JP3016623B2 - タイルパック製造装置 - Google Patents

タイルパック製造装置

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JP3016623B2
JP3016623B2 JP3125084A JP12508491A JP3016623B2 JP 3016623 B2 JP3016623 B2 JP 3016623B2 JP 3125084 A JP3125084 A JP 3125084A JP 12508491 A JP12508491 A JP 12508491A JP 3016623 B2 JP3016623 B2 JP 3016623B2
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聡 大曽根
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性プラスチック
シートの一面に多数のタイルを、目地に相当する間隔を
開けて接着し、かつその目地の部分のシートを目地を部
分的に埋めるように突出させてなるタイルパックを製造
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、熱可塑性プ
ラスチックシート2の一面に多数のタイル3を、目地4
に相当する間隔を開けて接着し、かつその目地4の部分
のシート2aを目地を部分的に埋めるように突出させて
なるタイルパック1が知られている(例えば、特公昭5
3−19008号公報参照)。このようなタイルパック
1は通常、真空成形機、加圧空気成形機等によって作ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
真空成形機、加圧空気成形機では、成形用の型が定位置
に設けられているので、その型内に所定数のタイルをセ
ットする間は成形機を止めておかねばならず、そのタイ
ルのセットに時間がかかるため、成形機の生産能力が低
いという問題があった。
【0004】この問題点を解決するには、型を取外し可
能とし、且つ複数の型を用意しておき、成形機の動作中
に別の場所で型にタイルをセットし、タイルを型ごと、
成形機に取付けるようにすれば良いと考えられる。しか
しながら、型は極めて重量が大きいので、型の交換作業
が困難であるという問題が生じる。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、真空成形機或いは加圧空気成形機等の成形機の型
内にタイルを短時間でセットすることの可能なタイルパ
ック製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、成形機の型を、タイルを載せる多数の凹部
を備えた型板と、その型板を保持する型台とに分割し、
型台には、前記型板を支持する支持板と、その支持板の
下方に配置され前記型板を移動可能に支持しながら持ち
上げる型板昇降装置を設け、更に前記型台自体を成形機
の昇降テーブルに対して移動可能とすると共にその昇降
テーブルに隣接して型台を移動可能に支持する型台移動
用レールを設けるという構成としたものである。
【0007】
【作用】本発明は上述の構成であるので、あらかじめ多
数の型板を用意し、その型板にタイルをセットしてお
き、型台を成形機の昇降テーブルから型台移動用レール
を利用して型板着脱位置に引き出し、その位置で型台に
タイルをセットした型板を乗せ、次いで型台を元の位置
に戻すことにより、型内にタイルを敏速にセットするこ
とができ、また、シートをタイル及び型板上に成形した
後は、型台を引き出し、シートを成形した後の型板を取
り外し、その後に新たなタイルをセットしている別の型
板を乗せ、その型台を元の位置に戻すことにより、次の
成形動作を行うことができ、結局、タイルの型に対する
セット動作、成形後の製品の取り出し動作を極めて敏速
に行うことが可能となる。また、型板はタイルの乗せる
凹部を備えた平板状のものでよいので、軽量とすること
ができ、その取り扱いが極めて容易となる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図3は本発明の一実施例によるタイルパック製
造装置の概略平面図、図4は図3のA−A矢視概略図、
図5は図3のB−B矢視概略図である。図3〜図5にお
いて、11は本体フレーム、12はその本体フレームに
保持された支持台、13は支持台12に対して昇降可能
な昇降テーブル、14はその昇降テーブル13を昇降さ
せるエアシリンダ等の昇降装置、15は昇降テーブル1
3に保持された型である。
【0009】図1、図2はこの型15の部分を拡大して
示す断面図であり、異なる作動状態で示している。型1
5は大別すると、タイル3を載せる多数の凹部を備えた
型板18と、その型板18を保持する型台19とからな
る。型板18は、図6、図7に示すように、2枚の板材
18a、18bを接合したものであり、一方の板材18
aに貫通穴を形成することによりタイルを収容する凹部
18cを形成している。なお、他方の板材18bには凹
