JPWO2010116629A1 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

トレース制御部61は、定電流源Idから出力される電流値を変化させることによって、ダミー画素G2の光電変換特性をトレースする。定電流源Idは、ダミー画素部12の各行に対して共通に設けられ、トレース制御部61から出力される設定信号に応じた電流値を出力する。ここで、トレース制御部61は、垂直走査回路2に対し、読出回路3がダミー画素G2から画素信号を読み出す所定の読出期間においてスイッチISWをオフにするように指示する。

Description

本発明は、線形特性と対数特性とを有する画素から構成される固体撮像装置に関するものである。
近年、ダイナミックレンジの拡大を図るために、線形特性と対数特性との2つの光電変換特性を有する画素から構成される固体撮像装置が知られている。図10は、線形特性と対数特性とを有する画素の光電変換特性を示したグラフである。縦軸は画素から読み出された画素信号の出力値を示し、横軸は画素の入射光の光量を示している。なお、図10のグラフでは横軸は対数スケールである。
図10に示す光電変換特性は、入射光の光量が増大するにつれて画素信号の出力値が増大しており、入射光の光量が変曲点PXを超えるまでは線形特性であるが、入射光の光量が変曲点PXを超えると対数特性となる。なお、図10では、横軸が対数スケールで表されているため、線形特性は下に凸のカーブを描いて変化し、対数特性は緩やかな直線を描いて変化している。
固体撮像装置は、画素信号に対して種々の画像処理を実行する画像処理部を備えている。この画像処理部は、線形特性の領域で読み出された画素信号に対しては線形特性用の画像処理パラメータを用いて画像処理を行い、対数特性の領域で読み出された画素信号に対しては対数特性用の画像処理パラメータを用いて画像処理を行うというように、画素信号が属する領域に応じて画像処理の方式を切り替えて画像処理を行うことがある。このような画像処理として例えばホワイトバランス補正が挙げられる。
ここで、画像処理部は、画素信号の出力値が想定する変曲点PXの値よりも大きい場合、この画素信号を対数特性の領域で読み出された画素信号と判定し、画素信号の出力値が想定する変曲点PXの値よりも小さい場合、この画素信号を線形特性の領域で読み出された画素信号と判定する。
そして、この変曲点PXは、温度に応じて変化することが知られている。したがって、撮影中の温度変化によって変曲点PXがリアルタイムに変化する。
そのため、画像処理部が認識している変曲点PXの値と実際の変曲点PXの値とが異なる場合、線形特性の領域の画素信号に対して対数特性用の画像処理が用いられ、対数特性の領域の画素信号に対して線形特性用の画像処理が用いられる事態が発生し、画像処理を精度良く行うことができなくなるという問題が発生する。
そこで、特許文献1には、画素部の各行又は各列にダミー画素を配置して、ダミー画素に供給する電流値を変化させてダミー画素の光電変換特性をトレースすることで、光電変換特性の温度特性を補償する技術が開示されている。
ここで、ダミー画素は、開口部に遮光膜が形成され、光を受光することができなくなっており、光を受光することで電荷を蓄積するのではなく、定電流源から注入される定電流によって電荷を蓄積するように構成されている。
図11は、特許文献1のダミー画素の回路図を示している。図11に示すようにダミー画素は、フォトダイオードPD、転送トランジスタTX、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタSF、行選択トランジスタSEL、及びフローティングディフュージョンFDを備えている。
フォトダイオードPDは、開口部に遮光膜が形成されて遮光されており、カソードには定電流源Idが接続されている。転送トランジスタTX、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタSF、及び行選択トランジスタSELは、それぞれ、例えばnチャネル型のMOS(metal oxide semiconductor)トランジスタにより構成され、ゲート端子にハイレベル(以下、「Hi」と記す。)の信号が入力されるとオンし、ゲート端子にローレベル(以下、「Lo」と記す。)の信号が入力されるとオフする。
具体的には、転送トランジスタTXは、信号φTX(以下「φTX」と記す。)によってオン・オフされ、リセットトランジスタRSTは、リセット信号(以下、「φRST」と記す。)によってオン・オフされ、行選択トランジスタSELは、行選択信号(以下、「φVSEN」と記す。)によってオン・オフされる。なお、AVDDは正側の駆動電圧を示し、AVSSは負側の駆動電圧を示している。
リセットトランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDをリセットする。転送トランジスタTXは、フォトダイオードPDにより蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。フローティングディフュージョンFDは、転送された電荷を電圧信号に変換して、増幅トランジスタSFに出力する。増幅トランジスタSFは、フローティングディフュージョンFDから出力された電圧信号を増幅する。行選択トランジスタSELは、増幅トランジスタSFにより増幅された電圧信号を画素信号Videoとして読出回路(図略)に出力する。
