JP5454164B2 - アキシャルギャップ型回転電機用ロータコアとその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アキシャルギャップ型回転電機用ロータコアとその製造方法に関する。
アキシャルギャップ型回転電機は、回転軸を中心として回転可能に配設されたロータと、このロータの回転軸方向にギャップを隔てて配設されたステータとを備える回転電機である。アキシャルギャップ型回転電機は、その構造から薄型化できる点や磁極面積を大きくしてトルク密度を向上できる点で他の構造の回転電機より好ましい。
下記の特許文献1には、アキシャルギャップ型回転電機の積層ロータコアとその製造方法として、電磁鋼板から幅の異なる複数枚のコアシートを打抜き形成し、これら複数枚のコアシートを径方向に積層することによって、コア端面(磁極面)が台形形状を成すロータコアを製造することが開示されている。コア端面を台形にすることで、複数のロータコアを円形状に配列した際の磁極間の磁束の漏洩を防止するためのコア同士の間のスペースを小さくすることができ、回転電機の効率を向上させることができる。
特開2008−278648号公報
しかしながら、従来の積層ロータコアの製造方法は、幅の異なる複数のコアシートを打抜き形成するのに、電磁鋼板に対する打抜き位置を異ならせた多数の金型を使用するか、或いは、打抜き位置を変え得る複数の可動金型を使用せざるを得ず、生産性が低下し、製造コストがかかる難点があった。
また、複数の固定金型や可動金型により切断されて廃棄される電磁鋼板の幅が変わるため、電磁鋼板のスクラップが多くなり歩留りが悪い難点があった。
また、従来の積層ロータコアは、各コアの周方向の全幅に及ぶコアシートを径方向に積層して構成されていたため、ロータコアの積層方向に流れる磁束による渦電流が各コアシートの全体に亘って流れる難点があった。
本発明は、従来のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアとその製造方法に上記のような難点があることに鑑みて為されたもので、積層方向に流れる磁束による渦電流損を低減することができる積層ロータコアを提供することを目的とする。
また、本発明は、生産性を向上でき、使用材料が少なく低コストに積層ロータコアを製造し得るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、電磁鋼板を打ち抜いて得た複数のコアシートを径方向に積層して成るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアであって、
前記ロータコアは、積層したコアシートのシート面に対し傾斜する傾斜側面をそれぞれ有する複数の第一コアブロック及び複数の第二コアブロックのうちの少なくとも二つを、周方向の幅が内周側よりも外周側で大きくなるように周方向に並べて構成されていることを特徴としている。
また、本発明は、電磁鋼板を打ち抜いて得た複数のコアシートを径方向に積層して成るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法であって、
電磁鋼板に対する打抜き位置を変え得る可動切断部により一対の第一コアシート及び第二コアシートの互いに対向する各内側部を形成する一方、前記電磁鋼板に対する打抜き位置を固定した固定切断部により該第一コアシート及び該第二コアシートの各外側部を形成することによって、前記内側部と前記外側部との間隔を異ならせた複数対の第一コアシート及び第二コアシートを打抜き形成する打抜き工程と、前記打抜き工程により得られた前記間隔の異なる複数の第一コアシートを打抜き順に積層して、シート面と斜交する傾斜側面を有する複数の第一コアブロックを形成する第一積層工程と、前記打抜き工程により得られた前記間隔の異なる複数の第二コアシートを打抜き順に積層して、シート面と斜交する傾斜側面を有する複数の第二コアブロックを形成する第二積層工程と、複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの少なくとも二つを並べてロータコアを形成するコア形成工程と、を有し、
前記第一積層工程において、複数の前記第一コアシートを前記間隔の大小の順に積層することによって、前記第一コアブロックの傾斜側面を形成し、
前記第二積層工程において、前記第一コアブロックの傾斜側面を形成する前記第一コアシートと対に打抜き形成された前記第二コアシートを積層することによって、前記第二コアブロックの傾斜側面を形成することを特徴としている。
また、本発明は、前記コア形成工程において、複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴としている。
また、本発明は、前記打抜き工程において、前記第一コアシート及び前記第二コアシートの各外側部に、外側へ開口した凹部を形成し、前記第一積層工程および前記第二積層工程において、前記凹部を積層することによって永久磁石を収容可能な収容凹部を形成することを特徴としている。
また、本発明は、前記収容凹部の奥底面を前記傾斜側面と略平行に形成することを特徴としている。
