JP6398268B2 - 緊急通報システム及びサービスセンター - Google Patents

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Description

本発明は、車両の事故発生時に、事故車両の緊急通報車載装置からサービスセンターに、無線回線を介して、所定の情報が送信されるとともに、緊急通報車載装置とサービスセンターとの間で通話が可能な緊急通報システム及びサービスセンターに関するものである。
近年、交通事故に対処するために、車両の衝突事故時に、車両位置をサービスセンター(緊急対応センター)へ通報することで、緊急車両の派遣を迅速に行える車両用の緊急通報システムが提案されている(特許文献1参照)。
この緊急通報システムでは、運転者(ドライバ)等の搭乗者は、車両に搭載された通信装置(緊急通報車載装置)によって、サービスセンターのオペレータと通話できるので、ドライバ等は、車内又は車外(但し車両の近傍の窓越し)にて、オペレータと通話を行っていた。
具体的には、図11に示すように、車載のセンサ等によって車両の衝突を検知した場合には、緊急通報車載装置からサービスセンターに対して、自動的に所定のデータを送信するモードにて、衝突が発生した旨と緊急通報車載装置のID(車載機ID)と車両の位置情報とを含む緊急通報信号を送信する。
サービスセンターでは、この緊急通報信号を受信すると、緊急通報車載装置に、緊急通報信号を正常に受信したことを示す信号を送信する(即ち正常応答を行う)。
その後、緊急通報車載装置とサービスセンターとでは、通話を行うモードに切り替えられるので、例えばサービスセンターのオペレータから緊急通報車載装置に電話をかけることによって、サービスセンターのオペレータとドライバ等との間で、通話を行うことができる。
特許第3073960号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ドライバ等は、車両に設置された緊急通報車載装置を用いて、車内又は車両の近傍にて通話を行わなければならないので、例えば車両に火災が発生している場合など、車両から離れる必要がある状況では、緊急通報車載装置による通話ができない恐れがあった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両の事故等で緊急通報車載装置の使用が難しい場合でも、緊急通報車載装置とは異なる携帯電話を使用して、サービスセンターと容易に通話することができる緊急通報システム及びサービスセンターを提供することにある。
本発明の一つの態様は、車両の事故発生時に、事故車両の緊急通報車載装置からサービスセンターに、無線回線を介して、所定の情報が送信される構成と、前記緊急通報車載装置と前記サービスセンターとの間で通話が可能な構成と、を備えた緊急通報システムに関するものである。
この態様では、携帯電話から前記サービスセンターに対して、該サービスセンターから前記緊急通報車載装置に通話を行う際の着信先を、該緊急通報車載装置から前記携帯電話に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合に、前記着信先変更要求を受信したサービスセンターは、前記着信先を前記携帯電話に変更するか又は前記着信先変更要求を拒否するかを判定する構成を有する。
そして、前記事故発生時に、前記緊急通報車載装置から前記サービスセンターに対して、前記車両の位置を示す車両位置情報と前記携帯電話にて測位した携帯位置情報とが送信された場合には、前記サービスセンターでは、前記車両位置情報と前記携帯位置情報とに基づいて、前記緊急通報車載装置と前記携帯電話との距離を求め、該距離が所定以上離れている場合には、前記着信先変更要求を拒否する。
本発明の他の態様は、車両の事故発生時に、事故車両の緊急通報車載装置からサービスセンターに、無線回線を介して、所定の情報が送信される構成と、前記緊急通報車載装置と前記サービスセンターとの間で通話が可能な構成と、を備えた緊急通報システムに関するものである。
この態様では、前記サービスセンターには、前記緊急通報車載装置を特定するデータと携帯電話を特定するデータとが関連づけて記憶されている。
そして、前記携帯電話から前記サービスセンターに対して、該サービスセンターから前記緊急通報車載装置に通話を行う際の着信先を、該緊急通報車載装置から前記携帯電話に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合には、前記着信先変更要求を受信したサービスセンターは、前記関連づけて記憶されたデータに基づいて、前記着信先変更要求が、前記関連づけて記憶された携帯電話からの要求であるか否かを判定し、該携帯電話からの要求であると判定された場合には、前記着信先を前記携帯電話に変更する。
本発明の緊急通報システムでは、携帯電話からサービスセンターに対して、サービスセンターから緊急通報車載装置に通話を行う際の着信先(即ちサービスセンターから電話をかける相手)を、携帯電話に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合には、サービスセンターでは、着信先を携帯電話に変更することができる。例えば所定の着信先変更の条件(例えば携帯電話が緊急通報車載装置の近くにある場合や、登録された携帯電話である場合等の条件)が満たされたときに、着信先を携帯電話に変更する。
