JPWO2009107630A1 - 水槽用飛沫抑制装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の水槽用飛沫抑制装置は、水槽の内部に配置されると共に中空とされ、前記水槽内で水没する底部側の一部が開口される共に上部側が閉塞されてなる筐体3と、前記筐体3を水槽の内側壁部に固定するための固定部材15と、前記筐体の中空部に配されるエアストーン5と、前記筐体の一部に設けられ外部エアポンプ10からのエアチューブ7と接続される接続部8と、前記接続部8と前記エアストーン5の間を気体の流通が可能なように連結する空気導入路9とを有する。空気導入路9などは容易に交換可能である。

Description

本発明は、観賞魚水槽内にエアストーンなどにより酸素を補給する場合の気泡が水面付近ではじけて生ずる泡の飛沫を未然に抑制するための水槽用飛沫抑制装置に関する。
一般に、熱帯魚や金魚の如き観賞魚用の水槽内では、存在させる観賞魚や水草などの生物に必要な溶存酸素量を供給する必要があり、外部に設置されるエアポンプのような空気の供給手段により、水槽内に気泡を導入することが行われている。従来、水槽内での酸素補給時における空気の泡は、自然に水槽内の水中から水面までそのまま放出されるようにされており、水槽の上面には観賞魚の飛び出し防止や空気中の埃などの混入防止のために硝子蓋やプラスチック蓋などが水槽上面を覆うように用いられていることが多い。
ところで、観賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡は、エアストーンから排出されてほぼ垂直に上昇して水面に達し、泡の上昇によって生ずる水流により急速に広い範囲に水面上を飛散する。この広い範囲に飛散した泡がはじける時に生じる飛沫により、その周辺に種々の弊害が発生する。たとえば、淡水の場合でも水中に溶けている各種成分が硝子面で乾燥することで白い残渣のような状態で付着することがあり、また、広範囲に泡がはじけた場合には、水垢、藻類の発生などの弊害が発生することがある。さらに、海水魚などの水槽の場合には、いわゆる塩だれなどの現象が発生することがある。
このような問題に対処するための解決策として、本件出願人は先に、観賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容器として、開口部を水中に没するように観賞魚水槽内に配置した中空の容器を用意し、その内部にエアストーンを配するようにした装置を提案している(特許文献1参照。)。また、このような装置を改良したものとして、水中に配置されたエアストーンを収納する筐体と、前記筐体に形成された前記エアストーンに接続されたチューブを挿通するチューブ挿通孔と、前記筐体における前記エアストーンが収納された空間に水を流入させる開口部とを備えることを特徴としている(特許文献2参照)。
特開2000−93041号公報 実用新案登録 第3128595号
上述の特許文献1や特許文献2の如き容器や水槽用備品では、観賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡の飛散を防止することが可能であるが、長時間使用していた場合にエアチューブの経時的な変化により、空気の供給に支障が生じたり、常時水に触れる部分では藻や水垢などの発生でチューブ自体が汚くなってしまうことがあり、長時間の使用により支障が生じたり汚れた部品の交換のためにチューブ全体の取り外しなどが必要となり、その取替え作業が容易ではないなどの問題を生じている。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、長時間の使用により支障が生じたり汚れた部品の交換が容易となるような構造の水槽用飛沫抑制装置の提供を目的とする。
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の水槽用飛沫抑制装置は、水槽の内部に配置されると共に中空とされ、前記水槽内で水没する底部側の一部が開口される共に上部側が閉塞されてなる筐体と、前記筐体を水槽の内側壁部に固定するための固定部材と、前記筐体の中空部に配されるエアストーンと、前記筐体の一部に設けられ外部エアポンプからのエアチューブと接続される接続部と、前記接続部と前記エアストーンの間を気体の流通が可能なように連結する空気導入路とを有することを特徴とする。
本発明の水槽用飛沫抑制装置によれば、エアストーンは筐体の中空部に配設され、中空部は底部側の一部が開口された開口部を介して筐体外に連続する。このためエアストーンで発生した気泡により、その周囲では水中へ酸素が溶け込むようになり、筐体外でも水中に溶け込んだ酸素が利用される。エアストーンは外部エアポンプから所定の圧力の空気が送られて気泡を出力するが、エアストーンと外部エアポンプは直接エアチューブで接続されるのではなく、エアチューブが筐体の一部に設けられた接続部に接続され、その接続部からエアストーンの間は、気体の流通が可能なように連結された空気導入路によって接続されることになる。
