JPWO2010061790A1 - 水圧転写フィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分を含むインクを用いてベースフィルム上に、高精度、高精彩な印刷を高速で行うことができる水圧転写フィルムの製造方法を提供すること。【解決手段】水溶性ポリビニルアルコール(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む水圧転写用多層ベースフィルムの水溶性ポリビニルアルコール(X)層上に、水分を含むインクを用いて印刷する、水圧転写フィルムの製造方法。前記耐湿性樹脂(Y)は、好ましくはポリエステル樹脂およびポリオレフィン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂である。【選択図】なし

Description

本発明は、水圧転写フィルムの製造方法に関する。
凹凸のある立体面や曲面を有する構造体に文字や絵柄を印刷する方法として、水溶性ポリビニルアルコールフィルム(以下、ポリビニルアルコールフィルムをPVAフィルムと略記することがあり、その原料であるポリビニルアルコールをPVAと略記することがある)をベースフィルムとし、その片面に印刷を施して得た水圧転写フィルムを、印刷面を上にして水面に浮かべ、その上方から構造体を押しつけることにより、水圧を利用して印刷面を構造体表面に転写する水圧転写方法が知られている。しかしながら、PVA単層のベースフィルムは、柄を印刷する際に雰囲気中の水分を吸収して伸びが発生し、多色の柄ズレの原因となることがあった。この現象は、環境の温度および湿度を下げることにより軽減されるが、温度、湿度を下げすぎるとフィルムが脆くなり切断するという別の問題が表面化した。そのため、PVA単層のベースフィルムを用いた場合、高精度の印刷は困難であった。
ところで、環境への影響が少ないことなどの理由から水分を含むインクの使用が好まれることがあるが、水分を含むインクで印刷をする場合においては、当該インクに含まれる水分によりPVA単層のベースフィルムが膨潤するため、乾燥前にフィルムに伸びが発生して、雰囲気中の水分を吸収した場合と同様の問題(多色の柄ズレ)に至るという欠点があった。また、印刷後のインクの乾燥において、伸びの発生を抑制するために低温度で乾燥する必要があり、そのため印刷速度を上げられないという問題もあった。さらに、PVA単層のベースフィルムを印刷に供する段階においては、多くの場合、ロール状に巻かれたベースフィルム(フィルムロール)が使用されるが、環境の水分が当該フィルムロールの端面に付着してベースフィルム同士が溶着(ブロッキング)し、巻き出し時にベースフィルムが切断するという問題もあった。
水溶性PVAフィルムにPVAを分散剤とする樹脂微粒子エマルジョンを塗布し、その上に印刷を施した多層水圧転写フィルムも知られている(特許文献1)。しかしながら、この水圧転写フィルムでも、後述する比較例から明らかなように、同様の欠点がある。
特開2004−18776号公報
本発明は、上記した従来技術の問題を解決したもので、水分を含むインクを用いてベースフィルム上に、高精度、高精彩な印刷を高速で行うことができる水圧転写フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、水溶性PVA(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む水圧転写用多層ベースフィルムを用いることにより上記目的が達成されることを見出し、当該知見に基づいてさらに検討を重ねて本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、水溶性PVA(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む水圧転写用多層ベースフィルムの水溶性PVA(X)層上に、水分を含むインクを用いて印刷する、水圧転写フィルムの製造方法に関する。
上記の水圧転写フィルムの製造方法において、前記水溶性PVA(X)層が架橋剤を0.01〜3重量%含有することが好ましい。ここで、該架橋剤はホウ素化合物であることがより好ましい。
上記の水圧転写フィルムの製造方法において、前記耐湿性樹脂(Y)は、ポリエステル樹脂およびポリオレフィン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂であることが好ましい。
上記の水圧転写フィルムの製造方法において、20℃、65%RHにおける前記水溶性PVA(X)層と前記耐湿性樹脂(Y)層との90°層間接着力(JIS K6854−3)が0.001〜0.1N/cmであることが好ましい。
上記の水圧転写フィルムの製造方法において、前記印刷はインクジェット方式により行われることが好ましい。
上記の水圧転写フィルムの製造方法において、前記水分を含むインクの水分率は0.5〜80重量%であることが好ましい。
本発明の製造方法によれば、上記の水圧転写用多層ベースフィルムを使用して、水分を含むインクでグラビア法により印刷をした場合、高温高湿度下で印刷してもフィルムの伸び、タルミが少ないので、多色の柄ズレの発生がなく、従来よりも高精度に印刷をすることができる。また、環境の温度および湿度を厳しく制御する必要がなく、運転コストを下げることができる。しかも、印刷後も高温で乾燥することができるため、印刷速度を上げることができる。さらに、水分を含むインクでインクジェット法により印刷をした場合も、フィルムの伸び、タルミが少なく、寸法安定性が良好であるため、多色の柄ズレの発生がなく、高精彩な印刷が可能である。また、水分によるベースフィルム同士のブロッキングもほとんど発生しないため、巻き出し時のベースフィルムの切断によるロスが少なく、またロールの長巻きも可能となる。
そして、本発明の製造方法により得られた水圧転写フィルムは、転写するために水面に浮かべたときに、カールがほとんど発生しないので、ロスが少なく、また印刷面の変形も少ない。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明において使用される水圧転写用多層ベースフィルムが水溶性PVA(X)層(X層)と耐湿性樹脂(Y)層(Y層)とを有することは、本発明の目的達成のために特に重要であるので、この点についてまず述べる。
本発明においてX層に使用されるPVAは、水溶性であることが重要である。ここで水溶性とは、20℃の水中における完溶時間が500秒以下、好適には300秒以下であることを意味する。完溶時間の下限については特に制限はないが、好適には1秒以上、より好適には2秒以上である。PVAの完溶時間は、具体的には後述する実施例に記載された方法により求めることができる。PVAの水溶性は、けん化度、重合度、コモノマー等による変性度等を適宜選択することにより、調整することができる。
