JPWO2011081001A1 - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

バルーンカテーテル(10)は、ガイドワイヤ(20)を挿通するための内管(24)と、内管(24)の外面側に配置されて、該内管(24)との間に拡張用ルーメン(26a)を形成する外管(26)と、先端側が内管(24)に接合され、基端側が外管(26)に接合されることで、前記拡張用ルーメン(26a)からの拡張用流体によって拡張可能なバルーン(14)とを備え、内管(24)の外面(24b)及び外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方には、前記内管(24)の延在方向に直交する方向での断面形状が非円形である非円形部位(60)が形成され、該非円形部位(60)は、前記内管(24)の延在方向で、少なくとも前記バルーン(14)と前記外管(26)との接合部(36、36a)を含み、且つ該接合部(36、36a)よりも基端側の位置まで延びている。

Description

本発明は、生体器官内の狭窄部の処置等に用いられるバルーンカテーテルに関する。
例えば、心筋梗塞や狭心症の治療では、冠動脈の病変部(狭窄部)をバルーンカテーテルにより押し広げる方法が行われており、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部の改善についても同様に行われることがある。
バルーンカテーテルは、一般的に、長尺なシャフト本体と、該シャフト本体の先端側に設けられて径方向に拡張するバルーンとを備えて構成され、先行するガイドワイヤが挿通されることで体内の狭窄部へと送られる。そして、バルーンが目的に狭窄部に配置された状態で、インデフレータ等によりシャフト本体に形成された拡張用ルーメンへと拡張用流体を圧送することでバルーンを拡張し、狭窄部を拡張することができる。
特開平7−265437号公報には、ガイドワイヤが挿通される内管と、該内管の外周側に設けた外管との間に拡張用ルーメンを形成したバルーンカテーテルが開示されている。この特開平7−265437号公報には、蛇行した狭窄部等に円滑にバルーンカテーテルを進ませるために、その先端部の柔軟性を向上させることを目的として、カテーテルの最先端から所定位置までの部位の内管に、軸方向に延びた凹部及び螺旋や、軸方向と直交する方向に延びたスリットを形成した構成が記載されている。
図13Aに示すように、一般的なバルーンカテーテルでは、シャフト本体102を内管104及び外管106による二重管に構成し、これら内管104と外管106との間に拡張用ルーメン108を形成している。従って、バルーンを狭窄部で確実に拡張し、その後、バルーンを確実に収縮して体外へと抜去するためには、バルーンの拡張時及び収縮時に拡張用ルーメン108を拡張用流体が円滑に流通できる必要がある。
ところが、このようなバルーンカテーテルでは、体内への挿通時における引張力や折り曲げ力により、内管104や外管106が延伸されると、図13Bに示すように、内管104と外管106とが接触し、拡張用ルーメン108が塞がれ、バルーンの円滑な拡張や収縮が困難となる可能性がある。
また、バルーンの外周面にステントを配置したステントデリバリー用として用いられるバルーンカテーテルの場合には、マウントされたステントにより、バルーン及びその周辺が強制的な収縮力を受け、その結果、外管が収縮して拡張用ルーメンが塞がれて、バルーンの円滑な拡張や収縮だけでなく、ステントの均一な拡張が困難となる可能性もある。
本発明はこのような従来の課題を考慮してなされたものであり、バルーンを拡張するための拡張用ルーメンを確実に確保しておくことができるバルーンカテーテルを提供することを目的とする。
本発明に係るバルーンカテーテルは、ガイドワイヤを挿通するための内管と、前記内管の外面側に配置されて、該内管との間に拡張用ルーメンを形成する外管と、先端側が前記内管に接合され、基端側が前記外管に接合されることで、前記拡張用ルーメンからの拡張用流体によって拡張可能なバルーンとを備えたバルーンカテーテルであって、前記内管の外面及び前記外管の内面のうち、少なくとも一方には、前記内管の延在方向に直交する方向での断面形状が非円形である非円形部位が形成され、前記非円形部位は、前記内管の延在方向で、少なくとも前記バルーンと前記外管との接合部を含み、且つ該接合部よりも基端側の位置まで延びていることを特徴とする。
