JP2020205517A - 撮像信号の信号処理方法およびそれを用いた固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、遮光画素と有効画素は、同じランプ信号にて信号のAD変換が行われ、有効画素から得られた撮像信号に対し、遮光画素から得られた暗電流成分を、後段の処理回路にて差分を取ることで補正を行っていた。そのため、有効画素のAD変換では、ダイナミックレンジが狭まる弊害が生じていた。【解決手段】有効画素のAD変換を行う際に用いるランプ信号は、遮光画素のAD変換を行う際に用いるランプ信号に対し、遮光画素から得られた暗電流成分の値相当の電圧値のオフセットを追加した信号とする。もしくは、有効画素のAD変換を行う際に用いる画素からの信号は、遮光画素から得られた暗電流成分の値相当の電圧値のオフセットを追加した信号とする。【選択図】図1

Description

この発明は撮像信号の信号処理方法およびそれを用いた固体撮像装置に関し、特に、画素から得られた画素信号(アナログ値)をデジタル値に変換する際に、時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を参照信号として利用するAD(Analog to Digital)コンバータ(ADC)と、それを備えた固体撮像装置に関する。
図9は一般的なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサの構成図を示す。図9に示すCMOSイメージセンサ100は、画素制御信号生成部1、画素アレイ2、ランプ信号生成回路3、カウンタ回路4、画素アレイ2の列ごとにADCを備えたカラムADCブロック5、ロジック回路部6、出力I/F部7を有する。ADCはシングルスロープ積分型ADCを対象としている。画素アレイは、通常の画素(R、G、B)(有効画素)とオプティカルブラック(OB)の画素(遮光画素)とを有する。
CMOSイメージセンサは、高温で特性が劣化することが知られている。この原因は主に暗電流と呼ばれるものであり、これによって、光が入らない(暗い)部分でもフォトダイオード(Photo Diode;PD)に電荷が発生してしまい、画像が白浮きする現象が起きる。この暗電流成分は、温度が8℃上がるごとに2倍程度増加することが、一般的に知られており、高温では無視できないレベルに達する。そのため従来は、オプティカルブラック(Optical Black;OB)と呼ばれる遮光された画素を設け、そこから得られた暗電流の情報を、遮光されていない通常の画素から得られた画素信号情報から減算することにより、上述の白浮き現象を抑える方法が用いられていた(特許文献1)。
特開2001−186419号公報
図10はシングルスロープ積分型ADC500の簡単な構成を示す図である。図10に示すADCの動作は、ランプ信号生成回路3から参照信号電位として供給されるランプ信号(Ramp Input)と、画素アレイ2からの画素信号である入力シグナル(Signal)のレベルを、比較器(Comparator)501によって比較する。そして、シグナルレベルとランプ信号の電位が一致する時間(カウンタ値)を、カウンタ回路4から出力されるDigital Codeを使い、カウンターラッチ(Counter Latch)回路502によりラッチ(カウント)し、アナログ値であった画素信号の値をデジタル値として出力する。
従来は、OB画素と通常画素は、同じランプ信号(時間の経過に伴って電位が変化する信号)を用いて信号のAD変換が行われ、通常画素から得られた撮像信号に対し、OB画素から得られた暗電流成分を、後段の処理回路にて差分を取ることで補正を行っていた。そのため後述するように、通常画素のAD変換において、どの程度暗電流成分を含んでいるかを考慮せず暗電流成分を含んだ信号をAD変換しているため、白浮き現象を抑える一方で、ダイナミックレンジを狭める弊害が生じていた。
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
実施の形態に係る撮像信号の信号処理方法は、半導体撮像素子より出力された撮像信号を時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を用いてアナログデジタル変換する撮像信号の信号処理方法であって、前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に遮光画素より出力された第1の撮像信号を第1のランプ信号を用いて第1のアナログデジタル変換する工程と、前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に有効画素より出力された第2の撮像信号を第2のランプ信号を用いて第2のアナログデジタル変換する工程と、を備え、前記第2のランプ信号は、前記第1のアナログデジタル変換された出力値に応じて、前記第1のランプ信号に電圧値をオフセットさせた信号である。
