JPWO2010047274A1 - 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法及び熱可塑性樹脂発泡フィルム - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法及び熱可塑性樹脂発泡フィルム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010047274A1
JPWO2010047274A1 JP2010534785A JP2010534785A JPWO2010047274A1 JP WO2010047274 A1 JPWO2010047274 A1 JP WO2010047274A1 JP 2010534785 A JP2010534785 A JP 2010534785A JP 2010534785 A JP2010534785 A JP 2010534785A JP WO2010047274 A1 JPWO2010047274 A1 JP WO2010047274A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
resin foam
foam film
foam
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010534785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5553024B2 (ja
Inventor
大倉 徹雄
徹雄 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2010534785A priority Critical patent/JP5553024B2/ja
Publication of JPWO2010047274A1 publication Critical patent/JPWO2010047274A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5553024B2 publication Critical patent/JP5553024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/56After-treatment of articles, e.g. for altering the shape
    • B29C44/5627After-treatment of articles, e.g. for altering the shape by mechanical deformation, e.g. crushing, embossing, stretching
    • B29C44/5654Subdividing foamed articles to obtain particular surface properties, e.g. on multiple modules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/36After-treatment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249953Composite having voids in a component [e.g., porous, cellular, etc.]
    • Y10T428/249987With nonvoid component of specified composition
    • Y10T428/24999Inorganic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/04Processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程を含んでなる熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法であって、前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程が、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動することにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削することを特徴とする、熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法によって、薄い熱可塑性樹脂発泡フィルムを提供する。

Description

本発明は、熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法、及び熱可塑性樹脂発泡フィルムに関する。
近年、携帯電話などの移動通信端末の小型化や高機能化に伴い、軽量・肉薄でかつ剛性の高い部材への要求が高まっている。この様な部材は単一材料でも達成は可能だが、表層部と芯部からなる積層構造体とすると軽量と剛性を高いレベルで両立できることから好ましいとされ、芯部に好適な、軽量かつ肉薄で圧縮強度の高い発泡体が求められていた。
厚みの薄い発泡フィルムとしては、ポリウレタン系樹脂からなる低密度発泡体が携帯電話のディスプレイ部などのシール材用途に使用されており、特許文献1には厚み0.3〜13mmのポリウレタン発泡体が開示されている。しかし、この様な発泡体は2つの物品の間に配されて隙間無く変形するものであり、積層構造材の芯部としては不適である。
特許文献2では、ポリフェニレンエーテル系樹脂とポリスチレン系樹脂からなる、特定方向への加熱収縮率が大きな積層発泡シートが提案されており、ここで厚み0.25〜0.5mmの発泡フィルムが開示されている。しかしながら、この発泡フィルムは加熱収縮率を大きくする目的で押出方向に強く延伸して得るため、セルが厚み方向に大きく扁平しており、圧縮強度に欠けるものであった。
