JPWO2010086954A1 - 空気調和装置及び冷凍機油の返油方法 - Google Patents
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Abstract
圧縮機の吸入温度の上昇を抑制することができる空気調和装置を提供する。本発明に係る空気調和装置100は、圧縮機1、油分離器2、熱源側熱交換器4、絞り装置102、及び、利用側熱交換器101が順次接続された冷媒回路と、油分離器2と圧縮機1の吸入側とを接続する返油回路31と、返油回路31に設けられた減圧機構11と、を有し、返油回路31は、減圧機構11の上流側で熱源側熱交換器4の一部と熱交換するように配管されていることを特徴とする。
Description
本発明は、冷媒回路を備えた空気調和装置及びその冷凍サイクルを構成している圧縮機から冷媒とともに吐出された冷凍機油を圧縮機に返油する返油方法に関するものである。
負荷側の室内機が複数接続され、各室内機が個別運転されるようなビル用マルチに代表される冷媒回路(冷凍サイクル)を備えている空気調和装置においては、圧縮機から冷凍機油が冷媒とともに吐出される。この種の空気調和装置では、従来から、圧縮機から持ち出された冷凍機油の冷媒回路内における分布量を低減し、速やかに圧縮機へ返油する目的で、圧縮機の2次側(吐出側)に油分離器を設置するのが一般的である(たとえば、特許文献1参照)。
油分離器を設置する理由としては、以下のようなことが挙げられる。第1に、熱源機(室外機)と室内機とを連結する接続配管(冷媒配管)が長くなると、接続配管内に分布する冷凍機油量が増えて、圧縮機内の必要油量が不足してしまう可能性があるということである。第2に、複数台の室内機が個別に発停するため、停止中の室内機に冷凍機油が滞留することがあるということである。第3に、圧縮機内に冷媒が寝込んでしまい、油濃度が希釈した状態で圧縮機を起動するとき、持ち出された冷媒と冷凍機油との混合液が冷媒回路内を循環してから圧縮機へ戻るまでに時間がかかり、圧縮機の信頼性が低下する可能性があるということである。
特許文献1に記載されている空気調和装置では、圧縮機から持ち出された冷凍機油が、油分離器で高圧・高温のガス冷媒と冷凍機油に分離されるようになっている。そして、高圧・高温ガス冷媒は、熱源側の熱交換器へ流入し、分離された冷凍機油は、減圧装置にて減圧されてから、低圧・高温の状態で圧縮機の1次側(吸入側)へ返油される。このとき、一部の高圧・高温のガス冷媒も冷凍機油とともに減圧装置で減圧され、低圧・高温の状態で、冷凍機油と同時に圧縮機の吸入側に戻されている。
圧縮機の1次側に冷凍機油を返油する理由としては、以下のようなことが挙げられる。第1に、圧縮機から冷媒とともに吐出され、圧縮機から持ち出された冷凍機油を速やかに圧縮機へ戻したいということである。第2に、圧縮機から冷媒とともに吐出され、圧縮機から持ち出されてしまった冷凍機油を、圧縮機内の冷凍機油の濃度が極端に低下してしまう前に圧縮機へ戻したいということである。
特許文献1に記載されているような従来の空気調和装置においては、圧縮機内の冷凍機油量を確保する目的で、圧縮機から持ち出された冷凍機油を圧縮機の1次側である吸入口に直接戻していた反面、以下に示すような問題点があった。圧縮機の吸入口へ低圧・高温の冷凍機油とガス冷媒とを直接戻すことで、圧縮機の吸入口の温度が上昇、冷媒密度が低下、圧縮機の冷媒循環量が低下して圧縮機の性能が低下してしまうことになる。つまり、圧縮機が所定の能力を満足させるために必要な消費電力が増大してしまうことになるのである。また、圧縮機の吸入温度が上昇することで、圧縮機の吐出温度も上昇傾向となり、モーター巻線温度上昇等に繋がり、圧縮機の信頼性にも影響が出てしまうことになる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、圧縮機の吸入温度の上昇を抑制することができる空気調和装置及び冷凍機油の返油方法を提供することを第1の目的としている。また、第1の目的に加え、圧縮機の吸入側へバイパスしていた冷媒流量を、負荷側への冷媒循環量へと移行することで更に性能を改善した空気調和装置及び冷凍機油の返油方法を提供することを第2の目的としている。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、油分離器、熱源側熱交換器、絞り装置、及び、利用側熱交換器が順次接続された冷媒回路と、前記油分離器と前記圧縮機の吸入側とを接続する返油回路と、前記返油回路に設けられた減圧機構と、を有し、前記返油回路は、前記減圧機構の上流側で前記熱源側熱交換器の少なくとも一部と熱交換するように配管されていることを特徴とする。
