JP2006135814A - 無線受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MIMOシステムまたはSIMOシステムに用いられる無線受信機において、簡素なRFフロントエンド部を有する無線受信機を提供することである。
【解決手段】 本発明の無線受信機では、N:1マルチプレクサ40によって、N個の受信アンテナ10、10、10、・・・、10を介して受信したN個の信号が1つの出力にマルチプレクスされ、ダウンコンバータ40によって、その合成信号がベースバンドの信号にダウンコンバートされて同相信号成分と直交信号成分とが出力される。そして、2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサ61、62によって、合成されダウンコンバートされたN個の受信信号が、N個の受信信号の同相信号成分とN個の受信信号の直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線受信機に関し、特に、MIMOシステムやSIMOシステムで用いられる無線受信機のRFフロントエンド受信部の構成に関する。
無線通信システムは、移動性、融通性、安価なネットワーク構成などの利便性から急速に発展してきた。無線通信システムにおいては、無線チャネルによって、3つの主要な障害が引き起こされる。すなわち、フェージング、遅延拡散(delay spread)、および、co−チャネルによる干渉である。高速で、高品質で、高いキャパシティを持つ通信を実現するには、これら干渉に抵抗する対策が採用されねばならない。
MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術は、パラレルな情報を同じバンド幅で送信することが可能な無線チャネルを提供することができ、かつ、達成することが可能なキャパシティを大幅に増やすことができる。この技術については、第三世代のセルラシステム(W−CDMA)で用いられているとともに、無線ローカルネットワーク(WLAN)におけるIEEE802.11スタンダードの高性能モードや、高速ダウンリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access、HSDPA)等の3.5世代セルラシステムへの適用が論じられている。
MIMOに関連するトピックは、今日の学問上の通信の研究において、重要な位置を占める。MIMO無線システムは、トランスミッタとレシーバの双方に複数のアンテナ要素を有しているシステムである。複数のアンテナ要素によって付与された余分の自由度は、ビットレートを2つの異なる方法で増やすことに用いられる。1つは、非常に効果的なアンテナ・ダイバーシティ・システムを作成する方法である。また、他方は、システムのキャパシティを増すために、複数の並列なデータを送信するのに、複数のアンテナを用いる方法である。
図12は、従来例の無線システムにおけるMIMOシステムの構成を示す図である。図のMIMOシステムは、M個の送信アンテナとN個の受信アンテナ101、101、101、・・・、101とを有している。M個の異なるデータストリームは、M個の送信アンテナから並列に送信され、N個の受信アンテナに並列に(同時に)受信される。それら受信されたRF信号は、N個のアレーアンテナに対応して設けられたN個のフロントエンド回路(ダウンコンバータ)102、102、102、・・・、102においてベースバンドの信号(同相信号成分と直交信号成分)にダウンコンバートされる。そして、それらダウンコンバータの同相信号成分の出力がローパスフィルタ(LPF)103、103、103、・・・、103を介することで、フィルタ処理されるとともに、元の波形が復元され、また、それらダウンコンバータの直交信号成分の出力がローパスフィルタ(LPF)104、104、104、・・・、104を介することで、フィルタ処理されるとともに、元の波形が復元される。そして、そのフィルタ処理された信号は、それらLPFの後段のA/D変換器(ADC)105、105、105、・・・、105;106、106、106、・・・、106においてディジタル信号に変換される。
このようなMIMOシステムは、例えば、特許文献1および2に開示されている。
米国特許第6,252,548号 "Transceiver Arrangement For A Smart Antenna System In A Mobile Communication Base Station" 米国特許第6,728,517号 "Multiple-Input Multiple-Output Radio Transceiver"
従来例のMIMOシステムは、受信アンテナを増設しようとした場合、その増設分に対して、RFフロントエンド部の構成要素、例えばダウンコンバータを追加しなければならかった。そして、このことが、システム構成の複雑化、高消費電力化、組み立ての高コスト化、システム構成の拡張、関連するケーブルに対する要求の増大、を引き起こす原因となっており、よって、システムの物理的な構成をより困難なものとしていた。
無線通信のマーケットの急増は、低コスト、コンパクトさ、低消費電力回路への要求を生み出している。従来のMIMOシステムは、このような要求に対応できないという問題がある。なお、SIMO(Single-Input Multiple-Output)システムにおいても、同様な問題が従来ある。
本発明の課題は、MIMOシステムまたはSIMOシステムに用いられる無線受信機において、簡素で低消費電力化したRFフロントエンド部を有する無線受信機を提供することである。
