JP3120094B2 - 観賞魚水槽の酸素補給装置 - Google Patents

観賞魚水槽の酸素補給装置

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JP3120094B2
JP3120094B2 JP10283587A JP28358798A JP3120094B2 JP 3120094 B2 JP3120094 B2 JP 3120094B2 JP 10283587 A JP10283587 A JP 10283587A JP 28358798 A JP28358798 A JP 28358798A JP 3120094 B2 JP3120094 B2 JP 3120094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観賞魚水槽内での
酸素補給時における空気の泡の飛散を封じ込め、泡の飛
沫による弊害を防止するための観賞魚水槽内に配置する
酸素補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、観賞魚水槽内での酸素補給時にお
ける空気の泡は、自然体で水槽水面より放出するままで
あり、水槽そのものに蓋を取り付けることでその飛散に
よる外部への影響を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】観賞魚水槽内での酸素
補給時における空気の泡は、エアストーンから排出され
ほぼ垂直に上昇し水面に達し、泡の上昇によって生じる
水流により急速かつ広範囲に水面上を飛散する。この広
範囲に飛散した泡がはじける時に生じる飛沫により、そ
の周辺に種々の弊害が生じるのである。水槽の縁、蓋も
しくは水槽上部に設置した器具に対し、水垢、藻類の発
生、また、海水の場合は塩ダレによる汚れを与え、その
清掃の手間および水槽の美観を損なうことが大であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本飛散を防止するための装置は、酸素補給時に
おける空気の泡の飛沫を周辺器具に蓋を配置することに
よる消極的な回避策を取っていた従来の方策に対し、そ
の空気の泡そのものを積極的に閉じ込めることによりそ
の飛散による影響を回避する。
【0005】そのために、本発明は、酸素補給用の管
に、中空の容器を取りつけ、酸素補給時における空気の
泡をその中で飛散させることにより、空気の泡の飛散に
よる他の部位への汚濁の影響を防止することができるよ
うにした。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は本発明装置の斜視
図,図2は側面図,図3は上面図,図7は本発明装置を
水槽内に設置した状態を示す斜視図で、同一個所には同
一の符号が付されている。本発明は、開口部を水中に没
するように観賞魚水槽内に配置した中空の容器(1)
に、この容器の天井(1a)を貫通させ、水面に対し垂
直になるように、先端下部にエアストーン(7)を配置
した空気補給用の管(6)を取りつけた。
【0007】上記容器は、その側面に吸盤(4)を設置
し、使用に際しては図4に示す如くこれを水槽内壁面
(12)に固定できるようにした。
【0008】さらに、上記容器は、その上部が水面に出
るようにし、水面より上の周壁の最上部の近くの壁面
に、数個から十数個の空気抜きの穴(2)をあけ、酸素
補給時の空気の排出を図った。図5は本発明の装置の内
部における水の流れを矢印13で表わしたものである。
【0009】また、上記容器の水中に位置する周壁に、
空気の泡が起こした水流を容器外に排出循環させるため
の複数個の穴(3)を開けた。
【0010】上記、水を容器外に排出循環させるための
穴(3)の下縁には、図6に示す如く容器(1)内部方
向に傾けた突起(15)を付けることにより、空気の泡
がここから水と共に容器外へ排出されるのを防ぎ、容器
(1)内にとどめることができる。図6の矢印13は本
発明の装置内における水の流を示す。
【0011】また、容器1の径が小さい場合、酸素補給
時の空気の泡を効率的に収容するため、容器垂直方向の
深さを深くする必要があるが、容器の径を大きくした場
合は、酸素補給時の空気の泡の収容効率があがるため、
図8に示す如く容器1の垂直方向の深さを浅くし、水を
容器外に排出循環させるための穴3を排除することもで
きる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】開口部が水中に没するように観賞魚水槽内
に配置した中空の容器(1)に、この容器の天井(1
a)を貫通させ、水面に対し垂直になるように、先端下
部にエアストーン(7)を配置した空気補給用の管
(6)を取りつけたことにより、酸素補給時における空
気の泡を、その中に封じ込め、その中で飛散させること
ができる。
【0014】さらに容器(1)の水面より上の周壁に空
気抜きの穴(2)をあけることにより、容器(1)から
の空気の排出が可能になる。
