JPWO2012147212A1 - リニアモータの積層鉄心およびその製造方法 - Google Patents

リニアモータの積層鉄心およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄心の材料歩留まりを向上したリニアモータの積層鉄心を提供する。【解決手段】バックヨーク部とバックヨーク部から突出したティース部を有する磁極ティースを備えたリニアモータの積層鉄心において、ティース部を略平行になるように複数個直線状に並べた状態で打ち抜きしたとき、隣接するティース部間に形成される空間に略同形状のティース部を配置して打ち抜きできるように構成している。

Description

この発明は、リニアモータ用積層鉄心の構造及びその製造方法に係り、特に、積層鉄心の材料歩留まりと特性の改善に関するものである。
リニアモータは、駆動コイルを巻回した磁極ティースを複数個連設してなる可動子と、この可動子と所定の空隙を介して対設され進行方向に互いに異なる極性の永久磁石を配列してなる固定子とからなり、上記駆動コイルを励磁することにより、発生する進行磁界によって可動子に推力を与え、この推力によって可動子に搭載された被搬送物を搬送するものである。上記可動子は所定のピッチでスロットが形成された櫛歯状の磁性鉄板を複数枚積層して形成されるが、その製造に際しては、駆動コイルの組み込みの関係上、磁極ティースごとに分割して構成するもの(例えば、特許文献1参照)や、各磁極ティースの少なくとも一対の縁部同士を屈曲可能に連結する連結手段を設けたもの(例えば、特許文献2参照)等がある。
特開2000−217334号(請求項1、図1等) 特許第3428486号(請求項1、図7等)
一般に、上記積層鉄心を構成する磁極ティースは、その形状がバックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなっており、これらを一枚の磁性鋼板からプレス打ち抜きにより製造される。また、プレス打ち抜きは2枚1組で打ち抜かれる。即ち、2枚の抜き板は、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部が位置するように、互いに逆向きに、かつ、ピッチをずらして打ち抜かれる。
ところが、トルク脈動を低減しトルク性能を向上させるために、ティース部の先端の幅寸法を大きくした(スロット開口幅を小さくした)場合に、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部を配置することができなくなり、材料歩留まりが低下するという問題がある。逆に言うと、1つ目の抜き板のティース部間に2つ目の抜き板のティース部を配置するために、ティース部の先端の幅寸法が制限され、トルク特性の改善を妨げていた。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ティース部の先端の幅寸法を大きくした場合でも、リニアモータの特性を低下させることなく、比較的簡単な手法により、材料歩留まりの向上ならびにトルク性能の改善を図ったリニアモータの積層鉄心およびリニアモータ用積層鉄心の製造方法を得るようにしたものである。
この発明に係るリニアモータの積層鉄心は、バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、各ティース部は、中間部に設けられたティース主部と、バックヨーク部側端部に設けられティース主部よりも幅寸法が小さい縮幅部と、先端部に設けられティース主部よりも幅寸法が大きい拡幅部とからなり、且つ、上記互いに隣接する縮幅部間の距離が拡幅部の幅寸法よりも大きいことを特徴とするものである。
また、この発明に係るリニアモータ用積層鉄心の製造方法においては、バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成されるものにおいて、前記磁極ティースコア片は、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状のティース部が配置されるよう反対向きに磁極ティースを複数個直線状に並べた状態で打ち抜き加工されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明に係るリニアモータの積層鉄心およびその製造方法においては、ティース部のバックヨーク部側端部に縮幅部が設けられており、磁極ティースコア片を直線状に並べた状態では、隣接する縮幅部間の距離が拡幅部の幅寸法よりも大きいので、ティース部に拡幅部を設けた場合でも、複数の磁極ティースコア片を直線状に並べてなるコア部材をプレス加工する際に、ティース部間に他のコア部材のティース部を配置した状態で2個のコア部材を打ち抜くことができ、高トルク性能を有する積層鉄心を材料歩留まり及び生産性を向上させながら実現できる効果がある。
