JPWO2009147721A1 - 試験用ウエハユニット、および、試験システム - Google Patents

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Abstract

被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験システムであって、複数の前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハユニットと、前記試験用ウエハユニットを制御する制御装置とを備え、前記試験用ウエハユニットは、半導体材料で形成され、それぞれの前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、前記試験用ウエハにおいて、複数の前記被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する前記被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの前記被試験回路に供給する複数のループバック部とを有する試験システムを提供する。

Description

本発明は、試験用ウエハユニット、および、試験システムに関する。特に本発明は、被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験用ウエハユニットおよび試験システムに関する。
半導体回路等を有する被試験回路の試験において、被試験回路の送信回路が出力する信号を、被試験回路の受信回路にループバックすることで、送信回路および受信回路が正常に動作しているか否かを判定する場合がある。例えば、送信回路に予め定められた信号を出力させ、受信回路における当該信号の受信結果から、送信回路および受信回路が正常に動作しているか否かを判定できる。
被試験回路を試験する試験装置は、本体部およびパフォーマンスボードを有する。パフォーマンスボードは、被試験デバイスの近傍に設けられ、本体部および被試験デバイスの間で信号を伝送する。また、本体部は、被試験回路を試験する試験モジュールが設けられ、パフォーマンスボードを介して被試験回路を試験する。
また、被試験回路のループバック試験を行う場合、試験装置は、被試験回路の出力信号を本体部において折り返して、被試験回路にループバックする(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2005−292004号公報 特表2004−525546号公報
しかし、試験装置の本体部において信号をループバックする場合、ループバック信号の伝送経路が長くなり、ループバック信号が劣化してしまう。このため、ループバック試験を精度よく行うことが困難であった。また、伝送経路における抵抗、容量等が比較的に大きくなるので、被試験回路および本体部の信号出力端に、当該伝送経路を駆動するドライバを設けなければならない。また、被試験回路から信号を取り出す箇所も、ドライバ等が設けられる信号出力端に限定されてしまう。
なお、パフォーマンスボード上で信号を折り返すことで、伝送経路長を比較的に短くすることも考えられる。しかし、被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を一括して試験する場合、パフォーマンスボード上に、各被試験回路に対応するループバック経路を設けなければならない。
また、被試験回路が出力する信号に、所定の雑音を印加してループバックする場合も考えられる。このような場合、パフォーマンスボードのそれぞれのループバック経路上に、雑音発生回路を設けなければならない。パフォーマンスボードは、一般にプリント基板が用いられるので、被試験ウエハに形成される多数の被試験回路のそれぞれに対応する雑音発生回路を、パフォーマンスボード上に設けるのは容易でない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる被試験ウエハユニット、および、試験システムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験用ウエハユニットであって、半導体材料で形成され、それぞれの被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、試験用ウエハにおいて、複数の被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの被試験回路に供給する複数のループバック部とを備える試験用ウエハユニットを提供する。
本発明の第2の形態においては、被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験システムであって、複数の被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハユニットと、試験用ウエハユニットを制御する制御装置とを備え、試験用ウエハユニットは、半導体材料で形成され、それぞれの被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、試験用ウエハにおいて、複数の被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの被試験回路に供給する複数のループバック部とを有する試験システムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
