JPWO2009125840A1 - 音声信号処理装置及び音声信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

入力した音声信号の種類によらず利得変化により生じる不要な歪み成分を低減する技術を提供する。図1に示すように、音声信号処理装置10に信号Sinが入力されると、信号分岐部11は第1〜第Nの経路R1〜Rnに分割する。第1〜第Nの経路R1〜Rnの各経路において、第1〜第Nの前段BPF111〜11nが、それぞれに設定されている所定の周波数の帯域を選択して第1〜第NのAGC121〜12nに出力する。第1〜第NのAGC121〜12nは、それぞれ取得した信号を利得調整し、第1〜第Nの後段BPF131〜13nに出力する。第1〜第Nの後段BPF131〜13nはそれぞれ、帯域制限処理により帯域外の歪み成分を除去する。加算器60は、帯域制限処理された信号を合成してスピーカ等の出力装置または後工程処理手段へ出力する。

Description

本発明は、音声信号処理装置及び音声信号処理方法に係り、例えば音声信号を複数の経路に分岐して周波数帯域制限処理及び利得調整を行う音声信号処理装置及び音声信号処理方法に関する。
近年、一般に音声のダイナミックレンジを圧縮する手法として、AGC(Auto Gain Control)の機能が用いられる。信号の利得を変化させる処理は振幅変調にあたり、その処理により生じる歪みを低減する方法として、ゼロクロス時に振幅を変化させる技術や、振幅をなだらかに変化させる方法が提案されている。前者においては、ゼロクロスが所望のタイミングで訪れるとは限らないため、後者が用いられることが多い。しかしながら、離散的に(または段階的に)振幅を変化させていることから、特定の入力信号に対して振幅が周期的に変化してしまう現象等が起こり、原信号に無い歪みが生じてしまうことがある。
そこで、そのような課題を解決するために、帯域分割された音声信号ごとに利得調整を行い、利得調整後の音声信号を再び加算して出力する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術では、上記のような構成により、高周波成分の音質を保持しつつ音声出力レベルを平均化している。
特開2003−299181号公報
ところで、特許文献1に開示の技術では、入力信号に応じて利得を刻々と変化させるため、利得変化時に歪みが発生し、出力信号に歪みが含まれてしまうという課題があり、改善が求められていた。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、入力した音声信号の利得変化により生じる不要な歪み成分を低減する技術を提供することにある。
本発明に係る装置は、音声信号処理装置に関する。この装置は、第1の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第1の前段帯域制限手段と、前記第1の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第1の音声信号をゲイン制御する第1のゲイン制御手段と、前記第1のゲイン制御手段においてゲイン制御された前記第1の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第1の後段帯域制限手段と、前記第1の後段帯域制限手段の周波数帯域制限処理が施された前記第1の音声信号と、を備える。
また、前記第1の音声信号の経路とは異なる経路の音声信号とを合成する合成手段と、を備えてもよい。
また、前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、第2の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第2の前段帯域制限手段と、前記第2の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第2の音声信号をゲイン制御する第2のゲイン制御手段と、前記第2のゲイン制御手段においてゲイン制御された前記第2の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第2の後段帯域制限手段と、を備え、前記第2の後段帯域制限手段における周波数帯域制限処理後の前記第2の音声信号を前記合成手段へ出力してもよい。
また、前記第1の前段帯域制限手段が帯域制限して出力する前記第1の音声信号の周波数帯域は、前記第2の前段帯域制限手段が帯域制限して出力する前記第2の音声信号の周波数帯域より低く設定されてもよい。
