JPWO2010095265A1 - エレベーターの乗場アナウンス装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1b 2号機乗りかご
2a 1号機釣合い重り
2b 2号機釣合い重り
3a 1号機主索
3b 2号機主索
4a 1号機巻上機
4b 2号機巻上機
5a 1号機乗場
5b 2号機乗場
6a 1号機音声案内用スピーカ
6b 2号機音声案内用スピーカ
7a 1号機の号機制御盤
7b 2号機の号機制御盤
8 乗場呼びボタン
9 群管理装置
10 乗場呼びボタン操作階検出手段
11 音声案内階決定手段
12 音声案内号機決定手段
13 休止案内強制選択手段
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベーターの乗場アナウンス装置の全体構成を示す説明図、図2はエレベーターの乗場アナウンス装置の動作を示すフロー図である。なお、ここでは、群管理エレベーターにおけるある1つのグループ(以下「当該グループ」という)に属する複数台のエレベーターの台数を、説明の便宜上2台であるとし、各エレベーターの号機をそれぞれ1号機、2号機と呼ぶことにする。
こうして、前記1号機乗りかご1a及び前記1号機釣合い重り2aは前記1号機主索3aにより接続されて、つるべ状に吊持されている。
前記1号機巻上機4aはこの1号機の号機制御盤7aに接続されており、前記1号機巻上機4aによる前記1号機乗りかご1aの走行の駆動は、前記1号機の号機制御盤7aの制御の下で行われる。また、各階の前記1号機乗場5aに設けられた前記1号機音声案内用スピーカ6aも前記1号機の号機制御盤7aに接続されており、群管理装置9から情報に基づいて発せられる前記1号機の号機制御盤7aからの指令に従って、前記1号機音声案内用スピーカ6aによるアナウンスが行われる。
すなわち、2号機乗りかご1b及び2号機釣合い重り2bは2号機主索3bにより接続されて、2号機昇降路内につるべ状かつ昇降自在に吊持されており、この2号機主索3bは前記2号機昇降路上方に設けられた図示しない機械室内に設置された2号機巻上機4bの駆動シーブに巻き掛けられている。
すなわち、各階の前記1号機乗場5aには、利用者が押下することにより当該グループに対する乗場呼び登録を行うための乗場呼びボタン8が設置されている。そして、これらの乗場呼びボタン8は前記1号機の号機制御盤7aに接続されており、利用者によりこれらの乗場呼びボタン8が操作されると、その操作に関する情報が前記1号機の号機制御盤7aへと送信される。
なお、前記乗場呼びボタン8は、上端階及び下端階を除き、上方向乗場呼びを登録するための上方向ボタン及び下方向乗場呼びを登録するための下方向ボタンからなり、上端階または下端階においてはこれらのいずれか一方のみからなる。
そして、前記1号機の号機制御盤7a及び前記2号機の号機制御盤7bの各号機制御盤は、前記群管理装置9からの運転指令に基づいて、それぞれの号機のエレベーターの運転制御を行う。
この検出結果は、同じく前記群管理装置9内部に設けられた音声案内階決定手段11へと出力される。
ここで、この所定の規則とは、当該グループに属するエレベーターがNを自然数としてN台、すなわち、1号機、2号機から順にN号機まである場合に、音声案内対象号機をこの号機の順に1台ずつ順番に替えていくというものである。
なお、ここでは当該グループに属するエレベーターの台数は2台(すなわちN=2)としているため、1号機の次は2号機であり、2号機の次は1号機と交互に音声案内の対象号機となる。
なお、図1中の休止案内強制選択手段13は、後述する実施の形態2において必要なものであり、ここで説明している実施の形態1においては設ける必要のないものである。
まず、前記地震感知器により所定規模以上の地震発生が感知されると、当該グループに属する全てのエレベーターに対して地震感知器信号が入力され(ステップS1)、この地震感知信号の入力を受けた当該グループに属する全てのエレベーターは、地震時管制運転へと移行して運転休止となり、当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止となるとステップS3へと移行する(ステップS2)。
なお、ここで、このステップS2は、当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止となったことを検出する運転休止検出手段を構成している。
一方、利用者によりいずれかの前記乗場呼びボタン8が操作されたことが確認されない場合には、利用者による前記乗場呼びボタン8の操作が検出されるまで、このステップS3の確認が繰り返される。
そして、続くステップS5において、前記音声案内号機決定手段12は自身に記憶されている情報に基づいて、前回に休止の旨の音声案内が行われたエレベーター号機が1号機であるか否かについて確認を行う。
