JPWO2010087295A1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置の静摩擦と動摩擦の両方を補償し、静摩擦の補償と動摩擦を補償の切り替えを滑らかに違和感なく行い、より自然で快適な操舵フィーリングを得ることのできる電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、電流指令値に基づいて演算された電流制御値によってステアリング機構に操舵補助力を付与するモータを制御する電動パワーステアリング装置において、操舵トルクに基づいてステアリング機構に対して摩擦の補償をするための摩擦補償値を演算する摩擦補償部を設け、電流指令値を摩擦補償値で補正する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のステアリング機構にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に操舵トルクに基づいてステアリング機構に対する摩擦の補償を実施するようにした電動パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助力)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット100には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット100は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の電流指令値の演算を行い、電流指令値に補償等を施した電流制御値Eによってモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット100は主としてCPU(又はMPUやMCU)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、図2のようになる。
図2を参照してコントロールユニット100の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクT及び車速センサ12からの車速Vは電流指令値演算部101に入力され、電流指令値演算部101において操舵トルクT及び車速Vに基づいて電流指令値Iref1が演算される。操舵トルクT、モータ角速度ω及びモータ角加速度ωがトルク補償部110に入力されてトルク補償値Cmが演算され、電流指令値演算部101で演算された電流指令値Iref1は操舵系の安定性を高めるための位相補償部102で位相補償され、位相補償部102で位相補償された電流指令値Iref2と、トルク補償部110で演算されたトルク補償値Cmとが加算部103に入力され、加算部103は加算結果である電流指令値Iref3を出力する。電流指令値Iref3は最大電流値制限部104に入力され、最大電流値制限部104は最大値を制限した電流指令値Iref4を出力する。
電流指令値Iref4は減算部105に入力され、減算部105において電流指令値Iref4とフィードバックされているモータ電流値iとの偏差(Iref4−i)を求め、偏差(Iref4−i)はPI制御部(比例積分制御部)106でPI制御され、更にPWM制御部(パルス幅変調制御部)107に入力されてデューティ比の調整が行われる。PWM制御部107は電流制御値Eをインバータ108に出力し、インバータ108は電流制御値Eに基づいてモータ20を制御する。モータ20のモータ電流値iはモータ電流検出手段21で検出され、減算部105に入力されてフィードバックされる。
モータ20にはレゾルバ等の回転センサ22が取り付けられており、回転センサ22からのモータ回転信号θはモータ角速度演算部23に入力され、モータ角速度演算部23はモータ20の回転角速度であるモータ角速度ωを演算する。更に、モータ角速度ωはモータ角加速度演算部24に入力され、モータ角加速度演算部24はモータ20の回転角加速度であるモータ角加速度ωを演算して出力する。
トルク補償部110は、例えばSAT(セルフアライニングトルク)推定部111、微分補償部112、収れん性制御部113、慣性補償部114等を具備している。SAT推定部111は操舵トルクTを入力してSAT値SATaを推定して出力し、微分補償部112は応答速度を高めるために操舵トルクTを微分して操舵トルクTAを出力し、SAT値SATaと微分補償された操舵トルクTAは減算部115に入力され、微分補償された操舵トルクTAとSAT値SATaとの偏差が出力される。収れん性制御部113はモータ角速度ωに基づいて収れん性制御値Gaを出力し、収れん性制御値Gaと減算部115の出力値は加算部116で加算される。また、慣性補償部114はモータ角加速度ωに基づいて慣性補償値INaを出力し、慣性補償値INaと加算部116の出力値とが加算部117で加算され、加算部117は補償値Cmを出力して加算部103に入力する。
SAT推定部111は、車両挙動を安定化させるためのものであり、収れん性制御部113は、車両のヨーの収れん性を改善するためにハンドルが振れ回る動作に対してブレーキをかけるためのものであり、慣性補償部114は、モータ慣性を加減速させるトルクを操舵トルクTから排除し、慣性感のない操舵感にするものである。