また、本発明は、前記コア形成工程において、複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べ、更に、当該二つのコアブロックの周方向の両端にそれぞれ、当該コアブロックと同一形状の他の第一コアブロック又は第二コアブロックをその傾斜側面を接近させて並べることを特徴としている。
また、本発明は、前記コア形成工程において、複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに接近させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴としている。
また、本発明は、前記コア形成工程において、複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、一方の前記傾斜側面のみを接近させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴としている。
本発明に係るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアは、複数のコアブロックを周方向に並べて構成されており、径方向に積層された各電磁鋼板(第一コアシート及び第二コアシート)が周方向に分割されているので、必ずしも各鋼板を複雑な形状に打抜き形成しなくても、積層方向に流れる磁束による鋼板面内の渦電流損を効果的に低減することができる。
また、本発明に係るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法によれば、ロータコアを複数のコアブロックを並べて構成しているので、各コアブロックを形成する、間隔を異ならせた複数の第一コアシートと複数の第二コアシートとを、打抜き位置を変え得る一つの可動切断部と打抜き位置を固定した固定切断部とによって容易に打抜き形成することができる。したがって、従来のように、打抜き位置を異ならせた多数の金型を使用したり、打抜き位置を変え得る複数の可動金型を使用しなくても良く、生産性を向上させることができ、低コストで積層ロータコアを製造することができる。
また、可動切断部により切断されて廃棄される電磁鋼板の幅を一定にすることができるので、電磁鋼板のスクラップを大幅に減らし、歩留りを向上させることができる。
本実施形態のロータコアの製造方法の打抜き工程を説明する概略平面図である。 本実施形態の製造方法の積層工程を説明する各コアシートの断面図である。 本実施形態の製造方法の積層工程を説明する斜視図である。 本実施形態の製造方法のコア形成工程を説明する斜視図である。 本実施形態の製造方法のコア形成工程を説明する平面図である。 本実施形態の製造方法により製造されたロータコアを用いたロータの分解斜視図である。 本実施形態の製造方法により製造されたロータコアを用いたアキシャルギャップ型回転電機の概略断面図である。 本発明に係る第一変形例のコア形成工程を説明する概略平面図である。 本発明に係る第二変形例のコア形成工程を説明する概略平面図である。 本発明に係る第三変形例の打抜き工程を説明する概略平面図である。 本発明に係る第三変形例の積層工程を説明する斜視図である。 本発明に係る第三変形例のコア形成工程を説明する斜視図である。 本発明に係る第四変形例の打抜き工程を説明する概略平面図である。 本発明に係る第四変形例の積層工程を説明する斜視図である。 本発明に係る第四変形例のコア形成工程を説明する斜視図である。 本発明に係る第五変形例のロータコアの斜視図である。 本発明に係る第六変形例のロータコアの斜視図である。 本発明に係る第七変形例のロータコアの平面図である。 本発明に係る第七変形例のロータコアの斜視図である。
本発明は、アキシャルギャップ型回転電機に用いる積層ロータコアとその製造方法に関するものである。図7の概略断面図に例示するようにアキシャルギャップ型回転電機10は、回転軸1(回転軸心A)を中心として回転可能に配設されたロータ2と、ロータ2の回転軸方向の両側に所定のギャップを隔てて配設された一対のステータ3・3とを備えている。
各ステータ3は、バックヨーク3aと、バックヨーク3aに固定された複数のステータコア3bと、各ステータコア3bに巻回されたコイル3cとから構成されている。各ステータ3は、不図示のケーシングに固定され、このケーシングを回転軸1が回転可能に貫通している。なお、ケーシングは必須ではない。
ロータ2は、回転軸1に固定され、回転軸心Aを中心に回転可能な非磁性体から成るフレーム2aと、フレーム2aの回転軸心Aの周りに配設され、軸方向端面に磁極面を有する複数の界磁部2bと、これら複数の界磁部2bをフレーム2aに固定する押さえ部材2cとから構成されている。
界磁部2bは、永久磁石2dと、永久磁石2dを両側から挟むように積層された一対のロータコア20とから構成されている。各ロータコア20は、永久磁石2dより導電率が低い電磁鋼板が径方向に積層されて成り、永久磁石2dの減磁を防ぎ、磁石内部に発生する渦電流を低減する。押さえ部材2cは、上記ステータコア3bとの対向を避け、外周と内周に分割されたリング状の非磁性体金属から構成されている。このアキシャルギャップ型回転電機10の構成は、あくまでも一例であり、ロータ2の片側にのみステータ3があってもよく、ステータが一つでその両側にロータがあってもよい。また、ロータのフレーム及び押さえ部材の構成についても、任意に選択可能である。