試験システム400の一例を示す図である。 被試験回路310および試験回路110の構成例を示す図である。 被試験回路310および試験回路110の他の構成例を示す図である。 信号処理部128の構成例を示す図である。 被試験回路310および試験回路110の他の構成例を示す図である。 被試験回路310の他の構成例を示す図である。 被試験回路310の他の構成例を示す図である。 被試験回路310における、測定用端子314の配置例を示す図である。 ループバック部120の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10・・・制御装置、100・・・試験用ウエハ、110・・・試験回路、111・・・試験端子、120・・・ループバック部、121・・・制御出力端子、122・・・ループ入力端子、123・・・選択制御部、124・・・ループ出力端子、126・・・配線、128・・・信号処理部、130・・・エミュレート回路、132・・・雑音発生部、134・・・DCレベル調整部、136・・・インピーダンス調整部、138・・・スイッチ、160・・・判定部、170・・・スイッチ、172・・・特性測定部、174・・・タイミング測定部、200・・・試験用ウエハユニット、300・・・被試験ウエハ、310・・・被試験回路、311・・・外部端子、312・・・実動作用端子、314・・・測定用端子、316・・・制御用端子、320・・・送信側回路、322・・・DA変換器、324・・・ミキサ、326・・・ドライバ、328・・・選択部、332・・・測定配線、340・・・受信側回路、342・・・AD変換器、344・・・ミキサ、346・・・低ノイズアンプ、348・・・選択部、352・・・測定配線、360・・・ローカル発振器、370・・・第1の動作回路、380・・・第2の動作回路、390・・・回路領域、400・・・試験システム、402・・・マルチプレクサ、404・・・ドライバ、406・・・エンファシス回路、408・・・ローカルクロック源、410・・・クロックリカバリ回路、412・・・デマルチプレクサ、414・・・レシーバ、416・・・イコライザ、420・・・メモリコア、422・・・インターフェース回路
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、試験システム400の一例を示す図である。試験システム400は、被試験ウエハ300に形成された複数の被試験回路310を試験する。被試験ウエハ300は、例えばシリコンウエハであり、複数の被試験回路310は、例えば露光等の半導体プロセスにより、被試験ウエハ300に形成される。
本例の試験システム400は、複数の被試験回路310を平行して試験する。試験システム400は、試験用ウエハユニット200および制御装置10を備える。試験用ウエハユニット200は、試験用ウエハ100を有する。試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300における複数の被試験回路310を一括して試験してよい。
例えば試験用ウエハ100は、複数の被試験回路310と一対一に対応する複数の試験回路110を有してよい。それぞれの試験回路110は、対応する被試験回路310を試験する。例えば試験回路110は、対応する被試験回路310に所定の信号を供給したときの、被試験回路310が出力する応答信号を検出することで、被試験回路310を試験してよい。試験回路110は、被試験回路310に設けられた複数の外部端子311と一対一に対応して、複数の試験端子111を有してよい。外部端子311は、被試験回路310が半導体チップとしてパッケージされた場合に、外部に表出する端子と電気的に接続される端子であってよい。
本例において、それぞれの試験回路110は、対応する被試験回路310のループバック試験を行う。例えば、それぞれの試験回路110は、対応する被試験回路310から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの被試験回路310に供給する。
それぞれの試験端子111は、対応する外部端子311との間で信号を受け渡す。例えば、それぞれの試験端子111は、対応する外部端子311と電気的に接続することで、電気信号を受け渡してよい。また、それぞれの試験端子111は、静電結合または誘導結合等の非接触の結合を介して、対応する外部端子311と信号を受け渡してもよい。また、それぞれの試験端子111は、光伝送路を介して、対応する外部端子311と信号を受け渡してもよい。以下においては、それぞれの試験端子111が、対応する外部端子311と電気的に接続する場合を例として説明する。
それぞれの試験端子111は、対応する外部端子311と接触することで、当該外部端子311と電気的に接続してよい。例えば、試験用ウエハ100を、被試験ウエハ300に貼り合わせることで、複数の試験端子111および複数の外部端子311を直接に接触させてよい。
また、それぞれの試験端子111は、導体を介して、対応する外部端子311と電気的に接続されてもよい。例えば、試験用ウエハ100を、プローブ基板を介して、被試験ウエハ300に貼り合わせることで、複数の試験端子111および複数の外部端子311を、プローブ基板を介して電気的に接続してよい。この場合、プローブ基板の表面には、複数の試験端子111と電気的に接続される複数の表面端子が形成され、プローブ基板の裏面には、複数の外部端子311と電気的に接続される複数の裏面端子が形成される。また、プローブ基板には、表面および裏面を貫通して設けられ、表面端子および裏面端子を電気的に接続するビアホールが形成されてよい。このような構成により、複数の試験端子111および複数の外部端子311を電気的に接続することができる。なお、プローブカードにおける、表面のパッド間隔と、裏面のパッド間隔とは異なってよい。
また、試験用ウエハ100および被試験ウエハ300の間には、異方性導電シートが設けられてもよい。異方性導電シートは、試験用ウエハ100および被試験ウエハ300を貼り合わせた場合に、試験端子111および外部端子311により押圧されることで、試験端子111および外部端子311を電気的に接続させる。
