JPWO2011092918A1 - 広帯域アンテナ - Google Patents

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Abstract

多層基板2の内部には、絶縁層5,6間に位置して接地導体板8を設けると共に、絶縁層4,5間に位置して放射導体素子9を設ける。この放射導体素子9には、ストリップ線路10を接続する。多層基板2の表面2Aには、放射導体素子9と対向した無給電導体素子15を設ける。多層基板2の絶縁層3,4間には、放射導体素子9と無給電導体素子15との間に位置して結合量調整導体板16を設ける。この結合量調整導体板16は、放射導体素子9に流れる電流Iの向きに対して直交方向に放射導体素子9を跨ぐと共に、その両端側がビア17を通じて接地導体板8と電気的に接続される。

Description

本発明は、例えばマイクロ波やミリ波等の高周波信号に用いて好適な広帯域アンテナに関する。
従来技術による広帯域アンテナとして、例えば波長に比べて薄い誘電体を挟んで互いに対向する放射導体素子と接地導体板を設けると共に、放射導体素子の放射面側に無給電導体素子を設けたマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、他の従来技術として、前記特許文献1の構成に加えて、放射導体素子と無給電導体素子との間には、互いに隙間をもって対向した2つの導体板を配置し、これらの導体板を接地導体板に電気的に接続した構成も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭55−93305号公報 実開平4−27609号公報
ところで、特許文献1による広帯域アンテナでは、放射導体素子と無給電導体素子との電磁界結合を利用して広帯域化を実現している。しかし、電磁界結合の大きさは放射導体素子と無給電導体素子との間の厚さ方向の間隔寸法が大きく寄与するため、帯域を広げるには限界がある。
また、特許文献2による広帯域アンテナでは、放射導体素子と無給電導体素子との間に導体板を配置しているから、放射導体素子と無給電導体素子との磁界結合を強くなって、帯域が広がる可能性がある。しかし、導体板はL字形に折曲げると共に、その端部を半田付けによって接地導体に取り付ける構造となっているから、組立てが複雑となって生産性が低いのに加え、アンテナ毎の特性ばらつきも大きくなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、特性ばらつきを抑制しつつ帯域を広げることができる広帯域アンテナを提供することにある。
(1).上述した課題を解決するために、本発明による広帯域アンテナは、グランドに接続された接地導体板と、該接地導体板と間隔をもって対向し給電線路に接続された放射導体素子と、該放射導体素子からみて前記接地導体板と反対側に配置され前記接地導体板および放射導体素子と絶縁された無給電導体素子と、該無給電導体素子と前記放射導体素子との間に配置されこれらの結合量を調整する結合量調整導体板とを備え、前記結合量調整導体板は、前記無給電導体素子と前記放射導体素子とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、前記放射導体素子に流れる電流の向きに対して直交方向に前記放射導体素子を跨ぐと共に、その両端側が前記接地導体板と電気的に接続される構成としている。
本発明によれば、結合量調整導体板は、無給電導体素子と放射導体素子とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、放射導体素子に流れる電流の向きに対して直交方向に放射導体素子を跨ぐ構成とした。このため、放射導体素子と無給電導体素子とが電界結合するときに、結合量調整導体板を用いてこの電界結合の強さを調整することができ、給電線路と放射導体素子とが整合する帯域を広くすることができる。
具体的には、結合量調整導体板の幅方向が放射導体素子に流れる電流の向きと平行な方向としたときに、結合量調整導体板の幅寸法を変えることによって、放射導体素子と無給電導体素子との電界結合の強さを調整することができる。また、結合量調整導体板の長さ方向が放射導体素子に流れる電流の向きと直交する方向としたときに、結合量調整導体板の長さ寸法を変えることによって、電流の共振周波数を調整することができる。
