JPWO2009098955A1 - 鋳型造型機における中子セット装置、鋳型造型機及び中子セット方法 - Google Patents

鋳型造型機における中子セット装置、鋳型造型機及び中子セット方法 Download PDF

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Abstract

機械の構造をシンプルにすることができると共に中子セットの精度を高精度に維持することができる鋳型造型機における中子セット装置、鋳型造型機及び中子セット方法を提供する。上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型、鋳型造型機及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、 中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具と、該中子保持治具の回転軸が軸支されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車とを具備し、前記鋳型造型機に取り付けられて前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させることを特徴とする鋳型造型機における中子セット装置【選択図】 図9

Description

本発明は、マッチプレートを用いて一対の上・下鋳型を造型する鋳型造型機における中子セット装置、鋳型造型機及び中子セット方法に関する。
従来、マッチプレートを用いて一対の無枠の上・下鋳型を造型する鋳型造型機において、造型された鋳型へ中子をセットするものとしては、下鋳枠を前後に移動可能にし、該下鋳枠を造型機の外側まで搬出した状態で、その上方に設置された中子セッターで中子セットを行うものが公知にされている(例えば、国際公開第02/43901号パンフレット(第3図)参照)。
しかし、特許文献1のものでは、下鋳枠を前後に移動可能な構成にしなければならず、機械の構造が複雑になるという問題がある。また、該下鋳枠を造型機の外側まで搬出した状態、即ち、片持ちの状態で該下鋳枠を上昇させて中子セットを行うため、該中子セットの精度を維持しにくいという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、機械の構造をシンプルにすることができると共に中子セットの精度を高精度に維持することができる鋳型造型機における中子セット装置、鋳型造型機及び中子セット方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型機における中子セット装置は、上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、該上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具と、該中子保持治具の回転軸が軸支されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車とを具備し、前記鋳型造型機に取り付けられて前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させることを特徴とする。
また本発明の鋳型造型機は、前記中子セット装置を備え、前記上鋳枠と下鋳枠でマッチプレートを挟持するステーションの両側部にマッチプレート搬送機構を対向させて配設させると共に該マッチプレート搬送機構の一方により前記中子保持治具及び治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入出させることを特徴とする。
また上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型機における中子セット方法は、上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット方法であって、中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具に中子を載置した後、該中子保持手段を作動させて中子を該中子保持治具に保持させる工程と、前記中子保持治具を回転させて該中子保持治具に保持された中子を下向きにする工程と、前記中子保持治具の回転軸が軸支された治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入させて前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型と対向させる工程と、前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータを作動させることにより前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させる工程と、該下降させた状態で前記中子保持手段から前記中子を分離して前記下鋳型にセットする工程と、前記昇降用アクチュエータを作動させることにより前記治具搬送台車及び中子保持治具を上昇させる工程と、前記治具搬送台車及び中子保持治具を前記下鋳型の上方から搬出させる工程と、を有することを特徴とする。
また本発明の鋳型造型機における中子セット方法は、前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させた状態で前記中子保持手段が前記中子を分離し、圧縮空気で加圧して前記下鋳型に中子をセットすることを特徴とする。
さらに上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型機における中子セット装置は、上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とで挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、中子保持手段を備えた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具と、該中子保持治具が連結されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車と、を具備し、前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させることを特徴とする。
また本発明の鋳型造型機における中子セット装置は、前記中子保持治具の下方に搬入出されると共に昇降可能にされた中子移送治具を具備することを特徴とする。
また本発明の鋳型造型機は、前記中子セット装置を備え、前記上鋳枠と下鋳枠でマッチプレートを挟持するステーションの両側部の一方に前記マッチプレートを上鋳枠と下鋳枠との間に搬入し、また前記上鋳枠と下鋳枠との間からマッチプレートを搬出するためのマッチプレート搬送機構を配設させると共に該両側部の他方に前記中子保持治具及び治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入出させる中子保持治具搬送機構を前記マッチプレート搬送機構に対向させて配設させたことを特徴とする。