また、前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、第3の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第3の前段帯域制限手段と、前記第3の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第3の音声信号をゲイン制御する第3のゲイン制御手段と、を備え、前記第3のゲイン制御手段と前記合成手段との間に、ゲイン制御された前記第3の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す後段帯域制限手段を備えず、前記第3のゲイン制御手段におけるゲイン制御後の前記第3の音声信号を前記合成手段へ出力してもよい。
また、前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、第4の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第4の前段帯域制限手段を備え、前記第4の前段帯域制限手段と前記合成手段との間に、周波数帯域制限処理が施された前記第4の音声信号をゲイン制御するゲイン制御手段及び周波数帯域制限処理を施す後段帯域制限手段を備えず、前記第4の前段帯域制限手段における周波数帯域制限処理後の前記第4の音声信号を前記合成手段へ出力してもよい。
また、前記第1の音声信号と合成される音声信号の経路は、帯域制限処理前の音声信号を前記合成手段に出力する経路であってもよい。
また、前記第1の前段帯域制限手段と前記第1の後段帯域制限手段の各周波数帯域制限処理は、同一の帯域制限手段において、時分割処理にて実行されてもよい。
また、前記第2の前記前段帯域制限手段の特性は、前記第1の前段帯域制限手段で周波数帯域制限処理された前記第1の音声信号の周波数帯域を補完するように設定されてもよい。
本発明に係る方法は、音声信号処理装置の音声信号処理方法に関する。この方法は、入力した音声信号を複数の経路に分岐する経路分割工程と、分岐した各経路において、前記音声信号を周波数帯域制限処理して所定の周波数帯域に分割する帯域分割工程と、帯域に分割された前記各音声信号に対して、必要に応じて利得調整を行う利得調整工程と、利得調整された前記各音声信号を周波数帯域制限処理して、前記利得調整工程において生じる歪信号を除去する歪除去工程と、前記歪除去工程終了後、周波数帯域が分割された前記音声信号を合成する合成工程と、を実行する。
また、前記所定の周波数帯域に分割された前記音声信号において、前記利得調整工程がなされない前記音声信号にあっては、前記歪除去工程が省略されてもよい。
本発明によれば、入力した音声信号の利得変化により生じる不要な歪み成分を低減する技術を提供できる。
第1の実施形態に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、音声信号処理装置における音声信号の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の実験例に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態の実験例に係る、実験1の検証結果を説明するグラフである。 第1の実施形態の実験例に係る、実験2の検証結果を説明するグラフである。 第2の実施形態に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。 第3の実施形態に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。 第4の実施形態に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。 第5の実施形態に係る、音声信号処理装置の機能ブロック図である。
10、10a〜10c、210、310 音声信号処理装置
11、240、340 信号分岐部
20、20a〜20c、220、320 信号処理部
60、260、360 加算器
111、211 第1の前段BPF
111a 前段BPF
112、212 第2の前段BPF
113 第3の前段BPF
11n 第Nの前段BPF
121、221 第1のAGC
121a AGC
122 第2のAGC
12n 第NのAGC
131、231 第1の後段BPF
131a 後段BPF
132 第2の後段BPF
13n 第Nの後段BPF
311 第1のBPF
312 第2のBPF
31n 第NのBPF
321 第1のAGC
322 第2のAGC
32n 第NのAGC
330 切替指示制御部
351 前段速度変換部
352 後段速度変換部
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。本実施形態の処理の概要は次の通りである。
1)音声信号を複数の周波数帯域に分割する。
2)各周波数帯域の信号に対して利得調整を行う。
3)利得調整により帯域外に生じた利得変動歪成分を帯域分割フィルタ(BPF)で除去する。
4)BPFで歪成分を除去した信号を合成して出力信号を生成する。
