぶ)。
特開2006−264410号公報 特許4806733号公報
上述した従来例1では、移動通信端末への着信の確認に際して、運転者は前方視野内に配置されたヘッドアップディスプレイを視認すればよいため、運転中の運転者の視線方向を前方に維持できる。このため、移動通信端末への着信の確認ため、運転者の視線方向を前方からそらす必要がある場合と比べると、移動体操作の安全性を高めることができる。
しかしながら、上述した従来例1では、移動通信端末への着信があれば、常に、着信元情報を含む画像を、運転中の運転者の視野方向にあるヘッドアップディスプレイに表示する。このように、常に、当該画像をヘッドアップディスプレイに表示すると、運転者の移動体操作に対する集中度を低減させる可能性が高くなり、移動体の走行状態によっては、着信元情報を視認したために、交通事故につながる事態が生じ得る。
また、上述した従来例2の表示装置への表示により、着信報知を行う構成を採用した場合には、映像を楽しんで視ている際に、移動通信端末への着信があると、そのたびに運転者へ着信を報知することになり、当該映像を楽しむことの妨げになってしまう。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、移動体の運転者に対して、移動通信端末への着信に関連する情報を適切に報知することができる新たな着信処理装置及び着信処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からすると、移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得部と;移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部と;前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部を選択し、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信部と;を備えることを特徴とする着信処理装置である。
本発明は、第2の観点からすると、移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部を備える着信処理装置において使用される着信処理方法であって、移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得工程と;前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部を選択し、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信工程と;を備えることを特徴とする着信処理方法である。
本発明は、第3の観点からすると、本発明の着信処理方法を演算部に実行させる、ことを特徴とする着信処理プログラムである。
本発明は、第4の観点からすると、本発明の着信処理プログラムが、演算部により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の第1実施形態に係る着信処理装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る着信処理装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1実施例に係る着信報知装置の構成を概略的に説明するためのブロック図である。 図3の携帯電話装置の構成を示すブロック図である。 図4の選択テーブルの内容を説明するための図である。 図3のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 図3の装置における着信関連情報の報知処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例に係る着信報知装置の構成を概略的に説明するためのブロック図である。 図8の携帯電話装置の構成を示すブロック図である。 図8のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態の着信処理装置700Aについて、図1を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る着信処理装置700Aの概略的な構成が示されている。図1に示されるように、着信処理装置700Aは、移動通信端末TRA内に実装されている。
ここで、移動通信端末TRAは、電気自動車MV(以下、「移動体MV」と呼ぶ)内の所定位置に配置される。本第1実施形態では、移動通信端末TRAは、移動体MVに装備された不図示の車載装置と接続され、前方中央部のダッシュボード付近に配置されている。移動通信端末TRAは、着信処理装置700Aに加えて、着信報告部750と、登録部760と、入力部770Aと、報知部781,782,783とを備えている。また、移動通信端末TRA(より詳しくは、着信処理装置700A)は、車載装置を介して、移動体MV内に配置された4個の報知部791,792,793,794が接続されるようになっている。また、移動通信端末TRAは、移動体MVに装備された検出部910が接続されるようになっている。
着信報告部750は、アンテナ等を備えて構成される。着信報告部750は、移動通信端末TRAに着信があると、当該着信に際しての発信元の通信識別子を含む着信報告を、着信処理装置700Aへ送る。ここで、本第1実施形態では、「通信識別子」は、電話番号となっている。
登録部760には、少なくとも1つの通信相手の通信識別子が、氏名等に関連付けられて登録されている。この登録部760には、着信処理装置700Aがアクセスできるようになっている。
入力部770Aは、キー部等を備えて構成される。この入力部770Aを利用して、利用者が、登録部760内に登録されている通信相手のそれぞれに関する、後述する「属性」を付与することができるようになっている。
検出部910は、移動体MVの速度等の走行状態を検出する。検出部910による検出結果は、走行情報として、着信処理装置700Aへ送られる。
報知部781,782,783は、着信処理装置700Aから送られた報知指令に従って、移動体MVの操作者に対して、着信に関する情報を報知する。ここで、本第1実施形態では、報知部781は、スピーカを備えて構成され、着信音をスピーカから出力する。また、報知部782は、表示部を備えて構成され、発信元の通信識別子や発信者の氏名等を、表示部に表示出力する。また、報知部783は、振動器を備えて構成され、着信に際して、移動通信端末TRAに振動を付与する。
報知部791は、本第1実施形態では、ナビゲーション案内用の音出力部を備えて構成されている。そして、報知部791は、着信処理装置700Aから送られた報知指令を受けると、発信元の通信識別子や発信者の氏名等を音声出力する。
報知部792は、本第1実施形態では、上述した報知部782の表示部よりも視認性の高いナビゲーション案内用の表示部を備えて構成され、インストルメントパネル付近に配置される。そして、報知部792は、着信処理装置700Aから送られた報知指令を受けると、発信元の通信識別子や発信者の氏名等を、当該表示部に表示出力する。このため、報知部792を利用して着信に関する情報を報知した際には、移動体MVの操作者は、移動体MVの運転中の通常の操作時における視線から下方へ視線を移動させることで、着信に関する情報に気付くことができる。
報知部793は、本第1実施形態では、移動体MVの操作者の前方視野内に配置されるヘッドアップディスプレイを備えて構成されている。そして、報知部793は、着信処理装置700Aから送られた報知指令を受けると、発信元の通信識別子や発信者の氏名等を、ヘッドアップディスプレイに表示する。このため、報知部793を利用して着信に関する情報を報知した際には、移動体MVの操作者は、移動体MVの運転中の通常の操作時における視線を維持した状態で、着信に関する情報に気付くことができる。
報知部794は、本第1実施形態では、振動器を備えて構成され、運転席部材の内部に配置される。そして、報知部794は、着信処理装置700Aから送られた報知指令を受けると、運転席部材に振動を付与する。
本第1実施形態では、音による着信に関する情報の気付きやすさは、報知部781(移動通信端末のスピーカ)と報知部791(ナビゲーション案内用の音出力部)とで、同程度となっている。また、表示による着信に関する情報の気付きやすさは、報知部793(ヘッドアップディスプレイ)、報知部792(ナビゲーション案内用の表示部)、報知部782(移動通信端末の表示部)の順で、気付きやすくなっている。また、振動による着信に関する情報の気付きやすさは、報知部794(運転席部材内の振動器)、報知部783(移動通信端末内の振動器)の順で、気付きやすくなっている。
次に、上記の着信処理装置700Aの構成について、説明する。着信処理装置700Aは、保持部710と、走行情報取得部720と、送信部730とを備えている。
上記の保持部710は、登録部760に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、当該通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持している。ここで、「属性情報」には、入力部770Aを利用して、利用者により設定された着信報知の「緊急度」が含まれている。この保持部710には、送信部730がアクセスできるようになっている。
上記の走行情報取得部720は、検出部910により検出された移動体MVの走行に関する走行情報を取得する。走行情報取得部720による取得結果は、送信部730へ送られる。
上記の送信部730は、移動体MVへの搭乗中に移動通信端末TRAに着信があると、移動通信端末TRAの着信報告部750から着信報告を受ける。そして、送信部730は、着信報告部750から送られた着信報告を受けると、走行情報取得部720により取得された走行情報を収集する。また、送信部730は、着信報告を受けると、着信報告に含まれる通信識別子に基づき、保持部710に保持されている当該通信識別子に付与されている属性情報を読み取る。