図12は、図11に示すダミー画素の動作を示すタイミングチャートを示している。図13及び図14は、図11に示すダミー画素のエネルギーポテンシャル図を示している。なお、図13及び図14に示すエネルギーポテンシャル図は、下側に向かうにつれて電圧が高いことを示している。
期間t0において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Midとされ、リセットトランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDをリセットする。これにより、フローティングディフュージョンFDの電圧がリセットレベルRL(図13参照)となる。ここで、Midは、ハイレベルとローレベルとの中間のレベルを示し、このMidのレベルによって変曲点PXのレベルが決まる。
図12に戻り、期間t1において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Loとされ、行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDのリセットレベルを画素信号Videoのノイズ成分として読出回路に出力する。この場合、図13において、リセットトランジスタRSTのゲートが閉じられた後、行選択トランジスタSELは、増幅トランジスタSFにより増幅されたリセットレベルRLを画素信号Videoのノイズ成分として読出回路に出力する。
図12に戻り、期間t2において、φRST=Lo、φVSEN=Lo、φTX=Hiとされ、転送トランジスタTXは、フォトダイオードPDにより蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。この場合、図14に示すように、フローティングディフュージョンFDの電圧は、フォトダイオードPDから転送される電荷によって、期間t1で読み出されたリセットレベルRLをオフセットとして減少する。
図12に戻り、期間t3において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Loとされ、行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDの電圧レベルを画素信号Videoのノイズ成分+シグナル成分として読出回路に出力する。この場合、図14に示すように、転送トランジスタTXのゲートが閉じられた後、行選択トランジスタSELは、増幅トランジスタSFにより増幅されたフローティングディフュージョンFDの電圧を画素信号Videoのノイズ成分+シグナル成分として読出回路に出力する。
図12に戻り、期間t4において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Midとされ、リセットトランジスタRSTによりフローティングディフュージョンFDがリセットされ、フォトダイオードPDにより次フレームの電荷の蓄積が開始される。
なお、図12に示す期間t0,t4がリセット期間であり、期間(t1+t2+t3)が読出期間である。
しかしながら、特許文献1の手法では、φTX=Hiとなって転送トランジスタTXによりフローティングディフュージョンFDへの電荷の転送が開始されると、フォトダイオードPDが蓄積する電荷が減少し、定電流制御を行う定電流源Idは、この減少した電荷を補おうとして、より多くの電荷をフォトダイオードPDに注入してしまう。これにより、フォトダイオードPDには撮影時に比べて多くの電荷が注入され、ダミー画素の光電変換特性を精度良くトレースすることができず、変曲点PXを正確に測定することができないという問題が発生する。
特開2007−288479号公報
本発明の目的は、光電変換特性を精度良くトレースし、変曲点を正確に測定することができる固体撮像装置を提供することである。
本発明の実施の形態1による固体撮像装置の全体構成図を示している。 図1に示す通常画素の回路図を示している。 図2に示す通常画素のエネルギーポテンシャル図を示している。 図1に示すダミー画素の回路図を示している。 図4に示すダミー画素のタイミングチャートを示している。 図5に示すダミー画素のエネルギーポテンシャル図を示している。 図1に示す固体撮像装置がある1つのダミー画素G2の光電変換特性をトレースする際のフローチャートを示している。 トレース部によりトレースされたダミー画素の光電変換特性を示したグラフである。 本発明の実施の形態2による固体撮像装置の全体構成図を示している。 線形特性と対数特性とを有する画素の光電変換特性を示したグラフである。 特許文献1のダミー画素の回路図を示している。 図11に示すダミー画素の動作を示すタイミングチャートを示している。 図11に示すダミー画素のエネルギーポテンシャル図を示している。 図11に示すダミー画素のエネルギーポテンシャル図を示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による固体撮像装置の全体構成図を示している。この固体撮像装置は、例えばカラムADC方式のCMOSイメージセンサにより構成され、画素部1、垂直走査回路2、読出回路3、水平走査回路4、センスアンプ5、画像処理部6、タイミングジェネレータ(TG)7、及び定電流源Idを備えている。なお、画像処理部6は、トレース制御部61を備え、トレース制御部61と垂直走査回路2とによりトレース部が構成される。
