JPWO2011101899A1 - 情報処理装置、その保護方法及び保護プログラム - Google Patents

情報処理装置、その保護方法及び保護プログラム Download PDF

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Abstract

筐体(4)と、前記筐体内に設置された磁気ディスクドライブユニット(6)と、センサ(8)と、制御部(10)とを備える。センサ(8)は、前記筐体と前記磁気ディスクドライブユニットとの間に設置され、前記筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを検出する。制御部(10)は、前記センサに検出された前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッド(14)を退避箇所に退避させる。

Description

本発明は、磁気ディスクドライブユニットを搭載した情報処理装置に関し、例えば、筐体内の磁気ディスクドライブユニットを外力から防護する情報処理装置、その保護方法及び保護プログラムに関する。
磁気ディスクドライブユニットが搭載された携帯端末装置等、情報処理装置ではユーザが手を載せて体重を懸ける等により、筐体を圧迫すると、その圧力が磁気ディスクドライブユニットに加わり、磁気ディスクに磁気ヘッドをクラッシュさせるおそれがある。このため、磁気ディスクドライブユニットの搭載部の構造や筐体を強化し、この種の圧力で磁気ディスクドライブユニットが損傷することを防止している。
磁気ディスクドライブユニットが搭載された情報処理装置に関し、接触センサが設置され、この接触センサでテーブルから情報処理装置が離れることを監視し、情報処理装置の落下の際にディスク装置を退避モードにすることが知られている(例えば、特許文献1)。
また、情報処理装置のディスプレイパネルに加わる外力を検知し、一定値以上の圧力が加わったとき、警告することが知られている(例えば、特許文献2)。
国際公開WO01/04897 特開平10−319852号公報
ところで、外力から筐体内の磁気ディスクドライブユニットを防護するため、従来、磁気ディスクドライブユニットの構造や筐体の強化が必要であり、そのために構造部材の複雑化や重量化等となっている。このように構造や筐体の強化等を行うには、筐体の薄型化や軽量化を妨げるという欠点がある。
また、既述の接触センサによる検知では筐体に加わる圧迫等の外力から磁気ディスクドライブユニットを防護することはできないし、外力検知による警告を発しても、外力から磁気ディスクドライブユニットを防護することは困難である。
そこで、本開示の情報処理装置、その保護方法及び保護プログラムの目的は、筐体に加わる外力から磁気ディスクドライブユニットを防護することにある。
上記目的を達成するため、本開示の情報処理装置は、筐体と、該筐体内に設置された磁気ディスクドライブユニットと、センサと、制御部とを備える。前記センサは、前記筐体と前記磁気ディスクドライブユニットとの間に設置され、前記筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを検出する。前記制御部は、前記センサに検出された前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させる。
本開示の情報処理装置の保護方法は、外力等の検出ステップと、磁気ヘッドの退避ステップとを含む。前記検出ステップでは、前記磁気ディスクドライブユニットが設置された筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを検出する。前記退避ステップでは、前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させる。
本開示の情報処理装置の保護プログラムは、外力等の監視機能と、磁気ヘッドの退避機能とを含む。前記監視機能では、前記磁気ディスクドライブユニットが設置された筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを監視する。前記退避機能では、前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させる。
本開示の情報処理装置、その保護方法及び保護プログラムによれば、次のような効果が得られる。
(1) 磁気ディスクドライブユニットを搭載した筐体に加わる外力を監視し、その外力が所定レベル以上の場合に磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避させるので、磁気ヘッドが磁気ディスクにクラッシュするのを防止できる。
(2) 既述の筐体に加わる外力によって筐体に生じる歪みを監視し、その歪みが所定レベル以上の場合に磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避させるので、磁気ヘッドが磁気ディスクにクラッシュするのを防止できる。
(3) 磁気ディスクドライブユニットを搭載した情報処理装置において、磁気ディスクドライブユニット搭載部分の構造をより単純化できるため、情報処理装置の小型化を図ることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る情報処理装置の概要を示す図である。 磁気ディスクドライブユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの機能部の一例を示す図である。 パーソナルコンピュータのハードウェアの一例を示す図である。 メモリの構成例を示す図である。 パーソナルコンピュータの外観を示す図である。 パーソナルコンピュータの磁気ディスクドライブユニット部分を示す分解斜視図である。 磁気ディスクドライブユニットを示す図である。 パーソナルコンピュータの磁気ディスクドライブユニット部分を示す断面図である。 パーソナルコンピュータの磁気ディスクドライブユニット部分に対する加圧状態を示す図である。 加圧状態におけるパーソナルコンピュータの断面を示す図である。 圧力値に対する磁気ヘッドの動作制御タイミングを示す図である。 磁気ディスクドライブユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。 メッセージ表示の一例を示す図である。 圧力値に対する磁気ヘッドの他の動作制御タイミングを示す図である。 磁気ディスクドライブユニット保護の他の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの機能部の一例を示す図である。 パーソナルコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。 歪み値に対する磁気ヘッドの動作制御タイミングを示す図である。 磁気ディスクドライブユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。 歪み値に対する磁気ヘッドの他の動作制御タイミングを示す図である。 第4の実施の形態に係るパーソナルコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。 磁気ディスクドライブユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る磁気ディスクドライブユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。 比較例を示す図である。 他の実施の形態に係る外部記憶装置を示す図である。 他の実施の形態に係る携帯電話機を示す図である。 他の実施の形態に係る携帯情報端末機を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態は、磁気ディスクドライブユニットにセンサを併設し、筐体に作用する外力又は外力による筐体の歪みを検出し、そのレベルに応じて磁気ヘッドを退避させる構成である。