本発明の実施の形態1によるリニアモータの運転状態を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1によるコア部材のプレス加工状態を示す平面図である。 図2の要部拡大平面図である。 図4(a)は図3の磁極係合部材を回動させた状態を示す平面図、図4(b)は図4(a)の磁極係合部材をさらに回動させて磁極切欠部に係合させた状態を示す平面図である。 本発明の実施の態様2の実施対象となるリニアモータの運転状態を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態2によるコア部材のプレス加工状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態3によるコア部材のプレス加工状態を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の実施の対象となるリニアモータの運転状態を示す概略構成図である。
図1に示すように、リニアモータ1は、固定子2と可動子3により構成される。固定子2は、モータ駆動方向(図中、両向き矢印の方向)に延在する板状の固定子鉄心21と、固定子鉄心21上にモータ駆動方向に沿って所定の間隔で配置され交互に極性が異なる複数の永久磁石22、23とから構成されている。
一方、可動子3は、上記固定子2の永久磁石22、23と所定の間隔を介して配置され、モータ駆動方向に沿って順次連設された複数の磁極ティースコア片30と、各磁極ティースコア片30にインシュレータ32を介して巻回された駆動コイル33とから構成されている。各磁極ティースコア片30は、バックヨーク部12と、バックヨーク部12から固定子2側に突出したティース部13とを有する形状とし、これを紙面方法に複数個積層してなる分割積層鉄心を、複数個(図では6個)互いのバックヨーク部12を当接しながら、例えば接着等で直線状に連結されて磁極連設体30を構成されている。
図2は図1に示すコア部材のプレス加工状態を示す平面図であり、図3は図2の要部拡大図である。図2に示すように、2つの磁極ティースコア片30、31が互いに反対方向から嵌め合いした配置が採用されている。磁極ティースコア片30、31は例えば磁性鋼板で構成され、プレス加工して製造されるが、一方の磁極ティースコア片30のティース部13a間に他方のコア部材31のティース部13bが位置するように配置された状態でプレス加工される。すなわち、一方の磁極ティースコア片30のティース部13aが略平行となるように複数個直線状に並べられた状態で、上記隣接するティース部13a間に形成される空間に、他方の磁極ティースコア片31のティース部13bが配置されるようにして、プレス機(図示していない)により打ち抜きされる。上記ティース部13aとティース部13bは同形状である。
図3から明らかなように、ティース部13の根元部(バックヨーク部12側端部)の幅方向両側には、一対の台形の磁極切欠部13eが設けられ、これにより、ティース部13の根元部には、縮幅部13fが形成されている。ティース部13の先端部には鉄心のトルク特性を高めるための拡幅部13dが設けられており、ティース部13の中間部、即ち上記縮幅部13fと拡幅部13dとの間には、ティース主部13gが形成されている。従って、ティース部13の縮幅部13fの幅寸法は、ティース主部13gの幅寸法よりも小さく、ティース主部13gの幅寸法は拡幅部13dの幅寸法より小さい。
すなわち、図2に戻り、一方の磁極ティースコア片30の互いに隣接するティース部13aの縮幅部13f間には、他方の磁極ティースコア片31の磁極ティース部13bの拡幅部13dが位置している。このため、コア片13を直線状に並べた状態で、拡幅部13dの幅寸法をBt、隣接する幅縮小部13f間の距離をBsとした場合、Bs>Btとなっている。なお、プレス金型の刃物の損傷等を抑制するためには、磁極ティースコア片31(磁性鋼板)の板厚をTとした場合、Bs≧(Bt+2T)と設定することが好ましい。
各バックヨーク部12のティース部13が突出している側から、一対の台形の磁極係合部材15が上記磁極ティースコア片のプレス加工と同時あるいは別個の工程で薄肉連結部16を残すように打ち抜かれる。その際、上記薄肉連結部16はティース部13との間で寸法B(図3参照)だけ連結されており、磁極係合部材15は、その薄肉連結部16を介してバックヨーク部13からティース部側に回動可能に連結されている。上記寸法Bは薄肉連結部16を矢印の方向に回動しても折れて分離することのないような大きさに設定されている。従って、図4は磁極係合部材15の利用方法を示す状態図であり、図4(a)の状態から磁極係合部材15をティース部13側へさらに回動させることにより図4(b)に示すように、磁極係合部材15は磁極切欠部13eである縮幅部13fに係合(嵌合)する。
すなわち、ティース部13に駆動コイル33を巻回する際には、磁極係合部材15は縮幅部13fに係合され、ティース部13の外周に設けられたインシュレータ32によって縮幅部13f内に保持される。
このような積層鉄心5では、磁極ティース部13の先端部に拡幅部13dが設けられているので、トルク脈動を低減しトルク性能を向上させることができる。また、ティース部13の根元部に縮幅部13fが設けられているので、ティース部13に拡幅部13dを設けても、磁極ティースコア片30、31をプレス加工する際に、磁極ティースコア片30のティース部13a間に他のコア片31の磁極ティース部13bを配置した状態で2個のコア片31を打ち抜くことができ、材料歩留まり及び生産性を向上させることができる。