つまり、上述したように、従来では、ドライバ等は、車両の事故の発生時には、緊急通報車載装置を用いて、車内又は車両の近傍にてサービスセンターのオペレータと通話しなければならないので、車両に火災が発生している場合などには、緊急通報車載装置による通話ができないことがあったが、本発明では、そのような場合には、ドライバ等が携帯している携帯電話からサービスセンターに対して、着信先変更要求を送信することにより、サービスセンターからの電話の着信先を携帯電話に変更することができる。
これにより、ドライバ等は、事故車両から離れた安全な位置で、サービスセンターのオペレータと通話ができるので、安全性が一層向上するという顕著な効果を奏する。
なお、ここで携帯電話とは、ドライバ等が携帯可能であって、サービスセンターに対して、着信先変更要求等のデータをデータ通信によって送信可能で、且つ、サービスセンターのオペレータ等との間で通話が可能な情報通信機器(例えばスマートフォン等)である。
実施例1の緊急通報システムの概略構成を示す説明図である。 実施例1の緊急通報システムにおける携帯電話と緊急通報車載装置とサービスセンターとの間の(変更許可の場合の)通信状態を示す説明図である。 実施例1の緊急通報システムにおける携帯電話と緊急通報車載装置とサービスセンターとの間の(変更拒否の場合の)通信状態を示す説明図である。 実施例1の緊急通報システムの緊急通報車載装置における処理を示すフローチャートである。 実施例1の緊急通報システムのサービスセンターにおける処理を示すフローチャートである。 実施例1の緊急通報システムの携帯電話における処理を示すフローチャートである。 実施例2の緊急通報システムにおける携帯電話と緊急通報車載装置とサービスセンターとの間の通信状態を示す説明図である。 実施例2の緊急通報システムの緊急通報車載装置における処理を示すフローチャートである。 実施例2の緊急通報システムのサービスセンターにおける処理を示すフローチャートである。 実施例2の緊急通報システムの携帯電話における処理を示すフローチャートである。 従来技術の説明図である。
次に、本発明の緊急通報システム及びサービスセンター並びに携帯電話の実施例を、図面と共に説明する。
[システムの全体構成]
まず、本実施例1の緊急通報システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施例1の緊急通報システム1は、車両に搭載されている緊急通報車載装置(車載機)3と、インフラ側の緊急応答センターであるサービスセンター(詳しくはそのセンター装置)5と、運転者(ドライバ)等の搭乗者が携帯する携帯電話7などから構成されている。
このうち、緊急通報車載装置3とサービスセンター5とは、公知のデータ通信と(電話による)通話とが可能な構成であり、しかも、センター装置5と携帯電話7とも、データ通信と通話とが可能な構成である。
以下、各構成について詳しく説明する。
<緊急通報車載装置3>
緊急通報車載装置3は、周知のように、制御部11、音声処理部13、無線通信部15、メモリ部17、LAN送受信部19等を備えた車載機である。
また、緊急通報車載装置3には、制御部11に、操作器21、表示器23、エアバッグシステム27が接続され、音声処理部13に、マイクロホン31、スピーカ33が接続され、LAN送受信部19に、ナビゲーションシステム25が接続されている。
このうち、制御部11は、CPUを備えたマイクロコンピュータを主体として構成されており、緊急通報車載装置3の動作全般を制御する制御装置である。
音声処理部13は、マイクロホン31に入力した音声をデジタル処理して制御部11に入力したり、制御部11からのデジタル信号をスピーカ33から音声出力させるための回路である。従って、この音声処理部13を介して、ドライバ等とサービスセンター5のオペレータとの間で会話が可能となる。
無線通信部15は、制御部11からの接続指令・切断指令に基づいて、通信インフラ(携帯電話網等)との間で、通信回線(音声通信回線及びデータ通信回線)を接続・切断する回路である。即ち、無線通信部15は、サービスセンター5との間の各通信回線の接続・切断を行うものである。
メモリ部17は、車両(従って緊急通報車載装置3)を特定する車両ID(従って車載機ID)などの各種のメモリ情報を記憶する装置(例えば不揮発性メモリ)である。なお、車載機IDと車両IDとは同じであるので、以下では、車両IDを用いて説明する。
LAN送受信部19は、車載LANとのインタフェース機能を有し、本実施例1では周知のナビゲーションシステム25等との間で各種の情報を送受信する。
この場合、ナビゲーションシステム25は、車両の現在位置を示す車両位置情報、自車両の速度を示す車速情報、自車から目的地等への距離を示す距離情報などを、車載LANを介して緊急通報車載装置3に送信する。また、制御部11は、例えばLAN送受信部19がナビゲーションシステム25から受信した車両位置情報や、メモリ部17に記憶されている車両IDなどを含む緊急通報信号を、無線通信部15からサービスセンター5に送信させる。
