JPWO2011129086A1 - 通信端末および通信方法 - Google Patents

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Abstract

スリープモードにおける電力消費をより効果的に低減させる通信端末を提供する。通信端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に制御対象端末として登録される通信端末であって、制御端末がスリープしているか否かを示す情報と、制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報とを含むスリープメッセージを受信する受信部(15020)と、制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知部(15030)と、制御端末がスリープしているか否かをスリープメッセージに基づいて判断し、制御端末がスリープしている場合、かつ、登録要求の送信が検知された場合、スリープメッセージを送信することにより、タイミングを新規端末に通知する通知部(15040)とを備える。

Description

本発明は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に、制御対象端末として登録される通信端末に関する。
近年、ネットワーク接続された機器同士が、インテリジェンス、機能性、ユーザの利便性、または、エネルギー効率を向上させる目的で、自律的に連係する技術が検討されている。この技術では、各機器は、ユーザの手間を軽減するために、できる限り自律的に通信することが望ましい。
一方、エネルギー効率を高めるために、各機器は、できる限り通信を減らすことが望ましい。そして、ユーザが機器を使用していない時に機器は、メッセージの送受信を一切行わない低電力動作モードであることが望ましい。このような低電力動作モードは、一般に、スリープモードとして知られている。
スリープモードを有する機器は、メッセージの送受信を行わないスリープモードと、メッセージの送受信を行うアクティブモードという2つのモードを有する。そして、機器は、スリープモード中の特定のタイミングでウェイクアップし、アクティブモードに移行する。また、機器は、アクティブモード中の特定のタイミングでスリープし、スリープモードに移行する。
なお、特許文献1には、スリープモードおよびアクティブモードの2つのモードを有する通信装置が記載されている。
特開2009−94579号公報
しかしながら、通常のスリープモードの機器は、他の機器とのメッセージの送受信を実行できないという不利点がある。他の機器は、スリープモードの機器にメッセージを送信した場合、応答を受け取ることができない。したがって、他の機器は、メッセージの送信を繰り返す場合がある。そして、他の機器が何度もメッセージを再送信することによって電力を無駄に消費する。
一方で、スリープモードの機器がメッセージを受信できるように、通信機能が有効な状態のスリープモードもある。しかし、このようなスリープモードは、従来のスリープモードと比較すると、依然として大量の電力を消費する。というのも、通信機能が有効な状態のスリープモードにおける機器は、自機器宛て、他機器宛てにかかわらず、受信可能な全てのデータパケットを受信する。これにより、エネルギーの使用効率が悪くなる。
そこで、本発明は、スリープモードにおける電力消費をより効果的に低減させる通信端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る通信端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記制御対象端末として登録される通信端末であって、前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、前記制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が前記制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知部と、前記制御端末がスリープしているか否かを前記スリープメッセージに基づいて判断し、前記制御端末がスリープしている場合、かつ、前記登録要求の送信が検知された場合、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを前記新規端末に通知する通知部とを備える。
また、本発明に係る通信端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記通信端末が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する送信部と、前記制御端末に登録されている他の通信端末である登録端末から、前記制御端末がウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、前記スリープメッセージが受信された場合、前記登録要求の送信を待機させ、前記タイミングが到来してから前記登録要求が送信されるように、前記登録要求の送信を制御する送信制御部とを備える通信端末でもよい。
なお、本発明は、装置として実現するだけでなく、このような装置が備える処理手段を備える集積回路、その装置を構成する処理手段をステップとする制御方法、または、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。
本発明に係る通信端末は、スリープモードにおける電力消費をより効果的に低減させることができる。
図1は、実施の形態1に係るネットワーク構成図である。 図2は、実施の形態1に係るスリープ情報メッセージの情報要素を示す図である。 図3は、実施の形態1に係るスリープ通知メッセージの情報要素を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る機器の構成図である。 図5は、実施の形態1に係るマスタ機器の構成図である。 図6は、実施の形態1に係るスレーブ機器の構成図である。 図7は、実施の形態1に係るマスタ機器がスリープモードに入る際の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係るマスタ機器がスリープモードを終了する際の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1に係るスレーブ機器がマスタ機器から通知を受信する際の流れを示すフローチャートである。 図10は、実施の形態1に係るスレーブ機器が登録要求を検知する際の流れを示すフローチャートである。 図11は、実施の形態1に係る新たな機器がマスタ機器に登録を要求する際の流れを示すフローチャートである。 図12は、実施の形態2に係るネットワーク構成図である。 図13は、実施の形態2に係るスレーブ機器の構成図である。 図14は、実施の形態2に係るスレーブ機器が登録要求を検知する際の流れを示すフローチャートである。 図15は、実施の形態3に係る通信端末の構成図である。 図16は、実施の形態3に係る通信端末の処理を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態3に係る新たな通信端末の構成図である。 図18は、実施の形態3に係る新たな通信端末の処理を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る通信端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記制御対象端末として登録される通信端末であって、前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、前記制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が前記制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知部と、前記制御端末がスリープしているか否かを前記スリープメッセージに基づいて判断し、前記制御端末がスリープしている場合、かつ、前記登録要求の送信が検知された場合、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを前記新規端末に通知する通知部とを備える。
本態様によると、通信端末は、制御端末がスリープしている場合、スリープメッセージを送信する。これにより、通信端末は、制御端末がウェイクアップするタイミングを新規端末に通知する。換言すれば、既に制御端末に登録済みの通信端末が、制御端末の代わりに、ウェイクアップのタイミングを新規端末へ通知する。