以下、図1〜図6を参照しながら、本実施形態のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法について説明する。
まず、図1に示すように、電磁鋼板S1に対する打抜き工程を行うことにより複数対の第一コアシート11及び第二コアシート12を打抜き形成する。この打抜き工程は、帯状の電磁鋼板S1を長手方向へ一定距離ずつ間欠的に送りながら(送り方向F)、上型に配設されたパンチと下型に配設されたダイとから成る複数の切断部によって、所定形状のコアシートを段階的に打抜き形成する順送型プレス機を用いて行う。
即ち、図1(a)に示すように、電磁鋼板S1に対する打抜き位置を変え得る可動切断部P1を打抜き作動させることによって、互いに対向する第一コアシート11の内側部111と、第二コアシート12の内側部121とを同時に形成する。そして、電磁鋼板S1を一定距離だけ送った後、電磁鋼板S1に対する打抜き位置を固定した固定切断部P2を打抜き作動させることによって、第一コアシート11の外側部112、上側部113及び下側部114を形成すると同時に、第二コアシート12の外側部122、上側部123及び下側部124を形成する。本実施形態では、可動切断部P1により内側部(111、121)を点対称に打抜き形成し、また、固定切断部P2により外側部(112、122)を点対称に打抜き形成している。
このように電磁鋼板S1を間欠的に送りながら打抜き作動毎に可動切断部P1だけを帯状の電磁鋼板S1の幅方向へ所定距離ずつ往復移動させることによって、図1(b)に示すように、内側部111と外側部112との間隔(D11・D12・D13…)が異なる複数の第一コアシート11・11…が打抜き形成されるとともに、内側部121と外側部122との間隔(D21・D22・D23…)が異なる複数の第二コアシート12・12…が打抜き形成される。
なお、本実施形態では、固定切断部P2によって、第一コアシート11の外側部112、上側部113及び下側部114を同時に形成しているが、これらを複数の固定切断部を用いて複数段階に分けて形成することもできる。第二コアシート12についても同様である。また、可動切断部P1と固定切断部P2との打抜き順の前後関係も不問である。
次に、図2及び図3に示すように、積層工程を行うことによって、上記打抜き工程により得られた複数の第一コアシート11・11…を打抜き順に積層して第一コアブロック21を形成するとともに、複数の第二コアシート12・12…を打抜き順に積層して第二コアブロック22を形成する。一対の第一コアシート11及び第二コアシート12を打ち抜くたびに、金型内部で積層して第一コアブロック21及び第二コアブロック22を形成する。
即ち、図2に示すように、第一積層工程として、複数の第一コアシート11を、各外側部112を揃えながら打抜き順に上記間隔(D11・D12・D13…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面211を内側部111側に有する第一コアブロック21を形成する。また同様に、第二積層工程として、複数の第二コアシート12を、各外側部122を揃えながら打抜き順に上記間隔(D21・D22・D23…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面221を内側部121側に有する第二コアブロック22を形成する。なお、図2は、説明の便宜上、シート間に隙間をあけて示しているが、実際は隙間なく積層される。
図3(a)に示すように、この積層工程により得られる第一コアブロック21の傾斜側面211がシート面Lと斜交する角度は、上記打抜き工程において可動切断部P1を打抜き作動毎に電磁鋼板S1の幅方向へ移動させる距離を変更することにより適宜設定することができる。第二コアブロック22においても同様である。なお、図3では、傾斜側面(211、221)を平面として描いているが、実際は電磁鋼板の板厚毎の階段状になっている。後述する各変形例においても同様である。また、第一コアブロック21の外側部112側には、シート面Lと直交する垂直側面212が形成され、第二コアブロック22の外側部122側には、シート面Lと直交する垂直側面222が形成される。ここで、傾斜側面(211、221)と垂直側面(212、222)とが成す角度は、ロータの磁極数をNpとすると、180÷Np(度)であることが望ましい。後述するロータコア20(図4参照)において、第一コアブロック21の傾斜側面211と第二コアブロック22の傾斜側面221とが360÷Np(度)をなすことになり、ロータコア20を周方向にNp個並べたとき、互いに隣接する磁極の対向する傾斜側面が平行となるからである。
これらの積層工程においては、図2に示すように、一の第一コアブロック21Aの傾斜側面211を形成する複数の第一コアシート11Aとそれぞれ対を成して打抜き形成された複数の第二コアシート12Aを積層することによって、一の第二コアブロック22Aの傾斜側面221を形成している。このことで、複数の第一コアブロック21(21A)及び複数の第二コアブロック22(22A)を連続的に形成する際、複数の切断部(P1、P2)により切断されて廃棄される電磁鋼板の幅を一定にすることができ、電磁鋼板のスクラップを大幅に減らすことができる。こうして得られた第一コアブロック21と第二コアブロック22とは同一形状となる。