このような処理を行うことで、ノイズ感のない音声の出力信号を生成する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る音声信号処理装置10の機能ブロック図である。図示のように、音声信号処理装置10は、入力された音声の信号Sinを第1〜第Nの経路R1〜Rnの信号S11〜S1nに分岐する信号分岐部11と、分岐した信号S11〜S1nに対して所定の信号処理を行う信号処理部20と、信号処理部20の各経路で処理された信号S41〜S4nを合成する加算器60とを備えている。
信号処理部20は、分岐した各経路R1〜Rnにおいてそれぞれ、分岐された信号S11〜S1nを周波数帯域処理する前段BPFと、帯域処理された信号S21〜S2nの利得調整を行うAGCと、利得調整された信号S31〜S3nを帯域処理する後段BPFとを備えている。なお、以降の説明で、各経路R1〜Rnにおいて、前段BPF、AGC、および後段BPFの3要素のうち、3要素とも備える経路を第1カテゴリの経路、また、前段BPFおよびAGCの2要素を備える経路を第2カテゴリの経路、前段BPFのみの1要素を備える経路を第3カテゴリの経路、3要素いずれもそなえない経路を第4カテゴリの経路、ともいう。図1の構成では、全ての経路R1〜Rnが、第1カテゴリの経路として例示する。
より具体的には、第1の経路R1において、上流側から、第1の前段BPF111と、第1のAGC121と、第1の後段BPF131とが備わる。同様に、第2の経路R2において、第2の前段BPF112と、第2のAGC122と、第2の後段BPF132とが備わる。そして、以降の経路において同様にして構成され、第Nの経路Rnにおいて、第Nの前段BPF11nと、第NのAGC12nと、第Nの後段BPF13nとが備わる。
ここで、第1〜第Nの前段BPF111〜11nにおいて、第1の前段BPF111が選択する周波数の帯域が最も低い周波数帯域であり、第Nの前段BPF11nが選択する周波数の帯域が最も高い周波数帯域に設定されている。第1〜第Nの前段BPF111〜11nのそれぞれにおいて周波数帯域制限された信号S21〜S2nは、第1〜第NのAGC121〜12nを通して出力(信号S31〜S3n)される。したがって、第1の前段BPF111は、ローパスフィルタ(LPF)であってよく、第Nの前段BPF11nは、ハイパスフィルタであってもよい。第1〜第Nの前段BPF111〜11nや後述の第1〜第Nの後段BPF131〜13nは、例えば、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタであって、DSP(Digital Signal Processor)等の信号処理用半導体集積回路で実現される。
また、第1〜第NのAGC121〜12nは、それぞれの経路(R1〜Rn)の信号(信号S21〜S2n)をそれぞれ利得調整し、信号S31〜S3nとして第1〜第Nの後段BPF131〜13nへ出力する。
第1〜第Nの後段BPF131〜13nは、それぞれ同一経路に備わる第1〜第Nの前段BPF111〜11nと同一の帯域特性を備えている。つまり、第1〜第Nの後段BPF131〜13nと、対応する同一経路の第1〜第Nの前段BPF111〜11nは、選択する周波数の帯域特性が同一である。したがって、第1〜第NのAGC121〜12nの処理において、第1〜第Nの前段BPF111〜11nが選択した周波数帯域の外に歪み成分が発生した場合には、その歪み成分は除去される。
加算器60は、第1〜第Nの後段BPF131〜13nにおいて周波数帯域制限処理された信号(信号S41〜S4n)を取得し合成して出力信号Soutを生成し、図示しないスピーカ等の出力装置や後工程処理手段へ出力する。
図2のフローチャートに、以上の構成による音声信号の処理をまとめて説明する。
音声の信号Sinが入力されると、信号分岐部11が、第1〜第Nの経路R1〜Rnに分岐して各経路に分岐した信号S11〜S1nを得る(ステップS10)。
第1〜第Nの経路R1〜Rnの各経路において、第1〜第Nの前段BPF111〜11nが、それぞれに設定されている所定の周波数帯域を選択的に出力して第1〜第NのAGC121〜12nに出力(信号S21〜S2n)する(ステップS12)。
第1〜第NのAGC121〜12nは、それぞれ取得した信号S21〜S2nに対して利得調整を行い、第1〜第Nの後段BPF131〜13nに出力(信号S31〜S3n)する(ステップS14)。
第1〜第Nの後段BPF131〜13nはそれぞれ、利得調整された信号S31〜S3nに対してそれぞれに設定されている所定の周波数帯域の信号を選択することで、その帯域外の歪み成分を除去し加算器60へ出力する(ステップS16)。
加算器60は、第1〜第Nの後段BPF131〜13nそれぞれで周波数帯域制限処理された信号S41〜S4nを取得し合成してスピーカ等の出力装置または後工程処理手段へ出力(信号Sout)する(ステップS18)。
