JPWO2011077611A1 - 無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

アンテナ数増加による実装面積の増大を招くことなくアンテナ間干渉を低減し、RFIC入力端子数、回路規模、消費電流を低減することができる無線受信装置を開示する。無線受信装置(100)において、マルチプレクサ(120)により、受信アンテナ(110−1)とダウンコンバータ(130)とが接続されているとき、容量制御部(190−2)は、受信アンテナ(110−2)に接続された容量可変寄生素子(180−2)の容量値を、受信アンテナ(110−1)での通信容量が最大となるように制御する。また、マルチプレクサ(120)により、受信アンテナ(110−2)とダウンコンバータ(130)とが接続されているとき、容量制御部(190−1)は、受信アンテナ(110−1)に接続された容量可変寄生素子(180−1)の容量値を、受信アンテナ(110−2)での通信容量が最大となるように制御する。

Description

本発明は、無線受信装置に関し、特に、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)システム或いはSIMO(Single-Input Multiple-Output)システムで用いられる無線受信装置に関する。
MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)伝送技術は、その空間多重化とダイバーシティ効果により次世代の無線通信技術として不可欠なものになりつつある。しかし、その実装に対しては、複数の同等な特性を有する送受信装置及びアンテナを単に並列実装する方式が主流である。そのため、RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)の入力端子数、チップサイズ及び消費電力が増大するとともに、アンテナ間アイソレーションが十分とれないという2つの課題があった。
この並列実装により生じるRFICの入力端子数、チップサイズ及び消費電力増大に対する1つ目の課題を解決する手段としては、例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1、及び非特許文献2の方法が知られていた。つまり、従来の方法は、複数のアンテナに対し、1つのRF(Radio Frequency)フロントエンドを時間で切り替えて使用するものがあった。
図1は、特許文献1に記載された従来のMIMO対応の無線受信装置の構成を示すブロック図である。以下では、説明を簡易化するため、ブランチ数Nを2として説明する。
図1における無線受信装置は、RF信号を受信する2個の受信アンテナ2101,2102から成るアンテナ配列と、前記2個の受信アンテナ2101,2102の出力側に設けられ、2チャネルの信号を1つの出力にマルチプレクス(合成)する2:1マルチプレクサ(Mux:Multiplexer)2020と、前記2:1マルチプレクサ2020の出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータ2140と、前記ダウンコンバータの出力側に設けられ、合成された2個の受信信号を同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスする2つの1:2アナログ・デマルチプレクサ2061,2062と、前記2つの1:2アナログ・デマルチプレクサの出力側に設けられ、2個の同相信号成分または2個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、フィルタリングと再構成を行う4個のローパスフィルタから構成される。
ここで、前記無線受信装置では、2:1マルチプレクサ2020によって、2個の受信アンテナ2101,2102を介して受信した2個の信号が1つの出力に時分割でマルチプレクスされる。そして、ダウンコンバータ2140によって、その合成信号がベースバンドの信号にダウンコンバートされて、同相信号成分と直交信号成分とが出力される。そして、2つの1:2アナログ・デマルチプレクサ2061,2062によって、合成されダウンコンバートされた2個の受信信号が、2個の受信信号の同相信号成分と2個の受信信号の直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスされる。
このように、前記無線受信装置では、ダウンコンバータ2140において、受信信号の合成信号をダウンコンバートする。そのため、並列実装された個々の受信部ごとにそれぞれをダウンコンバートするMIMOまたはSISOの主流方式と比較して、前記無線受信装置では、RFフロントエンド部の構成を簡略化および低消費電力化を図ることができる。
また、アンテナ間アイソレーションが十分とれないという2つ目の課題を解決する手段としては、例えば、特許文献3〜特許文献10の方法が知られていた。つまり、従来の方法は、給電アンテナ素子に近接した位置に別途無給電アンテナと可変リアクタンス素子を設け、アンテナ放射パターンの最適制御を行うというものがあった。図2は、前記特許文献3に記載された従来のMIMO受信アンテナ装置の構成を示すブロック図である。