このような電動パワーステアリング装置において、操舵補助力を発生させるモータ20は、減速機構(減速ギア3)を介してステアリング機構に接続されており、この減速機構は摩擦が大きく、その摩擦によって操舵フィーリングが悪化する。そのため、電動パワーステアリング装置では、摩擦の補償をして操舵フィーリングを改善する機能を備えることが要請されている。
例えば特許第3082483号公報(特許文献1)には、モータの回転方向に基づいて摩擦補償値を算出する摩擦補償手段を設け、摩擦補償値をモータを制御するためのアシスト指令に加算することによって摩擦補償を行い、どのような手放し舵角からでも良好なハンドル戻り特性が得られ、操舵フィーリングを向上することができる電動パワーステアリング装置が開示されている。
また、特開2005−170257号公報(特許文献2)に開示されている電動パワーステアリング装置では、モータが回転開始前と判別されたときには静止摩擦トルクが発生すると推定し、操舵トルクの微分値に所定係数を乗算した電流値を静止摩擦トルク補償電流としてモータに供給して、静止摩擦トルク補償制御を行うようにしている。更に、モータが回転開始後と判別されたときには動摩擦トルクが発生したと推定し、所定電流値に徐々に近づけた後に同所定電流値に一定とする電流値を動摩擦トルク補償電流としてモータに供給して、動摩擦トルク補償制御を行うようにしている。
特許第3082483号公報 特開2005−170257号公報
電動パワーステアリング装置における減速機構の摩擦の大きさは、減速機構に働く力にほぼ比例する。そのため、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置では、操舵補助力が小さくなるハンドルのセンタ付近では、摩擦の補償が大きくなり過ぎてハンドル操舵が過度に軽くなってしまい、操舵補助力が大きくなるハンドル切り増し時には、摩擦の補償が小さくなり、ハンドル操舵が重くなってしまうという問題がある。また、モータが回転しているときのみ摩擦の補償を行っていることから、静止摩擦を補償することはできず、ハンドルを切り出す時や操舵トルクの小さい微小操舵時において、十分な摩擦の補償をすることができないという問題がある。
また、特許文献2に記載された電動パワーステアリング装置では、静止摩擦トルクの補償をする際に、操舵トルクの微分値から静止摩擦トルク補償電流を演算するようにしているが、操舵トルクの小さい微小操舵のときには操舵トルクの変化率が小さいため、十分な摩擦の補償をすることができないという問題がある。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、電動パワーステアリング装置の静止摩擦と動摩擦の両方を補償し、静摩擦の補償と動摩擦の補償の切り替えを滑らかに違和感なく行い、より自然で快適な操舵フィーリングを得ることのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいて演算された電流制御値によってステアリング機構に操舵補助力を付与するモータを制御する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、前記操舵トルクに基づいて前記ステアリング機構に対する摩擦の補償をするための摩擦補償値を演算する摩擦補償部を具備し、前記電流指令値を前記摩擦補償値で補正することにより達成される。前記ステアリング機構が伸縮可能な中間シャフトを備えていても良い。
本発明の上記目的は、前記摩擦補償部は、前記操舵トルクに基づいて一定の範囲を有する操舵トルク目標値範囲を設定し、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償値を演算することにより、或いは前記操舵トルク目標値範囲は、前記中間値の周りの小さい範囲1と、前記範囲1の周りの大きい範囲2とから成り、前記摩擦補償部は、前記操舵トルクが前記範囲1の内側にあるとき前記摩擦補償値を0とし、前記操舵トルクが前記範囲1の外側で且つ前記範囲2の内側にあるとき、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償値を演算し、前記操舵トルクが前記範囲1及び前記範囲2の外側にあるとき、前記操舵トルクが前記操舵トルク目標値範囲の内側になるように、前記中間値を更新して前記操舵トルク目標値範囲を改めて設定するようになっていることにより、或いは前記摩擦補償部は、前記操舵トルクに応じた摩擦補償演算値を演算する摩擦補償値演算部と、前記摩擦補償演算値に乗算する少なくとも1つのゲインを演算するゲイン演算部とを具備し、前記摩擦補償演算値に前記少なくとも1つのゲインを乗算して前記摩擦補償値とすることにより、或いは前記摩擦補償値演算部は、前記操舵トルクに基づいて一定の範囲を有する操舵トルク目標値範囲を設定し、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償演算値を演算することにより、或いは前記操舵トルク目標値範囲は、前記中間値の周りの小さい範囲1と、前記範囲1の周りの大きい範囲2とから成り、前記摩擦補償値演算部は、前記操舵トルクが前記範囲1の内側にあるとき前記摩擦補償演算値を0とし、前記操舵トルクが前記範囲1の外側で且つ前記範囲2の内側にあるとき前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償演算値を演算し、前記操舵トルクが前記範囲1及び前記範囲2の外側にあるとき、前記操舵トルクが前記操舵トルク目標値範囲の内側になるように、前記中間値を更新して前記操舵トルク目標値範囲を改めて設定するようになっていることにより、或いは前記ゲイン演算部は、車