そして、送信部730は、当該属性情報、及び、収集した走行情報に基づき、移動体MV内に配置された複数の報知部781〜783,791〜794の中から少なくとも1つの利用報知部を選択する。引き続き、送信部730は、着信に関連する情報を含む報知指令を、選択された利用報知部へ送信する。送信部730による利用報知部の選択処理の詳細については、後述する。
<動作>
上記のように構成された着信処理装置700Aの動作について、説明する。
移動通信端末TRAに着信があると、移動通信端末TRAの着信報告部750が、当該着信に際しての発信元の通信識別子を含む着信報告を、移動通信端末TRA内に実装されている着信処理装置700Aへ送る。着信報告を受けた着信処理装置700Aでは、送信部730が、走行情報取得部720により取得された走行情報を収集する。また、送信部730は、着信報告に含まれる通信識別子に基づき、保持部710に保持されている当該通信識別子に付与されている属性情報を読み取る。
そして、送信部730は、収集した走行情報、及び、通信識別子に付与されている属性情報に基づいて、報知部781〜783,791〜794の7個の報知部の中から、少なくとも1つの利用報知部を選択する。かかる利用報知部の選択に際して、まず、送信部730は、走行情報取得部720により取得された取得結果に基づいて、複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の「気付き度」及び「危険度」を評価する。
送信部730による評価結果としては、例えば、移動体MVが停止中のときにおける、音により着信報知を行う報知部781(移動通信端末のスピーカ),791(ナビゲーション案内用の音出力部)についてみると、報知部781の気付き度及び危険度を「高」及び「低」、報知部791の気付き度及び危険度を「高」及び「低」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが停止中のときにおける、表示により着信報知を行う報知部782(移動通信端末の表示部),792(ナビゲーション案内用の表示部),793(ヘッドアップディスプレイ)についてみると、報知部782の気付き度及び危険度を「低」及び「低」、報知部792の気付き度及び危険度を「中」及び「低」、報知部793の気付き度及び危険度を「高」及び「低」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが停止中のときにおける、振動により着信報知を行う報知部783(移動通信端末の振動器),794(運転席部材内の振動器)についてみると、報知部783の気付き度及び危険度を「中」及び「低」、報知部794の気付き度及び危険度を「高」及び「低」と評価するようにすることができる。
送信部730による評価結果としては、移動体MVが通常走行中のときにおける、音により着信報知を行う報知部781(移動通信端末のスピーカ),791(ナビゲーション案内用の音出力部)についてみると、報知部781の気付き度及び危険度を「中」及び「中」、報知部791の気付き度及び危険度を「中」及び「中」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが通常走行中のときにおける、表示により着信報知を行う報知部782(移動通信端末の表示部),792(ナビゲーション案内用の表示部),793(ヘッドアップディスプレイ)についてみると、報知部782の気付き度及び危険度を「低」及び「中」、報知部792の気付き度及び危険度を「中」及び「中」、報知部793の気付き度及び危険度を「高」及び「中」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが通常走行中のときにおける、振動により着信報知を行う報知部783(移動通信端末の振動器),794(運転席部材内の振動器)についてみると、報知部783の気付き度及び危険度を「低」及び「中」、報知部794の気付き度及び危険度を「低」及び「中」と評価するようにすることができる。
送信部730による評価結果としては、移動体MVが渋滞している道路を走行しているとき(以下、「渋滞走行」と記す)における、音により着信報知を行う報知部781(移動通信端末のスピーカ),791(ナビゲーション案内用の音出力部)についてみると、報知部781の気付き度及び危険度を「高」及び「中」、報知部791の気付き度及び危険度を「高」及び「中」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが渋滞走行中のときにおける、表示により着信報知を行う報知部782(移動通信端末の表示部),792(ナビゲーション案内用の表示部),793(ヘッドアップディスプレイ)についてみると、報知部782の気付き度及び危険度を「中」及び「中」、報知部792の気付き度及び危険度を「中」及び「低」、報知部793の気付き度及び危険度を「高」及び「低」と評価するようにすることができる。
また、移動体MVが渋滞走行中のときにおける、振動により着信報知を行う報知部783(移動通信端末の振動器),794(運転席部材内の振動器)についてみると、報知部783の気付き度及び危険度を「低」及び「中」、報知部794の気付き度及び危険度を「中」及び「中」と評価するようにすることができる。
こうして、現時点における気付き度及び危険度が評価されると、評価された気付き度及び危険度、並びに、属性情報に含まれる着信報知の緊急度に基づいて、利用報知部を選択する。かかる利用報知部の選択は、緊急度が高い場合には、危険度が「中」以下であることを確保しつつ、気付き度を高めるとの観点から行われる。また、利用報知部の選択は、緊急度が低い場合には、危険度が「低」であることを確保しつつ、気付き度を高めるとの観点から行われる。
こうして利用報知部が選択されると、送信部730は、着信に関連する情報を含む報知指令を、当該選択された利用報知部へ送信する。利用報知部は、報知指令を受けると、着信に関する情報の報知を行う。この結果、着信に関する情報は、移動体MVの操作者に報知される。
以上説明したように、本第1実施形態では、移動通信端末TRAに着信があると、着信報告部750が、当該着信に際しての発信元の通信識別子を含む着信報告を、着信処理装置700Aへ送る。着信報告を受けた着信処理装置700Aでは、送信部730が、走行情報取得部720により取得された走行情報を収集するとともに、着信報告に含まれる通信識別子に基づき、保持部710に保持されている当該通信識別子に付与されている属性情報を読み取る。そして、送信部730は、走行情報に基づいて、複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の「気付き度」及び「危険度」を評価する。そして、評価された気付き度及び危険度、並びに、属性情報に含まれる着信報知の緊急度に基づいて、利用報知部を選択する。
こうして利用報知部が選択されると、送信部730は、着信に関連する情報を含む報知指令を、当該選択された利用報知部へ送信する。利用報知部は、報知指令を受けると、着信に関する情報の報知を行う。この結果、移動通信端末TRAへの着信に関する情報が、移動体MVの操作者に報知される。
このため、移動体MVへの搭乗中に移動通信端末TRAへ着信があった際に、移動体MVの走行状態や着信の緊急度に対応した着信報知を行うことができ、移動体操作の安全性をより高めることができる。
したがって、本発明の第1実施形態によれば、移動体の運転者に対して、移動通信端末への着信に関連する情報を適切に報知することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の着信処理装置700Bについて、図2を参照して説明する。
<構成>
図2には、第2実施形態に係る着信処理装置700Bの概略的な構成が示されている。図2に示されるように、着信処理装置700Bは、移動体MVに搭載され、移動体MVに配置された移動通信端末TRB、入力部770B、及び、4個の報知部791,792,793,794が接続されるようになっている。また、着信処理装置700Bは、移動体MVに装備された検出部910が接続されるようになっている。
ここで、移動通信端末TRBは、本第2実施形態では、前方中央部のダッシュボード付近に配置されている。移動通信端末TRBは、上述した第1実施形態の移動通信端末TRAと比べて、着信処理装置を実装していない点、及び、入力部770Aを備えていない点が異なっている。
入力部770Bは、キー部等を備えて構成される。この入力部770Bを利用して、利用者が、移動通信端末TRBの登録部内に登録されている通信相手のそれぞれに関する属性を、保持部710に付与することができるようになっている。
すなわち、着信処理装置700Bは、上述した第1実施形態の着信処理装置700Aと比べて、移動通信端末TRA内に実装されていない点が異なっている。
<動作>
上記のように構成された着信処理装置700Bの動作について、説明する。
移動通信端末TRBに着信があると、移動通信端末TRBの着信報告部750が、当該着信に際しての発信元の通信識別子を含む着信報告を、移動体MVに搭載された着信処理装置700Bへ送る。
着信報告を受けた着信処理装置700Bでは、送信部730が、上述した第1実施形態の場合と同様に、走行情報取得部720により取得された走行情報を収集する。また、送信部730は、上述した第1実施形態の場合と同様に、着信報告に含まれる通信識別子に基づき、保持部710に保持されている当該通信識別子に付与されている属性情報を読み取る。