画素部1は、例えば埋込型のフォトダイオードを備え、線形特性及び対数特性を含む光電変換特性を有する画素がマトリックス状に配置されている。具体的には、画素部1は、被写体を露光するための通常画素G1から構成される通常画素部11と、遮光された光電変換素子を有するダミー画素G2から構成されるダミー画素部12とを備えている。
本実施の形態では、ダミー画素G2は、画素部1の1行目の各列と2行目の各列とに配置されるというように、所定行においてライン状に配置されている。但し、これは一例であり、ダミー画素G2を画素部1の1行目のみに配置してもよいし、1行目以外の任意の1又は複数行に配置してもよい。また、ダミー画素G2を各列に配置しなくても、2列おき、3列おきというように間引くようにして配置してもよい。また、画素部1の任意の1列又は複数列にダミー画素G2をライン状に配置し、ダミー画素部12を垂直方向に短冊状に設けてもよい。
垂直走査回路2は、例えば、シフトレジスタにより構成され、画素部1の各行と行信号線L1を介して接続され、タイミングジェネレータ7から出力されるクロック信号CLKに従って、画素部1の各行を選択するための行選択信号を副走査方向の上側から下側に向けて、又は下側から上側に向けて循環的に出力し、画素部1の各行を走査する。なお、垂直走査回路2として、シフトレジスタに代えてランダムアクセス回路を採用してもよい。
読出回路3は、例えば画素部1の各列の各画素に対して共通に設けられた積分型AD変換器の読出回路により構成され、各列の画素から垂直信号線L2を介して画素信号を読み出し、読み出した画素信号をランプ信号と比較することでアナログデジタル変換し、センスアンプ5に出力する。ここで、読出回路3は、CDS(相関二重サンプリング:Correlated Double Sampling)回路、コンパレータ、カウンタ、及びラッチ回路等を備えている。
CDS回路は、画素部1から出力される画素信号のノイズ成分を除去する。コンパレータは、CDS回路から出力された画素信号をランプ信号と比較し、ランプ信号が画素信号のレベルに到達したとき反転する。カウンタは、ランプ信号がコンパレータに入力されてからコンパレータの出力が反転するまでの時間をカウントする。ラッチ回路は、カウンタによるカウント値をラッチする。
なお、読出回路としては、積分型AD変換器の読出回路を採用したが、これに限定されず逐次比較型AD変換器の読出回路を採用してもよい。また、アナログデジタル変換機能を有さないアナログ型の読出回路を採用してもよい。
水平走査回路4は、例えばシフトレジスタから構成され、タイミングジェネレータ7から出力されるクロック信号CLKに従って、画素部1の各列を選択するための列選択信号を各列の読出回路3に循環的に出力し、各読出回路3を例えば、左側から右側に向けて、又は右側から左側に向けて走査する。垂直信号線L2は、画素部1の各列に対応して複数本存在する。また、各垂直信号線L2は、対応する列の画素のそれぞれと接続されている。
センスアンプ5は、読出回路から順次に出力される各画素の画素信号を所定の利得で増幅し、画像処理部6に出力する。
画像処理部6は、例えば、専用のハードウエア回路により構成され、読出回路3からセンスアンプ5を介して順次に出力されたデジタルの画素信号に対して、所定の画像処理を施す。ここで、所定の画像処理には、ホワイトバランス補正等の線形特性で読み取られた画素信号に対して線形特性用の画像処理を実行し、対数特性で読み取られた画素信号に対して対数特性用の画像処理を実行する画像処理が含まれる。
トレース制御部61は、定電流源Idから出力される電流値を変化させ、読出回路3から出力される画素信号を得ることによって、ダミー画素G2の光電変換特性をトレースする。
ここで、トレース制御部61は、読出回路3がダミー画素G2から画素信号を読み出す所定の読出期間において、スイッチISWをオフにする。
具体的には、トレース制御部61は、定電流源Idの電流値を設定するための設定信号を定電流源Idに出力し、定電流源Idから所定レベルの電流値を出力させる。そして、トレース制御部61は、定電流源Idに複数の電流値を出力させ、各電流値に対して読出回路3から出力されるデジタルの画素信号の出力値を取得し、各ダミー画素G2の光電変換特性をトレースする。
また、トレース制御部61は、スイッチISWをオン・オフするためのスイッチ信号(以下、「φISW」と記す。)の出力を、垂直走査回路2に指示し、垂直走査回路2からスイッチISWにφISWを出力させることで、スイッチISWをオン・オフする。但し、これは一例であり、トレース制御部61が直接、スイッチISWにφISWを出力してもよい。
タイミングジェネレータ7は、クロック信号CLKを垂直走査回路2及び水平走査回路4に出力することで、両回路を駆動させる。
定電流源Idは、ダミー画素部12の各行に対応して設けられ、トレース制御部61から出力される設定信号に応じた電流値を出力する。すなわち、定電流源Idはある1行の各列に配置された各ダミー画素G2のそれぞれと接続されている。ここで、定電流源Idは、ダミー画素G2に出力される電流値をモニタし、この電流値が設定信号に応じた電流値を維持するように、フィードバック制御を行う。
