JPWO2011077829A1 - モータ制御装置及びその磁極位置検出方法 - Google Patents

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Abstract

モータのヒステリシス特性を利用して、モータ回転子の磁気飽和の影響を受けずにロバストに磁極位置検出を行うモータ制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。電流プロファイルを生成する電流プロファイル発生器111と、電流プロファイルに基づき探査電圧パルスを演算して、d軸電圧指令に加算する探査電圧演算器110と、探査電圧パルスに基づき永久磁石モータの磁極位置を検出する磁極位置検出器106と、PWM制御の周期に同期して検出したモータ電流のd軸電流値から永久磁石モータの磁極極性を判別するための極性判別評価電流を演算する極性判別評価電流演算器108と、極性判別評価電流と電流指令との偏差から位相補正量を出力する極性検出器109と、を備える。

Description

本発明は、位置センサ及び速度センサを用いずにモータを駆動するモータ制御装置及びその磁極位置検出方法に関する。
モータの回転子磁極を検出するために、モータの磁気飽和を利用する制御装置が知られている。そのモータ制御装置の例としては、下記が挙げられる。
特許文献1のモータ制御装置では、交流電流指令id1*に対応した電力を、停止している同期モータの回転座標d軸方向に印加し、帰還検出した「 交流電流指令id1*によって発生する回転座標q軸方向の電流iq'の振幅値」を用いて、 磁極位置推定値θ^の収斂演算を実行し、 収斂した磁極位置推定値θ^を同期モータの磁極位置θの真値として推定する。
さらに、特許文献2のモータ制御装置では、モータの推定磁極軸であるdc軸上の電圧指令に対して、微小変化を与え、その結果、電流脈動成分が正となる期間、負となる期間の差、あるいは、正側、負側における電流変化率の差を利用して、磁極軸の極性を判別し、上記電圧指令に対する微小変化を、dc軸とそれに直交するqc軸の両方に加え、各軸上における電流脈動成分から、モータの磁極位置を直接推定する。
特開平10−229699号公報 特開2002−78392号公報
しかしながら、上記モータ制御装置は、モータの磁気飽和、すなわちN極、S極でのインダクタンスLdの差異を利用し、微小電圧パルスによって発生するモータ電流の正負の通流時間の差を比較し、回転子磁極の極性を判別するものであった。
モータの磁気飽和は、使用する磁性材料によってその特性が異なり、さらに、産業用途で用いられるネオジウム磁石は磁石動作点が高い。すなわち、モータ電流が流れていない状態での固定子と回転子で形成される磁気回路の磁化特性は、B−H曲線で表されるヒステリシスの飽和状態の近傍にあるので、微小な電圧では飽和の影響を観測することは難しかった。
そこで、本発明は、モータのヒステリシス特性を利用した磁極検出手法を用い、モータ回転子の磁気飽和の影響を受けずにロバストに磁極位置検出を行うモータ制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明の一の観点によれば、永久磁石モータと、該永久磁石モータの磁束方向であるd軸電圧指令とこれに直交するq軸電圧指令に基づく交流電圧指令を、PWM制御によって前記永久磁石モータに印加する電力変換器と、前記永久磁石モータに流れるモータ電流を前記PWM制御の周期に同期して検出する電流検出器と、電流プロファイルを生成する電流プロファイル発生器と、前記電流プロファイルに基づき探査電圧パルスを演算して、前記d軸電圧指令に加算する探査電圧演算器と、前記モータ電流と、前記探査電圧パルスに基づき前記永久磁石モータの磁極位置を検出する磁極位置検出器と、前記モータ電流のd軸電流値から前記永久磁石モータの磁極極性を判別するための極性判別評価電流を演算する極性判別評価電流演算器と、前記極性判別評価電流と前記電流指令との偏差から前記磁極極性を判別して位相補正量を出力する極性検出器と、を備えるモータ制御装置が適用される。
