JPWO2010016421A1 - 熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の熱処理装置は、密閉容器1と、密閉容器1内に設けられ基板5を収容可能な処理空間20と、密閉容器1内で処理空間20に対向して設けられたヒータ21、22と、基板5に対して不活性であり基板5を加熱または冷却するガスが導入されるガス導入孔15と、基板5に対向して設けられガス導入孔15を介して内部に導入されたガスを基板5に向けて吹き出させる複数のガス吹出孔31と、を有し密閉容器1内に設けられたシャワーヘッド10と、を備え、シャワーヘッド10の内部には、ガス導入孔15側の上流室13とガス吹出孔31側の下流室14とを仕切る分散板17が設けられ、分散板17には上流室13と下流室14とを連通させる複数の貫通孔32が形成されている。

Description

本発明は、熱処理装置及び熱処理方法に関する。
特許文献1には、処理室内圧力を大気圧以上の圧力としつつ、処理対象であるワーク周辺の近接した位置に設けたヒータを作動させて、ワークに対する加熱処理を行うことが開示されている。
特許第2622356号公報
ヒータを用いたワークの加熱処理において、加熱処理する対象が特に大型基板である場合には、加熱ムラにより基板面内で大きな温度差が生じ破損に至る場合がある。
なお、特許文献1では、ファンにより加熱室内に気流を発生させているが、これはワークの被処理面に対して均一に当たるとは限らず、また気流は加熱されておらず、したがってワーク被処理面を均等に加熱するには不十分である。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、大型の基板であっても面内でムラなく均等に熱処理できる熱処理装置及び熱処理方法を提供する。
本発明の一態様によれば、大気に対して密閉可能な密閉容器と、前記密閉容器内に設けられ、基板を収容可能な処理空間と、前記密閉容器内で前記処理空間に対向して設けられたヒータと、前記基板に対して不活性であり前記基板を加熱または冷却するガスが導入されるガス導入孔と、前記基板に対向して設けられ前記ガス導入孔を介して内部に導入された前記ガスを前記基板に向けて吹き出させる複数のガス吹出孔とを有し、前記密閉容器内に設けられたシャワーヘッドと、を備え、前記シャワーヘッドの内部には、前記ガス導入孔側の上流室と前記ガス吹出孔側の下流室とを仕切る分散板が設けられ、前記分散板には前記上流室と前記下流室とを連通させる複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする熱処理装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基板が収容された処理空間内を減圧し、前記減圧後、前記処理空間に対向して設けられたヒータにより前記基板を加熱し、前記ヒータの加熱により前記基板もしくは前記処理空間内が所望の温度になったら、前記基板に対して不活性であり且つ加熱されたガスを、前記基板に対向して設けられたシャワーヘッドから前記基板に吹き付けて前記基板を加熱することを特徴とする熱処理方法が提供される。
本発明によれば、大型の基板であっても面内でムラなく均等に熱処理できる熱処理装置及び熱処理方法が提供される。
本発明の実施形態に係る熱処理装置の要部構成を例示する模式図。 図1に示すシャワーヘッドを下側から見た斜視図。 同シャワーヘッドの断面図。 図3に示すシャワーヘッドの要部の拡大図。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る熱処理装置の要部構成を例示する模式図である。
本発明の実施形態に係る熱処理装置は、大気に対して密閉された雰囲気を維持可能な密閉容器1内に、上ヒータ21、下ヒータ22およびシャワーヘッド10が設けられた構造を有する。上ヒータ21、下ヒータ22は、例えば金属管の中に発熱線を保持したシースヒータ、あるいは、ランプヒータである。上ヒータ21と下ヒータ22とは対向して設けられ、それらの間に処理空間20が形成される。
処理空間20の上部にはその周囲を囲む上カバー23が設けられ、処理空間20の下部にはその周囲を囲む下カバー24が設けられている。上カバー23及び下カバー24の一部は開口され、基板5の搬出入口25が形成されている。この搬出入口25を介して、処理対象である基板5は処理空間20に搬出入される。
シャワーヘッド10は上ヒータ21の上に設けられている。下ヒータ22の下方には排気口26が設けられている。排気口26には図示しない真空ポンプなどの排気系が接続され、その排気口26を通じて、処理空間20を含む密閉容器1内が排気される。また、シャワーヘッド10から吹き出したガスも排気口26を通じて処理空間20内から排気される。シャワーヘッド10から基板5に向けて吹き付けられるガスの流れを考慮すると、排気口26は下ヒータ22の下方にあることが望ましい。
次に、シャワーヘッド10の詳細について説明する。
