JPWO2011019043A1 - 2種以上の粒子を含有する口腔内速崩壊錠 - Google Patents

2種以上の粒子を含有する口腔内速崩壊錠 Download PDF

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Abstract

本発明は、不快な味を有する薬物に関して、錠剤の製造から服用に至る間に取り扱いに支障をきたさないような十分な硬度を有し、特に加湿後の硬度が保持されることを特徴とし、小型で不快な味を感じることがなく、服用感が良好で、口腔内での崩壊性及び消化管内における溶出性に優れた、2種以上の粒子を含有することを特徴とする口腔内速崩壊錠を提供する。

Description

本発明は2種以上の粒子を含有することを特徴とする口腔内速崩壊錠に関する。具体的には、通常の錠剤と同等の硬度を保ち、開封後も取り扱いに十分な硬度を保ち、しかも、水が無くても口腔内で速やかに崩壊し得る製剤に関する。
高齢化社会を迎え、高齢者や小児のごとき、錠剤を嚥下するのが困難な患者にとって、服用しやすい口腔内速崩壊錠の開発が要望されている。また、高齢者や小児に限らず、水なしで服用できるという利便性からも、口腔内速崩壊錠の開発は十分有用である。
口腔内速崩壊錠を通常の錠剤のように使用する際に問題となるのが、開封後の硬度の保持である。従来の技術では、硬度については記載がないか、あるいは、取り出し時の硬度を充足するのに必要な初期硬度については記載されているが、開封後の硬度低下について言及されたものは知られていない。口腔内速崩壊錠は、口腔内で早期の崩壊時間を有しつつ、錠剤製造時や運搬中に錠剤が欠けたり粉化しない程度の硬度を有する必要がある。しかし、硬度と崩壊時間は相反する要素であり、一般に崩壊時間を短くした場合は硬度が低くなり、硬度を高くした場合は崩壊時間が長くなる。この崩壊時間と硬度の関係の課題を解決するため、湿式打錠法、打錠加温法等の製法を用いることが知られている。しかしながら、これらの方法では、通常の圧縮成型用の製剤設備を用いることができず、また、加温装置、加湿装置、乾燥装置等の特別な設備を必要とする問題がある。
また、これら課題を解決する別の手段として添加剤を加えることも知られている。そのような口腔内速崩壊錠用添加剤として、例えば特許文献1には無機化合物と糖類を均一に分散させた懸濁液を噴霧乾燥することにより得られる医薬用組成物が開示されている。さらに、特許文献2にはマンニトールとキシリトールとの組み合わせからなる糖類、無機賦形剤、崩壊剤の懸濁液を噴霧乾燥して得られる組成物及びそれを含む口腔内速崩壊錠が開示され、特許文献3にはさらに最後の製剤化の段階で崩壊補助剤を用いている口腔内速崩壊錠が開示されている。
ところで、薬物の中には苦味、渋味、辛味等の「不快な味を有する薬物」が少なくない。このような薬物を口腔内速崩壊錠として口腔内で溶解したときは、服用が困難になることがしばしばある。特に、特許文献4には、このような「不快な味を有する薬物」を口腔内速崩壊錠として製剤化する技術として、不快な味を有する薬物、メチルセルロース及びマンニトールを混合し、粒子化することにより、薬物の不快な味を低減した薬物含有粒子が開示されている。
特開2000−86537号公報 特開2005−139168号公報 国際公開2007/29376号パンフレット 国際公開2005/55989号パンフレット
一般的に口腔内速崩壊錠は少量の唾液で錠剤を崩壊させるため、通常、湿度による硬度低下が生じやすく、安定的に硬度を保持した口腔内速崩壊錠の開発は困難であると考えられる。しかしながら、医療現場においては口腔内崩壊時間が十分に短く、且つ初期硬度を満たしながら開封後の硬度をも保持している口腔内速崩壊錠が所望されている。
このような状況において、本発明者らは薬物、水溶性高分子及び糖又は糖アルコールを含む混合物を粒子化してなる薬物含有粒子と、別にあらかじめ、噴霧乾燥してなる特定の噴霧乾燥粒子とを混合し、打錠することで、優れた口腔内崩壊性と初期硬度を有する製剤を製造することができた。さらに、鋭意工夫することにより、開封後の硬度低下を抑えることに成功し、本発明を完成した。
本発明は下記の各種の態様の発明を提供するものである。
[項1]下記(1)及び(2)の粒子を含有することを特徴とする口腔内速崩壊錠:
(1)下記(a)〜(c)の成分を含み、各成分を造粒して、粒子化してなる薬物含有粒子;
(a)薬物、
(b)水溶性高分子、及び、
(c)糖又は糖アルコール、並びに、
(2)下記(d)〜(f)の成分を含み、各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる噴霧乾燥粒子;
(d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトール、
(e)カルボキシメチルセルロース、及び、
(f)崩壊剤。
[項2]水溶性高分子(b)が、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種である項1に記載の口腔内速崩壊錠。
[項3]水溶性高分子(b)が、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種である項2に記載の口腔内速崩壊錠。