以上、本実施形態によると、第1〜第NのAGC121〜12nの処理において第1〜第Nの前段BPF111〜11nが選択した周波数帯域の外に生じる歪み成分を除去できるため、不要の成分(歪み成分)を安定的に軽減することができ、加算器60で合成され生成される信号の音質が向上する。なお、上述の実施形態では、全ての経路で利得調整がなされているがこれに限る趣旨ではない。スピーカの破壊防止の観点では、一般に、低周波数成分の過入力を防止する必要性が最も高い。また、ユーザが感じる歪みについても同様である。そこで、高周波数の信号が選択されている経路、例えば第Nの経路Rnでは、利得調整を省略しても十分な品質を確保できることもある。そのような場合、前段BPFのみとして、AGCや後段BPFを省略することができる。つまり、各経路を第1カテゴリの経路のみの構成でなく、第2〜4カテゴリの経路を含む構成であってもよい。その様な実施形態については、第3〜第5の実施形態で例示する。また、前段BPFと後段のBPFの特性を異なる特性に設定してもよい。さらに、隣接周波数帯域にAGCを行わない周波数帯域の信号がある構成であれば、AGCを行わない経路に備わるBPFの周波数帯域の特性を、AGCを行う経路側に周波数帯域に拡げてAGCの行う経路の信号を補完してもよい。つまり、AGCを行う経路では、帯域制限処理が前段及び後段の二つのBPFでなされるため、信号レベルが低下してしまう可能性がある。その様な場合、信号レベルの低下を防止しつつ発生する歪みを少なくするように二つのBPFのパラメータを設定することが難しくなってしまうことがある。そのようなときに、AGCがなされない経路の信号により補完することで、BPFのパラメータの設定が容易となり、また、音質を向上させることができる。
次に、上記の構成及び処理による効果の検証結果(実験1、2)について説明する。なお、ここでは、構成及び処理による効果の確認が容易にできるように、分岐する経路を低周波数帯域側の第1の経路R1と、高周波数帯域側の第2の経路R2の二つとする。さらに、第2の経路R2においては利得調整を行わない。
図3は、本実験例の音声信号処理装置210の構成を示す機能ブロック図である。図示のように、音声信号処理装置210は、信号分岐部240と、信号処理部220と、加算器260とを備える。
信号分岐部240は、入力した音声の信号Sinを第1及び第2の経路R1、R2に分岐して、分岐した信号S11、S12を信号処理部220へ出力する。また、信号処理部220は、第1の経路R1に、入力側(信号分岐部240側)から第1の前段BPF211と、第1のAGC221と、第1の後段BPF231とを備え、第2の経路R2には、第2の前段BPF212のみを備えている。そして、加算器260は、第1の経路R1において第1の後段BPF231で処理された信号S41と第2の経路R2において第2の前段BPF212で処理された信号S22とを合成して出力信号Soutを生成する。
図4は、図3の構成による実験1の検証結果を説明するグラフである。図4(a)は、入力信号の周波数特性を示しており、図4(b)は、前段のBPFのみの構成とした従来の手法による出力信号の周波数特性(ピーク値)を示しており、図4(c)は、図3の構成による出力信号の周波数特性を示している。なお、実験条件は次の通りである。
入力信号:
1kHz(−12.5dB)+10kHz(−12.5dB) サイン波合成
フィルタ特性:
バンドパスフィルタ(中心周波数1kHz、バンド幅670Hz)
ハイパスフィルタ(カットオフ周波数4kHz、2次、Q:1/21/2
AGC:
最大ゲイン +9dB、 閾値 −2dB、
アタックタイム1ms、 リリースタイム100ms
図4(a)に示すように、入力信号(原音声信号)は、1kHz及び10kHzを中心とした歪みがほとんど含まれていない信号である。そして、従来の手法で処理した信号は、図4(b)に示すように、低周波数側では、例えば、100Hz付近では−80dB程度の歪みが発生しており、そこから1kHzまで幾つかのピークを有する歪みが発生しているのが分かる。また、1kHzより高い周波数側でも10kHzを超える領域までに亘り、−60dB〜−80dB程度の歪みが発生している。
一方、本実施形態で提案する手法によれば、図4(c)に示すように、低周波数域側及び高周波数域側の両方で発生する歪みが低減されているのが分かる。例えば、100Hz付近では−110dB程度の非常に小さな歪みまで抑えることができており、実質的に歪みが発生していないレベルとも言える非常に良好な特性が得られている。
図5は、図3の構成による実験2の検証結果を説明するグラフである。図5(a)は、入力信号の周波数特性を示しており、図5(b)は、前段のBPFのみの構成とした従来の手法による出力信号の周波数特性(ピーク値)を示しており、図5(c)は、図3の構成による出力信号の周波数特性を示している。なお、実験条件は次の通りであり、実験1における入力信号を低周波数側にシフトしている。
