JPWO2011070670A1 - 遠隔操縦玩具システム - Google Patents

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Abstract

簡単かつ簡易な構成で手軽に需要者に供給可能であり、操作者の操作に対して機敏かつ直接的な操作が可能であり、さらには操作者と遠隔操縦玩具の一体感が容易に得られる擬似二足歩行が可能な遠隔操縦玩具システムを提供すること。右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体2と、右車輪及び左車輪の各々に対応した一対の検出器55、56及び送信機を内蔵した楽器形状を有するコントローラ50とを備え、操作者が、一対の検出器55、56を内蔵したコントローラ50のうち一方の検出器側を揺動等を行うことにより、コントローラ50の送信機から信号を発し、玩具本体2の受信機で受信した信号から、制御部は、前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転させるようにする。

Description

本発明は、センサを内蔵した楽器の揺動動作等による遠隔操作により、楽器操作と連動して玩具本体が移動動作を行う遠隔操縦玩具システムに関する。
昨今の玩具に対する要望の多様化同様に、有線又は無線で遠隔操縦する玩具に対しても、ニーズの多様化が進んでおり、従来のリモコンカー(有線)、ラジオコントロールカー(無線)や、ラジオコントロールヘリ等の乗物を模した遠隔操縦玩具のみならず、近時においては人型で二足歩行を可能とするような遠隔操縦二足歩行玩具が登場している。
これら、遠隔操縦二足歩行玩具は、歩行中、一方の脚部を持ち上げた状態においては他方の脚部のみが接地するため、脚部に多数のモータ及びセンサ等を備え、脚部を巧みに制御して二足歩行を実現するものや、脚部の接地面を極端に大型にして、一方の脚部を持ち上げた状態においても、他方の脚部のみでバランスをとるもの等が存在している。
また、特許文献1には脚部に車輪を備え、左右の両輪を交互に動かすことにより、円弧運動を組み合わせて前進する産業用擬似二足歩行ロボットが開示されている。
特許文献1に開示された産業用擬似二足歩行ロボットは、胴体を支える一対の脚に設けた駆動用の車輪の回転により、前進、後退及び方向転換を行い、一対の脚のそれぞれを覆う脚部カバーが上端部で胴体に揺動及び上下動可能に連結され、これらが駆動装置により交互にそれぞれの脚部に対して下弦半円状の軌跡を描くように移動させる。また、車輪の回転によるロボット自体の移動速度と、上記脚部カバーの下弦半円状の軌跡のうち下弦に沿った移動速度とを、互いに逆方向且つ略同一速度に設定することにより、脚部カバーの下弦軌跡に沿った動きを地面に対して相殺するようにする。ロボットの一対の脚部カバーが交互に移動することにより、人間が歩くような動作を行いながら移動するものである。
実公平2−12150
前述したように、遠隔操縦二足歩行玩具は、歩行中、一方の脚部を持ち上げた状態においては他方の脚部のみが接地するため、脚部に多数のモータ及びセンサ等を備え、脚部を巧みに制御して二足歩行を実現するものや、脚部の接地面を極端に大型にして、一方の脚部を持ち上げた状態においても、他方の脚部のみでバランスをとるようにしたものである。
しかしながら、脚部に多数のモータ及びセンサ等を備える構成では、コストがかかり過ぎ、手軽に擬似人型遠隔操縦玩具を楽しみたい需要者の要求を満たすことはできず、何よりも、一方の脚部を持ち上げて歩行する前記何れの形態も、一方の脚部を持ち上げ、他方の脚部のみで起立する瞬間があることに鑑み、機敏な動作が困難であるといった課題があった。
また、特許文献1の擬似二足歩行ロボットは、一対の脚に設けた駆動用の車輪の回転により、前進、後退及び方向転換を行うことが可能であるが、モータのトルク、回転数にばらつきがある場合には、前進動作が直線移動とならないため、脚に使用するモータがほぼ同一特性を有するものを選別して使用することが必要となる。また、脚部カバーが交互に移動することにより、人間が歩くような動作を行いながら移動するが、脚部カバーを駆動する機構が複雑であり、高価なものとなる。
また、遠隔操縦玩具に対するニーズの多様化に伴い、従来型の玩具自体の前進、右進(右回転)、左進(左回転)等の進行方向からなる動作のみではなく、二足歩行玩具においては、右足を前に出す動作及び左足を前に出す動作自体を操作者が操作して歩行を実現することにより、操作者の操作に機敏かつ直接的に反応させることが求められている。
さらには、上記ニーズの多様化に伴い、従来型の送信機に配された操作ボタンや、操作スティック、操作トリガーの指先操作による一般的な操作手法のみではなく、楽器を演奏するように腕、手を動かすことにより遊技者の動作と連動するように玩具を動かすことができれば、従来にない操作方法により、遠隔操縦玩具を操作することにより、面白さが増大し、楽しみながら遠隔操縦玩具の操作を行うことができ、かつ、操作者の動きと遠隔操縦玩具の動きが一体となることにより玩具との一体感も得られ、操作者に臨場感を感じさせるような遠隔操縦玩具の開発が求められている。
そこで、本発明はこれら状況を踏まえ、簡単かつ簡易な構成で手軽に需要者に供給可能であり、操作者の操作に対して機敏かつ直接的な操作が可能であり、さらには操作者と遠隔操縦玩具の一体感が容易に得られる擬似二足歩行が可能な遠隔操縦玩具システムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、揺動を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を揺動することにより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記一対の検出器は、各々がマラカス型又はスティック型の筐体内部に備えられていることを特徴とする。
