JPWO2011004500A1 - 防水スライドファスナー - Google Patents

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Abstract

突き合せた一対のスライダー(10a,10b)間における液密性を、簡単な構成によって確保できる防水スライドファスナーを提供する。直線状に形成した前端縁(19)を有する一対のスライダー(10a,10b)同士を突き合せ、弾性部(12a)を有する引手(11a)を相手側のスライダー(10b)に被せるように旋回させると、弾性部(12a)に形成した第1係合部(22a)は、弾性変形を行いながらスライダー(10b)の第1被係合部(23a)に係合する。同時に、弾性部(12a)に形成した第2係合部(22b)は、スライダー(10b)の第2被係合部(23b)に係合する。これにより、各スライダー(10a,10b)の前端縁(19)同士の密接状態を維持させておくことができる。

Description

本願発明は、防水加工または撥水加工が施されたウェットスーツをはじめとして、防水ズボン、水中作業用の防水靴、各種の鞄類、防水タンクなどの液密性を有するものの開閉口に用いられている防水スライドファスナーに関する。
尚、本願発明において、一対のファスナーエレメント同士を噛合させて開閉口を閉じながらスライダーを摺動させていったときに、スライダーに当接してスライダーの摺動を停止させるために設けられている部材を、上止と称することにする。
防水性を有するスライドファスナーは、繊維材料から織成又は編成したファスナーテープを基材として構成されており、前記基材の片面又は表裏両面には天然ゴムや合成ゴム等のエラストマー樹脂類が被覆された防水構造を備えている。防水構造を備えたファスナーテープとしては、合成樹脂テープから構成されているものもある。
このように防水構造を備えた一対の防水性ファスナーテープの対向側縁に沿って、それぞれファスナーエレメントが取着一体化されている。この防水性スライドファスナーの製造方法としては、次に説明するような方法がある。
即ち、ファスナーテープの対向側縁部に対して、予めファスナーエレメントを縫製によって縫着しておき、ファスナーテープの片面側にファスナーエレメントを残した状態で、その反対側にエラストマー樹脂類によって液密状態でファスナーテープに被覆を施して、防水性スライドファスナーを得る方法である。或いは、エラストマー樹脂類を用いる代わりに、撥水剤を付与することで得る方法などもある。
また、例えば、防水性ファスナーテープの縁部に沿って、複数のファスナーエレメントを射出成形により取り付けることで、エレメント列を形成し、ファスナーエレメント同士が噛み合った際にファスナーテープの縁部同士が密着し、エレメント間から水などが浸入しないように液密に構成しておくこともできる。
このように、防水スライドファスナーでは、ファスナーテープやファスナーエレメント間から水などが浸入しないように液密に構成しておく工夫が様々な形で行われている。また、防水スライドファスナーでは、ファスナーエレメントやファスナーテープにおける液密構造以外にも、液密構造を備えておかなければならない場所がある。
例えば、一対のスライダーを備えた形式の防水スライドファスナーや、上止にスライダーを当接させる形式の防水スライドファスナーなどでは、一対のスライダー同士の当接部や上止とスライダーとの当接部から水などが浸入し易い傾向にあるため、この場所にも液密構造を構成しておくことが求められている。
一対のスライダーを備えた形式の防水スライドファスナーに関しては、特許文献1に記載されたスライドファスナーなどが提案されており、上止にスライダーを当接させる形式の防水スライドファスナーでは、特許文献2に記載されたスライドファスナーの防水用上止などが提案されている。
特許文献1に記載されたスライドファスナーを本願発明における従来例1として、図16には、スライドファスナーの正面図を示している。図16に示すように、スライドファスナーは、一対のファスナーストリンガー40に各肩口端を対向させた一対のスライダー41a,41bを挿通した構成になっている。そして、一方のスライダー41aは、その上翼板46の前端側に間隙隠蔽部材42を一体的に設けた構成になっている。
間隙隠蔽部材42の前端縁には、他方のスライダー41bにおける肩口側の端部外周面45(図16では、点線で示している。)を嵌合させる庇部43(図16では、実線で示している。)が形成されている。庇部43は、他方のスライダー41bにおける肩口側の端部外周面45形状をコピーした形状に構成されており、湾曲した凹部形状に形成されている。
間隙隠蔽部材42を設けた一方のスライダー41aの庇部43に、他方のスライダー41bを嵌着させることで、突き合わせた状態での一対のスライダー41a,41b間を、間隙隠蔽部材42によって液密状態に維持させておくことができる。
特許文献2に記載されたスライドファスナーの防水用上止を、本願発明における従来例2として、図17には、このスライドファスナーの正面図を示している。図17に示すように、このスライドファスナーでは、一対の防水性を備えたファスナーテープ50の対向側縁に沿って、ファスナーエレメント51が取り付けられており、このファスナーエレメント51に連接する形で弾性を備えた防水用上止52が取り付けられている。
防水用上止52は、中央にスライダー58の案内柱59を収容できる収容部53が形成されており、収容部53の周囲には、表裏方向へ突出して形成され、スライダー58の翼板60の内面に圧接する突条54が設けられている。防水用上止52の入口には、挿入脚部55間に形成された通路部56が設けられており、各挿入脚部55の外側縁には、それぞれ押圧部57が設けられている。
押圧部57の外側縁は、防水用上止52に隣接して配されたファスナーエレメント51の脚部62に形成された接触面63よりも、外側へ突出した構成となっている。脚部62の接触面63は、スライダー58のフランジ61に摺接する面として形成されている。
スライダー58を防水用上止52に嵌合させることにより、スライダー58の案内柱59が防水用上止52の収容部53内に収納されると共に、収容部53の周囲に形成した突条54によって、スライダー58と防水用上止52との間を液密状態に保つことができる。また、スライダー58のフランジ61によって、各挿入脚部55の押圧部57が、押圧部57間が狭められる方向に押圧されることになり、通路部55内における一対のファスナーテープ間を液密状態にすることができる。
特開2006−61378号公報 特開2007−89898号公報