一方、熱可塑性樹脂発泡体を切削する方法としては、従来、走行する鋸刃やナイフ刃などのバンドナイフを使用する方法などが採用されており、特許文献3にはナイフ刃による切削する方法が開示されている。しかし、特許文献3に記載の方法は、表面の気泡を破壊せずに切削加工することが目的であり、厚み精度の高い発泡フィルムを製造することについての記載はない。そして切削方法としてナイフ刃による切削を開示しており、ナイフ刃を有するカンナ刃や帯鋸を例示しているのみである。厚みの薄い発泡フィルムを得ようとする場合、ナイフ刃の帯鋸だと、ナイフ刃の張りの遊び(たわみ)に起因して厚みムラが発生するため、厚み精度の高い発泡フィルムは得られない。またナイフ刃を環状に加工した際の溶接肉厚部が切削面表面に当たることで、筋状の切削痕が残る。またプレーナーによる切削の例示もあるが、この方法では切られた発泡体は小片となるため、発泡フィルムを得ることはできない。
特開2007−44972号公報 特開平2−151429号公報 特開2002−86577号公報
本発明は、アルミニウム箔との積層により、剛性の高い積層発泡フィルムとし得る熱可塑性樹脂発泡フィルムを提供すること、および熱可塑性樹脂発泡体の切削により熱可塑性樹脂発泡フィルムを得る製造方法を提供すること、を目的とする。
本発明者らは、前記課題の解決のため鋭意研究を行った結果、軽量で薄い熱可塑性樹脂発泡フィルムを簡便に得ることができることを見出した。また、軽量で薄い熱可塑性樹脂発泡フィルムでも、圧縮強度が高ければ、構造材として使用し得る剛性が得られることを見出した。
すなわち本発明は、以下の構成よりなる。
〔1〕 熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程を含んでなる熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法であって、前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程が、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動することにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削することを特徴とする、熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。
〔2〕 前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程において、熱可塑性樹脂発泡体を所定厚み繰り出したのちに、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動して、該所定厚みの熱可塑性樹脂発泡体を切削することを特徴とする、〔1〕記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。
〔3〕 熱可塑性樹脂発泡体を切削して薄片とした後、該薄片を熱可塑性樹脂のガラス転移温度−30℃以上、かつガラス転移温度以下の温度にて加熱しつつ平板化することを特徴とする、〔1〕または〔2〕記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。

〔4〕 密度100kg/m以上500kg/m以下、厚み0.1mm以上1.0mm以下、10%圧縮時の圧縮強度が0.8MPa以上である、熱可塑性樹脂発泡フィルム。
〔5〕 厚みが0.1mm以上0.4mm以下である〔4〕記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
〔6〕 熱可塑性樹脂のガラス転移温度が105℃以上である〔4〕または〔5〕記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
〔7〕 熱可塑性樹脂が、スチレン系樹脂である〔4〕〜〔6〕何れかに記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
〔8〕 〔4〕〜〔7〕何れかに記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの少なくとも片面にアルミニウム箔を積層してなる積層発泡フィルム。
本発明の熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法によれば厚み精度の高い熱可塑性樹脂発泡フィルムが提供される。また、本発明の熱可塑性樹脂発泡フィルムは、軽量で薄いにもかかわらず、圧縮強度が高い。そのため、例えば、アルミニウム箔との積層した場合に剛性の高い積層発泡フィルムが得られる。
本発明記載の熱可塑性樹脂のガラス転移温度を求めるための、示差走査熱量計測定結果の一例である。横軸は温度、縦軸は吸熱を表しており、昇温開始初期及び後期の傾きの緩やかな箇所と、中期の傾きが大きくなった箇所で近似直線を引き、2ヶ所ある交点の中間温度がガラス転移温度である。 実施例1で使用した切削機の模式図である。 実施例4で使用した切削機の模式図である。 実施例5で使用した切削機の模式図である。 比較例4で使用した切削機の模式図である。
1 熱可塑性樹脂発泡体
2 刃
3 発泡体を所定量繰り出し可能な架台
4 レール
5 刃を固定する架台
6 発泡体保持台
7 コンベア
8 プーリー
9 ニップロール
10 バンドナイフ