入力信号:
100Hz(−9.2dB)+1kHz(−9.2dB) サイン波合成
フィルタ特性:
バンドパスフィルタ(中心周波数100Hz、バンド幅60Hz)
ハイパスフィルタ(カットオフ周波数180Hz、2次、Q:1/21/2
AGC:
最大ゲイン +9dB、 閾値 −2dB、
アタックタイム1ms、 リリースタイム100ms
図5(a)に示すように、入力信号(原信号)は、100Hz及び1kHzを中心とした歪みがほとんど含まれていない信号である。そして、従来の手法で処理した信号は、図5(b)に示すように、低周波数側では、例えば、200Hz付近では−40dB程度の歪みが、また、400Hz付近では−50dB程度の歪みが発生している。また、1kHzより高い周波数側でも10kHzを超える領域までに亘り、−60dB〜−80dB程度の歪みが発生している。
一方、本実施形態で提案する手法によれば、図5(c)に示すように、低周波数域側及び高周波数域側の両方で発生する歪みが低減されているのが分かる。例えば、200Hz付近では、図5(b)と比べ10dB程度小さい−50dB程度まで歪みを抑えることができており、さらに、400Hz付近では−15dB程度小さい−65dBまで歪みを抑えることができている。
(第2の実施形態)
本実施形態では、分岐した各信号経路において、周波数帯域制限処理を行うBPFを一つとして、時分割によって前段BPFの機能と後段のBPF機能とを一つのBPFで行う。
図6は、本実施形態に係る音声信号処理装置310の構成を示す機能ブロック図である。図示のように、音声信号処理装置310は、前段速度変換部351と、信号分岐部340と、信号処理部320と、加算器360と、後段速度変換部352とを備える。
前段速度変換部351は、同一のBPFで時分割により信号処理を行うために、信号Sinの速度を2倍以上に変換する。そして変換後の信号S1が信号分岐部340に出力される。そして、信号分岐部340は、図1の信号分岐部11と同様に、入力された信号S1を第1〜第Nの経路R1〜Rnに分岐して分岐した信号S11〜S1nを得る。
信号処理部320は、分岐した各経路R1〜Rnにおいてそれぞれ、分岐された信号S11〜S1nを周波数帯域処理するBPFと、周波数帯域処理された信号S21〜S2nの利得調整を行うAGCとを備えている。具体的には、第1の経路R1において、第1のBPF311と、第1のAGC321とが備わる。同様に、第2の経路R2において、第2のBPF312と、第2のAGC322とが備わる。そして、以降の経路において同様にして構成され、第Nの経路Rnにおいて、第NのBPF31nと、第NのAGC32nとが備わる。
第1〜第NのBPF311〜31nは、信号分岐部340において分岐された信号S11〜S1nを取得すると、まず、それら信号S11〜S1nに対してそれぞれ所定の周波数帯域処理を行い、それぞれ第1〜第NのAGC321〜32nへ出力(信号S21〜S2n)する。
第1〜第NのAGC321〜32nは、それぞれ利得調整を行い、第1〜第NのBPF311〜31nに出力(信号S31〜S3n)する。第1〜第NのBPF311〜31nでは、利得調整後の信号S31〜S3nに対して、それぞれ所定の周波数帯域処理を行い加算器360へ出力(信号S41〜S4n)する。
また、信号処理部320は、信号分岐部340から取得した信号S11〜S1nに周波数帯域処理を行うか、利得調整された音声信号S31〜S3nに周波数帯域処理を行うかを決定し第1〜第NのBPF311〜31nを制御する切替指示制御部330を備える。つまり、切替指示制御部330は、第1〜第NのBPF311〜31nを前段のBPFとして機能させるか後段のBPFとして機能させるかを決定し指示する。
加算器360で合成された信号S5は、後段速度変換部352に出力される。そして、後段速度変換部352は、前段速度変換部351で変換された信号S1の速度をもとの速度に戻し、スピーカ等の音声出力装置へ出力(信号S5)する。
以上、本実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果を実現できる。さらに、前段の周波数帯域制限処理と後段の周波数帯域制限処理とで同一のBPFを使用するため、同一のフィルタ係数を使用する場合に、フィルタ係数を格納する記憶容量を低減できる。また、前段速度変換部351や後段速度変換部352の処理は、第1〜第NのBPF311〜31nの機能を実現するDSPに行わせることができるため、部品点数を増やさず実現できる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、図7に、本実施形態の音声信号処理装置10aの構成を示す機能ブロック図を示す。図示のように、音声信号処理装置10aでは、信号分岐部11は、入力された音声の信号Sinを第1〜第3の経路R1〜R3の信号S11〜S13に分岐する。なお、当然に、信号の分岐数は、3経路に限る趣旨ではない。信号処理部20aは、分岐した信号S11〜S13に対して所定の信号処理を行う。また、加算器60は、信号処理部20の各経路で処理された信号S41、S32、S23を合成する。