また、上記のモータ制御装置であって、前記磁極位置検出器は、前記探査電圧パルスの極性を検出する符号検出器と、該符号検出器の出力値に所定のゲインを乗算する第1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力に、前記モータ電流の2相電流検出値を成分毎に乗算する第2、第3の乗算器と、該第2及び第3の乗算器の出力を用いて、前記探査電圧パルスの周期に同期した前記2相電流検出値のそれぞれのピーク値Icos、Isinを抽出するフィルタ器と、前記ピーク値Icos、Isinの逆正接演算により磁極位置を算出する逆正接演算器と、を備えるモータ制御装置が適用される。
また、上記のモータ制御装置であって、前記極性検出器は、前記電流プロファイルと前記極性判別評価電流との偏差を演算する減算器と、前記探査電圧パルスの2倍の周波数のパルス列を生成するパルス発生器と、前記減算器の出力と前記パルス列を乗算する第4の乗算器と、該乗算器の出力をローパスフィルタ又は積分器を介して重畳した直流成分の極性を判別する歪方向判別器と、該歪方向判別器の出力に基づいて0[rad]又はπ[rad]を前記位相補正量として出力する補償量選定器と、を備えるモータ制御装置が適用される。
また、上記のモータ制御装置であって、前記極性判別評価電流演算器は、固有角周波数を前記電流プロファイルに設定された周波数と同一に設定されたバンドパスフィルタで構成され、前記モータ電流のd軸電流値から探査パルス電圧と同じ周波数を抽出することを特徴とするモータ制御装置が適用される。
また、上記のモータ制御装置であって、前記電力変換器に入力される電圧指令値の振幅を演算する電圧振幅演算器と、前記電圧指令値の振幅が、前記電力変換器で出力可能な最大電圧値以上になる場合には、前記電流プロファイルの振幅あるいは周波数を修正する電流プロファイル修正器と、を備えるモータ制御装置が適用される。
上記問題を解決するため、本発明の他の観点によれば、該永久磁石モータの磁束方向であるd軸電圧指令とこれに直交するq軸電圧指令に基づく交流電圧指令を、PWM制御によって前記永久磁石モータに印加する工程と、該永久磁石モータに流れるモータ電流を前記PWM制御の周期に同期して検出する工程と、生成された電流プロファイルに基づき探査電圧パルスを演算する工程と、探査電圧パルスと前記d軸電圧指令の加算値を、新たにd軸電圧指令とする工程と、前記モータ電流と、前記探査電圧パルスに基づき前記永久磁石モータの磁極位置を検出する工程と、前記モータ電流のd軸電流値から前記永久磁石モータの磁極極性を判別するための極性判別評価電流を演算する工程と、前記極性判別評価電流と前記電流プロファイルとの偏差から前記磁極極性を判別する工程と、前記磁極極性の判別結果により、0[rad]又はπ[rad]を前記位相補正量として出力する工程と、前記磁極位置と前記位相補正量を加算し、新たに磁極位置とする工程と、を備える磁極位置検出方法が適用される。
本発明によれば、モータ回転子の磁気飽和の影響やモータへの印加電圧の変動に対してロバストに磁極位置検出を行うので、短時間でかつ高精度に磁極位置を検出できる。
本発明の第1実施形態に係るモータ制御装置のブロック図である。 同実施形態に係る磁極位置検出器106の詳細ブロック図である。 同実施形態に係る極性検出器109の詳細ブロック図である。 電流プロファイルと発生電流の歪みを説明する図である。 モータ101が有するヒステリシス特性と磁化軌跡を説明する図である。 電流プロファイルに基づき発生した電流波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るモータ制御装置のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、同一の構成については同一の符号を付することにより、重複説明を適宜省略する。
<第1実施形態>
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るモータ制御装置Iの構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ制御装置Iのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るモータ制御装置Iは、モータ101と、電流検出器102と、電力変換器103と、3相2相変換器104と、dq変換器105と、磁極位置検出器106と、電流制御器107と、極性判別評価電流演算器108と、極性検出器109と、探査電圧演算器110と、電流プロファイル発生器111と、加算器112、113を備える。