本発明に係る冷凍機油の返油方法は、上記の空気調和装置における冷凍機油の返油方法であって、前記油分離器で分離された冷凍機油を前記油分離器で分離されずに残存している一部の冷媒とともに前記熱源側熱交換器の一部に導き、放熱させてから前記圧縮機の吸入側へ戻すことを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置及び返油方法によれば、油分離器で分離された高圧・高温のガス冷媒及び冷凍機油を熱源側熱交換器の一部へ導き、放熱させてから、圧縮機へ戻すようになっているので、圧縮機吸入温度の上昇を抑制し、性能を向上させることができる。また、圧縮機吸入温度の上昇抑制によって、圧縮機吐出温度の上昇も抑制でき、モーター巻線温度上昇抑制等の圧縮機の信頼性向上にも寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100の冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図1では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100の冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100は、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図1では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気調和装置100は、1台の室外ユニット(熱源機)Aと、この室外ユニットAに並列に接続されている2台の室内ユニット(室内ユニットB1 、室内ユニットB2 )と、で構成されている。室外ユニットAと、室内ユニットBとは、ガス配管及び液配管とで構成されている冷媒配管15で接続されて連絡している。したがって、空気調和装置100は、室外ユニットAと、室内ユニットBと、で冷媒回路を形成し、この冷媒回路に冷媒を循環させることによって、冷房運転又は暖房運転することが可能になっている。なお、以下の説明において、室内ユニットB1 と室内ユニットB2 とをまとめて室内ユニットBと称する場合がある。また、室外ユニットA及び室内ユニットBの接続台数を図示してある台数に限定するものではない。
[室外ユニットA]
室外ユニットAは、室内ユニットBに冷熱を供給する機能を有している。この室外ユニットAには、圧縮機1と、油分離器2と、四方弁3と、熱源側熱交換器4と、冷媒−冷媒熱交換器21と、アキュムレーター5と、が冷房運転時において直列となるように接続されて設けられている。また、室外ユニットAには、油分離器2と圧縮機1の吸入側とを熱源側熱交換器4及び減圧機構11を介して接続している返油回路31が設けられている。さらに、室外ユニットAには、冷媒−冷媒熱交換器21の冷房運転時における下流側(凝縮側)とアキュムレーター5の上流側とを過冷却用膨張弁22及び冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側を介して接続しているバイパス回路32が設けられている。
室外ユニットAは、室内ユニットBに冷熱を供給する機能を有している。この室外ユニットAには、圧縮機1と、油分離器2と、四方弁3と、熱源側熱交換器4と、冷媒−冷媒熱交換器21と、アキュムレーター5と、が冷房運転時において直列となるように接続されて設けられている。また、室外ユニットAには、油分離器2と圧縮機1の吸入側とを熱源側熱交換器4及び減圧機構11を介して接続している返油回路31が設けられている。さらに、室外ユニットAには、冷媒−冷媒熱交換器21の冷房運転時における下流側(凝縮側)とアキュムレーター5の上流側とを過冷却用膨張弁22及び冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側を介して接続しているバイパス回路32が設けられている。
第1圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高圧・高温の状態にするものであり、たとえば容量制御可能なインバーター圧縮機などで構成するとよい。油分離器2は、圧縮機1の吐出側に設けられており、圧縮機1から吐出され、冷凍機油が混在している冷媒ガスから冷凍機油成分を分離するものである。四方弁3は、冷媒の流れを切り替える流路切替装置として機能し、冷房運転時における冷媒の流れと、暖房運転時における冷媒の流れと、を切り替えるものである。熱源側熱交換器4は、冷房運転時には凝縮器(放熱器)として、暖房運転時には蒸発器として機能し、図示省略のファン等の送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、その冷媒を凝縮液化(あるいは高密度な超臨界状態化)又は蒸発ガス化するものである。
冷媒−冷媒熱交換器21は、冷媒配管15を流れる冷媒と、バイパス回路32を流れる冷媒と、の間で熱交換を行なうものである。アキュムレーター5は、圧縮機1の1次側(吸入側)に設けられ、余剰冷媒を溜めるものである。返油回路31は、油分離器2で分離した冷凍機油及び冷媒の一部を、熱源側熱交換器4内の一部(ここでは熱源側熱交換器4の風速分布の最も小さい部分(図2参照))及び減圧機構11を介して、圧縮機1の吸入側に戻すものである。減圧機構11は、返油回路31における熱源側熱交換器4の下流側に設けられ、返油回路31を流れる冷媒を減圧するものである。この減圧機構11は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁やキャピラリ等で構成するとよい。