本発明においてX層に使用されるPVAのけん化度は、好適には75〜99モル%、より好適には80〜97モル%である。また重合度は、好適には300〜2500、より好適には400〜2400である。ここで、PVAのけん化度は、けん化によりビニルアルコール単位に変換され得る単位の中で、実際にビニルアルコール単位にけん化されている単位の割合を示し、JIS K6726に準じて測定される。また、重合度(Po)は、JIS K6726に準じて測定される値であり、PVAを再けん化し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘度[η](単位:dl/g)から次式(I)により求められる。

Po = ([η]×10/8.29)(1/0.62) (I)
PVAは、ビニルエステル系モノマーを重合し、得られるビニルエステル系重合体をけん化することにより製造することができる。ビニルエステル系モノマーとしては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル等を挙げることができ、これらのなかでも酢酸ビニルが好ましい。
ビニルエステル系モノマーを重合させる際に、必要に応じて、共重合可能な他のモノマーを、発明の効果を損なわない範囲内で共重合させることもできる。このようなビニルエステル系モノマーと共重合可能な他のモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等の炭素数2〜30のオレフィン類;アクリル酸およびその塩;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルへキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸およびその塩;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルへキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシル等のメタクリル酸エステル類;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミドプロピルジメチルアミンおよびその塩、N−メチロールアクリルアミドおよびその誘導体等のアクリルアミド誘導体;メタクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンおよびその塩、N−メチロールメタクリルアミドおよびその誘導体等のメタクリルアミド誘導体;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等のビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物;マレイン酸およびその塩またはそのエステル;イタコン酸およびその塩またはそのエステル;ビニルトリメトキシシラン等のビニルシリル化合物;酢酸イソプロペニル;ジヒドロキシブテン誘導体;ビニルエチルカーボネート;3,4−ジアセトキシ−1−ブテン、3,4−ジエトキシ−1−ブテン等が挙げられる。
また、上記した以外に好適な共重合可能な他のモノマーとしては、下記式(II)で示される単量体、N−ビニル−2−ピロリドン類、N−ビニル−2−カプロラクタム類等のN−ビニルアミド類が挙げられる。

CH=CH−N(R)−C(=O)−R (II)

(式中、Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表す。)
上記式(II)において、Rで表される炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基を挙げることができ、また、Rで表される炭素数1〜5のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基等を挙げることができる。上記式(II)で示される単量体としては、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド等を例示することができる。また、N−ビニル−2−ピロリドン類としては、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−3−プロピル−2−ピロリドン、N−ビニル−5,5−ジメチル−2−ピロリドン、N−ビニル−3,5−ジメチル−2−ピロリドン等を例示することができる。
さらに好適な共重合可能な他のモノマーとしては、スルホン酸基含有単量体が挙げられる。スルホン酸基含有単量体は、分子内にスルホン酸基またはその塩を含有し、ビニルエステルと共重合可能なものを使用することができる。具体例としては、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−1−メチルプロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびそれらのアルカリ金属塩;エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアクリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸およびそれらのアルカリ金属塩が挙げられる。これらの中でも、ビニルエステルと共重合させる際の反応性やけん化時の安定性等の点から、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびそのアルカリ金属塩が好ましい。ここでアルカリ金属としては、Na、K、Li等が挙げられる。
これらの共重合可能な他のモノマーの共重合比率は、好適には15モル%以下であり、より好適には10モル%以下である。下限値については好適には0.01モル%以上であり、より好適には0.05モル%以上である。
これらのPVAは単独で用いてもよいし、2種以上をブレンドして用いてもよい。特に、けん化度が3モル%以上異なる2種以上のPVAのブレンド物を用いることにより、溶解挙動のコントロールが容易となり、最適な溶解粘性をより長時間維持できる利点があるため好ましい。