本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、打撃を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を打撃することにより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記一対の検出器は、各々が打楽器型の筐体内部に備えられていることを特徴とする。
本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、踏むことを検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を踏むことより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記一対の検出器は、マット状に構成された部材内部に備えられていることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記検出器は、接触または離間可能な接点を有し、該接点の接触または離間状態を出力することを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記制御部は、コントローラからの信号に対して、前記右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御することを特徴とする。
本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、前記右車輪及び左車輪の各々に対応した一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、前記制御部は、コントローラからの信号に対して、前記右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御することを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記右車輪又は左車輪は、回転を開始して所定の時間経過後に、それぞれに設けられた第1の突起を検出して、前記右車輪又は左車輪の回転を所定の回転停止位置で停止させることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記第1の突起は、前記右車輪及び前記左車輪のそれぞれの側面に車輪の外形より小さい車軸と同軸の仮想円に沿って等間隔に少なくとも1以上設けられていることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、前記右車輪及び左車輪の外側の両脇に各々個別に脚用のカバーを備えてなり、前記右車輪及び左車輪に設けられた第2の突起によって、前記脚用のカバーを所定の時間持ち上げることが可能であることを特徴とする。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムの前記第2の突起は、前記右車輪及び左車輪のそれぞれの側面に車輪の外形より小さい仮想円に沿って等間隔に設けられていることを特徴とする。
本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、右車輪及び左車輪の各々に対応し、揺動を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、操作者が、コントローラの検出器の一方を揺動等を行うことにより、送信機から信号を発し、受信機で受信した信号から、制御部は検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることができるため、操作者の操作に対して機敏かつ直接的な操作が可能となる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、楽器の形状をコントローラとして用いることにより、操作者が楽器を操作する感覚で玩具本体を動作させることができるため、操作者に玩具との一体感が生まれ、また、臨場感を抱かせることができる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、コントローラからの信号に対して、右車輪又は左車輪を一歩単位の動作に相当する所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御するため、単純な構成で擬似二足歩行を実現することができる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、右車輪又は左車輪は、各々個別に脚用のカバーを備えてなり、右車輪又は左車輪に設けられた突起によって、脚用のカバーを所定の時間持ち上げることが可能であるため、単純な構成で擬似二足歩行を実現することができる。
遠隔操縦玩具システムの外観を示す斜視図である。 図1に示す玩具本体の内部を示す斜視図である。 図2に示す脚部の一方を取り除いた状態を示す斜視図である。 駆動部の構成及び車輪との位置関係を示す図である。 玩具本体の回路構成を示すブロック図である。 マラカスの形状を有するコントローラの一部断面図を含む構成を示す図である。 コントローラの回路構成を示すブロック図である。 太鼓の形状を有するコントローラの構成を示す図であり、(a)は、コントローラの平面図、(b)は、一部断面図を含む正面図である。 マット形状を有するコントローラの構成を示す図であり、(a)は、コントローラの平面図、(b)は、一部断面図を含む正面図である。 車輪の回転による検出スイッチの状態を示す図であり(a)は、リーフスイッチの接点が閉じた状態を示し、(b)は、リーフスイッチの接点が開いた状態を示す。 車輪の回転動作による脚部の動きを示す図であり、(a)は、脚部の接片が脚部駆動用突起部に接触していない状態を示し、(b)は、脚部の接片が脚部駆動用突起部に接触している状態を示す。 コントローラからの信号による玩具本体の制御を示すフローチャートである。