実施の形態に係る撮像信号の信号処理方法は、半導体撮像素子より出力された撮像信号を時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を用いてアナログデジタル変換する撮像信号の信号処理方法であって、前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に遮光画素より出力された第1の撮像信号を第1のランプ信号を用いて第1のアナログデジタル変換する工程と、前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に有効画素より出力された第2の撮像信号を第2のランプ信号を用いて第2のアナログデジタル変換する工程と、を備え、前記第2撮像信号は、前記第1のアナログデジタル変換された出力値に応じて、前記半導体撮像素子の露光後に有効画素より出力された信号が電圧値をオフセットさせた信号である。
実施の形態に係る固体撮像素子は、固体撮像素子であって、ロウ方向およびカラム方向に配置された複数の画素を含む画素アレイと、各々が、対応するカラムに対応して設けられ、対応するカラムの画素から出力された信号を伝送する複数の垂直信号線と、前記複数の垂直信号線を介して伝送された信号を並列にAD変換するカラムADC回路と時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力するランプ信号生成回路と、を備え、前記画素アレイは、遮光画素と有効画素とを有し、前記カラムADC回路は、各々が、対応するカラムに対して設けられた複数のAD変換器を備え、前記AD変換器は、第1のランプ信号に基づいて、前記遮光画素から出力された撮像信号をAD変換し、第2のランプ信号に基づいて、前記有効画素から出力された撮像信号をAD変換し、前記第2のランプ信号は、第1のランプ信号が、前記遮光画素から出力された撮像信号のAD変換の出力結果の値に応じて電圧値をオフセットされた信号である。
実施の形態に係る撮像信号の信号処理方法およびそれを用いた固体撮像装置によれば、ダイナミックレンジの減少を抑制すると共に、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
図1は実施の形態1に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示した図である。 図2は、実施の形態1に係るADコンバータの処理フローの概略を示した図である。 図3は、実施の形態2に係る、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号と通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。 図4は、実施の形態2に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。 図5は、図3で記した実施の形態2に係るAD変換のタイミングチャートの概略に、図4で記した画素(有効画素、遮光画素)へ接続されている各種制御信号とのタイミングの関係を示した図である。 図6は、実施の形態3に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。 図7は、実施の形態3に係る、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号と通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。 図8は、実施の形態4に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。 図9は、一般的なCMOSイメージセンサの構成を示す図である。 図10は、一般的なシングルスロープ積分型ADC500の簡単な構成を示す図である。 図11Aは、従来の露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。 図11Bは、従来の露光後の通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。
以下、実施の形態に係る半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要素または対応する構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また、実施の形態と各変形例との少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。シングルスロープ積分型ADC5001は、図10で記した一般的なシングルスロープ積分型ADC500に比べてさらに、オフセット制御ブロック504を含む。オフセット制御ブロック504は、入力信号に対し、所望の電圧オフセットを追加し出力する機能を備える。OBデータ記録回路503では、シングルスロープ積分型ADC5001の出力が入力され格納される。そして、その格納された値は、オフセット制御ブロック504にて利用する電圧オフセット値を決める際の参照データとしオフセット制御ブロック504に出力される。オフセット制御ブロック504には、ランプ信号生成回路3の出力が入力され、所望のオフセット電圧が追加された上で、比較器501の一方の入力に出力される。あるいは、オフセット制御ブロック504には、垂直読み出し線を介し、有効画素(R、G、B)や遮光画素(OB)から出力された信号が入力され、所望のオフセット電圧が追加された上で、比較器501のもう一方の入力に出力される。垂直読み出し線は、有効画素(R、G、B)や遮光画素(OB)を含む各画素の選択トランジスタのそれぞれのソース端に接続され、また、定電流源を介して接地電位GNDに接続されている。