速に応じて決まる車速感応ゲインを演算する車速感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記車速感応ゲインであることにより、或いは前記車速感応ゲインは、前記車速の値に応じて設定できることにより、或いは前記ゲイン演算部は、モータ角速度に応じて決まるモータ角速度感応ゲインを演算するモータ角速度感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記モータ角速度感応ゲインであることにより、或いは前記モータ角速度感応ゲインは、前記モータ角速度の値と方向に応じて設定できることにより、或いは前記ゲイン演算部は、前記電流制御値に応じて決まる電流制御値感応ゲインを演算する電流制御値感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記電流制御値感応ゲインであることにより、或いは前記電流制御値感応ゲインは、前記電流制御値の値と方向に応じて設定できることにより、或いは前記ゲイン演算部は、前記操舵トルクに応じて決まる操舵トルク感応ゲインを演算する操舵トルク感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記操舵トルク感応ゲインであることにより、或いは前記操舵トルク感応ゲインは、前記操舵トルクの値と方向に応じて設定できることにより、より効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によると、操舵トルクに基づいて摩擦の補償をするための摩擦補償値を演算し、演算された摩擦補償値で電流指令値を補正するようにしているため、電動パワーステアリング装置の静摩擦と動摩擦の両方を補償することができると共に、静摩擦の補償と動摩擦を補償の切り替えを滑らかに、違和感無く行うことができる。また、操舵トルクの小さい微小操舵時においても正確な摩擦の補償ができる。そのため、より自然で快適な操舵フィーリングを得ることができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、車速感応、及び/又はモータ角速度感応、及び/又は電流指令値感応、及び/又は操舵トルク感応になっているので走行状態に合わせて適切な摩擦補償を行い、安定性の高い操舵フィーリングを得ることができる。
最近ステアリング機構の組み立て上の問題、車両走行時に発生する軸方向の変位や振動を吸収するなどの目的のために、ステアリング機構のコラム軸の中間部に伸縮軸(中間シャフト)を配設した中間シャフト機構が用いられるが、本発明の摩擦補償はかかる中間シャフトを備えるステアリング機構に対しても効果が大きい。
一般的な電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 従来の電動パワーステアリング装置のコントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置のコントロールユニット(摩擦補償部の第1実施形態)の構成例を示すブロック図である。 摩擦補償値演算部が摩擦補償演算値を演算する手順の一例を示すフローチャートである。 操舵トルクの時間変化に伴う操舵トルク目標値範囲の変化の様子を示す特性図である。 車速と車速感応ゲインとの関係の一例を示す特性図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の摩擦補償部の第2実施形態を示すブロック図である。 モータ角速度とモータ角速度感応ゲインとの関係の一例を示す特性図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の摩擦補償部の第3実施形態を示すブロック図である。 電流制御値と電流制御値感応ゲインとの関係の一例を示す特性図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の摩擦補償部の第4実施形態を示すブロック図である。 操舵トルクと操舵トルク感応ゲインとの関係の一例を示す特性図である。 中間シャフト(伸縮軸)を備えた電動パワーステアリング装置の外観図である。 中間シャフトの要部拡大図である。 中間シャフトを備えたステアリング機構の特性例を示す図である。
電動パワーステアリング装置の減速機構は摩擦が大きく、その摩擦に基づく操舵フィーリングの悪化を防止するために、摩擦(静摩擦、動摩擦)の補償を行う必要がある。本発明に係る電動パワーステアリング装置は、操舵トルクに基づいて摩擦補償値を演算し、モータを制御するための電流指令値を摩擦補償値で補正することによって摩擦の補償を行うと共に、静摩擦と動摩擦の切り替えを違和感無く滑らかに行い得るようにし、より自然で快適な操舵フィーリングが得られるようにしている。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図3は、本発明に係る電動パワーステアリング装置のコントロールユニット100の構成例を、図2に対応させて示すブロック図である。図3に示すように本発明に係る電動パワーステアリング装置は、操舵トルクT及び車速Vを入力して摩擦補償値Fcを出力する摩擦補償部120を具備している。