このような構成の本発明の水槽用飛沫抑制装置によれば、エアストーンと外部エアポンプは直接エアチューブで接続されるのではなく、エアチューブが筐体の一部に設けられた接続部に接続され、その接続部からエアストーンの間は気体の流通が可能なように連結された空気導入路によって接続されることから、経時的な変化により、空気導入路自体が劣化した場合であっても、当該空気導入路自体を交換することで、支障が生じたり汚れた場合などへの対処が可能であり、その交換作業も容易である。
本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の運転状態を示す模式図である。 本発明の水槽用飛沫抑制装置の変形例であり、逆止弁と接続部に設けた例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の変形例であって、三角柱状の筐体を有した水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の変形例であって、水平断面が台形状の多角柱形状の筐体を有した水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の変形例であって、半円柱状の筐体を有した水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の変形例であって、側面の一部が平面とされた円柱形状の筐体を有した水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形体の水槽用飛沫抑制装置の改良例の一部斜視図である。
符号の説明
1 水槽用飛沫抑制装置
3、31~34 筐体
4 開口部
5 エアストーン
6 中空部
7 エアチューブ
8 接続部
9 空気導入管
10 外部エアポンプ
11 上部
13 底部
15 吸盤
21 水槽
22 気泡
23 水面
28 接続部
51 エアチューブ
52 接続部
53 空気導入管
54 エアチューブ
55 上側管状部
56 エアストーン
57 筐体
58 吸盤
59 蓋部
60 中空部
61 底部
62 開口部
63 外部空気ポンプ
64 孔
70 蓋部
[第1の実施形態]
本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図であり、図2はその気泡の排出時の様子を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態の水槽用飛沫抑制装置1は、水槽の内部に配置されると共に中空とされ、その水槽内で水没する底部側の一部が開口される共に上部側が閉塞されてなる筐体3と、該筐体3を水槽の内側壁部に固定するための固定部材として機能する一対の吸盤15、15と、筐体3の中空部6に配されるエアストーン5と、筐体3の一部に設けられ外部空気ポンプ10からのエアチューブ7と接続される接続部8と、該接続部8とエアストーン5の間を気体の流通が可能なように連結する空気導入路として機能する空気導入管9とを有することを特徴とする。
ここで、筐体3はポリスチレンなどの比較的に安価で大量に成型可能であり水に長時間触れても経時変化が小さい透明樹脂材からなり、本実施形態においては箱型の外形形状を有し、その底部13に底面のほぼ全体を矩形状に開口する開口部4が形成されている。但し、筐体3は透明樹脂材に限定されず、半透明や着色されたものであってもよい。筐体3はエアストーン5で発生した気泡をその中空部6内に止めて水面で発生する気泡の飛沫が広範囲に及ぶのを防止する機能を有している。筐体3の大きさは、エアストーン5が内在されて該エアストーン5から生ずる気泡により十分なエアレーションが確保できるものであれば、どのような寸法でも良い。筐体3のサイズが水槽に比べて余りにも大きな場合には、観賞魚の遊泳領域を余分に減らしてしまうことになり、筐体3のサイズが水槽に比べて余りにも小さな場合には、エアストーン5からの気泡が水中で周囲の液体に十分に接触せず、エアレーションも不良となってしまうおそれがある。このような筐体3については、例えば垂直方向の長さが5〜40cm程度、水平方向の断面が2×4cm〜4×8cm程度のサイズが例示される。