バイパス回路32は、冷媒−冷媒熱交換器21で過冷却された冷媒の一部を、過冷却用膨張弁22及び冷媒−冷媒熱交換器21を介して、アキュムレーター5の上流側にバイパスするものである。過冷却用膨張弁22は、冷房運転時におけるバイパス回路32の冷媒−冷媒熱交換器21の上流側(蒸発側)に設けられており、バイパス回路32を流れる冷媒を減圧して膨張させるものである。この過冷却用膨張弁22は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
[室内ユニットB]
室内ユニットBは、空調対象域を有する部屋等に設置され、その空調対象域に冷房用空気あるいは暖房用空気を供給する機能を有している。室内ユニットBには、利用側熱交換器101と、絞り装置102と、が直列に接続されて設けられている。利用側熱交換器101は、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器(放熱器)として機能し、図示省略のファン等の送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、空調対象域に供給するための暖房空気あるいは冷房空気を作成するものである。絞り装置102は、冷媒を減圧して膨張させ、利用側熱交換器101への冷媒分配を調節するものである。この絞り装置102は、たとえば開度変更可能な電子膨張弁等で構成するとよい。
室内ユニットBは、空調対象域を有する部屋等に設置され、その空調対象域に冷房用空気あるいは暖房用空気を供給する機能を有している。室内ユニットBには、利用側熱交換器101と、絞り装置102と、が直列に接続されて設けられている。利用側熱交換器101は、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器(放熱器)として機能し、図示省略のファン等の送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行ない、空調対象域に供給するための暖房空気あるいは冷房空気を作成するものである。絞り装置102は、冷媒を減圧して膨張させ、利用側熱交換器101への冷媒分配を調節するものである。この絞り装置102は、たとえば開度変更可能な電子膨張弁等で構成するとよい。
空気調和装置100の各種運転時の冷媒の流れについて説明する。
空気調和装置100が冷房運転を実行する場合(実線矢印)、圧縮機1からの吐出冷媒が熱源側熱交換器4に流入するように四方弁3が切り替えられ、圧縮機1が駆動される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮機1で高圧・高温のガス状態となって吐出され、油分離器2及び四方弁3を介して熱源側熱交換器4に流入する。この熱源側熱交換器4に流入した冷媒は、図示省略の送風機から供給される空気に放熱しながら冷却され、低圧・高温の液冷媒となって熱源側熱交換器4から流出する。
空気調和装置100が冷房運転を実行する場合(実線矢印)、圧縮機1からの吐出冷媒が熱源側熱交換器4に流入するように四方弁3が切り替えられ、圧縮機1が駆動される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮機1で高圧・高温のガス状態となって吐出され、油分離器2及び四方弁3を介して熱源側熱交換器4に流入する。この熱源側熱交換器4に流入した冷媒は、図示省略の送風機から供給される空気に放熱しながら冷却され、低圧・高温の液冷媒となって熱源側熱交換器4から流出する。
熱源側熱交換器4から流出した液冷媒は、室内ユニットBに流入する。室内ユニットBに流入した冷媒は、絞り装置102で減圧され、低圧二相冷媒となる。この低圧二相冷媒は、利用側熱交換器101に流入し、図示省略の送風機から供給される空気から吸熱することで蒸発、ガス化する。このとき、室内等の空調対象空間に冷房空気が供給され、空調対象空間の冷房運転が実現される。利用側熱交換器101から流出した冷媒は、室内ユニットBから流出し、室外ユニットAに流入し、室外ユニットAの四方弁3及びアキュムレーター5を通り、圧縮機1に再度吸入される。
空気調和装置100が暖房運転を実行する場合(破線矢印)、圧縮機1からの吐出冷媒が利用側熱交換器101に流入するように四方弁3が切り替えられ、圧縮機1が駆動される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮機1で高圧・高温のガス状態となって吐出され、油分離器2及び四方弁3を介して利用側熱交換器101に流入する。この利用側熱交換器101に流入した冷媒は、図示省略の送風機から供給される空気に放熱しながら冷却され、低圧・高温の液冷媒となる。このとき、室内等の空調対象空間に暖房空気が供給され、空調対象空間の暖房運転が実現される。