有効画素(R、G、B)と遮光画素(OB)はそれぞれ、図1に示すように、フォトダイオード(PD1、PD0)、転送トランジスタ(MT1、MT0)、リセットトランジスタ(MR1、MR0)、増幅トランジスタ(MA0、MA1)、選択トランジスタ(MS1、MS0)を備える。遮光画素では、有効画素に比べ、少なくともフォトダイオードPD0部分への外部からの光信号が遮ぎられるように構成されている。また、有効画素、遮光画素ともに、転送トランジスタを制御するために、それぞれのゲート電極にゲート制御信号配線(TX1、TX0)が接続されている。同様に、リセットトランジスタを制御するために、それぞれのゲート電極にリセット制御信号配線(RST1、RST0)が接続されている。また、選択トランジスタを制御するために、それぞれのゲート電極に選択信号配線(SEL1、SEL0)が接続されている。これらの各画素ごとに、それぞれ3種類の制御信号配線が、画素制御信号生成部1から接続されている。
さらに、それぞれのフォトダイオード(PD1、PD0)にて発生した電荷は、転送トランジスタ(MT1、MT0)を介してフローティングディフュージョン領域(FD1、FD0)に転送される。それぞれのフローティングディフュージョン領域(FD1、FD0)は、リセットトランジスタ(MR1、MR0)により、そのリセットトランジスタ(MR1、MR0)がオンすることで、電源電位PWR(VDD)にリセット(初期化)される。垂直信号読み出し線によりどの画素が読み出されるかは、選択トランジスタ(MS1、MS0)のうちの一つが活性化されることにより選択される。
OBデータ記録回路503は、シングルスロープ積分型ADC5001の出力を格納・記録する機能を持つが、特に、遮光画素(OB)から出力される信号が、垂直読み出し線経由で入力された場合のシングルスロープ積分型ADC5001の出力値を対象にしている。そしてこの時にOBデータ記録回路503に格納された値は、暗電流成分が起因して生じるノイズレベル(ダークレベル)の値に相当する。
オフセット制御ブロック504は、OBデータ記録回路503からのダークレベルの値に応じたオフセット値を、ランプ信号生成回路3の出力に追加し、後段の比較器501とカウンターラッチ回路502により、有効画素(R、G、B)から出力される信号をデジタル値として出力する(後述の実施の形態2に対応)。
あるいは、オフセット制御ブロック504は、OBデータ記録回路503からのダークレベルの値に応じたオフセット値を、有効画素(R、G、B)から出力される信号に追加して、後段のシングルスロープ積分型ADCにより、有効画素(R、G、B)から出力される信号をデジタル値として出力する(後述の実施の形態3に対応)。
図2は、これらの処理フローを簡単に示したフロー図である。最初のステップ(S1)として、OB画素の露光後のAD変換を実行する。次のステップ(S2)として、前のステップ(S1)でAD変換された出力値を記録する。次のステップ(S3)では、前のステップ(S2)にて記録されたAD変換出力値により、ダークレベル相当の値を求め、ランプ信号もしくはシグナル入力に、オフセットとして追加する。最後のステップ(S4)として、有効画素の露光後のAD変換を実行するが、前のステップ(S3)にて求められたオフセットをランプ信号か、もしくは、シグナル入力かに追加することにより実行する。
図2で示したフローチャートにおいて、従来と比べ特徴的な点は、ステップS4で実行される有効画素の露光後のAD変換のために、ランプ信号、もしくは、シグナル入力に、ダークレベル相当のオフセットを追加する点である。そして、追加するオフセットを予め求めるために、S4より前の時点で、S1、もしくは、S1とS2、もしくは、S1とS2とS3が実行されるという点である。
本実施の形態1に基づいた構成(図1)、処理フロー(図2)とすることにより、有効画素(R、G、B)から出力される信号が、シングルスロープ積分型ADC5001によりデジタル値として出力されるにあたり、予め求めたダークレベルの値に相当するオフセットを追加する。このようなオフセットが追加されたランプ信号、もしくは、入力信号によりAD変換を行うため、ダイナミックレンジの減少を起こさず、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号と露光後の通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。図3のタイミングチャートでは、ランプ信号0に加えてランプ信号1が描かれている。ランプ信号0により、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号のAD変換を行い、ランプ信号1により、露光後の通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換を行う。ランプ信号0によるAD変換は、従来と同様であるが、そのAD変換の結果を反映させたランプ信号1によるAD変換に特徴がある。具体的には、ランプ信号1は、ランプ信号0と同じ傾きを持つが、OB画素の撮像信号のAD変換により得られたダークレベル相当の電圧値分だけマイナス方向にオフセットを持たせた波形となっている。図3では、図2で言うところの、ステップS2とステップS3の工程は図中には省略され示されていない。