さらに上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型機における中子セット方法は、上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠に挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット方法であって、中子保持手段を備えた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具に中子をセットした後、該中子保持手段を作動させて中子を該中子保持治具に保持させる工程と、前記中子保持治具が連結された治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入させて前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型と対向させる工程と、前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータを作動させることにより前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させる工程と、該下降させた状態で前記中子保持手段から中子を分離して前記下鋳型にセットする工程と、前記昇降用アクチュエータを作動させることにより前記治具搬送台車及び中子保持治具を上昇させる工程と、前記治具搬送台車及び中子保持治具を前記下鋳型の上方から搬出させる工程と、を有することを特徴とする。
本発明は、上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持具と、該中子保持治具の回転軸が軸支されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車とを具備し、前記鋳型造型機に取り付けられて前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させるようにしたから、機械の構造をシンプルにすることができると共に中子セットの精度を高精度に維持することができる等種々の効果がある。
この出願は、日本国で2008年2月4日に出願された特願2008−023626号および2008年7月14日に出願された特願2008−182578号に基づいており、その内容は本出願の内容として、その一部を形成する。
また、本発明は以下の詳細な説明により更に完全に理解できるであろう。しかしながら、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の望ましい実施の形態であり、説明の目的のためにのみ記載されているものである。この詳細な説明から、種々の変更、改変が、当業者にとって明らかだからである。
出願人は、記載された実施の形態のいずれをも公衆に献上する意図はなく、開示された改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文言上含まれないかもしれないものも、均等論下での発明の一部とする。
本明細書あるいは請求の範囲の記載において、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指示されない限り、または文脈によって明瞭に否定されない限り、単数および複数の両方を含むものと解釈すべきである。本明細書中で提供されたいずれの例示または例示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説明し易くするという意図であるに過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲に制限を加えるものではない。

発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。まず、鋳型造型機の本体Aについて説明する。本体Aは、図1(図7におけるX−X矢視図である)に示すように、両面に模型1a、1aを有するマッチプレート1を挟持可能な上鋳枠2及び下鋳枠3と、マッチプレート1上面に対向して上鋳枠2内に挿入可能な上部スクイズ部材4と、垂直姿勢で機台5に固定された盛枠6と、この盛枠6に挿入可能なように、加圧面を水平方向に向き付けて配置した下部スクイズ部材7とを含んでいる。
図1は本体Aの初期状態を示しており、この状態では、マッチプレート1、上鋳枠2、下鋳枠3及び上部スクイズ部材4は水平姿勢にあり、上部スクイズ部材4の加圧面は垂直下方に向き付けられている。これらマッチプレート1、上鋳枠2、下鋳枠3及び上部スクイズ部材4は後述のように一体的に垂直姿勢へ回動可能である。
一方、盛枠6及び下部スクイズ部材7は回動せず、その向きは水平方向に固定されている。盛枠6は、マッチプレート1を挟持した上鋳枠2及び下鋳枠3が回動を完了した垂直姿勢にあるときに、下鋳枠3に当接する位置に固定されている。下部スクイズ部材7は、盛枠6を介して、垂直姿勢の下鋳枠3内にも挿入可能である。
本体Aの上部中央に配置された鋳物砂充填機構8は、その下方に形成されるべき一対の造型空間へ鋳物砂を充填する(図1では、造型空間は未だ形成されていない)。この鋳物砂充填機構8の下方近傍には、上部スクイズ部材4及び下部スクイズ部材7をそれぞれ作動する一対の横向きの第1シリンダ(上部シリンダ)9(図2及び図5参照)と、一本の横向きの第2シリンダ(下部シリンダ)10(図1参照)とを対向して配置してある。これら第1及び第2シリンダ9及び10は、本実施例では油圧シリンダであるが、電動シリンダとしてもよい。
図1及び図2(図6におけるY−Y矢視図である)に示すように、機台5の上方右側に配置された回転軸11は、本体Aの前後方向(図1及び図2の紙面に対して垂直方向)へ延伸している。従って図1及び図2における回転軸11はその前端面のみが示されている。この回転軸11は、前後方向に所定の間隔をもって機台5に装着された一対の軸受12(図2に前側軸受12のみを示す)により回転自在に支持されている。この回転軸11の長さ方向中央付近には、実質的に垂直方向へ延伸する回動フレーム13が固着してある。
特に図1に示すように、回動フレーム13の右側下端には、左側壁に砂導入孔を有する下鋳枠3が支持部材14を介して装着してある。回動フレーム13の右側には、実質的に垂直方向へ延伸する一対のガイドロッド15が前後方向に所定の間隔をもって装着してある(図1及び図2には前側ガイドロット15のみを示す)。
更に図1に示すように、これら一対の垂直ガイドロッド15には、下鋳枠3の上方においてマッチプレート1を載置する載置部材16が、この載置部材16の上方には左側壁に砂導入孔を有する上鋳枠2が、それぞれガイドホルダ17及び18を介して垂直ガイドロッド15に沿って摺動自在に支持してある。その載置部材16は、造型機前後方向に延伸するガイドレール19上に、このガイドレール19に沿って移動自在に載置されている。そして、該ガイドレール19は取付フレーム30を介して前記ガイドホルダ17に取り付けられており、該取付フレーム30の下位部にはレール31が取り付けられている。なお該レール31の側面には後述する載置部材16の下部ローラ16b、16bが接触するようになっている。また該ガイドレール19、取付フレーム30、ガイドホルダ17及びレール31は、回動フレーム13に装着された第3シリンダ20の伸縮作動によって昇降する。上鋳枠2は、ピストンロッドの先端が回動フレーム13に装着された下向きの第4シリンダ21に支持部材(図示せず)を介して固着してあり、第4シリンダ21の伸縮作動によって載置部材16に対して進退動する。