特許文献1に記載されているスライドファスナーでは、庇部43を形成した隙間隠蔽部材42を一方のスライダー41aに設けておかなければならず、しかも、一対のスライダー41a,41bを当接させたときには、庇部43と他方のスライダー41bとの間が密接状態となるように、庇部43及び他方のスライダー41bにおける肩口側の端部における外周面形状をそれぞれ精度良く構成しておかなければならない。あるいは、庇部43によって他方のスライダー41bにおける肩口側の端部における外周面の外周部を密接状態に接触させておかなければならない。
また、一対のスライダー41a,41bにおけるそれぞれの平面形状は、異なる形状となっているため、スライドファスナーとしての見栄えは、必ずしも良いものではなかった。更に、一対のスライダー41a,41bをそれぞれ個別の構成として製造しておかなければならず、スライダー41a,41bの生産性を向上させることはできなかった。
また、一対のスライダー41a,41bをファスナーストリンガー40に挿通させて、スライドファスナーを製造するときには、それぞれのスライダー41a,41bを特定して区別しておくとともに、特定した各スライダー41a,41bをファスナーストリンガー40のどちら側から挿通させるのかを区分けした上で、ファスナーストリンガー40に挿通させていかなければならなかった。更に、当接したスライダー間における液密性を高めておくためには、一対のスライダー間における位置合わせを精度良く行っておかなければならなかった。
特許文献2に記載されたスライドファスナーの防水用上止52では、収容部53や挿入脚部55等を備えた防水用上止52を構成しておかなければならず、防水用上止52の構造としては複雑な構成となる。また、スライダー58を防水用上止52に当接させて、防水用上止52をスライダー58で覆っておかなければ、防水用上止52における複雑に形成された構造部分が露呈することになり、防水スライドファスナーとしてのシンプルさに欠けてしまうことになる。
本願発明は、このような従来の防水スライドファスナーに比べて、シンプルな形状を備えた防水スライドファスナーに構成することができ、しかも、一対のファスナーエレメント同士を噛合させて一対のファスナーテープ間を閉鎖したときに、スライダーが突き合わされた場所での液密性を、簡単な構成によって確保することができる防水スライドファスナーの提供を目的としている。
かかる本願発明の目的は、本願発明の基本的構成である次の構成によって達成することができる。即ち、一対の防水性ファスナーテープの対向側縁に沿ってそれぞれ配された一対のファスナーエレメントと、前記一対のファスナーエレメント同士を噛合離脱させるスライダーと、を備えてなる防水スライドファスナーにおいて、
前記スライダーの胴体における上翼板側の前端縁が形成されてなり、前記スライダーの引手は、第1係合部と第2係合部とを有し、前記一対の防水性ファスナーテープ間を跨いで設けられ、前記胴体に形成した前記前端縁と密接する端縁が形成された当接部材を備え、
前記スライダーと前記当接部材とを当接させた状態で、前記引手を前記当接部材側に旋回させたときに、前記第1係合部及び前記第2係合部にそれぞれ係合する第1被係合部及び第2被係合部が、前記当接部材に形成されてなり、
前記第1係合部と前記第1被係合部との係合により、前記当接部材に密接させた前記スライダーが、前記当接部材から離間するのを防止させることができ、前記第2係合部と前記第2被係合部との係合により、前記引手が前記当接部材から離れる方向に旋回するのを防止させることができることを特徴とする防水スライドファスナーにより効果的に達成される。
また、前記スライダーの引手は、第1係合部と第2係合部とを形成した弾性部を有し、前記第1被係合部は、前記スライダーが当接する前記当接部材の部位とは反対側における前記当接部材の部位に形成され、
前記第2被係合部は、前記スライダーの肩口側における幅方向の少なくとも一端部側及び/又は前記当接部材における幅方向の少なくとも一端部側に形成され、前記第1係合部は、前記引手の前後方向における前記弾性部の部位に形成され、前記第2係合部は、前記引手の幅方向における前記弾性部の部位に形成されてなる構成にしておくことが好ましい。
更に、前記スライダーと前記当接部材とのそれぞれの当接部位のうち、少なくとも一方の前記当接部位に弾性部材が配設され、前記弾性部材が、対向する相手側の当接部位側に向かって突出した形状に配設されてなる構成にしておくことが好ましい。
更にまた、前記当接部材が、前記スライダーに対向して配された他方のスライダーであって、前記他方のスライダーの胴体における上翼板側の前端縁が、直線状に形成されてなり、前記スライダーにおける前記直線状の前端縁と前記他方のスライダーにおける前記直線状の前端縁とが、当接可能に配されてなる構成にしておくことが好ましい。
また、当接部材としては、前記スライダーに対向して配された他方のスライダーによって構成しておくことや、上止によって構成しておくことが好ましい。
更に、前記スライダーは、前記胴体の幅方向両側に突出する軸部を備え、前記引手は、前記軸部に旋回自在に軸支される取付孔を有する引手本体と、前記引手本体に取り付けた第1係合部と第2係合部とを形成した弾性部と、を有し、
前記弾性部は、前記胴体の幅方向両側において軸部から離れる方向に伸びる一対の側辺部と、前記両側辺部間を連結する連結辺部と、を備え、第1係合部は、少なくとも一方の前記連結辺部の内面側に形成され、第2係合部は、前記側辺部の内面側に形成されてなる構成としておくことが好ましい。
本願発明の防水スライドファスナーでは、スライダーの上翼板側における前端縁の形状と、このスライダーの前端縁が当接する当接部材における端縁の形状とを、それぞれ直線状に構成している。この構成により、直線部同士を当接させて密接させることができるので、スライダーの前端縁と当接部材の端縁との間において密着性を向上させることができる。
しかも、スライダーと当接部材との当接部位を、直線状の単純な形状として構成しておくことができるので、スライダー及び当接部材の製造が、単純化されることになる。そのうえ、スライダーの上翼板側における構成と当接部材における構成とが、シンプルな構成になるので、防水スライドファスナーに対する見栄えや、防止スライドファスナーを装着した物品に対する見栄えを良好なものにしておくことができる。
また、引手に設けた弾性部に第1係合部と第2係合部とを形成し、当接部材に第1係合部と第2係合部とにそれぞれ係合する第1被係合部及び第2被係合部を形成しておくことができる。この構成により、スライダーにおける直線状の前端縁と当接部材における直線状の端縁とを当接させた状態で、当接した相手側の当接部材に向かって引手を旋回させることで、第1係合部と第1被係合部とを係合させることができ、また、第2係合部と第2被係合部とを係合させることができる。