このような構成によれば、内管の外面及び外管の内面のうち、少なくとも一方に、前記内管の延在方向に延びた非円形部位を形成することにより、当該バルーンカテーテルが引張力を受けて外管等が延伸され、内管の外面と外管の内面とが接触した場合であっても、これら内管と外管とが全周で密着することが防止され、拡張用ルーメンでの拡張用流体の流通を確実に確保することができる。しかも、前記非円形部位が、バルーンと外管との接合部を含み、且つ該接合部よりも基端側の位置まで延びていることにより、拡張用ルーメン全体で最も閉塞され易いと想定される前記接合部に対応した部位に非円形部位が配置されるため、拡張用ルーメンが塞がれることを一層確実に回避することができる。
前記非円形部位には、前記内管の外面及び前記外管の内面のうち、少なくとも一方に設けられ、他方の前記内面側又は前記外面側へと突出すると共に、前記内管の延在方向に延びた突部が形成されているとよい。そうすると、例えば、当該バルーンカテーテルが引張力を受けて外管等が延伸された場合であっても、内管の外面に形成された突部が外管の内面に当接し、その周辺に空間が確保されるため、これら外面及び内面の間に形成された拡張用ルーメンが塞がれることを防止することができる。
前記非円形部位には、前記内管の外面及び前記外管の内面のうち、少なくとも一方に設けられ、前記内管の延在方向に延びた溝部が形成されていてもよい。
前記非円形部位は、前記バルーンの拡張部位に達する位置まで延びていると、拡張用ルーメンが塞がれることを一層確実に防止することができる。
前記バルーンの外周側にステントが配置される場合に、前記非円形部位は、前記内管の延在方向で、前記ステントが配置される部位を含む位置まで延びていると、ステントによってバルーンやその周辺の外管等が強制的な収縮を受け、外管が潰れた場合であっても、拡張用ルーメンが塞がれることが確実に回避され、バルーンの円滑な拡張や収縮と共に、ステントの均一な拡張が可能となる。
前記非円形部位では、前記内管の外面及び前記外管の内面のうち、少なくとも一方の面の前記内管の延在方向に直交する方向での断面形状が、多角形状、又は、星型形状、又は、1以上の凹部を設けた形状であってもよい。
また、前記溝部は、前記内管の外面及び前記外管の内面のうち、少なくとも一方の面に形成された螺旋形状であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るバルーンカテーテルの全体構成図である。 図1に示すバルーンカテーテルの先端側を拡大した構成図である。 図3Aは、図2中のIIIA−IIIA線に沿う断面図であり、図3Bは、図3Aに示す状態から外管が潰れた状態を示す断面図である。 図4Aは、溝部により拡張用ルーメンが確保されている状態を示す軸方向に沿った一部省略断面説明図であり、図4Bは、溝部が形成された場合であっても、拡張用ルーメンが確保されない状態を示す軸方向に沿った一部省略断面説明図である。 図5Aは、第1変形例に係る溝部の軸方向と直交する方向での断面図であり、図5Bは、図5Aに示す状態から外管が潰れた状態を示す断面図である。 図6Aは、第2変形例に係る溝部の軸方向と直交する方向での断面図であり、図6Bは、図6Aに示す状態から外管が潰れた状態を示す断面図である。 図7Aは、第3変形例に係る溝部の軸方向と直交する方向での断面図であり、図7Bは、図7Aに示す状態から外管が潰れた状態を示す断面図である。 第4変形例に係る溝部を示す一部省略側面図である。 第5変形例に係る溝部の軸方向と直交する方向での断面図である。 バルーンと外管の接合部の構造の変形例を示す側面断面図である。 第6変形例に係る溝部の軸方向と直交する方向での断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るバルーンカテーテルの先端側を拡大した側面断面図である。 図13Aは、従来構成での内管と外管により形成される拡張用ルーメンの軸方向と直交する方向での断面図であり、図13Bは、図13Aに示す状態から外管が潰れた状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るバルーンカテーテルについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバルーンカテーテル10の全体構成図であり、図2は、図1に示すバルーンカテーテル10の先端側を拡大した構成図である。本実施形態に係るバルーンカテーテル10は、長尺なシャフト本体12を生体器官、例えば冠動脈に挿通させ、その先端側に設けられたバルーン14を狭窄部(病変部)で拡張させることで該狭窄部を押し広げて治療する、いわゆるPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠動脈形成術)拡張カテーテルである。本発明は、このようなPTCA拡張カテーテル以外のもの、例えば、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等の生体器官内に形成された病変部の改善のためのカテーテルにも適用可能である。