以下図面を参照して、本発明による遠隔操縦玩具システムを実施するための形態について説明する。なお、本発明の遠隔操縦玩具システムは、右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、右車輪及び左車輪の各々に対応した一対の検出器及び送信機を内蔵した楽器形状を有するコントローラとを備え、操作者が、一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を揺動等により、送信機から信号を発し、受信機で受信した信号から、制御部は、検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転させるようにする。これにより、擬似二足歩行が可能であり、操作者の操作に対して機敏かつ直接的な操作が行え、さらには操作者が玩具本体との一体感を容易に得られるようにしたものである。なお、以下の説明では、遠隔操作を無線で行う遠隔操縦玩具システムについて述べる。
最初に図1及び図2を参照して遠隔操縦玩具システムの構成を説明する。図1は、遠隔操縦玩具システムの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す玩具本体の内部を示す斜視図である。図3は、図2に示す脚部の一方を取り除いた状態を示す斜視図である。図4は、駆動部の構成及び車輪との位置関係を示す図である。図5は、玩具本体の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、遠隔操縦玩具システム1は、疑似歩行を行う玩具本体2と、玩具本体2の疑似歩行の動作指示を行うコントローラ50から構成されている。玩具本体2の外観は、頭部5、胴体部3、一対の腕部6、7及び一対の脚部10、11から構成されている。頭部5は、胴体部3と一体に形成されている又はバネ等の弾性体を介して胴体部3に取り付けられている。一対の腕部6、7は、それぞれが胴体部3にバネ8等の弾性体を介して取り付けられている。また、一対の脚部10、11は、胴体部3の下部にそれぞれが位置している。脚部10、11は、その下端が地面と接触しないように、地面と多少のギャップを有する位置に設けられており、一対の脚部10、11のそれぞれが前後方向に揺動可能に形成されている。脚部10、11の内側には、車輪25、26(図4に示す)に設けられた脚部駆動用突起部25b、26b(図3及び図4に示す)と接触して脚部10、11を揺動する接片10b、11b(図4に示す)が設けられている。胴体部3の背面側の表面には、電源スイッチ4(図5においてのみ示す)が位置しており、電源スイッチ4のオンオフ動作が可能なようになっている。
なお、玩具本体2の頭部5、胴体部3、一対の腕部6、7等の外観は、アニメキャラクタ、人形、二足歩行可能な動物などを模したものが好適である。
図1に示すコントローラ50は、玩具本体2の疑似歩行の動作指示を無線で行うものであり、外観は、両手で振って音を出す楽器のマラカスの形状を有している。図1に示すように、コントローラ50はマラカス本体55、56で構成されている。なお、コントローラの詳細は後述する。
次に、図2及び図3を用いて玩具本体の内部の構成について説明する。図2は、図1に示す玩具本体の頭部、胴体部、一対の腕部を外した状態を示す図である。図2に示すように、玩具本体2の内部は、略直方体形状を有する筐体15と、筐体15の背面に位置する制御部40と、制御部40に電源を供給するバッテリーからなる電源供給部42と、制御部40から延びたアンテナ41とを有している。筐体15の左右の側面には、脚部10、11の上部から延設された支持アーム10a、11aの端部が回転可能に固定されている。筐体15の前後の面には、胴体部3を固定するための支持棒16、17が設けられている。筐体15の前面には、筐体15に内蔵したスピーカ23の音を通過させるためのホーン孔18が設けられている。
また、図3に示すように、筐体15の下部の左右には玩具本体2の移動を行う一対の車輪25、26とその後部に位置する一対の補助車輪33を備えている。但し、一対の補助車輪のうち、右側の車輪26の後部に位置する補助車輪は図示していない。車輪25、26の上部と筐体15間の空間には、車輪25、26の回転を制御するための検出スイッチとしてのリーフスイッチ30、31(図4に示す)が筐体15に設けられている。車輪25、26は筐体15内部に内蔵されている駆動部20、21(図4に示す)によって回転駆動される。車輪25、26の筐体15側と反対の側面には、車輪の外形よりも多少小さい車軸と同軸の仮想円に沿って等間隔に複数の脚部駆動用突起部25b、26b(図4に示す)が設けられている。図3に示す車輪25、26は、脚部駆動用突起部25b、26bをそれぞれ6個設けたものである。車輪25、26の脚部駆動用突起部25b、26bは、車輪25、26の回転により脚部10、11内部に設けられた接片10b、11bと接触して脚部10、11を変位させるためのものである。なお、脚部駆動用突起部25b、26bは、車軸と同軸の仮想円に沿って設ける以外に、仮想円の中心を車軸の付近とした仮想円に沿って設けることもできる(仮想円の偏心)。これにより、脚部の変位動作に変化を持たせることができる。