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、第1の実施の形態に係る情報処理装置の一例を示す図である。図示した構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この情報処理装置2は、本開示の情報処理装置、その保護方法及び保護プログラムの一例である。この情報処理装置2には、筐体4と、磁気ディスクドライブユニット6(以下、「DDユニット6」と称する)と、センサ8と、制御部10とを備える。
筐体4は、情報処理装置2の外観部材であって、DDユニット6、センサ8及び制御部10を包囲する部材であり、金属や合成樹脂等で構成される。
DDユニット6は、その内部に少なくとも磁気ディスク12と、磁気ヘッド14を備える記憶媒体又は記録媒体の一例であって、磁気ヘッド14を用いて磁気ディスク12に対してデータの書き込みや読出しを行う。DDユニット6は、磁気ディスク12及び磁気ヘッド14を覆う筐体部16を備え、この筐体部16には、DDユニット6の回転機構や、磁気ヘッド14を駆動する駆動機構を備える。また、筐体部16には、磁気ヘッド14の退避位置として退避エリア18が設定されている。この退避エリア18は例えば、磁気ディスク12の駆動エリア外に設定されている。これにより退避エリア18に移動した磁気ヘッド14は、磁気ディスク12に接触することはできない。
センサ8は、筐体4に懸かる外力による圧力、又はその外力によって筐体4に生じる歪みを検出する手段の一例であって、筐体4とDDユニット6との間に設置される。このセンサ8で検出した圧力及び/又は歪み等の検出情報を制御部10側へと出力する。
制御部10は、センサ8から出力された検出情報を取り込み、DDユニット6を制御する機能を備える。この制御部10には、例えばセンサ8の検出情報の監視機能、磁気ヘッド14の駆動を制御する制御機能、磁気ヘッド14の退避制御機能を含む。また、磁気ディスク12に対する情報の書き込み又は読出しの制御機能等を含んでもよい。
このような構成において、筐体4に外力として圧力Pが加わると、その圧力P又はその圧力Pによって筐体4に生じる歪みをセンサ8で検出する。このセンサ8で得られた検出情報は、制御部10に取り込まれて監視される。検出した圧力P又は歪みが所定レベルを超えると、制御部10からDDユニット6に対し、磁気ヘッド14の退避制御出力が発せられる。DDユニット6が利用中である場合等、磁気ヘッド14が磁気ディスク12上にあれば、その磁気ヘッド14に対して通常の駆動を解除し、退避エリア18に退避させる。この結果、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14のクラッシュを防止でき、磁気ヘッド14及び磁気ディスク12を防護する。
次に、この磁気ヘッド14の退避について、図2を参照する。図2は、DDユニット保護の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この処理手順は、本開示の情報処理装置の保護方法及び保護プログラムの一例である。この処理手順には、外力又は歪みの監視(ステップS1)、外力又は歪みのレベル判定(ステップS2)、磁気ヘッド退避(ステップS3)を含んでいる。
そこで、ステップS1では、センサ8で検出した外力又は歪みを表す検出情報が制御部10に取り込まれ、その監視が行われる。次に、ステップS2では、外力又は歪みが所定レベルを超えたかが判定される。外力又は歪みが所定レベルを超えていなければ(ステップS2のNO)、その監視が継続的に行われる。外力又は歪みが所定レベルを超えていれば(ステップS2のYES)、磁気ヘッド14を退避エリア18に退避させる(ステップS3)。
このような処理手順により、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14のクラッシュを防止でき、磁気ヘッド14及び磁気ディスク12が防護される。
なお、この情報処理装置2において、磁気ヘッド14の退避中に外力又は歪みを継続的に監視し、外力又は歪みが所定レベル以下に低減した場合には、退避させた磁気ヘッド14を磁気ディスク12上に復帰させてもよい。
斯かる構成によれば、情報処理装置の筐体に加わる外力、又はその外力による歪みにより、磁気ヘッドが磁気ディスクにクラッシュする前に磁気ヘッドを退避させることができる。また、筐体に対して加えられる外力、又は筐体の歪み状態を利用することで、磁気ディスクの監視手段等を単純化でき、情報処理装置の小型化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態は、DDユニット6を備えた情報処理装置の具体例を示す。この情報処理装置では、筐体に作用する圧力(外力)を監視し、この圧力が所定の閾値以上となったかを判断して、磁気ヘッド14の退避制御を行う。また、磁気ヘッド14の退避制御の際に、この情報処理装置のユーザに対して報知を行う。
この第2の実施の形態について、図3を参照する。図3は、第2の実施の形態に係るパーソナルコンピュータの機能部の一例を示す図である。図示した構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
このパーソナルコンピュータ(PC)20Aは、本開示の情報処理装置、その保護方法又は保護プログラムの一例であって、検出した圧力に基づいて、DDユニット6にある磁気ヘッド14の退避処理を行う。このPC20Aには、DDユニット6の保護機能部として、例えば、圧力監視部22、圧力レベル判定部24、磁気ヘッド退避制御部26、磁気ヘッド復帰制御部28、メッセージ出力部30を備える。これらの機能部はコンピュータによって実現される。
圧力監視部22は、情報処理装置又は磁気ディスクドライブに懸かる外力によって生じる圧力を連続的又は間欠的に監視する手段の一例であって、圧力センサ等で構成されている。この圧力センサは、例えば、ダイヤフラム等を利用してもよく、PC20Aの筐体{内側筐体部68(図7)}とDDユニット6との間に設置し、外部からの圧力Pを検出して監視する。この監視出力は圧力レベル判定部24に伝達される。
なお、この圧力監視部22には、圧力センサの他、例えば、押圧センサや感圧センサを利用してもよい。
圧力レベル判定部24は、検出された圧力Pが所定レベル以上か否かを判定する手段の一例である。この圧力レベル判定では、圧力監視部22の監視結果に基づき、筐体{内側筐体部68(図7)}への圧力Pが所定の閾値以上になっているか否かを判断する。この閾値は、例えば、加圧によりDDユニット6が破壊に至る圧力に到達するまでの時間と、圧力検知から磁気ヘッド14を退避させるまでの時間とを対比して設定すればよい。