これにより、新規端末が、制御端末のスリープを認識せずに、登録要求の送信を繰り返すことが低減される。その結果、新規端末による電力の無駄な消費が抑制される。
さらに、例えば、新規端末も、ウェイクアップのタイミングを認識することで、制御端末のウェイクアップまで、スリープできる。その結果、新規端末による無駄な電力の消費が抑制される。
また、前記通知部は、前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップする前記タイミングを示す情報の値が0以下の場合は前記制御端末がスリープしていない(アクティブである)と判断し、前記値が0より大きい場合は前記制御端末がスリープしていると判断してもよい。
また、前記通知部は、前記制御端末がスリープしていない場合、前記スリープメッセージを送信しなくてもよい。
本態様によると、通信端末は、制御端末がスリープしていない場合、すなわち、制御端末がアクティブモードである場合、制御端末がウェイクアップするタイミングを新規端末に通知しない。これにより、タイミングの通知が必要ない場合において、無駄な送信が抑制される。したがって、消費電力が削減され、かつ、通信量が削減される。
また、前記受信部は、前記制御端末がウェイクアップしてから次にスリープするまでの時間を示す情報を含む前記スリープメッセージを受信し、前記通知部は、前記スリープメッセージを送信することにより、前記制御端末がウェイクアップしてから次にスリープするまでの時間を前記新規端末に通知してもよい。
本態様によると、通信端末は、制御端末がウェイクアップした後、どのくらいの間、制御端末がアクティブモードであるかを新規端末に通知する。これにより、新規端末は、登録要求の送信が有効なアクティブモードの期間を認識できる。したがって、新規端末は、制御端末へ登録要求を送信する期間に幅を持たせることができる。
例えば、制御端末がウェイクアップした直後、他の複数の新規端末が一斉に制御端末に通信する場合がある。このような場合、通信ネットワークで衝突が生じ、通信効率が悪くなる。
そこで、本態様によると、新規端末は、制御端末がウェイクアップしてから所定の時間待機した後、アクティブモードの期間内の任意のタイミングで登録要求を送信できる。したがって、本発明に係る通信端末は、通信ネットワークで衝突が発生する可能性を低減できる。
また、前記通知部は、前記制御端末に登録されている他の通信端末である中継先端末に前記スリープメッセージを送信し、前記中継先端末に前記スリープメッセージを中継させることによって、前記タイミングを前記新規端末に通知してもよい。
本態様によると、通信端末は、スリープメッセージを他の通信端末に中継させる。これにより、本発明に係る通信端末も、スリープすることができる。
また、前記通知部は、前記受信部で前記スリープメッセージが受信されてから前記制御端末がウェイクアップするまでの残り時間を示す情報を前記スリープメッセージに設定して、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを通知してもよい。
制御端末のウェイクアップのタイミングが、制御端末によるスリープメッセージの送信からの時間で示される場合がある。しかし、この場合、制御端末がスリープメッセージを送信してから、他の通信端末にて中継されたスリープメッセージを受信部が受信するまでに時間差が発生する。そして、スリープメッセージを受信した新規端末は正確なウェイクアップのタイミングを認識できない可能性がある。
本態様によると、スリープメッセージを中継する通信端末は、残り時間に関する情報をスリープメッセージに設定する。したがって、端末は、制御端末がウェイクアップする正確なタイミングを認識できる。
また、前記通知部は、前記検知部で前記登録要求の送信が検知されてから前記制御端末がウェイクアップするまでの残り時間を示す情報を前記スリープメッセージに設定して、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを通知してもよい。
本態様によると、通信端末は、登録要求の送信の検知からウェイクアップまでの残り時間を設定する。これにより、新規端末は、制御端末がウェイクアップする正確なタイミングを認識できる。
また、前記受信部は、前記制御端末に登録されている他の通信端末である中継元端末によって中継された前記スリープメッセージを受信してもよい。
本態様によると、制御端末から送信されるスリープメッセージは、中継元端末によって中継された後、通信端末によって受信される。
例えば、通信端末が、スリープ状態である場合、スリープメッセージを制御端末から受信できない。そのため、制御端末は、一旦、アクティブモードである中継元端末にスリープメッセージを送信する。通信端末がアクティブモードになった後、中継元端末は、スリープメッセージを通信端末に送信する。これにより、通信端末は、スリープメッセージを受信できる。
また、前記スリープメッセージを送信する前記制御端末で構成される複数の制御端末が、前記通信ネットワーク上に設けられ、前記受信部は、前記スリープメッセージを送信した前記制御端末を前記複数の制御端末から特定するための情報を含む前記スリープメッセージを受信し、前記検知部は、前記スリープメッセージによって特定される前記制御端末への前記登録要求の送信を検知してもよい。
通信ネットワーク上に複数の制御端末が存在し、複数の制御端末がスリープする場合がある。そのような場合でも、通信端末は、登録を要求している新規端末に、登録の要求先である制御端末がウェイクアップするタイミングを通知できる。
また、前記通信端末は、さらに、前記制御端末がスリープしているか否かを示すスリープ情報を表示する表示部を備えてもよい。
本態様によると、通信端末は、制御端末がスリープしているか否かを示す情報を表示する。これにより、通信端末は、新規端末と制御端末とが通信するためには、制御端末をウェイクアップさせなければならないことをユーザに通知できる。その結果、ユーザは、新規端末を登録したい時に、制御端末をウェイクアップさせて、新規端末を登録できる。
また、前記通知部は、さらに、前記制御端末がスリープしているか否かを示すスリープ情報の表示を要求する表示要求を、表示部を備える通信端末である表示端末に送信し、前記スリープ情報を前記表示部に表示させてもよい。
これにより、通信端末は、自端末に表示機能がなくても、制御端末をウェイクアップさせるように、他の通信端末を介してユーザに通知することができる。
また、前記通知部は、前記検知部で前記登録要求の送信が検知されてからランダムな時間待機した後、前記表示要求を前記表示端末に送信し、前記スリープ情報を前記表示部に表示させてもよい。
例えば、新規端末が登録要求をブロードキャストで送信した場合、登録要求の送信を検知した複数の通信端末が表示要求を同時に送信する可能性がある。そして、これにより、通信ネットワーク上で衝突が起こる可能性がある。
本態様によると、表示要求を送信するタイミングが、ランダムな時間に応じて、遅延する。したがって、衝突の可能性が低減される。
また、前記通知部は、前記タイミングを前記新規端末に通知する前に、前記スリープ情報を前記表示部に表示させてもよい。
本態様によると、タイミングの通知よりも表示処理が先行して実施される。これにより、本発明に係る通信端末は、制御端末がウェイクアップしたにもかかわらず、新規端末がスリープしてしまうことを防ぐ。
また、前記通知部は、前記制御端末がウェイクアップする時刻、前記制御端末がスリープしてからウェイクアップするまでの時間、または、予め定められたスリープパターンを通知することにより、前記タイミングを通知してもよい。
これにより、制御端末のウェイクアップのタイミングが適切に通知される。
また、本発明の一実施形態に係る通信端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記通信端末が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する送信部と、前記制御端末に登録されている他の通信端末である登録端末から、前記制御端末がウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、前記スリープメッセージが受信された場合、前記登録要求の送信を待機させ、前記タイミングが到来してから前記登録要求が送信されるように、前記登録要求の送信を制御する送信制御部とを備える通信端末でもよい。
本態様によると、通信端末は、スリープメッセージを受信した場合、登録要求の送信を待機させ、ウェイクアップするタイミングが到来してから登録要求を送信する。これにより、通信端末は、制御端末がスリープしている期間、登録要求の送信を待機させる。したがって、無駄な消費電力の発生が抑制される。