図2はシャワーヘッド10を下側から見た斜視図である。
図3はシャワーヘッド10の断面図であり、図4は図3における要部の拡大図を示す。
シャワーヘッド10は、処理対象である基板5の面積に近い平面サイズを有する四角いブロック状に形成され、図3に示すように、その内部には分散板17によって仕切られた上流室13と下流室14とが形成されている。
分散板17は、シャワーヘッド10の厚み方向の略中間位置に、シャワーヘッド10の面方向に対して略平行に設けられている。シャワーヘッド10の天板部11の中心にはガス導入孔15(図3参照)が形成され、そのガス導入孔15は上流室13に通じている。また、ガス導入孔15にはガス導入管16が接続され、ガス導入管16は図示しないガス供給源に接続されている。天板部11と分散板17との間に上流室13が形成されている。シャワーヘッド10の底部にはシャワープレート12が設けられている。このシャワープレート12と分散板17との間に下流室14が形成されている。
シャワープレート12には複数のガス吹出孔31が形成されている。図2に示すように、各々のガス吹出孔31は、互いに平行に延在するスリット状に形成されている。シャワープレート12は、上ヒータ21を介して処理空間20に対向する。上ヒータ21は例えば複数本のシースヒータもしくはランプヒータから構成され、シャワープレート12のガス吹出孔31から吹き出したガスは、それら複数本のシースヒータもしくはランプヒータ間の隙間を抜けて、処理空間20に収容された基板5に吹き付けられる。
分散板17には、上流室13と下流室14とを連通させる複数の貫通孔32(図4参照)が形成されている。ガス導入孔15から上流室13内に導入されたガスは、分散板17の貫通孔32を通り下流室14に流入し、下流室14内に流入したガスはシャワープレート12のガス吹出孔31からシャワープレート外部に吹き出す。
ここで、本実施形態では、シャワーヘッド10内にガスが入ってから出ていくまでの流れの中で、上流側の方が圧力が高く下流側の方が圧力が低くなるような圧力差が生じるようにコンダクタンスを徐々に増やす構造にしている。
具体的には、分散板17の貫通孔32の位置(分散板17の面方向の位置)の真下にガス吹出孔31が位置しない(重ならない)ように、貫通孔32とガス吹出孔31の面方向における位置をずらしている。シャワープレート12におけるガス吹出孔31が形成されていない部分の真上に、貫通孔32の中心が位置している。
さらに、すべての貫通孔32の開口総面積よりも、すべてのガス吹出孔31の開口総面積の方が大きくなるようにしている。例えば、個々の貫通孔32の開口面積を個々のガス吹出孔31の開口面積より小さくし、且つ貫通孔32の数をガス吹出孔31の数よりも少なくしている。あるいは、貫通孔32及びガス吹出孔31個々の開口面積は同じとし、個数のみを貫通孔32の方が少なくなるようにしてもよい。
このような構造とすることで、比較的高圧で上流室13内に導入されたガスは、分散板17があること及びその分散板17に形成された貫通孔32の開口総面積がそれほど大きくないことから、すぐに下流室14に流れ込むのではなく、上流室13内を面方向に拡散しつつ上流室13内に充満する。上流室13内に充満したガスは分散板17の貫通孔32を通って下流室14に流入する。
そして、分散板17の貫通孔32から下流室14内に流入したガスは、貫通孔32とシャワープレート12のガス吹出孔31との位置がずれていることから、すぐにガス吹出孔31から外部に吹き出すのではなく、下流室14内を面方向に拡散し下流室14内に広がる。
したがって、シャワーヘッド10内に導入されたガスは、シャワーヘッド10内を上流側から下流側に進むにつれて、勢い(速度や圧力)が徐々に弱められ、面方向に均一に分布するようになり、特定のガス吹出孔31に偏ることなく、シャワープレート12の面方向全体にわたってすべてのガス吹出孔31から均一にガスを吹き出させることができる。
また、シャワーヘッド10内には、複数本の内部ヒータ18が設けられている。各々の内部ヒータ18は、分散板17上に支持されて上流室13内に配置され、その両端はシャワーヘッド10の側壁を貫通して、図示しない電源に接続されている。
次に、本実施形態に係る熱処理装置を用いた処理方法について説明する。
本発明の実施形態で処理対象とする基板5は、例えばフラットパネルディスプレイ、太陽電池などに用いられる基板であり、特に本実施形態に係る熱処理装置は、1辺の長さが1メートル以上の大型基板に対する均等加熱・冷却処理に有効である。
基板5は、例えば搬送ロボットにより、搬出入口25から処理空間20内に搬入される。基板5は、処理空間20内で上ヒータ21と下ヒータ22との間に位置して、図示しない支持部に支持される。上ヒータ21は基板5の上面に対向し、下ヒータ22は基板5の下面に対向し、それぞれ主に輻射熱によって基板5を加熱する。
基板5が収容保持された処理空間20を含む密閉容器1内は減圧される。処理空間20内を例えば0.6Pa程度にまで減圧後、上ヒータ21及び下ヒータ22をオンにして基板5の加熱を開始する。