図2におけるMIMO受信アンテナ装置3001において、列を為して配置されたアンテナ素子のうち、前記列の両端のアンテナ素子は給電アンテナ素子3011,3012である。また、前記両端の給電アンテナ素子3011,3012の間に配された残りのアンテナ素子は、無給電アンテナ素子3021,3022である。なお、前記無給電アンテナ素子3021,3022は、リアクタンス素子3031,3032によって終端されている。この方法は、リアクタンス素子3031、3032のリアクンタンス値を、無線通信における通信容量の期待値を最大化する値に設定する。これにより、複数の給電アンテナ素子間のアンテナ結合を軽減させて、SNR(Signal to Noise Ratio)を向上させることができる。また、この方法は、給電アンテナ素子間の空間相関を軽減させて、通信容量を増大させることができる。
特開2006−135814号公報 特開2007−325220号公報 特開2008−211586号公報 特開2005−151194号公報 特開2001−313596号公報 特表2007−536767号公報 特開2007−243455号公報 特開2005−260762号公報 特開2008−072704号公報 特表2005−512389号公報
F.ADACHI,"A Periodic Switching Diversity Technique for a Digital FM Land Mobile Radio", IEEE TRANSACTIONS ON VEHICULAR TECHNOLOGY,VOL.VT-27,NO.4, NOVEMBER 1978, P211-P219 太郎丸 真著「単一受信回路と高速アンテナ切り換えによるダイバーシティ受信と適応指向性制御に関する一検討(Fast Antenna Switching for Diversity and Adaptive Beamforming with a Single Receiver Circuit)」社団法人 電子情報通信学会 信学技報 IEICE Technical Report、2005年10月
しかしながら、非特許文献2で詳細に解析されているように、特許文献1、特許文献2、非特許文献1、及び非特許文献2の構成では、複数アンテナ間干渉により、通信容量の減少を招く。また、特許文献3〜特許文献10に開示されているように、無給電アンテナを新たに追加した場合、アンテナ間干渉は軽減されるものの、時分割概念の導入がない。そのため、RFICの入力端子数及び回路規模、消費電力の増大を招くのはもちろんのこと、通常の複数給電アンテナの他に新たな複数無給電アンテナを装荷する必要があり、実装面積の増大を招くという課題を有していた。
本発明の目的は、アンテナ数増加による実装面積の増大を招くことなくアンテナ間干渉を低減し、RFIC入力端子数、回路規模、消費電流を低減することができる無線受信装置を提供することである。
本発明の無線受信装置は、到来信号を受信電力に変換する第1及び第2の受信アンテナと、前記第2の受信アンテナに接続された容量可変寄生素子と、前記第1又は前記第2の受信アンテナにより受信された受信信号を復調するダウンコンバータと、前記第1及び第2の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの間に設けられ、前記第1又は前記第2の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの接続を、前記到来信号に含まれる変調信号のシンボルレートより短い時間で交互に切り換えるマルチプレクサと、前記第1の受信アンテナと前記ダウンコンバータとが接続されているときに、前記第2のアンテナに接続された前記容量可変寄生素子の容量値を、前記第1の受信アンテナでの通信容量が最大となるように制御する制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、アンテナ数増加による実装面積の増大を招くことなくアンテナ間干渉を低減し、RFIC入力端子数、回路規模、消費電流を低減することができる。
従来の無線受信装置の構成を示すブロック図 従来のアンテナ間干渉を低減したMIMO用アンテナのブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図 動作モード設定部における判定結果と動作モードとの対応関係を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図3の本実施の形態に係る無線受信装置100は、ブランチ数Nが2の場合の構成例である。
図3において、無線受信装置100は、2個の受信アンテナ110−1,110−2、マルチプレクサ(Mux:Multiplexer)120、ダウンコンバータ130、デマルチプレクサ(DeMux:Demultiplexer)140−1、140−2、LPF(Low Pass Filter)150−1,150−2,150−3,150−4、ベースバンド処理部160、切替制御部170、容量可変寄生素子180−1,180−2、及び、容量制御部190−1,190−2から構成される。