本発明の無線受信機は、RF信号を受信するN個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素から成るアンテナ配列と、該N個のアンテナ要素の出力側に設けられ、Nチャネルの信号を1つの出力にマルチプレクスするN:1マルチプレクサと、該N:1マルチプレクサの出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータと、該ダウンコンバータの出力側に設けられ、合成されたN個の受信信号を同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスする2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサと、該2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサの出力側に設けられ、N個の同相信号成分またはN個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、フィルタリングと再構成を行う2N個のローパスフィルタと、該2N個のローパスフィルタの出力側に設けられ、再構成された受信信号をディジタル信号に変換する2N個のAD変換器と、を備えることを特徴とする無線受信機である。
ここで、本発明の無線受信機では、N:1マルチプレクサによって、N個の受信アンテナを介して受信したN個の信号が1つの出力にマルチプレクスされ、ダウンコンバータによって、その合成信号がベースバンドの信号にダウンコンバートされて同相信号成分と直交信号成分とが出力される。そして、2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサによって、合成されダウンコンバートされたN個の受信信号が、N個の受信信号の同相信号成分とN個の受信信号の直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスされる。このように、ダウンコンバータにおいて、受信信号の合成信号をダウンコンバートしているので、個々の受信部ごとにダウンコンバートしている従来技術の(MIMOまたはSIMO)システムと比較して、RFフロントエンド部の構成を簡素化および低消費電力化できる。
本発明によれば、ダウンコンバータにおいて、受信信号の合成信号をダウンコンバートしているので、個々の受信部ごとにダウンコンバートしている従来技術の(MIMOまたはSIMO)システムと比較して、RFフロントエンド部の構成を簡素化できる。
また、本発明によれば、部品数が削減できるので、消費電力を低減できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、MIMOシステムまたはSIMOシステムに用いられる受信機のRFフロントエンド部の構成が提案される。この構成では、回路サイズや電力消費を減らすために、要求されるRFフロントエンド・コンポーネントの合計数の減少が提供される。
この構成では、複数の受信したRF信号は、受動の(passive)スイッチ、または、能動の(active)スイッチングアンプによって、アンテナの近く、かつ、ダウンコンバージョンの前にサブサンプリング技術を用いてサンプルされる。全ての(受信)信号は、上記サンプリングスイッチまたはアンプの制御信号でトリガされるオーバーラップ(重複)することのない信号でサンプリングされる。サンプルされた信号が直接合成される場合、そのプロセスは、時分割マルチプレクシング(TDM)の技術に等しい。すなわち、個々のアンテナ要素で検出された受信信号のサンプルは、異なるタイムスロットでインターリーブされる(交互に重ねられる)。よって、マルチプレクスされた信号は、フロントエンド回路の1つのパスを通過することができる。そのパスは、典型的には、ダウンコンバージョンミキサと、1以上のローノイズアンプ(LNA)とから構成されている。ダウンコンバージョンの後には、マルチプレクスされた信号は、デ・インターリーブ(デマルチプレクス、交互の重ねを解いて分離)され、個々に、正しいローパスフィルタを通過することで再構成される。
以下では、1.サンプリング定理、2.パルス振幅変調(自然サンプリング)、3.時分割マルチプレクシング、4.構成(アーキテクチャ)、5.シミュレーション結果、の順に本実施形態を説明することにする。
1.サンプリング定理
提案される構成は、デュプリケートされた(各レシーバがそれぞれ備える同一の)RFフロントエンド回路を避けるために、サブサンプリングの概念を取り入れたものである。Nyquistのサンプリング定理を適用すると、RFシグナルは、信号のバンド幅の少なくとも2倍以上のレートでとられたサンプルにより完全に表現することができる。言い換えると、最小サンプリング周波数は、キャリア周波数ではなく、信号のバンド幅に関連付けられている。その技術は、バンドパスを制限したサブサンプリングと呼ばれている。信号のバンド幅の2倍より大きいサンプリング周波数は、サンプル比と信号のバンド幅の比であるいわゆるオーバーサンプリングを導く。サブサンプリングシステムは、通常のサンプリングで要求されるより低い周波数で無線信号をサンプリングするために、無線信号がそのキャリア周波数より狭いバンド幅を持つという事実を利用している。
2.パルス振幅変調(自然サンプリング)
ある連続した情報、例えば、音声やデータ、に対する波形を考えよう。この波形がオン・オフの矩形パルスによってサンプルされた場合、そのサンプル結果の波形は、振幅変調される。このプロセスは、自然サンプリングにおけるパルス振幅変調(Pulse Amplitude Modulation、PAM)として知られている。簡単な例として、時間領域の波形と対応するスペクトラムとを図1に示す。図1(a)は、バンド幅B、キャリア周波数fcの変調された信号波形の包絡線を示している。図1(b)は、周期Ts、パルス幅τを有し、図1(a)の波形をサンプルするのに用いる矩形パルスのシーケンスを示している。この周期関数に対応するスペクトラムもまた1/Tsの周期を有していて、そのスペクトラムの包絡線はsinc関数、すなわち、sin(πτf)/(πτf)である。このスペクトラムの包絡線の零点は、f=fc+N/τに存在している。ここで、Nは整数である。図1(c)は、図1(b)の矩形パルスを用いて図1(a)の波形をサンプルした場合のサンプル結果の波形を示している。パワースペクトラムの形状は、キャリア周波数を中心とした変調スペクトラムの繰り返しである。その繰り返しスペクトラムの包絡線はsincの自乗関数に従っていて、その包絡線の零点は、fc+N/τ(Nは整数)に存在する。繰り返しスペクトラムの間の空きは、周期fs=1/Tsでのサンプリングに起因する。図1(c)のサンプルされた信号がDCまでダウンコンバートされ、ローパスフィルタ処理されると、図1(d)に示すように、元の波形を再生成できる。不要なレプリカ(replicas)をフィルタ処理するには、ローパスフィルタ(LPF)の角の(corner)周波数fLPFは、下記式を満たさなければならない。
