JPWO2010137327A1 - Pwm負荷機器の駆動電流検出装置、駆動電流検出方法、故障検知装置及び故障検知方法 - Google Patents

Pwm負荷機器の駆動電流検出装置、駆動電流検出方法、故障検知装置及び故障検知方法 Download PDF

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Abstract

PWM負荷機器の故障検知において、PWM波形のデューティ比が変化した負荷機器が接続された場合や、駆動電流の大きさが異なる負荷機器が接続された場合においても、負荷機器の故障を正しく検知できる故障検知装置、及び故障検知方法を提供する。本発明に係る故障検知装置は、PWM負荷機器を流れる電流を所定の周期でサンプリングし、サンプリングされたサンプル値に基づいて電流駆動区間を決定し、その電流駆動区間におけるサンプル値を用いて、故障の有無の判定のための駆動電流値を決定する。

Description

本発明は、PWM(Pulse Width Modulation)方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器のための駆動電流検出装置、駆動電流検出方法、故障検知装置及び故障検知方法に関する。
負荷機器として、抵抗などのように定電流を消費する定電流負荷機器と、LED照明などのようにPWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御されるPWM負荷機器とを挙げることができる。ここでPWM方式とは、電圧や電流などの電気信号の出力をオン、オフさせて矩形波のパルス信号を生成し該パルス信号により負荷機器を制御する方式である。
定電流負荷機器の過負荷状態、負荷の短絡、若しくは未接続状態などの故障を検知しようとする場合には、任意のタイミングで、負荷で消費される電流の有無を調べることが行なわれている。一方、特許文献1では、PWM負荷機器の故障を検知しようとする場合に、消費電流を周期的に複数回サンプリングし、その全結果を用いて所定の演算を行い、その演算結果を適宜利用することが示されている。
なお一般的に、PWM負荷機器の駆動方法として二つの種類を挙げることができる。一つは、駆動電圧をPWM方式で制御し、負荷機器に供給する駆動方法である。この場合、負荷機器は、供給される電圧に応じて電圧がオン(ON)である区間に、電流を消費する(即ち、駆動電流を流す)。もう一つは、定電圧を供給するが、駆動電流をPWM方式で制御して負荷機器に供給する駆動方法である。いずれの駆動方法の場合も、負荷機器にはPWM駆動に応じたパルス幅変調された消費電流が流れる。
特開平07−227095号公報
従来のPWM負荷機器のための故障検知装置、及び故障検知方法では、PWM制御のデューティ比が異なるPWM負荷機器、例えば、デューティ比が5%のものと、デューティ比が95%のものが接続された場合、ひとつのサンプリングポイントにおける電流が、デューティ比によって、電流導通区間(即ち、電流がオンである区間)のものになったり、又は電流非導通区間(即ち、電流がオフである区間)のものになったりすることが生じてしまう。そうすると、故障検知のための駆動電流の計算を正しく行うことができず、そのため故障状態を正確に検知できない、という課題があった。
本発明は、PWM負荷機器の故障検知において、PWM波形のデューティ比が異なる負荷機器が接続された場合に、故障検知のための駆動電流値の検出を適切に行なえる駆動電流検出装置、及び駆動電流検出方法を提供することを目的とする。更に、適切に検出された駆動電流値に基づいて、PWM負荷機器の故障を正確に検知できる故障検知方法、及び故障検知装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る駆動電流検出装置は、
PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の駆動電流検出装置であって、
前記負荷機器を流れる電流を周期的に複数回サンプリングするサンプリング部と、
前記サンプリングされたサンプル値に基づいて、前記負荷機器を流れる電流における電流駆動区間を決定し、更に、前記サンプリングされたサンプル値の内から、前記電流駆動区間のサンプル値を選定して、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を決定する駆動電流演算部と
を含む。
また、本発明に係る故障検知装置は、
上述の駆動電流検出装置と、
上述の駆動電流検出装置によって決定された、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を用いて、前記負荷機器の故障検知を行う故障判定部と
を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る駆動電流検出方法は、
PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の駆動電流検出方法であって、