エアバッグシステム27は、エアバッグが展開されると、エアバッグ展開信号を衝突検出信号として制御部11に出力する。
なお、本実施例1では、後述するように、エアバッグシステム27がエアバッグ展開信号(衝突検出信号)を出力した旨を、緊急通報トリガとして、緊急通報信号を出力する緊急通報動作を行う。
操作器21は、ユーザが操作する緊急通報ボタンであり、その操作器21が操作されたことを示す操作検出信号が、制御部11に出力される。なお、この操作器21は、省略可能である。
表示器23は、制御部11から表示指令が入力されると、その表示指令に応じた表示情報を表示する。
<サービスセンター5>
サービスセンター5は、周知の緊急対応センターの装置であり、緊急通報車載装置3との間で、緊急通報信号等のデータ通信や通話を行うことができ、且つ、ドライバ等の携帯電話7との間で、データ通信や通話を行うことができる。
このサービスセンター5の記憶装置35には、車両IDとユーザIDと着信先とが、関連づけて(即ち一つの情報から他の情報が得られるように紐付けされて)記憶されている。
ここで、着信先としては、当初は、サービスセンター5から緊急通報車載装置3に電話して通話が可能なように、緊急通報車載装置3に割り当てられた電話番号が記憶されている。
なお、サービスセンター5と緊急通報車載装置3との間の前記データ通信としては、例えばインターネットを介した通信やSMS(ショートメッセージサービス)による通信を採用できる。
<携帯電話7>
携帯電話7は、周知のデータ通信や通話を切り替えて実施することが可能で且つ携帯可能な通信装置であり、サービスセンター5との間で、着信先変更要求等のデータ通信や、サービスセンター5のオペレータとの間で、通話を行う装置である。
ここで、着信先変更要求とは、後述するように、サービスセンター5から電話を掛ける相手先を、緊急通報車載装置3から携帯電話7に変更する要求の通信ことである。
なお、携帯電話7としては、例えば電話機としての機能も有するタッチパネル式の可搬型端末(例えばいわゆるスマートフォンやガラパゴス携帯)などを採用することができる。
また、この携帯電話7からサービスセンター5に対して、所定のデータ(例えば後述する着信先変更要求)を通信する方法としては、下記のような各種の方法を採用できる。
例えばスマートフォンに、予め、サービスセンター5に所定のデータを送信するように設定されたソフトウエアであるアプリケーション(いわゆるアプリ)を記憶しておき、緊急時にこのアプリを操作することにより、短時間でデータを送信することができる。
なお、送信される着信先変更要求としては、着信先変更要求であることを示す情報(着信先変更要求情報)に加え、ユーザID(又は車両ID)、携帯電話7の電話番号、携帯電話7の位置を示す携帯位置情報等が、規定されたメッセージフォーマット形式に従ったデータ列として送信される。
また、スマートフォンから、サービスセンター5のホームページにアクセスし、例えばホームページに設定された所定の着信先変更要求の入力欄から、着信先変更要求に必要な所定のデータ(例えばユーザIDや携帯電話番号等)を入力してもよい。
更に、サービスセンター5に対して、SMSによって、着信先変更要求を送信するようにしてもよい。この場合、サービスセンター5の送信先は、予めスマートフォンに記憶されていることが好ましい。なお、送信する内容(例えばユーザID)も、予め記憶されていることが好ましい。なお、SMSの場合は、発信元の情報(携帯電話の番号等の情報)は、送信の際に同時に送信される。
[緊急通報システム1全体における通信]
まず、サービスセンター5と緊急通報車載装置3と携帯電話7との間の全体的な通信の手順について、時系列に沿って説明する。
図2に示すように、車両の衝突事故が発生した場合には、緊急通報車載装置3からサービスセンター5に対して、従来と同様に、緊急通報信号が送信される。
この緊急通報信号には、車両事故等の緊急事態が発生したことを示す情報と、車両IDと、車両位置情報が含まれる。
次に、サービスセンター5では、緊急通報車載装置3からの緊急通報信号を受信すると、従来と同様に、緊急通報車載装置3に対して、緊急通報信号を正常に受信したことを示す信号を送信する(正常応答を行う)。
そして、サービスセンター5では、緊急通報信号に含まれる車両IDに基づいて、記憶装置35に記憶されたデータ(即ち、車両IDとユーザIDと着信先のデータ)を検索し、着信先のデータに基づいて、緊急通報車載装置3との通話が可能な状態に設定する(切り替える)。
例えば、従来と同様に、サービスセンター5から緊急通報車載装置3から自動的に電話をかけて、オペレータとドライバとの間で通話が可能な状態とする。なお、この場合、緊急通報車載装置3では、例えば自動的に通話が可能な状態に切り替えられる。
また、サービスセンター5側のディスプレイに通話が可能な状態に切り替えられた旨の表示、或いは、特定の車両からの緊急通報信号を受信した旨等の表示を行い、オペレータの操作によって通話を開始するようにしてもよい。
従って、このような動作によって、以後、サービスセンター5のオペレータと車両のドライバとの間で、通話が可能である。