摩擦補償部120は本発明の第1実施形態であり、操舵トルクTに基づいて摩擦補償演算値Foを演算する摩擦補償値演算部121と、摩擦補償演算値Foに乗算するための少なくとも1つのゲインを演算するゲイン演算部130と、摩擦補償演算値Foとゲイン演算部130で演算されたゲインGvとの乗算を行う乗算部122とを具備している。図3に示される第1実施形態では、ゲイン演算部130は、車速Vに応じて決まる車速感応ゲインGvを演算する車速感応ゲイン演算部131で構成されており、乗算部122は摩擦補償演算値Foと車速感応ゲインGvを乗算して得られた摩擦補償値Fcを出力する。
摩擦補償値Fcは、トルク補償部110で演算されたトルク補償値Cmと共に加算部103で電流指令値Iref2に加算され、加算部103は摩擦の補償を行った電流指令値Iref3を出力する。電流指令値Iref3は、前述と同様に最大電流値制限部104で最大電流値を制限され、更にPI制御、PWM制御がなされ、電流制御値Eが演算される。電流制御値Eはインバータ108に入力され、インバータ108は電流制御値Eに基づいてモータ20を駆動制御する。
このような構成において、摩擦補償値演算部121の動作例を図4のフローチャートを参照して説明する。
摩擦補償値演算部121は、入力される操舵トルクTに基づいて、一定の範囲幅を持った操舵トルク目標値範囲を設定する(ステップS1)。このとき、操舵トルク目標値範囲の一定の範囲幅の中間値を示す中間値Tcは、操舵トルクTと同じ値に設定する。そして、操舵トルク目標値範囲に、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcの周りの小さい範囲1と、範囲1の周りの大きい範囲2を設定し、操舵トルク目標値範囲が範囲1と範囲2とから成るようにする(ステップS2)。操舵トルク目標値範囲の中間値Tc、範囲1及び範囲2については後述する。
次に、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側に入っているか否かを判定し(ステップS3)、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側に入っている場合、摩擦補償演算値Foを0として摩擦の補償を行わない(ステップS4)。上記ステップS3において、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側に入っていないと判定された場合には、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲2の内側に入っているか否かを判定する(ステップS5)。そして、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲2の内側に入っている場合には、操舵トルクTと操舵トルク目標値範囲の中間値Tcとの差に応じて摩擦補償演算値Foを演算する(ステップS6)。
一方、上記ステップS5において操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1及び範囲2の外側にあると判定された場合、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の内側になるように、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcを更新して操舵トルク目標値範囲を改めて設定して上記ステップS2にリターンする。そして、摩擦補償値演算部121は、更新された操舵トルク目標値範囲で改めて摩擦補償演算値Foを演算する。
図5は、操舵トルクTの時間変化に伴う操舵トルク目標値範囲の変化の様子を示しており、操舵トルクTは実線で示され、操舵トルク目標値範囲の範囲1は縦縞で示される範囲であり、操舵トルク目標値範囲の範囲2は横縞で示される範囲であり、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcは破線で示されている。また、トルク値Tは0を基準に、操舵方向が左右に分かれていることを示している。
図5に示されるように、時点0から時点t1までの間は、操舵トルクTは一定値0である。この場合、操舵トルク目標値範囲の範囲1及び範囲2は操舵トルクTの周りに設定され、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcが操舵トルクTに一致するようになる。このとき、操舵トルクTは操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側に入っているため、摩擦補償演算値Foは0になり、摩擦の補償は行われない。
そして、時点t1以降、操舵トルクTは0から増加し、時点t2に操舵トルクT1(>0)に達する。時点t2までは、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcを更新しなくても、操舵トルクTは操舵トルク目標値範囲の内側にあるため、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcは一定であり、操舵トルク目標値範囲も一定の範囲に保たれる。従って、時点t1から時点t2までの間は、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側にあるときは、摩擦補償演算値Foは0で摩擦の補償は行われず、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の外側で且つ範囲2の内側にあるときは、摩擦補償演算値Foは操舵トルクTと操舵トルク目標値範囲の中間値Tcとの差に応じて演算される。