本発明は、熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程を含んでなる熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法であって、前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程が、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃を摺動させることにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削することを特徴とする、熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法にも関する。
本発明において、熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程は、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃を摺動させる。
具体的には、熱可塑性樹脂発泡体を固定し、往復運動する刃により切削する方法、またはレール上を往復運動する架台に熱可塑性樹脂発泡体を固定し、固定した刃により切削する方法が挙げられる。このように、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃を摺動させることにより、表面が滑らかであり、中央付近において厚み精度が高い熱可塑性樹脂発泡フィルムが得られる。更には、熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動する際に、熱可塑性樹脂発泡体の面と刃が平行ではなく角度をなしており、最初に点で接触することが、切削時の熱可塑性樹脂発泡体の毟れを抑制しやすいことから好ましい。当該角度はバイアス角と呼ばれ、5〜85°であることが好ましい。
なお本発明における、熱可塑性樹脂発泡体または刃の往復運動は、完全に軸上を往復する場合のみならず、一方がクランクギアと連結されるなどにより往復運動に加えて僅かに上下運動を伴う場合も含むものとする。
本発明に用いる刃は、得られる発泡フィルムの表面平滑性が高いことから、鋸刃ではなくナイフ刃が好ましい。更には、刃のたわみによる厚み精度低下を回避し得ることから、刃の厚みが3mm以上であることが好ましい。
また、前記熱可塑性樹脂発泡体と刃の少なくとも一方を往復運動させかつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃を摺動させることにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削する方法においては、熱可塑性樹脂発泡体の密度が100〜500kg/mであることが好ましい。密度が100kg/mを下回ると厚み精度が損なわれる場合があり、500kg/mを超えると切削時に熱可塑性樹脂発泡フィルムに割れを生じる場合がある。
前記熱可塑性樹脂発泡体と刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃を摺動させることにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削する方法において、熱可塑性樹脂発泡体と刃に一定荷重を掛け続けることで一往復毎に切削する方法もあるが、一回の切削毎に熱可塑性樹脂発泡体を一定量繰り出し、該繰り出し分を切削する方法が、熱可塑性樹脂発泡フィルム端部の厚み精度が良好なため使用可能な面積が広いことから、好ましい。
熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程を含んでなる熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法において用いる熱可塑性樹脂発泡体としては、方形の発泡体が好ましく、とりわけ、ビーズ発泡法で得た方形状の熱可塑性樹脂発泡体を用いることが、得られる熱可塑性樹脂発泡フィルムの厚みや密度を調整しやすいことから好ましい。なお、ビーズ発泡法により方形状の熱可塑性樹脂発泡体を得る方法は、既知の方法を採用することができ、例えば、炭化水素等の発泡剤を含有した発泡性熱可塑性樹脂粒子を回転攪拌式予備発泡装置で、水蒸気、あるいは水蒸気と空気の混合気体を用いて加熱することにより予備発泡粒子を得、得られた予備発泡粒子を方形状の金型内に充填し、水蒸気等を用いて加熱することにより、方形状の発泡体を得ることができる。なお、熱可塑性樹脂発泡体の密度は、予備発泡粒子を得る際の加熱条件で容易に調整することができる。また、熱可塑性樹脂種としては、後述する樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂発泡体を切削することで薄片が得られる。この薄片をそのまま本発明の熱可塑性樹脂発泡フィルムとしてもよいが、該薄片はあたかも鉋屑のように巻癖がつき、取扱が困難なものとなる傾向がある。その場合、該薄片を熱可塑性樹脂のガラス転移温度−30℃以上、かつガラス転移温度以下の温度にて加熱しつつ平板化を行うことが好ましい。ここで、加熱しつつ平板化を行うとは、具体的には、アイロンをかける、2枚の平面板に挟みこんで加熱オーブンに入れるなど、加熱しながら平面部で弱い圧力で押さえることを言う。
前記加熱温度がガラス転移温度−30℃未満だと巻癖を充分にとることができない場合があり、ガラス転移温度を超えると、熱可塑性樹脂発泡フィルムが更に膨らんだり潰れるなどにより厚み精度が低下する場合がある。なお、押さえる圧力としては、熱可塑性樹脂発泡フィルムが潰れないことから0.1MPa以下が好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂発泡フィルムは、密度100kg/m以上500kg/m以下、厚み0.1mm以上1.0mm以下、10%圧縮時の圧縮強度が0.8MPa以上である。
本発明における熱可塑性樹脂発泡フィルムの密度は、100kg/m以上500kg/m以下であり、好ましくは、120kg/m以上300kg/m以下である。密度が100kg/mを下回ると積層発泡フィルムとした際に十分な剛性が得られず、500kg/mを超えると軽量性が損なわれる。