そして、送信部730は、走行情報及び属性情報に基づいて、上述した第1実施形態の場合と同様にして、報知部781〜783,791〜794の中から少なくとも1つの利用報知部を選択する。こうして利用報知部が選択されると、送信部730は、着信に関連する情報を含む報知指令を、当該選択された利用報知部へ送信する。利用報知部は、報知指令を受けると、着信に関する情報の報知を行う。この結果、着信に関する情報は、車両MVの操作者に報知される。
このため、移動体MVへの搭乗中に移動通信端末TRBへ着信があった際に、移動体MVの走行状態や着信の緊急度に対応した着信報知を行うことができ、移動体操作の安全性をより高めることができる。
以上説明したように、本第2実施形態では、上述した第1実施形態の場合と同様に、移動体の運転者に対して、移動通信端末への着信に関連する情報を適切に報知することができる。
[実施形態の変形]
なお、上記の第1及び第2実施形態では、送信部は、移動端末装置へ着信があったときの走行情報から評価される着信報知の「気付き度」及び「危険度」に基づいて、利用報知部を選択するようにした。これに対して、送信部は、走行情報取得部による取得結果に基づいて、着信報知中に、「気付き度」及び「危険度」の少なくとも一方が変化したと判断した場合には、新たな少なくとも1つの利用報知部の選択を行い、着信に関連する情報を当該新たに選択された利用報知部へ送信するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、送信部は、移動体が危険な状態にあると推定される場合であっても、移動端末装置へ着信があったときには、着信に関する情報を利用選択部へ送信するようにした。これに対して、安全走行時に着信報知を行うという観点から、送信部は、移動通信端末へ着信があったときの移動体の速度が所定値以上の場合には、選択された利用報知部への着信に関連する情報の送信を行わず、その後、移動体の速度が所定値未満になったときに、選択された利用報知部へ着信を履歴として送信するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態に係る着信処理装置が、移動体の走行地域情報を取得する走行地域情報取得部を更に備えるようにしてもよい。この場合には、送信部は、移動通信端末へ着信があったときに、走行地域情報取得部により取得された走行地域情報に基づき移動体が事故の多い地点を走行していると判断された場合には、選択された利用報知部への着信に関連する情報の送信を行わず、その後、移動体が事故の多い地点を通過したと判断されたときに、選択された利用報知部へ着信を履歴として送信するようにしてもよい。
かかる「速度が所定値以上の場合には着信報知を行わない」構成、及び、「事故の多い地点を走行していると判断された場合には着信報知を行わない」構成を採用し、移動体が危険な状態にあると推定される場合の着信報知を行わないようにすることにより、移動体の操作に際しての安全をより高めるとともに、事後的にではあるが、着信があったことを確実に報知することができる。
また、例えば、報知部792を利用して地上デジタル放送の視聴を行っている場合や、報知部793を利用して映画鑑賞を行っているとき等、複数の報知部のそれぞれの機能の現時点における着信報知以外での利用状態に更に基づいて、気付き度を評価するようにしてもよい。この場合には、その時点で利用されている報知部に関する気付き度が「高」と評価され、利用されていない報知部の気付き度は、「中」又は「低」と評価される。
また、上記の第1及び第2実施形態では、報知部782(移動通信端末の表示部)を備える移動通信端末は、前方中央部のダッシュボード付近に配置され、報知部792(ナビゲーション案内用の表示部)はインストルメントパネル付近に配置されることとしたが、これらの報知部を、移動体内空間の他の箇所に配置するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、移動体の操作者に対して着信報知を行う報知部として、移動端末装置が備える報知部781,782,783に加え、4個の報知部791〜794を用意した。これに対して、報知部の数を2個以上に減らしてもよいし、着信報知の態様の異なる報知部を増やすようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、通信識別子は電話番号であるとしたが、当該通信識別子は、電子メールアドレス等の他の通信識別子であってもよい。例えば、通信識別子が電子メールアドレスである場合には、報知部は、電子メールの着信に関する情報を、移動体の操作者に対して報知することになる。
また、上記の第1及び第2実施形態では、着信処理装置の構成要素の全てが、移動体に搭載されるようにした。これに対して、任意の構成要素を、遠隔地に配置されたサーバ装置が備えるようにし、当該サーバ装置と通信可能な端末装置を移動体に搭載する構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、電気自動車に配置される装置に本発明を適用したが、ハイブリッド車やガソリン車等に搭載される装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。
なお、上記の第1及び第2実施形態の着信処理装置の保持部以外の部分を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えた演算部としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、着信処理装置における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
以下、本発明の着信報知装置の実施例を、図3〜図10を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例を、図3〜図7を主に参照して説明する。
<構成>
図3には、第1実施例に係る「着信処理装置」を備える着信報知装置100Aの概略的な構成が示されている。なお、着信報知装置100Aが備える「着信処理装置」は、上述した第1実施形態の着信処理装置700A(図1参照)の一態様となっている。
着信報知装置100Aは、電気モータを駆動機構とし、道路上を走行する車両CRに搭載される。この車両CRには、着信報知装置100Aに接続される車速センサ490が搭載されている。
ここで、上記の車速センサ490は、車両CRの車輪又は車軸の回転を検出する。車速センサ490による車速検出結果は、着信報知装置100Aへ送られる。
ここで、本第1実施例では、車両CRの走行を制御するECU(Electrical Control Unit)が、車速センサ490による車速検出結果を収集するようになっている。そして、ECUによる収集結果が、車内LAN(Local Area Network)を通じて、着信報知装置100Aに供給されるようになっている。
なお、車内LANを利用することができない場合には、ECUに接続される信号ハーネスに検出ハーネスを噛ませることにより、又は、ECUからアドオン車載装置向けに引き出されている出力ハーネスを利用することにより、車速センサ490と着信報知装置100Aとを接続するようにしてもよい。
次に、着信報知装置100Aの構成について、説明する。着信報知装置100Aは、図3に示されるように、移動通信端末TRAとしてのスマートフォン等の携帯電話装置200Aと、ナビゲーション装置300Aとを備えている。また、着信報知装置100Aは、報知部793としてのヘッドアップディスプレイ表示部410と、報知部794としてのシート振動部420とを備えている。
上記の携帯電話装置200A、及び、上記のナビゲーション装置300Aは、ケーブルを介して、接続されている。そして、携帯電話装置200Aは、車両CRの車室内空間における前方中央部のダッシュボード付近に配置されている。携帯電話装置200A及びナビゲーション装置300Aの詳細な構成については、後述する。
上記のヘッドアップディスプレイ表示部410は、運転者の前方視野内に配置されるヘッドアップディスプレイを備えて構成され、ナビゲーション装置300Aに接続される。このヘッドアップディスプレイ表示部410は、着信処理装置から送られた報知指令を受けると、携帯電話装置200Aへ着信があったときの発信元の電話番号や発信者の氏名を、ヘッドアップディスプレイに表示する。
上記のシート振動部420は、振動器を備えて構成され、ナビゲーション装置300Aに接続される。この振動器は、運転席部材の内部に配置され、着信処理装置から送られた報知指令を受けると、運転席部材に振動を付与する。
《携帯電話装置200Aの構成》
次に、上述した携帯電話装置200Aの構成について説明する。携帯電話装置200Aは、図4に示されるように、着信報告部750としてのアンテナ210と、着信報告部750としての送受信部220と、登録部760としての電話番号登録部230と、着信報知部240とを備えている。また、携帯電話装置200Aは、入力部770Aとしての入力部251Aと、通話用スピーカ252と、マイクロフォン253とを備えている。さらに、携帯電話装置200Aは、通話処理部260と、着信処理装置700Aとしての着信処理装置270と、インターフェイス(NIF)290とを備えている。
上記のアンテナ210は、不図示の通信網において用意された基地局からの通話に関する無線通信を受信するとともに、当該基地局へ通話に関する無線信号を送信する。アンテナ210による当該無線信号の受信結果は、送受信部220へ出力される。また、アンテナ210は、送受信部220からの通話に関する送信信号を受けて、当該送信信号に対応する無線信号を、基地局へ送信する。
上記の送受信部220は、アンテナ210から受信した受信信号を処理して、通話処理部260及び着信処理装置270で処理可能なデジタルデータ信号に変換する。また、送受信部220は、通話処理部260から送られた通話に関する送信信号を処理して、基地局へ送信する無線信号に対応する信号に変換し、アンテナ210へ送る。
上記の電話番号登録部230には、利用者によって入力された通信相手の電話番号が、氏名、グループ等に関連付けられて登録されている。