また、車輪25、26の筐体15側の側面には、外形よりも小さい車軸と同軸の仮想円に沿って等間隔に複数の検出用突起部25a、26a(図4に示す)が設けられている。車輪25、26には、6個の検出用突起部25a、26aがそれぞれに設けられている。車輪25、26の検出用突起部25a、26aは、車輪25、26の上部と筐体15間の空間に位置するリーフスイッチ30、31を車輪25、26の回転によってオンオフするためのものである。なお、車輪25、26に設ける脚部駆動用突起部25b、26bのそれぞれの個数と検出用突起部25a、26aのそれぞれの個数とは、同数となるようにする。また、車輪25、26には外周に沿って空転防止用のゴム25c、26c(図4に示す)が取り付けられている。
一対の補助車輪は、筐体15の下部に位置しており、回転自在に取り付けられている。それぞれの補助車輪は、玩具本体の静止時の姿勢を安定に保ち、また、玩具本体の移動時の姿勢安定及び移動動作をスムーズに行うためのものである。
次に図4を用いて車輪を回転させる駆動部について説明する。図4は、駆動部の構成及び車輪との位置関係を示す図であり、玩具本体の正面から見た図である。図4に示すように、一対の駆動部20、21は筐体15内部に収納されており、それぞれは動力源としてのモータ20a、21a、複数のギア及び車輪25、26に直結したシャフト20d、21dからなる。モータ20a、21aの回転軸の先端にはピニオン20f、21fが取り付けられており、ピニオン20f、21fは、クラウンギア(冠歯車)20g、21gを駆動するように組み合わせられている。これによりモータ20a、21aの回転軸と直交する軸20e、21eに回転が伝えられる。クラウンギア20g、21gには、平歯車が設けられており、クラウンギア20g、21gの平歯車を介して他の平歯車を有するギアに回転が伝えられる。同様に他のギアを介してモータ20a、21aの回転が伝達され、シャフト20d、21dに固定されたギア20b、21bに回転が伝達される。シャフト20d、21dの先端には車輪25、26がそれぞれ直結されており、モータ20a、21aの回転により車輪25、26が回転する。なお、図4に示す駆動部20、21で、ギア20b、21b以外のギアは、軸20e、21e又はシャフト20d、21dに回転自在に取り付けられている。複数のギアによりモータの回転数を減らし、またトルクを増大させることができる。なお、使用するギアの個数、個々のギアの歯数等は、所望の車輪の回転速度等から適宜選択するようにする。
図4に示すように、車輪25、26の上部と筐体15間の空間の位置にリーフスイッチ30、31が設けられている。車輪25、26が回転することにより車輪25、26のそれぞれの検出用突起部25a、26aがリーフスイッチ30、31のそれぞれの接点を押し上げて、対応するリーフスイッチをオン状態にする。また、リーフスイッチ30、31は、それぞれの検出用突起部25a、26aと接していない時には、オフ状態を保持する。このように、リーフスイッチ30、31は対応する車輪25、26の回転によって接点のオンオフが制御される。更に、車輪25、26が回転することにより、図4に示す脚部10、11のそれぞれの接片10b、11bが車輪25、26の脚部駆動用突起部25b、26bと接触して、脚部10、11が支持アーム10a、11aの先端を支点10c、11cとしてそれぞれが手前に変位する。なお、脚部の動作の詳細については後述する。
このように、一対の駆動部20、21は、一方の駆動部20が左側の車輪26を回転駆動し、他の駆動部21は右側の車輪25を回転駆動するものであり、対応する車輪を独立して回転駆動できるように構成されている。
次に、図5を用いて玩具本体の回路構成について述べる。図5は、玩具本体の回路構成を示すブロック図である。図5に示すように、玩具本体2の回路は、制御部40、一対のモータ20a、21a、一対のリーフスイッチ30、31、アンテナ41、スピーカ23、電源スイッチ4及び電源供給部42で構成されている。制御部40は、コントローラからの無線信号の受信、モータ20a、21aの起動、リーフスイッチ30、31からの信号確認、モータ20a、21aの動作停止、スピーカ23に疑似音の出力等を行うものである。制御部40は、コントローラからの無線信号を受信する受信部、受信部からの信号により動作を決定し、必要な処理を行うマイクロコンピュータ部、モータ20a、21aに電源の供給遮断を行うリレー回路、リーフスイッチ30、31の接点の開閉状態を入力する入力部、スピーカ23に疑似音、音声を出力する増幅回路等を有している。モータ20a、21aは、制御部40からの電圧の印加遮断により、回転、停止を行う。リーフスイッチ30、31は、車輪25、26に設けられた検出用突起部25a、26aとの接触、非接触を接点の開閉状態の信号を制御部40に出力する。アンテナ41は、コントローラからの無線信号を受信し、制御部40の受信部に出力する。スピーカ23は、制御部40の増幅器からの信号により疑似音、音声等を発するものである。電源供給部42は、バッテリーで構成されており、制御部40に電源を供給するものである。電源供給部42から制御部40への電源供給は、電源スイッチ4によってオンオフ制御される。
このように、制御部40は、玩具本体2の全ての制御をつかさどるものであり、これらの制御を行うには、プログラムに基づいて処理を行うマイクロコンピュータが好適である。なお、図5に示す玩具本体2の回路の構成は、一般的な構成を示したものであり、本発明は、これに限定されるものではない。
次に、玩具本体の疑似歩行の動作指示を無線で行うコントローラについて図6及び図7を用いて説明する。図6は、マラカスの形状を有するコントローラの一部断面図を含む構成を示す図である。図7は、コントローラの回路構成を示すブロック図である。
図1及び図6に示すように、コントローラ50は、玩具本体2の疑似歩行の動作指示を無線で行うものであり、本体の外観は、両手を使って音を出す楽器のマラカスの形状を有している。コントローラ50は一対のマラカス本体55、56からなり、それぞれを操作者が把持するようになっている。なお、コントローラ50の一対のマラカス本体55、56のそれぞれは、コントロールすべき玩具本体2の駆動部が前もって決められている。即ち、図1に示すマラカス本体55は、玩具本体2の右側の車輪26を駆動する駆動部21(図4に示す)が対応している。これにより、マラカス本体55を振ることにより、玩具本体2の右側の車輪26が回転し、マラカス本体56を振ることにより、玩具本体2の左側の車輪25が回転する。
