JPWO2012001735A1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

室内機100の圧力損失の低減を可能とする空気調和機を提供する。吸込口12及び吹出口10が開口され、内部に風路が形成されたケーシング13と、ケーシング13の風路に設けられた熱交換器2及び送風ファン1と、を備えた空気調和機において、風路は仕切り板11等によって複数の風路に分割されているものである。

Description

本発明は、送風ファン及び熱交換器がケーシング内に収納された空気調和機に関するものである。また、本発明は、さらに消音ユニットを備えた空気調和機に関するものである。
従来から、送風ファン及び熱交換器がケーシング内に収納された空気調和機が存在する。そのような空気調和機として、吸込口及び吹出口を有するケーシングと、該ケーシング内に配設された熱交換器とからなる空気調和機であって、吸込口及び吹出口の幅方向に複数の小型プロペラファンを併設して構成されたファンユニットを、吸込口及び吹出口に配設した空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この空気調和機は、吹出口にファンユニットを配設して気流の方向制御を容易にするとともに、吸込口にも同一構成のファンユニットを設けることで、風量増加による熱交換器性能を向上するようにしている。
また、従来から、送風ファンと熱交換器と消音機構を備えた空気調和機が存在する。そのような空気調和機として、「吸込口および吹出口を有し、かつ吸込口から吹出口にかけて通風路を有するユニット本体と、前記通風路に設けられた熱交換器および送風機と、所定の周波数およびレベルを有する標準波形の消音用信号を発する手段と、前記通風路を臨む位置または前記吹出口の近傍に設けられ、前記消音用信号を音に変換するスピーカと、前記ユニット本体の所定位置に設けられたマイクロフォンと、前記送風機の回転数を検知する回転数センサと、この回転数センサの検知結果に応じて前記消音用信号の周波数およびレベルを一旦調整し、その消音用信号の位相を前記マイクロフォンの検知音のレベルに応じて調整する調整手段と、を具備したことを特徴とする空気調和機」というものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この空気調和機は、送風ファンとして横流ファンを用い、熱交換器の下流側に横流ファンを配置している。また、この空気調和機は、横流ファンで発生した音を消音するための消音ユニット(スピーカーとマイクロフォン)を複数備えている。これら消音ユニットは、横流ファンの軸方向に沿うように、横流ファンと吹出口との間に配置されている。
特開2005−3244号公報(図5、図6) 特開平8−200780号公報(請求項1、図2)
特許文献1のような空気調和機にあっては、熱交換器の上流側及び下流側のそれぞれに、送風ファンが複数設けられている。つまり、特許文献1のような空気調和機は、これら送風ファンによってケーシング内に送られた空気が熱交換器と熱交換し、空気調和を行う。このため、特許文献1のような空気調和機は、送風ファンの旋回流が隣接した送風ファンの旋回流と干渉してしまう。このため、特許文献1のような空気調和機は、空気流れの乱れによるエネルギーのロスが生じたり、熱交換器近傍の風速分布が不均一となる。したがって、特許文献1のような空気調和機は、ケーシング内の風路における圧力損失が増大してしまうという問題点や、空気調和機の性能が低下してしまうという問題点があった。
また、特許文献2のような空気調和機にあっては、送風ファンで発生する音の逆位相の音をスピーカーで発生させることにより(スピーカーから出力することにより)、送風ファンで発生する音を消音する。このとき、スピーカーで発生させた音は、スピーカーを中心として放射状に広がっていく。このため、特許文献2のような空気調和機は、位置によっては、送風ファンで発生した音とスピーカーから発生させた音の位相が合い、音が大きくなってしまうという問題点があった。
また、特許文献2のような空気調和機にあっては、冷房運転の場合、熱交換器を通過して温度の低下した空気が、マイクロフォンやスピーカーを通過する。このため、空気中の水分がマイクロフォンやスピーカーで結露してしまう。したがって、特許文献2のような空気調和機は、マイクロフォンやスピーカーに所望の動作をさせられない恐れがあるという問題点があった。
本発明は、上記のような課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、従来の空気調和機よりも、ケーシング内の風路における圧力損失が低下し、空気調和機の性能の向上を可能とする空気調和機を提供することを第1の目的とするものである。また、本発明は、上記のような課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、音の低減効果(消音効果)を高めることが可能な空気調和機を提供することを第2の目的とするものである。
本発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が開口され、内部に風路が形成されたケーシングと、ケーシングの風路に設けられた熱交換器及び送風ファンと、を備えた空気調和機において、風路が仕切り板によって複数の風路に分割されているものである。
また、本発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が開口され、内部に風路が形成されたケーシングと、ケーシングの風路に設けられた熱交換器及び送風ファンと、少なくとも1つの音検出装置、及び制御音を出力する制御音出力装置を有する消音ユニットと、音検出装置の少なくとも1つの検出結果に基づいて、制御音を生成する制御音生成装置と、を備えた空気調和機において、消音ユニットが複数設けられ、風路が仕切り板によって複数の風路に分割され、分割された風路毎に少なくとも消音ユニットの制御音出力装置が設けられているものである。
本発明に係る空気調和機は、風路が分割されているので、送風ファンの旋回流がこの送風ファンと隣接する送風ファンの旋回流と干渉することを抑制できる。このため、本発明に係る空気調和機は、風路内に発生する大規模な渦を抑制でき、熱交換器近傍での風速の偏りを防ぐことができる。したがって、本発明に係る空気調和機は、ケーシング内の風路における圧力損失が低下し、空気調和機の性能の向上が可能となる。
また、本発明に係る空気調和機は、風路が分割されているので、送風ファンで発生した音を、風路内で1次元化(平面波化)できる。また、本発明に係る空気調和機は、風路毎に少なくとも消音ユニットの制御音出力装置が配置されている。このため、送風ファンで発生した音とスピーカーから発生させた音の位相が合うことを防止でき、消音効果を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態10に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。 本発明の実施の形態12に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態13に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。この図1は、図の左側を室内機100の前面側として示している。図1に基づいて、室内機100の構成について説明する。この室内機100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気を供給するものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、室内機100が空調対象域の壁面に取り付けられる壁掛け型である場合を例に示している。
室内機100は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口12及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口10が形成されているケーシング13と、このケーシング13内に収納され、吸込口12から室内空気を吸い込み、吹出口10から空調空気を吹き出す送風ファン1と、吹出口10から送風ファン1までの風路に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器2と、を有している。
吸込口12は、ケーシング13の上部に開口形成されている。吹出口10は、ケーシング13の前面側下部に開口形成されている。これにより、ケーシング13の内部には、吸込口12から吹出口10へ空気が流れる風路が形成されている。また、吹出口10の上流側となる風路(より詳しくは、吹出口10と熱交換器2との間の風路)には、吹出口10へ向かって湾曲したノズル4が形成されている。送風ファン1は、ケーシング13内に形成された風路に配設されており、例えば軸流ファン、斜流ファン、横流ファン等で構成されている。本実施の形態1では、送風ファン1として軸流ファンを用いている。