図3に示すように、ランプ信号1によるAD変換では、カウンターラッチのカウンタが0の開始時点で、ランプ信号1上でa1と記した電圧値からAD変換が開始される。この電圧値はダークレベル相当の電圧値に等しい。ADコンバータの適応範囲となるa1の電位からb1の電位までの範囲、カウンタ値で示すとカウント値0から4095カウントまでの範囲で、ダークレベルと同等の信号から、大きな信号までAD変換可能となる。ダイナミックレンジとしては、図3中に記した「Dレンジ1」と記した範囲がダイナミックレンジとなる。ダークレベル分ランプ信号をオフセットしたことによって、図3に示したように、カウンタラッチのカウンタ動作における、0カウントから4095カウントまで、ランプ信号の電圧で示すと、a1からb1まで、最大限にアナログ電圧値を検出しデジタル値へとAD変換対応出来ることが分かる。
実施の形態2に係るAD変換のダイナミックレンジの効果を説明するために、比較例でのダイナミックレンジについての説明を図11A、図11Bを使って以下に示す。図11A、図11Bは、図10に示したシングルスロープ積分型ADC500のタイミングチャートの概略を示す図である。図11Aは、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートを示す。露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号であるので、暗電流に起因するノイズレベル(ダークレベル)を測定していることになる。図11Bは、露光後の通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートを示す。背景技術で述べたように、図11Bの手順で得られた画素信号の値から、図11Aの手順で得られた暗電流信号の値を引くことで、正味の画素信号の値が得られることになる。
図11A、図11Bを参照し、詳細な動作を説明する。図10で説明したように、まず、コンパレータにシグナルとランプ信号0がそれぞれ入力され、カウンタラッチがカウント動作を行い、図11A、図11Bそれぞれの入力信号レベルのAD変換が行われる。つまり、図11Aのランプ信号0では、ランプ信号0のa点からカウント動作が開始され、ダークレベルと同レベルとなるx点に至るまで、Dカウントされ、これがダークレベルのデジタル値となる。同様に、図11Bのランプ信号0では、ランプ信号0のa点からカウント動作が開始され、シグナルレベルと同レベルとなるy点に至るまで、S0カウントされ、これがシグナルレベルのデジタル値となる。
図11A、図11Bに描いた例では共に、ADコンバータとしては0カウントから4095カウントまで対応可能であり、ランプ信号0上のレベルでは、a点の電位レベルからb点の電位レベルまで変化する信号についてAD変換が可能である。変換可能な電位レベルの可変範囲がダイナミックレンジと呼び、図11Aの場合では、図中「Dレンジ01」と記した範囲がダイナミックレンジの大きさを示す。
一方、図11Bの場合は、図中で灰色のハッチを掛けて記したように、定常的に暗電流成分がノイズとして存在するため、正味の撮像信号の有無によらず、この暗電流成分より小さい信号はノイズに掻き消されてしまい信号として出力されることはない。そのため、図11Bの場合のダイナミックレンジは、図11Bの図中で「Dレンジ02」と記した範囲となり、図11Aの場合のダイナミックレンジに比べ、暗電流成分の大きさだけ小さい値となる。
本比較例では、図11Bの手順で得られた画素信号の値から、図11Aの手順で得られた暗電流信号の値を引くことで、正味の画素信号の値が得られるが、上述のとおり、図11Bの手順で画素信号の値を求める際に、狭められたダイナミックレンジの特性の下でAD変換が行われるため、白浮き現象を抑える一方で、ダイナミックレンジを狭める弊害が生じてしまう。また、比較例の場合は、図11Bの手順で得られた画素信号の値から、図11Aの手順で得られた暗電流信号の値を引くにあたり、それぞれ、図11Aの手順で得られた暗電流信号の値と、図11Bの手順で得られた画素信号の値は、独立に求められ最終的に差分が取られれば良いので、図2で説明したように、図11Aの手順が、図11Bの手順より時間的に前に行われていなければいけない、という制約はない。
改めて本実施の形態1によるダイナミックレンジについて、図3のランプ信号1による値を見ると、図中のDレンジ1と示した値であり、比較例の図11BでDレンジ02と示した値と比較すると、ダイナミックレンジが、カウンタラッチのカウンタ動作における、0カウントから4095カウントまで、ランプ信号の電圧で示すと、a1からb1まで最大限にレンジが確保できており、比較例に比べ改善できていることが分かる。