例えば接地導体板および結合量調整導体板を絶縁材料からなる基板に設けた場合には、該基板に設けたビアを用いて接地導体板と結合量調整導体板を容易に接続することができる。このため、半田付けによる接続箇所をなくして、組立て作業を簡略化して生産性を高めることができると共に、アンテナ毎の特性ばらつきを小さくすることができる。
(2).本発明では、前記結合量調整導体板は、その両端側を柱状の導体を用いて前記接地導体板に接続する構成としている。
本発明によれば、結合量調整導体板の両端側を柱状の導体を用いて接地導体板に接続する。このため、例えば接地導体板および結合量調整導体板を絶縁材料からなる基板に設けた場合には、該基板に設けた柱状の導体をなすビアを用いて接地導体板と結合量調整導体板を容易に接続することができる。
(3).本発明では、前記給電線路は、前記接地導体板からみて前記放射導体素子と反対側に設けられた他の接地導体板と、該他の接地導体板と前記接地導体板との間に設けられたストリップ導体とからなるストリップ線路によって構成し、該ストリップ線路のストリップ導体は、前記接地導体板に設けた接続用開口を通じて前記放射導体素子に接続する構成としている。
本発明によれば、給電線路は、接地導体板からみて放射導体素子と反対側に配置されたストリップ線路によって構成したから、例えば接地導体板、放射導体素子および結合量調整導体板を絶縁材料からなる基板に設けた場合には、該基板にストリップ線路を一緒に形成することができ、生産性の向上や特性ばらつきの軽減を図ることができる。
(4).本発明では、前記給電線路は、前記接地導体板からみて前記放射導体素子と反対側に設けられたストリップ導体からなるマイクロストリップ線路によって構成し、該マイクロストリップ線路のストリップ導体は、前記接地導体板に設けた接続用開口を通じて前記放射導体素子に接続する構成としている。
本発明によれば、給電線路は、接地導体板からみて放射導体素子と反対側に配置されたマイクロストリップ線路によって構成したから、例えば接地導体板、放射導体素子および結合量調整導体板を絶縁材料からなる基板に設けた場合には、該基板にマイクロストリップ線路を一緒に形成することができ、生産性の向上や特性ばらつきの軽減を図ることができる。
(5).本発明では、前記無給電導体素子は、角隅部分を切り取った略四角形状の導体板によって形成している。
本発明によれば、無給電導体素子は角隅部分を切り取った略四角形状の導体板によって形成したから、無給電導体素子に流れる電流の経路を調整して、無給電導体素子と放射導体素子との間の結合量を調整することができ、給電線路と放射導体素子とが整合する帯域を広くすることができる。
(6).本発明では、前記接地導体板、放射導体素子、無給電導体素子および結合量調整導体板は、複数の絶縁層が積層された多層基板に設けると共に、該多層基板の厚さ方向に対して互いに異なる位置に配置する構成としている。
本発明によれば、接地導体板、放射導体素子、無給電導体素子および結合量調整導体板は、複数の絶縁層が積層された多層基板に設ける構成とした。このため、例えば互いに異なる絶縁層の表面に接地導体板、放射導体素子、無給電導体素子および結合量調整導体板を設けることによって、これらを多層基板の厚さ方向に対して互いに異なる位置に容易に配置することができる。この結果、生産性を高めることができると共に、アンテナ毎の特性ばらつきを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態による広帯域パッチアンテナを示す斜視図である。 広帯域パッチアンテナを図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。 広帯域パッチアンテナを図2中の矢示III−III方向からみた断面図である。 広帯域パッチアンテナを図2中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 広帯域パッチアンテナの第1の共振モードを図2と同じ位置で示す説明図である。 広帯域パッチアンテナの第2の共振モードを図2と同じ位置で示す説明図である。 第1の実施の形態および第1の比較例において、リターンロスの周波数特性を示す特性線図である。 第1の実施の形態および第2,第3の比較例において、リターンロスの周波数特性を示す特性線図である。 第2の実施の形態による広帯域パッチアンテナを示す斜視図である。 広帯域パッチアンテナを図9中の矢示X−X方向からみた断面図である。 広帯域パッチアンテナを図10中の矢示XI−XI方向からみた断面図である。 広帯域パッチアンテナを図10中の矢示XII−XII方向からみた断面図である。 第3の実施の形態による広帯域パッチアンテナを示す斜視図である。 広帯域パッチアンテナを図13中の矢示XIV−XIV方向からみた断面図である。 第4の実施の形態による広帯域パッチアンテナを示す斜視図である。 第4の実施の形態による広帯域パッチアンテナを図4と同様な位置からみた断面図である。 第4の実施の形態および第4の比較例において、リターンロスの周波数特性を示す特性線図である。