また本発明における熱可塑性樹脂発泡フィルムの厚みは、0.1mm以上1.0mm以下であり、好ましくは、0.1mm以上0.7mm以下、より好ましくは0.1mm以上0.4mm以下であり、さらに好ましくは0.15mm以上0.4mm以下である。厚みが0.1mmを下回ると、特に厚みムラで肉薄になった部位で剛性低下が大きく、積層発泡フィルムとした際に剛性が損なわれ、1.0mmを超えると狭い部位での使用が制限される。
また本発明における熱可塑性樹脂発泡フィルムの10%圧縮時の圧縮強度は、0.8MPa以上であり、好ましくは1.0MPa以上である。10%圧縮時の圧縮強度が0.8MPaを下回ると、積層発泡フィルムとした際に十分な剛性が得られない。
この様な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得るには、基材である熱可塑性樹脂の剛性が高いことが好ましく、このような熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン単独重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/α−メチルスチレン共重合体、スチレン/メタクリル酸共重合体、スチレン/α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体などのスチレン系樹脂、スチレン単独重合体とポリフェニレンエーテル系樹脂の混合物、スチレン/ブタジエン共重合体とポリフェニレンエーテル系樹脂の混合物などの変性ポリフェニレンエーテル系樹脂、メタクリル酸メチル単独重合体、メタクリル酸メチル/アクリル酸メチル共重合体などのポリメタクリル酸メチル系樹脂、エチレン/ノルボルネン類共重合体、エチレン/ジシクロペンタジエン共重合体などの環状オレフィン系樹脂、プロピレン単独重合体、プロピレン/エチレン共重合体、プロピレン/ブテン共重合体、エチレン単独重合体、エチレン/ブテン共重合体などのポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。
更には、基材である熱可塑性樹脂のガラス転移温度(以下、Tgと表記する場合がある)は105℃以上であることが、携帯電話などに求められる85℃環境下においても、寸法変化や剛性低下が小さく、また耐熱性の高いホットメルト接着剤を用いてアルミニウム箔などを積層する際にも寸法変化が小さいことから好ましい。この様な熱可塑性樹脂としては、例えば上記の内、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/α−メチルスチレン共重合体、スチレン/メタクリル酸共重合体、スチレン/α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン単独重合体とポリフェニレンエーテル系樹脂の混合物、スチレン/ブタジエン共重合体とポリフェニレンエーテル系樹脂の混合物、エチレン/ノルボルネン類共重合体、エチレン/ジシクロペンタジエン共重合体、などが挙げられる。
これらの内、発泡が容易であり、ビーズ発泡法や押出発泡法などの既存の生産性の高い方法で発泡体を得ることが可能であることから、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/α−メチルスチレン共重合体、スチレン/メタクリル酸共重合体、スチレン/α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体などのスチレン系樹脂が最も好ましい。
なお、本発明において熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量測定(DSC)において、試料1〜10mgを40℃から210℃まで10℃/分の速度で昇温し、該温度で5分間保持後、ついで210℃から40℃まで10℃/分の速度で降温し、当該温度で5分間保持後、再度40℃から210℃まで10℃/分の速度で昇温したときのチャートの屈曲点から求める。具体的な方法を、図1を例に説明すると、チャートは昇温するに従って吸熱側に緩やかに傾いており、110℃付近から傾きが大きくなり、125℃付近で再度傾きが緩やかになっているが、初期及び後期の傾きが緩やかな箇所と、中期の傾きが大きくなった箇所で近似直線(図中、破線)を引き、2箇所ある交点の中間温度をガラス転移温度と言う。
本発明の熱可塑性樹脂発泡フィルムを製造するには、発泡剤を含有する溶融樹脂を環状ダイまたはTダイから押し出す押出発泡法、フィルムに発泡剤を高圧下で含浸した後に加熱または減圧にする加圧発泡法、発泡粒子を型内で溶着させるビーズ発泡法や押出発泡法により方形状の熱可塑性樹脂発泡体を成形した後に切削して熱可塑性樹脂発泡フィルムを得る方法などが挙げられる。これらの内、方形状の熱可塑性樹脂発泡体を切削する方法が、厚み精度の高い熱可塑性樹脂発泡フィルムを得やすいことから好ましく、得られる熱可塑性樹脂発泡フィルムの10%圧縮時の圧縮強度が0.8MPa以上となり易いことから、ビーズ発泡法で得た方形状の熱可塑性樹脂発泡体を切削することが更に好ましい。
ビーズ発泡法で得た熱可塑性樹脂発泡体は、気泡形状が真球に近い事から、セルの扁平が起き易い押出発泡法に比べて、圧縮強度の高い熱可塑性樹脂発泡フィルムを得るのに有利である。なお、ビーズ発泡法により方形状の熱可塑性樹脂発泡体を得る方法は、既知の方法を採用することができ、例えば、炭化水素等の発泡剤を含有した発泡性熱可塑性樹脂粒子を回転攪拌式予備発泡装置で、水蒸気、あるいは水蒸気と空気の混合気体を用いて加熱することにより予備発泡粒子を得、得られた予備発泡粒子を方形状の金型内に充填し、水蒸気等を用いて加熱することにより、方形状の発泡体を得ることができる。なお、熱可塑性樹脂発泡体の密度は、予備発泡粒子を得る際の加熱条件で容易に調整することができる。