これにより、スライダーにおける直線状の前端縁と当接部材における直線状の端縁とを当接させた密接状態を維持させておくことができる。そして、スライダーと当接部材との間における液密状態、スライダーとファスナーストリンガーとの間における液密状態、及び当接部材とファスナーストリンガーとの間における液密状態が、それぞれ確実に維持されることになる。
第1係合部と第1被係合部とを係合させることによって、当接部材に密接しているスライダーが、この密着状態を解除して当接部材から離間する方向に摺動してしまうのを防止させておくことができる。また、第2係合部と第2被係合部とを係合させることによって、当接部材に係合している引手が、この当接部材から離れる方向に旋回してしまうのを防止させておくことができる。
しかも、第1係合部及び第2係合部には、それぞれ弾性部を形成しておくこともできるので、第1係合部と第1被係合部との間における係脱時及び第2係合部と第2被係合部との間における係脱時において、第1係合部及び第2係合部はそれぞれ弾性変形を行うことができる。これにより、第1被係合部及び第2被係合部に対して、第1係合部及び第2係合部をスムーズに係脱させることができる。
また、第2被係合部は、スライダーの肩口側における幅方向の少なくとも一端部側及び/又は当接部材における幅方向の少なくとも一端部側に形成しておくことができる。そして、第1係合部は、引手の前後方向における弾性部の部位に形成しておくことができ、第2係合部は、引手の幅方向における前記弾性部の部位に形成しておくことができる。
この構成によって、胴体の後口側では第1係合部を係合させ、胴体の肩口側では第2係合部を係合させることができる。そして、第1係合部の係合によって、スライダー同士が離れることを防止することができる。また、第2係合部によって、係合を外す上下方向への回転に対して、係合状態を維持し易い効果もある。
しかも、第2被係合部は、スライダーの肩口側や、当接部材の幅方向に形成しておくことができるので、引手の幅方向に形成された第2係合部との係合によって、当接したスライダー間において相対的な姿勢の変化が生じていたとしても、幅方向における係合が行われることで、相対的な姿勢の変化を修正して適正な状態での係合を維持し易くなっている。
このように、スライダーと当接部材との間における当接状態を解除することになる2方向に対して、第1係合部と第1被係合部、及び第2係合部と第2被係合部によって、それぞれ役割を分担させているので、前記当接状態の解除を二重の安全性をもって防止しておくことができる。弾性部に形成された第1係合部と第2係合部とは、弾性部材における別々の部位に形成しておくことも、弾性部材における一つの部位に第1係合部と第2係合部との二つの機能を備えた係合部を構成しておくこともできる。
弾性部材における一つの部位に、第1係合部と第2係合部との二つの機能を備えた係合部を構成した場合には、この係合部に係合する被係合部を当接部材における対応する部位に構成しておくことが必要となる。
スライダーにおける直線状の前端縁と当接部材における直線状の端縁との間における当接したときの密着性を向上させるため、スライダーにおける直線状の前端縁と当接部材における直線状の端縁との内で、少なくとも一方の部位に弾性部材を配設させておくことができる。しかも、この弾性部材としては、この弾性部材が当接する相手側に向かって突出した形状に構成しておくことができる。
このように構成しておくことにより、スライダーを当接部材に当接させたときには、前記弾性部材に当接する相手側に向かって突出するようにした部分が弾性変形を行うことになり、スライダーと当接部材との間における密着性が大幅に向上することになる。弾性部材の構成としては、スライダーにおける直線状の前端縁の端面及び/又は当接部材における直線状の端縁の端面に対して、全面的に配した構成としておくことも、これらの端面における端縁部に沿った部位に配設しておくこともできる。
また、スライダーにおける直線状の前端縁と当接部材における直線状の端縁としては、直線状の部位だけに限定されるものではなく、スライダーの胴体における前端側の端面や下翼板の前端側の端面など、スライダーに面した当接部材の端面をも包含しているものである。
当接部材としては、一対のスライダーが設けられている形式の防水スライドファスナーでは、各スライダーにおける構成を本願発明における構成と同じ構成としておくことにより、一方のスライダーを本願発明におけるスライダーとして、他方のスライダーを当接部材として用いることができる。このように構成することによって、一対のスライダーにおけるそれぞれの直線状の前端縁同士を当接させることにより、一対のスライダー間における液密状態を良好に維持することができる。
尚、一対のスライダーにおけるそれぞれの直線状の前端縁の構成としては、各スライダーの胴体における前端側の端面や下翼板の前端側の端面などを包含しているものである。
そして、一対のスライダーにおけるそれぞれの直線状の前端縁同士を当接させた状態から、一方の引手を他方のスライダー側に旋回させることで、一方の引手の弾性部に形成した第1係合部及び第2係合部を、他方のスライダーに形成した第1被係合部及び第2被係合部にそれぞれ係合させることができる。
尚、両方のスライダーにおける引手にそれぞれ第1係合部及び第2係合部を形成しておき、更に、両方のスライダーにそれぞれ第1被係合部及び第2被係合部を形成しておくことにより、どちら側から引手を旋回させても一対のスライダー間を密着状態で係合させておくことができる。
本願発明では、スライドファスナーを構成するときにファスナーストリンガーに挿通させる一対のスライダーを、同じ構成のスライダーとして使用することができるので、一対のスライダーを区別して取り扱わなくてすむ。そのため、上述した特許文献1のものに比べて、スライドファスナーの生産性を大幅に向上させることができる。
当接部材としては、上止によって構成しておくことができる。当接部材を上止によって構成したときには、上止の構成が、スライダー側に面した上止の端縁を直線状にした構成となって、外観上もシンプルな構成にすることができる。そして、防水スライドファスナーに対する見栄えや、防止スライドファスナーを装着した物品に対する見栄えを良好なものにすることができる。
また、第1係合部と第2係合部とは、引手に被覆した弾性部に形成しておくことができる。弾性部としては、胴体の幅方向両側において胴体に設けて、引手を支承する軸部から離れる方向に伸びる一対の側辺部と、両側辺部の端部間を連結する連結辺部とを備えた構成としておくことができる。そして、第1係合部を、胴体側に面した少なくとも一方の連結辺部の内面側に形成しておくことができる。また、第2係合部は、胴体側に面した側辺部の内面側に形成しておくことができる。