上記の着信報知部240は、着信処理装置270から送られた報知指令に従って、車両CRの運転者に対して、着信に関する情報を報知する。この着信報知部240は、報知部781としての着信案内用スピーカ241と、報知部782としての表示部242と、報知部783としての振動部243と備えている。
上記の着信案内用スピーカ241は、着信処理装置270から送られた報知指令としての着信報知のための音データを受けると、着信音を出力する。
上記の表示部242は、液晶装置等を備えて構成される。そして、表示部242は、着信処理装置270から送られた報知指令としての表示用データを受けると、携帯電話装置200Aへ着信があったときの発信元の電話番号や発信者の氏名を、液晶装置に表示出力する。また、表示部242は、通話処理部260による制御のもとで、操作ガイダンス情報等を表示する。
上記の振動部243は、振動器を備えて構成される。そして、振動部243は、着信処理装置270から送られた報知指令としての着信報知のための振動信号を受けると、携帯電話装置200Aに振動を付与する。
上記の入力部251Aは、キー部等を備えて構成されている。ここで、キー部としては、表示部242の液晶装置に設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この入力部251Aを利用者が操作することにより、後述する「通信相手の属性」を、保持部に設定することができる。また、この入力部251Aを利用者が操作することにより、電話番号等の入力といった通常の携帯電話装置としての各種設定の入力や、発信開始指令、着信時の通話開始(オフフック)指令、通話終了(オンフック)指令を入力することができる。
上記の通話用スピーカ252は、通話処理部260から送られた音声データを受ける。そして、通話用スピーカ252は、通話処理部260による制御のもとで、通話時に通信相手から送られてきた音声を出力する。上記のマイクロフォン253は、通話時の利用者の音声を集音する。そして、マイクロフォン253は、集音結果を通話処理部260へ送る。
上記の通話処理部260は、要素210〜230,242,251A〜253を利用して、通話のための様々の制御を行う。
上記の着信処理装置270は、保持部710としての保持部271と、走行情報取得部720としての走行情報取得部272と、送信部730としての着信報知制御部(RIC)273と、選択テーブル274とを備えている。
上記の保持部271には、電話番号登録部230に登録された通信相手の電話番号に対応付けて、当該電話番号により識別される通信相手の属性を付与した属性情報が保持されている。この保持部271には、着信報知制御部273がアクセスできるようになっている。
ここで、「属性情報」には、入力部251Aを利用して利用者により設定された着信報知の「緊急度」が含まれている。本第1実施例では、緊急度は、低い方から順に、「1」〜「5」の5段階に分類されるようになっている。
上記の走行情報取得部272は、NIF290を介してナビゲーション装置300Aから送られた速度情報、及び、現在位置情報を取得する。そして、走行情報取得部272は、速度情報の履歴に基づいて、車両CRの走行状態が「停車」、「通常走行」又は「渋滞走行」のいずれであるかを判定する。引き続き、走行情報取得部272は、当該速度情報、判定結果である走行状態情報、及び、現在位置情報を、走行情報として着信報知制御部273へ送る。
ここで、「現在位置情報」には、後述するように、車両CRが走行している場合には走行している道路が「一般道路」であるか「高速道路」であるかの区別、車両CRが停止している場合には停止位置が利用者の「自宅」であるか「自宅以外(道路、販売店の駐車場等)」であるかの区別の情報が含まれている。
上記の着信報知制御部273は、着信処理装置270の動作を制御する。この着信報知制御部273は、車両CR内に配置された複数の報知部の報知態様、配置位置、並びに、車両CRの走行状態に基づいて、複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の利用者の「気付き度」及び運転操作の「危険度」を評価する。そして、着信報知制御部273は、評価された「気付き度」及び「危険度」、並びに、着信報知の「緊急度」に基づいて、利用報知部を選択するための選択テーブル274を作成する。選択テーブル274の内容については、後述する。
また、着信報知制御部273は、携帯電話装置200Aに着信があると、送受信部220から送られた発信元の電話番号を含む着信報告を受ける。そして、着信報知制御部273は、当該着信報告を受けると、走行情報取得部272により取得された走行情報を収集する。また、着信報知制御部273は、当該着信報告を受けると、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、保持部271に保持されている当該電話番号に付与されている属性情報を読み取る。
そして、着信報知制御部273は、当該属性情報、及び、収集した走行情報に基づいて、上述した選択テーブル274を参照して、車両CR内に配置された複数の報知部である「着信案内用スピーカ241」、「表示部242」、「振動部243」、ナビゲーション装置300Aが備える「音出力部」及び「表示部」、「ヘッドアップディスプレイ表示部410」、「シート振動部420」の中から、運転者に着信報知を行う少なくとも1つの利用報知部を選択する。
引き続き、着信報知制御部273は、着信に関連する情報を含む報知指令を、選択された利用報知部へ送信する。ここで、着信報知制御部273は、「着信案内用スピーカ241」を利用報知部に選択したときには、着信音を出力ための音データを生成し、着信案内用スピーカ241へ送信する。また、着信報知制御部273は、「表示部242」を利用報知部に選択したときには、発信元の電話番号や発信者の氏名を表示すべき旨の表示用データを生成し、表示部242へ送信する。さらに、着信報知制御部273は、「振動部243」を利用報知部に選択したときには、携帯電話装置200Aに振動を付与するための振動信号を生成し、振動部243へ送信する。
また、着信報知制御部273は、ナビゲーション装置300Aが備える「音出力部」を利用報知部に選択したときには、発信元の電話番号や発信者の氏名を音声出力すべき旨の報知指令を生成する。また、着信報知制御部273は、ナビゲーション装置300Aが備える「表示部」を利用報知部に選択したときには、発信元の電話番号や発信者の氏名を表示すべき旨の報知指令を生成する。そして、着信報知制御部273は、生成された報知指令を、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Aへ送る。
また、着信報知制御部273は、「ヘッドアップディスプレイ表示部410」を利用報知部に選択したときには、発信元の電話番号や発信者の氏名を表示すべき旨の報知指令を生成する。また、着信報知制御部273は、「シート振動部420」を利用報知部に選択したときには、運転席部材に振動を付与すべき旨の報知指令を生成する。こうして生成された報知指令は、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Aへ送信される。
上記の選択テーブル274は、上述したように、着信報知制御部273により作成される。図5には、本第1実施例の選択テーブル274が示されている。図5に示されるように、選択テーブル274には、車両CRの走行状態と着信報知の緊急度との組み合せに関連付けて、選択すべき利用報知部が登録されている。本第1実施例では、走行状態が、「停車」、「通常走行」及び「渋滞走行」に分類されるようになっている。そして、「停車」は、「自宅」停車、「自宅以外」停車に分類されている。また、「通常走行」及び「渋滞走行」のそれぞれは、「一般道路」走行、「高速道路」走行に分類されている。
また、本第1実施例では、緊急度が、上述したように、「1」〜「5」の5段階に分類されるようになっている。ここで、「j」(j=1〜5)の値jが小さいほど緊急度が低く、値jが大きいほど緊急度が高くなっている。
以上のように6種類に分類された走行状態と、5段階に分類された緊急度との組み合せに関連付けて、図5に示されたA〜Gの7個の報知部が登録されている。なお、例えば、車両CRの走行状態が「通常走行」かつ「高速道路」であり、緊急度が「3」以下の場合等の「着信報知なし」に該当するときには、いずれの報知部からも着信報知を行わないようになっている。
ここで、視認による着信報知の気付きやすさは、「ヘッドアップディスプレイ表示部410」、ナビゲーション装置300Aの「表示部」、携帯電話装置200Aの「表示部242」の順で、気付きやすくなっている。また、音による着信報知の気付きやすさは、携帯電話装置200Aの「着信案内用スピーカ241」と、ナビゲーション装置300Aの「音出力部」とで、同程度となっている。また、振動による着信報知の気付きやすさは、「シート振動部420」、携帯電話装置200Aの「振動部243」の順で、気付きやすくなっている。
上記のNIF290は、携帯電話装置200Aとナビゲーション装置300Aとの間におけるデータ授受に際して利用される。
《ナビゲーション装置300Aの構成》
次に、上述したナビゲーション装置300Aの構成について説明する。ナビゲーション装置300Aは、図6に示されるように、位置検出部310と、地図情報記憶部320と、報知部791としての音出力部330と、報知部792としての表示部340と、入力部345Aとを備えている。また、ナビゲーション装置300Aは、ナビゲーション処理部350と、情報処理部360と、インターフェイス(TIF)380と、インターフェイス(SIF)390とを備えている。
上記の位置検出部310は、GPS(Global Positioning System)受信部等を備えて構成される。この位置検出部310は、車両CRの現在位置及び進行方向を検出する。そして、位置検出部310は、当該位置検出結果を、ナビゲーション処理部350及び情報処理部360へ送る。