そして、DDユニット6を使用中に、検出した圧力Pが閾値以上であると判定された場合には、その判定結果を磁気ヘッド退避制御部26に通知する。
また、例えば、既に磁気ヘッド14の退避処理中の場合、検出した圧力Pが閾値以下となった場合には、その判定結果を磁気ヘッド復帰制御部28側に通知する。即ち、圧力監視部22による圧力検出、及び圧力レベル判定部24による閾値判定を繰返し行う。
磁気ヘッド退避制御部26は、DDユニット6に対して磁気ヘッド14の退避制御指示を出力する手段の一例である。検出した圧力が閾値以上であるとの判定結果が圧力レベル判定部24から通知された場合、DDユニット6側に対して、磁気ヘッド14を退避エリア18に退避させる制御を行う。
磁気ヘッド復帰制御部28は、DDユニット6に対して磁気ヘッド14の復帰制御指示を出力する手段の一例である。即ち、磁気ヘッド14の退避処理を実行している場合に、圧力監視部22の検出結果が閾値以下になれば、磁気ヘッド14を磁気ディスク12の位置に復帰させて、DDユニット6を利用可能な状態に戻す。
メッセージ出力部30は、ユーザに対してDDユニット6の保護処理の実行中等を報知する手段の一例である。この報知では、例えば、PC20Aの表示部40(図4)等を利用して磁気ヘッド14の退避処理中である旨のメッセージを出力する。その他、例えば、スピーカ54(図4)を利用して警告音を出力することで、DDユニット6に対して圧力が加えられていることを警告してもよい。また、復帰処理において、磁気ヘッド14の復帰を表すメッセージ出力を行ってもよい。
次に、PC20Aの構成について、図4及び図5を参照する。図4は、PCのハードウェアの構成例を示す図、図5は、メモリの構成例を示す図である。なお、図4及び図5に示す構成は一例であって、これに限定されない。
このPC20Aは、例えば、DDユニット6、圧力センサ8A、CPU(Central Processing Unit )32、RAM(Random-Access Memory)34、MPU(Micro Processor Unit)36、メモリ46を備え、バス48で接続されている。また、例えば、表示部40、音声出力部42、入力部44等を備える。
DDユニット6は、既述のように、その内部に少なくとも磁気ディスク12と、磁気ヘッド14を備える記憶媒体又は記録媒体の一例である。そして、例えば、PC20Aを機能させるOS(Operating System)、ファームウェア、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを格納するプログラム記憶部や、データ記憶部を構成する。
圧力センサ8Aは、圧力計測手段の一例であって、既述の圧力監視部22を構成しており、計測した圧力値は、例えば、アナログ信号でMPU36側へと通知している。この計測は、PC20AやDDユニット6が起動中において、常時行ってもよく、又は所定のタイミング毎に行ってもよい。
CPU32は、DDユニット6等に記憶されているOSや、その他の処理プログラム等を演算して実行するための演算手段の一例であって、既述の情報処理装置2の制御部10を構成する。そして、例えば、DDユニット6に対する動作制御プログラム等を実行することで、磁気ヘッド14の退避制御指示や復帰制御指示を出力する。
RAM34は、制御プログラム等を実行させるためのワークエリアを構成する。そして、CPU32が制御プログラムを実行することで、既述の磁気ヘッド退避制御部26、磁気ヘッド復帰制御部28、メッセージ出力部30等を機能させる。
MPU36は、メモリ46に格納されている動作制御プログラムを実行するプロセッサであって、例えば、制御部10(図1)、圧力監視部22、圧力レベル判定部24を構成する。そして、検出圧力が所定レベルを超えた場合、磁気ヘッド14(図1)を退避させるコマンドを生成し、また、検出圧力が所定レベル以下に低下した場合、磁気ヘッド14を復帰させるコマンドを生成する。そして、生成したコマンドをCPU32側に通知し、磁気ヘッド14の退避制御、復帰制御を行う。
また、このMPU36は、例えば、磁気ヘッド退避制御部26、磁気ヘッド復帰制御部28及びメッセージ出力部30を構成してもよい。即ち、磁気ヘッド退避や復帰のコマンドを直接にDDユニット6側へと発信したり、メッセージ出力情報をMPU36から表示部40に出力してもよい。
メモリ46は例えば、FlashROM(Read-Only Memory)で構成され、図5に示すように、プログラム記憶部50と、データ記憶部52を備える。プログラム記憶部50には、例えば、MPU36で実行するOSや保護プログラム、その他の処理プログラム等が格納されている。データ記憶部52は例えば、履歴情報記憶部を構成し、磁気ヘッド14の退避記録や、復帰記録等を表す履歴情報が格納される。
なお、このメモリ46は、例えば、電気的に内容を書き換えることができるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )等で構成してもよい。
また、上記の各処理プログラムは、プログラム記憶部50等に記憶されたものに限られない。例えば、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータで読出し可能な記録媒体に記憶されているものを利用してもよい。さらに、ネットワーク上にあるサーバやデータベース等からプログラム等を読み込んで利用してもよい。
表示部40は、既述のメッセージ出力部30の一例であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示器等で構成される。そして、CPU32やMPU36により表示制御が行われ、既述のメッセージコマンドにより、磁気ヘッド14の退避メッセージや復帰メッセージを画面上の文字や図形で表示する。
音声出力部42は、メッセージ出力部30の一例であって、スピーカ54等を備える。そして、CPU32やMPU36により音声出力制御が行われ、例えば、磁気ヘッド14の退避メッセージとして警告音、復帰メッセージとして復帰音を出力してもよい。
入力部44は、ユーザインタフェースの一例であって、例えば、キーボード56やマウス58を備え、ユーザ操作による操作指示の取込みを行う。図示しないが、入力部44はユーザのタッチによって情報入力するタッチパネルで構成し、該タッチパネルを表示部40に設置してもよい。
次に、PC20A、DDユニット6及び圧力センサ8A等の構成について、図6、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図6は、PCの前面側から見た外観を示す図、図7は、PCの背面側に搭載されるDDユニットを示す図、図8は、DDユニットを示す図、図9は、PCに搭載されたDDユニットを示す断面図、図10は、PCに対する加圧状態の一例を示す図、図11は、加圧状態におけるPCの断面を示す図である。
このPC20Aは、図6に示すように、キーボード側筐体部60と、表示側筐体部62とがヒンジ部64で連結され、開閉可能に構成されている。キーボード側筐体部60には、既述の入力部44として、キーボード56が設置されるとともに、マウス58が接続されている。表示側筐体部62には表示部40が設置されている。そして、キーボード側筐体部60の内部には、DDユニット6が内蔵される。