以下、本発明の実施の形態による広帯域アンテナとして例えば60GHz帯用の広帯域パッチアンテナを例に挙げて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1ないし図4は第1の実施の形態による広帯域パッチアンテナ1を示している。この広帯域パッチアンテナ1は、後述する多層基板2、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子15、結合量調整導体板16等によって構成されている。
多層基板2は、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のうち例えばX軸方向およびY軸方向に対して平行に広がる平板状に形成されている。この多層基板2は、幅方向となるY軸方向に対して例えば数mm程度の幅寸法を有し、長さ方向となるX軸方向に対して例えば数mm程度の長さ寸法を有すると共に、厚さ方向となるZ軸方向に対して例えば数百μm程度の厚さ寸法を有している。
また、多層基板2は、例えば低温同時焼成セラミックス多層基板(LTCC多層基板)によって形成され、表面2A側から裏面2B側に向けてZ軸方向に積層した5層の絶縁層3〜7を有している。各絶縁層3〜7は、1000℃以下の低温で焼成可能な絶縁性のセラミックス材料からなり、薄い層状に形成されている。
接地導体板8は、例えば銅、銀等の導電性金属材料を用いて形成され、グランドに接続されている。この接地導体板8は、絶縁層5と絶縁層6との間に位置して多層基板2の略全面を覆っている。接地導体板8の表面側には放射導体素子9が設けられると共に、接地導体板8の裏面側にはストリップ線路10が設けられている。このため、放射導体素子9とストリップ線路10との間を接続するために、接地導体板8の中央部分には、例えば略円形の接続用開口8Aが設けられている。
放射導体素子9は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料を用いて略四角形状に形成され、接地導体板8と間隔をもって対向している。具体的には、放射導体素子9は、絶縁層5と絶縁層4との間に配置されている。この放射導体素子9と接地導体板8との間には、絶縁層5が配置されている。このため、放射導体素子9は、接地導体板8と絶縁された状態で、接地導体板8と対面している。
また、放射導体素子9は、図4に示すように、Y軸方向に例えば数百μm程度の幅寸法L1を有すると共に、X軸方向に例えば数百μm程度の長さ寸法L2を有している。この放射導体素子9のX軸方向の長さ寸法L2は、電気長で例えば使用する高周波信号の半波長となる値に設定されている。
さらに、放射導体素子9には、X軸方向の途中位置に後述のビア14が接続されると共に、該ビア14を介して後述のストリップ線路10が接続されている。そして、放射導体素子9には、ストリップ線路10からの給電によって、X軸方向に向けて電流Iが流れる構成となっている。
ストリップ線路10は、図1ないし図4に示すように、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に設けられ、放射導体素子9に対する給電を行う給電線路を構成している。具体的には、ストリップ線路10は、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に設けられた他の接地導体板11と、接地導体板8と接地導体板11との間に設けられたストリップ導体12とによって構成されている。ここで、接地導体板11は、多層基板2の裏面2B(絶縁層7の裏面)に設けられ、裏面2Bを略全面に亘って覆っている。この接地導体板11は、複数のビア13によって接地導体板8に電気的に接続されている。
このビア13は、絶縁層6,7を貫通して内径が数十〜数百μm程度(例えば100μm)の貫通孔に例えば銅、銀等の導電性金属材料を設けることによって柱状の導体として形成されている。また、ビア13は、Z軸方向に延びて、その両端が接地導体板8,11にそれぞれ接続されている。そして、複数のビア13は、ストリップ導体12を取囲んで配置されている。これにより、ビア13は、接地導体板8,11の電位を安定させると共に、ストリップ導体12を伝搬する高周波信号が漏洩するのを抑制している。