また、組立後には磁極係合部材15により磁極切欠部13eが埋められているので、磁極切欠部13eによる磁路が狭くなる影響を低減し、トルクの低下を抑制することができ、良好な性能を得ることができる。
さらに、磁極係合部材15がインシュレータ32によって保持されるので、部品点数を増やすことなく磁極係合部材15を保持することができる。
さらにまた、プレス加工後には、磁極係合部材15が薄肉連結部16によってバックヨーク部12に回動可能に連結されているので、磁極係合部材15を磁極ティースコア片30、31と一体に扱うことができ、組立の際の搬送性に優れている。
なお、上記実施例では、磁極係合部材15を薄肉連結部16によってバックヨーク部12に連結しているが、分離した状態でプレス加工して組み立てても良いし、磁極係合部材15を例えば磁性粉の焼結や磁性粉に樹脂がコーティングされたものを過熱成形して成形したものを用いても良い。また、プレス時の直線状に配置する磁極ティースの個数を6個としたが、これに限ったものではない。また、磁極切欠部13eや磁極係合部材15の形状も略台形状以外の形状としても良い。
更に、上記実施の形態1では、各磁極ティースが互いに完全に分離して構成していた例を示したが、バックヨーク部12の端部上側に各磁極ティースを回転可能に連結する回転軸部を設け、隣接する磁極ティースが上記回転軸部により互いに回転可能に連結されるようにしても良い。このように構成した場合でも、実施の形態1と同様に、一方の隣接するティース部13a間に形成される空間に他方の磁極ティース部31のティース部13bを配置して打ち抜いて製造することができ、同一の効果を奏するものである。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2によるリニアモータの運転状態を示す概略構成図である。
図5において、両側式リニアモータ100は上下2列の固定子111、111とその間に配置され矢印の方向に移動する可動子112により構成されている。固定子111はモータ駆動方向(図中、両向き矢印の方向)に沿って上下2列に延在する板状の固定子鉄心121と、この固定子鉄心121上にモータ駆動方向に沿って所定の間隔で配置され交互に極性が異なる複数の永久磁石122、123とから構成されている。
一方、可動子112は上記固定子111の上下2列に配列された永久磁石122、123間に所定の間隔を介して配置され、モータ駆動方向に沿って順次配置された複数の磁極ティース130からなり、この磁極ティース130は、2列の固定子111間中央に位置し、隣接する磁極ティース130と当接するバックヨーク部212と、このバックヨーク部212から永久磁石122、123と対向する両側に突出して形成されるティース部213とからなる。この磁極ティース130のティース部213にはインシュレータ132を介して駆動コイル133を巻回されている。
図6は実施の形態2によるいわゆる両側式リニアモータ100の可動子用積層鉄心の磁極ティースの製造過程を説明するものである。図6に示すように、バックヨーク部311a、311bから片方向に突出したティース部312a、312bを有する片側式磁極ティース300、301と、バックヨーク部311cから両方向に突出したティース部312c1、312c2を有する両側式磁極ティース302を備え、上記2つの片側式磁極ティース300、301がそれぞれ上記両側式磁極ティース302に対し互いに反対方向から嵌め合いした配置が採用されている。なお、実施の形態1では図2で示したように、磁極ティースコア片を完全に分離した構成としたが、本実施の形態ではバックヨーク部12の上部に設けた薄肉連結部50を介して互いに連結されている。
一方の片側式磁極ティース300のティース部312a、312a間に両側式磁極ティース302のティース部312c1が位置し、また、他方の片側式磁極ティース301のティース部312c、312c間に両側式磁極ティース302のティース部312c2が位置するように配置された状態でプレス加工される。この実施の形態においても各ティース部312a、312b、312cの根元部の幅方向両側には、一対の台形の磁極切欠部113eが設けられ、これにより、ティース部312の根元部には、縮幅部113fが形成されている。ティース部312の先端部には鉄心のトルク特性を高めるための拡幅部113dが設けられており、ティース部312の中間部には、ティース主部113gが形成されている。
すなわち、一方の磁極ティースコア片の互いに隣接するティース部312の縮幅部113f間には、他方の磁極ティースコア片の磁極ティース部312の拡幅部113dが位置している。すなわち、上記互いに隣接する縮幅部113f間の距離が拡幅部113dの幅寸法よりも大きくなっているのは実施の形態1と同一の関係にあり、従って、同一の効果を有するものである。上記の方法で打ち出された両側式磁極ティース302は本実施の形態2の両側式リニアモータ100の可動子用積層鉄心として使用され、また、片側式磁極ティース300、301は実施の形態1の片側式リニアモータ1の可動子用積層鉄心として使用される。
実施の形態3.