2個の受信アンテナ110−1,110−2は、アンテナ配列を構成し、到来信号を受信する。受信アンテナ110−1,110−2において受信されたRF信号は、後段のマルチプレクサ120に出力される。以下では、受信アンテナ110−1により受信された信号を第1RF信号といい、受信アンテナ110−2により受信された信号を第2RF信号という。
マルチプレクサ120は、受信アンテナ110−1,110−2の出力側に設けられ、受信アンテナ110−1,110−2において受信された2系統のRF信号(第1RF信号及び第2RF信号)を、1系統のRF信号にマルチプレクスする。具体的には、マルチプレクサ120は、後述の切替制御部170からの第1切替信号に基づいて、ダウンコンバータ130に接続される受信アンテナ要素を受信アンテナ110−1と受信アンテナ110−2とに交互に切り替える。このようにして、マルチプレクサ120は、2個の受信アンテナ110−1,110−2を介して受信された2個のRF信号をマルチプレクスする。すなわち、マルチプレクサ120は、第1RF信号と第2RF信号とを時分割して1つの出力信号を生成する。
このように、マルチプレクサ120は、時分割スイッチと等価であるといえる。そのため、マルチプレクサ120は、例えば、2個のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチにより構成することができる。なお、ブランチ数N(Nは3以上の整数)の場合には、マルチプレクサ120が、N個のスイッチを有するように構成すればよい。
マルチプレクサ120は、マルチプレクス後の1系統のRF信号をダウンコンバータ130に出力する。
ダウンコンバータ130は、マルチプレクサ120の出力側に設けられ、マルチプレクサ後の1系統のRF信号をベースバンド信号にダウンコンバートして、受信アンテナ110−1,110−2で変換された受信電力を復調する。そして、ダウンコンバータ130は、ベースバンド信号の同相成分をデマルチプレクサ(DeMux:Demultiplexer)140−1に出力し、ベースバンド信号の直交成分をデマルチプレクサ140−2に出力する。
デマルチプレクサ140−1は、ダウンコンバータ130の同相出力側に設けられ、デマルチプレクサ140−1には、1系統にマルチプレクスされたベースバンド信号の同相成分が入力される。また、デマルチプレクサ140−2は、ダウンコンバータ130の直交出力側に設けられ、デマルチプレクサ140−2には、1系統にマルチプレクスされたベースバンド信号の直交成分が入力される。
デマルチプレクサ140−1,140−2は、切替制御部170からの第2切替信号に基づいて、1系統のベースバンド信号の同相成分を、2系統の同相成分にデマルチプレクス(分離)する。同様に、デマルチプレクサ140−2は、1系統のベースバンド信号の直交成分を、2系統の直交成分にデマルチプレクスする。
デマルチプレクサ140−1,140−2は、それぞれでデマルチプレクス後の2系統のベースバンド信号の同相成分及び直交成分を、それぞれ、LPF150−1,150−2,150−3,150−4に出力する。
LPF150−1,150−2は、デマルチプレクサ140−1の出力側に設けられ、ベースバンド信号の同相成分に対してフィルタリング処理を行い、復調信号を再構成する。また、LPF150−3,150−4は、デマルチプレクサ140−2の出力側に設けられ、ベースバンド信号の直交成分に対してフィルタリング処理を行い、復調信号を再構成する。LPF150−1,150−3は、第1RF信号に対する再構成後の同相成分(Iout1)及び直交成分(Qout1)を、ベースバンド処理部160に出力する。また、LPF150−2,150−4は、第2RF信号に対する再構成後の同相成分(Iout2)及び直交成分(Qout2)を、ベースバンド処理部160に出力する。
ベースバンド処理部160は、第1RF信号又は第2RF信号に対する同相成分及び直交成分を用いて、通信容量を算出する。例えば、ベースバンド処理部160は、式(1)に基づいて、通信容量Cを算出する。式(1)は、シャノンの定理より得られる。
Figure 2011077611
式(1)において、nは、送信アンテナ数であり、InRは、サイズがnの単位行列である。ここで、nは、受信アンテナ数である。また、SNRは、信号対雑音電力比であり、Hは、チャネル行列である。チャネル行列には、受信アンテナ110−1,110−2の放射パターンに応じた指向性が反映される。
ベースバンド処理部160は、算出した通信容量の情報を容量制御部190−1,190−2に出力する。
切替制御部170は、クロック発生回路171及び遅延回路172を有し、マルチプレクサ120に第1切替信号を提供し、デマルチプレクサ140−1,140−2に第2切替信号を提供する。
クロック発生回路171は、所定周期のクロック信号を生成し、生成したクロック信号を第1切換信号として、マルチプレクサ120に出力する。また、クロック発生回路171は、生成したクロック信号(第1切替信号)を遅延回路172及び容量制御部190−1,190−2に出力する。なお、クロック発生回路171により生成されるクロック信号(第1切替信号)のクロック周期については、後述する。