図1及び図2に示すように、バルーンカテーテル10は、細径で長尺なシャフト本体12と、シャフト本体12の最先端に固着された先端チップ16と、先端チップ16の基端側に設けられたバルーン14と、シャフト本体12の基端側に設けられたハブ18とを備える。
本実施形態では、シャフト本体12の中間部のやや先端側寄りにガイドワイヤ20が導出される開口部22を設けた、いわゆるラピッドエクスチェンジタイプと呼ばれるバルーンカテーテル10を例示して説明するが、本発明は他の種類、例えばシャフト本体12の基端側のハブ18にガイドワイヤ用の開口部を設けたオーバーザワイヤタイプ等にも適用可能である。なお、図1及び図2において、シャフト本体12の右側(ハブ18側)を「基端(後端)」側、シャフト本体12の左側(先端チップ16及びバルーン14側)を「先端」側と呼び、他の各図についても同様とする。
図2に示すように、シャフト本体12は、ガイドワイヤ20が挿通されるワイヤ用ルーメン24aを形成した内管(内管シャフト、ガイドワイヤチューブ)24と、バルーン14の拡張用流体を供給するための拡張用ルーメン26aを内管24の外周面との間に形成した外管(外管シャフト)26とから構成され、先端から開口部22までが同心二重管である。
内管24は、バルーン14及び外管26内を延在し、先端が先端チップ16の略中央に位置すると共に、基端が外管26の中間部に形成された開口部22に液密に接合されている。従って、先端チップ16の先端開口部16aを入口として挿入されたガイドワイヤ20は、内管24のワイヤ用ルーメン24aを先端側から基端側へと挿通し、出口である開口部22から導出される。
外管26は、バルーン14の後端からハブ18の先端まで延びており、先端から開口部22までの部位は内管24との間に拡張用ルーメン26aを形成する二重管を構成し、開口部22からハブ18までの部位は一重管である。外管26は、ハブ18に設けられるルアーテーパー18a等によって図示しないインデフレータ等の圧力印加装置から圧送される拡張用流体をバルーン14まで送液可能となっている。
図2及び図3Aに示すように、内管24は、基本的には円筒状のチューブであり、その外面24bと外管26の内面26bとの間に環状の拡張用ルーメン26aを形成する。内管24の外面24bは、その軸方向で少なくとも一部に(図2中の距離L0部分参照)、該軸方向に直交する方向での断面形状が非円形に形成された非円形部位60を有する。図3Aには、外面24bが多角形状(図3Aでは、8角形を例示)からなる非円形部位60を例示している。この非円形部位60では、径方向に凹凸した溝部28a及び突部28bがそれぞれ軸方向に延びている。
溝部28a及び突部28bによって構成される非円形部位60は、当該バルーンカテーテル10を体内で操作している際、基端側から付加される引張力や折り曲げ力等によってシャフト本体12が延伸されて縮径し、図3Bに示すように内管24の外面24bと外管26の内面26bとが互いに接触した場合にも、拡張用ルーメン26aが完全に塞がれることを防止して補助的なルーメンを形成し、拡張用流体の流通を確保するためのものである。
突部28bは、図3Bに示すように、内管24の外面24bと外管26の内面26bとが接触した状態であっても、拡張用ルーメン26aが塞がれることを回避するために、外面24bと内面26bとの間の支柱となり、その周辺に空間を確保するための部位であり、先端角形以外にも、先端曲面状等の形状でもよい。突部28bは、例えば、支柱又は角部又は尾根部又は流路保持部とも言い換えることができ、後述する各変形例でも略同様である。また、溝部28aは、外面24bと内面26bとが接触した状態であっても、拡張用ルーメン26aが塞がれることを回避するために、外面24bと内面26bとの間で流路(溝状の流路)となる部位であり、平坦面以外にも、多少凹んだ形状等でもよい。突部28bとの関係で、溝部28aは、平坦部又は谷部又は流路保持部とも言い換えることができ、後述する各変形例でも略同様である。