B/2≦fLPF≦2/Ts−B/2
3.時分割マルチプレクシング
4×4MIMOシステムを考えよう。このシステムは、4個の送信アンテナと4個の受信アンテナとを有するものとする。受信した4個の信号がオーバーラップ(重複)することなくサブサンプルされるならば、サンプル結果の信号は、図2の信号(signal)1〜4のようになる。マルチプレクサを用いることで、4つの信号から1つの信号を個々の時刻で周期的に送信パスから選択できる。このプロセスはマルチプレクシングまたはインターリービングと呼ばれる。送信パスの終端では、このプロセスはリバースされる。合成された信号は、デマルチプレクサによって、4つの異なる送信パスに再分配される。このプロセスは、デマルチプレクシングまたはデ・インターリービングと呼ばれる。
ここで、4つの受信信号は、それぞれ4つのトランスミッタからの情報を含んでいる。仮に、4つのトランスミッタが、異なるデータバンド幅、例えば、1つが20MHzで3つが5MHzで情報を送信した場合、個々のレシーバで要求されるサブサンプリングレートは、40MHzより高い必要がある。これは、最も高いデータバンド幅の2倍である。異なるレシーバ(受信部)において、異なるサンプリングレートを設定する理由もないことから、最も簡単な設計は、受信信号を同期させ、デマルチプレクスさせるのが容易なように、4つのレシーバのサンプリングレートを同じにすることになる。図3は、マルチプレクサで用いられる4つのオーバーラップしないサンプリングパルスを示す図である。個々のパルスシーケンスは周期Ts、パルス幅τを有する。RF変調信号を完全に表現するには、下記式に示されるように、サンプリングレートfsが少なくとも信号のバンド幅の2倍より大きくなければならない。
fs=1/Ts>2×(信号のバンド幅)
なお、サンプリングパルスが互いにオーバーラップしないための条件は下記式で与えられる。
τ≦Ts/4
マルチプレクシングされる信号の数がN個の場合、サンプリングパルスが互いにオーバーラップしないための条件は下記式で与えられる。
τ≦Ts/N
図4は、デマルチプレクサにて用いられるオーバーラップしないパルスシーケンスを示す図である。図3のパルスと図4のパルスの異なる点は、信号を同期させるため、マルチプレクサとデマルチプレクサの送信遅延が考慮されている点にある。
4.構成(アーキテクチャ)
図5に示される提案されるレシーバシステムの概要は、N個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素10、10、10、・・・、10から成るアンテナ配列、N:1マルチプレクサ20、ダウンコンバータ40、2つの1:Nデマルチプレクサ61及び62、2N個のベースバンドのローパスフィルタ(LPF)71、71、71、・・・、71、および、72、72、72、・・・、72、2N個のA/D変換器(ADC)81、81、81、・・・、81、および、82、82、82、・・・、82、マルチプレクサ20またはデマルチプレクサ40に制御信号を供給するディジタルシグナルプロセッサ(クロック発生回路12、遅延回路13)、から構成される。
N個のアンテナがN個の信号を受信すると、N:1マルチプレクサ20は、入ってくる信号をサンプルしてその信号を1つの伝送路(transmission pass)にマルチプレクスする。N:1マルチプレクサ20は、N個のMOSFETスイッチ、または、N個のスイッチングLNAから構成できる。なお、例えばスイッチはMOSFET以外で構成してもよい。
LNAをスイッチとして用いることは、より好ましい。これは、LNAによって得られるゲインがシステム全体のノイズを減らして、信号対ノイズ比を改善するからである。MOSFETスイッチを用いる場合、スイッチングLNAを用いる場合のいずれも、スイッチはトランジスタのオン・オフゲートによって容易に実現できる。スイッチとしてMOSFETを用いることで、ゲート電流が零であるとき、複数のLNA(またはMOSFET)の出力を容易に合成できるので、高速なスイッチング速度が提供できる。そして、同じCMOSチップ上にインテグレート(集積)することも容易となる。回路中のそれらMOSFETのゲートバイアスを変更することで、それらMOSFETスイッチまたはそれらスイッチングLNAをオン・オフすることができる。(スイッチが)オンの状態では、スイッチングLNAは入ってくる信号をサンプルして増幅する。(スイッチが)オフの状態では、そのスイッチングLNAは、他の受信信号から適切に隔てられ、オフである。
例えば図3に示されるのと同様に互いにオーバーラップすることのないN個のクロックシーケンスCLK、CLK、・・・、CLKによってゲートバイアスが制御されるならば、1つの信号のみがマルチプレクサを通過するのを許可すべく、ある時点では、ただ1つのMOSFETスイッチまたはスイッチングLNAがオン状態にある。そして、任意の2つの信号がオーバーラップ(重複)するのを避けている。図4のパルスシーケンスはディジタルシグナルプロセッサによって生成できる。個々のパルスシーケンスは、ディジタル回路、フェーズロックループ、A/D変換器でしばしば用いられるクロックシーケンスのように周期的であるので、それをクロックシーケンスと(ここでも)呼ぶことにする。個々のMOSFETスイッチまたはスイッチングLNAにおいては、クロックレートが(受信)信号のバンド幅の2倍より高く、かつ、キャリア周波数より低く、(クロックの)パルス幅がクロック周期をアンテナ数Nで割ったもの以下であるように、クロックシーケンスがディジタルシグナルプロセッサによって生成される。