このように構成しておくことにより、胴体の後口側では第1係合部を係合させ、胴体の肩口側では第2係合部を係合させることができる。そして、第1係合部によって、スライダー同士が離れることを防止することができる。また、第2係合部によって、係合を外す上下方向への回転に対して、係合状態を維持し易い構成となる。
図1は、スライダーと一対のファスナーストリンガーの一部を示す斜視図である。(実施例1) 図2は、スライダーの平面図である。(実施例1) 図3は、一対のスライダーを備えたスライドファスナーの要部を示す平面図である。(実施例1) 図4は、一対のスライダーを当接させたときの要部側面図である。(実施例1) 図5は、一方の引手を他方のスライダーに係合させたときの平面図である。(実施例1) 図6は、図5のVI−VI線の矢視断面図である。(実施例1) 図7は、図5のVII−VII線の矢視断面図である。(実施例1) 図8は、他の構成におけるスライダーの平面図である。(実施例2) 図9は、一対のスライダーを備えたスライドファスナーの要部を示す平面図である。(実施例2) 図10は、一方の引手を他方のスライダーに係合させたときの平面図である。(実施例2) 図11は、図10のXI−XI線の矢視断面図である。(実施例2) 図12は、上止の斜視図である。(実施例3) 図13は、スライダーと上止を備えたスライドファスナーの要部を示す平面図である。(実施例3) 図14は、スライダーを上止に係合させたときの平面図である。(実施例3) 図15は、引手を上止に係合させたときの要部縦断面図である。(実施例3) 図16は、一対のスライダーを備えたスライドファスナーの要部を示す平面図である。(従来例1) 図17は、上止とスライダーとを備えたスライドファスナーの要部を示す平面図である。(従来例2)
本願発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明の防水スライドファスナーは、以下で説明する形状、構成以外にも本願発明の課題を解決することができる形状、構成であれば、それらの形状、構成を採用することができるものである。このため、本願発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
防水スライドファスナーとしては、一対のスライダーが設けられて、ファスナーエレメント列の両端部に一対の下止(下止として蝶棒と箱棒を有する開離挿入具が用いられているものもある。)を備えた形式の防水スライドファスナーや、一つのスライダーとファスナーエレメント列の両端部に上止と下止とを備えた形式の防水スライドファスナーが、一般的に用いられている。また、例えば、上止または下止のみを備えるスライドファスナーも用いられている。
そこで、以下において説明を行う実施例1、2では、一対のスライダーが設けられている形式の防水スライドファスナーに関して説明を行い、実施例3では、一つのスライダーと上止及び下止とを備えた形式の防水スライドファスナーに関して説明を行うことにする。
また、本願請求の範囲及び明細書の記載において、スライドファスナーの長手方向を前後方向とし、スライダーの摺動によって、ファスナーエレメントを噛合させて、スライドファスナーが閉鎖する際のスライダーの摺動方向を前方とし、スライドファスナーが開く際にスライダーの摺動方向を後方とする。更に、ファスナーテープの平面に水平で、この前後方向に対して直交する方向を幅方向(側方)とする。更にまた、スライダー胴体の前方を肩口側、後方を後口側とする。そして、スライドファスナーの表裏方向を上下方向とし、胴体の上翼板から下翼板への方向を下方、下翼板から上翼板への方向を上方とする。
本実施例による防水スライドファスナー1は、左右一対のファスナーストリンガー8と、一対のスライダー10と、図示せぬ下止とを備えた構成になっている。図1では、一方のスライダー10の図示を省略しているが、図3には、一対のスライダー10a,10bを図示している。一対のファスナーストリンガー8は、それぞれファスナーテープ2と、各ファスナーテープ2同士を並行に配したときに対向するそれぞれの対向側縁6に沿って取着された複数のファスナーエレメント3とを備えた構成になっている。
ファスナーテープ2は、繊維材料から織成又は編成したテープを基材2aとして構成されており、基材2aの片面又は表裏両面には天然ゴムや合成ゴム等のエラストマー樹脂2b類が被覆された防水構造を備えている。図1では、基材2aの片面にエラストマー樹脂2bを被覆した構成例を示している。ファスナーテープ2としては、織編成したテープでなく合成樹脂テープから構成しておくこともできる。
ファスナーエレメント3としては、ポリアミド、ポリアセタールなどの熱可塑性樹脂から構成されており、単体のファスナーエレメントを射出成形手段によって成形し、ファスナーテープ2の一面側に取り付けた構成としておくことも、射出手段によってモノフィラメントの線材を成形し、このモノフィラメントをらせん状の線材として構成し、ファスナーテープ2の一面側に取り付けた構成としておくこともできる。
スライダー10(10a,10b)は、合成樹脂製又は金属製によって構成されており、胴体16と胴体16に旋回可能に支承された引手11を備えた構成となっている。胴体16は、上翼板16aと下翼板16b及び上翼板16aと下翼板16bの肩口18側を連結する案内柱17を備えた構成となっている。上翼板16aは、スライダー10を操作可能なスライドファスナーの表面側に位置して、下翼板16bは、スライドファスナーの裏面側に位置している。
そして、案内柱17の両側にはファスナーエレメント3を誘導する誘導溝が形成されている。このようなスライダー10における構成自体は、以下で説明する上翼板16a及び引手11の構成を除いて従来のスライダーと本質的に異なるところはない。
上翼板16aの前端縁19側は、即ち、上翼板16aの肩口18側の端縁は、胴体16の幅方向全体に渡って直線状に形成されており、その前端縁19は、ファスナーテープ2に水平で、スライダー10の摺動方向に垂直であり、上翼板16aの前端にはスライダー10の幅方向を覆った状態で延設された弾性部材20が設けられている。そして、弾性部材20によって、当接したスライダー10a,10bの前端同士を密接状態にすることができる。
図4に示すように対向するスライダー10a,10b同士を突き合わせたときに、各スライダー10a,10bに設けた弾性部材20同士がそれぞれ弾性変形を行って、当接した一対のスライダー10a,10b間を密接状態にすることができる。弾性変形を行い易くするため、弾性部材20としては、スライダー10a,10bの構成材料よりも柔らかい材料によって構成され、対向するスライダー10a,10b側に向かって突出した形状に構成されている。
尚、直線状に形成される前端縁19は、下翼板16bにも形成しておくことができる。