また、本発明においてX層に使用されるPVAに、PVA以外の水溶性樹脂をブレンドすると、溶解挙動の調整の他、インクとの親和性、水圧転写時のまとわりつき性を改善できるため好ましい。ここで、水溶性樹脂としては、デンプン、セルロース等の多糖類;水溶性アクリル系樹脂が例示される。デンプンとしては、とうもろこしデンプン、ばれいしょデンプン等の天然デンプン;エーテル化デンプン、エステル化デンプン、架橋デンプン、グラフト化デンプン、培焼デキストリン、酵素変性デキストリン、アルファ化デンプン、酸化デンプン等の変性デンプンが好ましく、セルロースとしては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、カチオン化セルロース、およびそのナトリウム塩等の金属塩が好ましい。また、水溶性アクリル系樹脂としては、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、およびそのナトリウム塩等の金属塩が挙げられる。これらの中でも、多糖類、特にセルロースが、本発明の目的達成のためにはより好ましい。水溶性樹脂の添加量に特に制限はなく、水溶液の粘度が後述する層の形成に適していればよい。具体的には、1重量%の水溶液をB型粘度計で20℃で測定したときの粘度が1〜10000mPa・sであるものが好ましい。
本発明において、水溶性PVA(X)層が架橋剤を含有することが、転写性を向上させ、より高精彩な印刷をすることができることから好ましい。架橋剤の含有量は、0.01〜3重量%であることが好ましく、0.03〜2.5重量%がより好ましい。ここで、架橋剤の含有量とは、下記式(III)により計算される値である。

架橋剤の含有量(重量%) = (X層中の架橋剤の重量/X層の重量)×100 (III)
架橋剤としては、PVAと架橋反応を起こすものであれば特に制限はなく、中でもホウ素化合物が好ましい。ここで、ホウ素化合物としては、ホウ酸;カルシウム塩、亜鉛塩、コバルト塩、アンモニウム塩、カリウム塩、リチウム塩、ホウ砂等のホウ酸塩等が挙げられる。これらの中でも、ホウ酸およびホウ砂が好ましい。
また、本発明において、水溶性PVA(X)層が可塑剤を含有することも、フィルムの強度の点、および、X層の表面を平滑にし、かつ若干の柔軟性を付与することにより高精彩な印刷が可能となる点から好ましい。可塑剤の含有量は、1〜30重量%が好ましく、2〜25重量%がより好ましい。ここで、可塑剤の含有量とは、下記式(IV)により計算される値である。

可塑剤の含有量(重量%) = (X層中の可塑剤の重量/X層の重量)×100 (IV)
可塑剤としては、多価アルコールが好ましく、例えば、エチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパン等を挙げることができ、これらの1種または2種以上を混合して使用することができる。これらの中でも、エチレングリコール、グリセリンおよびジグリセリンが好ましい。
水溶性PVA(X)層が界面活性剤を含有することも、製膜性、転写適性の点、より高精彩な印刷が可能となる点、および転写時の水面の膨潤性を制御する点から好適である。界面活性剤の配合量は、X層の原料となるPVAに対して0.01〜7重量%であることが好ましく、0.02〜5重量%がより好ましい。
界面活性剤の種類としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸カリウム等のカルボン酸型;オクチルサルフェート等の硫酸エステル型;ドデシルベンゼンスルホネート、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸型;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩、オクチルリン酸エステルカリウム塩、ラウリルリン酸エステルカリウム塩、ステアリルリン酸エステルカリウム塩、オクチルエーテルリン酸エステルカリウム塩、ドデシルリン酸エステルナトリウム塩、テトラデシルリン酸エステルナトリウム塩、ジオクチルリン酸エステルナトリウム塩、トリオクチルリン酸エステルナトリウム塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステルカリウム塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステルアミン塩などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のアルキルエーテル型;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等のアルキルフェニルエーテル型;ポリオキシエチレンラウレート等のアルキルエステル型;ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテル等のアルキルアミン型;ポリオキシエチレンラウリン酸アミド等のアルキルアミド型;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル等のポリプロピレングリコールエーテル型;オレイン酸ジエタノールアミド等のアルカノールアミド型;ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテル等のアリルフェニルエーテル型などが挙げられる。
カチオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミン塩酸塩等のアミン類;ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩類;ラウリルピリジニウムクロライド等のピリジニウム塩などが挙げられる。
さらに、両性界面活性剤としては、例えば、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどが挙げられる。
界面活性剤は1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、印刷適性を向上させる目的で、水溶性PVA(X)層にデンプン、シリカ等のスリップ剤を含有させることも好適である。この場合のスリップ剤の添加量としては、X層の重量に対して0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
上記した架橋剤、可塑剤、界面活性剤等は、PVAフィルム(X層)を製造する際に、またはPVAコーティング液を製造する際に、予め配合して使用することができる。
本発明においてY層に使用される耐湿性樹脂は、フィルムの状態で、20℃、60%RHの雰囲気下に24時間放置したとき、および、60℃、90%RHの雰囲気下に24時間放置したときの、縦および横の長さの変化率がいずれも5%以下、好適には3%以下であることが重要である。耐湿性樹脂の長さの変化率は、具体的には後述する実施例に記載された方法により求めることができる。