次に、図1に示す固体撮像装置の動作について簡単に説明する。垂直走査回路2により1行が選択されると、読出回路3は、選択された行に配列された画素で読み取られた画素信号のノイズ成分とノイズ成分+シグナル成分とを順次読み出す。読み出された画素信号はノイズ成分が相殺され後、アナログデジタル変換され、ラッチ部にラッチされる。
そして、水平走査回路4により、画素部1の各列が順次選択され、ラッチ部はラッチするデジタルの画素信号をセンスアンプ5を介して画像処理部6に順次出力する。
ここで、ダミー画素G2の画素信号は、画素部1が1又は複数枚の画像データを露光するたびに読み出されても良いし、固体撮像装置の電源が投入されたときに読み出されても良いし、電源投入後、一定時間が経過する度に読み出されても良い。
図2は、図1に示す通常画素G1の回路図を示している。通常画素G1は、光電変換素子としてのフォトダイオードPD、転送トランジスタTX、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタSF、行選択トランジスタSEL、及びフローティングディフュージョンFDを備えている。
フォトダイオードPDは、被写体から反射された光を受光し、受光した光量に応じた電荷を蓄積する。転送トランジスタTXは、フォトダイオードPDで蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタTXから転送された電荷に応じた電圧信号を生成する。リセットトランジスタRSTは、正側の駆動電圧(以下、「AVDD」と記す。)により、図5に示す読出期間の前のリセット期間において、フローティングディフュージョンFDをリセットし、フローティングディフュージョンFDの電圧レベルをリセットレベルにする。
増幅トランジスタSFは、フローティングディフュージョンFDの電圧を増幅する。行選択トランジスタSELは、増幅トランジスタSFにより増幅された電圧を画素信号Videoとして、垂直信号線L2に出力する。
フォトダイオードPDは、負側の駆動電圧AVSS(以下、「AVSS」と記す。)が入力され、カソードに転送トランジスタTXのソースが接続されている。ここで、AVSSとしては負の電圧レベルを採用してもよいし、グラウンドレベルを採用してもよい。
転送トランジスタTXは、ゲートに転送トランジスタTXをオン・オフするための信号φTX(以下、「φTX」と記す。)が入力され、ドレインがリセットトランジスタRSTに接続されている。ここで、転送トランジスタTXは、例えば、nチャネル電界効果型トランジスタにより構成され、φTX=Hi(ハイレベル)のときオンし、φTX=Lo(ローレベル)のときオフする。
フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタTXとリセットトランジスタRSTとの接続点に形成され、転送トランジスタTXにより転送された電荷に応じた電圧信号を生成する。
リセットトランジスタRSTは、ドレインに正側の駆動電圧AVDD(以下、「AVDD」と記す。)が入力され、ゲートにリセット信号φRST(以下、「φRST」と記す。)が入力される。ここで、リセットトランジスタRSTは、例えばnチャネル電界効果型トランジスタにより構成され、φRST=Hiのときオンし、φRST=Loのときオフする。
なお、AVDD、AVSSは、例えば図略の定電圧源から出力される。また、AVSSとしてグラウンドレベルを採用した場合は、AVSSが伝送される線路の一端を接地すればよい。また、φRST、φTX、φVSENは例えば、垂直走査回路2から出力される。すなわち、図1に示す通常画素G1に接続された行信号線L1は、詳細には、φRST、φTX、及びφVSENを伝送する線路により構成されている。
増幅トランジスタSFは、ゲートがフローティングディフュージョンFDに接続され、ドレインにAVDDが入力され、ソースが行選択トランジスタSELに接続されている。
行選択トランジスタSELは、ゲートに行選択信号φVSEN(以下、「φVSEN」と記す。)が入力され、ドレインが増幅トランジスタSFに接続され、ソースが垂直信号線L2に接続されている。
次に、図2に示す通常画素G1の動作について説明する。図2に示す通常画素G1の動作を示すタイミングチャートは、図12と同一であるため、図12を用いる。図3は、図2に示す通常画素G1のエネルギーポテンシャル図を示している。なお、図3に示すエネルギーポテンシャル図は下側に向かうにつれて電圧が高くなっている。
まず、期間t0において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Midとされ、リセットトランジスタRSTがフローティングディフュージョンFDをリセットする。これにより、図3に示すようにフローティングディフュージョンFDの電圧がリセットレベルRLとなる。ここで、リセットレベルRLは画素ごとにばらついている。
このとき、フォトダイオードPDは、被写体からの入射光を受光して電荷を蓄積する。また、転送トランジスタTXは、φTX=Midとされている。ここで、Midは、ハイレベルとローレベルとの中間のレベルを示し、このMidのレベルによって変曲点PXのレベルが決まる。