図6の上部に示すマラカス本体55の内部は、音を出すための、ビーズ57又はペレットを収納した空間が本体の先端部に設けられている。また、仕切り板58を隔てて、マラカス本体55の上下動、左右の振れを検出する検知器としての検出スイッチ60が設けられている。検出スイッチ60は、本体の上下動又は左右の振れを検出すると接点が閉じるようになっている。マラカス本体55が静止しているときには、検出スイッチ60の接点は開放状態となっている。また、マラカス本体55の把持部の内部にはバッテリーからなる電源供給部80と、電源の供給遮断を行う電源スイッチ82が設けられている。
また、図6の下部に示すマラカス本体56の内部は、音を出すための、ビーズ57又はペレットを収納した空間が本体の先端部に設けられている。また、仕切り板58を隔てて、本体の上下動、左右の振れを検出する検出スイッチ61及びマラカス本体56の動きの指示を無線信号で送信する送信制御部81及びアンテナ83が設けられている。検出スイッチ61は、マラカス本体56の上下動又は左右の振れを検出すると接点が閉じるようになっている。マラカス本体56が静止しているときには、検出スイッチ61の接点は開放状態となっている。一対のマラカス本体55、56は接続線59で結合されており、図6の上部に示す本体の検出スイッチ60の接点状態の信号及び電源は接続線59によって送信制御部81に供給するようになっている。
次に、図7を用いてコントローラの回路構成について説明する。図7は、コントローラの回路構成を示すブロック図である。図7に示すように、コントローラ50の回路は、送信制御部81、一対の検出スイッチ60,61、アンテナ83、電源スイッチ82及び電源供給部80で構成されている。
送信制御部81は、検出スイッチ60,61の接点状態を検知し、検出スイッチ60,61のどちらかの接点が接触したときには、検出スイッチの対応した制御信号を無線で送信する送信部からなる。検出スイッチ60,61は、本体の上下動又は左右の振れを検出すると接点が閉じるようになっており、検出スイッチの接点の状態を送信制御部に出力する。電源供給部80は、バッテリーで構成されており、送信制御部81に電源を供給するものである。電源供給部80からの送信制御部81への電源供給及び遮断は、電源スイッチ82によってオンオフ制御される。
このように、マラカス本体の一方を下に振ることにより、検出スイッチの接点が閉じて、送信制御部は接点が閉じたことを確認して、検出スイッチに対応した制御信号を生成して無線で送信する。玩具本体は、コントローラからの無線信号を受信して対応する駆動部のモータを駆動するようにする。
なお、図6に示すマラカス本体55、56は接続線59で結ばれているが、各本体に図7に示す回路を搭載することにより、接続線59を使用することなしに、コントローラを形成することも可能である。これにより、コントローラの操作性を向上させることができる。
また、図6に示すコントローラは楽器のマラカスの形状を有しているが、他の形状として、太鼓に見立てたものでもコントローラとして用いることも可能である。図8は、太鼓の形状を有するコントローラの構成を示す図であり、(a)は、コントローラの平面図、(b)は、一部断面図を含む正面図である。図8に示すコントローラ51は、玩具本体2の疑似歩行の動作指示を無線で行うものであり、楽器の太鼓の形状を有している。太鼓本体の表面を桴又は指で打撃することにより、玩具本体に動作指示を無線で送信して、玩具本体の対応する車輪を回転させるものである。
図8(a)、(b)に示すように、コントローラ51は、内部が空洞で形成された一対の太鼓本体65、66と、太鼓本体65、66を支持する台座67と、太鼓本体65、66と台座67を結合するバネ68と、太鼓本体65、66が打撃されたことを検出する検出器としての一対の検出スイッチ60,61が設けられている。太鼓本体66の内部にはバッテリーからなる電源供給部80が内蔵されている。また、太鼓本体66の側面には、電源の供給遮断を行う電源スイッチ82が設けられている。他方の太鼓本体65の内部には、太鼓本体65、66が打撃されたことを検出する検出スイッチ60,61からの信号により玩具本体の動きの指示を無線信号で送信する送信制御部81及びアンテナ83が設けられている。太鼓本体65,66と台座67を結合するバネ68は、打撃された太鼓本体65、66のいずれかを台座側に変位させるためのものである。太鼓本体65、66のいずれかが変位することにより、対応する検出スイッチの一方の接点が押されて他の接点と接触して、接点が閉じた状態となる。太鼓が打撃されていない場合には、検出スイッチの接点は開いた状態となっている。送信制御部81は検出スイッチ60,61の接点の状態をチェックして、検出スイッチに対応した制御信号を無線で送信する。これにより、太鼓本体66を打撃することにより、検出スイッチ61の接点が閉じて、玩具本体2の左側の車輪25が回転し、太鼓本体65を打撃することにより、検出スイッチ60の接点が閉じて、玩具本体2の右側の車輪26が回転する。なお、図8に示すコントローラの回路構成は、図7に示す回路構成と同一であるため、説明を省略する。
このように、楽器の形状をコントローラとして用いることにより、操作者が楽器を操作する感覚で玩具本体を動作させることができるため、操作者に疑似歩行玩具との一体感が生まれ、また、臨場感を抱かせることができる。
更に、コントローラとして楽器以外にも、足を使用してマットを踏むことにより疑似歩行玩具本体の動作指示を行うこともできる。以下に、マットを踏むことにより疑似歩行玩具本体の疑似歩行の動作指示を無線で行うコントローラについて述べる。