上記の地図情報記憶部320は、地図情報MPIを記憶する。ここで、地図情報MPIには、一般道路、高速道路等の道路の種別を示した道路情報、利用者の自宅位置情報等が含まれている。この地図情報記憶部320には、ナビゲーション処理部350及び情報処理部360がアクセスできるようになっている。
上記の音出力部330は、スピーカを備えて構成されている。この音出力部330は、ナビゲーション処理に際して、車両CRの進行方向、走行状況、交通状況等の案内音声を出力する。また、音出力部330は、携帯電話装置200Aの着信処理装置270から送られた報知指令を受けると、携帯電話装置200Aへ着信があったときの発信元の電話番号や発信者の氏名を音声出力する。
上記の表示部340は、液晶パネル等の表示デバイスを備えて構成され、ナビゲーション処理に際して、地図情報、ルート情報、ガイダンス情報等の走行支援画像を表示する。また、表示部410は、着信処理装置270から送られた報知指令を受けると、携帯電話装置200Aへ着信があったときの発信元の電話番号や発信者の氏名を、表示デバイスに表示する。この表示部410は、インストルメントパネル付近に配置される。
上記の入力部345Aは、ナビゲーション装置300Aの本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示部340の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。なお、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。
この入力部345Aを利用者が操作することにより、ナビゲーション装置300Aの動作内容の設定や動作指令が行われる。例えば、ナビゲーション処理におけるルート探索に関する目的地等の設定を、利用者が入力部345Aを利用して行うことができる。
上記ナビゲーション処理部350は、要素310〜345A,490を利用して、利用者にナビゲーション情報を提供する。
上記の情報処理部360は、SIF390を介して、車速センサ490による車速検出結果を受ける。そして、情報処理部360は、車速検出結果を、携帯電話装置200Aで取扱可能な形態の信号に変換し、速度情報として、TIF380を介して携帯電話装置200Aへ送る。
また、情報処理部360は、位置検出部310から送られた位置検出結果を受ける。そして、情報処理部360は、当該位置検出結果に基づいて、地図情報記憶部320内の地図情報MPIを参照し、車両CRが走行している場合には走行している道路の種別を判定し、車両CRが停止している場合には停止位置が利用者の自宅であるかどうかを判定する現在位置判定を行う。引き続き、情報処理部360は、位置検出情報及び当該判定結果を現在位置情報として、TIF380を介して携帯電話装置200Aへ送る。
また、情報処理部360は、TIF380を介して、携帯電話装置200Aから送られた音出力部330へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための音データを生成する。そして、情報処理部360は、生成された音データを音出力部330へ送る。
また、情報処理部360は、TIF380を介して、携帯電話装置200Aから送られた表示部340へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための表示用データを生成する。そして、情報処理部360は、生成された表示用データを表示部340へ送る。
また、情報処理部360は、TIF380を介して、携帯電話装置200Aから送られたヘッドアップディスプレイ表示部410へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための表示用データを生成する。そして、情報処理部360は、生成された表示用データをヘッドアップディスプレイ表示部410へ送る。
また、情報処理部360は、TIF380を介して、携帯電話装置200Aから送られたシート振動部420へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための振動信号を生成する。そして、情報処理部360は、生成された振動信号をシート振動部420へ送る。
上記のTIF380は、ナビゲーション装置300Aと携帯電話装置200Aとの間におけるデータ授受に際して利用される。
上記のSIF390は、ナビゲーション装置300Aと車両CRに搭載された車速センサ490との間におけるデータ授受に関して利用される。
<動作>
以上のようにして構成された着信報知装置100Aの動作について、「携帯電話装置200A」の着信処理装置270による着信関連情報の報知処理に主に着目して説明する。
着信報知装置100Aでは、携帯電話装置200Aの走行情報取得部272が、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Aから送られた速度情報、及び、現在位置情報を受ける。そして、走行情報取得部272は、当該速度情報の履歴に基づいて、車両CRの走行状態を判定しているものとする(図4参照)。
着信報知装置100Aによる着信関連情報の報知処理は、携帯電話装置200Aに着信があり、送受信部220が、発信元の電話番号を含む着信報告を着信報知制御部273へ送ることにより、開始する。
着信報告を受けた着信報知制御部273は、図7に示されるように、まず、ステップS11において、保持部271にアクセスし、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、当該電話番号に付与されている属性情報である緊急度を読み取る。引き続き、ステップS12において、着信報知制御部273は、走行情報取得部272が取得した走行情報を収集する。
次に、ステップS13において、着信報知制御部273が、車両CRの運転者に対して着信報知を行う利用報知部を選択する。かかる利用報知部の選択に際して、着信報知制御部273は、収集した走行情報と、読み取った緊急度との組み合せに対応する報知部を、選択テーブル274(図5参照)から読み取る。そして、着信報知制御部273は、読み取られた報知部を、利用報知部として選択する。
引き続き、ステップS14において、着信報知制御部273が、上述したステップS13において、利用報知部が選択されたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)、すなわち、走行情報と緊急度との組み合せの対応が「着信報知なし」であった場合には、車両CRの運転者に対する着信報知を行わないで、今回の着信に対する着信関連情報の報知処理が終了する。
一方、ステップS14における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS14:Y)には、処理はステップS15へ進む。ステップS15では、着信報知制御部273が、選択された利用報知部へ向けて送信する報知指令を生成する。そして、着信報知制御部273は、生成された報知指令を利用報知部へ送信する。
かかる報知指令の生成及び送信に際して、携帯電話装置200Aが備える報知部(「A:表示部242」、「B:着信案内用スピーカ241」、「C:振動部243」)を利用報知部として選択したときには、着信報知制御部273は、選択された利用報知部に対応する報知指令を生成し、当該選択された報知部へ送信する。
この結果、利用報知部として「A:表示部242」が選択されたときには、発信元の電話番号や発信者の氏名が、液晶装置に表示出力される。また、利用報知部として「B:着信案内用スピーカ241」が選択されたときには、着信案内用スピーカ241から着信音が出力される。また、利用報知部として「C:振動部243」が選択されたときには、携帯電話装置200Aが振動する。
また、ナビゲーション装置300Aが備える報知部(「D:表示部340」、「E:音出力部330」)を利用報知部として選択したときには、着信報知制御部273は、選択された利用報知部に対応する報知指令を生成し、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Aへ送信する。この結果、利用報知部として「D:表示部340」が選択されたときには、発信元の電話番号や発信者の氏名が、表示デバイスに表示される。また、利用報知部として「E:音出力部330」が選択されたときには、発信元の電話番号や発信者の氏名が、スピーカから音声出力される。
また、ナビゲーション装置300Aに接続される報知部(「F:ヘッドアップディスプレイ表示部410」、「G:シート振動部420」)を利用報知部として選択したときには、着信報知制御部273は、選択された利用報知部に対応する報知指令を生成し、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Aへ送信する。この結果、利用報知部として「F:ヘッドアップディスプレイ表示部410」が選択されたときには、発信元の電話番号や発信者の氏名が、ヘッドアップディスプレイに表示される。また、利用報知部として「G:シート振動部420」が選択されたときには、運転席部材が振動する。
携帯電話装置200Aへの着信があるごとに、上記のステップS11〜S15の処理が実施されて、着信関連情報の報知処理が行われる。
以上説明したように、本第1実施例では、携帯電話装置200Aに着信があると、送受信部220が、着信に際しての発信元の電話番号を含む着信報告を、携帯電話装置200Aの着信処理装置270へ送る。着信報告を受けた着信処理装置270では、着信報知制御部273が、走行情報取得部272により取得された走行情報を収集する。また、着信報知制御部273は、保持部271にアクセスし、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、当該電話番号に付与されている属性情報である緊急度を読み取る。