熱交換器2は、送風ファン1の風下側となる風路に配置されており、第1熱交換器である前段側熱交換器14及び第2熱交換器である後段側熱交換器15を備えている。この熱交換器2には、例えばフィンチューブ型熱交換器等を用いるとよい。また、吸込口12には、図示省略のフィンガーガードやフィルターが設けられている。さらに、吹出口10には、気流の吹出し方向を制御する機構、例えば図示省略のベーン等が設けられている。なお、フィルターの配置位置は送風ファン1の下流側であってもよい。
ここで、室内機100内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、室内空気は、送風ファン1によってケーシング13の上部に形成されている吸込口12から室内機100内(より詳しくは、ケーシング13内に形成された風路)に流れ込む。このとき、フィルターによって空気に含まれている塵埃が除去される。この室内空気は、熱交換器2を通過する際に熱交換器2内を導通している冷媒によって加熱又は冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、ケーシング13の下部に形成されている吹出口10から室内機100の外部、つまり空調対象域に吹き出されるようになっている。
次に、熱交換器2の配置について説明する。
図1に示すように、熱交換器2を構成している前段側熱交換器14と後段側熱交換器15は、室内機100の正面側から背面側にかけての縦断面において、前段側熱交換器14と後段側熱交換器15との間の間隔が空気の流れ方向に対して広がるように、つまり室内機100の正面側から背面側にかけての熱交換器2の断面形状が略Λ型となるように、ケーシング13内に配置されている。
また、後段側熱交換器15は、室内機100の正面側から背面側にかけての縦断面において、その長手方向長さが前段側熱交換器14の長手方向長さよりも長くなっている。このため、後段側熱交換器15の下端部は、前段側熱交換器14の下端部よりも下方に位置している。つまり、本実施の形態1に係る熱交換器2は、後段側熱交換器15を通る風量が前段側熱交換器14を通る風量よりも大きくなっている。これにより、前段側熱交換器14及び後段側熱交換器15のそれぞれを通過した空気が合流した際、この合流した空気は前面側(吹出口10側)へ曲がることとなる。このため、吹出口10近傍で気流を急激に曲げる必要が無くなり、吹出口10近傍での圧力損失を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
次に図2を用いて、本実施の形態1に係る室内機100の内部構造について、詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図2では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示している。
一般的に、空気調和機の室内機は設置スペースに制約があるため、送風ファンを大きくできないことが多い。このため、所望の空気流量を得るために、適度な大きさの送風ファンを複数並列に配置する。本実施の形態1に係る室内機100は、図2に示すように、ケーシング13の長手方向に沿って、3個の送風ファン1が並列配置されている。
また、隣接した送風ファン1の間には、仕切り板11が設けられている。本実施の形態1では、2枚の仕切り板11が設けられている。これら仕切り板11は、熱交換器2と送風ファン1の間に設置されている。つまり、熱交換器2と送風ファン1の間の風路が、複数の風路(本実施の形態1では3つ)に分割されている。仕切り板11は、熱交換器2と送風ファン1の間に設置されるため、熱交換器2に接する側の端部が熱交換器2に沿った形状となっている。より詳しくは、熱交換器2はΛ型に配置されているため、仕切り板11の熱交換器2側端部もΛ型となっている。
また、仕切り板11の送風ファン1側の端部は、隣接する送風ファン1が吸込側において互いに影響を生じない程度に十分離れている場合、送風ファン1の出口面までとする。しかし、隣接する送風ファン1が吸込側において互いに影響を及ぼす程度に近づいている場合で、さらに送風ファン1の吸入側に設けられているベルマウス(図示せず)のR部分の形状が十分に確保できている場合、仕切り板11の送風ファン1側の端部は、隣接する風路に影響を与えないように(隣接する送風ファン1が吸込側において互いに影響を及ぼさないように)、送風ファン1の上流側(吸入側)まで延設してもよい。本実施の形態1では、仕切り板11の送風ファン1側の端部を送風ファン1の出口面近傍に配置している。
仕切り板11は、種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。
ただし、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板11が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、仕切り板11と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板11がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板11を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板11を挿入してもよい。
上述したように、熱交換器2と送風ファン1の間の風路が、複数の風路(本実施の形態1では3つ)に分割されている。これら分割された風路は、平面視において、一辺がL1及びL2となった略四角形状に形成されている。つまり、分割された風路の幅が、L1及びL2となっている。
このため、例えば平面視において一辺がL1及びL2となった略四角形状の内部に設置された送風ファン1が送り出した空気は、確実に送風ファン1の下流にあるこのL1及びL2で囲まれた領域の熱交換器2を通過する。
このように、ケーシング13内を仕切り板11で分割することにより、送風ファン1が下流に作る流れ場が旋回成分を有していても、室内機100の長手方向(図1における紙面直交方向)に自由に移動できなくなる。このため、平面視において一辺がL1及びL2となった略四角形状の内部に設置された送風ファン1が送り出した空気を、この送風ファン1の下流に配置された(このL1及びL2で囲まれた領域に配置された)熱交換器2を確実に通過させることが可能となる。したがって、熱交換器2全体に流入する空気の室内機100の長手方向(図1における紙面直交方向)における風速分布を略均一とすることができる(熱交換器2を通過する空気の速度の箇所毎のバラツキを抑制することができる)。
また、ケーシング13内を仕切り板11で分断することにより、送風ファン1の旋回流(特に送風ファン1の下流側の旋回流)が、隣接した送風ファン1の旋回流(特に隣接した送風ファン1の下流側の旋回流)と干渉することを防止できる。このため、旋回流同士の干渉によって生じる渦等エネルギーのロスを抑制することができる。したがって、風速分布の改善と合わせて、室内機100の(より詳しくはケーシング13内の風路における)圧力損失の低減が可能となる。
なお、仕切り板11は、送風ファン1で発生した音を隣接する風路に透過させない遮音効果も有するとよい。遮音効果を得るためには、仕切り板11の重量が必要である。このため、金属(スチールやアルミ等)よりも密度の小さい樹脂等を用いて仕切り板11を形成する場合、仕切り板11の厚みを大きくするとよい。
また、各仕切り板11は一枚の板で形成されている必要はなく、複数の板で形成されていてもよい。例えば、仕切り板11を前段側熱交換器14側と後段側熱交換器15側で二分割してもよい。仕切り板11を構成する各板どうしの接合箇所に隙間がなければ、仕切り板11を一枚の板で形成した場合と同様の効果を得られる。仕切り板11を複数に分割することにより、仕切り板11の組み付け性が向上する。
また、実施の形態1では、送風ファン1の下流側となる風路に熱交換器2を配置した室内機100について説明したが、送風ファン1の上流に熱交換器2を配置した室内機に本発明を実施することも勿論可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では、送風ファン1と熱交換器2の間の風路のみを仕切り板11で分割した。送風ファン1と熱交換器2の間の風路に加え、熱交換器2より下流側となる風路も仕切り板によって分割することが可能である。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図3は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。
本実施の形態2に係る室内機101は、熱交換器2と吹出口10との間に仕切り板11aが設けられている。その他の構成は、実施の形態1に係る室内機100と同様である。
熱交換器2と吹出口10との間に設けられた仕切り板11aは、送風ファン1と熱交換器2との間に設けられた仕切り板11と同じ数となっており、各仕切り板11の下方に設けられている。より詳しくは、仕切り板11aは、平面視において、仕切り板11と略平行に設けられている。また、仕切り板11aは、平面視において、仕切り板11と概ね重なりあうように設けられている。これにより、仕切り板11aを設けたことによる空気抵抗を抑制している。