基板5もしくは処理空間20内の温度は図示しない温度測定手段によってモニタされ、その温度が所望の温度になったら、シャワーヘッド10にガスを導入し、ガス吹出孔31からガスを吹き出させる。ここで用いられるガスは、基板5に対して不活性なガスであり、例えば窒素ガスなどである。
上記減圧後のガス置換により、大気圧あるいは大気圧より若干高いガス圧力下で基板5は加熱される。ガス導入孔15から導入されたガスは前述したように上流室13に充満するが、このとき上流室13に設けられた内部ヒータ18により、上流室13内のガスは加熱される。そして、この加熱されたガスが分散板17の貫通孔32を通って下流室14に流入し、さらにガス吹出孔31からシャワーヘッド10の下方に吹き出す。このガスは、基板5に対して吹き付けられ基板5を加熱する。
加熱されたガスを基板5に対して吹き付けることで、上ヒータ21及び下ヒータ22によりすでに加熱を受けている基板5の温度を低下させず、効率的に均一な加熱処理を行える。上ヒータ21及び下ヒータ22による加熱だけでは、基板5を比較的短時間で所望の温度にまで昇温させることはできるが、特に基板5のサイズが大きい場合には面方向で加熱ムラが生じやすくなる。しかし、本実施形態では、上ヒータ21及び下ヒータ22による加熱に加えて、基板5の面方向に広がるシャワープレート12から加熱されたガスを基板5に吹き付けるため、基板5の面方向の加熱ムラを抑えて均等に加熱処理することができる。
さらに、前述したように、ガスがシャワーヘッド10内に入ったときに、すぐに出て行かないようにし、面方向に拡散させてシャワーヘッド10内である程度充満させることで面方向に偏らずに均等にガスを吹き出させることができる。このため、基板5の面方向の加熱ムラをよりいっそう抑えた均等加熱が可能となる。
また、図1に示すように、処理空間20の上下に、処理空間20の周囲を囲むカバー23、24が設けられていることで、シャワーヘッド10から吹き出したガスを処理空間20内に充満させることができる。これにより、排気口26の位置の影響をそれほど受けずに、基板5の面方向に加熱ガスを均一に分布存在させることができ、このことも基板5の均等加熱に寄与する。
なお、加熱されたガスを基板5に対して吹き付けるにあたっては、シャワーヘッド10の内部にヒータ18を設けずに、シャワーヘッド10の外部で加熱されたガスをシャワーヘッド10内に導入してもよい。ただし、シャワーヘッド10内でガスを加熱した方が、基板5に届いたときのガスの温度低下をより抑制でき効率的な加熱処理を行える。また、内部ヒータ18は、貫通孔32及びガス吹出孔31よりも上流に設けられているため、多数の小孔でガスが分散される前にガスを加熱することができ、ガスの面方向の温度分布の均一化も図れる。
上ヒータ21、下ヒータ22およびガスの吹き付けにより、基板5は、例えば、100〜1000℃の温度で数分から数十時間、加熱処理される。
なお、上ヒータ21と下ヒータ22はどちらか一方のみであってもよい。ただし、加熱初期に基板5を所望の温度にまで短時間で昇温させ、全体の処理時間の短縮化を図る観点からは、上ヒータ21及び下ヒータ22を両方設けた方が望ましい。
また、上ヒータ21の上にシャワーヘッド10を設けていることで、上ヒータ21の輻射熱がシャワーヘッド10で遮られることがなく、さらに、シャワーヘッド10から吹き出したガスが上ヒータ21における複数本のシースヒータ間もしくはランプヒータ間を通り抜けることでそのとき加熱され、基板5に届くときの温度を低下しにくくできる。
基板5の加熱処理後、上ヒータ21及び下ヒータ22をオフにし、且つシャワーヘッド10からの加熱ガスの供給を停止して、基板5の温度を下げていく(常温に戻す)。このとき、基板5の温度を早く常温にまで下げたい場合には、シャワーヘッド10から、加熱されていないガスを基板5に吹き付けるのが有効である。すなわち、内部ヒータ18をオフにした状態でガスをシャワーヘッド10内に導入し、ガス吹出孔31から吹き出させて基板5に吹き付ける。
このときも、前述した加熱時と同様、ガスは基板5の面方向にムラなく均等に吹き付けられ、これにより、基板5の面方向の温度差による割れ等の破損を防ぐことができる。
以上説明したように本発明の実施形態によれば、上ヒータ21及び下ヒータ22によって迅速に基板5を所望の温度にまで上昇させた上で、シャワーヘッド10を使ったガス供給により、基板5の全面にムラなく均等にガスを吹き付けながら加熱や冷却をすることができる。これにより、基板面内に温度差ができにくくなり、処理品質を向上させ、また破損を防げる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
基板に対して吹き付けるガスは、基板(これに形成された膜等も含む)材料に対して反応や変質を生じさせない不活性なものであればよく、上記実施形態で挙げたものに限らない。また、基板の加熱時と冷却時とでガス種を変えてもよい。
5 基板
10 シャワーヘッド
12 シャワープレート