次に、ドライバは、自身が携帯する携帯電話7からサービスセンター5に対して、例えば上述したスマートフォンのアプリを操作して、着信先変更要求を行うと、サービスセンター5に、着信先変更要求情報、ユーザID(又は車両ID)、携帯電話7の電話番号、携帯位置情報等が送信される。なお、この着信先変更要求には、後述する変更許可応答や変更拒否応答のデータを送信する際の送信先(携帯電話7)のデータ、即ち、データ通信の送信先の情報も含まれている。
次に、サービスセンター5は、この着信先変更要求を受信すると、後に詳述するように、着信先の変更を許可するか拒否するかを判定する着信先変更判定を行う。
ここで、着信先の変更を許可する場合には、携帯電話7に対して、データ通信によって、着信先変更要求を許可する旨の情報を送信する。
この情報は、例えば携帯電話7のディスプレイに表示されたり、振動等によって伝達されるので、ドライバは、着信先変更要求が許可されたことを認識することができる。
また、サービスセンター5では、この着信先変更要求に応じて、サービスセンター5から電話をかける際の着信先を、緊急通報車載装置3から携帯電話7に変更する。これにより、その後、例えばサービスセンター5から携帯電話7に電話をかけることによって、サービスセンター5のオペレータと携帯電話7を持ったドライバとの間で通話が可能となる。
一方、着信先要求を許可しない場合には、図3に示すように、携帯電話7に対して、着信先変更要求を拒否する旨の情報を送信する。
この情報は、前記許可の際と同様に、例えば携帯電話7のディスプレイに表示されたり、振動等によって伝達されるので、ドライバは、着信先変更要求が拒否されたことを認識することができる。
この場合は、着信先変更要求が拒否されたので、その後は、従来と同様に、サービスセンター5から緊急通報車載装置3に電話をかけることによって、サービスセンター5のオペレータと緊急通報車載装置3の近傍のドライバとの間で通話が可能となる。
[緊急通報車載装置3にて実施される処理]
次に、緊急通報車載装置3にて実施される処理について説明する。
図4に示すように、ステップ(S)100では、エアバッグシステム27からの衝突検出信号に基づいて、車両(自車両)の衝突が検出されたか否かを判定する。ここで、衝突検出信号が得られた場合には、車両の衝突が発生したとして、ステップ110に進み、一方、衝突検出信号が得られない場合には、車両の衝突が発生していないとして、一旦本処理を終了する。
ステップ110では、車両が衝突したので、サービスセンター5に対して、緊急通報信号を送信する。即ち、緊急通報信号として、緊急事態が発生したことを示す情報と車両IDと車両位置情報とが送信される。
続くステップ120では、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で、即ち、ドライバとサービスセンター5のオペレータとの間で、通話が可能な状態に切り替えて、一旦本処理を終了する。
なお、通常では、緊急通報信号の送信の後に、サービスセンター5からの正常応答が受信されるので、正常応答の受信後に、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で、通話が可能な状態に切り替えてもよい。
[サービスセンター5にて実施される処理]
次に、サービスセンター5にて実施される処理について説明する。
図5に示すように、ステップ200では、緊急通報車載装置3から送信された緊急通報信号を受信したか否かを判定する。ここで、受信した場合には、ステップ210に進み、一方、受信しない場合には、一旦本処理を終了する。
ステップ210では、緊急通報信号を受信したことを、緊急通報車載装置3に送信する(即ち正常応答を行う)。
続くステップ220では、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で通話が可能な状態に切り替える。
続くステップ230では、携帯電話7から送信された着信先変更要求を受信したか否かを判定する。つまり、サービスセンター5から電話を掛ける相手(着信先)を、初期設定の緊急通報車載装置3から、着信先変更要求を送信した携帯電話7に変更することを要求する信号(着信先変更要求)を所定時間内に受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定されると、ステップ240に進み、一方、受信しないと判定されると、一旦本処理を終了する。
ステップ240では、着信先変更要求があるので、着信先の変更を許可するか否かを判定する。ここで、許可すると判定されると、ステップ250に進み、一方、許可しない(拒否する)と判定されると、ステップ260に進む。
ここで、着信先を変更する場合の条件について説明する。
本実施例1では、携帯電話7から送信された着信先変更要求に、ユーザID(又は車両ID)、携帯電話7の電話番号、携帯電話の位置情報等が含まれている。
従って、サービスセンター5では、まず、送信されたユーザID(又は車両ID)が、記憶装置35に記憶されているユーザID(又は車両ID)と一致するかどうかを判定し、一致する場合には、適正な携帯電話7からの着信先変更要求であると判断する。