そして、この休止案内指令を受けた前記2号機の号機制御盤7bは、ステップS4において前記音声案内階決定手段11により決定した音声案内を行う対象の階床に設置された前記2号機音声案内用スピーカ6bに対して、当該グループに属する全てのエレベーターが地震発生により運転休止である旨をアナウンスするように指令を出す。
そして、この休止案内指令を受けた前記1号機の号機制御盤7aは、ステップS4において前記音声案内階決定手段11により決定した音声案内を行う対象の階床に設置された前記1号機音声案内用スピーカ6aに対して、当該グループに属する全てのエレベーターが地震発生により運転休止である旨をアナウンスするように指令を出す。
図1及び図3は、この発明の実施の形態2に係るもので、図1はエレベーターの乗場アナウンス装置の全体構成を示す説明図、図3はエレベーターの乗場アナウンス装置の動作を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、地震発生時の地震時管制運転のように当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止する場合のみならず、例えば、保守作業において当該乗場アナウンス装置の動作確認を行う時等のために、予め定めた休止案内強制選択条件、例えば保守作業員等により所定の操作が行われる、が成立した場合に強制的に当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止した旨のアナウンスを行うようにしたものである。
定期点検等において当該乗場アナウンス装置の保守作業を実施する場合、保守作業後に当該乗場アナウンス装置が正常に動作するかの確認が必要となることがある。このような場合には、実施の形態1で説明したような地震時管制運転により当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止しているという状況ではないが、当該乗場アナウンス装置により適切に乗場アナウンスが行われるか確認するため、実際に動作させてみることが必要である。
なお、前記休止案内強制選択条件は、より複雑な条件、例えば、再び保守作業時を採り上げると、保守作業時においては対象エレベーターは通常運転モードとは異なる保守作業時専用の保守作業モードとされることが一般に多いという事情を考慮して、当該エレベーターが保守作業モードかつ前記所定の操作がなされた場合、とすることも可能である。
まず、ステップS11において、前記群管理装置9の前記休止案内強制選択手段13は、前記休止案内強制選択条件が成立したか否かについて確認を行う。すなわち、具体的には、保守作業員等により当該グループに属するエレベーターに対して所定の操作、つまり、1階に設置された前記乗場呼びボタン8の上方向ボタン及び下方向ボタンの両方を同時に所定時間長押しするという操作がなされたか否かについて確認を行う。
一方、前記休止案内強制選択条件が成立したことが確認されない場合には、前記休止案内強制選択条件が成立したことが確認されるまで、ステップS11の確認が繰り返される。
一方、利用者によりいずれかの前記乗場呼びボタン8が操作されたことが確認されない場合には、利用者による前記乗場呼びボタン8の操作が検出されるまで、このステップS12の確認が繰り返される。
そして、続くステップS14において、前記音声案内号機決定手段12は自身に記憶されている情報に基づいて、前回に休止の旨の音声案内が行われたエレベーター号機が1号機であるか否かについて確認を行う。
そして、この休止案内指令を受けた前記2号機の号機制御盤7bは、ステップS13において前記音声案内階決定手段11により決定した音声案内を行う対象の階床に設置された前記2号機音声案内用スピーカ6bに対して、当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止である旨をアナウンスするように指令を出す。
そして、この休止案内指令を受けた前記1号機の号機制御盤7aは、ステップS13において前記音声案内階決定手段11により決定した音声案内を行う対象の階床に設置された前記1号機音声案内用スピーカ6aに対して、当該グループに属する全てのエレベーターが運転休止である旨をアナウンスするように指令を出す。
当該グループに属する全てのエレベーター号機において、前記救出階における救出が完了すると、管理者や責任者等により当該グループに属するエレベーターに対して所定の操作が行われる。ここでは、この所定の操作として例えば1階に設置された前記乗場呼びボタン8の上方向ボタン及び下方向ボタンの両方を同時に所定時間長押しするという操作とする。
