JPWO2012131775A1 - 電動機 - Google Patents

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Abstract

ステータASSY(3)は、環状体および環状体の内周部から中心に向かって突出する複数のティースが形成されたステータコア(4,5)と、ステータコア(4,5)の間に挟み込まれ、ロータ(9)を回転軸方向(X)に着磁する環状のマグネット部(6)と、マグネット部(6)およびステータコア(4,5)を樹脂部材で一体成形して成るモールド部(7)とを備え、一方向からハウジング(2)へ圧入固定される。

Description

この発明は、2つのステータコアの間に永久磁石を挟んだステータを有する電動機に関する。
従来の電動機(例えば、特許文献1参照)の断面構造を図10に示す。電動機100は、軸方向に着磁された永久磁石101の両側に電磁鋼板を積層してステータコア102,103を形成した突極性のステータ104と、このステータ104の中心部に回転自在に設置され電磁鋼板が積層されてなる突極性のロータ105とを有する。このロータ105は突極方向を電気角で90度ひねった構造であり、シャフト107と一体化されている。ステータ104を組み付ける際には、ハウジング106の内周面にロータ着磁用の永久磁石101を接着し、永久磁石101の両側からステータコア102,103をそれぞれ圧入して永久磁石101を固定する。
また、ステータコア102,103をそれぞれ圧入する場合、ステータコア102,103同士の各ティースを位置決めする必要がある。そこで、図11(a)および図11(b)に示すように、ハウジング106とステータ104との間に位置決めピン111を設け、組み付けの際に各ティース108を位置決めしていた。
上記組み付け方法の他にも、例えば図12に示すように、ステータコア102,103をそれぞれ一方向からハウジング106に圧入する方法があった。この場合、ハウジング106へ圧入固定した後で2つのステータコア102,103が永久磁石101を挟持するように、ステータコア102の外径を大きくし、もう一方のステータコア103の外径を小さくし、これに合わせてハウジング106の内周面にも内径の大きい圧入部112と内径の小さい圧入部113を形成する。
特開平8−214519号公報
永久磁石101の両側からステータコア102,103を圧入する場合、ステータコア102,103と永久磁石101の間にクリアランス109,110(図10に示す)が発生してしまい、ロータ着磁の際に減磁が生じてモータ特性(トルク)が減少してしまうという課題があった。また、クリアランス109,110を無くそうとすると、永久磁石101とステータコア102,103とを接触させる必要があり、ステータコア圧入の荷重が掛かって永久磁石101が損傷する可能性があった。
また、組み付けの際に位置決めピン111などを使用してステータコア102,103のティース108同士を位置決めする場合、組み付けに要するコストが増加するという課題があった。具体的には、位置決めピン111の部品点数増加、ステータコア102,103への位置決めピン111圧入用の凹部加工の追加、位置決めピン111の圧入作業工程の追加などがある。
さらに、同じ外径のステータコア102,103を二方向からハウジング106に圧入するため、作業性が悪化するという課題があった。
他方、異なる外径のステータコア102,103を一方向からハウジング106に圧入する場合は、ステータコアが二種類必要となるため、部品点数が増加し、かつ、ハウジング106に異なる内径の圧入部112,113を形成する必要があるため、ハウジング切削コストも増加するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、永久磁石とステータコアの間のクリアランスを無くし、かつ、永久磁石とステータコアをハウジングへ組み付けるために要するコストを削減することを目的とする。
この発明の電動機は、円筒状のハウジングと、ハウジングの中央部に回転自在に保持されるロータ部と、ハウジングのロータ部外周を囲う位置に圧入固定されるステータ部とを備え、ステータ部が、環状体および当該環状体の内周部から中心へ向かって突出する複数のティースが形成されたステータコアと、ロータ部を回転軸方向に着磁する環状のマグネット部と、マグネット部を両側に設けたステータコアで挟み込んで一体成形した樹脂部材から成り、マグネット部およびステータコアを少なくとも内周側で保持するモールド部とを有するようにしたものである。