熱交換器2はΛ型とに配置されているため、仕切り板11aの熱交換器2側端部(上側端部)もΛ型となっている。このとき、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。冷房運転時、熱交換器2は低温となる。このため、空気中の水分が結露し、熱交換器2の表面に水滴が付着する。熱交換器2と仕切り板11aが接触していると、熱交換器2の表面に付着した水滴が仕切り板11aに移ってしまう。この仕切り板11aに移ってきた水滴は、仕切り板11を伝わって吹出口10まで移動し、吹出口10から吹き出される空気に同伴され、周囲に飛散してしまう。この水滴の飛散は、使用者に不快な思いをさせる可能性があり、空気調和機にとってあってはならない現象である。このため、熱交換器2の表面に付着した水滴が吹出口10から飛散することを防止するため、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。
以上、このように構成された室内機101においては、仕切り板11aを配置することにより、熱交換器2と吹出口10との間においても、隣接した風路からの気流の影響を抑制することが可能となる。換言すると、仕切り板11aを配置することにより、熱交換器2と吹出口10との間においても、送風ファン1の旋回流が、隣接した送風ファン1の旋回流と干渉することを防止できる。このため、熱交換器2と吹出口10との間においても、旋回流同士の干渉によって生じる渦等エネルギーのロスを抑制することができる。また、吹出口10から吹き出される空調空気の室内機100の長手方向(図3における紙面直交方向)における風速分布を略均一とすることができる(吹出口10から吹き出される空調空気の箇所毎の速度のバラツキを抑制することができる)。したがって、より圧力損失の低い空気調和機(より詳しくは室内機)を得ることができる。
なお、本実施の形態2では、仕切り板11aの下側端部が吹出口10まで延設された場合を説明したが、仕切り板11aの下側端部は熱交換器2と吹出口10との間にあっても勿論よい。仕切り板11aを設けたことにより、実施の形態1よりも圧力損失が低減する。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、送風ファン1の数と風路の分割数とを同数とした。これに限らず、風路の分割数を送風ファン1の数よりも多くしてもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図4は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図4では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示している。
本実施の形態3に係る室内機102は、各仕切り板11の間に、仕切り板17が設けられている。つまり、本実施の形態3では、実施の形態1で分割した風路を、仕切り板17によってさらに分割している。つまり、L1とL2に囲まれた領域に配置された熱交換器2には、送風ファン1が発生する風量のおよそ半分が流入することとなる。その他の構成は、実施の形態1に係る室内機100と同様である。
仕切り板17は、隣接する仕切り板11の間隔をほぼ均等に分割できる位置に配置される。これら仕切り板17は、仕切り板11と同様に種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。なお、仕切り板17は、仕切り板11と同様に遮音効果も有するほうがよい。このため、金属(スチールやアルミ等)よりも密度の小さい樹脂等を用いて仕切り板17を形成する場合、仕切り板17の厚みを大きくするとよい。
仕切り板17の熱交換器2側端部の形状は、熱交換器2に沿って略Λ型となっている。仕切り板17が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板17と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板17がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板17を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板17を挿入してもよい。
仕切り板17の送風ファン1側端部の形状は、送風ファン1の出口面と略平行となっている。なお、仕切り板17の送風ファン1側の形状は、送風ファン1の回転中心付近を高くして周囲に行くほど低くなるような山形形状でもよい。
また、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さは、以下のように設定するとよい。
例えば、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部を送風ファン1に近づけ過ぎると、仕切り板17が空気の流れの抵抗となってしまう。このため、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部と送風ファン1との距離をできるだけ遠くした方がよい。したがって、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さは、熱交換器2の上端部(送風ファン1と最も近接した位置)と同程度の高さとすればよい。仕切り板17の送風ファン1側端部を熱交換器2の傾斜面の途中に配置しても勿論よい。
また例えば、送風ファン1と熱交換器2との間に十分な距離がある場合、仕切り板17が空気の流れの抵抗となることはない。このため、送風ファン1と熱交換器2との間に十分な距離がある場合、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さを、熱交換器2の上端部(送風ファン1と最も近接した位置)よりも高くするとよい。
以上、このように構成された室内機102においては、分割された風路の幅L1を、実施の形態1に係る室内機100よりも小さくすることができる。このため、本実施の形態3に係る室内機102は、実施の形態1に係る室内機100と比べ、送風ファン1の発生する旋回流による幅方向の自由度がさらに減少する。したがって、本実施の形態3に係る室内機102は、実施の形態1に係る室内機100と比べ、より風速分布の悪化を改善できる(速度分布をより均一化できる)。
なお、実施の形態2と同様に、熱交換器2と吹出口10との間の風路で各仕切り板17の下方となる位置に、さらに仕切り板を設けてもよい。このように構成することにより、実施の形態2と同様に、熱交換器2と吹出口10との間においても、送風ファン1の旋回流が、隣接した送風ファン1の旋回流と干渉することを防止できる。
実施の形態4.
実施の形態3においては、ケーシング13の前後方向に延設された仕切り板11を設け、さらにその分割数を多くするため、仕切り板17でケーシング13内の風路を分割した。これら仕切り板17は、送風ファン1の出口面に対して垂直に配置したものであった。しかしながら、仕切り板17は実施の形態3のように限定されるものでなく、少なくとも仕切り板17の上端部を送風ファン1の出口面に対して傾斜させて配置してもよい。このような仕切り板17とすることにより、送風ファン1の発生する旋回流をスムーズに誘導して下流側の熱交換器2に流入させることが可能となる。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図5は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。図5では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示した。
本実施の形態4に係る室内機103の基本構成は、実施の形態3に係る室内機102と同様である。以下では、本実施の形態4に係る室内機103と実施の形態3に係る室内機102との差異点について説明する。
本実施の形態4に係る室内機103の仕切り板17は、その上端部17aが折り曲げ形成されている。そして、仕切り板17の上端部17aが、送風ファン1の出口面に対して傾斜するように配置されている。この傾斜方向は送風ファン1の吹出流の方向となっている。室内機103に設けられている送風ファン1が軸流型のファンや斜流型のファンの場合、図5に示すように、室内機103の前面側と背面側とでは上端部17a傾斜方向が逆になる。
なお、仕切り板17の上端部17aの断面形状は、直線となっていてもよいし、曲線形状となっていてもよい。また、上端部17aのみでなく、仕切り板17全体を送風ファン1の出口面に対して傾斜するように配置してもよい。
以上、このように構成された室内機103においては、送風ファン1の発生する旋回流をスムーズに誘導して下流側の熱交換器2に流入させることが可能となる。このため、送風ファン1の発生する旋回流と仕切り板17との干渉による損失を低減することができる。したがって、本実施の形態4に係る室内機103は、実施の形態3に係る室内機102と較べ、風路における圧力損失をより低減させることが可能となる。
実施の形態5.