マルチプレクスされた信号は、さらに、ダウンコンバータ40を介して、ダイレクトコンバージョン(direct conversion)プロセスまたはマルチプルコンバージョン(multiple conversion)プロセスを用いて、ベースバンドに変換される。ダウンコンバータ40は、信号対ノイズ比をよりよい受信品質に上げるための1以上のLNAを選択的に含むことができる。各LNAにおいて、RF周波数の電圧ゲインを最大化するための周波数選択LC負荷(frequency selective LC loads)を有するようにしてもよい。1ステージ・ミキシング・プロセスが用いられる場合、ダウンコンバータ40は、受信信号を同相(In-phase)および直交(Quadrature-phase)のベースバンド信号にダウンミックスする1対の直交ミキサを有する。
一方、ダウンコンバータ40で、2ステージ・ミキシング・プロセスが用いられる場合は、受信信号は、まずRFミキサを介して共通(common)またはウォーキング(walking)の中間周波数に変換され、続いて、対の直交ミキサを用いてベースバンドに変換される。2ステージ・ミキシング・プロセスでは、ダウンコンバータ40は、RFミキサと対の直交ミキサとの間に、IFバンドパスフィルタ、及び、IFゲイン可変アンプをさらに備えていてもよい。
直交ダウンコンバージョンの後に、IチャネルおよびQチャネルの信号は対応する2つのデマルチプレクサによってデ・インターリーブ(デマルチプレクス)される。直交ミキサの同相出力側に設けられた1:Nアナログ・デマルチプレクサ61は、ダウンコンバートされた信号をN個の別々の同相信号にデマルチプレクスする。また、直交ミキサの直交(相の)出力側に設けられた1:Nアナログ・デマルチプレクサ62は、ダウンコンバートされた信号をN個の別々の直交(相の)信号にデマルチプレクスする。同相側または直交相側のデマルチプレクサのN個の出力は、例えば図4に示されるのと同様に互いにオーバーラップすることのないN個のクロックシーケンスCLK’、CLK’、・・・、CLK’によって制御される。デマルチプレクサを制御するこれらクロックシーケンスは、マルチプレクサを制御する上述のクロックシーケンスCLK、CLK、・・・、CLKに同期している。ディジタルシグナルプロセッサは、マルチプレクシングのためのクロックシーケンスを生成した後、マルチプレクサとデマルチプレクサ間の伝送遅延(例えば、図5のdに相当)を加算してデマルチプレクシングのためのクロックシーケンスCLK’、CLK’、・・・、CLK’を生成する。なお、1:Nアナログ・デマルチプレクサ61、62は、例えば、1:NMOSFETスイッチによりそれぞれ構成できる。
サンプリング定理は、元の波形は、そのサンプルシーケンスからローパスフィルタを用いることで完全に再構成できることを述べている。個々の同相パスと直交相パスとのベースバンド信号の処理回路は、サンプルからレプリカ(replicas)を除去して不必要な干渉を抑えるための1以上のローパスフィルタ(LPF)を備える。これらLPFのカットオフ(遮断)周波数は、バンド幅が異なるデータに対して調整可能である。また、個々の同相パスと直交相パスとのベースバンド信号の処理回路は、A/D変換に適切なレベルとなるように(ベースバンド)信号のパワーを調整する1以上のゲイン可変アンプを備える。複数のA/D変換器によって信号がディジタル化された後は、データを復元すべくディジタル信号処理が行われる。
図6は、別実施形態のレシーバの構成を示す図である。図5と比較すると、構成上の差異はダウンコンバージョン後のブロックにあることが分かる。RF信号をIFまたはベースバンド周波数に変換した後、A/D変換器(ADC)51および52は、それら信号を直ちにディジタルフォーマットに変換する。デマルチプレクサ91および92、ローパスフィルタ93、93、93、・・・、93、94、94、94、・・・、94は、ディジタル回路モジュール内で設計される。このアプローチの利点は、デマルチプレクシングとローパスフィルタ処理をディジタルで実現することによる正確さと簡潔さとにある。このアプローチの欠点は、各A/D変換器のサンプリング速度への要求が増し、各ADCがパワーをより消費するようになることである。信号を復元するのに必要な広帯域情報を保存するには、A/D変換器のサンプリングレートは図5の構成で必要とされるサンプリングレートの少なくともN倍より高くなければならない。例えば、4個の受信アンテナを有する場合、図6のA/D変換器のサンプリングレートは図5のA/D変換器のサンプリングレートの少なくとも4倍より高くなければならない。図6の構成においては、サンプリングレートが実現可能な範囲で受信アンテナの数Nを設定すればよい。
図7は、図5に提案される構成をより詳細に示す一例である。アンテナ要素の数Nはこの例のレシーバでは4個になっている。マルチプレクサは4個のスイッチングLNA21、22、23、24によって実現される。オーバーラップしないオン・オフパルスのシーケンスであるN個(この場合、N=4)のディジタルクロックCLK、CLK、・・・、CLKによって駆動されるN個のスイッチングLNAは、N個の信号のサンプルを時間的に交互に重ねることによって、そのN個の信号を合成する手段を与える。第2ステージのアンプ(ゲイン可変アンプ:VGA)31は選択的に設けられ、信号レベルをノイズフロア(noise floor)より十分上に上げて、ノイズに対するシステム性能、線形性、ダイナミックレンジを改善する。また、VGA31は、後段のダウンコンバータへの入力が飽和しないようにゲインをコントロールしている。なお、LNA21、22、23、24の代わりに、MOSFETスイッチを用いた場合には、VGA31の代わりに、小信号を増幅するためにゲイン可変LNAを用いる。
ヘトロダインコンバージョンが行われる場合には、図12の従来技術の構成においてN=4であった場合には、4個のダウンコンバータ(RFフロントエンド部)は、8個のアンプ(4個のLNA、4個のVGA)と12個のミキサを必要とするが、図5の提案する構成を4個の受信アンテナに適用した場合は、その提案する構成のダウンコンバータ40では、例えば2ステージ分のアンプ(LNA21、22、23、24、及び、VGA25)と、3個のミキサ(RFミキサ41、対の直交ミキサ42、43)のみを必要とするので、RFフロントエンド部の電力消費を削減できる。なお、図7には、ローパスフィルタ(LPF)とA/D変換器(ADC)との間に信号のパワーレベルを調整するための2N個のゲイン可変アンプ(VGA)73、73、73、・・・、73、74、74、74、・・・、74が設けられている。