更に時点t3まで、操舵トルクTは増加し続け、時点t3に操舵トルクT2(>T1)に達する。時点t2から時点t3までの間は、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcを更新して操舵トルク目標値範囲を改めて設定しないと、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲2の外側になる。そのため、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の内側になるように、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcを更新して操舵トルク目標値範囲を改めて設定する。このとき、操舵トルクTは、改めて設定された操舵トルク目標値範囲の範囲1の外側で且つ範囲2の内側にあるので、操舵トルクTと操舵トルク目標値範囲の中間値Tcとの差に応じて摩擦補償演算値Foが演算される。
そして、時点t3以降、操舵トルクTはT2から減少し始め、時点t4で操舵トルクT3(<T2)に達する。時点t3から時点t4までの間は、操舵トルクTは操舵トルク目標値範囲の内側にあるので、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcは一定であり、操舵トルク目標値範囲も一定の範囲に保たれる。従って、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の内側にあるときは、摩擦補償演算値Foは0になって摩擦の補償は行われず、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の範囲1の外側で且つ範囲2の内側にあるときは、摩擦補償演算値Foは操舵トルクTと操舵トルク目標値範囲の中間値Tcとの差に応じて演算される。
更に時点t5まで操舵トルクTは減少し続け、時点t5に操舵トルクT4に達する。時点t4から時点t5までの間は、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の内側になるように、操舵トルク目標値範囲の中間値Tcを更新して操舵トルク目標値範囲を改めて設定する。このとき、操舵トルクTは改めて設定された操舵トルク目標値範囲の範囲1の外側且つ範囲2の内側にあるので、操舵トルクTと操舵トルク目標値範囲の中間値Tcとの差に応じて、摩擦補償演算値Foが演算される。
操舵トルクTは、時点t5以降では増加し、時点t6にT5(<0)に達し、時点t5から時点t6までの間、操舵トルク目標値範囲に一定に保たれ、摩擦補償演算値Foが演算される。そして、時点t6以降、操舵トルクTが操舵トルク目標値範囲の内側になるように操舵トルク目標値範囲の中間値Tcが更新され、操舵トルク目標値設定範囲は改めて設定され、改めて設定された操舵トルク目標値設定範囲によって摩擦補償演算値Foが演算される。
なお、操舵トルク目標値範囲の範囲1及び範囲2の幅は任意の幅に設定できるが、例えば、範囲1を中間値Tcを中心とする0.1Nmの幅(±0.05Nm)を有する範囲に設定し、範囲2を中間値Tcを中心とする0.4Nmの幅(±0.2Nm)を有する範囲から範囲1を除いた範囲としても良い。
図3に示される第1実施形態では、摩擦補償演算値演算部121で上述のようにして演算された摩擦補償演算値Foに、車速感応ゲイン演算部131が演算した車速感応ゲインGvを乗算部122で乗算するようになっている。車速感応ゲインGvは、車速Vが小さいときは大きく、車速Vが大きいときは小さい特性であり、車速Vが0のときは車速感応ゲインGvも0となっている。
図6は車速Vと車速感応ゲインGvとの関係の一例を示しており、車速感応ゲインGvは車速Vが0のときは0であり、車速Vが0より大きく所定車速V0より小さいときは車速Vが増加するに従って単調に増加し、車速Vが所定車速V0のときに最大値Gvmとなり、車速VがV0より大きくなるに従って車速感応ゲインGvは単調に減少する。なお、単調増加及び単調減少の特性は線形であっても、非線形であっても良い。
次に、第2実施形態の摩擦補償部120Aを図7に示して説明する。摩擦補償部120Aは、操舵トルクTに基づいて摩擦補償演算値Foを演算する摩擦補償値演算部121と、モータ角速度ω及び車速Vを入力するゲイン演算部130Aと、乗算部122及び123とを具備しており、ゲイン演算部130Aは、モータ角速度ωに応じて決まるモータ角速度感応ゲインGωを演算するモータ角速度感応ゲイン演算部132と、車速Vに応じて決まる車速感応ゲインGvを演算する車速感応ゲイン演算部131とで構成されている。
摩擦補償値演算部121は、上述した第1実施形態と同じ要領で操舵トルクTに基づいた摩擦補償演算値Foを演算して乗算部122に入力する。また、モータ角速度感応ゲイン演算部132で演算されたモータ角速度感応ゲインGωは乗算部122に入力され、乗算部122で摩擦補償演算値Foとモータ角速度感応ゲインGωとが乗算され、乗算された乗算結果Foが出力されて乗算部123に入力される。更に、車速感応ゲイン演算部131で演算された車速感応ゲインGvは乗算部123に入力され、乗算部123で車速感応ゲインGvと乗算結果Foとが乗算され、乗算結果である摩擦補償値Fcが出力される。摩擦補償値Fcは、前述と同様に、トルク補償部110で演算されたトルク補償値Cmと共に加算部103で電流指令値Iref2に加算される。
なお、乗算部122及び123でのモータ角速度感応ゲインGω、車速感応ゲインGvの乗算の順番は任意である。
