JPWO2010007852A1 - レーザ加工装置及びその加工方法 - Google Patents

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Abstract

レーザ加工装置1は、加工用光を発する加工用光光源3と、観察用光を発する観察用光発光部4と、電子部品2で生じる複数波長の光を導光する光ファイバ19と、光ファイバ19により導光される光を検出する検出部5と、加工用光発光部3の発光状態を制御する制御部31とを備える。光ファイバ19は、4つのグループに分けられ、加工用光を導光する光ファイバ18を取り囲むように配置されている。この4つのグループに分けられた光ファイバ19は、グループ毎に観察用光を電子部品2へと導光可能に形成されている。

Description

本発明は、レーザ加工装置及びその加工方法に関する。
従来、このような分野の技術として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この文献に記載されたレーザ加工装置は、リードと基板のボンディングランドとの接合部に接合用光を発するレーザ光源と、判定用光を発するレーザ光源と、接合部の接合状態の良否を判定する判定装置と、リードの不良を認識するCCDカメラとを備えている。そして、接合部に接合用光を照射した後に接合部に判定用光を照射し、その反射光及び輻射光を判定装置に受光し接合状態の良否判定を行い、更にCCDカメラを介して不良のリードの認識を行うことで、実装信頼性の向上が図られている。
特開平5−335735号公報
しかしながら、従来のレーザ加工装置では、接合部周辺に配置された隣接物体を特定する手段、隣接物体の種類に応じて接合用光の照射パワーを制御する手段等を設けていないので、隣接物体を誤って加工してしまう恐れがあり、加工精度の向上を図り難いという問題があった。
本発明は、加工精度の向上を図ることができるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザ加工装置は、加工対象物を加工用光で走査し加工するレーザ加工装置において、加工用光を発する第1の発光部と、第1の発光部から発せられる加工用光を加工対象物へと導光する第1の導光体と、加工対象物を観察するための観察用光を発する第2の発光部と、第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光する複数の第2の導光体と、加工対象物で生じる複数波長の光を導光する第3の導光体と、第3の導光体により導光される複数波長の光を検出する検出部と、検出部により検出された結果に基づき、第1の発光部の発光状態を制御する制御部と、を備え、第2の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光することを特徴とする。
本発明に係るレーザ加工装置によれば、第2の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光するので、各グループから出射される観察用光の照射タイミングをずらすことによって、グループ毎に出射される観察用光により照射された物体をそれぞれ特定することができる。しかも、その特定した物体の位置はグループの配置位置に対応しているので、グループの配置位置に基づいて特定した物体の位置を容易に把握することができる。従って、特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することにより、特定した物体を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
本発明に係るレーザ加工装置において、第2の導光体は、4つのグループに分けられ、第1の導光体の出射端において、4つのグループに分けられた第2の導光体は、第1の導光体を取り囲むように、第1の導光体から出射される加工用光の走査方向に対し前後左右に配置されていること好適である。この場合には、加工領域の前後左右の位置に配置された物体をそれぞれ特定することができる。
本発明に係るレーザ加工装置において、4つのグループに分けられた第2の導光体は、第2の発光部から発せられる観察用光を順番に加工対象物へと導光することが好適である。この場合には、加工領域の前後左右の位置に配置された物体を容易に特定することができる。
本発明に係るレーザ加工装置は、加工対象物を加工用光で走査し加工するレーザ加工装置において、加工用光を発する第1の発光部と、第1の発光部から発せられる加工用光を加工対象物へと導光する第1の導光体と、加工対象物を観察するための観察用光を発する第2の発光部と、第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光する第2の導光体と、加工対象物で生じる複数波長の光を導光する複数の第3の導光体と、第3の導光体により導光される複数波長の光を検出する検出部と、検出部により検出された結果に基づき、第1の発光部の発光状態を制御する制御部と、を備え、第3の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に加工対象物で生じる複数波長の光を導光することを特徴とする。
本発明に係るレーザ加工装置によれば、第3の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に加工対象物で生じる複数波長の光を導光するので、各グループの導光タイミングをずらすことによって、各グループの第3の導光体に対応する物体をそれぞれ特定することができる。しかも、その特定した物体の位置はグループの配置位置に対応しているので、グループの配置位置に基づいて特定した物体の位置を容易に把握することができる。従って、特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することにより、特定した物体を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