13 上流室
14 下流室
15 ガス導入孔
17 分散板
18 内部ヒータ
20 処理空間
21 上ヒータ
22 下ヒータ
26 排気口
31 ガス吹出孔
32 貫通孔
本発明の一態様によれば、大気に対して密閉可能な密閉容器と、前記密閉容器内に設けられ、基板を収容可能な処理空間と、前記密閉容器内で前記処理空間に対向して設けられたヒータと、前記基板に対して不活性であり前記基板を加熱または冷却するガスが導入されるガス導入孔と、前記基板に対向して設けられ前記ガス導入孔を介して内部に導入された前記ガスを前記基板に向けて吹き出させる複数のガス吹出孔とを有し、前記密閉容器内に設けられたシャワーヘッドと、を備え、前記シャワーヘッドの内部には、前記ガス導入孔側の上流室と前記ガス吹出孔側の下流室とを仕切る分散板が設けられ、前記分散板には前記上流室と前記下流室とを連通させる複数の貫通孔が形成されており、前記複数の貫通孔すべての開口の総面積よりも、前記複数のガス吹出孔すべての開口の総面積の方が大きく、前記ガスが導入された前記シャワーヘッドの内部では、前記上流室の方が前記下流室よりも圧力が高く、減圧された前記処理空間に対して、前記ガス吹出孔から前記ガスが吹き出し、前記処理空間内が前記ガスに置換されることを特徴とする熱処理装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基板が収容された処理空間内を減圧し、前記減圧後、前記処理空間に対向して設けられたヒータにより前記基板を加熱し、前記ヒータの加熱により前記基板もしくは前記処理空間内が所望の温度になったら、前記基板に対して不活性であり且つ加熱されたガスを、前記基板に対向して設けられたシャワーヘッドから前記基板に吹き付けて前記基板を加熱し、前記シャワーヘッドの内部における上流側と下流側との間が分散板により複数の空間に仕切られ、前記シャワーヘッド内に導入された前記ガスは前記複数の空間内で拡散されつつ下流側に進むにつれて徐々に圧力が低下することを特徴とする熱処理方法が提供される。

Claims (9)

  1. 大気に対して密閉可能な密閉容器と、
    前記密閉容器内に設けられ、基板を収容可能な処理空間と、
    前記密閉容器内で前記処理空間に対向して設けられたヒータと、
    前記基板に対して不活性であり前記基板を加熱または冷却するガスが導入されるガス導入孔と、前記基板に対向して設けられ前記ガス導入孔を介して内部に導入された前記ガスを前記基板に向けて吹き出させる複数のガス吹出孔とを有し、前記密閉容器内に設けられたシャワーヘッドと、
    を備え、
    前記シャワーヘッドの内部には、前記ガス導入孔側の上流室と前記ガス吹出孔側の下流室とを仕切る分散板が設けられ、前記分散板には前記上流室と前記下流室とを連通させる複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記貫通孔の前記分散板の面方向の位置は、前記ガス吹出孔の位置に対してずれていることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 前記複数の貫通孔すべての開口の総面積よりも、前記複数のガス吹出孔すべての開口の総面積の方が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の熱処理装置。
  4. 前記シャワーヘッド内に、内部ヒータが設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  5. 前記内部ヒータは、前記貫通孔及び前記ガス吹出孔よりも上流に設けられたことを特徴とする請求項4記載の熱処理装置。
  6. 前記ヒータは、前記処理空間を挟んで対向する一対のヒータを有することを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  7. 基板が収容された処理空間内を減圧し、
    前記減圧後、前記処理空間に対向して設けられたヒータにより前記基板を加熱し、
    前記ヒータの加熱により前記基板もしくは前記処理空間内が所望の温度になったら、前記基板に対して不活性であり且つ加熱されたガスを、前記基板に対向して設けられたシャワーヘッドから前記基板に吹き付けて前記基板を加熱することを特徴とする熱処理方法。
  8. 前記シャワーヘッドの内部における上流側と下流側との間が分散板により複数の空間に仕切られ、前記シャワーヘッド内に導入された前記ガスは前記複数の空間内で拡散されつつ下流側に進むにつれて徐々に圧力が低下されることを特徴とする請求項7記載の熱処理方法。
  9. 前記ヒータ及び前記ガスの吹き付けによる前記基板の加熱後、
    前記ヒータをオフにし、且つ加熱を受けていないガスを前記シャワーヘッドから前記基板に吹き付けて前記基板を冷却することを特徴とする請求項7または8に記載の熱処理方法。
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