[項4]糖又は糖アルコール(c)が、マンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール、トレハロース、ショ糖、マルチトール及びラクチトールからなる群から選択される少なくとも1種である項1〜3のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項5]糖又は糖アルコール(c)が、マンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール及びラクチトールからなる群から選択される少なくとも1種である項4に記載の口腔内速崩壊錠。
[項6]崩壊剤(f)が、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルスターチ及びライススターチからなる群から選択される少なくとも1種である項1〜5のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項7]崩壊剤(f)が、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む項6に記載の口腔内速崩壊錠。
[項8]噴霧乾燥粒子(2)が、無機化合物(g)の成分を含み、(d)〜(g)の各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる項1〜7のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項9]無機化合物(g)が、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム及びリン酸水素カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種である項8に記載の口腔内速崩壊錠。
[項10]薬物含有粒子(1)の組成物全量100重量%に対して、
(a)薬物を1〜30重量%、
(b)水溶性高分子を3〜45重量%、及び、
(c)糖又は糖アルコールを40〜90重量%、
の割合で含む項1に記載の口腔内速崩壊錠。
[項11]噴霧乾燥粒子(2)の組成物全量100重量%に対して、
(d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトールを65〜95重量%、
(e)カルボキシメチルセルロースを1〜20重量%、及び、
(f)崩壊剤を1〜20重量%、
の割合で含む項1に記載の口腔内速崩壊錠。
[項12]噴霧乾燥粒子(2)の組成物全量100重量%に対して、(g)無機化合物の成分を0.01〜15重量%の割合で更に含む項11に記載の口腔内速崩壊錠。
[項13]薬物が、4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−N−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミドである項1〜12のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項14]口腔内速崩壊錠100重量%あたり、(1)の薬物含有粒子を5〜37重量%、および(2)の噴霧乾燥粒子を15〜90重量%の割合で含む項1〜13のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項15](1)の薬物含有粒子が、(3)のその他の製剤化成分を更に含み、各成分を造粒して、粒子化してなる項1〜14のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
[項16](2)の噴霧乾燥粒子が、(3)のその他の製剤化成分を更に含み、各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる項1〜15のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
不快な味を有する薬物に関して、錠剤の製造から服用に至る間に取り扱いに支障をきたさないような十分な硬度を有し、特に加湿条件下で保存後の硬度が保持されることを特徴とし、小型で不快な味を感じることがなく、服用感が良好で、口腔内での崩壊性及び消化管内における溶出性に優れた錠剤を大量生産することができる。
本発明において、「口腔内速崩壊錠」とは、錠剤等の製剤を服用するために水を摂取することなく、口腔内での主として唾液による試験又は装置による試験において約60秒以内、好ましくは40秒以内に崩壊する製剤を意味する。本発明における錠剤に対する本試験は、口腔内崩壊試験器(富山産業製、ODT−101)を用いることができる。
本特許請求の範囲及び本明細書において「平均粒子径」は、例えばシンパテック(SYMPATEC)社のレーザー回折式粒度測定器[ヘロスアンドロドス(HELOS&RODOS)]で測定された値で表される。
本特許請求の範囲及び本明細書において単に「重量%」で表示されたものは、最終製剤一錠あたりの総重量を100重量%としたときの重量%を意味する。また、薬物含有粒子及び噴霧乾燥粒子内の成分において各粒子内の組成物全量100重量%に対し、「重量%」で表示されたものは、各粒子の製造時における配合割合を意味する。