モータ角速度感応ゲイン演算部132によって演算されるモータ角速度ωとモータ角速度感応ゲインGωとの関係は、モータ角速度ωが小さいとき、モータ角速度感応ゲインGωは0でない有限値になり、モータ角速度ωが大きいとき、モータ角速度感応ゲインGωは小さくなる特性になっている。
図8はモータ角速度ωとモータ角速度感応ゲインGωとの関係の一例を示しており、モータ角速度感応ゲインGωは、モータ角速度ωが0のときは0でない有限値Gω0であり、モータ角速度ωが0より大きく所定モータ角速度ω0より小さいときは、モータ角速度ωが増加するに従って単調に増加し、モータ角速度ωが所定モータ角速度ω0のとき最大値Gωmになり、モータ角速度ωが所定モータ角速度ω0より大きいときは、モータ角速度感応ゲインGωは、モータ角速度ωが増加するに従って単調に減少する。なお、単調増加及び単調減少の特性は線形であっても、非線形であっても良い。
次に、第3実施形態の摩擦補償部120Bを図9に示して説明する。摩擦補償部120Bは、操舵トルクTに基づいて摩擦補償演算値Foを演算する摩擦補償値演算部121と、モータ角速度ω、電流制御値E及び車速Vを入力するゲイン演算部130Bと、乗算部122〜124とを具備しており、ゲイン演算部130Bは、モータ角速度ωに応じて決まるモータ角速度感応ゲインGωを演算するモータ角速度感応ゲイン演算部132と、電流制御値Eに応じて決まる電流制御値感応ゲインGeを演算する電流制御値感応ゲイン演算部133と、車速Vに応じて決まる車速感応ゲインGvを演算する車速感応ゲイン演算部131とで構成されている。
摩擦補償値演算部121は、上記各実施形態と同じ要領で操舵トルクTに基づいた摩擦補償演算値Foを演算して乗算部122に入力する。摩擦補償演算値Foは乗算部122でモータ角速度感応ゲインGωと乗算され、その乗算結果Foが乗算部123に入力されて電流制御値感応ゲインGeと乗算され、更にその乗算結果Fo**が乗算部124に入力されて車速感応ゲインGvと乗算され、その乗算結果が摩擦補償値Fcとして出力される。摩擦補償値Fcは、トルク補償部110で演算されたトルク補償値Cmと共に加算部103に入力されて加算され、電流指令値Iref2が補正される。
なお、乗算部122〜124でのモータ角速度感応ゲインGω、電流制御値感応ゲインGe、車速感応ゲインGvの乗算の順番は任意である。
電流制御値感応ゲイン演算部133は、電流制御値Eが小さい間、電流制御値感応ゲインGeを一定値とし、電流制御値Eが大きくなると大きくなるようになっている。電流制御値Eと電流制御値感応ゲインGeとの関係は、例えば図10に示すようになっており、電流制御値Eが0から所定電流制御値E0までの間、電流制御値感応ゲインGeは一定の所定値Ge0となっており、電流制御値Eが所定電流制御値E0より大きくなるに従って電流制御値Eは単調に増加する。増加特性は線形であっても、非線形であっても良い。
次に、第4実施形態の摩擦補償部120Cを図11に示して説明する。第4実施形態の摩擦補償部120Cは、操舵トルクTに基づいて摩擦補償演算値Foを演算する摩擦補償値演算部121と、操舵トルクT、モータ角速度ω、電流制御値E及び車速Vを入力するゲイン演算部130Cと、乗算部122〜125とを具備しており、ゲイン演算部130Cは、操舵トルクTに応じて決まる操舵トルク感応ゲインGtを演算する操舵トルク感応ゲイン演算部134と、モータ角速度ωに応じて決まるモータ角速度感応ゲインGωを演算するモータ角速度感応ゲイン演算部132と、電流制御値Eに応じて決まる電流制御値感応ゲインGeを演算する電流制御値感応ゲイン演算部133と、車速Vに応じて決まる車速感応ゲインGvを演算する車速感応ゲイン演算部131とで構成されている。
摩擦補償値演算部121は、上記各実施形態と同じ要領で操舵トルクTに基づいた摩擦補償演算値Foを演算して乗算部122に入力する。摩擦補償演算値Foは乗算部122で操舵トルク感応ゲインGtと乗算され、その乗算結果Foが乗算部123に入力され、乗算部123でモータ角速度感応ゲインGωと乗算結果Foが乗算され、その乗算結果Fo**が乗算部124で電流制御値感応ゲインGeと乗算され、更にその乗算結果Fo***が乗算部125で車速感応ゲインGvと乗算され、その乗算結果が摩擦補償値Fcとして出力される。摩擦補償値Fcは、補償部110で演算された補償値Cmと共に加算部103に入力されて電流指令値Iref2が補正される。
なお、乗算部122〜124での操舵トルク感応ゲインGt、モータ角速度感応ゲインGω、電流制御値感応ゲインGe、車速感応ゲインGvの乗算の順番は任意である。
操舵トルク感応ゲインGtは、操舵トルクTが小さいときは大きな値であり、操舵トルクTが大きくなるに従って小さくなるように変化し、遂には0となる特性となっている。操舵トルクTと操舵トルク感応ゲインGtとの関係は例えば図12に示すようになっており、操舵トルク感応ゲインGtは操舵トルクTが0のとき所定値Gt0であり、操舵トルクTが0より大きくなるに従って単調に減少し、操舵トルクTが所定操舵トルクT0のときに0になる。減少特性は線形であっても、非線形であっても良い。
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、摩擦補償部120〜120Cがそれぞれゲイン演算部130〜130Cを具備しないで、摩擦補償値演算部121が演算する摩擦補償演算値Foを摩擦補償値Fcとする構成にしても良い。また、ゲイン演算部130〜130Cが、車速感応ゲイン演算部131、モータ角速度感応ゲイン演算部132、電流制御値感応ゲイン演算部133、操舵トルク感応ゲイン演算部134の内、任意の少なくとも1つを具備する構成であっても良い。