【0015】また、容器(1)の周壁の水中下にあけた
数個の水を容器外に排出循環させるための穴(3)によ
り、空気の泡が起こした水の流れ(13)を、容器
(1)外に排出循環させることが可能になる。
【0016】さらに上記水を容器外に排出循環させるた
めの穴(3)は、水と共に空気の泡(10)がここから
容器外へ排出されるのを防ぐため、容器(1)の内部方
向に内側に傾けた突起(15)を設けることにより、水
のみが排出され、酸素補給時の空気の泡(10)は容器
内にとどめることができる。
【0017】これらにより、酸素補給時における空気の
泡(10)は、水槽内に拡散することなく本飛散を防止
するための容器内に収容され、その飛散による汚濁の影
響を、水槽の縁、蓋もしくは水槽上部、また、その上部
に設置された他の器具に及ぼすことなく、容器内に止め
ることができる。
【0018】さらに、本飛散を防止するための容器は、
例えば、ガラス、プラスティックなどその材質、また、
例えば、円筒型、角柱型などその形状、また、透明、非
透明などに係わらず、酸素補給時の空気の泡を収容する
という機能に特徴を有する。
【0019】また、容器内において、一旦上昇した水が
容器の縁部へ向けて斜め下方向に水流を作るため、酸素
補給時の酸素の泡が容器内で上下運動を起こし、これが
気泡の攪拌現象を生ぜしめ、酸素の水への溶解をも促進
せしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を斜め上方から見た斜視図。
【図2】本発明装置の側面図。
【図3】本発明装置の上面図。
【図4】本発明装置を水槽中で動作させた場合の一部切
削断側面図。
【図5】本発明装置を水槽中で動作させた場合の水の流
れを示す一部切削断側面図。
【図6】本発明装置内の気泡と水の流れを示す一部拡大
断面図。
【図7】本発明装置の観賞魚水槽内での配置の一例図。
【図8】本発明装置の容器の径を大きくした実施例を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 飛散を防止するための容器 2 空気抜きの穴 3 水を容器外に排出循環させるための穴 4 水槽壁面に固定させるための吸盤 5 エアポンプからのエアチューブ 6 空気補給用の管 7 空気の泡を発生させるエアストーン 8 水面 9 空気の流れ 10 空気の泡 11 空気の泡の動き 12 水槽壁面 13 水の流れ 14 飛散を防止するための容器の壁面 15 容器内部方向に内側に傾けた突起 16 飛散する空気の泡 17 水槽 18 汽水面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部が水中に没するよう観賞魚水槽内に
    配置した中空の容器, この容器の天井を貫通させ、先端下部にエアストーンを
    配置し、水面に垂直になるように取り付けた空気補給用
    の管,とよりなり、 中空の容器の水面より上に突出する部分の周壁には空気
    抜きの穴を設け、 エアストーンから発生した泡が中空の容器の外部に洩れ
    ないよう容器の内部を上昇させるようにし、 容器内以外の水表面における泡の飛散を防止することを
    特徴とする観賞魚水槽の酸素補給装置。
  2. 【請求項2】開口部が水中に没するよう観賞魚水槽内に
    配置した中空の容器, この容器の天井を貫通させ、先端下部にエアストーンを
    配置し、水面に垂直になるように取り付けた空気補給用
    の管,とよりなり、 中空の容器の水面より上に突出する部分の周壁には空気
    抜きの穴を設け、 水面下に没する部分の周壁には水の排出穴を設けエアス
    トーンから発生した泡が中空の容器の外部に洩れないよ
    う容器の内部を上昇させるとともに、水の排出穴から水
    のみを排出させ、 容器内以外の水表面における泡の飛散を防止することを
    特徴とする観賞魚水槽の酸素補給装置。
  3. 【請求項3】開口部が水中に没するよう観賞魚水槽内に
    配置した中空の容器, この容器の天井を貫通させ、先端下部にエアストーンを
    配置し、水面に垂直になるように取り付けた空気補給用
    の管,とよりなり、 中空の容器の水面より上に突出する部分の周壁には空気
    抜きの穴を設け、 水面下に没する部分の周壁には水の排出穴を設けこの水
    の排出穴の下部から、中空の容器の内側に傾けた突起を
    設け、 エアストーンから発生した泡が水の排出穴から中空の容
    器の外部に洩れることなく容器の内部を上昇するように
    するとともに、水の排出穴から水のみを排出させ、 容器内以外の水表面における泡の飛散を防止することを
    特徴とする観賞魚水槽の酸素補給装置。
JP10283587A 1998-09-21 1998-09-21 観賞魚水槽の酸素補給装置 Expired - Lifetime JP3120094B2 (ja)

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