特に図2に示すように、上鋳枠2の前後両側面(図2には前側面のみを示す)の中央部には、上部スクイズ部材4をピストンロッドの先端間に架設して、伸縮作動により上鋳枠2に対して進退動させる一対の第5シリンダ22が装着してある。従って、この第5シリンダ22は上鋳枠2及び上部スクイズ部材4と一体的に回動可能である。上鋳枠2の前後両側面の両端には、上鋳枠2をマッチプレート1に対して押し離す2対の下向きの第6シリンダ23が装着してある。下鋳枠3(図1)の前後両外側面には、これをマッチプレート1に対して押し離す4本の上向きの第7シリンダ24(図2)が装着してある。尚、第7シリンダ24のうちの2本は、第3シリンダ20の動作で代用することにより、省略することが可能である。機台5の上面の前後両側には、右向きの一対の第8シリンダ25が装着されている。一対の第8シリンダ25のピストンロッドの先端間には、回動フレーム13の上部が連結機構26を介して連結されており、第8シリンダ25の伸縮作動により、回動フレーム13が回転軸11周りに上下方向に回動する。
本体Aの鋳物砂充填機構8は、図2に示すように機台5の上面における一対の第8シリンダ25の間に設置してある。図1に示すように、鋳物砂充填機構8のサンドタンク27の下部には、鋳物砂を流動化させるための圧縮空気を噴射する噴射機構28が設けてある。
図3の平面図及び図4の側面図は、マッチプレート1、上及び下鋳枠2及び3、上及び下部スクイズ部材4及び7、及び盛枠6が、図1及び図2に示す状態から、上述のように上部及び下部造型空間を形成して、それらの関連部材と共に鋳物砂充填機構8の真下へ旋回移動したときの配置を示す。図3及び図4において、鋳物砂充填機構8(図4)の下方には、平面断面が概略的にC字状を成す支持フレーム体29(図3)が機台5(図1及び図2)へ装着してある。
特に図3に示すように、支持フレーム体29の左側フレームの内側には、下部造型空間を形成する際に盛枠6が下鋳枠3へ当接するように、垂直姿勢の盛枠6が装着してある。支持フレーム体29の左側フレームの中央部には、上述の単独の第2シリンダ10が右横向きに装着してあり、そのピストンロッドの先端には垂直姿勢の下部スクイズ部材7が固着してある。支持フレーム体29のC字状の開放部の一対の放端部には、上述の第1シリンダ9の各々が左横向きにして装着してある。
次に抜枠機構Dについて説明する。抜枠機構Dは図1及び図2における右側下方位置に配置されている。図6に示すように、抜枠機構Dは、機台5の基部上に造型機の前後方向(図6では左右方向)に所定間隔をもって装着された一対の垂直ガイドロッド401を有する。この一対の垂直ガイドロッド401には、これに沿って摺動自在な昇降フレーム402が装荷されている。この昇降フレーム402には、これを昇降させるように、機台5に懸架された一対の下向きの第9シリンダ403のピストンロッドが取り付けられている。抜枠機構Dの昇降フレーム402の上方には、重畳された状態の上鋳枠2及び下鋳枠3から抜き出された重畳状態の上鋳型及び下鋳型を受ける受け部材404が配置されている。この受け部材404は、昇降フレーム402上に装着された上向きの第10のシリンダ405のピストンロッド先端に支持されている。従って受け部材404は、第9シリンダ403の収縮作動によって昇降フレーム402と一体的に上昇した後、第10シリンダ405の伸長作動によって更に上昇する。抜枠機構Dは、受け部材404上の重畳状態の上鋳型及び下鋳型を受け部材404上から押し出すための押出しシリンダ406も含んでいる。
次に前記上鋳枠2と下鋳枠3でマッチプレート1を挟持するステーションS1の両側部に対向させて配設されたマッチプレート搬送機構、即ち、第1マッチプレート搬送機構B及び第2マッチプレート搬送機構Cについて説明する。
図6に示すように、前記ステーションS1の一方側部には第1マッチプレート搬送機構Bが配設されている。該第1マッチプレート搬送機構Bはマッチプレート1のための前記載置部材16を上鋳枠2と下鋳枠3との間に導くレール101を有している。該第1マッチプレート搬送機構Bは更に、レール101の下方に垂直方向に所定間隔をもって造型機の機台5に装着されて、造型機前後方向(図6では左右方向)へ延伸する一対の水平タイバー102と、この一対の水平タイバー102にそれに沿って摺動するように装架された一対のレール103と、このレール103と前記載置部材16とを着脱可能に連結する連結機構104とを有している。該第1マッチプレート搬送機構Bは更に、レール103を水平タイバー102に沿って往復駆動させる駆動機構105を有している。その駆動機構105は、図6の面内で造型機前後方向に回動する回動アーム106を有する駆動体としてのロータリーアクチュエータ107を有し、回動アーム106の先端に取り付けられたローラ108が、1対のレール103の間に挿入されている。前記ロータリーアクチュエータ107の駆動により回動アーム106が往復回動すると、前記載置部材16がレール101を介して造型機前後方向へ往復動する。尚、ローラ108とレール103とは摺動部材に代えてもよい。
また前記載置部材16には側部ローラ16a、16a(図5参照)及び下部ローラ16b、16bが付属されており、該第1マッチプレート搬送機構Bは固定レール109(図5参照)を備えている。なお該側部ローラ16a、16aは該固定レール109上に載置されており、該下部ローラ16b、16bは前記レール101の側面に接触している。また前記連結機構104にはシリンダ104aが付属されており、該シリンダ104aの伸長作動により前記レール103と載置部材16とが連結するようになっている。
また図5(図6の一部省略平面図である)、図6に示すように、前記ステーションS1の他方側部には第2マッチプレート搬送機構Cが配設されている。該第2マッチプレート搬送機構Cはマッチプレート1のための前記載置部材16を上鋳枠2と下鋳枠3との間に導くレール201を有している。該第2マッチプレート搬送機構Cは更に、レール201の上方に水平方向に所定間隔をもってフレーム200に装着されて、造型機前後方向(図6では左右方向)へ延伸する一対の水平タイバー202と、この一対の水平タイバー202にそれに沿って摺動するように装架された一対のレール203と、このレール203と前記載置部材16とを着脱可能に連結する連結機構204とを有している。該第2マッチプレート搬送機構Cは更に、レール203を水平タイバー202に沿って往復駆動させる駆動機構205を有している。その駆動機構205は、図5の面内で造型機前後方向に回動する回動アーム206を有する駆動体としてのロータリーアクチュエータ207を有し、回動アーム206の先端に取り付けられたローラ208が、1対のレール203の間に挿入されている。前記ロータリーアクチュエータ207の駆動により回動アーム206が往復回動すると、前記載置部材16がレール201を介して造型機前後方向へ往復動する。尚、ローラ208とレール203とは摺動部材に代えてもよい。
また前記連結機構204にはシリンダ204aが付属されており、後述するように前記載置部材16を第1マッチプレート搬送機構B側から第2マッチプレート搬送機構C側に移動させる際には、該シリンダ204aの伸長作動により前記レール203と載置部材16とが連結するようになっている。また第2マッチプレート搬送機構Cは固定レール209を備えている。なお前記載置部材16が第2マッチプレート搬送機構C側に移動した際には、前記側部ローラ16a、16aは該固定レール209上に載置され、前記下部ローラ16b、16bは前記レール201の側面に接触するようになっている。