図9は、マット形状を有するコントローラの構成を示す図であり、(a)は、コントローラの平面図、(b)は、一部断面図を含む正面図である。図9(a)に示すコントローラ52は、疑似歩行玩具本体の疑似歩行の動作指示を無線で行うものであり、マット70からなり、踏みつける範囲を示す円形の突起を左右に設けている。図9(b)に示すように、マット70内部には、右足及び左足の各々の踏みつけを検出する一対の検出スイッチ60、61と、右足及び左足の各々の踏みつけによる圧力を受ける一対の上板71と、一対の上板71を支持する平板72と、一対の上板71と平板72を結合するバネ73とが設けられている。
また、マット内の仕切られた空間には、検出スイッチ60、61からの信号により本体の動きの指示を無線信号で送信する送信制御部81と、アンテナ83と、バッテリーからなる電源供給部電源80と、電源の供給遮断を行う電源スイッチ82が内蔵されている。
右足又は左足でマット70の表面を踏みつけることにより、一方の上板が平板72側に変位して検出スイッチの一方の接点が押されて他の接点と接触して、接点が閉じた状態となる。マット70の表面が踏みつけられていない場合には、検出スイッチの接点は開いた状態となっている。
検出スイッチの接点の状態を送信制御部が検出して信号として出力することにより、疑似歩行玩具本体の疑似歩行の動作指示を行うことができる。これにより、マット70の右側の突起を踏むことにより、検出スイッチ61の接点が閉じて、玩具本体2の左側の車輪25が回転し、マット70の左側の突起を踏むことにより、検出スイッチ60の接点が閉じて、玩具本体2の右側の車輪26が回転する。なお、図9に示すコントローラの回路構成は、図7に示す回路構成と同一であるため、説明を省略する。
このように、コントローラとして、足を使用してマットを踏むことにより疑似歩行玩具本体の動作指示を行うことも可能となる。また、他のコントローラとして、指で操作するスイッチを有する従来の送信機で2チャンネルを使用して疑似歩行玩具本体の動作指示を行うことも可能である。尚、以上、無線により動作指示を行う構成について述べたが、送信機と受信機を有線にて接続した構成も可能である。
次に、玩具本体の車輪25、26の回転動作によるリーフスイッチ30、31の作動及び脚部の動作について図10及び図11を用いて説明する。図10(a)、(b)は、車輪の回転による検出スイッチの状態を示す図である。図11(a)、(b)は、車輪の回転動作による脚部の動きを示す図である。
図10(a)、(b)に示すように、車輪25の筐体15側の側面には、外形よりも小さい車軸と同軸の仮想円に沿って等間隔に複数の検出用突起部25aがそれぞれ設けられている。また、車輪25の上部と筐体15間の空間には、車輪25の回転を停止するためのリーフスイッチ30が筐体15にそれぞれ設けられている。図10(a)は、車輪25の検出用突起部がリーフスイッチ30の先端に位置して、リーフスイッチ30の先端の突起を押し上げて、接点が閉じた状態を示す。次に、モータ20aが回転して、車輪25が反時計方向に回転すると、図10(b)に示すように、検出用突起部25aも同時に回転することにより、リーフスイッチ30の先端が検出用突起部25aから外れて接点が開いた状態となり、その後、リーフスイッチ30の接点が閉じた状態でモータ20aの回転を停止する。これにより、リーフスイッチ30が車輪25の検出用突起部25aで接点が閉じた状態から車輪25が回転して、リーフスイッチ30が次の検出用突起部25aにより接点が閉じた状態で回転が停止する。このときの玩具本体2の移動量を一歩とするようにしている。即ち、図10に示す検出用突起部25aは6個設けられているため、玩具本体2が一歩移動するのに車輪25は60度回転することになる。これにより、車輪25が1回転することにより、玩具本体2は、6歩移動することになる。なお、図10では検出用突起部25aは6個設けられているが、車輪の径、玩具本体2のサイズの大きさにより検出用突起部の個数を代えることも可能である。なお、車輪26に関しても、車輪25と同様の動作を行う。
このように、車輪が回転することによりリーフスイッチの接点は、車輪に設けた検出用突起部によって開閉動作が行われ、リーフスイッチの接点状態を検出することによって車輪を所定の回転停止位置まで回転することができる。なお、検出スイッチとして接点式のリーフスイッチについて述べたが、例えば、検出用突起部に代えて金属片を配して、近接センサで検出してもよい。また、検出用突起部に代えて穴を設けて光学式センサで検出するようにしてもよい。これらの非接触センサは、車輪に負荷を与えることがなく、また、センサの寿命を長くすることができる。
次に、図11を用いて脚部の動きについて述べる。図11は、車輪の回転動作による脚部の動きを示す図であり、(a)は、脚部の接片が脚部駆動用突起部に接触していない状態を示し、(b)は、脚部の接片が脚部駆動用突起部に接触している状態を示す。図11(a)、(b)に示すように、車輪25の筐体15側と反対の側面には、車輪の外形よりも多少小さい仮想円に沿って等間隔に複数の脚部駆動用突起部25bが設けられている。また、脚部10の内部には接片10bが設けられている。図11(a)に示す矢印の方向に車輪25が回転することにより、図11(b)に示すように脚部駆動用突起部25bが脚部10の接片10bに接触し、脚部駆動用突起部25bが接片10bと接触中は、脚部10は支点10c、11cを中心として脚部10の先端付近が持ち上げられる。脚部駆動用突起部25bが接片10bと離れると、図11(a)に示すように、脚部10は支点10c、11cを中心に元の位置に戻る。これにより、車輪25が脚部駆動用突起部25bから次の脚部駆動用突起部25bまで回転する間に、脚部10の先端が上昇し、その後元の位置に復帰する。これは、玩具本体2が1歩動いた動作と擬制することができる。なお、脚部11の動作は、脚部10と同様の動作を行う。