すなわち、転送トランジスタTXのゲートが半分空いた状態となるため、入射光の光量が一定の値よりも小さい場合、図13に示すように、フォトダイオードPDに蓄積された電荷は転送トランジスタTXのエネルギー障壁ESを超えることができない。そのため、フォトダイオードPDの電荷の蓄積量は、入射光の光量に応じて線形に増大し、図2に示す通常画素G1の光電変換特性は線形特性となる。
一方、入射光の光量が一定の値よりも大きい場合、フォトダイオードPDに蓄積された一部の電荷は転送トランジスタTXのエネルギー障壁ESを超えて、フローティングディフュージョンFDに漏れ出ることになる。そのため、フォトダイオードPDにおける電荷の蓄積量は、入射光の光量に応じて対数的に増大し、図2に示す通常画素G1の光電変換特性は対数特性となる。
図12に戻り、期間t1において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Loとなり、リセットトランジスタRSTのゲートが閉じられ、行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDのリセットレベルRLを画素信号Videoのノイズ成分として読出回路3に出力する。
期間t2において、φRST=Lo、φVSEN=Lo、φTX=Hiとされ、転送トランジスタTXは、ゲートを開けてフォトダイオードPDにより蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。この場合、図3に示すように、フローティングディフュージョンFDの電圧は、フォトダイオードPDから転送される電荷によって、期間t1で読み出されたリセットレベルRLをオフセットとして減少する。
図12に戻り、期間t3において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Loとなって行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDの電圧信号を画素信号Videoのノイズ成分+シグナル成分として読出回路3に出力する。
この場合、図3において、転送トランジスタTXのゲートが閉じられた後、行選択トランジスタSELは、増幅トランジスタSFにより増幅されたフローティングディフュージョンFDの電圧を画素信号Videoのノイズ成分+シグナル成分として読出回路3に出力する。
図12に戻り、期間t4において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Midとされ、リセットトランジスタRST=オン、行選択トランジスタSEL=オフとされ、リセットトランジスタRSTはフローティングディフュージョンFDをリセットし、フォトダイオードPDは次フレームの電荷の蓄積を開始する。
図4は、図1に示すダミー画素G2の回路図を示している。図4に示すダミー画素G2は、図2に示す通常画素G1において、フォトダイオードPDにスイッチISW及び定電流源Idが接続された構成を有している。また、フォトダイオードPDは、開口部に遮光膜が形成され、入射光を受光することができなくされており、定電流源Idからの定電流によって電荷が注入され、この電荷を蓄積する。
スイッチISWは、一端がフォトダイオードPDのカソードに接続され、他端が定電流源Idに接続されている。定電流源Idは一端がスイッチISWに接続され、他端には駆動電圧AVSSが入力されている。なお、φISWは垂直走査回路2から出力され、定電流源Idはダミー画素部12の各行に設けられている。すなわち、図1に示すダミー画素G2に接続された行信号線L1は、φRST、φTX、及びφSELをそれぞれ伝送する線路に加え、更にφISWを伝送する線路により構成されている。
図5は、図4に示すダミー画素G2のタイミングチャートを示している。図6は、図5に示すダミー画素G2のエネルギーポテンシャル図を示している。
まず、図5の期間t0において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Mid、φISW=Hiとされ、リセットトランジスタRSTがフローティングディフュージョンFDをリセットする。これにより、図6に示すように、フローティングディフュージョンFDの電圧がリセットレベルRLとなる。このとき、スイッチISW=オンとなり、フォトダイオードPDは、定電流源Idにより電荷が注入される。
図5に戻り、期間t1において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Lo、φISW=Loにされ、行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDのリセットレベルRLを画素信号Videoのノイズ成分として読出回路3に出力する。
次に、期間t2において、φRST=Lo、φVSEN=Lo、φTX=Hi、φISW=Loとなり、転送トランジスタTXは、ゲートを開けてフォトダイオードPDに蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
この場合、スイッチISW=オフにされるため、フォトダイオードPDは、空になっても定電流源Idからの電荷の注入が遮断される。そのため、図6に示すように、フローティングディフュージョンFDの電圧は、撮像時におけるレベルPLと同等にすることができる。その結果、本実施の形態におけるダミー画素G2では光電変換特性を精度良くトレースすることが可能となり、変曲点PXを精度良く測定することができる。