キーボード側筐体部60の底面内部には、図7に示すように、DDユニット6を内蔵するための収納部66が構成されており、DDユニット6は、内部の磁気ディスク12の書込み面側(図8)がPC20Aに対して平行に挿入される。この収納部66は、既述の筐体4である内側筐体部68及び外側筐体部(カバー部)72と、立壁部70とで構成されている。収納部66には、例えば、DDユニット6と接続させるコネクタ74や、DDユニット6を載置するとともにDDユニット6への圧力や振動を吸収する緩衝材76を備えている。コネクタ74は、例えば、DDユニット6との間でデータの送受を行う他、電源制御や既述の磁気ヘッド14の退避指示の送信等を行う。
そして、収納部66には、内側筐体部68とDDユニット6との間、また、DDユニット6と外側筐体部72との間に圧力センサ8Aを設置している。これにより、PC20Aの上部側又は底部側から受ける圧力Pを監視する。
このDDユニット6は、例えば図8に示すように、筐体部16の内部に単数又は複数枚を多重に配置した磁気ディスク12を備えている。この磁気ディスク12は、その中心部にある駆動モータ80によって回転可能に設置されている。また、この磁気ディスク12に対し、磁気によってデータの書込み又は読出しを行うための磁気ヘッド14を備えている。磁気ヘッド14は、例えば、設置されている磁気ディスク12の枚数に応じた数を備えればよい。
この磁気ヘッド14を磁気ディスク12の所定位置まで移動させる手段として、例えば、スイングアーム82、回転軸84、モータ86を備えている。スイングアーム82は、例えば、一端側に磁気ヘッド14を備え、他端側を回転軸84に設置している。そして、回転軸84の回転量に応じて磁気ヘッド14を移動させる。回転軸84は、モータ86からの駆動力によってスイングアーム82を左右に移動させる手段である。モータ86は、回転軸84に対する駆動手段の一例である。例えば、モータ86に対する通電量等を制御することによって回転軸84に設置されたスイングアーム82の移動量を制御する。
データの書込み又は読出し時には、磁気ヘッド14を磁気ディスク12側へと移動させる(状態A)。また、データの書込みや読出しを行わないときには、退避エリア18に移動させる(状態B)。この退避エリア18は、磁気ヘッド14を磁気ディスク12に接触させない位置である。そして、既述のように、外部からの圧力や、筐体の歪みを検知した場合には、磁気ヘッド14をこの退避エリア18に移動するようにモータ86を制御する。
PC20Aに内蔵されたDDユニット6は、図9に示すように、キーボード側筐体部60の収納部66において、内側筐体部68及び外側筐体部72に設置された緩衝材76によって保持されている。また、DDユニット6の側面側は、立壁部70との間に設置した緩衝材76によって保持されている。
この緩衝材76は、例えば、ゴム等の弾性材で構成され、DDユニット6を弾性保持しており、外部からの圧力等を緩衝してDDユニット6を防護する。
さらに、DDユニット6の上部及び下部側には、圧力センサ8Aが備えられており、外部からの圧力Pを監視している。
PC20Aに作用する外力は、例えば図10に示すように、キーボード側筐体部60の上部にユーザが手を置いて立ち上がる等、キーボード側筐体部60に加重し、圧迫することで発生する。
そして、外力を受けたキーボード側筐体部60は、図11に示すように、内側筐体部68側が圧迫され、歪みが生じる。この加重による外力が小さければ、収納部66内に設置した緩衝材76によって緩衝される。しかし、ユーザが立ち上がる際に体重を掛ける等、大きな荷重がかかる場合には、内蔵されたDDユニット6に対しても加圧状態となる。
収納部66内では、内側筐体部68とDDユニット6との間に設置した圧力センサ8Aにより、緩衝材76によって吸収できない外力による圧力Pを監視している。
なお、この外力は、キーボード側筐体部60の上側から掛けられるものに限られず、例えば、PC20Aの背面側、即ち、外側筐体部72側に懸かる荷重等であってもよい。即ち、図7、図8に示すように、DDユニット6に備えられている磁気ディスク12の記録面側に対して作用する圧力Pを監視している。そして、この監視結果に基づいて、磁気ヘッド14を退避エリア18に退避させることで、磁気ディスク12に対して磁気ヘッド14がクラッシュするのを防止する。
次に、検出した圧力値に対する磁気ヘッドの退避処理タイミングについて、図12を参照する。図12は、圧力値に対する磁気ヘッドの動作制御タイミングを示す図である。なお、図12に示す圧力の検出結果、処理内容等は一例であって、これに限定されない。
PC20Aに懸かる圧力Pは、例えば、時間の経過に応じて増大する。DDユニット6がヘッドクラッシュによる破壊に至る圧力Px に到達するには所定時間を要する。そこで、DDユニット6に対する圧力がPx に到達するタイミングをtx とすると、磁気ヘッド14の退避時間を考慮した閾値圧力P1 となるタイミングt1 で退避制御を行えばよい。これにより、DDユニット6は破壊される圧力Px に到達する前に磁気ヘッド14を退避させることができる。
次に、DDユニット保護の処理手順について、図13を参照する。図13は、DDユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13に示す処理手順、処理内容等は一例であって、これに限定されない。
DDユニット6に対する圧力の監視処理として、圧力センサ8Aで検出した圧力値Pを読み出す(ステップS21)。この圧力値Pは、例えば、MPU36によって読み出し、この圧力値Pが所定の閾値P1 を超えているかの判断を行う(ステップS22)。圧力値Pが閾値P1 を超えていれば(ステップS22のYES)、磁気ヘッド14の退避処理に移行し(ステップS23)、圧力値Pが閾値P1 を超えていなければ(ステップS22のNO)、再び圧力の監視処理を継続する。
磁気ヘッド14の退避処理(ステップS23)では、例えば、駆動モータ80(図8)を動作させ、スイングアーム82を回転させることで、磁気ヘッド14を退避エリア18に退避させる。このとき、磁気ヘッド14の退避履歴をメモリ46のデータ記憶部52に保存する(ステップS24)。また、磁気ヘッド14の退避の警告を行う(ステップS25)。この警告では、例えば、PC20Aの表示部40を利用し、表示画面に退避を行った旨の表示やスピーカ54を利用して警告音を発してもよく、画面表示と警告音の両方を行ってもよい。
この磁気ヘッド14の退避処理の実行中にも圧力監視を継続して行い、DDユニット6に対する圧力状態に応じて、磁気ヘッド14の退避処理を解除する。
そこで、退避処理実行中の圧力の監視処理として、圧力センサ8Aで検出した圧力値Pを読み出し(ステップS26)、この圧力値Pが所定の閾値P1 より下回ったかを判断する(ステップS27)。圧力値Pが閾値P1 より下回っている場合には(ステップS27のYES)、磁気ヘッド14を復帰させる(ステップS28)とともに、磁気ヘッド14の退避の警告を終了させる(ステップS29)。そして、再び圧力の監視処理(ステップS21)に戻る。磁気ヘッド14の復帰は、例えば、DDユニット6に対する書込み又は読出しを再開させ、又は次の書込み又は読出しの指示に対する待機状態に移行させる。