遅延回路172は、クロック発生回路171において生成されるクロック信号(第1切替信号)を遅延させて第2切替信号として、デマルチプレクサ140−1,140−2に出力する。なお、遅延回路172の遅延時間は、マルチプレクサ120から出力されるRF信号が、ダウンコンバータ130でベースバンド信号に変換され、デマルチプレクサ140−1,140−2に到達するまでの遅延時間を考慮して設定される。
容量可変寄生素子180−1,180−2は、それぞれ、受信アンテナ110−1,110−2に接続されており、容量制御部190−1,190−2からの制御信号に応じて、容量値を変更する。
容量制御部190−1,190−2は、ベースバンド処理部160から通知される通信容量の情報に基づいて、容量可変寄生素子180−1,180−2の容量値を制御する。なお、容量制御部190−1,190−2における容量可変寄生素子180−1,180−2の容量値の制御方法については、後述する。
次に、以上のように構成された無線受信装置100の動作について説明する。
無線受信装置100では、2個の受信アンテナ110−1,110−2を介して受信された第1RF信号及び第2RF信号が、マルチプレクサ120によって、1つの出力に時分割でマルチプレクスされる。
具体的には、マルチプレクサ120は、切替制御部170からの第1切替信号に基づいて、受信アンテナ110−1,110−2とダウンコンバータ130との接続を切り替える。すなわち、受信アンテナ110−1により受信された第1RF信号と、受信アンテナ110−2により受信された第2RF信号とが、第1切替信号のクロック周期毎に交互にダウンコンバータ130に入力されるようになる。
本実施の形態の無線受信装置100は、マルチプレクサ120とデマルチプレクサ140−1、140−2の間にダウンコンバータ130が接続され、第1切替信号によりダウンコンバータ130が時分割動作している。一般的に、時分割動作を行う素子は、周波数特性を持たない、広帯域の通過特性を持った回路を用いることがよいと考えられている。なお、周波数特性を持つ回路を時分割動作させると、2つの信号系統のブランチ間で信号のリークが発生してしまい、復調性能を劣化させることが知られている。そのため、このダウンコンバータ130は、広帯域通過特性を持つことが望まれる。
このとき、ダウンコンバータ130以降において、第1RF信号及び第2RF信号の復調は、サンプリング定理により、第1RF信号及び第2RF信号に含まれる変調信号のシンボルレートの半分以下の時間でサンプリングされる必要がある。本実施の形態の無線受信装置100は、マルチプレクサ120によりダウンコンバータ130に入力する信号を切り換える。すなわち、マルチプレクサ120は、第1RF信号及び第2RF信号に含まれる変調信号のシンボルレートの半分以下の時間で切り替える必要がある。したがって、第1切替信号のクロックレートは、第1RF信号及び第2RF信号に含まれる変調信号のシンボルレートの2倍以上とするとよい。なお、望ましくは、マルチプレクサ120は、受信周波数帯域幅以上の速度で切り換えるのがよい。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)仕様におけるBandIの場合、受信周波数帯域幅は、60MHzである。したがって、マルチプレクサ120の切換速度を60MHz以上とすると、受信周波数帯域幅が変動する場合においてもサンプリング定理が満たされるようになる。
容量制御部190−1,190−2には、切替制御部170から第1切替信号が入力される。マルチプレクサ120は、第1切替信号に基づいて、受信アンテナ110−1と受信アンテナ110−2とを交互にダウンコンバータ130に接続する。なお、容量制御部190−1,190−2は、入力された第1切替信号に基づいて、ダウンコンバータ130が、受信アンテナ110−1,110−2のうち、どちらの受信アンテナに接続されているか判定することができる。
まず、マルチプレクサ120によって、受信アンテナ110−1がダウンコンバータ130に接続されている期間について考える。
この期間、受信アンテナ110−2は、ダウンコンバータ130に接続されておらず、ダウンコンバータ130から切り離されている。すなわち、当該期間では、ダウンコンバータ130に接続されている受信アンテナ110−1が給電アンテナを形成し、ダウンコンバータ130に接続されていない受信アンテナ110−2が無給電アンテナを形成する。
本実施の形態では、ダウンコンバータ130に接続される受信アンテナが、マルチプレクサ120により時分割で切り替えられる場合に、給電アンテナと無給電アンテナとが形成されることに着目した。このように、マルチプレクサ120により、ダウンコンバータ130に接続されない受信アンテナは、無給電アンテナとなる。