図7は実施の形態3による両側式リニアモータ100の可動子用積層鉄心の磁極ティースの製造過程を説明する図であり、全てを両側式磁極ティースに打ち抜く場合を示すものである。すなわち、両側式磁極ティース400、401、402、403を全て互いに反対方向から嵌め合い配置した状態でプレス加工する。
具体的には、両側式磁極ティース400の一方のティース部312c、312c間に両側式磁極ティース401の一方のティース部312d1が位置し、また、他方のティース部312d2が両側式磁極ティース402の一方のティース部312e間に位置するように配置された状態(以下同様)でプレス加工される。この実施の形態においても各ティース部312c、312d、312eの根元部の幅方向両側には、一対の台形の磁極切欠部113eが設けられ、これにより、ティース部312の根元部には、縮幅部113fが形成されている。ティース部312の先端部には鉄心のトルク特性を高めるための拡幅部113dが設けられており、ティース部312の中間部には、ティース主部113gが形成されている。
以上のように、実施の形態3においても、一方の磁極ティースコア片の互いに隣接するティース部312の縮幅部113f間には、他方の磁極ティースコア片の磁極ティース部312の拡幅部113dが位置している。すなわち、上記互いに隣接する縮幅部113f間の距離が拡幅部113dの幅寸法よりも大きくなっているのは実施の形態1と同一の関係にあり、従って、同一の効果を有するものである。
1、100 リニアモータ、 2、111 固定子、
3、112 可動子、 12、12a、12b、212 バックヨーク部、
13、13a、13b、213 ティース部、 13d 拡幅部、
13e 磁極切欠部、 13f 縮幅部、 13g ティース主部、
15、115 磁極係合部材、 16 薄肉連結部、
21、121 固定子鉄心、 22、23、122、123 永久磁石
30、31 磁極ティースコア片、
32、132 インシュレータ、 33、133 駆動コイル、
130 磁極ティース、 300、301 片側式磁極ティース、
302、400、401、402、403 両側式磁極ティース
この発明に係るリニアモータの積層鉄心は、バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を、互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、各ティース部は、中間部に設けられたティース主部と、バックヨーク部側端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が小さい縮幅部と、先端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が大きい拡幅部とからなり、且つ、上記互いに隣接する縮幅部間の距離が拡幅部の幅寸法よりも大きくなるように構成されており、上記縮幅部は、上記ティース部の幅方向両側に一対の磁極切欠部を設けることにより形成されており、上記磁極切欠部には、磁性材料からなる磁極係合部材を埋め込むようにしたことを特徴とするものである。
また、この発明に係るリニアモータの積層鉄心の製造方法は、バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成し、且つ前記磁極ティースコア片を、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状のティース部が配置されるよう反対向きに他の磁極ティースコア片を複数個直線状に並べた状態で打ち抜き加工するものにおいて、各ティース部は、中間部に設けられたティース主部と、バックヨーク部側端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が小さい縮幅部と、先端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が大きい拡幅部とからなり、且つ、上記互いに隣接する縮幅部間の距離が拡幅部の幅寸法よりも大きくなるように構成されており、上記縮幅部は、上記ティース部の幅方向両側に一対の磁極切欠部を設けることにより形成されており、上記磁極切欠部には鉄心組立後に磁性材料からなる磁性係合部材を埋め込むようにしたことを特徴とするものである。