また、前記送信制御部は、前記スリープメッセージを受信してから前記タイミングが到来するまでの時間、自端末をスリープさせてもよい。
本態様によると、通信端末は、スリープメッセージの受信からウェイクアップのタイミングが到来するまでの間、自端末をスリープさせる。したがって、スリープメッセージの受信からウェイクアップのタイミングが到来するまでの期間、さらに電力消費が抑制される。
また、本発明の一実施形態に係る通信方法は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記制御対象端末として登録される通信端末に用いられる通信方法であって、前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信ステップと、前記制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が前記制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知ステップと、前記制御端末がスリープしているか否かを前記スリープメッセージに基づいて判断し、前記制御端末がスリープしている場合、かつ、前記登録要求の送信が検知された場合、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを前記新規端末に通知する通知ステップとを含む通信方法でもよい。
また、本発明の一実施形態に係る通信方法は、通信端末に用いられる通信方法であって、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記通信端末が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する送信ステップと、前記制御端末に登録されている他の通信端末である登録端末から、前記制御端末がウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信ステップと、前記スリープメッセージが受信された場合、前記登録要求の送信を待機させ、前記タイミングが到来してから前記登録要求が送信されるように、前記登録要求の送信を制御する送信制御ステップとを含む通信方法でもよい。
また、本発明の一実施形態に係るプログラムは、前記通信方法に含まれるステップを前記通信端末に実行させるためのプログラムでもよい。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明に用いられる具体的な数値、時間、構造、プロトコル、および、その他のパラメータが異なる場合でも、以下の説明から本発明を実施できることは、当業者には明らかである。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るネットワーク構成図である。図1に示されたホームネットワーク1001には、3つの機器1010、1020、1030が存在する。ホームネットワーク1001は、通信ネットワークの一例である。ホームネットワーク1001は、典型的には、家庭内のネットワークである。また、ホームネットワーク1001は、有線で構成されてもよいし、無線で構成されてもよい。
3つの機器1010、1020、1030は、ホームネットワーク1001を介して、相互に通信する通信端末である。3つの機器1010、1020、1030は、家電機器であってもよい。
機器1010は、ホームネットワーク1001を管理するマスタ機器である。そして、機器1010は、制御対象端末として登録された機器1020等を制御する。ここでは、機器1010は、制御端末とも呼ばれる。
例えば、機器1010は、制御対象端末として登録された機器1020等のネットワーク機器のリストを保持する。また、機器1010は、機器1020等にホームネットワーク1001で使用可能なアドレスを割り当てる。また、機器1010は、機器間のデータパケットのルーティングを行う。また、機器1010は、セキュリティーキーを配布する。また、機器1010は、機器1020等から様々な情報を収集する。また、機器1010は、上記の動作に関連するその他の動作を実行する。
機器1020は、機器1010に既に登録され、機器1010の管理下にある既存のスレーブ機器である。機器1030は、機器1010にまだ登録されていない新規のスレーブ機器である。ここでは、機器1030は、新規端末とも呼ばれる。
<マスタ機器から既存のスレーブ機器への通知方法>
機器1010は、ユーザの嗜好、または、機器1010において定義されたポリシーにより、電力の節約を目的として、スリープモードに入ることを決定する。
スリープモードとは、機器1010等が、通常動作時の状態と比べて、省電力の状態であることを意味する。一方、通常動作時の状態は、アクティブモードと呼ばれる。また、機器1010等がアクティブモードからスリープモードに遷移することを機器1010等がスリープすると表現する場合がある。逆に、機器1010等がスリープモードからアクティブモードに遷移することを機器1010等がウェイクアップすると表現する場合がある。
スリープモードの実現方法は、様々な方法がある。ここでは、特に、スリープモードは、通信機能を有する通信モジュールが停止する状態を意味する。機器1010等は、スリープモードにおいて、通信モジュールへの電力供給を停止することで、電力の消費を削減することができる。
しかし、スリープモードの態様は、通信機能の停止に限られない。例えば、スリープモードは、機器1010自体への電力供給が完全に停止される態様であってもよい。あるいは、スリープモードは、機器1010等に含まれる一部のユニットの動作が停止する態様であってもよい。
機器1010等が、スリープするタイミング、および、ウェイクアップするタイミングは、予めユーザによって設定される。あるいは、機器1010等に搭載されているアプリケーションが、それらのタイミングを決定してもよい。あるいは、他の機器が、それらのタイミングを指定してもよい。
例えば、マスタ機器である機器1010は、制御対象端末として登録された機器1020等から、1時間に1回、消費電力等の情報を収集する。そして、機器1010は、情報を収集している時以外では、スリープモードになる。このような場合、例えば、機器1010は、5分間のアクティブモードと、55分間のスリープモードとを繰り返す。
図2は、マスタ機器である機器1010がスリープする前に送信するスリープ情報メッセージを示す。機器1010は、図2に示す情報要素(IE:Information Element)を含むスリープ情報メッセージをブロードキャストにより送信する。これにより、機器1010は、既存のスレーブ機器にスリープを通知する。スリープ情報メッセージのブロードキャストは、いかなるプロトコルで実施されてもよい。
例えば、IEEE 802.15.4で規定されているビーコンメッセージが、ブロードキャストに用いられてもよい。この場合、新たな情報要素がビーコンに挿入される。また、情報要素は、ホームネットワーク1001の構成に係る固有のブロードキャストメッセージを用いて、有線(IEEE 802.3)または無線(IEEE 802.11)のLANでも送信可能である。
<スリープ情報メッセージ>
図2に示されたタイプ2001は、このメッセージがスリープ情報メッセージであると識別するために用いられる。
スリープ期間2010は、スリープ情報メッセージを送信した装置がスリープしてからウェイクアップするまでのスリープモードを継続する時間の長さを示す情報である。この値が0または0以下(負の値)であれば、スリープ情報メッセージを送信した装置が、アクティブモードであることを示す。
ウェイク期間2020は、スリープ情報メッセージを送信した装置がウェイクアップしてから次のスリープを開始するまでのアクティブモードを継続する時間の長さを示す情報である。
期間の情報は、具体的なウェイクアップの時刻(時点)ではなく、相対的な時間(長さ)で表される。そのため、ホームネットワーク1001内の機器間で時計が同期していない場合でも、スリープ情報メッセージは機能する。
スリープ情報メッセージの送信元である機器1010は、典型的には、当該メッセージを送信した後、直ちにスリープモードに入る。しかし、機器1010は、予め定められた遅延時間の経過後に、スリープモードに入ってもよい。そして、ホームネットワーク1001の他の機器が、その遅延時間を設定してもよい。
<時計の同期動作>
ホームネットワーク1001内の機器が有する時計が同期している場合、送信元がスリープモードに入る特定の時刻(時点)が指定されてもよい。この場合、図2に示されたスリープ情報メッセージ内にスタート時刻が追加されてもよい。
<スリープパターンを有するスリープ情報メッセージ>
