JP2000093041A - 鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容器 - Google Patents
鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容器Info
- Publication number
- JP2000093041A JP2000093041A JP10283587A JP28358798A JP2000093041A JP 2000093041 A JP2000093041 A JP 2000093041A JP 10283587 A JP10283587 A JP 10283587A JP 28358798 A JP28358798 A JP 28358798A JP 2000093041 A JP2000093041 A JP 2000093041A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡
の飛散による汚濁およびその清掃の手間を最小限に止め
ること。 【解決手段】鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気
の泡を中空の容器で収容し、空気の泡の飛散をその中空
容器内に限定する。
の飛散による汚濁およびその清掃の手間を最小限に止め
ること。 【解決手段】鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気
の泡を中空の容器で収容し、空気の泡の飛散をその中空
容器内に限定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鑑賞魚水槽内での
酸素補給時における空気の泡の飛散を封じ込め、泡の飛
沫による弊害を防止するための鑑賞魚水槽内に配置する
空気の泡の飛散を防止するための鑑賞魚水槽内での酸素
補給時における空気の泡の飛散を防止するための容器の
形態に関するものである。
酸素補給時における空気の泡の飛散を封じ込め、泡の飛
沫による弊害を防止するための鑑賞魚水槽内に配置する
空気の泡の飛散を防止するための鑑賞魚水槽内での酸素
補給時における空気の泡の飛散を防止するための容器の
形態に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、鑑賞魚水槽内での酸素補給時にお
ける空気の泡は、自然体で水槽内水面より放出するまま
であり、水槽そのものに蓋を取り付けることでその飛散
による外部への影響を防止していた。
ける空気の泡は、自然体で水槽内水面より放出するまま
であり、水槽そのものに蓋を取り付けることでその飛散
による外部への影響を防止していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】鑑賞魚水槽内での酸素
補給時における空気の泡は、エアストーンから排出され
ほぼ垂直に上昇し水面に達し、泡の上昇によって生じる
水流により急速かつ広範囲に水面上を飛散する。この広
範囲に飛散した泡がはじける時に生じる飛沫により、そ
の周辺に種々の弊害が生じるのである。水槽の縁、蓋も
しくは水槽上部に設置した器具に対し、水垢、藻類の発
生、また、海水の場合は塩ダレによる汚れを与え、その
清掃の手間および水槽の美観を損なうことが大であっ
た。
補給時における空気の泡は、エアストーンから排出され
ほぼ垂直に上昇し水面に達し、泡の上昇によって生じる
水流により急速かつ広範囲に水面上を飛散する。この広
範囲に飛散した泡がはじける時に生じる飛沫により、そ
の周辺に種々の弊害が生じるのである。水槽の縁、蓋も
しくは水槽上部に設置した器具に対し、水垢、藻類の発
生、また、海水の場合は塩ダレによる汚れを与え、その
清掃の手間および水槽の美観を損なうことが大であっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本飛散を防止するための容器は、酸素補給時に
おける空気の泡を周辺器具に蓋を配置することによる消
極的な回避策を取っていた従来の方策に対し、その空気
の泡そのものを積極的に閉じ込めることによりその飛散
による影響を回避する。
ために、本飛散を防止するための容器は、酸素補給時に
おける空気の泡を周辺器具に蓋を配置することによる消
極的な回避策を取っていた従来の方策に対し、その空気
の泡そのものを積極的に閉じ込めることによりその飛散
による影響を回避する。
【０００５】そのために、本発明は、酸素補給用の管
に、中空の容器を取りつけ、酸素補給時における空気の
泡をその中で飛散させることにより、空気の泡の飛散に
よる他の部位への汚濁の影響を防止するすることができ
るようにした。
に、中空の容器を取りつけ、酸素補給時における空気の
泡をその中で飛散させることにより、空気の泡の飛散に
よる他の部位への汚濁の影響を防止するすることができ
るようにした。
【０００６】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。本発明は、開口部を水中
に没するように鑑賞魚水槽内に配置した中空の容器
（１）に、この容器の天井（１ａ）を貫通させ、水面に
対し垂直になるように、先端下部にエアストーン（７）
を配置した空気補給用の管（６）を取りつけた。
づき図面を参照して説明する。本発明は、開口部を水中
に没するように鑑賞魚水槽内に配置した中空の容器
（１）に、この容器の天井（１ａ）を貫通させ、水面に
対し垂直になるように、先端下部にエアストーン（７）
を配置した空気補給用の管（６）を取りつけた。
【０００７】上記容器は、その側面に吸盤（４）を設置
し、これを水槽内壁面（１２）に固定できるようにし
た。
し、これを水槽内壁面（１２）に固定できるようにし
た。
【０００８】さらに、上記容器は、その上部が水面に出
るようにし、水面より上の周壁の最上部の近くの壁面
に、数個から十数個の空気抜きの穴を（２）あけ、酸素
補給時の空気の排出を図った。
るようにし、水面より上の周壁の最上部の近くの壁面
に、数個から十数個の空気抜きの穴を（２）あけ、酸素
補給時の空気の排出を図った。
【０００９】また、上記容器の水中に位置する周壁に、
空気の泡が起こした水流が容器外に排出循環されるよう
数個の水を容器外に排出循環させるための穴（３）を開
けた。
空気の泡が起こした水流が容器外に排出循環されるよう
数個の水を容器外に排出循環させるための穴（３）を開
けた。