実施の形態1〜実施の形態4においては、ケーシング13の前後方向に延設された仕切り板を設け、ケーシング13内の風路を分割した。ケーシング13の左右方向延設された仕切り板をさらに設けることで、ケーシング13内の風路をさらに分割することができる。なお、本実施の形態5において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態4と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。また、図7は、この室内機の縦断面模式図である。なお、図6では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示している。
本実施の形態5に係る室内機104の基本構成は、実施の形態3に係る室内機102と同様である。以下では、本実施の形態5に係る室内機104と実施の形態3に係る室内機102との差異点について説明する。
本実施の形態5に係る室内機104は、実施の形態3に係る室内機102に、ケーシング13内の風路を左右方向に分割する仕切り板18が設けられている。この仕切り板18は、前段側熱交換器14と後段側熱交換器15との間に設けられており、仕切り板11及び仕切り板17と略直角に交わるように配置されている。つまり、L1とL2に囲まれた領域に配置された熱交換器2には、送風ファン1が発生する風量のおよそ四分の一が流入することとなる。
なお、仕切り板18の下側端部(吹出口10側端部)の位置は、以下のように設定するとよい。
例えば、図7に示すように、仕切り板18を平板にした場合、仕切り板18の下側端部を下方まで延ばしすぎると、風路の面積が減少して(風路が仕切り板18により塞がれて)、空気の流れの抵抗となってしまう。このため、仕切り板18を平板にした場合、仕切り板18の下側端部の位置は、ノズル4の風上側に配置する。
例えば、図8に示すように、仕切り板18の下側がノズル4の形状に合わせた曲面となっている場合、仕切り板18の下側端部を吹出口10まで延ばしてもよい。仕切り板18の下側端部を吹出口10まで延ばすことにより、ノズル4内から吹出口10での風速の強弱の低減が可能である。
以上、このように構成された室内機104においては、分割された風路の幅L2を、実施の形態1〜実施の形態4に係る室内機100〜103よりも小さくすることができる。このため、本実施の形態5に係る室内機104は、送風ファン1の発生する旋回流による幅方向の自由度がさらに減少する。したがって、本実施の形態5に係る室内機104は、実施の形態1〜実施の形態4に係る室内機100〜103と比べ、より風速分布の悪化を改善できる(速度分布をより均一化できる)。
実施の形態6.
実施の形態1〜実施の形態5で示した仕切り板の表面に、後述のような吸音材を設けてもよい。または、仕切り板を吸音材で構成してもよい。なお、本実施の形態6において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態5と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図9は、本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図9では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示している。
本実施の形態6に係る室内機105は、仕切り板11の両面に吸音材19を設けている。この吸音材19の材質は、ウレタン、多孔質の樹脂、多孔質のアルミ等である。このような吸音材19は、低周波の消音効果は小さいが、1kHz以上の高周波を消音することができる。吸音材19の厚みは、厚いほど低い周波数を吸収できる。なお、後述する消音ユニットを設けることにより、例えば1kHz以下の音を消音することも可能となる。この場合、吸音材19は、例えば2kHzの音を吸音する20mm以下の厚みで十分効果を得ることができる。
なお、仕切り板11の材質は、実施の形態1〜実施の形態5と同様に、種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。さらに仕切り板自体を吸音材で構成してもよい。
以上、このように構成された室内機105においては、仕切り板11等によって送風ファン1の発生する旋回流の影響を低減できるだけでなく、送風ファン1から発生する騒音も低減することができる。
実施の形態7.
実施の形態1〜実施の形態6では、熱交換器2の上流側に送風ファン1を配置した室内機に本発明を実施した場合について説明した。これに限らず、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置された室内機に本発明を実施することも勿論可能である。なお、本実施の形態7において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態6と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図10は、本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。
本実施の形態7に係る室内機106は、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置されている。また、送風ファン1は、軸流ファンを用いている。なお、送風ファン1は横流ファンでもよい。図11に横流ファンを用いた場合を示す。
また、ケーシング13内に形成された風路は、実施の形態2と同様に、分割されている。つまり、吸込口12と熱交換器2との間の風路は、仕切り板11によって分割されている。熱交換器2と吹出口10との間の風路は、仕切り板11aによって分割されている。
仕切り板11の熱交換器2側端部の形状は、熱交換器2に沿って略Λ型となっている。仕切り板11が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板11と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板11がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板11を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板11を挿入してもよい。
また、仕切り板11aの熱交換器2側端部もΛ型となっている。このとき、熱交換器2の表面に付着した水滴が吹出口10から飛散することを防止するため、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。
なお、仕切り板11及び仕切り板11aの組み付け性を向上させるため、仕切り板11及び仕切り板11aをそれぞれ複数に分割してもよい。
以上のように、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置された室内機105においても、室内機105の長手方向(図10における紙面直交方向)における風速分布を略均一とすることができる(風速分布の改善が可能となる)。
実施の形態8.
上述のようにケーシング13内の風路を複数に分割した空気調和機(より詳しくは空気調和機の室内機)においては、下記のような消音ユニットを設けることにより、送風ファン1が発生する音(騒音)を従来よりも効果的に消音することができる。
図12は、本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。この図12は、図の左側を室内機107の前面側として示している。図12に基づいて、室内機107の構成、特に消音ユニットの配置について説明する。この室内機107は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気を供給するものである。なお、図12を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、室内機107が空調対象域の壁面に取り付けられる壁掛け型である場合を例に示している。
室内機107は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口12及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口10が形成されているケーシング13と、このケーシング13内に収納され、吸込口12から室内空気を吸い込み、吹出口10から空調空気を吹き出す送風ファン1と、吹出口10から送風ファン1までの風路に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器2と、を有している。