部18cに面する位置に1個若しくは複数個の真空吸引
用の孔18dが形成されている。通常、取り扱いを容易
にするため、型板18にはアルミ板が使用される。図
1、図2において、型台19は、型板18を支持する支
持板19aと、その下方に適当な間隔を開けて設けられ
たベース板19bと、支持板19aの周囲を取り囲むよ
うに設けられた枠板19c等を有している。ベース板1
9bには複数のエアシリンダ20が直立して設けられて
おり、そのエアシリンダ20のピストンロッド先端には
フリーベアリング21が取付けられている。支持板19
aは、このフリーベアリング21を貫通させる貫通穴2
2を有しており、このため、エアシリンダ20を伸び出
させることにより、図1に二点鎖線で示すように、フリ
ーベアリング21で直接、型板18を支持し枠板19c
よりも上方に持ち上げることができ、かつその状態で型
板18をフリーベアリング21上を移動させることが可
能である。従って、このエアシリンダ20及びフリーベ
アリング21は、型板を移動可能に支持しながら持ち上
げる型板昇降装置を構成する。本実施例ではエアシリン
ダ20が6個使用されている。なお、図3においては、
型15を型台19から型板18を取り外した状態で示し
ている。
【0010】図1、図2において、支持台12には複数
のエアシリンダ23が直立して設けられており、そのエ
アシリンダ23のピストンロッド先端にもフリーベアリ
ング24が取付けられている。昇降テーブル13は、こ
のフリーベアリング24を貫通させる貫通穴25を有し
ており、このため、エアシリンダ23を伸び出させるこ
とにより、図2に示すように、フリーベアリング24で
直接、型台19のベース板19bを支持し昇降テーブル
13と非接触状態に持ち上げることができ、かつその状
態で型台19をフリーベアリング24上で移動させるこ
とが可能である。従って、このエアシリンダ23及びフ
リーベアリング24は、型台を移動可能に支持しながら
持ち上げる型台昇降装置を構成する。本実施例ではエア
シリンダ23が6個使用されている。昇降テーブル13
の両側には支持ブラケット27が固定され、その支持ブ
ラケット27には、ピストンロッド先端にくさび28を
有するエアシリンダ29が取付けられている。一方、型
台19のベース板19bには、そのエアシリンダ29の
くさび28に対向する位置に、くさび28を挿入させる
位置決め穴30を有する位置決め板31が取付けられて
いる。かくして、くさび28を位置決め板31の位置決
め穴30に嵌合させることにより、型台19を昇降テー
ブル13上の所定位置に位置決めできる。また、支持ブ
ラケット27上には多数のガイドローラ33が設けられ
ている。このガイドローラ33は、図3において、型台
19を矢印C方向に移動させる際にその型台19を案内
するように配置されている。
【0011】図3、図5において、35は、型台19を
実線で示す成形位置と、図5に二点鎖線で示す型板着脱
位置とに移動させるための型台移動用レール、36、3
7は型板18を搬送するローラコンベアである。また、
図4において、2は、真空成形用の熱可塑性プラスチッ
クシート、例えば、粘着加工を施したA−PETシー
ト、40は型15と協働して真空成形を行うカバーであ
り、シート2を加熱するためのヒータを内蔵している。
なお、型15には真空成形用の真空を供給する手段(図
示せず)が接続されている。
【0012】次に、上記構成のタイルパック製造装置の
動作を説明する。予め複数の型板18を用意しておき、
図8に示すように、その型板18に多数のタイル3をセ
ットする。このようにタイル3をセットした型板18を
ローラコンベア36に乗せ、型台移動用レール35の近
傍に運んで待機させておく。一方、この動作に並行し
て、図2に示すように、エアシリンダ29によってくさ
び28を位置決め穴30から引き抜き、エアシリンダ2
3によって型台19を昇降テーブル13から持ち上げ、
その型台19を図3、図5で矢印C方向に手動で引き出
し、型台移動用レール35上の型板着脱位置に移動させ
る。次に、ローラコンベア36上の型板18を手動で型
台19上に移動させる。この際、エアシリンダ20のフ
リーベアリング21を上昇位置としておくことにより、
ローラコンベア36上の型板18をローラコンベア36
に乗せた状態で手動で移動させることにより、その型板
18をフリーベアリング21上に乗せることができる。
【0012】次に、エアシリンダ20を引っ込めてフリ
ーベアリング21を下降させ、型板18を型台19の支
持板19a上に乗せる。また、この動作と並行して或い
はその前後に、型台19を昇降テーブル13上に手動で
押して移動させ、エアシリンダ23を引っ込めてフリー
ベアリング24を下降させ,型台19を昇降テーブル1
3上に乗せ、かつエアシリンダ29を作動させてくさび
28を位置決め穴30に嵌合させる(図1参照)。これ
により型台19が昇降テーブル13上の所定位置に位置
決めされる。その後或いはその前に型台19上にシート
2を供給する。その後、通常の真空成形機と同様にして
真空成形が行われる。すなわち、図4において、昇降テ