本発明の口腔内速崩壊錠は、
下記(1)及び(2)の粒子を含有することを特徴とする口腔内速崩壊錠:
(1)下記(a)〜(c)の成分を含み、各成分を造粒して、粒子化してなる薬物含有粒子;
(a)薬物、
(b)水溶性高分子、及び、
(c)糖又は糖アルコール、並びに、
(2)下記(d)〜(f)の成分を含み、各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる噴霧乾燥粒子;
(d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトール、
(e)カルボキシメチルセルロース、及び、
(f)崩壊剤
であり、以下に各成分及び各粒子について説明する。
(1)薬物含有粒子
(a)薬物
本発明の口腔内速崩壊錠において薬物として使用される活性成分としては、医薬活性成分として疾患の治療や予防に供され、経口投与可能なものであれば特に限定されない。例えば、滋養強壮保健薬;解熱鎮痛消炎薬;抗精神病薬;催眠鎮静薬;鎮痙薬;中枢神経作用薬;脳代謝改善薬;脳循環改善薬;抗てんかん薬;交感神経興奮剤;健胃消化剤;抗潰瘍剤;消化管運動機能改善剤;制酸剤;鎮咳去痰剤;腸運動抑制薬;鎮吐剤;呼吸促進剤;気管支拡張剤;抗アレルギー剤;強心剤;不整脈用剤;利尿剤;血管収縮剤;冠血管拡張剤;血管拡張薬;末梢血管拡張薬;高脂血症用剤;利胆剤;化学療法剤;糖尿病合併症治療薬;骨粗しょう症治療剤;抗リウマチ剤;骨格筋弛緩剤;痛風治療剤;血液凝固阻止剤;抗悪性腫瘍剤等が挙げられる。本発明における活性成分は、薬学上許容される限り、塩またはフリー体の形であってもよい。また、アルコール和物等の溶媒和物、または水和物等の形であってもよい。さらに、上記に挙げた活性成分は、単独で用いても、または2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、薬物の苦味等の不快な味をマスキング処理したものを用いてもよい。
特に、本発明は薬物として4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−N−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミド又はその生理学的に許容される塩に適用できる。該化合物(又はその酸付加塩或いはこれらの水和物)は選択的セロトニン4受容体アゴニストであり、良好な消化管運動促進作用を示す。当該化合物は米国特許第4,870,074号公報に開示されている。特許文献4には該化合物を含有する粒子についてマンニトールとメチルセルロースとの組合わせによる粒子が開示されているが、実施例には噴霧乾燥してなる粒子との組合わせ及びその効果についての開示はない。この4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−N−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミドは、ラセミ体であっても、一方の光学活性体であってもよいが、ラセミ体が好適である。また、該化合物はフリー体であってもよいし、その生理学的に許容される塩であってもよい。塩としては好ましくは酸付加塩がよい。たとえば有機酸の付加塩としては、ギ酸塩、酢酸塩、乳酸塩、アジピン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、マレイン酸塩等が挙げられるがこれらに限定されない。無機酸の付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等が挙げられるが、これらに限定されない。この中でも特にクエン酸塩が好ましい。さらに、該化合物又はその生理学的に許容される塩は、溶媒和物であってもよく、水和物及び非水和物であってもよい。好ましくはクエン酸塩の水和物であり、とりわけクエン酸塩・2水和物が好ましい。
当該薬物の配合量は、通常、薬物含有粒子の組成物全量100重量%に対し1〜30重量%であり、好ましくは4〜25重量%、より好ましくは5〜20重量%、一層好ましくは9〜20重量%である。本発明においては、打錠する前に薬物を含む成分及び溶媒を混合して得られる粒子を調製するため、薬物を平均粒子径が1μm〜30μm、好ましくは1μm〜15μm、より好ましくは1μm〜10μm、一層好ましくは5μm〜10μmに微粉砕化することが推奨される。なお、本発明における「活性成分の配合量」とは、一般的に薬剤として採用されている「医薬活性成分」の形態を基準とするものである。すなわち、塩の形態をとっている薬物の場合には、その塩を形成する酸または塩基を加えた量を基準とする。但し、薬物が結晶水等を有する場合は、当該結晶水相当量を減じた量を基準とする。
(b)水溶性高分子