そこで、本実施の形態では、無給電アンテナを形成する受信アンテナ(第2受信アンテナ)に接続されている容量可変寄生素子(第2容量可変寄生素子)の容量値を制御して、給電アンテナを形成する受信アンテナ(第1受信アンテナ)の放射パターンを制御するようにしたものである。これにより、本実施の形態では、新たに無給電アンテナを追加することなく、給電アンテナの放射パターンを制御することができるようになる。放射パターンは、チャネル行列に影響を与える。また、式(1)に示したように、通信容量はチャネル行列により変動する。そのため、本実施の形態では、第2容量可変寄生素子の容量値を、第1受信アンテナにおける通信容量が最大となるように制御するようにした。このことにより、本実施の形態では、第1受信アンテナと第2受信アンテナとの間のアンテナ結合又は空間相関を利用して、第1受信アンテナにおけるSNRを向上させることができる。
具体的には、マルチプレクサ120によって、受信アンテナ110−2が無給電アンテナを形成する期間、容量制御部190−2は、受信アンテナ110−2に接続される容量可変寄生素子180−2の容量値を制御する。これにより、無給電アンテナを形成する受信アンテナ110−2は、給電アンテナを形成する受信アンテナ110−1の放射パターンを制御することができるようになる。このとき、容量制御部190−2は、給電アンテナを形成する受信アンテナ110−1での通信容量が最大となるように、容量可変寄生素子180−2の容量値を変更して、受信アンテナ110−1の放射パターンを制御する。
次に、マルチプレクサ120によって、受信アンテナ110−2がダウンコンバータ130に接続されている期間について考える。この期間、受信アンテナ110−1は、ダウンコンバータ130に接続されておらず、ダウンコンバータ130から切り離されている。すなわち、当該期間では、ダウンコンバータ130に接続されている受信アンテナ110−2が給電アンテナとなり、ダウンコンバータ130に接続されていない受信アンテナ110−1が無給電アンテナとなる。そこで、当該期間では、容量制御部190−1は、給電アンテナを形成する受信アンテナ110−2での通信容量が最大となるように、受信アンテナ110−1に接続されている容量可変寄生素子180−1の容量値を制御する。
容量値の制御方法としては、例えば、容量制御部190−1,190−2は、ターゲット容量値に応じた出力電圧値を持つ制御信号を容量可変寄生素子180−1,180−2に出力する。ここで、容量制御部190−1,190−2は、受信アンテナ110−2,110−1での通信容量が最大となるような容量可変寄生素子180−1,180−2の容量値を、ターゲット容量値として決定する。そして、容量可変寄生素子180−1,180−2は、容量制御部190−1,190−2からの制御信号の出力電力値に応じて容量値を変更する。
なお、受信アンテナ110−1,110−2のうち、ダウンコンバータ130に接続されている受信アンテナは主アンテナとなり、ダウンコンバータ130に接続されていない受信アンテナは副アンテナとなる。ここで、主アンテナ及び副アンテナは、マルチプレクサ120の切り替え速度に同期して入れ替わる。そのため、容量可変寄生素子180−1,180−2は、接続される受信アンテナが主アンテナで動作する場合と副アンテナで動作する場合とで異なる容量値をとる。すなわち、容量可変寄生素子180−1,180−2は、主アンテナ用と副アンテナ用の2通りの容量値をとる。そして、容量可変寄生素子180−1,180−2の容量値は、マルチプレクサ120の切り替え速度に同期して、主アンテナ用の容量値と副アンテナ用の容量値とで切り替えられることになる。
しかし、それぞれの容量値の更新速度は、ドップラー周波数より大きく設定する必要があるものの、マルチプレクサ120の切り替え速度より十分遅くてよい。ここで、容量値の更新速度とは、主アンテナ用及び副アンテナ用の2通りの容量値の値自体を更新する速度であり、上記容量値の切り替え速度とは異なる。例えば、2.4GHz帯を用いて時速300KHzで移動する新幹線のドップラーシフト周波数は667Hzである。この場合、容量値の更新速度は、数倍程度(例えば、2倍の1.334KHz等)に設定すればよい。高速のスイッチを実現するためにはスイッチサイズを小さくする必要があるため、一般的なCMOSプロセスでは等価直列抵抗が大きくなり容量のQ値が下がることで特性が劣化する。しかし、本実施の形態では、高速性に支配されることなく、特性面に最適化したスイッチを用いて容量可変寄生素子180−1,180−2を構成することができる。この結果、超高速を要求されるマルチプレクサ120の切り替え速度に影響を受けることなく、Q値の高い容量可変寄生素子180−1,180−2を構成することができる。なお、主アンテナ用及び副アンテナ用の2通りの容量値は、制御を簡単化するため独立した2通りの容量値のうち一方を0としてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線受信装置100は、時分割で使用していない無給電アンテナを活用して給電アンテナの放射パターンを制御することができる。つまり、受信アンテナ110−2が無給電アンテナを形成するとき、容量制御部190−2は、受信アンテナ110−2に接続された容量可変寄生素子180−2の容量値を、受信アンテナ110−1の通信容量が最大となるように制御する。また、マルチプレクサ120により、受信アンテナ110−1が無給電アンテナを形成するとき、容量制御部190−1は、受信アンテナ110−1に接続された容量可変寄生素子180−1の容量値を、受信アンテナ110−2の通信容量が最大となるように制御する。これにより、本実施の形態では、新たに寄生アンテナを付加することなく、給電アンテナの通信容量を増加することができる。