利用側熱交換器101から流出した液冷媒は、絞り装置102で減圧され、低圧二相冷媒となる。この低圧二相冷媒は、室内ユニットBから流出して室外ユニットAに流入する。室外ユニットAに流入した低圧二相冷媒は、熱源側熱交換器4に流入し、図示省略の送風機から供給される空気から吸熱することで蒸発、ガス化する。この低圧ガス冷媒は、熱源側熱交換器4から流出し、四方弁3及びアキュムレーター5を通り、圧縮機1に再度吸入される。
ところで、圧縮機1から冷媒とともに持ち出された冷凍機油は、油分離器2内に流入し、この油分離器2で高圧ガス冷媒と気油分離される。ただし、油分離器2では、高圧ガス冷媒と冷凍機油とが完全(100%)分離されるわけではない。油分離器2は、たとえば90%程度の冷凍機油を分離することができる。残りの10%程度の冷凍機油は、分離されず、冷媒とともに冷媒回路内を循環することになる。また、油分離器2では、高圧・高温のガス冷媒も同様に完全に冷媒回路内へ流出するわけではない。油分離器2は、たとえば97〜98%程度の冷媒を分離することができる。残りの2〜3%程度の高圧・高温のガス冷媒は、冷凍機油とともに最終的に圧縮機1へ戻されることになる。
油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油は、圧縮機1への返油回路31を通じて、熱源側熱交換器4の一部へ流入する。図1では、返油回路31は、熱源側熱交換器4の一部、たとえば熱交換器表面における風速分布の最も小さい部分(熱交換量として寄与率の低い部分)を通すようにするとよい。熱源側熱交換器4の一部へ流入した高圧・高温のガス冷媒は、熱源側熱交換器4で放熱することで高圧・中温の液状態となり、減圧機構11へ流入する。減圧機構11では、高圧・中温の液冷媒は、減圧され、低圧・低温となり、冷凍機油とともに圧縮機1の吸入側へ戻されることになる。
図2は、熱源側熱交換器4の表面の風速分布の一例を示す説明図である。図2に基づいて、熱源側熱交換器4に接続させる返油回路31について熱源側熱交換器4の表面の風速分布とともに説明する。この図2では、送風機50を併せて図示している。上述したように、返油回路31を流れる冷媒、及び、冷凍機油は、熱源側熱交換器4の一部を通るようになっている。室外ユニットAが、たとえば側面から外気を吸い込み、熱源側熱交換器4を通じて上部へ吹き出すような構成の場合、熱源側熱交換器4の表面には、図2に示すような風速分布が生じる。
つまり、このような熱源側熱交換器4では、送風機50に近い上部から送風機50に遠い下部に向けて風速分布が小さくなる。このような風速分布によって、風速分布の小さい下部では、熱源側熱交換器4全体の放熱量に対しての寄与率が低くなる。しかしながら、油分離器2で分離された一部の小流量の高圧・高温のガス冷媒を放熱するには十分な放熱量がある。したがって、空気調和装置100では、熱源側熱交換器4の風速分布の最も小さい部分で返油回路31を流れ冷媒及び冷凍機油を熱交換させるようにしている。たとえば、図2に示すように送風機50が上部に設けられている場合、熱源側熱交換器4の高さ方向の中間位置から下側の一部で返油回路31を流れる冷媒及び冷凍機油を熱交換させるとよい。
以上のように、空気調和装置100は、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4で放熱させてから圧縮機1へ戻すようにしている。こうすることによって、従来のように高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を圧縮機吸入側へ直接戻すようになっている空気調和装置に比べ、圧縮機吸入側のエンタルピが低減され、圧縮機吸入側の冷媒密度が増大することになる。したがって、圧縮機吸入側における温度上昇を抑制できる。また、圧縮機1に吸入するガス冷媒の密度が上昇することにより、冷媒回路における冷媒循環量が増大することで、空気調和装置100の性能が向上する。さらに、吸入温度の上昇抑制によって圧縮機1の吐出温度上昇も抑制でき、モーター巻線温度上昇抑制等の圧縮機1の信頼性向上にも寄与することになる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100aの冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図3に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100aの冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100aは、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図3では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、この実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