本発明で用いられる水溶性高分子としてはポリビニルピロリドン、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール及びヒドロキシプロピルセルロースであり、さらに好ましくは、メチルセルロースであり、0℃においてその2重量%水溶液の粘度を日本薬局方第14改正に従って測定したとき、通常1〜100mm/秒であり、好ましくは5〜60mm/秒、より好ましくは当該粘度が10〜40mm/秒、一層好ましくは当該粘度が20〜30mm/秒である。水溶性高分子の配合量としては、通常、薬物含有粒子の組成物全量100重量%に対して3〜45重量%、好ましくは3〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%、一層好ましくは10〜30重量%である。
(c)糖又は糖アルコール
本発明で用いられる糖又は糖アルコールとしてはマンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール、トレハロース、ショ糖、マルチトール及びラクチトール等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、マンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール及びラクチトールであり、より好ましくはマンニトールであり、さらに好ましくはD−マンニトールである。糖又は糖アルコールの配合量は、速溶性が達成できる量であり、通常、薬物含有粒子の組成物全量100重量%に対し、40〜90重量%、好ましくは60〜90重量%、より好ましくは60〜85重量%、一層好ましくは60〜75重量%である。
当該薬物含有粒子は、上記(a)〜(c)の成分を含み、各成分を造粒して、粒子化してなるものであり、具体的には上記(a)〜(c)の各成分を混合し、造粒し粒子化したものである。さらに具体的には、例えば、上記(a)〜(c)の各成分を混合し、溶媒を加えて造粒することで得られる粒子である。該方法には、各成分を混合した後、溶媒を加えて造粒することや、各成分の一部又は全部を溶媒に溶解又は懸濁させ、それを混合物に加えて造粒することも含まれる。さらに、本発明の効果に影響を与えない範囲において後述する結合剤、矯味剤等の製剤化成分を加えて造粒することもできる。造粒法としては、例えば、攪拌造粒法、押出し造粒法、流動層造粒法、乾式造粒法等の慣用の造粒法に従って製造することができる。上記溶媒としては、組成物の特性に影響を及ぼさず、医薬品や食品に使用しても安定性や安全性の面で許容される溶媒であればよく、例えば水、エタノール、メタノール等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせの混合溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。本発明における「薬物含有粒子」においては、薬物のまわりに水溶性高分子が完全に被膜している状態ではなく、薬物はその粒子表面にも存在する。
当該薬物含有粒子の配合量は、口腔内速崩壊錠100重量%あたり、通常、5〜37重量%であるが、好ましくは10〜30重量%、より好ましくは10〜25重量%、一層好ましくは10〜20重量%、最も好ましくは10〜15重量%である。また、その粒子の製剤化する前の平均粒子径は通常500μm程度以下であり、例えば50〜500μm、好ましくは50〜400μm、より好ましくは100〜300μm、一層好ましくは100〜200μm、最も好ましくは100〜150μmである。
(2)噴霧乾燥粒子
(d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトール
マンニトール、又はマンニトールとキシリトールの配合量は、通常、噴霧乾燥粒子の組成物全量100重量%に対し65〜95重量%であるが、好ましくはマンニトールの単独量又はマンニトールとキシリトールの合計量が70〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%、一層好ましくは75〜85重量%である。キシリトールを配合するとき、その配合量は、通常、噴霧乾燥粒子の組成物全量100重量%に対して、0.01〜5重量%であり、好ましくは2〜5重量%、より好ましくは2〜4重量%、一層好ましくは2〜3重量%である。
(e)カルボキシメチルセルロース
本発明で用いられるカルボキシメチルセルロース(本明細書中、カルメロースと呼ぶこともある)の配合量は、通常、1〜20重量%であるが、好ましくは3〜15重量%、より好ましくは3〜12重量%、一層好ましくは5〜12重量%、最も好ましくは5〜10重量%である。
(f)崩壊剤
本発明に用いられる崩壊剤としては、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルスターチ、ライススターチ、カルメロースナトリウム等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルスターチ及びライススターチであり、最も好ましくは、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースである。ここで、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとは、ヒドロキシプロポキシル基の含有量が5〜16重量%のヒドロキシプロピルセルロースをいう。崩壊剤の配合量は、通常、噴霧乾燥粒子の組成物全量100重量%に対し、1〜20重量%であり、好ましくは3〜15重量%、より好ましくは3〜12重量%、一層好ましくは5〜12重量%、最も好ましくは5〜10重量%である。