図5は、実施の形態2に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。図1で示されたADコンバータの回路構成と比較して、オフセット制御ブロック504の一例としての詳細が、オフセット制御回路1(506)として、記されている。
図5は、図3で記した実施の形態2に係るAD変換のタイミングチャートの概略に、図4で記した画素(有効画素、遮光画素)へ接続されている各種制御信号とのタイミングの関係を示した図である。以下に、t1からt13まで順を追って動作の概略を説明していく。図5では、図3と同様に、図2で言うところの、ステップS2とステップS3の工程は図中には省略され示されていない。
図5で、時刻t1〜t2の間は、遮光画素のリセットトランジスタMR0のリセット信号RST0、転送トランジスタMT0の制御信号TX0、が共にハイレベルとなっており、フォトダイオードPD0のリセット動作(PDリセット)が行われる。次に、時刻t3〜t4の間は、遮光画素のリセットトランジスタMR0のリセット信号RST0のみがハイレベルとなり、遮光画素のフローティングディフュージョン領域FD0のリセット動作(FDリセット)が行われる。時刻t3からは、遮光画素の選択トランジスタMS0の制御信号SEL0もハイレベルになり、遮光画素の信号が選択され、垂直信号読み出し線を経由してADコンバータに出力され始める。
その後、時刻t5〜t6の間に、遮光画素の転送トランジスタMT0の制御信号TX0がハイレベルになり、遮光画素に対し時刻t2〜t5の露光期間中に実際は遮光されているため、画素で生じた暗電流成分がフローティングディフュージョン領域FD0に転送される。すでに選択信号SEL0は時刻t3からハイレベルになっており、時刻t6直後にADコンバータでのAD変換動作が、ランプ信号0を用い、カウンタラッチでのカウント動作と共に開始される。
ここまでのAD変換で、遮光画素が露光され、その撮像信号のデジタル値が得られているが、これが暗電流成分であり、ダークレベルの値を示すものである。図4で示されたように、この値は、OBデータ記録回路に格納され、以降の有効画素の撮像信号のAD変換のために、ランプ信号1のオフセット値として使われる。時刻t4〜t5の間に、一般的にはFD領域のノイズ成分を読み出すAD変換を伴う処理がランプ信号を使って行われるが、本発明では省略する。
図5では引き続き、時刻t7〜t8の間は、有効画素のリセットトランジスタMR1のリセット信号RST1、転送トランジスタMT1の制御信号TX1、が共にハイレベルとなっており、フォトダイオードPD1のリセット動作(PDリセット)が行われる。次に、時刻t10〜t11の間は、有効画素のリセットトランジスタMR1のリセット信号RST1のみがハイレベルとなり、有効画素のフローティングディフュージョン領域FD1のリセット動作(FDリセット)が行われる。時刻t10からは、有効画素の選択トランジスタMS1の制御信号SEL1もハイレベルになり、有効画素の信号が選択され、垂直信号読み出し線を経由してADコンバータに出力され始める。時刻t11〜t12の間に、一般的にはFD領域のノイズ成分を読み出すAD変換を伴う処理がランプ信号を使って行われるが、本発明では省略する。
その後、時刻t12〜t13の間に、有効画素の転送トランジスタMT1の制御信号TX1がハイレベルになり、有効画素に対し時刻t8〜t12の露光期間中に有効画素に露光された画素信号情報がフローティングディフュージョン領域FD1の転送される。すでに選択信号SEL0は時刻t9からロウレベルとなっており、代わりに選択信号SEL1が時刻t10からハイレベルになっており、時刻t13直後にADコンバータでのAD変換動作が、ランプ信号1を用い、カウンタラッチでのカウント動作と共に開始される。
上述のとおり、有効画素のAD変換に使われるランプ信号1は、遮光画素から得られた暗電流成分に相当する値だけ電圧値としてランプ信号0からオフセットされている。これにより、有効画素から出力される信号に対するAD変換では、ダイナミックレンジの減少を起こさず、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
(実施の形態3)
図6は、実施の形態3に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。図1で示されたADコンバータの回路構成と比べて、オフセット制御ブロック504の一例としての詳細が、オフセット制御回路2(507)として、記されている。
図6からも分かる通り、実施の形態3に係るADコンバータでは、遮光画素から得られた暗電流成分に相当する値を、有効画素から得られた撮像信号をAD変換するにあたり、有効画素から得られた撮像信号に電圧値をオフセットとして追加する。
図7は、実施の形態3に係る、露光後のOB画素(遮光画素)からの撮像信号と通常画素(有効画素)からの撮像信号のAD変換のタイミングチャートの概略を示す図である。
実施の形態3では、遮光画素のAD変換も、有効画素のAD変換も、図11A、図11Bで示した様に、従来と同様に、同じランプ信号0を使う。図7では、図2で言うところの、ステップS2とステップS3の工程は図中には省略され示されていない。