また本発明は、熱可塑性樹脂発泡フィルムの少なくとも片面にアルミニウム箔を積層した積層発泡フィルムにも関する。
本発明において熱可塑性樹脂発泡フィルムに積層されるアルミニウム箔は、厚さが0.005〜0.05mmであることが好ましく、厚さが0.01〜0.02mmであることがより好ましい。厚みが0.005mmを下回ると積層の際にアルミニウム箔に皺が入る場合があり、厚さが0.05mmを超えると軽量性が損なわれる場合がある。
本発明において熱可塑性樹脂発泡フィルムにアルミニウム箔を積層する方法に特に制限は無く、接着剤や粘着剤、熱融着などの方法が採用可能だが、生産性や積層複合材の厚み精度の観点から、接着剤による積層が好ましい。
前記積層に使用する接着剤としては、無溶剤系で収縮が小さいことが好ましく、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、ウレタン系接着剤、ホットメルト接着剤などが例示される。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
〈発泡フィルムの厚み測定〉
厚みゲージを用いて、450mm×300mmのサンプルについて、サンプル周辺端部30mmを除いて切り出し、ランダムに30箇所で厚みを測定し、算術平均により平均厚みを算出すると共に、最大値と最小値の差を算出した。
〈発泡フィルムの密度測定〉
上記熱可塑性樹脂発泡フィルムの厚み測定を行ったサンプルについて、縦横の長さ及び重量を測定し、縦横の長さと平均厚みから体積を算出し、重量を体積で除して算出した。
〈発泡フィルム端部の厚み測定〉
上記熱可塑性樹脂発泡フィルムの厚み測定の際に切り取られた周辺端部について、厚みゲージを用いて、四隅部での厚みを測定し、最小値を端部最小厚みとした。
〈発泡フィルムの圧縮強度評価〉
熱可塑性樹脂発泡フィルムを3cm×3cmに10枚切り出して重ねて測定試料とし、23℃雰囲気下、オートグラフを用いて1m/minの速度で圧縮し、変形量が10%となった際の応力(N)を試料面積(0.03m×0.03m=0.0009m)で除すことにより、10%圧縮時の圧縮強度を算出した。
〈発泡フィルムの耐熱性評価〉
発泡フィルムの中央部から100mm×100mmのサンプルを切り出し、各辺の長さを測定した後、85℃に設定した熱風オーブン中にて2時間加熱後に再度測定し、加熱後の長さを加熱前の長さで除して寸法変化の割合を算出した。
(実施例1)
株式会社カネカ製の低発泡成形用耐熱発泡性ポリスチレン系樹脂、ヒートマックス(商標)HM5を予備発泡、成形することにより、450mm×300mm×25mm、密度210kg/mの方形状発泡体を得た。この方形状発泡体を、以下の切削機を用いて目標厚み0.3mmに設定して切削を行った。
使用した切削機は、レール上を床面に平行に往復運動する架台があり、該架台の下部に発泡体を固定し、上向きに固定された刃の上を発泡体が往復することで切削を行い、切削毎、即ち一往復毎に発泡体が目標切削厚み分下がってくることで連続的に切削を行う構成の木材加工用切削機である。なお、バイアス角は10°に設定した。
切削された薄片は巻癖が強く、直径15mm程度の巻物状になっていたが、2枚のアルミ板に挟み、110℃に設定した熱風オーブン中にて10分加熱後、放冷して取り出したところ、密度210kg/m、平均厚み0.30mm、最大値と最小値の差は0.03mm、端部最小厚みは0.28mmで、表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。この発泡フィルムの10%圧縮時の圧縮強度は4.5MPaであり、樹脂のガラス転移温度は122℃であり、耐熱性評価での寸法変化は1.00で変わらなかった。
得られた熱可塑性樹脂発泡フィルムの両面に、エポキシ樹脂系2液型接着剤(セメダイン株式会社製、1500)を用いて、厚さ0.012mmのアルミニウム箔を貼付したところ、剛性の高い積層発泡フィルムが得られた。
Figure 2010047274
(実施例2)
実施例1の方形状発泡体について、実施例1と同じ切削機を用いて目標厚み0.7mmに設定して切削を行い、実施例1と同様にして平板化を行った。評価結果を表1に示す。また、実施例1と同様にして厚さ0.012mmのアルミニウム箔を貼付したところ、剛性の高い積層発泡フィルムが得られた。
(実施例3)
株式会社カネカ製の低発泡成形用耐熱発泡性ポリスチレン系樹脂、ヒートマックス(商標)HM5を予備発泡、成形することにより、450mm×300mm×25mm、密度140kg/mの方形状発泡体を得、実施例1と同様にして目標厚み0.3mmに設定して切削、平板化を行った。評価結果を表1に示す。また、実施例1と同様にして厚さ0.012mmのアルミニウム箔を貼付したところ、剛性の高い積層発泡フィルムが得られた。
(比較例1)
実施例1と同様にして方形状発泡体を得、実施例1と同じ切削機を用いて目標厚み0.08mmに設定して切削を行い、実施例1と同様にして平板化を行った。評価結果を表1に示す。得られた熱可塑性樹脂発泡フィルムは、密度212kg/m、平均厚み0.08mm、最大値と最小値の差は0.04mm、端部最小厚みは0.05mmで、表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。この発泡フィルムの10%圧縮時の圧縮強度は4.3MPaであり、耐熱性評価での寸法変化は1.00で変わらなかったが、実施例1と同様にして厚さ0.012mmのアルミニウム箔を貼付したところ、剛性に欠ける積層発泡フィルムしか得られなかった。
(比較例2)