モータ101は、制御対象である永久磁石モータである。モータ101の磁束方向(d軸)と、これに直交する方向(q軸)とする座標系で以下のモータ制御は行われている。
電流検出器102は、後述のPWM制御が行われる周期に同期してモータ101に流れる電流を検出し、3相電流(iu,iv,iw)として出力する。
電力変換器103は、図示していないが、入力される交流電圧を整流した直流母線電圧をPWMスイッチング周期ごとにPWM制御して、後述のd軸及びq軸電圧指令(V*sd,V*sq)と、後述の磁極位置θと位相補正量Δθの加算値に基づいて電圧指令を生成し、モータ101に印加する。
3相2相変換器104は、3相電流(iu,iv,iw)を2相の交流電流(isα,isβ)に変換する。
dq変換器105は、2相の交流電流(isα,isβ)をd軸及びq軸電流(isd,isq)に変換する。
磁極位置検出器106は、2相の交流電流(isα,isβ)と後述の探査電圧パルスVposiに基づき磁極位置θを検出する。
電流制御器107は、d軸及びq軸電流指令(i*sd,i*sq)、d軸及びq軸電流(isd,isq)が一致するように制御し、d軸及びq軸電圧指令(V*sd,V*sq)を出力する。
極性判別評価電流演算器108は、バンドパスフィルタで構成され、d軸電流isdから探査パルス電圧と同じ周波数を抽出し、それを極性判別評価電流idhとして出力する。フィルタの固有角周波数は、後述の電流プロファイルIposiで設定した周波数と同一に設定している。
極性検出器109は、極性判別評価電流idhと電流プロファイルIposiに基づき回転子磁極の極性を判別し、位相補正量Δθを出力する。極性検出器109の動作については後述する。
探査電圧演算器110は、後述する電流プロファイルIposiが入力され、電流プロファイルIposiの時間微分値にインダクタンス設定値Ld*を乗算して探査電圧パルスVposiを演算し、磁極位置検出器106と加算器112に出力する。電流プロファイルIposiが三角波状の信号であるので、探査電圧パルスVposiは矩形波状の信号となり、その周期は同じである。なお、探査電圧パルスVposiは、磁極位置検出のための探査電圧である。
インダクタンス設定値Ld*は、モータ設計値、試運転調整値又は起動前に行われるオートチューニング手法等で決定される。
また、ここで言う“電流プロファイル”とは、探査電圧パルスVposiをモータに印加した際に,モータに内蔵された磁石動作点の移動がヒステリシス特性のマイナーループを辿る際に発生する電流変化パターンを予め設定したものであって、探査電圧パルスVposiは、電力変換器が出力可能な最大電圧以下、発生する電流はモータ定格電流以下となる条件を考慮して作成されているが、モータの磁気飽和の影響の考慮を一切不要としたものとなっている。
この電流変化パターンは、ゼロを中心にして正負に同じ振幅をもつ一定周期の三角波状の電流指令信号であり、その電流ピーク値と、変化率もしくは周波数によって設定されている。
電流プロファイル発生器111は、モータ101に見合う電流プロファイルIposiを発生し、極性検出器109及び探査電圧演算器110に出力する。なお、出力される電流プロファイルIposiは、その変化率は一定であり、その周波数は探査パルス電圧と同じ周波数である。
電流プロファイルIposiが発生される周期は、電流検出器102における3相電流(iu,iv,iw)の検出と同様に、PWM制御の周期と同期している。また、少なくとも電流プロファイルIposiの発生周期内に4回以上の電流検出が行われる。これに限定するものではないか、例えば、電流検出の周期をPWM制御の周期で行い、かつ、PWMスイッチング周期の半周期とし、さらにPWMスイッチング周期の2倍以上の周期で電流プロファイルIposiを発生すればよい。
加算器112は、d軸電圧指令V*sdに探査電圧パルスVposiを加算し、新たにd軸電圧指令V*sdとして出力する。
加算器113は、磁極位置θと位相補正量Δθを加算し、新たに磁極位置θとして電力変換器103に出力する。
次に、図2を参照しつつ、本実施形態に係る磁極位置検出器106について説明する。図2は、本実施形態に係る磁極位置検出器106の詳細ブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る磁極位置検出器106は、符号検出器201と、乗算器202、203と、ゲイン増幅器204と、フィルタ器205、206と、逆正接演算器207を備える。また、磁極位置θは、探査電圧パルスVposiがd軸電圧指令V*sdに加算される周期、つまり、電流プロファイルIposiの発生周期に同期して算出される。