また、全てのノード(機器)が、予め定義された様々なスリープパターンを保持していてもよい。そのような場合、スリープ情報メッセージは、情報要素として、タイプ2001およびスリープパターンのみを有してもよい。
ここで、スリープパターンは、例えば、100単位時間のスリープモードに続いて、アクティブモードで5単位時間の受信を行う等のように定義される。また、より具体的な例として、1分間のアクティブモードと5分間のスリープモードとが繰り返されるような、固定の時間間隔による周期的な動作が、スリープパターンとして予め定義されていてもよい。
そして、予め定められた意味を有する数値が、複数のスリープパターンから特定のスリープパターンを識別するために、情報要素として、用いられてもよい。スリープモードについて、1つのスリープパターンしかない場合、スリープ情報メッセージは、タイプ2001のみで構成されてもよい。
<ユニキャストによるスリープ情報メッセージの送信>
また、スリープ情報メッセージは、ブロードキャストで送信されずに、特定の複数ノードまたは単一ノードに送信されてもよい。これは、マスタ機器である機器1010の代わりになる特定のバックアップ機器がある場合に有益である。また、これは、ホームネットワーク1001内の特定の機器を確実に常にウェイクアップできる手法が存在する場合にも、有益である。この場合、機器1010は、機器1010のスリープ中にアクティブモードである他の特定の機器にスリープ情報メッセージを送信する。
<スリープ通知メッセージの中継>
また、機器1010のスリープモードの全期間中、単一の機器がアクティブモードなのではなく、複数の機器が交代でアクティブモードになる可能性がある。その場合、スリープについての情報を受信した機器は、次にアクティブモードになる予定の機器へ、スリープ通知メッセージを送信することで、スリープについての情報を伝搬することができる。
図3に、スリープ通知メッセージを示す。図3に示されたスリープ通知メッセージには、図2に示されたスリープ情報メッセージの情報要素に加え、残り時間3010とソース識別子3020が追加されている。
残り時間3010は、スリープ情報メッセージを元々送信した送信元がアクティブモードになるまでの残り単位時間を示す情報である。
ソース識別子3020は、スリープ通知メッセージを元々送信した送信元である機器の識別子を示す情報である。
残り時間3010は、機器1020がスリープ情報メッセージを受信してから、機器1010がウェイクアップするまでの時間であってもよい。これにより、スリープ通知メッセージが、複数の通信端末を介して中継される場合であって、スリープ情報メッセージの送信から時間差が発生する場合でも、残り時間3010には、適切な時間が設定される。
また、残り時間3010には、機器1020が登録要求の送信を検知してから、機器1010がウェイクアップするまでの時間が設定されてもよい。これにより、残り時間3010には、より適切な時間が設定される。
<マスタ機器が単一である場合>
また、スリープについての情報を元々送信した送信元が、常に単一のマスタ機器であることが前提とされる場合、ソース識別子3020は必要でない。
<新たな機器が登録手順を開始>
機器1010は、機器1020に機器1010のスリープ期間を通知した後、スリープする。機器1010がスリープモードである間に、新たな機器1030は、ホームネットワーク1001に入るため、機器1010との通信を試みる。これは、IEEE 802.15.4からのビーコン要求メッセージ、アソシエーション要求メッセージ、その類似のメッセージ、または、他のプロトコルの形式によるメッセージで行われてもよい。
機器1020は、機器1030が機器1010との通信を試みていることを検知し、機器1030にスリープ通知メッセージを送信する。機器1030は、スリープ通知メッセージにおいて、残り時間3010を確認し、残り時間3010の間、待機した後、再度マスタ機器と通信を試みる。
<機器構成>
図4は、実施の形態1に係る機器の構成図を示す。図4に示された機器は、ローカルスリープ管理部4020、外部スリープ管理部4030、登録応答部4040およびネットワークインタフェース4010を備える。図1に示された3つの機器1010、1020、1030は、相互に同等であって、それぞれが、図4に示された構成要素を備えていてもよい。
ローカルスリープ管理部4020は、機器自体のスリープ機能を管理する。外部スリープ管理部4030は、ホームネットワーク1001内の他の機器のスリープモードについての情報を格納する。登録応答部4040は、新たな機器の登録要求に関するメッセージを処理し、応答する。ネットワークインタフェース4010は、メッセージを送受信するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース4010は、それぞれが特定の通信媒体に対応する複数のアクセスカードで構成されていてもよい。
<スリープ管理>
ローカルスリープ管理部4020は、機器自体がスリープモードに入ろうとする時、経路4051およびネットワークインタフェース4010を介して、上記に説明したような適切な情報要素を含むスリープ情報メッセージを送信する。
この時、ローカルスリープ管理部4020は、同時に、経路4052を介して、外部スリープ管理部4030にスリープを通知する。そして、外部スリープ管理部4030が他の機器のスリープについての情報を有している場合、外部スリープ管理部4030は、ポリシーまたは他の設定によって、この情報を他の機器に送信してもよい。この場合、外部スリープ管理部4030は、経路4053およびネットワークインタフェース4010を介して、スリープ通知メッセージを送信する。
<外部スリープ管理>
外部スリープ管理部4030は、ネットワークインタフェース4010および経路4054を介して、他の機器からスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信する。
スリープ期間2010が0に設定されたスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信した場合は、メッセージの作成元が現在アクティブモードであると想定される。そのため、外部スリープ管理部4030は、登録応答部4040へ登録要求を受信しても応答しないように経路4055を介して指示する。
逆に、スリープ期間2010が0より大きな値に設定されたスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信した場合は、外部スリープ管理部4030は、登録応答部4040へ、登録要求に応答するように、経路4055を介して指令する。
また、外部スリープ管理部4030は、スリープ情報メッセージを送信した機器のステータスを適時に更新し、登録応答部4040を適切に更新する。
<登録要求に対する応答>
登録応答部4040は、ネットワークインタフェース4010および経路4057を介して、登録要求に関するメッセージを検知する。そして、登録応答部4040は、登録要求を行う機器へ、適切な応答を送信する。例えば、登録応答部4040は、スリープ通知メッセージを構築して、経路4056およびネットワークインタフェース4010を介して、スリープ通知メッセージを送信する。
なお、登録応答部4040は、応答を送信する前に、ランダムな待機時間を導入してもよい。このようなランダムな時間は、乱数等に基づいて、生成される。これにより、媒体上でのパケットのコリジョン(衝突)が起こるリスクが削減される。
例えば、登録応答部4040は、有限のランダム値のタイマを開始し、タイマが満了するまで応答の受信を待機する。他の機器からの適切な応答を受信することなくタイマが満了した場合、登録応答部4040は適切な応答を送信する。その際、登録応答部4040は、更新されたスリープ通知メッセージを構築し、登録を要求している機器へスリープ通知メッセージを送信する。
<マスタ機器およびスレーブ機器の構成例>
<マスタ機器>
マスタ機器の機能は、スレーブ機器の機能と明確に差別化されていてもよい。
図5は、実施の形態1に係るマスタ機器の構成図を示す。例えば、図5に示されたマスタ機器は、図1に示された機器1010である。マスタ機器は、ローカルスリープ管理部4020およびネットワークインタフェース4010を備える。マスタ機器がスリープモードに入ろうとする時に、ローカルスリープ管理部4020は、経路4051およびネットワークインタフェース4010を介して、上記に説明したような適切な情報要素を含むスリープ情報メッセージを送信する。
<スレーブ機器>
図6は、実施の形態1に係るスレーブ機器の構成図を示す。例えば、図6に示されたスレーブ機器は、図1に示された機器1020である。スレーブ機器は、外部スリープ管理部4030と、登録応答部4040と、ネットワークインタフェース4010とを備える。