なお、本実施の形態において、無線受信装置100が、MIMO対応の無線受信装置として説明したが、無線受信装置100が、送信系が1系統となるSIMO対応の無線受信装置として適用可能であることはいうまでもない。この場合は、2つの受信アンテナにより、最大比合成ダイバーシティ受信をすることができるようになる。なお、通常、MIMO又は最大比合成ダイバーシティ受信の性能を十分発揮するためには、2アンテナ間の距離を十分離すことで両者の干渉(相関)を低減させておく必要がある。しかし、スペースが限定される携帯端末においては、2アンテナ間の距離を離すことは通常困難であることが多く、理論特性からの劣化を招いていた。しかしながら、本実施の形態においては、2つの受信アンテナの相互干渉を利用して伝送効率を上げる構成を採る。そのため、2つの受信アンテナが互いに干渉を与え合うように2つの受信アンテナを近接させて配置することができ、無線受信装置の小型化が図れるようになる。なお、受信アンテナ間距離は、波長の1/8程度が最適点となるが、それより近接した場合においても通常のMIMO又SIMO(最大比合成ダイバーシティ受信)に対し、理論値に対する劣化が少ないという有利な効果が得られる。
また、以上の説明では、第2受信アンテナが無給電アンテナであるときに、容量制御部が、第2容量可変寄生素子の容量値を、第1受信アンテナにおける通信容量が最大となるように制御する場合について説明した。しかし、容量値の制御方法は、これに限られない。第1及び第2受信アンテナそれぞれを時分割で主アンテナとして用いるMIMOシステム全体での性能を重視する場合には、容量制御部はMIMOシステム全体での通信容量が最大となるように第1及び第2容量可変寄生素子の容量値を制御するとよい。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図4の本実施の形態に係る無線受信装置において、図3と同じ構成要素には、図3と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る無線受信装置200は、実施の形態1に係る無線受信装置100に対して、受信アンテナ110−1,110−2とマルチプレクサ120との間に、それぞれバンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)210−1,210−2を追加した構成を採る。
バンドパスフィルタ210−1,210−2は、受信アンテナ110−1,110−2とマルチプレクサ120との間に接続されており、第1切替信号の時分割制御周波数によって生じる帯域外折り返し妨害波をそれぞれ除去する。そのため、バンドパスフィルタ210−1、210−2の帯域幅は、受信する希望波変調信号帯域幅より大きく、マルチプレクサ120を切り替える第1切替信号の時分割制御周波数より小さく設定する必要がある。
なお、バンドパスフィルタは、マルチプレクサ120の後段に配置し共用化する構成では、マルチプレクサ120によって時分割に並べられた2つの独立データが後段のバンドパスフィルタにより平均化(混合)作用を受け、好ましくない。
これに対し、バンドパスフィルタ210−1,210−2は、図4に示すように、受信アンテナ110−1,110−2と、マルチプレクサ120との間に設けるようにする。この場合、バンドパスフィルタ210−1には、受信アンテナ110−1によって受信された第1RF信号のみが入力され、受信アンテナ110−2によって受信された第2RF信号は入力されない。そのため、バンドパスフィルタ210−1では、第1RF信号のみが平均化されるようになる。同様に、バンドパスフィルタ210−2には、受信アンテナ110−2によって受信された第2RF信号のみが入力され、受信アンテナ110−1によって受信された第1RF信号は入力されない。そのため、バンドパスフィルタ210−2では、第2RF信号のみが平均化されるようになる。
このように、バンドパスフィルタ210−1,210−2は、図4に示すように、受信アンテナ110−1,110−2とマルチプレクサ120との間に設ける。これにより、受信アンテナ110−1によって受信された第1RF信号と、受信アンテナ110−2によって受信された第2RF信号とが、独立に平均化されるようになる。したがって、バンドパスフィルタ210−1、210−2が同一のフィルタ特性を有するようにして、第1RF信号及び第2RF信号に対し、共通の平均処理が施されるようにするのが望ましい。