本実施の形態では、第1の経路R1が第1カテゴリの経路、第2の経路R2が第2カテゴリの経路、そして第3の経路R3が第3カテゴリの経路となっている。具体的には、第1の経路R1において、上流側から、第1の前段BPF111と、第1のAGC121と、第1の後段BPF131とが備わる。同様に、第2の経路R2において、第2の前段BPF112と、第2のAGC122とが備わる。そして、第3の経路R3では、第3の前段BPF113のみが備わる。
ここで、第1〜第3の前段BPF111〜113において、第1の前段BPF111が有する周波数帯域が最も低い周波数帯域であり、第3の前段BPF113が有する周波数帯域が最も高い周波数帯域に設定されている。
以上、本実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果が期待できる。さらに、想定される歪み成分の発生を考慮して、AGC処理や帯域制限処理を行う構成要素を省くことで、信号レベルの低下を防止しつつ発生する歪みを少なくすることができる。また、BPFのパラメータの設定、つまり音声信号処理装置10aの設計の工数が低減できる。
(第4の実施形態)
本実施形態も、第1の実施形態の変形例であり、図8に示すように音声信号処理装置10bの信号処理部20bは、図7に示した音声信号処理装置10aの構成において、第4の経路R4として、AGC処理や帯域制限処理を行わない第4カテゴリの経路を追加したことにある。したがって、加算器60において、信号処理部20の各経路で処理された4つの信号S41、S32、S23、S14が合成される。本実施の形態によると、第3の実施形態と同様の効果が期待できる。
(第5の実施形態)
本実施形態も、第1の実施形態の変形例であり、図9に示すように音声信号処理装置10cの信号処理部20cにおける経路の分岐構成をシンプルな2系路にした構成となっている。具体的には、図3で示した実験例の構成において、第2の前段BPF212を省いた構成である。つまり、第1の経路R1が第1カテゴリの経路であり、第2の経路R2が第4カテゴリの経路である。より具体的には、第1の経路R1では、信号分岐部11側から順に前段BPF111a、AGC121a及び後段BPF131aが配置されて、それらで処理がなされた信号S41が加算器60に出力される。一方、第2の経路R2では、AGC処理や帯域制限処理が施されない信号S12が加算器60に出力される。本実施形態によると、第3及び第4の実施形態と同様の効果が期待できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施形態を簡単にまとめると、以下の通りである。
本実施形態の音声信号処理装置は、音声信号を複数の経路に分岐し、前記分岐した音声信号をそれぞれ周波数帯域制限処理をして所定の周波数帯域に分割する前段帯域制限手段と、前記前段帯域制限手段にて分割された音声信号をそれぞれゲイン制御するゲイン制御手段と、前記ゲイン制御手段においてゲイン制御された音声信号を周波数帯域制限処理する後段帯域制限手段と、前記後段帯域制限手段の周波数帯域制限処理後に、前記分岐された音声信号を合成する合成手段とを備える。
また、同一経路に備わる前記前段帯域制限手段と前記後段帯域制限手段の各周波数帯域制限処理は、同一の帯域制限手段において時分割処理にて実行されてもよい。
また、前記複数に分岐した経路のうち、一部の経路には前記ゲイン制御手段と前記後段帯域制限手段とが省略されてもよい。
また、前記ゲイン制御手段と前記後段帯域制限手段とが省略されている経路に備わる前記前段帯域制限手段の特性は、前記前段帯域制限手段で周波数帯域制限処理された音声信号が前記ゲイン制御手段と前記後段帯域制限手段が省略されていない隣接する周波数帯域の経路の音声信号の周波数帯域を補完するように設定されてもよい。

Claims (11)

  1. 第1の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第1の前段帯域制限手段と、
    前記第1の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第1の音声信号をゲイン制御する第1のゲイン制御手段と、
    前記第1のゲイン制御手段においてゲイン制御された前記第1の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第1の後段帯域制限手段と、
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
  2. 前記第1の後段帯域制限手段の周波数帯域制限処理が施された前記第1の音声信号と、前記第1の音声信号の経路とは異なる経路の音声信号とを合成する合成手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の音声信号処理装置。