スレーブ機器は、ネットワークインタフェース4010を介して、スリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信する。そして、ネットワークインタフェース4010は、メッセージを処理するため、経路4054を介して外部スリープ管理部4030に送信する。
スリープ期間2010が0以下に設定されたスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信した場合、メッセージの作成元が現在アクティブモードであると想定される。そのため、外部スリープ管理部4030は、登録応答部4040へ、登録要求に応答しないように、指示する。
逆に、スリープ期間2010が0より大きいスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージを受信した場合、外部スリープ管理部4030は、経路4055を介して、登録応答部4040へ登録要求に応答するように指示する。このように、外部スリープ管理部4030は、スリープ情報メッセージを送信した機器のステータスを更新し、登録応答部4040を適切に更新する役割を担う。
登録応答部4040は、ネットワークインタフェース4010および経路4057を介して登録要求に関するメッセージを検知する。そして、登録応答部4040は、適切に応答する。例えば、登録応答部4040は、更新されたスリープ通知メッセージを構築し、登録を要求している機器に送信する。
<マスタ機器のスリープ動作>
これより、実施の形態1に係る様々な構成要素の動作を説明する。図7は、これからスリープモードに入るマスタ機器の動作を示すフローチャートである。
マスタ機器のローカルスリープ管理部4020は、スリープモードに入ることを決定した後(S7010)、スリープ期間2010に0より大きい適切な値を含むスリープ情報メッセージを送信する(S7020)。スリープ情報メッセージの送信後、マスタ機器はスリープモード動作に入る(S7030)。
スリープ情報メッセージの送信は、ブロードキャストによる送信であってもよいし、ユニキャストによる送信であってもよい。また、確認応答があってもなくてもよい。
<マスタ機器のウェイクアップ動作>
図8は、スリープ中のマスタ機器の動作を示すフローチャートである。マスタ機器は、既にスリープモードで動作している(S8010)。次に、マスタ機器のローカルスリープ管理部4020は、スリープモードを終了して、アクティブモードを再開すると決定する(S8020)。
そして、マスタ機器は、ウェイクアップしてメッセージの受信を開始する。それと同時に、マスタ機器のローカルスリープ管理部4020は、スリープ期間2010を0に設定したスリープ情報メッセージを作成する。その後、ローカルスリープ管理部4020は、ブロードキャストまたはユニキャストで、作成済みのスリープ情報メッセージを送信する(S8030)。
この時のスリープ情報メッセージの送信は、ブロードキャストによる送信であってもよいし、ユニキャストによる送信であってもよい。また、確認応答があってもなくてもよい。
<既存のスレーブ機器の受信動作>
図9は、既存のスレーブ機器の動作を示すフローチャートである。既存のスレーブ機器の外部スリープ管理部4030は、スリープ情報メッセージを受信する(S9010)。そして、外部スリープ管理部4030は、スリープ期間2010を確認し、その値が0より大きい値であるか否かを判定する(S9020)。
スリープ期間が0より大きい値でない場合(S9020でNO)、即ち、0以下の値の場合は、外部スリープ管理部4030は、登録応答部4040による登録応答機能を無効にする(S9040)。これにより、スレーブ機器は、他の機器より登録要求に関するメッセージを受信しても、応答しない状態となる。
一方、スリープ期間が0より大きい値の場合(S9020でYES)、外部スリープ管理部4030は、登録応答部4040による登録応答機能を有効にする。これにより、スレーブ機器は、他の機器より登録要求に関するメッセージを受信した時に応答する状態となる(S9060)。
<既存のスレーブ機器の検知動作>
図10は、既存のスレーブ機器の応答時のフローチャートを示す。既存のスレーブ機器の登録応答部4040は、登録要求に関するメッセージを検知する(S10010)。そして、登録応答部4040は、自身の登録応答機能が有効であるか否かを確認する(S10020)。登録応答部4040は、自身の登録応答機能が無効である場合は(S10020でNO)、処理を終了する。
一方、登録応答部4040は、自身の登録応答機能が有効である場合(S10020でYES)、登録応答部4040は、タイマの値を疑似ランダム値に設定し、タイマを開始する(S10040)。タイマの値は、ランダムな成分を有することが好ましい。また、タイマの値は、有限、すなわち、予め定められた範囲であってもよい。また、タイマの値は、ポリシーまたは優先度に依存して決定されてもよい。
登録応答部4040は、上述のタイマが満了するまでの時間に、新たな機器の登録要求メッセージに対する応答を監視する(S10050)。そして、登録応答部4040は、応答を検知しなかった場合(S10050でNO)、登録要求メッセージの作成元に、スリープ中のマスタ機器に関する情報をスリープ通知メッセージとして送信する(S10070)。
一方、登録要求に対する応答が検知された場合(S10050でYES)、他の機器が応答として既にスリープ通知メッセージを送信していると想定される。したがって、既存のスレーブ機器は、処理を終了する。
<新たな機器の登録要求動作>
図11は、ホームネットワーク1001に入ろうとする新たな機器が、登録要求メッセージを送信する時の動作を示す。まず、新たな機器は、登録を要求するメッセージを送信する(S11010)。
その後、新たな機器は、所定の時間、待機し、登録手順に適した応答があるか否かを確認する(S11020)。応答があれば(S11020でYES)、新たな機器は、登録処理を終了する。応答がなければ(S11020でNO)、新たな機器はスリープ通知メッセージが受信されたか否かを確認する(S11040)。
新たな機器は、スリープ通知メッセージを受信した場合(S11040でYES)、スリープ通知メッセージに指定されたマスタ機器がアクティブモードになる時間、すなわち、マスタ機器がメッセージを受信できる時間をタイマ値に設定する。この値は、スリープ通知メッセージ内の残り時間3010であってもよい。新たな機器は、タイマが満了するまで待機する。タイマの満了後、新たな機器は、登録手順を再試行する(S11060)。
この時、新たな機器は、タイマが満了するまで、自端末をスリープさせてもよい。この場合、タイマが満了した後、新たな機器は、ウェイクアップする。これにより、省電力の効果が高められる。
<エネルギープロファイルに依存する応答>
登録応答部4040は、当該機器の現在のエネルギーステータス、プロファイルまたはポリシーによって応答処理の態様を変えてもよい。例えば、電池式の機器の登録応答部4040は、応答送信前の待機時間をより長くしてもよい。送信に用いられる電力消費は大きいため、可能であれば電源式の機器が応答した方がよい。上述の待機時間の調整により、電源式の機器が応答する可能性が大きくなる。
また、登録応答部4040は、エネルギープロファイルに依存させて、新たな機器に送信するスリープ通知メッセージの種類を決定してもよい。例えば、電池式または別の方式によってエネルギーの利用が制約される機器における登録応答部4040は、短いスリープ通知メッセージを送信する。一方、電源式の機器は、スリープ中のマスタ機器の代わりに、より多くのエネルギーを必要とするプロキシ登録手順を実行する。このようにエネルギープロファイルに応じて、通知方法が選択されてもよい。
以上のように、実施の形態1に係る通信端末は、制御端末がスリープする時にスリープ情報メッセージを受信する。通信端末は、新規端末からの登録要求を検知した場合、新規端末にスリープ通知メッセージを送信する。これにより、通信端末は、制御端末がウェイクアップするタイミングを新規端末に通知することができる。そして、新規端末は、タイミングが到来するまで、登録要求の送信を停止することができる。したがって、省電力化の効果が高まる。
なお、上述の記載において、スリープ情報メッセージおよびスリープ通知メッセージには、別の表現が区別して用いられている。しかし、これらは、ウェイクアップのタイミングを含む実質的に同一のメッセージでもよい。したがって、これらのメッセージは、スリープメッセージとして、共通の呼称で表現されてもよい。
また、通信端末は、スリープ情報メッセージを受信して、スリープ情報メッセージを加工することにより、スリープ通知メッセージを生成してもよい。その際、スリープ情報メッセージに含まれる情報要素が、追加されてもよいし、変更されてもよいし、削除されてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