制御装置10は、試験用ウエハ100を制御する。制御装置10は、複数の試験回路110を制御してよい。例えば制御装置10は、複数の試験回路110を同期して動作させる動作開始信号、クロック信号等を、それぞれの試験回路110に供給してよい。
また、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300と対応する形状を有するウエハであってよい。ここで、対応する形状とは、同一の形状、および、一方が他方の一部分となる形状を含む。
例えば試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300と同一形状のウエハであってよい。より具体的には、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300と略同一の直径を有する円盤状のウエハであってよい。また、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300と重ね合わせたときに、被試験ウエハ300の一部を覆う形状を有してもよい。被試験ウエハ300が円盤形状の場合、試験用ウエハ100は、例えば半円形状のように、当該円盤の一部を占める形状であってよい。
また、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ300と同一の半導体材料のウエハであってよい。この場合、複数の試験回路110は、露光等の半導体プロセスによって、試験用ウエハ100に形成されてよい。また、試験用ウエハ100は、プリント基板であってもよい。この場合、それぞれの試験回路110を有する回路チップが、当該プリント基板に実装されてよい。
このように、被試験ウエハ300の近傍に配置される試験用ウエハ100に、被試験回路310を試験する試験回路110を設けることで、被試験回路310および試験回路110の間の伝送線路長を短くすることができる。つまり、試験用ウエハ100は、直接または間接に被試験ウエハ300に貼り合わされるので、試験回路110および被試験回路310の間の伝送路に、ケーブル等を設けなくてよい。このため、被試験回路310に供給するループバック信号の劣化を低減することができ、被試験回路310のループバック試験を精度よく行うことができる。
図2は、被試験回路310および試験回路110の構成例を示す図である。なお、それぞれの被試験回路310は同一の構成を有してよい。また、それぞれの試験回路110は同一の構成を有してよい。
本例の被試験回路310は、ローカル発振器360、送信側回路320、受信側回路340、および、複数の実動作用端子312を有する。実動作用端子312は、外部端子311の一例であり、被試験回路310の実装時に使用される。例えば、実動作用端子312は、被試験回路310が通信機器等に実装されたときに、当該通信機器内における他の回路の端子、または、当該通信機器外における他の回路の端子と電気的に接続される端子であってよい。
送信側回路320は、通信機器等から送信すべき送信信号を出力する。本例の送信側回路320は、DA変換器322、ミキサ324、および、ドライバ326を有する。DA変換器322は、与えられるデジタル信号を、アナログ信号に変換する。例えばDA変換器322は、送信信号が有するべき論理パターンを示すデジタル信号を受け取ってよい。
ミキサ324は、DA変換器322が出力するアナログ信号と、ローカル発振器360が出力するローカル信号とを乗算する。つまり、ミキサ324は、アナログ信号の周波数を、ローカル信号の周波数に応じてシフトさせる。ドライバ326は、ミキサ324が出力する信号を、実動作用端子312に供給する。ドライバ326は、所定の範囲の電力を出力可能な電力増幅器であってよい。また、送信側回路320は、ミキサ324の後段にフィルタを有してもよい。このような構成により、送信側回路320は、与えられるデジタル信号に応じたアナログ信号を生成する。
本例の受信側回路340は、AD変換器342、ミキサ344、および、低ノイズアンプ346を有する。低ノイズアンプ346は、実動作用端子312を介して外部の回路から信号を受け取る。また、低ノイズアンプ346は、受け取った信号に応じた信号を出力する。
ミキサ344は、低ノイズアンプ346が出力する信号と、ローカル発振器360が出力する信号とを乗算した信号を出力する。また、AD変換器342は、ローカル発振器360から受け取ったアナログ信号をデジタル信号に変換する。また、受信側回路340は、ミキサ344の後段にフィルタを有してもよい。このような構成により、受信側回路340は、受け取ったアナログ信号に応じたデジタル信号を生成する。
試験回路110は、ループバック部120および判定部160を有する。本例のループバック部120は、送信側回路320が出力する出力信号を、実動作用端子312を介して受け取る。また、ループバック部120は、受け取った出力信号に応じたループバック信号を、実動作用端子312を介して、受信側回路340に供給することで、送信側回路320が生成した信号を受信側回路340にループバックする。本例のループバック部120は、ループ入力端子122、ループ出力端子124、および、配線126を有する。ループ入力端子122およびループ出力端子124は、試験端子111の一例であってよい。
ループ入力端子122は、実動作用端子312を介して、送信側回路320と電気的に接続する。また、ループ出力端子124は、実動作用端子312を介して、受信側回路340と電気的に接続する。配線126は、ループ入力端子122およびループ出力端子124の間に設けられ、ループ入力端子122からループ出力端子124に信号を伝送する。このような構成により、送信側回路320の出力信号に応じたループバック信号を、受信側回路340に供給することができる。