この発明によれば、マグネット部とその両側のステータコアとを一体成形してステータ部にすることにより、マグネット部とステータコアとの間のクリアランスを無くしてモータ特性を向上させることができる。また、一体成形したステータ部を一方向からハウジングへ圧入して組み付けできるので、組み付けに要するコストを削減することができる。
この発明の実施の形態1に係る電動機の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る電動機の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る電動機のステータASSYの構成を示し、図3(a)は外観斜視図、図3(b)は側面図である。 実施の形態1に係る電動機のステータASSYを、図3(b)のAA線に沿って切断した断面図である。 実施の形態1に係る電動機のステータコアの構成を示す平面図である。 図1に示す電動機のステータASSY圧入部分を拡大した図である。 実施の形態1に係る電動機の回転動作を説明する図である。 実施の形態1に係る電動機のステータASSYを一体成形する金型の断面図である。 実施の形態1に係る電動機のステータコアと永久磁石の位置決め部分を拡大した図である。 従来の電動機の構成例を示す断面図である。 従来の電動機の別の構成例を示す図であり、図11(a)は断面図、図11(b)は平面図である。 従来の電動機の別の構成例を示す断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1および図2に示す電動機1は三相交流シンクロナスモータを構成し、主に、円筒状のハウジング2と、ハウジング2に圧入固定されたステータASSY(ステータ部)3と、図示しないシャフトを回転させるロータ(ロータ部)9とを備える。ロータ9は、径方向外側に突出する突部を180度間隔に2箇所形成し、回転軸方向Xの途中で突部を90度ずらした状態にする(突部9a,9b)。ロータ9を永久磁石で構成してもよいが、電動機1が高温に晒される場合には磁気特性が低下するので、例えば電磁鋼板を突状に打ち抜いて回転軸方向Xに積層して構成するほうが好ましい。積層鋼板でロータ9を構成する場合も、回転軸方向Xの途中で突部を90度ずらした状態にする(突部9a,9b)。
このロータ9にシャフトを固着して、ロータ9と一体にシャフトを回転させることにより、ロータ9に発生した回転力を外部出力する。電動機1を自動車用ターボチャージャおよび電動コンプレッサ等に適用する場合、ロータ9に固着したシャフトをタービン(いわゆるインペラ)の回転軸に連結して、電動機1によりタービンを回転駆動する。
図3(a)は、ステータASSY3の構成を示す外観斜視図であり、図3(b)に側面図を示す。また、図3(b)のステータASSY3をAA線に沿って切断した断面図を図4に示す。ステータASSY3は、2個のステータコア4,5と、このステータコア4,5の間に配置されたマグネット部6と、これらを一体化するモールド部7とから構成される。
図5にステータコア4の平面図を示す。ステータコア4は電磁鋼板をロータ9の回転軸方向Xに積層して構成する。このステータコア4は環状体と、この環状体の内周部から中心に向かって突出する6個の突部(以下、ティース4a)とからなる。ティース4aの各々にはU字コイル8が装着されることになる。
図示例では、電磁鋼板を打ち抜いて突状のティース4aを円周方向に60度間隔で6個設け、さらに、ティース4aと互い違いに出来た6箇所の凹部それぞれにかしめ用の突起4bを60度間隔で設ける。また、電磁鋼板の外周部には位置決め凹部4cを複数設ける。この電磁鋼板を複数積層し、各々の突起4bをかしめて結束してステータコア4にする。同様にしてステータコア5も形成する。
マグネット部6は環状であり、複数の永久磁石を組み合わせて構成する。図4の例では、中心角60度の扇形をした永久磁石を、ティース4aと同一数である6個用いている。永久磁石の配置例として、図5に示すように1個の永久磁石6aの外周部6bがステータコア4(ステータコア5でも同様)のティース4a形成部分に相当する径方向外側を覆うように配置する。図5に示す永久磁石6aと同じように6個の永久磁石それぞれを配置したのが、図4に示す状態である。各永久磁石は、内周側の両端部分がステータコア4,5の各突起4aに当接して位置決めされている。この配置例の場合、回転軸方向Xから見て各永久磁石の分割部分がティース4aに重ならないので、磁気特性を向上できる。