上記の実施の形態1では、新たな機器が登録を要求した時にマスタ機器がスリープしている場合、新たな機器は、マスタ機器がウェイクアップするまで待機する。そして、待機後、新たな機器は、マスタ機器への登録を要求している。そのため、待機が必要になる。したがって、新たな機器を登録したいとユーザが思った時に登録できないというような状況が起こりうる。
そこで、実施の形態2では、新たな機器の登録を行いたい時にマスタ機器がスリープしていた場合、スレーブ機器は、マスタ機器をウェイクアップさせる手順をユーザに通知する。これにより、ユーザは新たな機器を登録したい時に登録できる。以下、図面を用いて実施の形態2について説明する。
図12は、実施の形態2に係るネットワーク構成図である。図12に示されたホームネットワーク12001には、4つの機器1020、1030、12010、12020が存在する。ホームネットワーク12001は、通信ネットワークの一例である。ホームネットワーク12001は、典型的には、家庭内のネットワークである。また、ホームネットワーク12001は、有線で構成されてもよいし、無線で構成されてもよい。
図12において、機器12010は、ホームネットワーク12001を管理するマスタ機器である。機器1020および機器12020は、既存のスレーブ機器である。機器1030は、マスタ機器にまだ登録されていない新規のスレーブ機器である。特に、機器12020は、表示機能を有する機器である。マスタ機器の役割、および、マスタ機器とスレーブ機器との関係は実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2に係る機器12020の構成図である。なお、図13では、図4で示した構成要素と同じ構成要素については、図4と同じ符号を付けている。ここでは、図4と相違する点について説明を行う。
登録応答部13010は、ネットワークインタフェース4010および経路4057を介して登録要求に関するメッセージを検知する。そして、登録応答部13010は、外部スリープ管理部4030によって、登録要求に関するメッセージに応答するように指示されているか否かを判断する。
ここで、登録応答部13010は、登録要求に関するメッセージに応答するように指示されていない場合、処理を終了する。一方、登録応答部13010は、登録要求に関するメッセージに応答するように指示されている場合は、経路13050を介して、表示管理部13020に表示要求を送信する。
そして、登録応答部13010は、表示管理部13020から、表示要求についての受理応答を受信した場合、処理を終了する。一方、登録応答部13010は、表示要求についての失敗応答を受信した場合、スリープ通知メッセージを構築し、登録を要求する機器に送信する。
表示管理部13020は、ネットワークインタフェース4010および経路13053を介して表示要求を受信する。そして、スレーブ機器が表示機能を保持している場合、表示管理部13020は、マスタ機器の電源をONにするようにユーザに依頼するメッセージの表示を表示部13030に要求する。この時、表示要求は、経路13054を介して、表示部13030に送信される。
その後、表示管理部13020は、経路13052およびネットワークインタフェース4010を介して、表示要求の受理応答を送信する。
また、表示管理部13020は、登録応答部13010から表示要求を受信する。そして、表示管理部13020は、当該機器の表示部13030に、マスタ機器の電源をONにするように指示する表示要求を出す。さらに、表示管理部13020は、経路13051を介して、表示要求の受理応答を登録応答部13010に送る。
そして、当該機器に表示機能がない場合、または、表示機能はあるが表示に失敗した場合、表示管理部13020はネットワーク内の他の機器にマスタ機器の電源をONにするように指示する表示要求メッセージを送信する。表示要求メッセージは、経路13052およびネットワークインタフェース4010を介して送信される。なお、当該機器において、表示に成功した場合でも表示要求を送信してもよい。
そして、表示管理部13020は、ネットワーク内の他の機器から、表示が成功したことを通知する表示要求受理応答メッセージを受信すると、処理を終了する。一方、受理応答の待機時間を経過しても表示要求受理応答メッセージを受信しない場合は、登録応答部13010に表示要求についての失敗応答を送信する。
なお、表示要求メッセージと表示要求受理応答メッセージとして、図2に示すメッセージフォーマットを使用してもよい。この場合、タイプ2001によって表示要求メッセージまたは表示要求受理応答メッセージであることが示されてもよい。あるいは、他のフォーマットで構成されるメッセージが用いられてもよい。
また、表示要求メッセージは、ブロードキャスト送信されてもよいし、ユニキャスト送信されてもよい。ユニキャスト送信の場合、表示管理部13020は、予めネットワーク内の表示機能を保持する機器のリストを管理しておいてもよい。
さらに、表示管理部13020は、表示要求メッセージを送信する前に、ランダムな待機時間を導入してもよい。これにより、媒体上でのパケットのコリジョン(衝突)が発生するリスクが軽減される。その場合、表示管理部13020は、有限のランダム値のタイマを開始し、タイマが満了するまで表示要求メッセージの送信を待機させる。他の機器からの表示要求メッセージを受信することなくタイマが満了した場合、表示管理部13020は、表示要求メッセージを作成し、ネットワーク内の他の機器に送信する。
表示部13030は、表示管理部13020から表示要求を受信する。そして、表示部13030は、マスタ機器の電源をONにするようにユーザに通知するためのメッセージを表示する。この時の表示方法は、マスタ機器を識別できる表示であれば、どのような表示方法であってもよい。また、ユーザへの通知は、表示に限られない。ユーザへの通知方法は、ユーザにマスタ機器の電源がOFFになっていることを知らせることができる方法であればよい。例えば、ユーザへの通知方法は、音声による通知でもよい。
図14は、実施の形態2に係る機器12020の登録応答処理のフローチャートである。なお、図14では、図10で示した処理と同じ処理については、図10と同じ符号が付けられている。ここでは、図10と相違する点について説明を行う。
既存のスレーブ機器は、疑似ランダムタイマを設定した後(S10040)、当該機器が表示機能を保持するか否かを判断する(S14010)。スレーブ機器は、表示機能を保持する場合(S14010でYES)、マスタ機器の電源をONにするように案内するメッセージを表示する。
スレーブ機器は、表示に成功した場合(S14020でYES)、処理を終了する。一方、スレーブ機器は、表示に失敗した場合(S14020でNO)、または、表示機能を保持しない場合(S14010でNO)、表示要求メッセージをネットワーク内の他の機器に送信する(S14030)。
ここで、スレーブ機器は、ネットワーク内のすべての機器ではなく、スレーブ機器に近い機器に表示要求メッセージを送信してもよい。これにより、表示される必要がない機器への表示が抑制される。例えば、スレーブ機器は、ブロードキャストで送信する表示要求の送信電力を徐々に上げてもよい。より具体的には、スレーブ機器は、表示要求に反応する機器が現れるまで、徐々に電力を上げて、複数回、表示要求を送信する。これにより、近い機器が表示要求に反応する。
また、表示要求を受信した機器は、受信強度が所定の閾値よりも大きい場合にのみ、マスタ機器の電源をONにする案内を表示してもよい。これにより、表示要求を送信した機器に近い機器で案内が表示される。また、ブロードキャストで送信された表示要求を受信した機器のうち、特定のアプリケーションを立ち上げている機器のみが、表示要求に応答してもよい。これにより、案内を表示する機器の切り替えが可能になる。
送信後、スレーブ機器は、表示要求受理応答メッセージの受信を待機する時間をタイマ値として設定して、タイマを開始する(S14040)。そして、スレーブ機器は、タイマ満了前に表示要求受理応答を受信したか否かを判断する(S14050)。
スレーブ機器は、表示要求受理応答を受信した場合(S14050でYES)、処理を終了する。一方、スレーブ機器は、タイマ満了前に表示要求受理応答を受信できなかった場合(S14050でNO)、前段の処理(S10040)で設定された疑似ランダムタイマが満了する前にスリープ通知メッセージを検知したか否かを確認する(S10050)。
さらに、登録応答部13010は、スリープ通知メッセージを送信する前にランダムな待機時間を導入する場合、待機時間を表示処理(S14010〜S14050)が完了する時間よりも長く設定することが好ましい。これにより、表示が優先される。したがって、表示機能を有する機器が存在する場合、新たな機器が、ユーザの所望のタイミングで、登録される。