(g)無機化合物
本発明における噴霧乾燥粒子においては無機化合物を配合してもよい。無機化合物を配合することで崩壊時間がさらに短くなるという効果がある。本発明に用いられる無機化合物としては、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、リン酸水素カルシウム等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい無機化合物としては、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及びケイ酸カルシウムであり、無機化合物の配合量は、通常、噴霧乾燥粒子の組成物全量100重量%に対し、0.01〜15重量%であり、好ましくは3〜12重量%、より好ましくは3〜10重量%、一層好ましくは4〜8重量%、最も好ましくは4〜5重量%である。
当該噴霧乾燥粒子は、上記(d)〜(f)の各成分及び適宜(g)の成分を含み、各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなるものであり、具体的には、上記(d)〜(f)の各成分及び適宜(g)の成分を合わせてまたは個々に分散溶媒に加えて混合・噴霧乾燥したものである。例えば、各成分を溶媒に溶解させ又は分散させ、水溶液又は水溶性分散液に調整後、噴霧乾燥させて製造することができる。
上記分散溶媒としては、組成物の特性に影響を及ぼさず、医薬品や食品に使用しても安定性や安全性の面で許容される溶媒であればよく、例えば水、エタノール、メタノール等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせの混合溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。噴霧乾燥の条件は特に限定されないが、噴霧乾燥としては、円盤式又はノズル式の噴霧乾燥を用いるのが好ましい。そして、噴霧乾燥の際の温度は、入口温度が約120〜220℃であり、出口温度は約80〜130℃が好ましい。分散液は、公知の方法により調整することができ、例えば、通常の攪拌、コロイドミル、高圧ホモジナイザー、超音波照射等が挙げられるが、水性分散液中で粒子を均一に分散できる方法であれば良い。分散液中の含有割合としては、分散液の粘度等によって噴霧乾燥できる範囲であればよく、すなわち5〜50重量%であり、好ましくは10〜45重量%である。
当該噴霧乾燥粒子の配合量は、口腔内速崩壊錠100重量%あたり、通常、15〜90重量%であり、好ましくは30〜85重量%、より好ましくは40〜85重量%、一層好ましくは40〜80重量%、最も好ましくは60〜80重量%であり、薬物含有粒子の配合量が多い場合は適宜減量することができる。その粒子の製剤化する前の平均粒子径は通常400μm程度以下であり、例えば1〜400μm、好ましくは5〜300μmである。
(3)その他の製剤化成分
本発明の口腔内崩壊錠においては、上記(1)及び(2)の粒子を含有することを必須とするが、通常、その他の製剤化成分を加えて製剤化する。これら製剤化成分は、また必要に応じて(1)又は(2)の粒子中に加えてもよく、又は(1)及び(2)以外の製剤化成分として用いても良く、あるいはそれらのいずれの場合の組み合わせとして用いても良い。本発明で用いられることもある「その他の製剤化成分」としては、配合しても薬剤の安定性に問題が無く、製剤化するのに問題の無い成分であればいずれでもよい。本発明で用いられることもある「その他の製剤化成分」としては、配合しても薬剤の安定性に問題が無く、製剤化するのに問題の無い成分であればいずれでもよい。例えば、滑沢剤、矯味剤、結合剤、賦形剤、安定化剤、界面活性剤、流動化剤、着色剤、香料等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。「その他の製剤化成分」の配合量は0.01〜25重量%であり、好ましくは0.1〜25重量%、より好ましくは0.1〜10重量%、一層好ましくは0.1〜1重量%である。
滑沢剤
本発明で用いられる滑沢剤とは、錠剤の内部に配合してもよい滑沢剤であり、その具体例としては、ステアリン酸、ステアリン酸金属塩、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、硬化油、マクロゴール等から選ばれる1種又はそれらの2種以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。ステアリン酸金属塩としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等が挙げられるがこれらに限定されない。この中でステアリン酸マグネシウムが好ましい。滑沢剤の製剤化する前の平均粒子径は0.5〜50μmであり、好ましくは1〜30μm、より好ましくは1〜10μmである。ステアリン酸又はステアリン酸金属塩の配合量は、通常製剤中に0.01〜2.0重量%であり、好ましくは0.1〜1.0重量%、より好ましくは0.1〜0.8重量%、一層好ましくは0.2〜0.5重量%である。
矯味剤