次に、車両位置情報と携帯位置情報とから、車両と携帯電話7との位置関係(距離)を求め、その距離が所定の範囲内(事故発生時に車両に搭乗していたドライバからの通信であるとみなされる範囲内:例えば100m以内)であるか否かを判定し、所定範囲内である場合には、着信先の変更を許可し、所定範囲外である場合には、着信先の変更を拒否する。
そして、ステップ250では、前記ステップ240の判定によって着信先の変更を許可したので、携帯電話7に対して、データ通信によって、許可したことを示す信号を送信する(着信許可応答を送信する)。
続くステップ270では、着信先を、携帯電話7に変更する。
なお、このとき、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で通話が可能な状態の場合、例えば、サービスセンター5から緊急通報車載装置3に電話がかけられて接続状態になっている場合には、一旦その接続を遮断するようにしても良い。
続くステップ280では、携帯電話7とサービスセンター5との間で通話が可能な状態に切り替えて、一旦本処理を終了する。例えばサービスセンター5から携帯電話7に対して電話をかける等の処理が行われる。
一方、ステップ260では、着信先の変更を拒否したので、携帯電話7に対して、データ通信によって、拒否したことを示す信号(着信拒否応答)を送信し、一旦本処理を終了する。
なお、この状態では、携帯電話7との通話はできないが、従来と同様に、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で通話が可能な状態である。
[携帯電話7にて実施される処理]
図6に示すように、ステップ300にて、ドライバ等によって、着信先変更要求の送信の操作がされたか否かを判定する。ここで、操作されたと判定されると、ステップ310に進み、一方、操作されていないと判定されると、一旦本処理を終了する。
なお、着信先変更要求の送信の操作としては、例えば、上述したように、スマートフォンにてアプリを立ち上げて、着信先変更要求の送信の操作を行うことが挙げられる。
ステップ310では、着信先変更要求の送信の操作がなされたので、携帯電話7からサービスセンター5に対して、着信先変更要求の送信を行う。
続くステップ320では、サービスセンター5から送信された着信先変更許可の信号(変更許可応答)を、所定時間内に受信したか否かを判定する。ここで、変更許可応答を受信した場合には、ステップ330に進み、一方、変更許可応答を受信しない場合には、ステップ340に進む。
ステップ330では、着信先の変更が成功したことを報知するために、携帯電話7のディスプレイに、「着信先変更完了」と表示し、一旦本処理を終了する。
一方、ステップ340では、着信先の変更が失敗したことを報知するために、携帯電話7のディスプレイに、「着信先変更失敗」と表示し、一旦本処理を終了する。
[本実施例1の効果]
本実施例1の緊急通報システム1では、車両の衝突事故が発生した場合に、携帯電話7からサービスセンター5に対して、サービスセンター5から緊急通報車載装置3に通話を行う際の着信先(即ちサービスセンター5から電話をかける相手)を、携帯電話7に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合には、サービスセンター5では、所定の着信先変更の条件(例えば携帯電話7が緊急通報車載装置3の近くにある場合等の条件)が満たされたときには、着信先を携帯電話7に変更する。
つまり、従来では、ドライバ等は、車両の事故の発生時には、緊急通報車載装置3を用いて、車内又は車両の近傍にてサービスセンター5のオペレータと通話しなければならないので、車両に火災が発生している場合などには、緊急通報車載装置3による通話ができないことがあったが、本実施例1では、そのような場合には、ドライバ等が携帯している携帯電話7からサービスセンター5に対して、着信先変更要求を送信することにより、サービスセンター5からの電話の着信先を携帯電話7に設定することができる。
これにより、ドライバ等は、事故車両から離れた安全な位置で、サービスセンター5のオペレータと通話ができるので、安全性が一層向上するという顕著な効果を奏する。
また、本実施例1では、着信先変更要求には、携帯電話7と車両IDとを関連づける関連情報(例えばユーザID)と、携帯電話7の電話番号と、携帯電話7にて測位した携帯位置情報が含まれているので、サービスセンター5では、その着信先変更要求に基づいて、着信先の変更を許可するか又は拒否するかを的確に判定することができる。また、送信された携帯電話番号に基づいて、携帯電話7に電話をかけることができる。
なお、簡易的には、携帯位置情報を省略することも可能である。
更に、本実施例1では、事故発生時に、緊急通報車載装置3からサービスセンター5に対して、(緊急通報信号による)車両位置情報や(着信先変更要求による)携帯位置情報が送信される。よって、サービスセンター5では、車両位置情報と携帯位置情報とに基づいて、緊急通報車載装置3と携帯電話7との距離を求め、その距離が所定以上離れている場合には、着信先変更要求を拒否するので、即ち、その距離が所定範囲内である場合には、着信先変更要求を許可するので、着信先を適切に設定することができる。