一方、ストリップ導体12は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料からなり、X軸方向に延びる細長い帯状に形成されると共に、絶縁層6と絶縁層7との間に配置されている。このストリップ導体12の端部は、接続用開口8Aの中心部分に配置され、接続線路としてのビア14を介して放射導体素子9に接続されている。
このビア14は、ビア13とほぼ同様に柱状の導体として形成されている。また、ビア14は、絶縁層5,6を貫通して形成され、接続用開口8Aの中心部分を通ってZ軸方向に延び、その両端が放射導体素子9とストリップ導体12にそれぞれ接続されている。そして、ストリップ線路10は、幅方向の中心位置を通るX軸に平行な線に関して線対称に形成されている。
無給電導体素子15は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料を用いて略四角形状に形成され、放射導体素子9からみて接地導体板8と反対側に位置して、多層基板2の表面2A(絶縁層3の表面)に配置されている。この無給電導体素子15と放射導体素子9との間には、絶縁層3,4が配置されている。このため、無給電導体素子15は、放射導体素子9および接地導体板8と絶縁された状態で、放射導体素子9と間隔をもって対面している。
また、無給電導体素子15は、図4に示すように、Y軸方向に例えば数百μm程度の幅寸法L3を有すると共に、X軸方向に例えば数百μm程度の長さ寸法L4を有している。この無給電導体素子15の幅寸法L3は、例えば放射導体素子9の幅寸法L1よりも大きくなっている。一方、無給電導体素子15の長さ寸法L4は、例えば放射導体素子9の長さ寸法L2よりも小さくなっている。なお、無給電導体素子15および放射導体素子9の大小関係やこれらの具体的な形状は、上述のものに限らず、広帯域パッチアンテナ1の放射パターン等を考慮して適宜設定されるものである。そして、無給電導体素子15は、放射導体素子9と電磁界係合を生じる。
結合量調整導体板16は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料を用いて略四角形状に形成され、放射導体素子9と無給電導体素子15との間に配置されている。具体的には、結合量調整導体板16は、図2および図3に示すように、絶縁層3と絶縁層4との間に配置され、放射導体素子9および無給電導体素子15に対して絶縁されている。
また、結合量調整導体板16は、図4に示すように、Y軸方向に例えば数百μm程度の幅寸法L5を有すると共に、X軸方向に例えば数百μm程度の長さ寸法L6を有している。この結合量調整導体板16の幅寸法L5は、例えば放射導体素子9の幅寸法L1および無給電導体素子15の幅寸法L3よりも大きくなっている。一方、結合量調整導体板16の長さ寸法L6は、例えば放射導体素子9の長さ寸法L2および無給電導体素子15の長さ寸法L4よりも小さくなっている。これにより、結合量調整導体板16は、放射導体素子9と無給電導体素子15とが互いに重なり合う部位のうちその一部となる中心部分(例えばX軸方向の中心部分)をY軸方向に横切って覆っている。このため、結合量調整導体板16は、放射導体素子9に流れる電流Iの向きに対して直交方向に放射導体素子9を跨いでいる。
また、結合量調整導体板16の両端側には一対のビア17が設けられている。これらのビア17は、ビア13とほぼ同様に柱状の導体として形成され、絶縁層4,5を貫通して形成され、結合量調整導体板16と接地導体板8とを電気的に接続している。
そして、放射導体素子9、無給電導体素子15および結合量調整導体板16は、例えば互いの中心位置がXY平面上の同じ位置に配置されている。また、放射導体素子9、無給電導体素子15および結合量調整導体板16は、これらの中心位置を通るX軸に平行な線に関して線対称に形成されると共に、これらの中心位置を通るY軸に平行な線に関して線対称に形成されている。そして、結合量調整導体板16は、放射導体素子9と無給電導体素子15との間の結合量を調整するものである。
本実施の形態による広帯域パッチアンテナ1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、ストリップ線路10から放射導体素子9に向けて給電を行うと、放射導体素子9には、X軸方向に向けて電流Iが流れる。これにより、広帯域パッチアンテナ1は、放射導体素子9の長さ寸法L2に応じた高周波信号を送信または受信する。