本発明においては、矯味剤を配合してもよい。具体的には、ネオテーム、ソーマチン(タウマチン)、アスパルテーム、ステビア、サッカリンナトリウム、グルタミン酸ナトリウム等が挙げられるがこれらに限定されない。これらは単品で使用してもよいが、2種又は数種の併用であってもよい。
結合剤
結合剤の具体例としては、アラビアゴム、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、プルラン、ゼラチン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルメロースナトリウム、デキストリン、ポビドン等が挙げられるがこれらに限定されない。結合剤の配合量は、錠剤の硬度を維持し、且つ口腔内での崩壊に支障のない量であればよい。
賦形剤
賦形剤の具体例としては、乳糖、ショ糖、マンニトール、デンプン、結晶セルロース(例えば、セオラスKG−802)、エリスリトール、トレハロース、無水リン酸水素カルシウム、硫酸カルシウム等が挙げられるがこれらに限定されない。
安定化剤
安定化剤の具体例としては、エデト酸ナトリウム、トコフェロール等が挙げられるがこれらに限定されない。
界面活性剤
界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート、硬化油等が挙げられるがこれらに限定されない。
流動化剤
流動化剤の具体例としては、軽質無水ケイ酸、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が挙げられるがこれらに限定されない。
着色剤
着色剤の具体例としては、食用色素、三二酸化鉄、カルミン等が挙げられるがこれらに限定されない。
香料
香料の具体例としては、ストロベリーを含む種々の果実香料並びにヨーグルト、ミント、メントール等が挙げられるがこれらに限定されない。
口腔内速崩壊錠及びその製造方法
本発明の口腔内速崩壊錠は、製剤分野において慣用の方法を用いて製造することができる。例えば本発明の薬物含有粒子及び噴霧乾燥粒子に上述のような製剤化成分を均一に混合した後、その混合物を公知手段で製剤化することができる。例えば錠剤、顆粒剤、丸剤、散剤、細粒剤等の経口投与に適した各種固形製剤に製剤化することができる。例えば、錠剤の場合は、通常の打錠機により、上述の噴霧乾燥粒子及び薬物含有粒子を前述の製剤化成分とともに打錠することにより製造できる。また、ステアリン酸又はステアリン酸金属塩を杵及び臼に付着させた打錠機により、上述の噴霧乾燥粒子及び薬物含有粒子を前述の製剤化成分とともに打錠することにより製造してもよい。
かくして得られる本発明の口腔内速崩壊錠は、口腔内で速やかな崩壊性及び適度な硬度を示す。本発明の口腔内速崩壊錠の崩壊時間は、後述する口腔内崩壊試験器(富山産業製、ODT−101)において通常、約60秒以内、好ましくは40秒以内である。また、後述する錠剤硬度計(富山産業製、TH−203MP)を用いた硬度は、通常、30〜70Nで、好ましくは40〜60Nである。また、25℃75%RH保存後、1日経過後の硬度においても、通常、30〜60Nで、好ましくは35〜55Nである。なお、この硬度は錠剤硬度計(富山産業製、TH−203MP)を用いて、通常の方法で測定する。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
クエン酸モサプリド・2水和物とは、(±)4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−N−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミド クエン酸塩・2水和物であって、大日本住友製薬(株)のものを使用する(平均粒子径約5μm)。メチルセルロースは、信越化学工業のメトローズSM−25(粘度2.53mm/S(20℃における2%水溶性粘度(日本薬局方)))を使用し、マンニトールはD−マンニトールであるロケット社(ROQUETTE)のMANNITOL60(平均粒子径60μm)を用いる。
プルランは、林原商事のプルランPI−20を使用し、ポリビニルアルコール(PVA)は、信越化学工業の信越ポバールを用いる。ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)は日本曹達のHPC Lを使用し、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)は、信越化学工業のTC−5RWを用い、ポリビニルピロリドン(PVP)は、ISP社のポビドンK−30を用いる。キシリトールは、東和化成工業のキシリットを使用し、トレハロースは、旭化成のトレハロースPを用いる。エリスリトールは日研化学のエリスリトール微粉を使用し、マルチトールは、東和化成工業のアマルティを用いる。乳糖はDMV社の200M 乳糖を使用し、ラクチトールは、東和化成工業のミルヘンを用い、ショ糖は、日新製糖のハイグレードパウダーシュガーを用いる。