図3は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100aの冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図3に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100aの冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100aは、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図3では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、この実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態1では、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4で放熱させてから圧縮機1へ戻すようにした空気調和装置100について説明したが、実施の形態2では、更に放熱効果を向上させるようにした空気調和装置100aについて説明する。図3に示すように、空気調和装置100aの基本的な冷媒回路構成は、実施の形態1に係る空気調和装置100と同様であるが、空気調和装置100aは、返油回路(以下、返油回路31aと称する)に過冷却熱交換器12が設けられている点で実施の形態1に係る空気調和装置100と相違している。
過冷却熱交換器12は、返油回路31aの熱源側熱交換器4と減圧機構11との間に設けられ、油分離器2で分離され、熱源側熱交換器4で放熱させた一部の冷媒と、熱源側熱交換器4から流出し、減圧機構11で減圧された冷媒と、の間で熱交換を行なうものである。したがって、空気調和装置100aでは、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を、熱源側熱交換器4で放熱させた後、更に過冷却熱交換器12で放熱させることが可能になっている。なお、返油回路31aは、実施の形態1で説明したように、熱源側熱交換器4の風速分布の最も小さい部分で熱交換するように配管するとよい。
空気調和装置100aの返油回路31aの冷媒及び冷凍機油の流れについて説明する。なお、空気調和装置100aの各種運転時の冷媒の流れについては、実施の形態1に係る空気調和装置100と同様である。圧縮機1から冷媒とともに持ち出された冷凍機油は、油分離器2内に流入し、この油分離器2で高圧ガス冷媒と気油分離される。油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油は、圧縮機1への返油回路31aを通じて、熱源側熱交換器4の一部へ流入する。熱源側熱交換器4の一部へ流入した高圧・高温のガス冷媒は、熱源側熱交換器4で放熱することで高圧・中温の液冷媒となる。
熱源側熱交換器4から流出した高圧・中温の液冷媒、及び、冷凍機油は、過冷却熱交換器12の凝縮側へ流入する。過冷却熱交換器12では、高圧・中温の液冷媒及び冷凍機油が、減圧機構11を介して過冷却熱交換器12の蒸発側へ流入した低圧二相冷媒及び冷凍機油と熱交換して、更に過冷却のついた高圧・中温の液冷媒、及び、冷凍機油となり、減圧装置へ流入する。減圧機構11では、高圧・中温の液冷媒は、減圧され、低圧・低温の二相冷媒となり、冷凍機油とともに過冷却熱交換器12の蒸発側へ流入する。この低圧・低温の二相冷媒は、過冷却熱交換器12内の凝縮側に流入した冷媒及び冷凍機油と熱交換して、低圧・低温のガス冷媒となって、冷凍機油とともに圧縮機1の吸入側へ戻されることになる。
以上のように、空気調和装置100aは、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4で放熱させ、更に過冷却熱交換器12で過冷却が加えられてから圧縮機1へ戻すようにしている。こうすることによって、従来のように高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を圧縮機吸入側へ直接戻すようになっている空気調和装置に比べ、圧縮機吸入側のエンタルピが低減され、圧縮機吸入側の冷媒密度が増大することになる。したがって、圧縮機吸入側における温度上昇を抑制できる。
また、圧縮機1に吸入するガス冷媒の密度が上昇することにより、冷媒回路における冷媒循環量が増大することで、空気調和装置100aの性能が向上する。さらに、吸入温度の上昇抑制によって圧縮機1の吐出温度上昇も抑制でき、モーター巻線温度上昇抑制等の圧縮機1の信頼性向上にも寄与することになる。加えて、空気調和装置100aでは、低圧・低温の二相冷媒の状態で圧縮機1へ戻すのではなく、低圧ガス冷媒として圧縮機1へ戻すので、圧縮機1の冷媒循環量に対する液バック量としての液バック率を低減することができる。