弾性部材20としては、一対のスライダー10a,10bに設けておく構成としておくことも、一方のスライダーだけに設けておくこともできる。また、一対のスライダー10a,10bを突き合わせたときに、当接する各スライダー10a,10bの当接部における液密性が担保される構成となるように、各上翼板16aの前端縁19における形状が構成されているときには、上翼板16aの前端縁19に弾性部材20を設けておかない構成としておくこともできる。
尚、一対のスライダー10a,10b同士を突き合せた状態としたときに、図4、図5に示すように、各スライダー10a,10bの胴体16における前端面同士が当接するように構成しておくことで、突き合せた状態における一対のスライダー10a,10b間での液密性を更に向上させておくことができる。
図1、図2に示すように、スライダー10には、取付部材13を介して引手11が前後方向に旋回可能に配設されている。引手11は、取付部材13が構成された引手本体14と、引手本体14の一部を被覆している弾性部12とを備えた構成になっている。
弾性部12としては、引手本体14よりも柔らかく、また、スライダー10a,10bの胴体16よりも柔らかく構成しておくことができる。また、弾性部12と弾性部材20とは、同じ材質を使用することもできる。
図2に示すように、取付部材13は、胴体16に設けられた軸部13bと同軸部13bに軸支される取付孔13aとを備えた構成となっており、取付孔13aは引手本体14の両端部に形成されている。
軸部13bは、胴体16の上翼板16aから下翼板16bに向かって垂下するフランジにおいて、幅方向に向かって突出した円柱状の形状として形成されている。引手本体14の取付孔13aは、その円柱状の軸部13bに対して、回転自在に取り付けることができる。
引手本体14は、図2に示すように略横向きU字状の形状をしており、胴体16の前後方向に延びる2辺の側辺部28(後述する、弾性部12の側辺部26によって覆われている。)と、この2辺の側辺部28における一端側の間を連結して、幅方向に延びた連結辺部27とから構成されている。また、各側辺部28における連結辺部27とは反対側の端部には、取付孔13aが形成されている。
弾性部12は、引手本体14の一部を被覆する側辺部26と連結辺部25とを備え、引手本体14に取り付けられている。弾性部12の側辺部26は、引手本体14の各側辺部28における取付孔13aを除く部分を被覆している。また、弾性部12の側辺部26は、引手本体14の各側辺部28から更に前後方向に延設して構成されている。弾性部12の連結辺部25は、引手本体14の各側辺部28から更に延設されている弾性部12の側辺部26の端部間を連結している構成となっている。
第1係合部22aは、連結辺部25の幅方向における略中央の部位において胴体16側に突起した形状に形成されている。また、第2係合部22bは、側辺部26の胴体16側に面した側に形成されている。弾性部12は、側辺部26と連結辺部25とによって三方が囲まれた矩形状の空間部を形成しており、この空間部としては、当接部材である突合されたスライダーの上翼板16aが入り込むことが可能な大きさに形成されていることが好ましい。
弾性部12には、第1係合部22a及び第2係合部22bが形成されている。第1係合部22aは、引手本体14の取付孔13aを形成した側とは反対側における先端で、略横向きのU字状に形成された弾性部12の連結辺部25における中央部周辺において、前後方向において胴体16側に向かって突起した形状に構成されている。第2係合部22bは、略横向きのU時状に形成された弾性部12の側辺部26における両端部周辺で、幅方向において胴体16側に突起した形状に構成されている。
また、図2に示すように、スライダー10には、当接した相手側の引手11が旋回してきたときに、第1係合部22a及び第2係合部22bにそれぞれ係合する第1被係合部23a及び第2被係合部23bが形成されている。第1被係合部23aは、図2、図5に示すように、上翼板16aの当接する面とは反対側の後端面(後口面)に形成した凹部として形成されている。
第2被係合部23bは、図2、図6、図7に示すように、上翼板16aの前後端側におけるそれぞれの両側縁部(幅方向縁部)で、上翼板16aにおける下翼板16b側の面に形成されており、上翼板16aの前後端側における両側縁部が、引手11側に延設された構成となっている。即ち、引手11を旋回させて行ったときに、上翼板16aの前端側における側方部位が、第2係合部22bの上面よりも上部に配することができる構成になっている。
また、図2に示すように、上翼板16aの後端側における側方部位に形成した第2被係合部23bの機能としては、後方側に倒した自身の引手11の第2係合部22bを係合させることによって、後方側に倒した自身の引手11をその状態に維持させておくことができる。また、胴体16側に突起した第2係合部22bは、弾性部12によって形成されているので、第2係合部22bは弾性変形が可能に構成されている。そのため、第2係合部22bが弾性変形することによって、第2係合部22bと第2被係合部23bとの係脱が容易に行えるように構成されている。
図4〜図7を用いて、突き合せた相手側のスライダー10に対して引手11を旋回させたときに、第1係合部22a及び第2係合部22bが係脱する構成、相手側のスライダー10に形成した第1被係合部23a及び第2被係合部23bが係脱する構成について説明する。
図4に示すように、一対のスライダー10a,10b同士を突き合せた状態から、一方のスライダー10a(図面左側のスライダー)の引手11aを矢印で示すように、胴体16の後口側から肩口側に向かって、時計回り方向に旋回させることで、相手側のスライダー10bに引手11aの弾性部12aを被せていくことができる。図4では、引手11aを旋回させた構成例を示しているが、相手側の引手11bをスライダー10a側に旋回させることもできる。以下では、引手11aを旋回させた場合について、説明を続けることにする。
図4で示すように、引手11aを旋回させて引手11aの弾性部12aを相手側のスライダー10bに被せると、弾性部12aの連結辺部25に形成した第1係合部22aは、弾性変形を行いながらスライダー10bに形成した第1被係合部23aと係合することになる。同時に、弾性部12aの側辺部26に形成した第2係合部22bは、スライダー10aの前方に形成した第2被係合部23b及びスライダー10bの前方に形成した第2被係合部23bに係合することになる。
このとき、引手11aが被せられる側におけるスライダー10bの引手11bは、自身の第2係合部22bと第2被係合部23bとの係合によって、被せてきた引手11aよりも下方の位置に位置決めされている。即ち、引手11bの弾性部12bに形成した第2係合部22bは、自身の第2被係合部23bに係合した状態となっており、被せてきた引手11aと干渉しない位置に退避させておくことができる。