耐湿性樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂(ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル等)、ハロゲン樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等)などが挙げられる。これらの中でも、ポリエステル樹脂およびポリオレフィン樹脂が好ましく、ポリエステル樹脂がより好ましい。ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられ、これらの中でもポリエチレンテレフタレートが好ましい。また、ポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン共重合体(エチレン−プロピレン共重合体、アイオノマー等)などが挙げられ、これらの中でもポリプロピレンが好ましい。製膜時の熱劣化の防止、未溶融物の発生防止、耐水性向上、耐破断性向上、スリップ性向上、強度向上、さらには延伸性向上等のために、これらの樹脂をブロック、グラフトまたはランダム共重合体とすること、あるいは、これらの樹脂に可塑剤、酸化防止剤、結晶化剤、スリップ剤等の添加剤を加えることも好ましい。
Y層は、無延伸フィルムであってもよいが、耐水性の点から延伸フィルムが好ましく、二軸延伸フィルムがより好ましい。二軸延伸の方法としては、逐次二軸延伸、同時二軸延伸のいずれも採用できる。延伸倍率は樹脂の種類によって異なるが、ポリエステル樹脂の場合は、縦方向、横方向にそれぞれ3倍程度延伸することが好ましい。
本発明において使用される水圧転写用多層ベースフィルムは、水溶性PVA(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む多層構造とすることにより、高温多湿下での印刷でも、水分を含む印刷でも、またインクジェット方式の印刷でも、高精彩の印刷が可能である。ここで多層構造とは、X層/Y層の2層構造、X層/Z層/Y層の3層構造、またはそれ以上の多層構造を意味する。水圧転写用多層ベースフィルムが3層以上の多層構造を有する場合、水圧転写用多層ベースフィルム全体の厚みに対する、X層およびY層の厚みの合計の占める割合は80%以上であることが好ましい。3層構造の場合、上記のZ層の例としては、水溶性PVA(X)層、PVA以外の水溶性樹脂層、難溶性PVA層(前述の完溶時間が500秒超)、耐湿性樹脂(Y)層等が挙げられる。発明の効果を阻害しない限り、各層間には接着層が存在していてもよい。これらの構造の中でも、生産性の点からX層/Y層の2層構造が好ましい。
X層とY層との層間接着力は、20℃、65%RHの雰囲気下における90°剥離方法(JIS K 6854−3)で測定される90°層間接着力として、0.001〜0.1N/cmであることが好ましく、0.005〜0.05N/cmがより好ましい。層間接着力が0.001N/cm未満の場合、印刷中に印刷張力や吸湿により層間剥離が発生するおそれがある。また層間接着力が0.1N/cmを超える場合、水圧転写時のX層の剥離が困難になるおそれがある。層間接着力を調整するために、例えば、Y層に予めコロナ処理等を行って層間接着力を高めておくこともできるし、X層とY層の層間に接着剤を使用することもできる。使用する接着剤としては、水圧転写後に容易に水に溶解する水溶性接着剤が、転写後の外観が良好であるので好ましい。水溶性接着剤としては、PVA系接着剤、デンプン系接着剤、これらに接着力制御のためのシリカ等の無機物を0.5〜40重量部添加したものが好適に使用される。なお、水圧転写用多層ベースフィルムが3層以上の多層構造を有する場合、上記のX層とY層との層間接着力は、X層を含む水溶性の層と、Y層を含む耐湿性の層との層間接着力を意味する。
X層およびY層の厚みは、それぞれがフィルムの場合は、それぞれ10〜90μmが好ましく、15〜80μmがより好ましく、20〜50μmがさらにより好ましい。X層がコーティング層の場合は、X層の厚みは10〜70μmが好ましく、15〜50μmがより好ましく、20〜40μmがさらにより好ましい。また、水圧転写用多層ベースフィルム全体の厚みは、10〜120μmが好ましく、30〜45μmがより好ましい。
本発明において使用される水圧転写用多層ベースフィルムにおいて、印刷面であるX層の外面のJIS B0601で測定した表面粗さ(Ra)は、0.1〜5.0であることが好ましく、0.2〜3.0がより好ましい。表面粗さ(Ra)が0.1未満の場合、滑り性が悪く印刷加工時に摩擦により不具合を生じることがある。表面粗さ(Ra)が5.0を超える場合、印刷面の凹凸が顕著になり、外観が損なわれることがある。
また、X層の水分率は、フィルムの強度および柔軟性の点から、0.5〜10重量%であることが好ましく、1〜8重量%がより好ましい。X層の水分率が0.5重量%未満の場合、フィルムが裂けやすくなるおそれがあり、逆に10重量%を超える場合、印刷時にフィルムが伸びて多色柄が抜けるおそれがある。X層の水分率は、後述するPVAフィルムまたはPVAコーティング液を製造する際の水の量、製膜またはコーティング後の乾燥条件等を適宜調整することにより、決定することができる。
本発明において使用される水圧転写用多層ベースフィルムの製造方法に特に制限はなく、水溶性PVA(X)フィルムおよび耐湿性樹脂(Y)フィルムを別々に製膜した後でラミネートする方法、耐湿性樹脂(Y)フィルムに水溶性PVA(X)のコーティング液をコートする方法、X層とY層とを共押出する方法等が挙げられる。これらの中でも、耐湿性樹脂(Y)フィルムに水溶性PVA(X)のコーティング液をコートする方法が、コスト面および性能面から好ましい。一方、別々に製膜した後でラミネートする方法は、各層の厚みおよび品質を制御し、高品質を追求する場合は有効である。
耐湿性樹脂(Y)フィルムに水溶性PVA(X)のコーティング液をコートする方法としては、PVAの濃度が5〜40重量%になるように溶剤に溶解し、これを通常のコーティング方法、例えば、グラビアロールコーティング、マイヤーバーコーティング、リバースロールコーティング、エアーナイフコーティング、スプレーコーティング等によってコートする方法や、コーティング液を高粘度に保持したまま、一般的な溶融押出法と同様にダイスから押出す方法などが挙げられる。コーティングする工程、条件は特に制限されないが、耐湿性樹脂(Y)フィルムロールを繰り出し装置から連続的に繰り出し、ベルトまたはロール上に導いた後、上に例示したような方法でコーティングを行い、その後、熱風乾燥、熱ロール乾燥、遠赤外線乾燥等の公知の手段で乾燥または固化する方法が挙げられる。その際、耐湿性樹脂(Y)フィルムの物性を損なわないために、コート液の温度、量、乾燥または固化の温度、タイミング等を調整することは重要である。乾燥条件としては、温度30〜120℃、時間3〜500秒が好ましい。