なお、これら積層工程において複数のコアシートの固定は、例えば、プレスカシメ、ワニス含浸、レーザ溶接、樹脂モールド、或いはこれらを併用して行うことができる。さらに、第一コアブロックと第二コアブロックが接触する面も絶縁コーティングすることにより、後述する渦電流損を確実に低減することが可能となる。
次に、図4及び図5に示すように、コア形成工程を行うことによって、上記積層工程により得られた第一コアブロック21と第二コアブロック22とを、両者の傾斜側面211、221を互いに離反させ、且つ、周方向の幅Wが内周側(W1)より外周側(W2)で大きくなるように組み合わせて周方向に並べる。本実施形態では、第一コアブロック21の垂直側面212と第二コアブロック22の垂直側面222とを互いに接触させて並べている。こうして本実施形態のロータコア20が製造される。
本実施形態では、上記打抜き工程において、第一コアシート11及び第二コアシート12を上下対称の矩形に形成しているので、第一コアブロック21及び第二コアブロック22のいずれか一方を上下反転させれば、同一形状の第一コアブロック21と第二コアブロック22とからロータコア20を製造することができ、生産性をより向上させることができる。勿論、一の電磁鋼板から得た第一コアシート11を積層した第一コアブロック21と、他の電磁鋼板から得た第二コアシート12を積層した第二コアブロック22とを組み合わせてロータコアを製造してもよい。
このロータコア20を複数準備し、図6に示すように、フレーム2aに形成された複数の略台形形状の保持空間2e内にそれぞれ、永久磁石2dと共に配置し、押さえ部材2cで上下から固定することによって、アキシャルギャップ型回転電機用のロータ2が構成される。
なお、第一コアブロック21と第二コアブロック22との固定は、例えばレーザ溶接、接着剤、樹脂モールド、或いはこれらを併用して行うことができる。また、永久磁石2dと合わせて樹脂モールドしてもよく、永久磁石2dと合わせてアルミダイカストしてフレーム2aと一体成形してもよい。さらに、フレーム2aの保持空間2e内に嵌め込んで固定してもよい。
このように本実施形態のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコア20は、図4に示すように、第一コアブロック21と第二コアブロック22とを周方向に並べて構成されており、径方向に積層された各電磁鋼板(第一コアシート11及び第二コアシート12)が周方向に二分割されているので、必ずしも各鋼板を複雑な形状に打抜き形成しなくても、積層方向に流れる磁束による鋼板面内の渦電流損を効果的に低減することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法によれば、ロータコア20を第一コアブロック21と第二コアブロック22とを組み合わせて構成しているので、これら第一コアブロック21及び第二コアブロック22を形成する、間隔を異ならせた複数の第一コアシート11と複数の第二コアシート12とを、打抜き位置を変え得る一つの可動切断部P1と打抜き位置を固定した固定切断部P2とによって容易に打抜き形成することができる。したがって、従来のように、打抜き位置を異ならせた多数の金型を使用したり、打抜き位置を変え得る複数の可動金型を使用しなくても良く、生産性を向上させることができ、低コストで積層ロータコアを製造することができる。
また、従来では、可動切断部により切断されて廃棄される電磁鋼板の幅が変わるため、電磁鋼板のスクラップが多くなったが、本実施形態では、可動切断部により切断されて廃棄される電磁鋼板の幅を一定にすることができるので、電磁鋼板のスクラップを大幅に減らし、歩留りを向上させることができる。なお、上記第一コアシート及び第二コアシートをそれぞれ複数列、一の電磁鋼板から同時に打抜き形成してもよい。
以上、本実施形態のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法について説明したが、本発明はその他の変形例でも実施することができる。
「第一変形例」
本発明は、図8に示す第一変形例のように実施してもよい。第一変形例は、コア形成工程における第一コアブロックと第二コアブロックとの並べ方に特徴がある。
即ち、コア形成工程において、上記第一コアブロック21と上記第二コアブロック22とを、両者の傾斜側面211、221を互いに接近させ、且つ、周方向の幅Wが内周側(W3)より外周側(W4)で大きくなるように組み合わせて並べることによって、ロータコア30を製造している。ここでは、傾斜側面211、221同士を接触させている。
ロータコア30は、コア端面(磁極面)の周方向端部において、シート面Lと直交する垂直側面(212、222)が位置して電磁鋼板の板厚毎の段差がないため、各電磁鋼板の厚み方向において磁束密度の粗密がなく、鉄損を低減することができる。また、磁極中心でシート面Lの方向が屈曲し、より円弧に近似するため、磁束の流れにそった鋼板面を実現できる。
「第二変形例」
本発明は、図9に示す第二変形例のように実施してもよい。第二変形例もまた、コア形成工程における第一コアブロックと第二コアブロックとの並べ方に特徴がある。