株式会社カネカ製の発泡成形用耐熱発泡性ポリスチレン系樹脂、ヒートマックス(商標)HMを予備発泡、成形することにより、450mm×300mm×25mm、密度35kg/mの方形状発泡体を得、実施例1と同様にして切削、平板化を行った。得られた熱可塑性樹脂発泡フィルムは、密度36kg/m、平均厚み0.31mm、最大値と最小値の差は0.06mmと若干大きいが、端部最小厚み0.28mmの表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。この発泡フィルムの樹脂のガラス転移温度116℃で、耐熱性評価での寸法変化は1.00で変わらなかったが、10%圧縮時の圧縮強度は0.3MPaであり、実施例1と同様にして厚さ0.012mmのアルミニウム箔を貼付しても剛性に欠ける積層発泡フィルムしか得られなかった。
(比較例3)
株式会社カネカ製の発泡成形用発泡性ポリスチレン系樹脂、カネパール(商標)HDを予備発泡、成形することにより、450mm×300mm×25mm、密度180kg/mの方形状発泡体を得、実施例1と同様にして切削、平板化を行った。得られた熱可塑性樹脂発泡フィルムは、密度180kg/m、平均厚み0.30mm、最大値と最小値の差は0.03mm、端部最小厚みは0.27mmで表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。この発泡フィルムの10%圧縮時の圧縮強度は3.2MPaだが、樹脂のガラス転移温度は95℃であり、耐熱性評価での寸法変化は1.03で膨張していた。
実施例の熱可塑性樹脂発泡フィルムは耐熱性が高く、アルミニウム箔の積層により剛性の高い積層発泡フィルムが得られるが、比較例1のように厚みが薄い発泡フィルムや、比較例2のように密度が低く圧縮強度が低い発泡フィルムからは、剛性に欠ける積層発泡フィルムしか得られず、比較例3のように樹脂のガラス転移温度の低い発泡フィルムは耐熱性に劣ることが判る。
(実施例4)
実施例1の方形状発泡体を、以下の切削機を用いて目標厚さ0.3mmに設定して切削を行った。
使用した切削機には、斜めに設置されたレール上を往復運動する架台があり、該架台に刃が角度を有して固定されているため、刃は斜め方向に平行移動する。そして保持台に固定された発泡体を刃が往復することで切削を行い、切削毎、即ち刃が一往復する毎に発泡体が目標切削厚み分押し出されてくることで連続的に切削を行う構成の木材加工用切削機である。なお、バイアス角は15°に設定した。
切削された薄片を、実施例1と同様にして平板化したところ、平均厚み0.30mm、最大値と最小値の差は0.03mm、端部最小厚みは0.28mmで、表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。
(実施例5)
実施例1の方形状発泡体を、以下の切削機を用いて目標厚さ0.3mmに設定して切削を行った。
使用した切削機は、床面に平行に往復運動するコンベアを垂直方向に押さえる機構があり、コンベアの下に固定台があって該固定台に上向きに刃が固定されており、コンベアと固定台の間に発泡体を挟む。発泡体を押し付ける力によりコンベアと共に往復運動させて切削を行うが、発泡体を常に刃に押し付けることで連続的に切削を行う構成の木材加工用切削機である。なお、バイアス角は15°に設定した。
切削された薄片を、実施例1と同様にして平板化したところ、平均厚み0.29mm、最大値と最小値の差は0.04mm、端部最小厚みは0.17mmで、表面の平滑な熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。
(比較例4)
実施例1の方形状発泡体を、以下の切削機を用いて目標厚さ0.3mmに設定して切削を行った。
ここで使用した切削機は、ナイフ刃を有する環状のバンドナイフが2つのプーリー間を水平に走行し、ニップロールを用いてナイフ刃に発泡体を送り出すことで切削する構成であり、目標切削厚みはニップロールと走行するナイフ刃との隙間で調整する、軟素材(ウレタン発泡体やコルクなど)加工用切削機である。
上記方法で切削すると巻癖はつかないため、切削により熱可塑性樹脂発泡フィルムを得た。平均厚み0.31mm、端部最小厚みは0.26mmで、最大値と最小値の差が0.10mmと大きく、表面に切削痕の残る発泡フィルムしか得られなかった。
実施例1、4、5の製造方法では、発泡フィルムの厚みの最大値と最小値の差が小さいことから厚みムラが小さく、表面も平滑だが、比較例4の方法では厚みムラが大きく、表面にも切削痕が残ることが判る。また、一回の切削毎に発泡体を一定量繰り出して切削する実施例1、4の製造方法では、端部まで厚みムラが無く、使用可能な面積が広いことが判る。
本発明の製造方法によれば、薄い熱可塑性樹脂発泡フィルムを提供することが出来る。そのため、携帯電話などの移動通信端末の小型化や高機能化に伴い、軽量・肉薄でかつ剛性の高い部材への要求に応えうる部材を提供することが出来る。

Claims (8)

  1. 熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程を含んでなる熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法であって、前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程が、熱可塑性樹脂発泡体或いは刃の少なくとも一方を往復運動させ、かつ、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動することにより熱可塑性樹脂発泡体を間歇的に切削することを特徴とする、熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。
  2. 前記熱可塑性樹脂発泡体を切削する工程において、熱可塑性樹脂発泡体を所定厚み繰り出したのちに、往路或いは復路の少なくとも一方の行程において熱可塑性樹脂発泡体と刃が摺動して、該所定厚みの熱可塑性樹脂発泡体を切削することを特徴とする、請求項1記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。