したがって、圧縮機1内の油濃度希釈を抑制でき、空気調和装置100aの信頼性を更に向上できる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置100bの冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図4に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100bの冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100bは、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図4では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、この実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとする。
図4は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置100bの冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図4に基づいて、冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置100bの冷媒回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置100bは、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転又は暖房運転を行なうものである。なお、図4では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、この実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとする。
実施の形態1では、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4で放熱させてから、実施の形態2では、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4及び過冷却熱交換器12で放熱させてから、それぞれ圧縮機1へ戻すようにした空気調和装置について説明したが、実施の形態3では、更に性能改善効果を向上させるようにした空気調和装置100bについて説明する。図4に示すように、空気調和装置100bの基本的な冷媒回路構成は、実施の形態1に係る空気調和装置100及び実施の形態2に係る空気調和装置100aと同様であるが、返油回路(以下、返油回路31bと称する)が相違している。
返油回路31bは、油分離器2で分離した冷凍機油及び冷媒の一部を、熱源側熱交換器4内の一部及び減圧機構11を介して、冷媒−冷媒熱交換器21と過冷却用膨張弁22との間におけるバイパス回路32、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側入口に導くものである。つまり、空気調和装置100bでは、返油回路31bにより、減圧機構11で減圧された低圧・低温の二相冷媒、及び、冷凍機油を、圧縮機1の吸入側に戻すのではなく、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側入口に合流させるようにしている。なお、返油回路31bは、実施の形態1で説明したように、熱源側熱交換器4の風速分布の最も小さい部分で熱交換するように配管するとよい。
図5は、空気調和装置100bの冷房運転時における冷媒の変遷を示すモリエル線図(冷媒の圧力とエンタルピとの関係を示す図)である。図4及び図5に基づいて、空気調和装置100bの冷房運転時の冷媒の流れについて説明する。図5に示す点[A]〜点[F]の冷媒状態は、それぞれ図4に示す[A]〜[F]での冷媒状態である。また、図5では、縦軸が圧力[MPa]を、横軸がエンタルピ[kJ/kg]を、それぞれ表している。なお、空気調和装置100bの暖房運転時の冷媒の流れについては、実施の形態1に係る空気調和装置100と同様である。
空気調和装置100bが冷房運転を実行する場合(実線矢印)、圧縮機1からの吐出冷媒が熱源側熱交換器4に流入するように四方弁3が切り替えられ、圧縮機1が駆動される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮機1で高圧・高温のガス状態となって吐出され(状態(A))、油分離器2及び四方弁3を介して熱源側熱交換器4に流入する。この熱源側熱交換器4に流入した冷媒は、図示省略の送風機から供給される空気に放熱しながら冷却され、低圧・高温の液冷媒となって熱源側熱交換器4から流出する(状態(B))。
熱源側熱交換器4から流出した液冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器21の凝縮側に流入する。冷媒−冷媒熱交換器21に流入した冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側を流れる低圧二相冷媒と熱交換して、過冷却が加えられる(状態(C))。冷媒−冷媒熱交換器21を流出した過冷却のついた高圧液冷媒の一部は、室外ユニットAから流出し、室内ユニットBに流入する。室内ユニットBに流入した冷媒は、絞り装置102で減圧され、低圧二相冷媒となる(状態(D))。