以上ように、本実施の形態に係る無線受信装置200は、バンドパスフィルタ210−1,210−2を受信アンテナ110−1,110−2とマルチプレクサ120との間に設ける。これにより、本実施の形態では、受信された第1RF信号と第2RF信号とが、独立に平均化されるため、帯域外妨害波の折り返し影響を受けずに、確実に時分割動作を行うことができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態に係る無線受信装置の要部構成を示すブロック図である。なお、図5の本実施の形態に係る無線受信装置において、図4と同じ構成要素には、図4と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る無線受信装置300は、実施の形態2に係る無線受信装置200に対して、受信アンテナ110−1,110−2とバンドパスフィルタ210−1,210−2との間に、低雑音増幅器310−1,310−2をそれぞれ追加した構成を採る。
低雑音増幅器310−1は、バンドパスフィルタ210−1の前段に設けられ、受信アンテナ110−1により変換された受信電力(第1RF信号)を増幅する。
低雑音増幅器310−2は、バンドパスフィルタ210−2の前段に設けられ、受信アンテナ110−2により変換された受信電力(第2RF信号)を増幅する。
なお、低雑音増幅器310−1,310−2は、受信アンテナ110−1,110−2において受信した第1RF信号、第2RF信号の熱雑音レベルを設定された利得だけ上昇させる。低雑音増幅器310−1,310−2の後段のバンドパスフィルタ210−1,210−2では、増幅された帯域外熱雑音が除去されるため、第1RF信号の熱雑音及び第2RF信号の熱雑音の受信電力がそれぞれ1/2になる。第1RF信号と第2RF信号は、時分割化によって、受信電力が1/2になるので、低雑音増幅器310−1,310−2を設けることにより、理論的に生じる3dBのSNR劣化を防止することができる。
以上のように、本実施の形態に係る無線受信装置300は、バンドパスフィルタ210−1の前段に低雑音増幅器310−1を設け、バンドパスフィルタ210−2の前段に低雑音増幅器310−2を設ける。これにより、本実施の形態では、第1RF信号と第2RF信号とが時分割された1系統のRF信号がダウンコンバータ130に入力されることにより、理論的に生じる3dBのSNR劣化を防止ことができる。また、本実施の形態は、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態の無線受信装置の要部構成のブロック図である。なお、図6の本実施の形態に係る無線受信装置において、図5と同じ構成要素には、図5と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る無線受信装置400は、実施の形態3に係る無線受信装置300に対して、希望波レベル検出部410、妨害波レベル検出部420−1,420−2、及び、動作モード設定部430を更に追加した構成を採る。
希望波レベル検出部410は、LPF150−1,150−2,150−3,150−4の出力から希望波の受信レベルを検出する。
妨害波レベル検出部420−1,420−2は、バンドパスフィルタ210−1,210−2の出力から妨害波及び希望波の受信レベルを検出する。
動作モード設定部430は、希望波レベル検出部410及び妨害波レベル検出部420−1,420−2の出力結果に基づいて、無線受信装置400の動作モードをいずれかに切り替える。無線受信装置400の動作モードは、SIMO、MIMO、及び、SISO(Single Input Single Output)を含む。
具体的には、希望波の受信レベル及び妨害波の受信レベルが低い場合、動作モード設定部430は、動作モードをSIMOモードに設定する。無線受信装置400をSIMO動作させることにより、ダイバーシティ合成が行われるため、希望波の受信レベルが低い場合においても受信感度を向上させることができる。
また、希望波の受信レベルが高く、妨害波の受信レベルが低い場合、動作モード設定部430は、動作モードをMIMOモードに設定する。希望波の受信レベルが高い場合には、無線受信装置400をMIMOさせることにより、スループットを向上させることができる。
また、妨害波の受信レベルが高い場合、動作モード設定部430は、動作モードをSISOモードに設定し、無線受信装置400を通常シングル動作させる。
動作モード設定部430は、例えば、図7に示すような判定表を保持し、当該判定表に基づいて、動作モードを適宜切り替え制御する。なお、設定された動作モードは、通信相手の無線送信装置にフィードバックされる。
更に、動作モード設定部430は、動作モードをSISOに設定する場合には、無線受信装置400が時分割動作を行わないように、切替制御部170のクロック発生回路171に第1切替信号の提供を中止するための指示信号を出力する。同時に、動作モード設定部430は、容量制御部190−1,190−2に、制御信号の提供を中止するための指示信号を出力する。このようにして、動作モード設定部430は、希望波及び妨害波の受信レベルに基づいて、動作モードを設定し、設定した動作モードに応じて、無線受信装置400における時分割動作のON/OFF制御を行う。