  3. 熱可塑性樹脂発泡体を切削して薄片とした後、該薄片を熱可塑性樹脂のガラス転移温度−30℃以上、かつガラス転移温度以下の温度にて加熱しつつ平板化することを特徴とする、請求項1または2記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法。
  4. 密度100kg/m以上500kg/m以下、厚み0.1mm以上1.0mm以下、10%圧縮時の圧縮強度が0.8MPa以上である、熱可塑性樹脂発泡フィルム。
  5. 厚みが0.1mm以上0.4mm以下である請求項4記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
  6. 熱可塑性樹脂のガラス転移温度が105℃以上である請求項4または5記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
  7. 熱可塑性樹脂が、スチレン系樹脂である請求項4〜6何れか一項に記載の熱可塑性樹脂発泡フィルム。
  8. 請求項4〜7何れか一項に記載の熱可塑性樹脂発泡フィルムの少なくとも片面にアルミニウム箔を積層してなる積層発泡フィルム。
JP2010534785A 2008-10-23 2009-10-16 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法 Expired - Fee Related JP5553024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010534785A JP5553024B2 (ja) 2008-10-23 2009-10-16 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273347 2008-10-23
JP2008273347 2008-10-23
JP2010534785A JP5553024B2 (ja) 2008-10-23 2009-10-16 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法
PCT/JP2009/067874 WO2010047274A1 (ja) 2008-10-23 2009-10-16 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法及び熱可塑性樹脂発泡フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010047274A1 true JPWO2010047274A1 (ja) 2012-03-22
JP5553024B2 JP5553024B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=42119314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010534785A Expired - Fee Related JP5553024B2 (ja) 2008-10-23 2009-10-16 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20110200813A1 (ja)
JP (1) JP5553024B2 (ja)
CN (1) CN102202871A (ja)
WO (1) WO2010047274A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5477197B2 (ja) * 2010-06-28 2014-04-23 株式会社カネカ スピーカー用振動板
JP5990435B2 (ja) * 2011-10-11 2016-09-14 日東電工株式会社 樹脂発泡体シート及び樹脂発泡複合体
WO2014017528A1 (ja) * 2012-07-26 2014-01-30 株式会社カネカ 熱可塑性樹脂発泡フィルム及びその製造方法
US11738492B2 (en) 2016-03-31 2023-08-29 Toray Plastics (America), Inc. Methods of producing polyolefin foam sheets and articles made thereof
US10526124B2 (en) * 2016-05-25 2020-01-07 International Business Machines Corporation Surface distortion detector for packaging
JP6310608B1 (ja) * 2017-06-30 2018-04-11 古河電気工業株式会社 電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネス
JP7353779B2 (ja) * 2019-03-29 2023-10-02 株式会社カネカ スチレン系樹脂フレーク状発泡体およびその製造方法
KR20230015442A (ko) 2020-10-15 2023-01-31 요네시마펠트 씨오., 엘티디. 긴 발포체시트의 제조방법, 복합재의 제조방법 및 긴 발포체시트
IL302292A (en) * 2020-10-29 2023-06-01 Evonik Operations Gmbh Process for the production of foam panels for the production of foam layers

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3250416A (en) * 1963-05-10 1966-05-10 Koppers Co Inc Thermally insulated container
FR2374153A1 (fr) * 1976-12-20 1978-07-13 Ici Ltd Procede pour la production d'objets en polytetrafluorethylene poreux