引き続き、着信報知制御部273は、車両CRの走行状態に基づいて、複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の利用者の「気付き度」及び運転操作の「危険度」を評価し、当該評価された気付き度及び危険度、並びに、着信報知の「緊急度」に基づいて作成された選択テーブル274を参照する。そして、着信報知制御部273は、収集した走行情報と、読み取った緊急度との組み合せに対応する報知部を、選択テーブル274から読み取り、当該読み取られた報知部を、利用報知部として選択する。
こうして車両CRの運転者に対して着信報知を行う利用報知部が選択されると、着信報知制御部273は、着信に関連する情報を含む報知指令を、当該選択された利用報知部へ送信する。選択された利用報知部は、当該報知指令を受けると、車両CRの運転者に対して、着信に関する情報の報知を行う。
このため、車両CRへの搭乗中に携帯電話装置200Aへ着信があった際に、車両CRの走行状態や着信の緊急度に対応した着信報知を行うことができ、車両操作の安全性をより高めることができる。
したがって、本第1実施例によれば、車両の運転者に対して、携帯電話装置への着信に関連する情報を適切に報知することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例を、図8〜図10を主に参照して説明する。
<構成>
図8には、第2実施例に係る「着信処理装置」を備える着信報知装置100Bの概略的な構成が示されている。なお、着信報知装置100Bが備える「着信処理装置」は、上述した第2実施形態の着信処理装置700B(図2参照)の一態様となっている。
図8に示されるように、着信報知装置100Bは、上述した第1実施例の着信報知装置100A(図3参照)と比べて、携帯電話装置200Aに代えて、移動通信端末TRBとしての携帯電話装置200Bを備える点、及び、ナビゲーション装置300Aに代えてナビゲーション装置300Bを備える点が異なっている。以下、これらの相違点に主に着目して、説明を行う。
《携帯電話装置200Bの構成》
上記の携帯電話装置200Bの構成について、説明する。携帯電話装置200Bは、図9に示されるように、上述した第1実施例の携帯電話装置200A(図4参照)と比べて、着信処理装置270を備えていない点、情報処理部280を更に備える点、及び、入力部251Aに代えて入力部251Bを備える点が異なっている。
上記の情報処理部280は、携帯電話装置200Bに着信があると、送受信部220から送られた発信元の電話番号を含む着信報告を受ける。そして、情報処理部280は、着信報告を受けると、当該着信報告に関する情報である着信報告情報を、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bへ送信する。
また、情報処理部280は、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bから送られた電話番号取得指令を受けると、電話番号登録部230にアクセスする。そして、情報処理部280は、電話番号登録部230に登録されている電話番号情報を、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bへ送信する。
また、情報処理部280は、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bから送られた着信案内用スピーカ241へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための音データを生成する。そして、情報処理部280は、生成された音データを着信案内用スピーカ241へ送る。
また、情報処理部280は、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bから送られた表示部242へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための表示用データを生成する。そして、情報処理部280は、生成された表示用データを表示部242へ送る。
また、情報処理部280は、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bから送られた振動部243へ向けた報知指令を受けると、当該報知指令に基づいて、着信報知のための振動信号を生成する。そして、情報処理部280は、生成された振動データを振動部243へ送る。
上記の入力部251Bは、通信相手の属性を付与することができない点を除いて、上述した第1実施例の入力部251Aと同様に構成される。
《ナビゲーション装置300Bの構成》
上記のナビゲーション装置300Bの構成について、説明する。ナビゲーション装置300Bは、図10に示されるように、上述した第1実施例のナビゲーション装置300A(図6参照)と比べて、着信処理装置370を更に備える点、情報処理部360を備えていない点、及び、入力部345Aに代えて、入力部770Bとしての入力部345Bを備える点が異なっている。
上記の着信処理装置370は、保持部710としての保持部371と、走行情報取得部720としての走行情報取得部372と、送信部730としての着信報知制御部(RIC)373と、選択テーブル374とを備えている。
上記の保持部371は、上述した第1実施例の保持部271と同様に、電話番号登録部230に登録された通信相手の電話番号に対応付けて、当該電話番号により識別される通信相手の属性を付与した属性情報が保持されている。ここで、「属性情報」には、入力部345Bを利用して利用者により設定された着信報知の「緊急度」が含まれている。この保持部371には、着信報知制御部373がアクセスできるようになっている。
上記の走行情報取得部372は、SIF390を介して、車速センサ490による車速検出結果を受ける。そして、走行情報取得部372は、車速検出結果を、着信報知制御部373で取扱可能な形態の信号である速度情報に変換する。そして、走行情報取得部372は、上述した第1実施例の走行情報取得部272と同様に、速度情報の履歴に基づいて、車両CRの走行状態が「停車」、「通常走行」又は「渋滞走行」のいずれであるかの走行状態を判定する。
また、走行情報取得部372は、位置検出部310から送られた位置検出結果を受ける。そして、走行情報取得部372は、当該位置検出結果に基づいて、地図情報記憶部320内の地図情報MPIを参照し、車両CRが走行している場合には走行している道路の種別を判定し、車両CRが停止している場合には停止位置が利用者の自宅であるかどうかを判定する現在位置の判定を行う。
引き続き、走行情報取得部372は、速度情報、走行状態情報、及び、現在位置情報を、走行情報として着信報知制御部373へ送る。
上記の着信報知制御部373は、着信処理装置370の動作を制御する。この着信報知制御部373は、上述した第1実施例の着信報知制御部273と同様に、車両CR内に配置された複数の報知部の報知態様、配置位置、並びに、車両CRの走行状態に基づいて、複数の報知部のそれぞれから着信に関連する情報が報知された場合の着信報知の利用者の「気付き度」及び運転操作の「危険度」を評価する。そして、着信報知制御部373は、評価された「気付き度」及び「危険度」、並びに、着信報知の「緊急度」に基づいて、利用報知部を選択するための選択テーブル374を作成する。
また、着信報知制御部373は、携帯電話装置200Bに着信があると、TIF380を介して、携帯電話装置200Bから送られた発信元の電話番号を含む着信報告情報を受ける。そして、着信報知制御部373は、着信報告情報を受けると、上述した第1実施例の着信報知制御部273と同様に、走行情報取得部372により取得された走行情報を収集する。また、着信報知制御部373は、当該着信報告を受けると、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、保持部371に保持されている当該電話番号に付与されている属性情報を読み取る。
引き続き、着信報知制御部373は、上述した第1実施例の着信報知制御部273と同様に、当該属性情報、及び、収集した走行情報に基づいて、上述した選択テーブル374を参照して、「着信案内用スピーカ241」、「表示部242」、「振動部243」、「音出力部330」及び「表示部340」、「ヘッドアップディスプレイ表示部410」、「シート振動部420」の中から、運転者に着信報知を行う少なくとも1つの利用報知部を選択する。そして、着信報知制御部373は、着信に関連する情報を含む報知指令を、選択された利用報知部へ送信する。
上記の選択テーブル374は、着信報知制御部373により作成され、上述した第1実施例の選択テーブル274と同様の内容を記憶している。この選択テーブル374には、着信報知制御部373がアクセスできるようになっている。
上記の入力部345Bは、ナビゲーション装置300Bの本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。この入力部345Bを利用者が操作することにより、保持部371に、携帯電話装置200Bの電話番号登録部230内に登録されている通信相手のそれぞれに関する属性を設定することができる。この点を除いて、入力部345Bは、上述した第1実施例の入力部345Aと同様に構成される。
<動作>
以上のようにして構成された着信報知装置100Bの動作について、「ナビゲーション装置300B」の着信処理装置370による着信関連情報の報知処理に主に着目して説明する。
着信報知装置100Bでは、ナビゲーション装置300Bの走行情報取得部372が、SIF390を介して、車速センサ490による車速検出結果を受け、速度情報に変換する。そして、走行情報取得部372は、速度情報の履歴に基づいて、車両CRの走行状態を判定しているものとする。