また、圧力値Pが閾値P1 を下回っていない場合(ステップS27のNO)、磁気ヘッド14を退避させた状態で圧力値Pの監視を継続する。
斯かる処理により、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14のクラッシュを防止でき、磁気ヘッド14及び磁気ディスク12が防護される。
次に、磁気ヘッドの退避を行う場合の警告報知について、図14を参照する。図14は、警告メッセージの表示例を示す図である。
磁気ヘッド14の退避を行った場合、その警告として、例えば、図14に示すように、表示部40に警告画面90を表示する。この警告画面90は、例えば、「DDユニットに過剰な圧力が加わったため、ヘッドを一時退避しました。」等の表示を行えばよい。また、この警告画面90には、同時に確認表示アイコン92として、「OK」の文字を表示している。これにより、例えば、アイコン92をマウス58の操作によりクリックすることで、警告表示や警告音を停止させるようにしてもよい。又は、表示部40がタッチパネルで構成されている場合には、アイコン92部分に接触する(タッチする)ようにしてもよい。
次に、DDユニット保護処理の他の例について、図15及び図16を参照する。図15は、圧力値に対する磁気ヘッドの他の動作制御タイミングを示す図、図16は、DDユニット保護の他の処理手順を示すフローチャートである。なお、図15及び図16に示す処理内容、処理手順等は一例であって、これに限定されるものではない。
この保護処理例では、検出した圧力値Pに対して、異なる閾値を複数設定している。例えば、既述のように、磁気ヘッド14を退避させる閾値P1 に加えて、磁気ヘッド14を復帰させる閾値P2 を設定している。この閾値P2 は、例えば、閾値P1 よりも低い値を設定している。即ち、磁気ヘッド14の退避の閾値P1 と、復帰の閾値P2 との間にヒステリシス(Hysteresis) を持たせている。
具体的な処理では、例えば、図15に示すように、圧力Pが増加している状態では閾値P1 に達するタイミングt1 で磁気ヘッド14の退避処理を開始する。また、既に磁気ヘッド14の退避状態では、圧力Pが減少状態となり、検出した圧力値が閾値P2 まで減少したタイミングt2 を契機に磁気ヘッド14の復帰処理を開始する。
これにより、閾値P1 、P2 の近傍で一時的な圧力変化が生じても、退避処理又は復帰処理が維持され、より安全性を高められる。即ち、DDユニット6が受ける圧力値Pが上昇過程にあり、閾値P1 を超えた後に、一時的に閾値P1 を下回っても、閾値P2 に達しなければ、磁気ヘッド14の退避処理を継続する。また、圧力値Pが下降過程にあり、閾値P2 を下回った後、一時的に閾値P2 を超える場合でも、閾値P1 に達しなければ、磁気ヘッド14の復帰処理を維持する。
次に、磁気ヘッド14の退避処理及び復帰処理の処理例は、図16に示すように、圧力の監視処理として、圧力センサ8Aから測定した圧力値Pを読み出す(ステップS31)。そして、その圧力値Pが閾値P1 を超えたかを判定し(ステップS32)、超えている場合には(ステップS32のYES)、磁気ヘッド14を退避させる(ステップS33)。超えていない場合には(ステップS32のNO)、監視処理を継続する。
さらに、既に磁気ヘッド14を退避している場合の復帰処理では、測定した圧力値Pを読み出し(ステップS36)、その圧力値Pが閾値P2 より下回ったかを判定する(ステップS37)。そして、測定した圧力値Pが閾値P2 より下回っている場合には(ステップS37のYES)、磁気ヘッド14を復帰させる(ステップS38)。
なお、磁気ヘッド14の退避履歴の記録処理(ステップS34)、磁気ヘッド14の退避の警告処理(ステップS35)、磁気ヘッド14の退避の警告の終了処理(ステップS39)は、既述の図13に示す処理(ステップS24、S25、S29)と同様に行えばよく、その説明を省略する。
斯かる構成によれば、情報処理装置に加わる外力により、磁気ヘッドが磁気ディスクにクラッシュする前に磁気ヘッドを退避させることができる。また、磁気ヘッドの退避時間やクラッシュする圧力値等を考慮した1又は複数の閾値を設定することで、限界の圧力値まで利用することができ、利便性が高められる。
上記した第2の実施の形態について、特徴事項、利点又は変形例等を列挙する。
(1) 情報処理装置2として例えば、携帯端末装置の筐体内のDDユニット6の搭載部分に圧力センサ8Aを設置し、圧力センサ8Aの周囲に振動吸収用の振動吸収部品(例えば、緩衝材76)を設ける。そして、圧力センサ8Aにより、磁気ディスク12の搭載部分に一定以上の圧力が検出されたときに、自動的に磁気ヘッド14を退避させることにより、DDユニット6のクラッシュを防ぐことができる。
(2) 情報処理装置2として例えば、携帯端末装置のDDユニット6の搭載部分に圧力センサ8Aを設置し、加圧時に磁気ヘッド14を退避させることでDDユニット6を保護する。これにより、堅固な防護構造を要することなく、磁気ディスク12を保護することができる。即ち、磁気ディスク12の周辺の構造をより薄く、軽くすることが可能となるため、例えば、携帯端末装置の小型化に寄与することができる。
(3) また、圧力センサ8Aが一定以上の圧力を検出した場合には、警告表示や警告音等のメッセージ(警告画面90:図14)を出力する。
(4) DDユニット6が破壊に至る圧力に到達するのに数秒がかかるのに対し、圧力検知から磁気ヘッド14の退避は、例えば、100[m秒]単位で行える。DDユニット6が破壊に至る時間までに、適当な閾値を設定することで、DDユニット6の破壊を防ぐことができる。
(5) また、複数の閾値を設定し、圧力が閾値P1 に上昇した時点で磁気ヘッド14の退避を行い、その後、圧力が閾値P2 まで下がった時点で、磁気ヘッド14の退避を解除することで、ヒステリシスを持ち、より安全な動作を可能にする。
(6) 情報処理装置として例えばPC20AにDDユニット6を搭載した場合でも、筐体自体の肉厚を薄くでき、緩衝材76も必要最小限で構成できるので、DDユニット6の搭載部分の構造をよりシンプルにでき、PC20Aの小型化が可能となる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態は、外部から受けた力によって生じる筐体の歪みを検出し、この歪みに基づいてDDユニット6の保護処理を行う。
第3の実施の形態について、図17及び図18を参照する。図17は、第3の実施の形態に係るPCの機能部の一例を示す図、図18は、PCのハードウェア構成例を示す図である。なお、図17及び図18に示す構成は一例であって、これに限定されるものではない。また、図17及び図18において、図3及び図4と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。
このPC20Bは、本開示の情報処理装置、その保護方法又は保護プログラムの一例であって、PC20Bに対して加えられた外力により生じる筐体の歪みを検出し、その検出値に応じて磁気ディスクの保護を行う。このPC20Bは、既述の磁気ヘッド退避制御部26、磁気ヘッド復帰制御部28、メッセージ出力部30の他、例えば、歪み監視部100、歪みレベル判定部102等で構成している。これらの機能部はコンピュータによって構成されればよい。