内管24は、例えば、外径が0.1mm〜1mm程度、好ましくは0.3mm〜0.7mm程度であり、肉厚が10μm〜150μm程度、好ましくは20μm〜100μm程度であり、長さが100mm〜2000mm程度、好ましくは150mm〜1500mm程度のチューブであり、前記拡張用ルーメン26aの閉塞を防止して補助的なルーメンを形成する溝部28a及び突部28bは、当該内管24の肉厚を、例えば8μm〜120μm程度の範囲で拡径又は縮径して設けるとよい。
外管26は、例えば、外径が0.3mm〜3mm程度、好ましくは0.5mm〜1.5mm程度であり、肉厚が約10μm〜150μm程度、好ましくは20μm〜100μm程度、長さが300mm〜2000mm程度、好ましくは700mm〜1600mm程度のチューブである。
これら内管24及び外管26は、術者が基端側を把持及び操作しながら、長尺なシャフト本体12を血管等の生体器官内へと円滑に挿通させることができるために、適度な可撓性と適度な強度(コシ。剛性)を有する構造であることが好ましい。そこで、内管24及び外管26は、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら二種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料の多層チューブ等で形成するとよい。
なお、内管24に対する溝部28a及び突部28bの形成方法(溝加工方法)は、特に限定されるものではないが、チューブを押出成形するための金型出口の形状を多角形状に構成する方法や、円筒状のチューブの外面にレーザや溶融、切削等により形成する方法等を例示することができる。
バルーン14は、内圧の変化により収縮(折り畳み)及び拡張が可能であり、図2に示すように、拡張用ルーメン26aを介して内部に注入される拡張用流体により筒状(円筒状)に拡張する筒部30aと、筒部30aの先端側で漸次縮径する先端テーパ部30bと、筒部30aの基端側で漸次縮径する基端テーパ部30cとを有する。
バルーン14は、先端テーパ部30bの先端側に設けられた円筒状の先端側非拡張部32が内管24の外周面に液密に接合され、基端テーパ部30cの基端側に設けられた円筒状の基端側非拡張部34が外管26の先端部に液密に接合されることで、シャフト本体12に固着されている。先端側非拡張部32の内径は、内管24の外径に略一致しており、基端側非拡張部34の外径は、外管26の外径に略一致している。バルーン14と内管24及び外管26とは、液密に固着されればよく、例えば接着や熱融着によって接合される。
バルーン14の拡張時の大きさは、例えば、筒部30aの外径が1mm〜6mm程度、好ましくは1mm〜5mm程度であり、長さが5mm〜50mm程度、好ましくは5mm〜40mm程度である。また、例えば、先端側非拡張部32の外径は、0.5mm〜1.5mm程度、好ましくは0.6mm〜1.3mm程度であり、先端チップ16の外径と略同一とされ、長さは1mm〜5mm程度、好ましくは1mm〜3mm程度である。例えば、基端側非拡張部34の外径は0.5mm〜1.6mm程度、好ましくは0.7mm〜1.5mm程度であり、長さは1mm〜5mm程度、好ましくは2mm〜4mm程度である。また、例えば、先端テーパ部30b及び基端テーパ部30cの長さは1mm〜10mm程度、好ましくは3mm〜7mmで程度である。このようなバルーン14は、内管24及び外管26と同様に適度な可撓性が必要とされると共に、狭窄部を確実に押し広げることできる程度の強度が必要であり、その材質は、例えば、上記にて例示した内管24及び外管26のものと同一でよく、勿論他の材質であってもよい。
なお、図2に示すように、バルーン14の基端側(基端側非拡張部34)と外管26との接合部36は、軸方向で所定距離(距離A)延在すると共に、その内径が基端側非拡張部34や外管26の他の部位よりも小さい傾向にあり、従って、拡張用ルーメン26aの接合部36に対応した部位は、他の部位よりも狭いことが一般的である。
先端チップ16は、その外径がバルーン14の先端側非拡張部32と略同一とされ、その内径が内管24の外径と略同一とされた短尺なチューブであり、例えば、軸線方向の長さが0.5mm〜20mm程度である。先端チップ16は、内管24の先端部に外嵌及び液密に接合されてワイヤ用ルーメン24aの先端開口部よりも先端側に突出すると共に、その基端面がバルーン14の先端側非拡張部32の先端面に接合されている。図2から諒解されるように、先端チップ16の先端開口部16aは、内管24のワイヤ用ルーメン24aに連通し、ガイドワイヤ20の入口となっている。