なお、図5または図6の構成において、N:1マルチプレクサにおいて受信信号がサンプルされる前に受信信号のフィルタ処理を行うN個のバンドパスフィルタをさらに備えるようにしてもよい。また、図6の構成において、ダウンコンバータとA/D変換器との間に、折り返し周波数以上の周波数成分を減衰させるアンチエリアス(anti-aliasing) フィルタをさらに備えるようにしてもよい。
なお、図5または図6の構成において、各受信アンテナの出力に、バンド幅の可変が可能なBPFを接続してもよい。また、図5または図6の構成において、LNAの整合回路に所望のバンド幅をもったBPFの特性を加えてもよい。
5.シミュレーション結果
提案される考えの正当性を確かめるために、シミュレーションを行い、その結果を示した。ディジタルデータの伝送と復元のテストが行われ、変調されたデータが正しく復元されたことを確かめるために、ビットエラーレートを測定した。
また、シミュレーションでは、伝送データは「IEEE WLAN 802.11a スタンダード」に示されるOFDMフォーマットで変調された。OFDMのデータソースの生成とディジタルドメインでの受け付けは、シミュレータのライブラリでサポートされた。このシミュレーションのMIMOシステムには2個の送信アンテナ、2個の受信アンテナ(M=N=2)を装備させた。ランダムコードで変調されたバイナリデータを第一のトランスミッタから送信し、擬似ランダムビットシーケンス(pseudo random bit sequence、PRBS)で変調された他方のバイナリデータを第二のトランスミッタから送信するものとした。これらの送信信号は、OFDMフォーマットのQAM64で48Mbpsで変調された。サブキャリアの総数は個々のOFDMシンボルで52とし、シンボルのバンド幅は16.25MHzとした。RFおよびLOの周波数は5.2GHzに設定した。
サンプリングシーケンスの周期が12.5nsでパルス幅がパルスの周期の1/4となるように、マルチプレクサのサンプリングレートは、80MHzに設定された。チャネルの減衰(channel attenuation)とAWGNノイズ(additive white Gaussian noise)についてもシミュレーションでは考慮している。
図8は、シミュレーションで用いたシステムの構成を示す図である。このシステムは、図5の受信部の構成を用いている。また、ダイレクトコンバージョン方式をダウンコンバージョンで採用している。なお、シミュレーションにおいて、受信信号はすべて複素数である。
図9Aは、サンプルされたRF信号(のエンベロープ(包絡線))の虚部を示す図である。マルチプレクサからの第1の出力(実線)と第2の出力(破線)とが示されている。図9Bは、図9Aに示されるサンプルされたRF信号(のエンベロープ)の虚部を加算した結果(合成信号)を示す。2つの信号はオーバーラップされることなくサンプルされるので、インターリーブの後は、個々の信号は互いに干渉することなく異なるタイムスロットを占める。
図9Cは、デマルチプレクサで分離された後の(Qチャネルの)ベースバンド信号の虚部を示す図である。クロックシーケンスCLK1’、CLK2’の位相を信号に同期するように調整することで、合成信号は2つの伝送パスに連続してデ・インターリーブされる(交互の重ねを解かれて分離される)。図9Dは、ローパスフィルタ(LPF)の出力でのベースバンド信号の虚部を示す図である。ここでは、LPFは50nsの遅延を生じさせるものとしている。
図10は、提案される無線受信機に送信されるバイナリデータとその無線受信機を介して受信されるシミュレーション結果としてのバイナリデータとを示す図である。適正な受信パワーとアナログ回路仕様に対してチャネル1(左側)とチャネル2(右側)においてビットエラーはゼロであった。
第1のレシーバ(図8のRx1)を介して受信された信号に対するスペクトラムが図11に示されている。図11(a)は、フロントエンドで受信された、5.2GHzを中心としたバンド幅20MHzのRF信号のスペクトラムを示す図である。図11(b)は、サンプル後のRF信号のスペクトラムを示す図である。図11(b)で、レプリカは互いに80MHz離れてスペクトラム上にあることが分かる。図11(c)は、DCへダウンコンバージョン後のベースバンド信号のスペクトラムを示す図である。所望とする信号は、DCから8.125MHzまでのバンド幅を占めている。図11(d)は、8.5MHzのカットオフ周波数を持つLPFを通過した後のベースバンド信号のスペクトラムを示している。レプリカが除去され、所望とする信号が得られていることが分かる。
以上、本発明のシステムおよび方法を1以上の実施形態と結びつけて説明したが、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
(付記1) RF信号を受信するN個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素から成るアンテナ配列と、
該N個のアンテナ要素の出力側に設けられ、Nチャネルの信号を1つの出力にマルチプレクスするN:1マルチプレクサと、
該N:1マルチプレクサの出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータと、
該ダウンコンバータの出力側に設けられ、合成されたN個の受信信号を同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスする2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサと、
該2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサの出力側に設けられ、N個の同相信号成分またはN個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、フィルタリングと再構成を行う2N個のローパスフィルタと、
該2N個のローパスフィルタの出力側に設けられ、再構成された受信信号をディジタル信号に変換する2N個のAD変換器と、を備えることを特徴とする無線受信機。