以上のように、本実施の形態係る無線受信装置400において、動作モード設定部430は、希望波及び妨害波の受信レベルの検出結果に応じて、動作モードを切り替える。例えば、動作モード設定部430は、希望波の受信レベルが低く弱電界の場合、動作モードをSIMOモードに設定する。また、動作モード設定部430は、希望波の受信レベルが高く強電界の場合、動作モードをMIMOモードに設定し、妨害波の受信レベルが高く強入力妨害波が存在する場合、動作モードをSISOモードに設定する。これにより、時分割切り替え方式の課題である帯域外妨害波折り返し耐性を軽くし、バンドパスフィルタの帯域幅を通常の無線受信装置と同じ受信帯域幅に設定することができる。このように、バンドパスフィルタの帯域幅を広く設定できるので、バンドパスフィルタの中心周波数をチャンネルに合わせて変化させるチューナブルフィルタを不要化することができる。
2009年12月25日出願の特願2009−295554に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る無線受信装置は、並列実装で構成された通常構成の受信装置に対し、RF入力端子数、回路規模削減を可能とし、3G LTE(3GPP Long Trem Evolution)携帯電話無線部等として有用である。またMIMOだけでなく、SIMO、すなわち最大比合成ダイバーシティとして、地上波デジタルTV(ISDB−T:Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)等の用途にも応用できる。
100,200,300,400 無線受信装置
110−1,110−2 受信アンテナ
120 マルチプレクサ
130 ダウンコンバータ
140−1,140−2 デマルチプレクサ
150−1,150−2,150−3,150−4 LPF
160 ベースバンド処理部
170 切替制御部
171 クロック発生回路
172 遅延回路
190−1,190−2 容量制御部
180−1,180−2 容量可変寄生素子
210−1,210−2 バンドパスフィルタ
310−1,310−2 低雑音増幅器
410 希望波レベル検出部
420−1,420−2 妨害波レベル検出部
430 動作モード設定部

Claims (7)

  1. 到来信号を受信電力に変換する第1及び第2の受信アンテナと、
    前記第2の受信アンテナに接続された容量可変寄生素子と、
    前記第1又は前記第2の受信アンテナにより受信された受信信号を復調するダウンコンバータと、
    前記第1及び第2の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの間に設けられ、前記第1又は前記第2の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの接続を、前記到来信号に含まれる変調信号のシンボルレートより短い時間で交互に切り換えるマルチプレクサと、
    前記第1の受信アンテナと前記ダウンコンバータとが接続されているときに、前記第2のアンテナに接続された前記容量可変寄生素子の容量値を、前記第1の受信アンテナでの通信容量が最大となるように制御する制御手段と、
    を具備する無線受信装置。
  2. 前記第1の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの間に設けられ、前記第1の受信アンテナで受信された受信信号から妨害波を除去する第1のバンドパスフィルタと、
    前記第2の受信アンテナと前記ダウンコンバータとの間に設けられ、前記第2の受信アンテナで受信された受信信号から妨害波を除去する第2のバンドパスフィルタと、を更に具備する、
    請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記第1及び第2のバンドパスフィルタは、同一のフィルタ特性を有する、
    請求項2に記載の無線受信装置。
  4. 前記第1のバンドパスフィルタの前段に設けられ、前記第1の受信アンテナにより受信された受信信号を増幅する第1の増幅手段と、
    前記第2のバンドパスフィルタの前段に設けられ、前記第2の受信アンテナにより受信された受信信号を増幅する第2の増幅手段と、を更に具備する、
    請求項2に記載の無線受信装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記容量可変寄生素子の容量値を、ドップラー周波数より大きい速度で制御する、
    請求項1に記載の無線受信装置。
  6. 前記第1又は第2の受信アンテナにより受信された受信信号を用いて希望波及び妨害波の受信レベルを検出する検出手段と、
    前記検出手段における検出結果に応じて、動作モードを、SISOモード、MIMOモード、SIMOモードのいずれかに設定する設定手段、を更に具備する、
    請求項1に記載の無線受信装置。
  7. 前記設定手段は、
    前記妨害波の受信レベルが高い場合、前記動作モードをSISOモードに設定し、前記希望波の受信レベルが高く、前記妨害波の受信レベルが低い場合、前記動作モードをMIMOモードに設定し、前期希望波の受信レベルが低く、前記妨害波の受信レベルが低い場合、前記動作モードをSIMOモードに設定する、
    請求項6に記載の無線受信装置。
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