先端チップ16は、その材質や形状を適宜設定することにより、少なくとも内管24(外管26)よりも柔軟に構成され、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら二種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料或いはこれらの混合物、或いは上記2種以上の高分子材料の多層チューブ等で形成するとよい。このような先端チップ16は、バルーンカテーテル10の最先端として生体器官内での湾曲部や凹凸部等を柔軟に進むと共に、狭窄部(病変部)を貫通し、当該バルーンカテーテル10の円滑な挿通を先導するための部位である。なお、先端チップ16は省略してもよく、その場合には、内管24の最先端位置とバルーン14の先端側非拡張部32の最先端位置とを一致させた構成や、該先端側非拡張部32の最先端位置よりも内管24の最先端位置を多少突出させた構成とするとよい。
次に、以上のように構成される本実施形態に係るバルーンカテーテル10の作用について説明する。
先ず、冠動脈内等に発生した狭窄部(病変部)の形態を、血管内造影法や血管内超音波診断法により特定する。次に、例えばセルジンガー法によって大腿部等から経皮的に血管内にガイドワイヤ20を先行して導入すると共に、該ガイドワイヤ20を先端チップ16の先端開口部16aから内管24のワイヤ用ルーメン24aを挿通させて開口部22へと導出しつつバルーンカテーテル10を冠動脈内へと挿入する。そして、X線透視下で、ガイドワイヤ20を目的とする狭窄部へ進め、その狭窄部を通過させて留置すると共に、バルーンカテーテル10をガイドワイヤ20に沿って冠動脈内に進行させる。
そして、バルーンカテーテル10の先端チップ16が狭窄部に到達して通過すると、バルーン14が狭窄部に位置するため、ハブ18側から拡張用ルーメン26a内へと拡張用流体(例えば、造影剤)を圧送することにより、バルーン14が拡張して狭窄部が押し広げられ、所定の治療を行うことができる。この治療後には、拡張用流体をバルーン14内から拡張用ルーメン26aを通ってハブ18側へと吸引し、バルーン14を収縮させることにより、バルーンカテーテル10を体外へと抜去する。
このように、バルーン14の拡張及び収縮は、拡張用ルーメン26aに拡張用流体を流通させることによって行われる。従って、体内へとバルーンカテーテル10を進める際に、例えば、その先端が狭窄部や屈曲部に引っ掛かり、術者がシャフト本体12を基端側へと引っ張る等した場合には、内管24や外管26が延伸されることがある。そうすると、内管24の外面24bと外管26の内面26bとが接触又は過度に接近し、その間に形成された拡張用ルーメン26aが狭くなり、場合によっては完全に塞がれて、拡張用流体の円滑な流通が阻害され、バルーン14の拡張や収縮が困難となる可能性がある。
特に、バルーン14の基端側と外管26との接合部36は、その内径が基端側非拡張部34や外管26の他の部位よりも小さく、拡張用ルーメン26aの接合部36に対応する部位は、他の部位よりも狭く構成されていることから、上記のような延伸が生じた場合、この接合部36付近で拡張用ルーメン26aが塞がれる可能性は他の部位よりも高い。
そこで、本実施形態に係るバルーンカテーテル10では、図3Aに示すように、内管24の外面に非円形部位60として溝部28a及び突部28bを設けたことにより、図3Bに示すように、内管24の外面と外管26の内面とが接触した場合にも、溝部28a(突部28b)によって内管24と外管26とが全周で密着することが防止される。このため、拡張用ルーメン26aでの拡張用流体の流通が確実に確保され、バルーン14の拡張及び収縮が困難となることを回避することができる。
つまり、拡張用ルーメン26aを形成する外面24b及び内面26bのうち、一方の外面24bに非円形部位60を設けたことにより、外面24bと内面26bとが接触した際にも、拡張用ルーメン26aが塞がれることを防止できる。なお、非円形とは、拡張用ルーメン26aを形成する外面24b及び内面26bのうち、少なくとも一方の断面形状が円形以外の形状であって、両面が接触した際に流路として機能する空間を確保できる形状であればよく、例えば、上記の多角形(図3A参照)や星型(図5A参照)等を挙げることができる。換言すれば、拡張用ルーメン26aを形成する内管24の外面24bと外管26の内面26bの断面形状同士が、互いに相似しない形状(非相似形状)であるとよく、仮に相似形状であっても、その位相がずれていれば流路が塞がることを防止できる。非円形部位60を構成する溝部28a(突部28b)は、外面24bの周方向で1以上設置されていればよい。