前記負荷機器を流れる電流を周期的に複数回サンプリングし、
前記サンプリングされたサンプル値に基づいて、前記負荷機器を流れる電流における電流駆動区間を決定し、
前記サンプリングされたサンプル値の内から、前記電流駆動区間のサンプル値を選定して、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を決定することを特徴とする。
更に、本発明に係る故障検知方法は、
上述の駆動電流検出方法によって決定された、故障の有無を判定するための駆動電流値を用いて、前記負荷機器の故障検知を行うことを特徴とする。
本発明によれば、サンプリングされた電流値のうち電流駆動区間のサンプル値が駆動電流値の決定のために利用される。つまり、PWM波形のデューティ比が異なるPWM負荷機器が接続された場合においても、電流非導通区間における電流値が駆動電流値の決定に利用されることがない。その結果、故障検知のための駆動電流値の計算を正しく行なうことができ、よってPWM負荷機器の故障を正確に検知できる。更に、故障の検知に基づいてPWM負荷機器への電圧出力を停止することで、負荷駆動装置の保護、及びPWM負荷機器の保護を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る故障検知装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1の故障検知装置により監視される、PWM方式で電流が制御されるPWM負荷機器における電流波形と、しきい値(Ycut)との関係を示す図。 実施の形態1の故障検知装置における、故障検知処理を示すフローチャート。
10・・・故障検知装置、
20・・・負荷駆動装置、
30・・・PWM負荷機器、
40・・・電流検出装置、
50・・・駆動電流検出部、
52・・・サンプリング部、
54・・・記億部、
56・・・駆動電流演算部、
60・・・故障判定部。
以下、本発明の実施の形態に係るPWM負荷機器のための駆動電流検出装置、駆動電流検出方法、故障検知装置及び故障検知方法について、図面を参照しながら説明する。
1.実施の形態1
1.1.故障検知装置の構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る故障検知装置10の構成を示すブロック図である。図1のブロック図は、故障検知装置10と共に、負荷駆動装置20、PWM負荷機器30、及び電流検出装置40を示している。負荷駆動装置20は、PWM負荷機器30に対して、PWM波形の電圧若しくは定電圧を供給する。PWM負荷機器30は、PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器である。電流検出装置40は、PWM負荷機器30に流れる電流を連続的に検出する装置である。
図1に示す故障検知装置10は、駆動電流検出部50、及び故障判定部60を含む。駆動電流検出部50は、サンプリング部52、記億部54、及び駆動電流演算部56により構成される。サンプリング部52は、電流検出装置40において連続的に測定される電流の電流値に対して、所定の時間、周期的にサンプリングを行なう。サンプリングされた電流値のデータは、記億部54に保存される。駆動電流演算部56は、記億部54に保存されたサンプリング値を用いて、PWM負荷機器30を流れるPWM波形電流において電流が駆動されている区間(以下、「電流駆動区間」と言う。)の駆動電流値を算出する。
故障判定部60は、駆動電流検出部50の駆動電流演算部56で算出された駆動電流値を用いて、PWM負荷機器30における故障の有無を判定する。更に、故障判定部60は、故障の有無の判定情報を、外部に伝達できるようになっている。
なお、サンプリング部52の具体的なサンプリング方法、駆動電流演算部56の具体的な駆動電流値の算出方法、及び、故障判定部60の具体的な故障の有無の判定方法は、後で詳細に説明する。
本実施の形態1に係る故障検知装置10は、図1に示すように、負荷駆動装置20、PWM負荷機器30、及び、電流検出装置40と接続することで、PWM負荷機器30の故障検知を行う。ここで、負荷駆動装置20による電圧の供給と停止は、外部から設定できるようになっている。従って、故障検知装置10の故障判定部60がPWM負荷機器30において故障が存在していると判定すれば、故障判定部60は、故障が存在していることを示す情報に基づいて、負荷駆動装置20に対して電圧の供給の停止を指示する信号を伝達する。故障判定部60は、負荷駆動装置20の電圧の供給を直接停止する機能を備えていてもよい。
なお、図1にて点線5により示すように、故障検知装置10、負荷駆動装置20、及び電流検出装置40が併せられて、故障検知装置を内蔵する負荷駆動装置5が構成されてもよい。
1.2.故障検知装置の動作