判定部160は、ループバック信号に応じて受信側回路340が生成する信号に基づいて、被試験回路310の良否を判定する。例えば判定部160は、受信側回路340が生成する信号の論理パターン、または、エッジタイミング等の電気的特性が、所定の期待値と一致するか否かに基づいて、被試験回路310の良否を判定してよい。なお、被試験回路310が、判定部160を有してもよい。この場合、試験回路110は、被試験回路310における判定部160から、判定結果を受け取ってよい。また、判定部160は、制御装置10に判定結果を送信してよい。
また、図2に示すように、ループバック部120は、信号処理部128を更に有してよい。信号処理部128は、配線126を伝送するループバック信号に対して、予め定められた処理を行ってよい。例えば信号処理部128は、ループバック信号に、予め定められた振幅雑音、位相雑音等の雑音を印加してよい。また、信号処理部128は、ループバック信号を、予め定められた伝送路を模擬したエミュレート回路を通過させてもよい。
このような構成により、多様な伝送路を想定したループバック試験を行うことができる。また、試験用ウエハ100として半導体ウエハを用いることで、多数の被試験回路310に対応する多数の信号処理部128を、露光等の半導体プロセスにより容易に形成することができる。
図3は、被試験回路310および試験回路110の他の構成例を示す図である。本例の被試験回路310は、図2に関連して説明した被試験回路310の構成に加え、選択部328、複数の測定配線332、測定用端子314、および、制御用端子316を更に有する。他の構成要素は、図2に関連して説明した被試験回路310の構成要素と同一であってよい。測定用端子314および制御用端子316は、外部端子311の一例であってよい。本例の試験回路110は、被試験回路310の内部ノードを伝送する内部信号を取り出し、内部信号に応じたループバック信号を、被試験回路310の内部ノードに供給する。
複数の測定配線332は、被試験回路310における複数の内部ノードに対応して設けられ、それぞれ対応する内部ノードに電気的に接続される。例えば送信側回路320において、それぞれの測定配線332の一端は、DA変換器322の入力端、DA変換器322の出力端、ミキサ324の出力端、ドライバ326の出力端に電気的に接続される。
選択部328は、複数の測定配線332のいずれかを選択して、測定用端子314に電気的に接続する。選択部328は、対応する試験回路110から与えられる制御信号に応じた測定配線332を選択してよい。被試験回路310は、制御用端子316を介して、試験回路110から制御信号を受け取ってよい。
上述したように、試験回路110が、被試験回路310の近傍に設けられるので、送信側回路320の内部の測定点に対して測定配線332を接続することで、ドライバ等を介さずに、当該内部ノードを伝送する内部信号を取り出すことができる。また、選択部328を設けることにより、複数の内部ノードより少ない個数の測定用端子314を用いて、複数の内部ノードにおける信号を取り出すことができる。このため、被試験回路310において、測定用端子314が占める面積を縮小することができる。
なお、測定用端子314および制御用端子316は、被試験回路310を試験する場合に、外部の試験回路110と電気的に接続される端子であってよい。また、測定用端子314および制御用端子316は、被試験回路310が通信機器等に実装された場合に、通信機器内の他の回路と電気的に接続されない端子であってよい。
また、受信側回路340においても同様に、受信側回路340における複数の内部ノードにそれぞれの測定配線352が接続されてよい。複数の測定配線352は、受信側回路340おける複数の内部ノードに対応して設けられ、それぞれ対応する内部ノードに電気的に接続される。例えば受信側回路340において、それぞれの測定配線352の一端は、AD変換器342の入力端、AD変換器342の出力端、ミキサ344の出力端、低ノイズアンプ346の出力端に電気的に接続される。
選択部348は、複数の測定配線352のいずれかを選択して、測定用端子314に電気的に接続する。選択部348は、対応する試験回路110から与えられる制御信号に応じた測定配線352を選択してよい。このような構成により、受信側回路340の所定の内部ノードに、ループバック信号を供給することができる。
また、選択部328および選択部348は、被試験回路310で対となる回路において、対応する内部ノードを選択してよい。ここで、対応する内部ノードとは、伝送信号の特性が共通する測定点を指してよい。また、伝送信号の特性とは、アナログ/デジタルの信号種類、周波数、および、信号レベル等を含む概念であってよい。
例えば、選択部328が、DA変換器322の出力端の内部ノードを選択した場合、当該内部ノードを伝送する信号は、ベースバンドのアナログ信号となる。この場合、選択部348は、受信側回路340において、ベースバンドのアナログ信号が伝送されるAD変換器342の入力端を、内部ノードとして選択してよい。試験回路110は、このような内部ノードを選択させるべく、選択部328および選択部348に制御信号を供給してよい。このような制御により、被試験回路310において、多様なループバック試験を行うことができる。また、複数の測定配線、外部端子、および、選択部を、複数の被試験回路310のそれぞれに設けることで、試験回路110は、それぞれの被試験回路310について、多様なループバック試験を行うことができる。
本例のループバック部120は、送信側回路320の内部ノードを伝送する内部信号を、測定用出力端子として機能する測定用端子314を介して受け取る。また、ループバック部120は、受け取った内部信号に応じたループバック信号を、測定用入力端子として機能する測定用端子314を介して、受信側回路340の内部ノードに供給する。ループバック部120は、図2に関連して説明したループバック部120の構成に加え、制御出力端子121および選択制御部123を更に有する。他の構成要素は、図2に関連して説明した試験回路110の構成要素と同一であってよい。