吸込口12は、ケーシング13の上部に開口形成されている。吹出口10は、ケーシング13の前面側下部に開口形成されている。これにより、ケーシング13の内部には、吸込口12から吹出口10へ空気が流れる風路が形成されている。また、吹出口10の上流側となる風路(より詳しくは、吹出口10と熱交換器2との間の風路)には、吹出口10へ向かって湾曲したノズル4が形成されている。送風ファン1は、ケーシング13内に形成された風路に配設されており、例えば軸流ファン、斜流ファン、横流ファン等で構成されている。本実施の形態8では、送風ファン1として軸流ファンを用いている。
熱交換器2は、送風ファン1の風下側となる風路に配置されており、第1熱交換器である前段側熱交換器14及び第2熱交換器である後段側熱交換器15を備えている。この熱交換器2には、例えばフィンチューブ型熱交換器等を用いるとよい。また、吸込口12には、図示省略のフィンガーガードやフィルターが設けられている。さらに、吹出口10には、気流の吹出し方向を制御する機構、例えば図示省略のベーン等が設けられている。
ここで、室内機107内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、室内空気は、送風ファン1によってケーシング13の上部に形成されている吸込口12から室内機107内(より詳しくは、ケーシング13内に形成された風路)に流れ込む。このとき、フィルターによって空気に含まれている塵埃が除去される。この室内空気は、熱交換器2を通過する際に熱交換器2内を導通している冷媒によって加熱又は冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、ケーシング13の下部に形成されている吹出口10から室内機107の外部、つまり空調対象域に吹き出されるようになっている。
次に、熱交換器2の配置について説明する。
図12に示すように、熱交換器2を構成している前段側熱交換器14と後段側熱交換器15は、室内機107の正面側から背面側にかけての縦断面において、前段側熱交換器14と後段側熱交換器15との間の間隔が空気の流れ方向に対して広がるように、つまり室内機107の正面側から背面側にかけての熱交換器2の断面形状が略Λ型となるように、ケーシング13内に配置されている。
また、後段側熱交換器15は、室内機107の正面側から背面側にかけての縦断面において、その長手方向長さが前段側熱交換器14の長手方向長さよりも長くなっている。このため、後段側熱交換器15の下端部は、前段側熱交換器14の下端部よりも下方に位置している。つまり、本実施の形態8に係る熱交換器2は、後段側熱交換器15を通る風量が前段側熱交換器14を通る風量よりも大きくなっている。これにより、前段側熱交換器14及び後段側熱交換器15のそれぞれを通過した空気が合流した際、この合流した空気は前面側(吹出口10側)へ曲がることとなる。このため、吹出口10近傍で気流を急激に曲げる必要が無くなり、吹出口10近傍での圧力損失を低減することができる。したがって、騒音を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態8に係る室内機107には、消音ユニットが設けられている。本実施の形態8の消音ユニットは、マイクロフォン6、制御スピーカー7及びマイクロフォン9を備えている。
以下では、まず、本実施の形態8で用いている消音方式について説明する。その後、本実施の形態8に係る消音ユニットの各構成について、その機能及び配置位置等について説明する。
本実施の形態8で用いている消音方式は、一般的にアクティブノイズコントロールと呼ばれる消音方式である。この消音方式を簡単に説明すると、騒音源で発生する音の伝播経路において、騒音源で発生する音と逆位相の音をスピーカーから出力する。そして、ホイヘンスの原理(波の重ねあわせの原理)を利用して、騒音源で発生する音を消滅・減少させる。
このアクティブノイズコントロールと呼ばれる消音方式は、制御方法によって必要な構成が異なる。一般的に、アクティブノイズコントロールの制御方法として、フィードフォワード制御とフィードバック制御の二種類がある。
フィードフォワード制御は、騒音源から発生した音を検出し、その検出結果に基づいて生成された制御音を出力(放射)する制御方法である。このフィードフォワード制御には、騒音源から発生した音を検出するマイクロフォン(本実施の形態8のマイクロフォン6に相当)、このマイクロフォンで検出された音に基づいて作成された制御音を出力するスピーカー(本実施の形態8の制御スピーカー7に相当)、及び静粛を保ちたい領域(以下、静粛領域という)に設けられ、静粛領域の音を検出するマイクロフォン(本実施の形態8のマイクロフォン9に相当)等を用いる。
フィードバック制御は、騒音源から発生した音を検出するマイクロフォン(本実施の形態8のマイクロフォン6に相当)を用いず、静粛領域の音を検出するマイクロフォン(本実施の形態8のマイクロフォン9に相当)で検出された音に基づいて作成された制御音をスピーカー(本実施の形態8の制御スピーカー7に相当)から出力する制御方法である。このフィードバック制御には、静粛領域の音を検出するマイクロフォン(本実施の形態8のマイクロフォン9に相当)、及びこのマイクロフォンで検出された音に基づいて作成された制御音を出力するスピーカー(本実施の形態8の制御スピーカー7に相当)等を用いる。
図12に示すように、本実施の形態8に係る室内機107は、フィードフォワード制御により、送風ファン1から発生する音を消滅・減少させている。
より詳しくは、騒音源から発生した音を検出するマイクロフォン6は、音源となる送風ファン1の近傍に配置されている。本実施の形態8では、マイクロフォン6は、ケーシング13の前面側に配置されている。
制御音を出力する制御スピーカー7は、マイクロフォン6よりも下流側の風路に配置される。本実施の形態8では、制御スピーカー7は、ケーシング13の前面側に配置されている。このとき、制御スピーカー7は、制御スピーカー7から出力した音が風路内に放射できるように、風路内の空気と接するように配置されている。また、制御スピーカー7の後方(風路とは反対側)は、ボックス8で覆われている。このボックス8内の空間が、低周波の音を発生させるために必要なバックチャンバー16となる。
静粛領域の音を検出するマイクロフォン9は、静粛領域となる吹出口10の近傍に設置されている。
ここで、マイクロフォン6及びマイクロフォン9が、本発明における音検出装置に相当する。また、制御スピーカー7が、本発明における制御音出力装置に相当する。
なお、フィードバック制御によって送風ファン1から発生する音を消滅・減少させる場合、上述のようにマイクロフォン6が不要となる。この場合、消音ユニットは、制御スピーカー7及びマイクロフォン9で構成される。
各マイクロフォン(マイクロフォン6,9)及び制御スピーカー7は、それぞれアンプに接続されている。マイクロフォン6に接続されたアンプ21は、マイクロフォン6から出力された電気信号(マイクロフォン6が検出した音の電気信号)を増幅する。マイクロフォン9に接続されたアンプ23は、マイクロフォン9から出力された電気信号(マイクロフォン9が検出した音の電気信号)を増幅する。制御スピーカー7に接続されたアンプ22は、制御スピーカー7へ出力する電気信号(制御スピーカー7が出力する制御音の電気信号)を増幅する。
これらアンプ21〜23は、DSP(Digital Signal Processor)や制御回路等を搭載したコントローラー24に接続されている。コントローラー24は、アンプ21,23から入力された電気信号(マイクロフォン6,9が検出した音)の処理や、アンプ22へ出力する電気信号(制御スピーカー7から出力する制御音)を生成する。
ここで、アンプ21〜23及びコントローラー24が、本発明における制御音生成装置に相当する。
次に、図13を用いて、本実施の形態8に係る室内機107の内部構造及び消音ユニットの配置位置について、さらに詳細に説明する。
図13は、本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図13では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示し、ボックス8(バックチャンバー16)、アンプ21〜23及びコントローラー24等の図示を省略している。
一般的に、空気調和機の室内機は設置スペースに制約があるため、送風ファンを大きくできないことが多い。このため、所望の空気流量を得るために、適度な大きさの送風ファンを複数並列に配置する。本実施の形態8に係る室内機107は、図13に示すように、ケーシング13の長手方向に沿って、3個の送風ファン1が並列配置されている。