また図9に示すように、本発明では前記ステーションS1の両側部のマッチプレート搬送機構の一方(本実施形態では第1マッチプレート搬送機構B)により中子保持治具301及び治具搬送台車302を下鋳型の上方に搬入出させるようになっている。
図9において、前記中子保持治具301は回転軸303を備えると共に該回転軸303により回転可能にされており、該回転軸303はその両端に配置された軸受304、304を介して前記治具搬送台車302に軸支されている。なお前記回転軸303は駆動手段としてのロータリーアクチュエータ305により回転されるようになっている。
また前記中子保持治具301において、中子が当接する部分は樹脂で製作されており、この部分は交換可能にされている(図示省略)。さらに前記中子保持治具301は図示されない中子保持手段を備えており、本実施形態では該中子保持手段として吸引手段を用いている。なお該中子保持手段は、吸引手段に限定されるものではなく、例えば、中子を機械的にクランプするクランプ手段等であってもよい。
また前記治具搬送台車302には、前記載置部材16同様、側部ローラ(図示省略)及び下部ローラ302a、302aが付属されており、該治具搬送台車302は、前記載置部材16が第2マッチプレート搬送機構C側に移動した際、図9に示すように第1マッチプレート搬送機構Bに載置される。この載置がなされたとき、側部ローラは前記固定レール109上に載置されており、下部ローラ302a、302aは前記レール101の側面に接触している。なお該治具搬送台車302は前記シリンダ104aの伸長作動により前記レール103と連結するようになっている。
このように構成されたものの作動について説明する。最初に中子保持治具301及び治具搬送台車302を準備する工程について説明する。図6はマッチプレート1及び載置部材16が第1マッチプレート搬送機構B側にあり、シリンダ104aの伸長作動によりレール103と載置部材16とが連結している状態である。なお、この際、第2マッチプレート搬送機構Cの連結機構204は後端に位置している。
この状態から、前記ロータリーアクチュエータ107を正作動させることにより、回動アーム106を正回動(図6における反時計回り)させてマッチプレート1及び載置部材16を前記ステーションS1に移動させる。そして、前記ロータリーアクチュエータ207を正作動させることにより、回動アーム206を正回動(図5における反時計回り)させて第2マッチプレート搬送機構Cの連結機構204を前端に移動させ、図7の状態にする。
次にシリンダ204aを伸長作動させ、且つ、シリンダ104aを収縮作動させる。これにより、載置部材16が第2マッチプレート搬送機構Cにおけるレール203と連結され、且つ、第1マッチプレート搬送機構Bにおけるレール103と載置部材16との連結が解除される。
次に前記ロータリーアクチュエータ207を逆作動させることにより、回動アーム206を逆回動(図5における時計回り)させてマッチプレート1及び載置部材16を第2マッチプレート搬送機構C側に移動させる。そして、前記ロータリーアクチュエータ107を逆作動させることにより、回動アーム106を逆回動(図7における時計回り)させて第1マッチプレート搬送機構Bの連結機構104を後端に移動させ、図8の状態にする。
次に、図示されない運搬手段(例えば、ホイスト、クレーン)により、空になった第1マッチプレート搬送機構Bに中子保持治具301及び治具搬送台車302を載置する。そして、シリンダ104aを伸長作動させることにより、第1マッチプレート搬送機構Bにおけるレール103と治具搬送台車302を連結させ、図9の状態する。
次に、このようにして中子保持治具301及び治具搬送台車302を準備した後の作動について説明する。まず、前記ロータリーアクチュエータ207を正作動させることにより、回動アーム206を正回動させてマッチプレート1及び載置部材16を前記ステーションS1に移動させる。即ち、マッチプレート1を載置部材16と共に上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入させる(図1参照)。
そして、図1に示す状態から、本体Aの下向きの第4シリンダ21を収縮作動させて、下鋳枠3上にマッチプレート1及び上鋳枠2を実質的に水平姿勢で順次に重ね合わせることにより、マッチプレート1を上鋳枠2と下鋳枠3との間に狭持する。
続いて、本体Aの第1シリンダ9を収縮させた状態で、本体Aの一対の第8シリンダ25を伸長作動させて回動フレーム13を回転軸11周りに時計方向へ回動させることにより、マッチプレート1を挟持した上鋳枠2及び下鋳枠3と共に上部スクイズ部材4を、第1シリンダ9と盛枠6との間へ搬送して、垂直姿勢にさせる。この回動と同時に第2シリンダ10を所定長さ伸長作動させ、且つ一対の第5シリンダ22を収縮作動させて、図3に示した上部及び下部造型空間の形成を開始する。更に詳しくは、上鋳枠2及び下鋳枠3でマッチプレート1を狭持した状態で、上鋳枠2内にマッチプレート1に対向して上スクイズ部材4を挿入させることにより、上部造型空間が形成される。マッチプレート1を挟持した上鋳枠2及び下鋳枠3、上部スクイズ部材4及びそれを駆動する第5シリンダ22は一体的に回動可能であるから、その回動期間中に上部造型空間を形成することができる。この回動と同時に第2シリンダ10を伸長作動させることにより、下部スクイズ部材7を盛枠6に挿通させ、且つ回動により到来する実質的に垂直姿勢の下鋳枠3へ挿入する。回動が完了して下鋳枠3が盛枠6に当接すると、下部造型空間も形成される。
次いで、サンドタンク27の噴射機構28へ図示しない供給源から圧縮空気を供給して、上部及び下部造型空間へ鋳物砂を空気を用いて充填する。この鋳物砂の充填に際しては、サンドタンク27内へも圧縮空気を供給して、サンドタンク27内の鋳物砂の導入時間を短縮することが好ましいが、本発明はそれに限定されるものではない。
続いて、第1シリンダ9及び第2シリンダ10をそれぞれ伸長作動させることにより、上部スクイズ部材4及び下部スクイズ部材7をそれぞれマッチプレート1へ向けて移動させ、上部及び下部造型空間内の鋳物砂をスクイズする。この鋳物砂のスクイズにより、上部造型空間及び下部造型空間内にはそれぞれ上鋳型及び下鋳型が造型される。
次いで、第8シリンダ25を収縮作動させて回動フレーム13を反時計方向へ回動させることにより、上鋳型及び下鋳型をそれぞれ包含した上鋳枠2及び下鋳枠3を旋回移動させる。
続いて、第4シリンダ21を伸長作動して上鋳枠2を上昇させると共に、第6シリンダ23を伸長作動させて、マッチプレート1を上鋳枠2から押し離すと同時に、第7シリンダ24を伸長作動させて、マッチプレート1を下鋳枠3から押し離す。
次いで、前記ロータリーアクチュエータ207を逆作動させることにより、回動アーム206を逆回動させてマッチプレート1及び載置部材16を第2マッチプレート搬送機構C側に移動させる。即ち、マッチプレート1を載置部材16と共に上鋳枠2と下鋳枠3との間から搬出し、図2の状態にされると中子セットが開始される。
ここで中子セットについて詳しく説明する。まず、回転軸303を中心にして垂直状態から後方(本体A側)に所定角度(本実施形態では30度)傾動された状態、即ち、初期状態の中子保持治具301の保持面301aに手作業等で中子Nを載置した後、前記吸引手段を作動させて中子Nを吸引により中子保持治具301に保持させる(図10、図16参照)。なお、所定角度傾斜させるのは、中子を載置しやすくするためである。