符号検出器201は、探査電圧パルスVposiの極性を正の場合は1、負の場合は−1として出力する。
ゲイン増幅器204は、符号検出器201の出力にゲインGhを乗算する。
乗算器202、203は、2相の交流電流(isα,isβ)のα、βの成分毎にゲイン増幅器204の出力を乗算する。
フィルタ器205、206は、乗算器202、203のそれぞれの出力を入力とし、2相の交流電流(isα,isβ)の各々のピーク値(Icos、Isin)を抽出する。フィルタ器205、206の分母はs+ωcv、分子はs・ωc(sは微分演算子)の不完全微分器として構成され、固有角周波数ωcv,ωcは検出遅れ防止を考慮した所定値である。このように、フィルタ器205、206は、電流のピーク値を分子にある微分要素で抽出し、スイッチングノイズを分母にある低域フィルタ要素で除去している。
逆正接演算器207は、ピーク値(Icos,Isin)の逆正接演算により、磁極位置θを算出する。
このようにして、磁極位置検出器106は、2相の交流電流(isα,isβ)と探査電圧パルスVposiに基づき磁極位置θを検出する。なお、この磁極位置θは、回転子磁極の判別はできていない。
次に、本実施形態で利用する磁極位置θ及び回転子磁極の極性の検出原理について説明し、その後、極性検出器109の具体的動作を説明する。
まず、図4、図5を用いて、電流プロファイルIposiと発生電流Irealの歪みについて説明する。
図4は、電流プロファイルIposiと発生電流Irealの歪みを説明する図であり、電流Irealの発生を引き起こす探査電圧パルスVposiも合わせて図示している。発生電流Irealは、ヒステリシスループの影響により歪んでいる様子がわかる。
なお、図4では、電流検出の周期をTsとし、三角波状の信号である電流プロファイルIposiの1周期内に4回の電流検出が行われる場合を図示している。
図5は、モータ101が有するヒステリシス特性と磁化軌跡を説明する図であり、図5(a)は、モータ101が有するヒステリシス特性(メジャーループ)を説明する図、図5(b)は、モータ101が有する部分的なヒステリシス特性(マイナーループ)を説明する図、図5(c)は、N極を電圧印加の正側、S極を電圧印加の負側としたときの印加電圧VdNによる磁化軌跡を説明する図、図5(d)は、S極を電圧印加の正側、N極を電圧印加の負側としたときの印加電圧VdSによる磁化軌跡を説明する図、図5(e)は磁気抵抗Rmの変化を近似して説明する図である。
一般に、永久磁石を回転子に有するモータは、図5(a)に示すヒステリシス特性(メジャーループ)を有している。図5(a)中のヒステリシス特性の中心の矢印は初期磁化曲線を示し、Path AからPath Bへ左回りで磁化軌跡を描く。ここで、磁石動作点が図5(b)の左図の点Pで示す位置にある状態で、図5(c)の印加電圧VdN、図5(d)の印加電圧VdSにより、図5(b)の拡大図で示したマイナーループと呼ばれる部分的なヒステリシス磁化軌跡を生じる。
図5(c)に示す印加電圧VdNによる磁化軌跡は、図5(b)の右図中に示すv-x-y-zの順をたどる。このとき、発生する電流idNは、v-x領域の磁気抵抗Rmがy-z領域(斜線部)の磁気抵抗Rmより大きいので、それぞれの領域で電流波形の歪みに違いが生じる。
図5(d)に示す印加電圧VdSによる磁化軌跡は、図5(b)の右図中に示すy-z-v-xの順をたどる。このとき、発生する電流idSは、電流idNとは逆順となっている。
磁気抵抗Rmが大きい程、インダクタンスLdが小さくなるので、そのとき発生する電流応答は急峻になる。逆に、磁気抵抗Rmが小さいと電流応答は遅くなる。
このようにして、ヒステリシスループの影響により発生する電流は歪み、上記電流idSは、電流idNのような波形になるのである。
図6は、電流プロファイルIposiに基づき発生した電流波形を示す図である。図6には電流プロファイルIposiに基づき発生した電流を2相の交流電流(isα,isβ)として観測したものを示している。