また、隣接した送風ファン1の間には、仕切り板11が設けられている。本実施の形態8では、2枚の仕切り板11が設けられている。これら仕切り板11は、熱交換器2と送風ファン1の間に設置されている。つまり、熱交換器2と送風ファン1の間の風路が、複数の風路(本実施の形態8では3つ)に分割されている。仕切り板11は、熱交換器2と送風ファン1の間に設置されるため、熱交換器2に接する側の端部が熱交換器2に沿った形状となっている。より詳しくは、熱交換器2はΛ型に配置されているため、仕切り板11の熱交換器2側端部もΛ型となっている。また、仕切り板11の送風ファン1側の端部は、吸込口12や送風ファン1の形状等を考慮し、隣の風路に空気や音が漏れにくい形状としている。本実施の形態8では、仕切り板11の送風ファン1側の端部を送風ファン1の近傍に配置している。
仕切り板11は、種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。
ただし、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板11が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、仕切り板11と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板11がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板11を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板11を挿入してもよい。
また、仕切り板11によって分割された風路のそれぞれには、マイクロフォン6及び制御スピーカー7が設けられている。
上述のように、熱交換器2と送風ファン1の間の風路が、複数の風路(本実施の形態8では3つ)に分割されている。これら分割された風路は、平面視において、一辺がL1及びL2となった略四角形状に形成されている。つまり、分割された風路の幅が、L1及びL2となっている。
このため、例えば、L1<L2とした場合、送風ファン1で発生した音が分割された風路を通過する際、半波長がL1よりも短い周波数fの音は、平面波化(一次元化)して伝播する。また、例えば、L1>L2とした場合、送風ファン1で発生した音が分割された風路を通過する際、半波長がL2よりも短い周波数fの音は、平面波化(一次元化)して伝播する。
このように、ケーシング13内の風路を仕切り板11で分割することにより、分割された風路の短い側の幅よりも半波長が短い周波数の音を、平面波化(一次元化)することができる。また、ケーシング13内の風路の分割数を多くするほど、より高い周波数まで平面波化(一次元化)することができる。
平面波化(一次元化)できる周波数fを式で表すと、
f < c/(2*L)
となる。ここで、cは音速である。また、Lは、L1及びL2のうち、長さの短い側の値である。
送風ファン1で発生した音のうち平面波化した音は、分割された風路のそれぞれに設けられたマイクロフォン6によって検出され、分割された風路のそれぞれに設けられた制御スピーカー7から出力される逆位相の音によって消音される。このとき、平面波化した音は重ね合わせにるよる消音効果が得られやすくなり、効果的に消音される。
一方、平面波化していない音は、ケーシング13の風路内で反射を繰り返し、吹出口10まで伝播する。このように平面波化していない音は、音の腹や節の位置がケーシング13の風路内において無秩序に存在するため、音の重ねあわせで消音するアクティブノイズコントロールでは大きな消音効果を得にくい。
以上、このように構成された室内機107においては、仕切り板11でケーシング13内の風路を分割し、分割された風路のそれぞれに制御スピーカー7を設けることにより、従来よりも高い周波数まで消音効果を得ることができる。また、ケーシング13内の風路の分割数を多くするほど、より高い周波数で消音効果を得ることができる。
また、仕切り板11は、送風ファン1で発生した音を隣接する風路に透過させない遮音効果も有する。平面波化した音の一部が隣接する風路に侵入すると、音が浸入した風路においては、浸入した音と同じ周波数の音は平面波ではなくなり、消音効果が低下する。遮音効果を得るためには、仕切り板11の重量が必要である。このため、金属(スチールやアルミ等)よりも密度の小さい樹脂等を用いて仕切り板11を形成する場合、仕切り板11の厚みを大きくするとよい。
さらに、仕切り板11は、送風ファン1の効率が高くなるという効果も有する。隣接する送風ファン1から吹き出された空気が下流側において干渉することを抑制できるため、この干渉によって各送風ファン1で発生するエネルギーのロスを抑制できるからである。
また、消音ユニットのうち、マイクロフォン6及び制御スピーカー7は、熱交換器2よりも風上側となる風路に配置されている。このため、冷房運転時に熱交換器2を通過して温度の低下した空気が、マイクロフォン6及び制御スピーカー7を通過することを防止できる。したがって、マイクロフォン6及び制御スピーカー7への結露を防止でき、マイクロフォン6及び制御スピーカー7の信頼性が向上する。
なお、各仕切り板11は一枚の板で形成されている必要はなく、複数の板で形成されていてもよい。例えば、仕切り板11を前段側熱交換器14側と後段側熱交換器15側で二分割してもよい。仕切り板11を構成する各板どうしの接合箇所に隙間がなければ、仕切り板11を一枚の板で形成した場合と同様の消音効果を得られる。仕切り板11を複数に分割することにより、仕切り板11の組み付け性が向上する。
また、本実施の形態8に係る室内機107では、マイクロフォン6及び制御スピーカー7をケーシング13の前面側に配置したが、マイクロフォン6及び制御スピーカー7の少なくとも一方をケーシング13の後面側に配置しても勿論よい。
また、本実施の形態8では、送風ファン1の下流側となる風路に熱交換器2を配置した室内機107について説明したが、送風ファン1の上流側に熱交換器2を配置した室内機に本発明を実施することも勿論可能である。つまり、送風ファン1と吹出口の間の風路を仕切り板11で分割し、この分割された風路にマイクロフォン6及び制御スピーカー7を配置すればよい。送風ファン1から発生する音をフィードバック制御により消音する場合は、この分割された風路に制御スピーカー7のみを設ければよい。
実施の形態9.
実施の形態8では、送風ファン1と熱交換器2の間の風路のみを仕切り板11で分割した。送風ファン1と熱交換器2の間の風路に加え、熱交換器2より下流側となる風路も仕切り板によって分割することが可能である。なお、本実施の形態9において、特に記述しない項目については実施の形態8と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図14は、本発明の実施の形態9に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。
本実施の形態9に係る室内機108は、熱交換器2と吹出口10との間に仕切り板11aが設けられている。その他の構成は、実施の形態8に係る室内機107と同様である。
熱交換器2と吹出口10との間に設けられた仕切り板11aは、送風ファン1と熱交換器2との間に設けられた仕切り板11と同じ数となっており、各仕切り板11の下方に設けられている。より詳しくは、仕切り板11aは、平面視において、仕切り板11と略平行に設けられている。また、仕切り板11aは、平面視において、仕切り板11と概ね重なりあうように設けられている。これにより、仕切り板11aを設けたことによる空気抵抗を抑制している。
熱交換器2はΛ型とに配置されているため、仕切り板11aの熱交換器2側端部(上側端部)もΛ型となっている。このとき、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。冷房運転時、熱交換器2は低温となる。このため、空気中の水分が結露し、熱交換器2の表面に水滴が付着する。熱交換器2と仕切り板11aが接触していると、熱交換器2の表面に付着した水滴が仕切り板11aに移ってしまう。この仕切り板11aに移ってきた水滴は、仕切り板11を伝わって吹出口10まで移動し、吹出口10から吹き出される空気に同伴され、周囲に飛散してしまう。この水滴の飛散は、使用者に不快な思いをさせる可能性があり、空気調和機にとってあってはならない現象である。このため、熱交換器2の表面に付着した水滴が吹出口10から飛散することを防止するため、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。
以上、このように構成された室内機108においては、仕切り板11aを配置することにより、熱交換器2と吹出口10との間においても、送風ファン1で発生した音を平面波化することができる。このため、送風ファン1と熱交換器2との間で消音できなかった音を、熱交換器2と吹出口10との間で消音できるようになる。したがって、より消音効果の高い空気調和機(より詳しくは室内機)を得ることができる。
なお、本実施の形態9では、仕切り板11aの下側端部が吹出口10まで延設された場合を説明したが、仕切り板11aの下側端部は熱交換器2と吹出口10との間にあっても勿論よい。仕切り板11aを設けたことにより、実施の形態8よりも消音効果が向上する。
実施の形態10.