選択制御部123は、内部信号を取り出すべき送信側回路320の内部ノード、および、ループバック信号を供給すべき受信側回路340の内部ノードを選択すべく、選択部328および選択部348を制御する。選択制御部123は、制御出力端子121を介して、選択部328および選択部348に制御信号を供給してよい。制御出力端子121は、試験端子111の一例であってよい。
上述したように、選択制御部123は、送信側回路320および受信側回路340において対応する内部ノードを選択してよい。このような構成により、試験回路110は、被試験回路310に対して多様なループバック試験を行うことができる。
なお、図3においては、ループバック部120は、送信側回路320および受信側回路340に対して、測定用端子314を介して信号を受け渡した。他の例では、ループバック部120は、測定用端子314を介して送信側回路320の内部信号を取り出して、当該内部信号に応じたループバック信号を、実動作用端子312を介して受信側回路340に供給してよい。また、ループバック部120は、実動作用端子312を介して送信側回路320の出力信号を受け取り、当該出力信号に応じたループバック信号を、測定用端子314を介して受信側回路340の内部ノードに供給してもよい。
図4は、信号処理部128の構成例を示す図である。なお図4では、信号処理部128の構成として、エミュレート回路130、雑音発生部132、DCレベル調整部134、および、インピーダンス調整部136を示すが、信号処理部128は、これらの構成のうち、いずれか一つを有する回路であってよい。また、図4に示すように、信号処理部128は、スイッチ138により選択される構成要素を用いて、ループバック信号を生成してもよい。また、信号処理部128は、これらの構成のうち、2以上の構成を有する回路であってもよい。
エミュレート回路130は、被試験回路310から受け取った信号を通過させてループバック信号を生成する、予め定められた伝送路の特性を模擬した回路であってよい。例えばエミュレート回路130は、遅延回路およびバンドパスフィルタにより、所定の伝送路と略同一の伝達特性を有する回路であってよい。また、エミュレート回路130は、直列に接続した遅延回路およびバンドパスフィルタの経路を並列に複数設け、各経路にループバック信号を通過させるマルチパスフェージング回路であってもよい。また、エミュレート回路130は、ループバック信号の振幅を減衰させるアッテネータを有してもよい。
雑音発生部132は、被試験回路310から受け取った信号に予め定められた雑音を印加してループバック信号を生成する。例えば雑音発生部132は、振幅雑音を印加したループバック信号を生成してよく、位相雑音を印加したループバック信号を生成してもよい。雑音発生部132は、振幅変調器または位相変調器を用いて、信号に雑音を印加してよい。
DCレベル調整部134は、被試験回路310から受け取った信号の直流レベルを調整したループバック信号を生成する。例えばDCレベル調整部134は、受信側回路340の仕様に基づいて、ループバック信号の直流レベルを調整してよい。また、DCレベル調整部134は、送信側回路320から受け取った信号の直流成分を除去してループバック信号を生成してもよい。
インピーダンス調整部136は、ループバック信号を伝送する伝送経路と、被試験回路310との間でインピーダンスを整合させる。例えばインピーダンス調整部136は、配線126上に設けられ、被試験回路310の入出力インピーダンスに応じたインピーダンスを有する回路であってよい。また、インピーダンス調整部136のインピーダンスは可変であってよい。
スイッチ138は、エミュレート回路130、雑音発生部132、DCレベル調整部134、および、インピーダンス調整部136のそれぞれに対応して設けられる。それぞれのスイッチ138は、配線126を伝送するループバック信号を、エミュレート回路等の回路を通過して次段の回路に伝送する経路に供給するか、または、当該回路をバイパスして次段の回路に伝送する経路に供給するかを切り替える。このような構成により、被試験回路310に対して多様なループバック試験を行うことができる。
図5は、被試験回路310および試験回路110の他の構成例を示す図である。本例の試験回路110は、被試験回路310における第1の動作回路370から受け取った信号を、被試験回路310における第2の動作回路380に供給する。そして、第2の動作回路380が当該信号に応じて生成した信号を受け取り、第1の動作回路370にループバックする。つまり、本例の試験回路110は、被試験回路310の第2の動作回路380を用いて、第1の動作回路370へのループバック信号を生成する。
本例の被試験回路310は、第1の動作回路370および第2の動作回路380を有する。第1の動作回路370および第2の動作回路380は、図2または図3に関連して説明した被試験回路310と同一の構成をそれぞれ有してよい。
本例の試験回路110は、第1のループ入力端子122−1、第1の配線126−1、第1のループ出力端子124−1、第2のループ入力端子122−2、第2の配線126−2、および、第2のループ出力端子124−2を有する。また、本例の試験回路110は、図3に関連して説明した試験回路110と同様に、制御出力端子121および選択制御部123を更に有してもよい。
第1のループ入力端子122−1は、第1の動作回路370が生成した信号を受け取る。本例の第1のループ入力端子122−1は、第1の動作回路370の内部信号を受けとる。第1の配線126−1は、第1のループ入力端子122−1および第1のループ出力端子124−1の間に設けられ、第1のループ入力端子122−1から第1のループ出力端子124−1に信号を伝送する。第1のループ出力端子124−1は、第1の配線126−1から受け取った信号を、第2の動作回路380に供給する。本例の第1のループ出力端子124−1は、当該信号を、第2の動作回路380の内部ノードに供給する。