図5、図6に示すように、旋回してきた引手11aの弾性部12aに形成した第1係合部22aは、スライダー10bに形成した第2被係合部23bとしての凹部に係合することができる。これにより、弾性部材20を圧縮変形させた状態を維持させることができ、突き合わせた一対のスライダー10a,10b間を密着させておくことができる。そして、密着した一対のスライダー10a,10bが離間するのを防止しておくことができる。
また、上翼板16aは、その前端、後端を直線状に形成し、また、長手方向における側縁部の形状も直線状に形成することで、引手11aの弾性部12aによって上翼板16aを囲み込んだときに、液密性が大いに発揮するように構成している。特に、上翼板16aの前端縁19においては、弾性部12aの第2係合部22bが係合し、上翼板16aの長手方向における側縁部を弾性部12aの側辺部26によって挟み込むことができる。
また、図7に示すように、旋回してきた引手11aの弾性部12aに形成した第2係合部22bは、スライダー10bの上翼板16aの側縁部に当接しながら変形を行い、上翼板16aの側縁部に形成した第2被係合部23bと係合することができる。そして、旋回してきた引手11aが、逆戻り方向に旋回するのを防止させておくことができる。
このように、スライダー10a,10b同士を突き合わせた状態で、一方の引手11aを旋回させることで、突き合わせたスライダー10a,10b間を当接させて密接させた状態に維持しておくことができる。このとき、上翼板16aの前端縁19を直線状に形成しておくことで、突き合わせたスライダー10a,10bの前端縁19同士による密接面が維持できるので、好ましい構成となる。
しかし、本願発明では、上翼板16aの前端縁19を直線状に形成しておく構成に限定されるものではなく、突き合わせたスライダー10a,10bの前端縁19同士が密接することができる形状であれば、例えば、一方の前端縁19を湾曲させた形状等に形成しておき、この一方の前端縁19に突き合わされる他方の前端縁19の形状を、一方の前端縁19における湾曲形状とは逆向きで、一方の前端縁19における湾曲形状に嵌り合う湾曲形状に形成しておくことができる。また、前端縁19を湾曲させた形状に限定されることなく、ジグザグ形状等適宜な形状に形成しておくこともできる。
また、突き合わせたスライダー10a,10b間を離間させるときには、引手11aを逆向きに旋回させることで、第1係合部22aが弾性変形を行いながら第1被係合部23aとの係合状態を解除することができ、第2係合部22bも弾性変形を行いながら第2被係合部23bとの係合状態を解除することができる。
一対のスライダー10a,10bとしては、同じ構成としたスライダーをそれぞれの肩口側が向き合うように配されているだけなので、スライダー10a,10bを一対のファスナーストリンガー8に挿通させるときに、スライダー10a,10bを区別して取り扱うことが必要なくなる。そのため、防水スライドファスナー1の製造効率は、特許文献1のものに比べて大幅に向上することができる。
上記のスライダー10a,10bは、引手11a,11bに備える第1係合部22a及び第2係合部22bにより、相手側のスライダー10a,10bと2箇所で係合することができる。この構成によって、それぞれのスライダー10a,10bの姿勢を安定した状態で係合させることも期待できる。更に、胴体16の後口側では第1係合部22aが係合し、胴体16の肩口側では第2係合部22bが係合する構成となっているので、第1係合部22aは、スライダー同士がスライドファスナーの長手方向に離れることを防止することができる。また、第2係合部22bは、軸部13bに近いところで係合しており、係合を外す上下方向への回転(係合相手側のスライダーから離れる方向への旋回)に対して、係合状態を維持し易い効果もある。
しかも、第2被係合部23bは、スライダー10a,10bの肩口側や、当接部材の幅方向に形成されており、第2係合部22bは、引手の幅方向に形成されているので、第2係合部22bと第2被係合部23bとが係合すると、スライダー10a,10bと相手側のスライダー10a,10bとの間で相対的な姿勢の変化が生じたとしても、幅方向における係合が行われているので、係合状態が維持し易くなっている。
これは、スライダー10a,10bと相手側のスライダー10a,10bの引手とによる係合が行なわれると、係合しているスライダー10a,10bを有する防水スライドファスナー1における姿勢としては、ファスナーテープの長手方向に曲がるように変化するためである。このため、幅方向の係合状態は、ファスナーテープの長手方向における変化に対して影響を受け難くなっている。
また、防水ファスナーテープ2は、繊維材料にエラストマー樹脂2bなどで被覆される場合などがあるが、この場合には繊維のみのファスナーテープよりも剛直性が増すことになる。そのため、一対のスライダー10a,10bの突き合わせを行うときに、剛直性の影響を受けてスライダーが水平状態のまたで突き合わされずに、角度を持った状態で突き合わされることもある。このような場合であっても、本願発明のように2箇所において係合を行っているので、適正な突合せ状態での突合せに修正して、その適正な突合せ状態を維持することができる。
図8〜図11を用いて説明する、実施例2では、取付部材13を除いた引手本体の全体を弾性部12によって被覆した構成となっている。また、弾性部12における第1係合部22aの構成として実施例2では、実施例1で説明したような突起状の構成と異なる構成としている。更に、実施例2では、上翼板16aの前端側に配設した弾性部材20を用いていない構成となっている。
他の構成は、実施例1と同様の構成となっているので、実施例1で用いた部材符合と同じ部材符号を用いることで、その部材に関する説明を省略する。実施例2においても、防水スライドファスナー1として、一対のスライダー10a,10bを用いた構成について説明を行うことにする。
図8に示すように、引手11の取付部材13を除いた引手本体の全体が弾性部12によって被覆された構成となっているので、略横向きのU時状に形成された弾性部12の内部には、スライダー10の胴体16に連結した図示せぬ引手本体を収納した構成となっている。そのため、実施例1における弾性部12の構成に比べて、実施例2における弾性部12では、弾性部12全体における剛性を高めておくことができる。
尚、略横向きのU時状に形成された弾性部12の中央部に図示せぬ引手本体が介在させておくと、弾性部12を突き合せた他方のスライダーに引っ掛ける際に、弾性部12を大きく伸ばし難くなり、弾性部12を突き合せた他方のスライダーに引っ掛け難くするので、略横向きのU時状に形成された弾性部12の中央部には、図示せぬ引手本体を介在させておかない構成としておくこともできる。