モールド部7は、ステータコア4,5およびマグネット部6を一体成形する樹脂部材で構成される。一体成形の手順は後述する。図3(a)および図4に示すように、モールド部7にはU字コイル8を挿通するためのコイル挿通孔7aが1個のU字コイル8につき2個、合計12個形成されている。
U字コイル8は、銅板をU字に折り曲げた1回巻きのコイルであり、図1および図2に示すようにコイル挿通孔7aを回転軸方向Xに貫通して、折り曲げ部分がステータコア4側に、先端部分がステータコア5側に突出している。
モールド部7のコイル挿通孔7aに挿通されたU字コイル8の一端部は、図1に示すように、結線板ASSY10を貫通して制御回路基板12側へ突出しており、この結線板ASSY10にモールドされた通電部材である銅板コイル11(U相、V相、W相)に接続されている。この銅板コイル11は制御回路基板12に接続されている。
制御回路基板12はインバータを有し、コネクタ部14から入力される外部電源(不図示)を交流電流に変換し、位置検出センサ15から入力される位置信号に基づいて銅板コイル11のU相、V相、W相の三相を順次切り替えてU字コイル8に電流を流す。なお、U字コイル8とステータコア4,5とはモールド部7により隔絶されて絶縁される。
位置検出センサ15は、ロータ9と一体に回転するセンサターゲット16(例えば磁石)の位置を検出するホール素子IC(Integrated Circuit)などで構成される。この位置検出センサ15は、センサターゲット16の位置を検出することによりロータ9の回転位置を検知して、制御回路基板12へ位置信号を出力する。
なお、ハウジング2の制御回路基板12側の開口面をカバー13で覆い、制御回路基板12および位置検出センサ15などを保護する。また、ハウジング2とステータASSY3の圧入部分にOリング17を設けてシールする。
ここで、電動機1の動作概略を説明する。
図6は、図1に示す電動機1のステータASSY3圧入部分を拡大した図である。回転軸方向Xに着磁されたマグネット部6による磁束(マグネット磁束)は、マグネット部6のN極側に配置されたステータコア4のティース4aからロータ9の突部へ流れ出て、ロータ9の回転軸方向Xに進んでマグネット部6のS極側にある突部から出て、マグネット部6のS極側に配置されたステータコア5のティース4aへ流れ入る界磁磁束となる。このように、マグネット部6の界磁磁気力がロータ9に作用することで、マグネット部6のN極側に対面するロータ9の突部をN極に着磁し、マグネット部6のS極側に対面するロータ9の突部をS極に着磁する。
図7は、図1に示す電動機1を図面紙上左側から見た平面図である。ただし、ハウジング2およびU字コイル8は図示を省略する。銅板コイル11を経由してU字コイル8に電流が流れると、流れた電流の向きに応じてステータASSY3の各ティースが着磁して回転磁界が生じ、トルクが発生する。U字コイル8に流す電流の向きを順次切り替えることにより、図7(a)〜図7(c)のように各ティースのNS各極性が回転移動していき、磁気作用によりロータ9が回転する。
次に、ステータASSY3の組み立て手順を説明する。
図8は、ステータASSY3を成形する金型の断面図である。金型は、上金型20、下金型21および中軸22を組み合わせて成り、内部にステータコア4,5およびマグネット部6を設置する空隙23と、樹脂を注入してモールド部7を成形する空隙24とが同心円状に設けられている。上金型20と下金型21のパーティションは任意でよい。中軸22はロータ9を配置するための空間を形成する金型であり、中軸22の外周面がステータコア4,5の各ティース4a先端部分に当接する形状である。なお、図8に示すステータASSY3の断面は、図3(b)のBB線に沿って切断した断面に相当する。
下金型21の空隙23の壁面には中軸22の軸方向と同一方向の位置決め凸部(不図示)が複数形成されており、この位置決め凸部がステータコア5の位置決め凹部4cに係合するように、空隙23にステータコア5を設置する。続いて、ステータコア5の上側にマグネット部6を配置する。上述したように6個の永久磁石を環状に配置することになるが、ステータコア5には60度毎にかしめ用の突起4bが突出しているので各突起4bを目安に配置する。図9(a)にステータコア5の内周部に設けた突起4bと永久磁石6aの分割部分を拡大した側面図を示し、その平面図を図9(b)に示す。図示するように、各永久磁石6aはかしめ用の突起4bに当接して位置決めされる。
続いて、ステータコア4の位置決め凹部4cが空隙23の位置決め凸部と係合するように、マグネット部6の上側にステータコア4を設置する。これにより、ステータコア4,5の各ティース4aの位相合わせが容易にできる。