【００１０】さらに上記、水を容器外に排出循環させる
ための穴（３）には、水と共に空気の泡がここから容器
外へ排出されるのを防ぐため、飛散を防止するための容
器（１）内部方向に内側に傾けた突起（１５）を付け、
空気の泡は、本飛散を防止するための容器（１）内にと
どまるようにした。
ための穴（３）には、水と共に空気の泡がここから容器
外へ排出されるのを防ぐため、飛散を防止するための容
器（１）内部方向に内側に傾けた突起（１５）を付け、
空気の泡は、本飛散を防止するための容器（１）内にと
どまるようにした。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１２】本飛散を防止するための容器は、開口部を
水中に没するように鑑賞魚水槽内に配置した中空の容器
（１）に、この容器の天井（１ａ）を貫通させ、水面に
対し垂直になるように、先端下部にエアストーン（７）
を配置した空気補給用の管（６）を取りつけたことによ
り、酸素補給時における空気の泡を、その中に封じ込
め、その中で飛散させることができる。
水中に没するように鑑賞魚水槽内に配置した中空の容器
（１）に、この容器の天井（１ａ）を貫通させ、水面に
対し垂直になるように、先端下部にエアストーン（７）
を配置した空気補給用の管（６）を取りつけたことによ
り、酸素補給時における空気の泡を、その中に封じ込
め、その中で飛散させることができる。
【００１３】本飛散を防止するための容器の水面より上
の周壁に空気抜きの穴（２）をあけることにより、本飛
散を防止するための容器（１）からの空気の排出が可能
になる。
の周壁に空気抜きの穴（２）をあけることにより、本飛
散を防止するための容器（１）からの空気の排出が可能
になる。
【００１４】また、本飛散を防止するための容器の周壁
の水中下にあけた数個の水を容器外に排出循環させるた
めの穴（３）により、空気の泡が起こした水の流れ（１
３）を、本飛散を防止するための容器（１）外に排出循
環させることが可能になる。
の水中下にあけた数個の水を容器外に排出循環させるた
めの穴（３）により、空気の泡が起こした水の流れ（１
３）を、本飛散を防止するための容器（１）外に排出循
環させることが可能になる。
【００１５】さらに上記水を容器外に排出循環させるた
めの穴（３）は、水と共に空気の泡（１０）がここから
容器外へ排出されるのを防ぐため、本飛散を防止するた
めの容器（１）内部方向に内側に傾けた突起（１５）を
設けることにより、水のみが排出され、酸素補給時の空
気の泡（１０）は本飛散を防止するための容器内にとど
めることができる。
めの穴（３）は、水と共に空気の泡（１０）がここから
容器外へ排出されるのを防ぐため、本飛散を防止するた
めの容器（１）内部方向に内側に傾けた突起（１５）を
設けることにより、水のみが排出され、酸素補給時の空
気の泡（１０）は本飛散を防止するための容器内にとど
めることができる。
【００１６】これらにより、酸素補給時における空気の
泡（１０）は、水槽内に拡散することなく本飛散を防止
するための容器内に収容され、その飛散による汚濁の影
響を、水槽の縁、蓋もしくは水槽上部、また、その上部
に設置された他の器具に及ぼすことなく、本飛散を防止
するための容器内に止めることができる。
泡（１０）は、水槽内に拡散することなく本飛散を防止
するための容器内に収容され、その飛散による汚濁の影
響を、水槽の縁、蓋もしくは水槽上部、また、その上部
に設置された他の器具に及ぼすことなく、本飛散を防止
するための容器内に止めることができる。
【００１７】また、本飛散を防止するための容器は、そ
の径が小さい場合、酸素補給時の空気の泡を効率的に収
容するため、本飛散を防止するための容器垂直方向の深
さを深くする必要があるが、本飛散を防止するための容
器の径を大きくした場合は、酸素補給時の空気の泡の収
容効率があがるため、容器の垂直方向の深さを浅くし、
水を容器外に排出循環させるための穴を排除することも
できる。
の径が小さい場合、酸素補給時の空気の泡を効率的に収
容するため、本飛散を防止するための容器垂直方向の深
さを深くする必要があるが、本飛散を防止するための容
器の径を大きくした場合は、酸素補給時の空気の泡の収
容効率があがるため、容器の垂直方向の深さを浅くし、
水を容器外に排出循環させるための穴を排除することも
できる。
【００１８】さらに、本飛散を防止するための容器は、
例えば、ガラス、プラスティックなどその材質、また、
例えば、円筒形、角柱形などその形状、また、透明、非
透明などに係わらず、酸素補給時の空気の泡を収容する
という機能に特徴を有する。
例えば、ガラス、プラスティックなどその材質、また、
例えば、円筒形、角柱形などその形状、また、透明、非
透明などに係わらず、酸素補給時の空気の泡を収容する
という機能に特徴を有する。
【００１９】また、本飛散を防止するための容器内にお
いて、一旦上昇した水が本飛散を防止するための容器の
縁部へ向けて斜め下方向に水流を作るため、酸素補給時
の酸素の泡が本飛散を防止するための容器内で上下運動
を起こし、これが気泡の撹拌現象を生ぜしめ、酸素の水
への溶解をも促進せしめる。
いて、一旦上昇した水が本飛散を防止するための容器の
縁部へ向けて斜め下方向に水流を作るため、酸素補給時
の酸素の泡が本飛散を防止するための容器内で上下運動
を起こし、これが気泡の撹拌現象を生ぜしめ、酸素の水
への溶解をも促進せしめる。
【図１】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の斜視図である。
ための容器の斜視図である。
【図２】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の側面図である。
ための容器の側面図である。
【図３】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器を容器上部から見た図である。
ための容器を容器上部から見た図である。
【図４】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の空気抜きのための穴および空気の流れの図
である。
ための容器の空気抜きのための穴および空気の流れの図
である。
【図５】酸素補給時における空気の泡が起こした水流を
酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容
器の外に排出循環させるための穴および水流の流れの図
である。
酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容
器の外に排出循環させるための穴および水流の流れの図
である。
【図６】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の水を容器の外に排出循環させるための穴か
ら、酸素補給時における空気の泡が水と共に水槽内へ拡
散するのを防ぐため容器内部方向に内側に傾けた突起、
及び、空気の泡の動き、及び、水の流れの図である。
ための容器の水を容器の外に排出循環させるための穴か
ら、酸素補給時における空気の泡が水と共に水槽内へ拡
散するのを防ぐため容器内部方向に内側に傾けた突起、
及び、空気の泡の動き、及び、水の流れの図である。
【図７】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の鑑賞魚用水槽内での配置の一例の図であ
る。
ための容器の鑑賞魚用水槽内での配置の一例の図であ
る。
【図８】酸素補給時における空気の泡の飛散を防止する
ための容器の径を大きくし、水を容器外に排出循環させ
るための穴を排除した場合の、酸素補給時における空気
の泡の飛散を防止するための容器の斜視図である。
ための容器の径を大きくし、水を容器外に排出循環させ
るための穴を排除した場合の、酸素補給時における空気
の泡の飛散を防止するための容器の斜視図である。
１ 飛散を防止するための容器 ２ 空気抜きの穴 ３ 水を容器外に排出循環させるための穴 ４ 水槽壁面に固定させるための吸盤 ５ エアポンプからのエアチューブ ６ 空気補給用の管 ７ 空気の泡を発生させるエアストーン ８ 水面 ９ 空気の流れ １０ 空気の泡 １１ 空気の泡の動き １２ 水槽壁面 １３ 水の流れ １４ 飛散を防止するための容器の壁面 １５ 容器内部方向に内側に傾けた突起 １６ 飛散する空気の泡 １７ 水槽 １８ 汽水面
Claims (2)
- 【請求項１】開口部を水中に没するように鑑賞魚水槽内
に配置した中空の容器（１）、この容器の天井を貫通さ
せ、先端下部にエアストーン（７）を配置し水面に対し
垂直になるように取り付けた空気補給用の管（６）、お
よび、この中空の容器の水面より上の周壁にあけられた
空気抜きの穴（２）を備え、酸素補給時における空気の
泡の飛散を防止することを特徴とする鑑賞魚水槽内での
酸素補給時における空気の泡の飛散を防止するための容
器。 - 【請求項２】空気の泡の飛散を防止するため中空の容器
の周壁の水面下にあけ、空気の泡と共に上昇した水を容
器外に排出循環させるための穴（３）を備えた請求項１
記載の鑑賞魚水槽内での酸素補給時における空気の泡の
飛散を防止するための容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10283587A JP3120094B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 観賞魚水槽の酸素補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10283587A JP3120094B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 観賞魚水槽の酸素補給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000093041A true JP2000093041A (ja) | 2000-04-04 |
| JP3120094B2 JP3120094B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=17667449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10283587A Expired - Lifetime JP3120094B2 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 観賞魚水槽の酸素補給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3120094B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009107630A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | Takada Shunsuke | 水槽用飛沫抑制装置 |
| JP2015165774A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 黒岩 光雄 | 飼育水槽用水浄化装置 |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP10283587A patent/JP3120094B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009107630A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-03 | Takada Shunsuke | 水槽用飛沫抑制装置 |
| EP2248416A1 (en) * | 2008-02-26 | 2010-11-10 | Shunsuke Takada | Splash suppressing device for water tank |
| JPWO2009107630A1 (ja) * | 2008-02-26 | 2011-06-30 | 俊介 高田 | 水槽用飛沫抑制装置 |
| EP2248416A4 (en) * | 2008-02-26 | 2013-09-18 | Shunsuke Takada | SPRAYING DEVICE FOR A WATER TANK |
| JP2015165774A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 黒岩 光雄 | 飼育水槽用水浄化装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3120094B2 (ja) | 2000-12-25 |
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