このとき、放射導体素子9と無給電導体素子15とは、互いに電磁界結合すると共に、図5および図6に示すように、互いに共振周波数が異なる2つの共振モードを有する。これら2つの共振周波数では高周波信号のリターンロスが低下するのに加え、これら2つの共振周波数の間の周波数帯域でも高周波信号のリターンロスが低下する。このため、無給電導体素子15を省いた場合に比べて、使用可能な高周波信号の帯域が広がる。
また、無給電導体素子15は放射導体素子9との間隔寸法が大きくなるに従って、ストリップ線路10と放射導体素子9とが整合する帯域は広がる傾向がある。しかし、無給電導体素子15は放射導体素子9との間隔寸法が大きくなると、アンテナ全体が大型化してしまい、小型の電子機器等には適用が難しいという問題がある。
これに対し、本実施の形態では、放射導体素子9と無給電導体素子15との間に結合量調整導体板16を設けたから、結合量調整導体板16を用いて放射導体素子9と無給電導体素子15との間の結合量を調整することができる。
この結合量調整導体板16による効果を確認するために、結合量調整導体板16を設けた場合(第1の実施の形態)と、省いた場合(第1の比較例)について、リターンロスの周波数特性を測定した。その結果を図7に示す。なお、多層基板2の厚さ寸法は0.7mmとした。放射導体素子9の幅寸法L1は0.55mm、長さ寸法L2は0.7mmとした。無給電導体素子15の幅寸法L3は1.15mm、長さ寸法L4は0.6mmとした。結合量調整導体板16の幅寸法L5は1.5mm、長さ寸法L6は0.3mmとした。ビア13,14,17の直径は0.1mmとした。
図7の結果より、結合量調整導体板16を設けない場合には、リターンロスが−8dBよりも低下する帯域が14GHz程度となる。これに対し、結合量調整導体板16を設けた場合には、リターンロスが−8dBよりも低下する帯域が19GHz程度となり、帯域が広がることが分かる。
このように、結合量調整導体板16は、その幅寸法L5に応じて電流の共振周波数を調整することができ、その長さ寸法L6に応じて放射導体素子9と無給電導体素子15との電界結合の強さを調整することができる。
また、結合量調整導体板16の長さ寸法L6には最適値が存在する。例えば図8中に第2の比較例として示すように、結合量調整導体板16の長さ寸法L6を小さくした場合(L6=0.2mm)には、高周波側でのリターンロスが小さくなり、帯域が狭くなることがある。一方、図8中に第3の比較例として示すように、結合量調整導体板16の長さ寸法L6を大きくし過ぎた場合(L6=0.6mm)にも、2つの共振周波数の間の周波数帯域でリターンロスが上昇してしまい、帯域が狭くなることがある。このため、広帯域化を図るためには、結合量調整導体板16の長さ寸法L6は、放射導体素子9の長さ寸法L2に対して、例えば半分程度の値に設定するのが好ましい。
かくして、本実施の形態では、結合量調整導体板16は、放射導体素子9と無給電導体素子15とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、放射導体素子9に流れる電流の向きに対して直交方向に放射導体素子9を跨ぐ構成とした。このため、放射導体素子9と無給電導体素子15とが電界結合するときに、結合量調整導体板16を用いてこの電界結合の強さを調整することができ、ストリップ線路10と放射導体素子9とが整合する帯域を広くすることができる。
また、接地導体板8および結合量調整導体板16を多層基板2に設けたから、多層基板2の絶縁層4,5を貫通するビア17を用いて、結合量調整導体板16の両端側を接地導体板8に容易に接続することができる。このため、結合量調整導体板16の電位を安定させることができると共に、結合量調整導体板16の電気的な特性をY軸方向に対して対称にすることができ、結合量調整導体板16の一端側だけを接地導体板8に接続した場合に比べて、浮遊容量の発生や不要な共振現象等を抑制することができる。
また、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子15および結合量調整導体板16は、複数の絶縁層3〜7が積層された多層基板2に設ける構成とした。このため、互いに異なる絶縁層3〜6の表面に無給電導体素子15、結合量調整導体板16、放射導体素子9および接地導体板8を順次設けることによって、これらを多層基板2の厚さ方向に対して互いに異なる位置に容易に配置することができる。