(付記2) 前記N:1マルチプレクサは、前記アンテナ要素の出力側に設けられたN個のスイッチ要素によって構成されることを特徴とする付記1記載の無線受信機。
(付記3) 前記N個のスイッチ要素は、N個のMOSFETであり、それらN個のMOSFETによって、N個の受信したRF信号をサンプルして、そのサンプルされたN個の信号を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする付記2記載の無線受信機。
(付記4) 前記N個のMOSFETスイッチの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号を増幅するゲイン可変アンプをさらに備えることを特徴とする付記3記載の無線受信機。
(付記5) 前記N個のスイッチ要素は、N個のスイッチングLNAであり、それらN個のスイッチングLNAによって、N個の受信したRF信号をサンプルし、それらN個のスイッチングLNAの出力を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする付記2記載の無線受信機。
(付記6) 前記N個のスイッチングLNAの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号が飽和しないようにゲインをコントロールするゲイン可変LNAをさらに備えることを特徴とする付記5記載の無線受信機。
(付記7) N個のクロックシーケンスを生成するディジタルシグナルプロセッサをさらに備え、
前記N個のスイッチ要素は、前記生成されたN個のクロックシーケンスによって順番にスイッチングされることを特徴とする付記2記載の無線受信機。
(付記8) 前記ディジタルシグナルプロセッサは一時点では、1つのスイッチ要素のみがオン状態になるように、前記N個のクロックシーケンスを生成することを特徴とする付記7記載の無線受信機。
(付記9) 前記ディジタルシグナルプロセッサは、受信信号がキャリア周波数より低く、かつ、(受信信号の)バンド幅の2倍より高いレートでサンプリングされるように、前記N個のクロックシーケンスを生成することを特徴とする付記7記載の無線受信機。
(付記10) 前記1:Nアナログ・デマルチプレクサは、前記ディジタルシグナルプロセッサによって生成されるN個のクロックシーケンスによって出力が制御されることを特徴とする付記7記載の無線受信機。
(付記11) 前記デマルチプレクサを制御する信号としてのクロックシーケンスは、前記マルチプレクサを制御する信号としてのクロックシーケンスと比較して、パルス周期が同じで、パルス幅がマルチプレクサのクロックシーケンス以下であることを特徴とする付記10の無線受信機。
(付記12) 前記2N個のA/D変換器の前段に信号のパワーレベルを調整するための2N個のゲイン可変アンプをさらに備えることを特徴とする付記1記載の無線受信機。
(付記13) 前記N:1マルチプレクサにおいて受信信号がサンプルされる前に前記受信信号のフィルタ処理を行うN個のバンドパスフィルタをさらに備えることを特徴とする付記1記載の無線受信機。
(付記14) RF信号を受信するN個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素から成るアンテナ配列と、
該N個のアンテナ要素の出力側に設けられ、Nチャネルの信号を1つの出力にマルチプレクスするN:1マルチプレクサと、
該N:1マルチプレクサの出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータと、
該ダウンコンバータの同相信号成分の出力側と直交信号成分の出力側とに設けられた2つのA/D変換器と、
該2つのA/D変換器の同相信号成分の出力側と直交信号成分の出力側とに設けられた、合成されたN個の受信信号をデマルチプレクスする2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサと、
該2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサの出力側に設けられ、チャネルフィルタリングと、N個の受信したベースバンド信号の再生成をそれぞれが行う2N個のディジタル・ローパスフィルタと、を備えることを特徴とする無線受信機。
(付記15) 前記N:1マルチプレクサは、前記アンテナ要素の出力側に設けられたN個のスイッチ要素によって構成されることを特徴とする付記14記載の無線受信機。
(付記16) 前記N個のスイッチ要素は、N個のMOSFETであり、それらN個のMOSFETによって、N個の受信したRF信号をサンプルして、そのサンプルされたN個の信号を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする付記15記載の無線受信機。
(付記17) 前記N個のMOSFETスイッチの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号を増幅するゲイン可変アンプをさらに備えることを特徴とする付記16記載の無線受信機。
(付記18) 前記N個のスイッチ要素は、N個のスイッチングLNAであり、それらN個のスイッチングLNAによって、N個の受信したRF信号をサンプルし、それらN個のスイッチングLNAの出力を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする付記15記載の無線受信機。
(付記19) 前記N個のスイッチングLNAの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号が飽和しないようにゲインをコントロールするゲイン可変LNAをさらに備えることを特徴とする付記18記載の無線受信機。
(付記20) N個のクロックシーケンスを生成するディジタルシグナルプロセッサをさらに備え、
前記N個のスイッチ要素は、前記生成されたN個のクロックシーケンスによって順番にスイッチングされることを特徴とする付記15記載の無線受信機。
(付記21) 前記ディジタルシグナルプロセッサは一時点では、1つのスイッチ要素のみがオン状態になるように、前記N個のクロックシーケンスを生成することを特徴とする付記20記載の無線受信機。