一方、従来のダミー画素は、定電流源IdとフォトダイオードPDとがスイッチISWを介さずに接続されていた。そのため、図6に示すように、転送トランジスタTXのゲートが開いてフォトダイオードPDの電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フォトダイオードPDが空になると、定電流源Idは、これを補おうとして、フォトダイオードPDに過大な電荷を注入する。
これによって、フローティングディフュージョンFDには撮像時に比べて多くの電荷が転送され、フローティングディフュージョンFDの電圧は、撮像時におけるレベルPLよりもΔPLだけ低くなってしまう。その結果、従来のダミー画素では、光電変換特性を精度良くトレースすることができない。
図5に戻り、期間t3において、φRST=Lo、φVSEN=Hi、φTX=Lo、φISW=Loとされ、行選択トランジスタSELは、フローティングディフュージョンFDの電圧を画素信号Videoのノイズ成分+シグナル成分として、読出回路3に出力する。
期間t4において、φRST=Hi、φVSEN=Lo、φTX=Mid、φISW=Hiとされ、リセットトランジスタRSTはフローティングディフュージョンFDをリセットすると共に、フォトダイオードPDは次のフレームの電荷の蓄積を開始する。
図7は、図1に示す固体撮像装置がある1つのダミー画素G2の光電変換特性をトレースする際のフローチャートを示している。
まず、トレース制御部61は、トレース対象となるダミー画素G2に接続されている定電流源Idの電流値を設定するために、当該定電流源Idに設定信号を出力する(ステップS1)。これにより、定電流源Idは、設定信号に従った定電流をダミー画素G2に出力する。
次に、ダミー画素G2は、図5に示す期間t0でフローティングディフュージョンFDをリセットすると共に、フォトダイオードPDに電荷を蓄積させる(ステップS2)。
次に、ダミー画素G2は、図5に示す期間t1でノイズ成分の画素信号Videoを出力する(ステップS3)。次に、図5に示す期間t2でダミー画素G2は、フォトダイオードPDに蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。次に、図5に示す期間t3でダミー画素G2は、ノイズ成分+シグナル成分の画素信号Videoを出力する(ステップS4)。
次に、トレース対象となるダミー画素G2に接続された読出回路3は、ダミー画素G2から出力されたノイズ成分+シグナル成分の画素信号Videoからノイズ成分の画素信号Videoを減じてノイズ成分を相殺し、ノイズ成分が相殺された画素信号Videoをアナログデジタル変換してトレース制御部61に出力する(ステップS5)。
次に、トレース制御部61は、設定した電流値が所定の最終値であれば(ステップS6でYES)、処理を終了し、設定した電流値が最終値でない場合(ステップS6でNO)、処理をステップS1に戻し、定電流源Idの次の電流値を設定する(ステップS1)。そして、ステップS2〜S6の処理が繰り返し実行され、トレース制御部61はダミー画素G2の光電変換特性をトレースする。
ここで、トレース制御部61がダミー画素G2の光電変換特性をトレースするに際し、定電流源Idが出力する電流値は複数の値が予め定められており、トレース制御部61は、これら予め定められた複数の電流値が順次増大する又は減少するように定電流源Idの電流値を設定すればよい。
図8は、トレース制御部61によりトレースされたダミー画素G2の光電変換特性を示したグラフである。図8において、縦軸はトレース制御部61に入力された画素信号Videoの出力値を示し、横軸は定電流源Idが出力する電流値を示している。なお、横軸は対数スケールで表されている。
図8において、プロットされた各点は、図7に示すフローチャートが1ループ回るたびトレース制御部61に取得される光電変換特性の計測点を示している。
トレース制御部61は、定電流源Idから出力される電流値を順次増大させる又は減少させるようにして複数の計測点を取得し、ダミー画素G2の光電変換特性をトレースする。
図8に示すように、ダミー画素G2の光電変換特性は、定電流源Idから出力される電流値が変曲点PXを超えるまでは線形特性を有し、変曲点PXを超えると対数特性を有していることが分かる。なお、図8では横軸が対数スケールであるため、線形特性が下に凸の曲線を描いており、対数特性が傾斜の緩やかな右上がりの直線を描いている。
そして、トレース制御部61は、取得した複数の計測点を例えば線形補間して、変曲点PXを特定する。ここで、トレース制御部61は、図1に示すように、例えば、ダミー画素部12の1列目の各ダミー画素G2の変曲点PXの平均値を、通常画素部11の1列目の各通常画素G1の変曲点PXとして求め、ダミー画素部12の2列目の各ダミー画素G2の変曲点PXの平均値を、通常画素部11の2列目の各通常画素G1の変曲点PXとして求めるというように、ダミー画素部12の各列の変曲点PXの平均値を、対応する通常画素部11の各列の各通常画素G1の変曲点PXとして対応付けて、メモリー(図略)に記憶させておけばよい。
また、トレース制御部61は、ダミー画素部12の全ダミー画素G2の変曲点PXの平均値を、通常画素部11の各画素の変曲点PXとして対応付けてもよい。