ステータコア4,5およびマグネット部6を設置した後、上金型20、下金型21および中軸22を嵌合し樹脂注入口25から空隙24へ樹脂を注入してステータASSY3を一体成形し、モールド部7を形成する。自動車用ターボチャージャに適用する等して電動機1が高温に晒されるような場合、モールド部7を形成する樹脂部材は少なくとも熱硬化性を有することが好ましく、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)を使用する。
なお、マグネット部6の永久磁石間には設計上クリアランスが確保されているため、ステータASSY3のマグネット部6の外周側にも樹脂を流してモールド部7を延長することが可能である。また、モールド部7の内周面はティース4aの先端面と面一になるので(即ち、モールド部7の内周径とティース4a先端部分を繋いだ形の径とが同じになるので)、樹脂のヒケおよびダレを防止できる。
一体成形したステータASSY3をハウジング2に設置する際には、図6に示すようにハウジング2の一端側から圧入して固定する。ハウジング2には内径を若干小さくした圧入部2aが設けられており、この圧入部2aが圧入されたステータコア5を保持する。その後、U字コイル8をモールド部7のコイル挿通孔7aに挿入し、結線板ASSY10を設置してコイル同士を接続する。また、ステータASSY3の中央開口部分に、シャフト(不図示)に固着したロータ9を挿入する。モールド部7の内周面とティース先端面とを面一にしたので、ステータASSY3の中央開口部分は凹凸がなくロータ9の挿入が容易である。
先立って説明した図10では二方向からステータコア102,103を圧入するので永久磁石101との間にクリアランス109,110が必要であったが、本実施の形態1ではステータASSY3を一体成形するのでステータコア4,5とマグネット部6とのクリアランスを無くすことができる。また、圧入は一方向から行うので、二方向から圧入する場合に比べて作業性を向上できる。
また、先立って説明した図12では外径の異なるステータコア102,103を内径の異なる圧入部112,113に圧入してそれぞれ保持する必要があったが、本実施の形態1では一方のステータコア4を一体成形した他方のステータコア5により保持するので、圧入部が増えず、ハウジング切削コストを削減できる。また、外径の異なるステータコアを用意するコストも削減できる。
さらに、先立って説明した図11ではステータコア102,103のティースを位置決めするためにハウジング106に位置決めピン111を設置する必要があったが、本実施の形態1では一体成形時に金型を利用してステータコア4,5のティースを位置決めしてあるので、位置決めピン使用にかかるコストを削減できる。また、ステータコア4,5の各ティース4aの位相合わせを一体成形と同時にすることができる。
以上より、実施の形態1によれば、電動機1のステータASSY3は、環状体およびこの環状体の内周部から中心へ向かって突出する6個のティース4aが形成されたステータコア4,5と、ロータ9を回転軸方向Xに着磁する環状のマグネット部6と、マグネット部6を両側に設けたステータコア4,5で挟み込んで一体成形した樹脂部材から成り、マグネット部6およびステータコア4,5を少なくとも内周側で保持するモールド部7とを有する構成であり、円筒状のハウジング2のロータ9外周を囲う位置に圧入固定するようにした。このため、マグネット部6とステータコア4,5との間のクリアランスを無くすことができるようになり、クリアランスに起因する減磁の影響が無くなり、モータ特性(トルク)が向上する。また、ステータASSY3をハウジング2に圧入する際にクリアランスを無くすようにステータコア4,5でマグネット部6を押圧する必要がないので、マグネット部6が損傷することがない。また、ハウジング2への組み付けはステータASSY3を一方向から圧入するだけでよく、ティース4aの位相合わせも不要のため、組み付けに要するコストを削減できる。
また、実施の形態1によれば、モールド部7の樹脂部材は熱硬化性を有するものにしたので、ステータASSY3の耐熱性が向上し、熱変形を抑制できる。このため、電動機1を自動車用部品等に用いて高温下で使用可能である。特に、樹脂部材として、耐熱性と耐水性に優れたPPSが好適である。
また、実施の形態1によれば、モールド部7は、ステータコア4,5それぞれのティース4a同士の隙間を塞ぐ形状であって、ティース4a先端面と面一にしたので、一体成形した際の樹脂部材のヒケおよびダレを防止できる。