一対のスライダー10a,10bをこのように構成しておくことができるので、図9に示すような一対のスライダー10a,10bが離間した状態から、図10に示すように、一対のスライダー10a,10b同士を突き合わせ、更に一方の引手11aを相手側のスライダー10bに被せるように旋回させると、略横向きのU時状に形成された弾性部12の中央部における前後方向の胴体16側を相手側のスライダー10bにおける上翼板16aの後端面に密接させて摩擦によって係合状態を維持させることができる。
即ち、図11に示すように、旋回させた引手11aに設けた弾性部12の中央部を弾性変形させることで、弾性部12の連結辺部25の幅方向中央部における弾性力を利用して、胴体16の後口に弾性的に密接し、突き合わされた状態にある一対のスライダー10a,10b同士を当接させて密接させた状態を維持することができる。このとき、弾性部12の内部には引手本体が内在しているので、スライダー10bの上翼板16aにおける後端面と弾性部12の内側面との間における弾性力としては、所望の弾性力が得られるように弾性部12の肉厚を調整しておくことができる。
また、このときには、各スライダー10a,10bの上翼板16aにおける前端縁19同士が密着することになるが、各上翼板16aの前端縁19同士の密着性を更に向上させるため、各上翼板16aの前端縁19のうちで少なくとも一方の前端縁19に、実施例1と同様に弾性部材20を設けておくこともできる。
スライダー10bの上翼板16aにおける後端面と弾性部12の内側面とによって、一対のスライダー10a,10b間を密着させている状態では、スライダー10bの上翼板16aにおける後端面と弾性部12の内側面との間には、スベリ摩擦抵抗が大きくなっているので、スライダー10bの上翼板16aの端面に引っ掛けた引手11aは、簡単に外れることはない。そのため、第2係合部22b及び第2被係合部23bをそれぞれ設けておくことは必要なくなるが、スライダー10b側の引手11bが、図11に示すように、旋回してきた引手11aと干渉しない部位に位置させておくため、図10に示すように、同じスライダー10bに設けた第2係合部22bと第2被係合部23bとを係合させておくこともできる。
また、図10、図11に示すように、旋回させた引手11aの弾性部12に形成した第2係合部22bをスライダー10aの上翼板16aの肩口側に形成した第2被係合部23bとスライダー10bの上翼板16aの肩口側に形成した第2被係合部23bとにそれぞれ係合するように構成しておくこともできる。このように構成しておくことによって、旋回させた引手11aが相手側のスライダー10bから外れてしまうのを防止する二重の安全性を持たせておくことができる。
図12〜図15を用いて説明する、実施例3における防水スライドファスナーは、実施例1,2で説明した一対のスライダーを用いた防水スライドファスナーの形式に代えて、上止にスライダーを当接させる形式の防水スライドファスナーとして構成されている。従って、実施例3では、上止とスライダーとの間における液密構成に特徴を有している。
他の構成は、実施例1及び実施例2と同様の構成となっているので、実施例1、2で用いた部材符合と同じ部材符号を用いることで、その部材に関する説明を省略する。尚、請求項に記載した当接部材としては、実施例1及実施例2では、一対のスライダーのうち一方のスライダーが当接部材として構成されており、実施例3では、上止が当接部材として構成されている。
実施例3における引手11の弾性部12の構成としては、実施例2と同様に引手11の取付部材13を除いた引手本体の全体が、弾性部12によって被覆された構成となっている。そして、略横向きのU字状に形成された弾性部12の内部には、スライダー10の胴体16に連結した図示せぬ引手本体が収納された構成となっている。そして、略横向きのU字状に形成した弾性部12の中央部内側面を弾性変形させて、上止4の端面に当接係合させることができる構成となっている。
図12に示すように、上止4は、一対のファスナーテープ2の対向側縁6間を密着状態にて当接させておくように、一対のファスナーテープ2間を跨いた状態で一対のファスナーテープ2間に取付けられている。そして、図13、図14で示すように、上止4は、摺動してきたスライダー10の前端部を当接させて、スライダー10の摺動を停止させることができる。
尚、スライダー10の構成としては、上述した実施例2におけるスライダーと同様の構成を備えている。
図12、図13で示すように、上止4のスライダー10側における前端面には、スライダー10方向に突出した一対の薄片部4aが設けられており、スライダー10側の前端面における一対の薄片部4aより上方側の部位には、スライダー10における直線状の前端縁19と当接できる直線状の端縁が形成されている。
また、上止4のスライダー10側とは反対側の後端面は、当接したスライダー10の引手11を上止4に旋回させたときに、略横向きのU字状に形成された弾性部12の中央部に形成した第1係合部22aが係合する端面として構成されている。
上止4の後端面は、第1係合部22aが係合する第1被係合部23aとして構成されている。上止4の後端側における両側面には、旋回してきた引手11の弾性部12に形成した第2係合部22bが係合する第2被係合部としての凹溝4bが形成されている。即ち、凹溝4bは、第2係合部22bが密接して摩擦による係合を行う第2被係合部として構成されている。
図14、図15に示すように、上止4にスライダー10が突き合わされた状態から、引手11を上止4側に向かって旋回させ、略横向きのU字状に形成された弾性部12の中央部を上止4の後端面に係合させると、弾性部12及びスライダー10の前端縁に設けた弾性部材20がそれぞれ弾性変形を行って、上止4の端縁5とスライダー10の前端縁19と液密状態に圧接させることができる。
このとき、上止4の端縁5に設けた一対の薄片部4aが、スライダー10の両肩口から案内柱の両側面側に挿入され、上止4とスライダー10との間に配されているファスナーエレメント3を一対の薄片部4aと案内柱との間で液密状態に当接させることができる。また、上止4にスライダー10が突き合わされた状態において、一対の薄片部4aの上面は、スライダー10の上翼板16aの下面と当接した状態となり、一対の薄片部4aの下面は、スライダー10の下翼板16bの上面と当接した密接状態となるように構成しておくことにより、上止4とスライダー10との間における液密性を更に向上させることができる。
上述した各実施例の説明では、当接部材を弾性変形させる構成についての説明を行わなかったが、第1係合部や第2係合部が当接部材と係合するときに、当接部材も弾性変形するように構成しておくこともできる。