さらに、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に位置してストリップ線路10を設けた。このため、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子15および結合量調整導体板16を設けた多層基板2にストリップ線路10を一緒に形成することができ、生産性の向上や特性ばらつきの軽減を図ることができる。
次に、図9ないし図12は本発明の第2の実施の形態を示している。そして、本実施の形態の特徴は、放射導体素子にマイクロストリップ線を接続する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第2の実施の形態による広帯域パッチアンテナ21は、多層基板22、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子15、結合量調整導体板16等によって構成されている。ここで、多層基板22は、第1の実施の形態による多層基板2とほぼ同様に、LTCC多層基板によって形成され、表面22A側から裏面22B側に向けてZ軸方向に積層した4層の絶縁層23〜26を有している。
この場合、接地導体板8は、絶縁層25と絶縁層26との間に設けられ、多層基板22を略全面に亘って覆っている。放射導体素子9は、絶縁層24と絶縁層25との間に位置して接地導体板8と間隔をもって対向している。無給電導体素子15は、多層基板22の表面22A(絶縁層23の表面)に設けられている。この無給電導体素子15は、放射導体素子9からみて接地導体板8と反対側に位置して、放射導体素子9および接地導体板8と絶縁されている。
また、結合量調整導体板16は、絶縁層23と絶縁層24との間に設けられ、放射導体素子9と無給電導体素子15との間に配置されている。この結合量調整導体板16は、放射導体素子9と無給電導体素子15とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、放射導体素子9をY軸方向に跨いでいる。そして、結合量調整導体板16の両端側は、ビア17を介して接地導体板8に電気的に接続されている。
マイクロストリップ線路27は、図9ないし図11に示すように、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に設けられ、放射導体素子9に対する給電を行う給電線路を構成している。具体的には、マイクロストリップ線路27は、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に設けられたストリップ導体28によって構成されている。このストリップ導体28は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料からなり、X軸方向に延びる細長い帯状に形成されると共に、多層基板22の裏面22B(絶縁層26の裏面)に設けられている。そして、マイクロストリップ線路27は、幅方向の中心位置を通るX軸に平行な線に関して線対称に形成されている。
また、ストリップ導体28の端部は、接続用開口8Aの中心部分に配置され、接続線路としてのビア29を介して放射導体素子9に接続されている。このビア29は、第1の実施の形態によるビア14とほぼ同様に形成され、絶縁層25,26を貫通すると共に、接続用開口8Aの中心部分を通ってZ軸方向に延びている。そして、ビア29の両端は、放射導体素子9とストリップ導体28にそれぞれ接続されている。
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、放射導体素子9にマイクロストリップ線路27を接続する構成としたから、第1の実施の形態によるストリップ線路10に比べて、マイクロストリップ線路27の構成を簡略化することができ、製造コストを低減することができる。
次に、図13および図14は本発明の第3の実施の形態を示している。そして、本実施の形態の特徴は、多層基板を貫通するビアを用いて結合用調整導体板を接地導体板に接続する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第3の実施の形態による広帯域パッチアンテナ31は、多層基板32、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子15、結合量調整導体板40等によって構成されている。ここで、多層基板32は、第2の実施の形態による多層基板22とほぼ同様に形成され、表面32A側から裏面32B側に向けてZ軸方向に積層した4層の絶縁層33〜36を有している。