また、走行情報取得部372は、位置検出部310から送られた位置検出結果を受ける。そして、走行情報取得部372は、当該位置検出結果に基づいて、地図情報記憶部320内の地図情報MPIを参照し、上述した現在位置判定を行っているものとする(図10参照)。
着信報知装置100Bによる着信関連情報の報知処理は、携帯電話装置200Bに着信があり、携帯電話装置200Bが、発信元の電話番号を含む着信報告を、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bの着信報知制御部373へ送ることにより、開始する。
本第2実施例では、着信関連情報の報知処理に際して、第1実施例における図7のステップS11〜S15と同様の処理を、着信報知制御部373が実行する。以下、図7のステップS11〜S15のそれぞれに対応するステップの処理の説明に際して、対応する図7におけるステップ番号を使用して説明する。
着信報告を受けた着信報知制御部373は、まず、ステップS11において、保持部371にアクセスし、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、当該電話番号に付与されている属性情報である緊急度を読み取る。次いで、ステップS12において、着信報知制御部373は、走行情報取得部372が取得した走行情報を収集する。
次に、ステップS13において、着信報知制御部373が、着信報知を行う利用報知部を選択する。かかる利用報知部の選択に際して、着信報知制御部373は、第1実施例における携帯電話装置200Aの着信報知制御部273と同様に、収集した走行情報と、読み取った緊急度との組み合せに対応する報知部を、選択テーブル374(図5参照)から読み取る。そして、着信報知制御部373は、読み取られた報知部を、利用報知部として選択する。
引き続き、ステップS14において、着信報知制御部373が、ステップS13において利用報知部が選択されたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS14:N)には、車両CRの運転者に対する着信報知を行わないで、今回の着信に対する着信関連情報の報知処理が終了する。
一方、ステップS14における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS14:Y)には、処理はステップS15へ進む。ステップS15では、着信報知制御部373が、選択された利用報知部へ向けて送信する報知指令を生成する。そして、着信報知制御部373は、生成された報知指令を利用報知部へ送信する。
かかる報知指令の生成及び送信に際して、携帯電話装置200Bが備える報知部(「A:表示部242」、「B:着信案内用スピーカ241」、「C:振動部243」)を利用報知部として選択したときには、着信報知制御部373は、選択された利用報知部に対応する報知指令を生成し、TIF380を介して、携帯電話装置200Bへ送信する。
また、ナビゲーション装置300Bが備える報知部(「D:表示部340」、「E:音出力部330」)、ナビゲーション装置300Bに接続される報知部(「F:ヘッドアップディスプレイ表示部410」、「G:シート振動部420」)を利用報知部として選択したときには、着信報知制御部373は、選択された利用報知部に対応する報知指令を生成し、当該選択された報知部へ送信する。
この結果、選択された利用報知部から、着信に関する情報が、車両CRの運転者に報知される。
携帯電話装置200Bへの着信があるごとに、上記のステップS11〜S15の処理が実施されて、着信関連情報の報知処理が行われる。
以上説明したように、本第2実施例では、携帯電話装置200Bに着信があると、携帯電話装置200Bが、着信に際しての発信元の電話番号を含む着信報告を、NIF290を介して、ナビゲーション装置300Bの着信処理装置370へ送る。着信報告を受けた着信処理装置370では、着信報知制御部373が、走行情報取得部372により取得された走行情報を収集するとともに、保持部371にアクセスし、着信報告に含まれる電話番号に基づいて、当該電話番号に付与されている属性情報である緊急度を読み取る。
引き続き、着信報知制御部373は、上述した第1実施例の場合と同様にして、収集した走行情報と、読み取った緊急度との組み合せに対応する報知部を、選択テーブル374から読み取り、当該読み取られた報知部を、利用報知部として選択する。
こうして車両CRの運転者に対して着信報知を行う利用報知部が選択されると、着信報知制御部373は、着信に関連する情報を含む報知指令を、当該選択された利用報知部へ送信する。選択された利用報知部は、当該報知指令を受けると、車両CRの運転者に対して、着信に関する情報の報知を行う。
このため、車両CRへの搭乗中に携帯電話装置200Bへ着信があった際に、車両CRの走行状態や着信の緊急度に対応した着信報知を行うことができ、車両操作の安全性をより高めることができる。
したがって、本第2実施例によれば、上述した第1実施例と同様に、車両の運転者に対して、携帯電話装置への着信に関連する情報を適切に報知することができる。
[実施例の変形]
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1及び2実施例では、着信処理装置の構成要素が全て車両CRに配置されるようにしたが、車両CRの搭載される端末装置と通信可能なサーバ装置が、着信処理装置の構成要素の全部又は一部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の通信処理装置は、上記の第1実施例では携帯電話装置に実装され、上記の第2実施例ではナビゲーション装置に実装されることとした。これに対して、本発明の通信処理装置を単独の装置として構成するようにしてもよいし、音響装置等の他の車載装置に本発明の通信処理装置の機能を実装するようにしてもよい。
また、上記の第1及び2実施例では、有線通信用のケーブルを介して、携帯電話装置とナビゲーション装置との間のデータ授受を行うようにした。これに対して、無線通信を利用して、携帯電話装置とナビゲーション装置との間のデータ授受を行うようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例において利用報知部を選択する際に参照した選択テーブルは一例であって、図5に示された内容と異なるものであってもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、着信報知制御部は、携帯電話装置へ着信があったときの走行情報に基づき、選択テーブルを参照して利用報知部を選択するようにした。これに対して、送信部は、走行情報取得部による取得結果に基づいて、着信報知中に、選択テーブルから選択すべき利用報知部が変更になったと判断した場合には、新たな少なくとも1つの利用報知部の選択を行い、それまで利用報知部による着信報知を中止し、着信に関連する情報を当該新たに選択された利用報知部へ送信するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、着信報知制御部は、緊急度の高い発信者からの携帯電話装置へ着信があったときには、着信に関する情報を利用選択部へ送信するようにした。これに対して、安全走行時に着信報知を行うという観点から、着信報知制御部は、携帯電話装置へ着信があったときの車両の速度が所定値以上の場合には、選択された利用報知部への着信に関連する情報の送信を行わず、その後、車両の速度が所定値未満になったときに、選択された利用報知部へ着信を履歴として送信するようにしてもよい。
ここで、「所定値」は、交通安全上の観点から、例えば、走行する道路の法定速度を参考にして、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、上記の第1及び第2実施例における地図情報には、事故多発地点等に関する走行地域情報が含まれるようにし、着信処理装置が、車両の走行地域情報を取得する走行地域情報取得部を更に備えるようにしてもよい。この場合には、着信報知制御部は、携帯電話装置へ着信があったときに、走行地域情報取得部により取得された走行地域情報に基づき車両が事故の多い地点を走行していると判断されたときには、選択された利用報知部への着信に関連する情報の送信を行わず、その後、車両が当該事故の多い地点を通過したと判断されたときに、選択された利用報知部へ着信を履歴として送信するようにしてもよい。
かかる「速度が所定値以上の場合には着信報知を行わない」構成、及び、「事故の多い地点を走行していると判断された場合には信報知を行わない」構成を採用し、車両が危険な状態にあると推定される場合の着信報知を行わないようにすることにより、車両の操作に際しての安全をより高めるとともに、事後的にではあるが、着信があったことを確実に報知することができる。
また、ナビゲーション装置の表示部を利用して映画鑑賞を行っている場合や、ヘッドアップディスプレイ部を利用して地上デジタル放送の視聴を行っているとき等、複数の報知部のそれぞれの機能の現時点における着信報知以外での利用状態に更に基づいて、利用報知部を選択するようにしてもよい。