ーブル13が昇降装置14によって上昇し、型15が上
方のカバー40に係合し、シート2が加熱され、且つ型
15内が真空ポンプ(図示せず)によって真空吸引され
る。これにより、図9に示すように、シート2が型15
内の型板18及びタイル3に沿った形状に成形される。
【0013】真空成形終了後、図2に示すように、再
び、エアシリンダ29によってくさび28を位置決め穴
30から引き抜き、エアシリンダ23によって型台19
を昇降テーブル13から持ち上げ、その型台19を図
3、図5で矢印C方向に移動させ、型台移動用レール3
5上の型板着脱位置に移動させ、エアシリンダ20によ
って型板18を図1の二点鎖線で示す位置に持ち上げ、
シート2を成形した型板18を今度は、ローラコンベア
37の上に手動で押して排出する。その後、反対側のロ
ーラコンベア36上に待機していた新たな型板18を型
台19のフリーベアリング21上に乗せる。以下、同様
の動作を繰り返すことにより、図9に示すように、シー
ト2を型15内の型板18及びタイル3に沿った形状に
次々と成形することができる。
【0014】ローラコンベア37上に排出した型板18
は、その後適当な位置に搬送し、その位置で型板18か
らタイル3及びそれに接着したシート2を外すことによ
り、図10に示すタイルパック1が得られる。このタイ
ルパック1はその後、シート2側とは反対側にコンクリ
ートを打設し、シート2を剥がすことにより、表面にタ
イルを貼付けたユニットタイルを成形するために使用さ
れる。
【0015】なお、上記実施例では型台19の出し入れ
を手動で行うものとして説明したが、本発明はこの構成
に限らず、適当な駆動装置例えばエアシリンダを設けて
型台19の移動を機械的に行うようにしてもよい。ま
た、ローラコンベア36上の型板18の型台19に対す
る移動或いは型台19上の型板18のローラコンベア3
7に対する移動も適当な駆動機構を用いて行ってもよ
い。更に上記実施例では、型板及びそれに保持したタイ
ルに沿う形状にシート2を成形するための手段として、
真空成形を用いたが、本発明はこれに限らず、プラグア
シスト真空成形、加圧空気成形等を用いてもよい。ま
た、成形に使用するシート2としては、予め所定の大き
さに切断しているシートに限らず、巻取から繰り出され
る長尺のシートを用いることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は真空成
形或いは加圧空気成形等を行う際に使用する型を、型台
とそれに対して着脱可能な型板に分離し、その型板に対
してタイルを保持させる構成としたので、タイルを保持
した型板の重量を小さくしてその取り扱いを容易とする
ことができ、しかも、型台を、成形を行う成形位置か
ら、型板の着脱を行う型板着脱位置に移動可能としたの
で、敏速に且つ容易に型台上に、タイルをセットした型
板を取付け、かつその型台を所定の成形位置に移動させ
ることが可能となり、タイルパックを敏速に製造できる
という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるタイルパック製造装置の
型の部分を示す概略断面図
【図2】図1と同一部分を異なる作動状態で示す概略断
面図
【図3】本発明の実施例によるタイルパック製造装置の
概略平面図
【図4】図3のA−A矢視概略図
【図5】図3のB−B矢視概略図
【図6】上記実施例に用いる型板の概略斜視図
【図7】その型板の概略断面図
【図8】型板にタイルをセットした状態を示す概略断面
【図9】タイルをセットした型板上にシート2を成形し
た状態を示す概略断面図
【図10】タイルパックの概略断面図
【符号の説明】
1 タイルパック 2 熱可塑性プラスチックシート 3 タイル 4 目地 11 本体フレーム 12 支持台 13 昇降テーブル 14 昇降装置 15 型 18 型板 19 型台 19a 支持板 19b ベース板 19c 枠板 20 エアシリンダ 21 フリーベアリング 23 エアシリンダ 24 フリーベアリング 28 くさび 29 エアシリンダ 30 位置決め穴 31 位置決め板 35 型台移動用レール 36 ローラコンベア 37 ローラコンベア 40 カバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルを乗せる多数の凹部を備えた型板
    と、その型板を支持する支持板、該支持板を取り囲む枠
    板、及び前記支持板の下方に配置され前記型板を移動可
    能に支持しながら持ち上げる型板昇降装置を備えた型台
    と、この型台を着脱可能に保持した昇降テーブルと、そ
    の昇降テーブルを成形動作のために昇降させる昇降装置
    と、前記型台を型板着脱位置に移動させるための型台移
    動用レールとを有するタイルパック製造装置。
JP3125084A 1991-04-26 1991-04-26 タイルパック製造装置 Expired - Lifetime JP3016623B2 (ja)

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