(実施の形態3)
以下、実施の形態1および実施の形態2の特徴的な構成要素を実施の形態3として、説明する。
図15は、実施の形態3に係る通信端末の構成図である。図15に示された通信端末15010は、制御端末に制御対象端末として登録される通信端末である。ここで、制御端末は、通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する通信端末である。制御端末は、実施の形態1および実施の形態2で示されたマスタ機器に対応する。より具体的には、制御端末は、実施の形態1の機器1010に相当し、また、実施の形態2の機器12010に相当する。
そして、図15に示された通信端末15010は、実施の形態1および実施の形態2で示された既存のスレーブ機器に対応する。より具体的には、通信端末15010は、実施の形態1の機器1020に相当し、また、実施の形態2の機器12020に相当する。そして、通信端末15010は、受信部15020、検知部15030および通知部15040を備える。
受信部15020は、図4に示された外部スリープ管理部4030に相当する。検知部15030および通知部15040は、図4に示された登録応答部4040に相当する。
図16は、図15に示された通信端末15010の処理を示すフローチャートである。
まず、受信部15020は、スリープメッセージを受信する(S16010)。スリープメッセージには、制御端末がスリープしているか否かを示す情報と、制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報とが含まれる。
次に、検知部15030は、登録要求の送信を検知する(S16020)。登録要求は、新規端末が制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する信号である。新規端末は、制御端末に登録されていない他の通信端末である。
通知部15040は、制御端末がスリープしているか否かをスリープメッセージに基づいて判断する。そして、制御端末がスリープしている場合、かつ、登録要求の送信が検知された場合、通知部15040は、スリープメッセージを送信する(S16030)。これにより、タイミングを新規端末に通知する。
図17は、実施の形態3に係る新たな通信端末の構成図である。図17に示された通信端末17010は、制御端末に制御対象端末として新たに登録される通信端末である。
通信端末17010は、実施の形態1および実施の形態2で示された新たなスレーブ機器に対応する。より具体的には、通信端末17010は、実施の形態1および実施の形態2で示された機器1030に相当する。そして、通信端末17010は、送信部17020、受信部17030および送信制御部17040を備える。
図18は、図17に示された通信端末17010の処理を示すフローチャートである。
まず、送信部17020は、制御端末に通信端末17010が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する(S18010)。
次に、受信部17030は、制御端末に登録されている他の通信端末から、スリープメッセージを受信する(S18020)。
次に、送信制御部17040は、スリープメッセージが受信された場合、登録要求の送信を待機させる(S18030)。そして、送信制御部17040は、ウェイクアップのタイミングが到来してから登録要求が送信されるように、登録要求の送信を制御する。
なお、上述のスリープメッセージには、制御端末がスリープしているか否かを示す情報と、制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報とが含まれる。スリープメッセージは、実施の形態1および実施の形態2で示されたスリープ情報メッセージまたはスリープ通知メッセージに相当する。そして、制御端末がスリープしているか否かを示す情報、および、制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報は、共に、図2および図3で示されたスリープ期間2010に相当する。
実施の形態1および実施の形態2で示されたように、スリープメッセージに含まれる2つの情報は、実質的に1つの情報として示されてもよい。
また、制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報は、スリープメッセージに含まれていなくてもよい。つまり、制御端末がスリープしていることを示す情報のみが、スリープメッセージに含まれていてもよい。制御端末がスリープしていることの通知のみでも、新規端末が登録要求の送信を停止することにより、省電力化の効果が得られる。
例えば、通信端末15010の受信部15020は、制御端末がスリープしていることを示すスリープメッセージを受信する。そして、検知部15030は、登録要求の送信を検知する。通知部15040は、制御端末がスリープしている場合、かつ、登録要求の送信が検知された場合、スリープメッセージを送信することにより、制御端末がスリープしていることを新規端末に通知する。これにより、新規端末は、制御端末のスリープを認識できる。
また、この場合、通信端末は、制御端末がスリープ中であることをユーザに通知する機能を有することが望ましい。例えば、この場合、通信端末に、図13に示された表示部13030等が備えられてもよい。また、通知部15040は、表示部13030を備える通信端末である表示端末に表示させてもよい。
以上、本発明に係る通信端末について、複数の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はそれらの実施の形態に限定されるものではない。それらの実施の形態に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、それらの実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
例えば、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、処理を実行する順番が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
なお、スリープ中のノードに対するデータ転送またはデータ抽出等の様々な要求に対する応答に、複数の実施の形態で示された方法に類似の方法が適用されてもよい。つまり、スリープ中であることの通知は、登録手順のみに限定されない。
また、上記に示された複数の実施の形態では、マスタノードとスレーブノードとを含む複数の機器が、非同期で通信を実行する。そして、複数の機器が、節電状態のスリープモードで動作することができる。また、その際、新たな機器が、スリープ中のマスタ機器との通信を試みて失敗に終わる場合に生じる非効率性が最小限に抑えられる。本発明に係る通信端末は、特に、家電機器と他の家電機器とを相互に接続するために、家庭内に配備されるようなデータ通信ネットワークに有用である。
また、本発明は、通信端末として実現できるだけでなく、通信端末を構成する処理手段をステップとする方法として実現できる。例えば、それらのステップは、コンピュータによって実行される。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。また、複数の実施の形態で示された通信端末は、コンピュータであってもよい。
また、通信端末に含まれる複数の構成要素は、集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続および設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、通信端末に含まれる構成要素の集積回路化を行ってもよい。
本発明に係る通信端末は、ネットワーク内で通信を実行する様々な通信端末に適用することができ、特に、ホームネットワークに接続されるテレビ、エアコンまたはホームセキュリティ機器等の家電機器にも有用である。
1001、12001 ホームネットワーク
1010、1020、1030、12010、12020 機器
2001 タイプ
2010 スリープ期間
2020 ウェイク期間
3010 残り時間
3020 ソース識別子
4010 ネットワークインタフェース
4020 ローカルスリープ管理部
4030 外部スリープ管理部
4040、13010 登録応答部
4051、4052、4053、4054、4055、4056、4057、13050、13051、13052、13053、13054 経路
13020 表示管理部
13030 表示部
15010、17010 通信端末
15020、17030 受信部