第2のループ入力端子122−2は、第2の動作回路380が生成した信号を受け取る。本例の第2のループ入力端子122−2は、第2の動作回路380の内部ノードから信号を取り出す。例えば第2のループ入力端子122−2は、第2の動作回路380の内部におけるフィルタ等が出力する信号を取り出してよい。
第2の配線126−2は、第2のループ入力端子122−2および第2のループ出力端子124−2の間に設けられ、第2のループ入力端子122−2から第2のループ出力端子124−2に信号を伝送する。第2のループ出力端子124−2は、第2の配線126−2から受け取ったループバック信号を、第1の動作回路370に供給する。本例の第2のループ出力端子124−2は、ループバック信号を、第1の動作回路370の内部ノードに供給する。
このような構成により、被試験回路310の内部の回路を用いて、ループバック信号を生成することができる。このため、ループバック部120の回路規模を低減することができる。また、ループバック部120は、図5に示すように、第1の信号処理部128−1、および、第2の信号処理部128−2を更に有してよい。
第1の信号処理部128−1および第2の信号処理部128−2は、図2から図4に関連して説明した信号処理部128と同一であってよい。また本例においては、被試験回路310の内部の回路を用いて、ループバック信号に雑音等を印加することができるので、第1の信号処理部128−1および第2の信号処理部128−2は、DCレベル調整部134およびインピーダンス調整部136を有する構成であってよい。このような構成により、比較的に小さい回路規模の試験回路110を用いて、被試験回路310に対して多様なループバック試験を行うことができる。
なお、本例においては、第1の動作回路370へのループバック信号を、同一の被試験回路310における第2の動作回路380を用いて生成したが、他の例では、第1の動作回路370へのループバック信号を、他の被試験回路310の回路を用いて生成してもよい。この場合、それぞれのループバック部120は、他のループバック部120を介して、他の被試験回路310の回路に信号を入力してよい。また、それぞれのループバック部120は、他のループバック部120を介して、他の被試験回路310の回路から信号を受け取ってよい。
図6は、被試験回路310の他の構成例を示す図である。本例においては、被試験回路310として、デジタル高速通信インターフェース回路を用いて説明する。なお、試験回路110は、図1から図5に関連して説明した試験回路110と同一であってよい。
本例の送信側回路320は、マルチプレクサ402、ドライバ404、エンファシス回路406、複数の測定配線332、および、選択部328を有する。マルチプレクサ402は、ロジック回路等から受け取るパラレルのデジタル信号を、シリアルのデジタル信号に変換する。また、マルチプレクサ402は、被試験回路310に設けられたローカルクロック源408から与えられるクロック信号の周期に応じたビットレートのデジタル信号を生成してよい。
ドライバ404は、マルチプレクサ402が生成したデジタル信号を受け取り、当該信号に応じた信号を出力する。例えばドライバ404は、デジタル信号の各ビットの論理値に応じて信号レベルが変化するアナログ信号を出力してよい。エンファシス回路406は、ドライバ404が出力する信号に対して、所定の信号処理を行う。例えばエンファシス回路406は、ドライバ404が出力する信号の所定の周波数成分を強調してよい。このような処理により、送信側回路320から出力される信号に対して、信号伝送時における信号の劣化を予め補償する。
複数の測定配線332および選択部328は、図1から図5に関連して説明した測定配線332および選択部328と同一であってよい。つまり、それぞれの測定配線332は、送信側回路320におけるそれぞれの測定ノードに一端が接続され、他端が選択部328に接続される。選択部328は、いずれかの測定配線332を選択して、ループバック部120に接続する。
本例の受信側回路340は、デマルチプレクサ412、レシーバ414、イコライザ416、複数の測定配線352、および、選択部348を有する。イコライザ416は、外部からの信号を受け取り、受け取った信号に対して所定の信号処理を行う。例えばイコライザ416は、受け取った信号の所定の周波数成分を強調してよい。このような処理により、受信側回路340が受け取る信号に対して、信号伝送により生じた信号の劣化を補償することができる。
レシーバ414は、イコライザ416が出力する信号に応じた信号を、デマルチプレクサ412に供給する。例えばレシーバ414は、受け取ったアナログ信号をデジタル信号変換してよい。デマルチプレクサ412は、レシーバ414が出力するシリアルのデジタル信号を、パラレルのデジタル信号に変換する。
デマルチプレクサ412は、被試験回路310に設けられたクロックリカバリ回路410から受け取るクロック信号に応じて動作してよい。例えばデマルチプレクサ412は、与えられるクロック信号に応じて、シリアルのデジタル信号の各論理値を検出してよい。クロックリカバリ回路410は、レシーバ414が出力する信号と略同一の周期のクロック信号を生成してよい。
複数の測定配線352および選択部348は、図1から図5に関連して説明した測定配線352および選択部348と同一であってよい。つまり、それぞれの測定配線352は、受信側回路340におけるそれぞれの測定ノードに一端が接続され、他端が選択部348に接続される。選択部348は、いずれかの測定配線352を選択して、ループバック部120からの信号を印加する。このように、ループバック部120は、無線通信回路、デジタル高速インターフェース回路等の多様な被試験回路310に対して、多様な測定ノードを介してループバック試験を行うことができる。