即ち、コア形成工程において、上記第一コアブロック21と上記第二コアブロック22とを、一方の第一コアブロック21の傾斜側面211のみを他方の第二コアブロック22に接近させ、且つ、円周方向の幅Wが内周側(W5)より外周側(W6)で大きくなるように組み合わせて並べることによって、ロータコア31を製造している。この変形例では、傾斜側面211と垂直側面222とを接触させている。
この場合、図9に示すように、第一コアブロック21の垂直側面212をロータ回転方向Rの回転前進側に位置させるようにロータコア31を配設すれば、磁束密度が比較的に高くなる磁極面の垂直側面212側において、シート面Lをロータ回転方向に沿わせることができ、垂直側面212側における磁束の流れを各シート面Lに沿わせることができるため、磁気抵抗を小さくすることができる。
「第三変形例」
本発明は、図10〜図12に示す第三変形例のように実施してもよい。第三変形例は、打抜き工程において、第一コアシート13及び第二コアシート14の外側部(133、143)に、永久磁石2dを収容するための凹部(132、142)を形成した点に特徴がある。
即ち、図10(a)に示すように、打抜き工程において、電磁鋼板S2に対する打抜き位置を変え得る可動切断部P3を打抜き作動させることによって、第一コアシート13及び第二コアシート14の内側部(131、141)を互いに対向させて形成する。次いで、電磁鋼板S2を一定距離だけ送った後、電磁鋼板S2に対する打抜き位置を変え得る一対の可動切断部P4を打抜き作動させることによって、内側部(131、141)の外側に、凹部(132、142)を互いに離反させて形成する。そして、さらに電磁鋼板S2を一定距離だけ送った後、電磁鋼板S2に対する打抜き位置を固定した固定切断部P5を打抜き作動させることによって、第一コアシート13及び第二コアシート14の外側部(133、143)、上側部(134、144)、及び下側部(135、145)を形成する。
こうして、図10(b)に示すように、内側部131と外側部133との間隔(D14・D15・D16…)が異なる複数の略コ字形状の第一コアシート13・13…が打抜き形成されるとともに、内側部141と外側部143との間隔(D24・D25・D26…)が異なる複数の略コ字形状の第二コアシート14・14…が打抜き形成される。そして、第一コアシート13及び第二コアシート14の各外側部(133、143)に、外側へ開口した凹部(132、142)が形成される。
次に、図11に示すように、第一積層工程において、複数の第一コアシート13を、各外側部133を揃えながら打抜き順に上記間隔(D14・D15・D16…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面231を内側部131側に有する第一コアブロック23を形成し、また同様に、第二積層工程において、複数の第二コアシート14を、各外側部143を揃えながら打抜き順に上記間隔(D24・D25・D26…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面241を内側部141側に有する第二コアブロック24を形成する。これら積層工程においても、一の第一コアブロック23の傾斜側面231を形成する複数の第一コアシート13とそれぞれ対を成して打抜き形成された複数の第二コアシート14を積層することによって、一の第二コアブロック24の傾斜側面241を形成している。
これら積層工程によって得られた第一コアブロック23の外側部133側には、シート面Lと直交する垂直側面232が形成されるとともに、各第一コアシート13の凹部132が複数積層されて収容凹部233が形成される。また同様に、第二コアブロック24の外側部143側には、シート面Lと直交する垂直側面242が形成されるとともに、各第二コアシート14の凹部142が複数積層されて収容凹部243が形成される。
次に、図12に示すように、コア形成工程において、第一コアブロック23と第二コアブロック24とを、両者の傾斜側面231、241を互いに離反させ、且つ、周方向の幅Wが内周側(W7)よりも外周側(W8)で大きくなるように組み合わせて周方向に並べることによって、ロータコア32を製造する。ここでは、垂直側面(232、242)同士を接触させている。
このロータコア32は、第一コアブロック23及び第二コアブロック24に収容凹部(233、243)が形成されているので、これら収容凹部(233、243)内に永久磁石2dを収容することができる。したがって、アキシャルギャップ型回転電機用ロータの組立作業を更に容易化することができる。また、ロータを構成するコアブロックの数を半減できるとともに、永久磁石の厚みのばらつきと永久磁石を上下から挟む二つのロータコアの厚みのばらつきが蓄積されるおそれがなく、ロータそのものの厚みのばらつきを最小化することができる。
また、ロータコア32は、上記打抜き工程において、内側部(131、141)を形成する可動切断部P3の打抜き作動毎の往復移動距離と、凹部(132、142)を形成する一対の可動切断部P4の打抜き作動毎の往復移動距離とを同一にしているので、第一コアブロック23及び第二コアブロック24の収容凹部(233、243)の奥底面と傾斜側面(231、241)とを平行に形成することができる。このことで、ロータコア32における永久磁石2dの側面側の厚み(収容凹部の奥底面と傾斜側面との間隔)を一定かつ最小限にすることができ、両磁極面間の漏れ磁束量を最小化することができる。