一方、冷媒−冷媒熱交換器21を流出した過冷却のついた高圧液冷媒の一部は、バイパス回路32に流入する。バイパス回路32に流入した冷媒は、過冷却用膨張弁22で減圧されて低圧二相冷媒となる。過冷却用膨張弁22で低圧二相状態となった冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側へと流入し、冷媒−冷媒熱交換器21の凝縮側の高圧液冷媒と熱交換して、低圧ガス冷媒になる(状態(E))。冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側から流出した低圧ガス冷媒は、四方弁3とアキュムレーター5との間に導かれ、アキュムレーター5へ流入し、最終的に圧縮機1へ戻ることになる。
こうすることによって、室内ユニットB側の絞り装置102へ流入する高圧液冷媒に過冷却が加えられたことでエンタルピが低減し、能力一定とした場合にその分だけ室内ユニットBへの冷媒流量を低減することができる。つまり、能力Q=冷媒流量Gr×蒸発器(利用側熱交換器101)出入口のエンタルピ差ΔIで表されるから、高圧液冷媒に過冷却が加えることでエンタルピが低減し、エンタルピ差ΔIが大きくできた分(ΔI’)だけ、冷媒流量Grを小さくできるのである(Gr’)。
冷房の場合、室内ユニットBへの冷媒流量が低減できた分だけ、負荷側の利用側熱交換器101内の圧損、及び、利用側熱交換器101の出口から圧縮機吸入までの低圧ラインの圧損が低減されるため(状態(E)〜(F))、圧縮機1の吸入圧力を上昇できる。したがって、圧縮機1の吸入圧力を上昇できることにより、圧縮機1自体の冷媒流量が増大し、圧縮機1の能力が増大する。そして、圧縮機1の能力が増大した分だけ、圧縮機1の押しのけ量に比例する運転周波数を低減できるため、消費電力が低減し、結果的に性能が改善されることになる。
空気調和装置100bの返油回路31bの冷媒の流れについて説明する。圧縮機1から冷媒とともに持ち出された冷凍機油は、油分離器2内に流入し、この油分離器2で高圧ガス冷媒と気油分離される。油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油は、圧縮機1への返油回路31bを通じて、熱源側熱交換器4の一部へ流入する。熱源側熱交換器4の一部へ流入した高圧・高温ガス冷媒は、熱源側熱交換器4で放熱することで高圧・中温の液冷媒となる。
熱源側熱交換器4から流出した高圧・中温の液冷媒は、減圧機構11で低圧・低温の二相冷媒となり、過冷却用膨張弁22を介してバイパス回路32を流れる低圧二相冷媒と合流して、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側に流入する。この低圧二相冷媒は、冷媒−冷媒熱交換器21の凝縮側を流れる冷媒と熱交換して、低圧・低温のガス冷媒となり、冷凍機油とともに、四方弁3とアキュムレーター5との間へ導かれ、アキュムレーター5へ流入し、最終的に圧縮機1へ戻ることになる。
以上のように、空気調和装置100bは、油分離器2で分離された一部の高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を熱源側熱交換器4で放熱させ、更に冷媒−冷媒熱交換器21で室内ユニットBへ送られる高圧・中温の液冷媒へ過冷却を加えるために冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側入口へ合流させてから圧縮機1へ戻すようにしている。こうすることによって、従来のように高圧・高温のガス冷媒、及び、冷凍機油を圧縮機吸入側へ直接戻すようになっている空気調和装置に比べ、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側への冷媒流量が増大することになる。
したがって、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側への冷媒流量が増大した分だけ、所定の能力Qを満足するエンタルピ差ΔIが一定とすれば、過冷却用膨張弁22からのバイパス流量を低減できることになる。そのため、その低減分だけ、室内ユニットBへの冷媒流量が増大する。室内ユニットBへの冷媒流量が増大すれば、能力が増大するため、能力が増大した分だけ、圧縮機1の運転容量(圧縮機1の押しのけ量に比例する運転周波数)を低減でき、消費電力が低減し、結果的に性能が改善されることになる。
たとえば、圧縮機1から吐出した全冷媒流量Gに対して、油分離器2でバイパスさせた冷媒流量Gb1が5%、また冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側へのバイパス冷媒流量Gb2が15%であったとすると、室内ユニットBへ流入していた冷媒流量Grは、Gr=G−Gb1−Gb2=100%−5%−15%=80%となる。油分離器2でバイパスさせた冷媒流量Gb1を圧縮機吸入へ直接戻さず、冷媒−冷媒熱交換器21の蒸発側へのバイパス冷媒流量Gb2へ合流させたとすると、Gb2=5%+15%=20%となり、本来必要であるGb2=15%から5%過剰となる。