15030 検知部
15040 通知部
17020 送信部
17040 送信制御部

Claims (20)

  1. 通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記制御対象端末として登録される通信端末であって、
    前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、
    前記制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が前記制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知部と、
    前記制御端末がスリープしているか否かを前記スリープメッセージに基づいて判断し、前記制御端末がスリープしている場合、かつ、前記登録要求の送信が検知された場合、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを前記新規端末に通知する通知部とを備える
    通信端末。
  2. 前記通知部は、前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップする前記タイミングを示す情報の値が0以下の場合は前記制御端末がスリープしていないと判断し、前記値が0より大きい場合は前記制御端末がスリープしていると判断する
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記通知部は、前記制御端末がスリープしていない場合、前記スリープメッセージを送信しない
    請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記受信部は、前記制御端末がウェイクアップしてから次にスリープするまでの時間を示す情報を含む前記スリープメッセージを受信し、
    前記通知部は、前記スリープメッセージを送信することにより、前記制御端末がウェイクアップしてから次にスリープするまでの時間を前記新規端末に通知する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記通知部は、前記制御端末に登録されている他の通信端末である中継先端末に前記スリープメッセージを送信し、前記中継先端末に前記スリープメッセージを中継させることによって、前記タイミングを前記新規端末に通知する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 前記通知部は、前記受信部で前記スリープメッセージが受信されてから前記制御端末がウェイクアップするまでの残り時間を示す情報を前記スリープメッセージに設定して、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを通知する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 前記通知部は、前記検知部で前記登録要求の送信が検知されてから前記制御端末がウェイクアップするまでの残り時間を示す情報を前記スリープメッセージに設定して、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを通知する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信端末。
  8. 前記受信部は、前記制御端末に登録されている他の通信端末である中継元端末によって中継された前記スリープメッセージを受信する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信端末。
  9. 前記スリープメッセージを送信する前記制御端末で構成される複数の制御端末が、前記通信ネットワーク上に設けられ、
    前記受信部は、前記スリープメッセージを送信した前記制御端末を前記複数の制御端末から特定するための情報を含む前記スリープメッセージを受信し、
    前記検知部は、前記スリープメッセージによって特定される前記制御端末への前記登録要求の送信を検知する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信端末。
  10. さらに、前記制御端末がスリープしているか否かを示すスリープ情報を表示する表示部を備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信端末。
  11. 前記通知部は、さらに、前記制御端末がスリープしているか否かを示すスリープ情報の表示を要求する表示要求を、表示部を備える通信端末である表示端末に送信し、前記スリープ情報を前記表示部に表示させる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信端末。
  12. 前記通知部は、前記検知部で前記登録要求の送信が検知されてからランダムな時間待機した後、前記表示要求を前記表示端末に送信し、前記スリープ情報を前記表示部に表示させる
    請求項11に記載の通信端末。
  13. 前記通知部は、前記タイミングを前記新規端末に通知する前に、前記スリープ情報を前記表示部に表示させる
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の通信端末。
  14. 前記通知部は、前記制御端末がウェイクアップする時刻、前記制御端末がスリープしてからウェイクアップするまでの時間、または、予め定められたスリープパターンを通知することにより、前記タイミングを通知する
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の通信端末。
  15. 通信端末であって、
    通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記通信端末が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する送信部と、
    前記制御端末に登録されている他の通信端末である登録端末から、前記制御端末がウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信部と、
    前記スリープメッセージが受信された場合、前記登録要求の送信を待機させ、前記タイミングが到来してから前記登録要求が送信されるように、前記登録要求の送信を制御する送信制御部とを備える
    通信端末。
  16. 前記送信制御部は、前記スリープメッセージを受信してから前記タイミングが到来するまでの時間、自端末をスリープさせる
    請求項15に記載の通信端末。
  17. 通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記制御対象端末として登録される通信端末に用いられる通信方法であって、
    前記制御端末がスリープを終了してウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信ステップと、
    前記制御端末に登録されていない他の通信端末である新規端末が前記制御端末に新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求の送信を検知する検知ステップと、
    前記制御端末がスリープしているか否かを前記スリープメッセージに基づいて判断し、前記制御端末がスリープしている場合、かつ、前記登録要求の送信が検知された場合、前記スリープメッセージを送信することにより、前記タイミングを前記新規端末に通知する通知ステップとを含む
    通信方法。
  18. 通信端末に用いられる通信方法であって、
    通信ネットワークを介して制御対象端末を制御する制御端末に前記通信端末が新たな制御対象端末として登録されることを要求する登録要求を送信する送信ステップと、
    前記制御端末に登録されている他の通信端末である登録端末から、前記制御端末がウェイクアップするタイミングを示す情報を含むスリープメッセージを受信する受信ステップと、
    前記スリープメッセージが受信された場合、前記登録要求の送信を待機させ、前記タイミングが到来してから前記登録要求が送信されるように、前記登録要求の送信を制御する送信制御ステップとを含む
    通信方法。
  19. 請求項17に記載の通信方法に含まれるステップを前記通信端末に実行させるための
    プログラム。
  20. 請求項18に記載の通信方法に含まれるステップを前記通信端末に実行させるための
    プログラム。
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