これは、埋め込み磁石モータにおいては、回転子中の永久磁石の極が存在する(N極あるいはS極)方向では、磁気抵抗Rmが大きいためインダクタンスLdは小さくなり、極が存在しない方向ではインダクタンスLdが大きくなるため、インダクタンス分布に基づき電流のピーク値が変化することを示している。
同様に、表面磁石モータの場合であっても、電流プロファイルIposiに基づき発生した電流で磁束の磁路が、固定子スロットのブリッジ部で局所的に狭くなる。そこでは磁気抵抗が大きくインダクタンスLdは小さくなり、固定子コアの中心部ではインダクタンスLdが大きくなるので、2相の交流電流(isα,isβ)のピーク値が変化する。この現象は制御対象とするモータ101が固定子コアを内蔵する場合に表れる。
したがって、電流プロファイルIposiにより発生した2相の交流電流(isα,isβ)のピーク値を抽出すれば、その変動周期は、磁極位置のそれと同一となるのである。この原理に基づき、磁極位置検出器106では、磁極位置θを検出しているのである。
次に、図5(a)乃至(d)を用いて説明したヒステリシスループの影響を利用して回転子磁極の極性を検出する手法を説明する。
このヒステリシスループの影響で、図4のように発生電流Irealに歪みが生じているのは上述のとおりである。このときの歪み成分は印加した探査電圧パルスVposiの周波数の2倍の周波数を多く含んでいる。この理由は下記のように説明できる。
例えば、図5(b)に示すように印加電圧VdNの1周期において、前半周期は磁気回路上ではヒステリシスループの動作点Pからvを経由し、磁気抵抗Rmが最小となる点に到達し、またxを経由し、動作点近傍へ戻るという過程を有し、後半周期は、動作点近傍からyを経由し、磁気抵抗Rmが最大となる点に到達し、zを経由して動作点近傍へ戻る過程を有する。
ここで、v-x-y-zそれぞれの領域では磁気抵抗Rmの値は一定とすると、図5(c)の印加電圧VdN、発生する電流idNから、磁気抵抗Rmは図5(e)のように近似できる。つまり、印加電圧VdNの1周期に磁気抵抗Rmは2周期の変化として存在し、さらに、N極側に近いv-xとS極側に近いy-zとでは、磁気抵抗Rmの大きさが異なり、x領域に対しz領域での値は小さく、v領域に対しy領域での値は小さくなる。
このようにして、探査電圧パルスVposiによる発生電流Irealは、探査電圧パルスVposiの2倍の周波数として表れる。この周波数成分は、先に説明したインダクタンスの変化で、N極に印加した場合とS極に印加した場合で、振幅が変動する。つまり、N側に印加した場合は、探査電圧パルスVposiの2倍の周波数成分の負側の振幅が大きくなり、S側に印加した場合は、正側の振幅が大きくなる。
回転子磁極の極性は、上述した原理に基づくものであり、以下説明する極性検出器109は、上記のように変動する振幅が、正側に大きいのか負側に大きいのかということを利用したものとなっている。
このように、モータのヒステリシス特性を利用した手法であるので、モータ回転子の磁気飽和の影響を受けることなしに磁極検出を行うことができる。
次に、図3を参照しつつ、本実施形態に係る極性検出器109について説明する。図3は、本実施形態に係る極性検出器109の詳細ブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る極性検出器109は、減算器301と、乗算器302と、パルス発生器303と、歪方向判別器304と、補償量選定器305を備える。
減算器301は、電流プロファイルIposiと極性判別評価電流idhとの偏差を演算する。
乗算器302は、減算器301の出力と、探査パルス電圧Vposiの2倍の周波数のパルス列を発生するパルス発生器303の出力を乗算する。
この乗算結果の直流成分は、上述した変動する振幅が、正側に大きいのか負側に大きいのか、つまりどちらに歪んでいるかの情報を含んでいる。
歪方向判別器304は、ローパスフィルタもしくは積分器であって、乗算器302の出力を入力しノイズ除去を行う。このようにして、歪方向判別器304は、抽出された直流成分の極性、つまり、変動する振幅の歪み情報により磁極の極性を判別する。
補償量選定器305は、モータ101が埋め込み磁石モータの場合は、歪方向判別器304の出力が正であれば0[rad]、負であればπ[rad]を位相補正量Δθとして出力し、また、表面磁石モータの場合は、歪方向判別器304の出力が正であればπ[rad]、負であれば0[rad]を位相補正量Δθとして出力する。