そのため、過冷却用膨張弁22からの冷媒流量を5%低減して元の10%とすることで、Gb2=5%+(15−5%)とすることができ、結果的に5%の過剰分を室内ユニットBに流入させることができる。すなわち、5%の過剰分を室内ユニットBへの冷媒流量Grへ流れることになり、室内ユニットBへの冷媒流量Grは85%に増大することになる。この増大分の5%分だけ、圧縮機1の運転容量を低減でき、消費電力が低減し、結果的に性能が改善されることになる。
また、相乗効果として、圧縮機吸入の温度上昇が抑制され、ガス冷媒密度が上昇することにより、圧縮機1の冷媒循環量が増大することで、空気調和装置100bの性能が更に改善される。さらに、吸入温度の上昇抑制によって圧縮機1の吐出温度上昇も抑制でき、モーター巻線温度上昇抑制等の圧縮機1の信頼性向上にも寄与することになる。加えて、油分離器2でバイパスさせた冷媒流量を直接圧縮機1へ戻すのではないため、圧縮機1の押しのけ量に比例する運転周波数を低減できるため、さらに消費電力が低減し、結果的に性能を改善できる。
1 圧縮機、2 油分離器、3 四方弁、4 熱源側熱交換器、5 アキュムレーター、11 減圧機構、12 過冷却熱交換器、15 冷媒配管、21 冷媒−冷媒熱交換器、22 過冷却用膨張弁、31 返油回路、31a 返油回路、31b 返油回路、32 バイパス回路、50 送風機、100 空気調和装置、100a 空気調和装置、100b 空気調和装置、101 利用側熱交換器、102 絞り装置、A 室外ユニット、B 室内ユニット、B1 室内ユニット、B2 室内ユニット。
Claims (7)
- 圧縮機、油分離器、熱源側熱交換器、絞り装置、及び、利用側熱交換器が順次接続された冷媒回路と、
前記油分離器と前記圧縮機の吸入側とを接続する返油回路と、
前記返油回路に設けられた減圧機構と、を有し、
前記返油回路は、
前記減圧機構の上流側で前記熱源側熱交換器の少なくとも一部と熱交換するように配管されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記熱源側熱交換器と前記減圧機構との間を流れる冷媒及び冷凍機油と、前記減圧機構を通過した冷媒及び冷凍機油と、が熱交換する過冷却熱交換器を前記返油回路に設けている
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。 - 圧縮機、油分離器、熱源側熱交換器、冷媒−冷媒熱交換器、絞り装置、及び、利用側熱交換器が順次接続された冷媒回路と、
前記冷媒−冷媒熱交換器と前記絞り装置との間と、前記圧縮機の吸入側と、を前記冷媒−冷媒熱交換器を介して接続するバイパス回路と、
前記バイパス回路における前記冷媒−冷媒熱交換器の上流側に設けられた過冷却用膨張弁と、
前記油分離器と、前記過冷却用膨張弁と前記冷媒−冷媒熱交換器との間における前記バイパス回路と、を接続する返油回路と、
前記返油回路に設けられた減圧機構と、を有し、
前記返油回路は、
前記減圧機構の上流側で前記熱源側熱交換器の少なくとも一部と熱交換するように配管されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記熱源側熱交換器に空気を供給する送風機を前記熱源側熱交換器の上方に設けるものにおいて、
前記返油回路は、
前記熱源側熱交換器の高さ方向の中間位置から下側の一部と熱交換するように配管されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置における冷凍機油の返油方法であって、
前記油分離器で気油分離された冷凍機油を前記油分離器で気油分離されずに残存している一部の冷媒とともに前記熱源側熱交換器の一部に導き、放熱させてから前記圧縮機の吸入側へ戻す
ことを特徴とする冷凍機油の返油方法。 - 前記請求項1又は2に記載の空気調和装置における冷凍機油の返油方法であって、
前記油分離器で分離された冷凍機油を前記油分離器で分離されずに残存している一部の冷媒とともに前記熱源側熱交換器の一部に導き、放熱させた後、前記過冷却熱交換器の凝縮側に導き、前記過冷却熱交換器の蒸発側を流れる冷媒と熱交換させてから前記圧縮機の吸入側へ戻す
ことを特徴とする冷凍機油の返油方法。 - 前記請求項3に記載の空気調和装置における冷凍機油の返油方法であって、
前記油分離器で分離された冷凍機油を前記油分離器で分離されずに残存している一部の冷媒とともに前記熱源側熱交換器の一部に導き、放熱させた後、前記冷媒−冷媒熱交換器の蒸発側に導き、前記冷媒−冷媒熱交換器の凝縮側を流れる冷媒と熱交換させてから前記圧縮機の吸入側へ戻す
ことを特徴とする冷凍機油の返油方法。
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