図7で示されるように、実施の形態3では、有効画素のAD変換の際に、有効画素からのシグナルレベル2は、暗電流成分に相当する分の値だけプラスの側にオフセットされている。その結果、カウンタラッチがカウント動作を開始する時点で、図7で示すランプ信号0上の点a2は、暗電流成分を省いた値をAD変換の対象とすることが出来るため、図7で記したように、正味の信号に対するダイナミックレンジとしては、図7で記した、Dレンジ2、と書いた範囲がダイナミックレンジとなり、図11Bで記した従来のダイナミックレンジ(Dレンジ02)と比べ大きく取れていることがわかる。
よって、実施の形態3に係るADコンバータにおいては、有効画素から出力される信号に対するAD変換では、遮光画素から得られた暗電流成分に相当する値だけ電圧値として
オフセットされている。これにより、有効画素から出力される信号に対するAD変換では、ダイナミックレンジの減少を起こさず、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
(実施の形態4)
図8は、実施の形態4に係るADコンバータの回路構成の概略を撮像素子の画素との接続と合わせて示したものである。同様な構成を記した図1では、全体構成を示した図9に表されているセルアレイ2の中の、一つの列について代表として遮光画素1つと、有効画素一つを抜き出した図であった。図8では、セルアレイの中から列を2つ抜き出したものをイメージしている。そして、それぞれの列について、図1でも示されていた、遮光画素(OB)と有効画素(R,G,B)に加えて、遮光画素2(OB2)と有効画素2(R2,G2,B2)が追加されている。
図1において、すでに描かれていた列に対応するカラムADC(オフセット制御機能付きシングルスロープ積分型ADC)5001が図11にも描かれており、その中には、カウンターラッチ回路502、比較器501、オフセット制御ブロック504が含まれている。そして追加された列に対応するカラムADC(オフセット制御機能付きシングルスロープ積分型ADC)5002が、図8では追加して描かれている。カラムADC(オフセット制御機能付きシングルスロープ積分型ADC)5002は、カウンターラッチ回路5022、比較器5012、オフセット制御ブロック5042が含まれている。
2つのカラムADC5001、5002では、入力されるランプ信号生成回路3は共通して接続されている。そして、それぞれのADCに共通のランプ信号が供給される。同様に、2つのカラムADC5001、5002では、カウンターラッチ回路502、5022の出力が共通のOBデータ記録回路503に接続されている。また、このOBデータ記録回路503の出力は、2つのカラムADC5001、5002それぞれのオフセット制御ブロック504、5042に入力されている。それぞれのオフセット制御ブロック504、5042のもう一方の入力には、それぞれが対応する列の垂直信号読み出し線が接続される構成となっている。
図1では、1つのカラムADC5001が、同じ列にある遮光画素からの信号をAD変換し、暗電流成分(ダークレベル)をOBデータ記録回路503に格納し、同じ列にある有効画素からの信号をAD変換する際に、このOBデータ記録回路503に格納されている暗電流成分(ダークレベル)の値に応じて、ランプ信号生成回路3からのランプ信号に追うセットを追加し、改善されたダイナミックレンジにてAD変換を行っていた。
しかし図8では、一つのカラムADCが対応する列の遮光画素から暗電流成分(ダークレベル)をOBデータ記録回路503に格納し、別のカラムADCが別の列の有効画素からの撮像信号をAD変換する際に、OBデータ記録回路503に格納された暗電流成分(ダークレベル)の値に応じて、ランプ信号生成回路3からのランプ信号に電圧値としてオフセットを追加しAD変換を行うという利用の仕方も可能となる。このような構成においても、有効画素から出力される信号に対するAD変換では、ダイナミックレンジの減少を起こさず、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
あるいは図8では、一つのカラムADCが対応する列の遮光画素から暗電流成分(ダークレベル)をOBデータ記録回路503に格納し、別のカラムADCが別の列の有効画素からの撮像信号をAD変換する際に、OBデータ記録回路503に格納された暗電流成分(ダークレベル)の値に応じて、それぞれのカラムからの画素信号に電圧値としてオフセットを追加しAD変換を行うという利用の仕方も可能となる。このような構成においても、有効画素から出力される信号に対するAD変換では、ダイナミックレンジの減少を起こさず、暗電流による白浮き現象を抑制することができる。
実施の形態4に係るADコンバータにおいては、複数のカラム間で、OBデータ記録回路503を共有できるため、面積・コストの削減に効果があるものと期待できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1:画素制御信号生成部
2:画素アレイ
3:ランプ信号生成回路
4:カウンタ回路
5:カラムADCブロック