(付記22) 前記ディジタルシグナルプロセッサは、受信信号がキャリア周波数より低く、かつ、(受信信号の)バンド幅の2倍より高いレートでサンプリングされるように、前記N個のクロックシーケンスを生成することを特徴とする付記20記載の無線受信機。
(付記23) 前記1:Nディジタル・デマルチプレクサは、前記ディジタルシグナルプロセッサによって生成されるN個のクロックシーケンスによって出力が制御されることを特徴とする付記20記載の無線受信機。
(付記24) 前記デマルチプレクサを制御する信号としてのクロックシーケンスは、前記マルチプレクサを制御する信号としてのクロックシーケンスと比較して、パルス周期が同じで、パルス幅がマルチプレクサのクロックシーケンス以下であることを特徴とする付記23の無線受信機。
(付記25) 前記2N個のA/D変換器の前段に信号のパワーレベルを調整するための2N個のゲイン可変アンプをさらに備えることを特徴とする付記14記載の無線受信機。
(付記26) 前記N:1マルチプレクサにおいて受信信号がサンプルされる前に前記受信信号のフィルタ処理を行うN個のバンドパスフィルタをさらに備えることを特徴とする付記14記載の無線受信機。
(付記27) 前記ダウンコンバータと前記A/D変換器との間に、折り返し周波数以上の周波数成分を減衰させるアンチエリアス(anti-aliasing) フィルタをさらに備えることを特徴とする付記14記載の無線受信機。
(付記28) N個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素を介して受信したNチャネルの信号をN:1マルチプレクサを用いて1つの出力にマルチプレクスし、
該マルチプレクスされたRF信号をベースバンドにダウンコンバートし、
該合成されダウンコンバートされたN個の受信信号を2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサを用いて同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスし、
該N個の同相信号成分または該N個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、2N個のローパスフィルタを用いてフィルタリングと再構成を行い、
該再構成された受信信号を2N個のAD変換器を用いてディジタル信号に変換する、ことを特徴とする無線受信機の信号処理方法。
(付記29) N個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素を介して受信したNチャネルの信号をN:1マルチプレクサを用いて1つの出力にマルチプレクスし、
該マルチプレクスされたRF信号をベースバンドにダウンコンバートし、
該ダウンコンバートの結果としての同相信号成分と直交信号成分とを2つのA/D変換器を用いてディジタル信号に変換し、
該合成されディジタル変換されたN個の受信信号を2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサを用いて同相信号側および直交信号側でそれぞれデマルチプレクスし、
該デマルチプレクスされたN個の同相信号成分またはN個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、2N個のディジタル・ローパスフィルタを用いて、チャネルフィルタリングと再生成とを行う、ことを特徴とする無線受信機の信号処理方法。
(付記30) 付記1、14、28、及び29において、各受信アンテナの出力に、バンド幅の可変が可能なBPFを接続したことを特徴とする無線受信機。
(付記31) 付記1、14、28、及び29において、LNAの整合回路に所望のバンド幅をもったBPFの特性を加えたことを特徴とする無線受信機。
時間領域の波形と対応するスペクトラムとを示す図であり、(a)は、バンド幅B、キャリア周波数fcの変調された信号波形w(t)を示し、(b)は、周期Ts、パルス幅τを有し、(a)の波形w(t)をサンプルするのに用いる矩形パルスのシーケンスを示し、(c)は、サンプル後の波形を示し、(d)は、(c)の波形をベースバンドまでダウンコンバートし、レプリカ(スペクトラム)を除去した後の波形を示している。 時分割マルチプレクシングの概念を説明する図である。 マルチプレクサで信号をサンプルしインターリーブする(交互に重ねる)のに用いるクロックシーケンスを示す図である。 デマルチプレクサで信号をデ・インターリーブする(交互の重ねを解いて分離する)のに用いるクロックシーケンスを示す図である。 本実施形態で提案されるMIMOシステムまたはSIMOシステムで用いられる受信機の構成を示す図である。 本発明の別実施形態の受信機の構成を示す図である。 図5の受信機において、N=4とした場合の一例を示す図である。 シミュレーションに用いたシステムの構成を示す図である。 シミュレーション結果のうちのサンプルされたRF信号の虚部を示す図である。 シミュレーション結果のうちのサンプルされたRF信号(のエンベロープ)の虚部を加算した結果(の合成信号)を示す図である。 シミュレーション結果のうちのデマルチプレクサで分離された後の(Qチャネルの)ベースバンド信号の虚部を示す図である。 シミュレーション結果のうちのローパスフィルタ(LPF)の出力でのベースバンド信号の虚部を示す図である。 提案される無線受信機に送信されるバイナリデータとその無線受信機を介して受信されるシミュレーション結果としてのバイナリデータとを示す図である。 図8のRx1を介して受信された信号のスペクトラムを示す図であり、(a)は、フロントエンドで受信されたRF信号のスペクトラムを示し、(b)は、サンプル後のRF信号のスペクトラムを示し、(c)は、DCへダウンコンバージョン後のベースバンド信号のスペクトラムを示し、(d)は、LPFを通過した後のベースバンド信号のスペクトラムを示している。 従来例の無線システムにおけるMIMOシステムの構成を示す図である。
符号の説明
10 受信アンテナ
20 マルチプレクサ
21,22,23,24 LNA
40 ダウンコンバータ
41 RFミキサ
42,43 (対の)直交ミキサ
51,52,81,82 A/D変換器