歪み監視部100は、PC20Bに懸かる外力Pによって生じる筐体4の歪みを連続的又は間欠的に計測して、監視する手段の一例であって、例えば、歪みセンサ等で構成される。この監視出力は歪みレベル判定部102に伝達される。
歪みレベル判定部102は、計測した筐体4の歪みが所定レベルに達しているか否かを判定する手段の一例である。歪みレベル判定では、例えば、歪み監視部100の計測結果に基づき、歪みが閾値以上か否かの判断を行う。この閾値は、例えば、外力によりDDユニット6が破壊に至る歪み状態に到達するまでの時間と、磁気ヘッド14を退避させるまでの時間とを対比して設定すればよい。そして、その判定結果を磁気ヘッド退避制御部26又は磁気ヘッド復帰制御部28側へと通知する。
次に、PC20Bのハードウェア構成について、図18を参照する。
このPC20Bは、例えば、既述のようにDDユニット6、CPU32、RAM34、MPU36、表示部40、音声出力部42、入力部44、メモリ46、バス48の他、歪みセンサ8B等を備える。
歪みセンサ8Bは、PC20Bの筐体の歪みを測定する手段の一例であって、既述の歪み監視部100を構成する。歪みセンサ8Bとして、例えば、歪みゲージ等を使用してもよい。測定した筐体の歪み情報は、例えば、アナログ信号でMPU36側に通知される。この歪み測定についても、上記の圧力と同様に、常時測定してもよく、又は所定タイミング毎に行ってもよい。
MPU36は、例えば、既述の歪み監視部100、歪みレベル判定部102を構成し、メモリ46にある保護プログラムを実行して、歪みセンサ8Bから通知された測定結果を利用して歪み判定を行う。そして、判定結果に基づき、CPU32を介してDDユニット6に対し、磁気ヘッド14の退避指示を出力する。
次に、DDユニット保護の処理について、図19及び図20を参照する。図19は、歪み値に対する磁気ヘッドの動作制御タイミングを示す図、図20は、DDユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。なお、図19に示す測定結果例、及び図20に示す処理手順は一例であって、これに限定されない。
PC20Bの筐体の歪み値εは、例えば、図19に示すように、時間の経過に応じて増大する。そこで、DDユニット6がヘッドクラッシュによる破壊に至る歪み値εx に到達するタイミングをtx とすると、磁気ヘッド14の退避時間を考慮した閾値ε1 となるタイミングt1 で退避制御を行えばよい。
そして、この歪み値εに基づく磁気ヘッドの退避制御について、図20を参照する。
歪みセンサ8Bで検出された歪み値εは、MPU36により読み出される(ステップS61)。この歪みセンサ8Bの歪み値εが所定の閾値ε1 を超えたかを判定する(ステップS62)。そして、歪み値εが閾値ε1 を超えていなければ(ステップS62のNO)、歪み値εの監視を継続する。
この歪み値εが閾値ε1 を超えていれば(ステップS62のYES)、DDユニット6の磁気ヘッド14を退避エリア18に退避させ(ステップS63)、磁気ヘッド14の退避履歴をメモリ46のデータ記憶部52に保存する(ステップS64)。また、磁気ヘッド14の退避の警告が、画面への表示又は警告音により報知される(ステップS65)。この警告報知は、画面への表示と警告音の両方を行ってもよい。
磁気ヘッド14の退避処理が行われた場合、歪みの解除の監視として、歪みセンサ8Bで検出された歪み値εを読み出し(ステップS66)、歪み値εが閾値ε1 より下回ったかを判定する(ステップS67)。歪み値εが閾値ε1 を下回っていなければ(ステップS67のNO)、歪み値εの監視を継続する。
歪み値εが閾値ε1 を下回ると(ステップS67のYES)、DDユニット6の磁気ヘッド14を復帰させる(ステップS68)。また、磁気ヘッド14の退避の警告表示を消去させ若しくは警告音を停止させ、又はそれらの両方を行う(ステップS69)。
斯かる処理は、例えば、PC20Bの起動中に継続的に歪み値の監視を行う。これにより、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14のクラッシュを防止でき、磁気ヘッド14及び磁気ディスク12が防護される。
次に、DDユニットの保護処理の他の例について、図21を参照する。図21は、検出した歪みに対する磁気ヘッドの他の動作制御タイミングを示す図である。なお、図21に示す検出結果は一例であって、これに限定されない。
この保護処理では、検出した歪みに基づくDDユニット6の保護処理に関し、複数の異なる閾値を設定した場合を示す。即ち、磁気ヘッド14を退避させる閾値ε1 に対して、磁気ヘッド14を復帰させる閾値ε2 を設定している。この閾値ε2 は、例えば、閾値ε1 よりも低い値を設定しており、既述の圧力の場合と同様に、磁気ヘッド14の退避の閾値ε1 と復帰の閾値ε2 との間にヒステリシスを持たせている。
そして、検出した歪みεが増加している状態では閾値ε1 に達するタイミングt1 で磁気ヘッド14を退避させ、その後、歪み値εが減少状態となると、閾値ε2 まで減少したタイミングt2 を契機に磁気ヘッド14を復帰させる。
検出した歪み値の読込み処理、磁気ヘッド14の退避処理、退避警告、磁気ヘッド14の復帰処理等については、図16に示す処理と同様に行えばよく、その説明を省略する。
これにより、例えば、閾値ε1 、ε2 の近傍で一時的な歪みの変化が生じても、退避処理又は復帰処理が維持され、より安全性を高められる。
斯かる構成によれば、既述のように、情報処理装置に生じる歪みを検出することで、磁気ヘッドが磁気ディスクにクラッシュする前に磁気ヘッドを退避させることができる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態では、情報処理装置に懸かる圧力値とその筐体に生じる歪み値を検出して、それらの検出値が所定レベルに達していれば磁気ヘッド14の退避処理を実行する場合を示す。
この第4の実施の形態について、図22及び図23を参照する。図22は、第4の実施の形態に係るPCのハードウェア構成を示す図、図23は、DDユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。なお、図22及び図23に示す構成、処理内容又は処理手順等は一例であって、これに限定されない。図22において、図4、図18と同一部分には同一符号を付してある。
このPC20Cは、本開示の情報処理装置、その保護方法又は保護プログラムの一例であって、PC20Cに対して懸けられる圧力Pや筐体に生じる歪みεを検出し、その検出値に応じて磁気ヘッド14の退避処理を行う。そこで、このPC20Cは、図22に示すように、既述の圧力センサ8Aと歪みセンサ8Bとを備えている。
このDDユニット保護の処理では、図23に示すように、検出した圧力値及び/又は歪み値が所定の閾値を超えたときに磁気ヘッドの退避を行い、また、閾値を下回ると磁気ヘッドの退避を解除する。
そこで、監視処理として、圧力センサ8A及び歪みセンサ8Bが測定した圧力値P及び歪み値εを読み出す(ステップS71)。そして、圧力値P及び/又は歪み値εが所定の閾値を超えたかを判定する(ステップS72)。閾値を超えた場合には(ステップS72のYES)、磁気ヘッド14の退避処理を行う(ステップS73)。閾値を超えない場合には(ステップS72のNO)、監視処理を継続する。