この場合、接地導体板8は、絶縁層35と絶縁層36との間に設けられ、多層基板32を略全面に亘って覆っている。放射導体素子9は、絶縁層34と絶縁層35との間に位置して接地導体板8と間隔をもって対向している。無給電導体素子15は、多層基板32の表面32A(絶縁層33の表面)に設けられている。この無給電導体素子15は、放射導体素子9からみて接地導体板8と反対側に位置して、放射導体素子9および接地導体板8と絶縁されている。
マイクロストリップ線路37は、第2の実施の形態によるマイクロストリップ線路27とほぼ同様に形成され、接地導体板8からみて放射導体素子9と反対側に設けられたストリップ導体38によって構成されている。このストリップ導体38は、例えば接地導体板8と同様の導電性金属材料からなり、X軸方向に延びる細長い帯状に形成されると共に、多層基板32の裏面32B(絶縁層36の裏面)に設けられている。
また、ストリップ導体38の端部は、接続用開口8Aの中心部分に配置され、接続線路としてのビア39を介して放射導体素子9に接続されている。このビア39は、第1の実施の形態によるビア14とほぼ同様に形成され、絶縁層35,36を貫通すると共に、接続用開口8Aの中心部分を通ってZ軸方向に延びている。そして、ビア39の両端は、放射導体素子9とストリップ導体38にそれぞれ接続されている。
結合量調整導体板40は、第1の実施の形態による結合量調整導体板16とほぼ同様に形成され、絶縁層33と絶縁層34との間に設けられ、放射導体素子9と無給電導体素子15との間に配置されている。この結合量調整導体板40は、放射導体素子9と無給電導体素子15とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、放射導体素子9をY軸方向に跨いでいる。
但し、結合量調整導体板40の両端側は、多層基板32を貫通するビア41を用いて接地導体板8に電気的に接続されている点で、第1の実施の形態による結合量調整導体板16とは異なる。この場合、ビア41は、第1の実施の形態によるビア17と同様に、柱状の導体を構成し、多層基板32の全ての絶縁層33〜36を貫通している。このため、ビア41は、Z軸方向に延びると共に、その途中位置で接地導体板8および結合量調整導体板16にそれぞれ接続されている。
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、多層基板32を貫通するビア41を用いて結合量調整導体板40を接地導体板8に接続する構成としたから、特定の層間を接続するビアの形成が難しい場合でも、スルーホールビアからなるビア41を容易に形成することができる。
なお、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様にマイクロストリップ線路37を備えた広帯域パッチアンテナ31に適用した場合を例に挙げて説明したが、第1の実施の形態と同様にストリップ線路を備えた広帯域パッチアンテナに適用してもよい。
次に、図15および図16は本発明の第4の実施の形態を示している。そして、本実施の形態の特徴は、無給電導体素子は角隅部分を切り取った略四角形状の導体板によって形成したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第4の実施の形態による広帯域パッチアンテナ51は、多層基板2、接地導体板8、放射導体素子9、無給電導体素子52、結合量調整導体板16等によって構成されている。
無給電導体素子52は、第1の実施の形態による無給電導体素子15とほぼ同様に形成されている。但し、本実施の形態による無給電導体素子52は、その角隅部分を切り取った切取り部52Aを有する略四角形状の導体板によって形成されている。この場合、無給電導体素子52の切取り部52Aは、直線状に切り取った形状としたが、例えば円弧状に切り取った形状としてもよい。
そして、切取り部52Aの形状に応じて、無給電導体素子52に流れる電流経路が変化する。このため、切取り部52Aの形状を適宜設定することによって、放射導体素子9と無給電導体素子52との結合量を調整することができる。
この切取り部52Aによる効果を確認するために、角隅部分を切り取った場合(第4の実施の形態)と、切り取らなかった場合(第4の比較例)について、リターンロスの周波数特性を測定した。その結果を図17に示す。