本発明の係る電動パワーステアリング装置において、摩擦補償演算値Foに、車速感応ゲインGv、及び/又はモータ角速度感応ゲインGω、及び/又は電流制御値感応ゲインGe、及び/又は操舵トルク感応ゲインGtを乗算することには以下の効果がある。車速Vが大きい、及び/又はモータ角速度ωが大きい、及び/又は操舵トルクTが大きいときには、摩擦補償演算値Foに乗算する各ゲインの値を小さくして、摩擦補償値Fcを小さくし、操舵が軽くなり過ぎてステアクイックになり過ぎないようにする。車速Vが小さい、及び/又はモータ角速度ωが小さい、及び/又は電流制御値Eが小さい、及び/又は操舵トルクTが小さいときには、摩擦補償演算値Foに乗算する各ゲインの値を適度な値として摩擦補償値Fcを演算することによって、ステア特性(車両挙動)を滑らかにする。
ここにおいて、最近ステアリング機構の組み立て上の問題、車両走行時に発生する軸方向の変位や振動を吸収するなどの目的のために、ステアリング機構のコラム軸の中間部に伸縮軸(中間シャフト)を配設した中間シャフト機構が用いられる。図13はこのような中間シャフトを備えたステアリング機構の外観を図1に対応させて示しており、トルクセンサや減速ギア等を備えた駆動機構部30にはモータ20が設けられており、コラム軸の中間部のユニバーサルジョイント4a及び4bの間に、伸縮可能な中間シャフト4が配設されている。
中間シャフト4の詳細は例えば図14に示す構造になっている。即ち、中間シャフト4は、端部にユニバーサルジョイント4bを構成するヨーク4b−1が溶接接合されたアウタチューブ41と、端部にユニバーサルジョイント4aを構成するヨーク4a−1が溶接接合されたインナシャフト42とで構成されている。アウタチューブ41の内周面には雌スプライン43が形成される一方、インナシャフト42の先端部44の外周面には雌スプライン43に嵌合する雄スプライン45が形成されている。尚、ユニバーサルジョイント4bは、ヨーク4b−1と、ジョイントヨーク4b−2と、スパイダ4b−3とを主要構成部材としている。また、雌スプライン43の表面、雄スプライン45の表面の少なくとも一方に、PTFE(四弗化エチレン樹脂)やポリアミド系樹脂の低摩擦の樹脂が層設されている。
このような中間シャフト4を備えたステアリング機構では、通常図15の実線に示すような不感帯(ガタ)を有し、操舵感を悪くしてしまう。そのため、操舵感を良くするためには中間シャフトの剛性が高いものが要求され、図15の破線で示すような不感帯のない(若しくは小さい)特性にする必要がある。中間シャフト4の剛性が高いと、ステアリング系の摩擦を伝達し易くなるので、摩擦感を感じ易くなる。不感帯は主に、中間シャフト4の両端部のユニバーサルジョイント4a及び4bと、アウタチューブ41及びインナシャフト42の嵌合部とで生じる。
ユニバーサルジョイント4a及び4bは、例えば特開2003−97592号公報で示されるようにヨークの軸受孔に、ニードル軸受を介してスパイダ軸部を揺動自在に嵌合した十字軸継手で構成されており、ニードル軸受とスパイダ軸部がシメシロ嵌合されている。このため、ユニバーサルジョイント4a及び4bに生じる不感帯を減少させるには、ニードル軸受とスパイダ軸部とのシメシロ嵌合を強くすることによって可能である。また、アウタチューブ41及びインナシャフト42の嵌合部に生じる不感帯は、アウタチューブ41及びインナシャフト42の間の寸法差を小さくするか、或いはアウタチューブ41、インナシャフト42の表面にPTFEやポリアミド系の樹脂をコーティングすることによって実現できる。
また、アウタチューブ41とインナシャフト42をシメシロ嵌合とし、嵌合状態で加熱し、樹脂を軟化させてアウタチューブ41になじませることで、軽く伸縮することと、不感帯を小さくすることとを両立させることができる。なお、不感帯を減少させることが可能ならば、樹脂の層設はなくても良く、ボールやバネを用いた中間シャフトでも良い。
このように中間シャフト4に生じる不感帯をなくす若しくは小さくすることによって、摩擦補償の効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
20 モータ
21 モータ電流検出手段
22 回転センサ
23 モータ角速度演算部
24 モータ角加速度演算部
101 電流指令値演算部
102 位相補償部
104 最大電流値制限部
106 PI制御部
107 PWM制御部
108 インバータ
110 トルク補償部
111 SAT推定部
112 微分補償部
113 収れん性制御部
114 慣性補償部
120、120A、120B、129C 摩擦補償部
121 摩擦補償値演算部
122〜125 乗算部
130、130A、130B、130C ゲイン演算部
131 車速感応ゲイン演算部
132 モータ角速度感応ゲイン演算部
133 電流制御値感応ゲイン演算部
134 操舵トルク感応ゲイン演算部

Claims (16)