図3Aから諒解されるように、非円形部位60を構成する溝部28a及び突部28bは、少なくとも一方を設ければ流路の閉塞防止効果は十分に得ることができる。また、突部28bのみを設けた場合であっても、突部28bの側部は該突部28bより凹むため、実質的に溝部を形成し、同様に、溝部28aのみを設けた場合であっても、溝部28aの縁部は該溝部28aの底部よりも突出するため、実質的に突部を形成する。
図2に示すように、非円形部位60(溝部28a及び突部28b)は、内管24の延在方向(軸方向)、つまり拡張用ルーメン26aの延在方向において、距離Aで示される接合部36を含む距離L0に渡って設けられている。このように非円形部位60は、接合部36の先端側から基端側にかけて該接合部36の前後にオーバーするように設けられている。従って、拡張用ルーメン26a全体で最も閉塞され易いと想定される接合部36に対応した部位に非円形部位60が配置されるため、拡張用ルーメン26aが塞がれることを一層確実に回避することができる。
ところで、シャフト本体12は、術者によって基端側へと引っ張られることが多いため、接合部36は基端方向へと延伸されながら拡張用ルーメン26aを塞ぐことが想定される。そこで、非円形部位60は、少なくとも接合部36を含み、且つ接合部36よりも基端側に所定距離だけ延びた位置、つまり図2中で距離A及び距離L1で示される部位に対応して設けられることが望ましい。
そうすると、図4Aに示されるように、非円形部位60(溝部28a)によって拡張用ルーメン26aが確実に確保され、拡張用流体の円滑な流通を確保することができる。
なお、図4Bに示されるように、非円形部位60が接合部36よりも基端側に延びていない構造、例えば、溝部28aの基端側が接合部36の基端側に一致している場合には、シャフト本体12の基端側への引張力による延伸により、接合部36が基端側へとずれて内管24の外面24bに接触し、溝部28aによる拡張用ルーメン26aの確保が困難となる可能性がある。従って、非円形部位60を、接合部36を含み且つ接合部36よりも基端側へと延在させておくことが、拡張用ルーメン26aの確保に有効である。
勿論、非円形部位60は、図2に示すように、接合部36よりも先端側へと延びていてもよく(距離L2参照)、このように、非円形部位60がバルーン14の拡張部位まで延びていると、拡張用ルーメン26aが塞がれることを一層確実に防止することができる。換言すれば、非円形部位60は、拡張用ルーメン26aの全長にわたって設けられていてもよく、すなわち、内管24の最先端から最基端(開口部22)まで設けてもよい。なお、オーバーザワイヤタイプのバルーンカテーテルの場合には、その先端から基端のハブまで延在する内管の全体に溝部を設けておいてもよい。但し、このように非円形部位60を内管24の全体又は大部分に延在させた場合には、内管24の全体が柔軟になり、シャフト本体12の基端側の剛性までが低下し、操作性が低下する可能性があるため、この場合には、外管26の特に基端側部位の剛性を高めておくことが好ましい。
拡張用ルーメン26aの機能を補助する非円形部位60(溝部28a、突部28b)は、図3Aに示される多角形状以外の形状であってもよく、要は、その設置範囲である距離L0(図2参照)において、軸方向に連通している構成であればよい。
例えば、図5A及び図5Bに示すように、内管24の外面24bに複数の溝部(凹部、谷部、流路保持部)40a及び突部(支柱、角部、尾根部、流路保持部)40bを有する星型形状の非円形部位61として構成してもよい。図6A及び図6Bに示すように、内管24の外面24bに複数の溝部(凹部、谷部、流路保持部)41a及び突部(支柱、角部、流路保持部)41bを有する十字形状の非円形部位62として構成してもよい。また、図7A及び図7Bに示すように、内管24の外面24bに軸方向に直線的に延びた溝部(凹部、谷部、流路保持部)42aや突部(支柱、流路保持部)42bを周方向に1又は複数形成し、断面視で1又は複数の凹部を有する非円形部位63として構成してもよい。さらに、図8に示すように、内管24の外面24bを周回しながら軸方向に延びた螺旋状の溝部(凹部、谷部、流路保持部)44aや突部(支柱、流路保持部)44bを1又は複数並設した非円形部位64として構成してもよい。
このような非円形部位60〜64は、内管24ではなく、例えば、溝部(凹部、谷部、流路保持部)46a及び突部(支柱、流路保持部)46bを有する非円形部位65として外管26の内面26bに設けてもよい(図9参照)。非円形部位65は、外管26の内面26bにおいて、少なくとも図2中で距離Aで示される接合部36を含む部位に設けられ、勿論接合部36より基端側にも形成可能である。そうすると、拡張用ルーメン26aを塞ぐ可能性がある接合部36の内面自体に非円形部位65(溝部46a、突部46b)が設けられるため、接合部36付近で拡張用ルーメン26aが塞がれることを一層確実に防止することができる。