また、退避処理の実行中も監視処理を継続し、圧力センサ8A及び/又は歪みセンサ8Bの検出値が所定の閾値より下回った場合には(ステップS77のYES)、磁気ヘッド14を復帰させる(ステップS78)。
なお、この処理において、履歴保存処理、退避警告処理等については、上記実施の形態(例えば、図13)と同様に行えばよく、その説明を省略する。
ここで、検出した圧力値Pと歪み値εについて、それぞれの閾値P1 、ε1 を設定して、その閾値P1 、ε1 を超えた場合に退避処理を行うようにすればよい。また、同様に、圧力値Pと歪み値εがその閾値P1 、ε1 を下回った場合に復帰処理を行えばよい。
そして、圧力値P及び歪み値εがそれぞれの閾値P1 、ε1 を超えたことを契機に退避処理を行い、また、それぞれの閾値P1 、ε1 を下回ったことを契機に復帰処理を行えばよい。この場合、例えば、閾値P1 以上の圧力Pを検出した場合でも、既述の緩衝材76の能力により、筐体4に歪みが生じなければDDドライブ6を利用することができ、利便性が高められる。また、例えば、圧力値Pが正常であっても、筐体4の変形等による歪みεが残っている場合には、復帰をさせないことで、磁気ヘッド14のクラッシュを回避できる。
圧力値P又は歪み値εがそれぞれの閾値の何れかを超えた場合に退避処理を行えば、磁気ヘッド14の安全性が高められる。また、閾値の何れかを下回った場合に復帰処理を行うことで、DDユニット6の使用が早期に行え、利便性が高められる。
また、この実施の形態においても、既述のように、退避処理開始の閾値P1 、ε1 と復帰処理開始の閾値P2 、ε2 とを設定してもよい。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態では、磁気ヘッド退避処理の実行確認処理を含む場合を示す。
第5の実施の形態について、図24を参照する。図24は、第5の実施の形態に係るDDユニット保護の処理手順を示すフローチャートである。なお、図24に示す処理内容又は処理手順等は一例であって、これに限定されない。
この保護処理は、情報処理装置の保護方法又は保護プログラムの一例であって、検出した圧力値Pに基づく磁気ヘッドの退避処理前に、退避処理の実行確認を含む。
そこで、例えば、PC20A、20B、20Cの入力部44のマウス58(図4)がクリックされたことを確認する(ステップS81)。そして、マウス58でクリックされたのが磁気ヘッド退避表示のOKボタンかの判断を行う(ステップS82)。即ち、磁気ヘッド退避処理の実行確認として、例えば、表示部40に実行確認画面を表示し、ユーザが確認したことを意味するOKボタンをクリックしたことを判断する。OKボタンがクリックされた場合(ステップS82のYES)、表示部40の磁気ヘッド退避表示を終了する(ステップS83)。
そして、磁気ヘッド退避表示のOKボタンがクリックされなかった場合(ステップS82のNO)、又は、磁気ヘッド退避表示を終了した場合には(ステップS83)、圧力の監視処理に移行し(ステップS84)、磁気ヘッド14の退避処理を開始する。
なお、ステップS84〜ステップS90の処理は、上記実施の形態に示す処理として、例えば、ステップS21〜ステップS29(図13)に対応すればよく、その説明を省略する。
また、この実施の形態では、検出対象として圧力を利用したが、既述のように、筐体の歪みを検出してもよい。また、磁気ヘッドの退避又は復帰の閾値をそれぞれ別の値を設定してもよい。
〔比較例〕
次に、上記実施の形態に対する比較例について、図25を参照する。図25は、比較例を示す図である。
この比較例では、例えば、DDユニット6を搭載したPC200等の構成を示している。従来、例えば、2.5”サイズのDDユニット6を搭載したPC200には、内側筐体部202及び外側筐体部204とDDユニット6との間にゴムの緩衝材206、208を備えることで、外部からの圧迫Pに対している。このうち緩衝材206は、DDユニット6の上部側に設置され、例えば、約4〔mm〕と厚く構成されている。また、緩衝材208は、DDユニット6の下部側に設置され、例えば、1.5〔mm〕で構成されている。
即ち、この比較例に示す構成では、DDユニット6の保護構造を強化するため、より厚い緩衝材206、208を備える必要があり、PC200全体が大型化し、また形状を薄くできないといったデメリットがある。
これに対し、本開示の情報処理装置、その保護方法、及びその保護プログラムでは、緩衝材76による保護とともに、圧力センサ8A及び/又は歪みセンサ8Bを備え、その検出結果に応じて磁気ヘッド14の退避処理を行う。例えば、0.2〔mm〕程度の圧力センサ8AをDDユニット6の上下面に搭載し、上下とも1〔mm〕程度の緩衝材76を備える。これにより、PC20A又はPC20Bの厚みを、例えば3.5〔mm〕だけ薄くすることができる。また、PC20A又はPC20Bを薄く構成でき、体積が減少することで、例えば、50〜100〔g〕程度の軽量化が図れる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、情報処理装置の一例として、PC20を示したがこれに限られない。そこで、例えば、図26に示すように、DDユニット6を搭載した外部記憶装置300に利用してもよい。また、図27及び図28に示すように、携帯電話機400、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)500に利用してもよい。
この外部記憶装置300は、図26に示すように、その筐体部302の内部にDDユニット6が収納されている。そして、筐体部302の内側の上側及び下側には、既述のように、DDユニット6を保持する緩衝材76、圧力センサ8A及び/又は歪みセンサ8Bを備える。そして、上記実施の形態と同様に構成すればよく、その説明は省略する。
また、携帯電話機400は、図27に示すように、例えば、表示側筐体部402と操作側筐体部404とがヒンジ406によって開閉可能に連結されている。表示側筐体部402には、表示部408、レシーバ410等が備えられており、操作側筐体部404には、操作入力部412等を備える。そして、例えば、操作側筐体部404の内部にはDDユニット6を収納し、既述のように、緩衝材76や圧力センサ8A等が構成されればよい。
また、PDA500は、図28に示すように、表示部502、操作部504等を備えている。そして、PDA500の内部には、上記と同様に、DDユニット6を収納し、緩衝材76や圧力センサ8A等が構成されればよい。
斯かる構成によれば、外部記憶装置300、携帯電話機400又はPDA500等に搭載したDDユニット6に対し、内蔵する磁気ディスク12の平面側に対して加えられる圧力、又は筐体に生じる歪みを検出する。そして、この検出結果に応じて磁気ヘッド14の退避処理を行うことで、磁気ヘッド14のクラッシュを防止することができる。また、上記の防護機能を高めつつ、DDユニット6周辺の構造をよりシンプルにでき、機器の小型化が図れる。