本発明に係るレーザ加工装置において、第3の導光体は、4つのグループに分けられ、第1の導光体の出射端において、4つのグループに分けられた第3の導光体は、第1の導光体を取り囲むように、第1の導光体から出射される加工用光の走査方向に対し前後左右に配置されていることが好適である。この場合には、加工領域の前後左右の位置に配置された物体をそれぞれ特定することができる。
本発明に係るレーザ加工装置において、4つのグループに分けられた第3の導光体は、加工対象物で生じる複数波長の光を順番に導光することが好適である。この場合には、加工領域の前後左右の位置に配置された物体を容易に特定することができる。
本発明に係るレーザ加工装置において、検出部は、第3の導光体のグループ毎に対応する検出素子を含むことが好適である。この場合には、光の検出精度を高めることができる。
本発明に係るレーザ加工装置において、検出部は、1つの検出素子と、第3の導光体により導光される光を検出素子に入射させるための光路変更手段と、を含むことが好適である。この場合には、検出部の構成を簡単化することができ、装置全体コストの低減を図ることが可能となる。
本発明に係るレーザ加工方法は、上述のレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、第2の導光体の各グループを用いて、グループ毎に観察用光を加工対象物に照射する第1ステップと、加工対象物で生じる複数波長の光を検出し、検出した光の特性により照射対象を特定する第2ステップと、照射対象の特定結果に基づき、加工用光を制御して加工対象物を加工する第3ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明に係るレーザ加工方法によれば、第2の導光体の各グループを用いて、グループ毎に観察用光を加工対象物に照射することによって、加工領域周辺に配置される物体の種類及び位置を容易に特定することができる。そして、その特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することにより、特定した物体を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
本発明に係るレーザ加工方法において、第1ステップにおいて、加工用光の走査方向の前方に配置された第2の導光体のグループのみを用いて、加工対象物に観察用光を照射することが好適である。この場合には、加工用光の走査方向の前方に配置される物体だけを特定するので、加工速度の高速化を図ることができる。
本発明に係るレーザ加工方法は、上述のレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、加工対象物に観察用光を照射する第1ステップと、第3の導光体の各グループを用いて、加工対象物で生じる複数波長の光をグループ毎に検出し、検出した光の特性により照射対象を特定する第2ステップと、照射対象の特定結果に基づき、加工用光を制御して加工対象物を加工する第3ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明に係るレーザ加工方法によれば、第3の導光体の各グループを用いて、加工対象物で生じる複数波長の光をグループ毎に検出することによって、加工領域周辺に配置される物体の種類及び位置を容易に特定することができる。そして、その特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することにより、特定した物体を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
本発明に係るレーザ加工方法において、第2ステップにおいて、加工用光の走査方向の前方に配置された第3の導光体のグループのみを用いて、加工対象物で生じる複数波長の光を検出することが好適である。この場合には、加工用光の走査方向の前方に配置される物体だけを特定するので、加工速度の高速化を図ることができる。
本発明によれば、加工精度の向上を図ることができるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供する。
図1は第1実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す概略図である。 図2(a)はバンドルファイバを示す断面図であり、図2(b)は光ファイバのグループ分けを説明するための図である。 図3は光ファイバの各グループから出射される観察用光の照射タイミングを示す図である。 図4は第1実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。 図5は第1実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。 図6は第2実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す概略図である。 図7は第2実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。 図8は第2実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。 図9は第2実施形態に係るレーザ加工装置の変形例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照し本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す概略図である。レーザ加工装置1は、電子部品加工に用いられる装置であって、電子部品(加工対象物)2を加工するための加工用光を発する加工用光光源(第1の発光部)3と、電子部品2を観察するための観察用光を発する観察用光発光部(第2の発光部)4と、電子部品2で生じる複数波長の光を検出する検出部5と、加工用光発光部3の発光状態を制御する制御部31とを備えている。
加工用光光源3は、特定波長408nmのレーザ光を出力する半導体レーザ素子を含んで構成されている。この加工用光光源3から発する加工用光は、加工用光光源3に光学的に接続される光ファイバ(第1の導光体)6によって電子部品2に導光される。
観察用光発光部4は、電子部品2を観察する為の観察用光を発するものであって、中心波長が異なる2種類の光源を有し、波長445nmのレーザ光を出力する4つの第1観察用光光源7と、波長660nmのレーザ光を出力する4つの第2観察用光光源8とを含んで構成されている。4つの第1観察用光光源7は、4本の光ファイバ(第2の導光体)9に光学的に接続されている。また、4つの第2観察用光光源8は、4本の光ファイバ(第2の導光体)10に光学的に接続されている。
そして、これらの光ファイバ9,10は、更に合波ユニット11に接続されている。この合波ユニット11は、光ファイバ9により導光されてきた波長445nmの光と、光ファイバ10により導光されてきた波長660nmの光とを1対1で合波し、合波した光を4本の光ファイバ(第2の導光体)12を介して電子部品2に出力する。
検出部5は、波長によって受光感度の異なる第1の検出素子13と第2の検出素子14とを備えている。第1の検出素子13は波長445nmの光に対して高い受光感度をもち、第2の検出素子14は波長660nmの光に対して高い受光感度をもっている。第1の検出素子13及び第2の検出素子14は、それぞれ光ファイバ(第3の導光体)15,16と光学的に接続され、光ファイバ15,16により導光されてきた異なる波長の光強度を検出し、検出した結果を制御部31に出力している。なお、検出部5は、それぞれ異なる中心波長の光を透過または反射させる光フィルタと、これら光フィルタを透過しまたはこれら光フィルタにより反射された異なる中心波長の光の強度をそれぞれ検出する複数の検出素子を備えていてもよい。あるいは、検出部5は、第3の導光体からこの検出素子への光路を波長に応じて分離したり切り替える光路変更手段と、それぞれの光路を進む光に対応した検出素子を備えていてもよい。
制御部31は、第1の検出素子13と第2の検出素子14により検出された結果に基づき、加工用光光源3の発光状態を制御している。また、制御部31では、第1の検出素子13と第2の検出素子14により検出された波長445nmの光強度と波長660nmの光強度との比率を算出し、算出した値と判定閾値との比較を行うことによって、電子部品2上の物体を特定している。
光ファイバ6の出射端において、光ファイバ6と光ファイバ12とは束ねられ、バンドルファイバ17を構成している。このように光ファイバ6,12を束ねることにより、レーザ加工装置1を小型化することができると共に、装置の操作を容易に行うことができる。また、該バンドルファイバの先端に集光レンズ(図示せず)を設置するのも好適である。加工対象物との作動距離を大きく取ることができ、装置の操作を容易に行うことができる。
図2(a)はバンドルファイバを示す断面図であり、(b)は光ファイバのグループ分けを説明するための図である。図2(a)に示すように、バンドルファイバ17は断面六角形状に形成され、その中央には、7本の光ファイバ(第1の導光体)18が設けられ、光ファイバ18の周囲には、30本の光ファイバ(第2の導光体)19が配列されている。この7本の光ファイバ18は加工用光を導光するための光ファイバ6を構成し、30本の光ファイバ19は観察用光を導光するための光ファイバ12を構成している。
図2(b)に示すように、30本の光ファイバ19は、4本の光ファイバ12に対応し4つのグループに分けられている。第1グループは8本の光ファイバ19から構成され、第2グループは7本の光ファイバ19から構成され、第3グループは8本の光ファイバ19から構成され、第4グループは7本の光ファイバ19から構成されている。
そして、4つのグループに分けられた光ファイバ19は、グループ毎に観察用光を電子部品2へと導光可能に形成されている。例えば、この4つのグループに分けられた光ファイバ19は、制御部31の制御信号を受け、第1、第2、第3、第4グループの順番で観察用光を導光する。図3は、光ファイバの各グループから出射される観察用光の照射タイミングを示す図である。図3において、白抜き丸印で表されたのは光ファイバ19から出射される観察用光を照射する状態であり、黒塗り丸印で表されたのは観察用光を照射しない状態である。
また、図3において、矢印Fは加工用光の走査方向を示している。従って、第1、第2、第3、第4グループの光ファイバ19は、走査方向Fに対しそれぞれ前方、後方、左側、右側に配置されることになる。図3(a)に示すように、光ファイバ18によって導光されてきた加工用光で電子部品2を走査し加工しながら、第1グループの光ファイバ19から出射される観察用光のみを所定時間に電子部品2に照射させる。次に、第1グループの光ファイバ19から出射される観察用光の照射を止めて、第2グループの光ファイバ19から出射される観察用光のみを所定時間に電子部品2に照射させる(図3(b)参照)。
続いて、第2グループの光ファイバ19から出射される観察用光の照射を止めて、第3グループの光ファイバ19から出射される観察用光のみを所定時間に電子部品2に照射させる(図3(c)参照)。次に、第3グループの光ファイバ19から出射される観察用光の照射を止めて、第4グループの光ファイバ19から出射される観察用光のみを所定時間に電子部品2に照射させる(図3(d)参照)。そして、このような操作は加工終了まで繰り返し行われる。
以上のように構成されたレーザ加工装置では、光ファイバ19は、4つのグループに分けられ、且つグループ毎に観察用光発光部4から発せられる観察用光を電子部品2へと導光するので、各グループから出射される観察用光を順番に導光させ電子部品2に照射することによって、グループ毎に出射される観察用光により照射された電子部品2上の物体(例えば金メッキが施された端子、錫メッキが施された端子、ガラスエポキシ基板)をそれぞれ特定することができる。
しかも、その特定した物体の位置は光ファイバ19のグループの配置位置に対応しているので、グループの配置位置に基づいて特定した物体の位置を容易に把握することができる。従って、特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することが可能となる。例えば、加工用光を走査して金メッキが施された端子同士を半田(主成分:錫)で接合する場合、半田と金メッキ端子の境界を特定し、照射パワーを高めるということも可能である。このようにすれば、電子部品2を過剰に加熱することを防止することができ、加工精度や品質の向上を図ることが可能となる。
次に、図4を参照して第1実施形態に係るレーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法を説明する。図4は、第1実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。この図4における制御処理は、制御部31によって所定の周期で繰り返し実行される。
初めに、グループ数iを1とし(S11)、第i(i=1)グループの光ファイバ19から出射される観察用光が電子部品2に照射される(S12)。次に、観察用光の照射によって電子部品2で生じた光の検出が行われる(S13)。このとき、光ファイバ15,16と検出素子13,14を介し、電子部品2で生じた複数波長の光を検出し、検出した光の特性により加工領域に隣接した隣接対象物が特定される。
続いて、元のグループ数iに1をプラスして、それをグループ数iとし(S14)、そのグループ数iと基準値nとの比較が実施される(S15)。グループ数iが基準値nより小さい場合に、処理がS12に戻る。一方、グループ数iが基準値nより大きい場合に、隣接対象物が照射対象であるか否かの判断が実施される(S16)。
上述したレーザ加工装置1では、光ファイバ19は4つのグループに分けられているので、基準値nを4とすれば、第1、第2、第3及び第4グループの光ファイバ19から出射される観察用光の照射が順番に行われる。
S16の処理で隣接対象物が照射対象でないと判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの低減が実施される(S17)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを低減する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを弱める。
一方、隣接対象物が照射対象であると判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの増強が実施される(S18)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを増強する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを強める。これによって、電子部品2の加工が行われる。そして、S17、S18の処理を終えたら、次のポイントへ移動してこの処理を繰り返した後、一連の制御を終了する。
このようなレーザ加工方法によれば、光ファイバ19の各グループを用いて、グループ毎に観察用光を電子部品2に照射することによって、加工領域の隣接対象物を容易に特定することができる。そして、その隣接対象物が照射対象であるか否かを判断し、判断の結果に応じて加工用光の照射パワーを増強したり、低減したりすることにより、隣接対象物を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
以下、図5を参照してレーザ加工装置1を用いた別の加工方法を説明する。図5は第1実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。この図5における制御処理の特徴は、加工用光の走査方向の前方に配置された光ファイバ19のグループのみを用いて観察用光を照射することである。この制御処理は、制御部31によって所定の周期で繰り返し実行される。
初めに、グループ数iを1とし(S21)、第i(i=1)グループの位置が加工用光の走査方向の前方であるか否かの判断が行われる(S22)。そして、グループの位置が走査方向の前方でないと判断された場合に、そのグループの光ファイバ19から出射される観察用光の照射を行わずに、処理はS25に進む。一方、グループの位置が走査方向の前方であると判断された場合に、そのグループの光ファイバ19から出射される観察用光による照射が行われる(S23)。
次に、観察用光の照射によって電子部品2で生じた光の検出が行われる(S24)。このとき、光ファイバ15,16と検出素子13,14を介し、電子部品2で生じた複数波長の光を検出し、検出した光の特性により隣接対象物が特定される。
続いて、元のグループ数iに1をプラスして、それをグループ数iとし(S25)、そのグループ数iと基準値nとの比較が実施される(S26)。グループ数iが基準値nより小さい場合に、処理がS22に戻る。一方、グループ数iが基準値nより大きい場合に、隣接対象物が照射対象であるか否かの判断が実施される(S27)。
S27の処理で隣接対象物が照射対象でないと判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの低減が実施される(S28)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを低減する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを弱める。
一方、隣接対象物が照射対象であると判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの増強が実施される(S29)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを増強する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを強める。これによって、電子部品2の加工が行われる。そして、S28、S29の処理を終えたら、一連の制御を終了する。このようなレーザ加工方法によれば、加工用光の走査方向の前方の隣接対象物のみを特定するので、加工速度の高速化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るレーザ加工装置20について説明する。図6は第2実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す概略図である。第2実施形態に係るレーザ加工装置20と第1実施形態との相違点は、電子部品2で生じる光を導光する光ファイバ(第3の導光体)24が4つのグループに分けられることである。その他の構成は、上述したレーザ加工装置1と同等であるため、同一符号を付して重複説明を省略する。
図6に示すように、検出部21は、4つの検出素子23を備えている。検出素子23は、波長445nm及び波長660nmを含む複数波長の光を検出するものである。この4つの検出素子23は、4本の光ファイバ24に光学的に接続されている。また、レーザ加工装置20は、1つの観察用光光源(第2の発光部)22を備えている。この観察用光光源22は、白色光を発するハロゲンランプから構成されている。観察用光光源22から発せられる観察用光は、光ファイバ(第2の導光体)25を介して電子部品2に照射される。
光ファイバ6の出射端において、光ファイバ6と光ファイバ24とは束ねられ、バンドルファイバ30を構成している。バンドルファイバ30は第1実施形態に係るバンドルファイバ17と同様な構成を有する。すなわち、電子部品2で生じる光を導光する光ファイバ24は、4つのグループに分けられ、加工用光を導光する光ファイバ6を取り囲むように加工用光の走査方向に対し前後左右に配置されている。また、該バンドルファイバの先端に集光レンズ(図示せず)を設置するのも好適である。加工対象物との作動距離を大きく取ることができ、装置の操作を容易に行うことができる。
この4つのグループに分けられた光ファイバ24は、電子部品2で生じる複数波長の光を順番に導光可能に形成されている。例えば、4つのグループに分けられた光ファイバ24と検出素子23との間には、グループ毎に対応する開閉可能なマスクが設けられ、そのマスクの開閉によって、光ファイバ24により導光された光が順次検出素子23に入射されたり、または遮蔽される。
このように構成されたレーザ加工装置20では、光ファイバ24、4つのグループに分けられ、且つグループ毎に電子部品2で生じる複数波長の光を導光するので、各グループの導光タイミングをずらすことによって、各グループの光ファイバ24に対応する物体(例えば金メッキが施された端子、錫メッキが施された端子、ガラスエポキシ基板)をそれぞれ特定することができる。
しかも、その特定した物体の位置は光ファイバ24のグループの配置位置に対応しているので、グループの配置位置に基づいて特定した物体の位置を容易に把握することができる。従って、特定した物体の種類に応じて加工用光の照射パワーを制御し、又は特定した物体の位置に応じて加工用光の照射時間を調整することが可能となる。例えば、加工用光を走査して金メッキが施された端子同士を半田(主成分:錫)で接合する場合に、半田と金メッキ端子の境界を特定し、照射パワーを高めるということも可能である。このようにすれば、電子部品2を過剰加熱することを防止することができ、加工精度や品質の向上を図ることが可能となる。
以下、図7を参照して第2実施形態に係るレーザ加工装置20を用いたレーザ加工方法を説明する。図7は、第2実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。この図7における制御処理は、制御部31によって所定の周期で繰り返し実行される。
初めに、グループ数iを1とし(S31)、光ファイバ25から出射される観察用光が電子部品2に照射される(S32)。次に、観察用光の照射によって電子部品2で生じた光の検出が行われる(S33)。このとき、第i(i=1)グループの光ファイバ24と検出素子23を介し、電子部品2で生じた複数波長の光を検出し、検出した光の特性により加工領域に隣接した隣接対象物が特定される。
続いて、元のグループ数iに1をプラスして、それをグループ数iとし(S34)、そのグループ数iと基準値nとの比較が実施される(S35)。グループ数iが基準値nより小さい場合に、処理がS32に戻る。一方、グループ数iが基準値nより大きい場合に、隣接対象物が照射対象であるか否かの判断が実施される(S36)。
レーザ加工装置20では、光ファイバ24は4つのグループに分けられているので、例えば基準値nを4とすれば、第1、第2、第3及び第4グループの光ファイバ24を介する光の検出が順番に行われる。
S36の処理で隣接対象物が照射対象でないと判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの低減が実施される(S37)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを低減する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを弱める。
一方、隣接対象物が照射対象であると判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの増強が実施される(S38)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを増強する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを強める。これによって、電子部品2の加工が行われる。そして、S37、S38の処理を終えたら、次のポイントへ移動してこの処理を繰り返した後、一連の制御を終了する。
このようなレーザ加工方法によれば、光ファイバ24の各グループを介して、電子部品2で生じる光をグループ毎に検出することによって、加工領域の隣接対象物を容易に特定することができる。そして、その隣接対象物が照射対象であるか否かを判断し、判断の結果に応じて加工用光の照射パワーを増強したり、低減したりすることにより、隣接対象物を誤って加工することを確実に防止することができる。その結果、加工精度の向上を図ることが可能となる。
以下、図8を参照してレーザ加工装置20を用いた別の加工方法を説明する。図8は第2実施形態に係るレーザ加工装置の制御処理を示すフローチャートである。この図8における制御処理の特徴は、加工用光の走査方向の前方に配置された光ファイバ24のグループのみを介して、電子部品2で生じる光を検出することである。この制御処理は、制御部31によって所定の周期で繰り返し実行される。
初めに、グループ数iを1とし(S41)、光ファイバ25から出射される観察用光が電子部品2に照射される(S42)。次に、第i(i=1)グループの位置が加工用光の走査方向の前方であるか否かの判断が行われる(S43)。そして、第iグループの位置が走査方向の前方でないと判断された場合に、そのグループの光ファイバ24を介する光の検出を行わずに、処理はS45に進む。一方、第iグループの位置が走査方向の前方であると判断された場合に、そのグループの光ファイバ24を介して電子部品2で生じた光の検出が行われる(S44)。そして、検出した光の特性に基づいて、隣接対象物が特定される。
続いて、元のグループ数iに1をプラスして、それをグループ数iとし(S45)、そのグループ数iと基準値nとの比較が実施される(S46)。グループ数iが基準値nより小さい場合に、処理がS43に戻る。一方、グループ数iが基準値nより大きい場合に、隣接対象物が照射対象であるか否かの判断が実施される(S47)。
S47の処理で隣接対象物が照射対象でないと判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの低減が実施される(S48)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを低減する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを弱める。
一方、隣接対象物が照射対象であると判断された場合に、次のポイントに移動する途中で加工用光の照射パワーの増強が実施される(S49)。このとき、制御部31が加工用光光源3に照射パワーを増強する制御信号を送信し、加工用光光源3は、その制御信号を受信し、発生する加工用光のパワーを強める。これによって、電子部品2の加工が行われる。そして、S48、S49の処理を終えたら、一連の制御を終了する。このようなレーザ加工方法によれば、加工用光の走査方向の前方の隣接対象物のみを特定するので、加工速度の高速化を図ることができる。
(変形例)
次に、第2実施形態に係るレーザ加工装置20の変形例について説明する。図9は第2実施形態に係るレーザ加工装置の変形例を示す概略図である。図9に示す変形例では、レーザ加工装置26の検出部27は、1つの検出素子28と、光ファイバ24により導光された光を検出素子28に入射させるように、光路を切り替えるミラー(光路変更手段)29とを含んで構成されている。ミラー29は、回転自由に設けられ、4つのグループの光ファイバ24により導光されてき光を順番に検出素子28に入射させる。検出素子28は、波長445nm及び波長660nmを含む複数波長の光を検出可能なものである。
このような構成を有するレーザ加工装置26は、第2実施形態に係るレーザ加工装置20と同様な効果が得られるほか、検出部27の構成を簡単化することができ、装置全体のコスト低減を図ることが可能となる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、加工用光と観察用光の波長は同じでも良い。また、上記の実施形態では、電子部品加工に用いられたレーザ加工装置及び加工方法について説明したが、電子部品の加工に限らず、本発明に係るレーザ加工装置及びレーザ加工方法は歯科治療などにも適用される。
1,20,26 レーザ加工装置
2 電子部品(加工対象物)
3 加工用光光源(第1の発光部)
4 観察用光発光部(第2の発光部)
5,21,27 検出部