これにより、モータによって車輪が回転し、検出用突起部間を回転することにより、対応する脚部は上昇下降を行い、玩具本体2が1歩を踏みだしたことになる。
以上述べたように、車輪に設けた検出用突起部により玩具本体の一歩の移動量が決定され、それに対応して車輪に設けた脚部駆動用突起部が連動して玩具本体の脚部が一歩の動作を行うものである。
次に、遠隔操縦玩具システムのコントローラからの信号による玩具本体の制御について図12を用いて説明する。図12は、コントローラからの信号による玩具本体の制御を示すフローチャートである。
図12に示すように、最初に、制御部は、コントローラからの信号の受信を常時チェックする(ステップS1)。コントローラから信号を受信したときには、受信した信号の分類を行い、玩具本体2の動作を行う駆動部のモータを決定する(ステップS2)。次に、該当するモータを起動するために、リレーを動作させて通電を行う。これによりモータが起動する(ステップS3)。モータの起動後、スピーカから疑似音を鳴らするために、増幅回路に信号を出力する。これによってスピーカから疑似音が発せられる(ステップS4)。なお、疑似音は玩具本体2の外観にふさわしいものが望ましい。疑似音の出力後、制御部に内蔵されたタイマーの起動を行い、経過時間を計る(ステップS5)。タイマーの起動後、タイマーの時間が指定した時間を経過したかをチェックする(ステップS6)。タイマーが時間指定を超えた時には、タイマーをリセットし、リーフスイッチが「オン」状態になるまでチェックする(ステップS7)。リーフスイッチが検出用突起部によって「オン」状態になったときには、リレーを制御して通電を遮断してモータの回転を停止させる(ステップS8)。また、疑似音の出力を止める(ステップS9)。その後、ステップS1に移行して、コントローラからの信号の受信をチェックする。これにより、玩具本体は、一歩に相当する長さを移動する。
なお、図12のステップS5及びステップS6で、モータの起動後タイマーにより所定の時間経過後にリーフスイッチの「オン」状態のチェックを行っている。これは、車輪のオーバーラン、接点のチャタリング等によりモータの起動時にリーフスイッチの接点がオフの場合があり、停止状態のばらつきを吸収するためのものである。モータの起動後、モータを所定の時間回転させて、リーフスイッチが確実に「オフ」状態になるようにして、その後リーフスイッチの「オン」状態を確認することにより、一歩に相当する車輪の回転を確実に行うことができる。更に、車輪に設けた検出用突起部を検出して、車輪の回転量を制御しているため、モータ個々の回転数等のばらつきの影響を受けることがなく、玩具本体2は安定した動作を行うことができる。
以上の動作により、コントローラからの操作信号により、モータによって車輪が回転して、玩具本体2が1歩を踏みだす動作を行う。例えば、コントローラの一対の本体を交互に上下することにより、玩具本体2が左右の脚部10、11を交互に動かして、歩行する動作を連続して行うことができる。また、コントローラの一対の本体の一方のみを連続して上下することにより、玩具本体2の一方のモータのみを動作することにより、回転動作を行うことも可能である。また、コントローラの一対の本体を同時に上下した場合には、玩具本体2の移動動作を禁止して、スピーカからメロディ、音声、疑似音等を発するようにすることも可能である。
なお、本発明は、センサを内蔵した楽器の揺動動作等による無線遠隔操作により、楽器操作と連動して玩具本体が移動動作を行う遠隔操縦玩具システムについて述べたが、遠隔操作として無線以外にも、光を用いたもの、有線を用いたものでもよい。
以上、述べたように、本発明の遠隔操縦玩具システムは、接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、右車輪及び左車輪の各々に対応し、揺動等を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、操作者が、コントローラの検出器の一方を揺動することにより、送信機から信号を発し、受信機で受信した信号から、制御部は検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることができるため、操作者の操作に対して機敏かつ直接的な操作が可能となる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、楽器の形状をコントローラとして用いることにより、操作者が楽器を操作する感覚で玩具本体を動作させることができるため、操作者に玩具との一体感が生まれ、また、臨場感を抱かせることができる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、コントローラからの信号に対して、右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御するため、車輪が常に定位置で停止させることができる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、右車輪又は左車輪は、各々個別に脚用のカバーを備えてなり、右車輪又は左車輪に設けられた突起によって、脚用のカバーを所定の時間持ち上げることが可能であるため、単純な構成で擬似二足歩行を実現することができる。
また、本発明の遠隔操縦玩具システムは、擬似二足歩行以外にも、4足歩行の玩具にも適応することができる。
本発明に係る遠隔操縦玩具システムは、上記実施形態や実施例に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の趣旨の範囲内において適宜改良または変更することができることは勿論である。
1 遠隔操縦玩具システム
2 玩具本体
3 胴体部
4、82 電源スイッチ
5 頭部
6、7 腕部
8、68 バネ