次に前記ロータリーアクチュエータ305を正作動させることにより、中子保持治具301を中子Nが下向きになるように120度正回転(図16において反時計回り)させる(図11参照)。なお、ここまでは、前記本体A、第2マッチプレート搬送機構C、抜枠機構D等の作動中に並行して行うようにしてもよい。
次に、前記ロータリーアクチュエータ107を正作動させることにより、回動アーム106を正回動させて中子保持治具301及び治具搬送台車302を前記ステーションS1に移動させる。これにより治具搬送台車302が下鋳型の上方に搬入された状態で中子保持治具301の保持面301aが下向きになり、該中子保持治具301に保持された中子Nは下鋳型と対向される(図12参照)。
次に、本体Aに取り付けられると共に上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入されたマッチプレート1を昇降させる昇降用アクチュエータを正作動、即ち、前記第3シリンダ20を伸長作動させることにより前記ガイドレール19を下降させる。これにより治具搬送台車302を介して中子保持治具301に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前(本実施形態では中子Nと下鋳型の隙間が1mmの位置)まで下降させる(図13参照)。その後、該下降させた状態で前記吸引手段の作動を解除することにより中子保持治具301から中子Nを分離させて下鋳型に該中子Nをセットする。
次に前記昇降用アクチュエータを逆作動、即ち、前記第3シリンダ20を収縮作動させることにより前記ガイドレール19を上昇させる。これにより治具搬送台車302及び空の中子保持治具301を上昇させる(図14参照)。
その後、前記ロータリーアクチュエータ107を逆作動させることにより、回動アーム106を逆回動させて中子保持治具301及び治具搬送台車302を第1マッチプレート搬送機構B側に移動させる。これにより中子保持治具301及び治具搬送台車302が下鋳型の上方から搬出される(図15参照)。そして、前記ロータリーアクチュエータ305を逆作動させることにより、中子保持治具301を上述の初期状態になるように120度逆回転(図16において時計回り)させる。これにより治具搬送台車302が下鋳型の上方から搬出された状態で中子保持治具301が該初期状態にされる(図9参照)。
また前記ステーションS1の方では、抜枠機構Dの第9シリンダ403を収縮作動させて、昇降フレーム402、第10シリンダ405等を上昇させる。次いで、第4シリンダ21を収縮作動させて、上鋳枠2を下降させて下鋳枠3に重ね合わせる。更に、抜枠機構Dの第10シリンダ405を伸長作動させて、受け部材404を上昇させて下鋳型の下面に当接させる。続いて、第5シリンダ22を収縮作動させて、上部スクイズ部材4を介して上鋳枠2内の上鋳型を下方へ押圧すると共に、第10シリンダ405を収縮作動させる。その後、第9シリンダ403を伸長作動させることにより受け部材404を下降させて、上鋳枠2及び下鋳枠3内から上・下鋳型を抜き出す。次いで第5シリンダ22を伸長作動させて、上部スクイズ部材4を上昇させる。次いで、押出しシリンダ406を伸長作動させて、受け部材404上の重畳状態の上・下鋳型を受け部材404上から押し出す。これにより、重畳状態の無枠の上・下鋳型が得られる。
なお上述の実施形態とは異なり、中子が不要な鋳型を造型する場合、即ち、中子セットをしない場合は、第2マッチプレート搬送機構Cではなく第1マッチプレート搬送機構Bでマッチプレート1及び載置部材16を前記ステーションS1に搬入出させる。この際、第1マッチプレート搬送機構Bに中子保持治具301及び治具搬送台車302は載置しない。
なお本発明では、上鋳枠2と下鋳枠3の間のマッチプレート1を搬入出する空間に中子保持治具301を中子Nが下向きになるように搬入するだけで、その後は、剛性があって精度の良い鋳型造型機の本体Aの中で下鋳型に中子Nをセットするため、下鋳枠を造型機の外側まで搬出した状態、即ち、片持ちの状態で該下鋳枠を上昇させて中子セットを行う従来のものに比べ、中子セットの精度を高精度に維持することができる。また本発明では、上述したように鋳型造型機の本体Aの中で下鋳型に中子Nをセットするため、下鋳枠を前後に移動可能な構成にする必要がなく、これにより機械の構造をシンプルにすることができる。
さらに本発明では、本体Aに取り付けられると共に該上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入されたマッチプレート1を昇降させる昇降用アクチュエータ、即ち、第3シリンダ20により、該上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入された中子保持治具301及び治具搬送台車302を昇降させることができる。このため、使用するアクチュエータの数を減らすことができ、装置がコンパクトになるという利点がある。
さらに本発明では、上述したように、上鋳枠2と下鋳枠3でマッチプレート1を挟持するステーションS1の両側部にマッチプレート搬送機構、即ち、第1マッチプレート搬送機構B及び第2マッチプレート搬送機構Cを対向させて配設させると共に該両側部のマッチプレート搬送機構の一方(本実施形態では第1マッチプレート搬送機構B)により中子保持治具301及び治具搬送台車302を下鋳型の上方に搬入出させるようになっている。このため、中子保持治具301及び治具搬送台車302が上鋳枠2と下鋳枠3との間から搬出されていて第1マッチプレート搬送機構B側に位置し、且つ、中子保持治具301及び治具搬送台車302が作動していないときであれば、本体A、第2マッチプレート搬送機構C、抜枠機構D等が作動中であっても、初期状態の中子保持治具301の保持面301aに手作業等で中子Nを載置し、前記吸引手段を作動させて中子保持治具301に保持させることができ、作業効率を向上するという効果がある。
なお本発明の実施形態では、治具搬送台車302を介して中子保持治具301に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前まで下降させるようにしたが、これに限定されるものではなく、中子Nが下鋳型に当接するまで下降させるようにしてもよい。
また本発明の実施形態では、治具搬送台車302を介して中子保持治具301に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前まで(若しくは、当接するまで)下降させた状態で前記吸引手段の作動を解除することにより中子保持治具301から中子Nを分離させて下鋳型に該中子Nをセットするようにしたが、これに限定されるものではなく、該吸引手段の作動を解除した後、中子Nを圧縮空気で加圧して下鋳型に該中子Nをセットするようにすると該中子Nの分離の確実性が増し、中子Nの分離不良等が防止できるため、より好ましい。なお該中子Nを圧縮空気で加圧するようにするには、前記中子保持手段として、吸引手段の代わりに吸引・加圧手段を用いるようにすればよい。
さらに本発明の実施形態では、回転軸303を前記ロータリーアクチュエータ305により回転させて中子保持治具301を回転させるようにしているが、これに限定されるものではなく、回転軸303の一端にアームを取り付け、該アームを介してシリンダで回転軸303を回転させるようにしてもよい。またアクチュエータを用いず、カム機構を用いて回転軸303を回転させるようにしてもよい。