PVAの溶剤としては、水が代表的であるが、メタノール、エタノール、プロパノ−ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の有機溶剤を使用することもできる。これらの有機溶剤を使用する場合は、水と併用するのが好ましい。特にコーティングの際は、水と、メタノール、エタノールおよび/またはプロパノールとを混合することにより乾燥時間を短縮できコート前のフィルムの変質を低減できるため好ましい。
水溶性PVA(X)フィルムおよび耐湿性樹脂(Y)フィルムをラミネートする方法としては、一般的に使用される方法が採用できるが、例えば、通常のフィルムラミネータを用い、熱ロールを110℃に加熱し、フィルムへの張力をいずれも5kg/mとして、40m/分の速度で加工することにより貼り合わせることができる。フィルムへの張力が大きすぎると、貼り合わせ後に残存応力を発生し、印刷適性が低下するおそれがあるので注意を要する。このとき、貼り合わせ前に水溶性PVA(X)フィルムを加湿するなどして、水分率を2〜5重量%とすることが好ましい。水溶性PVA(X)フィルムの水分率が2重量%未満の場合、層間接着力が不足するおそれがある。一方、水分率が5重量%を超える場合、フィルムにタルミが発生するおそれがある。
ラミネートの前段階として、水溶性PVA(X)フィルムを製造する方法としては、例えば、PVA溶液を使用して、流延製膜法、溶液コーティング法、湿式製膜法(貧溶媒中へ吐出する方法)、ゲル製膜法(PVA水溶液を一旦冷却ゲル化した後、溶媒を抽出除去する方法)、およびこれらの組み合わせによる方法、可塑剤を含むPVAを溶融して行う溶融押出製膜法等が挙げられる。これらの中でも、流延製膜法、溶液コーティング法および溶融押出製膜法が好ましい。PVAの溶剤としては、前述のものが使用できる。
このようにして得られた多層フィルムは、そのまま水圧転写用多層ベースフィルムとすることも、あるいは必要に応じ、乾燥工程の前後で一軸または二軸の延伸を行って水圧転写用多層ベースフィルムとすることもできる。延伸条件としては、温度は20〜120℃が好ましく、また延伸倍率は1.05〜5倍が好ましく、1.1〜3倍がより好ましい。さらに必要であれば、延伸後にフィルムを熱固定して残存応力を低下させることもできる。
上記の水圧転写用多層ベースフィルムのX層上に、必要に応じてエンボス加工を施し、乾燥後に非水溶性(水面上で3分以内にインク総量(乾燥後)の80質量%以上が溶解しない)となるインクを用いて、絵模様、文字等を印刷することにより水圧転写フィルムを製造することができる。印刷方法としては、インクジェット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、ロールコート等が挙げられる。
上記の印刷方法の中でも、インクジェット印刷(インクジェット方式による印刷)も好適に採用される。インクジェット印刷によれば、製版を作製することなく、コンピュータ等で作成した柄を直接印刷することが可能であり、水圧転写フィルムの製造においてコスト的に有利である上に、製造期間も大幅に短縮できる。
上記の印刷において使用されるインクは水分を含む。インクの水分率は必ずしも限定されるものではないが、本発明の効果がより顕著に奏されることから0.5〜80重量%であることが好ましく、1〜75重量%であることがより好ましい。インクの水分率が80重量%を超えると、転写のために水圧転写フィルムから耐湿性樹脂(Y)層を剥離した後水面に浮かべたときに生じるカールの程度が大きくなり印刷面に変形が生じる可能性が高まる傾向がある。
印刷時の環境としては、常温(例えば、5〜40℃)で、湿度20〜90%RHであることが好ましく、30〜80%RHがより好ましく、40〜75%RHがさらにより好ましい。また、乾燥温度としては、30〜100℃が好ましく、50〜90℃がより好ましい。
上記の水圧転写用多層ベースフィルムを用いれば、印刷工程での張力および乾燥工程での熱による水圧転写フィルムの寸法変化が小さくなり、また、従来のPVA単層のベースフィルムを用いた水圧転写フィルムに比べて耐水性が格段に向上する。このため、印刷時の多色の柄ズレを起こすことなく印刷速度を大幅に増加させることができる。また、高温での乾燥が必要なインクも使用することができる。さらに、従来のPVA単層のベースフィルムは吸湿や温度上昇によりフィルムの伸び、タルミ、ブロッキングが発生することが多く、保管中、輸送中、印刷工程での温度、湿度管理に細かい注意が必要であったが、上記の水圧転写用多層ベースフィルムを使用するとこの問題も大幅に改善され、管理範囲を大幅に緩めることができる。
上記の水圧転写フィルムから耐湿性樹脂(Y)層を剥離した後、印刷層を上にして水面に浮かべ、印刷面にインクの活性剤をスプレーして、上方から被転写体を押し付け、印刷層を被転写体の表面に充分固着させ、次いで水等によって水溶性PVA(X)層を除去し、乾燥した後、アクリル樹脂等の保護膜塗装を施して、表面に印刷された製品が得られる。インクの活性剤は、耐湿性樹脂(Y)層を剥離する前にスプレーまたはコートしてもよい。
このとき、水圧転写フィルムの水溶性PVA(X)層は、インクの乾燥時に耐湿性樹脂(Y)層の上でテンションを掛けられることなく乾燥されるので、耐湿性樹脂(Y)層を剥離した後の水溶性PVA(X)層は、寸法変化が少なく、水面に浮べた際にもカールが少ない。具体的には、後述する実施例に記載された方法により決定される最大カール長さが好適には0.2〜9cm、より好適には0.4〜8cm、さらにより好適には0.5〜8cmとなる。最大カール長さが上記の上限を超えないときは、転写有効面積が減少してロスすることがなく、また上記の下限未満でないときは、浮かべたフィルムのわずかなカールによって周辺の膨張が抑えられ、印刷ボケが少なくなるので好ましい。また、印刷前の水圧転写用多層ベースフィルムについても、上記の最大カール長さを満足することが好ましい。