6:ロジック回路部
7:出力I/F部
100:CMOSイメージセンサ
500:シングルスロープ積分型ADC
5001、5002:オフセット制御機能付きシングルスロープ積分型ADC
501、5012:比較器(Comparator)
502、5022:カウンターラッチ(Counter Latch)回路
503:OBデータ記録回路
504、5042:オフセット制御ブロック
506:オフセット制御回路1
507:オフセット制御回路2
FD0、FD1:フローティングディフュージョン領域0、フローティングディフュージョン領域1
MA0、MA1:増幅トランジスタ0、増幅トランジスタ1
MR0、MR1:リセットトランジスタ0、リセットトランジスタ1
MS0、MS1:選択トランジスタ0、選択トランジスタ1
MT0、MT1:転送トランジスタ0、転送トランジスタ1
PD0、PD1:フォトダイオード0、フォトダイオード1

Claims (9)

  1. 半導体撮像素子より出力された撮像信号を時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を用いてアナログデジタル変換する撮像信号の信号処理方法であって、
    前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に遮光画素より出力された第1の撮像信号を第1のランプ信号を用いて第1のアナログデジタル変換する工程と、
    前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に有効画素より出力された第2の撮像信号を第2のランプ信号を用いて第2のアナログデジタル変換する工程と、を備え、
    前記第2のランプ信号は、前記第1のアナログデジタル変換された出力値に応じて、前記第1のランプ信号に電圧値をオフセットさせた信号である
    撮像信号の信号処理方法。
  2. 前記遮光画素と前記有効画素とはそれぞれ、前記半導体撮像素子を構成する画素アレイの異なるロウに含まれる
    請求項1に記載の撮像信号の信号処理方法。
  3. 前記第1のアナログデジタル変換の出力値は、記録回路に格納される
    請求項1に記載の撮像信号の信号処理方法。
  4. 半導体撮像素子より出力された撮像信号を時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を用いてアナログデジタル変換する撮像信号の信号処理方法であって、
    前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に遮光画素より出力された第1の撮像信号を第1のランプ信号を用いて第1のアナログデジタル変換する工程と、
    前記半導体撮像素子のPDリセット、FDリセットを経た露光後に有効画素より出力された第2の撮像信号を第2のランプ信号を用いて第2のアナログデジタル変換する工程と、を備え、
    前記第2の撮像信号は、前記第1のアナログデジタル変換された出力値に応じて、前記半導体撮像素子の露光後に有効画素より出力された信号が電圧値をオフセットさせた信号である
    撮像信号の信号処理方法。
  5. 前記遮光画素と前記有効画素とはそれぞれ、前記半導体撮像素子を構成する画素アレイの異なるロウに含まれる
    請求項4に記載の撮像信号の信号処理方法。
  6. 前記第1のアナログデジタル変換の出力値は、記録回路に格納される
    請求項4に記載の撮像信号の信号処理方法。
  7. 固体撮像素子であって、
    ロウ方向およびカラム方向に配置された複数の画素を含む画素アレイと、
    各々が、対応するカラムに対応して設けられ、対応するカラムの画素から出力された信号を伝送する複数の垂直信号線と、
    前記複数の垂直信号線を介して伝送された信号を並列にAD変換するカラムADC回路と、
    時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力するランプ信号生成回路と、
    を備え、
    前記画素アレイは、遮光画素と有効画素とを有し、
    前記カラムADC回路は、各々が、対応するカラムに対して設けられた複数のAD変換器を備え、
    前記AD変換器は、
    第1のランプ信号に基づいて、前記遮光画素から出力された撮像信号をAD変換し、
    第2のランプ信号に基づいて、前記有効画素から出力された撮像信号をAD変換し、
    前記第2のランプ信号は、前記第1のランプ信号が、前記遮光画素から出力された撮像信号のAD変換の出力結果の値に応じて電圧値をオフセットされた信号である
    固体撮像装置。
  8. 前記遮光画素と前記有効画素とはそれぞれ、前記画素アレイの異なるロウに含まれる
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記第1のランプ信号に基づいて、前記遮光画素から出力された撮像信号のAD変換の出力値は、記録回路に格納される
    請求項7に記載の固体撮像装置。
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