次に上述の実施形態(以下、第1実施形態という)とは別の実施形態を第2実施形態として説明する。第1実施形態との構成の相違点は、前記第2マッチプレート搬送機構Cの代わりに後述する中子保持治具搬送機構E及び中子移送機構Fを配設した点である。鋳型造型機の本体A、抜枠機構D及び第1マッチプレート搬送機構Bは第1実施形態と同じ構成である。以下、第2実施形態について図面に基づいて詳しく説明するが、第1実施形態と同一の構成で同一の作用、効果を示す要素については、同一の符号で示してその説明を省略することとする。なお第2実施形態ではマッチプレート搬送機構は一つであるから、第1マッチプレート搬送機構Bは、マッチプレート搬送機構Gと示す。
図17に示すように、上鋳枠2と下鋳枠3でマッチプレート1を挟持するステーションS1の両側部の一方にはマッチプレート搬送機構Gが配設されている。また該両側部の他方には中子保持治具501及び治具搬送台車502を下鋳型の上方に搬入出させる中子保持治具搬送機構Eが前記マッチプレート搬送機構Gに対向させて配設されている。
ここで中子保持治具搬送機構Eの構成について説明する。前記中子保持治具501は治具搬送台車502に連結されており、該治具搬送台車502を介して下鋳型の上方に搬入出されるようになっている。また前記中子保持治具501において、中子が当接する部分は樹脂で製作されており、この部分は交換可能にされている(図示省略)。さらに前記中子保持治具501は図示されない中子保持手段を備えており、本実施形態では該中子保持手段として吸引手段を用いている。なお該中子保持手段は、吸引手段に限定されるものではなく、例えば、中子を機械的にクランプするクランプ手段等であってもよい。また前記治具搬送台車502には、側部ローラ502a、502a及び下部ローラ502b、502b(図19参照)が付属されている。
また図18に示すように、該中子保持治具搬送機構Eは前記治具搬送台車502を上鋳枠2と下鋳枠3との間に導くレール503を有している。該中子保持治具搬送機構Eは更に、垂直方向に所定間隔をもってフレーム504に装着されて、造型機前後方向(図18では左右方向)へ延伸する一対の水平タイバー505と、この一対の水平タイバー505にそれに沿って摺動するように装架された一対のレール506と、このレール506と前記治具搬送台車502とを着脱可能に連結する連結機構507とを有している。該中子保持治具搬送機構Eは更に、レール506を水平タイバー505に沿って往復駆動させる駆動機構508を有している。その駆動機構508は、図18の面内で造型機前後方向に回動する回動アーム509を有する駆動体としてのロータリーアクチュエータ510を有し、回動アーム509の先端に取り付けられたローラ511(図17参照)が、1対のレール506の間に挿入されている。前記ロータリーアクチュエータ510の駆動により回動アーム509が往復回動すると、前記治具搬送台車502がレール503を介して造型機前後方向へ往復動する。尚、ローラ511とレール506とは摺動部材に代えてもよい。
また前記連結機構507にはピン部材507aが付属されている。該ピン部材507aは前記治具搬送台車502に設けられた通し孔(図示省略)に貫通して挿入されており、これにより前記レール506と治具搬送台車502とが連結するようになっている。また中子保持治具搬送機構Eは固定レール512を備えている。なお前記治具搬送台車502が中子保持治具搬送機構E側に位置する際には、前記側部ローラ502a、502aは該固定レール512上に載置され、前記下部ローラ502b、502bは前記レール503の側面に接触するようになっている。
次に前記中子保持治具搬送機構Eの下方に隣接して配置された中子移送機構Fの構成について説明する。図19に示すように、前記中子保持治具501の下方に搬入出される中子移送治具601は、上面601aに中子が載置されるようになっており、載置される中子は該上面601aに設けられた図示されない位置決め部材によって正確に位置が決まるようになっている。
また該中子移送治具601の下端中央にはホルダ602が固定されている。そして、該中子移送治具601の下方にはガイドロッド603、603が水平方向に間隔をおいて配設されており、該ガイドロッド603、603は前記ホルダ602内を摺動可能に貫通されている。またガイドロッド603、603の両端は支持板604、604に支持されており、該支持板604、604は該ガイドロッド603、603の下方に配設された昇降フレーム605の両端に固定されている。そして、前記支持板604の一方には、横行シリンダ606が取り付けられており、該横行シリンダ606のピストンロッドの先端は前記ホルダ602に連結されている。
また前記昇降フレーム605の下端には、昇降シリンダ607、607のピストンロッドの先端が連結されており、該昇降シリンダ607、607は支持フレーム608、608に取り付けられている。さらに、前記昇降フレーム605の下端にはガイドロッド609、609が前記昇降シリンダ607、607に隣接して平面対角位置(図17参照)に吊設されており、該ガイドロッド609、609は前記支持フレーム608、608に固定されたホルダ610、610内を摺動可能に貫通されている。
次に、このように構成されたものの作動について説明する。上鋳型及び下鋳型を造型し、その後に上鋳型及び下鋳型とマッチプレート1を分離して該マッチプレート1を前記ステーションS1から搬出すると図17〜図19の状態になる。ここまでの作動については上述の第1実施形態と同様であるため、説明は省略する。
この状態から中子セットが開始される。ここで中子セットについて詳しく説明する。まず、中子移送治具601の上面601aに手作業等で中子Nを載置する(図20参照)。次に横行シリンダ606を伸長作動させることにより中子移送治具601を中子保持治具501の下方に搬入させる。そして、昇降シリンダ607、607を伸長作動させることにより、中子移送治具601の上面601aが中子保持治具501の保持面501aに当接するまで中子移送治具601を上昇させる(図21参照)。この際、中子保持治具501の保持面501aに設けられた図示されない位置決め突起が、中子移送治具601の上面601aに形成された図示されない位置決め孔に嵌合することにより、中子保持治具501と中子移送治具601の位置決めがなされる。
次に前記吸引手段を作動させて中子Nを吸引により中子保持治具501に保持させる。その後、昇降シリンダ607、607を収縮作動させることにより中子移送治具601を下降させる(図22参照)。そして、横行シリンダ606を収縮作動させることにより空の中子移送治具601を中子保持治具501の下方から搬出させる。なお、ここまでは、前記本体A、マッチプレート搬送機構G、抜枠機構D等の作動中に並行して行うようにしてもよい。
次に前記ロータリーアクチュエータ510を正作動させることにより、回動アーム509を正回動(図23における反時計回り)させて中子保持治具501及び治具搬送台車502を前記ステーションS1に移動させる。これにより治具搬送台車502が下鋳型の上方に搬入され、中子保持治具501に保持された中子Nは下鋳型と対向される(図23参照)。