第1の実施形態においては、筐体3の形状は箱型の形状を有しているが、後述するような円筒状や他の多角柱状、例えば三角柱、五角柱、六角柱などの形状でも良く、水槽の形状や観賞魚の遊泳領域に合わせて任意に設定できる。また、箱型の筐体3はその底部13に底面のほぼ全体を矩形状に開口する開口部4が形成されており、この開口部4を介して水槽内の水が筐体3の中空部6に出入りする。ここで開口部4は筐体3の底部に形成されているが、当該筐体3が水中に没する部分であれば、他の部分が開口されていても良く、また開口部の形状も矩形状に限定されず他の形状でも良い。尚、底部13の開口部4を覆うように、魚の出入りを制限しつつ水流を制限しない網状の更なる蓋部を設けてもよいことは勿論である。
筐体3の上部には着脱自在若しくは開閉自在の蓋部11が配設されており、この筐体3の蓋部11と筐体3の上部によって水面上の空間は孔12を除いて閉ざされており、破裂した気泡およびその飛沫が筐体3の外部には飛び散ることはない。すなわち、水槽に当該水槽用飛沫抑制装置1を装着した場合においては、筐体3の蓋部11は水槽内の水面より上に位置させ、筐体3の底部13は水没するような位置で装着することができ、筐体3の中空部6の内部には上部側に近い部分に水槽の水面が位置し、その上は空気が存在することになる。この中空部6の内部の水面で、気泡がはじけて飛沫が飛散することになるが、これは筐体3の内部で生ずる現象に過ぎず、飛沫が筐体3の外部に及ぶことはない。従って、水槽の内壁に汚れなどが発生することもなく、当該エアストーン5からの酸素溶存を継続させることができる。また、上述のように開閉自在な蓋部11を備えることで、筐体3の内部の汚れは簡易に掃除することも可能である。蓋部11が開閉する部分には、筐体3の内外に貫通した細長い一対の孔12が設けられており、この孔12により破裂した気泡の空気自体を筐体外部に徐々に放出することができる。尚、孔12の数は一対には限定されず、更に複数の孔を設けてもよいことは勿論である。
吸盤15、15は、筐体3を水槽の内側壁部に固定するための固定部材として機能するものであり、所要のゴム系材料により構成される。本実施形態では、吸盤15の基端部側が筐体3に取り付けられ、吸盤15の吸盤面が筐体3の外側を向くように吸盤15が取り付けられる。吸盤15は両面の吸盤であっても良く、また、筐体3の面を水槽内壁に平行とするため1つの吸盤を突出部に置換して、吸盤の総数を単数にしても良い。また、吸盤以外にも、水槽の上端から吊り下げるような固定部材を利用することもでき、水槽底部の土や砂に差し込んで固定するような固定部材を用いることもでき、流木や石などのアクセサリーに結合する方法で固定することも可能である。
エアストーン5はエアチューブから供給される空気を水中に気泡の形式で導入し、その気泡の周囲の水槽の水に酸素を溶けませることで、当該水槽に内部に生息する観賞魚、水草などの生物に酸素を送る機能を有している。なお、本明細書において、鑑賞魚とは広義に解され、一般に水槽で飼育できるような海老、貝、くらげ、プランクトンなどの水中若しくは水面での環境で生息する種々のペット類を含むものである。本実施形態において円柱状のエアストーン5を例示しているが、エアストーンは他の形状であっても良く、また比較的に小さい気泡を発生させる木材やセラミック、硝子などの材料であっても良い。
第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置1は、エアストーン5に直接外部エアポンプ10からの空気が圧送されるのではなく、外部エアポンプ10に接続されるエアチューブ7は一旦筐体3の上面11に形成された接続部8の上側管状部にその端部の径をやや広げて接続され、接続部8の下側管状部には接続部8とエアストーン5の間を気体の流通が可能なように連結する空気導入管9が取り付けられている。一般にエアチューブ7は可とう性を有した樹脂性であり、使用環境に鑑み、経時劣化に強い材料で構成されているが、水中での長時間使用などにより弾性が失われ、あるいは汚れが目立つことがある。ここで、空気導入管9はエアチューブよりも比較的に硬質のプラスチック材料、あるいは硝子材料で構成され、好ましくは酸素を含む水に長時間接触していても劣化の小さいプラスチック材料や硝子材料で構成される。比較的に硬質のプラスック材を選択することで、当該空気導入管9を交換する場合にも作業者が把持し易く、空気導入管9のみを確実に交換することができる。また、空気導入管9とエアストーン5の間や空気導入管9と接続部8の間に短いエアチューブを介在させても良い。
接続部8は、筐体3の上部11に配設された部材であり、円筒状の形状を有し上下方向である軸方向に延長される空気通路を有する。接続部8の上側管状部に外部エアポンプ10に接続されるエアチューブ7が接続され、接続部8の下側管状部の外側に嵌め込むようにして空気導入管9が取り付けられる。エアストーン5と空気導入管9は一体でも良いが、空気導入管9の交換のためには別体とし、通常のエアストーンのように空気取り込み口に空気導入管9を差し込むようにしても良い。このような接続部8が設けられる構成とすることで、例えば長時間少なくとも一部が水没するように使用される空気導入管9は、水槽中の観賞魚飼育環境における調整された水では有機物やミネラルなどの成分も影響して、樹脂の劣化が多少なりとも発生するが、その場合には当該空気導入管9を確実に交換することができ、その交換作業も容易であることから、水槽を常に汚れのない状態に保つことも容易である。一方、本実施形態の水槽用飛沫抑制装置1では、筐体3の外部に飛沫が飛び散ることも抑制されるため、エアチューブ7は殆ど水に触れることなく空気の供給路として機能することになる。従って、エアチューブ7は接続部8に接続させたまま、当該水槽用飛沫抑制装置1を長期に亘り運転できるという利点がある。