図10に示すように、バルーン14と外管26との接合部について、バルーン14の基端側非拡張部34が外管26の内側に入り込むようにして接合された接合部36aの場合には、図10中に距離Aで示した接合部36aの最も内側に位置するバルーン14の基端側非拡張部34の内面34aに溝部46aや凸部46bに相当する溝部(凹部、谷部、流路保持部)47aや突部(支柱、流路保持部)47bを設けた非円形部位66を形成するとよく、この状態で該接合部36aの基端側の外管26に溝部46aや突部46bからなる非円形部位65を設けてもよい。
さらには、図11に示すように、内管24の外面24bに、例えば非円形部位60を設け、外管26の内面26bに、例えば非円形部位65を設けた構成としてもよい。図11に示すように、内管24及び外管26の両方に非円形部位(溝部及び突部)を設けた場合には、互いの溝部同士(溝部28a、46a)と突部同士(突部28b、46b)がそれぞれ対応する位相に構成しておくことが好ましい。そうすると、内管24と外管26の溝部と突部とが互いに係合することが防止され、拡張用ルーメン26aが閉塞されることを防止することができる。
このように、非円形部位60等は、拡張用ルーメン26aの内面(内管24の外面26b)及び外面(外管26やバルーン14の基端側非拡張部34の内面26b、34a)のうち、少なくとも一方について、接合部36を含み且つ該接合部36の基端側までをカバーできる位置に設けられていればよい。また、拡張用ルーメン26aの外面に対して非円形部位60等を設ける場合には、接合部36、36aを形成する外管26の内面26b及びバルーン14の基端側非拡張部34の内面34aのうち、最も内側に配置された面、つまり内管24に対向する面に設けるとよい。
また、これら各非円形部位60〜66において、例えば、多角形状の非円形部位60(図3A参照)、星型の非円形部位61(図5A参照)や十字の非円形部位62(図6A参照)、内管24の外面24bに軸方向に直線的に延びた溝部42aを持つ非円形部位63(図7A参照)等では、シャフト本体12の延伸により溝部28a(凸部28a)等が延伸された場合にも、その溝部の形状が維持されて、拡張用ルーメン26aを一層確実に確保することができる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るバルーンカテーテル50の先端側を拡大した側面断面図である。図12中、図1〜図11に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして詳細な説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態に係るバルーンカテーテル50は、上記第1の実施形態に係るバルーンカテーテル10と略同様であるが、バルーン14の外周面にステント52を配置しており、目的とする病変部に該ステント52を留置する際に使用されるステントデリバリー(ステントシステム)用のバルーンカテーテルである。この場合、ステント52の圧縮力により、バルーン14や該バルーン14の基端側が接合された外管26の先端側部位等が強制的な収縮を受け、その結果、外管26が潰れて拡張用ルーメン26aが塞がれ、バルーン14の円滑な拡張や収縮と共に、ステント52の均一な拡張が困難となる可能性がある。
そこで、バルーンカテーテル50では、図12に示すように、上記のような非円形部位60(61〜64)を、ステント52が配置される部位、つまりステント52の先端から基端までの距離Bを含む位置まで設けておくことにより、ステント52の確実且つ均一な拡張を確保することができる。勿論、バルーン14の確実な拡張及び収縮を確保するため、非円形部位60等は、接合部36に対応した距離A及び距離L1、L2に対しても設けておくことが好ましい。
本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成乃至工程を採り得ることは勿論である。

Claims (8)

  1. ガイドワイヤ(20)を挿通するための内管(24)と、
    前記内管(24)の外面側に配置されて、該内管(24)との間に拡張用ルーメン(26a)を形成する外管(26)と、