例えば、ナビゲーション装置の表示部を利用して映画鑑賞を行っている場合に、緊急度の高い発信者から携帯電話装置への着信があったときには、当該表示部に着信に関する情報を表示し、緊急度の低い発信者から携帯電話装置への着信があったときには、当該表示部以外の報知部を利用して着信報知を行うようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、表示部242を備える携帯電話装置は、前方中央部のダッシュボード付近に配置され、ナビゲーション装置が備える表示部340はインストルメントパネル付近に配置されることとしたが、これらの報知部を、車室内空間の他の箇所に配置するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、運転者に対して着信報知を行う報知部として、携帯電話装置が備える「着信案内用スピーカ241」、「表示部242」、「振動部243」に加え、「音出力部330」、「表示部340」、「ヘッドアップディスプレイ表示部410」、「シート振動部420」を用意した。これに対して、報知部の数を2個以上に減らしてもよいし、着信報知の態様の異なる報知部を増やすようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、電話番号登録部には、通信相手の電話番号が、氏名、グループ等に関連付けられて登録されているとしたが、通信相手の電子メールアドレス等の他の通信識別子を更に登録するようにしてもよい。例えば、電話番号登録部に電子メールアドレスが登録されている場合には、報知部は、電子メールの着信に関する情報を、車両の運転者に対して報知するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、電気自動車に搭載される装置に本発明を適用したが、ハイブリッド車やガソリン車、ディーゼル車等に搭載される装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。
なお、上記の第1及び第2実施例では、着信報知制御部273,373がプログラムの実行により、着信関連情報の報知処理を行うようにしたが、着信報知制御部の全部又は一部を、専用のLSI(Large Scale Integrated circuit)等を用いたハードウェアにより行うようにしてもよい。
また、着信報知制御部273,373が実行するプログラムは、CD−ROM,DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
本発明は、第1の観点からすると、音により着信報知を行う複数の報知部、表示により着信報知を行う気付きやすさの異なる複数の報知部、振動により着信報知を行う気付きやすさの異なる複数の報知部を利用して着信処理を行う着信処理装置であって、移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得部と;移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部と;前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部の選択又は利用報知部の非選択を行い、前記少なくとも1つの利用報知部を選択した場合、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信部と;を備え、前記属性情報には、利用者により設定された着信報知の緊急度が含まれ、前記送信部は、前記走行情報取得部による取得結果に基づいて、前記複数の報知部のそれぞれから前記着信に関連する情報が報知された場合の前記着信報知の気付き度及び危険度を評価し、前記評価された気付き度及び危険度、並びに、前記着信報知の緊急度に基づいて、前記少なくとも1つの利用報知部の選択又は前記利用報知部の非選択を行い、前記少なくとも1つの利用報知部の選択に際して、前記緊急度が高い場合には、危険度を高くしないことを確保しつつ、気付き度を高める報知部を前記利用報知部として選択し、前記緊急度が低い場合には、危険度を低くすることを確保しつつ、気付き度を高める報知部を前記利用報知部として選択する、ことを特徴とする着信処理装置である。
本発明は、第2の観点からすると、移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部を備え、音により着信報知を行う複数の報知部、表示により着信報知を行う気付きやすさの異なる複数の報知部、振動により着信報知を行う気付きやすさの異なる複数の報知部を利用して着信処理を行う着信処理装置において使用される着信処理方法であって、移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得工程と;前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部の選択又は利用報知部の非選択を行い、前記少なくとも1つの利用報知部を選択した場合、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信工程と;を備え、前記属性情報には、利用者により設定された着信報知の緊急度が含まれ、前記送信工程では、前記走行情報取得工程における取得結果に基づいて、前記複数の報知部のそれぞれから前記着信に関連する情報が報知された場合の前記着信報知の気付き度及び危険度を評価し、前記評価された気付き度及び危険度、並びに、前記着信報知の緊急度に基づいて、前記少なくとも1つの利用報知部の選択又は前記利用報知部の非選択を行い、前記少なくとも1つの利用報知部の選択に際して、前記緊急度が高い場合には、危険度を高くしないことを確保しつつ、気付き度を高める報知部を前記利用報知部として選択し、前記緊急度が低い場合には、危険度を低くすることを確保しつつ、気付き度を高める報知部を前記利用報知部として選択する、ことを特徴とする着信処理方法である。

Claims (12)

  1. 移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得部と;
    移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部と;
    前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部を選択し、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信部と;
    を備えることを特徴とする着信処理装置。
  2. 前記属性情報には、利用者により設定された着信報知の緊急度が含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の着信処理装置。
  3. 前記送信部は、
    前記走行情報取得部による取得結果に基づいて、前記複数の報知部のそれぞれから前記着信に関連する情報が報知された場合の前記着信報知の気付き度及び危険度を評価し、
    前記評価された気付き度及び危険度、並びに、前記着信報知の緊急度に基づいて、前記少なくとも1つの利用報知部を選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の着信処理装置。
  4. 前記送信部は、前記走行情報取得部による取得結果に基づいて、前記気付き度及び前記危険度の少なくとも一方が変化したと判断した場合には、新たな少なくとも1つの利用報知部の選択を行い、前記着信に関連する情報を前記新たに選択された利用報知部へ送信する、ことを特徴とする請求項3に記載の着信処理装置。
  5. 前記送信部は、前記複数の報知部のそれぞれの機能の現時点における前記着信報知以外での利用状態に更に基づいて、前記気付き度を評価する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の着信処理装置。
  6. 前記走行情報には、前記移動体の速度が含まれ、
    前記送信部は、前記移動通信端末へ着信があったときの前記移動体の速度が所定値以上の場合には、前記選択された利用報知部への前記着信に関連する情報の送信を行わず、その後、前記移動体の速度が前記所定値未満になったときに、前記選択された利用報知部へ前記着信を履歴として送信する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の着信処理装置。
  7. 前記移動体の走行地域情報を取得する走行地域情報取得部を更に備え、
    前記送信部は、前記移動通信端末へ着信があったときに、前記走行地域情報取得部により取得された走行地域情報に基づき前記移動体が事故の多い地点を走行していると判断された場合には、前記選択された利用報知部への前記着信に関連する情報の送信を行わず、その後、前記移動体が前記事故の多い地点を通過したと判断されたときに、前記選択された利用報知部へ前記着信を履歴として送信する、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の着信処理装置。
  8. 前記報知部は、前記着信に関連する情報を、音出力、表示出力及び振動のいずれかで報知する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の着信処理装置。
  9. 前記通信識別子は、電話番号である、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の着信処理装置。
  10. 移動通信端末に登録された通信相手の通信識別子に対応付けて、前記通信識別子により識別される通信相手の属性を付与した属性情報を保持する保持部を備える着信処理装置において使用される着信処理方法であって、
    移動体の走行に関する走行情報を取得する走行情報取得工程と;
    前記移動体への搭乗中に前記移動通信端末へ着信があったときに、前記着信に際して発信元の通信識別子に付与されている属性情報、及び、前記着信の時点での前記移動体の走行に関連する走行情報に基づき、前記移動体内に配置された複数の報知部の中から少なくとも1つの利用報知部を選択し、前記着信に関連する情報を前記選択された利用報知部へ送信する送信工程と;
    を備えることを特徴とする着信処理方法。
  11. 請求項10に記載の着信処理方法を演算部に実行させる、ことを特徴とする着信処理プログラム。
  12. 請求項11に記載の着信処理プログラムが、演算部により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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