コーンスターチは、日本食品化工のコーンスターチ(XX16)Wを使用し、コメデンプンは、島田化学工業のミクロパールを用い、結晶セルロースPH−101は旭化成のセオラスPH−101を用い、結晶セルロースKG−802は旭化成のセオラスKG−802を用い、無水リン酸カルシウムは富士化学工業のフジカリンを用いる。低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは、信越化学のLH−21を用い、カルボキシメチルセルロースは五徳薬品興業のカルボキシメチルセルロースNS−300を用い、ケイ酸カルシウムはエーザイフードケミカルのフローライトREを用い、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは富士化学工業のノイシリンURF2を用い、クロスポビドンはBASF武田ビタミンのコリドンCLを用いる。ステアリン酸マグネシウムは、太平化学産業のステアリン酸マグネシウム(植物性)を使用する。
参考例1
薬物含有粒子1の製造
本粒子は、表1に示す処方(水溶性高分子としてポリビニルピロリドンを含む)に従って製造した。すなわち、薬物含有粒子1を構成する各成分を攪拌造粒機(パウレック製、FM−VG−05)で精製水130gを噴霧して造粒し、引き続き棚型乾燥機で乾燥した。得られる粒子を32メッシュ(目開き500μm)の篩で篩過し、平均粒子径が約150μmの薬物含有粒子1を得た。
Figure 2011019043
参考例2
噴霧乾燥粒子1の製造
噴霧乾燥粒子1は、表2に示す処方に従って製造した。すなわち、噴霧乾燥粒子を構成する各成分を水(186g)に均一に分散させたのち、噴霧乾燥機(大川原化工機社製、L−8)を用いて、出口温度80℃で噴霧乾燥し、流動性の良い白色球状の噴霧乾燥粒子1を得た。
Figure 2011019043
実施例1
口腔内速崩壊錠の製造
参考例1で得られた薬物含有粒子1、参考例2で得られた噴霧乾燥粒子1、およびステアリン酸マグネシウムを表3に示す処方に従って混合し、打錠圧2.0MPaで打錠し、1錠重量240mg、直径8.5mmの錠剤を得た。
Figure 2011019043
実施例2〜6
下記表4及び5の処方に従って、実施例1と同様に各成分を混合して口腔内速崩壊錠(1錠重量:240mg錠)を製造した。
Figure 2011019043
Figure 2011019043
実施例7〜26
下記表6〜15の処方に従って、参考例1と同様に各成分を混合して平均粒子径が150〜250μmの薬物含有粒子を製造し、また実施例1と同様に各成分を参考例2で得られた噴霧乾燥粒子1と混合して口腔内速崩壊錠(1錠重量:240mg錠)を製造した。ただし、表6〜15の上部に示す薬物含有粒子の標記は粒子内の処方を示し、下部には錠剤中の処方を示す。各表の処方(配合量)は各々の成分の配合量を示し、小計は各薬物含有粒子の全成分量を示す。含有割合は錠剤中の組成物全量100重量%に対する含有割合を示し、小計は各薬物含有粒子の含有割合(100重量%)を示す。
Figure 2011019043
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参考例3
薬物含有粒子2の製造
本粒子は、表16に示す処方(水溶性高分子としてメチルセルロースを含む)に従い、参考例1と同様に各成分を混合し製造し、得られる粒子を32メッシュ(目開き500μm)の篩で篩過し、平均粒子径が150〜250μmの薬物含有粒子2を得た。
Figure 2011019043
実施例27及び比較例1
下記表17及び18の処方に従って、参考例2と同様に各成分を混合して噴霧乾燥粒子を製造し、また実施例1と同様に各成分を混合して口腔内速崩壊錠(1錠重量:240mg錠)を製造した。ただし、表17に示す噴霧乾燥粒子の配合量は該粒子の処方を示し、表18に示す含有割合は該粒子の組成物全量100重量%に対する含有割合を示し、小計は該粒子の全成分量又は含有割合(100重量%)を示す。
Figure 2011019043
Figure 2011019043
実施例28〜43
下記表19〜26の処方に従って、参考例2と同様に各成分を混合して噴霧乾燥粒子を製造し、また実施例1と同様に各成分を混合して口腔内速崩壊錠(1錠重量:240mg錠)を製造した。
Figure 2011019043
Figure 2011019043
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試験例1
各実施例及び比較例で製造された錠剤の特性を調べ、表27および表28の結果を得た。
具体的には、市販されている口腔内崩壊試験器(富山産業製)の標準条件で、崩壊時間を測定した。また、製造直後及び加湿後の硬度についても測定した。
結果、下記表中に示す通り、各実施例で得られる口腔内速崩壊錠は30N以上の適度な硬度を有し、且つ崩壊時間は40秒以内であり、十分な口腔内崩壊性を有していた。また、噴霧乾燥粒子中にカルボキシメチルセルロースを含有しない比較例の場合には硬度維持率は49%であったのに比べて、本実施例の口腔内速崩壊錠の場合には、少なくとも60%以上、多くの場合には70%以上及び80%以上の有意な大きさの硬度維持率を示した。
Figure 2011019043
Figure 2011019043
*1:打錠時に杵全体にかかっている圧力を打錠機(理研製、油圧式プレス機)に装備されている圧力計の値を読み取った。