図2は第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置1の運転時の状態を示す模式図である。外部エアポンプから圧送された空気は、可とう性のあるエアチューブ7を介して接続部8に至る。接続部8には軸方向に空気の通路が延長されており、この接続部8を通過した空気は水槽21の水面23の下方まで延長されている空気導入管9に至り、この空気導入管9の端部で連結するエアストーン5に空気導入管9からの空気が送られる。エアストーン5では、送られてきた空気が細かい気泡としてエアストーン5の表面から水槽内の水が8割か9割程度満たされた筐体3の中空部6に放出される。このような中空部6内部での気泡の放出により、気泡22はエアストーン5の位置から上から下への水槽の水流に反して徐々に上昇し、中空部6の内部の水面23に到達する。このように水面23に到達した時点で、わずかな時間だけ気泡22は泡の球体状の膜を維持するが、直ぐに壊れてしまい泡の表面の膜を作っていた部分が飛沫として水面23ではじけることになる。ところが気泡22が上昇するのは筐体3の内部に限ることから、水面23ではじけた飛沫も筐体3の内部に限られることになり、当該の水槽用飛沫抑制装置1の周囲への飛沫の悪影響は未然に防止されることになる。前述のように、開閉自在の蓋部11を有しているので、筐体3内部の汚れは簡易に掃除することができる。
また、第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置1によれば、エアストーン5の表面から出力される気泡22は、筐体3の中空部6という比較的に狭い領域で生ずる上から下への水流に抗して水面23まで上昇する。従って、筐体3を設けずに自然に気泡を発生させる場合に比較して、長時間気泡22は筐体3の中空部6内で揉まれることになり、気泡22の量に対する溶存酸素量を多くすることができ、中空部6の水面23上の空気溜りの部分も気泡22が連続的到達することから、その圧力が大気圧よりも高くなり、水中に溶ける酸素の量を上げることができる。なお、筐体3の上部11や接続部8の近傍には滞留した空気を排出するための小さい孔を筐体3に設けることも可能である。
また、図3に示すように、接続部を外部エアポンプの緊急停止時に備えて逆止弁を組み合わせた接続部28とすることもできる。このような逆止弁を有する接続部28を空気の導入部に使用することで、外部ポンプへの損傷などを未然に防止できる。
図4乃至図7は、第1の実施形態の水槽用飛沫抑制装置の変形例であり、図4は三角柱状の筐体31を有した水槽用飛沫抑制装置の例であり、図5は水平断面が台形状の多角柱形状の筐体32を有した水槽用飛沫抑制装置の例であり、図6は半円柱状の筐体33を有した水槽用飛沫抑制装置の例であり、図7は側面の一部が平面とされた円柱形状の筐体34を有した水槽用飛沫抑制装置の例である。このような各形状の装置においても先に説明した本実施形態の水槽用飛沫抑制装置と同様に、破裂した気泡およびその飛沫が筐体の外部には飛び散ることを防止できる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。ここでは、第1の実施形態と重複した説明は避け、特徴的な部分を中心に説明する。
図8は、第2の実施形態の水槽用飛沫抑制装置を示す斜視図である。この図8に示すように、本実施形態の水槽用飛沫抑制装置50は、水槽の内部に配置されると共に中空とされ、その水槽内で水没する底部側の一部が開口される共に上部側が閉塞されてなる筐体57と、該筐体57を水槽の内側壁部に固定するための固定部材として機能する2対の吸盤58,58及び58,58と、筐体57の中空部60に配されるエアストーン56と、蓋部59の一部に設けられ外部空気ポンプ63からのエアチューブ51及び空気導入管53と接続される接続部52と、該接続部52とエアストーン56の間を気体の流通が可能なように連結する空気導入路として機能する空気導入管53と、エアストーン56の上側管状部55と空気導入管53とを連結するためのエアチューブ54を有することを特徴とする。筐体57の上部には、着脱自在(若しくは開閉自在)の蓋部59が配設される。この筐体57の蓋部59と筐体57の上部によって水面上の空間は孔64を除いて閉ざされており、破裂した気泡およびその飛沫が筐体3の外部には飛び散ることはないことは、前述した第1の実施形態と同様である。また、開閉自在の蓋部59を備えているので、筐体57内部の汚れは簡易に掃除することができる。尚、孔64は、1つに限定されず、更に複数の孔を設けるようにしてもよいことは勿論である。