このように、上止4及びスライダー10を構成しておくことにより、防水スライドファスナー1における液密性を大幅に向上させることができる。
本願の防水スライドファスナー1における液密性とは、完全に水の浸入を防止するものも含んでいる。また、雨水等がスライドファスナーに付着したときに、そのまま通ることを一旦妨げることができるものであれば、本願の防水スライドファスナー1における液密性の条件を満足しているものである。
本願発明の防水スライドファスナーは、各種のウェットスーツ、防水ズボン、水中作業用の防水靴、防水タンクなどにおける水中での開口部に用いるものや、カバンの開口部に用いる水密、気密性を備えた防水スライドファスナーとして利用することができる。
1・・・防水スライドファスナー
2・・・ファスナーテープ
3・・・ファスナーエレメント
4・・・上止
5・・・端縁
6・・・対向側縁
8・・・ファスナーストリンガー
10(10a,10b)・・・スライダー
11、11a、11b・・・引手
12、12a、12b・・・弾性部
14・・・引手本体
16・・・胴体
16a・・・上翼板
19・・・前端縁
20・・・弾性部材
22a・・・第1係合部
22b・・・第2係合部
23a・・・第1被係合部
23b・・・第2被係合部
40・・・ファスナーストリンガー
41a,41b・・・スライダー
42・・・間隙隠蔽部材
46・・・上翼板
50・・・ファスナーテープ
51・・・ファスナーエレメント
52・・・上止
53・・・収容部
54・・・突条
55・・・挿入脚部
56・・・通路部
57・・・押圧部
58・・・スライダー
63・・・接触面

Claims (6)

  1. 一対の防水性ファスナーテープ(2)の対向側縁(6)に沿ってそれぞれ配された一対のファスナーエレメント(3)と、
    前記一対のファスナーエレメント3同士を噛合離脱させるスライダー(10,10a,10b)と、を備えてなる防水スライドファスナー(1)において、
    前記スライダー(10,10a,10b)の胴体(16)における上翼板(16a)側の前端縁(19)が形成されてなり、
    前記スライダー(10,10a,10b)の引手(11,11a,11b)は、第1係合部(22a)と第2係合部(22b)とを有し、
    前記一対の防水性ファスナーテープ(2)間を跨いで設けられ、前記胴体(16)に形成した前記前端縁(19)と密接する端縁(5)が形成された当接部材(10,4)を備え、
    前記スライダー(10,10a,10b)と前記当接部材(10,4)とを当接させた状態で、前記引手(11,11a,11b)を前記当接部材側に旋回させたときに、前記第1係合部(22a)及び前記第2係合部(22b)にそれぞれ係合する第1被係合部(23a)及び第2被係合部(23b,4b)が、前記当接部材(10,4)に形成されてなり、
    前記第1係合部(22a)と前記第1被係合部(23a)との係合により、前記当接部材(10,4)に密接させた前記スライダー(10,10a,10b)が、前記当接部材(10,4)から離間するのを防止させることができ、前記第2係合部(22b)と前記第2被係合部(23b,4b)との係合により、前記引手(11,11a,11b)が前記当接部材(10,4)から離れる方向に旋回するのを防止させることができることを特徴とする防水スライドファスナー。
  2. 前記スライダー(10,10a,10b)の引手(11,11a,11b)は、第1係合部(22a)と第2係合部(22b)とを形成した弾性部(12,12a,12b)を有し、
    前記第1被係合部(23a)は、前記スライダー(10,10a,10b)が当接する前記当接部材(10,4)の部位とは反対側における前記当接部材(10,4)の部位に形成され、
    前記第2被係合部(23b,4b)は、前記スライダー(10,10a,10b)の肩口側における幅方向の少なくとも一端部側及び/又は前記当接部材(10,4)における幅方向の少なくとも一端部側に形成され、
    前記第1係合部(22a)は、前記引手(11,11a,11b)の前後方向における前記弾性部(12,12a,12b)の部位に形成され、
    前記第2係合部(22b)は、前記引手(11,11a,11b)の幅方向における前記弾性部(12,12a,12b)の部位に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の防水スライドファスナー。
  3. 前記スライダー(10,10a,10b)と前記当接部材(10,4)とのそれぞれの当接部位のうち、少なくとも一方の前記当接部位に弾性部材(20)が配設され、前記弾性部材(20)が、対向する相手側の当接部位側に向かって突出した形状に配設されてなることを特徴とする請求項1または2記載の防水スライドファスナー。
  4. 前記当接部材が、前記スライダー(10,10a,10b)に対向して配された他方のスライダーであって、
    前記他方のスライダーの胴体(16)における上翼板(16a)側の前端縁(19)が、直線状に形成されてなり、
    前記スライダーにおける前記直線状の前端縁(19)と前記他方のスライダーにおける前記直線状の前端縁(19)とが、当接可能に配されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防水スライドファスナー。
  5. 前記当接部材が、上止(4)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防水スライドファスナー。
  6. 前記スライダー(10,10a,10b)は、前記胴体(16)の幅方向両側に突出する軸部(13b)を備え、
    前記引手(11,11a,11b)は、前記軸部(13b)に旋回自在に軸支される取付孔(13a)を有する引手本体(14)と、前記引手本体(14)に取り付けた第1係合部(22a)と第2係合部(22b)とを形成した弾性部(12,12a,12b)と、を有し、
    前記弾性部(12,12a,12b)は、前記胴体(16)の幅方向両側において軸部(13b)から離れる方向に伸びる一対の側辺部(26)と、前記両側辺部(26)間を連結する連結辺部(25)と、を備え、
    第1係合部(22a)は、少なくとも一方の前記連結辺部(25)の内面側に形成され、
    第2係合部(22b)は、前記側辺部(26)の内面側に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の防水スライドファスナー。
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