被転写体としては、表面が平坦な構造体、表面が曲面となっている構造体(曲面構造体)などが挙げられるが、本発明の製造方法により得られる水圧転写フィルムは、高精彩印刷が要求される転写、とくに曲面構造体の転写に極めて有用である。ここで、曲面とは、球面、起伏面、凹凸のある立体面等を意味する。構造体の具体例としては、木版、合板、パーティクルボード等の木質基材、各種プラスチック成形品、パルプセメント、スレート板、ガラス繊維補強セメント、コンクリート板等のセメント製品、石膏ボード、珪酸カルシウム板、珪酸マグネシウム等の無機質製品、鉄、スチール、銅、アルミニウム、合金等の金属製品、ガラス製品などが挙げられる。
以下に本発明を実施例等により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
[耐湿性樹脂の長さの変化率の測定法]
・開放時変化率
長手方向と垂直方向(幅方向)に20cm×20cmの大きさの耐湿性樹脂フィルムを、任意の位置から切り出す。このサンプルを金網上で60℃、90%RHの雰囲気下に24時間放置し、長手方向と幅方向(長手方向に垂直な方向)の寸法変化を測定する。同じ測定を5回繰り返し、平均を開放時変化率とする。
・加重時変化率
同様に切り出した耐湿性樹脂フィルムの長手方向の上辺と下辺をそれぞれ1cm織り込んで(フィルムは長手方向18cm、幅方向20cmとなる)、長さ25cmの金属棒(重量は10g)を通した後、セロハンテープで固定する。一方の金属棒の両端に紐をつけて上から吊るし、他方の金属棒の両端に紐を介して500gの重りを吊るしてフィルムに荷重をかける。上記の雰囲気下に放置し、その後、加重を取りはらってフィルムの長手方向と幅方向の寸法変化を測定する。同じ測定を5回繰り返し、平均を加重時変化率とする。
[水溶性PVAの完溶時間の測定法]
500mlのガラスビーカーにイオン交換水325mlを入れて水温を20℃に保持する。サンプルとなる水溶性PVAフィルムを20℃、65%RHに調温調湿した後、3.5cm×4cmの大きさに切り出し、窓枠の大きさが2.3cm×3.4cmのスライドマウントに挟んで固定する。上記のガラスビーカーの水を、マグネチックスターラを用いて長さが5cmの回転子で280回転/分の速度で撹拌しながら、ビーカーの中央にスライドマウントに挟んだフィルムをすばやく浸漬し、観察を行う。水中に浸漬したフィルムは時間の経過と共にスライドマウント上で溶解するか、または破れた後、スライドマウントから外れ、水中を浮遊しながら徐々に溶解し、肉眼では見えなくなる。フィルムを浸漬した直後から肉眼で見えなくなるまでの時間を計測して、これを完溶時間とする。
[PVA層の水分率の測定法]
PVA層の水分率Hは、ヤマト科学(株)製真空乾燥機DP33および日立工機(株)製真空ポンプVR16LPを用い、試料を1Pa以下の減圧下、50℃で4時間の乾燥を行ったときの、フィルムの乾燥前の重量M0および乾燥後の重量Mdから、下記式(V)により算出した。

H = [(M0 − Md) / M0] × 100 (V)
[実施例1]
けん化度88モル%、重合度1700のPVA(A)15重量部、グリセリン0.65重量部を含有する、PVA濃度15重量%の水溶液(X液)を20℃に調整した後、リップ幅96cm、開度0.3mmのコンマコーターに注入し、ライン速度1m/分で走行する二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡績株式会社製PETフィルムE5100、厚み25μm、幅100cm、片面コロナ処理、長手方向および幅方向の長さの開放時変化率および加重時変化率は、いずれも1%以下)のコロナ処理面上に連続的に流延し、120℃の熱風をあてながら5分間乾燥して、PETフィルム幅100cm、コート幅96cm、長さ1000mの水圧転写用多層ベースフィルムを得た。この多層ベースフィルムから剥離した水溶性PVA(X)層の完溶時間は24秒、アンリツ社製接触型連続厚み計で測定した厚みは30μmであった。また、水溶性PVA(X)層の水分率は3.1重量%、グリセリン含有量は4.0重量%、20℃、65%RHで90°剥離方法(JIS K 6854−3)により測定した、水溶性PVA(X)層とPET(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.024N/cm、JIS B0601により測定した、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は0.5であった。これらの結果を表1および2に記す。
染料と硫酸バリウムの混合物70重量%、アルキッド樹脂とニトロセルロースの混合物30重量%からなる建材用インキ(ア)を3色使用し、20℃、72%RHの雰囲気下で上記の水圧転写用多層ベースフィルムの水溶性PVA(X)層に木目をグラビア印刷した。印刷層の厚みは各2μmとし、巻き出し張力は1kg/m、印刷速度は40m/分とした。印刷後は、多層フィルムを60℃の熱風で加熱された1mの乾燥ゾーンで乾燥し、巻き取り張力5kg/mで巻き取った。印刷後、グラビアロール下のパンに残ったインク中の水分率をカールフィッシャー水分計で測定したところ、2.3重量%であった。得られた印刷物(水圧転写フィルム)を、以下に示す各種評価に供した。
印刷適性評価
1.ピッチズレ
上記の印刷物について、各色のピッチズレを以下の基準により判定した。
極小・・各色のズレが0.1mm未満
小 ・・各色のズレが0.1mm以上、0.3mm未満
大 ・・各色のズレが0.3mm以上
2.印刷抜け
上記の印刷物について、印刷抜けを以下の基準により判定した。
なし・・50cm×50cm内に1mm以上の印刷抜けがない
あり・・50cm×50cm内に1mm以上の印刷抜けがある
3.切断回数
上記の印刷工程でフィルムを1000m印刷する間に、フィルム、特にフィルム端面の密着によって発生したフィルム切断(機械の変動によるフィルム切断は考慮しない)の回数を切断回数とした。
4.最大カール長さ
30℃、80%RHに調湿した上記の印刷物から、製膜方向に43cm、幅方向に22cm(元のフィルムの中央と切り出す試験片の中央が一致する)の長方形の試験片を切り出し、印刷がされた水溶性PVA(X)層を剥離して、その水溶性PVA(X)フィルムの短辺(22cmの辺)の両端部を各1cmずつ印刷面側に折り込んで細長い筒状の部分を作り、その中に直径2mmの鉄棒を挿入してフィルムの折り込み部分でくるみ、紙テープで固定した。一方、35cm×50cm×5.5cmのバットに、上記の鉄棒2本を35cm間隔で渡して固定できるように、バットの長辺上の淵に鉄棒がはまる窪みを2対設けた。このバットにイオン交換水5Lを注ぎ、ホットプレート上に置いて水温を30±1℃に調整した。次に、フィルムの印刷面を上にして、両端に鉄棒を挿入したフィルムの一方の鉄棒をバットの窪みにはめ込み、もう一方の鉄棒を、フィルムが水面に接触するように他方の窪みにはめ込んだ。このとき、フィルムが泡を噛んだり、フィルム端部が水中に沈み込むことのないように注意した。水に浮かべてフィルムにカールを生じさせ、10秒経過後、フィルムの膨潤が始まる前に、フィルム中央部の最もカールが進行している部分の幅を測定した。同様の測定を5回行って平均値を取り、その値を元のフィルム幅22cmから差し引いて最大カール長さとした。