次に、本体Aに取り付けられると共に上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入されたマッチプレート1を昇降させる昇降用アクチュエータを正作動、即ち、前記第3シリンダ20(図1参照)を伸長作動させることにより前記ガイドレール19を下降させる。これにより治具搬送台車502を介して中子保持治具501に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前(本実施形態では中子Nと下鋳型の隙間が1mmの位置)まで下降させる(図24参照)。その後、該下降させた状態で前記吸引手段の作動を解除することにより中子保持治具501から中子Nを分離させて下鋳型に該中子Nをセットする。なお、治具搬送台車502を下降させると、連結機構507に付属された前記ピン部材507aが治具搬送台車502に設けられた前記通し孔(図示省略)から抜けることになるが、中子保持治具501の保持面501aに設けられた前記図示されない位置決め突起が、下鋳枠3の上面に形成された図示されない位置決め孔に嵌合することにより、中子保持治具501と下鋳枠3の位置決めがなされるようになっている。
次に前記昇降用アクチュエータを逆作動、即ち、前記第3シリンダ20を収縮作動させることにより前記ガイドレール19を上昇させる。これにより治具搬送台車502及び空の中子保持治具501を上昇させる(図25参照)。なお、治具搬送台車502を上昇させると、連結機構507に付属された前記ピン部材507aが治具搬送台車502に設けられた前記通し孔(図示省略)に貫通して挿入される。
その後、前記ロータリーアクチュエータ510を逆作動させることにより、回動アーム509を逆回動させて中子保持治具501及び治具搬送台車502を中子保持治具搬送機構E側に移動させる。これにより中子保持治具501及び治具搬送台車502が下鋳型の上方から搬出される。
その後、前記ステーションS1の方では、抜枠機構Dの第9シリンダ403を収縮作動させて、昇降フレーム402、第10シリンダ405等を上昇させる。次いで、第4シリンダ21を収縮作動させて、上鋳枠2を下降させて下鋳枠3に重ね合わせる。更に、抜枠機構Dの第10シリンダ405を伸長作動させて、受け部材404を上昇させて下鋳型の下面に当接させる。続いて、第5シリンダ22を収縮作動させて、上部スクイズ部材4を介して上鋳枠2内の上鋳型を下方へ押圧すると共に、第10シリンダ405を収縮作動させる。その後、第9シリンダ403を伸長作動させることにより受け部材404を下降させて、上鋳枠2及び下鋳枠3内から上・下鋳型を抜き出す。次いで第5シリンダ22を伸長作動させて、上部スクイズ部材4を上昇させる。次いで、押出しシリンダ406を伸長作動させて、受け部材404上の重畳状態の上・下鋳型を受け部材404上から押し出す。これにより、重畳状態の無枠の上・下鋳型が得られる。
なお本発明では、上鋳枠2と下鋳枠3の間のマッチプレート1を搬入出する空間に中子保持治具501を中子Nが下向きになるように搬入するだけで、その後は、剛性があって精度の良い鋳型造型機の本体Aの中で下鋳型に中子Nをセットするため、下鋳枠を造型機の外側まで搬出した状態、即ち、片持ちの状態で該下鋳枠を上昇させて中子セットを行う従来のものに比べ、中子セットの精度を高精度に維持することができる。また本発明では、上述したように鋳型造型機の本体Aの中で下鋳型に中子Nをセットするため、下鋳枠を前後に移動可能な構成にする必要がなく、これにより機械の構造をシンプルにすることができる。
さらに本発明では、本体Aに取り付けられると共に該上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入されたマッチプレート1を昇降させる昇降用アクチュエータ、即ち、第3シリンダ20により、該上鋳枠2と下鋳枠3との間に搬入された中子保持治具501及び治具搬送台車502を昇降させることができる。このため、使用するアクチュエータの数を減らすことができ、装置がコンパクトになるという利点がある。
さらに本発明では、上鋳枠2と下鋳枠3でマッチプレート1を挟持するステーションS1の両側部の一方にマッチプレート搬送機構Gを配設させると共に該両側部の他方に中子保持治具501及び治具搬送台車502を下鋳型の上方に搬入出させる中子保持治具搬送機構Eをマッチプレート搬送機構Gに対向させて配設させている。このため、本体A、マッチプレート搬送機構G、抜枠機構D等が作動中であっても、並行して中子Nを中子保持治具501に保持させることができる。
さらに本発明では、中子保持治具501の下方に搬入出されると共に昇降可能にされた中子移送治具601を具備している。このため、横行シリンダ606が収縮作動端で中子移送治具601が空の状態であれば、本体A、マッチプレート搬送機構G、抜枠機構D等に加え、中子保持治具搬送機構Eが作動中であっても、並行して作業者が中子移送治具601の上面601aに手作業で中子Nを載置することができる。これにより中子移送治具601の上面601aに中子Nを載置するという作業者の手作業の時間を十分に確保することができる。
なお本発明の第2実施形態では、治具搬送台車502を介して中子保持治具501に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前まで下降させるようにしたが、これに限定されるものではなく、中子Nが下鋳型に当接するまで下降させるようにしてもよい。
また本発明の第2実施形態では、治具搬送台車502を介して中子保持治具501に保持された中子Nを下鋳型に当接する寸前まで(若しくは、当接するまで)下降させた状態で前記吸引手段の作動を解除することにより中子保持治具501から中子Nを分離させて下鋳型に該中子Nをセットするようにしたが、これに限定されるものではなく、該吸引手段の作動を解除した後、中子Nを圧縮空気で加圧して下鋳型に該中子Nをセットするようにすると該中子Nの分離の確実性が増し、中子Nの分離不良等が防止できるため、より好ましい。なお該中子Nを圧縮空気で加圧するようにするには、前記中子保持手段として、吸引手段の代わりに吸引・加圧手段を用いるようにすればよい。
さらに本発明の第2実施形態では、昇降シリンダ607、607により昇降フレーム605を介して中子移送治具601を昇降させるようにしているが、これに限定されるものではなく、昇降フレーム605を介在させずに、中子移送治具601を昇降手段(図示せず)により直に昇降させるようにしてもよい。
図7におけるX−X矢視図である。 図6におけるY−Y矢視図である。 図2の鋳型造型機に形成される一対の造型空間及びそれに関連する要素を示 す一部省略平面図である。 図2の鋳型造型機に形成される一対の造型空間及びそれに関連する要素を一 部破断して示す一部省略側面図である。 図6の一部省略平面図である。 本発明による鋳型造型機の実施形態を示す正面図である。 上鋳枠と下鋳枠でマッチプレートを挟持するステーションにマッチプレート及び載置部材を移動させ、且つ、第2マッチプレート搬送機構の連結機構を前端に移動させた状態を示す正面図である。 マッチプレート及び載置部材を第2マッチプレート搬送機構側に移動させた 状態を示す正面図である。 第1マッチプレート搬送機構に中子保持治具及び治具搬送台車を載置した状 態を示す正面図である。 初期状態の中子保持治具に中子を保持させた状態を示す正面図である。 中子保持治具を中子が下向きになるように120度正回転させた状態を示 す正面図である。 治具搬送台車が下鋳型の上方に搬入されると共に中子が下鋳型と対向され た状態を示す正面図である。 中子が下鋳型に当接する寸前まで下降された状態を示す正面図である。 治具搬送台車及び空の中子保持治具を上昇させた状態を示す正面図である 。 中子保持治具及び治具搬送台車が下鋳型の上方から搬出された状態を示す 正面図である。 図10におけるZ−Z矢視図であって、中子保持治具とその回転軸の側面 を示す図である。 図18の一部省略平面図である。 本発明の第2実施形態を示す正面図である。 図18の左側面図である。 中子移送治具の上面に手作業で中子を載置した状態を示す正面図である。 中子移送治具の上面が中子保持治具の保持面に当接するまで中子移送治具を上昇させた状態を示す正面図である。 中子を吸引により中子保持治具に保持させた後、中子移送治具を下降させた状態を示す正面図である。 治具搬送台車が下鋳型の上方に搬入されると共に中子が下鋳型と対向された状態を示す正面図である。 中子が下鋳型に当接する寸前まで下降された状態を示す正面図である。 治具搬送台車及び空の中子保持治具を上昇させた状態を示す正面図である。