*2:口腔内崩壊試験器(富山産業製、ODT−101)を用いて、直径15mm、重さ15gのおもりが、錠剤を崩壊してメッシュに到達するまでの時間を測定した。
*3:錠剤硬度計(富山産業製、TH−203MP)を用いて硬度を測定した。
*4:錠剤硬度計(富山産業製、TH−203MP)を用いて、25℃75%RH保存後1日経過後の硬度を測定した。
*5:加湿後硬度/硬度×100(%)で算出し、硬度維持率を算出した。
本発明によれば、不快な味を有する薬物に関して、錠剤の製造から服用に至る間に取り扱いに支障をきたさないような十分な硬度(堅牢性)を有し、特に加湿後の硬度が保持されることを特徴とし、小型で不快な味を感じることがなく、服用感が良好で、口腔内での崩壊性及び消化管内における溶出性に優れた錠剤を大量生産することができる。

Claims (14)

  1. 下記(1)及び(2)の粒子を含有することを特徴とする口腔内速崩壊錠:
    (1)下記(a)〜(c)の成分を含み、各成分を造粒して、粒子化してなる薬物含有粒子;
    (a)薬物、
    (b)水溶性高分子、及び、
    (c)糖又は糖アルコール、並びに、
    (2)下記(d)〜(f)の成分を含み、各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる噴霧乾燥粒子;
    (d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトール、
    (e)カルボキシメチルセルロース、及び、
    (f)崩壊剤。
  2. 水溶性高分子(b)が、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の口腔内速崩壊錠。
  3. 水溶性高分子(b)が、メチルセルロース、プルラン、ポリビニルアルコール及びヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種である請求項2に記載の口腔内速崩壊錠。
  4. 糖又は糖アルコール(c)が、マンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール、トレハロース、ショ糖、マルチトール及びラクチトールからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
  5. 糖又は糖アルコール(c)が、マンニトール、キシリトール、乳糖、エリスリトール及びラクチトールからなる群から選択される少なくとも1種である請求項4に記載の口腔内速崩壊錠。
  6. 崩壊剤(f)が、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルスターチ及びライススターチからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜5のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
  7. 崩壊剤(f)が、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む請求項6に記載の口腔内速崩壊錠。
  8. 噴霧乾燥粒子(2)が、無機化合物(g)の成分を含み、(d)〜(g)の各成分を分散溶媒に分散させ、噴霧乾燥してなる請求項1〜7のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
  9. 無機化合物(g)が、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム及びリン酸水素カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種である請求項8に記載の口腔内速崩壊錠。
  10. 薬物含有粒子(1)の組成物全量100重量%に対して、
    (a)薬物を1〜30重量%、
    (b)水溶性高分子を3〜45重量%、及び、
    (c)糖又は糖アルコールを40〜90重量%、
    の割合で含む請求項1に記載の口腔内速崩壊錠。
  11. 噴霧乾燥粒子(2)の組成物全量100重量%に対して、
    (d)マンニトール、又はマンニトールとキシリトールを65〜95重量%、
    (e)カルボキシメチルセルロースを1〜20重量%、及び、
    (f)崩壊剤を1〜20重量%、
    の割合で含む請求項1に記載の口腔内速崩壊錠。
  12. 噴霧乾燥粒子(2)の組成物全量100重量%に対して、(g)無機化合物の成分を0.01〜15重量%の割合で更に含む請求項11に記載の口腔内速崩壊錠。
  13. 薬物が、4−アミノ−5−クロロ−2−エトキシ−N−[[4−(4−フルオロベンジル)−2−モルホリニル]メチル]ベンズアミドである請求項1〜12のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
  14. 口腔内速崩壊錠100重量%あたり、(1)の薬物含有粒子を5〜37重量%、および(2)の噴霧乾燥粒子を15〜90重量%の割合で含む請求項1〜13のいずれか一項に記載の口腔内速崩壊錠。
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