次に、図2は、本実施の形態の故障検知装置10により監視される、PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御されるPWM負荷機器30を流れる電流波形と、しきい値(Ycut)との関係を示す図である。また、図3は、本実施の形態の故障検知装置10における、故障検知処理を示すフローチャートである。図2における実線のグラフは、PWM負荷機器30を流れる電流の時間変化を示している。
以下、図2及び図3を用いて、本実施の形態に係る故障検知装置の動作を説明する。まず、図3のフローチャートにおいて、処理S301は、故障検知の開始を示している。
電流検出装置40は、PWM負荷機器30を流れている電流を連続的に測定し、測定した電流値をサンプリング部52に出力している。これに対して、サンプリング部52は、入力された電流値を処理S302において、所定の時間、周期的に複数回サンプリングする。このようにサンプリングされた電流値は、記憶部54に保存される。
サンプリングする所定の時間、即ち、サンプリング部52によるサンプリングの開始から終了までの時間は、PWM波形の周期(の最大値)よりも長い時間とされている。図2に示す電流波形を例にとると、(α)−(γ)間(PWM波形の周期)よりも長い時間が、サンプリングする所定の時間とされる。
更に、サンプリング周期は、PWM波形の(最小値の)電流駆動区間内で電流値が、少なくとも1回サンプリングされるように決定される。図2に示す電流波形を例にとると、(α)−(β)間(電流駆動区間)よりも短い時間が、サンプリング周期とされる。
例えば、PWM負荷機器30において、PWM波形の周期の最大値が4ms(ミリ秒)であり、電流駆動区間の時間の最小値が400μS(マイクロ秒)である場合、サンプリングする所定の時間は4ms以上とされ、サンプリング周期は400μs以下とされる。複数の種類のPWM負荷機器30が接続される場合には、それらPWM負荷機器の中で、PWM波形の周期が最大となるもの若しくはそれより長い時間を、サンプリングする所定の時間とし、それらのPWM負荷機器の中で、電流駆動区間の時間が最小となるもの若しくはそれより短い時間を、サンプリング周期とするのが好ましい。
ここで、図2におけるYmax、Ylimit、Ycutについて説明する。まず、Ymaxは、サンプリングされた電流値の最大値である。
Ylimitは、測定され得る電流の下限値である。この下限値は、電流検出装置40等の性能に依存する。つまり、電流検出装置40では、Ylimitより小さい電流は正確に測定することができない。例えば、電流検出装置が1mA(ミリアンペア)の分解能で電流を測定できる性能を持っていても、10mA以下の電流については測定値の正確性を保証していない場合がある。このような場合には、Ylimitは「10mA」である。
Ycutは、電流駆動区間を決めるためのしきい値である。つまり、Ycutより大きい電流値の電流は、PWM波形電流における電流駆動区間に含まれる電流であると判定され、Ycut以下の電流値の電流は、PWM波形電流における電流駆動区間に含まれない電流であると判定される。図2では、PWM波形を完全な矩形波として記載しており、パルスの立ち上がりや立ち下がりにおける変化は十分無視できる短い時間で行われるものとして記載しているが、上記のようにYcutを決めることにより、パルスの立ち上がりや立ち下がりにおける変化にて相応の時間が掛かる場合でも、PWM波形の電流駆動区間を正確に定義できる。
Ycutを算出するための式は、様々に定義され得る。一例として、図2に示すようにYcutの値は、以下の式によって計算することができる。
Ycut=(Ymax−Ylimit)/2+Ylimit
上式に従うと、Ylimitの値が0である場合、Ycutはサンプリングされた電流の最大値の中間値、つまり、最大値Ymaxの半分の値(50%)となる。
上記Ycutを算出する式は、Ymaxの関数であるから、サンプリングされた電流値に応じてYcutの値は決定される。従って、駆動電流の大きさが異なるPWM負荷機器30が接続される場合でも、電流駆動区間を決めるためのしきい値であるYcutの値はYmaxの値に応じて一義的に決定され、よって電流駆動区間もYmaxの値に応じて一義的に決定されることになる。
図3に戻り、処理S303以降について説明する。処理S303において、駆動電流演算部56は、処理S302にて複数回サンプリングされた電流値を用いて、上述の式に従ってYcutの値を計算する。その後、処理S304において、駆動電流演算部56は、YcutとYlimitとの大小関係を判定する。YcutがYlimitより大きい場合、駆動電流演算部56は処理S305の工程を行う。処理S305において駆動電流演算部56は、処理S302で複数回サンプリングされた電流値のうち、Ycut(しきい値)より大きい値のみを選定し、選定されたサンプル値の平均値を算出し、これにより故障の有無の判定を行うための駆動電流値を決定する。