  1. 少なくとも操舵トルクに基づいて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいて演算された電流制御値によってステアリング機構に操舵補助力を付与するモータを制御する電動パワーステアリング装置において、前記操舵トルクに基づいて前記ステアリング機構に対する摩擦の補償をするための摩擦補償値を演算する摩擦補償部を具備し、前記電流指令値を前記摩擦補償値で補正することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ステアリング機構が伸縮可能な中間シャフトを備えている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記中間シャフトの嵌合部に樹脂が層設されている請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記摩擦補償部は、前記操舵トルクに基づいて一定の範囲を有する操舵トルク目標値範囲を設定し、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償値を演算する請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記操舵トルク目標値範囲は、前記中間値の周りの小さい範囲1と、前記範囲1の周りの大きい範囲2とから成り、前記摩擦補償部は、前記操舵トルクが前記範囲1の内側にあるとき前記摩擦補償値を0とし、前記操舵トルクが前記範囲1の外側で且つ前記範囲2の内側にあるとき、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償値を演算し、前記操舵トルクが前記範囲1及び前記範囲2の外側にあるとき、前記操舵トルクが前記操舵トルク目標値範囲の内側になるように、前記中間値を更新して前記操舵トルク目標値範囲を改めて設定するようになっている請求項4に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記摩擦補償部は、前記操舵トルクに応じた摩擦補償演算値を演算する摩擦補償値演算部と、前記摩擦補償演算値に乗算する少なくとも1つのゲインを演算するゲイン演算部とを具備し、前記摩擦補償演算値に前記少なくとも1つのゲインを乗算して前記摩擦補償値とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記摩擦補償値演算部は、前記操舵トルクに基づいて一定の範囲を有する操舵トルク目標値範囲を設定し、前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償演算値を演算する請求項6に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記操舵トルク目標値範囲は、前記中間値の周りの小さい範囲1と、前記範囲1の周りの大きい範囲2とから成り、前記摩擦補償値演算部は、前記操舵トルクが前記範囲1の内側にあるとき前記摩擦補償演算値を0とし、前記操舵トルクが前記範囲1の外側で且つ前記範囲2の内側にあるとき前記操舵トルクと前記操舵トルク目標値範囲の中間値との差に応じて前記摩擦補償演算値を演算し、前記操舵トルクが前記範囲1及び前記範囲2の外側にあるとき、前記操舵トルクが前記操舵トルク目標値範囲の内側になるように、前記中間値を更新して前記操舵トルク目標値範囲を改めて設定するようになっている請求項7に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記ゲイン演算部は、車速に応じて決まる車速感応ゲインを演算する車速感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記車速感応ゲインである請求項6乃至8のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記車速感応ゲインは、前記車速の値に応じて設定できる請求項9に記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記ゲイン演算部は、モータ角速度に応じて決まるモータ角速度感応ゲインを演算するモータ角速度感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記モータ角速度感応ゲインである請求項6乃至10のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  12. 前記モータ角速度感応ゲインは、前記モータ角速度の値と方向に応じて設定できる請求項11に記載の電動パワーステアリング装置。
  13. 前記ゲイン演算部は、前記電流制御値に応じて決まる電流制御値感応ゲインを演算する電流制御値感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記電流制御値感応ゲインである請求項6乃至12のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  14. 前記電流制御値感応ゲインは、前記電流制御値の値と方向に応じて設定できる請求項13に記載の電動パワーステアリング装置。
  15. 前記ゲイン演算部は、前記操舵トルクに応じて決まる操舵トルク感応ゲインを演算する操舵トルク感応ゲイン演算部を具備し、前記ゲインの1つが前記操舵トルク感応ゲインである請求項6乃至14のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  16. 前記操舵トルク感応ゲインは、前記操舵トルクの値と方向に応じて設定できる請求項15に記載の電動パワーステアリング装置。
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