Claims (8)

  1. 上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、
    中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具と;
    該中子保持治具の回転軸が軸支されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車とを具備し、
    前記鋳型造型機に取り付けられて前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させることを特徴とする鋳型造型機における中子セット装置。
  2. 請求項1に記載の中子セット装置を備え、
    前記上鋳枠と下鋳枠でマッチプレートを挟持するステーションの両側部にマッチプレート搬送機構を対向させて配設させると共に該マッチプレート搬送機構の一方により前記中子保持治具及び治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入出させることを特徴とする、
    鋳型造型機。
  3. 上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とに挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット方法であって、
    中子保持手段及び回転軸を備えると共に該回転軸により回転可能にされた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具に中子を載置した後、該中子保持手段を作動させて中子を該中子保持治具に保持させる工程と、
    前記中子保持治具を回転させて該中子保持治具に保持された中子を下向きにする工程と、
    前記中子保持治具の回転軸が軸支された治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入させて前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型と対向させる工程と、
    前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータを作動させることにより前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させる工程と、
    該下降させた状態で前記中子保持手段から前記中子を分離して前記下鋳型にセットする工程と、
    前記昇降用アクチュエータを作動させることにより前記治具搬送台車及び中子保持治具を上昇させる工程と、
    前記治具搬送台車及び中子保持治具を前記下鋳型の上方から搬出させる工程と、
    を有することを特徴とする鋳型造型機における中子セット方法。
  4. 前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させた状態で前記中子保持手段が前記中子を分離し、圧縮空気で加圧して前記下鋳型に中子をセットすることを特徴とする請求項3記載の鋳型造型機における中子セット方法。
  5. 上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠とで挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット装置であって、
    中子保持手段を備えた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具と、
    該中子保持治具が連結されると共に前記下鋳型の上方に搬入出される治具搬送台車と、を具備し、
    前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータにより前記下鋳型の上方に搬入された前記治具搬送台車及び中子保持治具を昇降させることを特徴とする鋳型造型機における中子セット装置。
  6. 前記中子保持治具の下方に搬入出されると共に昇降可能にされた中子移送治具を具備することを特徴とする請求項5に記載の鋳型造型機における中子セット装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の鋳型造型機における中子セット装置を備え、前記上鋳枠と下鋳枠でマッチプレートを挟持するステーションの両側部の一方に前記マッチプレートを上鋳枠と下鋳枠との間に搬入し、また前記上鋳枠と下鋳枠との間からマッチプレートを搬出するためのマッチプレート搬送機構を配設させると共に該両側部の他方に前記中子保持治具及び治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入出させる中子保持治具搬送機構を前記マッチプレート搬送機構に対向させて配設させたことを特徴とする、
    鋳型造型機。
  8. 上鋳枠と、下鋳枠と、前記上鋳枠と下鋳枠に挟持されるマッチプレートと、前記上・下鋳枠に各々挿入されて造型空間を形成する上部スクイズ部材及び下部スクイズ部材とを有する鋳型造型機において造型した上鋳型及び下鋳型と前記マッチプレートとを分離した状態で前記下鋳型に中子をセットする中子セット方法であって、
    中子保持手段を備えた中子保持治具であって、該中子保持手段は中子を該中子保持治具に分離可能に保持する、中子保持治具に中子をセットした後、該中子保持手段を作動させて中子を該中子保持治具に保持させる工程と、
    前記中子保持治具が連結された治具搬送台車を前記下鋳型の上方に搬入させて前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型と対向させる工程と、
    前記鋳型造型機に取り付けられると共に前記上鋳枠と下鋳枠との間に搬入された前記マッチプレートを昇降させる昇降用アクチュエータを作動させることにより前記中子保持治具に保持された中子を前記下鋳型に当接する寸前まで、若しくは、当接するまで下降させる工程と、
    該下降させた状態で前記中子保持手段から前記中子を分離して前記下鋳型にセットする工程と、
    前記昇降用アクチュエータを作動させることにより前記治具搬送台車及び中子保持治具を上昇させる工程と、
    前記治具搬送台車及び中子保持治具を前記下鋳型の上方から搬出させる工程と、を有することを特徴とする鋳型造型機における中子セット方法。
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