また、箱型の筐体57はその底部61に底面のほぼ全体を矩形状に開口する開口部62が形成されており、この開口部62を介して水槽内の水が筐体57の中空部60に出入りする。ここで開口部62は筐体57の底部61に形成されているが、当該筐体57が水中に没する部分であれば、他の部分が開口されていても良く、また開口部の形状も矩形状に限定されず他の形状でも良い。
そして、この第2の実施形態では、特に蓋部59に接続部52が形成されている点に特徴を有している。即ち、接続部52の上側管状部52aは、外部空気ポンプ63からのエアチューブ51がその径をやや広げて接続され、下側開口部52bには空気同入管53が勘合されるようになっている。即ち、空気同入管53を下側開口部52bに嵌合するだけで、簡易に装着することが可能となっている。さらに、空気導入管53とエアストーン56の間に短いエアチューブ54を介在させている。これにより、エアストーン56と空気同入管53との連結を簡易且つ円滑に行えるようにしている。この空気導入管53は、エアチューブ51,54よりも比較的に硬質のプラスチック材料、あるいは硝子材料で構成され、好ましくは酸素を含む水に長時間接触していても劣化の小さいプラスチック材料や硝子材料で構成される。比較的に硬質のプラスック材を選択することで、当該空気導入管53を交換する場合にも作業者が把持し易く、空気導入管53のみを確実に交換することができるようになる。その際、エアストーン56の上側管状部55と空気導入管53とは短いエアチューブ54で接続されているので、その装脱も簡易に行える。
空気導入管9は、水槽中の観賞魚飼育環境における調整された水では有機物やミネラルなどの成分も影響して、樹脂の劣化が多少なりとも発生するが、その場合には当該空気導入管9を確実に交換することができ、その交換作業も前述した通り、蓋部59の下側開口部52bに勘合させるだけと比較的容易であることから、水槽を常に汚れのない状態に保つことも容易である。
尚、第2の実施形態においては、筐体3の形状は箱型の形状を有しているが、前述したような円筒状や他の多角柱状、例えば三角柱、五角柱、六角柱などの形状でも良く、水槽の形状や観賞魚の遊泳領域に合わせて任意に設定できる。また、図9に示されるように、底部61の開口部62を覆うように、中空部60への魚の出入りを制限しつつ水流を制限しない網状の更なる蓋部70を設けるようにしてもよいことは勿論である。

Claims (8)

  1. 水槽の内部に配置されると共に中空とされ、前記水槽内で水没する底部側の一部が開口される共に上部側が閉塞されてなる筐体と、
    前記筐体を水槽の内側壁部に固定するための固定部材と、
    前記筐体の中空部に配されるエアストーンと、
    前記筐体の一部に設けられ外部空気ポンプからのエアチューブと接続される接続部と、
    前記接続部と前記エアストーンの間を気体の流通が可能なように連結する空気導入路とを有することを特徴とする水槽用飛沫抑制装置。
  2. 前記筐体は樹脂材料からなるプラスチック成型品であることを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
  3. 前記固定部材は吸盤であることを特徴とする請求項1記載の水槽用備品。
  4. 前記空気導入路は前記エアチューブよりも硬質のプラスチック管からなることを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
  5. 前記筐体の上部には開閉若しくは着脱自在な蓋部が配設されることを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
  6. 蓋部を更に有し、前記接続部は該蓋部に形成されており、該接続部は前記エアチューブと接続される上側管状部と上記空気導入路と接続される下側開口部を有することを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
  7. 前記エアストーンは、空気導入路に比して短い長さのエアチューブにより該空気導入路と連結されることを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
  8. 上記底部側の一部の開口を覆う網状の蓋部を更に有することを特徴とする請求項1記載の水槽用飛沫抑制装置。
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