以上の各種評価の結果を表3に記す。
[実施例2]
印刷速度を80m/分、印刷後の乾燥温度を90℃としたこと以外は実施例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表1〜3に記す。
[実施例3]
実施例1で得られた水圧転写用多層ベースフィルムから、製膜方向に43cm、幅方向に22cm(元のフィルムの中央と切り出すフィルムの中央が一致する)の長方形の多層フィルムを切り出した。キヤノン製インクジェットプリンターPIXUS MX850を用い、コンピュータを介して製作した同様な柄を、切り出した多層フィルムに印刷した。印刷後10秒以内に、60℃の熱風で10秒間乾燥した。フィルムの伸び、タルミ等の外観上の異常は見られなかった。印刷後、インクカートリッジ内に残ったインク中の水分率をカールフィッシャー水分計で測定したところ、4種類のインクごとに異なるが、65〜72重量%の範囲内であった。得られた印刷物(水圧転写フィルム)を、実施例1と同様にして各種評価に供した。結果を表1〜3に記す。
[実施例4]
実施例1で使用したX液をコンベアベルト上に流延し、ベルト上で120℃の熱風をあてながら5分間乾燥して厚み31μm、幅97cm、長さ1050mの水溶性PVA(X)フィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、この水溶性PVA(X)フィルムの完溶時間は21秒、水分率は2.9重量%、グリセリン含有量は4.0重量%であった。
20℃、45%RHの雰囲気下で、この水溶性PVA(X)フィルムと実施例1で使用したPETフィルムとを水溶性PVA(X)フィルムがPETフィルムのコロナ処理面と接するように重ね、80℃に加熱した金属ロールとゴムロールの間を40m/分の速度で通過させて水圧転写用多層ベースフィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、水溶性PVA(X)層とPET(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.009N/cm、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は0.4であった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[実施例5]
実施例1のX液100重量部にホウ酸を0.15重量部添加したものを使用したこと以外は実施例1と同様にして、水圧転写用多層ベースフィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、水溶性PVA(X)層の完溶時間は28秒、厚みは29μm、水分率は3.0重量%、グリセリン含有量は4.0重量%、水溶性PVA(X)層とPET(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.031N/cm、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は0.6であった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[実施例6]
実施例1のX液に、平均粒子径6.6μmのシリカ(東ソー株式会社製「NIPGEL0063」)を、濃度が0.3重量%となるように添加したものを使用したこと以外は実施例1と同様にして、水圧転写用多層ベースフィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、水溶性PVA(X)層の完溶時間は26秒、厚みは31μm、水分率は2.8重量%、グリセリン含有量は4.0重量%、水溶性PVA(X)層とPET(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.017N/cm、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は1.1であった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[実施例7]
二軸延伸PETフィルムの代わりに、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(東セロ株式会社製PPフィルムOP U−1、厚み20μm、幅100cm、片面コロナ処理、長手方向および幅方向の長さの開放時変化率および加重時変化率は、いずれも1%以下)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、水圧転写用多層ベースフィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、水溶性PVA(X)層の完溶時間は24秒、厚みは30μm、水分率は3.1重量%、グリセリン含有量は4.0重量%、水溶性PVA(X)層とPP(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.016N/cm、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は0.5であった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[実施例8]
PVA(A)の代わりに、けん化度91モル%、重合度1700のPVA(B)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、水圧転写用多層ベースフィルムを得た。実施例1と同様にして評価したところ、水溶性PVA(X)層の完溶時間は43秒、厚みは28μm、水分率は3.4重量%、グリセリン含有量は4.0重量%、水溶性PVA(X)層とPET(Y)層との層間接着力(90°層間接着力)は0.018N/cm、水溶性PVA(X)層の外面の表面粗さ(Ra)は0.4であった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[実施例9]