また、実施の形態1によれば、マグネット部6は、ステータコア4,5のティース4aと同一数の扇形の永久磁石を環状に配置し、この永久磁石の外周部がステータコア4,5のティース4a形成部分に相当する径方向外側部分を覆うようにしたので、磁気特性を向上できる。
また、実施の形態1によれば、複数の鋼板をロータ9の回転軸方向Xに積層して互いにかしめてステータコア4,5を形成し、マグネット部6の各永久磁石は、ステータコア4,5のかしめた突起4bで位置決めされるようにしたので、マグネット部6の位置決めのために部品点数が増加することがない。また、永久磁石がずれることがないので良好な磁気特性を維持できる。
なお、図示例では、ステータコアの各ティースに巻回するコイルを1回巻きのU字コイルとしたが、これに限定されるものではない。また、ステータコアのティースをU相、V相およびW相それぞれ2個ずつ、合計6個設ける構成としたが、これに限定されるものではない。
これ以外にも、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係る電動機は、永久磁石とステータコアを熱硬化性樹脂部材で一体成形するようにしたので、高温に晒される自動車用ターボチャージャおよび電動コンプレッサなどを回転駆動する電動機に用いるのに適している。
1 電動機、2 ハウジング、2a 圧入部、3 ステータ、4,5 ステータコア、4a ティース、4b 突起、4c 位置決め凹部、6 マグネット部、7 モールド部、7a コイル挿通孔、8 U字コイル、9 ロータ、9a,9b 突部、10 結線板ASSY、11 銅板コイル、12 制御回路基板、13 カバー、14 コネクタ部、15 位置検出センサ、16 センサターゲット、17 Oリング、20 上金型、21 下金型、22 中軸、23,24 空隙、25 樹脂注入口、100 電動機、101 永久磁石、102,103 ステータコア、104 ステータ、105 ロータ、106 ハウジング、107 シャフト、108 ティース、109,110 クリアランス、111 位置決めピン、112,113 圧入部。
この発明の電動機は、円筒状のハウジングと、ハウジングの中央部に回転自在に保持されるロータ部と、ハウジングのロータ部外周を囲う位置に圧入固定されるステータ部とを備え、ステータ部が、環状体および当該環状体の内周部から中心へ向かって突出する複数のティースが形成されたステータコアと、ロータ部を回転軸方向に着磁する環状のマグネット部と、マグネット部を両側に設けたステータコアで挟み込んで一体成形した樹脂部材から成り、マグネット部およびステータコアを少なくとも内周側で保持するモールド部とを有し、モールド部は、ステータコアのティース同士の隙間を塞ぐ形状であって、当該ティース先端面と面一にしたものである。

Claims (5)

  1. 円筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの中央部に回転自在に保持されるロータ部と、
    前記ハウジングの前記ロータ部外周を囲う位置に圧入固定されるステータ部とを備え、
    前記ステータ部は、
    環状体および当該環状体の内周部から中心へ向かって突出する複数のティースが形成されたステータコアと、
    前記ロータ部を回転軸方向に着磁する環状のマグネット部と、
    前記マグネット部を両側に設けた前記ステータコアで挟み込んで一体成形した樹脂部材から成り、前記マグネット部および前記ステータコアを少なくとも内周側で保持するモールド部とを有することを特徴とする電動機。
  2. モールド部の樹脂部材は熱硬化性を有することを特徴とする請求項1記載の電動機。
  3. モールド部は、ステータコアのティース同士の隙間を塞ぐ形状であって、当該ティース先端面と面一であることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  4. マグネット部は、ステータコアのティースと同一数の扇形の永久磁石を環状に配置して成り、当該各永久磁石の外周部が前記ステータコアのティース形成部分に相当する径方向外側部分を覆うことを特徴とする請求項1記載の電動機。
  5. ステータコアは、複数の鋼板をロータ部の回転軸方向に積層して互いにかしめて成り、
    マグネット部の各永久磁石は、前記ステータコアのかしめた突起で位置決めされることを特徴とする請求項4記載の電動機。
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