JPH065111Y2 (ja) * 1989-10-13 1994-02-09 株式会社山善大野製作所 スライス加工装置
JPH07121194B2 (ja) * 1992-12-22 1995-12-25 株式会社 エースジャパン 乾燥牛肉の切削食品及び製造方法
KR100482404B1 (ko) * 1998-12-11 2005-04-14 세키스이가세이힝코교가부시키가이샤 결정성 방향족 폴리에스테르계 수지 예비 발포 입자와이를 사용하는 금형내 발포 성형체 및 발포 적층체
JP4610106B2 (ja) * 2001-02-28 2011-01-12 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 熱伝導性シートの製造方法及び製造装置
JP2003096229A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Mitsui Chemicals Inc 多孔質(共)重合体フィルムの製造方法およびそれにより得られる多孔質(共)重合体フィルム
FR2835955B1 (fr) * 2002-02-11 2004-07-16 Sai Automotive Sommer Ind Ensemble d'insonorisation et piece comprenant une paroi recouverte par ledit ensemble
SE0203596L (sv) * 2002-12-02 2004-06-03 Pergo Europ Ab Förfarande och framställning av härdplastlaminat
JP2007015058A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 長尺研磨パッドの製造方法
JP2007062893A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nitta Haas Inc テープ貼付け装置および貼付け治具
US7319121B2 (en) * 2005-10-07 2008-01-15 Advanced Elestomer Systems, Inc. Microcellular foams of thermoplastic vulcanizates

Also Published As

Publication number Publication date
US20110200813A1 (en) 2011-08-18
WO2010047274A1 (ja) 2010-04-29
JP5553024B2 (ja) 2014-07-16
CN102202871A (zh) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5553024B2 (ja) 熱可塑性樹脂発泡フィルムの製造方法
WO2014017528A1 (ja) 熱可塑性樹脂発泡フィルム及びその製造方法
JP2014080022A (ja) 複合体用発泡体、複合体及び輸送機器構成用部材
CN104015406B (zh) 嵌入式共固化网格阻尼复合材料结构及其制作工艺
JP7071836B2 (ja) 発泡シート、及び粘着テープ
WO2016027488A1 (ja) 樹脂複合体及び樹脂複合体の製造方法
JP2014062245A (ja) ポリオレフィン系樹脂薄層発泡シートおよびその製造方法、その用途
CN105377522B (zh) 用于对多孔泡沫体表面进行密封的方法
JP2008195128A (ja) 車両内装材用積層シート,車両用内装材,車両内装材用積層シートの製造方法及びその装置
EP2627697A1 (en) High strength extruded thermoplastic polymer foam
JP5477197B2 (ja) スピーカー用振動板
JP2009035709A (ja) 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂押出発泡フィルム及びそれを用いた積層複合材
JP5862191B2 (ja) スピーカー用振動板の製造方法
JP2015189835A (ja) 熱可塑性樹脂発泡シート、積層発泡シート及び積層発泡シートの製造方法
JP2008302595A (ja) 複合シートの製造方法
JP6140064B2 (ja) 繊維強化複合体の製造方法、繊維強化複合体及び輸送機器構成用部材
JP2016190400A (ja) 外板用樹脂積層板の製造方法
JP2016150561A (ja) 繊維強化複合体、及び、繊維強化複合体の製造方法
JP6392657B2 (ja) 発泡粒子及び発泡成形体
TW202231432A (zh) 用於製造發泡膜的發泡板的製造方法
JP2014037098A (ja) ポリスチレン系樹脂積層発泡シート
JP2005088200A (ja) スチレン系樹脂積層発泡シートおよびその成形容器
JP4526051B2 (ja) 熱成形用ポリスチレン系樹脂多層発泡シート
JP2020037263A (ja) 樹脂複合体
JP4523350B2 (ja) ポリスチレン系樹脂積層発泡シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20131029

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20131113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5553024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees