JPWO2009157273A1 - 撮像光学系及び撮像用レンズの製造方法 - Google Patents

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Abstract

ガラス基板の反り曲がりを抑制することができる撮像光学系及び撮像用レンズの製造方法を提供する。本発明の撮像光学系は、ガラス基板上に硬化性樹脂製のレンズ部を形成した撮像用レンズを有する撮像光学系であって、前記撮像用レンズを少なくとも1群以上有し、前記ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートがそれぞれ形成されていることを特徴とする。

Description

本発明は、撮像光学系及び撮像用レンズの製造方法に関する。
従来、光学レンズの製造分野においては、ウエハ状のガラス基板に対し硬化性樹脂製のレンズ部を複数設け(所謂「ウエハレンズ」を作製し)、そのウエハ状のガラス基板をレンズ部ごとに切断・断片化してその1つ1つを撮像用レンズとして使用しようという試みがなされている。近年では、これを応用した技術として、撮像用レンズのガラス基板に対しIR(Infrared Rays,赤外線)カットコートを形成した例が開示されており(特許文献1参照)、ガラス基板の表裏両面のうち少なくとも一方の面にIRカットコートが形成される旨の記載がされている。
米国特許出願公開2007/0024958号公報
しかしながら、特許文献1の手法に拠れば、少なくとも一方の面にIRカットコートを形成されるとの記載より両面にIRカットコートを形成することが示唆されるが、本発明が課題としている基板の反りに関する言及はなく、意図的にその対処に関しても言及していないことより、膜の応力によってガラス基板が反り曲がってしまう可能性がある。
したがって、本発明の解決課題は、ガラス基板の反り曲がりを抑制することができる撮像光学系及び撮像用レンズの製造方法を提供することである。
本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
1.ガラス基板上に硬化性樹脂製のレンズ部を形成した撮像用レンズを有する撮像光学系であって、
前記撮像用レンズを少なくとも1群以上有し、
前記ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートがそれぞれ形成されていることを特徴とする撮像光学系。
2.前記1に記載の撮像光学系において、
前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚r1と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚r2との総膜厚比率rが、式(1)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
0.9≦r(=r1/r2)≦1.1 … (1)
3.前記1又は2に記載の撮像光学系において、
前記IRカットコートが、低屈折率材料から構成された低屈折率層Aと、高屈折率材料から構成された高屈折率層Bとを交互に複数積層した交互多層膜であり、
前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの低屈折率層A1の総膜厚r(A1)と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの低屈折率層A2の総膜厚r(A2)との総膜厚比率r(A)が、式(2)の条件を満たし、かつ、前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの高屈折率層B1の総膜厚r(B1)と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの高屈折率層B2の総膜厚r(B2)との総膜厚比率r(B)が、式(3)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
0.9≦r(A)(=r(A1)/r(A2))≦1.1 … (2)
0.9≦r(B)(=r(B1)/r(B2))≦1.1 … (3)
4.前記1〜3のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
前記撮像用レンズのガラス基板上には、前記レンズ部の周辺に設けられる硬化性樹脂製の周辺部が形成され、前記ガラス基板の一方の面に形成された前記周辺部の厚さをt1と、前記ガラス基板の一方の面に形成された前記周辺部の厚さをt2とし、
前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚をr1と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚をr2としたとき、
式(4)又は式(5)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
t1>t2,r1<r2 … (4)
t1<t2,r1>r2 … (5)
5.前記1〜4のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
前記撮像用レンズを2群以上有し、
前記撮像用レンズのうち、ガラス基板に対し前記IRカットコートが形成されていない前記撮像用レンズが像面側に配置されることを特徴とする撮像光学系。
6.前記1〜5のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
前記硬化性樹脂が光硬化性樹脂であり、
前記IRカットコートが、波長365nmの光に対し50%以上の透過率を有することを特徴とする撮像光学系。
7.前記6に記載の撮像光学系において、
前記光硬化性樹脂がアクリル樹脂又はエポキシ樹脂であることを特徴とする撮像光学系。
8.ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートを形成する工程と、
前記IRカットコート上にシランカップリング処理を実行する工程と、
前記シランカップリング処理後の前記IRカットコート上に複数の硬化性樹脂製のレンズ部を形成する工程と、
前記レンズ部ごとに前記ガラス基板を切断する工程と、
を備えることを特徴とする撮像用レンズの製造方法。
本発明の上記手段により、ガラス基板の反り曲がりを抑制することができる撮像光学系及び撮像用レンズの製造方法を提供することができる。
すなわち、本発明によれば、ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートが形成されるから、ガラス基板の一方の面へのIRカットコート成膜時のガラス基板の反りが、他方の面へのIRカットコート成膜時のガラス基板の反りで相殺され、ガラス基板の反り曲がりを抑制することができる。
本発明の好ましい実施形態に係る撮像ユニットの概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の好ましい実施形態に係る撮像用レンズの概略構成を示す断面図である。 本発明の好ましい実施形態に係る撮像ユニットの概略的な製造方法を説明するための図面である。 本発明の好ましい実施形態に係る撮像ユニットの概略的な製造方法を説明するための図面であって、図3の後続の図面である。 本発明の好ましい実施形態に係る撮像光学系の変形例を示す概略断面図である。 コート種タイプIの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。 コート種タイプIIの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。 コート種タイプIIIの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。 コート種タイプIVの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。 コート種タイプVの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。 コート種タイプVIの波長と透過率との概略的な関係を示す図面である。
本発明の撮像光学系は、ガラス基板上に硬化性樹脂製のレンズ部を形成した撮像用レンズを有する撮像光学系であって、前記撮像用レンズを少なくとも1群以上有し、前記ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートがそれぞれ形成されていることを特徴とする。この特徴は、請求項1から請求項8に係る発明に共通する技術的特徴である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳細な説明をする。
図1に示す通り、本発明の好ましい実施形態に係る撮像ユニット1は主に、レンズユニット2、センサデバイス4及びケーシング5で構成されており、レンズユニット2及びセンサデバイス4がケーシング5で覆われた構成を有している。
ケーシング5は円筒状の円筒部51と直方体状のベース部53とで構成されている。円筒部51とベース部53は一体に成形されており、円筒部51がベース部53上に立設されている。円筒部51の内部にはレンズユニット2が配置されている。円筒部51の天板部には円形状の光透過孔51aが形成されている。ベース部53の内部(底部)にはセンサデバイス4が配置されている。センサデバイス4としては例えばCCDやCMOSなどが使用される。
図1拡大図に示す通り、レンズユニット2は主には絞り21、撮像用レンズ23及びスペーサ25で構成されている。これら部材は、絞り21とスペーサ25との間に撮像用レンズ23が配置された状態で互いに重ね合わせられている。撮像用レンズ23の中央部は表裏両面においてそれぞれ凸状を呈しており、この部位が基本的には光学機能を発揮するようになっている。絞り21は撮像用レンズ23に入射する光の光量を調節する部材であり、その中央部には円形状の開口部21aが形成されている。スペーサ25はケーシング5の円筒部51におけるレンズユニット2の配置位置(高さ位置)を調整するための部材であり、その中央部にも円形状の開口部25a(図1上段参照)が形成されている。
図2に示す通り、撮像用レンズ23はガラス基板100を有している。ガラス基板100の表面102にはIRカットコート110が形成されており、ガラス基板100の裏面104にもIRカットコート120が形成されている。IRカットコート110,120は赤外線を遮光するための膜であり、波長365nmの光に対しては50%以上の透過率を有している。詳しくは、IRカットコート110,120は低屈折率材料から構成された低屈折率層A1,A2と、高屈折率材料から構成された高屈折率層B1,B2とを、交互に複数積層した交互多層膜である。IRカットコート110,120においては、好ましくは低屈折率層A1,A2がガラス基板100に対し直に接している。
低屈折率層A1,A2を構成する低屈折率材料としてはSiOなどが使用される。他方、高屈折率層B1,B2を構成する高屈折率材料としてはTiO,Ta,Nb,ZrOなどが使用される。IRカットコート110,120は低屈折率層A1,A2が互いに異なる材料で構成されていてもよいし、高屈折率層B1,B2も互いに異なる材料で構成されていてもよい。また、IRカットコート110,120は通常10〜40層程度で構成されるが、その層数は互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
撮像用レンズ23では、好ましくはガラス基板100の表面102に形成されたIRカットコート110の総膜厚r1と、ガラス基板100の裏面104に形成されたIRカットコート120の総膜厚r2との総膜厚比率rが、式(1)の条件を満たしている。
0.9≦r(=r1/r2)≦1.1 … (1)
さらに、撮像用レンズ23では、好ましくはガラス基板100の表面102に形成されたIRカットコート110の低屈折率層A1の総膜厚r(A1)と、ガラス基板の裏面104に形成されたIRカットコート120の低屈折率層A2の総膜厚r(A2)との総膜厚比率r(A)が、式(2)の条件を満たし、かつ、ガラス基板100の表面102に形成されたIRカットコート110の高屈折率層B1の総膜厚r(B1)と、ガラス基板100の裏面104に形成されたIRカットコート120の高屈折率層B2の総膜厚r(B2)との総膜厚比率r(B)が、式(3)の条件を満たしている。
0.9≦r(A)(=r(A1)/r(A2))≦1.1 … (2)
0.9≦r(B)(=r(B1)/r(B2))≦1.1 … (3)
また、図2に示す通り、IRカットコート110上には樹脂部130が形成されている。樹脂部130は硬化性樹脂130Aで構成されている。樹脂部130は凸状を呈したレンズ部132とその周辺を覆う周辺部134とを有しており、レンズ部132と周辺部134とが一体成形されている。これと同様に、IRカットコート120下にも樹脂部140が形成されている。樹脂部140は硬化性樹脂140Aで構成されている。樹脂部140は凸状を呈したレンズ部142とその周辺を覆う周辺部144とを有しており、レンズ部142と周辺部144とが一体成形されている。
撮像用レンズ23では、ガラス基板100の表面102側に形成された周辺部134の厚さをt1と、ガラス基板100の裏面104に形成された周辺部144の厚さをt2としたとき、IRカットコート110の総膜厚r1とIRカットコート120の総膜厚r2との関係において、式(4)又は式(5)の条件を満たしている。
t1>t2,r1<r2 … (4)
t1<t2,r1>r2 … (5)
なお、ガラス基板100の表面102と裏面104とのうち、いずれか一方の側に樹脂部130,140(レンズ部132,142)を設けてもよい。この場合には、レンズ部がガラス基板100の片側にのみ設けられ、レンズ部が設けられた側のIRカットコート(例えばIRカットコート110)よりもレンズ部が設けられない側のIRカットコート(例えばIRカットコート120)の厚みを厚くすることで、撮像用レンズ23全体の応力の偏りを抑制し、更に反りを抑制することが可能となる。
樹脂部130,140を構成する硬化性樹脂130A,140Aとしては光硬化性樹脂が使用可能であり、好ましくはアクリル樹脂やアリルエステル樹脂、エポキシ樹脂などが使用可能である。下記では使用可能な樹脂について説明する。
(1)アクリル樹脂
重合反応に用いられる(メタ)アクリレートは特に制限はなく、一般的な製造方法により製造された下記(メタ)アクリレートを使用することができる。エステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、エーテル(メタ)アクリレート、アルキル(メタ)アクリレート、アルキレン(メタ)アクリレート、芳香環を有する(メタ)アクリレート、脂環式構造を有する(メタ)アクリレートが挙げられる。これらを1種類又は2種類以上を用いることができる。
特に脂環式構造を持つ(メタ)アクリレートが好ましく、酸素原子や窒素原子を含む脂環構造であってもよい。例えば、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘプチル(メタ)アクリレート、ビシクロヘプチル(メタ)アクリレート、トリシクロデシル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレートや、イソボロニル(メタ)アクリレート、水添ビスフェノール類のジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。また特にアダマンタン骨格を持つと好ましい。例えば、2−アルキル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート(特開2002−193883号公報参照)、アダマンチルジ(メタ)アクリレート(特開昭57−500785)、アダマンチルジカルボン酸ジアリル(特開昭60―100537号公報参照)、パーフルオロアダマンチルアクリル酸エステル(特開2004−123687号公報参照)、新中村化学製 2-メチル-2-アダマンチルメタクリレート、1,3-アダマンタンジオールジアクリレート、1,3,5-アダマンタントリオールトリアクリレート、不飽和カルボン酸アダマンチルエステル(特開2000−119220号公報参照)、3,3’−ジアルコキシカルボニル-1,1’ビアダマンタン(特開2001−253835号公報参照)、1,1’−ビアダマンタン化合物(米国特許第3342880号明細書参照)、テトラアダマンタン(特開2006−169177号公報参照)、2−アルキル−2−ヒドロキシアダマンタン、2−アルキレンアダマンタン、1,3−アダマンタンジカルボン酸ジ−tert−ブチル等の芳香環を有しないアダマンタン骨格を有する硬化性樹脂(特開2001−322950号公報参照)、ビス(ヒドロキシフェニル)アダマンタン類やビス(グリシジルオキシフェニル)アダマンタン(特開平11−35522号公報、特開平10−130371号公報参照)等が挙げられる。
また、その他反応性単量体を含有することも可能である。(メタ)アクリレートであれば、例えば、メチルアクリレート、メチルメタアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタアクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタアクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタアクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタアクリレート、などが挙げられる。
多官能(メタ)アクリレートとして、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールセプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
(2)アリルエステル樹脂
アリル基を持ちラジカル重合による硬化する樹脂で、例えば次のものが挙げられるが、特に以下のものに限定されるわけではない。
芳香環を含まない臭素含有(メタ)アリルエステル(特開2003−66201号公報参照)、アリル(メタ)アクリレート(特開平5−286896号公報参照)、アリルエステル樹脂(特開平5−286896号公報、特開2003−66201号公報参照)、アクリル酸エステルとエポキシ基含有不飽和化合物の共重合化合物(特開2003−128725号公報参照)、アクリレート化合物(特開2003−147072号公報参照)、アクリルエステル化合物(特開2005−2064号公報参照)等が挙げられる。
(3)エポキシ樹脂
エポキシ樹脂としては、エポキシ基を持ち光又は熱により重合硬化するものであれば特に限定されず、硬化開始剤としても酸無水物やカチオン発生剤等を用いることができる。エポキシ樹脂は硬化収縮率が低いため、成形精度の優れたレンズとすることができる点で好ましい。
エポキシの種類としては、ノボラックフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂が挙げられる。その一例として、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、2,2’−ビス(4−グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパン、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカーボキシレート、ビニルシクロヘキセンジオキシド、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−5,5−スピロ−(3,4−エポキシシクロヘキサン)−1,3−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、1,2−シクロプロパンジカルボン酸ビスグリシジルエステル等を挙げることができる。
硬化剤は硬化性樹脂材料を構成する上で使用されるものであり特に限定はない。また、本発明において、硬化性樹脂材料と、添加剤を添加した後の光学材料の透過率を比較する場合、硬化剤は添加剤には含まれないものとする。硬化剤としては、酸無水物硬化剤やフェノール硬化剤等を好ましく使用することができる。酸無水物硬化剤の具体例としては、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸、4−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸、あるいは3−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸と4−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸との混合物、テトラヒドロ無水フタル酸、無水ナジック酸、無水メチルナジック酸等を挙げることができる。また、必要に応じて硬化促進剤が含有される。硬化促進剤としては、硬化性が良好で、着色がなく、熱硬化性樹脂の透明性を損なわないものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ)等のイミダゾール類、3級アミン、4級アンモニウム塩、ジアザビシクロウンデセン等の双環式アミジン類とその誘導体、ホスフィン、ホスホニウム塩等を用いることができ、これらを1種、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
以上の撮像ユニット1では、外部光が光透過孔51aを通じてレンズユニット2に入射し、その入射光は絞り21の開口部21aで光量が調節され、撮像用レンズ23を透過し、スペーサ25の開口部25aから出射される。その後、その出射光はセンサデバイス4に入射するような構成となっている。
続いて、撮像ユニット1の製造方法(撮像用レンズ23の製造方法を含む。)について説明する。
始めに、ウエハ状のガラス基板100を準備し、その表面102と裏面104とに対しそれぞれIRカットコート110,120を形成する。IRカットコート110,120の形成方法としては、公知の真空蒸着法やスパッタ、CVD(Chemical Vapour Deposition)法などを使用する。
その後、IRカットコート110,120に対する樹脂部130,140の密着性を高める目的で、IRカットコート110,120上に対しシランカップリング処理を実行する。詳しくは、シランカップリング剤(東レダウコーニング製SZ-6030)をエタノールで0.1〜2.0wt%に希釈し、これに酢酸を加えてpHを3〜5に調整する。そしてその溶液をIRカットコート110,120上に塗布して乾燥させる。その結果、IRカットコート110,120にはシラノール結合による強固に化学結合した表面が形成される。当該表面は硬化性樹脂(130A,140A)との密着性がよく、IRカットコート110,120上に形成される樹脂部130,140との密着性が大きく改善される。
その後、図3(a)に示す通り、金型200のキャビティ202に対し硬化性樹脂130Aを充填する。この場合、金型200の上部に硬化性樹脂130Aを載置し、その上方からガラス基板100を押圧しながら下方へ移動させ、キャビティ202に硬化性樹脂130Aを充填する。硬化性樹脂130Aを充填する場合には、真空引きしながら硬化性樹脂130Aを充填してもよい。真空引きしながら硬化性樹脂130Aを充填すれば、硬化性樹脂130Aに気泡が混入するのを防止することができる。
その後、金型200の上方に配置した光源210を点灯させ、硬化性樹脂130Aに光照射して硬化性樹脂130Aを硬化させる。光源210としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、蛍光灯、ブラックライト、Gランプ、Fランプ等を使用でき、線状光源であってもよいし点状光源であってもよい。
光源210から光照射する場合には、複数の線状又は点状の光源210を格子状に配置して硬化性樹脂130Aに一度に光が到達するようにしてもよいし、線状又は点状の光源210をガラス基板100に対し平行にスキャニングして硬化性樹脂130Aに順次光が到達するようにしてもよい。この場合、好ましくは光照射時の輝度分布や照度(強度)分布を測定し、その測定結果に基づき照射回数,照射量,照射時間等を制御する。
ここで、上記の通り、IRカットコート110,120は波長365nmの光に対し50%以上の透過率を有するから、光源210から発された光は、IRカットコート110,120(ガラス基板100を含む。)を十分に透過し、IRカットコート110,120が硬化性樹脂130Aの硬化を妨げるような要因とはならない。
なお、金型200が透明な材料(ガラス,樹脂など)から構成される場合には、金型200の下方に配置した光源210をも点灯させ、ガラス基板100側と金型200側との両側から光照射してもよい。
その後、光照射により硬化性樹脂130Aが硬化すると、ガラス基板100の表面102上に樹脂部130(レンズ部132)が形成される。その後、図3(b)に示す通り、ガラス基板100を金型200から離型する。その後、図3(c)に示す通り、ガラス基板100を裏返して、ガラス基板100の表面102に樹脂部130を形成したのと同様に、金型200に硬化性樹脂140Aを載置してガラス基板100を押圧し、硬化性樹脂140Aに光照射し、ガラス基板100の裏面104に樹脂部140(レンズ部142)を形成する。
以上の処理により図4上段のレンズアレイ27が製造される。
なお、図3では、その内容を明瞭にするためIRカットコート110,120を省略している。
その後、図4上段に示す通り、複数のレンズ部132,142が形成されたレンズアレイ27に加えて、レンズ部132と同数の開口部21aが形成された絞りアレイ26と、レンズ部142と同数の開口部25aが形成されたスペーサアレイ28とを、準備する。絞りアレイ26とスペーサアレイ28は硬化性樹脂にカーボンを混ぜることにより黒色に着色させ、樹脂を射出成形法にて成形したものである。
その後、接着剤により、レンズアレイ27に対し絞りアレイ26とスペーサアレイ28とを接合し、レンズユニットアレイ29を製造する。その後、図4中段,下段に示す通り、レンズユニットアレイ29をエンドミルにてレンズ部132,142ごとに個々に個片化して複数のレンズユニット2を製造し、各レンズユニット2をケーシング5の円筒部51に組み込み(接着し)、撮像ユニット1が製造される。
以上の本実施形態によれば、撮像用レンズ23において、ガラス基板100の表面102と裏面104とに対しそれぞれIRカットコート110,120が形成されるから、ガラス基板100の一方の面(表面102)にIRカットコート110を形成した際の膜応力を、他方の面(裏面104)へのIRカットコート120の形成により緩和することができる。
すなわち、ガラス基板100の一方の面(表面102)へのIRカットコート110成膜時のガラス基板100の反りが、他方の面(裏面104)へのIRカットコート120成膜時のガラス基板100の反りで相殺され、全体としてガラス基板100の反り曲がりを抑制することができる。
この場合、特に上記式(1)〜(3)の条件を満たせば(IRカットコート110,120の総膜厚や低屈折率層A1,A2の総膜厚、高屈折率層B1,B2などをガラス基板100の表面102と裏面104とでほぼ同一とすれば)、ガラス基板100の反り曲がりをより正確に抑制することができる。
さらに本実施形態によれば、ガラス基板100の表面102と裏面104とに対しそれぞれIRカットコート110,120が形成されるから、IRカットコート110で遮光できる赤外領域と、IRカットコート120で遮光できる世紀外領域との2つの赤外領域にわたり、広い赤外領域で赤外線を遮光することも可能となる。
[変形例]
上記実施形態では、1群の撮像用レンズ23で撮像光学系を構成した例を示したが、これに代えて、図5に示すように複数群(2群以上)の撮像用レンズで撮像光学系を構成してもよい。
図5の撮像光学系では、3群の撮像用レンズ300,400,500で構成されている。撮像用レンズ300はガラス基板310を有し、その表面312にIRカットコート110が形成されており、その裏面314にIRカットコート120が形成されている。IRカットコート110上には樹脂部320が、IRカットコート120上には樹脂部330が形成されている。
これとほぼ同様に、撮像用レンズ400はガラス基板410を有しており、その表面412には樹脂部420が、その裏面414には樹脂部430が形成されている。撮像用レンズ500もガラス基板510を有しており、その表面512には樹脂部520が、その裏面514には樹脂部530が形成されている。ガラス基板310,410,510は撮像用レンズ23のガラス基板100に相当するものであり、樹脂部320,330,420,430,520,530は撮像用レンズ23の樹脂部130,140に相当するものである。
当該撮像光学系では、センサデバイス4から最も遠い位置に配置された撮像用レンズ300においてIRカットコート110,120が形成されており(IRカットコート110,120は撮像用レンズ400のガラス基板410に形成されてもよい。)、センサデバイス4に対向する最も近い位置に配置された撮像用レンズ500においてはIRカットコート110,120が形成されていない。すなわち、IRカットコート110,120が形成されていない撮像用レンズ500が像面側に配置されている。
ここで、上記の通り、IRカットコート110,120はトータル10〜40層程度の低高屈折率膜の交互積層膜であり、この程度の多層膜を真空蒸着法にて成膜する途中で、数μm程度のゴミなどが膜中にコンタミネーションとして混在し、表面異物として問題になることがある。この異物が像としてセンサデバイス4面に結像すると、画像に異物が写りこむことになって問題になり、特にセンサ面に近いほど、光が集光されるので許容できる異物の大きさは厳しくなる。これに対し、本変形例によれば、センサデバイス4のセンサ面から遠い(物体面側の)ガラス基板310上にIRカットコート110,120を形成しているので、外観許容規格が緩和され、撮像光学系としての良品率が向上する。
(1)サンプルの作製
3枚のガラス基板(平面硝子ウエハ,大きさ8インチ,厚さ3mm)の各表裏両面に対し所定形状を有する光硬化性樹脂製のレンズ部を形成し、撮像用レンズを形成した。レンズ部の形成(光硬化性樹脂の硬化)に際しては6000mJ/cmのUVランプを照射した。その後、各撮像用レンズ同士を、スペーサを介して張り合わせて図5と同様の撮像光学系を複数作製した。
(1.1)実施例1
複数の撮像光学系のうち、第1の撮像用レンズのガラス基板の表面(a面)に表1中「コート種タイプI」のIRカットコートを、その裏面(b面)に表1中「コート種タイプII」のIRカットコートを形成したものを「実施例1」のサンプルとした。
IRカットコートの形成に際しては、ガラス基板を真空蒸着装置内に設置してその片側の表面(a面)に対し、表1中「コート種タイプI」に示す態様で、真空蒸着法により低屈折率層としてSiO膜を、高屈折率層としてTiO膜を交互に積層(計18層)し、IRカットコートを形成した。その後、一旦、真空蒸着装置を大気開放してガラス基板を反転させ、表面にIRカットコートを形成したのと同様に、逆側の裏面(b面)に対しても表1中「コート種タイプII」に示す態様でIRカットコートを形成した(後述の実施例2〜6,比較例1においてもIRカットコートの形成方法は同じである。)。
なお、IRカットコートの形成後は、真空蒸着装置からガラス基板を取り出してIRカットコート上にシランカップリング処理を施し(シランカップリング剤(東レダウコーニング製SZ-6030)をエタノールで0.1〜2.0wt%に希釈し、これに酢酸を加えてpHを3〜5に調整し、その溶液をIRカットコート上に塗布して乾燥させる)、その処理後のガラス基板の表裏両面に対し所定形状を有する光硬化性樹脂製のレンズ部を形成した。
(1.2)実施例2
複数の撮像光学系のうち、第2の撮像用レンズのガラス基板の表面(c面)に表1中「コート種タイプI」のIRカットコートを、その裏面(d面)に表1中「コート種タイプII」のIRカットコートを形成し、当該レンズユニットを「実施例2」のサンプルとした。
(1.3)実施例3
複数の撮像光学系のうち、第3の撮像用レンズのガラス基板の表面(e面)に表1中「コート種タイプI」のIRカットコートを、その裏面(f面)に表1中「コート種タイプII」のIRカットコートを形成し、当該レンズユニットを「実施例3」のサンプルとした。
(1.4)比較例1
複数の撮像光学系のうち、第1の撮像用レンズのガラス基板の表面(a面)にのみ表1中「コート種タイプI」,「コート種タイプII」のIRカットコートを形成し、当該レンズユニットを「比較例1」のサンプルとした。
なお、比較例1のサンプルでは、ガラス基板にまずコート種タイプIのIRカットコートを形成し、その上にコート種タイプIIのIRカットコートを形成した。
(1.5)実施例4
複数の撮像光学系のうち、第1の撮像用レンズのガラス基板の表面(a面)に表2中「コート種タイプIII」のIRカットコートを、その裏面(b面)に表2中「コート種タイプIV」のIRカットコートを形成したものを「実施例4」のサンプルとした。
(1.6)実施例5
複数の撮像光学系のうち、第1の撮像用レンズのガラス基板の表面(a面)に表3中「コート種タイプV」のIRカットコートを、その裏面(b面)に表3中「コート種タイプVI」のIRカットコートを形成したものを「実施例5」のサンプルとした。
なお、実施例5のサンプルでは、IRカットコートのTiO膜の成膜時において成膜速度を8Å/秒とし、TiO膜の成膜速度をコート種タイプI〜IVより大きくした。この場合、波長365nmの光に対するIRカットコートの透過率が減少する(表4参照)。
(1.7)実施例6
複数の撮像光学系のうち、第1の撮像用レンズのガラス基板の表面(a面)に表3中「コート種タイプI」のIRカットコートを、その裏面(b面)に表3中「コート種タイプII」のIRカットコートを形成したものを「実施例6」のサンプルとした。
なお、実施例6のサンプルでは、IRカットコートの形成後においてシランカップリング処理を施さなかった。
(2)サンプルの評価
(2.1)ガラス基板の反り量の測定
各サンプルにおいて、ガラス基板にIRカットコートを形成した時の中心部と外周部との高さの差を測定し、ガラス基板の反り量(変形量)を算出した。その算出結果を表4に示す。表4中、「○」,「△」,「×」の基準は以下の通りとした。
○…1mm未満の変形
△…1〜2mmの変形
×…2mmを超える変形
なお、ガラス基板において2mmを超える変形があると、スペーサとの接着時において不具合があると考えられる。
(2.2)異物の許容大きさの測定
各サンプルにおいて、IRカットコートへの異物の混入がどの程度の大きさまで許容されるかを測定した。その測定結果を表4に示す。異物の長辺が20μm以下であると外観良品率が90%を割り込み不良品とされることから、表4では異物の長辺が20μmを越える場合には「○」と、その長辺が20μm以下である場合には「△」としている。
(2.3)レンズ部の硬化性評価
各サンプルをアセトン中に10分間浸漬させ、レンズ部(樹脂)の重量減%を測定し、その測定結果からレンズ部の硬化性を評価した。その評価結果を表4に示す。表4では、10%減に満たない場合には硬化が十分であるとして「○」と、10%減以上の溶出が認められたときに硬化不足と判断して「△」としている。
(2.4)ガラス基板とレンズ部との密着性評価
各サンプルおいてレンズ部にテープを貼り付け、そのテープを剥がしたときにレンズ部がガラス基板から剥離するか否かを試験し(テープ剥離試験をおこない)、その試験結果からガラス基板とレンズ部との密着性を評価した。その評価結果を表4に示す。表4では、レンズ部の剥離が認められない場合は密着性は十分であるとして「○」と、レンズ部の剥離が認められる場合には密着性が不足していると判断して「△」としている。
(3)まとめ
表4の結果から、ガラス基板の表裏両面に対しそれぞれIRカットコートを形成したサンプルでは、ガラス基板の反り量が小さく、ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートを形成することが、ガラス基板の反り曲がりを抑制する上で有用であることがわかる。
1 撮像ユニット
2 レンズユニット
21 絞り
21a 開口部
23 撮像用レンズ
25 スペーサ
25a 開口部
26 絞りアレイ
27 レンズアレイ
28 スペーサアレイ
4 センサデバイス
5 ケーシング
51 円筒部
51a 光透過孔
53 ベース部
100 ガラス基板
102 表面
104 裏面
110,120 IRカットコート
130,140 樹脂部
132,142 レンズ部
134,144 周辺部
200 金型
202 キャビティ
210 光源
300,400,500 撮像用レンズ
310,410,510 ガラス基板
320,330,420,430,520,530 樹脂部

Claims (8)

  1. ガラス基板上に硬化性樹脂製のレンズ部を形成した撮像用レンズを有する撮像光学系であって、
    前記撮像用レンズを少なくとも1群以上有し、
    前記ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートがそれぞれ形成されていることを特徴とする撮像光学系。
  2. 請求項1に記載の撮像光学系において、
    前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚r1と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚r2との総膜厚比率rが、式(1)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
    0.9≦r(=r1/r2)≦1.1 … (1)
  3. 請求項1又は2に記載の撮像光学系において、
    前記IRカットコートが、低屈折率材料から構成された低屈折率層Aと、高屈折率材料から構成された高屈折率層Bとを交互に複数積層した交互多層膜であり、
    前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの低屈折率層A1の総膜厚r(A1)と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの低屈折率層A2の総膜厚r(A2)との総膜厚比率r(A)が、式(2)の条件を満たし、かつ、前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの高屈折率層B1の総膜厚r(B1)と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの高屈折率層B2の総膜厚r(B2)との総膜厚比率r(B)が、式(3)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
    0.9≦r(A)(=r(A1)/r(A2))≦1.1 … (2)
    0.9≦r(B)(=r(B1)/r(B2))≦1.1 … (3)
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
    前記撮像用レンズのガラス基板上には、前記レンズ部の周辺に設けられる硬化性樹脂製の周辺部が形成され、前記ガラス基板の一方の面に形成された前記周辺部の厚さをt1と、前記ガラス基板の一方の面に形成された前記周辺部の厚さをt2とし、
    前記ガラス基板の一方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚をr1と、前記ガラス基板の他方の面に形成されたIRカットコートの総膜厚をr2としたとき、
    式(4)又は式(5)の条件を満たすことを特徴とする撮像光学系。
    t1>t2,r1<r2 … (4)
    t1<t2,r1>r2 … (5)
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
    前記撮像用レンズを2群以上有し、
    前記撮像用レンズのうち、ガラス基板に対し前記IRカットコートが形成されていない前記撮像用レンズが像面側に配置されることを特徴とする撮像光学系。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像光学系において、
    前記硬化性樹脂が光硬化性樹脂であり、
    前記IRカットコートが、波長365nmの光に対し50%以上の透過率を有することを特徴とする撮像光学系。
  7. 請求項6に記載の撮像光学系において、
    前記光硬化性樹脂がアクリル樹脂又はエポキシ樹脂であることを特徴とする撮像光学系。
  8. ガラス基板の表裏両面に対しIRカットコートを形成する工程と、
    前記IRカットコート上にシランカップリング処理を実行する工程と、
    前記シランカップリング処理後の前記IRカットコート上に複数の硬化性樹脂製のレンズ部を形成する工程と、
    前記レンズ部ごとに前記ガラス基板を切断する工程と、
    を備えることを特徴とする撮像用レンズの製造方法。
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