一方、YcutがYlimit以下である場合、駆動電流演算部56は処理S306の工程を行う。処理S306において駆動電流演算部56は、処理S302で複数回サンプリングされた電流値の全てに基づいて平均値を算出し、これにより故障の有無の判定を行うための駆動電流値を決定する。YcutがYlimit以下となる場合とは、例えば、負荷の未接続(オープン)状態などである。このような場合には、通常、電流が流れないため、電流検出装置40で測定される電流値は、Ylimitよりも小さくなる。
なお、YcutがYlimit以下となる場合は、電流駆動区間が存在しないような場合であるから、平均値を処理S305の工程に従って求めても、又は処理S306の工程に従って求めても、算出される平均値はYlimit若しくはゼロに近い値となる。従って、図3に示すフローチャートにおいて、処理S304及び処理S306の工程が省かれてもよい。
その後、処理S307において、故障判定部60は、前工程(即ち、処理S305又は処理S306)で算出された駆動電流値を、基準となる電流値と比較することで、PWM負荷機器30の故障の有無を判定する。基準となる電流値は、PWM負荷機器30が動作する際の適正値を元に決めたり、PWM負荷機器30の負荷駆動装置20の仕様を元に決めたりすればよい。また、基準となる電流値は、複数種類の故障に対応させて、複数設定されてもよい。
例えば、負荷駆動装置20の出力電圧と電流の定格が24V/1Aである場合、1.0Aと0.1Aの二つの基準となる電流値を設け、処理S305又は処理S306で算出された駆動電流値が1.0A以上であるときには、過負荷状態や負荷の短絡(ショート)状態などの故障が在ると判定し、算出された駆動電流値が0.1A以下であるときには、負荷の未接続(オープン)状態などの故障が在ると判定してもよい。
また別の例として、予め負荷駆動装置20に0.2Aの電流を消費する負荷(PWM負荷機器30)が接続されることが分かっていれば、1.0A、0.3A及び0.1Aの三つの基準となる電流値を設け、処理S305又は処理S306で算出された駆動電流値が1.0A以上であるときには、負荷の短絡(ショート)状態などの故障が在ると判定し、算出された駆動電流値が0.3A以上1.0A未満であるときには、過負荷状態の故障が在ると判定し、算出された駆動電流値が0.1A以下であるときには、負荷の未接続(オープン)状態などの故障が在ると判定してもよい。
また、基準となる電流値は、サンプリングされた電流値に基づいて動的に算出されるYcut(しきい値)に応じて、その都度動的に設定されてもよい。
故障判定部60は、処理S307にて故障を検知したときには、処理S308の工程を行う。処理S308において故障判定部60は、故障が存在していることを示す情報に基づいて、負荷駆動装置20に対して電圧の供給の停止を指示する信号を伝達する。これを受けて負荷駆動装置20はPWM負荷機器30への電圧出力を停止し、これにより負荷の駆動を停止させる。この処理S308において負荷の駆動を停止させることで、負荷駆動装置20の保護や、PWM負荷機器30の保護を図ることができる。なお、故障判定部60は、負荷駆動装置20の電圧の供給を直接停止する機能を備えていてもよい。
ただし、図3に示す処理S308は、本実施の形態に係る故障検知処理によって検知された故障の有無を示す情報を用いて為され得る工程の一つの例に過ぎず、別の内容の工程が行なわれてもよいし、本工程は無くてもよい。
以上の故障検知装置の動作(故障検知処理)は、PWM負荷機器30が負荷駆動装置20に接続された直後に実行されてもよいし、PWM負荷機器30が負荷駆動装置20に接続された後、一定の時間毎に周期的に実行されてもよい。
以上の故障検知装置の動作において、駆動電流演算部56は、サンプリングされた電流値に基づいて決定される電流駆動区間に含まれる電流の値を、故障の有無の判定を行うための駆動電流値を算出する基礎のデータとして、選定している。つまり、PWM波形のデューティ比が異なるPWM負荷機器30が接続された場合においても、必ず、電流がオンである区間の電流値に基づいて、故障の有無の判定を行うための駆動電流値が算出される。よって、本実施の形態に係る故障検知装置は、故障検知のための駆動電流値の検出を正しく行なうことができる。
2.他の実施の形態
負荷駆動装置20に接続されたPWM負荷機器30において、PWM波形のパルスの立ち上がりや立ち下がりの変化時に、ラッシュ電流が流れることやノイズが発生することが、想定される場合がある。このような場合のために、図1に示す駆動電流演算部56は、図3に示す処理S302にてサンプリング部52がサンプリングした電流値から、最も大きい値のサンプル値を除いたり、最も小さい値のサンプル値を除いたりした後で、処理S303でYcutを計算するようにしてもよい。ただし、この場合、上記のようにサンプル値を除いた後でも、少なくとも1回、PWM波形の電流駆動区間内の電流値をサンプリングできるように、サンプリング周期を決定することが求められる。