「第四変形例」
本発明は、図13〜図15に示す第四変形例のように実施してもよい。第四変形例は、打抜き工程において、第一コアシート15及び第二コアシート16の内側部(151、161)に、上記フレームの段部に係合させるための凸部(152、162)を形成した点に特徴がある。
即ち、図13(a)に示すように、打抜き工程において、電磁鋼板S3に対する打抜き位置を変え得る可動切断部P6を打抜き作動させることによって、第一コアシート15及び第二コアシート16の内側部(151、161)を互いに対向させて形成するとともに、凸部(152、162)を点対称に形成する。そして、電磁鋼板S3を一定距離だけ送った後、電磁鋼板S3に対する打抜き位置を固定した固定切断部P7を打抜き作動させることによって、第一コアシート15及び第二コアシート16の外側部(153、163)、上側部(154、164)及び下側部(155、165)を形成する。
こうして、図13(b)に示すように、内側部151と外側部153との間隔(D17・D18・D19…)が異なる複数の第一コアシート15・15…が打抜き形成されるとともに、内側部161と外側部163との間隔(D27・D28・D29…)が異なる複数の第二コアシート16・16…が打抜き形成される。
次に、図14に示すように、第一積層工程において、複数の第一コアシート15を、各外側部153を揃えながら打抜き順に上記間隔(D17・D18・D19…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面251を内側部151側に有する第一コアブロック25を形成し、また同様に、第二積層工程において、複数の第二コアシート16を、各外側部163を揃えながら打抜き順に上記間隔(D27・D28・D29…)の大小の順に積層することによって、シート面Lに対し所定角度で斜交する傾斜側面261を内側部161側に有する第二コアブロック26を形成する。これら積層工程においても、一の第一コアブロック25の傾斜側面251を形成する複数の第一コアシート15とそれぞれ対を成して打抜き形成された複数の第二コアシート16を積層することによって、一の第二コアブロック26の傾斜側面261を形成している。
これら積層工程によって得られた第一コアブロック25の外側部153側には、シート面Lと直交する垂直側面252が形成されるとともに、内側部151側には、各第一コアシート15の凸部152が複数積層されて係合突起253が形成される。また同様に、第二コアブロック26の外側部163側には、シート面Lと直交する垂直側面262が形成されるとともに、内側部161側には、各第一コアシート16の凸部162が複数積層されて係合突起263が形成される。
次に、図15に示すように、コア形成工程において、第一コアブロック25と第二コアブロック26とを、両者の傾斜側面251、261を互いに離反させ、且つ、周方向の幅Wが内周側(W9)よりも外周側(W10)で大きくなるように組み合わせて周方向に並べることによって、ロータコア33を製造する。ここでは、垂直側面(252、262)同士を接触させている。
このロータコア33は、第一コアブロック25及び第二コアブロック26に係合突起(253、263)が形成されているので、これら係合突起(253、263)を上記フレーム2aの保持空間2eの内壁に形成された段部に係合させることができる。このことで、ロータコア33の磁極面とステータ3との距離をより小さくすることができ、回転電機の効率を高めることができる。
「第五変形例」
本発明は、図16に示す第五変形例のように実施してもよい。第五変形例は、ロータコア34の磁極面に溝部(273、283)を形成した点に特徴がある。
ロータコア34は、第一コアブロック27と第二コアブロック28とを、両者の傾斜側面271、281を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側よりも外周側で大きくなるように組み合わせて周方向に並べて構成されている。ここでは、垂直側面(272、282)同士を接触させている。そして、第一コアブロック27及び第二コアブロック28は、上側部または下側部に凹部(175、185)を備えた第一コアシート17及び第二コアシート18をそれぞれ積層して形成されている。この変形例では、第一コアシート17及び第二コアシート18の凹部(175、185)を、固定切断部を用いて形成しているが、可動切断部によって形成してもよい。
このロータコア34は、磁極面に溝部(273、283)が形成されているので、これら溝部を、コギング防止用補助溝とすることができる。
なお、上記「第四変形例」においては、図15に示すように、第一コアブロック25と第二コアブロック26とを、両者の傾斜側面251、261を互いに離反させるように並べてロータコア33を製造しているが、両者の傾斜側面251、261を互いに接近させ、その係合突起(253、263)同士を接触させて並べてもよい。このとき、係合突起(253、263)により磁極面に形成される溝部をコギング防止用補助溝とすることができる。
「第六変形例」
本発明は、図17に示す第六変形例のように実施してもよい。第六変形例は、ロータコア35の磁極面に斜面部(613、623)を形成した点に特徴がある。