そして、画像処理部6は、ある通常画素G1の画素信号Videoを取得すると、この通常画素G1に対応付けられた変曲点PXを用いて、この画素信号Videoが線形特性の領域の画素信号Videoであるか、対数特性の領域の画素信号Videoであるかを判定して画像処理を実行すればよい。
このように、本実施の形態による固体撮像装置によれば、図4に示すようにダミー画素G2はフォトダイオードPDがスイッチISWを介して定電流源Idに接続され、図5に示す読出期間において、スイッチISWがオフされる。
そのため、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに電荷が転送される際に、定電流源Idからの電荷の注入が遮断され、撮像時と同等の条件で、ダミー画素G2の光電変換特性をトレースすることが可能となる。そのため、より精度よくダミー画素G2の光電変換特性をトレースすることができ、変曲点PXを精度良く特定することができる。
なお、画素部1のダミー画素G2を垂直方向にライン状に設けた場合、ダミー画素G2の各列に対応して1又は複数の定電流源Idを設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、トレース制御部61を画像処理部6に設けたが、これに限定されず、画像処理部6外に設けてもよい。この場合、例えば固体撮像装置の全体制御を司る制御部(図略)にトレース制御部61を設けてもよい。この場合、トレース制御部61は、例えば制御部を構成するCPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
また、本実施の形態では、定電流源Idはダミー画素部12の各行に対応して1個設けられているが、これに限定されず、各行に対応して複数個設けてもよい。この場合、定電流源Idの接続個数を増減させて、ダミー画素G2に入力される電流値の最大値を容易に設定することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2による固体撮像装置は、実施の形態1においてダミー画素G2に出力していたφRSTをφISWとして、スイッチISWにも出力することを特徴とする。図9は、本発明の実施の形態2による固体撮像装置の全体構成図を示している。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一のものは説明を省略する。
図9において、ダミー画素G2に接続された行信号線L1は、φRST、φTX、及びφVSENをそれぞれ伝送する線路により構成され、φRSTを伝送する線路は、ダミー画素G2のリセットトランジスタRSTに接続されると共に、スイッチISWにも接続されている。
具体的には、1行目の定電流源Idには、1行目のダミー画素G2に出力されるφRSTを伝送する線路が接続され、2行目の定電流源Idには、2行目のダミー画素G2に出力されるφRSTを伝送する線路が接続されるというように、各定電流源Idには対応する行のφRSTを伝送する線路が接続されている。
図5に示すように、φRSTとφISWとは同じ波形であることが分かる。そのため、φRSTをφISWとしてスイッチISWに出力しても、スイッチISWをリセット期間においてオンし、読出期間においてオフすることができ、実施の形態1の固体撮像装置と同一の作用効果を得ることができる。
そして、これにより、φISWを生成するための回路が不要となり、回路構成の簡略化及び小規模化を図ることができる。
上記の固体撮像装置の技術的特徴は以下のように纏めることができる。
(1)本発明の一局面による固体撮像装置は、線形特性及び対数特性を含む光電変換特性を有する画素がマトリックス状に配置された画素部と、各画素から画素信号を読み出す読出回路とを備える固体撮像装置であって、前記画素部は、被写体を露光するための通常画素から構成される通常画素部と、遮光された光電変換素子を有するダミー画素から構成されるダミー画素部とを含み、前記ダミー画素の光電変換素子に定電流を注入する定電流源と、前記定電流源及び前記ダミー画素の光電変換素子間に設けられたスイッチと、前記定電流源から出力される電流値を変化させ、前記読出回路から出力される画素信号を得ることによって、前記ダミー画素の光電変換特性をトレースするトレース部とを備え、前記トレース部は、前記読出回路が前記ダミー画素から画素信号を読み出す所定の読出期間において、前記スイッチをオフにすることを特徴とする。
この構成によれば、ダミー画素の光電変換素子と定電流源とがスイッチを介して接続されている。そして、このスイッチは、読出回路がダミー画素から画素信号を読み出す所定の読出期間においてオフされる。
そのため、読出期間において、定電流源からダミー画素の光電変換素子への電荷の注入を遮断することができ、ダミー画素の光電変換素子に撮像時と同等の電荷を注入することができ、ダミー画素の光電変換特性を精度良くトレースし、変曲点を正確に測定することができる。
(2)また、前記ダミー画素は、前記画素部の所定行又は所定列にライン状に配置され、前記定電流源は、前記ダミー画素が配置された各行に対応して1又は複数設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ダミー画素を所定行にライン状に配列した場合は、各列のダミー画素の光電変換特性から各列の通常画素の光電変換特性を推定することができる。また、ダミー画素を所定列にライン状に配列した場合は、各行のダミー画素の光電変換特性から各行の通常画素の光電変換特性を推定することができる。そのため、各通常画素により得られた画素信号をより精度良く画像処理することが可能となる。