10、11 脚部
10a、11a 支持アーム
10b、11b 接片
10c、11c 支点
15 筐体
16、17 支持棒
18 ホーン孔
20、21 駆動部
20a、21a モータ
20b、21b ギア
20d 21d シャフト
20e、21e 軸
20f、21f ピニオン
20g、21g クラウンギア
23 スピーカ
25、26 車輪
25a、26a 検出用突起部
25b、26b 脚部駆動用突起部
25c、26c ゴム
30、31 リーフスイッチ
33 補助車輪
40 制御部
41、83 アンテナ
42、80 電源供給部
50、51、52 コントローラ
55、56 マラカス本体
57 ビーズ
58 仕切り板
59 接続線
60、61 検出スイッチ
65、66 太鼓本体
67 台座
70 マット
71 上板
72 平板
73 バネ
81 送信制御部

Claims (13)

  1. 接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、
    前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、揺動を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、
    操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を揺動することにより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする遠隔操縦玩具システム。
  2. 前記一対の検出器は、各々がマラカス型又はスティック型の筐体内部に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操縦玩具システム。
  3. 接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、
    前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、打撃を検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、
    操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を打撃することにより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする遠隔操縦玩具システム。
  4. 前記一対の検出器は、各々が打楽器型の筐体内部に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の遠隔操縦玩具システム。
  5. 接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、
    前記右車輪及び左車輪の各々に対応し、踏むことを検出する一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、
    操作者が、前記一対の検出器を内蔵したコントローラのうち一方の検出器側を踏むことより、前記送信機から信号を発し、前記受信機で受信した信号から、前記制御部は前記検出器に対応した玩具本体の右車輪又は左車輪を回転させることを特徴とする遠隔操縦玩具システム。
  6. 前記一対の検出器は、マット状に構成された部材内部に備えられていることを特徴とする請求項5に記載の遠隔操縦玩具システム。
  7. 前記検出器は、接触または離間可能な接点を有し、該接点の接触または離間状態を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の遠隔操縦玩具システム。
  8. 前記制御部は、コントローラからの信号に対して、前記右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載の遠隔操縦玩具システム。
  9. 接地面に少なくとも右車輪及び左車輪と、受信機を内蔵し当該右車輪及び左車輪を駆動するための信号を出力する制御部とを備える玩具本体と、
    前記右車輪及び左車輪の各々に対応した一対の検出器及び送信機を内蔵したコントローラとを備え、
    前記制御部は、コントローラからの信号に対して、前記右車輪又は左車輪を所定の回転停止位置まで回転して停止するように制御することを特徴とする遠隔操縦玩具システム。
  10. 前記右車輪又は左車輪は、回転を開始して所定の時間経過後に、それぞれに設けられた第1の突起を検出して、前記右車輪又は左車輪の回転を所定の回転停止位置で停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のうち、いずれか1に記載の遠隔操縦玩具システム。
  11. 前記第1の突起は、前記右車輪及び前記左車輪のそれぞれの側面に車輪の外形より小さい車軸と同軸の仮想円に沿って等間隔に少なくとも1以上設けられていることを特徴とする請求項10に記載の遠隔操縦玩具システム。
  12. 前記右車輪及び左車輪の外側の両脇に各々個別に脚用のカバーを備えてなり、前記右車輪及び左車輪に設けられた第2の突起によって、前記脚用のカバーを所定の時間持ち上げることが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のうち、いずれか1に記載の遠隔操縦玩具システム。
  13. 前記第2の突起は、前記右車輪及び左車輪のそれぞれの側面に車輪の外形より小さい仮想円に沿って等間隔に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の遠隔操縦玩具システム。
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