ロータコア35は、第一コアブロック61と第二コアブロック62とを、両者の傾斜側面611、621を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側よりも外周側で大きくなるように組み合わせて周方向に並べて構成されている。ここでは、垂直側面(612、622)同士を接触させている。そして、第一コアブロック61及び第二コアブロック62は、上側部または下側部に斜辺部(515、525)を備えた第一コアシート51及び第二コアシート52をそれぞれ積層して形成されている。この変形例では、第一コアシート51及び第二コアシート52の斜辺部(515、525)を、可動切断部を用いて形成しているが、固定切断部によって形成してもよい。
このロータコア35は、磁極面の周方向端部に斜面部(613、623)が形成されているので、磁極面の周方向端部においてステータとの距離を大きくすることができ、エアギャップ磁束密度を正弦波に近づけて分布させることができ、誘起電圧を正弦波化してコギングを低減することができる。
「第七変形例」
本発明は、図18及び図19に示す第七変形例のように実施してもよい。第七変形例は、4つの同一形状のコアブロック(71、72、73、74)を並べてロータコア36を構成した点に特徴がある。
即ち、コア成形工程において、まず、一の第一コアブロック71と一の第二コアブロック72とを、両者の傾斜側面711、721を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側よりも外周側で大きくなるように組み合わせて周方向に並べる。ここでは、垂直側面(712、722)同士を接触させている。次に、他の第一コアブロック73と他の第二コアブロック74とを、両者の傾斜側面731、741をそれぞれ、第一コアブロック71及び第二コアブロック72の傾斜側面711、721に接近させ、且つ、周方向の幅Wが内周側(W11)よりも外周側(W12)で大きくなるように組み合わせて並べることによって、ロータコア36を製造している。
ここで、各コアブロックにおいて、傾斜側面(711、721、731、741)と垂直側面(712、722、732、742)とが成す角度は、ロータの磁極数をNpとすると、90÷Np(度)であることが望ましい。4つのコアブロックを組み合わせたとき、両端に位置する他の第一コアブロック73の垂直側面732と他の第二コアブロック74の垂直側面(742)とが360÷Np(度)をなすことになり、ロータコア36を周方向にNp個並べたときに、互いに隣接する磁極の対向する傾斜側面が平行となるからである。
このロータコア36は、コア端面(磁極面)の周方向端部において、シート面Lと直交する垂直側面(732、742)が位置して電磁鋼板の板厚毎の段差がないため、各電磁鋼板の厚み方向において磁束密度の粗密がなく、鉄損を低減することができる。また、磁極面でシート面Lの方向が屈曲し、より円弧に近似するため、磁束の流れにそった鋼板面を実現できる。さらに、コアブロックが4つに分割されているため、更なる渦電流低減効果を得ることができる。
なお、この第七変形例では、同一形状のコアブロック(71、72、73、74)を並べてロータコア36を構成しているが、上記他の第一コアブロック73及び他の第二コアブロック74の代わりに、上記一の第一コアブロック71及び一の第二コアブロック72とは周方向の打抜き幅(コアシートの内側部と外側部との間隔)が異なる他のコアブロックを並べてもよい。
また、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得る。同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
例えば、上記実施形態及び変形例では、複数の第一コアブロック及び複数の第二コアブロックのうちから選択した二つを周方向に並べてロータコアを製造しているが、三つ以上のコアブロックを用いてロータコアを製造してもよい。また、上記実施形態及び変形例では、二つのコアブロックを互いに接触させて並べているが、二つのコアブロックの間に、例えば径方向にコアシートを積層した直方体形状の他のコアブロックを介在させてもよく、絶縁体を介在させてもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、ロータコアの磁極面が平面である例を示したが、中心ほどエアギャップを小さくするべく、かまぼこ型であってもよい。また、第一コアシート及び第二コアシートの内側部または外側部に、一対の上下対称の突起部を形成してもよい。
10:アキシャルギャップ型回転電機
1:回転軸
2:ロータ
20、30、31、32、33、34、35、36:ロータコア
3:ステータ
S1、S2、S3:電磁鋼板
P1、P3、P4、P6:可動切断部
P2、P5、P7:固定切断部
11、13、15、17、51:第一コアシート
111、131、151:内側部
112、133、153:外側部
D11〜D19:第一コアシートの内側部と外側部との間隔
12、14、16、18、52:第二コアシート
121、141、161:内側部
122、143、163:外側部
D21〜D29:第二コアシートの内側部と外側部との間隔
21、23、25、27、61、71、73:第一コアブロック
211、231、251、271、611、711、731:傾斜側面