このようにして、極性検出器109は、極性判別評価電流idhと電流プロファイルIposiに基づき回転子磁極の極性を判別し、0[rad]又はπ[rad]を位相補正量Δθとして出力する。
以上説明したように、本実施形態に係るモータ制御装置は、モータのヒステリシス特性を利用して回転子磁極の極性を判別しているので、モータ回転子の磁気飽和の影響の大小によらず、また、確実にヒステリシスループへ入り込む電流プロファイルIposiを考慮することによって、磁極位置検出を短時間でかつ高精度に実現することができる。
<第2実施形態>
以上、本発明の第1実施形態に係るモータ制御装置Iについて説明した。次に、図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るモータ制御装置Jについて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るモータ制御装置のブロック図である。
この第2実施形態に係るモータ制御装置Jは、電流プロファイル発生器111の代わりに電流プロファイル発生器111aを有する点と、新たに減算器401、電流プロファイル修正器402、電圧振幅演算器403を追加で有する点で、第1実施形態に係るモータ制御装置Iと異なり、他は同様に構成される。従って、以下では、説明の便宜上、重複説明を適宜省略し、第1実施形態と異なる点を中心に説明することにする。
電流プロファイル発生器111aは、後述の電流プロファイル修正器402からの指示信号により、内部に設定されている周波数、あるいは、ピーク値を下げる機能が追加されている。
減算器401は、電圧振幅演算器403によって演算される指令電圧の振幅値と、電力変換器103が出力可能な最大電圧振幅値と差を算出する。
電流プロファイル修正器402は、減算器401が算出した差に基づき、指令電圧が最大電圧以上になる場合に、すなわち、減算器401の演算結果が正の場合に、電流プロファイル発生器111aに指示信号を出力する。
電流プロファイル発生器111aは、この指示信号により、電流プロファイルIposiとして発生する三角状の電流変化パターンの周波数を下げるように、周期を徐々に増加させ、減算器401の演算結果が負になるまで実行する。また、周期増加の上限を予め設定し、例えば、5Tsを超えた場合は、電流振幅のピーク値を減少させるようにしている。その減少率は例えば、初期設定値の10%毎といったようにしている。このようにして、
探査電圧演算器110が出力する探査電圧パルスVposiが小さくなるように調整する。
以上説明したように、本実施形態に係るモータ制御装置Jは、電力変換器103が出力可能な最大電圧振幅値を考慮して、電流プロファイルIposiを修正する電流プロファイル修正器402を有することにより、第1実施形態に係るモータ制御装置Iが奏する作用・効果に加えて更に、入力電源電圧の低下などにより直流母線電圧の変動に対してもロバストに磁極位置検出を行うことができる。このことは、電力変換器への入力電源電圧の変動に対しても同様に電流プロファイルIposiが修正されるので、電力変換器103が、電圧型インバータで構成される場合に特に効果を有する。
以上、本発明の実施形態について説明した。ただし、いわゆる当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態から適宜変更が可能であり、また、上記実施形態と変更例による手法を適宜組み合わせて利用することも可能である。すなわち、このような変更等が施された技術であっても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。
101 永久磁石モータ
102 電流検出器
103 電力変換器
104 3相2相変換器
105 dq変換器
106 磁極位置検出器
107 電流制御器
108 極性判別評価電流演算器
109 極性検出器
110 探査電圧演算器
111、111a 電流プロファイル発生器
112、113 加算器
201 符号検出器
202、203、302 乗算器
204 ゲイン増幅器
205、206 フィルタ器
207 逆正接演算器
301、401 減算器
303 パルス発生器
304 歪方向判別器
305 補償量選定器
402 電流プロファイル修正器
403 電圧振幅演算器

Claims (6)

  1. 永久磁石モータと、