すなわち、図2に戻り、一方の磁極ティースコア片30の互いに隣接するティース部13aの縮幅部13f間には、他方の磁極ティースコア片31の磁極ティース部13bの拡幅部13dが位置している。このため、コア片13を直線状に並べた状態で、拡幅部13dの幅寸法をBt、隣接する縮幅部13f間の距離をBsとした場合、Bs>Btとなっている。なお、プレス金型の刃物の損傷等を抑制するためには、磁極ティースコア片31(磁性鋼板)の板厚をTとした場合、Bs≧(Bt+2T)と設定することが好ましい。

Claims (11)

  1. バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を、互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成され、各ティース部は、中間部に設けられたティース主部と、バックヨーク部側端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が小さい縮幅部と、先端部に設けられ上記ティース主部よりも幅寸法が大きい拡幅部とからなり、且つ、上記互いに隣接する縮幅部間の距離が拡幅部の幅寸法よりも大きいことを特徴とするリニアモータの積層鉄心。
  2. 上記縮幅部は、上記ティース部の幅方向両側に一対の磁極切欠部を設けることにより形成されており、上記磁極切欠部には、磁性材料からなる磁極係合部材が係合していることを特徴とする請求項1記載のリニアモータの積層鉄心。
  3. 上記磁極係合部材は、上記磁極ティースコア片と同じ磁性板からなるプレス加工された部材であることを特徴とする請求項2記載のリニアモータの積層鉄心。
  4. 上記磁極係合部材は、その端部に設けられた薄肉連結部を介して上記バックヨーク部に回動可能に連結されている打ち抜き部材であることを特徴とする請求項2記載のリニアモータの積層鉄心。
  5. 上記ティース部の外周に設けられ、上記磁極係合部材を上記磁極切欠部内に保持するインシュレータを備えていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のリニアモータの積層鉄心。
  6. 上記磁極切欠部及び上記磁極係合部材の形状は台形であることを特徴とする請求項2に記載のリニアモータの積層鉄心。
  7. バックヨーク部とこのバックヨーク部から突出したティース部とからなる磁極ティースコア片を互いに隣接するティース部が略平行になるように複数個直線状に並べて構成されるものにおいて、前記磁極ティースコア片は、上記隣接するティース部間に形成される空間に他の同形状のティース部が配置されるよう反対向きに他の磁極ティースコア片を複数個直線状に並べた状態で打ち抜き加工されるようにしたことを特徴とするリニアモータ用積層鉄心の製造方法。
  8. 一方の磁極ティースコア片の互いに隣接するティース部の縮幅部間には、他方の磁極ティースコア片の磁極ティース部の拡幅部が位置してなり、上記磁極ティースコア片を直線状に並べた状態で、上記拡幅部の幅寸法をBt、隣接する縮幅部間の距離をBsとした場合、Bs>Btの関係となっていることを特徴とする請求項7記載リニアモータ用積層鉄心の製造方法。
  9. 上記磁極ティースコア片の板厚をTとした場合、Bs≧(Bt+2T)と設定することを特徴とする請求項8記載リニアモータ用積層鉄心の製造方法。
  10. バックヨーク部から片方向に突出したティース部を有する片側式磁極ティースと、バックヨーク部から両方向に突出したティース部を有する両側式磁極ティースを備え、上記片側式磁極ティースが上記両側式磁極ティースに対し互いに反対方向から嵌め合いした配置とした状態で打ち抜き加工されるようにしたことを特徴とする請求項7記載のリニアモータ用積層鉄心の製造方法。
  11. バックヨーク部から両方向に突出したティース部を有する両側式磁極ティースを少なくとも2個備え、一の両側式磁極ティースの一方のティース部間に他の両側式磁極ティースの一方のティース部が位置した状態で打ち抜き加工されるようにしたことを特徴とする請求項7記載のリニアモータ用積層鉄心の製造方法。




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