(2) 上記実施の形態では、磁気ヘッド14の退避処理、又は復帰処理への移行判断として、検出した圧力値又は歪み値が閾値以上か、以下かのみを判断しているがこれに限られない。例えば、計測した圧力値や歪み値の変化を参酌してもよい。即ち、検出した圧力値や歪み値を記憶しておき、例えば、時間経過により値が上昇傾向にあるかを判断して、磁気ヘッド14を退避すべきかを判断してもよい。また、退避処理実行中において、同様に、検出値が下降傾向にあるか否かを判断することで、例えば、一時的に検出値が閾値以下になった場合には復帰させないことで、安全性を高めることができ、かつ退避処理の繰返しを防止することができる。
(3) 上記実施の形態では、磁気ヘッド14の退避を行った後、継続して圧力値や歪み値を監視し、閾値を下回ると磁気ヘッド14の復帰処理に移行しているが、これに限られない。例えば、ユーザが警告表示の確認表示アイコン92(図14)をクリックする等の操作を契機に磁気ヘッド14を復帰するようにしてもよい。その他、磁気ヘッド14を復帰させても、この確認表示アイコン92に対する操作を行うまで、情報処理装置(PC20)に対する操作を受け付けないようにしてもよい。
斯かる構成によれば、情報処理装置のユーザに対し、磁気ディスク12に過剰な外力が加えられ、破損する可能性があったことを意識させることができ、情報処理装置の保護を図ることができる。
(4) 上記実施の形態では、圧力センサ8Aや歪みセンサ8Bの検出値をMPU36で取得して判断し、その判断結果に基づいて磁気ヘッド14の退避指示等をCPU32で出力しているが、これに限られない。例えば、この退避指示について、MPU36から直接DDユニット6側に出力してもよい。
以上述べたように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示の情報処理装置、その保護方法又は保護プログラムは、情報処理装置の筐体部に懸かる圧力やその歪みを検出して、磁気ヘッドを退避させることで、外力による磁気ディスクドライブユニットの破損を防止でき、有用である。
2 情報処理装置
4 筐体
6 磁気ディスクドライブユニット(DDユニット)
8 センサ
8A 圧力センサ
8B 歪みセンサ
10 制御部
12 磁気ディスク
14 磁気ヘッド
16 筐体部
18 退避エリア
20A、20B、20C PC
22 圧力監視部
24 圧力レベル判定部
26 磁気ヘッド退避制御部
28 磁気ヘッド復帰制御部
30 メッセージ出力部
66 収納部
68 内側筐体部
70 立壁部
72 外側筐体部(カバー部)
76 緩衝材
82 スイングアーム
86 モータ
90 警告画面
100 歪み監視部
102 歪みレベル判定部
圧力レベル判定部24は、検出された圧力Pが所定レベル以上か否かを判定する手段の一例である。この圧力レベル判定では、圧力監視部22の監視結果に基づき、筐体{内側筐体部68(図7)}への圧力Pが所定の閾値以上になっているか否かを判断する。この閾値は、例えば、加圧によりDDユニット6が破壊に至る圧力に到達するまでの時間と、圧力検知から磁気ヘッド14を退避させるまでの時間とを対比して決定すればよい。
(4) DDユニット6が破壊に至る圧力に到達するのに数秒がかかるのに対し、圧力検知から磁気ヘッド14の退避は、例えば、100[m秒]単位で行える。DDユニット6が破壊に至る時間までに磁気ヘッド14が退避させられるように、適当な閾値を設定することで、DDユニット6の破壊を防ぐことができる。
斯かる処理は、例えば、PC20Bの稼働中に継続的に歪み値の監視を行う。これにより、磁気ディスク12に対する磁気ヘッド14のクラッシュを防止でき、磁気ヘッド14及び磁気ディスク12が防護される。

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設置された磁気ディスクドライブユニットと、
    前記筐体と前記磁気ディスクドライブユニットとの間に設置され、前記筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを検出するセンサと、
    前記センサに検出された前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させる制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記磁気ヘッドの退避後、前記センサに検出された前記外力又は前記歪みが所定レベル以下に低下した場合に、退避中の前記磁気ヘッドを磁気ディスク上に復帰させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 更に、記録部とを備え、
    前記記録部に磁気ヘッドの少なくとも退避情報を記録することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 更に、メッセージ出力部とを備え、前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に、それを表すメッセージを出力することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記センサは、前記筐体に作用する圧力を検出する圧力センサであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記センサは、前記外力で前記筐体に生じる歪みを検出する歪みセンサであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記センサと前記筐体との間に振動吸収部材を設置したことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 磁気ディスクドライブユニットが設置された筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを検出するステップと、
    前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させるステップと、
    を含むことを特徴とする、情報処理装置の保護方法。
  9. 更に、前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に、それを表すメッセージを出力するステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項8記載の情報処理装置の保護方法。
  10. 磁気ディスクドライブユニットを搭載した情報処理装置のコンピュータに実行させる保護プログラムであって、
    前記磁気ディスクドライブユニットが設置された筐体に作用する外力又は該外力で生じる前記筐体の歪みを監視する機能と、
    前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に前記磁気ディスクドライブユニットの磁気ヘッドを退避箇所に退避させる機能と、
    を含むことを特徴とする、情報処理装置の保護プログラム。
  11. 更に、前記外力又は前記歪みが所定レベルを超えた場合に、それを表すメッセージを出力させる機能と、
    含むことを特徴とする、請求項10記載の情報処理装置の保護プログラム。
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