(3)前記定電流源は、前記ダミー画素が配置された各行に対応して1又は複数設けられていることが好ましい。
この構成によれば、定電流源がダミー画素の各行に対応して1又は複数個設けられているため、行単位でダミー画素の光電変換特性を得ることが容易となる。
(4)前記トレース部は、前記画素部の各行を垂直走査する垂直走査回路と、前記垂直走査回路に前記スイッチ信号の出力を指示するトレース制御部とを備え、前記垂直走査回路は、前記トレース制御部の指示に基づいて前記スイッチをオン・オフするためのスイッチ信号を出力することが好ましい。
この構成によれば、垂直走査回路からスイッチ信号が出力されるため、行単位でダミー画素の光電変換特性を得ることが容易となる。
(5)前記ダミー画素は、前記光電変換素子により蓄積された電荷が転送され、転送された電荷に応じた電圧信号を生成するフローティングディフュージョンと、前記垂直走査回路から出力されるリセット信号によりオン・オフされ、前記読出期間の前の所定のリセット期間に前記フローティングディフュージョンをリセットするリセットトランジスタとを備え、前記垂直走査回路は、前記リセット信号を前記スイッチ信号として前記スイッチに出力することが好ましい。
この構成によれば、リセット信号がスイッチ信号と兼用されるため、別途、スイッチ信号を生成する回路が不要となり、回路規模の縮小及び制御の簡便化を図ることができる。
(6)前記ダミー画素は、前記光電変換素子に蓄積された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョンにより生成された電圧信号を増幅する増幅トランジスタと、前記垂直走査回路から出力される行選択信号に基づいて、前記増幅トランジスタにより増幅された電圧信号を前記画素信号として出力する行選択トランジスタとを備えることが好ましい。
この構成によれば、ダミー画素は、転送トランジスタ、増幅トランジスタと、行選択トランジスタとを含む回路により構成されることになる。

Claims (6)

  1. 線形特性及び対数特性を含む光電変換特性を有する画素がマトリックス状に配置された画素部と、各画素から画素信号を読み出す読出回路とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素部は、被写体を露光するための通常画素から構成される通常画素部と、遮光された光電変換素子を有するダミー画素から構成されるダミー画素部とを含み、
    前記ダミー画素の光電変換素子に定電流を注入する定電流源と、
    前記定電流源及び前記ダミー画素の光電変換素子間に設けられたスイッチと、
    前記定電流源から出力される電流値を変化させ、前記読出回路から出力される画素信号を得ることによって、前記ダミー画素の光電変換特性をトレースするトレース部とを備え、
    前記トレース部は、前記読出回路が前記ダミー画素から画素信号を読み出す所定の読出期間において、前記スイッチをオフにすることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記ダミー画素は、前記画素部の所定行又は所定列にライン状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記定電流源は、前記ダミー画素が配置された各行に対応して1又は複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記トレース部は、
    前記画素部の各行を垂直走査する垂直走査回路と、
    前記垂直走査回路に前記スイッチ信号の出力を指示するトレース制御部とを備え、
    前記垂直走査回路は、前記トレース制御部の指示に基づいて前記スイッチをオン・オフするためのスイッチ信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  5. 前記ダミー画素は、
    前記光電変換素子により蓄積された電荷が転送され、転送された電荷に応じた電圧信号を生成するフローティングディフュージョンと、
    前記垂直走査回路から出力されるリセット信号によりオン・オフされ、前記読出期間の前の所定のリセット期間に前記フローティングディフュージョンをリセットするリセットトランジスタとを備え、
    前記垂直走査回路は、前記リセット信号を前記スイッチ信号として前記スイッチに出力することを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記ダミー画素は、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンにより生成された電圧信号を増幅する増幅トランジスタと、
    前記垂直走査回路から出力される行選択信号に基づいて、前記増幅トランジスタにより増幅された電圧信号を前記画素信号として出力する行選択トランジスタとを備えることを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
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