つまり、携帯電話7が車両からあまり離れている場合には、事故車両の近傍からの通信ではないとして、着信先をその携帯電話7に変更することを拒否するので、間違った携帯電話7と通話することを防止することができる。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略又は簡略化する。なお、各構成の番号は実施例1と同じものを使用する(以下同様)。
本実施例2は、ハード構成は前記実施例1と同じであり、通信の処理の手順等が異なるので、異なる点を説明する。
[緊急通報システム全体における通信]
まず、サービスセンター5と緊急通報車載装置3と携帯電話7との間の全体的な通信の手順について、時系列に沿って説明する。
なお、本実施例2では、サービスセンター5の記憶装置35には、車両IDと当初の着信先(緊急通報車載装置3)と(車両のユーザの)携帯電話番号が、関係づけられて記憶されている。なお、更に、ユーザID等も関係づけられて記憶されていてもよい。
図7に示すように、車両の衝突事故が発生した場合には、緊急通報車載装置3からサービスセンター5に対して、緊急通報信号が送信される。
次に、サービスセンター5では、緊急通報車載装置3からの緊急通報信号を受信すると、緊急通報車載装置3に対して、緊急通報信号を正常に受信したことを示す信号を送信する(正常応答を行う)。
そして、サービスセンター5では、緊急通報信号に含まれる車両IDに基づいて、記憶装置35に記憶されたデータを検索し、当初の着信先のデータに基づいて、緊急通報車載装置3との通話が可能な状態に設定する(切り替える)。
従って、このような動作によって、以後、サービスセンター5のオペレータと車両のドライバとの間で、通話が可能である。
次に、サービスセンター5では、携帯電話7の番号が分かっているので(即ち登録された携帯電話番号であるので)、携帯電話7に対して、データ通信(例えばSMS)によって、変更要求先の情報(即ちサービスセンター5である送信先の情報:例えば電話番号や変更要求受付URL)を送信する。
次に、携帯電話7では、この変更要求先を受信した場合に、着信先を携帯電話7に変更したいときには、この送信された変更要求先に対して、データ通信によって、着信先変更要求を送信する。例えばSMSの返信や、ホームページでの入力欄を利用して、サービスセンター5に、着信先変更要求を送信する。
以後は、前記実施例1と同様に、サービスセンター5は、この着信先変更要求を受信すると、着信先の変更を許可するか拒否するかを判定する着信先変更判定を行い、その判定結果を、携帯電話7に対して送信する。
そして、着信先の変更が許可された場合には、サービスセンター5と携帯電話7との通話が可能となり、着信先の変更が拒否された場合には、サービスセンター5と緊急通報車載装置3との通話が可能な状態が維持される。
[緊急通報車載装置3にて実施される処理]
図8に示すように、ステップ400では、エアバッグシステム27からの衝突検出信号に基づいて、車両(自車両)の衝突が検出されたか否かを判定する。つまり、衝突検出信号が得られた場合には、衝突が発生したとして、ステップ410に進み、衝突検出信号が得られない場合には、衝突が発生していないとして、一旦本処理を終了する。
ステップ410では、車両が衝突したので、サービスセンター5に対して、緊急通報信号を送信する。
続くステップ420では、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で通話が可能な状態に切り替えて、一旦本処理を終了する。
[サービスセンター5にて実施される処理]
図9に示すように、ステップ500では、緊急通報車載装置3から送信された緊急通報信号を受信したか否かを判定する。ここで、受信した場合には、ステップ510に進み、一方、受信しない場合には、一旦本処理を終了する。
ステップ510では、緊急通報信号を受信したことを、緊急通報車載装置3に送信する(即ち正常応答を行う)。
続くステップ520では、緊急通報車載装置3とサービスセンター5との間で通話が可能な状態に切り替える。
続くステップ530では、着信先を変更する場合の携帯電話7の電話番号のデータが記憶されているか否かを判定する。ここで携帯電話番号のデータが記憶されている(即ち登録された携帯電話番号である)と判定されると、ステップ540に進み、一方、データが無いと判定されると、ステップ550に進む。
なお、携帯電話番号が登録されていないと判断された場合でも、その後、携帯電話から前記実施例1と同様な着信先変更要求があると、以後、前記実施例1の着信先変更要求以後の処理と同様な処理を行うことにより、着信先の変更が可能である。
ステップ540では、携帯電話7に対して、電話の変更先を変更する際の連絡先(データの送信先:即ちサービスセンター5に対してデータを送信する際の送信先:例えば電話番号や変更要求受付URL)を送信する。
続くステップ550では、(登録された)携帯電話7から送信された着信先変更要求を所定時間内に受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定されると、ステップ560に進み、一方、受信しないと判定されると、一旦本処理を終了する。