図7は、被試験回路310の他の構成例を示す図である。本例においては、被試験回路310として、メモリ回路を用いて説明する。なお、試験回路110は、図1から図5に関連して説明した試験回路110と同一であってよい。
本例の被試験回路310は、メモリコア420、インターフェース回路422、測定配線332、測定配線352、実動作用端子312、および、測定用端子314を有する。メモリコア420は、例えば半導体メモリであってよい。メモリコア420は、与えられるデータを格納して、また、格納したデータを出力する。
インターフェース回路422は、外部から与えられる信号に応じて、メモリコア420を制御する。例えばインターフェース回路422は、外部から与えられる書込命令に応じて、与えられる書込データを、与えられる書込アドレスに応じたメモリコア420のアドレスに格納してよい。また、インターフェース回路422は、外部から与えられる読出命令に応じて、与えられる読出アドレスに応じたメモリコア420のアドレスからデータを読み出してよい。測定配線332および測定配線352は、メモリコア420およびインターフェース回路422の間に一端が接続され、他端が測定用端子314にそれぞれ接続される。
本例の試験回路110は、信号処理部128として、メモリコア420を試験するメモリBISTを有する。メモリBISTは、一般にメモリデバイス内部に設けられ、自己診断を行う回路であってよい。本例の試験システム400は、被試験ウエハ300の近傍に試験回路110が設けられるので、被試験回路310の動作回路の近傍に設けられるべきメモリBISTを、試験回路110に形成して、被試験回路310の試験を行うことができる。このため、被試験回路310において実動作回路を形成できる領域を増大させることができる。
また、試験回路110は、インターフェース回路422のループバック試験を更に行ってもよい。例えば試験回路110は、実動作用端子312を介して、インターフェース回路422のループバック試験を行ってよい。
図8は、被試験回路310における、測定用端子314の配置例を示す図である。一般に、被試験回路310は、動作回路が形成される回路領域390の外側に、複数の実動作用端子312が形成される。図8に示すように、測定用端子314は、回路領域390に形成されてよい。
また、実動作用端子312は、四角形の各辺に沿って形成されてよい。これに対して、測定用端子314は、当該四角形の内部に形成されてよい。また、測定用端子314は、実動作用端子312と同様に、回路領域390の外側に形成されてもよい。また、測定用端子314も、上述した四角形の各辺に沿って形成されてよい。
図9は、ループバック部120の他の構成例を示す図である。本例のループバック部120は、図1から図8に関連して説明したいずれかのループバック部120の構成に加え、スイッチ170、特性測定部172、および、タイミング測定部174を更に有する。特性測定部172およびタイミング測定部174は、測定回路の一例である。
特性測定部172およびタイミング測定部174は、被試験回路310から受け取った信号を測定する。例えば特性測定部172は、当該信号の電圧値または電流値を測定してよい。また、特性測定部172は、被試験回路310に一定電圧または一定電流を印加したときに、被試験回路310に供給される電流または電圧を測定してよい。つまり特性測定部172は、電圧印加電流測定(VSIM)または電流印加電圧測定(ISVM)を行ってよい。また、特性測定部172は、被試験回路310の動作が定常状態となったときの、電流または電圧を測定してもよい。特性測定部172は、測定したこれらの値に基づいて、被試験回路310の良否を判定してよい。
また、特性測定部172により被試験回路310の良否を判定する場合、ループバック部120は、ループバック試験を平行して行わないことが好ましい。スイッチ170は、被試験回路に、特性測定部172、または、雑音発生部132のいずれを接続するかを切り替えてよい。スイッチ170は、ループ入力端子122およびループ出力端子124のそれぞれに対して設けられ、ループ入力端子122およびループ出力端子124のそれぞれに、特性測定部172、または、雑音発生部132のいずれを接続するかを切り替える。
タイミング測定部174は、被試験回路310から受け取った信号のタイミング特性を測定してよい。例えばタイミング測定部174は、当該信号のエッジタイミングのジッタを測定してよい。タイミング測定部174は、信号処理部128を介したループバック試験と平行して、信号のタイミング特性を測定してよい。タイミング測定部174は、信号処理部128に入力される信号を並列に受け取ってよい。
また、信号処理部128は、タイミング測定部174における測定結果に応じた信号処理を、ループバック信号に対して行ってよい。例えば信号処理部128は、タイミング測定部174が測定したジッタ値に応じて、ループバック信号にジッタを印加してよい。より具体的には、信号処理部128は、信号処理部128が出力するループバック信号に含まれるべきジッタの振幅値と、タイミング測定部174が測定したジッタ振幅値との差分に応じた振幅のジッタを、ループバック信号に印加してよい。これにより、受信側回路340へのループバック信号に含まれるジッタの振幅を、精度よく制御することができる。
以上、発明を実施の形態を用いて説明したが、発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (15)

  1. 被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験用ウエハユニットであって、