実施の形態8及び実施の形態9では、送風ファン1の数と風路の分割数とを同数とした。これに限らず、風路の分割数を送風ファン1の数よりも多くしてもよい。なお、本実施の形態10において、特に記述しない項目については実施の形態8又は実施の形態9と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図15は、本発明の実施の形態10に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図15では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示し、ボックス8(バックチャンバー16)、アンプ21〜23及びコントローラー24等の図示を省略している。
本実施の形態10に係る室内機109は、各仕切り板11の間に、仕切り板17が設けられている。つまり、本実施の形態10では、実施の形態8で分割した風路を、仕切り板17によってさらに分割している。そして、本実施の形態10に係る室内機109は、分割された風路と同数の消音ユニット(マイクロフォン6、制御スピーカー7、マイクロフォン9)を備えており、分割された風路のそれぞれにマイクロフォン6及び制御スピーカー7が設けられている。そして、各マイクロフォン6はアンプ21を介してコントローラー24に接続され、各制御スピーカー7はアンプ22を介してコントローラー24に接続され、各マイクロフォン9はアンプ23を介してコントローラー24に接続されている。その他の構成は、実施の形態8に係る室内機107と同様である。
なお、本実施の形態10に係る室内機109は、フィードフォワード制御により、送風ファン1から発生する音の消音を図っている。フィードバック制御によって送風ファン1から発生する音の消音を図る場合、マイクロフォン6及びマイクロフォン6に接続されたアンプ21を設ける必要はない。
仕切り板17は、隣接する仕切り板11の間隔をほぼ均等に分割できる位置に配置される。これら仕切り板17は、仕切り板11と同様に種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。なお、仕切り板17は、仕切り板11と同様に遮音効果も有するほうがよい。このため、金属(スチールやアルミ等)よりも密度の小さい樹脂等を用いて仕切り板17を形成する場合、仕切り板17の厚みを大きくするとよい。
仕切り板17の熱交換器2側端部の形状は、熱交換器2に沿って略Λ型となっている。仕切り板17が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板17と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板17がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板17を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板17を挿入してもよい。
仕切り板17の送風ファン1側端部の形状は、送風ファン1の出口面と略平行となっている。なお、仕切り板17の送風ファン1側の形状は、送風ファン1の回転中心付近を高くして周囲に行くほど低くなるような山形形状でもよい。
また、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さは、以下のように設定するとよい。
例えば、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部を送風ファン1に近づけ過ぎると、仕切り板17が空気の流れの抵抗となってしまう。このため、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部と送風ファン1との距離をできるだけ遠くした方がよい。したがって、送風ファン1と熱交換器2が近い場合、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さは、熱交換器2の上端部(送風ファン1と最も近接した位置)と同程度の高さとすればよい。仕切り板17の送風ファン1側端部を熱交換器2の傾斜面の途中に配置しても勿論よい。
また例えば、送風ファン1と熱交換器2との間に十分な距離がある場合、仕切り板17が空気の流れの抵抗となることはない。このため、送風ファン1と熱交換器2との間に十分な距離がある場合、仕切り板17の送風ファン1側端部の高さを、熱交換器2の上端部(送風ファン1と最も近接した位置)よりも高くするとよい。仕切り板17の送風ファン1側端部を送風ファン1に近づけることで、送風ファン1から発生する音を平面波化できる範囲が増加する。
以上、このように構成された室内機109においては、分割された風路の幅L1を、実施の形態8に係る室内機107よりも小さくすることができる。このため、本実施の形態10に係る室内機109は、実施の形態8に係る室内機107と比べ、より周波数の高い音を平面波化でき、消音できる。
なお、実施の形態9と同様に、熱交換器2と吹出口10との間の風路で各仕切り板17の下方となる位置に、さらに仕切り板を設けてもよい。このように構成することにより、実施の形態9と同様に、送風ファン1が発生する音を平面波化している区間が広がり、より高い消音効果を得ることができる。
実施の形態11.
実施の形態8〜実施の形態10においては、ケーシング13の前後方向に延設された仕切り板を設け、ケーシング13内の風路を分割した。ケーシング13の左右方向延設された仕切り板をさらに設けることで、ケーシング13内の風路をさらに分割することができる。なお、本実施の形態11において、特に記述しない項目については実施の形態8〜実施の形態10と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図16は、本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。また、図17は、この室内機の縦断面模式図である。なお、図16では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示し、ボックス8(バックチャンバー16)、アンプ21〜23及びコントローラー24等の図示を省略している。
本実施の形態11に係る室内機110の基本構成は、実施の形態10に係る室内機109と同様である。以下では、本実施の形態11に係る室内機110と実施の形態10に係る室内機109との差異点について説明する。
本実施の形態11に係る室内機110は、実施の形態10に係る室内機109に、ケーシング13内の風路を左右方向に分割する仕切り板18が設けられている。この仕切り板18は、前段側熱交換器14と後段側熱交換器15との間に設けられており、仕切り板11及び仕切り板17と略直角に交わるように配置されている。
本実施の形態11に係る室内機110においても、分割された風路と同数の消音ユニット(マイクロフォン6、制御スピーカー7、マイクロフォン9)を設けている。しかしながら、仕切り板18を設けることにより、ケーシング13内の風路は前後方向にも分割されることとなる。そこで、本実施の形態11に係る室内機110は、ケーシング13の前面側のみならず、ケーシング13の後面側にも消音ユニットを設けている。
より詳しくは、騒音源から発生した音を検出するマイクロフォン6は、音源となる送風ファン1の近傍に配置されている。制御音を出力する制御スピーカー7は、マイクロフォン6よりも下流側の風路に配置される。静粛領域の音を検出するマイクロフォン9は、仕切り板18の下側端部近傍に配置されている。なお、マイクロフォン9は、吹出口10の近傍に設置されててもよい。
また、各マイクロフォン6はアンプ21を介してコントローラー24に接続され、各制御スピーカー7はアンプ22を介してコントローラー24に接続され、各マイクロフォン9はアンプ23を介してコントローラー24に接続されている。
なお、本実施の形態11に係る室内機110は、フィードフォワード制御により、送風ファン1から発生する音の消音を図っている。フィードバック制御によって送風ファン1から発生する音の消音を図る場合、マイクロフォン6及びマイクロフォン6に接続されたアンプ21を設ける必要はない。
なお、仕切り板18の下側端部(吹出口10側端部)の位置は、以下のように設定するとよい。
例えば、図17に示すように、仕切り板18を平板にした場合、仕切り板18の下側端部を下方まで延ばしすぎると、風路の面積が減少して(風路が仕切り板18により塞がれて)、空気の流れの抵抗となってしまう。このため、仕切り板18を平板にした場合、仕切り板18の下側端部の位置は、ノズル4の風上側に配置する。
例えば、図18に示すように、仕切り板18の下側がノズル4の形状に合わせた曲面となっている場合、仕切り板18の下側端部を吹出口10まで延ばしてもよい。仕切り板18の下側端部を吹出口10まで延ばすことにより、送風ファン1が発生する音を平面波化している区間が広がり、より高い消音効果を得ることができる。
以上、このように構成された室内機110においては、分割された風路の幅L2を、実施の形態8〜実施の形態10に係る室内機107〜109よりも小さくすることができる。このため、本実施の形態11に係る室内機110は、実施の形態8〜実施の形態10に係る室内機107〜109と比べ、より周波数の高い音を平面波化でき、消音できる。
実施の形態12.