ステップ560では、着信先変更要求があるので、着信先の変更を許可するか否かを判定する。ここで、許可すると判定されると、ステップ570に進み、一方、許可しない(拒否する)と判定されると、ステップ580に進む。
ステップ570では、着信先の変更を許可したので、携帯電話7に対して、データ通信(例えばSMS)によって、許可したことを示す信号を送信する(着信許可応答を送信する)。
続くステップ590では、着信先を、携帯電話7に変更する。
続くステップ595では、携帯電話7とサービスセンター5との間で通話が可能な状態に切り替えて、一旦本処理を終了する。例えばサービスセンター5から携帯電話7に対して電話をかける等の処理が行われる。
一方、ステップ580では、着信先の変更を拒否したので、携帯電話7に対して、データ通信(例えばSMS)によって、拒否したことを示す信号を送信し(着信拒否応答を送信し)、一旦本処理を終了する。
[携帯電話7にて実施される処理]
図10に示すように、ステップ600にて、変更要求先通知を受信したか否かを判定する。ここで、受信したと判定されると、ステップ610に進み、一方、受信しないと判定されると、一旦本処理を終了する。
ステップ610では、着信先変更要求の送信の操作がされたか否かを判定する。ここで、操作されたと判定されると、ステップ620に進み、一方、操作されないと判定されると、一旦本処理を終了する。
ステップ620では、着信先変更要求の送信の操作がなされたので、携帯電話7からサービスセンター5に対して、着信先変更要求の送信を行う。
続くステップ630では、サービスセンター5から送信された着信先変更許可の信号(変更許可応答)を、所定時間内に受信したか否かを判定する。ここで、変更許可応答を受信した場合には、ステップ640に進み、一方、変更許可応答を受信しない場合には、ステップ650に進む。
ステップ640では、着信先の変更が成功したことを報知するために、携帯電話7のディスプレイに、「着信先変更完了」と表示し、一旦本処理を終了する。
一方、ステッ650では、着信先の変更が失敗したことを報知するために、携帯電話7のディスプレイに、「着信先変更失敗」と表示し、一旦本処理を終了する。
[本実施例2の効果]
本実施例1では、基本的に、前記実施例1と同様な効果を奏する。
特に、本実施例2では、サービスセンター5には、緊急通報車載装置3を特定するデータ(車両ID)と携帯電話7を特定するデータ(携帯電話番号)とが関連づけて記憶されており、その関連づけて記憶されたデータに基づいて、着信先変更要求が、その関連づけて記憶された携帯電話7からの要求であると判定された場合には、着信先を携帯電話7に変更する。
つまり、本実施例2では、予め、サービスセンター5側に、変更する着信先のデータ(携帯電話7のデータ)が記憶されている。従って、緊急通報車載装置3からサービスセンター5に送信する操作や、送信データの処理等を簡易化できるという利点がある。
また、本実施例2では、実施例1のように、車両と携帯電話7との位置関係(距離)の判定を行わないので、判定の処理を簡易かできるとともに、携帯位置情報を送信しない携帯電話7にも適用できるという利点もある。
なお、本実施例2の場合も、前記実施例1のように、車両と携帯電話7との位置関係(距離)の判定を行ってもよい。この場合は、より精度良く判定を行うことができるという利点がある。
尚、本発明は前記実施例などになんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば前記各実施例において、例えば1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、実施例の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。更に、実施例の構成の少なくとも一部を、他の実施例の構成に対して付加、置換等してもよい。
(2)なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として実施例に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
1…緊急通報システム
3…緊急通報車載装置(車載機)
5…サービスセンター
7…携帯電話
11…制御部
25…ナビゲーションシステム
27…エアバッグシステム

Claims (11)

  1. 車両の事故発生時に、事故車両の緊急通報車載装置(3)からサービスセンター(5)に、無線回線を介して、所定の情報が送信される構成と、前記緊急通報車載装置(3)と前記サービスセンター(5)との間で通話が可能な構成と、を備えた緊急通報システムに(1)おいて、
    携帯電話(7)から前記サービスセンター(5)に対して、該サービスセンター(5)から前記緊急通報車載装置(3)に通話を行う際の着信先を、該緊急通報車載装置(3)から前記携帯電話(7)に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合に、前記着信先変更要求を受信したサービスセンター(5)は、前記着信先を前記携帯電話(7)に変更するか(S240、S250)又は前記着信先変更要求を拒否するか(S240、S260)を判定する構成を有しており、