6,18 光ファイバ(第1の導光体)
9,10,12,19,25 光ファイバ(第2の導光体)
15,16,24 光ファイバ(第3の導光体)
22 観察用光光源(第2の発光部)
29 ミラー(光路変更手段)
31 制御部。

Claims (12)

  1. 加工対象物を加工用光で走査し加工するレーザ加工装置において、
    加工用光を発する第1の発光部と、
    前記第1の発光部から発せられる加工用光を加工対象物へと導光する第1の導光体と、
    加工対象物を観察するための観察用光を発する第2の発光部と、
    前記第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光する複数の第2の導光体と、
    加工対象物で生じる複数波長の光を導光する第3の導光体と、
    前記第3の導光体により導光される複数波長の光を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された結果に基づき、前記第1の発光部の発光状態を制御する制御部と、を備え、
    前記第2の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に前記第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記第2の導光体は、4つのグループに分けられ、
    前記第1の導光体の出射端において、4つのグループに分けられた前記第2の導光体は、前記第1の導光体を取り囲むように、前記第1の導光体から出射される加工用光の走査方向に対し前後左右に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 4つのグループに分けられた前記第2の導光体は、前記第2の発光部から発せられる観察用光を順番に加工対象物へと導光することを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 加工対象物を加工用光で走査し加工するレーザ加工装置において、
    加工用光を発する第1の発光部と、
    前記第1の発光部から発せられる加工用光を加工対象物へと導光する第1の導光体と、
    加工対象物を観察するための観察用光を発する第2の発光部と、
    前記第2の発光部から発せられる観察用光を加工対象物へと導光する第2の導光体と、
    加工対象物で生じる複数波長の光を導光する複数の第3の導光体と、
    前記第3の導光体により導光される複数波長の光を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された結果に基づき、前記第1の発光部の発光状態を制御する制御部と、を備え、
    前記第3の導光体は、少なくとも2つのグループに分けられ、且つグループ毎に加工対象物で生じる複数波長の光を導光することを特徴とするレーザ加工装置。
  5. 前記第3の導光体は、4つのグループに分けられ、
    前記第1の導光体の出射端において、4つのグループに分けられた前記第3の導光体は、前記第1の導光体を取り囲むように、前記第1の導光体から出射される加工用光の走査方向に対し前後左右に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。
  6. 4つのグループに分けられた前記第3の導光体は、加工対象物で生じる複数波長の光を順番に導光することを特徴とする請求項5に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記検出部は、前記第3の導光体のグループ毎に対応する検出素子を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記検出部は、1つの検出素子と、前記第3の導光体により導光される光を前記検出素子に入射させるための光路変更手段と、を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  9. 請求項1に記載のレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、
    第2の導光体の各グループを用いて、グループ毎に観察用光を加工対象物に照射する第1ステップと、
    加工対象物で生じる複数波長の光を検出し、検出した光の特性により照射対象を特定する第2ステップと、
    照射対象の特定結果に基づき、加工用光を制御して加工対象物を加工する第3ステップと、
    を備えることを特徴とするレーザ加工方法。
  10. 前記第1ステップにおいて、加工用光の走査方向の前方に配置された第2の導光体のグループのみを用いて、加工対象物に観察用光を照射することを特徴とする請求項9に記載のレーザ加工方法。
  11. 請求項4に記載のレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、
    加工対象物に観察用光を照射する第1ステップと、
    第3の導光体の各グループを用いて、加工対象物で生じる複数波長の光をグループ毎に検出し、検出した光の特性により照射対象を特定する第2ステップと、
    照射対象の特定結果に基づき、加工用光を制御して加工対象物を加工する第3ステップと、
    を備えることを特徴とするレーザ加工方法。
  12. 前記第2ステップにおいて、加工用光の走査方向の前方に配置された第3の導光体のグループのみを用いて、加工対象物で生じる複数波長の光を検出することを特徴とする請求項11に記載のレーザ加工方法。
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