実施の形態8〜実施の形態11で示した仕切り板の表面に、後述のような吸音材を設けてもよい。または、仕切り板を吸音材で構成してもよい。なお、本実施の形態12において、特に記述しない項目については実施の形態8〜実施の形態11と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図19は、本発明の実施の形態12に係る空気調和機の室内機の一例を示す斜視図である。この図19では、図面の理解を容易とするため、ケーシング13及び仕切り板11を透過させて示し、ボックス8(バックチャンバー16)、アンプ21〜23及びコントローラー24等の図示を省略している。また、この図19は、実施の形態8に係る室内機107に吸音材を設けた例を示している。
本実施の形態12に係る室内機111は、仕切り板11の両面に吸音材19を設けている。この吸音材19の材質は、ウレタン、多孔質の樹脂、多孔質のアルミ等である。このような吸音材19は、低周波の消音効果は小さいが、1kHz以上の高周波を消音することができる。吸音材19の厚みは、厚いほど低い周波数を吸収できる。しかしながら、室内機111は、アクティブノイズコントロールを用いることによって例えば1kHz以下の音を消音できる。このため、吸音材19は、例えば2kHzの音を吸音する20mm以下の厚みで十分効果を得ることができる。
なお、仕切り板11の材質は、実施の形態8〜実施の形態11と同様に、種々の材質で形成することができる。例えば、スチールやアルミ等の金属で仕切り板11を形成してもよい。また例えば、樹脂等で仕切り板11を形成してもよい。表面に吸音材19を設けても、仕切り板11による平面波化は実現できる。
以上、このように構成された室内機111においては、アクティブノイズコントロールによって、低周波の音を効率的に消音することができる。また、アクティブノイズコントロールでは消音しきれない高周波の音も、吸音材19によって消音することができる。
実施の形態13.
実施の形態8〜実施の形態12では、熱交換器2の上流側に送風ファン1を配置した室内機に本発明を実施した場合について説明した。これに限らず、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置された室内機に本発明を実施することも勿論可能である。なお、本実施の形態13において、特に記述しない項目については実施の形態8〜実施の形態12と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図20は、本発明の実施の形態13に係る空気調和機の室内機の一例を示す縦断面模式図である。
本実施の形態13に係る室内機112は、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置されている。また、送風ファン1は、横流ファンを用いている。
また、ケーシング13内に形成された風路は、実施の形態9と同様に、分割されている。つまり、吸込口12と熱交換器2との間の風路は、仕切り板11によって分割されている。熱交換器2と吹出口10との間の風路は、仕切り板11aによって分割されている。
仕切り板11の熱交換器2側端部の形状は、熱交換器2に沿って略Λ型となっている。仕切り板11が樹脂等のような低融点の材質で形成されている場合、熱交換器2は暖房運転のときに高温となるため、仕切り板11と熱交換器2との間にわずかな空間を形成するとよい。仕切り板11がアルミやスチール等の融点が高い材質の場合、仕切り板11を熱交換器2と接するように配置してもよく、熱交換器2のフィンとフィンの間に仕切り板11を挿入してもよい。
また、仕切り板11aの熱交換器2側端部もΛ型となっている。このとき、熱交換器2の表面に付着した水滴が吹出口10から飛散することを防止するため、熱交換器2と仕切り板11aが接触しないように、仕切り板11aは配置されている。
なお、仕切り板11及び仕切り板11aの組み付け性を向上させるため、仕切り板11及び仕切り板11aをそれぞれ複数に分割してもよい。
本実施の形態13に係る室内機112においても、分割された流路の数と同数の消音ユニット(マイクロフォン6、制御スピーカー7、マイクロフォン9)が設けられている。
より詳しくは、騒音源から発生した音を検出するマイクロフォン6は、音源となる送風ファン1の下流側近傍に配置されている。制御音を出力する制御スピーカー7は、マイクロフォン6よりも下流側の風路に配置される。静粛領域の音を検出するマイクロフォン9は、吹出口10の近傍に設置されている。
また、各マイクロフォン6はアンプ21を介してコントローラー24に接続され、各制御スピーカー7はアンプ22を介してコントローラー24に接続され、各マイクロフォン9はアンプ23を介してコントローラー24に接続されている。
なお、本実施の形態13に係る室内機112は、フィードフォワード制御により、送風ファン1から発生する音の消音を図っている。フィードバック制御によって送風ファン1から発生する音の消音を図る場合、マイクロフォン6及びマイクロフォン6に接続されたアンプ21を設ける必要はない。
以上のように、熱交換器2の下流側に送風ファン1が配置された室内機112においても、送風ファン1で発生する音を平面波化することができる。このため、高い消音効果を有する空気調和装置(より詳しくは室内機)を得ることができる。
なお、本実施の形態13で示した消音ユニット(マイクロフォン6、制御スピーカー7、マイクロフォン9)の設置位置は、あくまでも一例である。例えば、実施の形態8〜実施の形態12と同様に、吸込口12と熱交換器2との間の風路に制御スピーカー7を設けてもよい。また、このとき、マイクロフォン6を、吸込口12と熱交換器2との間の風路(より詳しくは、制御スピーカー7と熱交換器2との間)に設けてもよい。このように構成しても、吸込口12から放射される送風ファン1の音を低減することができる。
1 送風ファン、2 熱交換器、4 ノズル、6 マイクロフォン、7 制御スピーカー、8 ボックス、9 マイクロフォン、10 吹出口、11 仕切り板、11a 仕切り板、12 吸込口、13 ケーシング、14 前段側熱交換器、15 後段側熱交換器、16 バックチャンバー、17 仕切り板、17a 上端部、18 仕切り板、19 吸音材、21,22,23 アンプ、24 コントローラー、100〜112 室内機。
本発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が開口され、内部に風路が形成されたケーシングと、該ケーシングの前記風路に設けられた熱交換器及び送風ファンと、を備えた空気調和機において、前記送風ファンは軸流型のファンであり、前記熱交換器の上流側に前記送風ファンが複数設置され、複数の前記送風ファンの間に、前記送風ファンと前記熱交換器との間の前記風路を分割する仕切り板が設置されているものである。

Claims (11)

  1. 吸込口及び吹出口が開口され、内部に風路が形成されたケーシングと、
    該ケーシングの前記風路に設けられた熱交換器及び送風ファンと、
    を備えた空気調和機において、
    前記風路が仕切り板によって複数の風路に分割されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記熱交換器は前記送風ファンの下流側に設けられ、
    前記仕切り板は、前記送風ファンと前記熱交換器との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記熱交換器は前記送風ファンの下流側に設けられ、
    前記仕切り板は、前記送風ファンと前記熱交換器との間、及び前記熱交換器と前記吹出口との間に設けられることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 前記送風ファンは、軸流型の送風ファン又は斜流型の送風ファンであり、
    前記仕切り板の少なくとも上端部は、前記送風ファンの出口面に対して傾斜して配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記仕切り板は、複数の板部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6. 前記仕切り板は、吸音材を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 吸込口及び吹出口が開口され、内部に風路が形成されたケーシングと、
    該ケーシングの前記風路に設けられた熱交換器及び送風ファンと、
    少なくとも1つの音検出装置、及び制御音を出力する制御音出力装置を有する消音ユニットと、
    前記音検出装置の少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記制御音を生成する制御音生成装置と、
    を備えた空気調和機において、
    前記消音ユニットが複数設けられ、
    前記風路が仕切り板によって複数の風路に分割され、
    分割された風路毎に少なくとも前記消音ユニットの前記制御音出力装置が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  8. 前記熱交換器は前記送風ファンの下流側に設けられ、
    少なくとも前記消音ユニットの前記制御音出力装置は、前記送風ファンと前記熱交換器との間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  9. 前記仕切り板は、前記送風ファンと前記熱交換器との間に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の空気調和機。
  10. 前記仕切り板は、複数の板部材で構成されていることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  11. 前記仕切り板は、吸音材を備えていることを特徴とすることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか一項に記載の空気調和機。
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