    先端側が前記内管(24)に接合され、基端側が前記外管(26)に接合されることで、前記拡張用ルーメン(26a)からの拡張用流体によって拡張可能なバルーン(14)と、
    を備えたバルーンカテーテルであって、
    前記内管(24)の外面(24b)及び前記外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方には、前記内管(24)の延在方向に直交する方向での断面形状が非円形である非円形部位(60、61、62、63、64、65)が形成され、
    前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)は、前記内管(24)の延在方向で、少なくとも前記バルーン(14)と前記外管(26)との接合部(36、36a)を含み、且つ該接合部(36、36a)よりも基端側の位置まで延びていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  2. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)には、前記内管(24)の外面(24b)及び前記外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方に設けられ、他方の前記内面(26b)側又は前記外面(24b)側へと突出すると共に、前記内管(24)の延在方向に延びた突部(28b、40b、41b、42b、44b、46b)が形成されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  3. 請求項1又は2記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)には、前記内管(24)の外面(24b)及び前記外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方に設けられ、前記内管(24)の延在方向に延びた溝部(28a、40a、41a、42a、44a、46a)が形成されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  4. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記外管(26)の内面(26b)に形成される前記非円形部位(65)は、前記接合部(36、36a)に対応する位置では、該接合部(36、36a)を形成する前記外管(26)の内面(26b)及び前記バルーン(14)の基端側非拡張部(34)の内面(34a)のうち、最も内側に配置された面に設けられていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  5. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)は、前記バルーン(14)の拡張部位に達する位置まで延びていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  6. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記バルーン(14)の外周側にステント(52)が配置される場合に、前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)は、前記内管(24)の延在方向で、前記ステント(52)が配置される部位を含む位置まで延びていることを特徴とするバルーンカテーテル。
  7. 請求項1記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記非円形部位(60、61、62、63、64、65)では、前記内管(24)の外面(24b)及び前記外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方の面の前記内管(24)の延在方向に直交する方向での断面形状が、多角形状、又は、星型形状、又は、1以上の凹部を設けた形状であることを特徴とするバルーンカテーテル。
  8. 請求項3記載のバルーンカテーテルにおいて、
    前記溝部(44a)は、前記内管(24)の外面(24b)及び前記外管(26)の内面(26b)のうち、少なくとも一方の面に形成された螺旋形状であることを特徴とするバルーンカテーテル。
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