図17の結果より、角隅部分を切り取らない場合には、2つの共振周波数の間の帯域で、リターンロスが−8dB程度まで上昇する。これに対し、角隅部分を切り取った場合には、切り取らない場合に比べて、低周波側の共振周波数が高周波側にシフトするものの、2つの共振周波数の間の帯域では、リターンロスが−10dBよりも低下している。これにより、リターンロスが−10dBよりも低下する帯域が15GHz程度となり、帯域が広がることが分かる。
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、無給電導体素子52は角隅部分を切り取った切取り部52Aを有する略四角形状の導体板によって形成したから、無給電導体素子52に流れる電流の経路を調整して、無給電導体素子52と放射導体素子9との間の結合量を調整することができ、リターンロスを低下させることができる。これにより、ストリップ線路10と放射導体素子9とが整合する帯域を広くすることができ、広帯域化を図ることができる。
なお、第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の広帯域パッチアンテナ51に適用した場合を例に挙げて説明したが、第2,第3の実施の形態による広帯域パッチアンテナ21,31に適用してもよい。
また、前記各実施の形態では、広帯域パッチアンテナ1,21,31,51を多層基板2,22,32に形成した場合を例に挙げて説明したが、単層の基板に導体板等を設けることによって、広帯域パッチアンテナを形成してもよい。
また、前記各実施の形態では、給電線路としてストリップ線路10やマイクロストリップ線路27,37を用いた場合を例に挙げて説明したが、例えば同軸ケーブル等の他の給電線路を用いる構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、60GHz帯のミリ波に用いる広帯域パッチアンテナを例に挙げて説明したが、他の周波数帯のミリ波やマイクロ波等に用いる広帯域パッチアンテナに適用してもよい。
1,21,31,51 広帯域パッチアンテナ(広帯域アンテナ)
2,22,32 多層基板
8 接地導体板
8A 接続用開口
9 放射導体素子
10 ストリップ線路
11 接地導体板(他の接地導体板)
12,28,38 ストリップ導体
13,14,17,29,39,41 ビア(柱状の導体)
15,52 無給電導体素子
16,40 結合量調整導体板
27,37 マイクロストリップ線路
52A 切取り部

Claims (6)

  1. グランドに接続された接地導体板と、該接地導体板と間隔をもって対向し給電線路に接続された放射導体素子と、該放射導体素子からみて前記接地導体板と反対側に配置され前記接地導体板および放射導体素子と絶縁された無給電導体素子と、該無給電導体素子と前記放射導体素子との間に配置されこれらの結合量を調整する結合量調整導体板とを備え、
    前記結合量調整導体板は、前記無給電導体素子と前記放射導体素子とが互いに重なり合う部位を部分的に覆い、前記放射導体素子に流れる電流の向きに対して直交方向に前記放射導体素子を跨ぐと共に、その両端側が前記接地導体板と電気的に接続される構成とした広帯域アンテナ。
  2. 前記結合量調整導体板は、その両端側を柱状の導体を用いて前記接地導体板に接続する構成としてなる請求項1に記載の広帯域アンテナ。
  3. 前記給電線路は、前記接地導体板からみて前記放射導体素子と反対側に設けられた他の接地導体板と、該他の接地導体板と前記接地導体板との間に設けられたストリップ導体とからなるストリップ線路によって構成し、該ストリップ線路のストリップ導体は、前記接地導体板に設けた接続用開口を通じて前記放射導体素子に接続する構成としてなる請求項1に記載の広帯域アンテナ。
  4. 前記給電線路は、前記接地導体板からみて前記放射導体素子と反対側に設けられたストリップ導体からなるマイクロストリップ線路によって構成し、該マイクロストリップ線路のストリップ導体は、前記接地導体板に設けた接続用開口を通じて前記放射導体素子に接続する構成としてなる請求項1に記載の広帯域アンテナ。
  5. 前記無給電導体素子は、角隅部分を切り取った略四角形状の導体板によって形成してなる請求項1に記載の広帯域アンテナ。
  6. 前記接地導体板、放射導体素子、無給電導体素子および結合量調整導体板は、複数の絶縁層が積層された多層基板に設けると共に、該多層基板の厚さ方向に対して互いに異なる位置に配置する構成としてなる請求項1に記載の広帯域アンテナ。
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