例えば、PWM負荷機器30において、PWM波形の周期の最大値が4msであり、電流駆動区間の時間の最小値が400μsであり、サンプル値に関して最も大きい値一つと最も小さい値一つが除去される場合、サンプリングする所定の時間を4ms以上とし、サンプリング周期を(400/2=)200μs以下とする。このようにすることにより、電流駆動区間内で2つ以上サンプル値を確保できることになり、最も大きい値一つを除いた後でも、電流駆動区間内にサンプル値が少なくとも一つは残存することになる。
また、PWM波形の電流駆動区間外の電流値が、電流駆動区間の電流値の半分以上の大きさであるような場合や、電流駆動区間外の電流値が、Ylimitよりも十分大きい電流であるような場合、以下の式を用いて、Ycutを計算してもよい。
Ycut=(Ymax−Ymin)/2
上式にて「Ymin」は、サンプリングされた電流値の最小値を示す。なお、上述したYcutの計算方法も例示に過ぎない。PWM波形の電流駆動区間を決定するために使われるしきい値を求め得るのであれば、別の計算式(定義式)を用いてもよい。
更に、本発明に係る実施の形態は、以下のように構成されてもよい。
例えば、サンプリング部52は、PWM負荷機器30を流れる駆動電流を直接サンプリングするのではなく、駆動電流を駆動電流と等価な別のものに変換してその別のものをサンプリングしてもよい。一例として、サンプリング部52は、駆動電流を抵抗に流し、その抵抗に発生する電圧の電圧値をサンプリングしてもよい。
また、故障の存在を検知した際、PWM負荷機器30の駆動を停止することの代わりに、又はPWM負荷機器30の駆動を停止することと併せて、Ethernet(登録商標)などの通信手段を用いて外部装置に故障の存在を示す情報を通知したり、ブザーを鳴らしたり、警告ランプを点灯したりしてもよい。
また、故障検知を行う(図3に示す)処理S307の工程において故障判定部60は、故障の有無の判定を行うための駆動電流値が、所定の基準値以上のときのみ、過負荷状態や負荷の短絡(ショート)状態などの故障が在ると判定してもよい。また故障判定部60は、故障の有無の判定を行うための駆動電流値が、所定の基準値以下のときのみ、負荷の未接続(オープン)状態などの故障が在ると判定してもよい。また故障判定部60は、両方の場合において、故障が在ると判定してもよい。更に、故障判定部60は、故障の有無の判定を行うための駆動電流値について、分類するための複数の範囲を規定し、算出された駆動電流値に応じて、範囲毎に決められた故障レベルを出力することで、故障の検知を行うようにしてもよい。
また、PWM負荷機器において、PWM波形が発生していない区間に対して、本発明の実施の形態に係る故障検知方法を用いてもよい。この場合、PWM負荷機器20への電圧出力の有無も用いて、故障の有無を判定してもよい。例えば、PWM波形が発生していない区間では、電流の検出値が十分小さい場合、若しくは電流の検出値がYlimit未満の場合、正常状態と判定するようにしてもよい。
また、定電流で駆動される定電流負荷機器に対しても、本発明の実施の形態に係る故障検知装置及び故障検知方法を用いることができる。
本発明は、LED照明などのPWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の故障検知方法、または、故障検知装置として有用である。

Claims (16)

  1. PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の駆動電流検出装置であって、
    前記負荷機器を流れる電流を周期的に複数回サンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリングされたサンプル値に基づいて、前記負荷機器を流れる電流における電流駆動区間を決定し、更に、前記サンプリングされたサンプル値の内から、前記電流駆動区間のサンプル値を選定して、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を決定する駆動電流演算部と
    を含む駆動電流検出装置。
  2. 前記駆動電流演算部は、
    前記サンプリングされたサンプル値に基づいてしきい値を決定し、
    前記しきい値に基づいて前記電流駆動区間を決定することを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  3. 前記サンプリング部は、前記負荷機器を流れる電流を測定する電流検出装置が出力する電流値をサンプリングするものであり、
    前記駆動電流演算部は、
    前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値と、前記電流検出装置が測定可能である下限値とから、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項2に記載の駆動電流検出装置。
  4. 前記駆動電流演算部は、
    前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値と最小値とから、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項2に記載の駆動電流検出装置。