    半導体材料で形成され、それぞれの前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、
    前記試験用ウエハにおいて、複数の前記被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する前記被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの前記被試験回路に供給する複数のループバック部と
    を備える試験用ウエハユニット。
  2. それぞれの前記ループバック部は、前記被試験回路が出力する出力信号を、前記被試験回路の実装時に使用される実動作用出力端子を介して受け取り、受け取った前記出力信号に応じた前記ループバック信号を前記被試験回路に供給する
    請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  3. それぞれの前記ループバック部は、前記被試験回路の内部ノードを伝送する内部信号を、前記被試験回路の実装時に使用されない測定用出力端子を介して受け取り、受け取った前記内部信号に応じた前記ループバック信号を前記被試験回路に供給する
    請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  4. それぞれの前記ループバック部は、前記ループバック信号を、前記被試験回路の実装時に使用される実動作用入力端子に供給する
    請求項2または3のいずれかに記載の試験用ウエハユニット。
  5. それぞれの前記ループバック部は、前記ループバック信号を、前記被試験回路の実装時に使用されない測定用入力端子を介して被試験回路の内部ノードに供給する
    請求項2または3のいずれかに記載の試験用ウエハユニット。
  6. 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号を通過させて前記ループバック信号を生成する、予め定められた伝送路の特性を模擬したエミュレート回路を有する
    請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  7. 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号に予め定められた雑音を印加して前記ループバック信号を生成する雑音発生部を有する
    請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  8. 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号の直流レベルを調整した前記ループバック信号を生成するDCレベル調整部を有する
    請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  9. 前記ループバック部は、前記ループバック信号を伝送する伝送経路と、前記被試験回路との間でインピーダンスを整合させるインピーダンス整合部を更に有する
    請求項6に記載の試験用ウエハユニット。
  10. 前記ループバック部は、
    第1の動作回路から受け取った信号を、前記被試験ウエハに形成された第2の動作回路に供給する第1配線と、
    前記第1配線から供給された信号に応じて前記第2の動作回路が出力する信号を、前記ループバック信号として前記第1の動作回路に供給する第2配線と
    を有する請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
  11. 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号を測定する測定回路を更に有する
    請求項7に記載の試験用ウエハユニット。
  12. 前記測定回路は、前記被試験回路から受け取った信号のタイミング特性を測定する
    請求項11に記載の試験用ウエハユニット。
  13. 前記被試験回路に、前記測定回路、または、前記雑音発生部のいずれを接続するかを切り替えるスイッチを更に有する
    請求項11に記載の試験用ウエハユニット。
  14. 前記被試験回路は、
    前記被試験回路における複数の測定点に対応して設けられ、それぞれ対応する前記測定点に電気的に接続される複数の測定配線と、
    前記複数の測定配線のいずれかを選択して、前記測定用出力端子に電気的に接続する選択部と
    を備え、
    前記ループバック部は、前記選択部にいずれの前記測定配線を選択させるかを制御する選択制御部を有する
    請求項3に記載の試験用ウエハユニット。
  15. 被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験システムであって、
    複数の前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハユニットと、
    前記試験用ウエハユニットを制御する制御装置と
    を備え、
    前記試験用ウエハユニットは、
    半導体材料で形成され、それぞれの前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、
    前記試験用ウエハにおいて、複数の前記被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する前記被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの前記被試験回路に供給する複数のループバック部と
    を有する試験システム。
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