212、232、252、272、612、712、732:垂直側面
22、24、26、28、62、72、74:第二コアブロック
221、241、261、281、621、721、741:傾斜側面
222、242、262、282、622、722、742:垂直側面
L:シート面

Claims (8)

  1. 電磁鋼板を打ち抜いて得た複数のコアシートを径方向に積層して成るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアであって、
    前記ロータコアは、積層したコアシートのシート面に対し傾斜する傾斜側面をそれぞれ有する複数の第一コアブロック及び複数の第二コアブロックのうちの少なくとも二つを、周方向の幅が内周側よりも外周側で大きくなるように周方向に並べて構成されていることを特徴としたアキシャルギャップ型回転電機用ロータコア。
  2. 電磁鋼板を打ち抜いて得た複数のコアシートを径方向に積層して成るアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法であって、
    電磁鋼板に対する打抜き位置を変え得る可動切断部により一対の第一コアシート及び第二コアシートの互いに対向する各内側部を形成する一方、前記電磁鋼板に対する打抜き位置を固定した固定切断部により該第一コアシート及び該第二コアシートの各外側部を形成することによって、前記内側部と前記外側部との間隔を異ならせた複数対の第一コアシート及び第二コアシートを打抜き形成する打抜き工程と、
    前記打抜き工程により得られた前記間隔の異なる複数の第一コアシートを打抜き順に積層して、シート面と斜交する傾斜側面を有する複数の第一コアブロックを形成する第一積層工程と、
    前記打抜き工程により得られた前記間隔の異なる複数の第二コアシートを打抜き順に積層して、シート面と斜交する傾斜側面を有する複数の第二コアブロックを形成する第二積層工程と、
    複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの少なくとも二つを並べてロータコアを形成するコア形成工程と、
    を有し、
    前記第一積層工程において、
    複数の前記第一コアシートを前記間隔の大小の順に積層することによって、前記第一コアブロックの傾斜側面を形成し、
    前記第二積層工程において、
    前記第一コアブロックの傾斜側面を形成する前記第一コアシートと対に打抜き形成された前記第二コアシートを積層することによって、前記第二コアブロックの傾斜側面を形成することを特徴としたアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  3. 前記コア形成工程において、
    複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴とした請求項2記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  4. 前記打抜き工程において、前記第一コアシート及び前記第二コアシートの各外側部に、外側へ開口した凹部を形成し、
    前記第一積層工程および前記第二積層工程において、前記凹部を積層することによって永久磁石を収容可能な収容凹部を形成する、
    ことを特徴とした請求項3記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  5. 前記収容凹部の奥底面を前記傾斜側面と略平行に形成することを特徴とした請求項4記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  6. 前記コア形成工程において、
    複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに離反させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べ、
    更に、当該二つのコアブロックの周方向の両端にそれぞれ、当該コアブロックと同一形状の他の第一コアブロック又は第二コアブロックをその傾斜側面を接近させて並べる、
    ことを特徴とした請求項2記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  7. 前記コア形成工程において、
    複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、それぞれの前記傾斜側面を互いに接近させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴とした請求項2記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
  8. 前記コア形成工程において、
    複数の前記第一コアブロック及び複数の前記第二コアブロックのうちの二つを、一方の前記傾斜側面のみを接近させ、且つ、周方向の幅が内周側より外周側で大きくなるように周方向に並べることを特徴とした請求項2記載のアキシャルギャップ型回転電機用ロータコアの製造方法。
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