  5. 前記サンプリング部は、前記負荷機器を流れる電流を測定する電流検出装置が出力する電流値をサンプリングするものであり、
    前記駆動電流演算部は、
    前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値を除いた後、
    残余の前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値と、前記電流検出装置が測定可能である下限値とから、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項2に記載の駆動電流検出装置。
  6. 前記駆動電流演算部は、
    前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値と最小値を除いた後、
    残余の前記サンプリングされたサンプル値の内の最大値と最小値とから、前記しきい値を決定することを特徴とする請求項2に記載の駆動電流検出装置。
  7. 前記駆動電流演算部は、
    選定された前記電流駆動区間のサンプル値の平均値を、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値として決定することを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  8. 前記サンプリング部によるサンプリングの開始から終了までの時間が、PWM波形の周期よりも長い時間であることを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  9. 少なくとも1回は、PWM波形の電流駆動区間内の電流値がサンプリングされるように、前記サンプリング部によるサンプリング周期が決定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  10. 複数の種類のPWM負荷機器が接続される場合は、
    前記複数の種類のPWM負荷機器の中で、PWM波形の周期が最大のもの若しくはそれより長い時間が、前記サンプリングによるサンプリング開始から終了までの時間とされ、
    前記複数の種類のPWM負荷機器の中で、電流駆動区間の長さが最小のもの若しくはそれより短い時間が、前記サンプリング部によるサンプリング周期とされていることを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  11. 前記サンプリング部は、
    前記負荷機器を流れる電流を複数回サンプリングする代わりに、
    前記負荷機器を流れる電流と等価な電圧をサンプリングすることを特徴とする請求項1に記載の駆動電流検出装置。
  12. 請求項1乃至11のうちのいずれか一に記載の駆動電流検出装置と、
    前記駆動電流検出装置によって決定された、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を用いて、前記負荷機器の故障検知を行う故障判定部と
    を含むことを特徴とする故障検知装置。
  13. 故障検知により、PWM負荷機器への電圧出力を停止することを特徴とする請求項12に記載の故障検知装置。
  14. PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の故障検知装置であって、
    前記負荷機器を流れる電流を周期的に複数回サンプリングするサンプリング部と、
    前記サンプリングされたサンプル値に基づいて、前記負荷機器を流れる電流における、PWM波形が発生していない区間を決定し、更に、前記サンプリングされたサンプル値の内から、前記PWM波形が発生していない区間のサンプル値を選定して、前記負荷機器における故障の有無を判定するための電流値を決定する駆動電流演算部と、
    前記故障の有無を判定するための電流値を用いて前記負荷機器の故障検知を行う故障判定部と
    を含む故障検知装置。
  15. PWM方式で駆動電圧又は駆動電流が制御される負荷機器の駆動電流検出方法であって、
    前記負荷機器を流れる電流を周期的に複数回サンプリングし、
    前記サンプリングされたサンプル値に基づいて、前記負荷機器を流れる電流における電流駆動区間を決定し、
    前記サンプリングされたサンプル値の内から、前記電流駆動区間のサンプル値を選定して、前記負荷機器における故障の有無を判定するための駆動電流値を決定することを特徴とする駆動電流検出方法。
  16. 請求項15に記載の駆動電流検出方法によって決定された、故障の有無を判定するための駆動電流値を用いて、前記負荷機器の故障検知を行うことを特徴とする故障検知方法。
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