    前記事故発生時に、前記緊急通報車載装置(3)から前記サービスセンター(5)に対して、前記車両の位置を示す車両位置情報と前記携帯電話(7)にて測位した携帯位置情報とが送信された場合には、
    前記サービスセンター(5)では、前記車両位置情報と前記携帯位置情報とに基づいて、前記緊急通報車載装置(3)と前記携帯電話(7)との距離を求め、該距離が所定以上離れている場合には、前記着信先変更要求を拒否する(S240、S260)ことを特徴とする緊急通報システム。
  2. 前記事故発生時に、前記緊急通報車載装置(3)から前記サービスセンター(5)に対して、前記車両を特定する車両IDと前記車両位置情報とを含む緊急通報信号を送信する(S100、S110)ことを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  3. 前記着信先変更要求には、前記携帯電話(7)と前記車両IDとを関連づける関連情報と、前記携帯電話(7)の電話番号と、前記携帯位置情報とを付加することを特徴とする請求項2に記載の緊急通報システム。
  4. 車両の事故発生時に、事故車両の緊急通報車載装置(3)からサービスセンター(5)に、無線回線を介して、所定の情報が送信される構成と、前記緊急通報車載装置(3)と前記サービスセンター(5)との間で通話が可能な構成と、を備えた緊急通報システムに(1)おいて、
    前記サービスセンター(5)には、前記緊急通報車載装置(3)を特定するデータと携帯電話(7)を特定するデータとが関連づけて記憶されており、
    前記携帯電話(7)から前記サービスセンター(5)に対して、該サービスセンター(5)から前記緊急通報車載装置(3)に通話を行う際の着信先を、該緊急通報車載装置(3)から前記携帯電話(7)に変更することを要求する着信先変更要求が送信された場合には、
    前記着信先変更要求を受信したサービスセンター(5)は、前記関連づけて記憶されたデータに基づいて、前記着信先変更要求が、前記関連づけて記憶された携帯電話(7)からの要求であるか否かを判定し、該携帯電話(7)からの要求であると判定された場合には、前記着信先を前記携帯電話(7)に変更する(S550)ことを特徴とする緊急通報システム。
  5. 前記事故発生時に、前記緊急通報車載装置(3)から前記サービスセンター(5)に対して、前記車両を特定する車両IDと前記車両の位置を示す車両位置情報とのうち、少なくとも前記車両IDを含む緊急通報信号を送信する(S100、S110)ことを特徴とする請求項4に記載の緊急通報システム。
  6. 前記着信先変更要求には、前記携帯電話(7)と前記車両IDとを関連づける関連情報と、前記携帯電話(7)の電話番号と、前記携帯電話(7)にて測位した携帯位置情報とのうち、少なくとも前記関連情報と前記電話番号を付加することを特徴とする請求項5に記載の緊急通報システム。
  7. 前記事故発生時に、前記緊急通報車載装置(3)から前記サービスセンター(5)に対して、前記車両位置情報と前記携帯位置情報が送信された場合には、
    前記サービスセンター(5)では、前記車両の位置を示す車両位置情報と前記携帯電話(7)にて測位した携帯位置情報とに基づいて、前記緊急通報車載装置(3)と前記携帯電話(7)との距離を求め、該距離が所定以上離れている場合には、前記着信先変更要求を拒否する(S240、S260)ことを特徴とする請求項6に記載の緊急通報システム。
  8. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の緊急通報システムに用いられるサービスセンター(5)であって、
    前記着信先変更要求があった場合に、前記車両位置情報と前記携帯位置情報とに基づいて、前記緊急通報車載装置(3)と前記携帯電話(7)との距離を求め、該距離が所定以上離れている場合には、前記着信先変更要求を拒否する(S240、S260)ことを特徴とするサービスセンター。
  9. 前記請求項4〜7のいずれか1項に記載の緊急通報システムに用いられるサービスセンター(5)であって、
    前記着信先変更要求があった場合には、前記関連づけて記憶されたデータに基づいて、前記着信先変更要求が、前記関連づけて記憶された携帯電話(7)からの要求であるか否かを判定し、該携帯電話(7)からの要求であると判定された場合には、前記着信先を前記携帯電話(7)に変更する(S550)ことを特徴とするサービスセンター。
  10. 前記緊急通報車載装置(3)を特定するデータと前記車両のユーザを特定する情報とを関連づけて記憶していることを特徴とする請求項8に記載のサービスセンター。
  11. 前記緊急通報車載装置(3)を特定するデータと前記携帯電話(7)を特定するデータとを関連づけて記憶していることを特徴とする請求項8又は9に記載のサービスセンター。
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