従って、この場合、図3のフロー図におけるステップS11は、具体的には、前記火災検出手段により火災発生が検出され、当該グループに属する全てのエレベーター号機について前記救出階における救出作業が完了し、管理者や責任者等により当該グループに属するエレベーターに対して所定の操作、つまり、1階に設置された前記乗場呼びボタン8の上方向ボタン及び下方向ボタンの両方を同時に所定時間長押しするという操作がなされたか否かについて確認を行うこととなる。他の動作ステップについては、前述の保守作業時の場合と同様である。
Claims (5)
- 複数台のエレベーターをグループとして管理を行い、前記複数台のエレベーターを複数の階床に配車する群管理エレベーターにおいて、
前記複数台のエレベーターのそれぞれの各階床の乗場に設けられ、前記乗場にいる利用者に対して音声案内を行う音声案内用スピーカと、
一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった場合に、前記一のグループに属するエレベーターの前記乗場に設けられた前記音声案内スピーカに、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった旨の音声案内を行わせる群管理装置と、を備えたことを特徴とするエレベーターの乗場アナウンス装置。 - 前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となったことを検出する運転休止検出手段を備え、
前記群管理装置は、前記運転休止検出手段により前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となったことが検出された場合に、前記一のグループに属するエレベーターの前記乗場に設けられた前記音声案内スピーカに、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった旨の音声案内を行わせることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの乗場アナウンス装置。 - 前記一のグループに属する複数台のエレベーターのうち少なくとも1つのエレベーターの各階床の前記乗場に設けられ、前記一のグループに対して乗場呼びを登録するための乗場呼びボタンと、
前記乗場呼びボタンが操作されたこと及び当該操作のなされた前記乗場呼びボタンが設けられた階床を検出する乗場呼びボタン操作階検出手段と、
前記乗場呼びボタン操作階検出手段により検出された当該操作のなされた前記乗場呼びボタンが設けられた階床を、音声案内対象階床として決定する音声案内階決定手段と、を備え、
前記群管理装置は、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった場合に、前記乗場ボタン操作階検出手段により前記乗場呼びボタンが操作されたことが検出されると、前記一のグループに属するエレベーターの前記音声案内対象階床の前記乗場に設けられた前記音声案内スピーカに、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった旨の音声案内を行わせることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のエレベーターの乗場アナウンス装置。 - 前記一のグループに属する複数台のエレベーターの中から、音声案内を行う1つのエレベーターの号機を順次選択して音声案内対象号機として決定する音声案内号機決定手段を備え、
前記群管理装置は、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった場合に、前記音声案内対象号機の前記乗場に設けられた前記音声案内スピーカに、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった旨の音声案内を行わせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの乗場アナウンス装置。 - 予め定めた休止案内強制選択条件が成立したことを検出する休止案内強制選択手段を備え、
前記群管理装置は、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となっていない場合であっても、前記休止案内強制選択手段により前記休止案内強制選択条件が成立したことが検出されると、前記一のグループに属するエレベーターの前記乗場に設けられた前記音声案内スピーカに、前記一のグループに属する全てのエレベーターが運転休止となった旨の音声案内を行わせることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のエレベーターの乗場アナウンス装置。
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