61,62,91,92 デマルチプレクサ
71,72,93,94 ローパスフィルタ
73,74 ゲイン可変アンプ

Claims (10)

  1. RF信号を受信するN個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素から成るアンテナ配列と、
    該N個のアンテナ要素の出力側に設けられ、Nチャネルの信号を1つの出力にマルチプレクスするN:1マルチプレクサと、
    該N:1マルチプレクサの出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータと、
    該ダウンコンバータの出力側に設けられ、合成されたN個の受信信号を同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスする2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサと、
    該2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサの出力側に設けられ、N個の同相信号成分またはN個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、フィルタリングと再構成を行う2N個のローパスフィルタと、
    該2N個のローパスフィルタの出力側に設けられ、再構成された受信信号をディジタル信号に変換する2N個のAD変換器と、を備えることを特徴とする無線受信機。
  2. 前記N:1マルチプレクサは、前記アンテナ要素の出力側に設けられたN個のスイッチ要素によって構成されることを特徴とする請求項1記載の無線受信機。
  3. 前記N個のスイッチ要素は、N個のMOSFETであり、それらN個のMOSFETによって、N個の受信したRF信号をサンプルして、そのサンプルされたN個の信号を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする請求項2記載の無線受信機。
  4. 前記N個のMOSFETスイッチの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号を増幅するゲイン可変アンプをさらに備えることを特徴とする請求項3記載の無線受信機。
  5. 前記N個のスイッチ要素は、N個のスイッチングLNAであり、それらN個のスイッチングLNAによって、N個の受信したRF信号をサンプルし、それらN個のスイッチングLNAの出力を1つのチャネルにマルチプレクスすることを特徴とする請求項2記載の無線受信機。
  6. 前記N個のスイッチングLNAの出力側に設けられた、マルチプレクスされた信号が飽和しないようにゲインをコントロールするゲイン可変LNAをさらに備えることを特徴とする請求項5記載の無線受信機。
  7. N個のクロックシーケンスを生成するディジタルシグナルプロセッサをさらに備え、
    前記N個のスイッチ要素は、前記生成されたN個のクロックシーケンスによって順番にスイッチングされることを特徴とする請求項2記載の無線受信機。
  8. RF信号を受信するN個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素から成るアンテナ配列と、
    該N個のアンテナ要素の出力側に設けられ、Nチャネルの信号を1つの出力にマルチプレクスするN:1マルチプレクサと、
    該N:1マルチプレクサの出力側に設けられ、RF信号をベースバンドにダウンコンバートするダウンコンバータと、
    該ダウンコンバータの同相信号成分の出力側と直交信号成分の出力側とに設けられた2つのA/D変換器と、
    該2つのA/D変換器の同相信号成分の出力側と直交信号成分の出力側とに設けられた、合成されたN個の受信信号をデマルチプレクスする2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサと、
    該2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサの出力側に設けられ、チャネルフィルタリングと、N個の受信したベースバンド信号の再生成をそれぞれが行う2N個のディジタル・ローパスフィルタと、を備えることを特徴とする無線受信機。
  9. N個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素を介して受信したNチャネルの信号をN:1マルチプレクサを用いて1つの出力にマルチプレクスし、
    該マルチプレクスされたRF信号をベースバンドにダウンコンバートし、
    該合成されダウンコンバートされたN個の受信信号を2つの1:Nアナログ・デマルチプレクサを用いて同相信号成分と直交信号成分とにそれぞれデマルチプレクスし、
    該N個の同相信号成分または該N個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、2N個のローパスフィルタを用いてフィルタリングと再構成を行い、
    該再構成された受信信号を2N個のAD変換器を用いてディジタル信号に変換する、ことを特徴とする無線受信機の信号処理方法。
  10. N個(Nは2以上の整数)のアンテナ要素を介して受信したNチャネルの信号をN:1マルチプレクサを用いて1つの出力にマルチプレクスし、
    該マルチプレクスされたRF信号をベースバンドにダウンコンバートし、
    該ダウンコンバートの結果としての同相信号成分と直交信号成分とを2つのA/D変換器を用いてディジタル信号に変換し、
    該合成されディジタル変換されたN個の受信信号を2つの1:Nディジタル・デマルチプレクサを用いて同相信号側および直交信号側でそれぞれデマルチプレクスし、
    該デマルチプレクスされたN個の同相信号成分またはN個の直交信号成分のベースバンド信号に対して、2N個のディジタル・ローパスフィルタを用いて、チャネルフィルタリングと再生成とを行う、ことを特徴とする無線受信機の信号処理方法。
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