実施例3で使用したインクカートリッジを開封し、各インクを取り出した。それぞれのインク100重量部に脱イオン水100重量部を加え、よくかき混ぜた後、あふれないように注意しながらインクカートリッジに戻した。このインクカートリッジを使用したこと以外は実施例3と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。印刷後、インクカートリッジ内に残ったインク中の水分率をカールフィッシャー水分計で測定したところ、4種類のインクごとに異なるが、81〜84重量%の範囲内であった。結果を表1〜3に記す。
[比較例1]
実施例4と同様にして得られた水溶性PVA(X)フィルムを単層で使用したこと以外は実施例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。フィルムは吸湿しており、印刷後の乾燥の際に装置方向に伸びて、激しい柄ズレが発生した。また、ロール端面に水分が付着してブロッキングし、繰り出し時に切断が多発した。結果を表1〜3に記す。
[比較例2]
印刷時の湿度を46%RHとしたこと以外は比較例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。フィルムの伸びは大幅に改善したが、依然として柄ズレが多少発生し、高精彩が要求される用途では問題となるレベルであった。結果を表1〜3に記す。
[比較例3]
印刷速度を80m/分、印刷後の乾燥温度を90℃としたこと以外は比較例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。フィルムは吸湿しており、印刷後の乾燥の際に装置方向に伸びて、激しい柄ズレが発生した。結果を表1〜3に記す。
[比較例4]
実施例4と同様にして得られた水溶性PVA(X)フィルムから、製膜方向に43cm、幅方向に22cm(元のフィルムの中央と切り出すフィルムの中央が一致する)の長方形のフィルムを切り出し、同じサイズの普通紙に、シワが入らないよう四辺をテープで固定し、実施例3と同様にして印刷した。得られた印刷物(水圧転写フィルム)を、実施例1と同様にして各種評価に供した。フィルムは部分的に伸びが観察され、その部分では激しい印刷抜け、ズレが見られた。また、乾燥により激しい波打が発生した。結果を表1〜3に記す。
[比較例5]
実施例4と同様にして得られた水溶性PVA(X)フィルムに、平均粒子径0.8μmのスチレン−メタクリル酸メチル共重合体(スチレン/メタクリル酸メチル=50/50、重量比)を分散質とし、けん化度88モル%、重合度1750のPVAを分散剤とする樹脂エマルジョン(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体の濃度1重量%、バインダーとしてのけん化度88モル%、重合度1750のPVAの濃度1重量%、合計固形分濃度2重量%)をコートし、80℃に加熱した金属ロールとゴムロールの間を40m/分の速度で通過させて水圧転写用多層ベースフィルムを得た。樹脂エマルジョン層の厚みは1.8μmであった。これらの結果を表1および2に記す。
続いて、実施例1と同様にして、この水圧転写用多層ベースフィルムから印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。結果を表3に記す。
[参考例1]
印刷時にグラビアロールおよびグラビアロール下のパンの周りを水圧転写用ベースフィルムに接触しないようにしながらプラスチックフィルムで囲い、その中に水圧転写用ベースフィルムが振動しない程度の流量でガスボンベより乾燥エアーを供給して印刷中のインクの吸湿を抑制したこと以外は比較例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。印刷後、グラビアロール下のパンに残ったインク中の水分率をカールフィッシャー水分計で測定したところ、0.2重量%であった。結果を表1〜3に記す。
[実施例10]
水溶性PVA(X)フィルムを単層で使用する代わりに、実施例1と同様にして得られた水圧転写用多層ベースフィルムを使用したこと以外は参考例1と同様にして印刷物(水圧転写フィルム)を得て、各種評価に供した。印刷後、グラビアロール下のパンに残ったインク中の水分率をカールフィッシャー水分計で測定したところ、0.2重量%であった。結果を表1〜3に記す。
Figure 2010061790
Figure 2010061790
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本発明の製造方法によれば、水分を含むインクを用いてグラビア印刷またはインクジェット印刷した場合であっても、フィルムの伸び、タルミが少なく、多色の柄ズレ発生がない水圧転写フィルムが得られる。当該水圧転写フィルムは、高精度、高精彩の印刷が要求される転写、とくに曲面構造体の転写に有用である。

Claims (8)

  1. 水溶性ポリビニルアルコール(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む水圧転写用多層ベースフィルムの水溶性ポリビニルアルコール(X)層上に、水分を含むインクを用いて印刷する、水圧転写フィルムの製造方法。
  2. 前記水溶性ポリビニルアルコール(X)層が架橋剤を0.01〜3重量%含有する、請求項1に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  3. 前記架橋剤がホウ素化合物である、請求項2に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  4. 前記耐湿性樹脂(Y)が、ポリエステル樹脂およびポリオレフィン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  5. 前記水溶性ポリビニルアルコール(X)層と前記耐湿性樹脂(Y)層との90°層間接着力(JIS K6854−3)が0.001〜0.1N/cmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  6. 前記印刷がインクジェット方式により行われる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  7. 前記水分を含むインクの水分率が0.5〜80重量%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  8. 水溶性ポリビニルアルコール(X)層および耐湿性樹脂(Y)層を含む水圧転写用多層ベースフィルムの水溶性ポリビニルアルコール(X)層上に、水分を含むインクが印刷されてなる水圧転写フィルム。
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