  3. 前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、
    第2の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第2の前段帯域制限手段と、
    前記第2の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第2の音声信号をゲイン制御する第2のゲイン制御手段と、
    前記第2のゲイン制御手段においてゲイン制御された前記第2の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第2の後段帯域制限手段と、
    を備え、
    前記第2の後段帯域制限手段における周波数帯域制限処理後の前記第2の音声信号を前記合成手段へ出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の音声信号処理装置。
  4. 前記第1の前段帯域制限手段が帯域制限して出力する前記第1の音声信号の周波数帯域は、前記第2の前段帯域制限手段が帯域制限して出力する前記第2の音声信号の周波数帯域より低く設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の音声信号処理装置。
  5. 前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、
    第3の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第3の前段帯域制限手段と、
    前記第3の前段帯域制限手段にて周波数帯域制限処理が施された前記第3の音声信号をゲイン制御する第3のゲイン制御手段と、
    を備え、
    前記第3のゲイン制御手段と前記合成手段との間に、ゲイン制御された前記第3の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す後段帯域制限手段を備えず、
    前記第3のゲイン制御手段におけるゲイン制御後の前記第3の音声信号を前記合成手段へ出力する
    ことを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載の音声信号処理装置。
  6. 前記第1の音声信号と合成される音声信号を前記合成手段へ出力する経路は、
    第4の音声信号に対して周波数帯域制限処理を施す第4の前段帯域制限手段を備え、
    前記第4の前段帯域制限手段と前記合成手段との間に、周波数帯域制限処理が施された前記第4の音声信号をゲイン制御するゲイン制御手段及び周波数帯域制限処理を施す後段帯域制限手段を備えず、
    前記第4の前段帯域制限手段における周波数帯域制限処理後の前記第4の音声信号を前記合成手段へ出力する
    ことを特徴とする請求項2から5までのいずれかに記載の音声信号処理装置。
  7. 前記第1の音声信号と合成される音声信号の経路は、帯域制限処理前の音声信号を前記合成手段に出力する経路であることを特徴とする請求項2から6までのいずれかに記載の音声信号処理装置。
  8. 前記第1の前段帯域制限手段と前記第1の後段帯域制限手段の各周波数帯域制限処理は、同一の帯域制限手段において、時分割処理にて実行されることを特徴とする請求項2から7までのいずれかに記載の音声信号処理装置。
  9. 前記第2の前記前段帯域制限手段の特性は、前記第1の前段帯域制限手段で周波数帯域制限処理された前記第1の音声信号の周波数帯域を補完するように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の音声信号処理装置。
  10. 入力した音声信号を複数の経路に分岐する経路分割工程と、
    分岐した各経路において、前記音声信号を周波数帯域制限処理して所定の周波数帯域に分割する帯域分割工程と、
    帯域に分割された前記各音声信号に対して、必要に応じて利得調整を行う利得調整工程と、
    利得調整された前記各音声信号を周波数帯域制限処理して、前記利得調整工程において生じる歪信号を除去する歪除去工程と、
    前記歪除去工程終了後、周波数帯域が分割された前記音声信号を合成する合成工程と、
    を実行することを特徴とする音声信号処理装置の音声信号処理方法。
  11. 前記所定の周波数帯域に分割された前記音声信号において、前記利得調整工程がなされない前記音声信号にあっては、前記歪除去工程が省略されることを特徴とする請求項10に記載の音声信号処理装置の音声信号処理方法。
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