    該永久磁石モータの磁束方向であるd軸電圧指令とこれに直交するq軸電圧指令に基づく交流電圧指令を、PWM制御によって前記永久磁石モータに印加する電力変換器と、
    前記永久磁石モータに流れるモータ電流を前記PWM制御の周期に同期して検出する電流検出器と、
    電流プロファイルを生成する電流プロファイル発生器と、
    前記電流プロファイルに基づき探査電圧パルスを演算して、前記d軸電圧指令に加算する探査電圧演算器と、
    前記モータ電流と、前記探査電圧パルスに基づき前記永久磁石モータの磁極位置を検出する磁極位置検出器と、
    前記モータ電流のd軸電流値から前記永久磁石モータの磁極極性を判別するための極性判別評価電流を演算する極性判別評価電流演算器と、
    前記極性判別評価電流と前記電流指令との偏差から前記磁極極性を判別して位相補正量を出力する極性検出器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記磁極位置検出器は、前記探査電圧パルスの極性を検出する符号検出器と、
    該符号検出器の出力値に所定のゲインを乗算する第1の乗算器と、
    前記第1の乗算器の出力に、前記モータ電流の2相電流検出値を成分毎に乗算する第2、第3の乗算器と、
    該第2及び第3の乗算器の出力を用いて、前記探査電圧パルスの周期に同期した前記2相電流検出値のそれぞれのピーク値Icos、Isinを抽出するフィルタ器と、
    前記ピーク値Icos、Isinの逆正接演算により磁極位置を算出する逆正接演算器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記極性検出器は、前記電流プロファイルと前記極性判別評価電流との偏差を演算する減算器と、
    前記探査電圧パルスの2倍の周波数のパルス列を生成するパルス発生器と、
    前記減算器の出力と前記パルス列を乗算する第4の乗算器と、
    該乗算器の出力をローパスフィルタ又は積分器を介して重畳した直流成分の極性を判別する歪方向判別器と、
    該歪方向判別器の出力に基づいて0[rad]又はπ[rad]を前記位相補正量として出力する補償量選定器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記極性判別評価電流演算器は、固有角周波数を前記電流プロファイルに設定された周波数と同一に設定されたバンドパスフィルタで構成され、前記モータ電流のd軸電流値から探査パルス電圧と同じ周波数を抽出することを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項1乃至4に記載のいずれかのモータ制御装置であって、
    前記電力変換器に入力される電圧指令値の振幅を演算する電圧振幅演算器と、
    前記電圧指令値の振幅が、前記電力変換器で出力可能な最大電圧値以上になる場合には、前記電流プロファイルの振幅あるいは周波数を修正する電流プロファイル修正器と、を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 永久磁石モータの磁束方向であるd軸電圧指令とこれに直交するq軸電圧指令に基づく交流電圧指令を、PWM制御によって前記永久磁石モータに印加する工程と、
    該永久磁石モータに流れるモータ電流を前記PWM制御の周期に同期して検出する工程と、
    生成された電流プロファイルに基づき探査電圧パルスを演算する工程と、
    探査電圧パルスと前記d軸電圧指令の加算値を、新たにd軸電圧指令とする工程と、
    前記モータ電流と、前記探査電圧パルスに基づき前記永久磁石モータの磁極位置を検出する工程と、
    前記モータ電流のd軸電流値から前記永久磁石モータの磁極極性を判別するための極性判別評価電流を演算する工程と、
    前記極性判別評価電流と前記電流プロファイルとの偏差から前記磁極極性を判別する工程と、
    前記磁極極性の判別結果により、0[rad]又はπ[rad]を前記位相補正量として出力する工程と、
    前記磁極位置と前記位相補正量を加算し、新たに磁極位置とする工程と、を備えることを特徴とするモータ制御装置の磁極位置検出方法。
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